JP2003224708A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP2003224708A
JP2003224708A JP2002021749A JP2002021749A JP2003224708A JP 2003224708 A JP2003224708 A JP 2003224708A JP 2002021749 A JP2002021749 A JP 2002021749A JP 2002021749 A JP2002021749 A JP 2002021749A JP 2003224708 A JP2003224708 A JP 2003224708A
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image processing
noise
signal
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JP2002021749A
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Hiroyuki Yamazaki
博之 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の追跡用パターンの付加方法によれば、
付加したドットパターンを検出することが困難となる場
合があり、偽造防止として万全ではなかった。 【解決手段】 ノイズ除去処理部1101において画像信号
に対し、付加信号の付加位置近傍の画素のみにノイズ除
去処理を施し、該ノイズ除去された画像信号に対して、
ドット付加処理部1102において追跡パターンを示す付加
信号を付加する。これにより、画像信号において追跡パ
ターンと区別し難いノイズを除去した後に、追跡パター
ンを付加することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に対して
所定の信号を付加する画像処理装置及びその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、カラープリンタやカラー複写機等
の画像処理装置においては、その性能の向上が著しく、
高画質な画像形成が可能となりつつある。このような状
況下において、紙幣や有価証券等と略同様の画像を形成
することも可能であるため、今後や紙幣や有価証券等の
偽造や著作権侵害等の問題が増加していくことが考えら
れる。
【0003】上記問題の抑制対策として、画像形成装置
にてカラー画像を印刷出力する場合に、該印刷されるカ
ラー画像に対して、該画像形成装置に関する情報を示す
ドットパターンを人間の目に識別しにくい状態で付加す
るといった、ドットパターン付加方式が知られている。
【0004】該方法において付加されるドットパターン
としては通常、複数画素からなる所定ドットが所定サイ
ズ内に複数配置されており、ドットパターンが示す付加
情報の内容は、この所定サイズ内のドットの配置方法に
よって表現される。
【0005】また、ドットパターンは画面全体に周期的
に印刷される。さらに、人間の目に識別しにくくするた
めに、例えばイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの
4プレーンから構成されるカラー画像に対しては、通常
はイエローのプレーンにのみドットパターンを付加す
る。
【0006】以上のようにカラー画像に対してドットパ
ターンが付加されることにより、画像形成を禁止すべき
画像、或いは複写が禁止されるべき複写画像が発見され
た場合に、スキャナなどを用いてこれらの画像からドッ
トの配置を検出し、付加情報を解読することによって、
該画像を形成した装置を特定することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ド
ットパターン付加方法においては、オリジナルの入力画
像に、付加すべきイエロードットに近似した色を有する
画素が含まれている場合が考えられる。このような場合
には、出力された画像からイエロードットを検出する際
に、元々含まれているドットと付加されたイエロードッ
トとの区別がつきにくくなり、付加情報の解読が困難と
なってしまう。
【0008】さらに、オリジナルの入力画像に上記のよ
うなイエロードットが含まれていない場合であっても、
ハーフトーン処理などによって組織的ディザ法による網
点や誤差拡散法による分散されたドットが画像上に現わ
れるため、やはり付加されたイエロードットとの区別が
つきにくくなり、付加情報の解読が困難となることがあ
った。
【0009】このように、上記従来のイエロードットを
付加する画像形成装置においては、付加したドットパタ
ーンを検出することが困難となる場合があるため、偽造
防止としての機能は万全ではなかった。
【0010】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、画像信号に対して所定のドットパターン
を、容易に検出可能となるように付加する画像処理装置
及びその方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を
備える。
【0012】すなわち、画像信号に対してノイズ除去処
理を施すノイズ除去手段と、前記ノイズ除去手段によっ
てノイズ除去された画像信号に対して、所定の情報を示
す付加信号を付加する付加手段と、を有することを特徴
とする。
【0013】例えば、前記ノイズ除去手段は、画像信号
において前記付加信号が付加される位置の近傍画素のみ
に対して、ノイズ除去処理を施すことを特徴とする。
【0014】例えば、前記ノイズ除去手段は、画像信号
において前記付加信号と区別し難いノイズを除去するこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】<第1実施形態>まず、図1に本実施形態
が適用される画像処理装置の一例を示す。本実施形態で
は画像処理装置としてカラーLBP(レーザビームプリ
ンタ)を用いた。
【0017】図1において、光学ユニット107からTOP信
号を基準に各色毎に送出される画像情報によって感光ド
ラム100上に潜像を形成し、形成された潜像は各色現像
器保持体108内の現像器Dy,Dc、Db,Dmにより
順次現像さ、像坦持体103に複数回転写されることによ
り、像坦持体403上に多色画像が形成される。その後、
転写材保持体181〜184より選択抽出された転写材Pを像
坦持体103と転写及び搬送ベルト150の間に搬送させ、転
写材Pに像坦持体103上の多色画像を転写させる。転写
材P上に転写された多色画像は、定着ユニット104で転
写材Pに熱定着される。その後、転写材Pは排紙部105
より上部トレイ部106または下部排紙トレイ部115に排出
される。
【0018】以下、上記カラーLBPにおける画像形成
動作について、具体的に説明する。まず、帯電器111に
よって感光ドラム100が所定の極性に均一に帯電(例え
ば−600V)され、TOP信号を基準にコントローラから送
出される画像データに応じて、レーザビーム光Lによる
露光により潜像が形成され、例えばM(マゼンタ)色現
像器Dmにより感光ドラム100上の潜像が現像され、感
光ドラム100上に現像剤像が形成される。一方、所定の
タイミングで現像剤像と反対極性(例えばプラス極性)
の1次転写高圧(例えば+200V)が像坦持体103に印加さ
れ、該感光ドラム上の第1の現像剤像が像坦持体403に
転写される。その後、感光ドラム100上に残留する第1
の現像剤はクリーナ412によって除去され、次の潜像形
成及び現像工程に備える。
【0019】第1の現像色が終了したのち、感光ドラム
100上にレーザビーム光Lにより、第2色(例えばシア
ン)の潜像が形成され、第2の現像器により現像剤像が
形成される。そして、この第2の現像剤像は、先に像坦
持体103に転写された第1の現像剤像の先端位置に合わ
せて像坦持体103に前述と同様に転写を行う。同様にし
て第3、第4の潜像が感光ドラム100上に順次形成さ
れ、それぞれが第3、第4の現像器によって順次現像さ
れ、像坦持体103に先に転写された現像剤像と位置を合
わせて、第3、第4の各現像剤像が順次転写されること
によって、像坦持体103上に4色の現像剤像が重なった
状態で形成される。
【0020】この後、4色の現像剤像が重畳転写された
像坦持体103の画像先端部が転写材転写位置に近づく
と、転写及び搬送ベルト150に高圧(例えば+2KV)を印
加し、転写及び搬送ベルト150を像坦持体403に接触させ
る。その後、像坦持体103と転写及び搬送ベルト150間に
転写材保持体181〜184のいずれかからピックアップした
転写材を、現像材像の先端位置に合わせて搬送させ転写
を行う。さらに、転写及び搬送ベルト150後部に配置し
た除電針の151に、転写及び搬送ベルト150に印加したバ
イアスの逆極性(例えば−1KV)もしくは接地させ、転
写材の後端が転写及び搬送ベルト150を離れるまで作動
し、転写材上の蓄積電荷を除去する。なお、転写材の後
端が転写終了位置(像坦持体103と転写及び搬送ベルト1
50が形成するニップ部の出口)に達したとき、像坦持体
103に印加する1次転写高圧をオフ(接地電位)にす
る。
【0021】さらに、転写材の後端が転写及び搬送ベル
ト150から搬送されたとき、転写及び搬送ベルト150及び
除電針151に印加していた高圧をオフにする。またこの
時、転写及び搬送ベルト150は像坦持体103より離間させ
る。次に、転写及び搬送ベルト150より分離した転写材
は定着ユニット104に搬送され、ここで転写材上の現像
剤像を熱定着され、下部排紙トレイ115もしくは上部排
紙トレイ105上に排出される。
【0022】なお、像坦持体103から転写材への転写が
始まり、転写後の転写部の先端がクリーニングローラ13
0に近づくと、該クリーニングローラは像坦持体103に接
触させる。この該クリーニングローラ130には、該転写
及び搬送ベルト150と同極性のバイアスを印加させ、像
坦持体103上の逆極性の転写残現像剤をクリーニングロ
ーラ130に引き寄せてクリーニングを行い、また同極性
に極性転換したの転写残現像材へは、さらに極性を強め
ることにで感光ドラム100へ戻し、像坦持体103の次の印
字シーケンスに備える。
【0023】転写材に両面印字を行う際は、マルチ給紙
トレイ160に前述の印字シーケンスを終えた転写材を定
着した面を裏面にして載せて前述の印字シーケンスを再
び行うか、転写材保持体181〜184のいずれかに前述の印
字シーケンスを終えた転写材を定着した面を表面にして
載せて前述の印字シーケンスを再び行うか、もしくは前
述の印字シーケンスの転写材上の現像剤像を定着後、両
面ユニット90側へ転写材を搬送し、両面ユニットのスイ
ッチバックローラ170を紙送り方向に回転させることに
より、転写材を保持し、転写材の後端がスイッチバック
ローラに差し掛かる前にスイッチバックローラを前述の
逆方向に回転させ、定着ユニット104下部の両面ユニッ
ト90内の転写材搬送経路80へ転写材を搬送する。その
後、両面ユニット90より転写材をピックアップして、前
述の印字シーケンスを行った後、両面に現像剤画像を定
着させた転写材は、下部排紙トレイ115もしくは上部排
紙トレイ105上に排出され、両面印字された転写材が形
成される。
【0024】以上が、本実施形態に用いたカラーLBP
における印字工程の概要である。このカラーLBPによ
れば、非常に高精密で色再現性の良いフルカラー画像が
得られる。
【0025】図2は、本実施形態のカラーLBPにおけ
る信号処理構成を示すブロック図である。不図示のホス
トコンピュータからのプリント命令を受けると、ドライ
バ201からページ記述言語が送出され、コントローラ211
へ入力される。なお、ビットマップイメージを出力する
際には、このページ記述言語にビットマップデータが含
まれる。
【0026】コントローラ211内にはデコーダ202、バン
ドメモリA203、バンドメモリB204、色変換処理部20
5、γ補正部206、中間調処理部207が配置される。入力
されるページ記述言語はデコーダ202で解釈され、RG
B各8ビットの画像データに変換される。RGBの画像
データはバンドメモリへ入力される。バンドメモリはバ
ンドメモリA203、バンドメモリB204の2つのメモリか
ら構成されており、1つのメモリは数ライン分の画像デ
ータを格納可能である。まず、先頭の所定ライン分の画
像領域がバンドメモリA203へ展開され、次の所定ライ
ン数分の画像領域がバンドメモリB204へ展開されてい
る間に、バンドメモリA203からはRGBの画像データ
が出力される。さらに次の所定ライン数分の画像領域が
バンドメモリA203に展開されている間に、バンドメモ
リB204からはRGBの画像データが出力される、とい
ったように、2つのバンドメモリに交互に画像データが
展開、出力される構成となっている。
【0027】バンドメモリから出力されたRGB画像デ
ータは、パラレルに色変換処理部205へと入力され、所
定の色変換及びUCR処理が施され、M、C、Y、BK
の画像信号へと変換される。本実施形態のカラーLBP
は上述したようにY、M、C、BKの1画面ずつを形成
するため、色変換処理部205からは面順次、すなわちM
の1画面分のデータ、Cの1画面分のデータ、Yの1画
面分のデータ、BKの1画面分のデータ、の順に画像信
号が出力される。さらに、色変換処理部205からは現在
出力している色を通知する色信号がエンジン212へ送ら
れる。
【0028】色変換処理部205から出力された各色の画
像データは、次にγ補正部206によって出力濃度曲線が
最適となるようにγ補正がかけられ、中間調処理部207
で組織的ディザ法や誤差拡散法等の手法によって中間調
処理が行われる。
【0029】その後、エンジン部212に入力された画像
データは、後述する情報付加処理部208において情報が
付加された後に、PWM処理部209でパルス幅変調をか
けられ、D/A変換された後にレーザ駆動部210へと入
力され、記録媒体上に印刷される。
【0030】以下、本実施形態における特定情報の付加
処理について詳細に説明する。
【0031】本実施形態における情報の付加は、イエロ
ーの画素データに操作を加えることによって行う。具体
的には、イエローの微小ドット(以下、付加ドットと称
する)を一定の規則にしたがって画像の中に配置するこ
とにより、情報を埋め込む。
【0032】まず、情報付加の基本的な方法について説
明する。図3に、本実施形態における付加ドットの一例
を示す。なお、同図において1マスが1画素を表す。入
力されるイエローの画像信号(8ビットデータ)に対し
て、同図において黒で塗りつぶされた画素の値を「FF」
に置き換えることによって、1×3画素からなるイエロー
の付加ドットが形成される。
【0033】図4に、本実施形態におけるドット配置の
一例を示す。図中斜線で示す各ドットが、図3で示した
付加ドットである。本実施形態においては、複数の付加
ドットの位置関係によって、所定のコード内容を表して
いる。なお、図4はドット配置の最小単位を示してお
り、実際にはこの最小単位が画像全体にわたって、縦方
向(副走査方向)と横方向(主走査方向)に繰り返し付
加される。
【0034】情報の復元時には、印刷出力された画像を
例えばスキャナなどで読み取り、イエローのプレーンの
みをモニタ上に表示して付加ドットの配置を調べること
によって、埋め込まれた情報を復元する。
【0035】以下、本実施形態における付加ドットの埋
め込み処理について、詳細に説明する。
【0036】図5は、画像データにおけるイエロープレ
ーンの一部を示し、1マスが1画素を表し、黒で示され
る画素がデータ値「FF」(イエローON)を表している。
一般に、画像上に孤立ドットが存在する場合には、同図
に示す501のようなドットが現れ、また孤立ドットがな
い場合であっても中間調処理にて網点を形成する場合に
は、502や503のようなドットが形成される。
【0037】図5に示すイエロープレーンに対して、図
3に示す付加ドットを付加した例を図6に示す。図6か
ら分かるように、この場合付加ドットと元の画像との区
別がつかなくなる。したがって、付加ドットの特定、す
なわち情報の復元は困難となる。
【0038】そこで本実施形態においては、付加ドット
を付加するに先立ち、その付加位置の近傍の画像に対し
て、ぼかし効果のある図7に示すような3×3フィルタを
かける。この結果、図5に示したイエロープレーンは、
図8のように変化する。そして、その後に図3に示す付
加ドットを付加すると、付加後のイエロープレーンは図
9に示すようになる。
【0039】図9から分かるように、本実施形態におい
て付加されたドットは、元の画像と容易に区別され認識
できるため、付加ドットの特定、すなわち情報の復元が
容易である。なお、本実施形態におけるフィルタ処理
は、付加ドットの付加位置近傍についてのみ行うため、
画質に与える影響は最小ですむ。
【0040】以下、上述したような本実施形態における
特定情報の付加処理を行うための構成について説明す
る。
【0041】図10は、本実施形態における情報付加処
理部208の構成を示すブロック図である。
【0042】同図において、CPU1001はROM1002より例え
ば32ビットの情報を受信し、CPU1001内のレジスタ1003
へ格納する。格納されたデータはスクランブルをかけら
れ、暗号化される。
【0043】また、主走査カウンタ1004は画像信号の主
走査方向のクロック信号VCLKに従ってカウント動作を行
い、付加指定処理部1006へ主走査方向のカウント数を通
知する。副走査カウンタ1005は副走査方向のクロック信
号LCLKに従ってカウント動作を行い、付加指定処理部10
06へ副走査方向のカウント数を通知する。
【0044】付加指定処理部1006は、図1に示す色変換
処理部205から通知される色指定信号がイエローを指定
している場合のみ、レジスタ1003のデータ及び主走査、
副走査のカウント数を参照し、所定のカウント数である
場合にのみ付加指定信号をオンにして信号変換部1007へ
入力する。
【0045】図11に、信号変換部1007の詳細構成を示
す。同図に示すように、信号変換部1007はノイズ除去処
理部1101とドット付加処理部1102によって構成されてい
る。まず、ノイズ除去処理部1101の動作について説明す
る。
【0046】ノイズ除去処理部1101は、図12に示すよ
うな3ライン分のラインバッファA,B,Cを有してお
り、各ラインバッファに入力される画像データを格納す
る。そして、付加指定信号がオンの時のみ、図7に示し
たフィルタ処理を行う。以下、ノイズ除去処理部1101に
おける具体的なノイズ除去処理について、図13のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0047】まず、A,B,Cのラインバッファを白デ
ータで埋める(S101)。次に、ラインバッファCに1ラ
イン分のデータを入力し(S102)、フィルタ処理におけ
る注目画素を示す画素ポインタを該ラインの先頭へ設定
する(S103)。次に、付加指定信号がオンであるか否か
を判断し(S104)、オンであれば画素ポインタで示され
ているラインバッファBの注目画素に対して図7のフィ
ルタ処理を行う(S105)。なお、付加指定信号がオフで
あればフィルタ処理を行わない。
【0048】その後、画素ポインタを図中矢印方向に1
つ進め(S106)、該ポインタ位置がライン終端となるか
否かを判断し(S107)、終端でなければステップS104へ
戻る。ライン終端であれば、ラインバッファAに格納さ
れていた1ライン分のデータを後段のPWM処理部1401
へ出力し(S108)、ラインバッファBのデータをライン
バッファAへ、ラインバッファCのデータをラインバッ
ファBへとなるように、各ラインバッファにおけるアド
レスポインタを付け替える(S109)。
【0049】そして、1ページ分の画像についての処理
が終了しているか否かを判断し(S110)、終了していな
ければステップS102に戻る。
【0050】このようにノイズ除去処理部1101において
は、画像データを順次入出力する際に、必要な画素につ
いてのみフィルタ処理を施す。したがって、後段のドッ
ト付加処理部1102に対しては、付加ドットの付加位置近
傍にのみフィルタ処理が施された画像データが出力され
る。
【0051】ドット付加処理部1102においては、ROM
1103に予め格納されているドット形状パラメータ(例え
ば図3に示す付加ドット形状を示すパラメータ)を読み
込み、入力される画像データに対して付加指定信号がオ
ンである時にのみ、付加ドットを重畳する。
【0052】以上説明したように本実施形態によれば、
画像データに対する付加ドットの付加位置のみに対し
て、予めフィルタ処理を施しておくことにより、より解
読精度の高い情報付加を行うことが可能となる。
【0053】なお、本実施形態においてはドット付加前
にかけるフィルタとして、図7に示す3×3フィルタを例
として説明したが、フィルタサイズはこの大きさに限定
されない。また、ガウスフィルタなどの他のフィルタを
用いても良いことはもちろんである。さらに、ノイズを
除去するための手段としては図7に示したローパスフィ
ルタに限らず、例えばパターンマッチングによってノイ
ズを除去することも可能である。
【0054】さらに、本実施形態では入力画像に対する
ハーフトーン処理の内容によらずノイズ除去を行う例を
示したが、一般に高精細なハーフトーン処理を行った場
合には付加ドットと画像データとの区別がつきやすいた
め、ノイズ除去は必ずしも必要ではない。したがって、
現在選択されているハーフトーン処理の内容に応じて、
ノイズ除去の可否またはタイミングを制御してもよい。
例えば、ノイズ除去及び信号付加をハーフトーン処理
前、または処理後に行ったり、ノイズ処理後にハーフト
ーン処理を行って、その後に信号付加を行ったりしても
良い。
【0055】さらに、テキスト画像やグラフィック画像
などは比較的、付加ドットと画像データとの区別がつき
やすく、かつ紙幣などの偽造に使われる可能性が少ない
ため、この種の画像であればノイズ除去を行わないよう
にする等、画像種別に応じてノイズ除去を制御してもよ
い。
【0056】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0057】第2実施形態も第1実施形態と同様、電子
写真方式を用いたカラーLBPを用いるが、その構成及
び画像形成動作は図1を用いて説明したのと同様である
ため、詳細な説明を省略する。
【0058】図14は、第2実施形態のカラーLBPに
おける信号処理構成を示すブロック図である。なお、図
14において上述した第1実施形態で示した図2と同様
の構成については同一番号を付し、説明を省略する。
【0059】図14に示す構成においては、コントロー
ラ1412内にノイズ除去処理部1405を備え、バンドメモリ
A203,B204上のRGBデータに対してノイズ除去処理
を行う。
【0060】ノイズ除去処理部1405におけるノイズ除去
処理について、図15を用いて説明する。第2実施形態
におけるノイズ除去処理は、付加ドットに近い色で、か
つ付加ドットに近い形状であるノイズを除去することを
特徴とする。
【0061】ノイズ除去処理部1405では、バンドメモリ
A203,B204内のR,G,Bの各プレーンデータに対し
て、例えば図15の1501に示すような所定サイズのエリ
アを参照し、該参照エリア内の各画素のRGB値と、不
図示のROM等に予め格納されている付加ドットの色を
示すRGB値とを比較する。そして、その色差が所定の
閾値以下であれば、その画素が付加ドットの色に近い色
を有する画素であるとしてマーキングしておく。
【0062】次に、参照エリア内でマーキングされた画
素が、孤立ドットを構成する画素であるか否かを判定す
る。ここで孤立ドットを、例えばその面積が3画素分以
下のドットであると定義すると、マーキングされた画素
が4画素以上連結していれば、これらの画素は孤立ドッ
トではないと判定される。なお、孤立ドットであるか否
かの判定方法は、付加ドットの形状に依存することは言
うまでもない。
【0063】孤立ドットであると判定されれば、その各
画素を例えば参照エリア内の平均値で置き換えることに
よって、孤立ドットすなわちノイズを除去することがで
きる。
【0064】ノイズ除去処理部1405においては、このよ
うなノイズ除去処理を、参照エリアを1画素づつ移動し
ながら画像全体について行う。
【0065】ノイズ除去処理部1405によって上記処理が
施された画像データは、後段の色変換処理部1406に入力
され、以降の処理については上述した第1実施形態と同
様である。なお、第2実施形態における情報付加処理部
1409では、第1実施形態で示したようなノイズ除去処理
を行わずに、ドット付加処理のみを行う。
【0066】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、画像データ上において特に付加ドットと区別のつき
にくいノイズを除去することができるため、より解読精
度の高い情報付加を行うことが可能となる。
【0067】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。また、
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソ
フトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、
システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは
装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に
格納されたプログラムコードを読み出し実行することに
よっても達成されることは言うまでもない。
【0068】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0069】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD
-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることが出来る。
【0070】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0071】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像信号に対して所定のドットパターンを、容易に検出可
能となるように付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるカラーLBP
の構成を示す図である。
【図2】本実施形態のカラーLBPにおける信号処理構
成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態における付加ドットの一例を示す図
である。
【図4】本実施形態における付加ドットの配置例を示す
図である。
【図5】本実施形態における画像データのイエロープレ
ーン例を示す図である。
【図6】図5に示すイエロープレーンに対して、図3に
示す付加ドットを付加した例を示す図である。
【図7】本実施形態におけるフィルタ例を示す図であ
る。
【図8】本実施形態におけるフィルタ処理後のイエロー
プレーンを示す図である。
【図9】図8に示すイエロープレーンに対して、図3に
示す付加ドットを付加した例を示す図である。
【図10】本実施形態における情報付加処理部の構成を
示すブロック図である。
【図11】本実施形態における信号変換部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図12】本実施形態のノイズ除去処理部におけるライ
ンバッファ構成を示す図である。
【図13】本実施形態におけるノイズ除去処理を示すフ
ローチャートである。
【図14】第2実施形態のカラーLBPにおける信号処
理構成を示すブロック図である。
【図15】第2実施形態におけるノイズ除去処理を説明
するための図である。
【符号の説明】
208 情報付加処理部 1006 付加指定処理部 1007 信号変換部 1101 ノイズ除去処理部 1102 ドット付加処理部 1405 ノイズ除去処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA16 CB01 CB08 CB16 CB19 CE02 CE06 CE08 CE13 CE17 CH01 CH11 5C076 AA14 BA06 5C077 LL14 MP08 NN08 NN11 PP01 PP23 PP32 PP33 PP55 PQ12 PQ22 TT03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に対してノイズ除去処理を施す
    ノイズ除去手段と、 前記ノイズ除去手段によってノイズ除去された画像信号
    に対して、所定の情報を示す付加信号を付加する付加手
    段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ除去手段は、画像信号におい
    て前記付加信号が付加される位置の近傍画素のみに対し
    て、ノイズ除去処理を施すことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ除去手段は、画像信号におい
    て前記付加信号と区別し難いノイズを除去することを特
    徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ノイズ除去手段は、フィルタ処理に
    よってノイズ除去を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ノイズ除去手段は、パターンマッチ
    ング処理によってノイズ除去を行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ノイズ除去手段は、画像信号におい
    て前記付加信号に色が近似し、かつ前記所定の情報を示
    すドット形状に近似したドット形状を構成する画素につ
    いて、その値を変更することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記付加手段によって前記付加信号が付
    加された画像信号に対して、ハーフトーン処理を施す画
    像処理手段を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ノイズ除去手段によってノイズ除去
    された画像信号に対して、ハーフトーン処理を施す画像
    処理手段を有し、 前記付加手段は、前記画像処理手段によってハーフトー
    ン処理が施された画像信号に対して、前記付加信号を付
    加することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像信号に対してハーフトーン処理を施
    す画像処理手段を備え、 前記ノイズ除去手段は、前記画像処理手段によってハー
    フトーン処理が施された画像信号に対して、ノイズ除去
    処理を施すことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 画像信号に対してそれぞれ異なるハー
    フトーン処理を施す複数の画像処理手段と、 前記画像信号に対して実行されたハーフトーン処理に応
    じて、該画像信号に対して前記ノイズ除去手段によるノ
    イズ除去を行うか否かを制御する制御手段と、をさらに
    有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記画像信号の画像種別に応じて、該
    画像信号に対して前記ノイズ除去手段によるノイズ除去
    を行うか否かを制御する制御手段をさらに有することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記付加手段は、前記画像信号の特定
    色成分に対して微小ドットを付加することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記付加手段における前記所定の情報
    は、当該装置を特定する情報であることを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記付加手段は、前記所定の情報を画
    像全面に付加することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  15. 【請求項15】 さらに、前記付加情報が付加された画
    像信号に基づいて可視像を形成する画像形成手段を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 画像信号に対してノイズを除去するノ
    イズ除去工程と、 ノイズ除去された画像信号に対して、所定の情報を示す
    付加信号を付加する付加工程と、を有することを特徴と
    する画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記ノイズ除去工程においては、画像
    信号において前記付加信号が付加される位置の近傍画素
    のみについて、ノイズを除去することを特徴とする請求
    項16記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 コンピュータ上で実行されることによ
    って、請求項16または17に記載された画像処理方法
    を実現することを特徴とするプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のプログラムを記録し
    た記録媒体。
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