JP2003225940A - 2軸延伸ブロー成形用プリフォーム保持治具 - Google Patents
2軸延伸ブロー成形用プリフォーム保持治具Info
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- JP2003225940A JP2003225940A JP2002024472A JP2002024472A JP2003225940A JP 2003225940 A JP2003225940 A JP 2003225940A JP 2002024472 A JP2002024472 A JP 2002024472A JP 2002024472 A JP2002024472 A JP 2002024472A JP 2003225940 A JP2003225940 A JP 2003225940A
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Abstract
的課題とし、もって2軸延伸ブロー成形壜体の高い生産
性を得ることを目的とする。 【解決手段】 延伸ピンが挿通するピン挿通孔を中央に
貫通形成した筒状の治具本体を有すること、この治具本
体の先端部に、有底円筒形状の合成樹脂製プリフォーム
の口筒部を嵌入限まで嵌入してプリフォームを保持した
状態で、全ての構成部位が、プリフォームの中心軸線上
から少なくとも口筒部の内径の半分の長さ分、離れて位
置する構成とすること、にある。
Description
2軸延伸ブロー成形方法に使用されるプリフォーム保持
治具の構造に関するものである。
にポリエチレンテレフタレート樹脂製の2軸延伸ブロー
成形壜体が、数多くの優れた特性を発揮することから、
壜容器として多方面で多量に使用されている。
は、有底円筒形状に射出成形されたプリフォームを、延
伸効果を発現させることのできる温度に加熱した状態
で、軸方向および径方向に延伸変形させて成形されるの
が一般である。
部10に逆立姿勢でゆるく嵌合した状態で保持治具5に
保持されて延伸効果が発現する温度に加熱されたプリフ
ォームPを、保持治具5と一緒にブロー金型1に、プリ
フォームPの口筒部P2外周面下端に一体周設したネッ
クリングP1を、ブロー金型1のネック支持鍔部3に係
止させた状態で組付け、保持治具5の中央に貫通形成さ
れたピン挿通孔11を通して挿通される延伸ピン16に
より軸方向に延伸成形されると共に、ピン挿通孔11も
しくは延伸ピン16を通して圧入されるブローエアによ
り径方向に延伸成形されて、壜体P’への成形を達成し
ている。
の姿勢は主として口筒部P2に嵌入したガイド筒部10に
より確保されている。
イド筒部を嵌入させて、このプリフォームの組付き姿勢
を保持する従来の方法では、このガイド筒部の分、ブロ
ーエアの流路として利用できる、プリフォームの口筒部
内部の有効断面積が小さくなり、ブローエアの流量を大
きくし、ブロー時間を短縮するという、生産性の向上に
関わる対応ができない、と云う問題があった。
吹き込むエアサーキュレーションによる壜体の冷却のた
めの工程が多く見られ、主として延伸ピン内に設けたエ
ア流路を通して実施されるが、このエア流路を大きくし
て、エアの流量をさらに大きくし、冷却効率を上げ、生
産性をさらに向上することが要求されており、ここにお
いても、口筒部の有効断面積の減少が問題となってい
る。
ける問題点を解消すべく創案されたもので、プリフォー
ム内へのエアの流路の拡大を技術的課題とし、もって2
軸延伸ブロー成形壜体の高い生産性を得ることを目的と
する。
るための本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、延
伸ピンが挿通するピン挿通孔を、中央に貫通形成した筒
状の治具本体を有すること、この治具本体の先端部に、
有底円筒形状の合成樹脂製プリフォームの口筒部を嵌入
限まで嵌入させて、このプリフォームを保持した状態
で、全ての構成部位が、プリフォームの中心軸線上か
ら、少なくとも口筒部の内径の半分の長さ分、離れて位
置する構成とすること、にある。
ームを保持した状態で、全ての構成部位が、プリフォー
ムの中心軸線上から、少なくとも口筒部の内径の半分の
長さ分、離れて位置するので、すなわち口筒部の内部、
およびプリフォーム内部へのエアの供給流路となる治具
本体のピン挿通孔にも、プリフォーム内部へのエアの流
動を妨げる部位がない構成であるので、エアの流路を限
界にまで広くすることが可能となり、ブローエアの流量
を大きくすることによるブロー時間の短縮、またエアサ
ーキュレーション時のエアの流量を大きくすることによ
る冷却効率の向上等により、生産性の向上を達成するこ
とができる。
たブロー後の壜体冷却のためのエアサークレーション
は、保持治具およびプリフォームに延伸ピンを挿通させ
た状態で実施され、エアブローにおいては、主として延
伸ピン外周面と口筒部の内周面の隙間からプリフォーム
内にブローエアが流動し、エアサーキュレーション時に
は、延伸ピン内に形成された通路をエアが流動するが、
目的に応じて、主として延伸ピンの外径により、ブロー
エアあるいはサーキュレーション用エアの流動に利用で
きる有効断面積を決めることことができる。
端部に嵌入することにより、少なくともプリフォームを
逆立して、治具本体に嵌入させた姿勢においては、プリ
フォームの姿勢を保持することができる。
筒部の外周面下端に一体周設したネックリング、あるい
は口筒部の上端部と治具本体の先端面、さらには適宜付
設した周設段部との周当接によって設定することができ
る。
発明において、治具本体の先端部を、プリフォームの口
筒部にゆるく外接する内径を有した円筒形状とするこ
と、にある。
の先端部内周面が、プリフォームの口筒部にゆるく外接
するので、少なくともプリフォームを逆立して、治具本
体に嵌入させた姿勢においては、プリフォームの姿勢を
保持することが可能であり、また口筒部の治具本体の先
端部への、嵌入および抜き出しを容易にすることが可能
となるが、目的に応じ、姿勢の保持性と嵌入および抜き
出し性に関わる、外接の強さを、治具本体の先端部の内
径の設定により調節することができる。
たは2の発明において、治具本体の先端部内周面の、プ
リフォームの口筒部のカブラ部に対向する位置に、この
カブラ部の外周に、口筒部の嵌入および抜き出しを可能
に外接して、プリフォームの姿勢を保持する支持部を設
けること、にある。
周面に設けた支持部は、プリフォームの口筒部の嵌入お
よび抜き出しを可能にしており、壜体の製造工程におい
て、必要に応じて、この嵌入、抜き出しができる。
外周に外接しながら、プリフォームの姿勢を保持する構
成であり、ブロー金型に取り付けた状態ではもちろん、
ブロー金型から保持治具を外した状態においても、支持
部によりプリフォームの姿勢を確実に保持することがで
き、またプリフォームの揺動を抑制することができ、搬
送時等にその姿勢がずれることによる、生産トラブルの
発生を防止することができる。
発明において、オーリングを、治具本体の内周面に形成
した内周溝に、組付け固定して支持部を構成すること、
にある。
グに摺動させながら容易に口筒部を嵌入したり、抜き出
したりすることができ、またオーリングがカブラ部分の
外周全域に亘って外接するので、プリフォームの姿勢を
適正に、安定して保持することができ、さらに支持部の
構造が簡単となる。
発明において、ホルダースプリングを、治具本体の内周
面に形成した内周溝に、組付け固定して支持部を構成す
ること、にある。
スプリングの機能を利用して、容易にプリフォームの口
筒部を嵌入したり、抜き出したりすることができ、また
カブラ部に外接することにより、ホルダースプリングの
所望値に設定した弾性力により、プリフォームの姿勢を
適正に、安定して保持することができる。
発明において、治具本体の先端部筒壁内周面に開口し、
治具本体の中心軸に関して略等中心角度間隔に、少なく
とも3箇所に形成した円孔状の横孔内に、表面の滑らか
な球体を抜け出し不能に、かつ弾性体による押圧状態で
一部を突き出した状態で設置し、横孔にブローエアに対
してシール性を発揮するシール部を設けて支持部を構成
すること、にある。
ー様の機能を利用するものであり、球体は、押圧状態で
横孔内を移動し、球体の回転等の作用により、プリフォ
ームの口筒部を保持治具に円滑に嵌入させたり、抜き出
したりすることができ、またカブラ部に外接した状態
で、弾性体による押圧により、プリフォームの組付き姿
勢を確実に保持することができ、さらにこの弾性体の反
発力の調整により、適正な嵌入、抜き出し性および姿勢
保持性を容易に実現することができる。
また良好な表面滑り性を有した球体を用いることがで
き、たとえばステンレス球等を用い、弾性体としては、
たとえばゴム性等の弾性的性質を有したオーリング状の
部材、コイルスプリング等を使用することができる。
リング、あるいは球体の、カブラ部への外接位置は、目
的や必要に応じて決めることができるが、カブラ部の下
端縁に当接させるのがより好ましく、カブラ部下端縁が
係止片の機能を発揮し、より確実にプリフォームの姿勢
を支持することが可能となる。
2、3、4、5または6の発明において、治具本体をブ
ロー金型に取り付けた状態で、口筒部の外周面下端に一
体周設したネックリングを、治具本体の先端開口縁部に
設けた当接段部に密に当接させる構成とした、ことにあ
る。
ングの上面が当接段部に当接することにより、口筒部の
嵌入限が決まり、またブロー金型に設置した状態では、
プリフォームのネックリングが、ブロー金型と治具本体
の当接段部により挟持されているので、ブロー金型に対
するプリフォームの組付き姿勢を一定に固定する。
いても、ネックリング部分が当接段部に当接した状態で
あり、ブロー成形品はカブラ部および、ネックリングの
2箇所で、その姿勢が保持されることになり、特にブロ
ー成形品の横方向への揺動を確実に抑制することができ
る。
により、プリフォームのネックリングは、ブロー金型の
ネック支持鍔部と治具本体の当接段部との間に挟持さ
れ、これにより当接段部に密接して当接するので、ブロ
ーエアに対するシールが達成される。
口筒部の外周面の下端に位置しているので、口筒部はそ
の外部あるいは内部に関わらず、全体がブロー圧力雰囲
気内に位置することになり、口筒部の全表面にはブロー
圧力が均等に作用し、口筒部の拡径変形等の不正変形の
発生を防止することができる。
2、3、4、5,6または7の発明において、治具本体
の基端部外周面に、搬送装置に引き抜き不能に係止する
係止部を設けたこと、にある。
た壜体等のブロー成形品を保持治具から引き抜く際に、
支持部による抵抗があっても、この係止部により、治具
本体の搬送装置に対する組付きを確保するので、治具本
体がブロー成形品と一緒に持ち上がって、搬送装置から
離脱することも無く、生産におけるトラブルを防ぐこと
ができる。
参照しながら説明する。図1は本発明による第1実施例
の保持治具へプリフォームPを取り付け、ブロー金型1
に装着した状態を示したものであり、図2は、さらに延
伸ピンを挿通させた状態を示したものであり、図3は、
治具本体6の半縦断正面図および平面図を示したもので
あり、治具本体6は、図示省略した搬送装置に組み付く
周溝状の係止部17を外周面に形成した、比較的小さい
外径を有する柄筒部7の上端に、外径を拡径し、ブロー
金型1の組付け凹部4に嵌入組付く嵌着筒部9を連設
し、構成されている。
の内径よりも若干大きい内径を有しており、嵌着筒部9
の内径は、その下部においては柄筒部7と同じ内径であ
り、拡径部を経てその上部では、口筒部P2が容易に嵌
入できるように、カブラ部P3に緩やかに外接可能で、
また上方に向かって緩やかなテーパ状に拡径した内径を
有し、プリフォームPの口筒部P2を上部(先端部)開
口部から嵌着筒部9に嵌入し、ネックリングP1の上面
を後述する当接段部13に当接した状態で、口筒部P2
のカブラ部P3に対向する高さ位置の内周面上部に、オ
ーリング21を組付け保持するための内周溝18aが周
設されている。
ングP1の上面に密接しながら当接する当接段部13を
形成し、この当接によって口筒部P2の嵌入限が決ま
り、またブローエアに対するシール効果を発揮するよう
に構成されており、ブロー成形時において、口筒部P2
は、その全体がブロー圧力雰囲気内に位置することにな
り、このため口筒部の全表面にはブロー圧力が均等に作
用し、口筒部P2の拡径変形等の不正変形の発生を防止
することができる。
オーリング21を組付け固定して支持部Kを構成し、こ
のオーリング21が、プリフォームPの口筒部P2に周
設されたカブラ部P3の下端縁に外接することにより、
プリフォームPの姿勢が保持される(図1、図4参
照)。
筒部9の当接段部13に当接した状態であり(図4参
照)、このネックリングP1の当接部分も、プリフォー
ムPの姿勢の保持のための作用機能を発揮した状態とな
り、その結果プリフォームPはカブラ部P3とネックリ
ングP1の部分の2箇所で、その姿勢を支持されること
になり、より確実な姿勢の保持と、揺動の抑制ができ
る。
けた状態では、プリフォームPは支持部Kの作用により
姿勢を保持されると共に、ネックリングP1が当接段部
13とブロー金型1のネック支持鍔部3の間に確実に挟
持されるので、ブロー延伸成形中においても、プリフォ
ームPの揺動を確実に抑制でき、またプリフォームPの
抜けを防止することができる。
延伸ピン16を挿通させた状態を図示したが、前述した
ように、口筒部P2に外接する支持部Kにより、プリフ
ォームPの姿勢を確実に保持することができるので、従
来の例(図10参照)のように、プリフォームPの内側
に姿勢を保持するためのガイド筒片10を設置する必要
が無く、さらに治具本体6の柄筒部7も口筒部P2の内
径よりも若干大きい内径を有し、エアの流動を妨げる部
位が存在しない。
述のように本第1実施例では、プリフォームP内部への
エアの流動を妨げる部位がないので、エアの流路を限界
まで、すなわち少なくとも口筒部P2の内径を有する円
孔状の流路を、確保することができる。
れば、この延伸ピン16の外周と口筒部P2の内周とで
形成される隙間が大きくなり、その分、ブローエアの流
量を大きく取ることができるが、逆に、延伸ピン16の
径を太くしてその分内部を流れるエアサークレーション
用のエアの流量を大きくすることもでき、目的に応じて
延伸ピン16の径を選択することができる。
た場合、プリフォームPを保持治具6から上方に抜き取
る際に若干の抵抗があるが、治具本体6の柄筒部7に形
成した周溝状の係止部17を利用して治具本体6を搬送
装置に固定することにより、この抜き取りを、容易にか
つ確実に達成することができる。
においても同様であるが、上述した第1実施例では、垂
直な姿勢の治具本体6に、上下逆転した向きでプリフォ
ームを上方から嵌入し、その姿勢を保持する例について
記述しているが、本実施例の支持部Kによれば、取り得
るプリフォームの姿勢は、この姿勢に限定されること無
く、プリフォームを下方から嵌入する姿勢、斜め、ある
いは横から嵌入する姿勢等、目的や必要に応じて任意の
向きにその姿勢を保持することが可能であり、たとえば
連続生産工程において、搬送装置等の各装置の設計ある
いは配置等の自由度が広がる等の効果を有する。
るオーリング21に替えて、内周溝18aにホルダース
プリング22を設置して支持部Kを構成したものであ
り、ホルダースプリング22は、バネの力により、内側
に締め付ける力を発揮するので、プリフォームPのカブ
ラ部P3に外接しながら、より確実に、プリフォームP
の姿勢を保持して揺動を抑制することができる。
例であり、コイル状のスプリングを丸くしながらオーリ
ング状の形状にして、このオーリング状の形状の内周部
分の一部を嵌着筒部9の内周面から突き出した状態で、
内周溝18aに嵌め込み、カブラ部P3の下端部に当接
させ使用するものであり、図5(b)はホルダースプリ
ング22の他の例である。
2の嵌入および引き抜き性およびプリフォームPの姿勢
の保持性、耐久性等のバランスをとりながら、目的に応
じて最適な形状、弾性力等を選択することができる。
の正面図および平面図であり、口筒部P2のカブラ部P
3の下端縁に球体23が当接するように、ゴム弾性的な
性質を有した外周シールリング26を組付け保持する外
周溝18bを、嵌着筒部9の上部外周面に形成し、さら
にこの外周溝18bの底部から、嵌着筒部9の中心軸に
関して等中心角度の位置に3箇所、嵌着筒部9の筒壁を
貫く円孔状の横孔19を形成している。
球を用いており、横孔19は、その内端部が若干縮径し
た形状になっており、球体23をこの横孔19内に入
れ、球体23を外側から押さえるように、外周溝18b
に外周シールリング26をセットすることにより、球体
23は外周シールリング26により押圧されながら、嵌
着筒部9の内周面からその下部を突き出した状態となる
(図7参照)。
ーエアに対するシール性を発揮するシール部を構成し、
ブローエアをシールする機能を果たす。
界まで嵌入させた状態で、球体23の一部がカブラ部P
3の下端縁に係止することにより、プリフォームPの姿
勢保持および揺動の抑制の機能をより確実に発揮するこ
とができ、プリフォームPの取り付け、取り外ずしは、
球体23の回転等の作用により大きな抵抗も無く実施す
ることができる(図7参照)。
の作用を利用した他の実施例の説明図であり、スプリン
グ24が球体23に押圧を付与する機能を、プラグ27
がブローエアに対するシール性を発揮するシール部を構
成し、ブローエアをシールする機能を果たす。
な、球体23による作用は、市販されている外周面に螺
条を有したボールプランジャーを、螺条を刻設した横孔
19にシールを保持した状態で螺合組付けることによっ
ても、達成できる。
実施例において、支持部Kを採用せず、単に治具本体6
の先端部を口筒部P2にゆるく外接する内径を有した円
筒形状としており、少なくともプリフォームPを逆立し
て、治具本体6に嵌入させた姿勢においては、プリフォ
ームPの姿勢を保持することができる。
部P2が容易に嵌入できるように、カブラ部P3に緩や
かに外接可能で、また上方に向かって緩やかなテーパー
状に拡径した内径を有しているが、口筒部P2の治具本
体6の先端部への嵌入および抜き取り性、姿勢の保持性
のバランスを考慮してその内径およびテーパー形状を選
択することができる。
ない場合であっても、治具本体6をブロー金型1に取り
付けた状態では、ネックリングP1が当接段部13とブ
ロー金型1のネック支持鍔部3の間に確実に挟持される
ので、ブロー中におけるプリフォームPの揺動を抑制す
ることができる。
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にあ
っては、口筒部の内部、およびプリフォーム内部へのエ
アの供給流路となる治具本体のピン挿通孔にも、プリフ
ォーム内部へのエアの流動を妨げる部位がないように構
成した保持治具であり、プリフォームを安定して保持し
た状態で、エアの流路を限界にまで広くすることがで
き、エア流量を大きくすることにより、ブロー時間の短
縮、またエアサーキュレーション時の冷却効率の向上が
可能となり、生産性の向上を達成することができる。
の先端部内周面が、プリフォームの口筒部にゆるく外接
するので、少なくともプリフォームを逆立して、治具本
体に嵌入させた姿勢においては、プリフォームの姿勢を
保持することができ、プリフォームの口筒部の治具本体
の先端部への嵌入および抜き出しも容易である。
型から外した状態でも、ブロー成形品の組付き姿勢を確
実に保持することができ、搬送時等にその姿勢がずれる
ことによる、生産トラブルの発生を防止することができ
る。
グが、口筒部のカブラ部全周に亘って外周接して、支持
するのでプリフォームの姿勢を適正に、安定して保持す
ることができ、かつ支持部を簡単に構成できる。
スプリングの所望値に設定した弾性力により、プリフォ
ームの姿勢を適正に、安定して保持することができる。
用により、プリフォームの姿勢の安定した保持と、無理
なく安全にプリフォームの口筒部を嵌入したり、抜き出
したりするとができる。
ングの部分においても支持がなされるので、プリフォー
ムの姿勢の保持、揺動の抑制をより確実に達成すること
ができる。
シールを達成することにより、口筒部の全表面には、ブ
ロー圧力が均等に作用し、口筒部の拡径変形等の不正変
形の発生を防止することができる。
形した壜体を保持治具から引き抜く際に支持部による抵
抗があっても、係止部を利用して、治具本体を搬送装置
に確実に固定することにより、治具本体が一緒に持ち上
がることも無く、生産におけるトラブルを防ぐことがで
きる。
を示す、左半分縦断正面図。
伸ピンを挿通した状態を示した、要部拡大縦断面図。
図。
状態の、要部拡大縦断面図。
グの例を示す、平面図。
図。
状態の、要部拡大縦断面図。
状態の、要部拡大縦断面図。
を示す、左半分縦断正面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 延伸ピン(16)が挿通するピン挿通孔(11)
を、中央に貫通形成した筒状の治具本体(6)を有し、該
治具本体(6)の先端部に、有底円筒形状の合成樹脂製プ
リフォーム(P)の口筒部(P2)を嵌入限まで嵌入させて、
該プリフォーム(P)を保持した状態で、全ての構成部位
が、前記プリフォーム(P)の中心軸線上から少なくとも
前記口筒部(P2)の内径の半分の長さ分、離れて位置する
構成とした2軸延伸ブロー成形用プリフォーム保持治
具。 - 【請求項2】 治具本体(6)の先端部を、口筒部(P2)に
ゆるく外接する内径を有した円筒形状とした請求項1記
載の2軸延伸ブロー成形用プリフォーム保持治具。 - 【請求項3】 治具本体(6)の先端部内周面の、口筒部
(P2)のカブラ部(P3)に対向する位置に、該カブラ部(P3)
の外周に、前記口筒部(P2)の嵌入および抜き出しを可能
に外接して、プリフォーム(P)の姿勢を保持する支持部
(K)を設けた請求項1または2記載の2軸延伸ブロー成
形用プリフォーム保持治具。 - 【請求項4】 オーリング(21)を、治具本体(6)の内周
面に形成した内周溝(18a)に組付け固定して支持部(K)を
構成した請求項3記載の2軸延伸ブロー成形用プリフォ
ーム保持治具。 - 【請求項5】 ホルダースプリング(22)を、治具本体
(6)の内周面に形成した内周溝(18a)に組付け固定して支
持部(K)を構成した請求項3記載の2軸延伸ブロー成形
用プリフォーム保持治具。 - 【請求項6】 治具本体(6)の先端部筒壁内周面に開口
し、前記治具本体(6)の中心軸に関して略等中心角度間
隔に、少なくとも3箇所に形成した円孔状の横孔(19)内
に、表面の滑らかな球体(23)を抜け出し不能に、かつ弾
性体による押圧状態で一部を突き出した状態で設置し、
前記横孔(19)にブローエアに対するシール性を発揮する
シール部を設けて支持部を構成した請求項3記載の2軸
延伸ブロー成形用プリフォーム保持治具。 - 【請求項7】 治具本体(6)をブロー金型(1)に取り付け
た状態で、口筒部(P2)の外周面下端に一体周設したネッ
クリング(P1)を、前記治具本体(6)の先端開口縁部に設
けた当接段部(13)に密に当接させる構成とした請求項
1、2、3、4、5または6記載の2軸延伸ブロー成形
用プリフォーム保持治具。 - 【請求項8】 治具本体(6)の基端部外周面に、搬送装
置に引き抜き不能に係止する係止部(17)を設けた請求項
1、2、3、4、5、6または7記載の2軸延伸ブロー
成形用プリフォーム保持治具。
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- 2002-01-31 JP JP2002024472A patent/JP3979631B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008012720A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Ishizuka Glass Co Ltd | Petボトルブロー成形用ノズル |
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