JP2003221579A - 有機発光材料 - Google Patents
有機発光材料Info
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Abstract
材料を提供する。 【解決手段】 有機発光材料が、下記化学式(I)に記
載の化学構造を基本単位として有するオリゴマー材料ま
たは高分子材料からなることを特徴とする。 【化1】 但し、R1、R2、R3、R4は、水素原子、アルキル基、
アルコキシ基、アリーレン基、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基のいずれかであり、nは2〜6の自然数を示す。
Description
ミネッセンス素子に代表される表示素子に利用できる有
機発光材料、あるいは紫外線励起による蛍光表示材料な
どに適用可能な有機発光材料に関する。
発が幅広い分野において行われ、優れた機能を有する素
子の開発が期待されている。その中でも、有機物の電界
発光(エレクトロルミネッセンス;以下、エレクトロル
ミネッセンスのことを「EL」という)現象を利用した
有機電界発光素子は、自発光型の平面表示素子や平面光
源として注目されている。この有機EL素子は、196
0年代のアントラセン単結晶の研究から始まり、イース
トマン・コダック社のC.W.Tangらによる薄膜積層
型素子が開発されて以来、アプライド・フィジックス・
レター第51巻第12号第913頁(1987年)、お
よびジャーナル・オブ・アプライドフィジックス第65
巻第9号第3610頁(1989年)、特開昭59−1
94393号公報、特開昭63−264692号公報、
特開昭63−295695号公報等に開示されている。
現在においても、この薄膜積層型の有機EL素子は、幅
広い分野において活発な研究開発が行われている。
に、陽極、電荷輸送層である正孔注入輸送層、有機発光
層、陰極等が積層した構成を有している。これは、例え
ば次のような工程を経ることで作製される。まず、ガラ
スや樹脂フィルム等の透明絶縁性の基板上に、陽極とし
て主にインジウムとスズの複合酸化物(以下、「IT
O」という)からなる透明導電膜を、蒸着法またはスパ
ッタリング法等により形成して陽極とする。次に、この
陽極上に、銅フタロシアニンや芳香族アミン化合物等に
代表される有機正孔注入・輸送材料からなる単層膜また
は多層膜を蒸着法により100nm程度以下の厚さで形
成して、正孔注入輸送層とする。次に、この正孔注入輸
送層上に有機発光層としてトリス(8−キノリノール)
アルミニウム(以下、「AlQ」という)等の有機蛍光
体膜を100nm程度以下の厚さで蒸着法により形成す
る。そして、この有機発光層上に、Mg:Ag等の合金
またはLiF/Alのような積層体を200nm程度の
厚さで蒸着法により形成して陰極とすることにより、有
機EL素子が作製される。
流低電圧を印加することにより、陽極から正孔(プラス
の電荷)、陰極から電子(マイナスの電荷)が発光層内
に注入され、この正孔と電子が、印加された電場により
発光層内部を移動し、有機発光層内でこれらが再結合し
て有機蛍光材料を励起させる。そして、この励起された
有機蛍光体が基底状態に戻る際に発光する。この有機E
L素子に印加する直流電圧は、通常20V以下であり、
発光層にAlQ、陰極にMg:Ag合金を用いた有機E
L素子では、10,000cd/m2以上の輝度が得られ
る。
有機薄膜EL素子は連続使用時における安定性と、発光
輝度が実用上不十分であった。さらに、フルカラー表示
をさせるためには、青、緑、赤の3原色発光をさせる必
要があった。そこで、素子の安定性と発光輝度とを向上
させるとともに、発光色を制御することを目的として、
発光層に強い蛍光を示す色素をドープする方法が試みら
れている。例えば、緑色発光素子の場合、顔料系色素で
あるキナクリドンをゲスト物質としてAlQにドープし
た素子を作製する。この素子は緑あるいは黄緑色に発光
し、有機発光層としてAlQ単独膜を用いた素子より
も、輝度、発光効率および安定性の向上が見られている
(特開平05−70773号公報、特開平08−188
772号公報)。
や赤色発光素子を得る際にも、色素をドープすることが
ある。例えば、青色発光素子としては、ジスチリルアリ
ーレン誘導体に別のジスチリルアリーレン誘導体をドー
プしたものを有機発光層とする方法が知られている(ア
プライド・フィジックス・レター第67巻、3853頁(1995
年)[Appl. Phys. Lett., 67, 3853(1995)] 、特開平0
8−333283号公報、特開平06−100857号
公報)。赤色発光素子としては、レーザー色素の一つで
あるDCM誘導体をAlQにドープしたものを有機発光
層とする方法が知られている(ジャーナル・オブ・アプ
ライドフィジックス第65巻、3610頁(1989年)[J. App
l. Phys., 65, 3610 (1989)])。
有機化合物であり、低分子有機化合物を用いた有機EL
素子は耐熱性や機械的強度が弱い上に、高真空下の真空
蒸着で製膜する必要があるため生産効率が悪いなどの問
題があった。そこで、近年オリゴマー材料もしくは高分
子材料が有機EL素子に用いられるようになってきた。
オリゴマー材料や高分子材料は耐熱性や機械的強度に優
れ、また、特に高分子材料は湿式法により容易に製膜す
ることができるなど、低分子有機化合物にはない利点を
有している。
L材料が合成され、発光効率や素子寿命も向上してはい
るが、その性能は未だ実用上十分とはいえなかった。ま
た、青色のポリマー発光材料や電子輸送性ポリマー材料
の合成例は非常に少ない。青色の高分子発光材料が少な
い原因は、主鎖共役系の高分子の場合、共役系が拡がる
ことで緑色、赤色と低エネルギーの発光となってしまう
ことにある。青色発光高分子を作るには共役系を切る、
ペンダント型の高分子とするなどの方法があるが、これ
らの方法は複雑である上に、発光効率や寿命の面で問題
がある。
られてきた材料は、電荷輸送材料または発光材料として
求められている特性を必ずしも満足しておらず、依然と
して、優れた発光効率を有するとともに、耐熱性や機械
的強度が高いなど高い耐久性を有する発光材料が要求さ
れている。本発明は、前記課題を解決するためになされ
たもので、耐久性が高く、かつ発光効率の高い有機発光
材料を提供することを目的とする。
材料および電荷輸送材料の性質を合わせ持ち、バッテリ
ーや透明導電膜、トランジスタなどに用いることができ
るなど、非常に応用性の高い材料である、ポリ(アルキ
ルチオフェン)に代表される、チオフェン骨格を有する
高分子に着目して検討した結果、以下の有機発光材料を
発明するに至った。本願請求項1の有機発光材料は、下
記化学式(I)に記載の化学構造を基本単位として有す
るオリゴマー材料からなることを特徴としている。
アルコキシ基、アリーレン基、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基のいずれかであり、nは2〜6の自然数を示す。
式(I)に記載の化学構造を基本単位として有する高分
子材料からなることを特徴としている。
式(II)に記載の化学構造を有する共重合材料からなる
ことを特徴としている。
アルコキシ基、アリーレン基、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基のいずれかである。また、Xは、芳香族化合物、
メチレン鎖、エーテル鎖のいずれかである。また、m、
nは自然数を示す。
するオリゴマー材料、高分子材料、共重合材料のいずれ
かである。オリゴマー材料、高分子材料は、上記化学式
(I)に示す化学構造を基本単位として有している。オ
リゴマー材料は、上記化学式(I)において、nが2〜
6のものであり、高分子材料は、nが7以上のものであ
る。nが7以上の高分子材料の場合、nは100〜10
000であることが好ましい。
示す化学構造を基本単位として有している。共重合材料
において、mは100〜10000であることが好まし
い。また、nは5〜1000であることが好ましい。ま
た、共重合材料は、ランダム共重合体、ブロック共重合
体、交互共重合体のいずれであってもよく、選択する重
合方法により決定することができる。
R1、R2、R3、R4は、水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基、アリーレン基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基
から選択されるが、中でも、合成が容易であることか
ら、アルキル基、アルコキシ基、アリーレン基が好まし
い。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、
ドデシル基等が挙げられる。また、分岐構造のアルキル
置換基であってもよい。アルコキシ基としては、アルキ
ル基と同様な炭素鎖の構造を持ったアルコキシ基が挙げ
られる。
化合物、メチレン鎖、エーテル鎖から選択されるが、中
でも、合成が容易であることから、芳香族化合物が好ま
しい。Xが芳香族化合物である場合には、芳香族化合物
としては、ベンゼン環や酸素原子、窒素原子、硫黄原
子、珪素原子、ゲルマニウム原子等を一つもしくは複数
有する5または6員環の複素環の芳香族化合物から選択
することができる。このような芳香族化合物としては、
例えば、ピロール環、チオフェン環、オキサジアゾール
環、トリアゾール環、チアゾール環、フラン環、シロー
ル環、ピリジン環、ピラジン環、チアジアゾール環、ピ
リミジン環等を有する化合物が挙げられ、さらには、複
環である、ナフタレン環、アントラセン環、キノキサリ
ン環、キノリン環、ピリドピリジン環、ピリミドピリジ
ン環、フルオレン環、フェナントロリン環、フェナント
レン環等を有する化合物が挙げられる。また、芳香族化
合物は、ジフェニルアミンやトリフェニルアミン等の窒
素原子によって架橋されていてもよい。さらには、これ
ら芳香族化合物に置換基が導入されていてもよい。
造方法例について説明する。 (オリゴマー材料の製造方法例)n=2のオリゴマー材
料、n=3〜6のオリゴマー材料の製造方法例につい
て、それぞれ説明する。n=2のオリゴマー材料の製造
方法例では、まず、下記化学式(III) に示す単量体を
2量化し、これをソクスレー抽出により精製し、次い
で、昇華法により高純度に精製して、n=2のオリゴマ
ー材料を得ることができる。また、n=3〜6のオリゴ
マー材料の製造方法例では、下記化学式(III) に示す
単量体を臭素などでハロゲン化し、マグネシウムを用い
たグリニャール反応、あるいは有機ニッケル錯体や有機
パラジウム錯体等の有機金属化合物を用いたカップリン
グ反応により合成することができる。
は、例えば、下記化学式(IV)に示す単量体を、塩化鉄
を用いて酸化重合することで得ることができる。また、
上記化学式(III) に示す単量体を、有機ニッケル錯体
や有機パラジウム錯体等の有機金属化合物を用いて重縮
合することによっても得ることができる。重縮合の具体
例としては、単量体に二つのハロゲン置換基を導入し、
有機ニッケル錯体を用いた脱ハロゲン化重縮合が挙げら
れる。
は、例えば、上記化学式(IV)に示す単量体を含む単量
体混合物を、塩化鉄を用いて酸化重合することで得るこ
とができる。また、上記化学式(III) に示す単量体を
含む単量体混合物を、有機ニッケル錯体や有機パラジウ
ム錯体等の有機金属化合物を用いて重縮合することによ
っても得ることができる。例えば、単量体に二つのハロ
ゲン置換基を導入し、有機ニッケル錯体を用いて脱ハロ
ゲン化重縮合して共重合材料を得ることができる。ま
た、パラジウム錯体を用いて鈴木カップリングや薗頭カ
ップリングすることにより、交互共重合体を合成するこ
ともできる。
重合材料のいずれかからなる有機発光材料は、分子量が
高いので、耐熱性、機械的強度に優れており、耐久性が
高い。また、上述した有機発光材料は、強い青色蛍光お
よび高い量子収率を得ることができ、有機EL素子の青
色発光材料あるいは紫外線励起の蛍光表示材料として有
用である。以下に、本発明の有機発光材料を用いたEL
素子について説明する。
々のEL素子等に適用できる。また、上述した有機発光
材料を用いたEL素子は、一般的なEL素子の製造方法
を適用して製造できる。本発明の有機発光材料を用いた
EL素子の例について、図6および図7を参照しながら
説明する。図6に示すEL素子は、陽極である透明電極
16の一方の面上に、正孔輸送層14、発光層12、陰
極となる金属製の電極10が順に積層され、透明電極1
6の他方の面にはガラス基板18が接したものである。
また、図7に示すEL素子は、電極10と発光層12と
の間に電子輸送層11が介在した以外は図6に示したも
のと同じ構成のものである。これらのEL素子におい
て、発光層12としては、上述した本発明の有機発光材
料が用いられる。発光層12の厚さは、通常、2〜50
00nmである。発光層12の形成方法としては、周知
の種々の手段を適用することができ、例えば、蒸着法、
スピンコート法、キャスト法などが挙げられる。なお、
電極10としては、アルミニウム、マグネシウム、イン
ジウム、銀もしくはこれらの合金などが用いられる。ま
た、透明電極16としては、ITO等が用いられる。こ
れらのEL素子では、上述した有機発光材料が用いられ
ているので、青色発光材料の輝度および発光効率が、緑
色発光材料であるAlQやキナクリドンをドープしたA
lQの輝度および発光効率と同等に高い。その結果、実
用上充分な輝度を得るために、青色発光の有機発光層に
Csなどの低仕事関数金属をさらに添加する必要がな
く、EL素子の製造工程を簡略化できる。
説明する。 [実施例1] <ベンゾ[1,2−b:4,3−b‘]ジチオフェン−
2,2’−イル(BDTB;化学式(V))の合成>ア
ルゴン気流中、ベンゾジチオフェン(化学式(III))
2.00g(10.5mmol)を乾燥THFに溶かし、
撹拌しながら0℃にて1.1等量のブチルリチウムを加
えた。1時間かけて−70℃から0℃まで反応温度を上
げ、さらに0℃にもどし30分間撹拌し、ベンゾジチオ
フェンのリチオ体を調製した。鉄(III)・アセチルア
セトナート(3.71g、10.5 mmol)と40m
Lの乾燥THFとの混合物に上記のリチオ体を室温で4
0分間かけて加えて反応混合物を得た。次いで、反応混
合物を2時間加熱還流した後、水(20mL)を加え、
減圧してTHFを留去し、2%の塩酸200mLを加
え、生じた固体を濾別した。得られた固体を水、10%
の炭酸ナトリウム水溶液(100mL)、水の順でよく
洗浄した。固体を乾燥後、ソクスレー抽出器に入れ、T
HF(200mL)で抽出し、溶媒を留去して黄色結晶
を得た。得られた結晶は、収量1.20g、収率60%
であり、融点は267℃(DSC)であった。得られた
化合物について、赤外吸収スペクトル(図1)と質量分
析(図2)の測定を行った。その結果、質量分析におい
て、分子イオンピークが378に見られ、この化合物の
構造は下記化学式(V)で示されるBDTBであること
が同定された。
DTBのトルエン溶液中における蛍光測定を行った。そ
の結果、ピーク波長390nmと425nm、452n
mの強い青色蛍光を示した。このときの蛍光強度および
量子収率はジスチリルアリーレン誘導体の一つであるD
PVBiのそれぞれ2.2倍、1.6倍であった(表
1)。
−b‘]ジチオフェン−2,5’−ジイル〕(PDTB
ox;化学式(VI))の合成(塩化鉄(III)による重
合)>アルゴン気流中、2−チオフェンカルバルデヒド
(化学式(VII))12.1g(108mmol)を乾燥
THF(20mL)に溶かし、撹拌しながら0℃で1.
1等量のオクチルマグネシウムブロミドに滴下した。室
温で2時間撹拌した後、水を加え反応を停止して、1−
チエニル−1−ノナノール(化学式(VIII))を得た。1
−チエニル−1−ノナノールを蒸留にて精製したとこ
ろ、収量20.9g、収率85%であった。次に、1−
チエニル−1−ノナノール20.1gをアセトンに溶か
し、0℃にてジョーンズ試薬を加えて酸化し、1−チエ
ニル−1−ノナノン(化学式(IX))を得た。収量1
6.4g、収率79%であった。さらに、1−チエニル−1
−ノナノン16.4g(73.1mmol)を140ml
のTHFに溶かし、1.5等量の四塩化チタンと3等量
の亜鉛を加え、5時間加熱還流して、1,2−ジチエニ
ル−9−オクタデセン(化学式(X))を得た。得られ
た1,2−ジチエニル−9−オクタデセンをシリカゲル
クロマトグラフィーによりヘキサンを展開溶媒として分
離、精製したところ、分離精製後の1,2−ジチエニル
−9−オクタデセンの収量13.0g、収率85%であっ
た。そして、1,2−ジチエニル−9−オクタデセン3.
00g(7.20mmol)を1700mLのベンゼン
に溶かし、0.2等量のヨウ素0.366g(1.44m
mol)を加え、高圧水銀灯を10時間照射した。次い
で、カラムクロマトグラフィーにて分離、精製して、
4,5−ジオクチルベンゾジチオフェン(化学式(X
I))を得た。4,5−ジオクチルベンゾジチオフェンの
収量5.24g、収率59%であった。得られた4,5−ジ
オクチルベンゾジチオフェン0.50g(1.21mmo
l)を乾燥塩化メチレン(40mL)に溶かし、これに
無水塩化鉄(III)134g(24.2mmol)を室温で
加え、一晩撹拌して重合した。次いで、薄めたヒドラジ
ン水溶液を加えて重合を停止させた後、希塩酸を加え、
ベンゼンで抽出し、生成した重合体が含まれる有機層を
硫酸ナトリウムで乾燥した。重合体を含む有機層をシリ
カゲルが充填された短いカラムに通して分離、精製した
後、少量のベンゼン(5ml程度)に溶解し、100m
lのメタノールに添加して再沈殿させた。1日放置した
後、濾過し、生成した重合体をエタノールで洗浄後、真
空ポンプを用いて乾燥した。最終的に得られた重合体の
収量は0.46gであった。
H NMRスペクトル、およびIRスペクトルにおいて
その構造単位の骨格が維持されていることが確認できた
ことから、目的とする高分子材料(PDTBox;化学
式(VI))と同定した。この重合体の分子量を、クロロ
ホルムを溶出液としたGPC測定から、数平均分子量2
700、重量平均分子量68000と求めた。
−b‘]ジチオフェン−2,5’−ジイル〕(PDTB
Ni;化学式(VI))の合成(ニッケル錯体による重
合)>上記実施例2と同様にして、4,5−ジオクチル
ベンゾジチオフェン(化学式(XI))を得た。得られた
4,5−ジオクチルベンゾジチオフェン1.04g(2.
50mmol)を乾燥したN,N'−ジメチルホルムアミド
(115ml)に溶かし、室温にて2.7等量のN−ブ
ロモスクシンアミドを加え、3時間撹拌して、2,7−
ジブロモ−4,5−ジオクチルベンゾジチオフェン(化
学式(XII))を得た。この2,7−ジブロモ−4,5−
ジオクチルベンゾジチオフェンを、シリカゲルクロマト
グラフィーにて分離、精製したところ、分離精製後の
2,7−ジブロモ−4,5−ジオクチルベンゾジチオフェ
ンの収量0.97g、収率68%であった。次いで、ビ
ス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(Ni(c
od)2)0.159g(0.576mmol)、2,2’
−ビピリジン0.090g(0.576mmol)と、N,
N'−ジメチルフォルムアミド(20ml)とを窒素雰囲気
中で混合し、さらに2,7−ジブロモ−4,5−ジオクチ
ルベンゾジチオフェン0.3g(0.524mmol)を加
え、60℃で20時間攪拌して重合した。生成した重合
体からニッケル化合物を除去するために塩酸水溶液、塩
酸−エタノール溶液、エチレンジアミン水溶液、熱水、
エタノールで洗浄した。最終的に得られた重合体の収量
は0.139gであった。
H NMRスペクトル、およびIRスペクトルにおいて
その構造単位の骨格が維持されていることが確認できた
とともに、C−Brの伸縮振動に由来する吸収が消失し
ていたことから、目的とする高分子材料(PDTBN
i;化学式(VI))と同定した。この重合体の分子量
を、クロロホルムを溶出液としたGPC測定から、数平
均分子量1600、重量平均分子量2900と求めた。
よび実施例3(PDTBNi)で合成した試料について
蛍光測定を行った。その結果、図5に示したように、ク
ロロホルム溶液中で強い緑色蛍光を示した。このときの
蛍光強度および量子収率はジスチリルアリーレン誘導体
の一つであるDPVBiのそれぞれ1.6倍、1.8倍で
あった(表2)。
材料は、オリゴマー材料、高分子材料、共重合材料のい
ずれかからなり、分子量が高いので、耐熱性、機械的強
度に優れており、耐久性が高い。また、有機発光材料
は、溶液中において従来の青色発光材料であるジスチリ
ルアリーレン誘導体より強い青色蛍光を発し、高い量子
収率を有している。したがって、有機EL素子の発光材
料あるいは紫外線励起の蛍光表示材料として好適に用い
ることができる。
る。
ロモ−4,5−ジオクチルベンゾジチオフェンの1H N
MRスペクトルである。
ロモ−4,5−ジオクチルベンゾジチオフェンの赤外吸
収スペクトルである。
クトルである。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記化学式(I)に記載の化学構造を基
本単位として有するオリゴマー材料からなることを特徴
とする有機発光材料。 【化1】 但し、R1、R2、R3、R4は、水素原子、アルキル基、
アルコキシ基、アリーレン基、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基のいずれかであり、nは2〜6の自然数を示す。 - 【請求項2】 下記化学式(I)に記載の化学構造を基
本単位として有する高分子材料からなることを特徴とす
る有機発光材料。 【化2】 但し、R1、R2、R3、R4は、水素原子、アルキル基、
アルコキシ基、アリーレン基、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基のいずれかであり、nは7以上の自然数を示す。 - 【請求項3】 下記化学式(II)に記載の化学構造を有
する共重合材料からなることを特徴とする有機発光材
料。 【化3】 但し、R1、R2、R3、R4は、水素原子、アルキル基、
アルコキシ基、アリーレン基、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基のいずれかである。また、Xは、芳香族化合物、
メチレン鎖、エーテル鎖のいずれかである。また、m、
nは自然数を示す。
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