JP2003220426A - 中空材の穴明方法及び中空材の穴明装置 - Google Patents

中空材の穴明方法及び中空材の穴明装置

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JP2003220426A
JP2003220426A JP2002019308A JP2002019308A JP2003220426A JP 2003220426 A JP2003220426 A JP 2003220426A JP 2002019308 A JP2002019308 A JP 2002019308A JP 2002019308 A JP2002019308 A JP 2002019308A JP 2003220426 A JP2003220426 A JP 2003220426A
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JP2002019308A
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Takahiro Saikawa
貴弘 才川
Riyoujiyu Tsuji
了樹 辻
Kazunari Azuchi
一成 安土
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中空材に中子ダイを挿入し、中空材の一方面と
対向する他方面の両面に穴を明ける方法及び中空材の穴
明装置において、中子ダイと中空材の脱着時に作業性を
満足するクリアランスを設けるにもかかわらず、穴明時
のだれの発生を低減させること。 【解決手段】中空材1に中子ダイ2を挿入し、第1パン
チ11と該第1パンチ11と反対方向に前進する第2パ
ンチ21により、中空材1の一方面1aと該一方面1a
に対向する他方面1bの両面に穴を明ける方法におい
て、第1パンチ11を中子ダイ2に向かって前進させる
ことによって一方面1aを打ち抜いた後、第2パンチ2
1を中子ダイ2に向かって前進させることによって他方
面1bを打ち抜き、その後、第1パンチ11及び第2パ
ンチ21を後退させることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空材に中子ダイ
を挿入し、中空材の一方面と対向する他方面の両面に穴
を明ける方法及び中空材の穴明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、実開昭59−106636号
公報に記載されているような、中空材に中子ダイを嵌入
し、中空材の一方面と対向する他方面の両面に穴を同時
に明ける穴明装置が知られている。このような中空材の
穴明装置としては、両端に切刃が加工された中子ダイ
と、切刃にそれぞれ対向して配置されるとともに水平方
向に移動可能な2つのパンチと、パンチとそれぞれ互い
に45°の傾斜面で接するとともに垂直方向に移動可能
な2つのドライバとを備える構成となっている。このも
のは、中空材に中子ダイを嵌入した後、2つのドライバ
が同時に垂直方向下方に移動すると、2つのパンチはそ
れぞれ中子ダイに向かって水平方向に移動し、中子ダイ
の両端の切刃と2つのパンチによって、中空材に2つの
抜き穴が同時に打ち抜かれる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術においては、一般的に中空材の着脱性や寸
法のばらつきを考慮して、中空材と中子ダイとの間にク
リアランスを設ける必要があるため、このクリアランス
分のだれ(バリ)が穴明後に発生する恐れがあった。
【0004】また、クリアランスが無くなるように、中
子ダイを中空材に挿入後に拡張できる構造としたり、中
子ダイと中空材を精密な製造としたりしても、中子ダイ
(及び中空材)の製造コストが上昇するとともに、中子
ダイと中空材の脱着性が著しく低下し作業が煩雑となる
恐れがあった。更に、中子ダイと中空材の脱着性を満足
するクリアランスを設け、中子ダイを中空材の片側にそ
の都度よせて片側ずつクリアランスを無くした状態にて
穴明する方法では、少なくとも両側で2回の打ち抜きの
プレス工程が必要となり、作業の効率化に反するもので
あった。
【0005】それゆえ、本発明は、以上の事情を背景に
なされたものであり、中空材に中子ダイを挿入し、中空
材の一方面と対向する他方面の両面に穴を明ける方法及
び中空材の穴明装置において、中子ダイと中空材の脱着
時に作業性を満足するクリアランスを設けるにもかかわ
らず、穴明時のだれの発生を低減させることを、その技
術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため、本発明は、請求項1に記載のように、中空
材に中子ダイを挿入し、第1パンチと該第1パンチと反
対方向に前進する第2パンチにより、中空材の一方面と
該一方面に対向する他方面の両面に穴を明ける方法にお
いて、第1パンチを中子ダイに向かって前進させること
によって前記一方面を打ち抜いた後、第2パンチを中子
ダイに向かって前進させることによって前記他方面を打
ち抜き、その後、第1パンチ及び第2パンチを後退させ
ることを特徴とする中空材の穴明方法とした。
【0007】本発明にかかる中空材の穴明装置によれ
ば、第1パンチを中子ダイに向かって前進させる過程に
おいて中空体が中子ダイに押し付けられるので、中空体
と中子ダイとの間にクリアランスが無い状態にて第1パ
ンチにより中空体の一方面を打ち抜くことができる。そ
の後、第1パンチがその状態のまま、第2パンチを中子
ダイに向かって前進させる過程において今度は中空体が
中子ダイの反対側に押し付けられるので、中空体と中子
ダイとの間にクリアランスが無い状態にて第2パンチに
より中空体の他方面を打ち抜くことができる。つまり、
中空体と中子ダイの脱着時の作業性を満足するクリアラ
ンスを設けるにもかかわらず、穴明時には中空体と中子
ダイとの間にクリアランスが無い状態にて中空体を打ち
抜くことができるので、穴明時のだれの発生を低減させ
ることが可能となる。
【0008】好ましくは、請求項2に記載のように、第
1パンチと互いに傾斜面で摺動可能な第1ドライバと、
第2パンチと互いに傾斜面で摺動可能な第2ドライバ
と、第1ドライバと第2ドライバとをプレス方向に移動
可能なラムに固定し第1ドライバのプレス方向の長さは
第2ドライバのプレス方向の長さよりも長く設定させた
構造からなり、ラムのプレス方向への移動により第1パ
ンチと第1ドライバとが互いの傾斜面にて接触して摺動
を始めた後、第2パンチと第2ドライバとが互いの傾斜
面にて接触して摺動を始めることが望ましい。これによ
れば、1つのプレス手段により、カム機構を介して1回
のプレス工程にて第1パンチ及び第2パンチを前進させ
ることによって、中空体の両側の穴を1回の工程にて製
作することができるので、穴明作業の効率化を図ること
が可能となる。
【0009】また、請求項3に記載のように、第1パン
チと、該第1パンチと反対方向に前進する第2パンチ
と、第1パンチと前記第2パンチの間に位置される中子
ダイとを備え、第1パンチが中子ダイに向かって前進さ
せることによって中空材を打ち抜いた後、第2パンチを
中子に向かって前進させる構造とした中空材の穴明装置
を採用することが望ましい。この穴明装置によれば、第
1パンチを中子ダイに向かって前進させる過程において
中空体が中子ダイに押し付けられるので、中空体と中子
ダイとの間にクリアランスが無い状態にて第1パンチに
より中空体の一方面を打ち抜くことができる。その後、
第1パンチがその状態のまま、第2パンチを中子ダイに
向かって前進させる過程において今度は中空体が中子ダ
イの反対側に押し付けられるので、中空体と中子ダイと
の間にクリアランスが無い状態にて第2パンチにより中
空体の他方面を打ち抜くことができる。つまり、中空体
と中子ダイの脱着時の作業性を満足するクリアランスを
設けるにもかかわらず、穴明時には中空体と中子ダイと
の間にクリアランスが無い状態にて中空体を打ち抜くこ
とができるので、穴明時のだれの発生を低減させること
が可能となる。
【0010】好ましくは、請求項4に記載のように、第
1パンチと互いに傾斜面で摺動可能な第1ドライバと、
第2パンチと互いに傾斜面で摺動可能な第2ドライバ
と、第1ドライバ及び第2ドライバを一体的に固定する
とともに第1パンチ及び第2パンチの移動方向に対して
垂直なプレス方向に移動可能なラムを備え、第1ドライ
バのプレス方向の長さは第2ドライバのプレス方向の長
さよりも長く設定させ、ラムのプレス方向への移動によ
り第1パンチと第1ドライバとが互いの傾斜面にて接触
して摺動を始めた後、第2パンチと第2ドライバとが互
いの傾斜面にて接触して摺動を始める構造とすることが
望ましい。このものは、第1パンチ及び第2パンチとそ
れぞれ第1ドライバ及び第2ドライバとが、互いに傾斜
面で摺動可能に接することにより、第1ドライバ及び第
2ドライバが垂直方向に移動すると第1パンチ及び第2
パンチが水平方向に移動するカム機構となっている。従
って、1つのプレス手段により、カム機構を介して1回
のプレス工程にて第1パンチ及び第2パンチを前進させ
ることによって、中空体の両側の穴を1回の工程にて製
作することができるので、穴明作業の効率化を図ること
が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態の断面を示し
た模式図であり、穴明前の状態を示している。アルミニ
ウム合金の押出加工等によって成形された中空体1は、
台7にて支持されている。本実施形態における中空体1
は、角パイプ状を呈しており、図1において左側に位置
する一方面(面1a)と、一方面(面1a)に対向する
(図1において右側に位置する)他方面(面1b)を有
している。中空体1と台7との間には、必要に応じて、
台7上を水平方向に摺動可能であるとともに中空体1の
外観形状に沿ったガイドを設けてもよい。中空体1の内
部には、中子ダイ2が挿入されている。
【0013】中子ダイ2には、中空体1の面1aに対応
する(図1において左側の)位置に第1切刃と、面1b
に対応する(図1において右側の)位置に第2切刃が設
けられている。中子ダイ2は、穴明時には移動できない
よう固定されており、中空体1と中子ダイ2との脱着時
の作業性が十分に満足できるよう、中子ダイ2と面1a
との間にはクリアランスs1が、中子ダイ2と面1bと
の間にはクリアランスs2が設けられている。同様に、
中子ダイ2と中空体1の上面及び下面との間にもクリア
ランスが設けられている。
【0014】中子ダイ2の両側には、第1パンチ11と
第2パンチ21が配置されている。第1パンチ11及び
第2パンチ21は、それぞれ第1切刃2a及び第2切刃
2bに対向した第1パンチ部材12及び第2パンチ部材
22を備えており、それぞれ面1a及び面1bを打ち抜
くようになっている。更に、第1パンチ11及び第2パ
ンチ21は、それぞれ第1スライダ部材13及び第2ス
ライダ部材23を備えており、台7上を水平方向に移動
できるようになっている。また、第1パンチ11及び第
2パンチ21には、スプリング等の付勢手段15、25
が設けられており、常に中子ダイ2から離れる方向に付
勢力が働くようになっている。
【0015】第1パンチ11及び第2パンチ21には、
それぞれ第1スライダ部材13及び第2スライダ部材2
3の外側(中子ダイ2と対向していない側)の上方に4
5°の傾斜面13a、23aが形成されている。この傾
斜面13a、23aにそれぞれ対応する傾斜面14a、
24aが形成されている第1ドライバ14及び第2ドラ
イバ24が配置されている。傾斜面14a、24aは、
それぞれ第1ドライバ14及び第2ドライバ24の内側
(中子ダイ2の側)の下方に45°の傾斜となってい
る。第1ドライバ14及び第2ドライバ24は、ともに
ラム6に一体的に固定されており、ラム6は、図示しな
いプレス手段により上下方向に移動できるようになって
いる。
【0016】第1ドライバ14及び第2ドライバ24が
下方に移動すると、傾斜面14aと傾斜面13aとが、
そして、傾斜面24aと傾斜面23aとが、順に接し、
それぞれが45°傾斜した面で摺動するようになってい
るので、第1パンチ11及び第2パンチ21は、中子ダ
イ2に向かって水平方向に移動するようになっている。
すなわち、第1ドライバ14及び第2ドライバ24が垂
直方向(上下方向)に移動することによって、それぞれ
第1パンチ11及び第2パンチ21が水平方向に移動す
るカム機構となっている。
【0017】ここで、本実施形態では、第1ドライバ1
4及び第2ドライバ24が下方に移動すると、第2ドラ
イバ24と第2パンチ21とが接する前に第1ドライバ
14と第1パンチ11とが先に接するようになってい
る。具体的には、第2ドライバ24よりも第1ドライバ
14の方が、プレス方向(図1において上下方向)の高
さが長くなっている。(反対に、第1ドライバ14と第
2ドライバ24の高さを同じにして、第2パンチ21よ
りも第1パンチ11のプレス方向の高さを長くしてもよ
い。)
【0018】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用について、図2を用いて説明する。図2(a)
は、初期状態(穴明前の状態)を示したものである。図
2(b)に示すように、ラム6が図示しないプレス手段
により下方へ移動させられると、ラム6に固定されてい
る第1ドライバ14及び第2ドライバ24が同時に下降
する。これにより、まず第1ドライバ14の傾斜面14
aと第1パンチ11の傾斜面13aとが接して摺動しな
がら、第1パンチ11は中子ダイ2に向かって(図2に
おいて右側へ)水平移動させられる。すなわち、第1パ
ンチ11は、中空材1の面1aに向かって前進し、第1
パンチ部材12の先端が面1aに当接させられる。そし
て、更に第1パンチ11が前進すると、面1aは中子ダ
イ2に向かって(図2において右側へ)水平移動させら
れ、面1aは中子ダイ2に押し付けられる。図2(b)
は、中子ダイ2と面1aとの間のクリアランスs1が無
くなった状態を示している。
【0019】図2(b)に示す状態から、更にラム6を
下降させられると、図2(c)に示すように、その分だ
け第1パンチ11も前進し、第1パンチ部材12と第1
切刃2aにより中空材1の面1aは打ち抜かれる。尚、
この状態(穴明の瞬間)では、まだ第2ドライバ24の
傾斜面24aと第2パンチ21の傾斜面23aとは接し
ていない。(接していてもよいが、少なくとも第2パン
チ部材22の先端と中空材1の面1bが離間している必
要がある。)
【0020】更にラム6を下降させられると、図2
(d)に示すように、傾斜面14aと傾斜面13aとの
接する部位が無くなり(摺動が終って)、第1パンチ1
1の前進も止まる。また、次は第2ドライバ24の傾斜
面24aと第2パンチ21の傾斜面23aとが接して摺
動しながら、第2パンチ21は中子ダイ2に向かって
(図2において左側へ)水平移動させられる。すなわ
ち、第2パンチ21は、中空材1の面1bに向かって前
進し、第2パンチ部材22の先端が面1bに当接させら
れる。そして、更に第2パンチ21が前進すると、面1
bは中子ダイ2に向かって(図2において左側へ)水平
移動させられ、面1bは中子ダイ2に押し付けられる。
図2(d)は、中子ダイ2と面1bとの間のクリアラン
スs2が無くなった状態を示している。
【0021】図2(d)に示す状態から、更にラム6を
下降させられると、図2(e)に示すように、その分だ
け第2パンチ21も前進し、第2パンチ部材22と第2
切刃2bにより中空材1の面1bは打ち抜かれる。この
とき、第1パンチ部材12は、前進が完了した(面1a
や第1切刃2aと接している)状態のままとなってい
る。
【0022】その後、ラム6を上方に移動させられる
と、図2(f)に示すように、第1ドライバ14及び第
2ドライバ24も上昇し、第1パンチ11及び第2パン
チ21は、(図1に示した)付勢手段15、25により
中子ダイ2から離れる方向に後退させられて初期位置に
戻される。尚、面1a及び面1bの打ち抜き片は、公知
技術である空気供給穴を第1パンチ部材12及び第2パ
ンチ部材22に形成したり、中子ダイ2に排出穴を形成
したりすることにより、除去される。また、上記した図
2(a)に示す状態から図2(f)に示す状態までは、
一連した工程となっている。
【0023】以上のように、本発明においては、第1パ
ンチ11を中子ダイ2に向かって前進させる過程におい
て中空体1が中子ダイ2に押し付けられるので、中空体
1と中子ダイ2との間にクリアランスs1が無い状態に
て第1パンチ11により中空体1の面1aを打ち抜くこ
とができる。その後、第1パンチ11がその状態のま
ま、第2パンチ21を中子ダイ2に向かって前進させる
過程において今度は中空体1が中子ダイ2の反対側に押
し付けられるので、中空体1と中子ダイ2との間にクリ
アランスs2が無い状態にて第2パンチ21により中空
体1の面1bを打ち抜くことができる。つまり、中空体
1と中子ダイ2の脱着時の作業性を満足するクリアラン
スs1、s2を設けるにもかかわらず、穴明時には中空
体1と中子ダイ2との間にクリアランスが無い状態にて
中空体1を打ち抜くことができるので、穴明時のだれの
発生を低減させることが可能となる。
【0024】また、本発明においては、第1パンチ11
及び第2パンチ21とそれぞれ第1ドライバ14及び第
2ドライバ24とが、互いに傾斜面で摺動可能に接する
ことにより、第1ドライバ14及び第2ドライバ24が
垂直方向に移動すると第1パンチ11及び第2パンチ2
1が水平方向に移動するカム機構となっている。従っ
て、1つのプレス手段により、カム機構を介して1回の
プレス工程にて第1パンチ11及び第2パンチ21を前
進させることによって、中空体1の両側の穴を1回の工
程にて製作することができるので、穴明作業の効率化を
図ることが可能となる。
【0025】尚、上記した実施形態では、第1パンチ部
材12及び第2パンチ部材22の断面は円形状で、その
打ち抜き面は平面状に形成された例を示したが、本発明
の実施にあたっては、他の公知技術の打ち抜き面(例え
ば斜め刃形状)であったり、1つのパンチに2つ以上の
パンチ部材を備えたものであったりしても、上記した実
施形態と同様の効果を得ることができる。また、中子ダ
イの両側に位置する2つのパンチ部材が、同軸線上に配
置されずにオフセットした位置に配置されていてもよ
く、つまり、一方のパンチが中空材の一方側を打ち抜い
た後に、他方のパンチが中空材の他方側を打ち抜くよう
にすればよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中空材に中子ダイを挿入し、中空材の一方面と対向する
他方面の両面に穴を明ける方法及び中空材の穴明装置に
おいて、中子ダイと中空材の脱着時に作業性を満足する
クリアランスを設けるにもかかわらず、穴明時のだれの
発生を低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示した断面図である。
【図2】図1に示した本発明の一実施形態の作動状態を
示した図である。
【符号の説明】
1 中空材 1a 面(一方面) 1b 面(他方面) 2 中子ダイ 6 ラム 11 第1パンチ 12 第1パンチ部材 13 第1スライダ部材 14 第1ドライバ 13a、14a 傾斜面 21 第2パンチ 22 第2パンチ部材 23 第2スライダ部材 24 第2ドライバ 23a、24a 傾斜面 s1、s2 クリアランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E048 KA02 KA05 KA09 4E050 DA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空材に中子ダイを挿入し、第1パンチ
    と該第1パンチと反対方向に前進する第2パンチによ
    り、前記中空材の一方面と該一方面に対向する他方面の
    両面に穴を明ける方法において、前記第1パンチを前記
    中子ダイに向かって前進させることによって前記一方面
    を打ち抜いた後、前記第2パンチを前記中子ダイに向か
    って前進させることによって前記他方面を打ち抜き、そ
    の後、前記第1パンチ及び前記第2パンチを後退させる
    ことを特徴とする中空材の穴明方法。
  2. 【請求項2】 前記第1パンチと互いに傾斜面で摺動可
    能な第1ドライバと、前記第2パンチと互いに傾斜面で
    摺動可能な第2ドライバと、前記第1ドライバと前記第
    2ドライバとをプレス方向に移動可能なラムに固定し前
    記第1ドライバのプレス方向の長さは前記第2ドライバ
    のプレス方向の長さよりも長く設定させた構造からな
    り、前記ラムのプレス方向への移動により前記第1パン
    チと前記第1ドライバとが互いの前記傾斜面にて接触し
    て摺動を始めた後、前記第2パンチと前記第2ドライバ
    とが互いの前記傾斜面にて接触して摺動を始めることを
    特徴とする請求項1に記載の中空材の穴明方法。
  3. 【請求項3】 第1パンチと、該第1パンチと反対方向
    に前進する第2パンチと、前記第1パンチと前記第2パ
    ンチの間に位置される中子ダイとを備え、前記第1パン
    チが前記中子ダイに向かって前進させることによって中
    空材を打ち抜いた後、前記第2パンチを前記中子に向か
    って前進させる構造とした中空材の穴明装置。
  4. 【請求項4】 前記第1パンチと互いに傾斜面で摺動可
    能な第1ドライバと、前記第2パンチと互いに傾斜面で
    摺動可能な第2ドライバと、前記第1ドライバ及び前記
    第2ドライバを一体的に固定するとともに前記第1パン
    チ及び前記第2パンチの移動方向に対して垂直なプレス
    方向に移動可能なラムを備え、前記第1ドライバのプレ
    ス方向の長さは前記第2ドライバのプレス方向の長さよ
    りも長く設定させ、前記ラムのプレス方向への移動によ
    り前記第1パンチと前記第1ドライバとが互いの前記傾
    斜面にて接触して摺動を始めた後、前記第2パンチと前
    記第2ドライバとが互いの前記傾斜面にて接触して摺動
    を始める構造としたことを特徴とする請求項3に記載の
    中空材の穴明装置。
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