JP2003221185A - タワークレーンの折畳及び展開の安全指令／制御に関する方法及び装置 - Google Patents
タワークレーンの折畳及び展開の安全指令／制御に関する方法及び装置Info
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- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
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- B66C23/18—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
- B66C23/26—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes for use on building sites; constructed, e.g. with separable parts, to facilitate rapid assembly or dismantling, for operation at successively higher levels, for transport by road or rail
- B66C23/34—Self-erecting cranes, i.e. with hoisting gear adapted for crane erection purposes
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- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の欠点を克服、またリスクをもたら
す手動オペレーションを、自動シーケンスと取り替え
て、なくすことによって、タワークレーンの展開及び折
畳の段階を、安全に行うこと。 【解決手段】 折畳マストと折畳ジブを具備したタワー
クレーンの場合、展開及び折畳動作が、ポンプのような
アクチュエータによって駆動され、本発明は折畳輸送位
置から展開作業位置へ、またはその逆に自動的に動作で
きる。展開または折畳手順が、スイッチとコマンドマニ
ピュレータによって選択されると、複数のポンプが順
に、選択された手順に対応する予め設定された自動シー
ケンスで、作動される。シーケンスの実行は、クレーン
のマスト及び／またはジブ要素が中間位置及び最終位置
に到達したのを検出する、一組のセンサーによって制御
される。
す手動オペレーションを、自動シーケンスと取り替え
て、なくすことによって、タワークレーンの展開及び折
畳の段階を、安全に行うこと。 【解決手段】 折畳マストと折畳ジブを具備したタワー
クレーンの場合、展開及び折畳動作が、ポンプのような
アクチュエータによって駆動され、本発明は折畳輸送位
置から展開作業位置へ、またはその逆に自動的に動作で
きる。展開または折畳手順が、スイッチとコマンドマニ
ピュレータによって選択されると、複数のポンプが順
に、選択された手順に対応する予め設定された自動シー
ケンスで、作動される。シーケンスの実行は、クレーン
のマスト及び／またはジブ要素が中間位置及び最終位置
に到達したのを検出する、一組のセンサーによって制御
される。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、一般的に折畳マス
ト及び折畳ジブを備えたタワークレーンの分野に関連す
るものである。また特に本発明の課題は、そのようなタ
ワークレーンを、折畳輸送位置から展開作業位置へ、ま
たはその逆にも、あるいは選択的に、画定した作業位置
から別の作業位置へ動かすため、展開及び折畳むための
安全指令／制御に関する方法及び装置である。
ト及び折畳ジブを備えたタワークレーンの分野に関連す
るものである。また特に本発明の課題は、そのようなタ
ワークレーンを、折畳輸送位置から展開作業位置へ、ま
たはその逆にも、あるいは選択的に、画定した作業位置
から別の作業位置へ動かすため、展開及び折畳むための
安全指令／制御に関する方法及び装置である。
【０００２】
【従来の技術】折畳マスト及び折畳ジブを備えたタワー
クレーンの形態は、例えばフランス国特許明細書FR 268
2096に本出願人の名で記載されている。またフランス国
特許明細書FR 2796632にも同じ出願人の名で記述されて
おり、それは“ジブ先端部”として知られている、クレ
ーンジブの前方要素を折り畳む装置を、更に詳しく記載
している。
クレーンの形態は、例えばフランス国特許明細書FR 268
2096に本出願人の名で記載されている。またフランス国
特許明細書FR 2796632にも同じ出願人の名で記述されて
おり、それは“ジブ先端部”として知られている、クレ
ーンジブの前方要素を折り畳む装置を、更に詳しく記載
している。
【０００３】
【特許文献１】フランス国特許明細書FR 2682096
【特許文献２】フランス国特許明細書FR 2796632
【０００４】上記の明細書に記載されているタワークレ
ーンは、そのマスト及びそのジブで、リンク装置として
知られている、リンク及びレバー機構に関連した油圧ポ
ンプ（hydraulic ram）によって駆動される一定数の関
節結合部分を備えている。そのようなクレーンを展開及
び折畳の段階は、連続した明確な順序で、様々なポンプ
の連続作用と、また明確な中間位置を通る移動を必要と
している。
ーンは、そのマスト及びそのジブで、リンク装置として
知られている、リンク及びレバー機構に関連した油圧ポ
ンプ（hydraulic ram）によって駆動される一定数の関
節結合部分を備えている。そのようなクレーンを展開及
び折畳の段階は、連続した明確な順序で、様々なポンプ
の連続作用と、また明確な中間位置を通る移動を必要と
している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そのようなクレーンの
展開及び折畳における様々な段階の運動能力は、通常そ
のユーザー使用説明書に記載されており、それらの各段
階の安全性は、オペレーターに依存している。危険な段
階には一般的にクレーン上の目視要素によって、または
ユーザー使用説明書の図解において、確認される位置が
ある。輸送位置において、クレーンは一般的に、例えば
回転装置または昇降プーリブロック上で、手動ロック機
構によって安全にできる。作業位置は一般的に目視制御
または確認によって安全にできる。
展開及び折畳における様々な段階の運動能力は、通常そ
のユーザー使用説明書に記載されており、それらの各段
階の安全性は、オペレーターに依存している。危険な段
階には一般的にクレーン上の目視要素によって、または
ユーザー使用説明書の図解において、確認される位置が
ある。輸送位置において、クレーンは一般的に、例えば
回転装置または昇降プーリブロック上で、手動ロック機
構によって安全にできる。作業位置は一般的に目視制御
または確認によって安全にできる。
【０００６】すぐに理解できるように、手動すなわち人
による介入が、クレーンの展開及び折畳の段階で、まだ
必要とされ且つ重要である。この結果、それらの段階の
指令及び制御は複雑なままで、実際に予期しないまたは
不適当な操作またはシーケンスが実行されること、及び
個人財産に対する損傷または事故のリスクを、何も防止
しないか、安全が全く保障されないで、高度な専門家の
関与を必要としており、人々がそれを無視できないでい
る。
による介入が、クレーンの展開及び折畳の段階で、まだ
必要とされ且つ重要である。この結果、それらの段階の
指令及び制御は複雑なままで、実際に予期しないまたは
不適当な操作またはシーケンスが実行されること、及び
個人財産に対する損傷または事故のリスクを、何も防止
しないか、安全が全く保障されないで、高度な専門家の
関与を必要としており、人々がそれを無視できないでい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、それらの欠点
を克服すること、またリスクをもたらす手動オペレーシ
ョンを、自動シーケンスと取り替えて、なくすことによ
って、タワークレーンの展開及び折畳の段階を、安全に
行うことを試みる。
を克服すること、またリスクをもたらす手動オペレーシ
ョンを、自動シーケンスと取り替えて、なくすことによ
って、タワークレーンの展開及び折畳の段階を、安全に
行うことを試みる。
【０００８】
【本発明の実施の形態】最終的に本発明の目的は本質的
に、タワークレーンの展開及び折畳の安全な指令／制御
に関する方法であり、展開及び折畳動作は、ポンプのよ
うなアクチュエータによって駆動され、その方法は、最
初の位置と最後の位置によって画定される展開及び折畳
手順を選択すること、ポンプまたは別のアクチュエータ
を、予め設定された自動シーケンスを選択された手順に
対応させること、クレーンのマスト及び／またはジブ要
素が、中間の位置と最後の位置に到達したのを検知する
ことによって、このシーケンスの作動を制御することを
含む。
に、タワークレーンの展開及び折畳の安全な指令／制御
に関する方法であり、展開及び折畳動作は、ポンプのよ
うなアクチュエータによって駆動され、その方法は、最
初の位置と最後の位置によって画定される展開及び折畳
手順を選択すること、ポンプまたは別のアクチュエータ
を、予め設定された自動シーケンスを選択された手順に
対応させること、クレーンのマスト及び／またはジブ要
素が、中間の位置と最後の位置に到達したのを検知する
ことによって、このシーケンスの作動を制御することを
含む。
【０００９】クレーンの展開及び折畳に関する自動シー
ケンスは、マスト及びジブの展開／折畳に関して、特に
ポンプまたは別のアクチュエータを連続及び／または選
択的に作動させ、ポンプのまたは別のアクチュエータの
各作動は、マストまたはジブ要素が予定の位置に到達し
たことを検知することによって中断され、そしてこの検
知は次のポンプまたはアクチュエータを作動させる。
ケンスは、マスト及びジブの展開／折畳に関して、特に
ポンプまたは別のアクチュエータを連続及び／または選
択的に作動させ、ポンプのまたは別のアクチュエータの
各作動は、マストまたはジブ要素が予定の位置に到達し
たことを検知することによって中断され、そしてこの検
知は次のポンプまたはアクチュエータを作動させる。
【００１０】クレーンをその折畳輸送位置に折り畳む手
順の場合、また自動折畳シーケンスは、互いに当接する
かクレーンのシャーシの要素に対して当接する、マスト
及び／またはジブ要素を検知し、また折畳輸送位置でロ
ックする少なくとも一つの動作を含む。
順の場合、また自動折畳シーケンスは、互いに当接する
かクレーンのシャーシの要素に対して当接する、マスト
及び／またはジブ要素を検知し、また折畳輸送位置でロ
ックする少なくとも一つの動作を含む。
【００１１】本発明の別の目的は、上記の方法を実行す
るタワークレーンの展開及び折畳の安全な指令／制御に
関する装置である。この装置は主に：最初の位置と最後
の位置によって画定された、展開及び折畳手順を手動選
択するため、少なくとも一つのスイッチと、選択された
手順により、ポンプまたは別のアクチュエータに指令す
る連続コマンドユニットと、クレーンのマスト及び／ま
たはジブ要素が、中間位置と最後の位置に到達したのを
検出するために、設計された一セットのセンサーとの組
合せて構成されており、それらのセンサーは、ポンプま
たは別のアクチュエータに指令する連続コマンドユニッ
トに接続される。
るタワークレーンの展開及び折畳の安全な指令／制御に
関する装置である。この装置は主に：最初の位置と最後
の位置によって画定された、展開及び折畳手順を手動選
択するため、少なくとも一つのスイッチと、選択された
手順により、ポンプまたは別のアクチュエータに指令す
る連続コマンドユニットと、クレーンのマスト及び／ま
たはジブ要素が、中間位置と最後の位置に到達したのを
検出するために、設計された一セットのセンサーとの組
合せて構成されており、それらのセンサーは、ポンプま
たは別のアクチュエータに指令する連続コマンドユニッ
トに接続される。
【００１２】装置は、二つの最終的な位置によって画定
された、展開または折畳形態を選択するため、少なくと
も二つの位置を有する手動スイッチと、展開または折畳
を選択するコマンドマニピュレータとを備え、スイッチ
とマニピュレータに対する動作を組合せることで、各展
開または折畳手順を完全に定義する。
された、展開または折畳形態を選択するため、少なくと
も二つの位置を有する手動スイッチと、展開または折畳
を選択するコマンドマニピュレータとを備え、スイッチ
とマニピュレータに対する動作を組合せることで、各展
開または折畳手順を完全に定義する。
【００１３】ポンプに指令する連続コマンドユニット
は、クレーン展開／折畳ポンプに与える油圧ユニットの
電気的に操作される値を油圧ユニットの弁に指令する、
一組のリレーから成る。
は、クレーン展開／折畳ポンプに与える油圧ユニットの
電気的に操作される値を油圧ユニットの弁に指令する、
一組のリレーから成る。
【００１４】装置における一セットのセンサーに関し
て、有利にはクレーンのマスト要素またはジブ要素か、
または選択的にこのクレーンのシャーシ要素に固定され
る、誘導位置センサー（inductive position sensors）
を備え、折り畳み輸送位置への到達を制御する。
て、有利にはクレーンのマスト要素またはジブ要素か、
または選択的にこのクレーンのシャーシ要素に固定され
る、誘導位置センサー（inductive position sensors）
を備え、折り畳み輸送位置への到達を制御する。
【００１５】自動展開及び折畳シーケンスの詳細と、そ
のシーケンスを制御するセンサーの構成は、勿論クレー
ンの形態、すなわちその全体のレイアウトと、マスト及
びジブ要素を展開／折畳む方法に依存しており、またポ
ンプと関連するリンク装置にも依存する。
のシーケンスを制御するセンサーの構成は、勿論クレー
ンの形態、すなわちその全体のレイアウトと、マスト及
びジブ要素を展開／折畳む方法に依存しており、またポ
ンプと関連するリンク装置にも依存する。
【００１６】例えば、二つの要素を互いに連結して造ら
れたマストと、ジブルートを具備したジブと、互いに関
節結合された中間ジブ要素及びジブ先端部を、好ましく
はジブ折畳要素の挿入部と共に、備えたクレーンの場
合、マスト要素を展開／折り畳む第一ポンプと、ジブを
全体的に展開／折り畳む第二ポンプと、ジブの先端部を
展開／折り畳む第三ポンプとを備え、それらのポンプは
リンク装置に関連しており、本発明は、クレーンを展開
する自動シーケンスが、連続的に：第二ポンプを作動さ
せて、ジブを部分的に展開させ、中間ジブ要素はジブル
ートを鋭角にすること、第一ポンプを作動させて、マス
トを完全展開させて直立位置にすること、第二ポンプを
作動させて、ジブルートが中間ジブ要素と整列するま
で、ジブを展開し続けること、そして、第三ポンプを作
動させて、ジブ先端部を中間要素と整列させること、を
含むと予想される。
れたマストと、ジブルートを具備したジブと、互いに関
節結合された中間ジブ要素及びジブ先端部を、好ましく
はジブ折畳要素の挿入部と共に、備えたクレーンの場
合、マスト要素を展開／折り畳む第一ポンプと、ジブを
全体的に展開／折り畳む第二ポンプと、ジブの先端部を
展開／折り畳む第三ポンプとを備え、それらのポンプは
リンク装置に関連しており、本発明は、クレーンを展開
する自動シーケンスが、連続的に：第二ポンプを作動さ
せて、ジブを部分的に展開させ、中間ジブ要素はジブル
ートを鋭角にすること、第一ポンプを作動させて、マス
トを完全展開させて直立位置にすること、第二ポンプを
作動させて、ジブルートが中間ジブ要素と整列するま
で、ジブを展開し続けること、そして、第三ポンプを作
動させて、ジブ先端部を中間要素と整列させること、を
含むと予想される。
【００１７】スイッチを使用して選択することができる
手順は、特に：完全に折り畳まれた輸送位置にあるクレ
ーンから、完全に展開し、マストを直立させ且つジブを
整列させた、作業位置への動作と、その逆の動作と；ジ
ブを整列させ且つマストを直立させた作業位置から、ジ
ブを短くして、マストを直立させた作業位置への動作
と、その逆の動作と；を含み得る。
手順は、特に：完全に折り畳まれた輸送位置にあるクレ
ーンから、完全に展開し、マストを直立させ且つジブを
整列させた、作業位置への動作と、その逆の動作と；ジ
ブを整列させ且つマストを直立させた作業位置から、ジ
ブを短くして、マストを直立させた作業位置への動作
と、その逆の動作と；を含み得る。
【００１８】上記で考慮した特別な例において、この前
記の手順は第二ポンプだけを作動させることを含んでい
る。
記の手順は第二ポンプだけを作動させることを含んでい
る。
【００１９】ゆえに、本発明の目的である方法及び装置
は、（選択された手順に依存して）完全にまたは部分的
に展開及び折畳に関するシーケンスを、自動的に動かす
ことができ、伸長及び展開段階に必要とされるその動作
部分は、自動的にお互いつながっており、手動介入だけ
が手順を実行する最初のプレ選択とその指令である。展
開及び折畳オペレーションの実施は、ゆえに簡略化さ
れ、且つ専門家でない人によっても、完璧に安全に実行
可能になり、展開及び折畳シーケンスは、クレーンの設
計段階から、事故に関する何らかのリスクを避け、予期
せぬ操作またはシーケンスを実行不可能にするように、
決定されている。加えて手動オペレーションを取り除く
ことにより、クレーンを展開または折り畳むのに必要な
時間を減らすことが可能である。位置を制御し且つ、展
開／折畳シーケンスの時に連続動作させるため、使用さ
れる誘導センサーは、特に信頼性があり、特に天気には
反応せず、それによって、更に展開及び折畳段階の実行
の安全性をもたらす。最後に、本発明の目的である方法
及び装置は、展開及び折り畳みを確実に安全にするだけ
でなく、折畳状態でクレーンを移動させるのに必要な、
相互当接及び安全ロックも提供する。
は、（選択された手順に依存して）完全にまたは部分的
に展開及び折畳に関するシーケンスを、自動的に動かす
ことができ、伸長及び展開段階に必要とされるその動作
部分は、自動的にお互いつながっており、手動介入だけ
が手順を実行する最初のプレ選択とその指令である。展
開及び折畳オペレーションの実施は、ゆえに簡略化さ
れ、且つ専門家でない人によっても、完璧に安全に実行
可能になり、展開及び折畳シーケンスは、クレーンの設
計段階から、事故に関する何らかのリスクを避け、予期
せぬ操作またはシーケンスを実行不可能にするように、
決定されている。加えて手動オペレーションを取り除く
ことにより、クレーンを展開または折り畳むのに必要な
時間を減らすことが可能である。位置を制御し且つ、展
開／折畳シーケンスの時に連続動作させるため、使用さ
れる誘導センサーは、特に信頼性があり、特に天気には
反応せず、それによって、更に展開及び折畳段階の実行
の安全性をもたらす。最後に、本発明の目的である方法
及び装置は、展開及び折り畳みを確実に安全にするだけ
でなく、折畳状態でクレーンを移動させるのに必要な、
相互当接及び安全ロックも提供する。
【００２０】
【実施例】本発明について、以下の記載と、一例として
タワークレーンの展開及び折畳の安全指令／制御に関す
る本装置の一実施例を示した添付図面を参照することに
より、更に理解されるであろう。
タワークレーンの展開及び折畳の安全指令／制御に関す
る本装置の一実施例を示した添付図面を参照することに
より、更に理解されるであろう。
【００２１】図１〜図６は、運搬車２のシャーシ１上に
配置された折畳タワークレーンを示しており、そこには
垂直軸４に関して向くことができる回転シャーシ３が、
装着されている。クレーンは、水平軸８で互いに関節結
合された二つの要素６及び７から作られたマスト５を備
えている。下方マスト要素６は、その基部で、水平軸９
により、回転シャーシ３の前部に関節結合されている。
デリバリージブ１１は、上方マスト要素７の頂部で水平
軸１０に関節結合されており、デリバリージブ１１に沿
ってクラブ１２が移動でき、クラブの下には昇降プーリ
ブロック１３があって、それにはリフティングフック１
４が取り付けられている。ジブ１１は、個の例におい
て、四つの連続要素、すなわちジブルート１５と短いジ
ブ折畳要素１６と中間ジブ要素１７とジブ先端部１８か
ら作られている。それらのジブ要素１５、１６、１７及
び１８は、互いに水平中間軸に関節結合されている。
配置された折畳タワークレーンを示しており、そこには
垂直軸４に関して向くことができる回転シャーシ３が、
装着されている。クレーンは、水平軸８で互いに関節結
合された二つの要素６及び７から作られたマスト５を備
えている。下方マスト要素６は、その基部で、水平軸９
により、回転シャーシ３の前部に関節結合されている。
デリバリージブ１１は、上方マスト要素７の頂部で水平
軸１０に関節結合されており、デリバリージブ１１に沿
ってクラブ１２が移動でき、クラブの下には昇降プーリ
ブロック１３があって、それにはリフティングフック１
４が取り付けられている。ジブ１１は、個の例におい
て、四つの連続要素、すなわちジブルート１５と短いジ
ブ折畳要素１６と中間ジブ要素１７とジブ先端部１８か
ら作られている。それらのジブ要素１５、１６、１７及
び１８は、互いに水平中間軸に関節結合されている。
【００２２】またクレーンは、マスト５を起立させるス
テー１９と、ジブ１１を保持する装置２０とを備えてお
り、それらは回転シャーシ３の後部に接続されている。
テー１９と、ジブ１１を保持する装置２０とを備えてお
り、それらは回転シャーシ３の後部に接続されている。
【００２３】三つのダブル作動油圧ポンプ２１、２２及
び２３は、クレーンの展開及び折り畳み動作を駆動させ
るため備えられており、下方マスト要素６に位置する第
一ポンプ２１は、マスト要素６及び７を展開／折り畳む
ために使用されている。このポンプ２１はリンク装置２
４に連結されている。第二ポンプ２２が、ジブ１１の中
間要素１６に位置している。リンク装置２５に関連して
（図１の右側を参照）、このポンプ２２を、ジブ１１の
三つの第一要素１５、１６及び１７を展開及び折り畳む
ために使用する。第三ポンプ２３は、ジブ先端部１８と
中間ジブ要素１７の前部との間の関節結合部に位置して
いる。ゆえにこの前記ポンプ２３は、中間要素１７に関
してジブ先端部１８を展開／折畳みのため、使用され
る。
び２３は、クレーンの展開及び折り畳み動作を駆動させ
るため備えられており、下方マスト要素６に位置する第
一ポンプ２１は、マスト要素６及び７を展開／折り畳む
ために使用されている。このポンプ２１はリンク装置２
４に連結されている。第二ポンプ２２が、ジブ１１の中
間要素１６に位置している。リンク装置２５に関連して
（図１の右側を参照）、このポンプ２２を、ジブ１１の
三つの第一要素１５、１６及び１７を展開及び折り畳む
ために使用する。第三ポンプ２３は、ジブ先端部１８と
中間ジブ要素１７の前部との間の関節結合部に位置して
いる。ゆえにこの前記ポンプ２３は、中間要素１７に関
してジブ先端部１８を展開／折畳みのため、使用され
る。
【００２４】ここで上記で言及したジブ１１保持装置２
０は、ジブルート１５の前部を、ジブ１１の後部で関節
結合されたポスト２７の頂部に接続されており、下方を
向いたケーブル２８が、ポスト２７の頂部２７から出
て、剛性伸長要素２９を介して、下方へ延び、その基部
で、回転シャーシの後部に接続されている。加えて、リ
ンク３０は、ケーブル２８及び剛性要素２９が下方マス
ト要素６の上方領域に合わさるポイントに接続してい
る。
０は、ジブルート１５の前部を、ジブ１１の後部で関節
結合されたポスト２７の頂部に接続されており、下方を
向いたケーブル２８が、ポスト２７の頂部２７から出
て、剛性伸長要素２９を介して、下方へ延び、その基部
で、回転シャーシの後部に接続されている。加えて、リ
ンク３０は、ケーブル２８及び剛性要素２９が下方マス
ト要素６の上方領域に合わさるポイントに接続してい
る。
【００２５】図７を参照すると、クレーンの展開及び折
畳の指令／制御に関する装置が、記述しないが、加圧流
体を三つのポンプ２１、２２及び２３に供給するため、
電気的に操作される弁を具備した油圧ユニット３１を備
えている。電気操作弁は、それ自体が手動スイッチ３３
からと、コマンドマニピュレータ３４からの命令及び、
符号３５によって全体を示した一組の信号からの信号を
受信する、連続コマンドユニット３２により駆動され
る。
畳の指令／制御に関する装置が、記述しないが、加圧流
体を三つのポンプ２１、２２及び２３に供給するため、
電気的に操作される弁を具備した油圧ユニット３１を備
えている。電気操作弁は、それ自体が手動スイッチ３３
からと、コマンドマニピュレータ３４からの命令及び、
符号３５によって全体を示した一組の信号からの信号を
受信する、連続コマンドユニット３２により駆動され
る。
【００２６】手動スイッチ３３は、Ｎ個の位置を有する
スイッチであり、それはＡ及びＢで示される二つの特別
な位置を備え、本例では二つの展開または折畳の形態を
予め選択できる。位置Ａは、完全に折畳まれたクレーン
（図１）からマスト５が直立し且つそのジブ１１が整列
した完全に展開したクレーン（図２）への動作、または
その逆の動作に対応しており；位置Ｂは、マスト５が直
立し且つジブ１１が整列して完全に展開したクレーン
（図２）から、ジブ１１が折り畳まれる時にマスト５が
まだ直立して位置（図６）への動作、またはその逆の動
作に対応している。
スイッチであり、それはＡ及びＢで示される二つの特別
な位置を備え、本例では二つの展開または折畳の形態を
予め選択できる。位置Ａは、完全に折畳まれたクレーン
（図１）からマスト５が直立し且つそのジブ１１が整列
した完全に展開したクレーン（図２）への動作、または
その逆の動作に対応しており；位置Ｂは、マスト５が直
立し且つジブ１１が整列して完全に展開したクレーン
（図２）から、ジブ１１が折り畳まれる時にマスト５が
まだ直立して位置（図６）への動作、またはその逆の動
作に対応している。
【００２７】コマンドマニピュレータ３４は、一方が展
開で他方が折畳の二つの位置を有したマニピュレータで
あり、その位置はスイッチ３３の二つの位置Ａ及びＢと
合わせて、四つの手順またはシーケンスを個々に指令さ
れ：Ｌ１は、完全に折り畳まれたクレーン（輸送位置）
から、そのマスト５を直立させ且つジブ１１を整列させ
て、完全に展開したクレーンへの動作、言い換えると、
クレーンを完全に展開して、図２によるその普通の作業
位置に持っていくシーケンスを示している。Ｌ２は、マ
スト５を直立させ且つジブを完全に折り畳んだ位置に整
列して、完全に展開したクレーンから、完全に折り畳ん
だ位置への逆転動作、言い換えると、クレーンを図１に
よるその輸送位置へ戻して、完全に折り畳んだクレーン
のシーケンスを示している。Ｌ３は、マスト５を直立さ
せ且つジブ１１を整列させて、完璧に展開したクレーン
から、マスト５を直立させたままで、ジブ１１を折り畳
んだ位置への動作、言い換えると部分的に折り畳んで、
クレーンを、ジブ１１を短くし、図６による特別な作業
位置に持っていくシーケンスを示している。Ｌ４は、マ
スト５を直立させたままだが、ジブ１１を折り畳んだ位
置のクレーンから、マスト５を直立させ且つジブ１１を
整列させて、完全に展開した位置への動作、言い換える
と部分的に展開して、作業位置からジブ１１を短くた普
通の作業位置にするシーケンスを示している。
開で他方が折畳の二つの位置を有したマニピュレータで
あり、その位置はスイッチ３３の二つの位置Ａ及びＢと
合わせて、四つの手順またはシーケンスを個々に指令さ
れ：Ｌ１は、完全に折り畳まれたクレーン（輸送位置）
から、そのマスト５を直立させ且つジブ１１を整列させ
て、完全に展開したクレーンへの動作、言い換えると、
クレーンを完全に展開して、図２によるその普通の作業
位置に持っていくシーケンスを示している。Ｌ２は、マ
スト５を直立させ且つジブを完全に折り畳んだ位置に整
列して、完全に展開したクレーンから、完全に折り畳ん
だ位置への逆転動作、言い換えると、クレーンを図１に
よるその輸送位置へ戻して、完全に折り畳んだクレーン
のシーケンスを示している。Ｌ３は、マスト５を直立さ
せ且つジブ１１を整列させて、完璧に展開したクレーン
から、マスト５を直立させたままで、ジブ１１を折り畳
んだ位置への動作、言い換えると部分的に折り畳んで、
クレーンを、ジブ１１を短くし、図６による特別な作業
位置に持っていくシーケンスを示している。Ｌ４は、マ
スト５を直立させたままだが、ジブ１１を折り畳んだ位
置のクレーンから、マスト５を直立させ且つジブ１１を
整列させて、完全に展開した位置への動作、言い換える
と部分的に展開して、作業位置からジブ１１を短くた普
通の作業位置にするシーケンスを示している。
【００２８】連続コマンドユニット３２は、図８〜図１
１のフロー線図により作動する一組のリレーから構成さ
れ、上記で定義したように、様々な完全または部分的な
展開及び折畳シーケンスＬ１〜Ｌ４を実行する。
１のフロー線図により作動する一組のリレーから構成さ
れ、上記で定義したように、様々な完全または部分的な
展開及び折畳シーケンスＬ１〜Ｌ４を実行する。
【００２９】一組のセンサー３５は、図面に図示された
特別な例において：マスト５が搭載される回転シャーシ
３上に固定された、誘導第一センサー３６を備え、セン
サー３６を折畳位置にある上方マスト要素７によって作
動させて、“マスト折畳み”位置を制御し；また下方マ
スト要素６に（軸８で）関節結合される、上方マスト要
素７の基部に固定された誘導第二センサー３７を備え、
センサー３７を上方マスト要素７に整列した位置にある
下方マスト要素６によって作動させて、“マスト折畳
み”位置を制御し；更にジブルート１５の前部に、リン
ク装置２５すなわち、ジブ折畳要素１６に対する関節結
合部において、固定された誘導第三センサーを備え、ジ
ブ１６の二つの後方要素１５及び１６を整列させると、
センサー３８をこのリンク装置２５によって作動させ、
“ジブ整列”位置を制御し；またジブ１１の折畳要素１
６に、要素１６の下方部材、少なくとも中心部で、固定
された第四誘導センサー３９を備え、センサーが要素１
６の下方部材に中心合わせされると、センサー３９をク
ラブ１２によって作動させ、“ジブを折り畳みに関する
クラブ位置”の状態を制御し；更に中間ジブ要素１７の
後部に、すなわちこの中間要素１７と折畳要素１６との
間の関節結合部で固定された誘導第五センサー４０を備
え、、ジブルート１５と中間要素１７によって形成され
た角度αが33°である時、センサー４０を作動させ、
“ポスト２７を開けるため33°のジブ”の特別な位置を
制御し；また中間ジブ要素１７の前部に、ジブ先端部１
８の関節結合リンク装置で、固定された誘導第六センサ
ー４１を備え、ジブ先端部１８は、中間ジブ要素１７に
折り畳まれる時、センサー４１をそのリンク装置によっ
て作動させ、“ジブ先端部折畳み”位置を制御し；更に
ジブルート１５の前部に、ジブ要素の下方要素で固定さ
れ、ローラーセンサーである誘導第七センサー４２を備
え、センサーがジブルート１５の前方端部に配置される
と、センサー４２をクラブ１２上に固定された水平ラン
プによって作動させ、“短縮したジブに関するクラブ位
置”の状態を制御し；また中間ジブ要素１７の前部に固
定され且つ、ジブ１１の二つの要素１７及び１８が整列
すると、ジブ先端部１８によって作動され、“ジブ先端
部整列”の位置を制御する、誘導第八センサー４３を備
え;更に運搬車２のシャーシ１に固定され、且つここで
は（回転シャーシ３に向かい合うような）“固定”シャ
ーシと考えられる誘導第九センサー４４を備え、センサ
ー４４を、折畳位置における下方マスト要素６によって
作動し、“運搬のため折り畳まれて静止したマスト”の
位置を制御し；またジブ１１の折畳要素１６に、要素１
６の下方要素において、少なくともその後方端部で固定
された誘導第十センサー４５を備え、クラブが要素１６
の後方部材における後方位置にあると、センサー４５が
クラブ１２上に固定された垂直ランプによって作動さ
れ、“輸送時のクラブ位置”の状態を制御し;更にジブ
ルート１５に、基部要素の上方端部とその後方端部で固
定された誘導第十一センサー４６を備え、センサー５６
は、ジブルート１５上での中間ジブ要素１７の静止と、
ジブルート１５上でのジブ先端部１８の静止を、同時に
制御して、“輸送のために折り畳む中間ジブ要素と折り
畳むジブ先端部”の位置を制御し；また中間ジブ要素１
７に、ジブ要素１７の上方部材で固定された誘導第十二
センサー４７を備え、センサー４７をジブタイロッド２
６によって作動させ、“ジブを短縮して作業するため折
り畳まれるジブ”の位置を制御する。
特別な例において：マスト５が搭載される回転シャーシ
３上に固定された、誘導第一センサー３６を備え、セン
サー３６を折畳位置にある上方マスト要素７によって作
動させて、“マスト折畳み”位置を制御し；また下方マ
スト要素６に（軸８で）関節結合される、上方マスト要
素７の基部に固定された誘導第二センサー３７を備え、
センサー３７を上方マスト要素７に整列した位置にある
下方マスト要素６によって作動させて、“マスト折畳
み”位置を制御し；更にジブルート１５の前部に、リン
ク装置２５すなわち、ジブ折畳要素１６に対する関節結
合部において、固定された誘導第三センサーを備え、ジ
ブ１６の二つの後方要素１５及び１６を整列させると、
センサー３８をこのリンク装置２５によって作動させ、
“ジブ整列”位置を制御し；またジブ１１の折畳要素１
６に、要素１６の下方部材、少なくとも中心部で、固定
された第四誘導センサー３９を備え、センサーが要素１
６の下方部材に中心合わせされると、センサー３９をク
ラブ１２によって作動させ、“ジブを折り畳みに関する
クラブ位置”の状態を制御し；更に中間ジブ要素１７の
後部に、すなわちこの中間要素１７と折畳要素１６との
間の関節結合部で固定された誘導第五センサー４０を備
え、、ジブルート１５と中間要素１７によって形成され
た角度αが33°である時、センサー４０を作動させ、
“ポスト２７を開けるため33°のジブ”の特別な位置を
制御し；また中間ジブ要素１７の前部に、ジブ先端部１
８の関節結合リンク装置で、固定された誘導第六センサ
ー４１を備え、ジブ先端部１８は、中間ジブ要素１７に
折り畳まれる時、センサー４１をそのリンク装置によっ
て作動させ、“ジブ先端部折畳み”位置を制御し；更に
ジブルート１５の前部に、ジブ要素の下方要素で固定さ
れ、ローラーセンサーである誘導第七センサー４２を備
え、センサーがジブルート１５の前方端部に配置される
と、センサー４２をクラブ１２上に固定された水平ラン
プによって作動させ、“短縮したジブに関するクラブ位
置”の状態を制御し；また中間ジブ要素１７の前部に固
定され且つ、ジブ１１の二つの要素１７及び１８が整列
すると、ジブ先端部１８によって作動され、“ジブ先端
部整列”の位置を制御する、誘導第八センサー４３を備
え;更に運搬車２のシャーシ１に固定され、且つここで
は（回転シャーシ３に向かい合うような）“固定”シャ
ーシと考えられる誘導第九センサー４４を備え、センサ
ー４４を、折畳位置における下方マスト要素６によって
作動し、“運搬のため折り畳まれて静止したマスト”の
位置を制御し；またジブ１１の折畳要素１６に、要素１
６の下方要素において、少なくともその後方端部で固定
された誘導第十センサー４５を備え、クラブが要素１６
の後方部材における後方位置にあると、センサー４５が
クラブ１２上に固定された垂直ランプによって作動さ
れ、“輸送時のクラブ位置”の状態を制御し;更にジブ
ルート１５に、基部要素の上方端部とその後方端部で固
定された誘導第十一センサー４６を備え、センサー５６
は、ジブルート１５上での中間ジブ要素１７の静止と、
ジブルート１５上でのジブ先端部１８の静止を、同時に
制御して、“輸送のために折り畳む中間ジブ要素と折り
畳むジブ先端部”の位置を制御し；また中間ジブ要素１
７に、ジブ要素１７の上方部材で固定された誘導第十二
センサー４７を備え、センサー４７をジブタイロッド２
６によって作動させ、“ジブを短縮して作業するため折
り畳まれるジブ”の位置を制御する。
【００３０】最後にクレーンは、一定数の支持ベアリン
グ及び安全ロックを有しており、移動のため（図１参
照）：第一当接支台４８が下部マスト要素６と固定シャ
ーシ１（運搬車両２のシャーシ）との間に備えられてい
る。支台４８は、Ｖ形状をしており、固定シャーシの後
部に固定されたラグ上の水平軸に関節結合されたクレー
ドルを備えている。第二当接支台４９も、またＶ形状を
しており、中間ジブ要素１７とジブルート１５との間に
備えている。第三当接支台５０は、ジブ先端部１８とジ
ブルート１５との間に備えられている。第四当接支台５
１は、クラブ１２と上部マスト要素７のベースとの間に
備えられている。クラブ１２に関節結合されたリンク装
置の本体と、マスト要素７に固定されたパッドを備えて
いる。クラブ１２における昇降プーリブロック１３のロ
ッキング５２は、同じリンク装置によって達成され、こ
の目的のために、パッドを端部に固定することが適して
いる。
グ及び安全ロックを有しており、移動のため（図１参
照）：第一当接支台４８が下部マスト要素６と固定シャ
ーシ１（運搬車両２のシャーシ）との間に備えられてい
る。支台４８は、Ｖ形状をしており、固定シャーシの後
部に固定されたラグ上の水平軸に関節結合されたクレー
ドルを備えている。第二当接支台４９も、またＶ形状を
しており、中間ジブ要素１７とジブルート１５との間に
備えている。第三当接支台５０は、ジブ先端部１８とジ
ブルート１５との間に備えられている。第四当接支台５
１は、クラブ１２と上部マスト要素７のベースとの間に
備えられている。クラブ１２に関節結合されたリンク装
置の本体と、マスト要素７に固定されたパッドを備えて
いる。クラブ１２における昇降プーリブロック１３のロ
ッキング５２は、同じリンク装置によって達成され、こ
の目的のために、パッドを端部に固定することが適して
いる。
【００３１】輸送位置（図１）において、上部マスト要
素７が下部マスト要素６に対して折り畳まれ、その間ジ
ブ１１は“巻上げ”形態に折り畳まれていることは明ら
かであり;二つのマスト要素６及び７、ジブルート１
５、中間ジブ要素１７、とジブ先端部１８は、従って固
定シャーシ１に並行で、すなわちほぼ水平であり、ジブ
１１の折畳要素１６は、運搬車両２の後部でクラブ１２
と垂直に配置される。
素７が下部マスト要素６に対して折り畳まれ、その間ジ
ブ１１は“巻上げ”形態に折り畳まれていることは明ら
かであり;二つのマスト要素６及び７、ジブルート１
５、中間ジブ要素１７、とジブ先端部１８は、従って固
定シャーシ１に並行で、すなわちほぼ水平であり、ジブ
１１の折畳要素１６は、運搬車両２の後部でクラブ１２
と垂直に配置される。
【００３２】図示の例において、作業位置（図２及び図
６）は、整列し且つ短縮したジブ１１が、少なくとも水
平である形態をしている。しかしジブ１１を上げ、例え
ば水平状態から約20°傾斜させた作業位置は、展開する
前に、ジブタイロッド２６の長さを予め調節することに
よって、選択され得る。
６）は、整列し且つ短縮したジブ１１が、少なくとも水
平である形態をしている。しかしジブ１１を上げ、例え
ば水平状態から約20°傾斜させた作業位置は、展開する
前に、ジブタイロッド２６の長さを予め調節することに
よって、選択され得る。
【００３３】一例として、折畳輸送位置（図１）から完
全展開作業位置（図２）への動作により、クレーンを展
開するシーケンスＬ１を考える。このシーケンスＬ１が
実行されると、図３、図４及び図５に図示され、図８の
フロー線図による中間位置を介する動作を行う。
全展開作業位置（図２）への動作により、クレーンを展
開するシーケンスＬ１を考える。このシーケンスＬ１が
実行されると、図３、図４及び図５に図示され、図８の
フロー線図による中間位置を介する動作を行う。
【００３４】オペレーターがスイッチ３３を位置Ａに配
置して、マニピュレータ３４を“展開”位置に配置して
始める。クラブ１２は最初にジブ１１の折畳要素１６に
置かれ、それにより展開シーケンスを介して適所に保持
し、展開シーケンスは連続して：ジブ１１を角度33°に
展開するため（図３）、第二ポンプ２２を展開方向に作
用させること；第五センサー４０の作用により、前の動
きを停止させ、第一ポンプ２１を作動させること；第一
ポンプ２１を展開方向に作動させて、マスト５を展開す
ること（図４）；第二センサー３７の作動により、マス
トの完全展開（図５）を検出し、第二ポンプ２２の別の
第二ポンプを作動できること；三つの第一ジブ要素１
５、１６及び１７が整列するまで、更に展開の方向に、
第二ポンプ２２を作動させること；第三センサー３８の
動作により、それらのジブ要素１５、１６及び１７を整
列させたことを検出し、前の動作を止めて、第三ポンプ
２３を作動できること；第三ポンプ２３を展開方向に作
動させて、ジブ先端部１８を展開すること；第八センサ
ー４３の動作と、ジブ先端部１８と中間ジブ要素１７と
の整列の検出により、前の動作を停止させて、クレーン
を使用状態にできること；を含む。
置して、マニピュレータ３４を“展開”位置に配置して
始める。クラブ１２は最初にジブ１１の折畳要素１６に
置かれ、それにより展開シーケンスを介して適所に保持
し、展開シーケンスは連続して：ジブ１１を角度33°に
展開するため（図３）、第二ポンプ２２を展開方向に作
用させること；第五センサー４０の作用により、前の動
きを停止させ、第一ポンプ２１を作動させること；第一
ポンプ２１を展開方向に作動させて、マスト５を展開す
ること（図４）；第二センサー３７の作動により、マス
トの完全展開（図５）を検出し、第二ポンプ２２の別の
第二ポンプを作動できること；三つの第一ジブ要素１
５、１６及び１７が整列するまで、更に展開の方向に、
第二ポンプ２２を作動させること；第三センサー３８の
動作により、それらのジブ要素１５、１６及び１７を整
列させたことを検出し、前の動作を止めて、第三ポンプ
２３を作動できること；第三ポンプ２３を展開方向に作
動させて、ジブ先端部１８を展開すること；第八センサ
ー４３の動作と、ジブ先端部１８と中間ジブ要素１７と
の整列の検出により、前の動作を停止させて、クレーン
を使用状態にできること；を含む。
【００３５】クレーンを完全に折り畳むため、逆転シー
ケンスＬ２が、図９のフロー線図により行われる。加え
て、クレーンを移動させる形で、クレーンの折畳み中
に、前記した種々の当接支台が、（折畳みの最後に）以
下の順、すなわち；下部マスト要素６の当接支台４８
が、固定シャーシ１上に当接し；当接支台１５が、ジブ
先端部１８とジブルート１５との間で作動し；中間ジブ
要素１７とジブルート１５との間で作動し；当接支台５
１がクラブ１２と上部マスト要素７との間で作動し;昇
降プーリブロック１３が、クラブ１２上の５２でロック
される；順で作動する。
ケンスＬ２が、図９のフロー線図により行われる。加え
て、クレーンを移動させる形で、クレーンの折畳み中
に、前記した種々の当接支台が、（折畳みの最後に）以
下の順、すなわち；下部マスト要素６の当接支台４８
が、固定シャーシ１上に当接し；当接支台１５が、ジブ
先端部１８とジブルート１５との間で作動し；中間ジブ
要素１７とジブルート１５との間で作動し；当接支台５
１がクラブ１２と上部マスト要素７との間で作動し;昇
降プーリブロック１３が、クラブ１２上の５２でロック
される；順で作動する。
【００３６】最後に図１０及び図１１のフロー線図が、
ジブを整列させた作業位置（図２）からジブを短縮した
作業位置（図６）への動作、及びその逆の動作に関する
シーケンスＬ３及びＬ４を記載している。それらシーケ
ンスはよりシンプルで、第二ポンプ２２を含んだだけで
ある。シーケンスＬ３及びＬ４を実行するため、クラブ
１２は短縮したジブ１１の作業部分である、ジブルート
１５上に位置されなくてはならない。
ジブを整列させた作業位置（図２）からジブを短縮した
作業位置（図６）への動作、及びその逆の動作に関する
シーケンスＬ３及びＬ４を記載している。それらシーケ
ンスはよりシンプルで、第二ポンプ２２を含んだだけで
ある。シーケンスＬ３及びＬ４を実行するため、クラブ
１２は短縮したジブ１１の作業部分である、ジブルート
１５上に位置されなくてはならない。
【００３７】上記の様々なシーケンスは、単一速度かま
たは二つ以上の速度からの選択により指令され得る。
たは二つ以上の速度からの選択により指令され得る。
【００３８】もし、リレーを具備したシーケンスコマン
ドユニットが、プログラム可能なコントローラーに交換
されても;プッシュロッド動作または、ローラー操作エ
ンドオフトラベルセンサーのような、もし、どのタイプ
のセンサーを使用しても；もし、二つ以上の位置を有し
たスイッチを備えても;もし、本発明が運動能力を有す
る異なる形態、例えば入れ子式マスト、または折り畳み
及び入れ子式マストを、または入れ子式ジブ（“展開”
及び“折畳”の考えは、ここでは入れ子式調節の考えを
含んでいる）を、または“巻上げ”か、または“コンサ
ーティーナ”形状に折り畳まれる、異なる数の要素から
作られたジブを、クレーンに適用しても；もし、展開及
び折畳シーケンスが、各特別な形態及び運動能力に合う
ように調整されても；もし、センサーの数及び構成が、
各特別なクレーン形態及び運動能力に対して調整されて
も；もし、本発明が、その展開及び折畳動作が、ケーブ
ルまたはワインチのような、ポンプ以外の別のアクチュ
エータによって、完全または部分的に指令を、クレーン
に与えても；添付の請求項において定義された発明の範
囲内である。
ドユニットが、プログラム可能なコントローラーに交換
されても;プッシュロッド動作または、ローラー操作エ
ンドオフトラベルセンサーのような、もし、どのタイプ
のセンサーを使用しても；もし、二つ以上の位置を有し
たスイッチを備えても;もし、本発明が運動能力を有す
る異なる形態、例えば入れ子式マスト、または折り畳み
及び入れ子式マストを、または入れ子式ジブ（“展開”
及び“折畳”の考えは、ここでは入れ子式調節の考えを
含んでいる）を、または“巻上げ”か、または“コンサ
ーティーナ”形状に折り畳まれる、異なる数の要素から
作られたジブを、クレーンに適用しても；もし、展開及
び折畳シーケンスが、各特別な形態及び運動能力に合う
ように調整されても；もし、センサーの数及び構成が、
各特別なクレーン形態及び運動能力に対して調整されて
も；もし、本発明が、その展開及び折畳動作が、ケーブ
ルまたはワインチのような、ポンプ以外の別のアクチュ
エータによって、完全または部分的に指令を、クレーン
に与えても；添付の請求項において定義された発明の範
囲内である。
【図１】本発明の目的である装置を備えたタワークレー
ンの折畳輸送位置。
ンの折畳輸送位置。
【図２】同じタワークレーンの展開作業位置。
【図３】展開（または折畳み）の過程にある本クレーン
の中間位置。
の中間位置。
【図４】展開（または折畳み）の過程にある本クレーン
の中間位置。
の中間位置。
【図５】展開（または折畳み）の過程にある本クレーン
の中間位置。
の中間位置。
【図６】同じくレーンの別の作業位置。
【図７】問題となるクレーンの展開及び折畳みの指令／
制御に関する装置のブロック図。
制御に関する装置のブロック図。
【図８】本装置により得られる展開及び折畳シーケンス
を示したフロー線図。
を示したフロー線図。
【図９】本装置により得られる展開及び折畳シーケンス
を示したフロー線図。
を示したフロー線図。
【図１０】本装置により得られる展開及び折畳シーケン
スを示したフロー線図。
スを示したフロー線図。
【図１１】本装置により得られる展開及び折畳シーケン
スを示したフロー線図。
スを示したフロー線図。
１ シャーシ
２ 運搬車
３ 回転シャーシ
４ 垂直軸
５ マスト
６ 要素
７ 要素
８ 水平軸
９ 水平軸
１０ 水平軸
１１ デリバリージブ
１２ クラブ
１３ 昇降プーリブロック
１４ リフティングフック１４
１５ ジブルート／後方要素
１６ ジブ折畳要素／中間要素／後方要素
１７ ジブ要素／中間ジブ要素
１８ ジブ要素／ジブ先端部
２０ 保持装置
２１ 第一油圧ポンプ
２２ 第二油圧ポンプ
２３ 第三油圧ポンプ
２４ リンク装置
２６ ロッド
２７ ポスト
２８ ケーブル
２９ 剛性伸長要素
３１ 油圧要素
３２ シーケンスコマンドユニット
３３ 手動ユニット／スイッチ
３４ コマンドマニピュレータ
３５ センサー
３６ センサー
３７ 第二センサー
３８ センサー
３９ 第三センサー
４０ センサー
４１ 第六センサー
４２ 第七センサー
４３ 第八センサー
４４ 第九センサー
４５ 第十センサー
４６ 第十一センサー
４７ 第十二センサー
４８ 第一当接支台
４９ 第二当接支台
５０ 第三当接支台
５１ 第四当接支台
５２ ロッキング
Claims (10)
- 【請求項１】 折畳輸送位置から展開作業位置へまたは
その逆に動かすため、または画定した作業位置から別の
作業位置へ動かすため、展開及び折畳動作がポンプのよ
うなアクチュエータによって行われるような、折畳マス
ト及び折畳ジブを具備したタワークレーンの展開及び折
畳の安全指令／制御に関する方法において、その最初の
位置と最後の位置によって定義される展開または折畳手
順を選択すること、ポンプまたは別のアクチュエータ
を、選択された手順に対応して予め設定された自動シー
ケンスで、順にポンプまたは別のアクチュエータを作動
させること、そしてクレーンのマスト及び／またはジブ
要素が、中間位置と最後の位置に到達したことを検出す
ることによって、このシーケンスの実行を制御するこ
と、を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項２】 クレーンの展開及び折畳に関する自動シ
ーケンスが、マスト及びジブの展開及び／折畳に関する
複数のポンプ及び別のアクチュエータを連続且つ／また
は交互に作動すること、ポンプまたは別のアクチュエー
タの各作動は、予定位置にマストまたはジブ要素が到達
したのを検出することで、中断されること、そしてその
検出により次または別のアクチュエータを作動できるこ
とを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 クレーンを折り畳んで、その折畳輸送位
置にする手順の場合、自動折畳シーケンスが、互いに当
接するか或いはクレーンのシャーシの要素に対して、マ
スト及び／またはジブ要素の検出を含み、また折畳輸送
位置にロックする少なくとも一つの動きも含む、ことを
特徴とする請求項１または２に記載の方法。 - 【請求項４】 選択されえる手順が:クレーンが完全な
折畳位置から完全な作業位置になり、マストが直立し、
ジブが整列する動作、そしてその逆の動作と、ジブが整
列し且つマストが直立した作業位置から、ジブを縮め且
つマストを直立させたままにした作業位置になる動作、
そしてその逆の動作、を含むことができることを特徴と
する請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項５】 互いに関節結合された二つの要素として
形成されたマストを備え、ジブルート、中間ジブ要素、
ジブ先端部を、適切にはジブ折畳要素の挿入により、互
いに関節結合して成るジブを備えたクレーンの場合、マ
スト要素を展開／折り畳む第一ポンプと、ジブの全体を
展開／折り畳む第二ポンプと、ジブ先端部を展開／折り
畳む第三ポンプとを備え、それらのポンプはリンク装置
に関連し、クレーンを折り畳む自動シーケンスが、連続
して:第二ポンプを作動させて、ジブを部分的に展開
し、中間ジブ要素がジブルートと共に鋭角的な角度を成
すこと、第一ポンプを作動させて、マストを完全に展開
させ、直立位置にすること、第二ポンプを作動させて、
ジブルートが中間ジブ要素と整列するまで、連続的にジ
ブを展開させること、及び、第三ポンプを作動させて、
ジブ先端部を中間ジブ要素と整列させること、を含むこ
とを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載の方
法。 - 【請求項６】 ジブが整列して完全に展開させた位置か
ら、ジブを縮めて作業位置に、クレーンを再動作させる
自動シーケンスが、第二ポンプだけを作動させることを
含むことを特徴とする請求項４または５に記載の方法。 - 【請求項７】 展開及び折畳動作が、ポンプまたはアク
チュエータによって駆動されるような、折畳マスト及び
折畳ジブを具備したタワークレーンの展開及び折畳の安
全指令／制御に関する装置において:その最初の位置と
最後の位置によって画定される、展開または折畳手順の
手動選択のための少なくとも一つにスイッチと、選択さ
れた手順により、ポンプまたは別のアクチュエータに指
令するシーケンスコマンドユニットと、クレーンのマス
ト及び／またはジブ要素が、中間及び最後の位置に到達
したのを検出するため、設計された一組のセンサーとを
組み合わせて構成され、それらのセンサーが、ポンプま
たは別のアクチュエータに指令するシーケンスコマンド
ユニットに接続されること、を特徴とする装置。 - 【請求項８】 二つの最終的な位置によって画定される
展開または折畳形態を選択するため、少なくとも二つの
位置を有する手動スイッチと、展開または折畳を選択す
る二位置コマンドマニピュレータとを備え、マニピュレ
ータとスイッチに対する動作の組合せが、各展開または
折畳手順を完全に画定することを特徴とする請求項７に
記載の装置。 - 【請求項９】 ポンプに指令するシーケンスコマンドユ
ニットが、クレーン折畳／展開ポンプに与える油圧ユニ
ットの電気的に操作される値を指令する、一組のリレー
から構成されることを特徴とする請求項７または８に記
載の装置。 - 【請求項１０】 折畳輸送位置への到達を制御するた
め、一組のセンサーが、マストと要素またはクレーンの
ジブ要素、或いは選択的にクレーンのシャーシ要素に固
定された誘導位置センサーから成ることを特徴とする請
求項７〜９のいずれか一項に記載の装置。
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