JP2003234037A - ドームスイッチ - Google Patents

ドームスイッチ

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JP2003234037A
JP2003234037A JP2002298196A JP2002298196A JP2003234037A JP 2003234037 A JP2003234037 A JP 2003234037A JP 2002298196 A JP2002298196 A JP 2002298196A JP 2002298196 A JP2002298196 A JP 2002298196A JP 2003234037 A JP2003234037 A JP 2003234037A
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JP
Japan
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dome switch
sheet
circuit body
connector
fpc
Prior art date
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JP2002298196A
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English (en)
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Minoru Kubota
実 久保田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的な接続に係る作業性の向上と収納スペ
ースの低減とを図ることが可能なドームスイッチを提供
する。 【解決手段】 外面側に突出するとともに内面側に反転
可能であり且つ内面に電極33を設けたドーム状の突出
部32を有する表シート25と、前記内面側に反転させ
た突出部32の電極33が接触する接点39を有するF
PC27(回路体)と、FPC27に対して密着する回
路体補強板28と、を備えてドームスイッチ22を構成
する。そして、このような構成において、回路体補強板
28にコネクタハウジング41を形成する。また、その
コネクタハウジング41の内面にFPC27から引き出
した外部接続部37を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドーム状の突出部
を有する表シートと、突出部の反転に伴って変位する可
動側の接点と、その可動側の接点に対向して接触し合う
固定側の接点を有する回路体とを備えたドームスイッチ
に関する。
【0002 】
【従来の技術】図10において、引用符号1は従来のド
ームスイッチを示している。そのドームスイッチ1は、
表シート2とスペーサシート3と回路体4とを備えて構
成されている(例えば特許文献1参照)。表シート2に
は、複数の突出部5が形成されている。その突出部5
は、表シート2の外面側に突出するとともに内面側に反
転可能なドーム形状に形成されている。また、突出部5
の内面には、回路体4に対する図示しない電極が設けら
れている。一方、表シート2の外面には、スイッチ種別
を表現する平坦な意匠部6が印刷により形成されてい
る。
【0003 】スペーサシート3は、表シート2の変形
を防止するために設けられている。また、スペーサシー
ト3は、その表裏面に接着剤の層を有しており、表シー
ト2と回路体4とを固定することができるように形成さ
れている。スペーサシート3には、突出部5の配置に合
わせて複数の図示しない貫通孔が形成されている。その
貫通孔は、反転させた突出部5の上記電極を回路体4に
接触させるために形成されている。回路体4には、上記
電極に対する図示しない接点が複数設けられている。
【0004 】
【特許文献1】特開2002−170454号公報
(第3頁、第1図)
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ドームスイッチ1の電気的な接続にあっては、回路体4
に図11に示されるようなフィルム状の薄いリード端末
7を形成し、そのリード端末7を接続相手のコネクタ8
に挿入することで電気的な接続を行うようになっている
(引用符号9はコネクタ8が実装される基板、10はロ
アケースを示している)。
【0006 】しかしながら、フィルム状の薄いリード
端末7をコネクタ8に挿入する際に、挿入方向(真っ直
ぐに挿入)に気をつけたり、曲げが生じないように注意
したりしなければならないという問題点を有している。
また、コネクタ8への挿入作業に配慮してリード端末7
を長く形成しなければならないという問題点を有してい
る。さらに、電気的な接続後、リード端末7に図示のよ
うな余長部分11が生じることから、その余長部分11
に対する収納スペースを確保しなければならないという
問題点を有している。
【0007 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、電気的な接続に係る作業性の向上と収納スペ
ースの低減とを図ることが可能なドームスイッチを提供
することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のドームスイッチは、外
面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム状の
突出部を有する表シートと、前記突出部の反転に伴って
変位する可動側の接点と、該可動側の接点に対向して接
触し合う固定側の接点を有する回路体と、を備えたドー
ムスイッチであって、コネクタハウジングを有し前記回
路体に対して密着する板部材を更に備え、前記コネクタ
ハウジングの内面には前記回路体から引き出した外部接
続部を固定したことを特徴としている。
【0009 】請求項2記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記外
部接続部の固定部分を、前記コネクタハウジングの端部
及び外面にまで跨る範囲に広げたことを特徴としてい
る。
【0010 】請求項3記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1又は請求項2に記載のドームスイッチにお
いて、前記板部材として、スイッチ専用の回路体補強
板、設置先のパネル、設置先の機器の前壁のいずれかを
用いたことを特徴としている。
【0011 】請求項1に記載された本発明によれば、
電気的な接続を行うコネクタとしての機能を有する部分
が板部材に形成される。これにより、接続相手とはコネ
クタ接続によって電気的な接続がなされるようになる。
また、余長部分を設けなくとも接続が可能になり、その
結果、余長部分に対しての収納スペースの確保が不要に
なる。
【0012 】請求項2に記載された本発明によれば、
外部接続部の固定部分がコネクタハウジングの端部及び
外面にまで跨るようになる。これにより、接続相手との
コネクタ接続の際に外部接続部がずれ難くなる。
【0013 】請求項3に記載された本発明によれば、
スイッチ専用の回路体補強板、設置先のパネル、設置先
の機器の前壁のいずれかが板部材として用いられる。
【0014 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のドームスイッチの
一実施の形態を示す断面図である。また、図2は図1の
分解断面図である。
【0015 】図1及び図2において、引用符号21は
例えばリモコン装置(リモートコントロール装置。これ
に限らないものとする)のようなスイッチ装置を示して
いる。そのスイッチ装置21は、アッパーケース(カバ
ー)としての機能を有する本発明のドームスイッチ22
と、そのドームスイッチ22の係合相手となるロアケー
ス23と、ロアケース23内に収納される回路装置24
とを備えて構成されている。先ず、上記構成部材につい
て説明する。
【0016 】上記ドームスイッチ22は、表シート2
5と、スペーサシート26と、FPC27(特許請求の
範囲に記載した回路体に相当)と、板部材としての回路
体補強板28とを備えるとともに、後述する電極33及
び接点39を備えて構成されている。
【0017 】表シート25は、表シート本体29と、
その表シート本体29の周縁に連成された表シート側部
30とを有している。また、表シート25は、表シート
本体29及び表シート側部30によって、表シート本体
29の内面側に、解放された空間31を有する浅底の箱
体状に形成されている。
【0018 】表シート25は、例えばポリエチレンテ
レフタレート(PET)からなる合成樹脂製の透明なシ
ート部材(フレキシブル性の有無は任意とする)であっ
て、表シート本体29には、複数の突出部32が形成さ
れている。また、表シート本体29及び表シート側部3
0の内面には、図示しない意匠部が設けられている(意
匠部には背景色も含まれるものとする)。
【0019 】突出部32は、熱プレス(表シート本体
29の内面側から外面側に圧力をかける)を施すことに
より形成されている。また、突出部32は、表シート本
体29の外面側に突出するとともに内面側に反転可能な
ドーム形状に形成されている。突出部32の内面頂部に
は、上記FPC27に対する電極33(特許請求の範囲
に記載した可動側の接点に相当)が形成されている。そ
の電極33は、カーボン等で形成されている(カーボン
の場合には印刷される)。
【0020 】図示しない意匠部は、表シート本体29
及び表シート側部30の内面に施された印刷及び/又は
装飾であって、例えば「ON」、「OFF」、「U
P」、「DOWN」、「1」…のような印刷文字と背景
色とが意匠部に該当するようになっている(電極33は
これらの印刷の後で設けられる)。
【0021 】スペーサシート26は、合成樹脂製(例
えばポリエチレンテレフタレート(PET)製)のシー
ト部材であって、表シート25の変形を防止するための
部材として機能するようになっている(フレキシブル性
の有無は任意とする。尚、厚みを調節して突出部32の
ストローク寸法を確保するための部材として機能させる
ことも可能である)。また、スペーサシート26は、表
裏面に粘着シート34、34を有しており、表シート本
体29とFPC27とを各々上記表裏面に固定すること
ができるようになっている。このようなスペーサシート
26には、複数の貫通孔35と複数の図示しない空気逃
がし部とが形成されている。
【0022 】貫通孔35は、対応する突出部32の位
置に合わせて例えば打ち抜き等の加工方法によって形成
されている。また、貫通孔35は、対応する突出部32
の直径よりも大きな直径を有して形成されている(突出
部32の直径と同じであってもよいものとする)。この
ような貫通孔35には、反転させた突出部32が挿通さ
れるようになっている。
【0023 】図示しない空気逃がし部は、例えばスリ
ット状であって、各貫通孔35の間に例えば打ち抜き等
の加工方法によって形成されている。また、空気逃がし
部は、対応する貫通孔35に連通するように形成されて
いる。空気逃がし部は、突出部32を反転させた際に押
し出される空気を適宜逃がすようになっている。
【0024 】FPC27(FPC:フレキシブル・プ
リント・サーキット)は、回路体本体36と外部接続部
37と粘着シート38とを備えて構成されている。回路
体本体36は、所望のパターンに配索された図示しない
回路を複数有しており、その回路体本体36のスペーサ
シート26側には、複数の接点39(特許請求の範囲に
記載した固定側の接点に相当)が形成されている。ま
た、回路体本体36には、スペーサシート26の上記図
示しない空気逃がし部に連通する空気逃がし穴(不図
示)が貫通形成されている。接点39は、突出部32に
設けられた電極33が接触して導通が得られるようにな
っている。粘着シート38は、回路体本体36及び外部
接続部37の上記回路体補強板28側に設けられてい
る。
【0025 】外部接続部37は、外部との電気的な接
続に用いられる部分であって、フィルム状の薄いリード
端末のような形状に形成されている。また、外部接続部
37は、フレキシブル性を有するとともに、回路体本体
36から引き出されるようにして形成されている。さら
に、外部接続部37は、上記回路体補強板28の後述す
るコネクタハウジング41に固定されるようになってい
る。外部接続部37には、回路体本体36の図示しない
回路につながる端末回路(不図示)が配索されている。
その端末回路は、本形態において、接続端子としての機
能を有している。
【0026 】回路体補強板28は、FPC27に密着
してそのFPC27の強度不足を補うような合成樹脂製
の板状の部材であって、上記回路装置24に対向する面
側の所定位置には、貫通する開放部分40を有するコネ
クタハウジング41が突出形成されている。そのコネク
タハウジング41は、所定の高さを有する矩形の枠状に
形成されており、内面、端部、及び外面に跨る範囲の一
部には、外部接続部37が図中に示されるような略U字
状の状態で固定されるようになっている(粘着シート3
8が用いられる。内面のみの固定でもよいものとす
る)。
【0027 】コネクタハウジング41及び外部接続部
37は、上記回路装置24の後述するコネクタ49とコ
ネクタ接続がなされるコネクタ部42を構成するように
なっている。
【0028 】上記ロアケース23は、合成樹脂製であ
って、底壁43とその底壁43の周縁に連成される側壁
44とを有するように形成されている。また、ロアケー
ス23の内側には、上記ドームスイッチ22及び回路装
置24に対しての保持部45、45が上下にそれぞれ形
成されている。側壁44の先端部には、表シート側部3
0に対しての係合部46が形成されている。
【0029 】上記回路装置24は、既知の基板47
と、その基板47上に実装される複数の電子部品48及
びコネクタ49とを備えて構成されている。基板47に
は、所望のパターンを有する図示しない回路が複数配索
されている。コネクタ49は、基板47に固定されるコ
ネクタハウジング50と、そのコネクタハウジング50
に収容される接続端子51とを有している。接続端子5
1は、基板47の図示しない回路に接続されている。
【0030 】上記構成において、ドームスイッチ22
は、表シート25の表シート本体29をスペーサシート
26の表面側に接着固定するとともに、FPC27をス
ペーサシート26の裏面側に接着固定した状態で、これ
らをFPC27側から回路体補強板28に接着固定する
ことにより組み立てられる。
【0031 】また、このようなドームスイッチ22を
有するスイッチ装置21は、ロアケース23の保持部4
5に回路装置24を保持させた状態で、その上からドー
ムスイッチ22を被せて固定することにより組み立てら
れる。尚、この時、ドームスイッチ22のコネクタ部4
2と回路装置24のコネクタ49とがコネクタ接続され
る。すなわち、ドームスイッチ22のロアケース23に
対する固定と同時に電気的な接続も完了してスイッチ装
置21がASSY状態になる。
【0032 】次に、ドームスイッチ22の作用を説明
する。スイッチ操作前となる突出部32に荷重が掛かっ
ていない状態では、突出部32自体の保形性によって、
その形状が保持された状態にある。そして、オペレータ
によりスイッチ操作がなされて突出部32が押下される
と、突出部32は押下による荷重に抗しながら、ある荷
重を境にして座屈し反転する(この時、クリック感が生
じる)。突出部32が座屈、反転すると上記荷重が減少
し、突出部32の押下がスムーズに進行する。反転した
突出部32はスペーサシート26の貫通孔35に挿通さ
れ、突出部32に設けられた電極33は貫通孔35を介
してFPC27の接点39に接触する。
【0033 】これにより、FPC27の図示しない回
路が導通状態となり、ドームスイッチ22はONされ
る。一方、上記荷重が解除されると、突出部32はもと
の状態に復帰する。そして、これに伴って導通状態が解
除され、ドームスイッチ22はOFFされる。
【0034 】以上、ドームスイッチ22は、上記構造
のようなコネクタ部42を有していることから、回路装
置24のコネクタ49との電気的な接続を容易に行うこ
とができる。また、ドームスイッチ22は、従来のよう
な余長部分を設ける必要がなく、その余長部分に対して
の収納スペースの確保を不要にすることができる。従っ
て、本発明のドームスイッチ22は、電気的な接続に係
る作業性の向上と収納スペースの低減とを図ることがで
きる。
【0035 】続いて、図3を参照しながら上記ドーム
スイッチ22の設置対象を変更した例を説明する。図3
は設置対象を変更した例を示す断面図である。尚、上述
と基本的に同じ構成部材及び部分には同一の符号を付し
て説明を省略するものとする。
【0036 】図3において、引用符号52で示される
スイッチ装置は、ドームスイッチ22と、そのドームス
イッチ22の係合相手となる浅底のロアケース53とを
備えて構成されている。そして、このような構成のスイ
ッチ装置52には、コネクタ54がロアケース53を介
して電気的に接続されるようになっている。
【0037 】上記ロアケース53は、合成樹脂製であ
って、底壁55とその底壁55の周縁に連成される側壁
56とを有するように形成されている。また、ロアケー
ス53の内側には、ドームスイッチ22に対しての保持
部45が形成されている。底壁55の所定位置には、コ
ネクタ54が挿通される開口部57が形成されている。
側壁56の先端部には、表シート側部30に対しての係
合部46が形成されている。
【0038 】上記コネクタ54は、コネクタハウジン
グ58と、そのコネクタハウジング58に収容される接
続端子51とを有している。また、コネクタ54は、接
続用コード59の端末に設けられている。尚、コネクタ
ハウジング58を図中のような形状に形成すると、コネ
クタ接続の際にコネクタハウジング41の外面側に固定
される外部接続部37に対して摺接することができるよ
うになり、外部接続部37のずれ防止に寄与することが
できる。
【0039 】上記構成において、スイッチ装置52
は、ロアケース53の上からドームスイッチ22を被せ
て固定することにより組み立てられる。そして、開口部
57を介してコネクタ54がドームスイッチ22のコネ
クタ部42にコネクタ接続されると、上述のようなスイ
ッチ操作が可能な状態になる。
【0040 】続いてさらに、図4及び図5を参照しな
がら本発明によるドームスイッチの他の一実施の形態を
説明する。図4は他の一実施の形態を示す断面図、図5
は分解断面図である。尚、上述と基本的に同じ構成部材
及び部分には同一の符号を付して説明を省略するものと
する。
【0041 】図4及び図5において、例えば上述と同
様の用途のスイッチ装置60は、アッパーケース(カバ
ー)としての機能を有する本発明のドームスイッチ61
と、そのドームスイッチ61の係合相手となるロアケー
ス62と、ロアケース62内に収納される回路装置24
とを備えて構成されている。
【0042 】上記ドームスイッチ61は、上述の表シ
ート本体29(図1及び図2参照)と同じ材質及び形状
の表シート63と、スペーサシート26と、FPC27
と、回路体補強板28とを備えるとともに、電極33及
び接点39を備えて構成されている。すなわち、本形態
のドームスイッチ61は、図1及び図2で説明したドー
ムスイッチ22の表シート側部30を省略したものと同
じに形成されている。
【0043 】上記ロアケース62は、底壁43と、係
合部46(図1及び図2参照)を省略した状態の側壁4
4とを備えて構成されている。また、ロアケース62の
内側には、ドームスイッチ61及び回路装置24に対し
ての保持部45、45が上下にそれぞれ形成されてい
る。すなわち、本形態のロアケース62は、図1及び図
2で説明したロアケース23の係合部46を省略したも
のと同じに形成されている。
【0044 】上記構成において、スイッチ装置60
は、ロアケース62の保持部45に回路装置24を保持
させた状態で、その上からドームスイッチ61を被せて
固定することにより組み立てられる。尚、この時、ドー
ムスイッチ61のコネクタ部42と回路装置24のコネ
クタ49とがコネクタ接続される。すなわち、ドームス
イッチ61のロアケース62に対する固定と同時に電気
的な接続も完了してスイッチ装置60がASSY状態に
なる。従って、上述と同様の効果を奏することができ
る。
【0045 】続いてさらに、図6ないし図8を参照し
ながら本発明によるドームスイッチの更に他の一実施の
形態を説明する。図6は更に他の一実施の形態を示す断
面図、図7は分解断面図、図8は設置例を示す斜視図で
ある。尚、上述と基本的に同じ構成部材及び部分には同
一の符号を付して説明を省略するものとする。
【0046 】図6及び図7において、引用符号64は
本発明のドームスイッチを示している。そのドームスイ
ッチ64は、表シート63と、スペーサシート26と、
FPC27と、設置先のパネル65とを備えるととも
に、電極33及び接点39を備えて構成されている。そ
して、このようなドームスイッチ64には、コネクタ5
4が電気的に接続されるようになっている。
【0047 】上記パネル65は、FPC27の強度不
足を補えるような合成樹脂製の板部材であって、そのパ
ネル65の所定位置には、浅底形状の凹部66が形成さ
れている。凹部66は、表シート63、スペーサシート
26、及びFPC27を上下方向に積層した状態(ドー
ムスイッチのサブASSY状態)で収納することができ
るように形成されている。また、凹部66の所定位置に
は、開放部分40を有するコネクタハウジング41が突
出形成されている。引用符号67はコネクタ部を示して
いる(上述のコネクタ部42と同じ構成及び構造である
ものとする)。
【0048 】上記構成において、ドームスイッチ64
は、表シート63をスペーサシート26の表面側に接着
固定するとともに、FPC27をスペーサシート26の
裏面側に接着固定した状態で、これらをFPC27側か
ら凹部66に接着固定することにより組み立てられる。
尚、この時、外部接続部37が開放部分40を介してパ
ネル65の裏面側に引き出され、図中に示されるような
略U字状の状態で固定される。そして、パネル65の裏
面側においてコネクタ54がドームスイッチ64のコネ
クタ部67にコネクタ接続されると、上述のようなスイ
ッチ操作が可能な状態になる。
【0049 】以上、ドームスイッチ64は、上記構造
のようなコネクタ部67を有していることから、コネク
タ54との電気的な接続を容易に行うことができる。ま
た、ドームスイッチ64は、従来のような余長部分を設
ける必要がなく、その余長部分に対しての収納スペース
の確保を不要にすることができる。従って、本発明のド
ームスイッチ64は、電気的な接続に係る作業性の向上
と収納スペースの低減とを図ることができる。
【0050 】尚、パネル65としては、例えば図8に
示されるような車両のインストルメントパネル68を挙
げることができるものとする。また、凹部66に替えて
インストルメントパネル68に設けられた機器の前壁6
9を板部材として適用することも可能であるものとす
る。図8において、引用符号70はドームスイッチサブ
ASSY(例えば表シート63、スペーサシート26、
及びFPC27を上下方向に積層したもので外部接続部
37を有する)を示している。また、引用符号71は、
コネクタハウジング(不図示)の開放部分(開放部分4
0と同じ)を示している。
【0051 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。また、
上述のドームスイッチは、自動車、家電、オーディオ機
器、携帯電話機等の様々な分野に適用可能なことは勿論
である。尚、回路体は、FPC27に限られるものでは
ないものとする。また、ドームスイッチは、図9の他の
構成例のような構成を有してもよいものとする。
【0052 】図9において、引用符号141で示され
るドームスイッチは、表シート142と、スペーサシー
ト143と、メンブレンシート144と、第二スペーサ
シート(スペーサシート)145と、FPC146と、
複数の接着層147と、粘着シート148とを備えると
ともに、可動側の接点149及び固定側の接点150を
備えて構成されている。
【0053 】上記表シート142は、例えばポリエチ
レンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタ
レート(PEN)からなる合成樹脂製のフレキシブル性
を有するシート部材であって、熱プレスを施すことによ
り形成された一又は複数の突出部151を有している。
その突出部151は、表シート142の外面(表面)側
に突出するとともに内面(裏面)側に反転可能なドーム
形状に形成されている。このような表シート142は、
上記材質であることから元々透明であって、本形態にお
いては、表シート142の内面又は外面に上述のような
文字等が印刷されている。
【0054 】上記スペーサシート143は、例えばポ
リエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレン
ナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のフレキシ
ブル性を有するシート部材であって、表シート142の
変形防止と、突出部151の反転の際の空気抜きと、突
出部151のストローク寸法確保とを実現するために設
けられている。スペーサシート143の表裏面には、既
知の上記接着層147がそれぞれ設けられており、表シ
ート142とメンブレンシート144とを各々上記表裏
面に固定することができるようになっている。
【0055 】このようなスペーサシート143は、突
出部151の位置に対応して形成される貫通孔152
と、図示しない空気逃がし部とを有している。貫通孔1
52は、突出部151の直径よりも大きな直径を有する
ように形成されている(突出部151の直径と同じであ
ってもよいものとする)。貫通孔152には、反転した
突出部151が挿通されるようになっている。
【0056 】上記メンブレンシート144は、例えば
ポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレ
ンナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のフレキ
シブル性を有する薄肉のシート部材であって、その裏面
の所定位置には、FPC146に対する可動側の接点1
49が設けられている。
【0057 】上記第二スペーサシート145は、例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチ
レンナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のフレ
キシブル性を有するシート部材であって、メンブレンシ
ート144の変形防止及びメンブレンシート144のス
トローク寸法確保を実現するために設けられている。第
二スペーサシート145の表裏面には、接着層147が
それぞれ設けられており、メンブレンシート144とF
PC146とを各々上記表裏面に固定することができる
ようになっている。このような第二スペーサシート14
5は、可動側の接点149の位置に対応して形成される
貫通孔153を有している。
【0058 】上記FPC146は、回路体であって、
所望のパターンに配索される図示しないスイッチ回路を
有する回路体本体154と、外部との電気的な接続に用
いられる図示しない外部接続手段とを備えて構成されて
いる。回路体本体154の第二スペーサシート145側
には、可動側の接点149が接触する固定側の接点15
0が設けられている(その他、LEDのような発光素子
を設けてもよいものとする。発光素子を設けた場合に
は、例えばスペーサシート143、メンブレンシート1
44、及び第二スペーサシート145に跨るような発光
素子用の収容部を形成するとともに、光透過性の機能を
持たせるものとする)。図示しない外部接続手段は、回
路体本体154から引き出される結線回路部と、その結
線回路部の先端部分に設けられる例えばエッジコネクタ
端子とを備えて構成されている。
【0059 】上記粘着シート148は、上述の粘着シ
ート38(図2参照)と同じものであって、接着固定面
を有しており板部材としての回路体補強板155に接着
固定することができるように形成されている。回路体補
強板155は、上述の回路体補強板28(図2参照)と
同様に形成されている。
【0060 】上記構成において、ドームスイッチ14
1は次のように組み立てられる。先ず、表シート142
をスペーサシート143の表面に接着固定する。次い
で、メンブレンシート144を第二スペーサシート14
5の表面に接着固定するとともに、FPC146を第二
スペーサシート145の裏面に接着固定する。続いて、
スペーサシート143の裏面にメンブレンシート14
4、第二スペーサシート145、及びFPC146で構
成されるスイッチ部分を接着固定し、これらをFPC1
46側から粘着シート148を介して回路体補強板15
5に接着固定することにより組み立てられる。
【0061 】そして、このようなドームスイッチ14
1は、組み立てられたスイッチ装置において次のように
作用する(作用図面は省略する)。
【0062 】スイッチ操作前となる突出部151に荷
重が掛かっていない状態では、突出部151自体の保形
性によって、その形状が保持された状態にある。そし
て、スイッチ操作がなされ、スイッチ操作をする者の指
156により突出部151が矢線方向に押圧されると
(下方向に荷重を掛ける押圧操作)、突出部151が指
156の押圧による荷重に抗しながら、ある荷重を境に
して座屈し反転する(この時、クリック感が生じる)。
【0063 】突出部151が座屈、反転すると下方向
の荷重が減少し、突出部151の押圧がスムーズに進行
する。反転した突出部151は更に押し込まれてスペー
サシート143の貫通孔152に挿通され、メンブレン
シート144を押圧する。メンブレンシート144が押
圧されると撓みが生じ、そのメンブレンシート144に
設けられた可動側の接点149が第二スペーサシート1
45の貫通孔153を介してFPC146の固定側の接
点150に接触する。
【0064 】これにより、FPC146の図示しない
スイッチ回路が導通状態となり、ドームスイッチ141
はONされる。一方、指156が離され下方向の荷重が
解除されると、メンブレンシート144及び突出部15
1はもとの状態に復帰する。そして、これに伴って導通
状態が解除され、ドームスイッチ141はOFFされ
る。
【0065 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、コネクタハウジングを有し回路体
に対して密着する板部材を更に備え、コネクタハウジン
グの内面には回路体から引き出した外部接続部を固定し
たことから、コネクタ接続により接続相手と電気的な接
続を行うことができる。また、従来のような余長部分を
設ける必要がなく、その余長部分に対しての収納スペー
スの確保を不要にすることができる。従って、電気的な
接続に係る作業性の向上と収納スペースの低減とを図る
ことができるという効果を奏する。
【0066 】請求項2に記載された本発明によれば、
外部接続部の固定部分をハウジングの端部及び外面にま
で跨る範囲に広げたことから、接続相手とのコネクタ接
続の際の外部接続部のずれを防止することができるとい
う効果を奏する。
【0067 】請求項3に記載された本発明によれば、
スイッチ専用の回路体補強板、設置先のパネル、設置先
の機器の前壁のいずれかを板部材として用いることで、
電気的な接続に係る作業性の向上と収納スペースの低減
とを図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドームスイッチの一実施の形態を
示す断面図である。
【図2】図1の分解断面図である。
【図3】図1のドームスイッチの設置対象を変更した例
を示す断面図である。
【図4】本発明によるドームスイッチの他の一実施の形
態を示す断面図である。
【図5】図4の分解断面図である。
【図6】本発明によるドームスイッチの更に他の一実施
の形態を示す断面図である。
【図7】図6の分解断面図である。
【図8】図6のドームスイッチの設置例を示す斜視図で
ある。
【図9】ドームスイッチの他の構成例を示す断面図であ
る。
【図10】従来例のドームスイッチの斜視図である。
【図11】従来例のドームスイッチの電気的な接続を説
明するための要部断面図である。
【符号の説明】
21 スイッチ装置 22 ドームスイッチ 23 ロアケース 24 回路装置 25 表シート 26 スペーサシート 27 FPC(回路体) 28 回路体補強板(板部材) 29 表シート本体 30 表シート側部 32 突出部 33 電極(可動側の接点) 34 粘着シート 35 貫通孔 36 回路体本体 37 外部接続部 38 粘着シート 39 接点(固定側の接点) 41 コネクタハウジング 42 コネクタ部 49 コネクタ 52 スイッチ装置 53 ロアケース 54 コネクタ 60 スイッチ装置 61 ドームスイッチ 63 表シート 64 ドームスイッチ 65 パネル(板部材) 66 凹部 67 コネクタ部 68 インストルメントパネル 69 前壁(板部材) 141 ドームスイッチ 142 表シート 143 スペーサシート 144 メンブレンシート 145 第二スペーサシート(スペーサシート) 146 FPC(回路体) 147 接着層 148 粘着シート 149 可動側の接点 150 固定側の接点 151 突出部 152、153 貫通孔 154 回路体本体 155 回路体補強板(板部材) 156 指

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面側に突出するとともに内面側に反転
    可能なドーム状の突出部を有する表シートと、前記突出
    部の反転に伴って変位する可動側の接点と、該可動側の
    接点に対向して接触し合う固定側の接点を有する回路体
    と、を備えたドームスイッチであって、 コネクタハウジングを有し前記回路体に対して密着する
    板部材を更に備え、前記コネクタハウジングの内面には
    前記回路体から引き出した外部接続部を固定したことを
    特徴とするドームスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記外部接続部の固定部分を、前記コネクタハウジング
    の端部及び外面にまで跨る範囲に広げたことを特徴とす
    るドームスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のドームス
    イッチにおいて、 前記板部材として、スイッチ専用の回路体補強板、設置
    先のパネル、設置先の機器の前壁のいずれかを用いたこ
    とを特徴とするドームスイッチ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008048690B3 (de) * 2008-09-24 2010-04-29 Continental Automotive Gmbh Verfahren zum Herstellen eines Bedienfelds und Bedienfeld für ein elektrisches Gerät
CN105118704A (zh) * 2015-08-24 2015-12-02 惠州冠泰电子有限公司 一种机械键盘
CN105280422A (zh) * 2015-12-12 2016-01-27 惠州冠泰电子有限公司 一种新型连接器
JP2020001360A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 本田技研工業株式会社 成形品

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