JP2003224030A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法

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JP2003224030A
JP2003224030A JP2002021031A JP2002021031A JP2003224030A JP 2003224030 A JP2003224030 A JP 2003224030A JP 2002021031 A JP2002021031 A JP 2002021031A JP 2002021031 A JP2002021031 A JP 2002021031A JP 2003224030 A JP2003224030 A JP 2003224030A
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Shuji Azuma
修二 東
Masujiro Seki
益二朗 関
Naomi Yoshiike
直美 吉池
Yukihiro Murakami
幸弘 村上
Kaoru Kawasaki
薫 川崎
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄い内部電極層を実現することにより誘電体
層の薄層化を可能とした積層セラミック電子部品の製造
方法を提供する。 【解決手段】 支持体上に内部電極ペースト層を形成
し、この内部電極ペースト層を覆うように保護フィルム
を支持体に重ねた状態で内部電極ペースト層に圧縮処理
を施し、その後、保護フィルムを剥離して内部電極ペー
スト層を覆うように誘電体グリーンシート層を成形し
て、内部電極ペースト層と誘電体グリーンシート層とが
積層されてなる単位積層体を形成し、この単位積層体が
所定の数積層されたグリーンチップ体を焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層セラミック電
子部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンデンサ、インダクタ、バリ
スタ、サーミスタ等の積層セラミック電子部品は、体積
が小さいこと、堅牢性および信頼性が高いことなどか
ら、各種電子機器に使用されており、電子機器の小型化
に伴い、さらなる小型化、高性能化が求められている。
このような積層セラミック電子部品の内、例えば、積層
セラミックコンデンサは、通常、誘電体層用のペース
ト、および、内部電極層用のペーストを用いて誘電体グ
リーンシート層と内部電極ペースト層とを交互に積層し
てグリーンチップ体を作製し、このグリーンチップ体を
焼成することにより、誘電体層と内部電極層とが積層さ
れたものとして製造される。
【0003】上記の積層方法としては、例えば、ドクタ
ーブレード法等により支持体上に誘電体層用ペーストを
塗布し乾燥して誘電体グリーンシート層を形成し、この
誘電体グリーンシート層上に内部電極ペースト層を形成
した後、これらを剥離して積層する操作を繰り返すこと
によりグリーンチップ体とするシート法がある。また、
例えば、スクリーン印刷法を用いて支持体上に誘電体層
用ペーストおよび内部電極層用ペーストを交互に印刷し
て積層体を作製し、この積層体を支持体から剥離してグ
リーンチップ体とする方法がある。ここで、積層セラミ
ック電子部品、例えば、積層セラミックコンデンサを小
型化、大容量化する方法としては、上記のいずれの積層
方法を用いる場合においても、1層あたりの誘電体層を
薄くして、誘電体層の積層数を増加させる方法が考えら
れる。
【0004】しかしながら、内部電極ペースト層は所定
のパターンを有しているため、積層数が増加するにした
がって、内部電極ペースト層が存在する部位と存在しな
い部位との境界における段差が大きくなり空隙が生じる
ことになる。そして、1層あたりの誘電体グリーンシー
ト層が薄くなると、上記の段差部で誘電体グリーンシー
ト層の欠損が生じ易く、内部電極ペースト層間に接触が
生じ、焼成後の誘電体層を介した内部電極層間に導通
(ショート)が発生するという問題がある。また、上記
の空隙部位では、ボイド等の不良が発生し易いという問
題がある。
【0005】このような問題を解消するために、特開平
6−132158号には、リリースシート上に電極パタ
ーンを印刷し、これにカレンダー加工を施した後、誘電
体層で電極パターンを被覆する製造方法、および、カレ
ンダーリング温度としてセ氏0〜200℃の範囲が開示
されている。また、特開2001−23863号には、
金属ペーストの印刷等で支持体上に形成した内部電極層
をカレンダーロールにより加圧圧縮し、その後、セラミ
ックグリーンシートを積層する製造方法と、特に50
℃、70℃の加熱下で加圧圧縮することが開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属ペ
ーストの印刷等で形成された内部電極層は、上記の各製
造方法に開示されるようなカレンダーロールによる加圧
圧縮を受けた場合、その一部がカレンダーロールに付着
して内部電極層の欠陥を生じたり、カレンダーロールに
付着した付着物によって、加圧圧縮を受ける他の内部電
極層に欠陥を生じさせるという問題があった。特に、カ
レンダーロールを加熱しながら加圧圧縮を行う場合は、
上記の問題点がより顕著なものとなる。このため、1層
あたりの厚みが10μm以下、特に3μm以下であるよ
うな薄い誘電体グリーンシート層を使用した積層セラミ
ック電子部品の製造は、困難であった。本発明は、上記
のような実情に鑑みてなされたものであり、薄い内部電
極層を実現することにより誘電体層の薄層化を可能とし
た積層セラミック電子部品の製造方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、支持体上に内部電極ペースト層を
形成し、該内部電極ペースト層を覆うように保護フィル
ムを前記支持体に重ねた状態で前記内部電極ペースト層
に圧縮処理を施し、前記保護フィルムを剥離した後、前
記内部電極ペースト層を覆うように誘電体グリーンシー
ト層を成形することにより、内部電極ペースト層と誘電
体グリーンシート層とが積層されてなる単位積層体を形
成する工程と、該単位積層体が所定の数積層されたグリ
ーンチップ体を焼成する工程と、を少なくとも有するこ
とを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
【0008】本発明の好ましい他の態様として、前記保
護フィルムは、少なくとも内部電極ペースト層と接触す
る面に易剥離層を備えた樹脂フィルムであるような構成
とした。本発明の好ましい他の態様として、前記易剥離
層は、シリコンコート層であるような構成とした。ま
た、本発明の好ましい他の態様として、前記内部電極ペ
ースト層の圧縮処理は、カレンダーロールを使用して線
圧0.25〜0.98kN/cmの範囲で行うような構
成とし、カレンダーロールの表面温度を40〜100℃
の範囲内で設定するような構成とした。
【0009】本発明の好ましい他の態様として、前記誘
電体グリーンシート層は、厚みが0.5〜3μmの範囲
内であるような構成とした。本発明の好ましい他の態様
として、支持体から剥離した前記単位積層体を、内部電
極ペースト層が1層ごとに交互に所定寸法ずれるように
積層する操作を繰り返すことによりグリーンブロック積
層体を形成し、該グリーンブロック積層体を所定の寸法
に切断することよりグリーンチップ体を得るような構成
とした。さらに、本発明の好ましい他の態様として、焼
成前に前記グリーンチップ体に脱バインダ処理を施すよ
うな構成とした。
【0010】このような本発明では、内部電極ペースト
層の圧縮処理時における圧縮手段への内部電極ペースト
層の付着が保護フィルムによって防止され、圧縮処理を
施した内部電極ペースト層を覆うように形成された誘電
体グリーンシート層において、内部電極ペースト層が存
在する部位と存在しない部位との境界における段差の大
きさが低減される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の積層セラミック電子部品の製造方
法は、支持体上に内部電極ペースト層を形成し、この内
部電極ペースト層を覆うように保護フィルムを支持体に
重ねた状態で内部電極ペースト層に圧縮処理を施し、そ
の後、保護フィルムを剥離して内部電極ペースト層を覆
うように誘電体グリーンシート層を成形して、内部電極
ペースト層と誘電体グリーンシート層とが積層されてな
る単位積層体を形成する工程と、この単位積層体が所定
の数積層されたグリーンチップ体を焼成する工程と、を
少なくとも有するものである。
【0012】図1は、本発明の積層セラミック電子部品
の製造方法の一部を示す工程図である。図1において、
まず、支持体11上に内部電極ペースト層2を形成する
(図1(A))。次に、内部電極ペースト層2を覆うよ
うに保護フィルム12を支持体11に重ね、これを圧縮
手段であるカレンダーロール21に搬送して圧縮する
(図1(B))。その後、保護フィルム12を剥離して
(図1(C))、圧縮された内部電極ペースト層2を覆
うように誘電体グリーンシート層3を成形する。これに
より、内部電極ペースト層2と誘電体グリーンシート層
3とが積層されてなる単位積層体1が支持体11上に形
成される(図1(D))。このような単位積層体1を所
定の数積層することにより、誘電体グリーンシート層の
積層数が4〜600、好ましくは100〜600となる
ようなグリーンチップ体を作製することができる。
【0013】次に、上記の図1を参照しながら本発明を
より具体的に説明する。(支持体)本発明の製造方法に
使用する支持体11は、内部電極ペースト層2と誘電体
グリーンシート層3からなる単位積層体1(あるいは、
この単位積層体1が複数繰り返し形成された積層体)を
確実に剥離でき、かつ、適度の柔軟性と剛度を備えるも
のであれば特に制限はなく、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)等のポリエステル樹脂フィルム
や、これらのフィルムにシリコンコート層を設けたもの
を使用することができる。
【0014】また、本発明では、内部電極ペースト層2
との密着力を上げる目的で、支持体11上にアンカーコ
ート層を設けてもよい。このようなアンカーコート層
は、例えば、ワックス、パラフィン等の樹脂材料をトル
エン等の溶剤中に溶解させた塗料を用いて形成すること
ができ、厚みは0.1〜0.8μm程度が好ましい。
尚、本発明では、支持体11として、シート状のもの、
連続形状のもの、いずれも使用することができる。
【0015】(内部電極ペースト層の形成)内部電極ペ
ースト層2を形成するための内部電極層用ペーストは、
電極材料粉体とバインダ、有機溶剤とを混練したもので
あり、従来の積層セラミック電子部品の製造に使用され
ている内部電極層用ペーストの中から選択して使用する
ことができる。
【0016】内部電極層用ペーストに含有させる電極材
料は、製造する積層セラミック電子部品の用途、用いる
誘電体材料等を考慮して、Ag、Pt、Pd、Au、N
i、Co、Fe、Cu等の金属、あるいは、これらを含
有する合金等の中から適宜選択することができる。内部
電極層用ペースト中の電極材料の含有量は、積層セラミ
ック電子部品の使用目的等に応じて適宜設定することが
できる。
【0017】内部電極層用ペーストに使用するバインダ
は特に制限はなく、例えば、エチルセルロース、ポリビ
ニルブチラールとメタクリル酸エステルとの共重合体等
の公知の樹脂バインダを使用することができる。また、
バインダを溶解するための溶剤として、テルピネオー
ル、ブチルカルビトール、アセトン、トルエン等の有機
溶剤を使用することができる。このようなバインダや有
機溶剤の内部電極層用ペースト中の含有量は特に制限は
なく、適宜設定することができる。
【0018】このような内部電極層用ペーストは、スク
リーン印刷法等の手段を用いて印刷することができる。
上記の内部電極層用ペーストを用いて印刷される内部電
極ペースト層2は、厚みが0.5〜3.0μm、好まし
くは0.5〜2.0μm程度とすることができる。内部
電極ペースト層の厚みが0.5μm未満であると、厚み
が均一な電極の形成が困難となり、電極途切れが発生し
易くなる。また、厚みが3.0μmを超えると、圧縮処
理を施しても内部電極ペースト層の厚みが大きなものと
なり、内部電極ペースト層2が存在する部位と存在しな
い部位との境界における誘電体グリーンシート層3の段
差が大きくなってショート、ボイド等が発生し易くな
り、誘電体層の積層数増加に支障を来たしすこととな
る。
【0019】尚、形成される内部電極ペースト層2の面
積は、圧縮処理後に形成される誘電体グリーンシート層
3の面積の10〜90%、好ましくは30〜90%の範
囲である。内部電極ペースト層2の面積が10%未満で
あると、積層セラミックコンデンサにおける取得容量が
少なく、誘電体層を薄くして積層数を増加させる効果が
得られない。
【0020】(保護フィルム)保護フィルム12は、後
述する圧縮処理において、圧縮手段と内部電極ペースト
層2との接触を防止して内部電極ペースト層2を保護す
るとともに、圧縮処理後に内部電極ペースト層2から確
実に剥離できるものを使用する。このような保護フィル
ム12としては、適度の柔軟性と剛度を備えるものであ
り、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等
のポリエステル樹脂フィルム、ポリスチレン樹脂フィル
ム、ポリエチレン樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂
フィルム、ポリプロピレン樹脂フィルム等を使用するこ
とができ、厚みは、例えば、5〜25μmの範囲で適宜
設定することができる。
【0021】本発明では、保護フィルム12として、内
部電極ペースト層2と接触する面に易剥離層を備えたも
のを使用することができる。易剥離層は、内部電極ペー
スト層2に密着することなく、圧縮処理後に内部電極ペ
ースト層2から確実に剥離できるという、保護フィルム
12に要求される作用をより確実なものとすることを目
的としたものであり、例えば、シリコンコート層、ポリ
テトラフルオロエチレンコート層、ワックス、パラフィ
ン等とすることができる。
【0022】尚、保護フィルム12は、上記のように、
内部電極ペースト層2に密着することなく、圧縮処理後
に内部電極ペースト層2から確実に剥離できるものであ
り、また、上述のように、支持体11も内部電極ペース
ト層2と誘電体グリーンシート層3からなる単位積層体
1を確実に剥離できるものであるが、剥離し易さの点で
は、保護フィルム12が支持体11と同等以上の剥離し
易さを具備することが好ましい。
【0023】(内部電極ペースト層の圧縮処理)支持体
11上に形成した内部電極ペースト層2の圧縮処理は、
図1に示されるようなカレンダーロール21を用いて行
うことができるが、これに限定されるものではなく、例
えば、プレス機等の圧縮手段を使用することができる。
圧縮手段の表面状態は平滑であることが要求されるが、
表面材質は特に制限されず、例えば、クロムメッキ面等
であってよい。
【0024】圧縮手段として、カレンダーロールを使用
する場合、圧力は線圧で0.25〜0.98kN/c
m、好ましくは0.49〜0.98kN/cmの範囲で
行うことができる。圧力が0.25kN/cm未満であ
ると、内部電極ペースト層2の有効な圧縮、例えば、1
0%以上の厚み減少率を達成することが困難となる。ま
た、圧力が0.98kN/cmを超えると、内部電極と
支持体との段差周辺にクラックが生じたり、内部電極が
広がる等の不具合が生じ易く好ましくない。
【0025】また、本発明では、圧縮効果を更に向上さ
せる目的で、加熱状況下で内部電極ペースト層2の圧縮
処理を行うことができる。この場合、支持体11側から
加熱して内部電極ペースト層2を所定の温度とする方
法、および/または、圧縮手段の表面温度を所定の温度
に設定する方法とがあり、加熱温度は40〜100℃、
好ましくは60〜100℃の範囲内で設定することが好
ましい。
【0026】(誘電体グリーンシート層の成形)誘電体
グリーンシート層3を成形するための誘電体層用ペース
トは、誘電体原料とバインダとを混練したものを使用す
ることができる。誘電体原料の組成は、製造する積層セ
ラミック電子部品の用途を考慮して適宜選択することが
できる。例えば、本発明により積層セラミックコンデン
サを製造する場合、誘電体原料として温度補償用材料や
高誘電率系材料等を使用することができ、材質も、例え
ば、チタン酸バリウム系、鉛含有ペロブスカイト系等を
使用することができる。より具体的には、温度補償用材
料であるチタン酸バリウム系材料としては、BaO−T
iO2−Nd23−Sm23系等を挙げることができ、
高誘電率系材料である鉛含有ペロブスカイト材料として
は、Pb(Mg1/3Nb2/3)O3−PbTiO3系等を挙
げることができる。このような誘電体原料は、通常、平
均粒径0.1〜5μm程度、このましくは0.1〜0.
5μm程度の粉体として使用することができる。また、
誘電体層用ペースト中の誘電体原料の含有量は、通常、
30〜80重量%程度とする。
【0027】誘電体層用ペーストに使用するバインダ、
有機溶剤は、上記の内部電極層用ペーストに使用するバ
インダ、有機溶剤の中から適宜選択して使用することが
でき、誘電体層用ペースト中のバインダや有機溶剤の含
有量は特に制限はなく、通常、バインダは1〜10重量
%程度、有機溶剤は10〜50重量%程度とすることが
できる。
【0028】このような誘電体層用ペーストは、ドクタ
ーブレード法、カーテンコート法、スクリーン印刷法等
の手段を用いて塗布することができる。上記の誘電体層
用ペーストを用いて成形される誘電体グリーンシート層
の厚みは、誘電体層の積層数増加を達成するために、薄
い程好ましいこととなり、本発明では0.5〜10μ
m、さらには、0.5〜3μm程度とすることができ
る。このように厚みの薄い誘電体グリーンシート層は、
内部電極ペースト層が存在する部位と存在しない部位と
の境界における段差が大きい場合、段差部で欠陥を生じ
て内部電極ペースト層間の接触が発生し易いという問題
があったが、本発明では、内部電極ペースト層が上述の
圧縮処理によって圧縮されて厚みの薄いものとなってい
るので、0.5〜3μm程度の厚みの薄い誘電体グリー
ンシート層を使用しての積層セラミック電子部品の製造
が可能となる。尚、誘電体層用ペースト中には、必要に
応じて各種分散剤、可塑剤、誘電体、絶縁体等の添加剤
が10重量%以下の範囲で含有されていてもよい。
【0029】(グリーンチップ体の作製)本発明では、
上述の単位積層体1を所定の数積層することにより、誘
電体グリーンシート層の積層数が4〜600、好ましく
は100〜600となるようなグリーンチップ体を作製
する。このようなグリーンチップ体の作製においては、
まず、支持体11上に形成した単位積層体1を支持体1
1から剥離して、内部電極ペースト層が1層ごとに交互
に所定寸法ずれるように積層する操作を繰り返す方法等
によりグリーンブロック積層体を形成する。次に、この
グリーンブロック積層体を、通常、熱圧着した後、所定
の寸法に切断することより、グリーンチップ体を作製す
る。
【0030】上記のようにして作製されたグリーンチッ
プ体は、焼成前に脱バインダ処理が施されることが好ま
しい。この脱バインダ処理の条件は、使用した材料等を
考慮して適宜設定することができ、例えば、下記の条件
で行うことができる。脱バインダ処理条件 昇温速度 :5〜300℃/時間 保持温度 :200〜600℃ 温度保持時間:0.5〜24時間 雰囲気 :空気中
【0031】(焼成)グリーンチップ体の焼成は、誘電
体用ペースト中の誘電体原料、内部電極層用ペースト中
の電極材料の種類等を考慮して適宜設定することがで
き、例えば、下記の条件で行うことができる。焼成条件 昇温速度 :50〜500℃/時間 保持温度 :1000〜1400℃ 温度保持時間:0.5〜8時間 冷却速度 :50〜500℃/時間
【0032】(積層セラミックコンデンサ)図2は、本
発明の製造方法により製造される積層セラミック電子部
品の一例を示す積層セラミックコンデンサの概略構成図
である。図2において、積層セラミックコンデンサ31
は、誘電体層32と内部電極層33とが交互に積層され
た構成のコンデンサチップ体40を有し、積層方向の最
外層は誘電体材料からなる保護誘電体層であり、コンデ
ンサチップ体40の表面に、内部電極層33と導通する
外部電極34を有している。コンデンサチップ体40
は、本発明の製造方法によりグリーンチップ体を焼成し
て形成されたものであり、その形状には特に制限はない
が、通常、直方体形状とされる。また、コンデンサチッ
プ体40の外形寸法は、積層セラミックコンデンサの用
途に応じて適宜設定することができ、例えば、各層の面
寸法を(3.0〜3.4mm)×(1.4〜1.8m
m)程度、積層方向の寸法を1.4〜1.8mm程度の
範囲で設定することができる。内部電極層33は、その
端面33aがコンデンサチップ体40の対向する2表面
に交互に露出するように積層され、外部電極34は、コ
ンデンサチップ体40の上記の2表面に形成され、所定
のコンデンサ回路を構成している。
【0033】
【実施例】次に、具体的な実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。 [誘電体層用ペーストの調製]平均粒径が0.1〜1μ
mの範囲にあるBaTiO3、(MgCO34・Mg
(OH)2・5H2O、MnCO3、BaCO3、CaCO
3、SiO2、Y23の各粉体を、焼成によりBaTiO
3として100モル%、MgOに換算して2モル%、M
nOに換算して0.2モル%、BaOに換算して3モル
%、CaOに換算して3モル%、SiO2に換算して6
モル%、Y23として2モル%の組成となるように混合
し、ボールミルにより16時間湿式混合し、次いで、ス
プレードライヤーで乾燥させて、誘電体原料とした。
【0034】次に、この誘電体原料100重量部と、ア
クリル樹脂4.8重量部、塩化メチレン40重量部、ト
リクロロエタン20重量部、ミネラルスピリット6重量
部およびアセトン4重量部とをボールミルで混合して、
誘電体層用ペーストを調製した。
【0035】[内部電極層用ペーストの調製]エチルセ
ルロース樹脂8重量部をブチルカルビトール92重量部
に溶解したもの40重量部に、平均粒径0.8μmのN
i粒子100重量部と、ブチルカルビトール10重量部
を加え、3本ロールにて混練して、内部電極層用ペース
トを調製した。
【0036】[内部電極ペースト層の形成と圧縮処理]
支持体として厚み40μmのシリコンコート層を有する
ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、この支
持体のシリコンコート層上にスクリーン印刷により所定
のパターンで上記の内部電極層用ペーストを印刷し80
℃で乾燥して、厚み1.7μmの内部電極ペースト層を
形成した。
【0037】次に、シリコンコート層を一方の面に備え
た厚み15μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
を保護フィルムとして準備し、この保護フィルムを、シ
リコンコート層面で内部電極ペースト層を覆うように支
持体に重ね、これをカレンダーロールに通して、内部電
極ペースト層の圧縮を行った。その後、保護フィルムを
内部電極ペースト層から剥離した。カレンダーロールに
よる圧力、カレンダーロールの表面温度は、下記の表1
に示される16種の圧縮処理条件(試料1〜16)と
し、各条件において5点の内部電極ペースト層の圧縮を
行い、圧縮による厚み減少率(%)を測定して、その平
均値を下記の表1に示した。尚、カレンダーロールは、
表面にクロムメッキ層を備えるものを使用した。また、
保護フィルムを使用しない他は、上記と同様に内部電極
ペースト層の圧縮(試料17〜28)を行い、圧縮によ
る厚み減少率(%)を測定して、その平均値を下記の表
1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】表1に示されるように、保護フィルムを使
用した内部電極ペースト層の圧縮処理(試料1〜16)
によって、内部電極ペースト層の厚みを10%以上減少
させることができ、かつ、圧縮処理後に保護フィルムが
剥離された内部電極ペースト層の表面は平坦で良好なも
のであった。また、カレンダーロールによる圧力を高め
ることにより、厚み減少率(%)は大きくなり、圧縮時
に加熱することによって厚み減少率(%)がさらに大き
くなることが確認された。これに対して、保護フィルム
を使用しないで圧縮処理を施した場合(試料17〜2
8)、内部電極ペースト層が支持体から剥離してカレン
ダーロールに付着する現象がみられ、圧縮処理後の内部
電極ペースト層に欠陥が発生したり、カレンダーロール
の表面洗浄を頻繁に行う必要があった。この傾向は、圧
力が高くなるほど、また、圧縮時の温度が高くなるほ
ど、顕著となった。
【0040】[単位積層体の形成]上記の表1に示す圧
縮処理が行なわれた3種の内部電極ペースト層(試料
1、7、12)について、ドクターブレード法により上
記の誘電体層用ペーストを塗布し80℃で乾燥して、厚
み3.0μmの誘電体グリーンシート層を成形した。ま
た、保護フィルムを使用しない圧縮処理による内部電極
ペースト層の欠陥発生が比較的軽度の試料18につい
て、上記と同様に、厚み3.0μmの誘電体グリーンシ
ート層を成形した。以上により、内部電極ペースト層と
誘電体グリーンシート層とが積層されてなる単位積層体
(試料1、7、12、18)を支持体上に形成した。ま
た、内部電極ペースト層に対する圧縮処理を施さない他
は、上記と同様にして、内部電極ペースト層と誘電体グ
リーンシート層とが積層されてなる単位積層体(ブラン
ク試料)を支持体上に形成した。
【0041】[グリーンチップ体の形成]まず、支持体
上に、上記の誘電体層用ペーストを使用してドクターブ
レード法により作製した厚み25μmの保護誘電体層を
形成した。次に、この保護誘電体層上に、上記のように
形成した5種の単位積層体(試料1、7、12、18、
ブランク試料)を別個に、それぞれ内部電極ペースト層
が1層ごとに交互に所定寸法ずれるように積層し、最後
に、上記の誘電体層用ペーストを使用してドクターブレ
ード法により作製した厚み25μmの保護誘電体層を積
層した。これにより、誘電体グリーンシート層の積層数
が100層となる5種のグリーンブロック積層体(試料
1、7、12、18、ブランク試料)を作製した。
【0042】次いで、グリーンブロック積層体を熱圧着
(40℃、0.7kN/cm2、加圧時間1分間)した
後、所定の寸法に切断してグリーンチップ体とし、この
グリーンチップ体に脱バインダ処理を施した後、焼成し
てコンデンサチップ体(試料1、7、12、18、ブラ
ンク試料)を得た。
【0043】[積層セラミックコンデンサの作製]上記
の焼成により得られた5種のコンデンサチップ体の端面
(1層おきに内部電極層の端面が露出している面)をサ
ンドブラスト法により研磨した後、この端面にニッケル
めっきを行って外部電極層を形成することにより、誘電
体層の積層数が100層である5種の積層セラミックコ
ンデンサ(試料1、7、12、18、ブランク試料)を
作製した。
【0044】次に、得られた5種(試料1、7、12、
18、ブランク試料)の積層セラミックコンデンサにつ
いて、ヒューレットパッカード社製の高抵抗計(HP−
4329A)を用い、室温にて10V印加して絶縁抵抗
を測定し、目標値(1kΩ以上)を達成しているか否か
を確認した。また、ヒューレットパッカード社製のイン
ピーダンスアナライザー(HP−4284A)を用いて
容量を測定し、目標値(2.5μF)を達成しているか
否かを確認した。
【0045】その結果、3種の積層セラミックコンデン
サ(試料1、7、12)は、いずれも絶縁抵抗が1kΩ
以上でありショートの発生がなく、かつ、良好な容量適
性(2.5μF以上)を有するものであった。このこと
から、本発明により小型、大容量の積層セラミックコン
デンサの製造が可能であることが確認された。しかし、
保護フィルムを使用せずに内部電極ペースト層に対する
圧縮処理を施した積層セラミックコンデンサ(試料1
8)は、容量が不十分なものであった。また、内部電極
ペースト層に対する圧縮処理を施していない積層セラミ
ックコンデンサ(ブランク試料)では、絶縁抵抗が1k
Ω未満でありショート不良の発生がみられた。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば支
持体上に内部電極ペースト層を形成し、この内部電極ペ
ースト層を覆うように保護フィルムを支持体に重ねた状
態で内部電極ペースト層を圧縮し、その後、保護フィル
ムを剥離して内部電極ペースト層を覆うように誘電体グ
リーンシート層を成形して、内部電極ペースト層と誘電
体グリーンシート層とが積層されてなる単位積層体を形
成する工程と、この単位積層体が所定の数積層されたグ
リーンチップ体を焼成する工程とを有するものであり、
内部電極ペースト層の圧縮処理時において、圧縮手段へ
の内部電極ペースト層の付着が保護フィルムによって防
止されるので、薄く、かつ、欠陥のない内部電極ペース
ト層が得られ、この薄い内部電極ペースト層を覆うよう
に誘電体グリーンシート層を形成した単位積層体におい
て、内部電極ペースト層が存在する部位と存在しない部
位との境界における誘電体グリーンシート層の段差の大
きさが低減され、このような単位積層体が所定の数積層
されたグリーンチップ体において、誘電体グリーンシー
ト層に生じる段差は小さなものとなり、この段差部では
内部電極ペースト間の接触が防止されるので、1層あた
りの厚みが10μm以下、特に3μm以下となるような
薄い誘電体層を備えた多層構造を有しながらも、内部電
極層間のショートの発生がない積層セラミック電子部品
の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層セラミック電子部品の製造方法の
一部を示す工程図である。
【図2】本発明の製造方法により製造される積層セラミ
ック電子部品の一例を示す積層セラミックコンデンサの
概略構成図である。
【符号の説明】
1…単位積層体 2…内部電極ペースト層 3…誘電体グリーンシート層 11…支持体 12…保護フィルム 21…カレンダーロール 31…積層セラミックコンデンサ 32…誘電体層 33…内部電極層 34…外部電極層 40…コンデンサチップ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉池 直美 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 村上 幸弘 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 川崎 薫 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5E082 AB03 BC36 EE04 EE35 EE42 FG06 FG26 FG54 LL01 LL02 LL03 MM22 MM24 PP06 PP07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に内部電極ペースト層を形成
    し、該内部電極ペースト層を覆うように保護フィルムを
    前記支持体に重ねた状態で前記内部電極ペースト層に圧
    縮処理を施し、前記保護フィルムを剥離した後、前記内
    部電極ペースト層を覆うように誘電体グリーンシート層
    を成形することにより、内部電極ペースト層と誘電体グ
    リーンシート層とが積層されてなる単位積層体を形成す
    る工程と、該単位積層体が所定の数積層されたグリーン
    チップ体を焼成する工程と、を少なくとも有することを
    特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記保護フィルムは、少なくとも内部電
    極ペースト層と接触する面に易剥離層を備えた樹脂フィ
    ルムであることを特徴とする請求項1に記載の積層セラ
    ミック電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記易剥離層は、シリコンコート層であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の積層セラミック電
    子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記内部電極ペースト層の圧縮処理は、
    カレンダーロールを使用して線圧0.25〜0.98k
    N/cmの範囲で行うことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいすれかに記載の積層セラミック電子部品の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 カレンダーロールの表面温度は、40〜
    100℃の範囲内で設定することを特徴とする請求項4
    に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記誘電体グリーンシート層は、厚みが
    0.5〜3μmの範囲内であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれかに記載の積層セラミック電子
    部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 支持体から剥離した前記単位積層体を、
    内部電極ペースト層が1層ごとに交互に所定寸法ずれる
    ように積層する操作を繰り返すことによりグリーンブロ
    ック積層体を形成し、該グリーンブロック積層体を所定
    の寸法に切断することよりグリーンチップ体を得ること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 焼成前に前記グリーンチップ体に脱バイ
    ンダ処理を施すことを特徴とする請求項1乃至請求項7
    のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
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