JP2003222191A - トルク変動吸収装置 - Google Patents

トルク変動吸収装置

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JP2003222191A JP2002310944A JP2002310944A JP2003222191A JP 2003222191 A JP2003222191 A JP 2003222191A JP 2002310944 A JP2002310944 A JP 2002310944A JP 2002310944 A JP2002310944 A JP 2002310944A JP 2003222191 A JP2003222191 A JP 2003222191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク変動吸収装置の外径をできるだけ大き
くすることなく、ダンパ機構におけるハブとディスクと
の相対回転を規制する機構を提供すること。 【解決手段】 フライホイールと、フライホイールに取
り付けられるとともに変速機の入力軸に連結されるダン
パ機構とを備えるトルク変動吸収装置において、ダンパ
機構は、フライホイールとともに回転するディスクと、
フランジを備え入力軸に係合するハブと、ハブとディス
クの周方向間に配設されるダンパ部材とを有し、ディス
クとフランジとの相対回転が所定量に達すると、フラン
ジの径方向外側に延出する箇所とディスクの径方向内側
に延出する箇所とが当接することにより、ディスクとフ
ランジとの間の相対回転が規制されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動源と変速機との
間に配設され、駆動源と変速機との間に生じるトルクの
変動を吸収するトルク変動吸収装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関や電動モータ等の駆
動源と車輪等と連結して駆動源からの駆動力を伝達可能
な変速機との間のトルク変動を吸収する装置が知られて
いる。このような従来の装置を図5に示す。図5におい
て装置は、駆動源(図示せず)の駆動軸50と変速機の
入力軸60との間に配設されるものであり、駆動軸50
に固定されるフライホイール30と、フライホイール3
0と変速機の入力軸60との間に配設されフライホイー
ル30の駆動トルクを吸収して入力軸60にトルクを伝
達可能なダンパ機構33を備えている。ダンパ機構33
は、外周側に延在するディスク33A、33Bと、フラ
ンジ32Aを備えるハブ32と、ディスク33A、33
Bとフランジ32Aの周方向間に配設されるダンパ部材
34Aと、ダンパ機構33とフライホイール30との間
の変動トルクが所定値に達するとフライホイール30か
らハブ32への動力の伝達を制限するリミッタ部35と
を有しており、リミッタ部35を介してフライホイール
30と係合し、ハブ32の内周が入力軸60とスプライ
ン結合し、ダンパ機構33はディスク33A、33Bと
フランジ32Aとの間に発生するのトルクの変動を吸収
するように構成されている。リミッタ部35は、ディス
クの外周に形成される摩擦材35Aと、摩擦材35Aを
フライホイール30側に向けて付勢する付勢部材35B
と、付勢部材35Bと摩擦材35Aの間に配されるリミ
ッタプレート35Cとを有している。
【0003】このような装置は、駆動源からの動力が駆
動軸50を介してフライホイール30に伝達され、次に
フライホイール30の外周側でリミッタ部35を介して
動力がディスク33A、33Bに伝達される。ディスク
33A、33Bに伝達された動力によりディスク33
A、33Bが回転するとダンパ部材34Aを介してフラ
ンジ32Aに動力が伝達される。このとき、ダンパ部材
34Aの許容範囲内のトルクの変動はダンパ部材34A
によるトルクの吸収特性に従って吸収され、フランジ3
2Aを通って入力軸60に伝達される。動力伝達中にデ
ィスク33A、33Bとハブ32とが相対回転して更な
るトルクの変動が発生し、摩擦材35Aとフライホイー
ル30との間の摩擦係合による許容係合範囲を越えた場
合には、リミッタ部35が作動して摩擦材35Aがハブ
32と一体となった状態でフライホイール30に対して
相対回転する(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−13547号公報(第3
−4頁、第2−3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成のトルク
変動吸収装置を車両に組付ける場合には、フライホイー
ル30とダンパ機構33とを別体にした状態でフライホ
イール30をボルト42にて駆動軸50に固定し、次に
駆動軸50に固定されたフライホイール30に対してダ
ンパ機構33の軸芯を合わせた状態で、リミッタプレー
ト35C及び付勢部材35Bを介してボルト43を締め
ることでダンパ機構33の摩擦材35Aをフライホイー
ル30に摩擦係合させて、フライホイール30にダンパ
機構33を取り付ける。そして、ダンパ機構33のハブ
32の内周に入力軸60を嵌めこんで、車両へのトルク
変動吸収装置の組付けが完了する。
【0006】上述したような従来の形式の装置では、そ
の構成上、フライホイール30とダンパ機構33とが別
体でなければフライホイール30を車両の駆動軸50に
組付けることができない。そのため、トルク変動吸収装
置を車両に組みつける以前において、トルク変動吸収装
置を搬送する際には、車両への組付け性を考慮してフラ
イホイール30とダンパ機構33とを別体にしていた。
【0007】しかしながら図5に示す従来の装置では、
トルクの変動によりダンパ部材34Aを介してハブ32
とディスク33A、33Bとが相対回転し、フランジ3
2Aの周方向端面がディスク33Aとディスク33Bと
を連結するリベットに当接すると、ハブ32とディスク
33A、33Bとのそれ以上の相対回転が規制される。
このような構成によると、ストッパトルク以上の負荷を
リベットが直接受けることになる。更に、フランジ32
Aとリベットとは線当たりで当接しているため、リベッ
トは非常に大きな負荷を受けることになる。そのため、
リベットを高強度にするべくリベットを径方向に関して
大きくする必要があり、これによってトルク変動吸収装
置の外径が大きくなってしまう、という問題がある。
【0008】そこで本発明は、上記の問題を解決すべ
く、トルク変動吸収装置の外径をできるだけ大きくする
ことなく、ダンパ機構におけるハブとディスクとの相対
回転を規制する機構を提供することを技術的課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、駆動軸に固定され、該駆動軸を介
して駆動源からの駆動力が伝達されるフライホイール
と、該フライホイールに取り付けられるとともに変速機
の入力軸に連結されるダンパ機構とを備えるトルク変動
吸収装置において、前記ダンパ機構は、前記フライホイ
ールとともに回転する円板状のディスクと、フランジを
一体的に備えるとともに前記入力軸に係合するハブと、
該ハブと前記ディスクの周方向間に配設されるダンパ部
材とを有しており、前記ディスクと前記フランジとの相
対回転が所定量に達すると、前記フランジの周方向端面
と前記ディスクの周方向端面とが当接することにより、
前記ディスクと前記フランジとの間の相対回転が規制さ
れることを特徴とするトルク変動吸収装置とした。
【0010】請求項1の構成によると、駆動軸と入力軸
との間でトルクの変動が発生すると、ダンパ部材を介し
てハブとディスクとが相対回転する。トルクの変動が大
きくなるとフランジの周方向端面とディスクの周方向端
面とが当接し、これらの箇所でトルクを受ける。
【0011】つまり、請求項1の構成ではリベットがト
ルクを直接受ける構成ではないので、リベット自体を高
強度にする必要がなくなり、これに伴ってリベットを大
きくする必要がなくなる。したがって、トルク変動吸収
装置の外径を大きくすることなくダンパ機構におけるハ
ブとディスクとの相対回転を規制する機構を提供するこ
とができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1において、前
記ディスクと前記フランジとの相対回転が所定量に達し
たときに当接する前記フランジの周方向端面の形状と前
記ディスクの周方向端面の形状とが対応するようにした
ことである。
【0013】請求項2によると、ハブとディスクとの相
対回転によってフランジとディスクとが当接する際に、
これらの当接部分の面圧を低減することができ、好適で
ある。
【0014】請求項3の発明は、請求項1におけるディ
スクの構成を具体的に説明したものであり、前記ディス
クは、軸方向に関して互いに対向する2枚の第1ディス
クと、締結部材を介して第1ディスク間に連結されると
ともに径方向外側に延在する第2ディスクとを備え、該
第2ディスクの径方向内側に延出する箇所の周方向端面
が前記フランジの径方向外側に延出する箇所の周方向端
面に関して重なるようにしたことである。
【0015】請求項4の発明も、請求項1におけるディ
スクの構成を具体的に説明したものであり、前記ディス
クは軸方向に関して互いに対向するとともに締結部材に
て連結される2枚のディスクを有しており、該2枚のデ
ィスクのいずれか一方の周方向端面が前記フランジの径
方向外側に延出する箇所の周方向端面に関して重なるよ
うにしたことである。
【0016】請求項5の発明は、前記ディスクは軸方向
に関して互いに対向するとともに締結部材にて連結され
る2枚のディスクを有しており、前記ディスクの前記締
結部材で連結される部分が、前記ディスクの少なくとも
一方を軸方向に関して前記2枚のディスクが近接する方
向に湾曲するようにしたことである。
【0017】請求項5によると、ディスクを連結する締
結部材の軸方向長さを短くすることができるので、ダン
パ機構の軸方向寸法を短くすることができ、好適であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は本実施の形態におけるトルク変動
吸収装置の一部切欠平面図、図2は図1のA−B断面
図、図3は図1のA−C断面図、図4は図1のD−D断
面図であり、自動車のエンジンと変速機との間に配設さ
れて、両者間のトルクの変動を吸収する装置として説明
する。
【0019】トルク変動吸収装置1は、ボルト12によ
り駆動軸50と連結され、駆動軸50を介して駆動源で
あるエンジンからの駆動力を伝達するフライホイール1
0と、外周側にリミッタ部23を有するとともに内周側
にて変速機の入力軸60と連結するダンパ機構20と、
フライホイール10にダンパ機構20が取り付けられる
前の状態でリミッタ部23の摩擦材23Aを駆動軸50
の軸方向において狭持して摩擦材23Aを摩擦係合状態
とする挟持機構とを備える。
【0020】ダンパ機構20は、円板状のディスク21
と、フランジ22Aを一体的に備えるハブ22と、ハブ
22とディスク21の周方向間に配設されるダンパ部材
24とを有している。ディスク21は、軸方向に関して
互いに対向する2枚の第1ディスク21A及び21B
と、リベット(締結部材)26が挿通するリベット孔2
3C1を有しリベット26を介して第1ディスク21
A、21B間に連結されるとともに径方向外側に延在す
る第2ディスク21Cとを備えている。ハブ22は、そ
の内周面に形成されるスプラインが、入力軸60の外周
面に形成されるスプラインと係合することにより、入力
軸60と連結されるように構成されている。また、ダン
パ部材24はコイルスプリングであり、周方向の4箇所
に略均等に配設されてトルクの変動を抑制するものであ
る。
【0021】図4に示すように、フランジ22Aの径方
向外側に延出する箇所と第2ディスク21Cの径方向内
側に延出する箇所とが、径方向に関して重なるように形
成されている。駆動軸50と入力軸60の間にトルク変
動がない状態では、フランジ22Aは図4の実線の位置
にある。駆動軸50と入力軸60の間にトルク変動が発
生し、第2ディスク21Cとフランジ22Aとが相対回
転してフランジ22Aが図4の破線の位置になると、第
2ディスク21Cとフランジ22Aとの間では、それ以
上の相対回転が規制される。
【0022】挟持機構は、フライホイール10の軸方向
に関して駆動軸50と反対側の面(図2右側の面)に固
定されるとともにリミッタ部23の径方向外周面を覆う
環状部材11と、環状部材11のフライホイール10側
において環状部材11から内周側に向けて延在する延在
部11Bと、延在部11Bとともにリミッタ部23を軸
方向に関して狭持する狭持プレート27と、狭持プレー
ト27と環状部材11とを固定するリベット29とを備
える。尚、最終的なトルク変動吸収装置1のフライホイ
ール10への固定は、ボルト28により行われる。
【0023】ダンパ機構20のリミッタ部23について
説明する。リミッタ部23は、ディスク21の軸方向両
側の面に形成される環状の摩擦材23Aと、軸方向に関
してフライホイール10側に形成される摩擦材23A
(図2左側の摩擦材23A)と延在部11Bとの間に配
設されるリミッタプレート23Bと、リミッタプレート
23Bと延在部11Bとの間に配設されるとともにリミ
ッタプレート23Bをフライホイール10から離間する
方向に付勢する付勢部材である皿ばね23Cとを備え
る。リミッタ部23は、駆動軸50と入力軸60の間の
トルク変動が所定の値に達すると、駆動軸50と入力軸
60の間のトルクの伝達を制限するものである。
【0024】環状部材11には、リミッタ部23の径方
向外周側と環状部材11の径方向外周側とを連通する溝
11Aが形成されている。これは、伝達されるトルクの
変動によりリミッタ部23が環状部材11に対して回転
する際に発生する摩擦材23Aの摩耗紛を遠心力により
外部雰囲気中に排出するための溝である。さらに、摩擦
材23Aには、摩擦材23Aの径方向内周側と摩擦材2
3Aの径方向外周側とを連通するスリット23A1が形
成される(図2下側の摩擦材参照)。このスリット23
A1は、溝11Aと同様に摩擦材23Aの摩耗紛を遠心
力により外部雰囲気中に排出するためのものである。
【0025】更に本実施の形態では、フランジ22Aと
第1ディスク21A、21Bとの間にヒステリシスを発
生するためのヒステリシス機構25を配設している。
【0026】このように構成されるダンパ機構20の作
用について説明する。エンジンが駆動した場合、フライ
ホイール10が駆動軸50の駆動に伴って回転する。変
動トルクが所定値より小さい範囲内においては、リミッ
タ部23を介してディスク21に回転トルクが伝達さ
れ、ディスク21が回転する。ディスク21の回転トル
クはダンパ部材24を介してフランジ22Aからハブ2
2に伝達され、変動トルクに応じてダンパ部材24が弾
縮しながらハブ22が回転する。このように、ダンパ機
構20を介して入力軸60に駆動軸50の駆動力が伝達
される。ダンパ部材24の弾縮が進んでフランジ22A
が図4の破線の位置になると、第2ディスク21Cとフ
ランジ22Aとの相対回転が規制されて、ダンパ部材2
4はこれ以上の弾縮されない。
【0027】上記の状態からエンジンの駆動トルクが大
きくなり、フライホイール10とハブ22との間の変動
トルクが所定値に達すると(変動トルクがリミッタプレ
ート23Bと狭持プレート27との間での摩擦材23A
の回転方向の保持トルクに達するときに相当)、摩擦材
23Aが滑り出し、ディスク21とハブ22との間では
所定値以上の変動トルクを伝達しなくなる。尚、本実施
の形態では、リミッタプレート23Bと狭持プレート2
7との間に摩擦材23Aが狭持されるように構成した
が、これ以外に、環状部材11の一部とリミッタプレー
ト23Bの間に摩擦材23Aを配設して、変動トルクが
所定値に達するとフライホイール10に対して摩擦材2
3Aが滑るように構成することも可能である。
【0028】上述した構成のトルク変動吸収装置1の車
両への組付けについて説明する。通常、車両を製造する
際には、車両の様々な部品又は装置をアッセンブリ毎に
組み立て工場に集約し、組み立て工場内で、集約された
各部品又は装置を組み立てていく。このとき、予めアッ
センブリ状態とされた部品又は装置が組み立て工場に搬
送されて、その後、組み立て工場内で他の部品又は装置
に組みつけられて、車両を完成へと近づける。
【0029】本発明に係る部分について説明すると、組
み立て工場では、トルク変動吸収装置1を介してエンジ
ンと変速機とが組みつけられることになる。ここで、延
在部11Bと狭持プレート27とによりリミッタ部23
が環状部材11に狭持されるので、ダンパ機構20と環
状部材11とが一体となった状態で、フライホイール1
0を別体とすることが可能になる。実際に車両に組付け
るときには、先ず、フライホイール10をボルト12に
て駆動軸50に連結し、次に、リベット29によって予
め一体となっているダンパ機構20と環状部材11とを
ボルト28にてフライホイール10に取り付けることに
よって行われる。このように、トルク変動吸収装置1を
車両に取り付ける際、ダンパ機構20が環状部材11に
取り付けられた状態、つまりリミッタ部23の摩擦材2
3Aが挟持されるとともにリミッタ部23の外周面が環
状部材11に覆われた状態でトルク変動吸収装置1を搬
送することができる。これによって、アッセンブリ状態
とされた装置が組み立て工場に搬送される際に、リミッ
タ部23に埃や油等が付着するのを可及的に少なくする
ことができる。
【0030】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定される意図は
なく、本発明の主旨に沿ったものであればよい。例え
ば、第1ディスク21A或いは21Bのいずれか一方を
径方向に延出させてフライホイール10側に取り付け、
第1ディスク21A、21Bのいずれか一方の周方向端
面とフランジの径方向外側に延出する箇所の周方向端面
とが軸方向に関して重なるように構成してもよい。この
場合、第1ディスクと別体の第2ディスク21Cを設け
る必要がなくなり、部品点数が低減して好適である。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、リベットがトルクを直
接受ける構成ではないので、リベット自体を高強度にす
る必要がなくなり、これに伴ってリベットを大きくする
必要がなくなる。したがって、トルク変動吸収装置の外
径を大きくすることなくダンパ機構におけるハブとディ
スクとの相対回転を規制する機構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるトルク変動吸収装
置の一部切欠平面図である。
【図2】図1のA−B断面図である。
【図3】図1のA−C断面図である。
【図4】図1のD−D断面図である。
【図5】従来のトルク変動吸収装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・トルク変動吸収装置 10・・・フライホイール 11・・・環状部材 11A・・・溝 11B・・・延在部 12、28・・ボルト 20・・・ダンパ機構 21A、21B・・・第1ディスク 21C・・・第2ディスク 22・・・ハブ 22A・・・フランジ 23・・・リミッタ部 23A・・・摩擦材 23B・・・リミッタプレート 23C・・・皿ばね(付勢部材) 24・・・ダンパ部材 25・・・ヒステリシス機構 26・・・リベット(締結部材) 29・・・リベット 27・・・狭持プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に固定され、該駆動軸を介して駆
    動源からの駆動力が伝達されるフライホイールと、該フ
    ライホイールに取り付けられるとともに変速機の入力軸
    に連結されるダンパ機構とを備えるトルク変動吸収装置
    において、 前記ダンパ機構は、前記フライホイールとともに回転す
    る円板状のディスクと、フランジを一体的に備えるとと
    もに前記入力軸に係合するハブと、該ハブと前記ディス
    クの周方向間に配設されるダンパ部材とを有しており、 前記ディスクと前記フランジとの相対回転が所定量に達
    すると、前記フランジの周方向端面と前記ディスクの周
    方向端面とが当接することにより、前記ディスクと前記
    フランジとの間の相対回転が規制されることを特徴とす
    る、トルク変動吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスクと前記フランジとの相対回
    転が所定量に達したときに当接する前記フランジの周方
    向端面の形状と前記ディスクの周方向端面の形状とが対
    応することを特徴とする、請求項1に記載のトルク変動
    吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスクは、軸方向に関して互いに
    対向する2枚の第1ディスクと、締結部材を介して第1
    ディスク間に連結されるとともに径方向外側に延在する
    第2ディスクとを備え、該第2ディスクの径方向内側に
    延出する箇所の周方向端面が前記フランジの径方向外側
    に延出する箇所の周方向端面に関して重なることを特徴
    とする、請求項1或いは請求項2に記載のトルク変動吸
    収装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスクは軸方向に関して互いに対
    向するとともに締結部材にて連結される2枚のディスク
    を有しており、該2枚のディスクのいずれか一方の周方
    向端面が前記フランジの径方向外側に延出する箇所の周
    方向端面に関して重なることを特徴とする、請求項1或
    いは請求項2に記載のトルク変動吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスクは軸方向に関して互いに対
    向するとともに締結部材にて連結される2枚のディスク
    を有しており、前記ディスクの前記締結部材で連結され
    る部分は、前記ディスクの少なくとも一方を軸方向に関
    して前記2枚のディスクが近接する方向に湾曲すること
    を特徴とする、請求項1から請求項4に記載のトルク変
    動吸収装置。
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