JP2003228163A - 不活性ガス置換方法及び装置、露光装置、レチクル保管庫、レチクル検査装置、レチクル搬送ボックス、デバイスの製造方法 - Google Patents

不活性ガス置換方法及び装置、露光装置、レチクル保管庫、レチクル検査装置、レチクル搬送ボックス、デバイスの製造方法

Info

Publication number
JP2003228163A
JP2003228163A JP2002028328A JP2002028328A JP2003228163A JP 2003228163 A JP2003228163 A JP 2003228163A JP 2002028328 A JP2002028328 A JP 2002028328A JP 2002028328 A JP2002028328 A JP 2002028328A JP 2003228163 A JP2003228163 A JP 2003228163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inert gas
reticle
container
space
gas replacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002028328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003228163A5 (ja
JP4006235B2 (ja
Inventor
Takashi Kamono
隆 加茂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002028328A priority Critical patent/JP4006235B2/ja
Priority to TW092102296A priority patent/TWI275911B/zh
Priority to CNB03102324XA priority patent/CN1235091C/zh
Priority to US10/356,571 priority patent/US6833903B2/en
Priority to KR10-2003-0007146A priority patent/KR100518064B1/ko
Publication of JP2003228163A publication Critical patent/JP2003228163A/ja
Publication of JP2003228163A5 publication Critical patent/JP2003228163A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4006235B2 publication Critical patent/JP4006235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/66Containers specially adapted for masks, mask blanks or pellicles; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/70741Handling masks outside exposure position, e.g. reticle libraries
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70908Hygiene, e.g. preventing apparatus pollution, mitigating effect of pollution or removing pollutants from apparatus
    • G03F7/70933Purge, e.g. exchanging fluid or gas to remove pollutants

Landscapes

  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Library & Information Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】露光光として紫外光を用い、装置内を不活性ガ
スで置換し、原版のパターンを投影光学系を介して感光
基板に照射する露光装置において、原版とペリクル膜で
略閉じられた空間を不活性ガスで有効に置換する技術を
提供する。 【解決手段】不活性ガスで置換すべきガス置換空間24
を囲み部材23,25で囲んだ構造体に複数の通気孔2
7を設け、構造体の周囲に空間を形成する容器30内を
不活性ガスで充満させることにより、ガス置換空間内に
不活性ガスを侵入させ、ガス置換空間内を不活性ガスで
置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光光として紫外
光を用い、装置内を不活性ガスで置換し、マスクなどの
原版のパターンを投影光学系を介して感光基板に照射す
る露光装置に好ましく適用され、パターン面への異物の
付着防止のために設けられるペリクルと原版で囲まれた
ペリクル空間内の不活性ガス置換方法に関する。また、
該ペリクル空間内を不活性ガス置換する不活性ガス置換
装置を備えた露光装置に関する。また、不活性ガス置換
装置を用いたレチクル保管庫、レチクル検査装置、レチ
クル搬送ボックス、デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIあるいは超LSIなどの極
微細パターンから形成される半導体素子等の製造工程に
おいては、マスク等の原版に描かれた回路パターンを感
光剤が塗布された基板上に縮小投影して焼き付け形成す
る縮小型投影露光装置が使用されている。半導体素子の
実装密度の向上に伴いパターンのより一層の微細化が要
求され、レジストプロセスの発展と同時に露光装置の微
細化への対応がなされてきた。
【0003】露光装置の解像力を向上させる手段として
は、露光波長をより短波長に変えていく方法と、投影光
学系の開口数(NA)を大きくしていく方法とがある。
【0004】露光波長については、365nmのi線か
ら最近では248nm付近の発振波長を有するKrFエ
キシマレーザ、193nm付近の発振波長を有するAr
Fエキシマレーザの開発が行なわれている。更に、15
7nm付近の発振波長を有するフッ素(F2)エキシマ
レーザの開発が行なわれている。
【0005】遠紫外線とりわけ193nm付近の波長を
有するArFエキシマレーザや、157nm付近の発振
波長を有するフッ素(F2)エキシマレーザにおいて
は、これらの波長付近の帯域には酸素(O2)の吸収帯
が複数存在することが知られている。
【0006】例えば、フッ素エキシマレーザーは波長が
157nmと短いため、露光装置への応用が進められて
いるが、157nmという波長は一般に真空紫外と呼ば
れる波長領域にある。この波長領域では酸素分子による
光の吸収が大きいため、大気はほとんど光を透過せず、
真空近くまで気圧を下げ、酸素濃度を充分下げた環境で
しか応用ができない。文献、「Photochemis
try of Small Molecules」(H
ideo Okabe著、A Wiley−Inter
science Publication、1978
年、178頁)によると波長157nmの光に対する酸
素の吸収係数は約190atm−1cm−1である。こ
れは1気圧中で1%の酸素濃度の気体中を波長157n
mの光が通過すると1cmあたりの透過率は、 T=exp(−190×1cm×0.01atm)=
0.150 しかないことを示す。
【0007】また、酸素が上記光を吸収することにより
オゾン(O3)が生成され、このオゾンが光の吸収をよ
り増加させ、透過率を著しく低下させることに加え、オ
ゾンに起因する各種生成物が光学素子表面に付着し、光
学系の効率を低下させる。
【0008】従って、ArFエキシマレーザ、フッ素
(F2)エキシマレーザ等の遠紫外線を光源とする投影
露光装置の露光光学系の光路においては、窒素等の不活
性ガスによるパージ手段によって、光路中に存在する酸
素濃度を数ppmオーダー以下の低レベルに抑える方法
がとられている。
【0009】このように、遠紫外線とりわけ193nm
付近の波長を有するArFエキシマレーザや、157n
m付近の波長を有するフッ素(F2)エキシマレーザ光
を利用した露光装置においては、ArFエキシマレーザ
光や、フッ素(F2)エキシマレーザ光が非常に物質に
吸収されやすいため、光路内を数ppmオーダー以下で
パージする必要がある。また水分に対しても同様のこと
が言え、やはり、ppmオーダー以下での除去が必要で
ある。
【0010】このため露光装置内、とりわけ紫外光の光
路となる部分に対しては不活性ガスでパージすることが
行われている。また、露光装置内部と外部を連絡する部
分には、ロードロック機構が設けられ、外部からレチク
ルやウエハを搬入する場合には、一旦外気と遮断し、ロ
ードロック機構内の不純物を不活性ガスでパージした
後、露光装置内部に搬入していた。
【0011】図1はフッ素(F2)エキシマレーザを光
源とし、ロードロック機構を有する半導体露光装置の一
例を示す模式的断面図である。
【0012】図1において、1はパターンの描画された
レチクルを搭載するレチクルステージ、2は原版として
のレチクル上のパターンを感光基板としてのウエハに投
影する投影光学系、3はウエハを搭載しX、Y、Z、θ
およびチルト方向に駆動するウエハステージ、4は照明
光をレチクル上に照射するための照明光学系、5は光源
からの光を照明光学系4に導光する引き回し光学系、6
は光源であるフッ素(F2)エキシマレーザ部、7はレ
チクル上のパターン領域以外が照明されないように露光
光を遮光するマスキングブレード、8および9は各々レ
チクルステージ1およびウエハステージ3の周囲の露光
光軸を覆う筐体、10は投影光学系2および照明光学系
4の内部を所定のHe雰囲気に調節するHe空調機、1
1および12は筐体8および9の各々の内部を所定のN
2 雰囲気に調節するN2 空調機、13および14はレチ
クルおよびウエハを各々筐体8および9内に搬入する時
に使用するレチクルロードロックおよびウエハロードロ
ック、15および16は各々レチクルおよびウエハを搬
送するためのレチクルハンドおよびウエハハンド、17
はレチクルの位置調節に用いるレチクルアライメントマ
ーク、18は複数のレチクルを筐体8内で保管するレチ
クル一時保管庫、19はウエハのプリアライメントを行
うプリアライメント部である。また必要に応じて装置全
体を不図示の環境チャンバに収納し、所定の温度に制御
された空気を環境チャンバ内で循環させることによりチ
ャンバ内の温度を一定に管理している。
【0013】図2はフッ素(F2)エキシマレーザを光
源とし、ロードロック機構を有する半導体露光装置の他
の例を示す模式的断面図である。図2において、図1と
同じものには同じ符号を付けてある。
【0014】図2に示す露光装置では、露光装置全体が
筐体20で覆われており、その内部のO2およびH2Oが
2 ガスによりパージされている。21は、筐体20全
体をN2雰囲気にするための空調機である。本露光装置
では、投影光学系2の鏡筒と照明光学系4の内部空間は
各々筐体20の内部空間(駆動系空間)と隔離されてお
り、独立にHe雰囲気に調節されている。13および1
4はレチクルおよびウエハを筐体20内に搬入する時に
使用するレチクルロードロックおよびウエハロードロッ
クである。
【0015】また一般的にレチクルにはペリクルと称さ
れるパターン保護装置が付けられている。これはレチク
ルパターン面に塵埃などの異物が付着するのを防止する
もので、これによりウエハ上への異物転写による不良の
発生頻度が抑制される。図3はこのペリクルの構造を示
す模式図である。
【0016】ペリクル24はレチクル23のパターン面
側に粘着剤等を使用して貼り付けられる。ペリクル24
は、このレチクルパターンを囲う大きさの支持枠25
と、その一端面に貼られた露光光を透過するペリクル膜
26で構成されている。またこのペリクル24とレチク
ル23で囲まれた空間(以下ペリクル空間)を完全に密
閉させると、ペリクル空間内外の気圧差や酸素濃度差に
よりペリクル膜が膨らんだり凹んだりする不具合が発生
するため、ペリクル支持枠25には通気孔27が設けら
れており、ペリクル空間内外で気体が流通できるように
なっている。またさらにこの通気孔27からペリクル空
間内に外部の異物が侵入するのを防ぐために不図示の除
塵フィルタがこの通気孔27に設けられている。
【0017】図4は、図1および図2に示した露光装置
におけるレチクルの搬送経路の一例を示す模式図であ
る。
【0018】図4において、22はレチクル23の表面
やペリクル膜26の表面に付着している塵埃等の異物の
大きさや個数を計測する異物検査装置である。レチクル
23は手動または図示の搬送装置によって露光装置の入
口となるレチクルロードロック13に搬入される。この
とき一般に露光装置の外でレチクル23とペリクル24
は張り合わされるため、搬入されるレチクル23には既
にペリクル24が貼られている。次にレチクルロードロ
ック13内を不活性ガスでパージし、筐体8と同等の不
活性ガス雰囲気となった後にレチクルハンド15により
レチクルステージ1あるいはレチクル一時保管庫18や
異物検査装置22のいずれかにレチクル23は搬送され
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、紫外線と
りわけArFエキシマレーザ光やフッ素(F2)エキシ
マレーザ光を利用した露光装置においては、ArFエキ
シマレーザ光や、フッ素(F2)エキシマレーザ光の波
長における酸素および水分による吸収が大きいため、充
分な透過率と安定性を得るためには酸素および水分濃度
を低減し、これらの濃度を厳密に制御するため、露光装
置内部と外部を連絡する部分には、ロードロック機構が
設けられ、外部からレチクルやウエハを搬入する場合に
は、一旦外気と遮断し、ロードロック機構内の不純物を
不活性ガスでパージした後、露光装置内部に搬入してい
た。
【0020】このように、フッ素(F2)エキシマレー
ザ光の透過率やその安定性を確保するために、投影レン
ズ端面や測長用干渉光学系を含むレチクルステージ(ウ
エハステージ)全体を気密チャンバ内部に配置し、この
内部全体を高純度不活性ガスでパージするだけでなく、
さらに内部の不活性ガス濃度を一定に保ったまま、この
気密チャンバ内にウエハやレチクルを搬入出するため
に、ロードロック室を気密チャンバに隣接して配置して
いる。しかしながら、ロードロック室に搬入されるレチ
クルにはペリクルが貼られており、ペリクルとペリクル
支持枠とレチクルに囲まれたペリクル空間も不活性ガス
でパージしなければ透過率が低下し、生産性を悪化させ
る要因となっていた。
【0021】また、特開平9−73167号公報では、
予め不活性ガス雰囲気中でレチクルとペリクルを張り合
わせ、ペリクル空間内を1%酸素濃度以下の不活性ガス
で封入する技術が開示されている。しかし前述のように
波長157nmの光の透過率は、酸素濃度1%の大気圧
気体中の場合で1cm当たり15%しかない。現状で
は、レチクルとペリクル膜間の空気間隔は約6mmであ
り、たとえ酸素濃度0.1%の気体で充填しても、この
空隙での波長157nmの光の透過率は89.2%にし
かならない。一方、露光装置の光源からウエハまでの光
路の空間総距離は少なくとも1mを越える。1mの空間
の透過率を80%以上確保するためにはおよそ10pp
mv/v以下に酸素濃度を抑える必要があり、理想的に
は1ppm以下が目標となる。他の空間とのバランスや
総空間距離での透過率維持という観点からペリクル空間
についても少なくとも1〜100ppm以下の酸素濃度
が要求される。もちろん水分や炭酸ガス濃度についても
同様である。
【0022】また、ペリクル空間を不活性ガスでパージ
する方法に関しては、特開平9−197652号公報に
ペリクル枠に気体を注入あるいは排気するための開口部
と開口を封止するための栓を設け、予めペリクル枠とペ
リクルとレチクルで囲まれた空間を窒素で満たす技術が
開示されているが、ペリクルには酸素透過性があるの
で、レチクル保管中など長い時間酸素濃度の高い空間に
置かれた場合、外部との酸素濃度差によりペリクル空間
に酸素が入り込み、露光光が吸収される問題がある。ま
た、ペリクル空間を密閉すると、気圧の変動によりペリ
クルが変形して破損する可能性がある。
【0023】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、露光光として紫外光を
用い、装置内を不活性ガスで置換し、原版のパターンを
投影光学系を介して感光基板に照射する露光装置におい
て、原版とペリクル膜で略閉じられた空間を不活性ガス
で有効に置換する技術を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる不活性ガス置換
方法は、不活性ガスで置換すべきガス置換空間を囲み部
材で囲んだ構造体に複数の通気孔を設け、前記構造体の
周囲に空間を形成する容器内を不活性ガスで充満させる
ことにより、前記ガス置換空間内に前記不活性ガスを侵
入させ、前記ガス置換空間内を前記不活性ガスで置換す
ることを特徴としている。
【0025】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記構造体の1つの面がレチクルで構成さ
れ、該レチクルを前記容器を閉じる蓋として作用させる
ことを特徴としている。
【0026】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記構造体の1つの面がレチクルで構成さ
れ、該レチクルを前記容器を閉じる蓋として作用させる
ことを特徴としている。
【0027】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記容器に、前記不活性ガスを供給する供
給口と前記不活性ガスを排出する排出口とを設け、前記
供給口から前記不活性ガスを供給し、前記排出口から前
記容器内のガスを排出することにより、前記容器内に前
記不活性ガスを充満させることを特徴としている。
【0028】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記供給口を前記構造体の通気孔の近傍に
配置することを特徴としている。
【0029】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記容器に対して、前記レチクルを前記容
器を閉じる蓋として作用させ、前記容器と前記レチクル
の当接部分に隙間を設け、該隙間を前記排出口として作
用させることを特徴としている。
【0030】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記ガス置換空間内の不純物濃度を測定
し、その測定結果に基づいて前記不活性ガスの流量を制
御することを特徴としている。
【0031】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記容器内の圧力を該容器の周囲の圧力に
対して陽圧とすることを特徴としている。
【0032】また、この発明に係わる不活性ガス置換方
法において、前記容器内の圧力を測定し、その測定結果
に基づいて前記容器内の圧力を制御することを特徴とし
ている。
【0033】また、本発明に係わる不活性ガス置換装置
は、不活性ガスで置換すべきガス置換空間を囲み部材で
囲んだ構造体に複数の通気孔を設け、前記構造体の周囲
に空間を形成する容器内を不活性ガスで充満させること
により、前記ガス置換空間内に前記不活性ガスを侵入さ
せ、前記ガス置換空間内を前記不活性ガスで置換するこ
とを特徴としている。
【0034】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記構造体の4つの面がペリクル支持枠で
あることを特徴としている。
【0035】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記構造体の1つの面がレチクルで構成さ
れ、該レチクルを前記容器を閉じる蓋として作用させる
ことを特徴としている。
【0036】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記容器に、前記不活性ガスを供給する供
給口と前記不活性ガスを排出する排出口とを設け、前記
供給口から前記不活性ガスを供給し、前記排出口から前
記容器内のガスを排出することにより、前記容器内に前
記不活性ガスを充満させることを特徴としている。
【0037】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記供給口を前記構造体の通気孔の近傍に
配置したことを特徴としている。
【0038】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記容器に対して、前記レチクルを前記容
器を閉じる蓋として作用させ、前記容器と前記レチクル
の当接部分に隙間を設け、該隙間を前記排出口として作
用させたことを特徴としている。
【0039】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記ガス置換空間内の不純物濃度を測定す
る測定手段と、その測定結果に基づいて前記不活性ガス
の流量を制御する制御手段とを有することを特徴として
いる。
【0040】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記容器内の圧力を該容器の周囲の圧力に
対して陽圧としたことを特徴としている。
【0041】また、この発明に係わる不活性ガス置換装
置において、前記容器内の圧力を測定する測定手段と、
その測定結果に基づいて前記容器内の圧力を制御する制
御手段とを有することを特徴としている。
【0042】また、本発明に係わる露光装置は、上記の
不活性ガス置換装置を用いて基板の周囲の空間を不活性
ガスで置換し、前記基板にパターンを転写することを特
徴としている。
【0043】また、本発明に係わるレチクル保管庫は、
上記の不活性ガス置換装置を用いてレチクルを保管する
ことを特徴としている。
【0044】また、本発明に係わるレチクル検査装置
は、上記の不活性ガス置換装置を用いてレチクルの検査
を行なうことを特徴としている。
【0045】また、本発明に係わるレチクル搬送ボック
スは、上記の不活性ガス置換装置を用いてレチクルの搬
送を行なうことを特徴としている。
【0046】また、本発明に係わるデバイスの製造方法
は、デバイスの製造方法であって、基板に感光材を塗布
する工程と、感光材が塗布された基板の該感光材に上記
の露光装置によりパターンを転写する工程と、パターン
が転写された基板を現像する工程と、を含むことを特徴
としている。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。
【0048】本発明の実施形態に係る露光装置は、露光
光として紫外光を用い、装置内を不活性ガスで置換し、
原版としてのマスク等のパターンを投影光学系を介して
感光基板に照射する露光装置であれば公知のものに適用
される。
【0049】また、本発明の実施形態に係る露光装置に
用いる露光光としての紫外光は制限されないが、従来技
術で述べたように、遠紫外線とりわけ193nm付近の
波長を有するArFエキシマレーザや、157nm付近
の波長を有するフッ素(F2)エキシマレーザ光に対し
て有効である。
【0050】以下、図面を用いて本発明の実施形態を具
体的に説明する。
【0051】(第1の実施形態)図5は、本発明の第1
の実施形態に係るペリクル空間を不活性ガスでパージす
るパージ機構を示す概略図である。
【0052】図5において、気密チャンバ36は、図1
におけるレチクルステージ1やレチクル一時保管庫18
を収納する筐体8に相当しており、これには不活性ガス
供給ライン34より不活性ガスが導入され、不活性ガス
排出ライン35より不活性ガスが排出されることで、こ
の気密チャンバ36内は不活性ガスでパージされてい
る。
【0053】この気密チャンバ36内の酸素及び水分濃
度は露光光の透過率維持という観点から1〜100PPM、
好ましくは10PPM以下にすべきであるが、気密チャン
バ36内は不図示のレチクル搬送機構などのアクチュエ
ータなどがある容量の大きい空間なので酸素及び水分濃
度を10PPM以下にすることは困難である。この気密チ
ャンバ36内の酸素及び水分濃度を10PPM以下にする
ためには大量の不活性ガス消費量が必要となり、装置稼
動コストがかかるので本実施形態では気密チャンバ36
内の酸素及び水分濃度を100〜1000PPMに設定し
ている。
【0054】レチクル支持台28は気密チャンバ36内
のレチクル一時保管庫18に配置されている。ペリクル
24(支持枠25とその一端面に貼られたペリクル膜2
6とを有する)が貼り付けられたレチクル23は、不図
示のレチクルハンドあるいは気密チャンバ36外に設け
られた不図示の搬送ロボットや手動によって支持台28
上の所定の位置に位置決めされつつ搭載される。この支
持台28には必要に応じてレチクル23を吸着固定する
吸着溝を設けても良い。また支持台28上のレチクル2
3をさらに精密に位置決めするための位置決め機構(不
図示)を別途設けることも可能である。
【0055】レチクル支持台28はレチクル支持部29
と底面30で構成されていて、中にペリクル24を入れ
ることができる空間があり、レチクル23を蓋として乗
せることにより略閉空間39を形成する。この略閉空間
39に不活性ガス供給ライン40から不活性ガスを供給
し、ペリクル枠とペリクル膜及びレチクルの周囲に不活
性ガスを充填している。
【0056】不活性ガスは不活性ガス供給ライン40か
ら略閉空間39に供給されつつ不活性ガス排出ライン4
1からチャンバ36外に排出されるので常に純度の高い
不活性ガスによる置換がおこなわれ純度の高いパージが
可能となる。
【0057】ペリクルには図6に示すように通気孔27
が複数個開けられている。よって略閉空間39に充填さ
れた不活性ガスは気体の拡散によりペリクル枠の通気孔
27を通りペリクル空間に侵入する。ペリクル空間中の
酸素及び水分は気体の拡散によりペリクル枠の通気孔2
7を通りペリクル空間外へ移動して、不活性ガスの流れ
により不活性ガス排出ライン41から排出される。
【0058】このようにペリクル空間の不活性ガス濃度
は徐々に上昇して、酸素及び水分濃度が10PPM以下の
パージが実現する。よって気密チャンバ36内の酸素及
び水分濃度が100〜1000PPMであってもペリクル
空間内の酸素及び水分濃度を0〜100PPMにすること
が可能となる。
【0059】また略閉空間39内の圧力を陽圧にすると
不活性ガス排出ライン41或いはレチクル支持台28と
レチクル23との間の僅かな隙間からの酸素及び水分の
浸入を防ぐことが出来る。本実施形態では、不活性ガス
を供給、排出している間の略閉空間39内の圧力を圧力
計37にて測定して、略閉空間39内の圧力を陽圧にす
るべく不活性ガスの排出ライン41に取り付けた絞り3
8を調整している。
【0060】略閉空間39内の圧力は高いほど酸素及び
水分の浸入を防ぐことが出来るが、あまり圧力を高くす
るとレチクル23が浮き上がりを起こす。レチクル23
の浮き上がりを防止するためにレチクル支持台28にレ
チクル23を吸着固定する吸着溝を設けても良い。又は
レチクルずれ防止部48を設けても良い。さらに不活性
ガスの排出ライン41に取り付けた絞り38を調整する
代わりに、圧力計37の値に基づいて不図示の制御演算
装置により不活性ガス供給量、不活性ガス供給速度、不
活性ガス供給圧力、不活性ガス排出量、不活性ガス排出
速度、不活性ガス排出圧力のいずれか又は組み合わせを
制御することにより略閉空間39内の圧力を陽圧にして
もよい。
【0061】また、レチクル23が、不図示のレチクル
ハンドあるいは気密チャンバ36外に設けられた不図示
の搬送ロボットや手動によって支持台28上の所定の位
置に搭載されると同時に或いはその前に不活性ガス供給
ライン40から不活性ガスを略閉空間39内に供給して
いる。供給された不活性ガスが略閉空間39内を通り不
活性ガスの排出ライン41から排出される際に、その中
の酸素、水分濃度は不活性ガスの排出ライン41に配置
された酸素、水分濃度計42にて測定される。
【0062】パージの初期段階では略閉空間39内の酸
素、水分濃度は気密チャンバ36とほぼ同じ100〜1
000PPMを示し、パージの進行とともに酸素、水分濃
度は低下する。詳しくは、略閉空間39内の雰囲気が不
活性ガスで置換されるまでの比較的短い時間の間は急激
に酸素・水分濃度が低下する。その後ペリクル空間内の
雰囲気中の酸素・水分が分子の拡散により置換されるま
での間の比較的長い時間の間はゆっくり酸素・水分濃度
が低下する。よって不活性ガスの排出ライン41に配置
された酸素、水分濃度計42の測定値をモニターするこ
とにより略閉空間39内及びペリクル空間内の酸素・水
分濃度まで測定できる。
【0063】酸素、水分濃度計42による測定値がレチ
クル空間の目標パージ濃度である0〜100PPMになる
までの比較的短い時間の間に不図示の不活性ガス流量調
整手段により比較的多量の不活性ガスを不活性ガス供給
ライン40に流している。このときの不活性ガス供給量
は略閉空間39内mp酸素・水分濃度が1〜10分程度
以下で0〜100PPMになるように決めている。略閉空
間39内の酸素、水分濃度が0〜100PPMになった後
の比較的長い時間の間は不図示の不活性ガス流量調整手
段により不活性ガス供給ライン40に流す流量を切り替
えている。このときの不活性ガス供給量は略閉空間39
内酸素・水分濃度が0〜100PPMに維持できる流量で
十分である。
【0064】このように不活性ガスの流量を酸素・水分
濃度計の測定値を基に調整することにより少ない不活性
ガス消費量と早い置換速度の両方を満足している。本実
施形態では略閉空間39内の容積をペリクル空間の容積
の10倍以下にしている。さらに置換速度を早めるため
には略閉空間39内の容積をペリクル空間の容積の10
倍以下にするとよい。
【0065】さらにペリクル空間内の不活性ガス濃度情
報を不図示のコンピュータに送ることにより、レチクル
搬送に先立ちペリクル空間内の酸素・水分濃度を知るこ
とができるので、レチクル一時保管庫18に配置した場
合にはレチクルステージへの搬送の可否判断やレチクル
ステージ1に配置した場合には露光開始の可否判断或い
はパージ完了の予測を行うことが可能となる。
【0066】レチクル搬送中は不活性ガスパージされた
ペリクルが気密チャンバ36内の酸素・水分濃度が高い
空間を通過するが、比較的短い時間であればペリクル空
間内のパージ濃度が下がることはない。例えば露光機内
のレチクル一時保管庫18からレチクルステージ1まで
の搬送は60秒程度で終了する。その時間に比べて酸素
・水分の分子の拡散速度は十分に遅く、ペリクル枠に設
けられた均圧孔にはフィルターが貼られているので搬送
中にペリクル空間内の雰囲気が置換されることはほぼな
い。
【0067】図7は本実施形態のペリクル空間内パージ
機構を露光機内のレチクル一時保管庫18に配置した状
態を示す概要図である。
【0068】本実施形態によるペリクル空間内パージ機
構は上下方向に小さく配置できる特徴があるので、レチ
クル一時保管庫18では多段に配置している。各ペリク
ル空間内パージ機構は露光までの待機の間にペリクル空
間内を不活性ガスでパージしている。この場合も気密チ
ャンバ36内の酸素及び水分濃度が100〜1000PP
Mであってもペリクル空間内の酸素及び水分濃度を0〜
100PPMにすることが可能となる。また、上下多段の
機構内はそれぞれ独立しているので、レチクル一時保管
棚にレチクルを挿入あるいは排出する際に他のパージ濃
度を悪化させることはない。また、ペリクル空間内パー
ジ機構を水平方向に並べて配置してもよい。さらに上下
左右に並べて配置してもよい。パージ完了後にはレチク
ルステージへの搬送が可能となる。本実施形態のペリク
ル空間内パージ機構からレチクルを搬出したあとで、レ
チクルの代わりに蓋をしてもよい。
【0069】図8は本実施形態のペリクル空間内パージ
機構を露光機内のレチクルステージ1に配置した状態を
示す概要図である。
【0070】レチクルステージに配置した場合にはレチ
クル支持台28の底面30にシールガラス43を設けて
パージ空間の確保と露光光の透過を両立させている。レ
チクルステージにおいては露光中もペリクル空間内を不
活性ガスでパージすることが可能となる。また、高濃度
パージを行う容積が小さいので略閉空間39内の置換速
度が早く、N2消費量が少くできる利点がある。パージ
完了後には露光開始が可能となる。
【0071】(第2の実施形態)上記の第1の実施形態
では、略閉空間39に充填された不活性ガスを不活性ガ
ス排出ライン41から排出していたが、レチクル23と
レチクル支持台28との間に微小な隙間を設けてそこか
ら不活性ガスを排出してもよい。本発明の第2の実施形
態を、図9A(断面図)を参照して説明する。
【0072】不活性ガスは不活性ガス供給ライン40か
らレチクル支持台28に供給される。供給された不活性
ガスは多孔板28aを通り略閉空間39へと侵入する。
このとき多孔板28aを通ることで略閉空間39内にム
ラ無く均一に不活性ガスが供給される。
【0073】レチクル支持台28のレチクル支持部29
はレチクル23を3箇所もしくは4箇所で支えている。
図9B(側面図)に示すように、レチクル23との接触
部分47以外は微小な隙間が設けられている。この微小
隙間から不活性ガスが排出されるときの圧力損失により
略閉空間39内を陽圧にしている。この隙間の寸法は不
活性ガスの消費量を抑えるためには1mm以下がよく、
好ましくは10〜100μmがよい。
【0074】ペリクルには図6に示すように通気孔27
が複数個開けられている。よって略閉空間39に充填さ
れた不活性ガスは気体の拡散によりペリクル枠の通気孔
27を通りペリクル空間に侵入する。ペリクル空間中の
酸素及び水分は気体の拡散によりペリクル枠の通気孔2
7を通りペリクル空間外へ移動して、不活性ガスの流れ
によりレチクル23とレチクル支持台28との間の微小
な隙間から排出される。このようにペリクル空間の不活
性ガス濃度は徐々に上昇して、酸素及び水分濃度を10
PPM以下とするパージが実現する。また、本実施形態で
はレチクル支持部29とレチクル23が3箇所もしくは
4箇所で接触しているので、全域で接触している場合に
比べて、接触によるペリクル裏面の異物付着が少ないメ
リットがある。
【0075】(第3の実施形態)上記の第1、第2の実
施形態では、不活性ガスは略閉空間39内に対し任意の
場所もしくは下側から供給されていたが、ペリクル枠の
通気孔27の近傍より略閉空間39内に供給してもよ
い。本発明の第3の実施形態を、図10を参照して説明
する。
【0076】不活性ガスは不活性ガス供給ライン40か
ら略閉空間39へ供給される。このときペリクル枠の通
気孔27の近傍より不活性ガスを供給することにより、
ペリクル空間から気体の拡散により通気孔27を通りペ
リクル空間外へ移動した酸素及び水分を効率的に不活性
ガス排出口に除去できる。また、常にペリクル枠の通気
孔27の近傍の不活性ガスの濃度を高くすることがで
き、効率的にペリクル空間内のパージを行うことが出来
る。ペリクル枠の通気孔27の近傍への不活性ガスの供
給は図11に示すようにペリクル枠の通気孔27に略直
交する方向でもよい。
【0077】本発明の各実施形態における略閉空間39
内への不活性ガスの供給方法、排出方法はそれぞれの実
施形態に限定されるものではなく、任意の組み合わせで
もペリクル内空間パージの効果が得られる。
【0078】(第4の実施形態)第1の実施形態では、
ペリクル空間内の酸素・水分濃度を測定する際に略閉空
間39内の酸素・水分濃度を測定したが、ペリクル空間
内の酸素・水分濃度を直接測定しても良い。図12はペ
リクル空間内の酸素・水分濃度を直接測定する実施形態
を示す概要図である。
【0079】本実施形態では、図12に示すように、レ
チクル23およびペリクル24を挟むように対向して、
ペリクル空間内不純物検出装置44を配置する。ペリク
ル空間内不純物検出装置44は投光部45と受光部46
にて構成されており、投光部45は露光装置の光源であ
るフッ素エキシマレーザを分岐してファイバで導光す
る。
【0080】一般にフッ素エキシマレーザ光はファイバ
での減衰が大きいため、本実施形態では透過率の高い石
英中空ファイバを使用している。ファイバの先端には不
図示のコリメータレンズ等の光学部品が配置され、ファ
イバからの射出光を細い平行光に成形している。
【0081】ファイバからの射出光がレチクル23に当
たるクロムパターン部分には、クロム膜のない窓を設け
ている。この窓によりレチクル23に入射した光はクロ
ムパターンの影響を受けることなく、受光部46へと達
する。受光部46はフォトダイオード等の光量を測定す
るセンサにて構成される。
【0082】本実施形態のペリクル空間内不純物検出装
置44では、投光部45から射出されたフッ素エキシマ
レーザ光が受光部46に入射する間にペリクル空間内の
酸素と水分にて減衰された光量を検知することにより酸
素と水分の濃度を算出している。
【0083】本実施形態で使用する受光部46のフォト
ダイオードは入力光量に応じた電流値を出力する。予め
ペリクル空間内にて減衰のない条件で初期光量を測定
し、その出力電流値をIaとする。また、実際にペリク
ル空間内の酸素、水分にて減衰された光量による出力電
流値をIbとすると、ペリクル空間内での透過率TはT
=Ib/Iaとなる。また、波長157nmの光に対す
る酸素の吸収係数は約190atm−1cm−1である
ので、1気圧中での酸素、水分濃度Nは以下の式により
算出される。
【0084】N=ln{T/(−190×l)} ここでlはペリクル空間内を光が通過した距離を表す。
【0085】投光部45から射出されたフッ素エキシマ
レーザ光がペリクル面の法線に対してθの角度でペリク
ル支持枠25に平行に入射し、ペリクル支持枠25の高
さをSoとすると、l=So/cosθとなる。よって
酸素と水分の濃度Nは以下の式により算出される。
【0086】N=ln{(Ib/Ia)/(−190×
(So/cosθ))} 以上の通り、投光部45から射出されたフッ素エキシマ
レーザ光が受光部46に入射する間にペリクル空間内の
酸素、水分にて減衰された光量を検知することにより酸
素と水分の濃度を算出している。
【0087】本実施形態のペリクル空間内不純物検出装
置44では露光機の光源であるフッ素エキシマレーザを
分岐して使用しているので、露光機以外の装置に同様の
機能を設けた場合より装置の規模がコンパクトになり、
コスト面でも有利である。しかし、例えば波長172n
mのキセノンエキシマランプを投光ランプとして使用し
ても、同様の機能が得られることは言うまでもない。
【0088】(第5の実施形態)以上の実施形態ではペ
リクル空間内パージ機構を半導体露光装置内に配置した
が、本発明によるペリクル空間内パージ機構は半導体露
光装置以外に配置してもよく、例えばデバイスメーカー
のクリーンルームにおいてレチクルを保管するレチクル
ストッカーやクリーンルーム内においてレチクルを搬送
するレチクル搬送ボックス内に配置してもよい。
【0089】レチクルストッカーに配置した場合もレチ
クルストッカー全体を不活性ガスパージするよりもはる
かに小さい容積の空間をパージすればよいので、使用す
る不活性ガスの消費量が少なくて済む。さらに、レチク
ルストッカー内の機構内はそれぞれ独立しているので、
レチクル一時保管棚にレチクルを挿入あるいは搬出する
際に他のパージ濃度を悪化させることはない。レチクル
ストッカーでは上下左右に並べて配置することが望まし
い。
【0090】レチクル搬送用ボックス内に配置した場合
は露光装置間或いはレチクルストッカーへの搬送中にペ
リクル空間の不活性ガスパージが可能となる。このとき
レチクル搬送エリア全域或いはレチクル搬送用ボックス
全体を不活性ガスパージするよりもはるかに小さい容積
の空間をパージすればよいので、使用する不活性ガスの
消費量が少なくて済む。
【0091】また、以上の実施形態ではペリクル空間内
パージ機構を100〜1000PPMにパージしたパージチャンバ
ー内に配置したが、周囲の酸素・水分濃度にとらわれる
ことなくペリクル空間内のパージが可能であり、例えば
酸素濃度20%程度の大気中であっても所望のペリクル
空間内パージが行われることは言うまでもない。
【0092】(デバイスの製造方法)次に上記第1及び
第5の実施形態の露光装置を利用した半導体デバイスの
製造プロセスを説明する。
【0093】図13は半導体デバイスの全体的な製造プ
ロセスのフローを示す。ステップ1(回路設計)では半
導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク
作製)では設計した回路パターンに基づいてマスクを作
製する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン
等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエ
ハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハ
を用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の
回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程
と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用い
て半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検
査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作
確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした
工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステ
ップ7)する。
【0094】図14は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜
を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電
極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込
み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジ
スト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16
(露光)では上記の露光装置によって回路パターンをウ
エハに転写する。ステップ17(現像)では露光したウエ
ハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フッ素エキシマレーザなどの紫外光を光源とする投影露
光装置において、ペリクル付きの原版のペリクル空間内
の不活性ガスパージを行うことが可能となる。これによ
り、露光装置の生産性を損なうことなく、高精度かつ安
定した露光制御が可能になり、微細な回路パターンが安
定してかつ良好に投影できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が好ましく適用される投影露光装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】本発明が好ましく適用される他の投影露光装置
の概略構成を示す断面図である。
【図3】レチクルに貼られたペリクルの概略構成を示す
斜視図である。
【図4】本発明が好ましく適用される投影露光装置の、
特にレチクル搬送経路を示す概略構成図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を表す概略構成図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施形態で使用されるレチクル
に貼られたペリクルの概略構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施形態をレチクル一時保管庫
に配置した概略構成図である。
【図8】本発明の第1の実施形態をレチクルステージに
配置した概略構成図である。
【図9A】本発明の第2の実施形態を表す概略構成断面
図である。
【図9B】本発明の第2の実施形態を表す概略構成側面
図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を表す概略構成図で
ある。
【図11】本発明の第3の実施形態における不活性ガス
供給位置の他の例を表す概略構成図である。
【図12】本発明の第4の実施形態を表す概略構成図で
ある。
【図13】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフ
ローチャートである。
【図14】図13のウエハプロセスの詳細なフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 レチクルステージ 2 投影光学系 3 ウエハステージ 4 照明光学系 5 引き回し光学系 6 F2 レーザ部 7 マスキングブレード 8,9,20 筐体 10,11,12,21 空調機 13 レチクルロードロック 14 ウエハロードロック 15 レチクルハンド 16 ウエハハンド 17 レチクルアライメントマーク 18 レチクル一時保管庫 19 プリアライメント部 22 異物検査装置 23 レチクル(原版) 24 ペリクル 25 ペリクル支持枠 26 ペリクル膜 27 通気孔 28 レチクル支持台 29 レチクル支持部 30 底面 31 フィルター 32 不活性ガス供給口 33 不活性ガス排出口 34 不活性ガス供給ライン 35 不活性ガス排出ライン 36 気密チャンバ 37 圧力計 38 絞り 39 略閉空間 40 不活性ガス供給ライン 41 不活性ガス排出ライン 42 酸素、水分濃度計 43 シールガラス 44 ペリクル空間内不純物検出装置 45 ペリクル空間内不純物検出装置の投光部 46 ペリクル空間内不純物検出装置の受光部 47 レチクルとレチクル支持部の接触部分 48 レチクルずれ防止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/30 502P 503G 516F Fターム(参考) 2H095 BA01 BA07 BC38 BE12 2H097 CA13 GB00 LA10 5F031 CA07 DA13 DA17 FA04 FA07 FA11 FA12 HA53 KA06 KA07 KA08 MA27 MA33 NA04 NA09 5F046 AA22 CB17 DA27 DB03

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガスで置換すべきガス置換空間を
    囲み部材で囲んだ構造体に複数の通気孔を設け、前記構
    造体の周囲に空間を形成する容器内を不活性ガスで充満
    させることにより、前記ガス置換空間内に前記不活性ガ
    スを侵入させ、前記ガス置換空間内を前記不活性ガスで
    置換することを特徴とする不活性ガス置換方法。
  2. 【請求項2】 前記構造体の1つの面がレチクルで構成
    され、該レチクルを前記容器を閉じる蓋として作用させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の不活性ガス置換方
    法。
  3. 【請求項3】 前記構造体の4つの面がペリクル支持枠
    であることを特徴とする請求項1に記載の不活性ガス置
    換方法。
  4. 【請求項4】 前記容器に、前記不活性ガスを供給する
    供給口と前記不活性ガスを排出する排出口とを設け、前
    記供給口から前記不活性ガスを供給し、前記排出口から
    前記容器内のガスを排出することにより、前記容器内に
    前記不活性ガスを充満させることを特徴とする請求項1
    に記載の不活性ガス置換方法。
  5. 【請求項5】 前記供給口を前記構造体の通気孔の近傍
    に配置することを特徴とする請求項4に記載の不活性ガ
    ス置換方法。
  6. 【請求項6】 前記容器に対して、前記レチクルを前記
    容器を閉じる蓋として作用させ、前記容器と前記レチク
    ルの当接部分に隙間を設け、該隙間を前記排出口として
    作用させることを特徴とする請求項4に記載の不活性ガ
    ス置換方法。
  7. 【請求項7】 前記ガス置換空間内の不純物濃度を測定
    し、その測定結果に基づいて前記不活性ガスの流量を制
    御することを特徴とする請求項4に記載の不活性ガス置
    換方法。
  8. 【請求項8】 前記容器内の圧力を該容器の周囲の圧力
    に対して陽圧とすることを特徴とする請求項1に記載の
    不活性ガス置換方法。
  9. 【請求項9】 前記容器内の圧力を測定し、その測定結
    果に基づいて前記容器内の圧力を制御することを特徴と
    する請求項8に記載の不活性ガス置換方法。
  10. 【請求項10】 不活性ガスで置換すべきガス置換空間
    を囲み部材で囲んだ構造体に複数の通気孔を設け、前記
    構造体の周囲に空間を形成する容器内を不活性ガスで充
    満させることにより、前記ガス置換空間内に前記不活性
    ガスを侵入させ、前記ガス置換空間内を前記不活性ガス
    で置換することを特徴とする不活性ガス置換装置。
  11. 【請求項11】 前記構造体の4つの面がペリクル支持
    枠であることを特徴とする請求項10に記載の不活性ガ
    ス置換装置。
  12. 【請求項12】 前記構造体の1つの面がレチクルで構
    成され、該レチクルを前記容器を閉じる蓋として作用さ
    せることを特徴とする請求項10に記載の不活性ガス置
    換装置。
  13. 【請求項13】 前記容器に、前記不活性ガスを供給す
    る供給口と前記不活性ガスを排出する排出口とを設け、
    前記供給口から前記不活性ガスを供給し、前記排出口か
    ら前記容器内のガスを排出することにより、前記容器内
    に前記不活性ガスを充満させることを特徴とする請求項
    10に記載の不活性ガス置換装置。
  14. 【請求項14】 前記供給口を前記構造体の通気孔の近
    傍に配置したことを特徴とする請求項13に記載の不活
    性ガス置換装置。
  15. 【請求項15】 前記容器に対して、前記レチクルを前
    記容器を閉じる蓋として作用させ、前記容器と前記レチ
    クルの当接部分に隙間を設け、該隙間を前記排出口とし
    て作用させたことを特徴とする請求項13に記載の不活
    性ガス置換装置。
  16. 【請求項16】 前記ガス置換空間内の不純物濃度を測
    定する測定手段と、その測定結果に基づいて前記不活性
    ガスの流量を制御する制御手段とを有することを特徴と
    する請求項13に記載の不活性ガス置換装置。
  17. 【請求項17】 前記容器内の圧力を該容器の周囲の圧
    力に対して陽圧としたことを特徴とする請求項10に記
    載の不活性ガス置換装置。
  18. 【請求項18】 前記容器内の圧力を測定する測定手段
    と、その測定結果に基づいて前記容器内の圧力を制御す
    る制御手段とを有することを特徴とする請求項17に記
    載の不活性ガス置換装置。
  19. 【請求項19】 請求項10乃至18のいずれか1項に
    記載の不活性ガス置換装置を用いて基板の周囲の空間を
    不活性ガスで置換し、前記基板にパターンを転写するこ
    とを特徴とする露光装置。
  20. 【請求項20】 請求項10乃至18のいずれか1項に
    記載の不活性ガス置換装置を用いてレチクルを保管する
    ことを特徴とするレチクル保管庫。
  21. 【請求項21】 請求項10乃至18のいずれか1項に
    記載の不活性ガス置換装置を用いてレチクルの検査を行
    なうことを特徴とするレチクル検査装置。
  22. 【請求項22】 請求項10乃至18のいずれか1項に
    記載の不活性ガス置換装置を用いてレチクルの搬送を行
    なうことを特徴とするレチクル搬送ボックス。
  23. 【請求項23】 デバイスの製造方法であって、 基板に感光材を塗布する工程と、 感光材が塗布された基板の該感光材に請求項19に記載
    の露光装置によりパターンを転写する工程と、 パターンが転写された基板を現像する工程と、 を含むことを特徴とするデバイスの製造方法。
JP2002028328A 2002-02-05 2002-02-05 不活性ガス置換方法及び装置、レチクル保管庫、レチクル検査装置、レチクル搬送ボックス、デバイスの製造方法 Expired - Fee Related JP4006235B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002028328A JP4006235B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 不活性ガス置換方法及び装置、レチクル保管庫、レチクル検査装置、レチクル搬送ボックス、デバイスの製造方法
TW092102296A TWI275911B (en) 2002-02-05 2003-01-30 Inert gas purge method and apparatus, exposure apparatus, reticle stocker, reticle inspection apparatus, reticle transfer box, and device manufacturing method
CNB03102324XA CN1235091C (zh) 2002-02-05 2003-01-30 惰性气体置换方法和装置、曝光装置及标线片装置
US10/356,571 US6833903B2 (en) 2002-02-05 2003-02-03 Inert gas purge method and apparatus, exposure apparatus, reticle stocker, reticle inspection apparatus, reticle transfer box, and device manufacturing method
KR10-2003-0007146A KR100518064B1 (ko) 2002-02-05 2003-02-05 불활성가스퍼지방법 및 장치, 노광방법, 레티클보관고,레티클검사장치, 레티클반송박스, 및 디바이스제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002028328A JP4006235B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 不活性ガス置換方法及び装置、レチクル保管庫、レチクル検査装置、レチクル搬送ボックス、デバイスの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003228163A true JP2003228163A (ja) 2003-08-15
JP2003228163A5 JP2003228163A5 (ja) 2005-04-07
JP4006235B2 JP4006235B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=27654651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002028328A Expired - Fee Related JP4006235B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 不活性ガス置換方法及び装置、レチクル保管庫、レチクル検査装置、レチクル搬送ボックス、デバイスの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6833903B2 (ja)
JP (1) JP4006235B2 (ja)
KR (1) KR100518064B1 (ja)
CN (1) CN1235091C (ja)
TW (1) TWI275911B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165561A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、レチクル交換ユニットおよびデバイス製造方法
US7619718B2 (en) 2003-10-07 2009-11-17 Asml Holding N.V. Method and system for active purging of pellicle volumes
JP5454136B2 (ja) * 2007-03-01 2014-03-26 株式会社ニコン ペリクルフレーム装置、マスク、レチクル装置、露光方法及び露光装置並びにデバイスの製造方法
KR20180028947A (ko) * 2016-09-09 2018-03-19 가부시키가이샤 다이후쿠 용기 수납 설비
KR20200079793A (ko) * 2018-12-26 2020-07-06 주식회사 에프에스티 초극자외선 리소그라피용 펠리클의 검사에 사용되는 캡슐
KR102242026B1 (ko) * 2020-06-29 2021-04-19 피엠씨글로벌 주식회사 내부공간에 질소가스가 주입되는 포토마스크 케이스
JP2022050623A (ja) * 2015-10-05 2022-03-30 ブルックス シーシーエス ゲーエムベーハー 半導体システムにおける湿度制御

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6843833B2 (en) * 2003-06-16 2005-01-18 Powerchip Semiconductor Corp. Front opening unified pod and associated method for preventing outgassing pollution
US7763395B2 (en) * 2003-06-30 2010-07-27 Intel Corporation Radiation stability of polymer pellicles
JP4429008B2 (ja) * 2003-12-22 2010-03-10 サントリーホールディングス株式会社 ガス置換装置およびガス置換方法
US7203563B2 (en) * 2004-04-08 2007-04-10 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Automatic N2 purge system for 300 mm full automation fab
US20060033905A1 (en) * 2004-08-16 2006-02-16 Mahmood Toofan Pellicle-reticle methods with reduced haze or wrinkle formation
US7476491B2 (en) * 2004-09-15 2009-01-13 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus, gas supply system, method for purging, and device manufacturing method and device manufactured thereby
JP4710308B2 (ja) * 2004-10-29 2011-06-29 株式会社ニコン レチクル搬送装置、露光装置、及びレチクルの搬送方法
JP2006245400A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Canon Inc 光学装置およびデバイス製造方法。
US7728951B2 (en) * 2005-09-29 2010-06-01 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and method for conditioning an interior space of a device manufacturing apparatus
KR100865479B1 (ko) * 2006-12-18 2008-10-27 코닉시스템 주식회사 불활성 가스 분위기 형성장치 및 이를 이용한 레이저어닐링 장치
US8018578B2 (en) * 2007-04-19 2011-09-13 Asml Netherlands B.V. Pellicle, lithographic apparatus and device manufacturing method
US8492283B2 (en) * 2007-08-28 2013-07-23 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and structure for automated inert gas charging in a reticle stocker
FR2954583B1 (fr) 2009-12-18 2017-11-24 Alcatel Lucent Procede et dispositif de pilotage de fabrication de semi conducteurs par mesure de contamination
FR2961946B1 (fr) 2010-06-29 2012-08-03 Alcatel Lucent Dispositif de traitement pour boites de transport et de stockage
US8767170B2 (en) * 2011-06-03 2014-07-01 Silicon Light Machines Corporation Flow through MEMS package
EP3079013B1 (en) * 2015-03-30 2018-01-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Pellicle
JP6845058B2 (ja) * 2017-03-23 2021-03-17 株式会社Screenホールディングス 露光装置、基板処理装置、基板の露光方法および基板処理方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06252028A (ja) 1993-03-01 1994-09-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 近接露光装置の不活性気体パージ機構
US5559584A (en) * 1993-03-08 1996-09-24 Nikon Corporation Exposure apparatus
JPH0973167A (ja) 1995-09-05 1997-03-18 Mitsui Petrochem Ind Ltd マスク保護装置付きマスクとその製造方法及び該マスク による露光方法
JPH09197652A (ja) 1996-01-19 1997-07-31 Nec Corp ペリクル及びペリクル付きフォトマスク
US6507390B1 (en) * 2000-02-10 2003-01-14 Asml Us, Inc. Method and apparatus for a reticle with purged pellicle-to-reticle gap
KR20010095087A (ko) * 2000-03-30 2001-11-03 시마무라 테루오 노광장치, 노광방법 및 디바이스의 제조방법
JP2001345263A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Nikon Corp 露光装置及び露光方法、並びにデバイス製造方法
JP2002158153A (ja) * 2000-11-16 2002-05-31 Canon Inc 露光装置およびペリクル空間内ガス置換方法
US6710845B2 (en) * 2000-12-29 2004-03-23 Intel Corporation Purging gas from a photolithography enclosure between a mask protective device and a patterned mask

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7619718B2 (en) 2003-10-07 2009-11-17 Asml Holding N.V. Method and system for active purging of pellicle volumes
JP2006165561A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、レチクル交換ユニットおよびデバイス製造方法
JP2009182339A (ja) * 2004-12-07 2009-08-13 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、レチクル交換ユニットおよびデバイス製造方法
JP4514697B2 (ja) * 2004-12-07 2010-07-28 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置、レチクル交換ユニットおよびデバイス製造方法
JP5454136B2 (ja) * 2007-03-01 2014-03-26 株式会社ニコン ペリクルフレーム装置、マスク、レチクル装置、露光方法及び露光装置並びにデバイスの製造方法
JP2022050623A (ja) * 2015-10-05 2022-03-30 ブルックス シーシーエス ゲーエムベーハー 半導体システムにおける湿度制御
KR20180028947A (ko) * 2016-09-09 2018-03-19 가부시키가이샤 다이후쿠 용기 수납 설비
KR102311744B1 (ko) 2016-09-09 2021-10-08 가부시키가이샤 다이후쿠 용기 수납 설비
KR20200079793A (ko) * 2018-12-26 2020-07-06 주식회사 에프에스티 초극자외선 리소그라피용 펠리클의 검사에 사용되는 캡슐
KR102172722B1 (ko) 2018-12-26 2020-11-02 주식회사 에프에스티 초극자외선 리소그라피용 펠리클의 검사에 사용되는 캡슐
KR102242026B1 (ko) * 2020-06-29 2021-04-19 피엠씨글로벌 주식회사 내부공간에 질소가스가 주입되는 포토마스크 케이스

Also Published As

Publication number Publication date
KR100518064B1 (ko) 2005-09-28
TW200302956A (en) 2003-08-16
CN1235091C (zh) 2006-01-04
TWI275911B (en) 2007-03-11
JP4006235B2 (ja) 2007-11-14
CN1442756A (zh) 2003-09-17
KR20030066463A (ko) 2003-08-09
US20030150329A1 (en) 2003-08-14
US6833903B2 (en) 2004-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003228163A (ja) 不活性ガス置換方法及び装置、露光装置、レチクル保管庫、レチクル検査装置、レチクル搬送ボックス、デバイスの製造方法
US6842221B1 (en) Exposure apparatus and exposure method, and device manufacturing method
US6791661B2 (en) Gas replacement method and apparatus, and exposure method and apparatus
KR100774027B1 (ko) 용기 및 이것을 사용해서 기판을 반송하는 방법
US7507264B2 (en) Transport apparatus
KR20010095087A (ko) 노광장치, 노광방법 및 디바이스의 제조방법
US6226133B1 (en) Optical apparatus and a method of transporting the same
JPWO2002021583A1 (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
WO1999036950A1 (fr) Systeme d'exposition, appareil d'exposition, et dispositif revelateur du revetement
JPWO2003079419A1 (ja) マスク保管装置及び露光装置、並びにデバイス製造方法
JP2003167328A (ja) デバイス製造関連装置、ガス置換方法及びデバイス製造方法
JP2008066635A (ja) 容器内をパージガスによりパージする装置
JP3958049B2 (ja) ペルクル付きレチクル、デバイス製造関連装置、露光装置及びデバイス製造方法
JP2001060548A (ja) 露光方法及び装置
US6590631B2 (en) Exposure apparatus and device manufacturing method using the same
JP2006060037A (ja) 露光装置
JPWO2002052345A1 (ja) マスク浄化方法及び装置、並びにデバイス製造システム
JP2002033258A (ja) 露光装置、マスク装置及びパターン保護装置、並びにデバイス製造方法
WO2002093626A1 (fr) Procede et dispositif d'alignement, procede et systeme d'acheminement de substrat
JP2001345264A (ja) 露光装置及び露光方法並びにデバイスの製造方法
JPWO2002075795A1 (ja) 露光方法及び装置、並びにデバイス製造方法
JP2003163251A (ja) 搬送装置及び露光装置
JP2001237163A (ja) 光学装置、不活性ガスの制御方法、密閉空間の雰囲気制御装置およびデバイス製造方法
JP2004259756A (ja) ガス置換装置、露光装置及びデバイスの製造方法
JP2003215785A (ja) パターン保護装置、マスク装置及びその製造方法、露光装置及び露光方法、並びにデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees