JP2003209268A - 光モジュール - Google Patents

光モジュール

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JP2003209268A
JP2003209268A JP2002004341A JP2002004341A JP2003209268A JP 2003209268 A JP2003209268 A JP 2003209268A JP 2002004341 A JP2002004341 A JP 2002004341A JP 2002004341 A JP2002004341 A JP 2002004341A JP 2003209268 A JP2003209268 A JP 2003209268A
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JP2002004341A
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English (en)
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Hidekazu Kodera
秀和 小寺
Hirotoshi Yonezawa
宏敏 米澤
Kiyohide Sakai
清秀 酒井
Hiroshi Izawa
浩 井沢
Akira Takemoto
彰 武本
Tatsuo Hatta
竜夫 八田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光出力モニタ用受光素子の実装に際し、組立
工数を削減し、コストを低減した光モジュールを提供す
る。 【解決手段】 本発明に係る光モジュールは、発光素子
とその光出力モニタ用受光素子とその実装基板を備え、
光出力モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度
層が基材側に感度を持つ構造とし、上記発光素子と上記
光出力モニタ用受光素子を実装基板上に水平に実装され
る、光モジュールである。その光モジュールは、上記モ
ニタ用受光素子の入射光側基材端面に、回折格子、凹凸
パターンを備えるプリズム等の光学素子が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用に用いら
れる半導体レーザダイオード(以下、LDと示す)等の
発光素子とその光出力モニタ用の受光素子を使用した半
導体レーザ装置及びその製造方法に関わり、特に、半導
体LDの背面側からの出射光を取り込むための受光素子
を実装する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いた公衆通信網の普及に
は、高性能の半導体レーザ装置を廉価で製造することが
重要である。
【0003】半導体LDは、時間経過による劣化や作動
中の温度上昇に伴って、出力が低下する。このため、光
通信用の半導体LDにおいては、半導体LDの裏面側か
らの出射光(以下、モニタ光と示す)をその光出力モニ
タ用の受光素子(以下、モニタ用受光素子と示す)にて
受光し、ここで発生する電流に基づいて半導体LDを制
御し、半導体LDの出力を一定に保っている。
【0004】図8は、従来技術に係る半導体レーザ装置
50の一つの例の(1)斜視図、及び(2)一部破断側
面図である。図8において、2は基板、4は半導体LD
素子、6は半導体LD素子の活性層、8はモニタ用受光
素子の基材、10はモニタ用受光素子の受光感度層、1
2はモニタ用受光素子、14はモニタ光、16はレーザ
出力光、102は半導体LDサブキャリア、104はモ
ニタ用受光素子のサブマウントである。
【0005】図8の半導体レーザ装置50においては、
半導体LD素子4の後方から出射されたモニタ光14を
効率よく受光するために、モニタ光14に対してモニタ
用受光素子12が垂直となるよう配置されている。
【0006】図9は、従来技術に係る半導体レーザ装置
の別の例の一部破断側面図である。図8と同じ符号は、
同じものまたは相当のものを示す。更に、106はスペ
ーサ、108は反射膜である。
【0007】図9の半導体レーザ装置50においては、
モニタ光14を基板2上の反射膜108で反射させ、受
光感度層10の感度面に導いている。これらの従来技術
の例(図8、図9)は、特開2000−323745号
で開示されている。
【0008】図8に係る半導体レーザ装置50において
は、確かに、モニタ用受光素子12の受光感度層10に
多くの光を取り入れることが可能である。しかし一方
で、モニタ用受光素子12をモニタ光14に対して垂直
となるように設定するのは、時間及び工数がかかるとい
った問題がある。また、モニタ用受光素子12とモニタ
用受光素子サブマウント104との間のワイヤリング作
業が困難であるという問題もある。
【0009】また、図9に係る半導体レーザ装置50に
おいては、半導体LD素子4とモニタ用受光素子12と
が水平(即ち、基板2に平行)に配設されるので、図8
に係る半導体レーザ装置50における問題点は解決され
ている。しかしながら、構造が複雑であるため、実装コ
ストを大きく低減させることができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、モニタ用受
光素子12の実装の工程においてコストを低減し、更
に、モニタ光を受光感度層に精度よく取り込むモニタ用
受光素子を備える半導体レーザ装置を提供することを、
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされたものである。本発明に係る請求
項1に記載の光モジュールは、発光素子とその光出力モ
ニタ用受光素子を備え、モニタ用受光素子の平面状に形
成された受光感度層が基材側に感度を持つ構造とし、上
記発光素子と上記モニタ用受光素子が実装基板上に水平
に実装される光モジュールである。その光モジュール
は、モニタ用受光素子のモニタ光の入射側基材端面に回
折格子、又は凹凸パターンを備えるプリズム等の光学素
子を形成している。
【0012】本発明に係る請求項2に記載の光モジュー
ルは、発光素子とその光出力モニタ用受光素子を備え、
モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度層が基
材側に感度を持つ構造とし、上記発光素子と上記モニタ
用受光素子が実装基板上に水平に実装される光モジュー
ルである。その光モジュールは、モニタ用受光素子のモ
ニタ光の入射側基材端面において、粗面が形成されてい
る。
【0013】本発明に係る請求項3に記載の光モジュー
ルは、発光素子とその光出力モニタ用受光素子を備え、
モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度層が基
材側に感度を持つ構造とし、上記発光素子と上記モニタ
用受光素子が実装基板上に水平に実装される光モジュー
ルである。その光モジュールは、モニタ用受光素子の基
材部分において、屈折率分布層を形成している。
【0014】本発明に係る請求項4に記載の光モジュー
ルは、発光素子とその光出力モニタ用受光素子を備え、
モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度層が基
材側に感度を持つ構造とし、上記発光素子と上記モニタ
用受光素子が実装基板上に水平に実装される光モジュー
ルである。その光モジュールは、実装基板のモニタ用受
光素子を搭載する面が、発光素子を搭載する面に対し
て、勾配を有している。
【0015】本発明に係る請求項5に記載の光モジュー
ルは、発光素子とその光出力モニタ用受光素子を備え、
モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度層が基
材側に感度を持つ構造とし、上記発光素子と上記モニタ
用受光素子が実装基板上に水平に実装される光モジュー
ルである。その光モジュールは、モニタ用受光素子のモ
ニタ光の入射側基材端面に反射防止膜(ARコート)、
その反対側の基材端面に高反射膜(HRコート)を施さ
れている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下において、図面を参照しつつ
本発明に係る実施の形態について説明する。
【0017】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る半導体レーザ装置50の一部破断側面図であ
る。図1において、2は基板、4は半導体LD素子、6
は半導体LD素子の活性層、8はモニタ用受光素子の基
材、10はモニタ用受光素子の受光感度層、12はモニ
タ用受光素子、14はモニタ光、16はレーザ出力光で
ある。
【0018】図1の半導体レーザ装置50では、半導体
LD素子4とモニタ用受光素子12とが、実装基板2上
に水平に実装される。更に、モニタ用受光素子12内で
平面状に形成される受光感度層10にて、基材8側が感
度面となるよう設定されている。ここで、上記のモニタ
用受光素子12の基材端面には、回折格子24、又は、
凹凸部を有するプリズム等の光学素子が形成されてい
る。
【0019】従って、上記のモニタ用受光素子12で
は、モニタ光14は基材8のモニタ光14の入射側端面
において屈折され、受光感度層10に導かれる。ここ
で、モニタ用受光素子12は、受光感度層10におい
て、半導体LDの出力を制御するに足る光量を得られる
位置で、半導体LD素子4に対して実装されている。
【0020】実施の形態1に係る半導体レーザ装置50
の概略の製造工程を示す。
【0021】(1)まず、モニタ用受光素子12の基材
端面に、凹凸のパターン、もしくは回折格子24を形成
する。 (2)次に、基板2上に半導体LD素子4を実装する。 (3)続いて、モニタ用受光素子12を、前工程(1)
で凹凸パターン、回折格子24等が刻み込まれた基材端
面側が、半導体LD素子4の背面光(モニタ光)14と
対向するよう実装する。 (4)以上により実施の形態1に係る半導体レーザ装置
50が作成される。
【0022】本実施の形態では、基板2上に半導体LD
素子4を実装した後、その半導体LD素子4の実装位置
を基準にして同一平面上にモニタ用受光素子12を設置
する。従って、半導体LD素子4とモニタ用受光素子1
2との位置合わせの際に発生しがちなずれを少なくで
き、よって位置ずれによる光出力の減少を防ぐことがで
きる。
【0023】実施の形態2.図2は、本発明の実施の形
態2に係る半導体レーザ装置50の一部破断側面図であ
る。この実施の形態2は、上記の実施の形態1に係る半
導体レーザ装置50と略同様の構成であり、よって同一
箇所には同一符号を付して説明を略し、異なる部位及び
箇所を中心に説明を進める。
【0024】図2の半導体レーザ装置50でも、半導体
LD素子4とモニタ用受光素子12とが、実装基板2上
に水平に実装され、モニタ用受光素子12内で平面状に
形成される受光感度層10にて、基材8側が感度面とな
るよう設定されている。更にこの実施の形態2では、上
記のモニタ用受光素子12の基材端面に、粗面26が形
成される。
【0025】従って、実施の形態2のモニタ用受光素子
12では、モニタ光14は粗面26である基材8のモニ
タ光の入射側端面において散乱され、受光感度層10に
導かれる。ここで、モニタ用受光素子12は、受光感度
層10において、半導体LDの出力を制御するに足る光
量を得られる位置で、半導体LD素子4に対して実装さ
れている。
【0026】実施の形態2に係る半導体レーザ装置50
の概略の製造工程を示す。
【0027】(1)まず、モニタ用受光素子12の基材
端面に、粗面26を形成する。 (2)次に、基板2上に半導体LD素子4を実装する。 (3)続いて、モニタ用受光素子12を、前工程(1)
で粗面26が刻み込まれた基材端面側が、半導体LD素
子4の背面光(モニタ光)14と対向するよう実装す
る。 (4)以上により実施の形態2に係る半導体レーザ装置
50が作成される。
【0028】本実施の形態でも、基板2上に半導体LD
素子4を実装した後、その半導体LD素子4の実装位置
を基準にして同一平面上にモニタ用受光素子12を設置
する。従って、半導体LD素子4とモニタ用受光素子1
2との位置合わせの際に発生しがちなずれを少なくで
き、よって位置ずれによる光出力の減少を防ぐことがで
きる。
【0029】実施の形態3.図3は、本発明の実施の形
態3に係る半導体レーザ装置50の一部破断側面図であ
る。この実施の形態3も、上記の実施の形態1に係る半
導体レーザ装置50と略同様の構成であり、よって同一
箇所には同一符号を付して説明を略し、異なる部位及び
箇所を中心に説明を進める。
【0030】図3の半導体レーザ装置50においても、
半導体LD素子4とモニタ用受光素子12とが、実装基
板2上に水平に実装され、モニタ用受光素子12内で平
面状に形成される受光感度層10において、基材8側が
感度面になるように設定されている。更に、この実施の
形態3では、上記モニタ用受光素子12の基材8に、屈
折率を変化させるドーパンドを選択拡張させ、屈折率分
布層28を形成する。
【0031】従って、実施の形態3のモニタ用受光素子
12では、モニタ光14はモニタ用受光素子12の基材
8の屈折率分布層28において屈折され、受光感度層1
0に導かれる。ここで、モニタ用受光素子12は、受光
感度層10において、半導体LDの出力を制御するに足
る光量を得られる位置で、半導体LD素子4に対して実
装されている。
【0032】実施の形態3に係る半導体レーザ装置50
の概略の製造工程を示す。
【0033】(1)まず、モニタ用受光素子12の基材
端面に、屈折率変化のドーパンドを選択拡張しておく。 (2)次に、基板2上に半導体LD素子4を実装する。 (3)続いて、モニタ用受光素子12を、前工程(1)
で屈折率変化のドーパンドが刻み込まれた基材端面側
が、半導体LD素子4の背面光(モニタ光)14と対向
するよう実装する。 (4)以上により実施の形態3に係る半導体レーザ装置
50が作成される。
【0034】本実施の形態でも、基板2上に半導体LD
素子4を実装した後、その半導体LD素子4の実装位置
を基準にして同一平面上にモニタ用受光素子12を設置
する。従って、半導体LD素子4とモニタ用受光素子1
2との位置合わせの際に発生しがちなずれを少なくで
き、よって位置ずれによる光出力の減少を防ぐことがで
きる。
【0035】実施の形態4.図4(1)(2)は、本発
明の実施の形態4に係る半導体レーザ装置50の一部破
断側面図である。この実施の形態4も、上記の実施の形
態1に係る半導体レーザ装置50と略同様の構成であ
り、よって同一箇所には同一符号を付して説明を略し、
異なる部位及び箇所を中心に説明を進める。
【0036】図4(1)(2)の半導体レーザ装置50
でも、半導体LD素子4とモニタ用受光素子12とが実
装基板2に実装される。但し、基板2は表面にV字型溝
(図4(1)参照)或いは面取り部(図4(2)参照)
などの傾斜面を有しており、モニタ用受光素子12はそ
れらの傾斜面上に搭載される。
【0037】一方、モニタ用受光素子12内で平面状に
形成される受光感度層10は、本実施の形態4において
も基材8側が感度面となるように設定されている。
【0038】従って、実施の形態4のモニタ用受光素子
12では、モニタ光14が基材8の入射側端面において
屈折され、受光感度層10に導かれる。ここで、モニタ
用受光素子12は、受光感度層10において、半導体L
Dの出力を制御するに足る光量を得られる位置で、半導
体LD素子4に対して実装されている。
【0039】実施の形態4に係る半導体レーザ装置50
の概略の製造工程を示す。
【0040】(1)まず、基板2にV字型溝(図4
(1)参照)もしくは面取り部(図4(2)参照)など
の傾斜面を形成する。 (2)次に、基板2上に半導体LD素子4を実装する。 (3)続いて、モニタ用受光素子12を、前工程(1)
で形成されたV字型溝・面取り部の傾斜面上に実装す
る。 (4)以上により実施の形態4に係る半導体レーザ装置
50が作成される。
【0041】本実施の形態でも、基板2上に半導体LD
素子4を実装した後、その半導体LD素子4の実装位置
を基準にして同一平面上にモニタ用受光素子12を設置
する。従って、半導体LD素子4とモニタ用受光素子1
2との位置合わせの際に発生しがちなずれを少なくで
き、よって位置ずれによる光出力の減少を防ぐことがで
きる。
【0042】また、本実施の形態に係る半導体レーザ装
置50によれば、モニタ用受光素子12及びサブマウン
ト20の基材端面からの反射戻り光30は、入射光(モ
ニタ光14)と方向が異なるため、再び、反射戻り光3
0が半導体LD素子4に入ることを抑制でき、安定した
レーザ光出力を得ることができる。
【0043】実施の形態5.図5は、本発明の実施の形
態5に係る半導体レーザ装置50の一部破断側面図であ
る。この実施の形態5も、上記の実施の形態1に係る半
導体レーザ装置50と略同様の構成であり、よって同一
箇所には同一符号を付して説明を略し、異なる部位及び
箇所を中心に説明を進める。
【0044】図5の半導体レーザ装置50でも、半導体
LD素子4とモニタ用受光素子12とが実装基板2に実
装される。但し、基板2は表面に大きさの異なる2対の
Auバンプ32を有しており、モニタ用受光素子12は
それらAuバンプ32上に基板2に対して傾斜して搭載
される。
【0045】一方、モニタ用受光素子12内で平面状に
形成される受光感度層10は、本実施の形態5において
も基材8側が感度面となるように設定されている。
【0046】従って、実施の形態5のモニタ用受光素子
12においても、実施の形態4と同様、モニタ光14が
モニタ用受光素子12のモニタ光の入射側基材端面にお
いて屈折され、受光感度層10に導かれる。ここで、モ
ニタ用受光素子12は、受光感度層10において、半導
体LDの出力を制御するに足る光量を得られる位置で、
半導体LD素子4に対して実装されている。
【0047】実施の形態5に係る半導体レーザ装置50
の概略の製造工程を示す。
【0048】(1)まず、基板2上に半導体LD素子4
を実装する。 (2)次に、基板2上にて、モニタ用受光素子12の実
装位置にあたる箇所に大きさの異なる2対のAuバンプ
32を形成する。 (3)続いて、モニタ用受光素子12を、前工程(2)
で形成されたAuバンプ32上に実装する。半導体LD
素子4に近い方のAuバンプ32の対は小さく遠い方の
対は大きく形成されているため、モニタ用受光素子12
は基板2に対して傾斜して実装される。 (4)以上により実施の形態5に係る半導体レーザ装置
50が作成される。
【0049】上記の製造工程において、対となるAuバ
ンプ32の大きさを制御することにより、半導体LD素
子4に対するモニタ用受光素子12の位置を制御するこ
とができる。
【0050】本実施の形態でも、基板2上に半導体LD
素子4を実装した後、その半導体LD素子4の実装位置
を基準にして同一平面上にモニタ用受光素子12を設置
する。従って、半導体LD素子4とモニタ用受光素子1
2との位置合わせの際に発生しがちなずれを少なくで
き、よって位置ずれによる光出力の減少を防ぐことがで
きる。
【0051】また、本実施の形態に係る半導体レーザ装
置50においても、モニタ用受光素子12及びサブマウ
ント20の基材端面からの反射戻り光30は、入射光
(モニタ光14)と方向が異なるため、再び、反射戻り
光30が半導体LD素子4に入ることを抑制でき、安定
したレーザ光出力を得ることができる。
【0052】実施の形態6.図6は、本発明の実施の形
態6に係る半導体レーザ装置50の一部破断側面図であ
る。この実施の形態6も、上記の実施の形態1に係る半
導体レーザ装置50と略同様の構成であり、よって同一
箇所には同一符号を付して説明を略し、異なる部位及び
箇所を中心に説明を進める。
【0053】図6の半導体レーザ装置50でも、実施の
形態1と同様に、半導体LD素子4とモニタ用受光素子
12とが、実装基板2上に水平に実装され、モニタ用受
光素子12内で平面状に形成される受光感度層10に
て、基材8側が感度面となるよう設定されている。更に
この実施の形態6では、上記のモニタ用受光素子12に
関して、背面光(モニタ光)14の入射側基材端面にA
Rコート(反射防止膜)34が、その反対側の基材端面
にHRコート(高反射膜)36が施される。
【0054】従って、実施の形態6のモニタ用受光素子
12では、モニタ用受光素子12に入射したモニタ光1
4がモニタ用受光素子12内に閉じ込められ、受光感度
層10に効率よく取り込まれる。ここで、モニタ用受光
素子12は、受光感度層10において、半導体LDの出
力を制御するに足る光量を得られる位置で、半導体LD
素子4に対して実装されている。
【0055】実施の形態6に係る半導体レーザ装置50
の概略の製造工程を示す。
【0056】(1)まず、モニタ用受光素子12の向か
い合う2つの基材端面に、夫々ARコート34およびH
Rコート36を形成しておく。 (2)次に、基板2上に半導体LD素子4を実装する。 (3)続いて、モニタ用受光素子12を、前工程(1)
でARコート34が施された基材端面側が、半導体LD
素子4の背面光(モニタ光)14と対向するよう実装す
る。 (4)以上により実施の形態6に係る半導体レーザ装置
50が作成される。
【0057】本実施の形態でも、基板2上に半導体LD
素子4を実装した後、その半導体LD素子4の実装位置
を基準にして同一平面上にモニタ用受光素子12を設置
する。従って、半導体LD素子4とモニタ用受光素子1
2との位置合わせの際に発生しがちなずれを少なくで
き、よって位置ずれによる光出力の減少を防ぐことがで
きる。
【0058】また、本実施の形態6に限らず、本発明
(例えば、実施の形態1乃至実施の形態5)において
は、モニタ用受光素子12表面に電極部を設置し、ワイ
ヤボンダ配線を行うことができるため、ワイヤリングは
比較的容易である。図7にそのワイヤボンダ配線を施し
た本発明に係る半導体レーザ装置50の斜視図を示す。
【0059】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、光出力モ
ニタ用受光素子の実装に際し、組立工数の削減により、
実装に伴うコストを大幅に低減することができる。特
に、本発明に係る請求項4の光モジュールによれば、モ
ニタ用受光素子の基材端面からの反射戻り光が半導体L
Dに入ることも抑制でき、安定したレーザ光出力を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装
置の一部破断側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係る半導体レーザ装
置の一部破断側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態3に係る半導体レーザ装
置の一部破断側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態4に係る半導体レーザ装
置の一部破断側面図である。
【図5】 本発明の実施の形態5に係る半導体レーザ装
置の一部破断側面図である。
【図6】 本発明の実施の形態6に係る半導体レーザ装
置の一部破断側面図である。
【図7】 ワイヤボンダ配線を施した本発明に係る半導
体レーザ装置の斜視図である。
【図8】 従来技術に係る半導体レーザ装置の一つの例
の(1)斜視図、及び(2)一部破断側面図である。
【図9】 従来技術に係る半導体レーザ装置の別の例の
一部破断側面図である。
【符号の説明】
2 基板、 4 半導体レーザダイオード素子、 6
半導体レーザダイオード素子活性層、 8 モニタ用受
光素子基材、 10 モニタ用受光素子受光感度層、
12 モニタ用受光素子、 14 モニタ光、 16
レーザ出力光、24 回折格子、 26 粗面、 28
屈折率分布層、 30 反射戻り光、 32 Auバ
ンプ、 34 反射防止膜(ARコート)、 36 高
反射膜(HRコート)、 50 半導体レーザ装置、
102 半導体LDサブキャリア、 104 モニタ用
受光素子のサブマウント、 106 スペーサ、 10
8 反射膜。
フロントページの続き (72)発明者 酒井 清秀 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 井沢 浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 武本 彰 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 八田 竜夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AB25 BA02 EA15 FA04 GA12 5F088 BA16 BA18 BB01 DA17 DA20 JA05 JA10 JA11 JA20 5F089 AA01 AB03 AC02 AC11 AC13 CA15 GA01 GA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子とその光出力モニタ用受光素子
    を備える光モジュールにおいて、 光出力モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度
    層が基材側に感度を持つ構造とし、 上記発光素子と上記光出力モニタ用受光素子を実装基板
    上に水平に実装したものであって、 上記光出力モニタ用受光素子のモニタ光の入射側基材端
    面に、回折格子、又は凹凸パターンを備えるプリズム等
    の光学素子が形成されていることを特徴とした光モジュ
    ール。
  2. 【請求項2】 発光素子とその光出力モニタ用受光素子
    を備える光モジュールにおいて、 光出力モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度
    層が基材側に感度を持つ構造とし、 上記発光素子と上記光出力モニタ用受光素子を実装基板
    上に水平に実装したものであって、 上記光出力モニタ用受光素子のモニタ光の入射側基材端
    面を粗面とすることを特徴とした光モジュール。
  3. 【請求項3】 発光素子とその光出力モニタ用受光素子
    を備える光モジュールにおいて、 光出力モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度
    層が基材側に感度を持つ構造とし、 上記発光素子と上記光出力モニタ用受光素子を実装基板
    上に水平に実装したものであって、 上記光出力モニタ用受光素子の基材に屈折率を変化させ
    るドーパンドが注入され、基材に屈折率分布層が形成さ
    れていることを特徴とした光モジュール。
  4. 【請求項4】 発光素子とその光出力モニタ用受光素子
    を備える光モジュールにおいて、 光出力モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度
    層が基材側に感度を持つ構造とし、 上記発光素子と上記光出力モニタ用受光素子を実装基板
    上に水平に実装したものであって、 実装基板の光出力モニタ用受光素子を搭載する面が発光
    素子を搭載する面に対して、勾配を有することを特徴と
    した光モジュール。
  5. 【請求項5】 発光素子とその光出力モニタ用受光素子
    を備える光モジュールにおいて、 光出力モニタ用受光素子の平面状に形成された受光感度
    層が基材側に感度を持つ構造とし、 上記発光素子と上記光出力モニタ用受光素子を実装基板
    上に水平に実装したものであって、 光出力モニタ用受光素子のモニタ光の入射側基材端面に
    反射防止膜(ARコート)、その反対側の基材端面に高
    反射膜(HRコート)を施されていることを特徴とした
    光モジュール。
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