JP2003233828A - スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置、スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法及び画像表示プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示
装置に於いて、飛び移り現象がなく、よりリアル感が向
上し、又描画時間を短縮出来、それによってより高度で
多彩な演出を可能とするスロットマシーン又はパチスロ
機の画像表示装置を提供する。 【解決手段】 表示手段２００を有するスロットマシー
ン又はパチスロ機のの画像表示装置１００に於て、当該
表示手段２００に、画像情報を表示するに際し、画像処
理手段３にモーションブラー処理手段５が付加されてい
るスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置１０
０。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシーン
又はパチスロ機に於ける画像情報の画像表示装置及び画
像情報の表示方法に関し、特に詳しくは、スロットマシ
ーン又はパチスロ機に於ける画像表示装置に於いて、描
画時に動きのある物体の移動状態をリアルに表現出来る
スロットマシーン又はパチスロ機に於ける画像表示装置
及びスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に
於ける画像表示方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来に於いては、スロットマシーン又は
パチスロ機の画像表示装置の表示手段に所望の表示画像
情報を表示するに際して、動く物体が描画される場合に
は、当該物体が、早く移動した場合には、フレーム毎に
当該物体が、飛んでいる様に見える飛び移り現象が発生
する為、当該物体の移動状態に違和感を感じたり、リア
ル感に乏しい描画しか得られなかった。

【０００３】近年に於いては、スロットマシーン又はパ
チスロ機の画像表示装置に於いても、様々な物体が、そ
れぞれ固有の動きを示し、より多彩で、演出効果の高い
表示画像情報の描画処理が求められる様になって来てい
るが、スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置
の様に、限られた空間で、製造コストも低めに制限され
ている特殊な環境下では、高価で大型の描画処理装置を
採用する事は不可能であり、従って、従来から、上記し
た飛び移り現象がなく、よりリアル感が向上し、コスト
も低く押さえる事が出来るスロットマシーン又はパチス
ロ機の画像表示装置及びスロットマシーン又はパチスロ
機の画像表示装置に於ける画像表示方法が求められて来
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点を改良し、一般のスロット
マシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於いて、飛び
移り現象がなく、よりリアル感が向上し、又描画時間を
短縮出来、それによってより高度で多彩な演出を可能と
するスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置及
びスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置にお
ける画像表示方法を提供するものである。

【課題を解決する手段】本発明は上記した目的を達成す
るため、以下に記載されたような技術構成を採用するも
のである。即ち、本発明に係る第１の態様としては、表
示手段を有するスロットマシーン又はパチスロ機の画像
表示装置に於て、当該表示手段に、画像情報を表示する
に際し、画像処理手段にモーションブラー処理手段を付
加したスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置
であり、又、本発明に於ける第２の態様としては、表示
手段を有するスロットマシーン又はパチスロ機の画像表
示装置に於て、当該表示手段に、画像情報を表示するに
際し、画像処理操作にモーションブラー処理を付加して
画像を描画する様に構成されたスロットマシーン又はパ
チスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法である。

【発明の実施の形態】本発明に係る当該スロットマシー
ン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法
或いはスロットマシーン又はパチスロ機に於ける画像表
示装置は、上記の様な技術構成を採用している事から、
所望の表示画像情報を描画処理する際に、アニメーショ
ンで移動する物体を表現する際に発生する飛び移り現象
を防止し、動きのある物体がぶれてみえる様に表現する
ことによって、物体の動きをより滑らかに表現させ、よ
りリアル感を持たせるものである。

【０００５】

【実施例】以下に、本発明に係るスロットマシーン又は
パチスロ機に於ける画像表示装置及びスロットマシーン
又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法の
具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明する。

【０００６】即ち、図１は、本発明に係るスロットマシ
ーン又はパチスロ機の画像表示装置の一具体例の構成を
示すブロックダイアグラムであって、図中、表示手段２
００を有するスロットマシーン又はパチスロ機のの画像
表示装置１００に於て、当該表示手段２００に、画像情
報を表示するに際し、画像処理手段３にモーションブラ
ー処理手段５が付加されているスロットマシーン又はパ
チスロ機の画像表示装置１００が示されている。

【０００７】即ち、本発明に於いては、当該スロットマ
シーン又はパチスロ機の画像表示装置に於て、アニメー
ションで移動する物体を表現する際に発生する飛び移り
現象をモーションブラー処理を導入する事によって、当
該動きのある物体がぶれてみえる様に表現することによ
って、飛び移り現象を防止し、当該物体の動きをより滑
らかに表現させ、よりリアル感を持たせるものである。

【０００８】例えば、図２に示す様に、特定の物体Ａが
右から左に移動する場合に、当該物体Ａを所定の位置に
描画すると同時に、当該物体が描画される位置から前フ
レームで描画された表示位置の方向に所定量ずれた位置
に、当該物体の表示画像情報を半透明処理した表示画像
情報ａ１を描画する様に構成するものであり、更に、当
該半透明処理した表示画像情報を複数個（ａ２、ａ３、
・・・）それぞれ所定の量だけ隣接する表示画像情報に
対してずらせて表示する事も好ましい。

【０００９】即ち、本具体例に於ては、当該所定の物体
の描画位置に対して、所定量ずれた位置に描画される半
透明処理された当該所定の物体の表示画像情報が、当該
ずれの位置が相互に異なる様に複数個設定される事が望
ましい。

【００１０】本具体例に於ける当該物体の描画位置に対
して、当該半透明処理した当該物体の表示画像情報を表
示する位置のずれの量は、当該物体の移動速度、ブラー
効果等に応じて適宜に設定されるものである。

【００１１】又、本発明に於て、当該所定量ずれた位置
に描画される個々の半透明処理された当該所定の物体の
表示画像情報ａ１、ａ２、ａ３・・・の半透明係数は、
互いに異なっている事が望ましく、例えば、当該所定の
物体の描画位置からずれて描画される半透明処理された
当該物体の表示画像情報の半透明係数は、当該ずらせ操
作に応じて、所定のパターンに沿って変化させる様に構
成されているものである。

【００１２】より具体的には、当該物体Ａに対して最も
隣接して描画される半透明処理された当該物体Ａの表示
画像情報ａ１に於ける半透明係数が比較的濃くなるよう
にし、当該物体Ａからずれの量が大きくなるに従って、
個々の表示画像情報ａ２、ａ３・・・の半透明係数は、
順次に薄くなる様に設定する事が可能である。

【００１３】又、本具体例に於いては、当該半透明係数
の変化の程度は、ずれの量に対して直線的に変化するも
のに限定されるものでは無く、任意に変化するパターン
を採用する事も可能である。

【００１４】上記した具体的に於いては、描画方法とし
ては、当該所定の物体Ａに対してずれの量が大きい半透
明係数が薄くなるように半透明処理した当該物体Ａの表
示画像情報ａ３から順次にａ２、ａ１の順に描画する事
になる。

【００１５】従って、本発明に於ける当該モーションブ
ラー処理手段５には、更に、ずれ量設定手段１０、半透
明処理手段１１の何れか或いはその双方が設けられてい
る事が好ましい。

【００１６】かかる具体例に於いては、画面上では、後
ろの表示画像情報から順次描画する方法を採るので、半
透明処理した物体Ａの表示画像情報の全てを、それぞれ
のずれの位置で描画する必要があり、描画時間がかかる
と言う問題がみられたが、かかる問題を解決する為に、
図３に示す様な、Ｚ方向軸のデータを利用する具体例を
使用する事が望ましい。

【００１７】かかる具体例に於いては、描画される画像
が立体的に表示されると共に、前記具体例とは異なり、
描画方法としては、当該所定の物体Ａを最初に描画し、
それに続いて、ずれの量の少ない半透明係数が濃くなる
ように半透明処理した当該物体Ａの表示画像情報ａ１か
ら順次にａ２、ａ３の順に描画する事になる。

【００１８】かかる具体例に於いては、Ｚバッファを使
用することによって、Ｚ方向のデータの深さを常に検出
し、深さの浅い順に描画する様に構成されているので、
その際に、既に描画されている当該物体Ａに於ける表示
画像情報のピクセル毎に既に描画されているか否かを判
断して、既に描画されているピクセルに対しては、再度
の描画処理を行わない様に設定する事が可能である。

【００１９】従って、図３に於て、当該所定の物体Ａを
描画した後、半透明処理された表示画像情報ａ１を描画
する際に、当該物体Ａの画像上と重複しているピクセル
部分の描画は行わなくて済む事になるので、描画処理に
要する時間は、大幅に短縮出来、その結果、他の描画処
理をその余裕が生じた時間を利用して実施する事が可能
となる。

【００２０】従って、本具体例の実施に際しては、当該
モーションブラー処理手段５は、当該モーションブラー
処理に於いて、当該物体の表示画像情報及び当該物体を
半透明処理して、当該物体の描画位置からずらせて描画
される表示画像情報を、Ｚ方向に更にずらせて描画する
Ｚ方向ずらせ処理手段１２を設けると共に、Ｚバッファ
ー手段１３を有する事が望ましい。

【００２１】更に、本発明に於ける当該モーションブラ
ー処理手段５は、更に、当該表示画像情報の動きの状態
に応じて、ブラー効果数を設定するブラー効果カウンタ
１４を含んでいる事も望ましい。

【００２２】本発明は、２Ｄ画像及び３Ｄ画像の何れに
も使用する事が可能であるが、特に後者の具体例を使用
する場合には、２Ｄ画像にも３Ｄ画像と同様のＺバッフ
ァー処理操作を行う事が望ましい。

【００２３】又、本発明に於ける当該モーションブラー
処理操作は、ハード的に実行する事も可能であるが、ソ
フトウェアを利用して処理操作を実行するものであって
も良い。

【００２４】本発明に係る上記したスロットマシーン又
はパチスロ機の画像表示装置１００の基本的な構成は上
記した通りであるが、その詳細な構成の例を示すなら
ば、表示手段を有するスロットマシーン又はパチスロ機
の画像表示装置であって、当該表示手段に、画像情報を
表示するスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装
置１００に於いて、複数の表示用原画像情報を格納して
いるＣＧメモリ２、表示データを格納する表示データ格
納用フレームメモリ４、当該ＣＧメモリ２内に格納され
ている当該複数の表示用原画像情報の中から所定の表示
用画像情報を選択すると共に描画処理を行う描画装置
１、当該表示用画像情報を描画処理する画像処理手段
３、当該画像処理手段３に接続されているモーションブ
ラー処理手段５、当該表示データ格納用フレームメモリ
４から、所望の表示画像情報を選択して表示手段２００
に転送する画像表示制御手段６、表示手段２００、上記
の各装置に於ける操作を制御するソフトウェアを格納す
るソフトウェア格納手段８及び、上記の各装置の動作を
制御する制御処理手段７とから構成されているスロット
マシーン又はパチスロ機の画像表示装置１００である。

【００２５】本発明に於ける当該ずれの量、ブラー効果
数、半透明処理する画像の数等は、任意に設定されるも
のであるが、当該物体の移動速度、当該ブラー効果数、
描画処理可能時間等を勘案して決定されるものである。

【００２６】当該ブラー効果数は、ブラー効果を客観的
に数値で表示したパラメータであって、例えば、当該物
体の移動速度が大きい場合には半透明処理する画像の描
画枚数が増加し、逆の場合には、少なくなるのが一般的
であり、又強いてブラー効果を強調したい場合には、当
該ブラー効果数を高く設定する事も可能である。

【００２７】本発明にかかるスロットマシーン又はパチ
スロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法は、上記し
た具体例から明らかな様に、基本的には、表示手段を有
するスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に
於て、当該表示手段に、画像情報を表示するに際し、画
像処理操作にモーションブラー処理を付加して画像を描
画する様に構成されているものであり、詳細には、当該
モーションブラー処理手段では、所定のフレームに於
て、所定の物体を描画するに際し、当該物体を描画する
と共に、当該物体が描画される位置から前フレームで描
画された表示位置の方向に所定量ずれた位置に、当該物
体の表示画像情報を半透明処理して表示する様に処理が
実行される事が好ましい。

【００２８】又、当該所定の物体の描画位置に対して、
所定量ずれた位置に描画される半透明処理された当該所
定の物体の表示画像情報は、当該ずれの位置が相互に異
なる複数個設定する事も好ましく、更には、当該物体の
描画位置に対して、当該半透明処理した当該物体の表示
画像情報を表示する位置のずれの量を、当該物体の移動
速度、ブラー効果等に応じて設定する様に構成する事も
可能である。

【００２９】更に、本発明に於いては、当該モーション
ブラー処理に於いて、当該物体の表示画像情報及び当該
物体を半透明処理して、当該物体の描画位置からずらせ
て描画される表示画像情報を、Ｚ方向に更にずらせて描
画する様に構成する事も望ましい。上記した本発明にか
かるスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に
於ける画像表示方法の基本的な操作手順の一例を図４を
参照して説明するならば、表示手段を有するスロットマ
シーン又はパチスロ機の画像表示装置に於て、当該表示
手段に、画像情報を表示するに際し、表示すべき表示画
像情報を、選択する工程、選択された、当該表示画像情
報を描画処理する工程、当該表示画像情報の描画処理に
於いて、モーションブラー処理を行うか否かを判断する
工程、当該モーションブラー処理操作を実行しない場合
には、当該表示画像情報を全て描画処理する工程、当該
モーションブラー処理操作を実行する場合には、当該表
示画像情報に於けるブラー効果数を、当該表示画像情報
に於ける表示パラメータに従って設定する工程、当該ブ
ラー効果数に応答して、半透明係数を演算して求める工
程、当該半透明係数を使用して所定の表示画像を所定の
位置にずらせて半透明処理しながら描画する工程、とか
ら構成されているものである。

【００３０】此処で、上記した前者の具体例を実行する
場合のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置
に於ける画像表示方法に於ける操作手順をより詳細に図
５を参照しながら説明する。

【００３１】即ち、図２に示される様な３Ｄ表示画像情
報をＺ方向へのずらせ操作を付加して描画する場合の例
を示すものであって、スタート後、ステップ（Ｓ−１
１）に於て、３Ｄモデルの選択が実行され、ステップ
（Ｓ−１２）に於て、当該表示画像情報に対してモーシ
ョンブラー処理を実行するか否かが判断され、ＮＯであ
る場合には、ステップ（Ｓ−１３）に進み、当該３Ｄモ
デルを現在位置に描画処理し、ステップ（Ｓ−１４）に
於て、当該３Ｄモデルは、最後の３Ｄモデルであるか否
かが判断され、ＮＯである場合には、ステップ（Ｓ−１
５）に於て、当該３Ｄモデル番号を１だけ歩進させ、ス
テップ（Ｓ−１１）に戻って上記した各工程が繰り返さ
れ、ＹＥＳである場合には、ステップ（Ｓ−１６）に於
て、当該３Ｄモデル全てを表示させてＥＮＤとなる。

【００３２】一方、ステップ（Ｓ−１２）に於て、モー
ションブラー処理を行う場合には、ステップ（Ｓ−１
７）に於て、当該移動物体Ａの移動速度に基づいてブラ
ー効果数が設定され、ステップ（Ｓ−１８）に於て、ブ
ラー効果カウンタの初期値をＮに設定する。（つまり、
裏側から描画する様に設定する） 次いで、ステップ（Ｓ−１９）に於て、速度等によるブ
ラー効果ｎ個目のずれ幅、半透明係数等の値を演算処理
する操作が実行される。

【００３３】その後、ステップ（Ｓ−２０）に於て、当
該３Ｄモデルを、上記のずれた位置に所定の半透明係数
を使用して半透明処理した表示画像情報を描画する。

【００３４】次いで、ステップ（Ｓ−２１）に於て、ブ
ラー効果カウンタ値が１になったか否かが判断され、Ｎ
Ｏである場合には、ステップ（Ｓ−２２）に進んで、当
該ブラー効果カウンタ値を１つディクレメントさせてス
テップ（Ｓ−１９）に戻り、上記した各工程が繰り返さ
れ、ステップ（Ｓ−２１）でＹＥＳである場合には、ス
テップ（Ｓ−１３）に戻って上記した各工程が繰り返さ
れる。

【００３５】又、上記した後者の具体例に於ける操作手
順の具体例を図６を参照しながら詳細に説明する。

【００３６】即ち、本具体例に於いては、３Ｄ表示画像
情報を、Ｚ方向にずらせながら、Ｚバッファーを使用し
てモーションブラー処理する場合の例を示すものであっ
て、スタート後、ステップ（Ｓ−３１）に於て、３Ｄモ
デルの選択が実行され、ステップ（Ｓ−３２）に進み、
当該３Ｄモデルを現在位置に描画処理が実行される。

【００３７】その後、ステップ（Ｓ−３３）に於て、当
該表示画像情報に対してモーションブラー処理を実行す
るか否かが判断され、ＮＯである場合には、ステップ
（Ｓ−３４）に於て、当該３Ｄモデルは、最後の３Ｄモ
デルであるか否かが判断され、ＮＯである場合には、ス
テップ（Ｓ−３５）に於て、当該３Ｄモデル番号を１だ
け歩進させ、ステップ（Ｓ−３１）に戻って上記した各
工程が繰り返され、ＹＥＳである場合には、ステップ
（Ｓ−３６）に於て、当該３Ｄモデル全てを表示させて
ＥＮＤとなる。

【００３８】一方、ステップ（Ｓ−３３）に於て、モー
ションブラー処理を行う場合には、ステップ（Ｓ−３
７）に於て、当該移動物体Ａの移動速度に基づいてブラ
ー効果数が設定され、ステップ（Ｓ−３８）に於て、ブ
ラー効果カウンタの初期値を１に設定する。（つまり、
表側から描画する様に設定する） 次いで、ステップ（Ｓ−３９）に於て、速度等によるブ
ラー効果ｎ個目のずれ幅、半透明係数等の値を演算処理
する操作が実行され、ステップ（Ｓ−４０）に於て、ブ
ラー効果ｎ個目の表示画像情報に於ける描画データをＺ
方向の奥行き方向に所定の量ずらす操作が実行される。

【００３９】その後、ステップ（Ｓ−４１）に於て、当
該３Ｄモデルを、上記のずれた位置に所定の半透明係数
を使用して半透明処理した表示画像情報を描画する。

【００４０】次いで、ステップ（Ｓ−４２）に於て、ブ
ラー効果カウンタ値がブラー効果数Ｎと一致したか否か
が判断され、ＮＯである場合には、ステップ（Ｓ−４
３）に進んで、当該ブラー効果カウンタ値を１つインク
レメントさせてステップ（Ｓ−３９）に戻り、上記した
各工程が繰り返され、ステップ（Ｓ−４２）でＹＥＳで
ある場合には、ステップ（Ｓ−３４）に戻って上記した
各工程が繰り返される。本発明に於ける別の態様として
は、表示手段を有するスロットマシーン又はパチスロ機
の画像表示装置に於て、当該表示手段に、画像情報を表
示するに際し、表示すべき表示画像情報を、選択する工
程、選択された、当該表示画像情報を描画処理する工
程、当該表示画像情報の描画処理に於いて、モーション
ブラー処理を行うか否かを判断する工程、当該モーショ
ンブラー処理操作を実行しない場合には、当該表示画像
情報を全て描画処理する工程、当該モーションブラー処
理操作を実行する場合には、当該表示画像情報に於ける
ブラー効果数を、当該表示画像情報に於ける表示パラメ
ータに従って設定する工程、当該ブラー効果数に応答し
て、半透明係数を演算して求める工程、当該半透明係数
を使用して所定の表示画像を所定の位置にずらせて半透
明処理しながら描画する工程、とから構成されているス
ロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける
画像表示方法をコンピユータに実行させる為のプログラ
ムである。

【００４１】尚、本発明は様々なアプリケーションソフ
トに対応可能な基本アーキテクチャである。

【発明の効果】本発明に係る当該スロットマシーン又は
パチスロ機の画像表示装置及びスロットマシーン又はパ
チスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法は、上記
した様な技術構成を採用している事から、画像をずれた
位置に半透明で描画するモーションブラー処理により、
フレーム間の移動物体の飛び移り現象がなくなりよりリ
アル感が向上する表示画像情報を得る事が可能となる。

【００４２】又、ブラー効果で描画する移動物体をＺ方
向つまり奥になる様ずらせながら描画する事によって、
重複する部分を再度描画する必要がなくなり、描画時間
を短縮する事が可能となり、その結果、高度で多彩な演
出が可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明に係るスロットマシーン又はパ
チスロ機の画像表示装置の一具体例の構成の概略を示す
ブロックダイアグラムである。

【図２】図２は、本発明に於けるモーションブラー処理
の一例を説明する図である。

【図３】図３は、本発明に於けるモーションブラー処理
の他の例を説明する図である。

【図４】図４は、本発明に於けるスロットマシーン又は
パチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法の処理
フローの基本的な操作手順の一例を示すフローチャート
である。

【図５】図５は、本発明に於けるスロットマシーン又は
パチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法の処理
操作手順の他の例を示すフローチャートである。

【図６】図６は、本発明に於けるスロットマシーン又は
パチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法の処理
操作手順の別の例を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ 描画装置 ２ ＣＧメモリ ３ 画像処理手段 ４ 表示データ格納用フレームメモリ ６ 画像表示制御手段 ５ モーションブラー処理手段 ７ 演算制御処理手段 ８ ソフトウェア格納手段 １０ ずれ量設定手段 １１ 半透明処理手段 １２ Ｚ方向ずらせ処理手段 １３ Ｚバッファー手段 １４ ブラー効果カウンタ １００ スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装
置 ２００ 表示手段

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示手段を有するスロットマシーン又は
   パチスロ機の画像表示装置に於て、当該表示手段に、画
   像情報を表示するに際し、画像処理手段にモーションブ
   ラー処理手段を付加した事を特徴とするスロットマシー
   ン又はパチスロ機の画像表示装置。
2. 【請求項２】 当該モーションブラー処理手段は、所定
   のフレームに於て、所定の物体を描画するに際し、当該
   物体を描画すると共に、当該物体が描画される位置から
   前フレームで描画された表示位置の方向に所定量ずれた
   位置に、当該物体の表示画像情報を半透明処理して表示
   する様に構成されている事を特徴とする請求項１記載の
   スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
3. 【請求項３】 当該所定の物体の描画位置に対して、所
   定量ずれた位置に描画される半透明処理された当該所定
   の物体の表示画像情報は、当該ずれの位置が相互に異な
   る複数個設定される事を特徴とする請求項２記載のスロ
   ットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
4. 【請求項４】 当該物体の描画位置に対して、当該半透
   明処理した当該物体の表示画像情報を表示する位置のず
   れの量は、当該物体の移動速度、ブラー効果等に応じて
   設定されるものである事を特徴とする請求項２又は３記
   載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
5. 【請求項５】 当該所定量ずれた位置に描画される個々
   の半透明処理された当該所定の物体の表示画像情報の半
   透明係数は、互いに異なっている事を特徴とする請求項
   ３記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装
   置。
6. 【請求項６】 当該所定の物体の描画位置からずれて描
   画される半透明処理された当該物体の表示画像情報の半
   透明係数は、当該ずらせ操作に応じて、所定のパターン
   に沿って変化させる様に構成されている事を特徴とする
   請求項５記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像
   表示装置。
7. 【請求項７】 当該所定の物体の描画位置からずれて描
   画される半透明処理された当該物体の表示画像情報の半
   透明係数は、当該所定の物体から遠ざかる程薄くなる様
   に設定されている事を特徴とする請求項６記載のスロッ
   トマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
8. 【請求項８】 当該モーションブラー処理手段は、当該
   モーションブラー処理に於いて、当該物体の表示画像情
   報及び当該物体を半透明処理して、当該物体の描画位置
   からずらせて描画される表示画像情報を、Ｚ方向に更に
   ずらせて描画するＺ方向ずらせ処理手段を有している事
   を特徴とする請求項１乃至７の何れかに記載のスロット
   マシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
9. 【請求項９】 当該モーションブラー処理手段は、更
   に、当該表示画像情報の動きの状態に応じて、ブラー効
   果数を設定するブラー効果カウンタを含んでいる事を特
   徴とする請求項１乃至８の何れかに記載のスロットマシ
   ーン又はパチスロ機の画像表示装置。
10. 【請求項１０】 表示手段を有するスロットマシーン又
    はパチスロ機の画像表示装置であって、当該表示手段
    に、画像情報を表示するスロットマシーン又はパチスロ
    機の画像表示装置に於いて、複数の表示用原画像情報を
    格納しているＣＧメモリ、表示データを格納する表示デ
    ータ格納用フレームメモリ、当該ＣＧメモリ内に格納さ
    れている当該複数の表示用原画像情報の中から所定の表
    示用画像情報を選択すると共に描画処理を行う描画装
    置、当該表示用画像情報を描画処理する画像処理手段、
    当該画像処理手段に接続されているモーションブラー処
    理手段、当該表示データ格納用フレームメモリから、所
    望の表示画像情報を選択して表示手段に転送する画像表
    示制御手段、表示手段、上記の各装置に於ける操作を制
    御するソフトウェアを格納するソフトウェア格納手段及
    び、上記の各装置の動作を制御する制御処理手段とから
    構成されている事を特徴とするスロットマシーン又はパ
    チスロ機の画像表示装置。
11. 【請求項１１】 当該モーションブラー処理手段には、
    更に、ずれ量設定手段、半透明処理手段、Ｚバッファー
    手段の何れかが設けられている事を特徴とする請求項１
    ０記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装
    置。
12. 【請求項１２】 表示手段を有するスロットマシーン又
    はパチスロ機の画像表示装置に於て、当該表示手段に、
    画像情報を表示するに際し、画像処理操作にモーション
    ブラー処理を付加して画像を描画する事を特徴とするス
    ロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける
    画像表示方法。
13. 【請求項１３】 当該モーションブラー処理手段は、所
    定のフレームに於て、所定の物体を描画するに際し、当
    該物体を描画すると共に、当該物体が描画される位置か
    ら前フレームで描画された表示位置の方向に所定量ずれ
    た位置に、当該物体の表示画像情報を半透明処理して表
    示する事を特徴とする請求項１２記載のスロットマシー
    ン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方
    法。
14. 【請求項１４】 当該所定の物体の描画位置に対して、
    所定量ずれた位置に描画される半透明処理された当該所
    定の物体の表示画像情報は、当該ずれの位置が相互に異
    なる複数個設定する事を特徴とする請求項１２記載のス
    ロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける
    画像表示方法。
15. 【請求項１５】 当該物体の描画位置に対して、当該半
    透明処理した当該物体の表示画像情報を表示する位置の
    ずれの量を、当該物体の移動速度、ブラー効果等に応じ
    て設定する事を特徴とする請求項１３又は１４記載のス
    ロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける
    画像表示方法。
16. 【請求項１６】 当該所定量ずれた位置に描画される個
    々の半透明処理された当該所定の物体の表示画像情報の
    半透明係数は、互いに異なる様に構成する事を特徴とす
    る請求項１２乃至１５の何れかに記載のスロットマシー
    ン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方
    法。
17. 【請求項１７】 当該所定の物体の描画位置からずれて
    描画される半透明処理された当該物体の表示画像情報の
    半透明係数は、当該ずらせ操作に応じて、所定のパター
    ンに沿って変化させる事を特徴とする請求項１６記載の
    スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於け
    る画像表示方法。
18. 【請求項１８】 当該所定の物体の描画位置からずれて
    描画される半透明処理された当該物体の表示画像情報の
    半透明係数は、当該所定の物体から遠ざかる程薄くなる
    様に設定する事を特徴とする請求項１７記載のスロット
    マシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表
    示方法。
19. 【請求項１９】 当該モーションブラー処理手段は、当
    該モーションブラー処理に於いて、当該物体の表示画像
    情報及び当該物体を半透明処理して、当該物体の描画位
    置からずらせて描画される表示画像情報を、Ｚ方向に更
    にずらせて描画する事を特徴とする請求項１２乃至１８
    の何れかに記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画
    像表示装置。
20. 【請求項２０】 表示手段を有するスロットマシーン又
    はパチスロ機の画像表示装置に於て、当該表示手段に、
    画像情報を表示するに際し、 表示すべき表示画像情報を、選択する工程、 選択された、当該表示画像情報を描画処理する工程、 当該表示画像情報の描画処理に於いて、モーションブラ
    ー処理を行うか否かを判断する工程、 当該モーションブラー処理操作を実行しない場合には、
    当該表示画像情報を全て描画処理する工程、 当該モーションブラー処理操作を実行する場合には、当
    該表示画像情報に於けるブラー効果数を、当該表示画像
    情報に於ける表示パラメータに従って設定する工程、 当該ブラー効果数に応答して、半透明係数を演算して求
    める工程、 当該半透明係数を使用して所定の表示画像を所定の位置
    にずらせて半透明処理しながら描画する工程、 とから構成されている事を特徴とするスロットマシーン
    又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法。
21. 【請求項２１】 表示手段を有するスロットマシーン又
    はパチスロ機の画像表示装置に於て、当該表示手段に、
    画像情報を表示するに際し、 表示すべき表示画像情報を、選択する工程、 選択された、当該表示画像情報を描画処理する工程、 当該表示画像情報の描画処理に於いて、モーションブラ
    ー処理を行うか否かを判断する工程、 当該モーションブラー処理操作を実行しない場合には、
    当該表示画像情報を全て描画処理する工程、 当該モーションブラー処理操作を実行する場合には、当
    該表示画像情報に於けるブラー効果数を、当該表示画像
    情報に於ける表示パラメータに従って設定する工程、 当該ブラー効果数に応答して、半透明係数を演算して求
    める工程、 当該半透明係数を使用して所定の表示画像を所定の位置
    にずらせて半透明処理しながら描画する工程、とから構
    成されているスロットマシーン又はパチスロ機の画像表
    示装置に於ける画像表示方法をコンピユータに実行させ
    る為のプログラム。