JP2003216985A - 乗物の搭乗料金変更方法、乗物の搭乗料金変更システム、乗物側装置、待機場所側装置および管理センター側装置 - Google Patents

乗物の搭乗料金変更方法、乗物の搭乗料金変更システム、乗物側装置、待機場所側装置および管理センター側装置

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JP2003216985A
JP2003216985A JP2002011441A JP2002011441A JP2003216985A JP 2003216985 A JP2003216985 A JP 2003216985A JP 2002011441 A JP2002011441 A JP 2002011441A JP 2002011441 A JP2002011441 A JP 2002011441A JP 2003216985 A JP2003216985 A JP 2003216985A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシー業において、業者および乗務員が効
率良く営業することを目的とする。 【解決手段】 管理センター2は、タクシー5から受信
された動態情報(「回送」、「空走」、「迎走」または
「賃走」)に基づいて乗車率を計算し、その計算された
乗車率が基準搭乗率未満になると、乗車料金を通常より
も割引した割引運行を実施する旨を表す割引情報をタク
シー5、待機場所9およびインターネット8上のウェブ
サイトに報知する。タクシー会社および運転手から見れ
ば、乗車料金を通常よりも割引した割引運行を実施する
旨を搭乗していない不特定多数の公衆に報知したことに
より、不特定多数の公衆がタクシー5へ搭乗しようとす
る意欲を高めることができ、その結果、タクシー5へ乗
車しようとする乗客の数が増大することを期待すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタクシー業
などの主として乗客が搭乗料金を支払うことの対価とし
て乗客が搭乗される業に適用される乗物の搭乗料金変更
方法、乗物の搭乗料金変更システム、前記乗物の搭乗料
金変更システム内で用いられる乗物側装置、待機場所側
装置および管理センター側装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、タクシーの
運行を管理するシステムとしては、次に示すようなもの
がある。すなわち、タクシーは、GPS(Global Posit
ioning System )受信機を搭載しており、「回送」、
「空走」、「迎走」または「賃走」などの動態を表す動
態情報と共に、GPS受信機により取得された現在の位
置を表す現在位置情報を管理センターに送信し、管理セ
ンターは、タクシーから受信された動態情報や現在位置
情報を解析する。このものによれば、管理センターは、
タクシーから受信された動態情報や現在位置情報を解析
することにより、営業状況を把握することができ、ま
た、これから乗車しようとする乗客から求車の依頼を受
けると、その乗客が乗車を希望する場所に最短で向かう
ことができるタクシーに出向指示を連絡することによ
り、効率良く配車することができる。
【0003】ところで、実際には、天候や時間帯などに
より、例えば天気が良くて快適に過ごせる(タクシーに
乗車するよりも歩いた方が快適と感じられる)日中など
では、タクシーが駅前などの待機場所で何時間も乗客を
待機していることがある。しかしながら、このような状
況は、業者(タクシー会社)および乗務員(運転手)に
とっては、双方が収入を得ることができない状況である
ので、効率良く営業しているとは言い難いものである。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、例えばタクシー業などの主と
して乗客が搭乗料金を支払うことの対価として乗客が搭
乗される業に適用されるものにおいて、業者および乗務
員が効率良く営業することができ、それに伴って、乗客
をも利益を得ることができる乗物の搭乗料金変更方法、
乗物の搭乗料金変更システム、乗物側装置、待機場所側
装置および管理センター側装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した乗物
の搭乗料金変更方法によれば、乗物の動態情報に基づい
て乗物の搭乗率を計算し、その計算された乗物の搭乗率
が基準搭乗率未満になると、搭乗料金を通常よりも値下
がるように変更し、搭乗料金が通常よりも値下がるよう
に変更された旨を表す値下情報を搭乗していない不特定
多数の公衆に報知し、そして、その通常よりも値下がる
ように変更された搭乗料金にしたがって値下運行を実施
する。
【0006】したがって、業者および乗務員から見れ
ば、搭乗料金を通常よりも値下がるように変更した旨を
搭乗していない不特定多数の公衆に報知したことによ
り、不特定多数の公衆が乗物へ搭乗しようとする意欲を
高めることができ、その結果、乗物へ搭乗しようとする
乗客の数が増大することを期待することができ、そし
て、乗物へ搭乗しようとする乗客の数が増大すると(集
客すると)、乗客を待機している待機時間が少なくなる
ので、効率良く営業することができる。また、乗客から
見れば、通常よりも値下がった搭乗料金を支払えば良い
ので、その分が還元され、利益を得ることができる。
【0007】請求項2に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、値下情報を乗務員や既に搭乗している乗客
にも報知するようになるので、搭乗していない不特定多
数の公衆のみでなく、乗務員も、搭乗料金が通常よりも
値下がるように変更された旨を認識することができ、ま
た、既に搭乗している乗客も、搭乗している途中で、搭
乗料金が通常よりも値下がるように変更された旨を認識
することができる。
【0008】請求項3に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、値下情報を乗物に搭載されている乗物側装
置の表示器に表示することにより報知するようになるの
で、不特定多数の公衆、乗務員および乗客は、乗物側装
置の表示器に表示されている値下情報を見ることによ
り、搭乗料金が通常よりも値下がるように変更された旨
を認識することができる。
【0009】すなわち、乗物が例えばタクシーであれ
ば、値下情報をタクシーに搭載されているタクシー側装
置の車室内表示器や車室外表示器に表示することにより
報知するようになるので、不特定多数の公衆、乗務員お
よび乗客は、その車室内表示器や車室外表示器に表示さ
れている値下情報を見ることにより、乗車料金が通常よ
りも値下がるように変更された旨を認識することができ
る。この場合、特定の文字を表示器に表示することによ
り、値下情報を表示しても良いし、表示する色を変更す
ることにより、値下情報を表示しても良い。特に、表示
する色を変更する構成は、夜間などで有効である。
【0010】請求項4に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、値下情報をこれから搭乗しようとする乗客
が乗物への搭乗を待機するための待機場所に設置されて
いる待機場所側装置の表示器に表示することにより報知
するようになるので、不特定多数の公衆、乗務員および
乗客は、待機場所側装置の表示器に表示されている値下
情報を見ることにより、搭乗料金が通常よりも値下がる
ように変更された旨を認識することができる。
【0011】すなわち、乗物が例えばタクシーであれ
ば、値下情報をこれから乗車しようとする乗客がタクシ
ーへの乗車を待機するための待機場所 (タクシー乗
場)に設置されている待機場所側装置の表示器に表示す
ることにより報知するようになるので、不特定多数の公
衆、乗務員および乗客は、待機場所側装置の表示器に表
示されている値下情報を見ることにより、乗車料金が通
常よりも値下がるように変更された旨を認識することが
できる。
【0012】請求項5に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、値下情報をインターネット上のウェブサイ
ト(ホームページ、ウェブページ)に公開することによ
り報知するようになるので、不特定多数の公衆、乗務員
および乗客は、ウェブサイトを閲覧することが可能な機
器(例えば携帯電話機、携帯情報端末或いは宅内やオフ
ィスなどに設置されているコンピュータ端末など)を操
作し、インターネット上に公開されたウェブサイトを閲
覧することにより、搭乗料金が通常よりも値下がるよう
に変更された旨を認識することができる。
【0013】請求項6に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、管理センターに設置されている管理センタ
ー側装置にて、搭乗料金を通常よりも値下がるように変
更し、管理センター側装置と乗物側装置や待機場所側装
置との間で広域無線設備を利用した広域無線通信やイン
ターネットを利用したインターネット通信を行うことに
より、値下情報を報知するようになるので、上記したサ
ービスを、広域無線通信やインターネット通信が普及し
ている広い範囲で実施することができる。また、これら
広域無線通信やインターネット通信では、設備やソフト
ウェア開発環境の汎用性が高く、既存の設備やソフトウ
ェア開発環境を流用することができるので、設備投資を
抑えることができる。
【0014】請求項7に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、管理センター側装置と乗物側装置との間や
待機場所側装置と乗物側装置との間でDSRCなどの狭
域無線通信を行うことにより、値下情報を報知するよう
になるので、乗物が管理センターで待機しているとき
や、乗物が管理センターの前を走行しているときには、
管理センター側装置と乗物側装置との間で狭域無線通信
を行うことにより、値下情報を乗物側装置の表示器に表
示することができ、また、乗物が待機場所で待機してい
るときや、乗物が待機場所の前を走行しているときに
は、待機場所側装置と乗物側装置との間で狭域無線通信
を行うことにより、値下情報を乗物側装置の表示器に表
示することができ、これらの様々な機会で値下情報を報
知することができる。
【0015】請求項8に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、これから搭乗しようとする乗客に、搭乗料
金が通常よりも値下がるように変更された旨を証明する
べく証明情報を発行するようになるので、これから搭乗
しようとする乗客は、発行された証明情報を持って搭乗
すれば、仮に搭乗料金が通常よりも値下がるように変更
された旨を乗務員が認識していなくとも、その発行され
た証明情報を提示することにより、乗務員との間の搭乗
料金の認識の違いを解消することができ、搭乗料金の認
識の違いによりトラブルが生じることを未然に回避する
ことができる。
【0016】請求項9に記載した乗物の搭乗料金変更方
法によれば、これから搭乗しようとする乗客に発行され
た証明情報が認証され、その認証結果が正であることを
条件として、その通常よりも値下がるように変更された
搭乗料金にしたがって値下運行を実施するようになるの
で、業者および乗務員は、これから搭乗しようとする乗
客が不正な証明情報を用意したとしても、不正な証明情
報が用意されたことにより損失が生じることを未然に回
避することができる。
【0017】請求項10に記載した乗物の搭乗料金変更
方法によれば、値下情報に、割引率、値下幅或いは搭乗
料金などをも含めて報知するようになるので、不特定多
数の公衆、乗務員および乗客は、搭乗料金が通常よりも
値下がるように変更された旨のみでなく、割引率、値下
幅或いは搭乗料金などをも認識することができる。この
場合、搭乗料金は、例えば搭乗地から目的地までの距離
に応じて算出される固定料金などであれば良い。
【0018】請求項11に記載した乗物の搭乗料金変更
方法によれば、乗客を待機している待機台数に応じて搭
乗料金を通常よりも値下がるように変更するようになる
ので、待機台数が多い場合には、値下げの度合いが大き
くなるように搭乗料金を通常よりも値下がるように変更
し、その旨を待機台数が多い待機場所で待機している乗
物に搭載されている乗物側装置の表示器に表示したり、
待機台数が多い待機場所に設置されている待機場所側装
置の表示器に表示することにより、より効率良く営業す
ることができる。
【0019】請求項12に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、動態情報取得手段は、乗物の動態情
報を取得し、搭乗率計算手段は、動態情報取得手段によ
り取得された乗物の動態情報に基づいて乗物の搭乗率を
計算し、搭乗料金変更手段は、搭乗率計算手段により計
算された乗物の搭乗率が基準搭乗率未満になると、搭乗
料金を通常よりも値下がるように変更し、そして、報知
手段は、搭乗料金変更手段により搭乗料金が通常よりも
値下がるように変更された旨を表す値下情報を搭乗して
いない不特定多数の公衆に報知するように構成した。
【0020】したがって、上記した請求項1に記載した
ものと同様にして、業者および乗務員から見れば、搭乗
料金を通常よりも値下がるように変更した旨を搭乗して
いない不特定多数の公衆に報知したことにより、不特定
多数の公衆が乗物へ搭乗しようとする意欲を高めること
ができ、その結果、乗物へ搭乗しようとする乗客の数が
増大することを期待することができ、そして、乗物へ搭
乗しようとする乗客の数が増大すると(集客すると)、
乗客を待機している待機時間が少なくなるので、効率良
く営業することができる。また、乗客から見れば、通常
よりも値下がった搭乗料金を支払えば良いので、その分
が還元され、利益を得ることができる。
【0021】請求項13に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、報知手段は、値下情報を乗務員や乗
客にも報知するように構成したので、上記した請求項2
に記載したものと同様にして、搭乗していない不特定多
数の公衆のみでなく、乗務員も、搭乗料金が通常よりも
値下がるように変更された旨を認識することができ、ま
た、既に搭乗している乗客も、搭乗している途中で、搭
乗料金が通常よりも値下がるように変更された旨を認識
することができる。
【0022】請求項14に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、報知手段は、乗物に搭載されている
乗物側装置の表示器から構成したので、上記した請求項
3に記載したものと同様にして、不特定多数の公衆、乗
務員および乗客は、乗物側装置の表示器に表示されてい
る値下情報を見ることにより、搭乗料金が通常よりも値
下がるように変更された旨を認識することができる。
【0023】請求項15に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、報知手段は、これから搭乗しようと
する乗客が乗物への搭乗を待機するための待機場所に設
置されている待機場所側装置の表示器から構成したの
で、上記した請求項4に記載したものと同様にして、不
特定多数の公衆、乗務員および乗客は、待機場所側装置
の表示器に表示されている値下情報を見ることにより、
搭乗料金が通常よりも値下がるように変更された旨を認
識することができる。
【0024】請求項16に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、報知手段は、インターネット上に公
開されるウェブサイトであるので、上記した請求項5に
記載したものと同様にして、不特定多数の公衆、乗務員
および乗客は、ウェブサイトを閲覧することが可能な機
器を操作し、インターネット上に公開されたウェブサイ
トを閲覧することにより、搭乗料金が通常よりも値下が
るように変更された旨を認識することができる。
【0025】請求項17に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、搭乗料金変更手段は、管理センター
に設置されている管理センター側装置に設けられてお
り、報知手段は、管理センター側装置と乗物側装置や待
機場所側装置との間で広域無線設備を利用した広域無線
通信やインターネットを利用したインターネット通信を
行うことにより、値下情報を報知するように構成したの
で、上記した請求項6に記載したものと同様にして、上
記したサービスを、広域無線通信やインターネット通信
が普及している広い範囲で実施することができる。
【0026】請求項18に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、管理センター側装置と乗物側装置と
の間や待機場所側装置と乗物側装置との間でDSRCな
どの狭域無線通信を行うことにより、値下情報を報知す
るように構成したので、上記した請求項7に記載したも
のと同様にして、乗物が管理センターで待機していると
きや、乗物が管理センターの前を走行しているときに
は、管理センター側装置と乗物側装置との間で狭域無線
通信を行うことにより、値下情報を乗物側装置の表示器
に表示することができ、また、乗物が待機場所で待機し
ているときや、乗物が待機場所の前を走行しているとき
には、待機場所側装置と乗物側装置との間で狭域無線通
信を行うことにより、値下情報を乗物側装置の表示器に
表示することができ、これらの様々な機会で値下情報を
報知することができる。
【0027】請求項19に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、証明情報記録手段は、搭乗料金が通
常よりも値下がるように変更された旨を証明情報として
記録するように構成したので、これから搭乗しようとす
る乗客は、証明情報が記録されている証明情報記録手段
を持って搭乗すれば、仮に搭乗料金が通常よりも値下が
るように変更された旨を乗務員が認識していなくとも、
証明情報記録手段に記録されている証明情報を提示する
ことにより、上記した請求項8に記載したものと同様に
して、乗務員との間の搭乗料金の認識の違いを解消する
ことができ、搭乗料金の認識の違いによりトラブルが生
じることを未然に回避することができる。
【0028】請求項20に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、証明情報認証手段は、証明情報記録
手段に記録されている証明情報を認証するように構成し
たので、上記した請求項9に記載したものと同様にし
て、業者および乗務員は、これから搭乗しようとする乗
客が不正な証明情報を用意したとしても、不正な証明情
報が用意されたことにより損失が生じることを未然に回
避することができる。
【0029】請求項21に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、報知手段は、値下情報に、割引率、
値下幅或いは搭乗料金などをも含めて報知するように構
成したので、上記した請求項10に記載したものと同様
にして、不特定多数の公衆、乗務員および乗客は、搭乗
料金が通常よりも値下がるように変更された旨のみでな
く、割引率、値下幅或いは搭乗料金などをも認識するこ
とができる。
【0030】請求項22に記載した乗物の搭乗料金変更
システムによれば、待機台数識別手段は、乗客を待機し
ている待機台数を識別し、搭乗料金変更手段は、待機台
数識別手段により識別された待機台数に応じて搭乗料金
を通常よりも値下がるように変更するように構成したの
で、上記した請求項11に記載したものと同様にして、
待機台数が多い場合には、値下げの度合いが大きくなる
ように搭乗料金を通常よりも値下がるように変更し、そ
の旨を待機台数が多い待機場所で待機している乗物に搭
載されている乗物側装置の表示器に表示したり、待機台
数が多い待機場所に設置されている待機場所側装置の表
示器に表示することにより、より効率良く営業すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明をタクシー業に適用
した一実施例について、図面を参照して説明する。ま
ず、図2は、システムの全体の構成を概略的に示してい
る。管理センター1には、管理センター側装置2、狭域
無線制御装置3および路側アンテナ4が設置されてい
る。管理センター側装置2は、詳しくは後述するよう
に、タクシー5(本発明でいう乗物)の乗車率(本発明
でいう搭乗率)を計算し、タクシー5の割引運行(本発
明でいう値下運行)を実施するか否かを決定する。
【0032】狭域無線制御装置3は、例えばDSRC
(Dedicated Short Range Communication )に準拠した
狭域無線通信にしたがって、路側アンテナ4により所定
の狭域無線通信エリア(図2中二点鎖線Pにて示すエリ
ア)を形成し、その形成されている所定の狭域無線通信
エリア内でタクシー5が待機している場合や、その形成
されている所定の狭域無線通信エリア内をタクシー5が
走行している場合には、そのタクシー5に搭載されてい
るタクシー側装置6(本発明でいう乗物側装置、図3参
照)との間で狭域無線通信を行う。尚、ここでいう狭域
無線通信は、DSRCに準拠した狭域無線通信に限ら
ず、IEEE(Institute of Electrical and Electron
ic Engineers)802.11bに準拠した無線LAN
(Local Area Network)であっても良く、また、Blueto
oth 通信(Bluetooth は登録商標)或いは赤外線通信な
どであっても良い。
【0033】また、管理センター側装置2は、インター
ネットサービスプロバイダ(ISP(Internet Service
s Provider))7を通じてインターネット8に接続され
ている。
【0034】待機場所9は、例えば駅前や施設などのこ
れから乗車しようとする乗客がタクシー5への乗車を待
機するための場所で、待機場所9には、待機場所側装置
10、狭域無線制御装置11および路側アンテナ12が
設置されている。待機場所側装置10は、詳しくは後述
するように、上記した管理センター側装置2にてタクシ
ーの割引運行を実施することが決定されたときには、そ
の旨を表示する。
【0035】狭域無線制御装置11は、上記した管理セ
ンター1に設置されている狭域無線制御装置3と同様に
して、例えばDSRCに準拠した狭域無線通信にしたが
って、路側アンテナ12により所定の狭域無線通信エリ
ア(図2中二点鎖線Qにて示すエリア)を形成し、その
形成されている所定の狭域無線通信エリア内でタクシー
5が待機している場合や、その形成されている所定の狭
域無線通信エリア内をタクシー5が走行している場合に
は、そのタクシー5に搭載されているタクシー側装置6
との間で狭域無線通信を行う。尚、ここでいう狭域無線
通信も、DSRCに準拠した狭域無線通信に限らず、I
EEE802.11bに準拠した無線LANであっても
良く、また、Bluetooth 通信或いは赤外線通信などであ
っても良い。
【0036】また、待機場所側装置10も、インターネ
ットサービスプロバイダ13を通じてインターネット8
に接続されている。
【0037】広域無線設備14は、例えば携帯電話サー
ビス事業者が提供する携帯電話網(基地局や基地局制御
装置なども含む)などから構成されるもので、所定の広
域無線通信エリア(図2中二点鎖線Rにて示すエリア)
を形成し、その形成されている所定の広域無線通信エリ
ア内でタクシー5が待機している場合や、その形成され
ている所定の広域無線通信エリア内をタクシー5が走行
している場合に、そのタクシー5に搭載されているタク
シー側装置6との間で広域無線通信を行う。尚、ここで
いう広域無線通信は、携帯電話サービス事業者が提供す
る携帯電話網を利用した携帯電話通信に限らず、簡易型
携帯電話(Personal Handyphone System)網を利用した
簡易型携帯電話通信或いは業務用無線通信などであって
も良い。
【0038】また、広域無線設備14も、インターネッ
トサービスプロバイダ15を通じてインターネット8に
接続されている。
【0039】さて、このような構成では、管理センター
側装置2は、管理センター1に設置されている狭域無線
制御装置3を利用した狭域無線通信を行うことにより、
管理センター1で待機しているタクシー5に搭載されて
いるタクシー側装置6や、管理センター1の前を走行し
ているタクシー5に搭載されているタクシー側装置6と
の間で、詳しくは後述する動態情報や割引情報を送受信
することが可能となる。
【0040】また、管理センター側装置2は、待機場所
側装置10との間で広域無線設備14を利用した広域無
線通信やインターネット8を利用したインターネット通
信を行うと共に、待機場所9に設置されている狭域無線
制御装置11を利用した狭域無線通信を行うことによ
り、待機場所9で待機しているタクシー5に搭載されて
いるタクシー側装置6や、待機場所9の前を走行してい
るタクシー5に搭載されているタクシー側装置6との間
で動態情報や割引情報を送受信することが可能となる。
【0041】さらに、管理センター側装置2は、広域無
線設備14を利用した広域無線通信やインターネット8
を利用したインターネット通信を行うことにより、広域
無線設備14のサービス圏内やインターネット8にアク
セス可能な圏内で待機しているタクシー5に搭載されて
いるタクシー側装置6や、広域無線設備14のサービス
圏内やインターネット8にアクセス可能な圏内を走行し
ているタクシー5に搭載されているタクシー側装置6と
の間で動態情報や割引情報を送受信することが可能とな
る。
【0042】図3は、タクシー5に搭載されているタク
シー側装置6の構成を概略的に示している。タクシー側
装置6は、制御端末16、現在位置検出機17、狭域無
線通信機18、広域無線通信機19、タクシーメータ2
0、タコグラフ21、車室内表示器22(本発明でいう
乗物側装置の表示器)、車室外表示器23(本発明でい
う乗物側装置の表示器)、プリンタ24、ディスプレイ
25、操作スイッチ26、カードリーダ27および車内
外部インタフェース(IF)28を備えて構成されてい
る。
【0043】制御端末16(本発明でいう証明情報認証
手段)は、各機器の動作全般を制御すると共に、詳しく
は後述するように、ICカード29(本発明でいう証明
情報記録手段)に記録されている証明情報を認証する。
現在位置検出機17は、GPS(Global Positioning S
ystem )衛星から受信されたGPS電波を復調してパラ
メータを演算し、タクシー5の現在位置を検出する。狭
域無線通信機18は、上記した管理センター1に設置さ
れている狭域無線制御装置3や待機場所9に設置されて
いる狭域無線制御装置11との間で狭域無線通信を行
う。広域無線通信機19は、上記した広域無線設備14
との間で広域無線通信を行う。タクシーメータ20は、
乗車料金や走行距離などの業務に関する必要な数値を計
算する。タコグラフ21は、車速や時刻などを記録す
る。
【0044】車室内表示器22は、一般的には車室内の
ダッシュボード上に車室外から視認可能となる位置に設
置されており、乗客が乗車していないが乗客が乗車不可
能であるときには「回送」を表示し、また、乗客が乗車
可能であるときには「空走」を表示し、また、乗客を迎
える状況にあるときには「迎走」を表示し、さらに、乗
客が乗車しているときには「賃走」を表示する。これに
加えて、車室内表示器22は、例えば夜間などで乗車料
金を割増した運行、つまり、割増運行を実施してしてい
るときには「割増」をも表示し、また、本発明が特徴と
する乗車料金を割引した運行、つまり、割引運行を実施
しているときには「割引」をも表示し、さらに、乗車料
金を固定した運行、つまり、固定運行を実施していると
きには「固定」をも表示する。尚、車室内表示器22
は、運転手が操作スイッチ26を操作したことに応じ
て、管理センター2から指示信号が受信されたことに応
じて、または、時間管理機能を利用することにより、こ
れらの表示を切替える。
【0045】車室外表示器23は、一般的には車室外の
屋根上に設置されており、上記した室内表示器22と同
様にして、例えば夜間などで乗車料金を割増した割増運
行を実施しているときには「割増」を表示し、また、本
発明が特徴とする乗車料金を割引した割引運行を実施し
ているときには「割引」を表示し、さらに、乗車料金を
固定した固定運行を実施しているときには「固定」を表
示する。尚、車室外表示器23も、運転手が操作スイッ
チ26を操作したことに応じて、管理センター2から指
示信号が受信されたことに応じて、または、時間管理機
能を利用することにより、これらの表示を切替える。
【0046】プリンタ24は、例えば乗客の要望に応じ
て乗車料金を証明する領収書などを発行する。ディスプ
レイ25は、運転手や乗客が視認可能となる位置に配設
されているもので、上記したタクシーメータ20により
計算された乗車料金などを表示する。操作スイッチ26
は、運転手が車室内表示器22における「回送」、「空
走」、「迎走」および「賃走」の表示や、「割増」、
「割引」および「固定」の表示を切替えるために、ま
た、車室外表示器23における「割増」、「割引」およ
び「固定」の表示を切替えるために配設されている。
【0047】カードリーダ27は、詳しくは後述するよ
うに、ICカード29が挿通されると、その挿通された
ICカード29に証明情報が記録されていれば、その記
録されている証明情報を読出し、このとき、制御端末1
6は、上記したように、ICカード29から読出された
証明情報を認証する。
【0048】図4は、上記した管理センター側装置2の
構成を概略的に示している。管理センター側装置2は、
周知の汎用コンピュータ端末から構成されており、制御
部30(本発明でいう動態情報取得手段、搭乗率計算手
段、搭乗料金変更手段、待機台数識別手段)に、広域無
線モジュール31、LAN32、入力機器としてのキー
ボード33とマウス34、出力機器としてのCRT(Ca
thode Ray Tube)35とプリンタ36および電波時計3
7が接続されて構成されている。
【0049】制御部30は、各部の動作全般を制御す
る。広域無線モジュール31は、上記した広域無線設備
14との間で広域無線通信を行う。LAN32は、イン
ターネット8との間の通信制御を行う。キーボード33
やマウス34は、入力操作が行われると、その行われた
入力操作に対応する操作信号を制御部30に出力し、制
御部30は、キーボード32やマウス33から操作信号
を入力すると、その入力された操作信号に応じた処理を
行う。CRT35やプリンタ36は、制御部30にて行
われた処理結果を出力する。電波時計37は、時刻情報
が含まれている標準電波を受信し、その受信された時刻
情報に基づいて管理センター側装置2の内部時刻を修正
する。尚、管理センター側装置2は、電波時計37によ
り修正された内部時刻をタクシー5に搭載されている時
計(図示せず)に送信することにより、時刻管理するこ
とも可能である。
【0050】図5は、上記した待機場所側装置10の構
成を概略的に示している。待機場所側装置10は、制御
部38に、広域無線モジュール39、LAN40、大型
の表示領域を有する表示器41(本発明でいう待機場所
側装置の表示器)、ボタンスイッチ42、スピーカ43
および電波時計44が接続されて構成されている。
【0051】制御部38は、各部の動作全般を制御す
る。広域無線モジュール39は、上記した広域無線設備
14との間で広域無線通信を行う。LAN40は、イン
ターネット8との間の通信制御を行う。表示器41は、
管理センター側装置2にてタクシー5の割引運行を実施
することが決定されたときには、その旨を表示する。ボ
タンスイッチ42は、例えば待機場所9でタクシー5へ
の乗車を待機している乗客が求車するときに操作するた
めに配設されている。スピーカ43は、音声案内用に配
設されている。電波時計44は、上記した管理センター
側装置2に配設されている電波時計37と同様にして、
時刻情報が含まれている標準電波を受信し、その受信さ
れた時刻情報に基づいて待機場所側装置10の内部時刻
を修正する。
【0052】次に、上記した構成の作用について、図
1、図6ないし図19も参照して説明する。まず、タク
シー側装置6は、タクシー5が「回送」、「空走」、
「迎走」または「賃走」のいずれにあるかを表す動態情
報を、タクシー5を識別するためにタクシー5毎に固有
に付与されているタクシーIDと共に、管理センター側
装置2に送信する(図1中、ステップS101)。尚、
このとき、タクシー側装置6は、必要に応じて、現在位
置検出機17により検出されたタクシー5の現在位置を
表す現在位置情報をも管理センター側装置2に送信す
る。
【0053】ここで、タクシー側装置6が動態情報を管
理センター側装置2に送信する態様としては、 (1)タクシー側装置6が動態情報を直接的に管理セン
ター側装置2に送信する態様 (2)タクシー側装置6が動態情報を待機場所側端末1
0に送信し、待機場所側端末10が動態情報を広域無線
設備14やインターネット8を経由して管理センター側
装置2に送信する態様 (3)タクシー側装置6が動態情報を広域無線設備14
やインターネット8を経由して管理センター側装置2に
送信する態様 などがある。以下、それぞれの態様について順次説明す
る。
【0054】(1)タクシー側装置6が動態情報を直接
的に管理センター側装置2に送信する態様 この態様は、タクシー5が管理センター1で待機してい
る場合や、タクシー5が管理センター1の前を走行して
いる場合に該当する。図6は、タクシー側装置6と管理
センター側装置2との間の手順を概略的に示している。
【0055】タクシー側装置6は、管理センター1に設
置されている狭域無線制御装置3の路側アンテナ4によ
り形成されている狭域無線通信エリア内に進入すると
(ステップS201)、タクシーIDを管理センター側
装置2に送信する(A201)。管理センター側装置2
は、タクシー側装置6からタクシーIDが受信される
と、車両の認証を要求すべく車両認証要求信号をタクシ
ー側装置6に送信する(A202)。
【0056】次いで、タクシー側装置6は、管理センタ
ー側装置2から車両認証要求信号が受信されると、車両
の認証の要求に対して応答すべく車両認証応答信号を管
理センター側装置2に送信する(A203)。管理セン
ター側装置2は、タクシー側装置6から車両認証応答信
号が受信されると、その受信された車両認証応答信号に
基づいて車両を認証する(ステップS211)。そし
て、管理センター側装置2は、車両を認証した結果が正
であると、車両認証確認信号をタクシー側装置6に送信
する(A204)。
【0057】次いで、タクシー側装置6は、管理センタ
ー側装置2から車両認証確認信号が受信されると、タク
シー5が「回送」、「空走」、「迎走」または「賃走」
のいずれにあるかを表す動態情報を含めた動態情報信号
を管理センター側装置2に送信する(A205)。そし
て、管理センター側装置2は、タクシー側装置6から動
態情報信号が受信されると、その受信された動態情報信
号に含まれている動態情報を解析する(ステップS21
2)。
【0058】このようにして、管理センター側装置2
は、タクシー5が管理センター1で待機していたり、タ
クシー5が管理センター1の前を走行していると、狭域
無線制御装置3とタクシー側装置6との間で狭域無線通
信を行うことにより、そのタクシー5から動態情報を受
信することができ、そのタクシー5が「回送」、「空
走」、「迎走」または「賃走」のいずれにあるかを識別
することが可能となる。
【0059】(2)タクシー側装置6が動態情報を待機
場所側端末10に送信し、待機場所側端末10が動態情
報を広域無線設備14やインターネット8を経由して管
理センター側装置2に送信する態様 この態様は、タクシー5が待機場所9で待機している場
合や、タクシー5が待機場所9の前を走行している場合
に該当する。図7は、タクシー側装置6と待機場所側装
置10との間の手順を概略的に示している。
【0060】タクシー側装置6は、待機場所9に設置さ
れている狭域無線制御端末11の路側アンテナ12によ
り形成されている狭域無線通信エリア内に進入すると
(ステップS301)、タクシーIDを待機場所側装置
10に送信する(A301)。待機場所側装置10は、
タクシー側装置6からタクシーIDが受信されると、車
両の認証を要求すべく車両認証要求信号をタクシー側装
置6に送信する(A302)。
【0061】次いで、タクシー側装置6は、待機場所側
装置10から車両認証要求信号が受信されると、車両の
認証の要求に対して応答すべく車両認証応答信号を待機
場所側装置10に送信すると共に(A303)、装置の
認証を要求すべく装置認証要求信号を待機場所側装置1
0に送信する(A304)。待機場所側装置10は、タ
クシー側装置6から車両認証応答信号が受信されると共
に、装置認証要求信号が受信されると、装置の認証の要
求に対して応答すべく装置認証応答信号をタクシー側装
置6に送信し(A305)、その受信された車両認証応
答信号に基づいて車両を認証する(ステップS31
1)。また、タクシー側装置6は、待機場所側装置10
から装置認証応答信号が受信されると、その受信された
装置認証応答信号に基づいて装置を認証する(ステップ
S302)。
【0062】次いで、待機場所側装置10は、車両を認
証した結果が正であると、車両認証確認信号をタクシー
側装置6に送信する(A306)。また、タクシー側装
置6は、装置を認証した結果が正であると、装置認証確
認信号をタクシー側装置6に送信する(A307)。そ
して、タクシー側装置6は、タクシー5が「回送」、
「空走」、「迎走」または「賃走」のいずれにあるかを
表す動態情報を含めた動態情報信号を待機場所側装置1
0に送信する(A308)。
【0063】これ以降、待機場所側装置10は、タクシ
ー側装置6から動態情報信号が受信されると、その受信
された動態情報信号を広域無線設備14やインターネッ
ト8を経由して管理センター側装置2に送信する(ステ
ップS312)。そして、管理センター側装置2は、待
機場所側装置10から動態情報信号が広域無線設備14
やインターネット8を経由して受信されると、その受信
された動態情報に含まれている動態情報を解析する。
【0064】このようにして、管理センター側装置2
は、タクシー5が待機場所9で待機していたり、タクシ
ー5が待機場所9の前を走行していると、狭域無線制御
装置11とタクシー側装置6との間で狭域無線通信を行
うと共に、待機場所側端末10との間で広域無線通信や
インターネット通信を行うことにより、そのタクシー5
から動態情報を受信することができ、そのタクシー5が
「回送」、「空走」、「迎走」または「賃走」のいずれ
にあるかを識別することが可能となる。尚、待機場所側
装置10が車両を認証する構成に限らず、管理センター
側装置2が車両を認証する構成であっても良い。
【0065】(3)タクシー側装置6が動態情報を広域
無線設備14やインターネット8を経由して管理センタ
ー側装置2に送信する態様 この態様は、タクシー5が広域無線設備14のサービス
圏内やインターネット8にアクセス可能な圏内で待機し
ている場合や、タクシー5が広域無線設備14のサービ
ス圏内やインターネット8にアクセス可能な圏内を走行
している場合に該当する。
【0066】この場合は、タクシー側装置6は、管理セ
ンター側装置2との間で広域無線通信やインターネット
通信を行うべく通信リンクを確立する。タクシー側装置
6は、通信リンクを確立した後に、タクシー5が「回
送」、「空走」、「迎走」または「賃走」のいずれにあ
るかを表す動態情報を含めた動態情報信号を広域無線設
備14やインターネット8を経由して管理センター側装
置2に送信する。そして、管理センター側装置2は、タ
クシー側装置6から動態情報信号が広域無線設備14や
インターネット8を経由して受信されると、その受信さ
れた動態情報に含まれている動態情報を解析する。
【0067】このようにして、管理センター側装置2
は、タクシー5が広域無線設備14のサービス圏内やイ
ンターネット8にアクセス可能な圏内で待機していた
り、タクシー5が広域無線設備14のサービス圏内やイ
ンターネット8にアクセス可能な圏内を走行している
と、タクシー側装置6との間で広域無線通信やインター
ネット通信を行うことにより、そのタクシー5から動態
情報を受信することができ、そのタクシー5が「回
送」、「空走」、「迎走」または「賃走」のいずれにあ
るかを識別することが可能となる。尚、インターネット
通信では、セキュリティを確保をするために、SSL
(Secure Socket Layer )やHTTPS(Hyper TextTr
ansfer Protocol Security )を利用するのが望まし
い。
【0068】以上のようにして、管理センター側装置2
は、タクシー側装置6と管理センター側装置2や待機場
所側装置10との間で狭域無線通信を行うことにより、
また、広域無線設備14を利用した広域無線通信やイン
ターネット8を利用したインターネット通信を行うこと
により、タクシー5が「回送」、「空走」、「迎走」ま
たは「賃走」のいずれにあるかを識別することが可能と
なる。
【0069】ところで、管理センター側装置2は、タク
シー5が狭域無線通信を行えない場所で待機していた
り、タクシー5が狭域無線通信を行えない場所を走行し
ていたとしても、広域無線設備14を利用した広域無線
通信やインターネット8を利用したインターネット通信
を行える場所で待機していたり、広域無線設備14を利
用した広域無線通信やインターネット8を利用したイン
ターネット通信を行える場所を走行していれば、広域無
線通信やインターネット通信を行うことにより、タクシ
ー側装置6から動態情報を受信することが可能となる。
【0070】また、狭域無線制御装置3,11および路
側アンテナ4,12が、管理センター1や待機場所9の
みならず、例えばタクシー5の交通量が多い交差点など
に設置されていれば、タクシー5が当該交差点で待機し
ていたり、タクシー5が当該交差点を走行しているとき
にも、そのタクシー5が「回送」、「空走」、「迎走」
または「賃走」のいずれにあるかを識別することが可能
となる。
【0071】さて、管理センター側装置2は、以上のよ
うにしてタクシー側装置6から動態情報が受信されると
(図1中、ステップS111)、その受信された動態情
報に基づいて乗車率を計算する(図1中、ステップS1
12)。
【0072】ここで、乗車率は、例えば、 「乗車率」=「利益を生じ得る台数」/「営業を目的と
して出庫している台数」×100(%) の計算式にしたがって計算されるものである。ここで、
「利益を生じ得る台数」とは、動態情報が「迎走」また
は「賃走」のいずれかにあるタクシー5の台数であり、
また、「営業を目的として出庫している台数」とは、動
態情報が「回送」、「空走」、「迎走」または「賃走」
のいずれかにあるタクシー5の台数である。
【0073】具体的な数値を用いて説明すると、例え
ば、動態情報が「回走」にあるタクシー5が「10」台
であり、動態情報が「空走」にあるタクシー5が「2
0」台であり、動態情報が「迎走」にあるタクシー5が
「5」台であり動態情報が「賃走」にあるタクシー5が
「15」台であると仮定すると、 「乗車率」=(5+15)/(10+20+5+15)
×100(%)=40(%) と計算される、尚、乗車率は、上記した計算式とは別の
計算式により計算されるものであっても良い。
【0074】次いで、管理センター側装置2は、このよ
うにして計算された乗車率と、基準乗車率とを比較する
ことにより、乗車料金を割引した割引運行を実施するか
否かを判定する(図1中、ステップS113)。ここ
で、基準乗車率とは、1日を通じて固定であっも良い
し、1日のうちで時間帯に応じて変動するものであって
も良い。また、1月を通じて固定であっも良いし、1月
のうちで日に応じて変動するものであっても良い。さら
に、1年を通じて固定であっも良いし、1年のうちで月
に応じて変動するものであっても良い。また、基準乗車
率は、メンテナンス費、燃料費および人件費などの間接
費が加味されて決定されるものであっても良い。
【0075】さて、管理センター側装置2は、乗車率が
基準乗車率未満になると、乗車料金を割引した割引運行
を実施する旨を決定する(図1中、ステップS113に
て「YES」)。この場合、管理センター側装置2は、
乗車率が基準乗車率未満になった時間が所定時間にわた
って継続した場合にのみ割引運行を実施する旨を決定す
るようにしても良い。また、管理センター側装置2は、
割引運行を実施する旨を決定した後には、その直後に乗
車率が基準乗車率以上となっても、所定時間が経過する
までは、割引運行を継続して実施するようにしても良
い。さらに、管理センター側装置2は、通常運行(乗車
料金を割引しない運行)から割引運行に切替えるための
判断基準となる基準乗車率と、割引運行から通常運行に
切替えるための判断基準となる基準乗車率とを変更して
も良い。これは、乗車率が基準乗車率の前後で推移して
いると、短時間に通常運行と割引運行とを頻繁に切替え
ることになり、それが要因となって混乱が生じるのを回
避するためである。
【0076】そして、管理センター側装置2は、その乗
車料金を割引した旨を表す割引情報を報知する。尚、管
理センター側装置2は、乗車料金を割引した旨と同時
に、例えば乗車率に基づいて割引率を計算し、その計算
された割引率をも報知しても良い。また、あらかじめ一
律の割引率を決定しておき、その一律の割引率をも報知
しても良い。
【0077】ここで、管理センター側装置2が割引情報
を報知する態様としては、 (4)管理センター側装置2が割引情報をタクシー側装
置6に送信し、割引情報をタクシー側装置6の車室内表
示器22や車室外表示器23に表示することにより、割
引情報を報知する態様(図1中、ステップS114) (5)管理センター側装置2が割引情報を待機場所側装
置10に送信し、割引情報を待機場所側装置10の表示
器41に表示することにより、割引情報を報知する態様
(図1中、ステップS115) (6)管理センター側装置2が割引情報をインターネッ
ト8上のウェブサイトに公開することにより、割引情報
を報知する態様(図1中、ステップS116) などがある。以下、それぞれの態様について順次説明す
る。
【0078】(4)管理センター側装置2が割引情報を
タクシー側装置6に送信し、割引情報をタクシー側装置
6の車室内表示器22や車室外表示器23に表示するこ
とにより、割引情報を報知する態様 この態様としては、 (4−1)管理センター側装置2が割引情報を直接的に
タクシー側装置6に送信し、割引情報をタクシー側装置
6の車室内表示器22や車室外表示器23に表示する態
様 (4−2)管理センター側装置2が割引情報を広域無線
設備14やインターネット8を経由して待機場所側端末
10に送信し、待機場所側端末10が割引情報をタクシ
ー側装置6に送信し、割引情報をタクシー側装置6の車
室内表示器22や車室外表示器23に表示する態様 (4−3)管理センター側装置2が割引情報を広域無線
設備14やインターネッと8を経由してタクシー側装置
6に送信し、割引情報をタクシー側装置6の車室内表示
器22や車室外表示器23に表示する態様 などがある。以下、それぞれの態様について順次説明す
る。
【0079】(4−1)管理センター側装置2が割引情
報を直接的にタクシー側装置6に送信し、割引情報をタ
クシー側装置6の車室内表示器22や車室外表示器23
に表示する態様 この態様は、タクシー5が管理センター1で待機してい
る場合や、タクシー5が管理センター1の前を走行して
いる場合に該当する。図8は、タクシー側装置6と管理
センター側装置2との間の手順を概略的に示している。
この場合は、先に説明した(1)タクシー側装置6が動
態情報を直接的に管理センター側装置2に送信する態様
と同様の手順を途中まで行う。
【0080】すなわち、タクシー側装置6は、管理セン
ター1に設置されている狭域無線制御装置3の路側アン
テナ4により形成されている狭域無線通信エリア内に進
入すると(ステップS401)、タクシーIDを管理セ
ンター側装置2に送信する(A401)。管理センター
側装置2は、タクシー側装置6からタクシーIDが受信
されると、車両の認証を要求すべく車両認証要求信号を
タクシー側装置6に送信する(A402)。
【0081】次いで、タクシー側装置6は、管理センタ
ー側装置2から車両認証要求信号が受信されると、車両
の認証の要求に対して応答すべく車両認証応答信号を管
理センター側装置2に送信する(A403)。管理セン
ター側装置2は、タクシー側装置6から車両認証応答信
号が受信されると、その受信された車両認証応答信号に
基づいて車両を認証する(ステップS411)。そし
て、管理センター側装置2は、車両を認証した結果が正
であると、車両認証確認信号をタクシー側装置6に送信
すると共に(A404)、乗車料金を割引した旨を表す
割引情報を含めた割引指示信号をタクシー側装置6に送
信する(A405)。
【0082】タクシー側装置6は、管理センター側装置
2から割引指示信号が受信されると、図10に示すよう
に、車室内表示器22に「割引」を表示したり、車室外
表示器23に「割引」を表示することにより、乗車料金
を割引した旨を報知する(ステップS402、図1中、
ステップS102)。このとき、車室内表示器22およ
び車室外表示器23は、管理センター側装置2から割引
指示信号が受信されたことに応じて「割引」を自動的に
表示しても良いし、上記したように、運転手が操作スイ
ッチ26を操作したことに応じて「割引」を表示しても
良い。
【0083】このようにして、管理センター側装置2
は、タクシー5が管理センター1で待機していたり、タ
クシー5が管理センター1の前を走行していると、狭域
無線制御装置3とタクシー側装置6との間で狭域無線通
信を行うことにより、割引情報をタクシー側装置6に送
信することができ、乗車料金を割引した旨を報知するこ
とができる。
【0084】(4−2)管理センター側装置2が割引情
報を広域無線設備14やインターネット8を経由して待
機場所側端末10に送信し、待機場所側端末10が割引
情報をタクシー側装置6に送信し、割引情報をタクシー
側装置6の車室内表示器22や車室外表示器23に表示
する態様 この態様は、タクシー5が待機場所9で待機している場
合や、タクシー5が待機場所9の前を走行している場合
に該当する。図9は、タクシー側装置6と待機場所側装
置10との間の手順を概略的に示している。この場合、
管理センター側装置2は、待機場所側装置10との間で
広域無線設備14を利用した広域無線通信やインターネ
ット8を利用したインターネット通信を行うことによ
り、乗車料金を割引した旨を表す割引情報を含めた割引
指示信号を待機場所側装置10に送信する。また、この
場合は、先に説明した(2)タクシー側装置6が動態情
報を待機場所側端末10に送信し、待機場所側端末10
が動態情報を広域無線設備14やインターネット8を経
由して管理センター側装置2に送信する態様と同様の手
順を途中まで行う。
【0085】すなわち、タクシー側装置6は、待機場所
9に設置されている狭域無線制御端末11が路側アンテ
ナ12により形成されている狭域無線通信エリア内に進
入すると(ステップS501)、タクシーIDを待機場
所側装置10に送信する(A501)。待機場所側装置
10は、タクシー側装置6からタクシーIDが受信され
ると、車両の認証を要求すべく車両認証要求信号をタク
シー側装置6に送信する(A502)。
【0086】次いで、タクシー側装置6は、待機場所側
装置10から車両認証要求信号が受信されると、車両の
認証の要求に対して応答すべく車両認証応答信号を待機
場所側装置10に送信すると共に(A503)、装置の
認証を要求すべく装置認証要求信号を待機場所側装置1
0に送信する(A504)。待機場所側装置10は、タ
クシー側装置6から車両認証応答信号が受信されると共
に、装置認証要求信号が受信されると、装置の認証の要
求に対して応答すべく装置認証応答信号をタクシー側装
置6に送信し(A505)、その受信された車両認証応
答信号に基づいて車両を認証する(ステップS51
1)。また、タクシー側装置6は、待機場所側装置10
から装置認証応答信号が受信されると、その受信された
装置認証応答信号に基づいて装置を認証する(ステップ
S502)。
【0087】次いで、待機場所側装置10は、車両を認
証した結果が正であると、車両認証確認信号をタクシー
側装置6に送信する(A506)。また、タクシー側装
置6は、装置を認証した結果が正であると、装置認証確
認信号をタクシー側装置6に送信する(A507)。そ
して、待機場所側装置10は、これよりも先に管理セン
ター側装置2から受信された割引指示信号をタクシー側
装置6に送信する(A508)。
【0088】タクシー側装置6は、待機場所側装置10
から割引指示信号が受信されると、この場合も、図10
に示すように、車室内表示器22に「割引」を表示した
り、車室外表示器23に「割引」を表示することによ
り、乗車料金を割引した旨を報知する(ステップS50
3、図1中、ステップS102)。
【0089】このようにして、管理センター側装置2
は、タクシー5が待機場所9で待機していたり、タクシ
ー5が待機場所9の前を走行していると、待機場所側端
末10との間で広域無線通信やインターネット通信を行
うと共に、狭域無線制御装置11とタクシー側装置6と
の間で狭域無線通信を行うことにより、割引情報をタク
シー側装置6に送信することができ、乗車料金を割引し
た旨を報知することができる。尚、この場合も、待機場
所側装置10が車両を認証する構成に限らず、管理セン
ター側装置2が車両を認証する構成であっても良い。
【0090】(4−3)管理センター側装置2が割引情
報を広域無線設備14やインターネット8を経由してタ
クシー側装置6に送信し、割引情報をタクシー側装置6
の車室内表示器22や車室外表示器23に表示する態様 この態様は、タクシー5が広域無線設備14のサービス
圏内やインターネット8にアクセス可能な圏内で待機し
ている場合や、タクシー5が広域無線設備14のサービ
ス圏内やインターネット8にアクセス可能な圏内を走行
している場合に該当する。
【0091】この場合は、管理センター側装置2は、タ
クシー側装置6との間で広域無線通信やインターネット
通信を行うべく通信リンクを確立する。管理センター側
装置2は、通信リンクを確立した後に、乗車料金を割引
した旨を表す割引情報を含めた割引指示信号をタクシー
側装置6に送信する。タクシー側装置6は、管理センタ
ー側装置2から割引指示信号が受信されると、この場合
も、図10に示すように、車室内表示器22に「割引」
表示したり、車室外表示器23に「割引」を表示するこ
とにより、乗車料金を割引した旨を報知する(図1中、
ステップS102)。
【0092】このようにして、管理センター側装置2
は、タクシー5が広域無線設備14のサービス圏内やイ
ンターネット8にアクセス可能な圏内で待機していた
り、タクシー5が広域無線設備14のサービス圏内やイ
ンターネット8にアクセス可能な圏内を走行している
と、タクシー側装置6との間で広域無線通信やインタ−
ネット通信を行うことにより、割引情報をタクシー側装
置6に送信することができ、乗車料金を割引した旨を報
知することができる。
【0093】以上のようにして、管理センター側装置2
は、タクシー側装置6と管理センター側装置2や待機場
所側装置10との間で狭域無線通信を行うことにより、
また、広域無線設備14を利用した広域無線通信やイン
ターネット8を利用したインターネット通信を行うこと
により、乗車料金を割引した旨を表す割引情報をタクシ
ー側装置6に送信し、車室内表示器22や車室外表示器
23に「割引」を表示することが可能となり、乗車料金
を割引した旨を報知することが可能となる。
【0094】ところで、管理センター側装置2は、タク
シー5が狭域無線通信を行えない場所で待機していた
り、タクシー5が狭域無線通信を行えない場所を走行し
ていたとしても、広域無線設備14を利用した広域無線
通信やインターネット8を利用したインターネット通信
を行える場所で待機していたり、広域無線設備14を利
用した広域無線通信やインターネット8を利用したイン
ターネット通信を行える場所を走行していれば、広域無
線通信やインターネット通信を行うことにより、割引情
報をタクシー側装置6に送信することが可能となる。
【0095】また、この場合も、狭域無線制御装置3,
11および路側アンテナ4,12が、管理センター1や
待機場所9のみならず、例えばタクシー5の交通量が多
い交差点などに設置されていれば、タクシー5が当該交
差点で待機していたり、タクシー5が当該交差点を走行
しているときにも、割引情報をタクシー側装置6に送信
することが可能となる。
【0096】(5)管理センター側装置2が割引情報を
待機場所側装置10に送信し、割引情報を待機場所側装
置10の表示器41に表示することにより、割引情報を
報知する態様 この態様では、管理センター側装置2は、待機場所側装
置10との間で広域無線設備14を利用した広域無線通
信やインターネット8を利用したインターネット通信を
行うことにより、乗車料金を割引した旨を表す割引情報
を含めた割引指示信号を待機場所側装置10に送信す
る。待機場所側装置10は、管理センター側装置2から
割引指示信号が受信されると、図11に示すように、表
示器41に例えば「ただいま、割引運行を実施中」とい
うメッセージを表示することにより、乗車料金を割引し
た旨を報知する(図1中、ステップS121)。
【0097】このようにして、管理センター側装置2
は、待機場所側装置10の表示器41に「ただいま、割
引運行を実施中」というメッセージを表示することが可
能となり、乗車料金を割引した旨を報知することが可能
となる。尚、このとき、管理センター側装置2は、タク
シー5の現在位置を認識し、例えば次のタクシー5の到
着までに要する時間や、その到着予定台数を計算し、そ
の計算結果を待機場所側装置10に送信しても良く、待
機場所側装置10は、管理センター側装置2から計算結
果が受信されると、図12に示すように、次のタクシー
5の到着までに要する時間(図12では例えば5分)
や、その到着予定台数(図12では例えば3台)をも表
示することが可能となり、タクシー5への乗車を待機し
ている乗客にとって有益な情報をも報知することが可能
となる。
【0098】(6)管理センター側装置2が割引情報を
インターネット8上のウェブサイトに公開することによ
り、割引情報を報知する態様 この態様では、管理センター側装置2は、図13に示す
ように、乗車料金を割引した旨を表す割引情報をインタ
ーネット8上のウェブサイトに公開する(図1中、ステ
ップS131)。尚、このとき、割引情報に関する箇所
を例えば点滅するように編集すると、視覚的に強調する
ことができ、効果的である。このようにして、管理セン
ター側装置2は、乗車料金を割引した旨を報知すること
が可能となる。
【0099】さて、以上のようにして、不特定多数の公
衆は、タクシー5に搭載されているタクシー側装置6の
車室内表示器22や車室外表示器23に表示される「割
引」を見たり、待機場所9に設置されている待機場所側
装置10の表示器41に表示される「ただいま、割引運
行を実施中」というメッセージを見たり、インタネット
8上に公開されたウェブサイトを閲覧することにより、
割引運行が実施されていることを認識することができ
る。また、不特定多数の公衆は、これらとは別に、例え
ば電話などの通信機器を使用し、割引運行が実施されて
いるか否かをオペレータなどに問合わせることによって
も、割引運行が実施されていることを認識することがで
きる。
【0100】要するに、本実施例では、不特定多数の公
衆が割引運行が実施されている旨を知る方法としては、
図14中(a)〜(d)に示すように、 (a)タクシー5の車室内表示器22や車室外表示器2
3の「割引」を見ることにより、割引運行が実施されて
いる旨を知る方法 (b)待機場所側装置10の表示器41に表示されるメ
ッセージを見ることにより、割引運行が実施されている
旨を知る方法 (c)インタネット8上に公開されたウェブサイトを閲
覧することにより、割引運行が実施されている旨を知る
方法 (d)電話などで問合わせることにより、割引運行が実
施されている旨を知る方法 などの幾つかの方法がある。
【0101】そして、これ以降、不特定多数の公衆は、
このようにして割引運行が実施されている旨を知ると、
タクシー5へ乗車しようとする意欲が高まり、その結
果、タクシー5へ乗車しようする乗客の数が増大するこ
とになる。
【0102】ところで、タクシー5が狭域無線通信、広
域無線通信およびインターネット通信の全てを行えない
場所で待機している場合や、タクシー5が狭域無線通
信、広域無線通信およびインターネット通信の全てを行
えない場所を走行している場合には、管理センター側装
置2から割引指示信号をタクシー側装置6に送信するこ
とができないという事情がある。そのため、これからタ
クシー5へ乗車しようとする乗客は、インターネット8
上のウェブサイトを閲覧したことにより、割引運行が実
施されている旨を認識しているものの、タクシー5の運
転手は、割引運行が実施されている旨を認識していない
場合が生じることがあり、両者の間で割引運行が実施さ
れている旨を認識しているか否かの違いによりトラブル
が生じる虞がある場合がある。
【0103】そこで、本実施例では、図15に示すよう
に、上記したICカード29を用いることにより、両者
の間で割引運行が実施されている旨を認識しているか否
かの違いによりトラブルが生じる虞を未然に回避してい
る。すなわち、管理センター側装置2は、乗車料金を割
引した旨を表す割引情報をインターネット8上のウェブ
サイトに公開し、そのウェブサイトが閲覧されたとき
に、そのウェブサイトが閲覧された旨を証明するための
証明情報を、そのウェブサイトを閲覧した不特定多数の
公衆に付与する。
【0104】この場合、証明情報を付与する態様として
は、例えば不特定多数の公衆がウェブサイトを閲覧する
ときに使用する例えばコンピュータ端末にカードライタ
43が接続されている場合に、ICカード29がカード
ライタ43に挿通されると、証明情報が自動的に記録さ
れるようにすれば良い。証明情報に含まれる情報として
は、割引運行が実施された開始時刻などである。尚、こ
の場合、証明情報が暗号化されて記録されるように構成
すれば、不特定多数の公衆により証明情報が不正に記録
されてしまうことを未然に回避することできる。そし
て、これから乗車しようとする乗客は、その証明情報が
記録されたICカード29を持って乗車し、そのICカ
ード29をタクシー5の乗務員に提示する。
【0105】タクシー側装置6においては、その証明情
報が記録されたICカード29がカードリーダ27に挿
通されると、カードリーダ27は、その挿通されたIC
カード29に記録されている証明情報を読出し、その読
出された証明情報を制御端末16に出力する。制御端末
16は、カードリーダ27から証明情報を入力すると、
その入力された証明情報を認証する。ここで、証明情報
を認証する態様としては、あらかじめ登録情報が登録さ
れており、カードリーダ27から入力された証明情報と
登録情報とが一致していることを認証が正であることの
条件とすれば良い。そして、制御端末16は、認証が正
であると、認証が正である旨を例えばディスプレイ25
に表示する。このようにして、運転手は、乗客から提示
されたICカード29に記録されている証明情報を認証
することが可能となる。
【0106】尚、この場合、証明情報を記録する媒体と
しては、ICカード29に限らず、図16に示すよう
に、携帯電話機44であっても良い。この場合は、携帯
電話機44を使用してインターネット上のウェブサイト
を閲覧したときに、証明情報がメモリに記録され、携帯
電話機44からメモリに記録されている証明情報がタク
シー側装置6に転送されることにより、証明情報を認証
する態様となる。
【0107】また、電話などで問合わせることにより、
割引運行が実施されている旨を知ったときには、オペレ
ータが証明情報に相当する特定の数字やキーワードを通
知し、これから乗車しようとする乗客は、乗車するとき
に、そのオペレータから通知された特定の数字やキーワ
ードをタクシー5の乗務員に通知するようにしても良
い。
【0108】一方、管理センター側装置2は、以上に説
明したようにして乗車率を計算して割引運行を実施する
か否かを決定するのみでなく、図17に示すように、運
行状態をCRT35に表示する。この場合、CRT35
に表示されている表示画面上で、マウス33により待機
場所9のアイコンがクリックされると、図18に示すよ
うに、そのクリックされたアイコンの待機場所9の状態
(待機台数など)を表示し、また、マウス33によりタ
クシー5のアイコンがクリックされると、図19に示す
ように、そのクリックされたアイコンのタクシー5の状
態(動態、運行および目的地など)を表示する。また、
管理センター側装置2は、待機場所9に待機しているタ
クシー5の待機台数を識別し、その待機台数に応じて割
引率を決定することも可能である。
【0109】尚、上記した構成において、タクシー側装
置6では、正規のタクシーメータ20を変更すること
は、法的に禁止されているという事情から、割引運行を
実施する際には、制御端末16が割引した乗車料金を計
算し、その計算された乗車料金を車室内表示器22に表
示することになる。
【0110】以上に説明したように本実施例によれば、
タクシー5が「回送」、「空走」、「迎走」または「賃
走」のいずれの動態にあるかを識別して乗車率を計算
し、その計算された乗車率が基準搭乗率未満になると、
乗車料金を通常よりも割引した割引運行を実施する旨を
表す割引情報をタクシー5、待機場所9およびインター
ネット8上のウェブサイト報知するようにした。
【0111】したがって、タクシー会社および運転手か
ら見れば、乗車料金を通常よりも割引した割引運行を実
施する旨を搭乗していない不特定多数の公衆に報知した
ことにより、不特定多数の公衆がタクシー5へ搭乗しよ
うとする意欲を高めることができ、その結果、タクシー
5へ乗車しようとする乗客の数が増大することを期待す
ることができ、そして、タクシー5へ乗車しようとする
乗客の数が増大すると(集客すると)、乗客を待機して
いる待機時間が少なくなるので、効率良く営業すること
ができる。また、乗客から見れば、通常よりも値下がっ
た搭乗料金を支払えば良いので、その分が還元され、利
益を得ることができる。
【0112】また、これから乗車しようとする乗客に、
乗車料金が割引された旨を証明するべく証明情報を発行
するようにしたので、これから乗車しようとする乗客
は、発行された証明情報を持って乗車すれば、仮に乗車
料金が割引された旨を乗務員が認識していなくとも、そ
の発行された証明情報を提示することにより、乗務員と
の間の乗車料金の認識の違いを解消することができ、乗
車料金の認識の違いによりトラブルが生じることを未然
に回避することができる。
【0113】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。タクシー業に適用する構成に限らず、他の業に適
用する構成であっても良い。タクシーの動態を示す動態
情報としては、「回送」、「空走」、「迎走」または
「賃走」の他に、「待機」や「休憩」などがあっても良
い。
【0114】割引運行が実施されている旨を視覚的な手
段により報知する構成に限らず、タクシーに拡声スピー
カを搭載したり、待機場所に拡声スピーカを設置したり
することにより、割引運行が実施されている旨を聴覚的
な手段により報知する構成であっても良い。また、待機
場所側端末のスピーカを利用し、割引運行が実施されて
いる旨を聴覚的な手段により報知する構成であっても良
い。
【0115】電波ビーコンシステム、光ビーコンシステ
ム或いはFM多重放送システムなどの情報提供システム
の設備を利用することにより、管理センター側装置がV
ICS(Vehicle Information and Communication Syst
em)センターから渋滞情報や事故情報などを取得するよ
うに構成し、割引率を決定する場合には、計算された乗
車率に、その取得された渋滞情報や事故情報などをも加
味して割引率を決定する構成であっても良い。
【0116】また、あらかじめ割引運行の開始時刻およ
び終了時刻を決定しておき、乗車率に拘らず、割引運行
の開始時刻になっときに割引運行を実施すると共に、割
引運行の終了時刻になっときに通常運行を実施するよう
に構成しても良い。また、乗車率が基準乗車率未満にな
っても、割引運行の開始時刻に達していないときには、
通常運行を継続して実施し、割引運行の開始時刻に達し
たときに割引運行を実施するように構成しても良い。そ
の場合、割引運行の開始時刻を、管理センター側装置や
待機場所側装置に設置されている電波時計を用いて設定
するように構成しても良く、そのように構成すれば、割
引運行の開始時刻をシステム全体で正確に統一すること
ができる利点がある。
【0117】また、割引運行を実施する際に、割引率で
はなく、一律の値下幅(例えば単位距離あたりの値下
幅)や一律の乗車料金(例えば単位距離あたりの割引し
た乗車料金)を用いて、乗車料金を計算する構成であっ
ても良い。
【0118】タクシーが車室内表示器および車室外表示
器のうちのいずれか一方のみに「割引」などを表示する
構成であっても良い。タクシーが管理センターや待機場
所で待機しているときに、狭域無線通信を行っている間
は、タクシーの発車を強制的に禁止する構成であっても
良い。
【0119】ナビゲーション機能を併用する構成であっ
ても良く、ナビゲーション機能を併用することにより、
上記したサービスの付加価値を高めることができる。ま
た、タクシー毎にナビゲーション装置を搭載するのでは
なく、管理センター側での一括ナビゲーション対応シス
テムを利用する構成であっても良く、そのように構成す
れば、設備投資を抑えることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を概略的に示す図
【図2】システムの全体の構成を概略的に示す図
【図3】タクシー側装置の構成を概略的に示す図
【図4】管理センター側装置の構成を概略的に示す図
【図5】待機場所側装置の構成を概略的に示す図
【図6】タクシー側装置が動態情報を管理センター側装
置に送信する流れを示す図
【図7】図6相当図
【図8】管理センター側装置が割引情報をタクシー側装
置に送信する流れを示す図
【図9】図8相当図
【図10】タクシーの外観斜視図
【図11】待機場所側装置の外観斜視図
【図12】図11相当図
【図13】ウェブサイトの一例を示す図
【図14】割引運行が実施されている旨を知る方法を示
す図
【図15】証明情報をICカードに記録し、そのICカ
ードに記録されている証明情報を認証する態様を示す図
【図16】証明情報を携帯電話機に記録し、その携帯電
話機に記録されている証明情報を認証する態様を示す図
【図17】管理センター側装置における表示の一例を示
す図
【図18】図17相当図
【図19】図17相当図
【符号の説明】
図面中、1は管理センター、2は管理センター側装置、
5はタクシー(乗物)、6はタクシー側装置(乗物側装
置)、8はインターネット、9は待機場所、10は待機
場所側端末、14は広域無線設備、16は制御端末(証
明情報認証手段)、22は車室内表示器(報知手段、乗
物側装置の表示器)、23は車室外表示器 (報知手
段、乗物側装置の表示器)、29はICカード(証明情
報記録手段)、30は制御部(動態情報取得手段、搭乗
率計算手段、搭乗料金変更手段、待機台数識別手段)、
41は表示器(報知手段、待機場所側装置の表示器)、
44は携帯電話機(証明情報記録手段)である。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として乗客が搭乗料金を支払うことの
    対価として乗客が搭乗される業に適用される乗物の搭乗
    料金を変更する方法であって、 乗物の動態情報に基づいて乗物の搭乗率を計算し、その
    計算された乗物の搭乗率が基準搭乗率未満になったとき
    に、搭乗料金を通常よりも値下がるように変更すると共
    に、搭乗料金が通常よりも値下がるように変更された旨
    を表す値下情報を搭乗していない不特定多数の公衆に報
    知し、その通常よりも値下がるように変更された搭乗料
    金にしたがって値下運行を実施することを特徴とする乗
    物の搭乗料金変更方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乗物の搭乗料金変更方法
    において、 値下情報を乗務員や既に搭乗している乗客にも報知する
    ことを特徴とする乗物の搭乗料金変更方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の乗物の搭乗料金
    変更方法において、 値下情報を乗物に搭載されている乗物側装置の表示器に
    表示することにより報知することを特徴とする乗物の搭
    乗料金変更方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の乗物の搭乗料金
    変更方法において、 値下情報をこれから搭乗しようとする乗客が乗物への搭
    乗を待機するための待機場所に設置されている待機場所
    側装置の表示器に表示することにより報知することを特
    徴とする乗物の搭乗料金変更方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の乗物の搭乗料金
    変更方法において、 値下情報をインターネット上のウェブサイトに公開する
    ことにより報知することを特徴とする乗物の搭乗料金変
    更方法。
  6. 【請求項6】 請求項3または4記載の乗物の搭乗料金
    変更方法において、 管理センターに設置されている管理センター側装置にて
    搭乗料金を通常よりも値下がるように変更し、前記管理
    センター側装置と前記乗物側装置や前記待機場所側装置
    との間で広域無線設備を利用した広域無線通信やインタ
    ーネットを利用したインターネット通信を行うことによ
    り、値下情報を報知することを特徴とする乗物の搭乗料
    金変更方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の乗物の搭乗料金変更方法
    において、 前記管理センター側装置と前記乗物側装置との間や前記
    待機場所側装置と前記乗物側装置との間でDSRC(De
    dicated Short Range Communication )などの狭域無線
    通信を行うことにより、値下情報を報知することを特徴
    とする乗物の搭乗料金変更方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の乗
    物の搭乗料金変更方法において、 これから搭乗しようとする乗客に、搭乗料金が通常より
    も値下がるように変更された旨を証明するべく証明情報
    を発行することを特徴とする乗物の搭乗料金変更方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の乗物の搭乗料金変更方法
    において、 これから搭乗しようとする乗客に発行された証明情報を
    認証し、その認証結果が正であることを条件として、そ
    の通常よりも値下がるように変更された搭乗料金にした
    がって値下運行を実施することを特徴とする乗物の搭乗
    料金変更方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    乗物の搭乗料金変更方法において、 値下情報に、割引率、値下幅或いは搭乗料金などをも含
    めて報知することを特徴とする乗物の搭乗料金変更方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の乗物の搭乗料金変更方法おいて、 乗客を待機している待機台数に応じて搭乗料金を通常よ
    りも値下がるように変更することを特徴とする乗物の搭
    乗料金変更方法。
  12. 【請求項12】 主として乗客が搭乗料金を支払うこと
    の対価として乗客が搭乗される業に適用される乗物の搭
    乗料金を変更するシステムであって、 乗物の動態情報を取得する動態情報取得手段と、 前記動態情報取得手段により取得された乗物の動態情報
    に基づいて乗物の搭乗率を計算する搭乗率計算手段と、 前記搭乗率計算手段により計算された乗物の搭乗率が基
    準搭乗率未満になったときに、搭乗料金を通常よりも値
    下がるように変更する搭乗料金変更手段と、 前記搭乗料金変更手段により搭乗料金が通常よりも値下
    がるように変更された旨を表す値下情報を搭乗していな
    い不特定多数の公衆に報知する報知手段とを備えたこと
    を特徴とする乗物の搭乗料金変更システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の乗物の搭乗料金変更
    システムにおいて、 前記報知手段は、値下情報を乗務員や既に搭乗している
    乗客にも報知するように構成されていることを特徴とす
    る乗物の搭乗料金変更システム。
  14. 【請求項14】 請求項12または13記載の乗物の搭
    乗料金変更システムにおいて、 前記報知手段は、乗物に搭載されている乗物側装置の表
    示器から構成されていることを特徴とする乗物の搭乗料
    金変更システム。
  15. 【請求項15】 請求項12または13記載の乗物の搭
    乗料金変更システムにおいて、 前記報知手段は、これから搭乗しようとする乗客が乗物
    への搭乗を待機するための待機場所に設置されている待
    機場所側装置の表示器から構成されていることを特徴と
    する乗物の搭乗料金変更システム。
  16. 【請求項16】 請求項12または13記載の乗物の搭
    乗料金変更システムにおいて、 前記報知手段は、インターネット上に公開されるウェブ
    サイトであることを特徴とする乗物の搭乗料金変更シス
    テム。
  17. 【請求項17】 請求項14または15記載の乗物の搭
    乗料金変更システムにおいて、 前記搭乗料金変更手段は、管理センターに設置されてい
    る管理センター側装置に設けられており、 前記報知手段は、前記管理センター側装置と前記乗物側
    装置や前記待機場所側装置との間で広域無線設備を利用
    した広域無線通信やインターネットを利用したインター
    ネット通信を行うことにより、値下情報を報知すること
    を特徴とする乗物の搭乗料金変更システム。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の乗物の搭乗料金変更
    システムにおいて、 前記報知手段は、前記管理センター側装置と前記乗物側
    装置との間や前記待機場所側装置と前記乗物側装置との
    間でDSRC(Dedicated Short Range Communication
    )などの狭域無線通信を行うことにより、値下情報を
    報知することを特徴とする乗物の搭乗料金変更システ
    ム。
  19. 【請求項19】 請求項12ないし18のいずれかに記
    載の乗物の搭乗料金変更システムにおいて、 搭乗料金が通常よりも値下がるように変更された旨を証
    明情報として記録する証明情報記録手段を備えたことを
    特徴とする乗物の搭乗料金変更システム。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の乗物の搭乗料金変更
    システムにおいて、 前記証明情報記録手段に記録されている証明情報を認証
    する証明情報認証手段を備えたことを特徴とする乗物の
    搭乗料金変更システム。
  21. 【請求項21】 請求項12ないし20のいずれかに記
    載の乗物の搭乗料金変更システムにおいて、 前記報知手段は、値下情報に、割引率、値下幅或いは搭
    乗料金などをも含めて報知することを特徴とする乗物の
    搭乗料金変更システム。
  22. 【請求項22】 請求項12ないし21のいずれかに記
    載の乗物の搭乗料金変更システムにおいて、 乗客を待機している待機台数を識別する待機台数識別手
    段を備え、 前記搭乗料金変更手段は、前記待機台数識別手段により
    識別された待機台数に応じて搭乗料金を通常よりも値下
    がるように変更することを特徴とする乗物の搭乗料金変
    更システム。
  23. 【請求項23】 主として乗客が搭乗料金を支払うこと
    の対価として乗客が搭乗される業に適用されるシステム
    内の乗物に搭載され、乗物側装置から受信された動態情
    報に基づいて計算された乗物の搭乗率が基準搭乗率未満
    になったときに搭乗料金を通常よりも値下がるように変
    更するように構成された管理センター側装置と共に用い
    られる乗物側装置であって、 動態情報を前記管理センター側装置に送信し、前記管理
    センター側装置から搭乗料金が通常よりも値下がるよう
    に変更された旨を表す値下情報を受信し、その受信され
    た値下情報を報知するように構成されていることを特徴
    とする乗物側装置。
  24. 【請求項24】 主として乗客が搭乗料金を支払うこと
    の対価として乗客を搭乗させる業に適用されるシステム
    内のこれから搭乗しようとする乗客が乗物への搭乗を待
    機するための待機場所に設置され、乗物側装置から受信
    された動態情報に基づいて計算された乗物の搭乗率が基
    準搭乗率未満になったときに搭乗料金を通常よりも値下
    がるように変更するように構成された管理センター側装
    置と共に用いられる待機場所側装置であって、 前記管理センター側装置から搭乗料金が通常よりも値下
    がるように変更された旨を表す値下情報を受信し、その
    受信された値下情報を報知するように構成されているこ
    とを特徴とする待機場所側装置。
  25. 【請求項25】 主として乗客が搭乗料金を支払うこと
    の対価として乗客を搭乗させる業に適用されるシステム
    内の管理センターに設置されている管理センター側装置
    であって、 乗物側装置から動態情報を受信し、その受信された動態
    情報に基づいて乗物の搭乗率を計算し、その計算された
    乗物の搭乗率が基準搭乗率未満になったときに、搭乗料
    金を通常よりも値下がるように変更すると共に、その通
    常よりも値下がるように変更された旨を表す値下情報を
    乗物側装置や待機場所側装置に送信するように構成され
    ていることを特徴とする管理センター側装置。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の管理センター側装置
    において、 乗物の状態や待機場所の状態を表示するように構成され
    ていることを特徴とする管理センター側装置。
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