JP2003219679A - 洗濯機用dcブラシレスモータ制御装置 - Google Patents

洗濯機用dcブラシレスモータ制御装置

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JP2003219679A
JP2003219679A JP2002012518A JP2002012518A JP2003219679A JP 2003219679 A JP2003219679 A JP 2003219679A JP 2002012518 A JP2002012518 A JP 2002012518A JP 2002012518 A JP2002012518 A JP 2002012518A JP 2003219679 A JP2003219679 A JP 2003219679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の複数のセンサ回路によるDCブラシレ
スモータのロータ位置検出信号はセンサ出力と同一の複
数本信号線が必要であり、又信号を受ける回路において
は複数の入力端子を必要とし、占有端子数が多かった。 【解決手段】 センサ回路用電源に接続した抵抗とセン
サ回路出力端子に接続した抵抗とを接続し、その接続点
にセンサ回路出力端子電圧に応じた電圧を発生させるこ
とにより、ロータ位置情報を示す複数のセンサ回路の出
力端子信号を単一信号に変換することにより、これを受
ける回路間での信号線の減少、入力端子の減少、パター
ン面積の減少、パターンの単純化、パターン設計の容易
性信頼性の向上、或いは価格低減の実現を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に搭載され
たDCブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機に搭載されたDCブラシレ
スモータのロータ位置検出のためのセンサ回路は、例え
ばDCブラシレスモータが3相8極の場合センサを3個
使用し、図11のように第一のセンサ回路1及び第二の
センサ回路2及び第三のセンサ回路3の3つのセンサ回
路によりモータの回転に従って図2のような出力を得
る。尚通常センサはこれに電子回路を付加することによ
り、図2のようなハイ又はローの出力を得ている。従っ
てセンサとその電子回路を含めセンサ回路と呼ぶことと
する。そしてセンサ回路出力のレベル変化のタイミング
とレベルにより駆動コイルを決定している。センサ回路
は、本実施例では上記ハイ、ロー信号を出力するホール
ICなどで構成されているものとする。そしてそのIC
出力はトランジスタのコレクタが開放された構成(以後
オープンコレクタと言う)となっていることが多い。従
ってその出力に抵抗4,5,6をセンサ回路の電源7に
接続した構成としてセンサ回路出力端子から出力を得て
いる。三つのセンサ回路出力はマイコン17に入力さ
れ、マイコン内で演算され、マイコン出力からモータド
ライブ回路11に制御信号を出し、モータドライブ回路
11の出力によりにモータ12を駆動している。
【0003】又、センサ回路はモータのロータ近辺に配
置された第一のプリント基板上にあり、センサ回路出力
はリード線により接続した第二のプリント基板上に伝送
し、第二のプリント基板上でマイコン17及びモータド
ライブ回路に接続されることが多い。これは、モータが
洗濯槽に取り付けられているため洗濯動作中常に振動が
加わり、部品を実装したプリント基板をモータに固定し
ておくと振動により部品の重量により、部品事態の不良
の発生或いは常に部品の足のはんだ付け部と箔間でスト
レスがかか等のため、実装プリント基板として故障を発
生しやすいなどの問題がある。従って実装プリント基板
は振動のないところに配置して振動による悪影響を受け
ないようにしている。そして最小限必要で、しかも軽量
なセンサ回路のみロータ近辺にプリント基板に搭載して
モータに直付けしている。以上のような構成がとられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法によると、センサ回路は、その出力が三つあり、
これをマイコンに入力するには、マイコン入力として3
端子必要であり、したがってセンサ回路出力端子とマイ
コン入力端子との接続は3ライン必要であった。このた
めマイコンなどセンサ回路出力信号を受ける回路の入力
端子を多く占有し、又プリント基板間の接続に3ライン
必要となるため、リード線やリード線とプリント基板を
接続するコネクタの端子数がたくさん必要であると言う
課題を有していた。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、複数のセンサ回路出力端子に得られるロータ位置情
報を混合して単一信号線で伝送することにより、センサ
回路からの信号とこれを受ける回路の接続を減少合理化
し、又信号を受ける回路の入力端子占有数を減少し、こ
れに対応した信号処理を実施することにより、合理的な
ロータ位置検出装置の実現とモータ制御を実現するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために本発明の洗濯機は、センサ回路用電源とセンサ
回路の電源端子との間に抵抗を挿入し、またセンサ回路
出力端子にとセンサ回路電源端子との間に異なる値の抵
抗値であって、且つセンサ回路出力が発生するハイ、ロ
ー電圧の組み合わせにより発生する前記異なる抵抗値の
並列抵抗値と他の異なる抵抗値の値が異なる値となる抵
抗を接続し、センサ回路の電源端子をセンサ回路から得
るロータ位置検出出力として単一信号として取り出し、
この複数のセンサ回路信号が重畳された単一信号から直
接モータ制御のための制御信号を作成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、DCブラシレスモータのロータ位置を検出する複数
のセンサ回路と、センサ用電源と、前記センサ用電源に
一端を接続した抵抗と、前記抵抗の他端と前記センサ回
路の出力端子との間に接続した値の異なる抵抗であっ
て、且つセンサ回路出力が発生するハイ、ロー電圧の組
み合わせにより発生する前記異なる抵抗の並列抵抗値と
他の異なる抵抗の抵抗値が異なる値となる抵抗と、前記
抵抗の他端に接続したAD変換回路と、前記AD変換回
路出力に接続し複数のセンサ回路情報が複合した信号か
らそのデータの変化を検出し直接モータ制御信号を出力
する演算制御手段を備えたモータ制御装置とすることに
より、複数のセンサ回路出力電圧を単一信号として取り
出すことが可能となり、これをAD変換回路及び演算制
御手段により単一信号から直接モータドライブ回路を制
御する信号を発生することが可能となり、センサ回路出
力から制御信号発生までを単一信号の処理の実施で制御
信号を作成することが可能となる。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、DCブ
ラシレスモータのロータ位置を検出する複数のセンサ回
路と、センサ用電源と、前記センサ用電源に一端を接続
した抵抗と、前記抵抗の他端と前記センサ回路の出力端
子との間に接続した値の異なる抵抗であって、且つセン
サ回路出力が発生するハイ、ロー電圧の組み合わせによ
り発生する前記異なる抵抗値の並列抵抗値と他の異なる
抵抗値の値が異なる値となる抵抗と、前記抵抗の他端に
接続したAD変換回路と、前記AD変換回路出力に接続
し複数のセンサ回路情報が複合した信号からそのデータ
の変化を検出し直接モータ制御信号を出力する演算制御
手段と、前記センサ回路と前記センサ用電源に接続した
抵抗と前記センサ回路出力端子に接続した抵抗を搭載し
た第一のプリント基板と、前記センサ用電源とAD変換
回路と演算制御手段を搭載した第二のプリント基板と、
第一のプリント基板と第二のプリント基板を上記電気的
接続となるように接続したリード線とを備え、第二のプ
リント基板上においてモータ制御信号を得るモータ制御
装置とすることにより、複数のセンサ回路出力信号を単
一信号として取り出すことが可能となり、この信号を第
一のプリント基板から第二のプリント基板に伝送し、第
二のプリント基板上でAD変換回路及び演算制御手段に
より直接モータドライブ回路を制御する制御信号とする
ことが可能となる。これによりプリント基板間の信号伝
送を単一のリード線でする事が可能となり、又センサ回
路出力から制御信号発生までを単一信号の処理の実施で
制御信号を作成することが可能となる。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、AD変
換回路及び演算制御手段をマイコンに内蔵し、マイコン
出力端子から制御信号を出力する請求項1、2記載のモ
ータ制御装置とすることにより、マイコンのソフト設計
のみでセンサ回路出力信号からモータドライブ回路を制
御する信号を作成することとなり、AD変換回路及び演
算制御手段を設けることが不要となる。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、センサ
回路用電源電圧は、上記AD変換回路或いはマイコンの
電源電圧より高い構成とし、前記センサ回路用電源に接
続した抵抗と前記センサ回路出力端子に接続した抵抗と
の接続点の電圧は、前記AD変換回路或いはマイコンの
電源電圧以下となるように、前記抵抗及び前記値の異な
る抵抗の抵抗値を設定した請求項1、2、3記載のモー
タ制御装置とすることにより、抵抗値の選択幅を広げる
ことが可能となり、設計の容易性を確保することが可能
なる。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、前記セ
ンサ回路の電源端子と前記AD変換回路或いはマイコン
の間に電圧変換回路を備えた、請求項4記載のモータ制
御装置とすることにより、センサ回路電源端子電圧の上
限をAD変換回路或いはマイコンの電源電圧に制限され
ることがなく、従って更に抵抗値の選択幅を拡大するこ
とが可能となり、更に設計の容易性を確保することが可
能となる。又センサ回路の電源端子電圧を0からセンサ
回路用言源電圧までの範囲で設定することができ、隣接
する離散値の間の電圧幅を広げることが可能となるた
め、センサ回路からAD変換回路或いはマイコンまでの
伝送線で乗ってくるノイズに対して、信号離散値間電圧
対ノイズ比が大きくできるため、ノイズ電圧により離散
値が隣接する離散値レベルとなる機会を低減することが
可能となり、ノイズに対して強くすることが可能とな
る。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、センサ
回路の出力端子と電源端子との間に接続する抵抗に置き
換え、値の異なる電流値であって、且つセンサ回路出力
が発生するハイ、ロー電圧の組み合わせにより発生する
前記異なる電流値の和の電流値が他の電流値と異なる値
となる定電流回路を備えた請求項1、2、3、4、5記
載のモータ制御装置とすることにより、センサ回路用電
源に接続した抵抗とセンサ回路出力端子に接続した抵抗
の接続点にあらわれるロータ位置情報を含んだ離散値を
取る複合信号の電圧を、定電流値の和として計算するこ
とができ、離散値を取る単一信号電圧の設計が容易であ
り、従って離散値を容易に均等とする事ができ、又単一
信号を受けるAD変換回路あるいはマイコンの電源電圧
幅を最大限利用することが可能となり、離散値間の電圧
を拡大することができ、AD変換回路での検出レベル差
が拡大できるため安定したレベル検出が可能となるとと
もに、信号に重畳するノイズなどに対しても誤検知のな
い安定したレベル検出が可能となる。
【0013】本発明の請求項7記載の発明は、センサ数
を3とし、各センサ回路出力定電流値を1対2対4とし
た請求項6記載のモータ制御装置とすることにより、セ
ンサ回路電源端子電圧が六つの離散値電位の電位間電圧
が均等となり、AD変換回路あるいはマイコンの電源電
圧幅を最大限利用することが可能となり、離散値間の電
圧を拡大することができ、AD変換回路での検出レベル
差が拡大できるため安定したレベル検出が可能となると
ともに、信号に重畳するノイズなどに対しても誤検知の
ない安定したレベル検出が可能となる。
【0014】本発明の請求項8記載の発明は、センサ数
を3とし、2個のセンサ回路出力端子電流が流れたとき
更に追加電流を流す並列抵抗作成回路を備えた請求項
1,2、3、4,5記載のモータ制御装置とすることに
より、センサ回路電源端子の離散値を取る電圧の隣接値
の接近を防止することにより動作電圧幅を拡大すること
が可能となり、ノイズに強い、安定したレベル検出が可
能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0016】(実施例1)本実施例においては3相8極
のDCブラシレスモータの3つのセンサ回路について説
明する。図1に示すように、1は第一のセンサ回路、2
は第二のセンサ回路、3は第三のセンサ回路であり、そ
れぞれ出力には図2に示すようなハイ又はローレベルの
信号を出力する。4は第一の抵抗、5は第二の抵抗、6
は第三の抵抗であり、それぞれ、第一のセンサ回路1、
第二のセンサ回路2、第三のセンサ回路3の、出力端子
に接続されている。そしてこれらの抵抗値は異なる値を
とり、且つセンサ回路出力が発生するハイ、ロー電圧の
組み合わせにより発生する前記異なる抵抗値の並列抵抗
値と他の異なる抵抗値の値が異なる値となる抵抗値に設
定されている。7は上記三つのセンサ回路用電源であ
る。8は第四の抵抗であり、その一端はセンサ回路用電
源7と接続され、他端は第一の抵抗4、第二の抵抗5、
第三の抵抗6と接続されており、この接続点をA点とす
る。9はAD変換回路であり、A点に接続されている。1
0は演算制御手段であり、その入力にはAD変換回路の
出力が接続されている。11はモータを駆動するための
モータドライブ回路である。3相の場合はその入力とし
て上アーム、下アームの合計で6つの入力を持ってい
る。12はモータであり、モータドライブ回路の出力に
より駆動され、そのロータの回転をセンサで検知し、セ
ンサ回路出力に図2に示す信号を発生する。以上のよう
な構成においてその動作を説明する。
【0017】第一のセンサ回路1、第二のセンサ回路
2、第三のセンサ回路3の出力はDCブラシレスモータ
の回転に応じて図2に示すように状態1から6に示すよ
うな関係のハイ、ローレベルを出力している。つまりど
れかひつがローとなっている状態が三つ、又はどれか二
つがローとなっている状態が三つで、合計6個の異なる
状態が出力しており、ロータの回転に従ってこれら6個
の状態が繰り返し発生する。ここでA点に発生する電圧
は、センサ回路用電源7の電圧を第四の抵抗8と第一か
ら第三の抵抗4、5、6のうちの単一抵抗又は二つの抵
抗の並列抵抗の値で分圧した値となる。抵抗値4、5、
6は異なる値であり、又二つの抵抗の並列抵抗値と他の
一つの抵抗値も異なる値としているため、6つの状態の
発生電圧は同一電圧となることがなくそれぞれ異なった
離散値を取る電圧となる。これにより3つのセンサ回路
電圧をA点での離散値を取る単一信号電圧とする事がで
きる。この信号をAD変換回路9により、ディジタル化
した離散値を取る信号に変換し、更に演算制御手段10
によりAD変換回路9の出力値の変化とそのタイミング
から直接モータ制御信号を作成し、これをモータドライ
ブ回路11に供給する。モータドライブ回路11はこれ
を受けてモータを駆動する。
【0018】(実施例2)図3に示すように、13は第
一のプリント基板でありこのプリント基板上には第一の
センサ回路1、第二のセンサ回路2、第三のセンサ回路
3、第一の抵抗4、第二の抵抗5、第三の抵抗6及び、
第四の抵抗8が搭載されている。14は第二のプリント
基板でありセンサ回路用電源7、AD変換回路9、演算
手段10及びモータドライブ回路11が搭載されてい
る。又15、16は第一のプリント基板13上のセンサ
回路の電源と第二のプリント基板14上のセンサ回路用
電源7との間を接続する電源リード線である。17は信
号リード線であり、A点とAD変換回路9の入力を接続
するリード線である。これにより、複数のセンサ回路出
力を単一の信号リード線17により、第一のプリント基
板13上のA点電圧を第一のプリント基板上に伝送する
ことが可能となる。以上のような構成において、その動
作に関しては実施例1と同様である。
【0019】通常第一のセンサ回路1、第二のセンサ回
路2及び第三のセンサ回路3はモータ内のロータ近辺に
存在しモータに内蔵されており、モータは洗濯槽に固定
しているため常に振動し、センサ回路出力を基にしてモ
ータを制御及び駆動する回路(本実施例においてはAD
変換回路10及び演算制御手段11)は振動のない第二
のプリント基板10上に搭載されるため、本実施例のセ
ンサ回路出力を混合することにより、従来必要としてい
たセンサ回路出力端子からの信号線を減少することが可
能となり、接続線を減少することが可能となる。
【0020】(実施例3)図4において、18はマイコ
ンであり、AD変換回路9及び演算制御手段10を内蔵
している。これによりこれらの回路を設ける必要がな
く、又設計もマイコンソフト設計のみでA点の電圧から
モータドライブのための制御信号を作成することが可能
となる。
【0021】(実施例4)図5において、19はマイコン
18の電源である。図6に示すようにセンサ回路用電源
をマイコン電源より高い電圧とすることにより、A点電
圧をマイコン電源電圧以下に設定する場合、センサ回路
電源とマイコン電源を共通とするときに比べその抵抗値
の選択範囲が広がることとなり、設計が容易となる。
【0022】(実施例5)図7において、20は電圧変換
回路であり、本実施例においてはトランジスタ20a及
び抵抗20b、20cからなっている。その接続は、ト
ランジスタ20aのベースをA点に接続し、エミッタは
抵抗20cに接続し、コレクタは抵抗20bに接続して
いる。抵抗20cの他端はセンサ回路用電源7に、抵抗
20bの他端はセンサ回路用電源のマイナス側端子に接
続されている。そしてトランジスタ20aのコレクタが
マイコン18のAD変換回路9に接続されている。以上
のような構成となり、A点電圧は図8に示すようにセン
サ回路用電源電圧以下に設定し、これを電圧変換回路2
0の抵抗20a、20cの値を調整することによりにA
D変換回路の電源電圧の範囲内に移動することができ
る。これによりA点電圧の設定幅を広げることが可能と
なり、第一から第四の抵抗4、5、6、8の抵抗値の選
択の自由度が広がり、設計の自由度が広がる。
【0023】(実施例6)図9において、21は第一の定
電流回路、22は第二の定電流回路、23は第三の定電
流回路であり、それぞれ第一の抵抗4、第二の抵抗5、
第三の抵抗6に置き換える。これらの定電流回路は、第
一から第三のセンサ回路1、2、3の出力端子電圧がロ
ーとなったときその定電流が流れるものとする。以上の
ような構成とすることによりセンサ回路の電源端子電圧
は、第四の抵抗8を流れる電流に第四の抵抗8の抵抗値
をかけた値となる。
【0024】又その電流値を異なる値とし、且つセンサ
回路出力が発生するハイ、ロー電圧の組み合わせにより
発生する前記異なる電流値の和の電流値が他の電流値と
異なる値に設定することにより六つの離散値を異なる値
とする事ができ、図2の六つの状態をA点電圧で実現す
ることが可能となるとともに、電流値の和で電圧が決定
できるため、A点電圧の設定が非常に容易となる。又こ
れにより電圧設定幅を広げること及び離散値を等間隔に
することも可能となり,AD変換回路におけるレベル検
知を安定したものとする事ができるとともに、信号に重
畳する外来ノイズに対しても強いAD変換が可能とな
る。
【0025】(実施例7)図9において、第一の定電流回
路21、第二の定電流回路22、第三の定電流回路23
の電流値を1対2対3として、第一の定電流回路21の
電流値をIとし、第四の抵抗8の値をR、A点の電圧を
Va、センサ回路用電源電圧をVすると,Vaは(表
1)のような電圧となりVaは等間隔の電圧となる。
【0026】
【表1】 これによりノイズに強い安定した電圧検知が可能とな
る。
【0027】(実施例8)本実施例においては、第一の抵
抗>第二の抵抗>第三の抵抗の関係があり、その設定値
により、6つの離散値電圧のうち最低電圧と、次に低い
電圧との離散値電圧間隔が狭いときに関して述べる。図
10において24はOR回路であり、その入力は第二の
センサ回路2及び第三のセンサ回路3の出力端子に接続
されている。25は第五の抵抗であり,A点に接続さ
れ、その他端はOR回路24の出力に接続されている。
以上のような構成により第二のセンサ回路2及び第三の
センサ回路3の出力がともにローのときその出力もロー
となり、第五の抵抗25が第二の抵抗5及び第三の抵抗
6と並列に接続する構成となり,A点電圧は第五の抵抗
が入ることにより第五の抵抗がないときに比べ電圧が低
下する。抵抗の設定値により隣接する離散値電圧〈この
場合は第一のセンサ回路と第三のセンサ回路出力がロー
のときが隣接する離散値電圧となる〉との電圧差を広げ
ることが可能となり、ノイズに強い、安定した電圧検出
をする事が可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ロータ位置検出信号が従来は独立した信
号線として複数本必要であったものが、信号を合成した
単一信号となるため、プリント基板設計においてパター
ン数の減少による設計の容易化、プリント基板の面積縮
小による価格低減等が図れる。又従来ロータ位置検出信
号を受けるAD変換回路或いはマイコンなどの回路の入
力端子数も従来複数本必要であったものが、単一となる
ため入力端子数を削減することが可能となり、回路数を
減少することが可能となり、またこれにより価格低減も
図ることが可能となる。信号を受ける回路がマイコンで
ある場合などにおいては、マイコンにより集中制御する
ため最近の機能の増加による必要端子数の増加により端
子が不足する場合があった。このようなときは付加回路
を追加したり、もう一つマイコンを追加しなければなら
なかったが、本発明により付加回路の削除或いは別マイ
コンの廃止などが可能となり、部品及び部品費の低減を
図ることが可能となる。
【0029】又本発明の請求項2記載の発明によると、
モータのロータ近辺に配置したセンサ回路が搭載された
プリント基板には振動などの点から他の回路は搭載せ
ず、センサ回路から得られるロータ位置情報信号は振動
のない他のプリント基板にリード線で伝送し、そのプリ
ント基板上でロータ位置検出信号を基にしてモータ制御
のための制御信号を作成することがほとんどであるが、
本請求項2記載の発明によるとセンサ回路出力からの信
号線を単一とすることにより、リード線やリード線とプ
リント基板を接続するコネクタを減少することが可能と
なり、部品点数の減少或いはプリント基板面積の縮小を
図ることが可能となり、価格低減が可能となる。又コネ
クタによる接続は機械的な端子間の接触によるため、接
触不良の観点から端子数が少ないほど電子回路の信頼性
は向上するため、本発明により電子回路の信頼性の向上
を実現するものである。
【0030】本発明の請求項3記載の発明によると、A
D変換回路および演算制御手段をマイコン内臓とするこ
とにより、ロータ位置情報信号を単一信号のままマイコ
ンに取り込んで直接制御信号を作成するため、従来の複
数入力の処理に比べソフトを減少することが可能とな
り、又AD変換回路及び演算制御手段を別に設ける必要
がないため、部品点数の削減、プリント基板の省スペー
ス、価格低減を図ることが可能となる。
【0031】本発明の請求項4記載の発明によると、セ
ンサ回路用電源電圧をAD変換回路あるいはマイコン電
源電圧より高い値とすることにより、抵抗値の選択幅を
拡大することが可能となり、設計の容易性を確保するこ
とが可能となる。本発明の請求項5記載の発明による
と、センサ回路とAD変換回路或いはマイコンとの間に
電圧変換回路を設けることにより、AD変換回路或いは
マイコンの電源電圧を意識することなくセンサ回路電源
端子電圧値を決定することが可能となり、これによりA
点電圧の設定幅を広げることが可能となり、設計の自由
度及び設計の容易性を確保することが可能となる。
【0032】本発明の請求項6記載の発明によると、定
電流回路を採用することにより、センサ回路電源端子電
圧は電流により決定するため設計の容易性が向上し、又
設定電圧幅の拡大、センサ回路出力電圧の離散値の間隔
を均等にする事ができ、AD変換回路での安定したレベ
ル検出が可能となるとともに、信号に重畳するノイズな
どに対しても強い安定したレベル検出が可能となる。
【0033】本発明の請求項7記載の発明によると、セ
ンサ数を3つとすることは3相DCブラシレスモータを
意味し、洗濯機に多く採用される3相駆動において電流
値を1対2対4の定電流回路を採用することにより、セ
ンサ回路信号電圧の離散値の間隔を均等にする事がで
き、センサ回路からリード線を引き伸ばした洗濯機等に
おいて、復元回路での安定したレベル検出が可能となる
とともに、特に信号に重畳するノイズなどに対しても強
い安定したレベル検出が可能となる。
【0034】本発明の請求項8記載の発明によると、セ
ンサ回路に抵抗を接続する方式では単一信号にあらわれ
る離散値間電圧差を均等にする事が困難であり、従って
離散値間電圧差にばらつきが発生する。従って抵抗値の
選択により6つの離散値電圧により発生する5つの離散
値間電圧差のうち、3ないし4の離散値間電圧差を拡大
することが実際の定数設計により確認されており、従っ
て残り1ないし2の離散値間電圧差の小さいところに対
してその離散値電圧が低い方の電圧に対して抵抗を付加
することにより電圧値を変化させ、離散値間電圧差を拡
大することがかのうとなる。これにより、センサ回路か
らリード線を引き伸ばした洗濯機等において、復元回路
での安定したレベル検出が可能となるとともに、特に信
号に重畳するノイズなどに対しても強い安定したレベル
検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路図
【図2】センサ回路出力波形図
【図3】本発明の第2の実施例の回路図
【図4】本発明の第3の実施例の回路図
【図5】本発明の第4の実施例の回路図
【図6】第4の実施例のセンサ回路電源端子電圧を示す
【図7】本発明の第5の実施例の回路図
【図8】第5の実施例のセンサ回路電源端子電圧及び変
換回路入力電圧を示す図
【図9】本発明の第6の実施例の回路図
【図10】本発明の第8の実施例の回路図
【図11】従来例を示す図
【符号の説明】
1 第一のセンサ回路 2 第二のセンサ回路 3 第三のセンサ回路 4 第一の抵抗 5 第二の抵抗 6 第三の抵抗 7 センサ回路用電源 8 第四の抵抗 9 AD変換回路 10 演算制御手段 11 モータドライブ回路 12 モータ 13 第一のプリント基板 14 第二のプリント基板 15 電源リード線 16 電源リード線 17 信号リード線 18 マイコン 19 マイコン用電源 20 電圧変換回路 21 第一の定電流回路 22 第二の定電流回路 23 第三の定電流回路 24 OR回路 25 第五の抵抗

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DCブラシレスモータのロータ位置を検
    出する複数のセンサ回路と、センサ用電源と、前記セン
    サ用電源に一端を接続した抵抗と、前記抵抗の他端と前
    記センサ回路の出力端子との間に接続した複数の抵抗値
    の異なる抵抗であって、且つセンサ回路出力が発生する
    ハイ、ロー電圧の組み合わせにより発生する前記異なる
    抵抗の並列抵抗値と他の異なる抵抗の抵抗値の値が異な
    る値となる抵抗と、前記抵抗の他端に接続したAD変換
    回路と、前記AD変換回路出力に接続し複数のセンサ回
    路情報が複合した信号からそのデータの変化を検出し直
    接モータ制御信号を出力する演算制御手段を備えた洗濯
    機用DCブラシレスモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 DCブラシレスモータのロータ位置を検
    出する複数のセンサ回路と、センサ用電源と、前記セン
    サ用電源に一端を接続した抵抗と、前記抵抗の他端と前
    記センサ回路の出力端子との間に接続した複数の値の異
    なる抵抗であって、且つセンサ回路出力が発生するハ
    イ、ロー電圧の組み合わせにより発生する前記異なる抵
    抗の並列抵抗値と他の異なる抵抗の値が異なる値となる
    抵抗と、前記抵抗の他端に接続したAD変換回路と、前
    記AD変換回路出力に接続し複数のセンサ回路情報が複
    合した信号からそのデータの変化を検出し直接モータ制
    御信号を出力する演算制御手段と、前記センサ回路と前
    記センサ用電源に接続した抵抗と前記センサ回路出力端
    子に接続した抵抗を搭載した第一のプリント基板と、前
    記センサ用電源とAD変換回路と演算制御手段を搭載し
    た第二のプリント基板と、第一のプリント基板と第二の
    プリント基板を電気的に前記接続となるように接続した
    リード線とを備え、前記第二のプリント基板上において
    モータ制御信号を得る洗濯機用DCブラシレスモータ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 AD変換回路及び演算制御手段をマイコ
    ンに内蔵し、マイコン出力端子から制御信号を出力する
    請求項1または2に記載の洗濯機用DCブラシレスモー
    タ制御装置。
  4. 【請求項4】 センサ回路用電源電圧は、上記AD変換
    回路或いはマイコンの電源電圧より高くし、前記センサ
    回路用電源に接続した抵抗と前記センサ回路出力端子に
    接続した抵抗との接続点の電圧は、前記AD変換回路或
    いはマイコンの電源電圧以下となるように、前記抵抗及
    び前記値の異なる抵抗の抵抗値を設定した請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の洗濯機用DCブラシレスモータ
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記センサ回路用電源に接続した抵抗と
    前記センサ回路出力端子に接続した抵抗との接続点と前
    記AD変換回路或いはマイコンの間に電圧変換回路を備
    えた、請求項4に記載の洗濯機用DCブラシレスモータ
    制御装置。
  6. 【請求項6】 センサ回路の出力端子と電源端子との間
    に接続する抵抗は、値の異なる電流値であって、且つセ
    ンサ回路出力が発生するハイ、ロー電圧の組み合わせに
    より発生する前記異なる電流値の和の電流値が他の電流
    値と異なる値となる定電流回路とした請求項1〜5に記
    載の洗濯機用DCブラシレスモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 センサ数を3とし、各センサ回路出力定
    電流値の比を1対2対4とした請求項6記載の洗濯機用
    DCブラシレスモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 センサ数を3とし、2個のセンサ回路出
    力端子電流が流れたとき更に追加電流を流す並列抵抗作
    成回路を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗
    濯機用DCブラシレスモータ制御装置。
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