JP2003229636A - 半導体レーザ素子及び半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ素子及び半導体レーザ装置

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JP2003229636A
JP2003229636A JP2002028956A JP2002028956A JP2003229636A JP 2003229636 A JP2003229636 A JP 2003229636A JP 2002028956 A JP2002028956 A JP 2002028956A JP 2002028956 A JP2002028956 A JP 2002028956A JP 2003229636 A JP2003229636 A JP 2003229636A
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JP
Japan
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semiconductor laser
attenuator
section
light source
modulator
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JP2002028956A
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English (en)
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Satoru Kikuchi
悟 菊池
Koji Yoshida
幸司 吉田
Katsuhiko Kuboki
勝彦 久保木
Masakatsu Yamamoto
昌克 山本
Shinichi Hattori
信一 服部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号のアッテネータを半導体レーザ素子と
一体化して、伝送装置の小型化及び低コスト化を可能に
する。 【解決手段】 半導体基板にレーザ光を出射する光源部
と前記レーザ光を変調する変調器部とを集積した半導体
レーザ素子において、前記レーザ光の光出力を調整する
アッテネータ部を前記光源部と同様の層構造で半導体基
板に形成する。上述した本発明によれば、アッテネータ
部を光源部と同様の構成とすることによって、従来は別
部品であったアッテネータを、従来の素子形成のプロセ
スを適用して半導体レーザ素子に集積化することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ素子
及び半導体レーザ装置に関し、特に、半導体レーザ光の
光出力の調整に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、半導体基板に形成した
活性層中にて励起状態の電子と正孔とが放射再結合する
誘導放射を整然と起こすことにより、振動数や位相が揃
ったコヒーレントな光が得られるため、直進性や干渉性
が高く、情報処理或いは光通信等の広い分野で用いられ
ている。
【0003】情報化の進展によって情報通信網のトラフ
ィックは急激な増加を続けており、こうしたトラフィッ
クの増加に対応するために、情報通信網のバックボーン
となる光通信網にはより多くの情報を処理するために高
速化が求められている。このため、10Gbps以上の
高速大容量光伝送には、波長の異なる複数の光信号を多
重化して1本の光ファイバに伝送する波長分割多重通信
(WDM:WavelengthDivision Multiplexing)技術が一
般的となってきている。
【0004】図1は波長分割多重光通信に用いられる送
信側の伝送装置を示す構成図であり、この伝送装置で
は、レーザ光を発生させる光源と該レーザ光を変調する
変調器とを一体化したモジュールDMが複数並設されて
おり、夫々のモジュールDMから出力される光信号は可
変光アッテネータVOA(Variable Optical Attenuato
r)によって光出力を調整され、光合波器アレイ導波路型
の光合波器AWG(Arrayed Waveguide Grating)によっ
て多重化されて、多重化された光信号を光増幅器AMP
によって増幅して、受信側の伝送装置と接続する光ファ
イバOFに出力している。
【0005】図2は図1のモジュールDMを示す平面図
であり、図3はその縦断面図である。モジュールDMの
パッケージは放熱及び固定のための金属を用いた放熱板
1によって下面を覆った矩形環状のステムケース2の上
面をキャップ3によって封止し、窒素ガス或いはヘリウ
ムガス等の不活性ガスが充填されており、その内部に、
サブマウント4と呼ばれる基板が、サブアセンブリ5を
介して搭載する半導体レーザ素子の温度変動による出力
強度や波長の変動を防止するために、ペルチエ冷却器6
を介して放熱板1に取り付けられている。
【0006】サブマウント4に形成されたパッド4a
と、ステムケース2の側壁に絶縁体を介して固定された
リード7及びコネクタ8とは金等のボンディングワイヤ
9によって接続され、リード7とペルチエ冷却器6とは
配線10によって接続されている。サブマウント4には
光源となる半導体レーザ素子を搭載したサブアセンブリ
5と、半導体レーザ素子のレーザ光をモニタするための
フォトダイオード11と外部からの戻り光を防止するた
めのアイソレータ12とが取り付けられており、夫々の
素子はサブマウント4に形成されたマイクロストリップ
ライン4bによってパッド4aに接続されている。
【0007】ステムケース2の前面にはフェルール13
によって光ファイバ14が固定されており、半導体レー
ザ素子から出射したレーザ光はアイソレータ12を通
り、ボールレンズ15によって集光されて光ファイバ1
4に入射しアッテネータVOAに伝送される。
【0008】図4は図2及び図3のモジュールDMに取
り付けられたサブアセンブリ5を示す平面図及びモジュ
ールDMの等価回路図である。
【0009】このサブアセンブリ5では、電気的絶縁性
があり熱伝導性が良い窒化アルミニウム等を用いた基板
20に、半導体レーザの光源部21aに電界吸収型の光
変調器部21bをモノリシックに集積し一体に形成した
変調器集積半導体レーザ素子21を搭載する。半導体レ
ーザ素子21は、光源部21aと変調器部21bとに共
通する下面電極を、基板20の接地電極20aにロウづ
け等によって導通固定する。
【0010】光源部21aの上面電極は印加される直流
電源に重畳した高周波信号等のノイズを除去するために
設けられたコンデンサ22の電極を介してモジュールD
Mの#3ピンに接続されるパッド20bに接続されてお
り、半導体レーザ素子21の変調器部21bは上面電極
から反射を抑制する駆動抵抗Rdを介して#8ピンとな
るコネクタ8と接続される入力端子20cに接続されて
おり、変調器部21bと並列に終端抵抗Rtが設けられ
ている。
【0011】サブアセンブリ5には他に半導体レーザ素
子21の温度を検出するためのサーミスタ23が搭載さ
れており、サーミスタ23の温度による抵抗値の変化か
ら、モジュールDMの#1,#2ピンに接続された外部
の温度制御回路によって半導体レーザ素子21動作時の
温度変化を検出し、検出した温度に基づいてモジュール
DMの#6,#7ピンに電圧を印加してペルチエ冷却器
6を電流駆動させて半導体レーザ素子21の温度を一定
に制御する。
【0012】また、サブアセンブリ5には、変調した光
信号を集光するためのレンズ24及び#4,#5ピンに
接続されるフォトダイオード11へ出射するモニタ光を
集光するためのレンズ25が夫々設けられている。
【0013】図5は図4のサブアセンブリ5に搭載され
ている半導体レーザ素子21を示す斜視図である。半導
体レーザ素子21の光源部21aでは、例えば、InP
等を用いたn型半導体基板30に、半導体基板30との
境界が周期的な凹凸構造の回折格子となるInGaAs
P等を用いたn型クラッド層31を形成し、更に活性層
32a、InGaAsP等を用いたp型クラッド層3
3、InP等を用いたp型キャップ層34を順次積層し
てメサ状に加工し、Fe−InP等を用いた電流素子層
35によって埋め込み構造を形成する電流狭窄構造とな
っている。
【0014】変調器部21bは、選択MOVPE法或い
は切り貼り法によって光源部21aと略同様の層構造で
回折格子を設けない構成となっており、光学的には光源
部21aの活性層32と変調器部21bの活性層32b
とが突合せ結合されており、電気的には、変調器部21
bと光源部21aとが、分離溝36により分離絶縁され
ている。また、変調器部21bの出射端面付近には窓構
造37を設けて光導波路を切り、出射端面からの反射戻
り光が変調器部21bの光導波路に戻り結合するのを防
止している。
【0015】光源部21a及び変調器部21bの層構造
は全面を酸化珪素等の絶縁膜38によって覆い、光源部
21a及び変調器部21bの絶縁膜38を部分的に除去
してTi,Pt等を含む金を用いた上面電極39a,3
9bを光源部21a及び変調器部21bの夫々に接続
し、半導体基板30裏面の全面にGe,Ni等を含む金
を用いた下面電極40を共通に形成する。
【0016】この半導体レーザ素子21では、光源部2
1aの出力光は、隣接して配置された変調器部21bに
入射し、通常の状態では光変調器部21bを透過する
が、高周波の変調信号を印加することによって、レーザ
光が信号の電圧変化によって透過・吸収を繰り返して高
周波の光信号となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】波長分割多重通信で
は、個々のモジュールDMの素子温度或いは素子駆動電
流を変化させて少しずつ波長を変えて多重化を行なう。
また、多重化する各波長の光信号の光出力を均一化する
必要があるために、夫々のモジュールDMの光出力を調
整するアッテネータVOAが必要となる。
【0018】このアッテネータVOAは各モジュールD
Mに1ケ必要であり、伝送装置の内部に多重化するチャ
ンネル数のアッテネータVOAを収納するスペースが必
要となることから伝送装置を小型化する上で障害とな
り、チャネル数に応じた接続作業が必要となる。
【0019】このため、アッテネータVOAに要するス
ペースを減少させるために、複数のアッテネータVOA
を一体化した多チャンネル化等が進められているが、個
々のアッテネータVOAとモジュールDMとを光ファイ
バによって接続する点に変わりはないので、チャンネル
数に応じた光ファイバ及びコネクタが必要となり、接続
スペース及び接続に要する作業量は減少していない。
【0020】本発明の課題は、これらの問題を解決し、
光信号のアッテネータを半導体レーザ素子と一体化し
て、伝送装置の小型化及び低コスト化を可能にする技術
を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の
課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によ
って明らかになるであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。半導体基板にレーザ光を出射する
光源部と前記レーザ光を変調する変調器部とを集積した
半導体レーザ素子において、前記レーザ光の光出力を調
整するアッテネータ部を前記光源部と同様の層構造で半
導体基板に形成する。
【0022】上述した本発明によれば、アッテネータ部
を光源部と同様の構成とすることによって、従来は別部
品であったアッテネータを、従来の素子形成のプロセス
を適用して半導体レーザ素子に集積化することができ
る。
【0023】以下、本発明の実施の形態を説明する。な
お、実施の形態を説明するための全図において、同一機
能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明
は省略する。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図6は本発明の
一実施である半導体レーザ素子21を示す斜視図であ
る。本実施の形態の半導体レーザ素子21は、光源部2
1aと変調器部21bに加えてアッテネータ部21cを
集積化したものである。
【0025】半導体レーザ素子21の光源部21aで
は、例えば、InP等を用いたn型半導体基板30に、
半導体基板30との境界が周期的な凹凸構造の回折格子
となるInGaAsP等を用いたn型クラッド層31を
形成し、更に活性層32a、InGaAsP等を用いた
p型クラッド層33、InP等を用いたp型キャップ層
34を順次積層してメサ状に加工し、Fe−InP等を
用いた電流素子層35によって埋め込み構造を形成する
電流狭窄構造となっている。
【0026】変調器部21bは、選択MOVPE法或い
は切り貼り法によって光源部21aと略同様の層構造で
回折格子を設けない構成となっており、光学的には光源
部21aの活性層32と変調器部21bの活性層32b
とが突合せ結合されており、電気的には、変調器部21
bと光源部21aとが、分離溝36により分離絶縁され
ている。
【0027】アッテネータ部21cは変調器部21bに
隣接して配置され、変調器部21bと同一の層構造とな
っており、光学的には変調器部21bの活性層32bと
アッテネータ部21cの活性層32cとが突合せ結合さ
れており、電気的には、変調器部21bとアッテネータ
部21cとが、分離溝41により分離絶縁されている。
また、アッテネータ部21cの出射端面付近には窓構造
37を設けて光導波路を切り、出射端面からの反射戻り
光がアッテネータ部21cの光導波路に戻り結合するの
を防止している。
【0028】光源部21a、変調器部21b及びアッテ
ネータ部21cの層構造は全面を酸化珪素等の絶縁膜3
8によって覆い、光源部21a、変調器部21b及びア
ッテネータ部21cの絶縁膜38を部分的に除去してT
i,Pt等を含む金を用いた上面電極39a,39b,
39cを光源部21a、変調器部21b及びアッテネー
タ部21cの夫々に接続し、半導体基板30裏面の全面
にGe,Ni等を含む金を用いた下面電極40を共通に
形成する。
【0029】この半導体レーザ素子21では、光源部2
1aの出力光は、隣接して配置された変調器部21bに
入射し、通常の状態では変調器部21bを透過するが、
高周波の変調信号を印加することによって、レーザ光が
信号の電圧変化によって透過・吸収を繰り返して高周波
の光信号となる。変調された光信号は、隣接して配置さ
れたアッテネータ部21cに入射し、通常の状態ではア
ッテネータ部21cを透過するが、逆バイアスを印加す
ることによって、印加された逆バイアスの電圧に応じた
吸収をレーザ光が受けるので光出力を減衰させることが
できる。
【0030】このアッテネータではアッテネータ部21
cの素子長を変えることによって減衰特性が変化するの
で、必要となる減衰特性に合せて素子長を設定し、印加
バイアス電圧を変化させて所望の減衰量を得ることがで
きる。高周波の加えられる変調器部21bの場合には、
素子長の増加によって電極面積も増加して浮遊容量が大
きくなり高速化の障害となるが、直流電圧を印加するア
ッテネータ部21cではそのような問題が生じないた
め、素子長を比較的自由に設定することが可能である。
【0031】従来のアッテネータは、導波路型が主流で
ありガラス材質を用いた受動部品の域を脱していないも
のであり能動素子と集積化することができなかったが、
本実施の形態の半導体レーザ素子21では、アッテネー
タ部21cを変調器部21bと同様の層構造、即ち光源
部21aと同様の構成とすることによって、従来は別部
品であったアッテネータを半導体レーザ素子21に一体
化してある。また、アッテネータ部21cを変調器部2
1bと同様の構成としてあるので、従来の素子形成のプ
ロセスを適用することが可能である。
【0032】図7は図6に示す半導体レーザ素子を搭載
したサブアセンブリを示す平面図及びこのサブアセンブ
リを取り付けたモジュールDMの等価回路図である。こ
のサブアセンブリ5では、電気的絶縁性があり熱伝導性
が良い窒化アルミニウム等を用いた基板20に、半導体
レーザの光源部21aに電界吸収型の光変調器部21b
及びアッテネータ部21cをモノリシックに集積し一体
に形成した変調器集積半導体レーザ素子21を搭載す
る。半導体レーザ素子21は、光源部21aと変調器部
21bとアッテネータ部21cとに共通する下面電極
を、基板20の接地電極20aにロウづけ等によって導
通固定する。
【0033】光源部21aの上面電極は印加される直流
電源に重畳した高周波信号等のノイズを除去するために
設けられたコンデンサ22の電極を介してモジュールD
Mの#3ピンに接続されるパッド20bに接続されてお
り、半導体レーザ素子21の変調器部21bは上面電極
から反射を抑制する駆動抵抗Rdを介して#8ピンとな
るコネクタ8と接続される入力端子20cに接続されて
おり、変調器部21bと並列に終端抵抗Rtが設けられ
ている。アッテネータ部21cの上面電極は印加される
直流電源に重畳した高周波信号等のノイズを除去するた
めに設けられたコンデンサ26の電極を介してモジュー
ルの#2ピンに接続されるパッド20dに接続されてい
る。
【0034】サブアセンブリ5には他に半導体レーザ素
子21の温度を検出するためのサーミスタ23が搭載さ
れており、サーミスタ23の温度による抵抗値の変化か
ら、モジュールDMの#1ピン及び接地電位に接続され
た外部の温度制御回路によって半導体レーザ素子21動
作時の温度変化を検出し、検出した温度に基づいてモジ
ュールDMの#6,#7ピンに電圧を印加してペルチエ
冷却器6を電流駆動させて半導体レーザ素子21の温度
を一定に制御する。
【0035】また、サブアセンブリ5には、変調した光
信号を集光するためのレンズ24及び#4,#5ピンに
接続されるフォトダイオード11へ出射するモニタ光を
集光するためのレンズ25が夫々設けられている。
【0036】本実施の形態の半導体レーザ装置では、ア
ッテネータ21cに印加するバイアス電圧のためのピン
が必要となるので、ピン数を増加させた新たなパッケー
ジを採用してもよいが、ここではサーミスタ23に用い
られていた#2ピンをアッテネータ部21cのバイアス
電圧印加に流用することによって、従来のパッケージを
そのまま利用することができる。この場合には、サーミ
スタ23に用いられていた#2ピンに替えてフォトダイ
オード11の接地側を共有化して#5ピンを流用するこ
ともできる。
【0037】図8は図7に示すサブアセンブリを取り付
けたモジュールを用いた波長分割多重光通信の送信側伝
送装置を示す構成図である。この伝送装置では、光信号
を発生させる複数の光源と変調器とアッテネータ部とを
一体化した半導体レーザ素子を搭載したモジュールDM
が複数並設されており、夫々のモジュールDMから出力
される光信号は、半導体レーザ素子に集積化されたアッ
テネータ部によって光出力を調整されているので、モジ
ュールDMに直接接続された光合波器アレイ導波路型の
光合波器AWGによって多重化されて、多重化された光
信号を光増幅器AMPによって増幅して、受信側の伝送
装置と接続する光ファイバOFに出力している。
【0038】この伝送装置では、従来別部品であった可
変光アッテネータVOAが不要であり、光接続点数を削
減し、モジュールDMと光アッテネータVOAとの接続
に要する光ファイバ及び接続作業を減少させることがで
き、保守点検交換作業等も簡便となる。また、光アッテ
ネータVOA及びその接続スペースが不要になるので、
光通信伝送装置の小型化が可能となる。
【0039】以上、本発明を、前記実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)本発明によれば、半導体レーザ素子にアッテネー
タを一体化することができるという効果がある。 (2)本発明によれば、上記効果(1)により、光接続
点数を削減し、接続に要する光ファイバ及び接続作業を
減少させることができるという効果がある。 (3)本発明によれば、上記効果(2)により、光通信
伝送装置の小型化が可能になるという効果がある。 (4)本発明によれば、上記効果(2)により、伝送装
置のコストを低減させることができるという効果があ
る。 (5)本発明によれば、上記効果(2)により、伝送装
置の信頼性を向上させることができるという効果があ
る。 (6)本発明によれば、上記効果(1)により、アッテ
ネータ部によって光出力を外部から電気制御で調整可能
でありシステム運用上の自由度が高くなるという効果が
ある。 (7)本発明によれば、上記効果(1)により、別部品
となるアッテネータを用いた場合よりも伝送装置を低消
費電力化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】波長分割多重光通信に用いられる送信側の伝送
装置を示す構成図である。
【図2】図1のモジュールDMを示す平面図である。
【図3】図1のモジュールDMを示す縦断面図である。
【図4】図2及び図3のモジュールDMに取り付けられ
たサブアセンブリ5を示す平面図及びモジュールDMの
等価回路図である。
【図5】図4のサブアセンブリ5に搭載されている半導
体レーザ素子21を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体レーザ素子
を示す斜視図である。
【図7】図6に示す半導体レーザ素子を搭載したサブア
センブリを示す平面図及びこのサブアセンブリを取り付
けたモジュールDMの等価回路図である。
【図8】図7に示すサブアセンブリを取り付けたモジュ
ールを用いた波長分割多重光通信の送信側伝送装置を示
す構成図である。
【符号の説明】
1…放熱板、2…ステムケース、3…キャップ、4…サ
ブマウント、4a…パッド,4b…マイクロストリップ
ライン、5…サブアセンブリ、6…ペルチエ冷却器、7
…リード、8…コネクタ、9…ボンディングワイヤ、1
0…配線、11…フォトダイオード、12…アイソレー
タ、13…フェルール、14…光ファイバ、15…ボー
ルレンズ、16…、17…、18…、19…、20…基
板、20a…接地電極、20b,20d…パッド、20
c…入力端子、21…半導体レーザ素子、21a…光源
部、21b…変調器部、21c…アッテネータ部、2
2,26…コンデンサ、23…サーミスタ、24,25
…レンズ、30…半導体基板、31…n型クラッド層、
32a,32b,32c…活性層、33…p型クラッド
層、34…キャップ層、35…電流素子層、36,41
…分離溝、37…窓構造、38…絶縁膜、39a,39
b,39c…上部電極、40…下面電極、DM…モジュ
ール、OVA…光アッテネータ、AWG…光合波器、A
MP…光増幅器、OF…光ファイバ、Rd…駆動抵抗、
Rt…終端抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保木 勝彦 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 山本 昌克 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 服部 信一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5F073 AA64 AB12 AB21 AB27 AB28 AB30 BA01 CA12 FA06 FA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にレーザ光を出射する光源部
    と前記レーザ光を変調する変調器部とを集積した半導体
    レーザ素子において、 前記レーザ光の光出力を調整するアッテネータ部が前記
    光源部と同様の層構造で半導体基板に形成されているこ
    とを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 前記変調器部に光吸収型の変調器が形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レ
    ーザ素子。
  3. 【請求項3】 前記アッテネータ部が前記変調器部と同
    一の層構造となっていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 前記アッテネータ部には直流バイアス電
    圧が印加され、前記変調器部には高周波交流信号が印加
    されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
    一項に記載の半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】 半導体基板にレーザ光を出射する光源部
    と前記レーザ光を変調する変調器部とを集積した半導体
    レーザ素子を搭載した半導体レーザ装置において、 前記半導体レーザ素子にレーザ光の光出力を調整するア
    ッテネータ部が前記半導体基板に形成されていることを
    特徴とする半導体レーザ装置。
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