JP2003208162A - 電子楽器及び演奏データ転送制御装置及び演奏データ取得プログラム並びに演奏データ転送制御プログラム - Google Patents

電子楽器及び演奏データ転送制御装置及び演奏データ取得プログラム並びに演奏データ転送制御プログラム

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JP2003208162A JP2002005022A JP2002005022A JP2003208162A JP 2003208162 A JP2003208162 A JP 2003208162A JP 2002005022 A JP2002005022 A JP 2002005022A JP 2002005022 A JP2002005022 A JP 2002005022A JP 2003208162 A JP2003208162 A JP 2003208162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバ4から配信する演奏データの不正流出
を防止する。 【解決手段】 電子オルガン1とパーソナルコンピュー
タ2をMIDIケーブルで接続する。パーソナルコンピ
ュータ2を通信ネットワーク3を介してサーバ4に接続
する。サーバ4から制御プログラムをパーソナルコンピ
ュータ2にダウンロードする。パーソナルコンピュータ
2の操作で電子オルガン1を試聴モードに設定する。電
子オルガン1に対して、試聴モードにおいて一部記憶部
のデータの外部出力を禁止する。サーバ4で第1暗号化
した演奏データをパーソナルコンピュータ2に配信し、
パーソナルコンピュータ2で復号する。電子オルガン1
でキーを生成し、そのキーに基づいてパーソナルコンピ
ュータ2で演奏データを第2暗号化し、電子オルガン1
に転送する。電子オルガン1で試聴が終了すると、試聴
モードを解除するとともに一時記憶部のデータを消去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏データに基づ
いて自動演奏等を行える電子楽器、及びネットワークを
利用して演奏データを該電子楽器に転送する演奏データ
転送制御装置、及び演奏データ取得プログラム並びに演
奏データ転送制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器やコンピュータミュージ
ック等の分野において、自動演奏等に用いる演奏データ
をネットワークで配信するサービスがある。例えば、パ
ーソナルコンピュータ等でインターネットを利用してサ
ーバから有償で演奏データの配信を受け、このパーソナ
ルコンピュータに接続された電子楽器に演奏データを取
り込むことができる。電子楽器では取り込んだ演奏デー
タに基づいて各種の演奏あるいは各種の処理を行う。な
お、演奏データを購入する前に事前に試聴用演奏データ
により試聴できるようにもなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子楽器はネ
ットワークとは別にそれ自体が独立に機能するので、コ
ンピュータに接続した状態でも通常の操作が可能であ
り、例えば試聴用に配信を受けた演奏データを、電子楽
器において編集したり別途記録媒体に転送するなどし
て、コピーが簡単にできてしまう。このため、試聴用演
奏データを不正に利用される恐れもあり、また、演奏デ
ータの著作権の保護という観点からも問題がある。
【0004】本発明は、試聴用のみに使う演奏データを
外部に出力できないようにして、演奏データを不正に扱
えないようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子楽器は、
外部機器からの設定指示を受けて、一時記憶領域からデ
ータを外部に出力する動作を禁止する試聴モードに設定
する機能と、外部機器からの試聴用演奏データの入力を
受けて該試聴用演奏データを一時記憶領域に記録する機
能と、前記試聴モードの解除時に前記一時記憶領域に記
録されている試聴用演奏データを消去する機能と、を備
えたことを特徴とする。なお、試聴モードの解除は外部
機器からの指示によるものでもよく、当該電子楽器にお
ける操作指示によるものでもよい。
【0006】上記のように構成された請求項1の電子楽
器によれば、パーソナルコンピュータ等の外部機器から
設定指示を受けると、一時記憶領域からデータを外部に
出力する動作を禁止する試聴モードに設定する。また、
そのパーソナルコンピュータ等からの試聴用演奏データ
の入力を受けて該試聴用演奏データを一時記憶領域に記
録する。したがって、試聴モードにおいて、一時記憶領
域に記録された試聴用演奏データにより試聴等を行うこ
とができるが、試聴用演奏データを外部に出力すること
はできなくなる。また、パーソナルコンピュータからの
解除指示、あるいは当該電子楽器自体における解除操作
等により試聴モードを解除するときは、一時記憶領域に
記録されている試聴用演奏データが強制的に消去される
ので、試聴用演奏データの流出を確実に防ぐことができ
る。
【0007】請求項2の演奏データ転送制御装置は、試
聴モードの開始が指示されると試聴モードの設定指示を
外部機器に送る機能と、前記設定指示を送った後に試聴
用演奏データを前記外部機器に送る機能と、試聴モード
の終了が指示されると試聴モードの解除指示を前記外部
機器に送る機能と、を備えたことを特徴とする。
【0008】上記のように構成された請求項2の演奏デ
ータ転送制御装置は、例えばネットワークに接続される
パーソナルコンピュータで構成し、ネットワークを介し
て試聴用演奏データの配信を受け、外部入力等により試
聴モードの開始が指示されると試聴モードの設定指示を
電子楽器等の外部機器に送り、さらに、設定指示を送っ
た後に試聴用演奏データを電子楽器等に送る。外部入力
等により試聴モードの終了が指示されると試聴モードの
解除指示を電子楽器等に送る。したがって、請求項1の
電子楽器の制御に好適である。
【0009】すなわち、請求項1における外部機器及び
請求項2の演奏データ転送制御装置はパーソナルコンピ
ュータ、また、請求項2の外部機器は電子楽器等であっ
てよく、インターネット等を利用したネットワーク販売
購入システムから所望の試聴用演奏データの配信を受け
てその試聴用演奏データを電子楽器に送る。このとき、
パーソナルコンピュータの操作で、電子楽器の試聴モー
ドの設定と解除を指示することができる。また、請求項
2の演奏データ転送制御装置は、ネットワークに接続さ
れ試聴用演奏データを配信するサーバで構成することも
できる。この場合、電子楽器等を直接ネットワークに接
続すればよい。
【0010】請求項3の演奏データ取得プログラムは、
外部機器からの設定指示を受けて、一時記憶領域からデ
ータを外部に出力する動作を禁止して試聴モードに設定
する処理と、外部機器からの試聴用演奏データの入力を
受けて該試聴用演奏データを一時記憶領域に記録する処
理と、前記試聴モードの解除時に前記一時記憶領域に記
録されている試聴用演奏データを消去する処理と、をコ
ンピュータで実行するためのものであり、この演奏デー
タ取得プログラムの実行によれば請求項1と同様な作用
効果が得られる。
【0011】請求項4の演奏データ転送制御プログラム
は、試聴モードの開始が指示されると試聴モードの設定
指示を外部機器に送る処理と、前記設定指示を送った後
に試聴用演奏データを前記外部機器に送る処理と、試聴
モードの終了が指示されると試聴モードの解除指示を前
記外部機器に送る処理と、をコンピュータで実行するた
めのものであり、この演奏データ転送制御プログラムの
実行によれば請求項2と同様な作用効果が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態に
おける全体システムの概略図であり、この実施形態は、
電子楽器として電子オルガン(例えば「エレクトーン
(登録商標)」)を対象としたものである。なお、図で
はパーソナルコンピュータを「PC」、電子オルガンを
「EL」として略記している。電子オルガン1は、演奏
データ転送制御装置としてのパーソナルコンピュータ2
に対してMIDIケーブルで接続されている。また、パ
ーソナルコンピュータ2はインターネット等の通信ネッ
トワーク3を介してサーバ4(そのコンピュータ)に接
続される。
【0013】<演奏データ>サーバ4のコンピュータは
データベースを有しており、多数の楽曲について、各楽
曲に対応する「購入用演奏データ」と「試聴用演奏デー
タ」とを記憶している。購入用演奏データ及び試聴用演
奏データ(以下、総称して「演奏データ」ともいう。)
は、「再生態様データ」と「楽曲データ」が含まれてい
る。
【0014】再生態様データは「レジストレーション」
あるいは「レジスト」と称されるデータであり、図2
(A) に示したように、例えば電子オルガン1の第1鍵盤
(ロワーキーボード)の音色を指定するデータ、第1鍵
盤における効果を指定するデータ、第2鍵盤(アッパー
キーボード)の音色を指定するデータ、第2鍵盤におけ
る効果を指定するデータなど、電子オルガン1の音色や
効果などの各種の設定を決めるデータである。そして、
この再生態様データは、電子オルガン1で用いるとき操
作パネルに設けられたレジストスイッチに割り当てら
れ、そのレジストスイッチを操作することにより、電子
オルガン1はその割り当てられている再生態様データに
応じた態様に設定される。
【0015】また、1曲毎に、曲の流れに応じた複数の
再生態様データがセットとして用いられることが多く、
この場合は複数のレジストスイッチにそれぞれの再生態
様データが割り当てられる。したがって、例えば鍵盤演
奏(マニュアル演奏)中にレジストスイッチを操作する
ことで、曲の流れに応じて曲の途中で音色や効果などの
態様を切り換えることもできる。さらに自動演奏では、
演奏データ中に記録されている指示データに応じて再生
態様データを切り換え、自動演奏の流れに応じて音色や
効果などを自動的に切り換えることもできる。
【0016】楽曲データは例えば「ソング」などと称さ
れるデータであり、図2(B) に示したように、一つの楽
音に対応する楽音イベントのデータ(MIDIイベント
データ)を演奏のタイミングに沿って記憶している。ま
た、前記のように楽曲の再生時に設定する再生態様デー
タを指示するデータも含まれている。
【0017】なお、購入用演奏データと試聴用演奏デー
タが、再生態様データと楽曲データとの両方を持ってい
る曲もあれば、どちらか一方しか持っていない曲もあ
る。例えば、楽曲データは試聴用演奏データにしか持っ
ていない曲もあり、この場合、購入用演奏データにより
再生態様データ(レジストレーション)だけを購入する
ことになり、実際の曲の演奏は鍵盤演奏等で行うもので
ある。また、試聴用演奏データも再生態様データだけし
か持っていない曲もあり、この場合は再生態様データに
よる設定と鍵盤演奏等により再生態様を試聴するもので
ある。さらに、試聴用演奏データの再生態様データは、
購入用演奏データの再生態様データと同じ場合もあれ
ば、購入用演奏データの再生態様データよりも一部省略
されているような場合もある。
【0018】<ハードウエア構成>電子オルガン1及び
パーソナルコンピュータ2は、CPU、入出力装置、記
憶装置等を備えた何れもマイクロコンピュータの基本構
成を備えたものであり、簡単のために両方のハード構成
の要部を図3の共通のブロック図で示す。CPU10a
はROM10b、RAM10c、あるいは外部記憶装置
10dに格納された制御プログラムを実行し、電子オル
ガン1やパーソナルコンピュータ2の機能を実現する。
タイマ10eは制御タイミングをとったり、自動演奏時
の再生クロック等を発生する。MIDIインターフェー
ス(I/F)10fは外部のMIDI機器10gとの間
でMIDI信号の授受を行う。なお、このブロック図が
電子オルガン1の場合はMIDI機器10gはパーソナ
ルコンピュータ2に対応し、このブロック図がパーソナ
ルコンピュータ2の場合はMIDI機器10gは電子オ
ルガン1に対応する。
【0019】電子オルガン1の場合、各要素の具体例は
以下のとおりである。外部記憶装置10dはこの実施形
態ではFDD(フロッピィ(商標)ディスクドライブ)
であり、配信を受けて購入した購入用演奏データが記憶
部としてのフロッピィディスクに保存される。また、操
作子10hは鍵盤(ロワーキーボード、アッパーキーボ
ード、ペダルキーボード)やフットスイッチあるいは操
作パネルのスイッチ等であり、検出回路10iで各種操
作が検出される。また、表示部10jは操作パネルに設
けられた液晶ディスプレイ等であり、表示回路10kを
介して駆動される。
【0020】音源回路10mは、設定された音色に応じ
て電子オルガン1の各種鍵盤の操作に相当する楽音信号
を生成し、アンプやスピーカ等のサウンドシステム10
nに出力して楽音を発生する。なお、楽曲データに基づ
いて自動演奏を行うときは、タイマ10eによる割込み
処理を行い、楽曲データ中の各種音符のデータを再生
し、ノートコード、タッチデータ、ノートオン/ノート
オフ等を音源回路10mに出力して楽音を発生する。ま
た、ROM10bには制御プログラム(電子楽器側の演
奏データ取得プログラム)が格納されている。なお、電
子オルガン1単独でも通信インターフェース10pを介
して通信ネットワーク3に接続することもできる。
【0021】パーソナルコンピュータ2の場合、各要素
の具体例は以下のとおりである。外部記憶装置10dは
HDD(ハードディスクドライブ)、FDD、CD−R
OM(コンパクトディスク−リード・オンリィ・メモ
リ)装置、光磁気ディスク(MO)装置、デジタル多目
的ディスク(DVD)装置等であり、制御プログラム
(演奏データ転送制御プログラム)がサーバ4からこの
外部記憶装置10dにダウンロードされる。また、操作
子10hはキーボードやマウス等であり、検出回路10
iで各種操作が検出される。表示部10jは液晶ディス
プレイやCRTディスプレイ等であり、表示回路10k
を介して駆動され、演奏データ購入時の後述の初期画面
や試聴画面が表示される。さらに、通信インターフェー
ス10p及び通信ネットワーク3を介して前記サーバ4
との間でデータの授受を行って、電子オルガン1(MI
DI機器10g)で利用する演奏データの配信サービス
を受ける。
【0022】<動作及び処理の概略>図5は実施形態に
おける概略動作とデータ及び指示の流れを概念的に示す
図であり、実施形態における動作及び処理の概略を説明
する。サーバ4は演奏データを提供しているサイトであ
り、パーソナルコンピュータ2のブラウザを使ってサー
バ4にアクセスするとサーバ4でサイトが立ち上げられ
るとともにパーソナルコンピュータ2にサイトが提示さ
れ、サーバ4から演奏データ転送制御プログラムがダウ
ンロードされる。また、同時に画面表示用のHTMLフ
ァイルのデータが配信される。これにより、パーソナル
コンピュータ2において図4(A) の初期画面が表示され
る。そして、サーバ4にアクセスしている間、この初期
画面の操作子(画面スイッチ)SW1,SW2,SW3
をマウス等で操作して、試聴動作と購入動作及び確認動
作を実行することができる。
【0023】そこで、初期画面で所望の曲を選択して試
聴の要求をサーバ4に伝えると、サーバ4からHTML
ファイルのデータが送られてパーソナルコンピュータ2
に図4(B) の試聴画面が表示される。また、サーバ4か
ら暗号化(第1暗号化)された試聴用演奏データがパー
ソナルコンピュータ2に送られる。パーソナルコンピュ
ータ2はこれを復号化(第1復号化)するとともに、電
子オルガン1に指示を送って電子オルガン1を試聴モー
ドとして固定し、この電子オルガン1に対して後から送
る試聴用演奏データを外部に出力できないように設定す
る。
【0024】電子オルガン1は再暗号化のためのキーを
生成し、パーソナルコンピュータ2はそのキーに基づい
て試聴用演奏データを新たに暗号化(第2暗号化)す
る。そして、この暗号化されたデータをMIDI規格の
エクスクルーシブデータに含めて電子オルガン1に送
り、電子オルガン1は受信したエクスクルーシブデータ
から暗号化されたデータを抽出して前記キーに基づいて
復号化(第2復号化)し、試聴用演奏データを得る。前
記第1暗号化の方法と第2暗号化の方法は異なるもので
ある。それぞれの方法は、サーバ4とパーソナルコンピ
ュータ2の間でのデータ通信の規格(送信するデータの
データ形式)と、パーソナルコンピュータ2と電子オル
ガン1の間でのデータ通信の規格の、異なる2つのデー
タ通信の規格のそれぞれに適したものである。第1暗号
化によって暗号化された演奏データはサーバ4とパーソ
ナルコンピュータ2の間で通信可能なデータ形式になっ
ており、第2暗号化によって暗号化された演奏データは
パーソナルコンピュータ2と電子オルガン1の間で通信
可能なデータ形式になっている。
【0025】以上のようにして、電子オルガン1におい
て試聴用演奏データに基づいて自動演奏あるいは鍵盤演
奏(すなわち再生態様の試聴)を行うことができる。そ
して、試聴を終わるときはパーソナルコンピュータ2の
試聴画面で終了の操作子SW4を操作すると、パーソナ
ルコンピュータ2は電子オルガン1に対してモードを解
除する指示を送る。これにより、電子オルガン1は、記
憶している試聴用演奏データを消去するとともに、その
他のデータの外部出力等を可能にして試聴モードを解除
する。
【0026】以上の試聴が済んで演奏データを購入する
ときは、初期画面で曲(例えば試聴した曲)を選択して
購入の要求をサーバ4に伝えると、サーバ4は課金を行
う処理及び購入用演奏データの暗号化(第1暗号化)を
行ってパーソナルコンピュータ2に送信し、パーソナル
コンピュータ2はこれを復号化(第1復号化)する。そ
して、パーソナルコンピュータ2は、電子オルガン1に
対して、フロッピィディスクの用意ができているかの確
認をする。電子オルガン1はこれ対応して、必要であれ
ばフロッピィディスクのフォーマットや空き領域の確保
を行ってパーソナルコンピュータ2に結果(状態情報)
を送る。そして、フォーマットされたフロッピィディス
クで空き領域が確保されると、パーソナルコンピュータ
2は購入用演奏データを送信する動作に移る。
【0027】この購入用演奏データを送信する動作は、
試聴用演奏データの場合と同様であり、電子オルガン1
に対するモードの固定の指示、電子オルガン1でのキー
の生成、パーソナルコンピュータ2における再暗号化
(第2暗号化)及びMIDI化の処理、電子オルガン1
における復号化の処理を行う。そして、電子オルガン1
において復号化した購入用演奏データを記憶部(フロッ
ピィディスク)に書き込むとともにプロテクトを施し、
その後、試聴用演奏データの場合と同様に、電子オルガ
ン1のモード固定の状態を解除する。
【0028】<第2暗号化>図6はパーソナルコンピュ
ータ2で行われる第2暗号化の概念を示す図である。
(I) のようにサーバ4から配信されて復号化した1ファ
イル分(1曲分)の演奏データは、MIDI形式等であ
り、楽曲を再生するための所定のイベントデータが順番
に記憶されたものである。(I) の丸印1つ1つがそれぞ
れのイベントデータ(タイミングデータやMIDIイベ
ントデータなど)を表しており、それぞれのデータは処
理順に記憶されている。この(I) の1ファイル分のデー
タ列を電子オルガン1から受信するキーを使って、通常
の読出方法(ファイルの先頭から順にビット列を読んで
データを読み出す方法)では元の演奏データを再現でき
ないデータ列に変換して(再暗号化して)、その変換後
のデータ列を電子オルガン1に送れるデータ形式に加工
する(MIDI化する)ことを第2暗号化と呼ぶ。
【0029】前記変換の方法には、(I) のデータ列(ビ
ット列)を電子オルガン1から受信したキーが表す量だ
けビット単位で前か後ろにずらすことで新たなデータ列
へ変換する方法や(先頭のデータは最後尾に、最後尾の
データは先頭にずらす)、(I) のデータ列のうちの電子
オルガン1から受信したキーが表す部分のデータ列(ビ
ット列)をそのキーが表す入替順に沿って入れ替えるこ
とで新たなデータ列へ変換する方法がある。これらの変
換の方法によって内容を壊された(I) のデータ列は(II)
のように、通常の読出方法では元の演奏データを再現で
きない壊れたデータの羅列となっている。
【0030】そして、この(II)のデータ列は、(III) に
示すように、先頭から順に所定長(所定ビット数分)ず
つ取り出され、その取り出されたデータと取り出された
順番を表す番号をメッセージ内容とするエクスクルーシ
ブデータ(MIDI規格のシステムエクスクルーシブメ
ッセージデータを表わす)に加工されて電子オルガン1
に送られる。この作成と送信の処理は(II)のデータ列か
ら全てのデータが取り出されるまで繰り返し行われる。
なお、電子オルガン1ではこの逆の手順で、パーソナル
コンピュータ2から受信したデータを元の演奏データに
復元する(第2復号化)。
【0031】なお、上記第2暗号化されたデータは、パ
ーソナルコンピュータ2とサーバ4との間の通信ネット
ワーク3による送信経路とは独立な送信経路に合ったも
のとして暗号化されている。すなわち、この暗号化され
た各データは、MIDI規格のエクスクルーシブデータ
に埋め込まれたものであり、電子オルガン1とパーソナ
ルコンピュータ2との間のMIDIケーブルによる送信
経路に合ったデータとなっている。
【0032】<試聴動作>図7は実施形態における試聴
動作を行う場合のサーバ4、パーソナルコンピュータ2
及び電子オルガン1の処理手順を示す図である。なお、
以下の試聴動作、後述の購入動作、及び後述の各フロー
チャートで示す処理は、パーソナルコンピュータ2にお
ける「演奏データ転送制御プログラム」及び電子オルガ
ン1における「演奏データ取得プログラム」に対応して
いる。
【0033】図7の処理の前にパーソナルコンピュータ
2は通信ネットワーク3を介してサーバ4に接続されて
いる。そして、パーソナルコンピュータ2にはサーバ4
から演奏データ転送制御プログラムがダウンロードされ
ており、さらに、初期画面(図4(A) )が表示されてい
る。
【0034】まず、初期画面には楽曲リストN(図4
(A) )が表示されるので、所望の曲を選択して試聴の操
作子SW2を操作し、パーソナルコンピュータ2からサ
ーバ4に対して試聴を要求する(図7のステップA
1)。これにより、サーバ4は、要求された楽曲の試聴
用演奏データをデータベースから読み出し、そのMID
I形式の試聴用演奏データを予め決められた条件で暗号
化(第1暗号化)し、パーソナルコンピュータ2に送る
(ステップA2)。なお、第1暗号化は従来の技術と同
様であり、暗号化の後のデータは通信ネットワーク3の
回線で送信できる形式である。また、サーバ4からは試
聴画面を表示するためのHTMLファイルも送信され
る。
【0035】次に、パーソナルコンピュータ2では、H
TMLファイルに基づいて試聴画面(図4(B) )を表示
し(ステップA3)、サーバ4から送信されたデータを
MIDI形式の試聴用演奏データに復号化(第1復号
化)する(ステップA4)。そして、電子オルガン1に
対して、モードを固定するための指示を送る(ステップ
A5)。
【0036】電子オルガン1では、パーソナルコンピュ
ータ2からの指示を受けて、図8に示す後述のモード固
定の処理を行い、これ以後に受信する試聴用演奏データ
を外部に出力できないように設定する(ステップA
6)。次に、図9に示すキー生成の処理を行い、パーソ
ナルコンピュータ2から供給される試聴用演奏データを
暗号化(第2暗号化)するためのキーを新たに生成し、
そのキーをパーソナルコンピュータ2に送る(ステップ
A7)。
【0037】パーソナルコンピュータ2では、キーを受
け取ると図10に示す再暗号化の処理を行い、1ファイ
ル分(1曲分)の試聴用演奏データをキーに従って前記
のように暗号化(第2暗号化)する(ステップA8)。
そして、図11に示すMIDI化の処理を行い、暗号化
されたデータをエクスクルーシブデータに挿入して電子
オルガン1に送る(ステップA9)。
【0038】次に、電子オルガン1では、図12に示す
復号化の処理を行って、パーソナルコンピュータ2から
の1ファイル分のエクスクルーシブデータを全て受け取
って試聴用演奏データに復号化(第2復号化)する(ス
テップA10)。そして、図13に示す試聴モードの処
理を行い、復号化した試聴用演奏データを再生する(ス
テップA11)。すなわち、電子オルガン1の外部に出
力する以外の操作は通常通りに処理する。
【0039】一方、パーソナルコンピュータ2では、試
聴画面(図4(B) )の終了の操作子SW4の操作を検出
して、試聴を終わるの指示があるかを監視し(ステップ
A12)、試聴を終わるの指示があれば、電子オルガン
1に対してモードを解除する指示を送る(ステップA1
3)。そして、電子オルガン1では、図14に示すモー
ド解除の処理を行い、メモリ内の試聴用演奏データを消
去して、それ以降にメモリに書き込まれるデータを外部
に出力できるようにする(ステップA14)。
【0040】次に、ステップA6〜A11,A14の具
体的な処理を図8〜図14のフローチャートに基づいて
説明する。電子オルガン1はパーソナルコンピュータ2
からモードを固定するための指示をうけると(ステップ
A6)、これに応答して図8のモード固定の処理を開始
する。まず、ステップS11で、RAM10c等に予め
設定されている一時記憶部のデータを消去し、ステップ
S12で一時記憶部のデータの外部送信を禁止し、さら
にステップS13で一時記憶部のデータの移動を禁止す
る。次に、ステップS14で表示部(図3の10j)の
表示を試聴モード画面にして他の画面へ変更できないよ
うに固定し、ステップS15で一時記憶部のデータの書
き込みを禁止する。なお、この一時記憶部の書き込み禁
止とは電子オルガン1の操作子10hなどを使って一時
記憶部の試聴用演奏データを編集するための外部操作に
よる書き込みを禁止するものであり、後述のようにパー
ソナルコンピュータ2から送られた試聴用演奏データの
書き込みなど、電子オルガン1の内部処理では必要に応
じて書き込みが行われる。
【0041】以上のステップS11〜S15の各設定を
行った後の状態が「試聴モード」であり、この試聴モー
ドでは受信する試聴用演奏データを外部に出力すること
ができなくなる。なお、上記表示部の試聴モード画面は
例えば図4(B) と同様な画面であり、これにより電子オ
ルガン1側でも試聴モードに固定されていることを確認
することができる。また、この試聴モードでは、試聴用
演奏データの内容を変更あるいは編集できないようにす
ることも好ましい。
【0042】電子オルガン1はモード固定の処理が終了
すると、すなわち、モードの固定が完了すると図9のキ
ー生成の処理を開始する。まず、ステップS21で特定
長のランダムな数を生成し、ステップS22で、この生
成した数が以前に生成された数でないか否かを判定し、
以前に生成された数であればステップS21に戻り、以
前に生成された数でなければ、ステップS23で、生成
した数を再暗号化用のキーとしてパーソナルコンピュー
タ2に送る。そして、ステップS24で、生成したキー
を復号化のために保持しておく。なお、以前に生成され
た数(キー)として記憶されているものは、履歴がある
程度古くなったものは順次判定基準から除外してもよ
い。
【0043】パーソナルコンピュータ2は、電子オルガ
ン1からのキーを受け取ると、これに応答して、図6の
(I) から(II)に相当する、図10の再暗号化(第2暗号
化)の処理を行い、ステップS31で、キーの内容に従
って、前記復号化(第1復号化)されたMIDI形式の
試聴用演奏データの内容を壊して暗号化(第2暗号化)
する。次に、パーソナルコンピュータ2は、図6の(II)
から(III) に相当する、図11のMIDI化の処理を行
い、ステップS41では、図10のステップS31で再
暗号化されたデータの一部分を取り出し、ステップS4
2でその一部分のデータをエクスクルーシブデータに埋
め込む。そして、ステップS43でエクスクルーシブデ
ータを電子オルガン1に送り、ステップS44で、再暗
号化したデータが全て送られたか判定し、全て送られて
いなければステップS41以降を繰り返し、全て送られ
ていれば、ステップS45でデータが全て送られたこと
を電子オルガン1に伝える。
【0044】電子オルガン1は、パーソナルコンピュー
タ2からデータの送信が開始されると図12の復号化
(第2復号化)の処理を開始し、ステップS51で受信
したデータを一時記憶部に記憶し、ステップS52でデ
ータの送信が完了したか否かを判定する。完了していな
ければステップS51に戻り、完了していればステップ
S53に進む。すなわち、パーソナルコンピュータ2か
ら送信が完了した旨を受信した後に、次の復号化を行
う。ステップS53では受信したデータをデータの順番
を表す番号に基づいて正規の順番に並び替え、ステップ
S54で、全てのエクスクルーシブデータから埋め込ま
れているデータを取り出してつなぎ合わせる。そして、
ステップS55で保持されているキーを使って復号化
(第2復号化)する。
【0045】上記の復号化が終了すると、電子オルガン
1は図13の試聴モードの処理を開始し、ステップS6
1で一時記憶部の試聴用演奏データを再生する。この再
生の処理では、試聴用演奏データ中の再生態様データ
(レジストレーションデータ)をレジストスイッチに割
り当て、さらに試聴用演奏データ中に楽曲データが含ま
れていれば、その楽曲データに基づいて自動演奏する。
次に、ステップS62で(電子オルガン1の)操作パネ
ル上の操作を検出し、ステップS63で、指示された操
作がこの試聴モードで禁止されている動作を行うもので
ないか否かを判定する。禁止されている動作とは一時記
憶部の試聴用演奏データのコピーや編集などを行う動作
であり、その動作を行う操作は、例えば、試聴モードを
解除する操作や試聴用演奏データを外部機器に送信(出
力)する操作や試聴用演奏データを電子オルガン1内の
別の記憶部に移動させる操作や試聴用演奏データの複製
を作る操作や試聴用演奏データの内容を編集する操作で
ある。逆に禁止されていない動作とは鍵盤演奏や再生態
様の変更などの試聴用演奏データを使った試聴を行うた
めの動作であり、その動作を行う操作は、例えば、各種
の鍵盤の演奏操作や再生態様を変更するためのレジスト
スイッチの操作や電子オルガン1の電源をオフする操作
である。
【0046】そこで、禁止されているものであれば、そ
の操作を無視してステップS62に戻り、禁止されてい
るものでなければ、ステップS64で指示された操作に
対応する動作を行ってステップS65に進む。ステップ
S65では電源がオフされたか否かを判定し、オフされ
ていなければステップS62に戻り、オフされていれば
ステップS66で一時記憶部のデータ(試聴用演奏デー
タ)を消去して試聴モードの処理を終了する。
【0047】次に、パーソナルコンピュータ2で試聴終
了の指示(図7のステップA12)があると、パーソナ
ルコンピュータ2からモードを解除する指示が電子オル
ガン1に送られるので、電子オルガン1は図14のモー
ド解除の処理を開始する。まず、ステップS71で一時
記憶部のデータを消去し、ステップS72で一時記憶部
のデータの外部送信を有効にし、さらにステップS73
で一時記憶部のデータの移動を有効にする。次に、ステ
ップS74で表示部に通常モードの画面を表示し、ステ
ップS75で一時記憶部のデータの書き込みを有効にし
て処理を終了する。これにより、試聴が終わって試聴用
演奏データは消去されるとともに電子オルガン1が通常
の状態に戻る。
【0048】以上の処理により、試聴モードでは、レジ
ストスイッチに割り当てられている再生態様データを読
み出して、電子オルガン1の再生態様を変更した状態で
鍵盤演奏したり、一時記憶部に記憶されている試聴用の
楽曲データを自動演奏したりすることができる。その
上、一時記憶部にあるデータの外部転送の操作と内容変
更の操作が無効になり、試聴用演奏データの不正なコピ
ー等を防止することができる。
【0049】<購入動作>図15は実施形態における購
入動作を行う場合のサーバ4、パーソナルコンピュータ
2及び電子オルガン1の処理を示す図である。パーソナ
ルコンピュータ2のステップA12(図7)の処理で試
聴の終了が指示されると、パーソナルコンピュータ2で
は図4(A) の初期画面に戻る。そこで、初期画面で所望
の曲(例えば試聴した曲)を選択して購入の操作子SW
1を操作して購入を要求する(ステップB1)。これに
より、サーバ4は課金を行う処理をし(ステップB
2)、購入用演奏データを暗号化(第1暗号化)してパ
ーソナルコンピュータ2に送信する(ステップB3)。
そして、パーソナルコンピュータ2は送信されたデータ
を受信して復号化する(ステップB4)。
【0050】復号化が済むと、パーソナルコンピュータ
2と電子オルガン1は、ステップB5,B6で図16の
確認動作の処理を行い、電子オルガン1においてフロッ
ピィディスク(記憶部)の用意ができているかを確認す
る。図16の確認動作の処理では、パーソナルコンピュ
ータ2において、ステップS81で、電子オルガン1に
対してフロッピィディスクが挿入されているかの確認の
指示を送る。これにより、電子オルガン1は、ステップ
S82でフロッピィディスクが挿入されているかを判定
し、ステップS83で判定結果を状態情報としてパーソ
ナルコンピュータ2に伝える。パーソナルコンピュータ
2では、ステップS84で挿入されているか否かを判定
し、挿入されていなければ、ステップS85でフロッピ
ィディスクを電子オルガン1に挿入するように促す表示
等を行い、ステップS81に戻る。
【0051】ステップS81〜S85のループはフロッ
ピィディスクが挿入されるまで繰り返され、定期的に挿
入を確認することになる。なお、この例では、フロッピ
ィディスクの挿入を定期的に確認するようにしている
が、フロッピィディスクを挿入するように促す画面を表
示し、この画面上にあるOKスイッチを押したとき(ク
リックしたとき)だけフロッピィディスクの挿入を再確
認するようにしてもよい。
【0052】フロッピィディスクが挿入されていれば、
ステップS86でフロッピィディスクが未フォーマット
状態かの確認の指示を電子オルガン1に送る。これによ
り、電子オルガン1は、ステップS87でフロッピィデ
ィスクのフォーマット状態を判定し、ステップS88で
未フォーマットであればフロッピィディスクをフォーマ
ットする。そして、ステップS89でフォーマットが完
了していることを状態情報としてパーソナルコンピュー
タ2に伝える。次に、パーソナルコンピュータ2は、ス
テップS801で、電子オルガン1に対してフロッピィ
ディスクに空き領域があるかの確認の指示を送る。な
お、このとき、購入用演奏データを記録するのに必要な
容量のデータも同時に送る。
【0053】これにより、電子オルガン1は、ステップ
S802でフロッピィディスクに空き領域があるか否か
を判定し、ステップS803で判定結果を状態情報とし
てパーソナルコンピュータ2に伝える。パーソナルコン
ピュータ2では、ステップS804で空き領域があるか
否かを判定し、空き領域がなければ、ステップS805
でフロッピィディスクに空き領域を作るように促す表示
等を行い、ステップS801に戻る。フロッピィディス
クに空き領域があれば、図15のステップB7に進んで
購入動作に戻る。なお、このステップS801〜S80
5のループも空き領域が作られるまで繰り返されるが、
空き領域を作るように促す画面を表示し、この画面上に
あるOKスイッチを押したとき(クリックしたとき)だ
け空き領域の有無を再確認するようにしてもよい。
【0054】図15のステップB7〜B12の処理は、
図7のステップA5〜A10(図8〜図12)における
前記試聴用演奏データについての処理と同様な処理を購
入用演奏データについて行うものであり、詳細な説明は
省略するが、これらの処理により、購入用演奏データを
フロッピィディスクに記録してモードを解除するまで
は、前記同様に一時記憶部のデータの外部送信の禁止、
一時記憶部のデータの移動の禁止、一時記憶部のデータ
の書き込みの禁止が設定される。
【0055】電子オルガン1においてステップB12で
復号化が終了すると、ステップB13で、復号された購
入用演奏データをフロッピィディスク(記憶部)に書き
込み、ステップSB14でフロッピィディスク(記憶
部)にプロテクトを施して処理を終了する。このプロテ
クトはフロッピィディスクからの購入用演奏データのコ
ピー(複製)を禁止する処理であり、公知の技術を適用
できる。
【0056】一方、パーソナルコンピュータ2では、ス
テップB11のMIDI化の処理により再暗号化された
データを全て電子オルガン1に送り終えると、電子オル
ガン1に対してモードを解除する指示を送り(ステップ
B15)、電子オルガン1はこの指示を受けてモード解
除の処理を行う(ステップA16)。なお、ステップA
16のモード解除の処理も前掲の図14と同様であり、
このモード解除の処理により、一時記憶部の購入用演奏
データは消去されるとともに電子オルガン1が通常の状
態に戻る。
【0057】以上の処理により、フロッピィディスクの
有無、フォーマット状態、空き領域の有無を自動的に確
認することができ、配信された演奏データを確実に取得
することができる。また、パーソナルコンピュータ2か
ら電子オルガン1に演奏データを送信するとき、パーソ
ナルコンピュータ2で再暗号化して送信し、電子オルガ
ン1でキーを用いて再復号化しなければ演奏データとし
て有効にならないので、パーソナルコンピュータ2から
MIDIケーブルを介して出力されるデータはそのまま
では演奏データとして利用できず、不正使用等を防止す
ることができる。
【0058】なお、実施形態の購入動作(図15)で
は、パーソナルコンピュータ2のMIDI化の処理(ス
テップB11)で全てのデータを送り終えたらモードの
解除を指示するようにしているが、電子オルガン1にお
いてフロッピィディスクのプロテクトまで完了した後
に、この電子オルガン1からパーソナルコンピュータ2
に対してモードを解除する要求を出し、これを受けてパ
ーソナルコンピュータ2がモードの解除を指示するよう
にしてもよい。
【0059】実施形態ではサーバ4に試聴用演奏データ
が記憶されているが、試聴用演奏データを用意しておか
ないで、試聴の要求が合ったときに、購入用演奏データ
から特定の情報を削除したものを試聴用演奏データとし
て作成し、これを試聴用に配信するようにしてもよい。
【0060】また、試聴モードの設定指示は、パーソナ
ルコンピュータからではなく、サーバからパーソナルコ
ンピュータを介して電子オルガンに出すようにしてもよ
い。このようにすると、試聴用演奏データの提供者がそ
の演奏データを確実に保護することができる。
【0061】また、パーソナルコンピュータがサイトに
接続したときに、電子オルガンを試聴モードに設定し、
サイトから抜け出すか電子オルガンもしくはパーソナル
コンピュータの電源を切るまで、試聴モードを解除しな
いで継続するようにすることもできる。
【0062】また、フロッピィディスクの確認動作の前
に、電子オルガンが接続されていることを確認して、接
続されていなければ電子オルガンの接続を促すようにす
るとよい。そして、電子オルガンの接続が確認された後
にフロッピィディスクの確認動作を行うようにしてもよ
い。
【0063】また、実施形態では、フロッピィディスク
の有無、フォーマット状態、空き領域の有無の判定結果
を、逐一パーソナルコンピュータに送るようにしている
が、これら複数の確認内容を一度に判定してその判定結
果を状態情報として一度にパーソナルコンピュータに送
るようにしてもよい。
【0064】実施形態では、記憶部としてフロッピィデ
ィスクを対象とする場合について説明したが、電子オル
ガンに複数種類の記憶部がある場合、どの記憶部に購入
用演奏データを記録するかを選択できるようにしてもよ
い。選択方法は、パーソナルコンピュータ上でユーザが
選択する方法、電子オルガン上でユーザが選択する方
法、パーソナルコンピュータが自動的に選択する方法、
電子オルガンが自動的に選択する方法のいずれでもよ
い。電子オルガンで選択した場合、選択された記憶部が
どれであるかをパーソナルコンピュータに連絡し、その
記憶部を購入用演奏データを格納する記憶部として前記
同様な確認動作及び購入動作を行う。
【0065】また、サーバからパーソナルコンピュータ
に演奏データを送るときに掛けられる暗号化と、パーソ
ナルコンピュータから電子オルガンに演奏データを送る
ときに掛けられる暗号化は、それぞれ、暗号化の結果と
して作成されるデータが、サーバとパーソナルコンピュ
ータの間、パーソナルコンピュータと電子オルガンの間
の通信経路を伝達可能な形式となるものであれば、暗号
化の方法はどのような方法であってもよい。なお、実施
形態の方法は処理のやり易さと保護の確実性という点で
好ましい方法の一つである。
【0066】パーソナルコンピュータでの暗号化は、1
ファイル全てのデータを暗号化するものに限らず、MI
DI端子で出力できる形式であって、出力されるデータ
を単純に再生するだけでは元の演奏データを再現できな
い形式となるものであればよい。例えば、1ファイル分
の演奏データの一部だけをキーを使って暗号化してエク
スクルーシブデータに埋め込んで送信し、その他のデー
タはそのまま送信するような方法でもよい。
【0067】サーバに電子オルガンを直接つなぐ場合に
は、前記パーソナルコンピュータの動作を電子オルガン
が行ってもサーバが行ってもどちらでもよい。この場
は、再暗号化は不要となる。サーバはパーソナルコンピ
ュータが行っていた暗号化を行って演奏データを電子オ
ルガンに送るようにしてもよいし、電子オルガンにサー
バの行っていた暗号化により暗号化されたデータを受信
できるインターフェースを持たせ、パーソナルコンピュ
ータが行っていた復号化を電子オルガン側で行うように
してもよい。そして、この場合、確認動作のうちの前記
パーソナルコンピュータが行っていた部分はサーバが行
う。すなわち、サーバが電子オルガンに対して記憶部
(例えばフロッピィディスク)の状態を確認する指示を
送り、電子オルガンが前記同様な記憶部の状態情報をサ
ーバに送るようにする。また、サーバは必要に応じて、
電子オルガンに対して、記憶部を演奏データを記憶でき
る状態に設定するように促す表示等を行う。
【0068】以上の例では、サーバに接続される演奏デ
ータ転送制御装置としてパーソナルコンピュータを例に
説明したが、この演奏データ転送制御装置として第1の
電子楽器をサーバに直接接続し、さらにこの第1の電子
楽器に他の電子楽器を接続する場合する場合には、第1
の電子楽器に前記パーソナルコンピュータ2の動作を行
わせるようにし、他の電子楽器に前記電子オルガン1の
動作をさせればよいことはいうまでもない。この場合、
第1の電子楽器にサーバの行っていた暗号化により暗号
化されたデータを受信できるインターフェースを持たせ
てもよい。
【0069】以上の実施形態では電子オルガンを例に説
明したが、電子楽器の形態はどのようなものでもよい。
また、演奏データは電子オルガン用の再生態様データ
(レジストレーションデータ)を含む場合について説明
したが、演奏データは例えば楽曲データだけの形態でも
よい。さらに演奏データの形態はどのようなものでもよ
いことはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】請求項1の電子楽器または請求項3の演
奏データ取得プログラムの実行によれば、試聴モードに
おいて、一時記憶領域に記録された試聴用演奏データに
より試聴等を行うことができるが、試聴用演奏データを
外部に出力することはできなくなる。また、試聴モード
を解除するときは一時記憶領域に記録されている試聴用
演奏データが強制的に消去される。したがって、試聴用
演奏データの流出、不正使用を確実に防ぐことができ
る。
【0071】請求項2の演奏データ転送制御装置または
請求項4の演奏データ転送制御プログラムの実行によれ
ば、請求項1の電子楽器の制御を好適に行うことがで
き、試聴用演奏データの流出、不正使用を確実に防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における全体システムの概略
図である。
【図2】本発明の実施形態における再生態様データと楽
曲データの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における電子オルガン及びパ
ーソナルコンピュータのブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における初期画面と試聴画面
の例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における概略動作とデータ及
び指示の流れを概念的に示す図である。
【図6】本発明の実施形態における第2暗号化の概念を
示す図である。
【図7】本発明の実施形態における試聴動作を行う場合
のサーバ、パーソナルコンピュータ及び電子オルガンの
処理手順を示す図である。
【図8】本発明の実施形態におけるモード固定の処理の
フローチャートである。
【図9】本発明の実施形態におけるキー生成の処理のフ
ローチャートである。
【図10】本発明の実施形態における再暗号化の処理の
フローチャートである。
【図11】本発明の実施形態におけるMIDI化の処理
のフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態における復号化の処理のフ
ローチャートである。
【図13】本発明の実施形態における試聴モードの処理
のフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態におけるモード解除の処理
のフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態における購入動作を行う場
合のサーバ、パーソナルコンピュータ及び電子オルガン
の処理を示す図である。
【図16】本発明の実施形態における確認動作の処理を
示す図である。
【符号の説明】
1…電子オルガン(電子楽器)、2…パーソナルコンピ
ュータ(演奏データ転送制御装置)、3…通信ネットワ
ーク、4…サーバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D378 MM12 MM92 QQ05 QQ06 QQ34 QQ38 WW09 ZZ05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器からの設定指示を受けて、一時
    記憶領域からデータを外部に出力する動作を禁止して試
    聴モードに設定する機能と、 外部機器からの試聴用演奏データの入力を受けて該試聴
    用演奏データを一時記憶領域に記録する機能と、 前記試聴モードの解除時に前記一時記憶領域に記録され
    ている試聴用演奏データを消去する機能と、を備えたこ
    とを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 試聴モードの開始が指示されると試聴モ
    ードの設定指示を外部機器に送る機能と、 前記設定指示を送った後に試聴用演奏データを前記外部
    機器に送る機能と、 試聴モードの終了が指示されると試聴モードの解除指示
    を前記外部機器に送る機能と、を備えたことを特徴とす
    る演奏データ転送制御装置。
  3. 【請求項3】 外部機器からの設定指示を受けて、一時
    記憶領域からデータを外部に出力する動作を禁止して試
    聴モードに設定する処理と、 外部機器からの試聴用演奏データの入力を受けて該試聴
    用演奏データを一時記憶領域に記録する処理と、 前記試聴モードの解除時に前記一時記憶領域に記録され
    ている試聴用演奏データを消去する処理と、をコンピュ
    ータで実行するための演奏データ取得プログラム。
  4. 【請求項4】 試聴モードの開始が指示されると試聴モ
    ードの設定指示を外部機器に送る処理と、 前記設定指示を送った後に試聴用演奏データを前記外部
    機器に送る処理と、 試聴モードの終了が指示されると試聴モードの解除指示
    を前記外部機器に送る処理と、 をコンピュータで実行するための演奏データ転送制御プ
    ログラム。
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