JP2003214269A - フィルタエレメント及びその製造方法 - Google Patents

フィルタエレメント及びその製造方法

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JP2003214269A
JP2003214269A JP2002013905A JP2002013905A JP2003214269A JP 2003214269 A JP2003214269 A JP 2003214269A JP 2002013905 A JP2002013905 A JP 2002013905A JP 2002013905 A JP2002013905 A JP 2002013905A JP 2003214269 A JP2003214269 A JP 2003214269A
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Akio Hara
昭男 原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形性を維持しつつ長期に亘る使用においても
シール性を維持し続けることができるフィルタエレメン
トを提供する。 【解決手段】側面から径方向に延設された空気吸入口1
a及び一端面1dから軸方向に延設された空気出口1b
が各々形成された略円筒形状のハウジング1内に組み付
けられ、空気吸入口1aから空気出口1bへの空気流を
濾過するフィルタエレメントであって、端部2dに含浸
されて一体的に形成される発泡性の第1樹脂部材4a
と、該第1樹脂部材4aから延設されてハウジング1の
筒部1baの外周面と当接してシールする無発泡性の第
2樹脂部材4bとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にトラックやト
ラクタ等の大型車両に使用される円筒状のフィルタエレ
メントに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラックやトラクタ等の大型車
両に使用されるフィルタエレメントは、側面から径方向
に延設された空気吸入口及び一端面から軸方向に延設さ
れた空気出口が各々形成された円筒状のハウジング内に
組み付けられ、当該ハウジング内に引き込まれた空気を
その径方向に通過させつつ濾過し、軸方向に放出される
よう構成されており、ハウジング内に流入する全ての空
気がフィルタエレメントを通過するよう、円筒状のフィ
ルタエレメントがハウジング内に密封されている。
【0003】ハウジング内でのフィルタエレメントの密
封は、当該フィルタエレメントの端部に樹脂から成るシ
ール部材を形成しておき、かかるシール部材によりハウ
ジングの一端面(空気出口が形成された面)との間のシ
ールが行われており、従来、例えば特開平9−1687
13号公報によって開示されたものが提案されている。
【0004】上記従来のフィルタエレメントは、一端部
に発泡エラストマ材が含浸されて一体的に構成されたシ
ール部材を有し、該シール部材がハウジングの空気出口
から軸方向に延設された筒部の外周面と当接してシール
するよう当該ハウジング内に組み付けられていた。従っ
て、フィルタエレメント端部におけるシール性を発揮さ
せるために当該フィルタエレメントをハウジングの一端
面に押しつける必要がなく、且つ、ハウジング内に流入
した空気を全てフィルタエレメントを通過させて放出す
べく当該フィルタエレメント端部における十分なシール
効果を発揮することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフィルタエレメントにおいては、一端部に形成され
たシール部材が発泡エラストマ材から成るものであるた
め、当該フィルタエレメント端部に含浸させて一体的な
構成とするための成形性には優れるものの、耐久性やシ
ール性では非発泡性樹脂に比べて劣り、長期に亘る使用
においてシール性を維持し続けることができないという
問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、成形性を維持しつつ長期に亘る使用において
もシール性を維持し続けることができるフィルタエレメ
ントを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
側面から径方向に延設された空気吸入口及び一端面から
軸方向に延設された空気出口が各々形成された略円筒形
状のハウジング内に組み付けられ、前記空気吸入口から
空気出口への空気流を濾過するフィルタエレメントであ
って、端部に含浸されて一体的に形成される発泡性の第
1樹脂部材と、該第1樹脂部材から延設されて前記ハウ
ジングの空気出口から軸方向に延びる筒部の外周面と当
接してシールする無発泡性の第2樹脂部材とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】かかる構成によれば、空気吸入口からハウ
ジング内に流入した空気は、フィルタエレメントを通過
して空気出口から流出する際、第1樹脂部材と第2樹脂
部材とが成すシール材によって、ハウジングの一端面側
からフィルタエレメントを通過しないで流動する空気を
遮蔽する。ここで、成形性に優れた発泡性樹脂で第1樹
脂部材を構成し、フィルタエレメント端部に含浸させる
とともに、耐久性及びシール性に優れた無発泡性樹脂で
第2樹脂部材を構成し、フィルタエレメント端部とハウ
ジングの空気出口との間をシールさせている。
【0009】請求項2記載の発明は、前記第2樹脂部材
が、前記第1樹脂部材から片持ちで延設されるとともに
先端に突起部を有し、該突起部が前記ハウジングの筒部
の外周面と当接して前記空気出口との間をシールするこ
とを特徴とする。
【0010】かかる構成によれば、フィルタエレメント
をハウジング内へ組み付ける際、第1樹脂部材の片持ち
部が撓みつつハウジングの筒部の外周面と突起部との当
接を保つこととなる。ここで、第2樹脂部材が片持ちで
延設した状態とは、基端が第1樹脂部材上に形成され、
そこからフィルタエレメント内側に延びる部位が形成さ
れた状態をいう。
【0011】請求項3記載の発明は、前記第1樹脂部材
は、突出方向側に拡幅するテーパ状の凸部を有するとと
もに、該凸部を含んで前記第2樹脂部材が形成されたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、側面から径方向に
延設された空気吸入口及び一端面から軸方向に延設され
た空気出口が各々形成された略円筒形状のハウジング内
に組み付けられ、前記空気吸入口から空気出口への空気
流を濾過するフィルタエレメントの製造方法であって、
前記ハウジングの空気出口から軸方向に延びる筒部の外
周面と当接するように形成された無発泡性の第2樹脂部
材をフィルタエレメントの端部に位置させておき、該端
部と第2樹脂部材との間に発泡性の第1樹脂部材を流し
込んで固化することにより当該第1樹脂部材を端部に含
浸させつつ発泡させ、これら第1樹脂部材、第2樹脂部
材及びフィルタエレメントの端部を一体的に形成するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、前記第1樹脂部材
において突出方向側に拡幅するテーパ状の凸部を形成す
るため、該凸部に対応する凹部を前記第2樹脂部材に形
成しておき、前記第1樹脂部材を流し込む際、当該第1
樹脂部材が前記凹部に入り込んで前記凸部が形成された
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に係
るフィルタエレメントは、トラックやトラクタ等の大型
車両に取り付けられて、その内燃機関に供給される空気
を濾過するエアフィルタに適用されるものであり、図3
に示すように、ハウジング1内に組み付けられて使用さ
れる。
【0015】ハウジング1は、円筒状の筐体1cから成
り、その側面から径方向に延設された空気吸入口1a及
び一端面1dから軸方向に延設された空気出口1bが各
々形成されるとともに、他端1eが開口して形成されて
いる。尚、ハウジングは、樹脂材料又は薄い金属材料か
ら成るものであり、空気吸入口1a及び空気出口1bが
筐体1cに対して一体的に形成されている。
【0016】また、図4に示すように、ハウジング1内
側には、空気出口1bから環状に延びる筒部1baの外
周面が形成されるとともに、該外周面と所定間隔離間し
つつ略平行にリブ1caが延設されており、かかる筒部
1baとリブ1caとが成す間隙に後述するフィルタエ
レメント2が組み付けられることとなる。尚、これら筒
部1ba及びリブ1caも筐体1cと一体的に形成され
るのが好ましいが、別体を溶接等により接合するように
してもよい。
【0017】更に、ハウジング1の他端1eにおける開
口には、図3に示す底蓋3が取り付けられ、フィルタエ
レメント2をハウジング1内に収容しつつ、その内部を
略密閉状態とすることができるよう構成されている。底
蓋3には、複数のパッキン3aが形成されており、ハウ
ジング1の他端1e側に形成された係止部1fに当該パ
ッキン3aを係止することにより、ハウジング1内を密
閉可能としているが、他の汎用的密閉手段によって底蓋
3を他端1eの開口に取り付けるようにしてもよい。
【0018】フィルタエレメント2は、図1に示すよう
に、円筒状に形成されるとともに、外面及び内面に外側
ライナ2a及び内側ライナ2bを有し、それらの間に濾
紙2cが折り畳んで介在して構成されている。外側ライ
ナ2aは網状部材から成るとともに内側ライナ2bは、
複数の透孔を有するパンチングメタルから成り、濾紙2
cの外側及び内側を覆って空気を通過可能に配設されて
いる。
【0019】また、フィルタエレメント2は、ハウジン
グ1内に組み付けられた際に当該ハウジング1の一端面
1dと対向する側の端部2dにシール部材4、他端1e
の開口側に位置する端部2eに発泡樹脂から成るシール
部材5を有している。これらシール部材4及び5は、空
気吸入口1aから吸入された空気がフィルタエレメント
2の端部から回り込んで空気出口1bまで流動するのを
防止するためのものである。
【0020】シール部材4は、図2で示すように、第1
樹脂部材4a及び第2樹脂部材4bの2つの樹脂で構成
されており、フィルタエレメント2がハウジング1内に
組み付けられた際に筒部1baとリブ1caの間に位置
し、空気吸入口1aから吸入された空気が濾紙2cを通
過せず当該端部2d側を迂回して流動し空気出口1bか
ら車両へ供給されるのを防止するためのものである。
【0021】第1樹脂部材4aは、フィルタエレメント
2の端部2dに含浸されて当該フィルタエレメント2と
一体的に形成されたもので、発泡性の樹脂から成る。か
かる発泡性の樹脂として軟質ウレタン又は硬質ウレタン
を用いるのが好ましいが、他の発泡性樹脂を用いてもよ
い。
【0022】かかる発泡性樹脂から成る第1樹脂部材4
aによれば、フィルタエレメント2の端部2dに含浸さ
せて一体的な構成とするための成形性に優れ、当該端部
2dに対するシール部材4の固着を十分なものとするこ
とができる。更に、第1樹脂部材4aの上面には、突出
方向側に拡幅するテーパ状の凸部4aaが形成されてお
り、該凸部4aaを含んで第2樹脂部材が形成されてい
るので、第1樹脂部材4aと第2樹脂部材4bとが強固
に固着されている。
【0023】即ち、第2樹脂部材4bが第1樹脂部材4
aから離脱する方向に対して拡幅するテーパにより、当
該第2樹脂部材4bの離脱が規制されているため、樹脂
同士の密着力に加えて、凸部4aaによる物理的固着力
が付与され、第1樹脂部材4aと第2樹脂部材4bとの
固着力が向上されているのである。
【0024】第2樹脂部材4bは、第1樹脂部材4aか
ら延設され、ハウジング1内に突出形成された筒部1b
aの外周面と当接してシールするものであり、無発泡性
の樹脂から成る。かかる無発泡性樹脂として、ニトリル
系やブチル系の合成ゴム(NBR)を用いるのが好まし
いが、他の無発泡性樹脂を用いてもよい。
【0025】また、第2樹脂部材4bは、基端側が第1
樹脂部材4aの凸部4aaを含みつつ形成される一方、
先端側が内側に垂下する腕部4baを有しており、片持
ちで構成されている。即ち、腕部4baと内側ライナ2
bとは微小間隔離間するよう形成されており、当該腕部
4bがフィルタエレメント2の径方向へ揺動可能とされ
ているのである。
【0026】この腕部4bには、筒部1baの外周面に
向かって突出した突起部4bbが形成されており、当該
突起部4bbが筒部1baの外周面と当接して空気出口
1bとの間をシールするよう構成されている。これによ
り、フィルタエレメント2をハウジング1内へ組み付け
る際、腕部4baが撓んで揺動し、筒部1baの外周面
に対して突起部4bbが常に所定の所定の押圧力で当接
した状態となるので、第2樹脂部材4bと筒部1baの
外周面との間の寸法誤差を吸収することができるととも
に、組み付け性を良好にすることができる。
【0027】また、撓んだ腕部4baの弾力に基づく復
元力により、突起部4bbが筒部1baの外周面に対し
て強固に押圧するので、シール効果を十分に発揮するこ
とができ、更に突起部4bb先端が筒部1baの外周面
と当接してシールするので、前記復元力が突起部4bb
先端に集中し、よりシール効果を発揮させることができ
る。尚、腕部4baと内側ライナ2bとを密着構成して
もよく、この場合であっても無発泡性樹脂の弾力により
腕部4baの筒部1baの外周面に対する押圧力を得る
ことができ、シール効果を十分発揮することができる。
【0028】次に、上記フィルタエレメントの製造方法
について説明する。まず、図5に示すように、成形金型
T内に、筒部1baの外周面と当接するように予め形成
された無発泡性の第2樹脂部材4bを位置決めしてお
く。尚、かかる第2樹脂部材4bは、図示しない成形金
型で別途形成しておいたものであり、図示の如き凸部4
aaに対応する凹部4bcが造り込まれている。
【0029】この状態でフィルタエレメント2の端部2
dを成形金型T内で位置決めしておき、図6に示すよう
に、当該端部2dと第2樹脂部材4bとの間に無発泡性
の第1樹脂部材4aを流し込んで固化させると、当該第
1樹脂部材4aは、端部2dに含浸しつつ発泡し、これ
ら第1樹脂部材4a、第2樹脂部材4b及びフィルタエ
レメント2の端部2dを一体的に形成する。
【0030】また、第1樹脂部材4aを流し込む際、当
該第1樹脂部材4aが凹部4bcに入り込むことによっ
て、突出方向に拡幅するテーパ状の凸部4aaが形成さ
れるので、第1樹脂部材4aと第2樹脂部材4bとの固
着力が向上され、第2樹脂部材4bが第1樹脂部材4a
から剥離し脱落するのを防止することができる。尚、第
1樹脂部材4aは、凹部4bc内においても発泡するこ
ととなるため、凸部4aaが凹部4bc内で強く密着
し、固着力が更に向上される。
【0031】更に、フィルタエレメント2の反対側の端
部2eにも所定の樹脂を含浸させてシール部材5を形成
し、本実施形態に係るフィルタエレメント2の製造が終
了する。かかるフィルタエレメント2をハウジング1内
に組み付けた後、蓋部3を取り付けてパッキン3aによ
る密閉作業を終了すれば、車両に取り付けるためのエア
フィルタが完成する。
【0032】本実施形態に係るフィルタエレメント2に
よれば、空気吸入口2aから吸入された空気は、フィル
タエレメント2のいずれの端部2d及び2eからも漏洩
せず、全て濾紙2cを通過して濾過され空気出口1bか
ら車両の内燃機関に供給されることとなる。
【0033】シール部材4は、発泡性樹脂から成る第1
樹脂部材4aによってフィルタエレメント2の端部に対
するシール部材4の一体成形性を維持するとともに、無
発泡性樹脂から成る第2樹脂部材4bによって耐久性及
びシール性を向上させることができる。即ち、成形性の
面では発泡性樹脂が優れ、耐久性及びシール性の面では
無発泡性樹脂の方が優れるため、これらの性質を活かし
た部位にそれぞれを用いたので、両者の利点を同時に得
ることができるのである。
【0034】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば外側ライ
ナ2a又は内側ライナ2bを有さないフィルタエレメン
トにも適用することができる。更に、シール部材がフィ
ルタエレメントとの接着用の発泡性樹脂、及びシール効
果を発揮する無発泡性樹脂のいずれも具備していれば、
他の形態のものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1及び請求項4の発明によれば、
フィルタエレメント端部に発泡性の第1樹脂部材を形成
するとともに、該第1樹脂部材から無発泡性の第2樹脂
部材を延設して、当該第2樹脂部材によりシールを行う
ので、成形性を維持しつつ長期に亘る使用においてもシ
ール性を維持し続けることができる。
【0036】請求項2の発明によれば、第2樹脂部材が
第1樹脂部材から片持ちで延設され、その先端にハウジ
ングの筒部の外周面と当接する突起部が形成されている
ので、フィルタエレメントをハウジング内へ組み付ける
際、第1樹脂部材の片持ち部が撓みつつハウジングの筒
部の外周面と突起部との当接を保つことができ、十分な
シール効果を発揮させつつフィルタエレメントのハウジ
ング内への組み付け性を向上させることができる。
【0037】請求項3及び請求項5の発明によれば、第
1樹脂部材に形成された凸部を含んで第2樹脂部材が形
成されるので、当該第1樹脂部材と第2樹脂部材との固
着力を向上させることができ、成形性を維持しつつ長期
に亘る使用においてもシール性を維持し続けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るフィルタエレメントを示す縦
断面図
【図2】本実施形態に係るフィルタエレメントがハウジ
ング内に組み付けられた状態を一部拡大して示す断面図
【図3】本実施形態に係るフィルタエレメント及び該フ
ィルタエレメントが組み付けられるハウジングを示す斜
視図
【図4】本実施形態に係るフィルタエレメントが組み付
けられるハウジングを示す縦断面図
【図5】本実施形態に係るフィルタエレメントの製造方
法を説明するための模式図
【図6】本実施形態に係るフィルタエレメントの製造方
法を説明するための模式図
【符号の説明】
1…ハウジング 1a…空気吸入口 1b…空気出口 1ba…筒部 1c…筐体 1ca…リブ 1d…一端面 1e…他端 1f…係止部 2…フィルタエレメント 2a…外側ライナ 2b…内側ライナ 2c…濾紙 2d、2e…端部 3…底蓋 3a…パッキン 4、5…シール部材 4a…第1樹脂部材 4aa…凸部 4b…第2樹脂部材 4ba…腕部 4bb…突起部 T…成形金型

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面から径方向に延設された空気吸入口及
    び一端面から軸方向に延設された空気出口が各々形成さ
    れた略円筒形状のハウジング内に組み付けられ、前記空
    気吸入口から空気出口への空気流を濾過するフィルタエ
    レメントであって、 端部に含浸されて一体的に形成される発泡性の第1樹脂
    部材と、 該第1樹脂部材から延設されて前記ハウジングの空気出
    口から軸方向に延びる筒部の外周面と当接してシールす
    る無発泡性の第2樹脂部材と、を有することを特徴とす
    るフィルタエレメント。
  2. 【請求項2】前記第2樹脂部材は、前記第1樹脂部材か
    ら片持ちで延設されるとともに先端に突起部を有し、該
    突起部が前記ハウジングの筒部の外周面と当接して前記
    空気出口との間をシールすることを特徴とする請求項1
    記載のフィルタエレメント。
  3. 【請求項3】前記第1樹脂部材は、突出方向側に拡幅す
    るテーパ状の凸部を有するとともに、該凸部を含んで前
    記第2樹脂部材が形成されたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のフィルタエレメント。
  4. 【請求項4】側面から径方向に延設された空気吸入口及
    び一端面から軸方向に延設された空気出口が各々形成さ
    れた略円筒形状のハウジング内に組み付けられ、前記空
    気吸入口から空気出口への空気流を濾過するフィルタエ
    レメントの製造方法であって、 前記ハウジングの空気出口から軸方向に延びる筒部の外
    周面と当接するように形成された無発泡性の第2樹脂部
    材をフィルタエレメントの端部に位置させておき、該端
    部と第2樹脂部材との間に発泡性の第1樹脂部材を流し
    込んで固化することにより当該第1樹脂部材を端部に含
    浸させつつ発泡させ、これら第1樹脂部材、第2樹脂部
    材及びフィルタエレメントの端部を一体的に形成するこ
    とを特徴とするフィルタエレメントの製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1樹脂部材において突出方向側に拡
    幅するテーパ状の凸部を形成するため、該凸部に対応す
    る凹部を前記第2樹脂部材に形成しておき、前記第1樹
    脂部材を流し込む際、当該第1樹脂部材が前記凹部に入
    り込んで前記凸部が形成されたことを特徴とする請求項
    4記載のフィルタエレメントの製造方法。
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