JP2003222710A - 低pdlビームスプリッタ - Google Patents

低pdlビームスプリッタ

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JP2003222710A JP2002353510A JP2002353510A JP2003222710A JP 2003222710 A JP2003222710 A JP 2003222710A JP 2002353510 A JP2002353510 A JP 2002353510A JP 2002353510 A JP2002353510 A JP 2002353510A JP 2003222710 A JP2003222710 A JP 2003222710A
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ルーディガー・マエストル
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    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏光依存損失(PDL)の小さいビームスプリッタ
の提供。 【解決手段】ヒ゛ームスフ゜リッタは、光軸に対して角度αをなし
て第1の入射ヒ゛ーム(40)を第1の表面(60A)において受光す
るスフ゜リット装置(60)を含む。前記第1の入射ヒ゛ーム(40)の第1
の部分(70)が第1の入射ヒ゛ームに対して反対側に光軸に対
して角度αで反射される。第2のヒ゛ーム(80)は、スフ゜リット装
置(60)を透過する。角度αは、反射された部分(70)が第
1の入射ヒ゛ーム(40)の偏光状態に実質的に依存しないよう
に選択される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、入射光ビームを複
数のサブビームに分割する装置のような光ビームスプリ
ッタに関する。 【0002】 【従来の技術】ビームスプリッタは、当該技術分野にお
いてよく知られており、しばしば種々の異なった光用途
に適用される。典型的なビームスプリッタは、例えば入
射ビームに対して45°傾斜したエタロンを含む。入射
ビームの一方の部分は反射され、他方の部分は、ビーム
スプリッタを透過させられる。結合比は、エタロンの反
射/透過特性に依存する。 【0003】種々のタイプのビームスプリッタが、光フ
ァイバ用途に適用され得る。結合器とも称するこのよう
な光ファイバビームスプリッタは、一般に溶融したファ
イバから構成され、この場合、少なくとも部分的に取り
除かれたクラッディングを有する2つ以上のファイバ
が、互いに溶融される。 【0004】特許文献1は、板の表面の間においてビー
ムの特有の偏光を交換するように選択された厚さを有す
る複屈折材料からなる薄い板によって提供される、偏光
に依存しないビームスプリッタを開示する。2つの境界
における反射/屈折の比は、相補的であり、組合せた効
果は、ブリュースター角における入射ビームの偏光に影
響を受けない。 【0005】 【特許文献1】米国特許第4,492,439号明細書 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改善
されたビームスプリッタを提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】目的は、独立請求項によ
って解決される。好適な実施形態は、従属項によって示
される。 【0008】本発明によるビームスプリッタは、入射ビ
ームを受光するスプリット装置表面に対する垂線(簡単
化のために「光軸」と称する)に対して角度αをなして
入射ビームを受光するスプリット装置を含む。スプリッ
ト装置における反射が実質的に入射ビームの偏光に依存
しないように、角度αは選択されるべきである。又は換
言すれば、スプリット装置の反射率が光の平行な(すな
わち伝搬のベクトル及び光軸によって構成される平面に
対して平行な)及び垂直な(すなわち伝搬のベクトル及
び光軸によって構成される平面に対して垂直な)偏光に
対して実質的に同じである範囲内において、角度αは選
択されるべきである。 【0009】スプリット装置において空気とガラスとの
間の遷移のために、角度αは、8mdBより小さな偏光
依存損失(PDL)を得るために、好適には1°より小
さくなるように選択される。PDLは、本明細書におい
て、たとえこの相違に結びついた損失が存在しないとし
ても、偏光のあらゆる状態に対して最大及び最小の反射
又は透過の間の比を意味するものとする。 【0010】スプリット装置は、光軸に対して同じ角度
αであるが、入射ビームに対して反対側に、入射ビーム
の一部を反射する。入射ビームに対して反射されたビー
ムの強さの比は、角度αに、スプリット装置の屈折率
に、及び場合によってはスプリット装置のコーティング
(設けられているならば)に依存する。しかしながら、
角度αに対する選択基準に起因して、反射されるビーム
の結合比は、入射ビームの偏光の状態に実質的に依存し
ない。したがって、PDLは、最小値に減少され得る。 【0011】反射されるビームに加えて、スプリット装
置は、さらにスプリット装置を透過させられる第2のビ
ームを提供するように設計される。スプリット装置は、
好適には透過したビームが光軸に対して平行にスプリッ
ト装置から出るように設計される。好適には透過したビ
ームは、入射ビームの入射側に対して反対側のスプリッ
ト装置の表面から出て、したがって入射ビームと実質的
に同じ伝搬方向を有する。しかしながら、入射ビームの
伝搬方向に対する小さな角度の変位は、例えば後述する
ような干渉効果を避ける場合に、有利となることがあ
る。 【0012】反射されたビームに対応して、入射ビーム
の強さに対する透過したビームの強さは、角度αの選択
基準に起因して、入射ビームの偏光の状態に実質的に依
存しない。損失が無視できる場合、反射された及び透過
したビームの強さは、合計すると入射ビームの強さにな
る。 【0013】したがって、本発明は、入射ビームの偏光
の状態に実質的に依存しない分割又は結合の比を有する
ビームスプリッタを提供し、PDLが、最小にされ得る
ようにする。10mdBより小さいPDLを有するビー
ムスプリッタが、容易に実現され得ることが明らかにな
った。 【0014】好適な実施形態において、スプリット装置
は、透過した(出力)ビームにおける干渉効果を避ける
ために、くさび形であるように設けられる。しかしなが
ら、適宜にエタロン、プリズム又はレンズでさえあるよ
うな他の形状を適用することができる。代案として、又
はさらに、第2のビームにおける干渉効果を低減/防止
するために、スプリット装置は、一方の側において反射
防止コーティングされるように提供され得る。 【0015】好適な実施形態において、スプリット装置
の入射側(すなわち入射ビームを受光するスプリット装
置の側)に、コリメーティング装置(例えばレンズ又は
凹面鏡)が設けられており、そのため入射ビーム及び反
射されたビームは、コリメーティング装置を通過する。
したがって、減少した利用可能な空間を有するコンパク
トな設計に対してさえ、小さな角度αを認識することが
できる。 【0016】1つの実施形態において、入射ビームを放
出するための第1の光ファイバ、及び反射ビームを受光
するための第2の光ファイバは、互いにきわめて接近し
て設けられている。好適には第1及び第2の光ファイバ
は、ファイバの直径の少なくとも2倍の内径を備えたキ
ャピラリー又は2重のV溝を利用して、互いに取付けら
れており、その場合、ファイバは、例えば接着剤を利用
して取付けられる。第1のファイバからの入射ビーム
は、コリメーティング装置によってコリメートされ、角
度αに従ってスプリット装置に送信される。したがっ
て、反射されたビームは、コリメーティング装置によっ
て第2のファイバ内に集束される。角度αは、ファイバ
の中心の距離dとコリメーティング装置の焦点距離fと
から、次の式、tan(α)=d/2fによって求めら
れる。 【0017】スプリット装置は、結合比に影響を及ぼす
ために、その入射側にコーティング材料を備えることが
できる。適宜に又は代案として、スプリット装置の材料
は、結合比に影響を及ぼすために選択され得る。1つの
実施形態において、スプリット装置の特性は、分割比を
変えるために修正され得る。このことは、例えば可変の
厚さの金属コーティングを備えたスプリット装置を厚さ
勾配に沿って光軸に対して垂直に動かすことによって達
成され得る。 【0018】スプリット装置の材料を慎重に選択するこ
とによって、PDLも、広い波長範囲にわたって最小に
することができ、例えば空気ガラス遷移の波長依存性
は、通常のガラスの低い分散に起因して小さい。コーテ
ィングを利用することになる場合、そのコーティングに
対して低いPDLをもたらすために、特殊なプロセスを
開発しなければならない。 【0019】さらなる実施形態において、反射ビームの
偏光の種々の状態に対する透過において残りの差を平衡
化するために入射ビーム内に加えて、通常の入射ビーム
及び反射ビームの小さな分離に起因して反射ビーム内
に、補償器が設けられる。このような補償器の好適な実
施形態は、偏光に依存する反射の効果を補償する偏光に
依存する追加的な透過を導入するために、ビームに対し
て回転し、かつ傾斜することができる別のエタロン又は
光学くさびである。 【0020】例えば、透過したビームを第3のファイバ
内に集束するために、スプリット装置と第3のファイバ
との間に第2のコリメーティング装置を設けることがで
きる。別の実施形態は、第1のコリメーティング要素を
通して第1の2つのファイバの近くにある第3のファイ
バ内に戻すように、透過したビームを反射する。 【0021】ファイバ端部からファイバ内に戻るような
反射を最小にするために、角度付きのファイバ端部を使
用することができる。これらの角度付きのファイバ端部
は、追加的な偏光に依存する透過を引起こす。ファイバ
から出る又はその中に戻るように結合する際の偏光依存
性のさらなる改善は、例えばファイバに反射防止コーテ
ィングを適用することによって達成され得る。適宜に又
は代案として、光軸の周りに互いに対して90°の奇数
倍だけ、角度付きのファイバを回転することが可能であ
る。光軸に整列した際の角度付きのファイバは、中心の
外側においてコリメーティング装置を通してビームを通
過させ、それ故に偏光に依存した透過を引起こすことが
できるので、ビームがコリメーティング装置の中心を通
過するように、ファイバを回転することは、さらなる改
善である。さらに、コリメーティング装置は、より小さ
な開口数を有するように設計されることができ、この開
口数は、波長にわたって改善された性能につながる。 【0022】さらなる実施形態において、本発明のビー
ムスプリッタは、スプリット装置の両側から適用される
ため、ビームスプリッタは、スプリット装置の両側で入
射ビームを受光する。簡略化のため、上記の説明の入射
ビームは、「第1の入射ビーム」と称するが、スプリッ
ト装置の別の(好適には反対の)側において受光される
入射ビームは、「第2の入射ビーム」と称することにす
る。第2の入射ビームが、反射ビームとは逆の伝搬方向
でスプリット装置に向けられる場合、ちょうど前述した
ものと一致するが、逆の伝搬方向にしたがってスプリッ
ト装置によって分割される。第2の入射ビームの一方の
部分は、第1の入射ビームの源に向かってスプリット装
置を透過する(スプリット装置の他方の側から与えられ
る場合)。第2の入射ビームの他方の部分は、反射さ
れ、光軸に対して第2の入射ビームと実質的に同じ角度
変位を有するが、反対側において逆に進行する。このよ
うな装置は、4ポート結合器として使用され得る。前述
のような2つの独立したスプリット装置を組合わせるこ
とによって、あるいは反対方向に進行するビームを反射
するために一方の表面だけを利用する第1の実施形態と
は異なり、スプリット装置の両方の表面を利用すること
によって、4ポート結合器を構成することもできる。 【0023】ビームスプリッタ内に戻る不要な反射(例
えば、その出力に結合されたモニタから結果として生じ
る)を減少するために、スプリット装置は、2つの反射
面を備えることができるので、第1の入射ビームは、反
射面のうちの一方によって、第1の反射された部分内に
部分的に反射され、それに対して第2の入射ビームは、
反射面のうちの他方によって、第2の反射された部分内
に部分的に反射される。代案として、第2のスプリット
装置を設けることができ、2つのスプリット装置のそれ
ぞれが、1つの反射面を有する。この場合、第1の入射
ビームは、(第1の)スプリット装置の反射面によっ
て、第1の反射された部分内に部分的に反射され、それ
に対して第2の入射ビームは、第2のスプリット装置の
反射面によって、第2の反射された部分内に部分的に反
射される。 【0024】反射された及び透過したパワーの比を調節
するために、それぞれのスプリット装置は、可変の反射
コーティングを備えることができ、及び/又は可変の屈
折率を有する材料から作成され得る。各スプリット装置
の反射の変化又は屈折率の変化は、光軸に対して実質的
に垂直な軸に沿って提供され得る。また、それぞれのス
プリット装置は、この軸に沿って移動できる。 【0025】本発明の他の目的及び付随する多くの利点
は、添付図面に関連して考察しながら、以下の詳細な説
明を参照することにより容易に明らかになり、一層良好
に理解されるであろう。実質的に又は機能的に等しい、
あるいは類似の要素は、同じ参照符号で参照される。 【0026】 【発明の実施の形態】図1において、2つの光ファイバ
10及び20がフェルール30内に設けられている。第
1のファイバ10は、レンズ50によってコリメートさ
れ、スプリット装置60に向けられる第1のビーム40
を放出する。 【0027】図2Aから明らかなように、ビーム40
は、スプリット装置60の入射側の垂線65に対して角
度αで向けられている。スプリット装置60は、入射ビ
ーム40を反射ビーム70と透過ビーム80に分割す
る。反射ビーム70も、垂線65に対して角度αで進行
するが、反対の伝搬方向で、かつ入射ビーム40に対し
て垂線65の反対側に進行する。透過ビーム80も、
(透過ビーム80がスプリット装置60から出るスプリ
ット装置60の側の)垂線68に対して角度αでもっ
て、かつ入射ビーム40と同じ伝搬方向(プラス垂線6
5と68との間の横方向変位)でもって、スプリット装
置60から出る。図2Aの例は、反射ビーム70に対し
て4%及び透過ビーム80に対して96%の分割比を示
す(潜在的な損失を無視)。 【0028】再び図1を参照すると、スプリット装置6
0において反射されたビーム70は、レンズ50によっ
て第2のファイバ20内に集束される。透過ビーム80
も、レンズ110によって第3のファイバ120内に集
束される。 【0029】図2Bは、角度αを設計するための原理を
示す。スプリット装置60における反射率Rは、平行
(p)及び垂直(s)に偏光された光、及び入射ビーム
40の角度αによる依存性に関して示される。領域10
0において、平行(Rp)及び垂直(Rs)に偏光され
た光の反射率は、実質的に等しい。空気ガラスの遷移に
対する図2Bの例において、領域100は、比較的小さ
な角度α(ここでは、ほぼ5°より小さい)に対するも
のであり、平行及び垂直に偏光された光の間の差は、角
度αの増加とともに増大する。角度αを領域100内で
設計する場合、反射は、入射ビーム40の偏光の状態に
実質的に依存しなくなる。図1の例においてほぼ1°よ
り小さい角度に対して、8mdBより小さいPDL値を
得ることができる。 【0030】補償器75は、反射ビームの偏光の状態に
おける残りの差を平衡化するために、反射ビーム70内
に設けることができる。このことは、光軸の回りで回転
でき、かつこれに対して垂直に傾斜することができるエ
タロン又は光学くさびをビーム内に配置することによっ
て達成され得る。第1、及び(反射防止コーティングが
適用されていない場合)第2の空気ガラス境界面を通る
偏光に依存する透過は、反射のなんらかの残りの偏光依
存性を補償するために使用され得る。第2の補償器76
は、同様に出力ポートを補償しようとする場合、スプリ
ット装置60の後に配置しなければならない。 【0031】透過したビーム80における干渉を避ける
ために、スプリット装置60は、好適にはくさび形であ
るように設けられる。さらに、光学くさびは、透過した
ビームが光軸に対して平行になるように選択され得る。
第2の光学表面は、偏光依存性とともに損失及び付加的
な不要な反射を避けるために、好適には反射防止コーテ
ィングされる。 【0032】ファイバ10、20、120及び130
は、単一モードファイバであるように選択され得る。容
易な調節のために、ファイバ20及び130は、多重モ
ードであるように選択され得る。 【0033】図1の例において、ファイバ10及び20
のファイバ端部は、ファイバ端部の戻り反射を避けるた
めに、角度を付けて設けられている。さらにファイバ1
0及び20は、コリメーティング装置の中心を通るビー
ムを通すために、この場合、スプリット装置60の垂線
に対して傾斜させて設けられてもよい。図3Aにおい
て、第3のファイバ120の近くに第4のファイバ13
0が設けられている。ファイバ120及び130の配置
は、ファイバ10及び20について前述した事項にした
がうことができる。ビームの方向と角度は、図3Bに示
されている。 【0034】動作中にファイバ120から放出されるビ
ーム140(図3Aにおける破線)は、レンズ110に
よってコリメートされ、角度αをなしてスプリット装置
60の方に向けられる(垂線68に対して(図3B参
照))。前述した事項にしたがって、一方の部分150
は、レンズ110に向かって戻るように反射され、他方
の部分160(図3Bにおける破線)は、スプリット装
置60を透過し、レンズ50によってファイバ10内に
集束される。レンズ110に向かって戻るように反射さ
れたビーム150は、ファイバ130内に集束される。 【0035】明らかなように、図1及び図3におけるビ
ームスプリット装置の対称性のために、ファイバ10又
はファイバ120からのビームに結合する代わりに、単
一モードのファイバだけを利用する場合、スプリット装
置60に向かって光を放出するために、ファイバ20及
び130を用いてもよい。 【0036】図1の構成は、3点結合器とみなすことも
できるが、図3の構成は、4点結合器とみなすことがで
きる。 【0037】ビームスプリッタ60に戻る不要な反射
(例えば、ファイバ120に結合されたモニタから結果
として生じる)を減少するために、ビームスプリッタ6
0は、2つの反射表面60A及び60Bを備えることが
できるので、第1の入射ビーム40は、反射表面60A
によって第1の反射部分70内に部分的に反射され、そ
れに対して第2の入射ビーム140は、反射表面60B
によって第2の反射部分150内に部分的に反射され
る。 【0038】2つの反射表面60A及び60Bは、それ
ぞれ関係する1つの反射表面を2つの別個のスプリット
装置(図示せず)に設けてもよい。その場合、第1の入
射ビーム40は、(第1の)ビームスプリッタ60の反
射表面によって第1の反射部分内に部分的に反射され、
それに対して第2の入射ビーム140は、第2のビーム
スプリッタの反射表面によって第2の反射部分内に部分
的に反射される。 【0039】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施形態を示す。 1.ビームスプリッタであって、光軸に対して角度αを
なして第1の入射ビーム(40)を第1の表面(60A)に
おいて受光し、前記光軸に対して前記角度αで前記第1
の入射ビーム(40)の第1の部分(70)を前記第1の入
射ビームに対して反対側に前記第1の表面(60A)にお
いて反射するように適合されたスプリット装置(60)で
あって、そのスプリット装置(60)を透過した第2のビ
ーム(80)を提供するように適合された、スプリット装
置(60)を含み、前記第1の反射された部分(70)が、
実質的に前記第1の入射ビーム(40)の偏光の状態に依
存しないように、前記角度αが選択される、ビームスプ
リッタ。 2.前記角度αは、前記スプリット装置の反射率が、伝
搬のベクトル及び前記光軸によって構成される平面に対
して、平行及び垂直な前記第1の入射ビーム(40)の偏
光に対して実質的に同じである範囲内に、選択される、
上記1に記載のビームスプリッタ。 3.前記第1の入射ビーム(40)に対して前記第1の反
射された部分(70)の強さの比が、前記角度α、前記ス
プリット装置(60)の反射率、又は前記スプリット装置
(60)のコーティングのうちの1つを制御することによ
って制御される、上記1又は2に記載のビームスプリッ
タ。 4.前記第2のビーム(80)が、好適には前記第1の入
射ビーム(40)の入射側に対する反対側において、前記
光軸に対して平行に前記スプリット装置(60)から出
る、上記1〜3のいずれか1つに記載のビームスプリッ
タ。 5.ガラスからなる前記スプリット装置(60)が設けら
れており、前記角度αが、5°未満に選択される、請求
項1〜4のいずれか1つに記載のビームスプリッタ。 6.前記スプリット装置(60)が、前記第2のビーム
(80)における干渉効果を避けるために、片側に反射防
止コーティングされているように、及び/又はくさび形
になるように設けられている、請求項1〜5のいずれか
1つに記載のビームスプリッタ。 7.前記スプリット装置(60)の前記入射側に設けられ
たコリメーティング装置(50)をさらに含み、そのため
前記第1の入射ビーム又は前記反射されたビームのうち
の少なくとも1つが、前記コリメーティング装置(50)
を通過する、上記1〜6のいずれか1つに記載のビーム
スプリッタ。 8.前記第1の入射ビーム(40)を放出するための第1
の光ファイバ(10)、及び前記反射された部分(70)を
受光するための第2の光ファイバ(20)又は検出装置の
うちの1つをさらに含む、上記1〜7のいずれか1つに
記載のビームスプリッタ。 9.前記第1の光ファイバ(10)、及び前記第2の光フ
ァイバ(20)又は検出装置が、互いに非常に接近して設
けられており、好適には互いに取付けられている、上記
8に記載のビームスプリッタ。 10.偏光の状態における残りの差を平衡化するために
少なくとも1つの前記ビーム(40,70,80)内に少なく
とも1つの補償器(75,76)をさらに含む、請求項1〜
9のいずれか1つに記載のビームスプリッタ。 11.前記スプリット装置(60)が、前記光軸に対して
前記角度αで、前記第1の入射ビーム(40)に対して反
対側で第2の入射ビーム(140)をさらに受光する、請
求項1〜10のいずれか1つに記載のビームスプリッ
タ。 12.前記第2の入射ビーム(140)が、前記第2のビ
ーム(80)と逆の伝搬方向でもって向けられ、そのため
前記スプリット装置(60)を透過した前記第2の入射ビ
ーム(140)の第2の部分(160)が、前記第1の入射ビ
ーム(40)と反対の伝搬方向でもって前記スプリット装
置(60)から出る、上記11に記載のビームスプリッ
タ。 13.前記第2のビーム(80)を受光し、及び/又は前
記第2の入射ビーム(140)を放出するための第3の光
ファイバ(120)、及び/又は前記第2の入射ビーム(1
40)の前記第2の反射された部分(150)を受光するた
めの第4の光ファイバ(130)をさらに含む、上記11
又は12に記載のビームスプリッタ。 14.前記第1の入射ビーム(40)が、前記スプリット
装置(60)の第1の面によって、前記第1の反射された
部分(70)内に部分的に反射され、それに対して前記第
2の入射ビーム(140)が、前記スプリット装置(60)
の第2の面又は第2のスプリット装置の第1の面のいず
れかによって、前記第2の反射された部分(150)内に
部分的に反射される、上記11〜13のいずれか1つに
記載のビームスプリッタ。 15.反射されて透過するパワーの比を調節するため
に、前記スプリット装置(60)又は前記第2のスプリッ
ト装置のうちの少なくとも1つが、可変の反射コーティ
ングを備え、及び/又は可変の屈折率を有する材料から
作成される、上記1〜14のいずれか1つに記載のビー
ムスプリッタ。 16.反射の変化又は屈折率の変化が、前記光軸に対し
て実質的に垂直な軸に沿って提供され、及び/又は前記
スプリット装置(60)が、この軸に沿って移動できる、
上記15に記載のビームスプリッタ。 【0040】 【発明の効果】本発明により、偏光依存損失(PDL)
が小さくなるように改善されたビームスプリッタが提供
される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるビームスプリッタの第1の実施形
態を示す図である。 【図2A】本発明のビームスプリッタの設計に対する原
理を示す図である。 【図2B】本発明のビームスプリッタの設計に対する原
理を示す図である。 【図3A】反対側から動作する本発明のビームスプリッ
タのさらなる実施形態を示す図である。 【図3B】反対側から動作する本発明のビームスプリッ
タのさらなる実施形態を示す図である。 【符号の説明】 10、20、120、130 光ファイバ 40 入射ビーム 50 コリメーティング装置 60 スプリット装置 60A、60B 反射表面 70、150 反射ビーム 80、160 透過ビーム 75、76 補償器 140 第2の入射ビーム
フロントページの続き (72)発明者 ルーディガー・マエストル ドイツ国71032ボーリンゲン,ヤーンシュ トラーセ・24 (72)発明者 ベルント・ネベンダール ドイツ国71254ディッチンゲン,ジーラー ヴェーク・1 Fターム(参考) 2H037 BA32 CA10 CA13 DA04 DA05 2H042 AA02 AA04 AA16 2H049 BA06 BA12 BA43 BB03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】ビームスプリッタであって、 光軸に対して角度αをなして第1の入射ビーム(40)を
    第1の表面(60A)において受光し、前記光軸に対して
    前記角度αで前記第1の入射ビーム(40)の第1の部分
    (70)を前記第1の入射ビームに対して反対側に前記第
    1の表面(60A)において反射するように適合されたス
    プリット装置(60)であって、そのスプリット装置(6
    0)を透過した第2のビーム(80)を提供するように適
    合された、スプリット装置(60)を含み、 前記第1の反射された部分(70)が、実質的に前記第1
    の入射ビーム(40)の偏光の状態に依存しないように、
    前記角度αが選択される、ビームスプリッタ。
JP2002353510A 2001-12-14 2002-12-05 低pdlビームスプリッタ Withdrawn JP2003222710A (ja)

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