JP2003213799A - 構造材接合具及び構造材接合構造 - Google Patents

構造材接合具及び構造材接合構造

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JP2003213799A
JP2003213799A JP2002016871A JP2002016871A JP2003213799A JP 2003213799 A JP2003213799 A JP 2003213799A JP 2002016871 A JP2002016871 A JP 2002016871A JP 2002016871 A JP2002016871 A JP 2002016871A JP 2003213799 A JP2003213799 A JP 2003213799A
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joint
hole
pillar
base
connecting portion
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Application number
JP2002016871A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Iriyama
朋之 入山
Tatsuya Toyama
竜也 外山
Katsumune Nagai
克宗 永井
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】土台2を介して基礎1と柱3とを接合する場合
の施工性を良くする。 【解決手段】下側接合具5の台座部7を基礎1の上に載
置してアンカーボルト23を連結部8に通し、該下側接
合具5とアンカーボルト23とを結合する。上側接合具
6の連結部を下側接合具5の連結部8に連結し、上側接
合部6の上から土台2を両接合部5,6の連結部8,1
4に嵌める。柱3の下面のほぞ孔15を上側接合部6の
棒状接合部13に嵌め、ドリフトピン17によって柱3
と棒状接合部13とを結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の構造材接
合具及び構造材接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木造住宅では高壁倍率の耐力壁を
支持するため、柱を土台、桁又は胴差に強固に接合する
ことが要望されている。そのために、壁パネルを用いる
工法では、柱及び土台等の各々に対向するほぞ孔を形成
し、1本のほぞ部材の片側を一方のほぞ孔に嵌め、反対
側を他方のほぞ孔に嵌め、柱及び土台等の各々にドリフ
トピンを打ち込んでこの柱や土台等とほぞ部材とを結合
する方法が多く用いられている。しかし、この方法で
は、柱の引抜き力は全てドリフトピンが負担することに
なる。このため、大きな引抜き力が働くと、例えば土台
ではドリフトピンの打ち付け部から割裂し、所期の耐力
を確保することができないため、接合強度の向上には限
界がある。
【0003】これに対して、特開平11−148181
号公報には、柱に結合する継手具(金物)を基礎から立
ち上げたアンカーボルトに直結することにより、柱の引
抜き力をアンカーボルトで負担するという提案が記載さ
れている。すなわち、その継手具は、側方に開口した角
箱状接合部と、この角箱状接合具より立ち上がった棒状
接合部とを備えてなり、角箱状接合部内の空間に側方の
開口からワッシャ及びナットを挿入して該角箱状接合部
をアンカーボルトに結合し、棒状接合部を柱の下面に開
口したほぞ孔に挿入してドリフトピンにて結合する、と
いうものである。土台は角箱状接合部の側面に突き当て
てアンカーボルトによって基礎に固定され、或いは角箱
状接合部に別の接合手段によって接合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記継手具の
場合は、角箱状接合部が冷橋となって結露を生じ易く、
これに隣接した土台や柱の腐朽が懸念される。これを避
けるために、角箱状接合部を小型にして土台内に収める
ことも考えられるが、そうすると、該角箱状接合部の内
部空間及び側方の開口が狭くなり、ワッシャやナット、
或いはナット締付工具の内部への挿入が難しくなり、施
工性が悪くなる。
【0005】また、柱頭部と柱脚部とは同じ接合構造と
することが要望されているが、上記継手具の場合は通し
柱には適用することはできても、管柱の柱頭部には適用
することはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、柱の接合に利用する構造材接合具を上側
接合具と下側接合具とに分離した。
【0007】すなわち、請求項1に係る発明は、建築物
の横材の上側に設けられた上側柱を、該横材の下側に設
けられた基礎又は下側柱に連結するための構造材接合具
であって、上記横材に形成された上下方向の貫通孔に挿
入される部分を有し上記基礎又は下側柱に結合される下
側接合具と、上記横材の貫通孔に挿入される部分を有し
上記上側柱に結合される上側接合具とを備えてなり、上
記上側接合具は、上記上側柱の下面に開口したほぞ孔に
挿入され該上側柱に結合される棒状接合部と、上記横材
の貫通孔に挿入され上記下側接合具に連結される連結部
とを備えていることを特徴とする。
【0008】従って、下側接合具を基礎又は下側柱に結
合する際に、上側柱に結合するための上側接合具が邪魔
にならず、その施工が容易になる。このため、上側及び
下側の両接合具は横材の貫通孔に挿入される部分を小型
にすることが可能になり、結露防止にも有利になる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載さ
れている構造材接合具において、上記下側接合具は、上
記横材としての土台と上記基礎との間に介装する台座部
と、該台座部より立上り上記土台の貫通孔に挿入され上
記上側接合具の連結部に連結される連結部とを備え、上
記基礎に植設されたアンカーボルトに結合されることを
特徴とする。
【0010】従って、柱の引抜き力はアンカーボルトに
負担させることができ、耐力の向上に有利になる。そう
して、下側接合具をアンカーボルトに結合する際に上側
接合具が邪魔にならず、その施工が容易になる。このた
め、上側及び下側の両接合具の連結部を小型にして土台
の貫通孔に収めることができ、結露防止にも有利にな
る。
【0011】請求項3に係る発明は、建築物の柱を土台
下の基礎に連結する構造材接合構造であって、下側接合
具と上側接合具とを備え、上記下側接合具は、台座部
と、該台座部より立上り上記上側接合具に連結される連
結部とを備え、上記台座部が上記土台と基礎との間に介
装され、上記連結部が上記土台に形成された上下方向の
貫通孔に挿入され、且つ該下側接合具は上記基礎に植設
されたアンカーボルトに結合され、上記上側接合具は、
上記下側接合具に連結される連結部と、該連結部より立
ち上がった棒状接合部とを備え、上記連結部が上記土台
の貫通孔に挿入され、上記棒状接合部が上記柱の下面に
開口したほぞ孔に挿入されて該柱に結合され、上記下側
接合具の連結部と上記上側接合具の連結部とが上記土台
の貫通孔内で互いに連結されていることを特徴とする。
【0012】従って、柱の引抜き力はアンカーボルトに
負担させることができ、耐力の向上に有利になる。そう
して、下側接合具をアンカーボルトに結合する際に上側
接合具が邪魔にならず、その施工が容易になる。このた
め、上側及び下側の両接合具の連結部を小型にして横材
の貫通孔に収めることができ、結露防止にも有利にな
る。
【0013】請求項4に係る発明は、建築物の横架材の
上側に設けられた上側柱を、該横架材の下側に設けられ
た下側柱に連結する構造材接合構造であって、各々棒状
接合部と連結部とを備えた互いに同じ形状の下側接合具
と上側接合具とを備え、上記下側接合具は、その棒状接
合部が上記下側柱の上面に開口したほぞ孔に挿入されて
該下側柱に結合され、その連結部が上記横架材の貫通孔
に挿入され、上記上側接合具は、その棒状接合部が上記
上側柱の下面に開口したほぞ孔に挿入されて該上側柱に
結合され、その連結部が上記横架材の貫通孔に挿入さ
れ、上記下側接合具の連結部と上側接合部の連結部とが
上記横架材の貫通孔内で互いに連結されていることを特
徴とする。
【0014】従って、下側及び上側の両接合具は互いに
同じ形状のものであるから、上下の柱の連結には1種類
の接合具を準備すればよく、柱頭部と柱脚部とは同じ接
合構造となるから、管柱に適用することができるととも
に、施工性が向上し、しかもコスト低減に有利になる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、上側の柱を基礎又は下側柱に結合するための接合
具を下側接合具と上側接合具とに分離したから、下側接
合具を基礎又は下側柱に結合する際の施工性が向上する
とともに、上側及び下側両接合具の横材貫通孔に挿入さ
れる部分を小型にすることが可能になり、結露防止にも
有利になる。
【0016】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載されている構造材接合具において、下側接合具は、
土台と基礎との間に介装する台座部と、土台の貫通孔に
挿入され上側接合具に連結される連結部とを備え、基礎
に植設されたアンカーボルトに結合されるものであるか
ら、柱の引抜き力はアンカーボルトに負担させることが
でき、耐力の向上に有利になるとともに、下側接合具を
アンカーボルトに結合する際の施工性が向上し、しか
も、上側及び下側両接合具の連結部を小型にして横材の
貫通孔に収めることができ、結露防止にも有利になる。
【0017】請求項3に係る発明によれば、柱を基礎に
結合するための接合具を下側接合具と上側接合具とに分
離し、下側接合具についてはその台座部が土台と基礎と
の間に介装され連結部が土台の貫通孔に挿入され、且つ
基礎に植設されたアンカーボルトに結合されるように
し、上側接合具についてはその連結部が土台の貫通孔に
挿入され且つ下側接合具の連結部に連結され、その棒状
接合部が柱のほぞ孔に挿入されて該柱に結合されるよう
にしたから、柱の引抜き力はアンカーボルトに負担させ
ることができ、耐力の向上に有利になるとともに、下側
接合具をアンカーボルトに結合する際の施工性が向上
し、しかも、上側及び下側両接合具の連結部を小型にし
て横材の貫通孔に収めることができ、結露防止にも有利
になる。
【0018】請求項4に係る発明によれば、横架材上側
の柱と横架材下側の柱とを連結する接合具を下側接合具
と上側接合具とに分離し且つ両者を同じ形状に形成し、
この両接合具の各々の棒状接合部をそれぞれ対応する柱
のほぞ孔に挿入して該柱に結合し、各々の連結部を横架
材の貫通孔に挿入し互いに連結する構造としたから、上
下の柱の連結には1種類の接合具を準備すればよく、ま
た、柱頭部と柱脚部とは同じ接合構造となるから、管柱
に適用することができるとともに、施工性が向上し、し
かもコスト低減に有利になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】<実施形態1>図1及び図2に示す木造建
築物の構造材接合構造において、1は基礎、2は土台、
3は柱であり、横材としての土台2を挟んで基礎1と柱
3とが金属製の構造材接合具4によって接合されてい
る。接合具4は、図2に示すように、下側接合具5と上
側接合具6とによって構成されている。
【0021】下側接合具5は、基礎1と土台2との間に
介装する矩形板状の台座部7と、該台座部7より立ち上
がり且つ上面が開口した筒状の連結部8とを備えてい
る。台座部7の中央には貫通孔9が形成されており、筒
状連結部8はその筒孔を台座部7の貫通孔9に合致させ
て該台座部7の上面に結合されている。連結部8の上部
外周面には雄ねじ11が形成され、連結部8の内周面に
は荷重受け部12が形成されている。本例の荷重受け部
12は、連結部8の内周面を周方向に全周にわたって延
びる内方へ突出した環状の凸条である。この連結部8
は、土台2に形成された上下方向の貫通孔10に挿入さ
れる。
【0022】上側接合具6は、柱3に結合される棒状接
合部13と、下側接合具5の連結部8に連結される連結
部14とを備えている。連結部14は下端が開口した筒
状に形成され、棒状接合部13は連結部14の上面中央
より立ち上がっている。
【0023】棒状接合部13は、パイプ状のものであっ
て、柱3の下面に開口したほぞ孔15に挿入される。棒
状接合部13には上下に間隔をおいて4つの横方向の貫
通孔16が形成されている。上から一番目と3番目の貫
通孔16は棒状接合部13を互いに同方向に貫通し、残
り2つの貫通孔16はそれらと直交する方向に貫通して
いる。これら貫通孔16は棒状接合部13と柱3とをド
リフトピン17によって結合するためのピン孔であり、
柱3にも上記貫通孔16に対応させて4つの貫通孔18
が上記ほぞ孔15と直交するように形成されている。
【0024】上側接合具6の連結部14は、下側接合具
5の連結部8に連結されるものであって、土台2の貫通
孔10に挿入される。その連結のために、連結部14の
下部内周面には連結部8の雄ねじ11に螺合する雌ねじ
19が形成されている。また、連結部14には棒状接合
部13の貫通孔16と柱3の貫通孔18とを合致させる
ために、上下方向に長い2つの位置決め用長孔20が相
対するように形成されている。
【0025】すなわち、土台2には上記貫通孔10に直
交して土台2の両側面に開口する位置決め孔21が形成
されており、連結部14の長孔20と土台2の位置決め
孔21とを貫くように位置決めピン22を通すことによ
り、棒状接合部13の貫通孔16と柱3の貫通孔18と
を合致させるようになっている。
【0026】また、基礎1にはアンカーボルト23が植
設されている。なお、図2において、2aは上記土台2
に直交するように配置される別の土台である。
【0027】次に、施工方法を説明する。基礎1にはア
ンカーボルト23を植え込み、土台2には貫通孔10及
び位置決め孔21を形成し、柱3にはほぞ孔15及び貫
通孔18を形成しておく。
【0028】まず、下側接合具5の台座部7を基礎1の
上に載置し、アンカーボルト23を連結部8に通すよう
にする。連結部8の上端開口からワッシャ24をアンカ
ーボルト23に通して連結部8内に入れ、荷重受け部1
2に支持させる。そうして、ナット25をアンカーボル
ト23に螺合してワッシャ24を荷重受け部12に締め
付けることにより、下側接合具5をアンカーボルト23
に締結する(下側接合具5を基礎1の上面に固定す
る。)。この場合、ワッシャ24の孔をアンカーボルト
23の径よりも幾分大きくしておくことにより、アンカ
ーボルト23の位置ずれを吸収することができる。
【0029】次に上側接合具6の連結部14を下側接合
具5の連結部8に螺合することにより、両接合具5,6
を連結する(構造材接合具4の組立)。そして、土台2
の貫通孔10を構造材接合具4に上から嵌め込み、土台
2を基礎1の上の台座部7に載置する。
【0030】次いで位置決めピン22を、上側接合具6
の連結部14の長孔20を貫くように、土台2の位置決
め孔21に通す。その際、上側接合具6を下側接合具5
に対して回転させることによって、長孔20と位置決め
孔21との位置を合わせる。この位置合わせにより、上
側接合具6の棒状接合部13は、その上から1番目と3
番目の貫通孔16が土台長手方向を向き、残り2つの貫
通孔16が土台長手方向と直交する方向を向く。
【0031】そうして、柱3のほぞ孔15を棒状接合部
13に嵌め、棒状接合部13の貫通孔16を貫くように
ドリフトピン17を柱3の貫通孔18に打ち込むことに
よって柱3と棒状接合部13とを結合する。
【0032】他の土台2aは台座部7と同厚のスペーサ
を介して基礎1の上に載置し、アンカーボルトによって
基礎1に固定する。
【0033】従って、上述の如き構造材接合具4によれ
ば、下側接合具5を基礎1のアンカーボルト23に結合
する際に、筒状連結部8の上端開口からワッシャ24及
びナット25を挿入し、さらに、該上端開口からナット
締付用の工具を挿入することができ、上側接合具6が邪
魔にならず、しかも上からの締付作業となるため、その
施工が容易になる。また、上側接合具6の連結部14が
筒状であって、アンカーボルト23の頭部を該連結部1
4の筒孔に収容するようにしたから、アンカーボルト2
3の基礎1からの突出長さが不揃いであっても、これを
上記筒孔で吸収することができる。
【0034】そうして、柱3の引抜き力はアンカーボル
ト23に負担させることができるから、耐力の向上に有
利になる。しかも、両接合具5,6の連結部8,14は
土台2の貫通孔10に収められる小型のものであるか
ら、結露防止にも有利になる。
【0035】<実施形態2>本実施形態については図3
及び図4に示されており、横架材(梁)31を介して下
側の柱32と上側の柱33とを接合する例である。構造
材接合具34は、同じ形状の2つの接合具6,6と、こ
の両接合具6,6を連結する連結部材35とよりなる。
接合具6は実施形態1の上側接合具6と同じものであ
り、棒状接合部13と連結部14とからなる。連結部材
35は円柱の全長にわたってねじ山が形成された全ねじ
ボルトによって構成されている。以下、施工方法を説明
する。
【0036】横架材31には、上下方向の貫通孔36
と、該貫通孔36に直交して横架材31の両側面に開口
した位置決め孔37,38を上下に間隔をおいて形成
し、上側柱33には、実施形態1と同様の柱下面に開口
したほぞ孔15及び貫通孔18を形成し、下側柱32に
も柱上面に開口したほぞ孔15及び貫通孔18を形成し
ておく。
【0037】まず、一方の接合具(下側接合具)6の棒
状接合部13を下側柱32のほぞ孔15に挿入し、ドリ
フトピン17によって棒状接合部13と下側柱32とを
結合する。そして、下側の接合具6の連結部14に連結
部材35を螺合するとともに、この連結部材15に上側
の接合具6の連結部14を螺合することによって、上下
の接合具6,6を連結する(構造材接合具34の組
立)。
【0038】次に横架材31の貫通孔36を構造材接合
具34に上から嵌め込んで、該横架材31を下側柱32
の上に支持する。そして、上下各々の接合具6の連結部
14の長孔20を貫くように、横架材31の位置決め孔
37,38に位置決めピン22を通すことにより、各接
合具6の4つの貫通孔16のうちの2つが横架材長手方
向を向き、残り2つが横架材31と直交する横方向を向
くようにする。
【0039】そうして、上側柱33のほぞ孔15を上側
接合具6の棒状接合部13に嵌め、棒状接合部13の貫
通孔16を貫くようにドリフトピン17を上側柱33の
貫通孔18に打ち込むことによって上側柱3と棒状接合
部13とを結合する。
【0040】以上のように、下側及び上側の両接合具
6,6は互いに同じ形状のものであるから、上下の柱3
2,33の連結には1種類の接合具6を準備すればよ
い。そして、柱頭部と柱脚部とは同じ接合構造となると
ともに、施工性が向上し、しかもコスト低減に有利にな
る。
【0041】また、長さだけが異なる複数種類の連結部
材35を準備すれば、接合具6は1種類であっても、高
さの異なる各種の横架材31に適用することができ、コ
スト低減を図ることができる。
【0042】なお、上記実施形態1,2では上下の接合
具をねじによって連結するようにしたが、ドリフトピン
による連結や嵌め込みによる連結など他の連結方式を採
用してもよい。
【0043】また、上記実施形態1,2ではドリフトピ
ン17によって柱と接合具の棒状接合部13とを結合す
るようにしたが、ボルトを貫通孔に通して結合するよう
にしてもよい。
【0044】また、棒状接合部13は中実ものとしても
よい。さらに、棒状接合部13は連結部14に対してね
じ等により着脱自在としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る構造材接合構造を示
す断面図。
【図2】同構造材接合構造の分解斜視図。
【図3】本発明の実施形態2に係る構造材接合構造を示
す断面図。
【図4】同構造材接合構造の分解斜視図。
【符号の説明】
1 基礎 2 土台(横材) 3 柱 4,34 構造材接合具 5 下側接合具 6 上側接合具 7 台座部 8 下側接合具の連結部 10 土台の貫通孔 14 上側接合具の連結部 15 ほぞ孔 17 ドリフトピン 31 横架材(横材) 32 下側柱 33 上側柱 35 連結部材 36 横架材の貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 克宗 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 Fターム(参考) 2E125 AA03 AA13 AA18 AB12 AC23 AG03 AG11 BB08 BD01 CA79

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の横材の上側に設けられた上側柱
    を、該横材の下側に設けられた基礎又は下側柱に連結す
    るための構造材接合具であって、 上記横材に形成された上下方向の貫通孔に挿入される部
    分を有し上記基礎又は下側柱に結合される下側接合具
    と、 上記横材の貫通孔に挿入される部分を有し上記上側柱に
    結合される上側接合具とを備えてなり、 上記上側接合具は、上記上側柱の下面に開口したほぞ孔
    に挿入され該上側柱に結合される棒状接合部と、上記横
    材の貫通孔に挿入され上記下側接合具に連結される連結
    部とを備えていることを特徴とする構造材接合具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されている構造材接合具
    において、 上記下側接合具は、上記横材としての土台と上記基礎と
    の間に介装する台座部と、該台座部より立上り上記土台
    の貫通孔に挿入され上記上側接合具の連結部に連結され
    る連結部とを備え、上記基礎に植設されたアンカーボル
    トに結合されることを特徴とする構造材接合具。
  3. 【請求項3】 建築物の柱を土台下の基礎に連結する構
    造材接合構造であって、 下側接合具と上側接合具とを備え、 上記下側接合具は、台座部と、該台座部より立上り上記
    上側接合具に連結される連結部とを備え、上記台座部が
    上記土台と基礎との間に介装され、上記連結部が上記土
    台に形成された上下方向の貫通孔に挿入され、且つ該下
    側接合具は上記基礎に植設されたアンカーボルトに結合
    され、 上記上側接合具は、上記下側接合具に連結される連結部
    と、該連結部より立ち上がった棒状接合部とを備え、上
    記連結部が上記土台の貫通孔に挿入され、上記棒状接合
    部が上記柱の下面に開口したほぞ孔に挿入されて該柱に
    結合され、 上記下側接合具の連結部と上記上側接合具の連結部とが
    上記土台の貫通孔内で互いに連結されていることを特徴
    とする構造材接合構造。
  4. 【請求項4】 建築物の横架材の上側に設けられた上側
    柱を、該横架材の下側に設けられた下側柱に連結する構
    造材接合構造であって、 各々棒状接合部と連結部とを備えた互いに同じ形状の下
    側接合具と上側接合具とを備え、 上記下側接合具は、その棒状接合部が上記下側柱の上面
    に開口したほぞ孔に挿入されて該下側柱に結合され、そ
    の連結部が上記横架材の貫通孔に挿入され、 上記上側接合具は、その棒状接合部が上記上側柱の下面
    に開口したほぞ孔に挿入されて該上側柱に結合され、そ
    の連結部が上記横架材の貫通孔に挿入され、 上記下側接合具の連結部と上側接合部の連結部とが上記
    横架材の貫通孔内で互いに連結されていることを特徴と
    する構造材接合構造。
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