JP2003212316A - 物品棚割り付け支援方法、物品棚割り付け支援装置及び記録媒体 - Google Patents

物品棚割り付け支援方法、物品棚割り付け支援装置及び記録媒体

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JP2003212316A
JP2003212316A JP2002019258A JP2002019258A JP2003212316A JP 2003212316 A JP2003212316 A JP 2003212316A JP 2002019258 A JP2002019258 A JP 2002019258A JP 2002019258 A JP2002019258 A JP 2002019258A JP 2003212316 A JP2003212316 A JP 2003212316A
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JP2002019258A
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Shigeki Asaoka
茂樹 浅岡
Yoshikazu Okishio
良和 沖汐
Hiroyuki Okita
浩之 大北
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出荷効率を向上させて物流作業全体の効率を上
げることができる物品棚割り付け支援方法、物品棚割り
付け支援装置及び記録媒体を提供することにある。 【解決手段】売れ筋製品分析・決定機能42は、上述の
入出荷データD3を検索し、出荷日付毎の出荷件数の和
を求めるとともに月平均出荷件数とバラツキ標準偏差を
求め、出荷件数バラツキ標準偏差/月平均出荷件数を縦
軸とする。この場合縦軸には出荷件数バラツキ標準偏差
/月平均出荷件数の4分割した各範囲が、また横軸には
求めた月平均出荷件数を4分割した各範囲が対応し、分
割された範囲の交差部分が区分層となり、これら区分層
に対して保管対象となる各物品に対応付けてある品番を
割り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流倉庫における
物品棚割り付け支援方法、物品棚割り付け支援装置及び
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物流倉庫における物品棚割り付け
を行う場合には、物流倉庫の例えば昇降機、自動倉庫、
事務所等の寸法を記入している建築図面を元に倉庫フロ
アー図面データを作成して、当月の在庫データと直近の
製品の入出庫データを参照して品番毎の出荷件数順に出
荷口に近い物品保管機器へ割り付けを行うようにするも
のがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のやり方で
は、商品寿命が長く入出荷件数にあまり変化のない製品
の棚割りには適用が可能であった。また商品配置も直近
の出荷件数を基に行ってきた。
【0004】しかし売れ筋製品が変化する場合には、直
近の出荷件数を出荷頻度とする商品配置だけでは、頻繁
に商品配置変更を行わなければ作業効率が悪くなるとい
う問題があった。
【0005】そこで新倉庫移管時や運用時に迅速に売れ
筋製品区分を決定して、さらにその商品の出荷作業の高
効率を維持して製品配置変更が少ない製品配置設計の支
援が望まれている。
【0006】ここで在庫データや入出庫データをもとに
して売れ筋製品の出荷作業効率を上げる為には、出荷頻
度の高い製品を出口近くに配置してまたそれが出荷頻度
が一定して高く、配置変更の必要性の少ない製品(以下
売れ筋製品)であることが必要である。
【0007】また出荷の搬送距離を考えてこの売れ筋製
品を出荷口近くの物品保管機器に出来るだけ多く詰めて
保管する方が望ましい。
【0008】また倉庫スペース形状や運営形態により製
品毎の全ての在庫量に対して割り付け対象とするのか、
或いは倉庫作業者がピッキング作業を行う棚(物品保管
機器)へ他の棚(物品保管機器)から補充を行う運営形
態のようにピッキング用物品保管機器への割り付け対象
を重視してその在庫日数の何日分置くかを決定すること
も重要になる。
【0009】本発明は上記の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、出荷効率を向上させて物
流作業全体の効率を上げることができる物品棚割り付け
支援方法、物品棚割り付け支援装置及び記録媒体を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の物品棚割り付
け支援方法の発明は、使用する物品保管機器の形状を表
示マークとして作成し該表示マークと物品保管機器とを
対応付けた形状データをデータ記憶手段に保管する過程
と、表示手段に表示させた倉庫フロアー図に対するレイ
アウト可能スペースの設定と、当該倉庫フロアー図のレ
イアウト可能スペースに前記表示手段の画面上の操作に
より使用する物品保管機器の表示マークを配置するとと
もに、出荷口を配置するレイアウト設計過程と、該レイ
アウト設計された物品保管機器から出荷口までの搬送距
離を算出し、その算出結果と、物品保管機器と出荷口の
配置位置とからなる配置データを前記データ記憶手段に
保管させる過程と、各物品の過去の出荷データとして格
納されている所定期間毎の平均出荷件数と該平均出荷件
数のばらつき度合に基づいて売れ筋製品層の区分を行う
とともに各区分に属する出荷頻度係数を算出する過程
と、前記配置する物品保管機器をピッキング用と保管用
とに区分して保管対象の物品毎の在庫期間を算出して該
算出結果からピッキング用物品保管機器に格納する保管
量と保管用物品保管機器に格納する保管量とを決定する
過程と、出荷頻度係数及びピッキング用物品保管機器か
ら出荷口までの搬送距離とに基づいて、出荷頻度係数が
高い順の売れ筋製品層に属する物品の格納を、前記出荷
口までの搬送距離が短いピッキング用物品保管機器に割
り付ける決定を行う過程とからなることを特徴とする。
【0011】請求項2の物品棚割り付け支援方法の発明
は、請求項1の発明において、前記売れ筋製品層の決定
は単位期間の平均出荷件数が多く且つ単位期間の平均出
荷件数に対するバラツキ度合いが小さい順位に基づいて
行うことを特徴とする。
【0012】請求項3の物品棚割り付け支援装置の発明
は、物品保管機器をピッキング用と保管用とに区別する
物流倉庫の倉庫フロアーに対応するものであって、デー
タ記憶手段と、表示手段と、演算手段とを少なくとも備
え、前記演算手段は、使用する物品保管機器の形状を表
示マークとして作成し該表示マークと物品保管機器とを
対応付けた形状データをデータ記憶手段に保管する機能
と、前記表示手段に表示させた倉庫フロアー図に対する
レイアウト可能スペースの設定と、当該倉庫フロアー図
のレイアウト可能スペースに前記表示手段の画面上の操
作により使用する物品保管機器の表示マークを配置する
とともに、出荷口を配置してレイアウト設計を行う機能
と、該レイアウト設計された物品保管機器から出荷口ま
での搬送距離を算出し、その算出結果と、物品保管機器
と出荷口の配置位置とからなる配置データを前記データ
記憶手段に保管させる機能と、データ記憶手段に各物品
の過去の出荷データとして格納されている所定期間毎の
平均出荷件数と該平均出荷件数のばらつき度合に基づい
て売れ筋製品層の区分を行うとともに各区分に属する出
荷頻度係数を算出する機能と、前記配置する物品保管機
器をピッキング用と保管用とに区分して保管対象の物品
毎の在庫期間を算出して該算出結果からピッキング用物
品保管機器に格納する保管量と保管用物品保管機器に格
納する保管量とを決定する機能と、出荷頻度係数及びピ
ッキング用物品保管機器から出荷口までの搬送距離とに
基づいて、出荷頻度係数が高い順の売れ筋製品層に属す
る物品の格納を、前記出荷口までの搬送距離が短いピッ
キング用物品保管機器に割り付けることで決定する機能
とを少なくとも有し、前記データ記憶手段は、物品別の
在庫データ及び入出庫データや、前記演算手段から出力
される各物品保管機器の形状データと、各物品保管機器
や出荷口の位置や、ピッキング用物品保管機器から出荷
口までの搬送距離を含む配置位置データ、各物品の保管
量データ、及び各出荷頻度係数データを記憶することを
特徴とする。
【0013】請求項4の物品棚割り付け支援装置の発明
では、請求項3の発明において、前記演算手段にはデー
タ記憶手段に各物品の過去の出荷データとして格納され
ている所定期間毎の平均出荷件数と該平均出荷件数のば
らつき度合に基づいて売れ筋製品層の決定のための区分
を自動的に行う機能を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項5の物品棚割り付け支援装置の発明
では、請求項3の発明において、前記物品保管機器若し
くは物品保管機器群の表示マークに対して前記表示手段
の倉庫フロアー図の表示画面上で指定入力があると、当
該物品保管機器若しくは物品保管機器群に属する物品保
管機器に保管される物品の保管量、及び出荷頻度係数を
倉庫フロアー図上に表示させる機能を演算手段に備えて
いることを特徴とする。
【0015】請求項6の物品棚割り付け支援装置の発明
では、請求項3の発明において、前記演算手段には、出
荷頻度係数をその値の大きさに応じて複数に区分し、表
示手段で表示される倉庫フロアー図上の各物品保管機器
の表示マークを、当該物品保管機器に保管される物品の
出荷頻度係数の値が属する区分に予め割り当てている色
で表示させる機能を備えていることを特徴とする。
【0016】請求項7の物品棚割り付け支援装置の発明
では、請求項3の発明において、前記搬送距離は、ピッ
キング用物品保管機器の物品取り出し口の位置から、出
荷口までの距離としたことを特徴とする。
【0017】請求項8の物品棚割り付け支援装置の発明
では、請求項3の発明において、縦横に通路が設けられ
ている倉庫フロアーにおける前記搬送距離は、対応する
ピッキング用物品保管機器から出荷口までの直線距離を
斜辺とする直角三角形の底辺に相当する距離と高さに相
当する距離とを加算した距離としたことを特徴とする。
【0018】請求項9の物品棚割り付け支援装置の発明
では、請求項8の発明において、前記出荷口が複数設け
られる倉庫フロアーにおける前記搬送距離は、対応する
ピッキング用物品保管機器から各出荷口までの距離中を
最も近い距離としたことを特徴とする。
【0019】請求項10の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記表示手段で表示
されている倉庫フロアー図上の物品保管機器の表示マー
クの指定入力により当該保管機器の配置エリアに保管す
る物品の保管品番データを表示させ、該保管品番データ
を他の配置エリアの物品保管機器の保管品番データに変
更させる処理機能を前記演算手段に備えたことを特徴と
する。
【0020】請求項11の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記表示手段で表示
されている倉庫フロアー図上の物品保管機器の表示マー
クの指定入力により当該物品保管機器の配置エリアに保
管する物品の格納品番データを表示させるとともに、当
該格納品番に対応する物品の棚割り処理終了後の出荷頻
度係数値を表示手段で表示させる機能を前記演算手段に
備えたことを特徴とする。
【0021】請求項12の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記データ記憶手段
に記憶されている物品保管機器の形状データと配置位置
データと物品保管機器群に対応される格納品番の登録デ
ータに対して出荷頻度係数値を所定値範囲毎に区分して
区分毎に異なる色を割り当て、前記倉庫フロアー図上に
表示される物品保管機器の表示マークに対して属する区
分の色で色付ける機能を前記演算手段に備えたことを特
徴とする。
【0022】請求項13の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、上記ばらつき度合と
してばらつき標準偏差を用いることを特徴とする。
【0023】請求項14の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、物品の所定の単位期
間の出荷平均数範囲を複数範囲に分割するとともに、該
出荷平均件数に対するばらつき平均値範囲を分割して、
出荷平均数の属する範囲とばらつき平均値の属する範囲
とで規定される区分に基づいて売れ筋製品層を区分決定
する演算手段に備えていることを特徴とする。
【0024】請求項15の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記演算手段は、所
定の単位期間の平均出荷件数を演算する際に、ばらつき
標準偏差の上下限値を設定してそれを外れる出荷件数を
省くことを特徴とする。
【0025】請求項16の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記演算手段は、所
定の単位期間の平均出荷件数を演算する際に、標準偏差
の3倍の範囲以外の出荷件数を省くことを特徴とする。
【0026】請求項17の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記演算手段は入荷
データから物品のロットサイズを算出して、ロットサイ
ズ分をピンキング用物品保管機器の保管量と決定するこ
とを特徴とするを特徴とする。
【0027】請求項18の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記演算手段は、複
数の出荷口が存在する倉庫フロアーに対して、それぞれ
の出荷口を使用するフロアーエリアを区分設定し、各区
分されたフロアーエリアからの物品の出荷頻度が均一に
なるように各フロアーエリアに配置するピッキング用物
品保管機器に保管する物品の格納品番を振り分けてそれ
ぞれのフロアーエリア内で、minΣ[(出荷頻度係
数)×(搬送距離)]になるように物品のピッキング用
物品保管機器への棚割り付けを決定する棚割り付け機能
を有することを特徴とする。
【0028】請求項19の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項18の発明において、前記棚割り付け機
能は、フロアーエリアの出荷担当者の業務の習熟レベル
データに基づいて当該習熟レベルが一定レベル以下の場
合に、当該フロアーエリアに対応する出荷口とピッキン
グ用物品保管機器までの距離の近い順に売れ筋製品層に
含まれる物品の格納品番順に棚割り付けを決定すること
を特徴とする。
【0029】請求項20の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項18の発明において、前記棚割り付け機
能は、各フロアーエリアのピッキング用物品保管機器へ
の保管する物品の格納品番の数を均一化するように物品
の格納品番の振り分け処理を行うことを特徴とする。
【0030】請求項21の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項18の発明において、前記棚割り付け機
能は、物品保管機器の間口の幅寸法データに基づいて所
定期間分の保管量の保管物品の占有幅が前記間口の幅寸
法を超えないように棚割り付けを決定することを特徴と
する。
【0031】請求項22の記録媒体の発明では、請求項
1の物品棚割り付け支援方法の各過程の処理をコンピュ
ータで実行させて請求項3記載の物品棚割り付け支援装
置を実現するプログラムを格納したものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。
【0033】図1は、本発明の物品棚割り付け支援方法
を実現したコンピュータ装置からなる物品棚割り付け支
援装置の概念的なシステム構成図を示しており、キーボ
ード等の入力手段や、ネットワーク等を通じて各種デー
タをダウンロードする通信機器、或いは記録媒体を通じ
てデータを取り込むための外部記憶装置等から構成され
るデータ入力装置1と、本実施形態の物品棚割り付け支
援装置で生成された各種データを外部へネットワークを
通じて出力するための通信機器や、記録媒体に記録する
ことでデータを記録媒体により外部へ渡すことができる
外部出力装置等からなるデータ外部出力装置2と、これ
らデータ入力装置1やデータ外部出力装置2と、入力さ
れるデータや生成されたデータを対象とする倉庫毎のフ
ァイル内に格納する支援装置内のデータ記憶装置3と、
演算装置4と、モニタからなる表示装置5とで構成され
る支援装置部6とで構成される。
【0034】支援装置部6は、演算装置4で後述する物
品棚割り付け支援のための各種演算/制御を行うプログ
ラムをデータ入力装置1をロードし、それを実行するこ
とで、コンピュータ装置により実現されるものである。
【0035】さて演算装置4は、支援対象となる倉庫に
対する物品保管機器や出荷口のレイアウト設計を行うた
めのレイアウト設計機能41を備え、このレイアウト設
計機能41によって設計されたレイアウト設計状況に基
づいて物品棚割り付けの処理を行うものである。
【0036】この演算装置4の処理機能として、上記レ
イアウト設計機能41と、保管対象とする物品の売れ筋
製品分析及び売れ筋製品の区分層の決定処理を行う売れ
筋製品分析・決定機能42と、各売れ筋製品区分層の出
荷頻度係数データ(出荷頻度係数データ)の作成処理機
能43と、上記のレイアウト設計機能41で配置された
物品保管機器中ピッキング用物品保管機器と、保管用物
品保管機器とを定めて夫々の物品保管機器への保管量決
定を行う保管量決定機能44と、売れ筋製品区分層毎に
区分化された物品の品番を所定の物品保管機器への割り
付け行うための割付エリア指定機能45と、各物品保管
機器への物品の品番の棚割り付けを自動的に決定する棚
割り付け機能46と、レイアウト設計機能41を用いて
作成された物品保管機器の表示マークM等に基づいた形
状データD2や配置データD1を作成してデータ記憶装
置3に記憶させるデータ作成機能47等を具備してい
る。
【0037】次に演算装置4の各機能41〜47の動作
を図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0038】まず本実施形態装置を用いて物品棚割り付
けを行うに当たっては、予め対象となる物品保管機器の
表示マークMの作成と当該物品保管機器の情報入力とを
レイアウト設計機能41の物品保管形状作成機能を用い
て行う。
【0039】この場合支援装置部6を動作開始させた後
において、メニュー画面(図示せず)の選択釦でレイア
ウト設計機能41を起動させ、図2のステップS1の倉
庫図面作成過程を選択し、更にレイアウト設計機能41
の起動後に表示される設計内容の選択メニューから物品
保管機器の表示マークMを描画作成する設計機能を選択
し、この設計機能で図3(a)に示すように物品保管機
器の表示マークMを作成し、この表示マークMの作成
後、作成完了を示す操作を行うと、レイアウト設計機能
41の制御の下で、当該表示マークMに対応する物品保
管機器のデータの入力画面(図3(b)が呼び出され、
この画面上からデータ入力装置1内のキーボードを用い
て、機器名称、幅、奥行き、高さ、内径幅、内径奥行
き、保管容量、製造メーカー名、価格などの諸元データ
を入力し、入力完了後設定釦B1をマウスによりクリッ
ク操作すると、データ作成機能47の働きにより図4に
示すような表形式の物品保管機器の形状データD2が作
成され、データ記憶装置3に登録格納される。
【0040】そして作成した表示マークMをドラッグア
ンドドロップにより図3(c)に示す表示装置5の表示
マーク表示用の表示スペース51に移動させることで表
示マークMがその名称を付された形で表示され、後述の
レイアウト設計時に使用可能な表示マークとなる。
【0041】図3(c)において、物品保管機器の表示
マークとして、M1はパレット、M2は小物棚、M3は
中物棚、M4は大物棚、M5はサポータを示す。
【0042】このような各種物品保管機器の表示マーク
M1…及び、後述する出荷口の表示マークM0の作成と
その形状データD2の登録保存が予め為れることで、新
たに対象となる倉庫フロアー図の作成や変更を行うこと
が可能となる。
【0043】さて新規な倉庫フロアーを支援対象とする
場合には、上述の倉庫フロアー図面の作成過程S1にお
いて、物品保管機器のレイアウト(配置)を行う必要が
あり、オペレータは上述のレイアウト設計機能41の選
択後、設計内容のメニューから倉庫フロアー図面作成を
選択する。この選択時にはレイアウト設計機能41の働
きの下で図5(a)に示すような設計用の画面が表示さ
れる。
【0044】この表示画面では、対象とする倉庫フロア
ー図50を平面図として図5(a)に示すように描画す
ることができる。このとき矩形の形状の倉庫フロアーの
場合には縦横の各辺の寸法が入力されるとレイアウト設
計機能41は矩形の倉庫フロアー図50を自動作成して
表示装置5に表示させる処理を行う。この表示画面を見
たオペレータはレイアウト設計機能41の編集/修正機
能を利用して実際の倉庫フロアーの形状に合わせるため
の修正変更を行う。尚図5(a)中H(□マーク)は柱
を示す。
【0045】このようにして倉庫フロアー図の作成が終
了すると、オペレータは、倉庫フロアー図50上のレイ
アウト可能スペースに、表示装置5の画面上の片側の表
示スペース51内の各種物品保管機器の表示マークM1
…をポィンティングデバイスによりオペレータがドラッ
グアンドドロップすることで、また倉庫の壁に対応する
外形線上に表示スペース51内の出荷口を示すマークM
0をドラックアンドドロップすることで物品保管表示器
の配置と、出荷口の配置を行えることになる。
【0046】更に配置した物品保管機器の表示マークM
1…をクリックすると図6に示す画面が表示され、この
画面において、当該物品保管機器の積み上げ段数(図示
例ではパレットで2段)、制約格納品番数(図示例では
5品番)や制約保管容量を入力(物品保管機器の容積に
対して100%格納する訳ではないので)すれば、デー
タ作成機能47の働きにより、上記のレイアウト設計状
況(物品保管機器の配置位置を示すX,Y座標)のデー
タとともに配置位置データ(機器配置データ)が作成さ
れ、データ記憶装置3に倉庫を識別できる保存名で作成
されるファイル内に登録格納される。
【0047】この場合ロケーションLAは物品保管機器
を選択した時に読み込むようにしておく。図7はロケー
ションLAを表示した状態を示す。また出荷口の表示マ
ークM0を倉庫フロアー図50の所定の位置に配置する
ことにより、配置した物品保管機器との直線距離を夫々
の配置座標(X,Y)のデータに基づいてレイアウト設
計機能41は自動的に算出して配置位置データに付加す
る。
【0048】図8はデータ記憶装置3に登録される配置
位置データの一例を示す。
【0049】尚表示マークM1…を倉庫フロアー図50
上にドラッグアンドドロップにより貼り付けることでは
なく、図5(b)に示すように上方向の行通路幅、行数
等や左端から見た右方向の列通路幅や行数を単位数とし
て入力する入力画面を表示させ、この入力画面に入力さ
れるデータに基づいて物品保管機器を縦横に自動配置す
る自動レイアウト機能を持たせてもよい。
【0050】以上の倉庫フロアー図50の作成、物品保
管機器の配置、出荷口迄の搬送距離の計算までの過程S
1〜S3が終了して上述のように配置データD1の保存
登録が終了すれば、次の過程S4において売れ筋製品分
析・決定機能42による売れ筋製品分析による区分の決
定処理と出荷頻度係数の計算処理とを行う。
【0051】この場合まず表示装置5で表示されるメニ
ュー画面より売れ筋製品マップ作成条件指定画面の起動
を選択すると、売れ筋製品分析・決定機能42が働い
て、図9に示す売れ筋製品作成条件指定を行う画面を表
示装置5に表示させる。
【0052】この条件指定画面ではデータ入力装置1を
通じて入力され、データ記憶装置3に記憶された図11
に示す入出庫データD3に記述されている出荷件数範囲
(図示例では5〜25件)とその分割数(図示例では4
件)、出荷件数バラツキ標準偏差/月平均出荷件数の分
割数(図示例では4件)を夫々入力する。この場合月を
単位期間としている。また月平均出荷件数が多い製品ほ
ど、月毎の出荷件数のバラツキが大きくなる傾向にある
為、出荷件数と出荷件数バラツキを同じ過程(同じ土
俵)での処理を行っている。
【0053】そしてこの入力画面で決定釦B2をクリッ
クすると図11に示す売れ筋製品の分析結果の画面が表
示される。
【0054】分析結果の画面の表示に当たって、売れ筋
製品分析・決定機能42は、上述の入出荷データD3を
検索し、出荷日付毎の出荷件数の和を求めるとともに月
平均出荷件数とバラツキ標準偏差を求め、出荷件数バラ
ツキ標準偏差/月平均出荷件数を縦軸として図11に示
すように表示する。この場合縦軸には出荷件数バラツキ
標準偏差/月平均出荷件数の4分割した各範囲が示され
る。また横軸には求めた月平均出荷件数を4分割した各
範囲が表示され、矩形の区分層マークm1…をそれぞれ
の分割された範囲の交差部分に表示し、各区分層に対し
て保管対象となる各物品に対応付けてある品番を割り付
ける。この表示からオペレータは月平均出荷件数等から
売れ筋製品層と判断する区分層マークm1…をマウスで
クリックすることで売れ筋製品の区分層を決定すること
ができる。この決定は予め閾値を定めて月平均出荷件数
が多く且つバラツキ度合いの低い例えば区分層マークm
1,m2,m3などを自動的に決定するようにしても良
い。
【0055】この決定に対応して売れ筋製品分析・決定
機能42により表示されている区分層マークm1…中売
れ筋製品層と決定された区分層マークの表示色が所定の
色に変わる。
【0056】この売れ筋製品層の決定後に、売れ筋製品
分析・決定機能42は各区分層に属する物品に対して出
荷頻度計数を下記の式により演算する。
【0057】出荷頻度係数=(区分層内の各品番月平均
出荷件数平均値−区分層内での出荷件数バラツキの標準
偏差)/(区分層内の各品番月平均出荷件数平均値) を求め、この出荷頻度係数を同じ区分層に属する物品、
つまり品番に対して同じ出荷頻度係数を付与するデータ
作成処理を行い、この作成された出荷頻度係数データD
4をデータ記憶装置4に格納する。
【0058】そして次の過程S5で、ピッキング用物品
保管機器と保管用物品保管機器との2カ所置きを前提と
した品番(物品)毎の在庫期間(実施形態では日数)を
算出して何日分(1日を在庫の単位時間とした場合)を
ピッキング用物品保管機器に置くかを決定して、残りを
保管用物品保管機器に置くことを決定する。
【0059】ここではまず保管量決定機能44が起動し
て各区分層の品番の在庫日数の算出を、データ記憶装置
3に格納されている図12に示す在庫データD5を参照
して、在庫量/出荷量×30から算出する。
【0060】そしてオペレータが補充回数の運用法に併
せて設定する割り付け在庫日数(例えば5日に1回の補
充にするなら5日分とする)から割り付け保管量を算出
して在庫データD5の割り付け量の格納欄に登録する処
理を行う。
【0061】図13はこの保管量の決定過程時に保管量
決定機能44の働きの下で表示装置5で表示される保管
量設定のための画面であり、この画面で各区分層マーク
m1…をオペレータがマウスでクリックすると、図14
に示す窓が表示される。この窓には上述の算出により求
めた在庫日数が表示されるとともに割り付け在庫日数の
入力画面となり、この画面で補充回数の運用法に基づい
てオペレータが補充回数を入力する。そして各区分層に
ついて入力が終了し決定釦B3をオペレータがクリック
すると、保管量決定機能44は各区分層内の品番毎の割
り付け量を上述のように算出し、在庫データD5に上述
のように格納する処理を行うのである。
【0062】ここで演算装置4は、データ記憶装置3に
倉庫毎の当該倉庫と同じ倉庫に対して前回の棚割り付け
処理時に保存している格納品番データD6があるかどう
かを当該倉庫に対応する保存名のファイルを検索する。
そして前回の割り付け処理時の格納品番データD6を保
存している当該倉庫のファイルがあれば、今回の区分
層、売れ筋製品層のデータと、前回の割り付け処理時に
保存した格納品番データD6中の各品番の区分層、売れ
筋製品層のデータとを過程S6で比較して完全に一致す
る場合には、表示装置5の表示画面にメッセージを表示
して割り付け処理を終了する。そして対象となる倉庫が
新規で当該倉庫に対応するファイルが存在しないか、上
記比較で一致しない場合には、次の過程S7に移行し、
割り付け物品保管機器群エリアの指定処理を行う。
【0063】この物品保管機器群エリアの指定処理で
は、割付エリア指定機能45が起動し、次のような割付
エリア処理が為される。
【0064】例えば対象倉庫の出荷口が1ヵ所の場合、
前回の割り付け時と異なる売れ筋製品層の品番内容なら
ばminΣ[(出荷頻度係数)×(搬送距離)]となる
自動割り付けを行う。
【0065】但し新規の倉庫の場合は所定の物品保管機
器までの割り付け、売れ筋製品層の変更の場合には物品
保管機器エリア群への割り付けとする。売れ筋区分層毎
の物品保管機器エリア群内では対象となる物品(品番)
がどこにあっても作業効率は変わらないとみなす。
【0066】上記物品保管機器エリア群間で品番が移動
する場合に配置変更するものとする場合には品番が移動
するものと見なす。
【0067】ここで優先順棚割り付けの定式化を次によ
うに示す。
【0068】
【数1】
【0069】上記で示す棚とは物品保管機器を表し、上
記制約において品番(i)が棚(j)に入る場合には1
を、また入らない場合には0をとる。
【0070】また上記評価内での頻度は出荷頻度を、距
離は搬送距離を示す。
【0071】さて上記の棚割り付けのアルゴリズムは図
16(a)(b)のように示され、対象品番と棚とを選
択し、在庫量と棚の容量とを比較し、棚の容量内に収ま
らない場合には再度上記選択を行い、収まる場合には、
出荷頻度(出荷頻度係数)と品番とのソーティングを行
ってそのソートデータを取得し、そしてそのソードデー
タを配列に設定し、ソート順位を示す付番を行い、次に
棚のソートデータを取得する。そしてこのソードデータ
を配列にソート順位付けを行い、整数解算出アルゴリム
による棚割り付け決定処理を棚割り付け決定機能46を
起動させることで行う。
【0072】つまり、各区分層の品番データ(品番、割
り付け量、出荷頻度係数、出荷頻度係数順優先順位)と
物品保管機器データ(シーケンシャル番号、保管制約
量、搬送距離、搬送距離近い順優先順位)を上記棚割り
付け決定機能46に渡して処理させる。尚ここで物品保
管機器の優先順位は保管機器の配置位置データ内の出荷
口迄の搬送距離の近い順に付けたシーケンシャル番号に
よる。
【0073】棚割り付け決定機能46が実行する整数解
算出アルゴリズムは図17に示すように整数解を算出す
る時間短縮を目的としてトレランス設定、処理時間制約
設定、最初に発見した整数解を実行可能解とする3つの
方法を選択できるようにする。そして分枝限定法ではス
タート時間セット後の整数計画問題において、整数計画
問題の整数制約をはずし線形計画問題として最適解を求
解し、解の組のうち,整数でない変数を選択し、下界値
に変更し、変数が1つ減った部分問題として最適解を求
解し、これらの過程を実行可能解が得られるまで繰り返
す。ここでの分枝限定法では(Σ[出荷頻度係数×搬送
距離])を目的関数とする。
【0074】この整数解算出アルゴリズムは実際に最適
な解まで求めなくても実用上、保管効率の向上と作業性
の向上の両方を満足しうる整数解はあるものと考え、処
理の高速化を目的として考えたものである。
【0075】以上のようにして自動棚割り付け決定(ス
テップS8)が終了すると、演算装置4は上記の各機能
41…によって品番毎の在庫日数、割当日数、出荷頻度
係数、区分層、売れ筋製品の決定内容、保管される物品
保管機器名、そのシーケンシャル番号からなる格納品番
データD6を作成して対象倉庫名に関連付けた保存名の
ファイルでデータ記憶装置3内に格納する。
【0076】図18は格納品番データD6の一例を示
す。この格納品番データD6を表示装置5の表示画面上
に表示させることで、倉庫管理担当者はどの物品保管機
器にどの品番の物品を、どれだけの量を保管すればよい
かがわかることになり、棚割り付けが簡単に行え、また
出荷作業の効率化が図れることになる。
【0077】ところで、実際にシステムの運用を考慮し
た場合、新商品の品番は過去の入出荷データD3が少な
い為、オペレータが売れ筋区分層の変更を施す必要があ
る。そこで図11の画面で当該売れ筋製品の区分層に対
応する区分層マークm1…をクリックし、比較データ選
択釦B4をクリックすると、その区分層に対応する物品
保管機器群もしくは物品保管機器の選択釦B21…を表
示させて選択することができる画面を図19に示すよう
に表示させ、更にこの画面からオペレーターが設定した
売れ筋製品の区分層内の品番が割り付けられている物品
保管機器、若しくは物品保管機器群の選択釦を二つマウ
スのクリックで選択すると、選択された物品保管機器、
若しくは物品保管機器群に割り付けている品番の割付
量、及び出荷頻度係数のデータを表示する品番交換メニ
ュー表示画面を図20に提示する機能を演算装置4に持
たせている。
【0078】この図20の表示画面により各物品保管機
器、若しくは物品保管機器群に保管される品番及び出荷
頻度係数の比較ができ、オペレーターがその提示された
結果に基づいて物品保管機器、若しくは物品保管機器群
間の品番の変更を実施でき、その必要性を検討すること
を支援することが可能になる。
【0079】図20では、上記の処理内容の例を下記に
示す。倉庫レイアウト作成画面において、品番入れ替え
・品番のプール・削除等をそれぞれに対応して設けた画
面上の移動用操作釦B10,B11や品番プール用操作
釦B12、削除用操作釦B13をクリック操作して行な
う。最後にチェック用操作釦B14の操作で変更後の制
約チェックを行なえるようになっており、変更可能の確
認を実施するができる。このような作業をすることによ
り、出荷頻度の高い品番を、出庫口付近に集中すること
が比較的容易に実施することが可能になる。
【0080】尚図示例では物品保管機器、若しくは物品
保管機器群内に保管制約容量、保管制約品番数がある
為、それを超えないようにチェックを行い品番を入れ替
える処理を行う。尚実行用操作釦B15は変更を確定す
るためのキーであり、キャンセル用操作釦16は変更を
キャンセルためのキーである。 (実施形態2)本実施形態は、実施形態1を基本構成と
し、物品棚割り終了後において、表示画面に表示させて
いる各区分層に対応する区分層マークm1…を図11の
表示画面において、クリックしたときに、その区分層に
対応する物品保管機器群もしくは物品保管機器の選択釦
B21…を図19と同様に図21に示すように表示させ
て選択することができる画面を表示させ、更にこの画面
から選択釦B21…が選択クリックされると、対応する
物品保管機器、若しくは物品保管機器群に割り付けてい
る品番、割付量、及び出荷頻度係数のデータを図22に
示すように画面上に表示する機能を演算装置4に持たせ
ている。
【0081】この機能により物品棚割り設計支援が視覚
的に分かり易く容易に行え、熟練者でなくても棚割り設
計評価を容易に行うことができる。
【0082】尚操作釦B17は表示内容を確認したとき
に押す釦であり、この釦が押されると演算装置4の制御
の下で画面表示を上記区分層マークm1…を表示してい
る画面(図11)に戻すようになっている。 (実施形態3)本実施形態は、実施形態1を基本とし、
それに加えて演算装置4が上述した棚割り終了後に各物
品保管機器もしくは物品保管機器群に含まれる出荷頻度
係数を計算して、その出荷頻度係数の範囲毎に割り当て
ている表示色をプログラム上で認識させて図23に示す
ように倉庫フロアー図50上に配置されている各物品保
管機器もしくは物品保管機器群の表示マークM1…をそ
れらが保管する物品(品番)の出荷頻度係数が含まれる
範囲に割り当てている色で表示させる機能を備えてい
る。これによりオペレータは例えば出荷頻度係数が高い
品番が出荷口の近くに割りついているかどうかを認識す
ることができ、作業効率を向上させた物品棚割り支援を
行うことが可能となる。
【0083】尚表示色を変更したい場合には、例えば表
示装置5の表示させるメニュー画面から図24に示す出
荷頻度係数色分け設定画面の立上げ、そこで表示される
月当たりの出荷頻度係数の所定範囲毎に割り当てられて
いる識別用の色を表示窓W1…で表示させ、その表示色
を変更したい表示窓W1…をクリックすると、現在の表
示色から他の色の選択窓(図示せず)が表示され、この
選択窓によって所望する色を選択し、実行用操作釦B1
8をクリックすれば新たに選択した色で、当該範囲に属
する各物品保管機器もしくは物品保管機器群の表示マー
クM1…の表示色を変更することができる。
【0084】尚キャンセル用操作釦B19は変更された
内容をキャンセルするためのキーである。 (実施形態4)本実施形態では、物品保管機器に対応す
る表示マークM1…を新たに作成する際に、図25に示
す物品保管機器の形状データD2に、物品保管機器の取
出し口に関するデータを追加設定することができるよう
にした点に特徴がある。
【0085】この場合取出し可能面が物品保管機器の前
後左右に最大4面だけ考えられるため、物品保管機器の
形状データD2に示したように取出し口のデータを4種
類設定してデータ管理を行う。
【0086】尚各取出し口のデータは、0で取出し不
可、1で取出し可能を示すものとし、取出し口〜の
データ及び物品保管機器の表示マークMに対する位置関
係の一例を図26に示す。
【0087】而して本実施形態では、上記設定した物品
保管機器の取出し口〜に関するデータに基づいて、
物品保管機器の表示マークM1…を表示させる際に取出
し可能な面を強調して表示する。
【0088】例えば図25の物品保管機器の形状データ
D2を参照すると、物品保管機器の一種であるサポータ
パレットは、取出し口の数値のみが1となっている。
つまり図26に示すように、図中の右側の面のみが取出
し可能方向となる。そこで物品保管機器の表示マークM
において、当該取出し口を太線等で強調表示しておく
ことにより、この物品保管機器を通路に沿ってレイアウ
トすることが容易に行えることになる。
【0089】これによりこの取出し口の線の中点と出
荷口までの直線距離を容易に求めることが可能である
為、より正確な搬送距離が算出できることになる。 (実施形態5)上述の実施形態1では、レイアウトされ
た物品保管機器と出荷口との間の直線距離を搬送距離と
して算出するようになっているが、一般的に倉庫フロア
ーには縦横の通路がある。この場合は(フロアーの縦方
向の距離+横方向の距離)=搬送距離とした方が算出精
度が上がることになる。
【0090】そこで本実施形態の演算装置4では、図2
7に示すように出荷口のマークM0の配置位置と、対象
する物品保管機器の表示マークMの配置位置から縦横の
距離を下式のように算出するようになっている。
【0091】まず両マークM0とMの直線距離となる線
αと水平方向の角度θを求める。
【0092】直線距離となる線αの方向ベクトルと水平
方向のべクトルはわかるので内積の公式より、 cosθ=(直線方向ベクトル)・(水平方向ベクト
ル)/│(直線方向ベクトル)││(水平方向ベクト
ル)│ となる。
【0093】次に縦方向距離βと横方向距離γを求め
る。
【0094】縦方向距離=直線距離×cosθ、横方向
距離=直線距離×sinθ そして上記より搬送距離=縦方向距離+横方向距離とす
る。
【0095】このような搬送距離の計算を行うことで、
本実施形態では算出精度を高くすることができる。 (実施形態6)ところで対象とする倉庫フロアーには出
荷口が複数ある場合もある。図28は出荷口が複数ある
倉庫フロアー図50を示す。
【0096】その場合配置している物品保管機器の位置
関係でそこに格納されている品番を出荷時にどこの出荷
口に持っていくかにより作業効率に大きな差が生じてく
る。そこで本実施形態の演算装置4では各出荷口(マー
クM01…で示す)と物品保管機器の表示マークMの配
置位置までの距離L1,L2を夫々算出して短い方の距
離(図示例ではL1>L2にあるので)L2を図29に
示すように物品保管機器の配置データD1に登録する。
これにより物品保管機器の配置位置により倉庫フロアー
内で出荷口の区分けが可能となり、搬送距離が最短にな
る区分けである為、出荷効率が上がる。
【0097】尚夫々の出荷口までの搬送距離の計算に実
施形態5での計算方法を採用しても勿論よい。
【0098】(実施形態7)ところで上述の実施形態1
では区分層の決定にバラツキ標準偏差を用いて行ってい
るが、本実施形態では月平均件数に対するバラツキを計
算しそれを縦軸に採用して区分層を決定するようにした
点に特徴がある。つまりこれにより区分層決定法、出荷
頻度係数計算法がシンプルになり、オペレータも理解し
やすくなる。
【0099】尚本実施形態での出荷頻度係数算出は 出荷頻度係数=(区分層内の各品番月平均出荷件数平均
値−区分層内での出荷件数バラツキの平均値) で行う。
【0100】また縦軸の計算は、実施形態1の場合と同
様に入出荷データD3を検索して、出荷日付毎の件数の
和を求め、月平均出荷件数と各品番毎の出荷件数バラツ
キ平均値を求める。そして出荷件数バラツキ平均値/月
平均出荷件数を縦軸とする。
【0101】尚本実施形態の売れ筋製品マップ作成条件
の指定画面は図30に示す構成であり、また区分層決定
の表示画面は図31に示すようになる。 (実施形態8)上述の実施形態1では売れ筋製品の区分
層の決定を行う場合には、売れ筋製品マップ作成条件指
定の画面でオペレータが各条件を入力する作業が必要で
あったが、本実施形態では、月平均出荷件数範囲と、出
荷件数範囲分割数と、出荷件数バラツキ標準偏差/月平
均出荷件数の分割数の設定範囲とからなる区分層設定パ
ターンを夫々にパターン番号を付与して図32に示すよ
うに売れ筋製品作成指定データD7としてデータ記憶装
置3に予め複数パターンを登録しておき、区分層決定時
には図33に示す売れ筋製品層の区分決定のための表示
画面を呼び出して、パターン番号入力窓W20に所定の
パターン番号を入力後、実行釦B0をクリックするだけ
で、選択されたパターン番号に対応する区分層設定パタ
ーンで区分層決定処理を行うように演算装置4に機能を
持たせた点に特徴がある。 (実施形態9)上記区分層決定のために月平均出荷件数
の算出を行う場合、本実施形態では、出荷件数バラツキ
標準偏差の上下限値を設定してそれを外れる月出荷件数
を省くことで突発的な例外を無くし、売れ筋製品層の設
定の精度向上につなげるようにしたものである。
【0102】例えば図34に示すように売れ筋製品層の
区分の決定の画面において、標準偏差の上下限値を入力
する入力窓W30を設け、この入力窓W30から入力さ
れる上下限値を外れる品番のデータを除いて計算する機
能を演算装置4に設けたものである。
【0103】つまり図35に示す入出荷データD3の例
えば長円イで囲まれたデータ群の月出荷平均値と出荷件
数」バラツキ標準偏差σを計算すると、月出荷平均値は
13.3、バラツキ標準偏差σが6.5となって縦軸値
が1.62となり、バラツキが大きくなるが、例えば出
荷件数バラツキ標準偏差σの上下限値を±1.5として
入力すると、図35の円ロで囲まれるデータを除外して
計算することなり、その計算結果は、月出荷平均値は1
0.8、出荷件数バラツキ標準偏差σが5.1となって
縦軸値が1.58となり、上下限値を設定しない場合に
比べてバラツキが小さくなる。
【0104】このように本実施形態では、突発的な例外
を省くことで、売れ筋製品層の設定の精度向上につなげ
ることができる。 (実施形態10)実施形態9では月平均出荷件数の算出
において、バラツキ標準偏差に上下限値を設定するよう
にしているが、本実施形態では標準偏差σ×3範囲以外
の月出荷件数を省いて算出する機能を演算装置4に持た
せたもので、この機能によって例外排除が自動的に行
え、統計的な月平均出荷件数の算出が可能となって精度
向上につながる。
【0105】例えば図36に示す入出荷データD3の例
えば長円イで囲まれたデータ群の月出荷平均値と出荷件
数バラツキ標準偏差σを計算すると、月出荷平均値は3
5.8、出荷件数バラツキ標準偏差σが83.3となっ
て、縦軸値が7.71となり、バラツキが大きくなる
が、本実施形態では、出荷件数バラツキ標準偏差σ×3
範囲外のデータ(図36では円ロ内)を省いて計算する
ので、月出荷平均値は10.8、バラツキ標準偏差σが
5.1となって縦軸値が1.58となり、出荷件数バラ
ツキ標準偏差σ×3範囲外のデータを除かない場合に比
して、圧倒的にバラツキが小さくなる。
【0106】(実施形態11)本実施形態では、月平均
出荷件数とバラツキ標準偏差の算出において、前年同月
期のデータを参照して行い、季節的な傾向を出荷頻度係
数に盛り込むことを可能とし、売れ筋製品層決定の精度
向上を図っている。
【0107】例えば現在を2001年9月とすると、前
年の2000年8〜9月度の入出荷データD3を採用す
ることで、品種が幾つかある自動あんま機のように敬老
の日にプレゼント需要が見込める商品の出荷頻度係数が
反映させることができる。尚計算法は実施形態1の場合
と同じ方法で行う。
【0108】図37は例えばあんま機A,Bとドライヤ
ーC,Dの月平均出荷件数の推移例を示しており、この
場合2001年9月の場合、あんま機A,Bに関しては
前年同月比の入出荷データを採用すればよい。 (実施形態12)本実施形態では、区分層決定におい
て、月平均出荷件数と出荷件数バラツキ標準偏差に製品
の単体重量の軸を加えた3次元で区分層を設定する機能
を演算装置4に持たせた点に特徴がある。
【0109】つまり単体重量が大きい製品の出荷頻度係
数を大きくさせることで重量製品の搬送距離短縮を実現
し、倉庫作業者の負担を軽くしたものである。
【0110】而して図38に示すように在庫データD5
内に各品番毎に単位重量という項目を設けてその重量を
登録する。
【0111】そして売れ筋製品マップ作成条件指定の画
面には図39に示すように重量の分割項目を入力する入
力窓W40を追加する。
【0112】また表示装置5には3Dアクセラレータ等
を装備しておいて、売れ筋製品の区分層決定時に図40
に示すような各X〜Zに各軸に対して自由に3D表示の
区分層マークm1…を回転できるようにするともに、区
分層の決定を各2次元軸で決定できるようにしておく。
さらに出荷頻度係数を以下の計算式で算出するものとす
る。
【0113】出荷頻度係数=(区分層内の各品番月平均
出荷件数平均値−区分層内での出荷件数バラツキの標準
偏差+区分層内の各品番単位重量平均値)/(区分層内
の各品番月平均出荷件数平均値) 以上のように製品の単体重量の軸を加えて区分層を決定
することにより本実施形態では重量製品の搬送距離短縮
を実現できることになる。 (実施形態13)実施形態12では製品の単体重量と月
平均出荷件数とバラツキ標準偏差とを用いて区分層の決
定を行うようにしているが、本実施形態は例えば消費者
へのアンケート調査に基づいて製品の人気度を軸を月平
均出荷件数とバラツキ標準偏差の軸に加えて3次元で区
分層を決定するようにした点に特徴がある。
【0114】つまり売れ筋製品の統計的分析に加え、市
場の期待感を盛り込むことで売れ筋商品設定への精度向
上につなげることができる。
【0115】而して図41に示すように在庫データD5
内に各品番毎に人気度優先順位という項目を設けてその
優先度を登録しておく。
【0116】そして売れ筋製品マップ作成条件指定の画
面には図42に示すように重量の分割項目を入力する入
力窓W41を追加する。
【0117】また表示装置5には3Dアクセラレータ等
を装備しておいて、売れ筋製品の区分層決定時に図43
に示すような各X〜Zに各軸に対して自由に3D表示の
区分層マークm1…を回転できるようにするともに、区
分層の決定を各2次元軸で決定できるようにしておく。
さらに出荷頻度係数を以下の計算式で算出するものとす
る。
【0118】出荷頻度係数=(区分層内の各品番月平均
出荷件数平均値−区分層内での出荷件数バラツキの標準
偏差−区分層内の人気度優先順位平均値)/(区分層内
の各品番月平均出荷件数平均値) 以上のように製品の人気度を軸に加えて3次元で区分層
を決定することにより本実施形態では、人気製品の搬送
距離短縮を実現できる。 (実施形態14)本実施形態では売れ筋製品層の区分決
定時の出荷頻度係数の算出方法として棚割り優先順位付
けを採用する点に特徴があり、例えば月平均出荷件数が
少なくても出荷バラツキ標準偏差が少ない区分層の棚割
り優先順位を上げることが可能となる。
【0119】而して図44に示すように売れ筋製品の区
分層マークm1…を表示している画面において、売れ筋
製品層に対応する区分層をマウスでクリック設定すると
ともに、棚割り優先順をデータ入力装置1を構成するキ
ーボードからマーク内に入力する。
【0120】尚、出荷頻度係数は上記で指定した棚割り
優先順位の逆数とさせることによりバラツキ標準偏差が
少ない区分層の棚割り優先順位を上げることが可能とな
る。 (実施形態15)一般に出荷件数がほぼ一定である製品
を多く保管している倉庫に対して本実施形態では、出荷
頻度係数=月平均出荷件数区分層の各品番平均出荷件数
モード値−バラツキ出荷件数区分の各品番バラツキ件数
モード値とするように算出する機能を演算装置4に持た
せた点にある。
【0121】つまりオペレータは品番毎の出荷件数リス
トを管理している場合が多いことを考慮すると、本実施
形態の算出方法を採用すれば、その最も多い出荷件数と
バラツキ出荷件数を指標にのせることができるので理解
しやすくなる。
【0122】ここでモード(最頻値)とはデータの中
で、一番数多く登場した値のことを言う。
【0123】例えば、図45に示す入出荷データD3で
の長円イ内の品番に対するデータ例では月出荷平均値は
35.8となるが、300は突発的な数字とみて無視し
てもいいのではないかという見方もできる。
【0124】そこで他の頻度を調べてみると10が9
回、20が2回記録されている。
【0125】よってこの場合のデータのモード(最頻
値)は10となる。これを各品番の月平均出荷件数とし
て採用する。各品番バラツキ件数モード値も上記と同様
にして算出する。 (実施形態16)実施形態1では、ピッキング用物品保
管機器の保管日数分を算出する際に、補充の運用方法で
決まる1日の補充回数を用いているが、本実施形態では
倉庫作業者が例えば図46に示す保管量設定の画面にお
いて、算出対象の区分層マークm1…をクリックして指
定させると、図47に示すような倉庫作業者が補充回数
を入力するための画面を表示させるようになっている。
この画面から倉庫作業者は補充回数(図示例では”
2”)を入力し、OK釦B5を操作すれば、演算装置4
はこの入力回数で実施形態1と同様にピッキング用物品
保管機器の保管日数分を保管量決定機能44が算出し、
ピッキング用物品保管機器への保管日数設定の自動処理
を行う。これにより補充作業効率の良い物品棚割り付け
支援が行え、更にピッキング用物品保管機器若しくはピ
ッキング用物品保管機器群への割付量の計算が簡易的に
なり、オペレータの操作性向上に繋がる。
【0126】尚本実施形態の割付量を登録した在庫デー
タD5については実施形態1の場合と同様であるので、
ここでは図示しない。
【0127】(実施形態17)本実施形態では、補充回
数の削減と、これよる出荷作業の効率の向上のために、
ピッキング用物品保管機器若しくはピッキング用物品保
管機器群の物品保管機器の容積を保管量最大値として、
それ以下の在庫量製品は保管量=在庫量、それ以上の在
庫量製品は保管量=保管量最大値とする処理機能を演算
装置4に持たせた点に特徴がある。
【0128】つまり図48に示す格納品番データD6の
品番に対応する在庫量を図49の在庫データD5から検
索して取得し、一方格納品番データD6に登録されてい
る各品番に対応した物品保管機器の種類を検索し、この
検索した物品保管機器の種類から図50に示す形状デー
タD2に登録されている夫々の物品保管機器の保管容量
のデータを取得し、この保管容積のデータと上記在庫デ
ータD5から取得した在庫量とを比較することで、上記
の処理を行うのである。 (実施形態18)一般にパレットを用いて入庫する倉庫
ではパレットが保管用物品保管機器として或いはそのま
ま保管用物品保管機器へ納められ、またそのパレットを
用いて補充を行うことでピッキング用物品保管機器とし
て使用したり、ピッキング用物品保管機器へ納められる
ようになっている。
【0129】本実施形態では、そのような倉庫に対応さ
せるために、入出荷データD3の入荷部分を参照して、
そのロットサイズを算出する機能を演算装置4に持た
せ、そのロットサイズ分をピッキング用物品保管機器の
保管量とする処理を行うことを特徴とし、パレット補充
におけるフォークリフト作業の簡易化を図っている。
【0130】尚ロットサイズは入庫されてくるパレット
の種類や製品の種類のよって異なるものであり、日々の
入荷が要求される現場では急にパレットが変わったりす
ることは先ず無い。よって品番毎に入荷のロットサイズ
を図51に示すように入出荷データD3の入荷データ部
分に登録しておくことが可能である。またピッキング用
物品保管機器やその群への割付量についても上記ロット
サイズ分の割付量として図52に示すように在庫データ
D5に登録しておくと上記の補充作業の簡易化に有効で
ある。 (実施形態19)一般に製造工場の数ヶ月先の生産計画
から各品番(物品)の各月の出荷量を計算してそこから
在庫日数を計算し、保管日数を作業者に設定させること
で事前予測を行った物品棚割り付け支援が可能となり、
物品配置変更回数をさらに防げる可能性が高くなる。
【0131】そこで本実施形態では、工場での生産計画
データをまとめたものを図53に示す生産計画データD
8を作成してデータ記憶装置3に予め格納している。
【0132】つまり生産計画があるということは、発注
相手が既に注文をしているか、或いは注文がありそうで
あることが予めわかっていることが予想できる為、発注
相手先件数という項目を設けてそこにその件数を登録さ
せておくことが可能である。
【0133】倉庫ではこの相手先別にピッキング作業を
行っているとするとこの発注相手先件数が出荷件数にな
る。また生産量は倉庫からの出荷量とみなすことができ
る。
【0134】上記のことから発注相手先件数を出荷件
数、生産量を出荷量とみなして実施形態1と同じ方法に
より売れ筋製品の区分層の決定や、在庫日数を計算して
ピッキング用物品保管機器、若しくはピッキング用物品
保管機器群への割り付け在庫日数の設定を行う。これに
より事前予測型の製品棚割り付け支援が行えることにな
る。 (実施形態20)出荷口が複数ある倉庫の場合、演算装
置4のレイアウト設計機能41を用いて図54に示すよ
うに使用する出荷口(M01,M02の符号で示す)を
倉庫フロアー図50上においてフロアーエリアA1…で
区分設定することができるようにし、この設定された区
分における出荷口M01,M02に対して出荷頻度が均
一になるように品番を振り分け処理を行う機能を演算装
置4に持たせ、その区分したフロアーエリアA1…内で
minΣ[(出荷頻度係数)×(搬送距離)]になる棚
割り付けを棚割り付け機能46が行う点に特徴がある。
【0135】このようにすることで本実施形態によれば
各出荷口M01,M02付近の混雑を避け、物品棚割り
付け支援の適用範囲拡大につなげることができる。
【0136】つまり本実施形態では、演算装置4の棚割
り付け機能46が働きによって倉庫フロアーに設定され
るエリアに含まれる物品保管機器の制約容量の合計値を
計算して、在庫データD5から出荷頻度係数が各エリア
で均一になるように割り付ける。
【0137】このとき割り付けた容量が上記の制約容量
の合計値を超過しないようにチェックし、超過すればエ
ラーメッセージを出力して表示装置5で表示させ、フロ
アーエリアA1…の面積を増やすように警告する。
【0138】また新規割り付けの場合は各フロアーエリ
アA1…内の物品保管機器に対してminΣ[(出荷頻
度係数)×(搬送距離)]になる棚割り付けをする。こ
のときの棚割り付け方法は実施形態1での棚割り付けア
ルゴリズムを用いて行う。また新規でない場合に行う棚
割り付け定式化は下記のようになり、解くアルゴリズム
は実施形態1と同じものとする。
【0139】尚物品保管機器へ在庫品を割り付ける前段
階で、在庫を各エリアA1…に和割付、その際出荷頻度
係数が均等になるように割付を行う。
【0140】ここで製品データを、品番(j)、在庫量
(Vi)、出荷頻度係数(Pj)とし、物品保管機器デ
ータとして図55において、フロアーエリア(j)、容
量(Cj)とすると次のように表される。
【0141】
【数2】
【0142】また目的関数、制約、頻度係数は次のよう
に表せる
【0143】
【数3】
【0144】(実施形態21)上記の図54に示す区分
されたフロアーエリアA1…に作業習熟レベルの低い初
心者の倉庫作業者を割り当てた場合、出荷口M01,M
02から各ピッキング用保管物品保管機器までの距離の
近い順に売れ筋製品層に含まれる物品の頭品番順に物品
棚割り付けをすることで初心者が出荷品を探す時間の短
縮に繋がる。
【0145】そこで本実施形態では、実施形態20と同
様に区分した各フロアーエリアA1…に含まれる物品保
管機器の制約容量の合計値を計算して、在庫データD5
から出荷頻度係数が各フロアーa1…で均一になるよう
に割り付ける処理を行う機能を演算装置4に持たせてい
る。
【0146】このとき割り付けた容量が上記の制約容量
の合計値を超過しないようにチェックする。
【0147】ここで超過すればエラーメッセージを表示
装置5で表示させてフロアーエリアA1…の面積を増や
すようにオペレータに警告する。
【0148】尚この場合の棚割り付け方法は実施形態2
0に準じて同様に行う。
【0149】また新規割り付けの場合には、各フロアー
エリア内の物品保管機器に対して割り付け品番の頭品番
指定桁分の順番になる棚割り付けをする。頭品番指定桁
順優先順位はシーケンシャル番号とし予め演算装置4で
計算しておく。この棚割り付けのアルゴリズムは図56
に示すようになる。
【0150】この場合図示するように頭品番順割付処理
として、品番i=1,nとセットし、また棚容量(物品
保管機器容量)jiを棚容量j(j−1)+容量i)と
セットし、この後棚上限jが棚容量jiを超えるかをチ
ェックし、超えた場合には当該品番iの棚番号としてj
を与えて、品番iがjの棚に割り付けるという処理を行
うのである。 (実施形態22)本実施形態は実施形態20で区分した
フロアーエリアA1…への品番振り分けでフロアーエリ
アA1…への品番数の均一化も含めて行う点に特徴があ
り、本実施形態によればフロアーエリアA1…間で同じ
出荷頻度レベルでも品番数の違いにより品番を探しピッ
キングする回数が増える為、出荷作業の忙しさが異なる
ことへの防止につなげることができる。
【0151】まず本実施形態では、各フロアーエリアA
1…に含まれる物品保管機器の制約容量の合計値を計算
して、在庫データD5から出荷頻度係数と品番数が各フ
ロアーエリアA1…で均一になるように割り付ける。こ
のとき割り付けた容量が上記の制約容量の合計値を超過
しないようにチェックする。
【0152】ここで超過すればエラーメッセージを表示
装置5で表示させてフロアーエリアA1…の面積を増や
すようにオペレータに警告する。
【0153】また新規割り付けの場合は、各フロアーエ
リアA1…内の物品保管機器に対してminΣ[(出荷
頻度係数)×(搬送距離)]になる棚割り付けをする。
このときの棚割り付け法は実施形態1に用いた棚割り付
けアルゴリズムで行う。
【0154】尚この場合に行う棚割り付け定式化は以下
のようにして、解くアルゴリズムは請求項1と同じもの
とするこのときの棚割り付け方法は実施形態1での棚割
り付けアルゴリズムを用いて行う。また新規でない場合
に行う棚割り付け定式化は下記のようになり、解くアル
ゴリズムは実施形態1と同じものとする。
【0155】尚物品保管機器へ在庫品を割り付ける前段
階で、在庫を各ロケーションに割付、その際出荷頻度係
数が均等になるように割付を行う。
【0156】ここで製品データを、品番(j)、在庫量
(Vi)、出荷頻度係数(Pj)とし、物品保管機器デ
ータとして図57において、ロケーション(j)とする
と次のように表される。
【0157】
【数4】
【0158】また目標計画問題として各ロケーションの
評価値を平均に近づける→平均からのずれ量を最小にす
るとし、また目的関数、頻度平均、在庫平均は次のよう
に表せる
【0159】
【数5】
【0160】(実施形態23)本実施形態は、実施形態
21における処理において、通路の方向(縦、横等)に
沿って或る基準位置から頭品番順に物品棚割り付けを行
う機能を演算装置4に持たせたことに特徴があり、本実
施形態によれば、作業に対する習熟度の低い初心者が出
荷品を探す進路方向が明確になり出荷時間の短縮を図る
ことができる。がる。
【0161】つまり本実施形態では各フロアーエリアA
1…に含まれる物品保管機器の制約容量の合計値を計算
して、在庫データD5から出荷頻度係数が各フロアーエ
リアA1…で均一になるように割り付ける。このとき割
り付けた容量が上記の制約容量の合計値を超過しないよ
うにチェックする。
【0162】ここで超過すればエラーメッセージを表示
装置5で表示させてフロアーエリアA1…の面積を増や
すようにオペレータに警告する。このときの棚割り付け
方法は実施形態22に準じて同様に行う。
【0163】また新規割り付けの場合には、各フロアー
エリアA1…内の物品保管機器に対して割り付け品番の
頭品番指定桁分の順番を、割り付け物品保管機器の優先
順位は通路の方向を考えた順番に棚割り付けをする。こ
のとき優先順位はシーケンシャル番号として予め演算装
置4内で計算しておく。
【0164】ここで行う通路の方向を考えた物品保管機
器優先順位付けのパターンとして以下のものを採用す
る。
【0165】つまり優先順位を図58(a)に示すよう
に出荷口M0からの距離の近い順に付すパターンと、同
図(b)に示すように物品保管機器配置データのX,Y
座標のX座標を優先して出荷口のX座標との差の絶対値
の近いものから優先順位を付けるパターンと、同図
(c)に示すように物品保管機器配置データのX,Y座
標のY座標を優先して出荷口のY座標との差の絶対値の
近いものから優先順位を付すパターンとがある。
【0166】尚各図において物品保管機器の表示パター
ンMの内部の数字が優先順位を示す。 (実施形態24)本実施形態では、物品棚割りの際、保
管量の代わりに物品保管機器もしくは物品保管機器群の
間口の幅をデータに持たせて保管量日数分の占める保管
製品幅を算出して間口の幅を超えないように物品棚割り
付けを行う機能を演算装置4に持たせた点に特徴があ
り、通路に面している方向から保管物品が一望でき、出
荷品を探す時間の短縮を図っている。
【0167】つまり通路側から保管製品が一望できずに
影に隠れている場合、倉庫作業者はそこに出荷予定の品
番がないと思って探し回る可能性もある。特に初心者の
作業者にその傾向が見られる。通路に面している方向か
ら保管製品が一望できる方法として以下のようにする。
【0168】まず製品データ(格納品番データD6と在
庫データD5より取得)として品番(i),割付量(V
i),割り付け数(Gi),製品サイズWi,Hi,D
i,出荷頻度係数(Pi)を用いる。
【0169】また物品保管機器データ(物品保管機器の
形状データD2と物品保管機器の配置データD1より取
得)として、物品保管機器連番(j),容量(Cj),
図59で示す物品保管機器jのサイズTWj,THj,
TDj,そして図60の倉庫フロアー図51で示す出荷
口M01から各物品保管機器の位置(表示マークMで示
す)まで距離(dj)を用いる尚上記のWは幅、Hは高
さ、Dは奥行きを示す。
【0170】ここで品番iの物品が占める保管容量と物
品保管機器jの体積の比を考え、その比よりも小さいと
問題がないので以下の式が成り立つ。図61は同上の物
品保管機器と物品(品番)の格納状態例を示す。
【0171】
【数6】
【0172】また棚割り付けアルゴリズムは実施形態1
と同じ方法を用いるが、定式化は以下のようになる。
【0173】
【数7】
【0174】(実施形態25)本実施形態は実施形態1
で示した整数計画問題における分枝限定操作の高速化の
ために同じ出荷頻度係数に対して頭品番桁数の若い順等
で優劣をつけて物品棚割り付けをすることで分枝限定操
作の高速化を図る機能を演算装置4に持たせたものであ
る。
【0175】実施形態1の方法では同じ売れ筋製品区分
層内の品番は同じ出荷頻度係数値になる為、割り付けの
優先順位も同じになる為、分枝限定操作での整数解算出
時間が長くなる。そこで本実施形態では、実施形態21
で用いた頭品番指定桁順に優先順位を付けてそれを出荷
頻度係数値に反映させるようにすることで、分枝限定操
作での割り付け品番の探索を容易としたもので、出荷頻
度係数値を以下の式のようにする。
【0176】出荷頻度係数=(区分層内の各品番月平均
出荷件数平均値ー区分層内での出荷件数バラツキの標準
偏差ー 区分層内の頭品番指定桁数順の優先順位)/
(区分層内の各品番月平均出荷件数平均値) (実施形態26)上述した整数計画問題における分枝限
定操作の高速化のために本実施形態では棚割付エリアを
選定して、その棚割付エリアに割り付ける売れ筋商品の
区分層に含まれる品番数を分割してその分割毎に棚割り
付けをすることで分枝限定操作の高速化を可能とする機
能を演算装置4に持たせたものである。
【0177】つまり分枝限定操作では対象となる棚割り
付け品番×割り付け棚のマトリックスの次元が多くなる
と処理時間は膨大に増えたり、計算不可能になる。
【0178】そこで本実施形態では以下のような分割処
理を行い、高速処理化を狙う。
【0179】つまり物品保管機器と品番の両方の割付優
先順位が固定化されていることを利用して,ステップ割
付を行う。つまり図61の上段で示すように品番グルー
プを決定し、そのグループで優先順位(優先1、…と図
では付している)を決定し、その優先順位で下段に示す
ように物品保管機器へのグループ単位による棚割り付け
を行うのである。
【0180】図62はこの割り付け品番データ自動分割
のアルゴリズムを示す。
【0181】このアルゴリズムではまず物品保管機器
(図では棚として表現している)の容量計算と、総割付
量の計算を行い、次に総棚容量×0.9の大きさと総在
庫量とを比較して、物品保管機器から溢れそうならば処
理せずに戻り、溢れ無ければ物品保管機器×品番数が、
50000を超えるか超えないかをチェックする。ここ
で50000はチェックできる可能な範囲の分割数の下
限値の設定値の一例を示す。ここで超えなければ、全品
番対象に計算処理を行い、超える場合にはまず5000
0/物品保管機器数(固定)から対象品番数を算出し、
その後上位品番数分選択、対象品番計算、物品保管機器
のよう量変更、品番更新変更の処理を行って、再び対象
品番数の計算を行うのである。
【0182】
【発明の効果】上述の目的を達成するために、請求項1
の物品棚割り付け支援方法の発明は、使用する物品保管
機器の形状を表示マークとして作成し該表示マークと物
品保管機器とを対応付けた形状データをデータ記憶手段
に保管する過程と、表示手段に表示させた倉庫フロアー
図に対するレイアウト可能スペースの設定と、当該倉庫
フロアー図のレイアウト可能スペースに前記表示手段の
画面上の操作により使用する物品保管機器の表示マーク
を配置するとともに、出荷口を配置するレイアウト設計
過程と、該レイアウト設計された物品保管機器から出荷
口までの搬送距離を算出し、その算出結果と、物品保管
機器と出荷口の配置位置とからなる配置データを前記デ
ータ記憶手段に保管させる過程と、各物品の過去の出荷
データとして格納されている所定期間毎の平均出荷件数
と該平均出荷件数のばらつき度合に基づいて売れ筋製品
層の区分を行うとともに各区分に属する出荷頻度係数を
算出する過程と、前記配置する物品保管機器をピッキン
グ用と保管用とに区分して保管対象の物品毎の在庫期間
を算出して該算出結果からピッキング用物品保管機器に
格納する保管量と保管用物品保管機器に格納する保管量
とを決定する過程と、出荷頻度係数及びピッキング用物
品保管機器から出荷口までの搬送距離とに基づいて、出
荷頻度係数が高い順の売れ筋製品層に属する物品の格納
を、前記出荷口までの搬送距離が短いピッキング用物品
保管機器に割り付ける決定を行う過程とからなるので、
倉庫作業の熟練者でなくても、新しい倉庫への移動時や
運用レベルにおいて物品配置変更を実施することなく、
出荷効率の良い物品棚割り付けを提示する支援ができ
る。
【0183】請求項2の物品棚割り付け支援方法の発明
は、請求項1の発明において、前記売れ筋製品層の決定
は単位期間の平均出荷件数が多く且つ単位期間の平均出
荷件数に対するバラツキ度合いが小さい順位に基づいて
行うので、自動的に売れ筋製品層を決定することができ
る。
【0184】請求項3の物品棚割り付け支援装置の発明
は、物品保管機器をピッキング用と保管用とに区別する
物流倉庫の倉庫フロアーに対応するものであって、デー
タ記憶手段と、表示手段と、演算手段とを少なくとも備
え、前記演算手段は、使用する物品保管機器の形状を表
示マークとして作成し該表示マークと物品保管機器とを
対応付けた形状データをデータ記憶手段に保管する機能
と、前記表示手段に表示させた倉庫フロアー図に対する
レイアウト可能スペースの設定と、当該倉庫フロアー図
のレイアウト可能スペースに前記表示手段の画面上の操
作により使用する物品保管機器の表示マークを配置する
とともに、出荷口を配置してレイアウト設計を行う機能
と、該レイアウト設計された物品保管機器から出荷口ま
での搬送距離を算出し、その算出結果と、物品保管機器
と出荷口の配置位置とからなる配置データを前記データ
記憶手段に保管させる機能と、データ記憶手段に各物品
の過去の出荷データとして格納されている所定期間毎の
平均出荷件数と該平均出荷件数のばらつき度合に基づい
て売れ筋製品層の区分を行うとともに各区分に属する出
荷頻度係数を算出する機能と、前記配置する物品保管機
器をピッキング用と保管用とに区分して保管対象の物品
毎の在庫期間を算出して該算出結果からピッキング用物
品保管機器に格納する保管量と保管用物品保管機器に格
納する保管量とを決定する機能と、出荷頻度係数及びピ
ッキング用物品保管機器から出荷口までの搬送距離とに
基づいて、出荷頻度係数が高い順の売れ筋製品層に属す
る物品の格納を、前記出荷口までの搬送距離が短いピッ
キング用物品保管機器に割り付けることで決定する機能
とを少なくとも有し、前記データ記憶手段は、物品別の
在庫データ及び入出庫データや、前記演算手段から出力
される各物品保管機器の形状データと、各物品保管機器
や出荷口の位置や、ピッキング用物品保管機器から出荷
口までの搬送距離を含む配置位置データ、各物品の保管
量データ、及び各出荷頻度係数データを記憶するので、
倉庫作業の熟練者でなくても、新しい倉庫への移動時や
運用レベルにおいて物品配置変更を実施することなく、
出荷効率の良い物品棚割り付けを提示する装置を実現で
きる。
【0185】請求項4の物品棚割り付け支援装置の発明
は、請求項3の発明において、前記演算手段には算出さ
れる各物品の出荷頻度係数値に基づいて売れ筋製品層を
決定する機能を備えているので、売れ筋製品層を自動的
に決定することができ、オペレータによって決める必要
がない。
【0186】請求項5の物品棚割り付け支援装置の発明
は、請求項3の発明において、前記物品保管機器若しく
は物品保管機器群の表示マークに対して前記表示手段の
倉庫フロアー図の表示画面上で指定入力があると、当該
物品保管機器若しくは物品保管機器群に属する物品保管
機器に保管される物品の保管量、及び出荷頻度係数を倉
庫フロアー図上に表示させる機能を演算手段に備えてい
るので、表示されている倉庫フロアー図にレイアウトさ
れている物品保管機器や物品保管機器群の表示マークを
指定するだけで、当該物品保管機器の物品の保管量や出
荷頻度係数を画面表示させて知ることができる。
【0187】請求項6の物品棚割り付け支援装置の発明
は、請求項3の発明において、前記演算手段には、出荷
頻度係数をその値の大きさに応じて複数に区分し、表示
手段で表示される倉庫フロアー図上の各物品保管機器の
表示マークを、当該物品保管機器に保管される物品の出
荷頻度係数の値が属する区分に予め割り当てている色で
表示させる機能を備えているので、物品保管機器に保管
される物品の出荷頻度係数を画面上で識別することがで
きる。
【0188】請求項7の物品棚割り付け支援装置の発明
は、請求項3の発明において、前記搬送距離は、ピッキ
ング用物品保管機器の物品取り出し口の位置から、出荷
口までの距離としたので、物品保管機器から出荷口まで
の搬送距離を正確に算出することができる。
【0189】請求項8の物品棚割り付け支援装置の発明
は、請求項3の発明において、縦横に通路が設けられて
いる倉庫フロアーにおける前記搬送距離は、対応するピ
ッキング用物品保管機器から出荷口までの直線距離を斜
辺とする直角三角形の底辺に相当する距離と高さに相当
する距離とを加算した距離としたので、物品保管機器と
出荷口までの搬出距離を高い精度で算出することがで
き、算出する搬送距離をより正確なものとすることがで
きる。
【0190】請求項9の物品棚割り付け支援装置の発明
は、請求項8の発明において、前記出荷口が複数設けら
れる倉庫フロアーにおける前記搬送距離は、対応するピ
ッキング用物品保管機器から各出荷口までの距離中を最
も近い距離としたので、倉庫フロアー内で出荷口の区分
けが可能となり、出荷効率を上げることができる。
【0191】請求項10の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、前記表示手段で表示さ
れている倉庫フロアー図上の物品保管機器の表示マーク
の指定入力により当該物品保管機器の配置エリアに保管
する物品の保管品番データを表示させ、該保管品番デー
タを他の配置エリアの物品保管機器の保管品番データに
変更させる処理機能を前記演算手段に備えたので、新製
品など過去の入出荷データが少ない場合にも適用でき、
本発明発明の適用範囲を広げることができる。
【0192】請求項11の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、前記表示手段で表示さ
れている倉庫フロアー図上の物品保管機器の表示マーク
の指定入力により当該物品保管機器の配置エリアに保管
する物品の格納品番データを表示させるとともに、当該
格納品番に対応する物品の棚割り処理終了後の出荷頻度
係数値を表示手段で表示させる機能を前記演算手段に備
えたので、棚割り付け設計の状態が視覚的に分かりやす
くなり、熟練者でなくても棚割り付けの設計評価が容易
に行える。
【0193】請求項12の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、前記データ記憶手段に
記憶されている物品保管機器の形状データと配置位置デ
ータと物品保管機器群に対応される格納品番の登録デー
タに対して出荷頻度係数値を所定値範囲毎に区分して区
分毎に異なる色を割り当て、前記倉庫フロアー図上に表
示される物品保管機器の表示マークに対して属する区分
の色で色付ける機能を前記演算手段に備えたので、棚割
り付け設計の状態が視覚的に分かりやすくなり、オペレ
ータのみならず、他の関係者でも評価結果が理解しやす
くなる。
【0194】請求項13の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、上記ばらつき度合とし
てばらつき標準偏差を用いるので、売れ筋製品層の区分
を行う際や、出荷頻度係数の算出を簡易にすることがで
きる。
【0195】請求項14の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、物品の所定の単位期間
の出荷平均数範囲を複数範囲に分割するとともに、該出
荷平均件数に対するばらつき平均値範囲を分割して、出
荷平均数の属する範囲とばらつき平均値の属する範囲と
で規定される区分に基づいて売れ筋製品層を区分決定す
る演算手段に備えているので、売れ筋層製品層の区分を
自動的に行える。
【0196】請求項15の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、前記演算手段は、所定
の単位期間の平均出荷件数を演算する際に、ばらつき標
準偏差の上下限値を設定してそれを外れる出荷件数を省
くので、突発的な例外を省いて売れ筋製品層の区分の決
定の精度を高めることができる。
【0197】請求項16の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、前記演算手段は、所定
の単位期間の平均出荷件数を演算する際に、標準偏差の
3倍の範囲以外の出荷件数を省くので、統計的な単位期
間の平均出荷係数の算出が可能となり、売れ筋製品層の
区分の決定の精度を高めることができる。
【0198】請求項17の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項3の発明において、前記演算手段は入荷デ
ータから物品のロットサイズを算出して、ロットサイズ
分をピンキング用物品保管機器の保管量と決定するの
で、物品保管機器としてパレットを用いたパレット入庫
とパレット補充とによって倉庫作業の簡易化を図ること
ができる。
【0199】請求項18の物品棚割り付け支援装置の発
明では、請求項3の発明において、前記演算手段は、複
数の出荷口が存在する倉庫フロアーに対して、それぞれ
の出荷口を使用するフロアーエリアを区分設定し、各区
分されたフロアーエリアからの物品の出荷頻度が均一に
なるように各フロアーエリアに配置するピッキング用物
品保管機器に保管する物品の格納品番を振り分けてそれ
ぞれのフロアーエリア内で、minΣ[(出荷頻度係
数)×(搬送距離)]になるように物品のピッキング用
物品保管機器への棚割り付けを決定する棚割り付け機能
を有するので、出荷口付近での混雑を避け、物品棚割り
付け支援の適用範囲を拡大させることができる。
【0200】請求項19の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項18の発明において、前記棚割り付け機能
は、フロアーエリアの出荷担当者の業務の習熟レベルデ
ータに基づいて当該習熟レベルが一定レベル以下の場合
に、当該フロアーエリアに対応する出荷口とピッキング
用物品保管機器までの距離の近い順に売れ筋製品層に含
まれる物品の格納品番順に棚割り付けを決定するので、
倉庫作業の初心者が出荷する物品を探す時間を短縮する
ことができる。
【0201】請求項20の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項18の発明において、前記棚割り付け機能
は、各フロアーエリアのピッキング用物品保管機器への
保管する物品の格納品番の数を均一化するように物品の
格納品番の振り分け処理を行うので、フロアーエリアの
区分間で同じ出荷頻度レベルでも品番数に違いより出荷
作業の忙しさが異なるのを防止できる。
【0202】請求項21の物品棚割り付け支援装置の発
明は、請求項18の発明において、前記棚割り付け機能
は、物品保管機器の間口の幅寸法データに基づいて所定
期間分の保管量の保管物品の占有幅が前記間口の幅寸法
を超えないように棚割り付けを決定するので、通路に面
している方向から保管物品が一望することができ、集荷
する物品を探す時間を短縮することができる。
【0203】請求項22の記録媒体の発明は、請求項1
の物品棚割り付け支援方法の各過程の処理をコンピュー
タで実行させて請求項3記載の物品棚割り付け支援装置
を実現するプログラムを格納したので、汎用のコンピュ
ータにおいて、プログラムを実行することだけで、物品
棚割り付け支援装置を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の物品棚割付支援装置の構
成図である。
【図2】同上の動作説明用フローチャートである。
【図3】(a)は同上の物品保管機器の表示マークの作
成例図である。(b)は同上の物品保管機器の形状のデ
ータ入力画面の例図である。(c)は同上の物品保管機
器の表示マークの登録例の説明図である。
【図4】同上で作成された物品保管機器の形状データの
構成例図である。
【図5】(a)は同上のレイアウト設計例の説明図であ
る。(b)は同上のレイアウト設計の別の説明図であ
る。
【図6】同上の物品保管機器の詳細なデータの入力画面
例図である。
【図7】同上のレイアウトされた物品保管機器のロケー
ション表示例図である。
【図8】同上のレイアウト設計によって作成される配置
データの構成例図である。
【図9】同上の売れ筋製品マップ作成条件指定の表示画
面例図である。
【図10】同上の入出荷データの構成例図である。
【図11】同上の売れ筋製品層の区分決定の画面例図で
ある。
【図12】同上の在庫データの構成例図である。
【図13】同上の保管量決定の画面例図である。
【図14】同上の保管量決定の画面上に表示されるウイ
ンドウ画面例図である。
【図15】同上の保管量決定に用いる格納品番データの
構成例図である。
【図16】同上で用いる物品棚割り付けのアルゴリズム
の例図である。
【図17】同上に用いる整数解算出アルゴリズムの例図
である。
【図18】同上において作成された格納品番データの構
成例図である。
【図19】同上の品番変更のための売れ筋製品の区分層
における物品保管機器(物品保管機器群)の選択例の説
明図である。
【図20】同上の物品保管機器の品番の修正・変更用の
表示画面例図である。
【図21】本発明の実施形態2における売れ筋製品の区
分層における物品保管機器(物品保管機器群)の選択例
の説明図である。
【図22】同上の棚割り付け情報の表示画面例図であ
る。
【図23】本発明の実施形態3の物品棚割り付け状態の
倉庫フロアー図の表示例図である。
【図24】同上における出荷頻度係数色分け設定用の画
面例図である。
【図25】本発明の実施形態4の物品保管機器の形状デ
ータの構成例図である。
【図26】同上で作成された物品保管機器の表示マーク
の例図である。
【図27】本発明の実施形態5における搬送距離の算出
のための説明図である。
【図28】本発明の実施形態6における搬送距離の算出
のための説明図である。
【図29】同上における物品保管機器の配置データの構
成例図である。
【図30】本発明の実施形態7の売れ筋製品マップ作成
条件指定の表示画面例図である。
【図31】同上の売れ筋製品層の区分決定の画面例図で
ある。
【図32】本発明の実施形態8にて作成される売れ筋商
品作成指定データの構成例図である。
【図33】同上の売れ筋製品層の区分決定の画面例図で
ある。
【図34】本発明の実施形態9の売れ筋製品層の区分決
定の画面例図である。
【図35】同上の入出荷データの構成例図である。
【図36】本発明の実施形態10の入出荷データの構成
例図である。
【図37】本発明の実施形態11での出荷頻度係数の算
出に用いるデータ例図である。
【図38】本発明の実施形態12の在庫データの構成例
図である。
【図39】同上の売れ筋製品マップ作成条件指定の表示
画面例図である。
【図40】同上の売れ筋製品層の区分決定の画面例図で
ある。
【図41】本発明の実施形態13の在庫データの構成例
図である。
【図42】同上の売れ筋製品マップ作成条件指定の表示
画面例図である。
【図43】同上の売れ筋製品層の区分決定の画面例図で
ある。
【図44】本発明の実施形態14の在庫データの構成例
図である。
【図45】本発明の実施形態15の入出荷データの構成
例図である。
【図46】本発明の実施形態16の保管量決定の画面例
図である。
【図47】同上の保管量決定の画面上に表示される補充
回数入力用のウインドウ画面例図である。
【図48】本発明の実施形態17の格納品番データの構
成例図である。
【図49】同上の在庫データの構成例図である。
【図50】同上の物品保管機器の形状データの構成例図
である。
【図51】本発明の実施形態18の入出荷データの構成
例図である。
【図52】同上の在庫データの構成例図である。
【図53】本発明の実施形態19に用いる生産計画のま
とめデータの構成例図である。
【図54】本発明の実施形態20の倉庫フロアーのフロ
アーエリアの区分説明図である。
【図55】同上の出荷頻度係数均一割り付け定式化の説
明図である。
【図56】本発明の実施形態21に用いる棚割り付けア
ルゴリズムの説明図である。
【図57】本発明の実施形態22の出荷頻度係数均一割
り付け定式化の説明図である。
【図58】本発明の実施形態23の物品保管機器の優先
順位付けのパターン例図である。
【図59】本発明の実施形態24の物品棚割り付け説明
用の物品保管機器の寸法説明図でる。
【図60】同上における物品保管機器と出荷口との関係
説明図である。
【図61】同上における物品保管機器と格納品番の割り
付け説明図である。
【図62】本発明の実施形態25の説明図である。
【図63】同上に用いる割り付け品番情報自動分割のア
ルゴリズムの説明図である。
【符号の説明】
1 データ入力装置 2 データ外部出力装置 3 データ記憶装置 4 演算装置 41 レイアウト設計機能 42 売れ筋製品分析・決定機能 43 作成処理機能 44 保管量決定機能 45 割付エリア指定機能 46 棚割り付け機能 47 データ作成機能 5 表示装置 6 支援装置部 D1 配置データ D2 形状データ D3 入出荷データ D4 出荷頻度係数データ D5 在庫データ D7 格納品番データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大北 浩之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3F022 MM07 MM11 MM26 MM28 MM32 MM36 MM49 PP01 PP02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用する物品保管機器の形状を表示マーク
    として作成し該表示マークと物品保管機器とを対応付け
    た形状データをデータ記憶手段に保管する過程と、 表示手段に表示させた倉庫フロアー図に対するレイアウ
    ト可能スペースの設定と、当該倉庫フロアー図のレイア
    ウト可能スペースに前記表示手段の画面上の操作により
    使用する物品保管機器の表示マークを配置するととも
    に、出荷口を配置するレイアウト設計過程と、 該レイアウト設計された物品保管機器から出荷口までの
    搬送距離を算出し、その算出結果と、物品保管機器と出
    荷口の配置位置とからなる配置データを前記データ記憶
    手段に保管させる過程と、 各物品の過去の出荷データとして格納されている所定期
    間毎の平均出荷件数と該平均出荷件数のばらつき度合に
    基づいて売れ筋製品層の区分を行うとともに各区分に属
    する出荷頻度係数を算出する過程と、 前記配置する物品保管機器をピッキング用と保管用とに
    区分して保管対象の物品毎の在庫期間を算出して該算出
    結果からピッキング用物品保管機器に格納する保管量と
    保管用物品保管機器に格納する保管量とを決定する過程
    と、 出荷頻度係数及びピッキング用物品保管機器から出荷口
    までの搬送距離とに基づいて、出荷頻度係数が高い順の
    売れ筋製品層に属する物品の格納を、前記出荷口までの
    搬送距離が短いピッキング用物品保管機器に割り付ける
    決定を行う過程とからなることを特徴とする物品棚割り
    付け支援方法。
  2. 【請求項2】前記売れ筋製品層の決定は単位期間の平均
    出荷件数が多く且つ単位期間の平均出荷件数に対するバ
    ラツキ度合いが小さい順位に基づいて行うことを特徴と
    する請求項1記載の物品棚割り付け支援方法。
  3. 【請求項3】物品保管機器をピッキング用と保管用とに
    区別する物流倉庫の倉庫フロアーに対応するものであっ
    て、データ記憶手段と、表示手段と、演算手段とを少な
    くとも備え、 前記演算手段は、使用する物品保管機器の形状を表示マ
    ークとして作成し該表示マークと物品保管機器とを対応
    付けた形状データをデータ記憶手段に保管する機能と、 前記表示手段に表示させた倉庫フロアー図に対するレイ
    アウト可能スペースの設定と、当該倉庫フロアー図のレ
    イアウト可能スペースに前記表示手段の画面上の操作に
    より使用する物品保管機器の表示マークを配置するとと
    もに、出荷口を配置してレイアウト設計を行う機能と、 該レイアウト設計された物品保管機器から出荷口までの
    搬送距離を算出し、その算出結果と、物品保管機器と出
    荷口の配置位置とからなる配置データを前記データ記憶
    手段に保管させる機能と、 データ記憶手段に各物品の過去の出荷データとして格納
    されている所定期間毎の平均出荷件数と該平均出荷件数
    のばらつき度合に基づいて売れ筋製品層の区分を行うと
    ともに各区分に属する出荷頻度係数を算出する機能と、 前記配置する物品保管機器をピッキング用と保管用とに
    区分して保管対象の物品毎の在庫期間を算出して該算出
    結果からピッキング用物品保管機器に格納する保管量と
    保管用物品保管機器に格納する保管量とを決定する機能
    と、 出荷頻度係数及びピッキング用物品保管機器から出荷口
    までの搬送距離とに基づいて、出荷頻度係数が高い順の
    売れ筋製品層に属する物品の格納を、前記出荷口までの
    搬送距離が短いピッキング用物品保管機器に割り付ける
    ことで決定する機能とを少なくとも有し、 前記データ記憶手段は、物品別の在庫データ及び入出庫
    データや、前記演算手段から出力される各物品保管機器
    の形状データと、各物品保管機器や出荷口の位置や、ピ
    ッキング用物品保管機器から出荷口までの搬送距離を含
    む配置位置データ、各物品の保管量データ、及び各出荷
    頻度係数データを記憶することを特徴とする物品棚割り
    付け支援装置。
  4. 【請求項4】前記演算手段にはデータ記憶手段に各物品
    の過去の出荷データとして格納されている所定期間毎の
    平均出荷件数と該平均出荷件数のばらつき度合に基づい
    て売れ筋製品層の決定のための区分を自動的に行う機能
    を備えていることを特徴とする請求項3記載の物品棚割
    り付け支援装置。
  5. 【請求項5】前記物品保管機器若しくは物品保管機器群
    の表示マークに対して前記表示手段の倉庫フロアー図の
    表示画面上で指定入力があると、当該物品保管機器若し
    くは物品保管機器群に属する物品保管機器に保管される
    物品の保管量、及び出荷頻度係数を倉庫フロアー図上に
    表示させる機能を演算手段に備えていることを特徴とす
    る請求項3記載の物品棚割り付け支援装置。
  6. 【請求項6】前記演算手段には、出荷頻度係数をその値
    の大きさに応じて複数に区分し、表示手段で表示される
    倉庫フロアー図上の各物品保管機器の表示マークを、当
    該物品保管機器に保管される物品の出荷頻度係数の値が
    属する区分に予め割り当てている色で表示させる機能を
    備えていることを特徴とする請求項3記載の物品棚割り
    付け支援装置。
  7. 【請求項7】前記搬送距離は、ピッキング用物品保管機
    器の物品取り出し口の位置から、出荷口までの距離とし
    たことを特徴とする請求項3記載の物品棚割り付け支援
    装置。
  8. 【請求項8】縦横に通路が設けられている倉庫フロアー
    における前記搬送距離は、対応するピッキング用物品保
    管機器から出荷口までの直線距離を斜辺とする直角三角
    形の底辺に相当する距離と高さに相当する距離とを加算
    した距離としたことを特徴とする請求項3記載の物品棚
    割り付け支援装置。
  9. 【請求項9】前記出荷口が複数設けられる倉庫フロアー
    における前記搬送距離は、対応するピッキング用物品保
    管機器から各出荷口までの距離中を最も近い距離とした
    ことを特徴とする請求項7記載又は8記載の物品棚割り
    付け支援装置。
  10. 【請求項10】前記表示手段で表示されている倉庫フロ
    アー図上の物品保管機器の表示マークの指定入力により
    当該保管機器の配置エリアに保管する物品の保管品番デ
    ータを表示させ、該保管品番データを他の配置エリアの
    物品保管機器の保管品番データに変更させる処理機能を
    前記演算手段に備えたことを特徴とする請求項3記載の
    物品棚割り付け支援装置。
  11. 【請求項11】前記表示手段で表示されている倉庫フロ
    アー図上の物品保管機器の表示マークの指定入力により
    当該物品保管機器の配置エリアに保管する物品の格納品
    番データを表示させるとともに、当該格納品番に対応す
    る物品の棚割り処理終了後の出荷頻度係数値を表示手段
    で表示させる機能を前記演算手段に備えたことを特徴と
    する請求項3記載の物品棚割り付け支援装置。
  12. 【請求項12】前記データ記憶手段に記憶されている物
    品保管機器の形状データと配置位置データと物品保管機
    器群に対応される格納品番の登録データに対して出荷頻
    度係数値を所定値範囲毎に区分して区分毎に異なる色を
    割り当て、前記倉庫フロアー図上に表示される物品保管
    機器の表示マークに対して属する区分の色で色付ける機
    能を前記演算手段に備えたことを特徴とする請求項3記
    載の物品棚割り付け支援装置。
  13. 【請求項13】上記ばらつき度合としてばらつき標準偏
    差を用いることを特徴とする請求項3記載の物品棚割り
    付け支援装置。
  14. 【請求項14】物品の所定の単位期間の出荷平均数範囲
    を複数範囲に分割するとともに、該出荷平均件数に対す
    るばらつき平均値範囲を分割して、出荷平均数の属する
    範囲とばらつき平均値の属する範囲とで規定される区分
    に基づいて売れ筋製品層を区分決定する機能を、演算手
    段に備えていることを特徴とする請求項3記載の物品棚
    割り付け支援装置。
  15. 【請求項15】前記演算手段は、所定の単位期間の平均
    出荷件数を演算する際に、ばらつき標準偏差の上下限値
    を設定してそれを外れる出荷件数を省くことを特徴とす
    る請求項3記載の物品棚割り付け支援装置。
  16. 【請求項16】前記演算手段は、所定の単位期間の平均
    出荷件数を演算する際に、標準偏差の3倍の範囲以外の
    出荷件数を省くことを特徴とする請求項3記載の物品棚
    割り付け支援装置。
  17. 【請求項17】前記演算手段は入荷データから物品のロ
    ットサイズを算出して、ロットサイズ分をピンキング用
    物品保管機器の保管量と決定することを特徴とするを特
    徴とする請求項3記載の物品棚割り付け支援装置。
  18. 【請求項18】前記演算手段は、複数の出荷口が存在す
    る倉庫フロアーに対して、それぞれの出荷口を使用する
    フロアーエリアを区分設定し、各区分されたフロアーエ
    リアからの物品の出荷頻度が均一になるように各フロア
    ーエリアに配置するピッキング用物品保管機器に保管す
    る物品の格納品番を振り分けてそれぞれのフロアーエリ
    ア内で、minΣ[(出荷頻度係数)×(搬送距離)]
    になるように物品のピッキング用物品保管機器への棚割
    り付けを決定する棚割り付け機能を有することを特徴と
    する請求項3記載の物品棚割り付け支援装置。
  19. 【請求項19】前記棚割り付け機能は、フロアーエリア
    の出荷担当者の業務の習熟レベルデータに基づいて当該
    習熟レベルが一定レベル以下の場合に、当該フロアーエ
    リアに対応する出荷口とピッキング用物品保管機器まで
    の距離の近い順に売れ筋製品層に含まれる物品の格納品
    番順に棚割り付けを決定することを特徴とする請求項1
    8記載の物品棚割り付け支援装置。
  20. 【請求項20】前記棚割り付け機能は、各フロアーエリ
    アのピッキング用物品保管機器への保管する物品の格納
    品番の数を均一化するように物品の格納品番の振り分け
    処理を行うことを特徴とする請求項18記載の物品棚割
    り付け支援装置。
  21. 【請求項21】前記棚割り付け機能は、物品保管機器の
    間口の幅寸法データに基づいて所定期間分の保管量の保
    管物品の占有幅が前記間口の幅寸法を超えないように棚
    割り付けを決定することを特徴とする請求項18記載の
    物品棚割り付け支援装置。
  22. 【請求項22】請求項1の物品棚割り付け支援方法の各
    過程の処理をコンピュータで実行させて請求項3記載の
    物品棚割り付け支援装置を実現するプログラムを格納し
    た記録媒体。
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