JP2003214914A - 文字板およびその製造方法並びにメータ - Google Patents

文字板およびその製造方法並びにメータ

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JP2003214914A
JP2003214914A JP2002020266A JP2002020266A JP2003214914A JP 2003214914 A JP2003214914 A JP 2003214914A JP 2002020266 A JP2002020266 A JP 2002020266A JP 2002020266 A JP2002020266 A JP 2002020266A JP 2003214914 A JP2003214914 A JP 2003214914A
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curved surface
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Tetsuya Sugiyama
哲也 杉山
Yoshiyuki Furuya
嘉之 古屋
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体感のある斬新な形状を安価に実現できる
文字板およびその製造方法並びにメータを提供するこ
と。 【解決手段】 文字板1は、中心に開口部2bが形成さ
れた曲面部2aを有する基材2における曲面部2aに、
一部に切り欠き部3cを有する環状の平らな樹脂フィル
ムに文字、記号等からなる目盛を表示する表示部3aが
施された表示部材3を、曲面部2aの曲面に沿って接着
したので、目盛表示が立体感を持つ立体形状となした斬
新な文字板を容易に安価に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に装備され
るメータ類の文字板及びその製造方法並びに該文字板を
用いたメータに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車両に装備されるメータ類の
車両用表示装置における文字板は、透明もしくは半透明
の平板状の基材の片面に、スクリーン印刷手段により白
色等の明色透過着色層を施し、次いで、その透過着色層
の表面に、上述と同様のスクリーン印刷手段により、目
盛や数字等の輪郭を除いて遮光性の暗色不透過印刷層を
形成し、昼間においては、その文字板に施されている目
盛や数字等を反射光で目視し、また、夜間においては、
上述の文字板の裏側に配設されている光源からの光で上
述の目盛や数字等が透過照明されるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の文字
板の製作時においては、透過着色層や不透過印刷層を形
成するためのスクリーン印刷を施さなければならないた
め、使用する基材が平面でなければならず、これが原因
で立体形状となした基材へのスクリーン印刷が困難であ
り、たとえば、奥行き感のある立体的な文字板の作成が
困難となっていた。
【0004】そこで、立体的な文字板を作成するため、
上述のスクリーン印刷手段によって透過着色層や不透過
印刷層を形成した後に、文字板をプレス成形して立体化
することが考えられるが、スクリーン印刷後に更にプレ
ス成形を行うこととなるので、製造コストが高くなると
いう問題がある。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、
立体感のある斬新な形状を安価に実現できる文字板およ
びその製造方法並びにメータを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、中心に開口部が形成
された曲面部を有する基材における上記曲面部に、一部
に切り欠き部を有する環状の平らな樹脂フィルムに文
字、記号等からなる目盛を表示する表示部が施された表
示部材を、上記曲面部の曲面に沿って接着したことを特
徴とする文字板の製造方法に存する。
【0007】請求項1記載の発明においては、中心に開
口部が形成された曲面部を有する基材における曲面部
に、一部に切り欠き部を有する環状の平らな樹脂フィル
ムに文字、記号等からなる目盛を表示する表示部が施さ
れた表示部材を、曲面部の曲面に沿って接着したので、
目盛表示が立体感を持つ立体形状となした斬新な文字板
を容易に安価に製造することができる。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、中心に開口部が形成された曲面部を有
する基材と、一部に切り欠き部を有する環状の平らな樹
脂フィルムに文字、記号等からなる目盛を表示する表示
部が施され、上記曲面部に取り付けられた表示部材と、
からなることを特徴とする文字板に存する。
【0009】請求項2記載の発明においては、文字板
は、中心に開口部が形成された曲面部を有する基材と、
一部に切り欠き部を有する環状の平らな樹脂フィルムに
文字、記号等からなる目盛を表示する表示部が施され、
曲面部に取り付けられた表示部材3とからなるので、目
盛表示が立体感を持つ立体形状となした斬新な形状を安
価に実現することができる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、前記曲面部は、すり鉢状に形成されて
いることを特徴とする請求項2記載の文字板に存する。
【0011】請求項3記載の発明においては、曲面部
は、すり鉢状に形成されているので、目盛表示が奥行き
感のある立体的な文字板を得ることができる。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の発明は、請求項2または3記載の文字板と、該
文字板の曲面部の曲面に合わせて折れ曲がった先端部分
を有し、ムーブメントで駆動される指針とを備えたこと
を特徴とするメータに存する。
【0013】請求項4記載の発明においては、メータ
は、請求項2または3記載の文字板と、該文字板の曲面
部の曲面に合わせて折れ曲がった先端部分を有し、ムー
ブメントで駆動される指針とを備えているので、目盛表
示が立体感を持つ立体形状の斬新なメータとすることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る製造方法を
実施して作成された文字板の実施の形態を示す斜視図、
図2は分解斜視図、図3は図2における表示部材の平面
図、図4(A)および(B)は、図2における表示部材
の寸法の決定方法を説明する説明図である。
【0015】文字板1は、中心に開口部2bが形成され
た曲面を有する曲面部、たとえばすり鉢状部2a、を有
する基材2と、すり鉢状部2aに取り付けられた、文
字、記号等からなる目盛を表示する表示部3aを有する
表示部材3とからなる。
【0016】基材2は、図2に示すように、中心に円形
の開口部2bが形成されたすり鉢状部2aと、すり鉢状
部2aの下方に形成された基部2cを有し、その全体が
透明な樹脂により一体成形されている。
【0017】表示部材3は、図3に示すように、中心に
開口部3bが形成された平らな環状の透明樹脂フィルム
の表面に、スクリーン印刷等により白色等の明色透過着
色層を施して表示部3aを形成し、一部に切り欠き部3
cが形成されている。
【0018】組立時、表示部材3は、樹脂フィルムなの
で容易に曲げることができ、基材2のすり鉢状部2aの
斜面に合わせて曲げられ、硬化後に透明になる接着剤を
用いてこの斜面に接着されて取り付けられる。取付後の
表示部材3において、切り欠き部3cの両端は、取付前
より互いに寄せられた状態となる。
【0019】表示部材3の切り欠き部3cは、切り欠き
部3cの両端が寄せられたときに、ちょうど基材2のす
り鉢状部2aの斜面に合うような寸法に形成される。
【0020】次に、表示部材3cの寸法の決定方法を図
4(A)および(B)の説明図を用いて説明する。図4
(A)において、基材2のすり鉢状部2aは、半径R1
の円形の底面と長さL1のすり鉢状の斜面との間の角度
をθ1とする円錐の斜面の一部であり、この斜面の長さ
をL2と仮定する。そこで、基材2の寸法を決定する各
パラメータR1,L2,θ1が既知であれば、表示部材
3の寸法は、次のように決定することができる。
【0021】すなわち、表示部材3は、切り欠き部3c
の両端を近づけて合わせた時に基材2のすり鉢状部2a
に一致する形状となるように、図4(B)に示す通り、
半径L1の円において、その外径と開口部3b間の幅が
L2である環状で、その一部に角度θ2の切り欠き部3
cを有するものと考えることができる。
【0022】そこで、図4(A)に示す基材2のすり鉢
状部2aにおいては、以下の式が成立する。 cosθ1=R1/L1・・・・・・・・・・・・・・(1) ∴ L1=R1/cosθ1・・・・・・・・・・・・・・(2)
【0023】一方、図4(B)に示す表示部材3におい
て、その外周の長さ2πR1は、下記の式のように表す
ことができる。 2πR1=2πL1・(360−θ2)/360 =2π(R1/cosθ1)・(360−θ2)/360・・・( 3) 上記(3)式から θ2=360(1−cosθ1)・・・・・・・・・・・・・・(4) となる。
【0024】したがって、表示部材3は、半径L1の円
において、その外径と開口部3b間の幅がL2である環
状で、その一部に上述の(4)式で算出される角度θ2
を有する切り欠き部3cを形成した形状とすることがで
きる。
【0025】なお、表示部材3を基材2に取り付ける際
に、切り欠き部3cの両端を寄せたとき、完全に合わせ
ずに両端間に隙間を残したい場合は、上述の角度θ2を
(4)式で求めた値より適宜広げた角度とすれば良い。
【0026】このように、文字板1は、すり鉢状の立体
形状の基材2と、表示部3aが施された平らな環状の表
示部材3の組み付けにより、目盛表示が奥行き感のある
立体形状となした斬新なものとなる。
【0027】次に、図5は、本発明に係る文字板を使用
したメータの斜視図である。ここでは、一例として、本
発明の文字板を車両のタコメータに使用した場合につい
て説明する。
【0028】図5において、メータ10は、図1から図
4で説明した基材2および表示部材3からなる文字板1
と、文字板1の開口部2bに取り付けられた導光板4
と、導光板の中心に形成された開口部4aから突出す
る、導光板4の背面側に取り付けられたムーブメントの
回転軸(図示しない)に取り付けられた指針5とを備え
ている。指針5は、先端部分5aがすり鉢状部2aの斜
面に合わせて折れ曲がった形状を有する。
【0029】このように、メータの表示部がすり鉢状に
なっているので、目盛表示が立体感を持つ立体形状の斬
新なメータが得られる。
【0030】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0031】たとえば、上述の実施の形態では、文字板
1の基材2の曲面部は、すり鉢状部2aとして説明した
が、凸型の編み笠状や他の立体形状とすることもでき
る。
【0032】また、本発明のメータとして、タコメータ
について説明しているが、他のメータでも適用可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、目盛表示
が立体感を持つ立体形状の斬新な文字板を容易に安価に
製造することができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、目盛表示が
立体感を持つ立体形状の斬新な文字板を安価に実現する
ことができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、目盛表示が
奥行き感のある立体的な文字板を得ることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、目盛表示が
立体感を持つ立体形状の斬新なメータとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造方法を実施して作成された文
字板の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の文字板の分解斜視図である。
【図3】図2における表示部材の平面図である。
【図4】(A)および(B)は、図2における表示部材
の寸法の決定方法を説明する説明図である。
【図5】本発明に係る文字板を使用したメータの斜視図
である。
【符号の説明】
1 文字板 2 基材 2a すり鉢状部(曲面部) 2b 開口部 3 表示部材 3a 表示部 3b 開口部 3c 切り欠き部 5 指針 5a 先端部分 10 メータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に開口部が形成された曲面部を有す
    る基材における上記曲面部に、一部に切り欠き部を有す
    る環状の平らな樹脂フィルムに文字、記号等からなる目
    盛を表示する表示部が施された表示部材を、上記曲面部
    の曲面に沿って接着したことを特徴とする文字板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 中心に開口部が形成された曲面部を有す
    る基材と、 一部に切り欠き部を有する環状の平らな樹脂フィルムに
    文字、記号等からなる目盛を表示する表示部が施され、
    上記曲面部に取り付けられた表示部材と、からなること
    を特徴とする文字板。
  3. 【請求項3】 前記曲面部は、すり鉢状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の文字板。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の文字板と、該文
    字板の曲面部の曲面に合わせて折れ曲がった先端部分を
    有し、ムーブメントで駆動される指針とを備えたことを
    特徴とするメータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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