JP2003209929A - 給電記録管理システム、給電記録管理用プログラム、給電記録管理用プログラムの作成支援システム、及び、給電記録管理用プログラムの作成支援プログラム - Google Patents

給電記録管理システム、給電記録管理用プログラム、給電記録管理用プログラムの作成支援システム、及び、給電記録管理用プログラムの作成支援プログラム

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JP2003209929A
JP2003209929A JP2002006299A JP2002006299A JP2003209929A JP 2003209929 A JP2003209929 A JP 2003209929A JP 2002006299 A JP2002006299 A JP 2002006299A JP 2002006299 A JP2002006299 A JP 2002006299A JP 2003209929 A JP2003209929 A JP 2003209929A
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Satoshi Kodama
智 児玉
Masayoshi Miyazaki
正義 宮▲崎▼
Gonzo Uenishi
権蔵 植西
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Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給電記録作成業務の省力化 【解決手段】本発明に係る給電記録管理システムでは、
電力供給システムを構成する電力施設としての中央給電
指令所1、各給電所2,3にそれぞれコンピュータ4,5,6を
設置するとともに、各コンピュータ4,5,6を双方向通信
可能な状態にするネットワーク10を構築する。そして、
ネットワーク10を通じて自律型プログラム11に各電力施
設1,2,3のコンピュータ4,5,6を巡回させて各電力施設1,
2,3のコンピュータ4,5,6に給電記録データを集計させ
て、必要な給電記録を作成させるものである。これによ
り、必要な時に必要な給電記録を作成することができる
ようになり、給電記録作成業務は大幅に省力化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力供給システムの
給電記録管理システムに関するものであって、特にネッ
トワークを利用した給電記録管理システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電力を供給する電力供給システムは、図
4に示すように、複数の給電所2,3への電力供給を統
括管理する中央給電指令所1と呼ばれる部署が存在す
る。この中央給電指令所1は、高圧の電力を管理し、各
給電所2,3への電力供給の要となる部署である。ま
た、中央給電指令所1から電力供給指令を受ける各給電
所2,3は、制御所21,22、変電所23,24などの複数の下
級電力施設へ電力を供給している。また、各給電所2,
3は、各給電所2,3間で互いに電力を融通し合ってい
る。
【0003】消費電力量は消費する用途により1日にお
ける変化の傾向が異なる。このため、電力供給システム
全体としての安定した電力供給を実現するために、中央
給電指令所1は各給電所2,3の時間帯毎の消費電力を
予測し、時間帯によって各給電所2,3への電力供給配
分を調整しており、さらに各給電所は各給電所2,3間
で互いに電力を融通し合っているのである。
【0004】このため、この中央給電指令所1では、各
給電所2,3が消費した電力量に関する給電記録データ2
b,3bと、各給電所2,3間で融通した電力量に関する給
電記録データ2c,3cを、毎時間、毎日又は毎月各給電所
2,3から中央給電指令所1に報告させて電力供給シス
テム全体の給電記録を記録している。この電力供給シス
テム全体の給電記録は、上述した中央給電指令所1によ
る電力需要の予測や各給電所2,3への電力供給配分を
調整に利用されてたり、また国への消費電力量の定例報
告に用いられたりしている。
【0005】給電記録を管理する既設の給電記録管理シ
ステムでは、図4に示すように、下級電力施設21〜24の
個々の発電量や消費電力量に関する給電記録データ21b
〜24bを下級電力施設23,24から順次各上級の電力施設に
報告させている。また、各給電所2,3間の融通電力量
に関する給電記録データ2c,3cを各給電所2,3から他の
給電所3,2にそれぞれ報告させている。これにより、各
給電所2,3に収集された各種データを基に各給電所単
位の消費電力量2b,3bを各給電所2,3で集計させて算出
し、これを中央給電指令所1に報告させ、中央給電指令
所1で各給電所単位の給電記録データを集計して電力供
給システム全体の給電記録を作成している。このような
給電記録は、毎時間、毎日、毎月ごとに作成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】既設の給電記録管理シ
ステムは、通信設備の通信データ容量が小さいため、各
下級電力施設21〜24から各給電所2,3への給電記録デ
ータの送受信タイミング、又は、各給電所2,3から中
央給電指令所1への給電記録データの送受信タイミング
が重ならないようにそれぞれ送受信タイミングを時間管
理している。このため、各電力施設の送受信タイミング
を相互に管理するための複雑なアプリケーションが必要
であった。
【0007】また、通信設備や給電記録データ収集及び
集計の設備についてのインフラ整備はすぐに行えないた
め各電力施設のインフラ整備に差が生じている。例え
ば、各下級電力施設においては、給電記録データの収集
や集計、給電記録データの送受信などはコンピュータで
管理されている施設もあれば、人為的作業で行われてい
る施設もある。また、コンピュータで管理されている場
合でも、コンピュータの性能に差がある。そして、通信
設備についても下級電力施設に設置されている通信設備
の送信容量が脆弱であるために、データの送信が遅延し
て、各給電所2,3が中央給電指令所1に送信するべき
時間に、各給電所2,3に必要なデータが揃っていないよ
うな場合が生じる。このため、各給電所2,3から中央
給電指令所1へデータを送信する場合には、最終的には
人間が送信するデータが揃っているかを確認して送信処
理を行っているのが現状である。
【0008】特に、通信データ量が莫大なデータ量にな
る給電記録の月報を作成する場合においては、通信設備
の送信容量が脆弱な下級電力施設では、伝送すべきデー
タを紙データ化、或いは、磁気データ化して上級の電力
施設に郵送することもある。
【0009】また、最近では電力が自由化されたことも
あり、電力供給システムが複雑化する傾向にあり、さら
に給電記録データのデータ量が大きくなる可能性があ
る。従って、既設の給電記録管理システムでは、より複
雑なアプリケーションが必要となることが考えられる。
【0010】また、理想的には中央給電指令所1は、上
級の給電所2,3が必要な時に、必要な給電記録データ
を作成できるシステムを構築することが望ましいが、既
設の給電記録管理システムは、下級電力施設からの給電
記録データの報告を得て、上級電力施設が給電記録を作
成するので、必要な時に、必要な給電記録データを作成
できるシステムにはなっていないのが現状である。
【0011】そこで、本発明は、上記のような既設の給
電記録管理システムの問題点を解決すべく、簡易なアプ
リケーションによる新たな給電記録管理システムを構築
し、給電記録作成業務の省力化を図ることを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る給電記録管
理システムでは、電力供給システムを構成する複数の電
力施設(例えば、中央給電指令所、各給電所及び下級電
力施設など)にそれぞれコンピュータを設置するととも
に、各電力施設のコンピュータを双方向通信可能な状態
にするネットワークを構築する。そして、ネットワーク
を通じて自律型プログラムに各電力施設のコンピュータ
を巡回させ、この自律型プログラムにより各電力施設の
コンピュータに給電記録データを集計させて、必要な給
電記録を作成させるものである。この給電記録管理シス
テムによれば、上記の自律型プログラムをネットワーク
上に発行することだけで、必要な時に必要な給電記録を
作成することができるのである。これにより給電記録作
成業務は大幅に省力化される。この給電記録システム
は、中央給電指令所が各給電所の給電記録データを集計
して電力供給システム全体の給電記録を作成する場合に
も使えるし、各給電所が電力供給を管轄する下級電力施
設の給電記録データを集計して各給電所単位での給電記
録を作成する場合などにも使える。
【0013】請求項1に記載される給電記録管理システ
ムは、複数の電力施設の給電記録を管理する給電記録管
理システムにおいて、前記各電力施設に設置されたコン
ピュータと、各電力施設に設置され、設置された電力施
設における給電記録データを記録する給電記録部と、前
記各電力施設のコンピュータをそれぞれ双方向通信が可
能な状態にするネットワークと、前記ネットワークを通
って各電力施設のコンピュータ間を移動し、各電力施設
の給電記録データを回収させるプログラムを発行するプ
ログラム発行部と、前記プログラムが帰還し、各電力施
設の給電記録を処理する給電記録処理部とを備えること
を特徴とするものである。
【0014】ここで、「電力施設」には電力供給システ
ムにおいて、発電、電力供給、電力消費を行っている施
設をいい、中央給電指令所、各給電所及び下級電力施設
などの施設が含まれる。また、「プログラム」は上述し
た自律型プログラムであり、ネットワーク内での移動先
に関する命令文や各コンピュータで行う処理に関する命
令文を備えたものである。なお、このような自律型プロ
グラムは、一般的にエージェントプログラムと呼ばれて
いる。このシステムによれば、必要な給電記録集計が一
つのアルゴリズムで行われているので給電記録の作成が
容易になる。
【0015】請求項2に記載される給電記録管理システ
ムは、プログラムが、前記ネットワークを通って各電力
施設のコンピュータ間を移動し、各電力施設の給電記録
部に記録された給電記録データに基づいて、各電力施設
のコンピュータに電力施設単位の給電記録を集計処理を
させ、集計後の電力施設単位の給電記録データを回収さ
せるプログラムであることを特徴とするものである。こ
の給電記録管理システムによれば、各電力施設単位の給
電記録を各電力施設のコンピュータに集計させ、集計後
の電力施設単位の給電記録データを回収する処理が、一
つのアルゴリズムで行われているので給電記録の作成が
容易になる。
【0016】また、請求項3に記載される給電記録管理
システムは、プログラムが、前記ネットワークを通って
各電力施設のコンピュータ間を移動し、各電力施設の給
電記録部に記録された給電記録データに基づいて、各電
力施設のコンピュータに各電力施設が融通し合う融通電
力に関する給電記録データを集計処理させ、集計後の各
電力施設の融通電力に関する給電記録データを回収させ
るプログラムであることを特徴とするものである。この
給電記録管理システムによれば、各電力施設が融通し合
う融通電力に関する給電記録を各電力施設のコンピュー
タに集計させ、集計後の融通電力に関する給電記録デー
タを回収する処理が、一つのアルゴリズムで行われてい
るので給電記録の作成が容易になる。
【0017】また、請求項4から請求項6に記載される
給電記録管理用プログラムは、請求項1から請求項3に
記載される給電記録管理システムに利用されるプログラ
ムに関するものである。
【0018】請求項7に記載される給電記録管理用プロ
グラムの作成支援システムは、プログラムにより収集さ
せる給電記録データを入力する収集対象データ入力部
と、前記プログラムにより算出させる計算式を入力する
計算式入力部と、前記プログラムの移動先を入力する移
動サイト入力部と、前記プログラムにより算出された給
電記録データを記録する格納サイトを入力する格納サイ
ト入力部とを備え、前記収集対象データ入力部、計算式
入力部、移動サイト入力部、及び、格納サイト入力部に
入力された情報を基に給電記録管理用プログラムを作成
するので、給電記録管理用プログラムを作成しようとす
るユーザがプログラムに関する専門知識を有していなく
ても給電記録管理用プログラムが作成できるようにな
る。
【0019】請求項8に記載の給電記録管理用プログラ
ムの作成支援プログラムは、プログラムにより収集させ
る給電記録データを入力する収集対象データ入力部と、
前記プログラムにより算出させる計算式を入力する計算
式入力部と、前記プログラムの移動先を入力する移動サ
イト入力部と、前記プログラムにより算出された給電記
録データを記録する格納サイトを入力する格納サイト入
力部とに入力された情報を基に、コンピュータに給電記
録管理用プログラムを作成させるので、コンピュータに
組み込まれることにより、請求項7に記載される給電記
録管理用プログラムの作成支援システムを実現すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
給電記録管理システムを図面に基づいて説明する。
【0021】この実施形態では、給電記録管理システム
の簡単なモデルとして、中央給電指令所1が2つの給電
所2,3を管理している電力供給システムにおいて、電
力供給システム全体の給電記録を作成するシステムを説
明する。
【0022】中央給電指令所1は、この電力供給システ
ムの給電記録を管理するコンピュータ4を備えており、
各給電所2,3は各給電所単位での給電記録を管理する
コンピュータ5,6を備えている。各給電所2,3は、電
力を供給している下級の電力施設を有しており、また各
給電所2,3間でも電力を融通し合っている。各給電所
2,3には下級の電力施設7,8,9から給電記録データd
7,d8,d9が定期的に報告されているものとする。下級の
電力施設7,8,9から各給電所2,3に報告される給電
記録データd7,d8,d9には、各電力施設7,8,9の個々の
発電量や消費電力量といったものが含まれている。
【0023】また、中央給電指令所1と2つの給電所
2,3には、コンピュータ4,5,6をそれぞれ双方向通
信が可能な状態にするネットワーク10が整備されてい
る。このネットワーク10は、例えば、光ファイバ網など
によるものであって、大容量のデータを瞬時に送受信で
きるものである。中央給電指令所1と2つの給電所2,
3のコンピュータ4,5,6には、このネットワーク10上
の電子住所としてIPアドレスが設定されている。
【0024】この給電記録管理システムは、ネットワー
ク10を通じて自律型プログラム11に各給電所のコンピュ
ータ5,6を巡回させ、この自律型プログラム11により
各給電所2,3のコンピュータ5,6に各給電所単位の給電記
録データを集計させて、必要な給電記録を作成させるも
のである。
【0025】中央給電指令所1のコンピュータ4には、
自律型プログラム11をネットワーク10上に発行し、か
つ、ネットワーク10から自律型プログラム11を帰還させ
るためのプラットフォーム・アプリケーションと呼ばれ
るアプリケーション12が組み込まれている。すなわち、
これらのアプリケーション12は、自律型プログラム11の
動作環境を設ける一種のオペレーションシステムであ
り、プログラム発行部として、又は、給電記録処理部と
して機能している。また、各給電所2,3のコンピュー
タ5,6も、同様にネットワーク10から自律型プログラ
ム11を帰還させるためのプラットフォーム・アプリケー
ションと呼ばれるアプリケーション13,14が組み込まれ
ている。
【0026】なお、図1では、自律型プログラム11は各
コンピュータ4,5,6間を往来するトラックのイメージで
描かれており、アプリケーション12,13,14は自律型プロ
グラム11たるトラックが発着する発着場のイメージで描
かれている。また、自律型プログラム11たるトラックの
荷台は、自律型プログラム11内のデータ格納領域11aを
イメージしたものである。
【0027】また、中央給電指令所1のコンピュータ4
は電力供給システムの給電記録データを格納するための
データベース15を備えており、各給電所2,3のコンピ
ュータ5,6は、各給電所2,3における給電記録データ
を格納するためのデータベース16,17を備えている。こ
れらのデータベース15,16,17は給電記録部として機能し
ている。
【0028】なお、中央給電指令所1のコンピュータ4
には、機能が異なる複数の自律型プログラムが予め作成
されており、これらの自律型プログラムは、自律型プロ
グラムを管理する記憶装置18に格納されている。また、
中央給電指令所1では、必要な給電記録を作成するため
に、必要に応じて新たに自律型プログラムが作成され、
作成された自律型プログラムは記憶装置18に格納され
る。
【0029】この電力供給システム全体の給電記録を作
成する自律型プログラム11は、 ネットワーク10を通じて各給電所2,3のコンピュー
タ5,6に巡回する命令文と、 各給電所2,3のデータベース16,17に格納された給電
記録データを基に、各給電所2,3のコンピュータ5,6
に各給電所単位の給電記録を集計させる命令文と、 各給電所2,3のコンピュータ5,6に、集計された各
給電所単位の給電記録データ2a,3aを自律型プログラム1
1内のデータ格納領域11aの所定位置に記録させる命令文
と、 巡回すべき給電所2,3において各給電所単位の給電記
録データ2a,3aが、自律型プログラム11内のデータ格納
領域11aに所定位置に記録されたときに、中央給電指令
所1のコンピュータ4に帰還する命令文と、 中央給電指令所1のコンピュータ4に各給電所単位の
給電記録データ2a,3aを基に電力供給システム全体の給
電記録を集計処理させ、集計結果を中央給電指令所1の
データベース15に記録させる命令文とを備えている。
【0030】との命令文において、自律型プログラ
ム11は、中央給電指令所1と2つの給電所2,3のコン
ピュータ5,6にそれぞれ設定されたIPアドレスに基づ
いて、ネットワーク10上を移動することができるように
なっている。
【0031】この自律型プログラム11は、中央給電指令
所1のコンピュータ4からネットワーク10上に発行され
ると、図1中の点線の矢印で示されるように、の命令
文に従って各給電所2,3のコンピュータ5,6を順に巡
回する。そして各コンピュータ5,6に組み込まれたプ
ラットフォーム・アプリケーション13,14により各コン
ピュータ5,6内で動作し、との命令文に従って、
各給電所2,3のコンピュータ5,6に、各給電所2,3
のデータベース16,17に格納された給電記録データを基
に各給電所単位の給電記録を集計させ、集計された各給
電所単位の給電記録データ2a,3aを自律型プログラム11
の所定のデータ格納領域11aに記録させる。
【0032】そして、この自律型プログラム11は、各給
電所2,3のコンピュータ5,6を巡回し終わると、の
命令文に従って、中央給電指令所1のコンピュータ4に
帰還する。
【0033】さらに、この自律型プログラム11は、中央
給電指令所1のコンピュータ4に帰還すると、中央給電
指令所1のコンピュータ4に組み込まれたプラットフォ
ーム・アプリケーション12によりコンピュータ4内で動
作し、の命令文に従って、自律型プログラム11の所定
のデータ格納領域11aに記録された各給電所単位の給電
記録データ2a,3aを基に、電力供給システム全体の給電
記録を中央給電指令所1のコンピュータ4に集計処理さ
せ、集計結果を中央給電指令所1のデータベース15に記
録させる。これにより、中央給電指令所1のデータベー
ス15に電力供給システム全体の給電記録が集計できる。
【0034】この給電記録管理システムによれば、自律
型プログラム11のの命令文により、各給電所2,3か
ら各給電所単位の給電記録データ2a,3aの集計結果だけ
が自律型プログラム11に記録されるようになっているの
で、送受信データ量を軽減させることができる。これに
より、従来データ容量が大きく伝送化できなかった月報
の給電記録データも、各給電所2,3での集計結果だけ
を伝送させるので伝送化が行える。
【0035】また、各給電所3において、下級電力施設
8,9からのデータ送信が遅延したために、各給電所単
位の給電記録を作成することができない場合には、その
給電所3に必要な給電記録データが揃うまで、自律型プ
ログラム11のの命令文の動作を待機させる命令文を追
加して、給電所3に必要な給電記録データが揃ってから
当該給電所3でコンピュータに給電記録の集計処理をさ
せる処置や、自律型プログラム11を当該給電所3のコン
ピュータ6からまだ給電記録が記録されていない他の給
電所2のコンピュータ5へ移動させる命令文を追加し
て、必要な給電記録データが揃っていない給電所3での
処理を後回しにする処置を講じておけばよい。
【0036】毎時間、毎日或いは毎月のように、定期的
な給電記録を作成する場合には、スケジューラープログ
ラムにより中央給電指令所1のコンピュータ4から予め
定めた時間にネットワーク上に自律型プログラムを発行
させるようにすればよい。
【0037】次に、他の自律型プログラムを説明する。
【0038】この自律型プログラムを利用した給電記録
管理システムは、各給電所間で融通し合っている融通電
力に関する給電記録を作成することができる。ここで
は、簡単なモデルとして、図2に示すように、A給電所
とD給電所との間で、電力を融通し合って場合について
説明する。
【0039】A給電所は、A線1L、A線2L、B線1L及びB
線2Lを通し、更に1TrB及び2TrBを通してA給電所の下
級の電力施設へ電力を供給している。さらにA給電所とD
給電所はD線を通して電力を融通し合っている。
【0040】この場合、A給電所とD給電所の間の融通電
力に関する給電記録を作成するための自律型プログラム
は、 中央給電指令所からA給電所に移動させる命令文と、 A給電所のコンピュータにA線1L、A線2L、B線1L及
びB線2L、更に1TrB及び2TrBで供給された電力量に関
する給電記録データを収集させる命令文と、(このの
命令文によりA給電所とD給電所間の融通電力量の算出に
必要な給電記録データが収集できる。) A給電所のコンピュータにA線1L、A線2L、B線1L及
びB線2Lで供給された電力量の和から、1TrB及び2TrB
で供給された電力量を引く集計処理をさせ、集計結果を
自律型プログラムの所定のデータ格納領域に記録させる
命令文と、(このの命令文によりA給電所とD給電所間
の融通電力量が算出され、算出結果を自律型プログラム
に載せることができる。) A給電所からD給電所に移動する命令文と、 D給電所のコンピュータに、A給電所とD給電所間の融
通電力量の算出結果をD給電所のデータベースに格納す
る処理をさせる命令文と、 D給電所から中央給電指令所に帰還する命令文と、 中央給電指令所のコンピュータに、A給電所とD給電所
間の融通電力量の算出結果を中央給電指令所のデータベ
ースに格納する処理をさせる命令文とを備えている。
【0041】この自律型プログラムをネットワーク上に
発行することにより、A給電所とD給電所との間の融通電
力に関する給電記録が作成され、D給電所と中央給電指
令所のデータベースにそれぞれ格納される。そして、
の命令文によりA給電所とD給電所間の融通電力量を算出
した結果が、0よりも大きければ、A給電所からD給電所
への電力供給が行われたことを示し、0よりも小さけれ
ば、D給電所からA給電所への電力供給が行われたことに
なる。また、算出結果が0の場合は、A給電所とD給電所
の間の電力の融通量が等しいか、電力の融通が無かった
場合であり、この場合は実質的に電力の融通が無かった
として処理される。
【0042】この自律型プログラムの給電記録処理は図
3に示される表で表すことができる。図3中、「収集対
象データ」は自律型プログラムに収集させる給電記録を
示しており、「式」は融通電力量を算出するための計算
式を示している。また、「移動サイト」は自律型プログ
ラムが移動するサイトを示しており、「格納サイト」は
算出結果を記録する格納サイトとしてのデータベースを
示している。
【0043】次に、自律型プログラムを作成する場合の
プログラム作成支援システムについて説明する。
【0044】自律型プログラムを作成する場合のプログ
ラム作成支援システムでは、この図3に示される表に示
されるユーザ・インターフェース画面を備えたプログラ
ム作成ソフトにより、必要な自律型プログラムを自動作
成するようにしても良い。これにより、プログラムに関
する専門知識を有していないユーザでも、給電記録管理
用プログラムが容易に作成することができるようにな
る。
【0045】以上、本発明に係る給電記録管理システム
の一実施形態を説明したが、本発明の給電記録管理シス
テムは、上記に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載される給電記録管理シス
テムは、ネットワークを通って各電力施設のコンピュー
タ間を移動し、各電力施設の給電記録データを回収させ
るプログラムを発行するプログラム発行部と、前記プロ
グラムが帰還し、各電力施設の給電記録を処理する給電
記録処理部とを備え、ネットワークを通じて各電力施設
を往来するプログラムにより、必要な給電記録データの
収集を一つのアルゴリズムで行っているので、給電記録
の作成が容易になり給電記録業務の省力化を図ることが
できる。
【0047】請求項2に記載される給電記録管理システ
ムは、プログラムが、前記ネットワークを通って各電力
施設のコンピュータ間を移動し、各電力施設の給電記録
部に記録された給電記録データに基づいて、各電力施設
のコンピュータに電力施設単位の給電記録を集計処理を
させ、集計後の電力施設単位の給電記録データを回収さ
せるプログラムであるので、集計後の電力施設単位の給
電記録データを回収するので、送受信データのデータ量
を軽減することができる。
【0048】また、請求項3に記載される給電記録管理
システムは、プログラムが、前記ネットワークを通って
各電力施設のコンピュータ間を移動し、各電力施設の給
電記録部に記録された給電記録データに基づいて、各電
力施設のコンピュータに各電力施設が融通し合う融通電
力に関する給電記録データを集計処理させ、集計後の各
電力施設の融通電力に関する給電記録データを回収させ
るプログラムであるので、各電力施設が融通し合う融通
電力に関する給電記録が、一つのアルゴリズムで行わ
れ、融通電力に関する給電記録の作成が容易になる。
【0049】また、請求項4から請求項6に記載される
給電記録管理用プログラムは、請求項1から請求項3に
記載される給電記録管理システムに利用されるプログラ
ムに関するものであり、請求項1から請求項3と同様の
効果を有する。
【0050】請求項7に記載される給電記録管理用プロ
グラムの作成支援システムは、プログラムにより収集さ
せる給電記録データを入力する収集対象データ入力部
と、前記プログラムにより算出させる計算式を入力する
計算式入力部と、前記プログラムの移動先を入力する移
動サイト入力部と、前記プログラムにより算出された給
電記録データを記録する格納サイトを入力する格納サイ
ト入力部とを備え、前記収集対象データ入力部、計算式
入力部、移動サイト入力部、及び、格納サイト入力部に
入力された情報を基に給電記録管理用プログラムを作成
するので、給電記録管理用プログラムを作成しようとす
るユーザがプログラムに関する専門知識を有していなく
ても給電記録管理用プログラムが作成できるようにな
る。
【0051】請求項8に記載の給電記録管理用プログラ
ムの作成支援プログラムは、プログラムにより収集させ
る給電記録データを入力する収集対象データ入力部と、
前記プログラムにより算出させる計算式を入力する計算
式入力部と、前記プログラムの移動先を入力する移動サ
イト入力部と、前記プログラムにより算出された給電記
録データを記録する格納サイトを入力する格納サイト入
力部とに入力された情報を基に、コンピュータに給電記
録管理用プログラムを作成させるので、コンピュータに
組み込まれることにより、請求項7に記載される給電記
録管理用プログラムの作成支援システムを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る給電記録管理シス
テムの概略図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る給電所が電力を融
通し合う電力供給システムの概略図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る給電記録管理用プ
ログラムの作成支援システムにおけるユーザーインター
フェイス画面を示す図である。
【図4】 既設の給電記録管理システムの概略図であ
る。
【符号の説明】
1 中央給電指令所 2,3 給電所 2a,3a 給電所単位の給電記録データ 4 中央給電指令所のコンピュータ 5,6 給電所のコンピュータ 7,8,9 下級の電力施設 d7,d8,d9 下級の電力施設の給電記録データ 10 ネットワーク 11 自律型プログラム 11a 自律型プログラム11内のデータ格納領域 12,13,14 プラットフォーム・アプリケーション 15,16,17 データベース 18 記録装置 21,22 制御所 23,24 変電所 2b,3b 各給電所2,3が消費した電力量に関する給電記
録データ 2c,3c 各給電所2,3間で融通した電力量に関する給電
記録データ 21b〜24b 下級電力施設21〜24の給電記録データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植西 権蔵 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5G066 AA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電力施設の給電記録を管理する給電
    記録管理システムにおいて、 前記各電力施設に設置されたコンピュータと、 各電力施設に設置され、設置された電力施設における給
    電記録データを記録する給電記録部と、 前記各電力施設のコンピュータをそれぞれ双方向通信が
    可能な状態にするネットワークと、 前記ネットワークを通って各電力施設のコンピュータ間
    を移動し、各電力施設の給電記録データを回収させるプ
    ログラムを発行するプログラム発行部と、 前記プログラムが帰還し、各電力施設の給電記録を処理
    する給電記録処理部とを備えることを特徴とする給電記
    録管理システム。
  2. 【請求項2】前記プログラムが、ネットワークを通って
    各電力施設のコンピュータ間を移動し、各電力施設の給
    電記録部に記録された給電記録データに基づいて、各電
    力施設のコンピュータに電力施設単位の給電記録を集計
    処理をさせ、集計後の電力施設単位の給電記録データを
    回収させるプログラムであることを特徴とする請求項1
    に記載の給電記録管理システム。
  3. 【請求項3】前記プログラムが、ネットワークを通って
    各電力施設のコンピュータ間を移動し、各電力施設の給
    電記録部に記録された給電記録データに基づいて、電力
    施設のコンピュータに各電力施設が融通し合う融通電力
    に関する給電記録データを集計処理させ、集計後の各電
    力施設の融通電力に関する給電記録データを回収させる
    プログラムであることを特徴とする請求項1に記載の給
    電記録管理システム。
  4. 【請求項4】ネットワークを通って各電力施設のコンピ
    ュータ間を移動し、各電力施設の給電記録データを回収
    する給電記録管理用プログラム。
  5. 【請求項5】ネットワークを通って各電力施設のコンピ
    ュータ間を移動し、各電力施設の給電記録部に記録され
    た給電記録データに基づいて、各電力施設のコンピュー
    タに電力施設単位の給電記録を集計処理をさせ、集計後
    の電力施設単位の給電記録データを回収する給電記録管
    理用プログラム。
  6. 【請求項6】ネットワークを通って各電力施設のコンピ
    ュータ間を移動し、各電力施設の給電記録部に記録され
    た給電記録データに基づいて、各電力施設のコンピュー
    タに各電力施設が融通し合う融通電力に関する給電記録
    データを集計処理させ、集計後の各電力施設の融通電力
    に関する給電記録データを回収する給電記録管理用プロ
    グラム。
  7. 【請求項7】プログラムにより収集させる給電記録デー
    タを入力する収集対象データ入力部と、 前記プログラムにより算出させる計算式を入力する計算
    式入力部と、 前記プログラムの移動先を入力する移動サイト入力部
    と、 前記プログラムにより算出された給電記録データを記録
    する格納サイトを入力する格納サイト入力部とを備え、 前記収集対象データ入力部、計算式入力部、移動サイト
    入力部、及び、格納サイト入力部に入力された情報を基
    に給電記録管理用プログラムを作成することを特徴とす
    る給電記録管理用プログラムの作成支援システム。
  8. 【請求項8】プログラムにより収集させる給電記録デー
    タを入力する収集対象データ入力部と、 前記プログラムにより算出させる計算式を入力する計算
    式入力部と、 前記プログラムの移動先を入力する移動サイト入力部
    と、 前記プログラムにより算出された給電記録データを記録
    する格納サイトを入力する格納サイト入力部とに入力さ
    れた情報を基に、 コンピュータに給電記録管理用プログラムを作成するこ
    とを特徴とする給電記録管理用プログラムの作成支援プ
    ログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021525914A (ja) * 2018-05-31 2021-09-27 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 柔軟なエネルギー情報の集計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021525914A (ja) * 2018-05-31 2021-09-27 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 柔軟なエネルギー情報の集計
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