JP2003221927A - コンクリート型枠およびこれを用いたコンクリート型枠連設構造 - Google Patents

コンクリート型枠およびこれを用いたコンクリート型枠連設構造

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JP2003221927A JP2002022324A JP2002022324A JP2003221927A JP 2003221927 A JP2003221927 A JP 2003221927A JP 2002022324 A JP2002022324 A JP 2002022324A JP 2002022324 A JP2002022324 A JP 2002022324A JP 2003221927 A JP2003221927 A JP 2003221927A
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concrete
concrete formwork
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reinforcing ribs
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Nobuyuki Yasuma
信行 安間
Michihiro Miyakoshi
道博 宮腰
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
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    • E04G9/02Forming boards or similar elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のベニア合板等からなる木製型枠に用い
られていたPコン、フォームタイ(登録商標)などの型
枠用金具を流用可能にするコンクリート型枠、および木
製型枠に用いられていた型枠用金具を流用することがで
きるコンクリート型枠連設構造を提供する。 【解決手段】 堰板部32と側板部33とを有する複数
のプラスチック製のコンクリート型枠30が、側板部3
3同士が接するように配置され、セパレータ22がコン
クリート型枠30の挿通孔に挿通され、Pコン22およ
び締付金具23がセパレータ22に取り付けられている
コンクリート型枠連設構造50であって、堰板部32が
2枚の板36とこれらを連結する補強リブ37とが一体
に成形された中空部材であり、補強リブ37の間隔がP
コン22および締付金具23の皿板24の当接面の幅よ
りも狭くされているコンクリート型枠連設構造50。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
コンクリート型枠、およびこのコンクリート型枠を並べ
て配置したコンクリート型枠連設構造に関し、詳しく
は、従来のベニア合板等からなる木製型枠に用いられて
いたPコン、フォームタイ(登録商標)などの型枠用金
具を流用可能にするプラスチック製のコンクリート型
枠、および木製型枠に用いられていた型枠用金具を流用
したコンクリート型枠連設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリート打設用の型枠
(以下、「コンクリート型枠」または単に「型枠」と記
す)としては、安価で、釘打ち等の加工がしやすく、軽
量であるなどの理由から、ベニア合板等からなる堰板の
裏面に桟木をくぎ打ちした木製型枠が用いられている。
しかしながら、このような木製型枠には、(i)桟木の
固定や型枠の連結に釘打ち作業が必要であり、施工性が
悪い、(ii)釘打ちや、堰板の表面に塗布されるコンク
リート剥離剤によって型枠が痛みやすく、耐用回数が少
ない(例えば、5回程度である)、(iii)耐用回数を超
えたものは、木材としてリサイクルできず、解体して焼
却処分するしかない、などの欠点があった。
【0003】これらの問題を解決するものとしては、軽
量で施工性がよく、リサイクル可能なプラスチック製の
型枠が提案されている。図6は、このようなプラスチッ
ク製のコンクリート型枠の一例を示す図であり、この型
枠10は、片面がコンクリート打設面11となる中空の
堰板部12と、堰板部12の両側縁から堰板部12のコ
ンクリート打設面11の反対側に直角に屈曲した中空の
側板部13と、堰板部12の裏面14に設けられた、側
板部13に平行な2枚の中空の補強板部15とを有して
概略構成されるものであり、堰板部12、側板部13お
よび補強板部15が、2枚の板16,16と、これら板
の間を連結する複数の長尺の補強リブ17とが一体に成
形された中空状のパネルからなるものである。
【0004】この型枠10の設置(建てつけ)について
は、図7を参照しながら以下に説明する。まず、複数の
型枠10を側板部13の外側表面18同士が接するよう
に一列に並べ、同様に、コンクリート打設面11が対向
するように複数の型枠10をもう一列並べる。型枠10
の堰板部12に穿設された挿通孔20に、対向する型枠
10を所定の間隔に保つ止め金であるPコン21(締付
部材)が両端近傍に設けられた丸棒状のセパレータ22
を挿通する。ついで、このセパレータ22の両端に、型
枠10の裏面14側からフォームタイ(登録商標)と呼
ばれる締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ
22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24(締
付部材)との間で堰板部12を挟み込むようにして、型
枠10を保持する。
【0005】さらに、締付金具23の上下に角パイプか
らなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する
座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた
材25を側板部13および補強板部15の側面に当接さ
せた状態で固定する。この横ばた材25を配設すること
によって、型枠10が、コンクリート打設時のコンクリ
ートの圧力によって外側に膨らまないようにされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この型
枠10の堰板部12は、薄い2枚の板16(厚さ2mm
程度)からなる中空状のパネルであるため、この堰板部
12の両側に配置されたPコン21および締付金具23
の皿板24による締め付けに対する、板16の強度が不
十分であった。そのため、従来のベニア合板等からなる
木製型枠に用いられていたPコン21、締付金具23な
どの一点に圧力の集中しやすい型枠用金具の流用した場
合、図8に示すように、板16が変形し、型枠10の破
損が生じやすかった。そのため、これら従来の型枠用金
具の流用が困難であり、特殊な形状の専用金具を使用す
る必要があった。よって、図7に示すような形態でのプ
ラスチック型枠の設置は事実上困難であった。また、従
来の型枠用金具の流用ができないことが、プラスチック
製の型枠の普及の妨げともなっていた。
【0007】よって、本発明の目的は、従来のベニア合
板等からなる木製型枠に用いられていたPコン、フォー
ムタイ(登録商標)などの型枠用金具を流用可能にする
コンクリート型枠、および木製型枠に用いられていた型
枠用金具を流用することができるコンクリート型枠連設
構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のコン
クリート型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰板
部を有するプラスチック製のコンクリート型枠であり、
堰板部が、2枚の板とこれら板の間を連結する複数の長
尺の補強リブとが一体に成形された中空部材であり、補
強リブの間隔が20mm未満とされた部分を有すること
を特徴とする。
【0009】また、本発明のコンクリート型枠において
は、堰板部におけるすべての補強リブの間隔は、20m
m未満であることが望ましい。また、本発明のコンクリ
ート型枠においては、補強リブ間の空間の長さが20m
m未満とされた部分に、堰板部のコンクリート打設面か
らその裏面まで厚さ方向に貫通する挿通孔が穿設されて
いることが望ましい。また、本発明のコンクリート型枠
においては、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート
打設面の反対側に直角に屈曲した側板部が設けられてい
ることが望ましい。また、本発明のコンクリート型枠に
おいては、堰板部のコンクリート打設面の裏面に、側板
部に平行な補強板部が設けられていることが望ましい。
【0010】また、本発明のコンクリート型枠連設構造
は、片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部
の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直
角に屈曲した側板部とを有する複数のプラスチック製の
コンクリート型枠が、コンクリート型枠の側板部同士が
接するように配置され、棒状のセパレータがコンクリー
ト型枠の挿通孔に挿通され、堰板部に当接する締付部材
がセパレータに取り付けられているコンクリート型枠連
設構造であって、堰板部が、2枚の板とこれら板の間を
連結する複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中
空部材であり、締付部材が堰板部に当接する当接部にお
ける補強リブの間隔が、締付部材の当接面の幅よりも狭
くされていることを特徴とする。
【0011】また、本発明のコンクリート型枠連設構造
においては、堰板部におけるすべての補強リブの間隔
が、締付部材の当接面の幅よりも狭くされていることが
望ましい。また、本発明のコンクリート型枠連設構造に
おいては、堰板部のコンクリート打設面の裏面に、側板
部に平行な補強板部が設けられていることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明のコンクリート型枠連設構造の一例を示
す全体図であり、図2は、連設構造の要部を示す図であ
る。このコンクリート型枠連設構造50は、複数の型枠
30が、型枠30の側板部33の外側表面同士が接する
ように配置され、堰板部32の挿通孔40に棒状のセパ
レータ22が挿通され、堰板部32が、その両面からセ
パレータ22に取り付けられたPコン21(締付部材)
および締付金具23の皿板24(締付部材)によって挟
まれるようにして締め付けられ、締付金具23の上下に
配置された角パイプからなる一対の横ばた材25が、こ
れらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ
27で、側板部33および補強板部35の側面に当接し
た状態で固定されているものである。
【0013】型枠30は、図3に示すように、片面がコ
ンクリート打設面31となる中空の堰板部32と、堰板
部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面3
1の反対側に直角に屈曲した中空の側板部33と、堰板
部32の裏面34に設けられた、側板部33に平行な2
枚の中空の補強板部35とを有して概略構成されるもの
である。また、堰板部32、側板部33および補強板部
35は、2枚の板36,36と、これら板の間を連結す
る複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された中空
状のパネルからなるものであり、補強リブ37,37の
間隔Aは、Pコン21および締付金具23の皿板24が
堰板部32に当接する当接面51の幅(直径)Bよりも
狭くされている。
【0014】補強リブ37,37の間隔Aは、Pコン2
1および締付金具23の皿板24の当接面51の幅(直
径)Bよりも狭くされていればよいが、市販のPコン、
フォームタイ(登録商標)などが堰板部に当接する当接
面は、その幅(直径)が20mm以上であるので、補強
リブ37,37の間隔Aは、具体的には20mm未満と
するとよい。補強リブ37,37の間隔Aが20mm以
上となると、締付部材の締め付けによる圧力を補強リブ
37で支えることができなくなり、板36が変形し、型
枠30の破損が生じやすくなる。ここで、補強リブ3
7,37の間隔Aとは、図2に示すように、補強リブ3
7,37で挟まれた中空部の、一方の補強リブ37の表
面から他方の補強リブ38の表面までの長さのことであ
る。なお、堰板部32における補強リブ37は、堰板部
32の強度保持の観点から、2枚の板36,36に対し
て直角に設けられていることが好ましい。
【0015】この型枠30は、例えば、プラスチック材
料の押出成形等によって、堰板部32、側板部33およ
び補強板部35を一体成形して製造されるものである。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ナ
イロンなどが挙げられる。中でも、機械的強度、コンク
リートの離型性、耐アルカリ(耐コンクリート)性に優
れていることから、ポリプロピレンが好適に用いられ
る。
【0016】堰板部32、側板部33および補強板部3
5の厚さ、幅、高さ等の寸法は、特に限定はされず、例
えば、従来の木製型枠の寸法と同程度に設定される。ま
た、堰板部32、側板部33および補強板部35を構成
する2枚の板36および補強リブ37の厚さも、特に限
定はされないが、機械的強度および軽量化を考慮した場
合、例えば、1〜3mmが適当である。
【0017】次に、本発明のコンクリート型枠連設構造
の組立方法(型枠の建てつけ方法)の一例について説明
する。まず、複数の型枠30を側板部33の外側表面3
8同士が接するように一列に並べ、同様に、コンクリー
ト打設面31が対向するように複数の型枠30をもう一
列並べる。型枠30の堰板部32に穿設された挿通孔4
0に、対向する型枠30を所定の間隔に保つ止め金であ
るPコン21が両端近傍に設けられた丸棒状のセパレー
タ22を挿通する。ついで、このセパレータ22の両端
に、型枠30の裏面34側から締付金具23を螺合によ
り取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具2
3基端部の皿板24との間で堰板部32を挟み込むよう
にして、型枠30を保持する。
【0018】さらに、締付金具23の上下に角パイプか
らなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する
座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた
材25を側板部33および補強板部35の側面に当接さ
せた状態で固定する。この横ばた材25を配設すること
によって、型枠30が、コンクリート打設時のコンクリ
ートの圧力によって外側に膨らまないようにされてい
る。
【0019】また、別の組立方法(建てつけ方法)とし
ては、型枠30に、あらかじめセパレータ22、Pコン
21、締付金具23等の型枠用金具を仮にセットしてお
き、この型枠30の複数を一列に並べ、ついで、別の複
数の型枠30を、コンクリート打設面31が対向するよ
うに、かつセパレータ22の他端を挿通孔40に挿通し
ながら建てつける方法などを挙げることができる。
【0020】以上説明したようなコンクリート型枠連設
構造50にあっては、補強リブ37,37の間隔Aが、
Pコン21および締付金具23の皿板24が堰板部32
に当接する当接面51の幅(直径)Bよりも狭くされて
いるので、Pコン21と締付金具23の皿板24とによ
る締め付け圧力を、補強リブ37の幅方向で受けるよう
になり、圧力に対して十分な強度を発揮できる。これに
より、従来のベニア合板等からなる木製型枠に用いられ
ていたPコン21、締付金具23などの一点に圧力の集
中しやすい型枠用金具の流用した場合でも、それらの締
め付けによる圧力を補強リブ37、37で支えることが
でき、板36が変形したり、型枠30が破損したりする
ことがない。
【0021】また、コンクリート型枠連設構造50にお
ける型枠30は、プラスチック製であるので、耐久性が
よく、耐用回数を超えた後にはプラスチック材料として
リサイクルが可能である。また、型枠30は、プラスチ
ック製であるので、コンクリート離型性がよく、コンク
リート剥離剤が不要である。また、型枠30は、プラス
チック製であり、片面がコンクリート打設面31となる
堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコ
ンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した側板部
33とを有しているので、桟木を固定するための釘打ち
が不要であり、施工性がよく、釘打ちによる耐久性の低
下もない。
【0022】このように、コンクリート型枠連設構造5
0にあっては、従来の木製型枠用金具を用いても型枠3
0が破損することがなく、コンクリート剥離剤が不要で
あり、桟木の固定や型枠30の連結に釘打ち作業が不要
であるので、コンクリート型枠連設構造50に用いられ
る型枠30の耐用回数が従来の木製型枠に比べて飛躍的
に延び、コストダウンにつながる。
【0023】また、この型枠30は、堰板部32、側板
部33および補強板部35が2枚の板36とこれらを連
結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された
中空状のものであるので、軽量であり、かつ十分な機械
的強度を有する。また、この型枠30は、堰板部32の
コンクリート打設面31の裏面34に、側板部33に平
行な補強板部35が設けられているので、耐久性、耐圧
性がさらに向上している。
【0024】なお、本発明のコンクリート型枠連設構造
は、図1〜図3に示すものに限定はされず、例えば図4
に示すように、少なくとも、Pコン21および締付金具
23の皿板24が堰板部32に当接する当接部52にお
ける補強リブ37,37の間隔のみが、Pコン21およ
び締付金具23の皿板24の当接面51の幅(直径)よ
りも狭くされている型枠を用いたものであれば、どのよ
うな形態のものでもよい。ただし、締付部材が堰板部に
当接する当接部における補強リブの間隔のみが、締付部
材の当接面の幅よりも狭くされている型枠では、型枠全
体の強度が不足気味となり、また、補強リブの間隔が締
付部材の当接面の幅よりも狭くされている部分にしか、
挿通孔を穿設することができず、セパレータを挿通する
位置の自由度が極端に少なくなる。したがって、堰板部
におけるすべての補強リブの間隔が、締付部材の当接面
の幅よりも狭くされていることが望ましい。
【0025】また、本発明のコンクリート型枠は堰板部
が中空状であればよく、本発明のコンクリート型枠にお
ける側板部および補強板部については、ムクのプラスチ
ック製のもの、発泡プラスチック製のものなどを用いて
も構わない。また、本発明のコンクリート型枠連設構造
における型枠は、図3に示すものに限定はされず、例え
ば、堰板部32の幅が狭い場合には、図5に示すよう
に、補強板部を省略することも可能である。また、コン
クリート型枠の設置形態などに応じて、両側または片側
の側板部を省略することも可能である。
【0026】また、堰板部には、必ずしも挿通孔をあら
かじめ設けておく必要はない。挿通孔は、コンクリート
打設の現場において、セパレータを挿入する位置を決定
した後に、現場で穿設するようにしても構わない。な
お、この際、堰板部は中空であるので、挿通孔の穿設は
両表面のみに行えばよく、容易に行える。また、堰板部
はプラスチック製であるので、挿通孔の穿設は容易であ
る。また、堰板部の挿通孔を現場で穿設する場合は、穿
設用のドリルの先端を補強リブと補強リブとの間に位置
させ、横逸れなく挿通孔を開け易くするために、堰板部
の表面にドリルガイド用の凹溝を長手方向に設けてもよ
い。また、堰板部を透明もしくは半透明とすれば、補強
リブの位置を目視にて確認することができるので、補強
リブ間のほぼ中央にセパレータの挿通孔を穿設すること
が容易になる。すなわち、補強リブの間隔と締付部材の
当接面の幅との差が小さい場合に、挿通孔を補強リブ近
傍に穿設してしまうと、締付部材の当接面を2本の補強
リブで支持できなくなるおそれがある。
【0027】また、本発明のコンクリート型枠連設構造
においては、断面コの字形に屈曲したクリップを、隣接
した側板部の側方から嵌め込み、隣接した側板部を挟持
するようにして型枠30を連結(仮固定)してもよい。
クリップの材質としては、金属、プラスチックなどを用
いることができる。中でも、錆などの点でプラスチック
製が好ましい。また、クリップによる連結手段(仮固定
手段)以外にも、隣接した側板部同士を、これらに釘、
ピンなどを打ち込むことによって固定する連結手段を用
いても構わない。
【0028】また、型枠の設置の際に用いられるセパレ
ータとしては、図示例の丸棒状のものに限定はされず、
例えば、平板状のものなど、公知のセパレータを用いる
ことができる。また、Pコン、締付金具も、図示例のも
のに限定はされず、例えば、ハット型のPコンなど、公
知のものを用いることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート型枠は、堰板部が、2枚の板とこれら板の間を連結
する複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空部
材であり、補強リブの間隔が20mm未満とされた部分
を有するものであるので、このコンクリート型枠を建て
つけたコンクリート型枠連設構造において、従来の木製
型枠に用いられていた型枠用金具を流用可能にする。
【0030】また、堰板部におけるすべての補強リブの
間隔が、20mm未満であれば、型枠全体の強度が向上
し、また、堰板部の任意の位置に挿通孔を穿設すること
ができ、セパレータを挿通する位置の自由度が高くな
る。また、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打
設面の反対側に直角に屈曲した側板部が設けられていれ
ば、コンクリート型枠の耐久性、耐圧性をさらに向上さ
せることができる。また、堰板部のコンクリート打設面
の裏面に、側板部に平行な補強板部が設けられていれ
ば、コンクリート型枠の耐久性、耐圧性をさらに向上さ
せることができる。また、堰板部が、透明または半透明
であれば、補強リブ間のほぼ中央にセパレータの挿通孔
を穿設することが容易になる。
【0031】また、本発明のコンクリート型枠連設構造
は、コンクリート型枠の堰板部が、2枚の板とこれら板
の間を連結する複数の長尺の補強リブとが一体に成形さ
れた中空部材であり、締付部材が堰板部に当接する部分
における補強リブの間隔が、締付部材の当接面の幅より
も狭くされているので、従来の木製型枠に用いられてい
た型枠用金具を流用することができる。
【0032】また、堰板部におけるすべての補強リブの
間隔が、締付部材の当接面の幅よりも狭くされていれ
ば、コンクリート型枠の強度が向上し、また、堰板部の
任意の位置に挿通孔を穿設することができ、セパレータ
を挿通する位置の自由度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンクリート型枠連設構造の一例を
示す斜視図である。
【図2】 図1における型枠用金具の取り付け位置の要
部を示す断面図である。
【図3】 本発明のコンクリート型枠の一例を示す斜視
図である。
【図4】 型枠用金具の取り付け位置の要部の他の例を
示す断面図である。
【図5】 本発明のコンクリート型枠の他の例を示す斜
視図である。
【図6】 従来のコンクリート型枠の一例を示す斜視図
である。
【図7】 従来のコンクリート型枠連設構造の一例を示
す斜視図である。
【図8】 図7における型枠用金具の取り付け位置の要
部を示す断面図である。
【符号の説明】
21 Pコン(締付部材) 22 セパレータ 24 皿板(締付部材) 30 型枠(コンクリート型枠) 31 コンクリート打設面 32 堰板部 33 側板部 34 裏面 35 補強板部 36 板 37 補強リブ 40 挿通孔 50 コンクリート型枠連設構造 A 補強リブの間隔 B 締付部材の当接面の幅

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面がコンクリート打設面となる堰板部
    を有するプラスチック製のコンクリート型枠であり、 堰板部が、2枚の板とこれら板の間を連結する複数の長
    尺の補強リブとが一体に成形された中空部材であり、 補強リブの間隔が20mm未満とされた部分を有するこ
    とを特徴とするコンクリート型枠。
  2. 【請求項2】 堰板部におけるすべての補強リブの間隔
    が、20mm未満であることを特徴とする請求項1記載
    のコンクリート型枠。
  3. 【請求項3】 補強リブ間の空間の長さが20mm未満
    とされた部分に、堰板部のコンクリート打設面からその
    裏面まで厚さ方向に貫通する挿通孔が穿設されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンクリ
    ート型枠。
  4. 【請求項4】 堰板部の両側縁から堰板部のコンクリー
    ト打設面の反対側に直角に屈曲した側板部が設けられて
    いることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に
    記載のコンクリート型枠。
  5. 【請求項5】 堰板部のコンクリート打設面の裏面に、
    側板部に平行な補強板部が設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし4いずれか一項に記載のコンクリー
    ト型枠。
  6. 【請求項6】 堰板部が、透明または半透明であること
    を特徴とする請求項1ないし5いずれか一項に記載のコ
    ンクリート型枠。
  7. 【請求項7】 片面がコンクリート打設面となる堰板部
    と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の
    反対側に直角に屈曲した側板部とを有する複数のプラス
    チック製のコンクリート型枠が、コンクリート型枠の側
    板部同士が接するように配置され、棒状のセパレータが
    コンクリート型枠の挿通孔に挿通され、堰板部に当接す
    る締付部材がセパレータに取り付けられているコンクリ
    ート型枠連設構造であって、 堰板部が、2枚の板とこれら板の間を連結する複数の長
    尺の補強リブとが一体に成形された中空部材であり、 締付部材が堰板部に当接する当接部における補強リブの
    間隔が、締付部材の当接面の幅よりも狭くされているこ
    とを特徴とするコンクリート型枠連設構造。
  8. 【請求項8】 堰板部におけるすべての補強リブの間隔
    が、締付部材の当接面の幅よりも狭くされていることを
    特徴とする請求項7記載のコンクリート型枠連設構造。
  9. 【請求項9】 堰板部のコンクリート打設面の裏面に、
    側板部に平行な補強板部が設けられていることを特徴と
    する請求項7または請求項8記載のコンクリート型枠連
    設構造。
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