JP2003207970A - 多色画像形成装置および多色画像形成方法 - Google Patents

多色画像形成装置および多色画像形成方法

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JP2003207970A
JP2003207970A JP2002003580A JP2002003580A JP2003207970A JP 2003207970 A JP2003207970 A JP 2003207970A JP 2002003580 A JP2002003580 A JP 2002003580A JP 2002003580 A JP2002003580 A JP 2002003580A JP 2003207970 A JP2003207970 A JP 2003207970A
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multicolor
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JP2002003580A
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Hikari Tamagaki
光 玉垣
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Sharp Corp
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置内部をシンプルにし、コストアップを伴わ
ずに、カラー画像データと単色画像データとが混在する
ジョブの画像形成を短時間で効率よく行えるタンデム型
の多色画像形成装置および多色画像形成方法を提供す
る。 【解決手段】カラー画像形成時、全ての感光体ドラムを
搬送ベルトに接触させる第1の画像形成モードと、単色
による画像形成時に最上流側の感光体ドラムのみを搬送
ベルトに接触させる第2の画像形成モードとに切り換え
る画像形成モード切換手段を具備する。複数枚にわたる
画像形成ジョブ中に単色画像データと多色画像データと
が混在しているときに、その混在状態を基にして画像形
成モードの切り換え回数を検出し、画像データの切り換
え合計回数が所定の回数以下であるときに第1及び第2
の画像形成モードを組み合わせた画像形成を選択する一
方、合計回数が所定の回数を超えるときに第1の画像形
成モードによる画像形成を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の多色画像形成装置であって、像担持
体上に形成された各種色の多色画像または単色画像を転
写して、多色画像または単色画像を形成する多色画像形
成装置および多色画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像出力の高速化を目的とし
て互いに異なる色(例えば、C:シアン,M:マゼン
タ,Y:イエロー,K:ブラック)の画像に対応する静
電潜像が形成される像担持体をそれぞれ有する4つの画
像形成ステーションを記録材の搬送方向に沿って平行に
配列し、記録材を一度通すだけで記録材上に多色画像を
形成することができるタンデム型の多色画像形成装置が
普及している。
【0003】この多色画像形成装置では、多色画像形成
だけでなく、単色、特にブラックの現像剤のみを用いる
白黒の画像形成ができるようになっている。また、多色
・白黒画像形成兼用の多色画像形成装置では、一般的
に、多色での画像形成に比べて白黒での画像形成の方が
画像形成量が多いという報告もある。
【0004】タンデム型の多色画像形成装置では、白黒
の画像形成時は4つの画像形成ステーション全て使用す
る必要はないので、特に、使用しない画像形成ステーシ
ョンの像担持体の劣化を防止する目的で、使用しない像
担持体の回転を停止させている。
【0005】具体的には、タンデム型の多色画像形成装
置で白黒画像形成を行う際に、画像形成に使用しない像
担持体の回転を停止させる場合には、各画像形成ステー
ション内で記録材を搬送する場合に、回転が停止してい
る像担持体と記録材とを非接触状態にして停止している
像担持体によりブラックの画像を乱さないようにしなく
てはならないため、停止している像担持体もしくは転写
搬送担持体の何れかを移動し、停止している像担持体と
記録材とが非接触になるようにしている。
【0006】これにより、画像形成ステーションにおけ
る像担持体の寿命を延ばすとともに、カラー画像形成装
置のランニングコストの低減を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の多色画像形成装置では、停止している像担持体と記
録材としての転写材とを非接触状態にしたり、その反対
に全ての像担持体と転写材とを接触状態にするために、
像担持体または転写材を搬送する搬送手段を上昇・下降
といった接離方向に移動させる必要があるものの、この
移動を瞬時に行うことができず、数秒の時間を要するこ
とになる。
【0008】しかも、単色画像形成(白黒画像形成)を
行う第2の画像形成モード(単色画像形成モード)から
多色画像形成を行う第1の画像形成モード(多色画像形
成モード)ヘの切り換えを行う場合には、第2の画像形
成モードでは最上流側の画像形成ステーションしか使用
しないため、転写材(記録材/中間転写担持体)が最上
流側に位置する画像形成ステーションを通過すれば画像
形成モードを切り換えることができるのに対し、多色画
像形成を行う第1の画像形成モードから単色画像形成を
行う第2の画像形成モードへ切り換える場合には、第1
の画像形成モードでは全ての画像形成ステーションを使
用して画像形成を行うため、転写材が最下流側に位置す
る画像形成ステーションを通過するまで切り換えができ
ず、余計に時間が掛かってしまうことになり、この移動
に数秒の時間が必要となる。
【0009】このように、搬送手段の上昇・下降といっ
た接離方向への移動に要する時間に加え、第2の画像形
成モードから第1の画像形成モードヘ切り換える場合に
おける最上流側の画像形成ステーションを転写材が通過
するまでに要する時間と、第1の画像形成モードから第
2の画像形成モードへ切り換える場合における転写材が
最下流側に位置する画像形成ステーションを通過するま
での時間とが必要となるため、画像形成モードを実際の
画像の種類が変わる毎に切り換えていたのでは、非常に
時間が掛かり、効率的な画像形成を行うことができな
い。
【0010】その上、画像形成を実行するジョブの画像
データが、多色および単色の混在画像データである場合
には、同一ジョブの画像形成実行中に停止している画像
形成ステーションの像担持体と転写材の搬送手段とを非
接触状態とする単色画像形成モードと、全ての画像形成
ステーションの像担持体を使用する多色画像形成モード
とを切り換えなくてはならず、同一ジョブ内の全ての画
像形成を完了するためには、長時間を要するという問題
が発生する。
【0011】そこで、特開平11−133697号公報
には、多色画像データと単色画像データとを分けてそれ
ぞれのモードで画像形成を行い、その後、画像形成物の
順番を元に戻してジョブの効率を改善する多色画像形成
装置が開示されている。
【0012】このものでは、複数枚にわたる画像形成ジ
ョブ中に単色画像データと多色画像データとが混在して
いても、同一ジョブ内の全ての画像形成を完了するのに
要する時間を短縮でき、像担持体の劣化の進行を抑制す
ることができることになる。
【0013】しかしながら、上記公報の多色画像形成装
置では、先に画像形成を行った複数の画像形成物を装置
内部に一時的に収容しておく中間トレイ等が必要となる
ため、装置内部が複雑となる上、装置のコストアップを
招くことになる。
【0014】更に、中間トレイがない多色画像形成装置
によって、多色画像データと単色画像データとを分けて
それぞれのモード(全ての像担持体を使用するモードと
特定の像担持体のみを使用するモード)で画像形成を行
った場合には、画像形成物の形成順序が異なってしま
い、後で並べ換えを行う必要があり、非常に面倒なもの
となる。
【0015】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、装置内部をシンプル
なものとし、コストアップを伴うことなく、多色画像デ
ータと単色画像データとが混在するジョブの画像形成を
並べ換えなどの面倒な作業をなくして短時間で効率よく
行うことができるタンデム型の多色画像形成装置および
多色画像形成方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、転写材の搬送方向に沿って平行に配列
され、像担持体をそれぞれ備えた複数の画像形成ステー
ションと、画像形成される転写材を搬送する搬送手段と
を具備し、多色による画像形成時に全ての画像形成ステ
ーションの像担持体を搬送手段に対し接触させることに
よって全ての画像形成ステーションによる多色画像形成
を行う第1の画像形成モードと、単色による画像形成時
に最上流側に位置する画像形成ステーションの像担持体
のみを転写材に対し接触させるように残る他の画像形成
ステーションの像担持体に対し搬送手段を離間させるこ
とによって最上流側の画像形成ステーションによる単色
画像形成を行う第2の画像形成モードとに、画像形成モ
ード切換手段などによって切り換えるようにした多色画
像形成装置および多色画像形成方法を前提とする。そし
て、複数枚にわたる画像形成ジョブ中に単色画像データ
と多色画像データとが混在しているときに、その混在状
態に応じて、第1の画像形成モードによる画像形成、ま
たは第1および第2の画像形成モードを組み合わせた画
像形成を画像形成モード切換手段などによって選択させ
るようにしている。
【0017】この特定事項により、単色画像データと多
色画像データとの混在状態を画像形成ジョブを基に認識
し、その認識結果から画像形成モードの切り換え回数を
検出したり、あるいは画像形成モード切り換えに要する
時間を含む画像形成に要する時間を算出するなどし、そ
の検出結果あるいは算出結果に応じて画像形成モードを
切り換えるか否かを決定し、場合によっては多色画像形
成を行うための第1の画像形成モードのままで単色画像
形成を行うことにより、画像形成モードを切り換える回
数を少なくして画像形成にかかる時間が最も短くなるよ
うに制御されることになる。この結果、常に最も効率良
く画像形成を行うことが可能となる上、中間トレイ等を
不要にして画像形成物の形成順序を並べ換える非常に面
倒な作業を廃止し、シンプルでかつ低コストな構成の多
色画像形成装置を得ることが可能となる。
【0018】そして、第2の画像形成モードによる画像
形成を、第1の画像形成モードによる画像形成よりも速
い速度で行うようにした場合には、単色画像形成を行う
第2の画像形成モードの画像形成速度が速くなるのはも
ちろんのこと、単色および多色の画像形成モードを組み
合わせた場合でも、より効果的に画像形成に要する時間
を短縮することが可能となる。しかも、単色画像形成時
においては、多色画像形成時と比較して画像形成速度を
上げた場合の画質低下は大きくないため、画質低下を伴
わずに効率的な画像形成を行うことが可能となる。
【0019】特に、画像形成モード切換手段による選択
基準をより具体的に示すものとして、以下の構成が掲げ
られる。
【0020】つまり、単色画像データと多色画像データ
との混在状態を基にして画像形成モードの切り換え回数
を検出し、多色画像データから単色画像データに切り換
わる回数と単色画像データから多色画像データに切り換
わる回数との合計回数が所定の回数以下であるときに、
第1および第2の画像形成モードを組み合わせた画像形
成を選択する一方、合計回数が所定の回数を超えるとき
に、第1の画像形成モードによる画像形成を選択するよ
うにしている。
【0021】この特定事項により、画像データの種類
(単色画像データ、多色画像データ)が変化する回数が
所定の回数以下である場合には、画像の種類が変化する
毎に画像形成モードを切り換えても画像形成効率は低下
しないため、第1および第2の画像形成モードを組み合
わせて画像形成を行う。一方、画像の種類が変化する回
数が所定の回数を超える場合には、第1の画像形成モー
ド(多色画像形成)のまま画像形成を行うことにより、
切り換えに要する時間を短くして、常に効率的な画像形
成を行うことが可能となる。
【0022】これに対し、単色画像データと多色画像デ
ータとの混在状態を基にして単色画像データの連続枚数
を検出し、単色画像データの連続する枚数が所定の枚数
以上であるときに、第1および第2の画像形成モードを
組み合わせた画像形成を選択する一方、単色画像データ
の連続する枚数が所定の枚数未満であるときに、第1の
画像形成モードによる画像形成を選択するようにしてい
る。
【0023】この特定事項により、単色画像データの連
続する回数が所定の回数以上である場合には、多色画像
形成を行う第1の画像形成モードと単色画像形成を行う
第2の画像形成モードとの双方を切り換えて画像形成を
行う。一方、単色画像データの連続する回数が所定の回
数未満である場合には、多色画像形成を行う第1の画像
形成モードのまま画像形成を行うことで、効率的な画像
形成を行うことが可能となる。これは、単色画像データ
の連続する回数が所定の回数未満である場合には、第1
および第2の画像形成モードの切り換え回数が多くなる
ため、画像形成モードの切り換えに要する時間が大きく
なり、第1の画像形成モードで全ての画像形成を行った
方が画像形成時間を短縮できるからである。よって、単
色画像データの連続する回数が画像形成効率を考慮して
決めた所定の回数未満の場合には、第1の画像形成モー
ドのまま全ての画像形成を処理することで、画像形成時
間を短縮することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0025】図1は、本形態に係わる多色画像形成装置
としてのディジタルカラー複写機の構成を示す説明図で
ある。
【0026】図1において、複写機1は、多機能型のも
のであって、複写機としての機能に加えて、ファクシミ
リ装置およびプリンタとしての機能を兼ね備えている。
【0027】まず、複写機1の構成について説明する。
図1に示すように、複写機1は、RADF112、スキ
ャナー部110、画像形成部210および給紙機構21
1が設けられた構成であり、さらに、図示しない操作パ
ネルが備えられている。
【0028】RADF112は、複写機1における原稿
送り装置であり、両面自動原稿送り装置(RADF;R
eversing Automatic Documen
tFeeder)としての機能を有している。
【0029】すなわち、RADF112は、所定位置に
セットされた原稿を、スキャナー部110における原稿
台111上に搬送するものである。そして、スキャナー
部110による原稿画像の読取りが行われた後、所定の
取出し位置にまで搬出する機能を有している。また、R
ADF112は、スキャナー部110による原稿画像の
読取り後、原稿を裏返し、再び原稿台111に搬送する
機能も有している。これにより、複写機1では、原稿に
おける両面の画像を、スキャナー部110に読み取らせ
ることが可能となっている。
【0030】さらに、RADF112は、原稿台111
に対して開閉自在となっている。従って、ユーザーは、
RADF112を使用する際には、このRADF112
を閉じておく一方、RADF112を開けることで、原
稿台111上に、原稿を直接載置することができる。
【0031】スキャナー部110は、RADF112に
より搬送された原稿の画像を読み取るためものであり、
複写機1における画像入力装置である。そして、このス
キャナー部110は、上記の原稿台111に加えて、第
1の走査ユニット113、第2の走査ユニット114、
光学レンズ115およびCCD116を備えている。
【0032】走査ユニット113,114は、原稿台1
11と平行に往復移動することにより、この原稿台11
1上に載置された原稿の画像を読み取るためのものであ
る。
【0033】第1の走査ユニット113は、原稿画像を
露光する露光ランプ113aと、原稿からの反射光像を
所定の方向に偏向させる第1ミラー113bとを有して
いる。そして、原稿台111の下面に対して一定の距離
を保ちながら、所定の走査速度で原稿台111と平行に
往復移動するように設定されている。
【0034】また、第2の走査ユニット114は、第1
ミラー113bにより偏向された反射光像を、光学レン
ズ115が位置する方向に偏向させるための第2および
第3ミラー114a,114bを有している。そして、
第2の走査ユニット114は、第1の走査ユニット11
3と一定の速度関係を保って、原稿台111と平行に往
復移動するようになっている。
【0035】光学レンズ115は、第1〜第3ミラー1
13b,114a,114bにより偏向された原稿から
の反射光像を縮小し、CCD116上の所定位置に結像
させるものである。
【0036】CCD116は、結像された反射光像を光
電変換して電気信号の画像,情報を生成し、画像形成部
210に出力するための光電変換素子(CCD;cha
rge coupled Device)ラインセンサで
ある。
【0037】さらに、このCCD116は、カラー画像
の読み取りが可能なものである。すなわち、CCD11
6は、カラーの反射光像から、R(赤),G(緑)およ
びB(青)の各色成分毎に色分解されたラインデータの
画像情報を生成することができる。
【0038】このCCD116により生成された画像情
報は、さらに、後述する画像処理部(図2参照)に転送
されて所定の画像処理が施された後、画像形成部210
に出力される。
【0039】画像形成部210は、CCD116から出
力された画像情報に基づいて、転写材としてのシートP
に画像を印刷するためのものである。そして、この画像
形成部210は、黒画像転写部301、黄色画像転写部
302、マゼンタ画像転写部303およびシアン画像転
写部304から構成されている。
【0040】これら転写部301〜304は、実質的に
同一の構成を有しており、画像情報に基づいて、シート
Pに対してそれぞれ黒画像、黄色画像、マゼンタ画像お
よびシアン画像を転写するように設定されている。
【0041】これら転写部301〜304は、それぞれ
LSU227a〜227dと、第1ないし第4の画像形
成ステーションSa〜Sdとを有している。
【0042】LSU(レーザビーム・スキャナ・ユニッ
ト)227a〜227dには、それぞれ画像情報におけ
る黒色成分、黄色成分、マゼンヌ成分およびシアン成分
に対応する画素信号が入力されるようになっている。そ
して、各LSU227a〜227dは、これらの画像信
号に基づいて、第1ないし第4の画像形成ステーション
Sa〜Sdにおける感光体ドラム222a〜222d
(後述する)を露光し、静電潜像を生成するように設定
されている。
【0043】また、これらLSU227a〜227d
は、画像情報に応じて変調されたドット状のレーザビー
ムを発生させるために、図示しない半導体レーザダイオ
ードと、半導体レーザダイオードのパワーや光発生のタ
イミングを制御するレーザ制御部とを有している。
【0044】さらに、LSU227a〜227dは、ボ
リゴンミラー240a〜240d、f−θレンズ241
a〜241dおよびミラー242a〜242d,243
a〜243dを備えている。
【0045】ポリゴンミラー240a〜240dは、半
導体レーザ素子から発せられるレーザビームを、主走査
方向に偏向させる機能を有している。また、上記各f−
θレンズおよびミラーは、ボリゴンミラー240a〜2
40dにより偏向されたレーザビームを、像担持体とし
ての感光体ドラム222a〜222dの表面に結像させ
るためのものである。
【0046】第1ないし第4の画像形成ステーションS
a〜Sdは、LSU227a〜227dから照射される
レーザビームに基づいて、各色に応じたトナー像を生成
し、順次的にシートPに転写するものである。これら画
像形成ステーションSa〜Sdは、感光体ドラム222
a〜222dを備えており、さらに、帯電器223a〜
223d、現像装置224a〜224d、転写用放電器
225a〜225dおよびクリーニング装置226a〜
226dが、感光体ドラム222a〜222dの周囲
に、矢印F方向に沿って配置されている。
【0047】各感光体ドラム222a〜222dは、感
光体材料を表面に有するドラム形状の転写ローラであ
り、矢印F方向に回転駆動されるように設定されてい
る。帯電器223a〜223dは、感光体ドラム222
a〜222dをそれぞれ一様に帯電するための、スコロ
トロン方式のコロナ放電器である。
【0048】また、現像装置224a〜224dは、そ
れぞれ黒色,黄色,マゼンタおよびシアンのトナーを収
容している。そして、これらのトナーによって、感光体
ドラム222a〜222d上に生成された静電潜像を現
像し、トナー像を生成する機能を有している。
【0049】転写用放電器225a〜225dは、感光
体ドラム222a〜222d上のトナー像を、シートP
へ転写するためのコロナ放電器である。なお、これら転
写用放電器225a〜225dのパワー(電位)は、図
示しないパワー制御部によって制御されるようになって
いる。さらに、クリーニング装置226a〜226d
は、シートPへの転写後に感光体ドラム222a〜22
2d上に残留するトナーを除去する機能を有している。
【0050】なお、感光体ドラム222a〜222dに
おける軸方向の長さは、シートPの幅よりやや長めに設
定されている。従って、静電潜像やトナー像(画像)
は、感光体ドラム222a〜222d表面の全体ではな
く、中央の領域のみに形成される。そこで、以下では、
感光体ドラム222a 〜222dにおける画像形成領
域を画像域とするとともに、画像が形成されない端部の
領域を非画像域とする。
【0051】給紙機構211は、画像形成部210にて
生成された各色のトナー像をシートPに転写させるため
に、シートPを画像形成部210の所定位置に搬送する
ものである。さらに、給紙機構211は、トナー像が転
写された後、シートPを外部に排出する機能を有してい
る。
【0052】給紙機構211は、シートカセット25
1、取出しローラ250、複数の搬送ローラ252、レ
ジストローラ212、搬送手段としての転写搬送ベルト
機構213、定着装置217、搬送方向切り換えゲート
218、排紙ローラ219および排紙トレイ220を備
えている。
【0053】シートカセット251は、複写機1におい
て使用されるカットシート状のシートPを収容するため
のものである。取出しローラ252は、シートカセット
251から、シートPを1枚毎に出紙するためのピック
アップローラである。また、搬送ローラ252,…は、
シートカセット251から出紙されたシートPを、主搬
送路Lに送り込み、この主搬送路L上を搬送させるもの
である。
【0054】レジスト前検知スイッチは、搬送ローラ2
52,…によって搬送されたシートPが主搬送路L上の
所定の位置を通過したことを検知し、所定の検知信号を
出力するためのものである。
【0055】レジストローラ212は、主搬送路Lを搬
送されてきたシートPをいったん保持するものである。
そして、感光体ドラム222a〜222d上のトナー像
をシートPに良好に転写できるように、各画像形成ステ
ーションSa〜Sdとタイミングをとって、転写搬送ベ
ルト機構213に送り込む機能を有している。
【0056】すなわち、レジストローラ212は、レジ
スト前検知スイッチが出力した検知信号に基づいて、感
光体ドラム222a〜222d上のトナー画像の先端が
シートPにおける印刷範囲の先端に押し付けられるよう
に、シートPを転写搬送ベルト機構213に送り込むよ
うに設定されている。
【0057】転写搬送ベルト機構213は、駆動ローラ
214、従動ローラ215、搬送ベルト216、吸着用
帯電器228、除電器229、補助ローラ231を有し
ている。
【0058】搬送ベルト216は、駆動ローラ214と
従動ローラ215との間にかけられ、各ローラ214,
215によって矢印Z方向に摩擦駆動されるようになっ
ている。そして、レジストローラ212によって送り込
まれたシートPを静電吸着させ、各画像形成ステーショ
ンSa〜Sdおよび定着装置217に搬送する機能を有
している。
【0059】本実施形態のディジタルカラー複写機1
は、搬送ベルト216を感光体ドラム222a〜222
dに接触させたり、離間したりすることができ、単色画
像形成時とカラー画像形成時とで切り換えることができ
る。このような搬送ベルト216の接触・離間制御につ
いては、後段にて詳述する。
【0060】吸着用帯電器228は、シートPの搬送方
向最上流側に位置する第1の画像形成ステーションSa
とレジストローラ212との間に設けられたブラシであ
り、搬送ベルト216の表面を帯電させるためのもので
ある。すなわち、複写機1では、搬送ベルト216を帯
電させ、シートPを静電吸着させることで、搬送中にお
けるシートのずれを防止するようになっている。
【0061】除電器229は、シートPの搬送方向最下
流側に位置する第4の画像形成ステーションSdと定着
装置217との間に設けられており、交流電流によって
搬送ベルト216の表面を除竜するためのものである。
【0062】すなわち、各画像形成ステーションSa〜
Sdに搬送されたシートPには、各色のトナー像がそれ
ぞれ転写され、重ね合わされる。そして、各画像形成ス
テーションSa〜Sdによる転写が完了すると、シート
Pは、除電器229により、その先端部分から順次、搬
送ベルト216上より剥離され、定着装置217へと導
かれるように設定されている。
【0063】定着装置217は、シートPに転写された
未定着のトナー像を熱定着させるものである。そして、
熱定着処理されたシートPは、搬送ガイドに218に案
内され、定着後のシートPが排紙トレイ220へ排出さ
れる。
【0064】なお、上述の説明では、LSU227a〜
227dによって、レーザビームを走査して露光するこ
とにより、感光体への光書き込みを行う。しかし、LS
U227a〜227dの代わりに、発光ダイオードアレ
イと結像レンズアレイからなる書き込み光学系(LED
ヘッド)を用いてもよい。LEDヘッドは、LSU22
7a〜227dに比べて、サイズも小さく、可動部分が
なく無音である。よって、複数個の光書き込みユニット
を必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機等の
画像形成装置では、好適に用いることができる。
【0065】次に、ディジタルカラー複写機1における
画像処理部について、図2を用いて説明する。図2は、
ディジタルカラー複写機1に搭載されている中央処理ユ
ニット(CPU)50が、ディジタルカラー複写機1の
動作制御している状態を示すブロック図である。
【0066】ディジタルカラー複写機1は、図2に示す
ように、操作基板ユニット40、両面自動原稿送り装置
41、画像読取部42、画像形成部43、画像処理部4
4、CCD45、画像データ入力部46、画像データ出
力部47、画像メモリ48、外部端末との通信を行う画
像データ通信インターフェース49(I/F)、中央処
理ユニット50を備えている。
【0067】中央処理ユニット50は、相互通信可能な
操作パネルからなる操作基板ユニット40、両面自動原
稿送り装置41、画面読取部42、画像形成部43、画
像処理部44と接続されており、両面自動原稿送り装置
41、画面読取部42、画像形成部43などのディジタ
ルカラー複写機1を構成する各駆動機構部をシーケンス
制御により管理するとともに、各部へ制御信号を出力し
ている。
【0068】操作基板ユニット40は、操作パネルを備
えており、相互通信可能な状態で中央処理ユニット50
と接続されており、操作パネルを介して操作者が設定入
力した複写モード内容を示す制御信号を中央処理ユニッ
ト50に転送して、ディジタルカラー複写機1全体を設
定されたモードに応じて動作するように制御している。
【0069】この他にも、操作パネルからはディジタル
カラー複写機1の初期状態(デフォルト)の設定や、各
画像形成モードに対する制御値の設定変更ができるよう
になっており、メンテナンス業者が操作パネルに隠しコ
ード等を入力することで設定変更作業が可能になる。従
って、使用者の要望により、カラー画像形成が頻繁に行
われる場合には、デフォルトの画像形成モードを第1な
いし第4の画像形成ステーションSa〜Sdを用いて画
像形成を行うように設定し、反対に、単色の画像形成が
頻繁に行われる場合には、第1の画像形成ステーション
Saのみを用いて画像形成を行う画像形成モードになる
ように設定できる。
【0070】また、操作基板ユニット40は、ディジタ
ルカラー複写機1の各種動作状態を示す制御信号を中央
処理ユニット50から転送され、この制御信号により装
置が現在どのような状態にあるのかを操作者に示すよう
に、図示しない表示パネル等に表示する。
【0071】ここで、本実施形態のディジタルカラー複
写機1における上記搬送ベルト216の接触・離間制御
に関して、図3および図4を用いて説明すれば、以下の
通りである。
【0072】ディジタルカラー複写機1は、上記で説明
した部材に加え、図3および図4に示すように、離接駆
動部253、保持ローラ255およびモータM1〜M6
を備えている。
【0073】接離機構部253は、中央処理ユニット5
0に設けられた画像形成モード切換手段MCからの指令
によって駆動するようになっている。また、離接駆動部
253は、長円状の挿入穴に偏心軸256が挿入されて
おり、この偏心軸256が回転することで、搬送ベルト
216が感光体ドラム222b〜222dから離間した
り接触したりすることが可能になる。
【0074】さらに、駆動ローラ214はモータM1
に、感光体ドラム222a〜222dはそれぞれモータ
M3〜M6に接続され、各モータM1〜M6は中央処理
ユニット50により制御される。
【0075】本実施形態のディジタルカラー複写機1に
おいて、カラー画像形成モード(第1の画像形成モー
ド)を行う場合には、図3に示すように、搬送ベルト2
16と第1ないし第4の画像形成ステーションSa〜S
dの感光体ドラム222a 〜222dとを接触させて
画像形成を行う。
【0076】一方、単色画像形成モード(第2の画像形
成モード)を行う場合には、図4に示すように、再上流
側に位置する第1の画像形成ステーションSaのみで画
像形成を行うべく、搬送ベルト216は転写用放電器2
25aとのみ接触しており、他の転写用放電器225b
〜225dとは離間している。
【0077】このとき、回転軸となる支点255からの
距離が近い第2の画像形成ステーションSbの感光体ド
ラム222bと搬送ベルト216との距離は約2mm、
最も距離が遠い最下流側の第4の画像形成ステーション
Sdの感光体ドラム222dと搬送ベルト216との距
離は約10mmになるように設定されている。
【0078】このように、モノクロ画像形成時等の単色
画像形成時には、画像形成を行う最上流側の第1の画像
形成ステーションSaの感光体ドラム222a のみが
転写用放電器225a と接触するように制御すること
で、単色画像の画質を向上させるとともに、常に全ての
画像形成ステーションSa〜Sdの感光体ドラム222
a〜222dを転写用放電器225a〜225dに接触
させた状態で画像形成を行う画像形成装置と比較して、
使用しない感光体ドラム222b〜222dの製品寿命
を延ばすことができる。
【0079】このときの搬送ベルト216の離間動作
は、図示しない検出器による転写搬送ベルト機構213
の位置を基準にしてモータM2の回転ステップ数によっ
て制御するか、あるいは接触位置と離間位置とを検出で
きるように2個の検出器を用いてもよい。
【0080】なお、上記離間・接触状態は、何れの状態
をデフォルト状態としてもよい。使用者の使用状況に応
じて、操作基板ユニット40等から設定入力することが
できる。
【0081】このような、接触・離間の切り換えは、中
央処理ユニット50からの指令によりモータM2を適宜
回転させることにより、保持ローラ255の軸を中心と
して搬送ベルト216を回転させることにより行われ
る。なお、離間状態にある場合、離間している第2ない
し第4の画像形成ステーションSb〜Sdの感光体ドラ
ム222b〜222dに接続されているモータM4〜M
6は、中央処理ユニット50により停止するように制御
される。
【0082】ここで、カラー画像形成モード(第1の画
像形成モード)と単色画像形成モード(第2の画像形成
モード)との切り換え時における、第2ないし第4の画
像形成ステーションSb〜Sdの感光体ドラム222b
〜222dと転写用放電器225b〜225dとの接触
・離間の切り換えについて、図5〜図7を用いてさらに
詳しく説明する。
【0083】例えば、単色画像形成モードからカラー画
像形成モードヘモードを切り換える場合には、感光体ド
ラム222b〜222dの駆動切換と搬送ベルト216
との離接切換を行う必要がある。
【0084】すなわち、第2ないし第4の画像形成ステ
ーションSb〜Sdの感光体ドラム222b〜222d
と搬送ベルト216との摺動による磨耗を避けるため、
感光体ドラム222b〜222dを所定の回転速度まで
回転させ、搬送ベルト216を移動させて両者を接触さ
せる。
【0085】従来は、単色画像形成モードにおけるシー
トPが搬送ベルト216から離れた後、前記の接触動作
を行っていた。これは、モード切り換えを画像形成中
の、少なくとも搬送ベルト216上にシートPが残って
いる状態で行うと、搬送ベルト216上のシートPの画
像への影響、具体的には画像にスジが発生するおそれが
あると考えられていたからである。
【0086】つまり、単色画像形成モードでの画像形成
の開始からカラー画像形成モードへの切換完了までに
は、黒色成分像の画像形成にかかる時間、その後の画像
形成を行なわないシアン、マゼンタ、イエローの各色の
画像形成部をシートPが通過して、搬送ベルト216上
からシートPがなくなるのに要する時間、そして前記の
感光体ドラム222b〜222dの回転と転写搬送ベル
ト機構213の移動を含めた接触に要する時間がかか
る。
【0087】本実施形態のデジタルカラー複写機1にお
いては、シートPが黒色成分の画像形成を終了した時点
で、シアン、マゼンタ、イエローの各色の感光体ドラム
222b〜222dを回転させ、転写搬送ベルト機構2
13の移動の開始を始める。
【0088】なお、一例として、第1ないし第4の画像
形成ステーションSa〜Sdの感光体ドラム222a〜
222dの回転速度は約100mm/sの定速回転であ
る。なお、感光体ドラム222b〜222dの回転動作
開始より、所定の回転速度に達するまで、および定速回
転から停止するまでは、制御信号が出力されてから数百
msの比較的短い時間で行うことができる。
【0089】また、転写搬送ベルト機構213のシア
ン、マゼンタ、イエローの感光体ドラム222b〜22
2dに対する離接動作は、転写搬送ベルト機構213を
構成する部品点数が多く、サイズ、重量ともに大きいた
め約5秒から8秒の時間を要する。
【0090】図5は、黒色成分の画像形成を終了して、
シアン、マゼンタ、イエロー各色の感光体ドラム222
b〜222dが回転を始め、転写搬送ベルト機構213
が移動する直前の状態を示す(単色画像形成モード時の
状態)。
【0091】ここでは、各感光体ドラム222a〜22
2d間の距離L1は100mm、感光体ドラム222b
と偏心軸256との距離L2は50mmになるように設
定されている。この状態より、まず転写搬送ベルト機構
213の移動を開始する。搬送ベルト216は支点25
5を中心として駆動ローラ側が移動する。黒色成分の感
光体ドラム222aは常に搬送ベルト216と接触して
いるが、他のシアン、マゼンタ、イエローの各色の感光
体ドラム222b〜222dは、カラー画像形成モード
においては搬送ベルト216と接触しているが、単色画
像形成モードにおいては接触していない。また、単色画
像形成モードにおいてはシアン、マゼンタ、イエローの
各色の感光体ドラム222b〜222dは回転動作を停
止させている。
【0092】図6は、搬送ベルト216が移動を開始し
てからシートPがシアン色の感光体ドラム222bを通
過した後の状態を示す。この時点においてもシアン、マ
ゼンタ、イエローの各色の感光体ドラム222b〜22
2dは、搬送ベルト216とは接触状態になっていな
い。そして、図7に示すように、シートPがイエローの
感光体ドラム222dを通過した後にはじめて、シア
ン、マゼンタ、イエローの各色の感光体ドラム222b
〜222dが同時に搬送ベルト216と接触する。
【0093】これにより、シートPが感光体ドラム22
2dの通過を終えれば、即、カラー画像形成の開始が可
能となる。停止していたシアン、マゼンタ、イエローの
各色の感光体ドラム222b〜222dは、図5の状態
から図7の状態に至るまでの間に回転を開始し、図7の
状態、つまり搬送ベルト216と離間していた感光体ド
ラム222dとが転写ベルト216に接触する直前まで
に搬送ベルト216の速度と同じ速度になるように制御
される。
【0094】なお、一例として、離間時は支点255に
近いシアン色の感光体ドラム222bと搬送ベルト21
6との隙間が約2mm、支点255から遠いイエロー色
の感光体ドラム222dと搬送ベルト216との隙間が
約10mmになるように設定されている。そして、各感
光体ドラム222a〜222dの間隔L1は100m
m、L2は、シアン色の感光体ドラム222bとブラッ
ク色の感光体ドラム222aとのほぼ中間に支点255
が設けられているので50mmとしている。
【0095】この場合においては、シートPへのブラッ
ク画像の転写が完了した後、シートPの後端が第4番目
の感光体ドラム222dを通り過ぎるまでに、1.5秒
しか要しない。この時点で搬送ベルト216上のシート
Pと画像形成に使用していない感光体ドラム222b〜
222dとの隙間は、転写搬送ベルト機構213の移動
開始時の隙間に対して、6割から7割5分の間隔を有し
ている。そのため、シートPへのブラック画像の転写を
完了した直後(シートPがブラック色の感光体ドラム2
22aから完全に離れた直後)に、転写搬送ベルト機構
213の上昇を開始することができる。
【0096】なお、前述したとおり、感光体ドラム22
2a〜222dが所定の回転速度までに達する時間は、
転写搬送ベルト機構213の移動完了に要する時間と比
較して短い。それゆえ、転写搬送ベルト機構213が移
動を開始したのちに感光体ドラム222a〜222dが
回転を始めても、両者が接触する際には、感光体ドラム
222a〜222dの回転速度が一定速度に達してお
り、感光体ドラム222a〜222d表面と搬送ベルト
216とが擦れあうことはない。
【0097】また、感光体ドラム222a〜222dの
回転時間をできるだけ短く設定する場合は、感光体ドラ
ム222a〜222dと搬送ベルト216とが接触する
タイミングと感光体ドラム222a〜222dが完全に
定速度になるまでの時間により演算して感光ドラム22
2a〜222dの回転開始タイミングを設定できる。な
お、搬送ベルト216の離接動作の制御は、図示しない
検出器による転写搬送ベルト機構213の位置を基準と
して制御する。
【0098】図2および図3で説明したように、搬送ベ
ルト216を駆動させるモータM1、離接機構を移動さ
せるモータM2、各色感光体ドラム222a〜222d
を回転させる各モータM3〜M6は、同一の制御部によ
って動作タイミングが制御される。さらに、これらの各
モータM1〜M6をステッピングモータとすることで、
速度制御及び位置制御をオープンループで高精度に制御
でき、各動作のタイミングを容易に図ることができる。
【0099】このように画像形成モードによって、離間
・接触状態を切り換える本実施形態のディジタルカラー
複写機1では、特に、図8に示すように、画像印刷ジョ
ブの中に単色画像データとカラー画像データとが混在す
る場合に、その混在状態に応じて、合計14枚の原稿に
対して単色画像形成モードとカラー画像形成モードとを
使い分けて画像形成を行っている。図8中、▲はカラー
画像形成モードへの切り換えを、▽は単色画像形成モー
ドへの切り換えをそれぞれ示している。
【0100】図8の(a)に示すように、カラー画像3
枚、単色画像10枚、カラー画像1枚の画像形成を連続
して行う場合には、カラー画像3枚の画像形成後、再上
流側の感光体ドラム222aと転写用放電器225とを
接触させるように画像形成モードを変化させる制御が行
われる。そして、10枚の単色画像を形成後、再び全て
の感光体ドラム222a〜222d が転写用放電器2
25a 〜225dと接触するように制御される。
【0101】また、図8の(b)に示すように、カラー
画像3枚、単色画像4枚、カラー画像2枚、単色画像4
枚、カラー画像1枚の画像形成を連続して行う場合に
は、カラーから単色への変わる際および単色からカラー
へ変わる際にそれぞれ画像形成モードを切り換えて、感
光体ドラム222b〜222dを転写用放電器225b
〜225dと離間・接触させて画像形成が行われる。
【0102】続いて、図8の(c)に示すように、単色
画像3枚、カラー画像10枚、単色画像1枚の画像形成
を連続して行う場合には、単色画像3枚の画像形成後、
画像形成モードをカラー画像形成モードへ切り換えてカ
ラー画像形成を行い、残り1枚の単色画像はカラー画像
形成モードのまま画像形成を行う。
【0103】さらに、図8の(d)に示すように、単色
画像10枚、カラー画像1枚、単色画像2枚、カラー画
像1枚の画像形成を連続して行う場合には、単色画像1
0枚の画像形成後、画像形成モードをカラー画像形成モ
ードへ切り換える。そして、残りのカラー・単色画像
は、全てカラー画像形成モードのままで画像形成が行わ
れる。
【0104】図8の(c)および(d)に示すように、
画像形成モードの切り換え時に掛かる時間、すなわち感
光体ドラム222b〜222dに対する転写用放電器2
25b〜225dの接触・離間に要する時間を考慮し、
カラー画像形成モードのまま単色画像形成を行った方が
効率が良い場合には、カラー画像形成モードのまま画像
形成を行うことで、最も画像形成時間の短い画像形成を
行うことができる。
【0105】このように、画像形成時間を算出して、最
も効率が良くなるように画像形成モードを選択する方法
について、表1〜3を用いて具体的に説明すれば、以下
の2通りである。
【0106】
【表1】 カラー画像形成モードにおける画像形成に要する時間、
単色画像形成モードにおける画像形成に要する時間、カ
ラー画像形成モードから単色画像形成モードへの切り換
えに要する時間Td、単色画像形成モードからカラー画
像形成モードへの切り換えに要する時間Tuは、それぞ
れ表1に示すように、それぞれ8秒、5秒であるとす
る。
【0107】本実施形態では、カラー画像形成モードの
画像形成速度を単色画像形成モードにおける画像形成速
度の半分になるように設定しているので、カラー画像形
成モードでの1枚当りの画像形成時間Tc、単色画像形
成モードでの1枚当りの画像形成時間はTb、それぞれ
表1に示すように3秒/枚、1.5秒/枚とする。
【0108】このように、単色画像形成を行う単色画像
形成モードの画像形成速度をカラー画像形成モードより
も速くしているため、単色画像形成のみを行う場合や両
方の画像形成モードを組み合わせた場合でも、より効果
的に画像形成に要する時間を短縮できる。
【0109】なお、画像形成モードの切り換え時間につ
いて、カラー画像形成モードから単色画像形成モードヘ
の切り換え時間Td(8秒)の方が長いのは、カラー画
像形成モードでは全ての画像形成ステーションを使用し
て画像形成を行うため、転写材が最下流側に位置する画
像形成ステーションを通過するまで切り換えができず、
単色画像形成モードからカラー画像形成モードへの画像
形成モードの切り換え時間に加え、余計に3秒の時間が
かかってしまうからである。
【0110】
【表2】 そして、表2に示すように、カラー画像形成モードでの
画像形成枚数,単色画像形成モードでの画像形成枚数、
カラー画像形成モードから単色画像形成モードへの切り
換え回数、単色画像形成モードからカラー画像形成モー
ドへの切り換え回数をそれぞれ、NC枚、Nb枚、Nd
枚、Nu枚とすると、図8の(a)〜(d)に示す各画
像形成には、下記の表3に示すような時間が掛かること
になる。
【0111】
【表3】 表3に示すように、図8の(a)のような画像形成時に
は、画像形成モードを原稿画像に対応した画像形成モー
ドに切り換えながら画像形成を行った方が、画像形成モ
ードの切り換え回数が原稿14枚に対して2回と少ない
ため2秒程カラー画像形成モードだけで画像形成を行っ
た場合よりも画像形成時間が短くできる。
【0112】図8の(b)に示す画像形成時には、反対
に、画像形成モードの切り換え回数が4回に増えるた
め、カラー画像形成モードだけで画像形成を行った方
が、14秒も画像形成モードを原稿画像に対応した画像
形成モードに切り換えながら画像形成を行った場合より
も画像形成時間を短くできる。
【0113】図8の(c)に示す画像形成時には、カラ
ー画像形成モードだけで画像形成を行った場合、原稿画
像に対応した画像形成モードに切り換えながら画像形成
を行った場合と比較して、カラー画像形成モードのまま
単色画像形成を行うことで、最も画像形成時間を短くで
きる。図8の(d)に示す画像形成時には、カラー画像
形成モードだけで画像形成を行った場合、原稿画像に対
応した画像形成モードに切り換えながら画像形成を行っ
た場合と比較して、状況に応じて画像形成モードを切り
換えずにカラー画像形成モードのまま単色画像形成を行
うことを組合わせることで、最も画像形成時間を短くで
きる。
【0114】この状況に応じてとは、例えば、画像の種
類(単色画像、カラー画像)が変化する回数が所定の回
数以下である場合には、画像の種類が変化する毎に画像
形成モードを切り換えても画像形成効率は低下しないた
め、上記2つの画像形成モードを組み合わせて画像形成
を行い、画像の種類が変化する回数が所定の回数を超え
る場合には、上記カラー画像形成モード(カラー画像形
成)のまま画像形成を行うように制御してもよい。これ
により、画像形成モードの切り換えに要する時間が大き
くなって、非効率な画像形成になることを防止し、常に
効率的な画像形成を行うことができる。
【0115】さらに、単色画像データが所定の回数以上
連続する場合には、単色画像形成モードとカラー画像形
成の両方を切り換えて画像形成を行い、単色画像形成が
所定の回数以上連続しない場合には、カラー画像形成を
行うカラー画像形成モードのまま画像形成を行うように
制御してもよい。これにより、単色画像形成が所定の回
数以上連続しない場合には、画像形成モードの切り換え
回数が多くなるため、画像形成モードの切り換えに要す
る時間が大きくなり、カラー画像形成モードで全ての画
像形成を行った方が画像形成時間を短縮できる。よっ
て、画像形成効率を考慮して決められた所定の回数以上
単色画像データが連続しない場合には、カラー画像形成
モードのまま全ての画像形成を処理することで、画像形
成時間を短縮できる。
【0116】ここで、以上のような本実施形態のディジ
タルカラー複写機1における画像形成方法の一例を、図
9および図10のフローチャートに基づいて説明する。
【0117】まず、画像形成モードの切り換え回数を考
慮して画像形成モードを選択する場合には、図9のフロ
ーチャートのステップST1において、画像データを入
力した後、ステップST2で、画像データの種類を判別
する。次いで、ステップST3において、画像形成モー
ドの切り換え回数、つまり単色画像形成モードからカラ
ー画像形成モードへの切り換え回数とカラー画像形成モ
ードから単色画像形成モードへの切り換え回数との合計
回数が所定の回数以上であるか否かを判定する。このス
テップST3の判定が、合計回数が所定回数以上である
YESの場合には、ステップST4において、全ての画
像形成ステーションSa〜Sdの感光体ドラム222a
〜222dを回転させるカラー画像形成モードを選択
し、ステップST5で、カラー画像形成モードによって
全ての画像形成を行う。その後、ステップST6におい
て、次の画像データがあるか否かを判定し、次の画像デ
ータがなくなるまで繰り返し行った後、ステップST7
で、デフォルトのモードに設定し、画像形成を終了す
る。
【0118】一方、上記ステップST3の判定が、合計
回数が所定回数未満であるNOの場合には、ステップS
T8において、先頭ページの画像データの種類に応じた
最適な画像形成モードをカラー画像形成モードおよび単
色画像形成モードから選択し、ステップST9で、カラ
ー画像形成モードまたは単色画像形成モードによって画
像形成を行う。その後、ステップST10において、次
の画像データがあるか否かを判定し、次の画像データが
ないNOの場合には、上記ステップST7に進む。一
方、上記ステップST10の判定が、次の画像データが
あるYESの場合には、ステップST11において、前
ページで画像形成した画像データと種類が異なる画像デ
ータであるか否かを判定する。
【0119】このステップST11の判定が、前ページ
と同じ種類の画像データであるNOの場合には、上記ス
テップST9に戻ってそのままの画像モードにより画像
形成を行う一方、前ページと異なる種類の画像データで
あるYES場合には、ステップST12で、次のページ
の画像データの種類に応じた最適な画像形成モードをカ
ラー画像形成モードおよび単色画像形成モードから選択
し、ステップST13で、カラー画像形成モードまたは
単色画像形成モードによって画像形成を行う。その後、
ステップST14において、次のデータがあるか否かを
判定し、次のデータがないNOの場合には、上記ステッ
プST7に進む。
【0120】一方、上記ステップST14の判定が、次
のデータがあるYESの場合には、ステップST15に
おいて、前ページで画像形成した画像データと種類が異
なる画像データであるか否かを判定する。このステップ
ST15の判定が、前ページと同じ種類の画像データで
あるNOの場合には、上記ステップST13に戻ってそ
のままの画像モードにより画像形成を行う一方、前ペー
ジと異なる種類の画像データであるYES場合には、上
記ステップST12に戻り、次のページの画像データの
種類に応じた最適な画像形成モードをカラー画像形成モ
ードおよび単色画像形成モードから選択する。ここで
も、次の画像データが無くなるまで、画像の種類に応じ
た最適な画像形成モードが繰り返し選択される。
【0121】このように、画像形成モードの切り換え回
数を算出し、その切り換え合計回数を所定回数と比較し
て、最も画像形成時間が短くなるように画像形成モード
を選択することで、画像形成モードの切り換えに要する
時間を短くして、常に効率的な画像形成を行うことがで
きる。
【0122】この場合、所定の回数は、予め使用者が操
作パネル等を用いて入力すればよい。例えば、図8の
(a)および(b)の場合では、上記所定の回数を3回
に設定すれば、最も効率よく画像形成を行うことができ
る。
【0123】次に、画像形成に要する時間を考慮して画
像形成モードを選択する場合について説明する。
【0124】図10のフローチャートのステップST2
1において、画像データを入力した後、ステップST2
1で、画像データの種類を判別する。次いで、ステップ
ST23において、画像形成に要する時間を算出し、ス
テップST24で、画像形成モードを切り換えて画像形
成する方が全ての画像形成をカラー画像形成モードで画
像形成するよりも遅いか否かを判定する。
【0125】このステップST24の判定が、画像形成
モードを切り換えて画像形成する方が遅いYESの場合
には、ステップST25において、全ての画像形成ステ
ーションSa〜Sdの感光体ドラム222a〜222d
を回転させるカラー画像形成モードを選択し、ステップ
ST26で、カラー画像形成モードによって全ての画像
形成を行う。その後、ステップST27において、次の
データがあるか否かを判定し、次のデータがなくなるま
で繰り返し行った後、ステップST28で、デフォルト
のモードに設定し、画像形成を終了する。
【0126】一方、上記ステップST24の判定が、画
像形成モードを切り換えて画像形成する方が速いNOの
場合には、ステップST29において、先頭ページの画
像データの種類に応じた最適な画像形成モードをカラー
画像形成モードおよび単色画像形成モードから選択し、
ステップST30で、カラー画像形成モードまたは単色
画像形成モードによって画像形成を行う。その後、ステ
ップST31において、次のデータがあるか否かを判定
し、次のデータがないNOの場合には、上記ステップS
T28に進む。一方、上記ステップST31の判定が、
次のデータがあるYESの場合には、ステップST32
において、前ページで画像形成した画像データと種類が
異なる画像データであるか否かを判定する。
【0127】このステップST32の判定が、前ページ
と同じ種類の画像データであるNOの場合には、上記ス
テップST30に戻ってそのままの画像モードにより画
像形成を行う一方、前ページと異なる種類の画像データ
であるYES場合には、ステップST33で、次のペー
ジの画像データの種類に応じた最適な画像形成モードを
カラー画像形成モードおよび単色画像形成モードから選
択し、ステップST34で、カラー画像形成モードまた
は単色画像形成モードによって画像形成を行う。その
後、ステップST35において、次のデータがあるか否
かを判定し、次のデータがないNOの場合には、上記ス
テップST28に進む。
【0128】一方、上記ステップST35の判定が、次
のデータがあるYESの場合には、ステップST36に
おいて、前ページで画像形成した画像データと種類が異
なる画像データであるか否かを判定する。このステップ
ST36の判定が、前ページと同じ種類の画像データで
あるNOの場合には、上記ステップST34に戻ってそ
のままの画像モードにより画像形成を行う一方、前ペー
ジと異なる種類の画像データであるYES場合には、上
記ステップST33に戻り、次のページの画像データの
種類に応じた最適な画像形成モードをカラー画像形成モ
ードおよび単色画像形成モードから選択する。ここで
も、次の画像データが無くなるまで、画像の種類に応じ
た最適な画像形成モードが繰り返し選択される。
【0129】このように、画像形成時間を算出し、最も
画像形成時間が短くなるように画像形成モードを選択す
ることで、画像形成モードの切り換えに要する時間を短
くして、常に最も効率良く画像形成を行うことができ
る。
【0130】以上のように、単色画像データとカラー画
像データとの混合程度に応じて画像形成モードを選択し
て画像形成を行っているため、中間トレイ等を不要にし
て画像形成物の形成順序を並べ換える非常に面倒な作業
を廃止し、シンプルでかつ低コストな構成のディジタル
カラー複写機1を得ることができる。
【0131】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形例を包含している。例
えば、上記実施形態では、タンデム型のカラー画像形成
装置を用いて説明したが、図11に示すように、駆動ロ
ーラ214と従動ローラ215との間に掛け渡された中
間転写ベルト301を第2ないし第4の画像形成ステー
ションSb〜Sdの感光体ドラム222b〜222dに
対し接触・離間可能とする中間転写ベルト機構300を
備え、中間転写ベルト301上に転写されたトナー像を
搬送手段としての搬送ベルト302上で搬送されるシー
トPに対し2次転写ローラ302aにより転写させるよ
うにした中間転写方式を採用するディジタルカラー複写
機1´であっても、上記と同様の構成とすることで、同
様の効果を得ることができる。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、単色
画像データと多色画像データとの混在状態を画像形成ジ
ョブを基に認識し、その認識結果から画像形成モードの
切り換え回数を検出したり、あるいは画像形成モード切
り換えに要する時間を含む画像形成に要する時間を算出
するなどし、その検出結果あるいは算出結果に応じて画
像形成モードを切り換えるか否かを決定し、場合によっ
ては多色画像形成を行うための第1の画像形成モードの
ままで単色画像形成を行うことで、画像形成モードを切
り換える回数を少なくして画像形成にかかる時間を最も
短くするように制御し、よって常に最も効率良く画像形
成を行うことができる上、中間トレイ等を不要にしてシ
ンプルでかつ低コストな構成の多色画像形成装置を得る
ことができる。
【0133】そして、第2の画像形成モードによる画像
形成を、第1の画像形成モードによる画像形成よりも速
い速度で行うようにすることで、単色画像形成を行う第
2の画像形成モードの画像形成速度を速くし、単色およ
び多色の画像形成モードを組み合わせた場合にも、より
効果的に画像形成に要する時間を短縮することができ
る。しかも、単色画像形成時に画像形成速度を上げても
画質低下を伴わずに効率的な画像形成を行うことができ
る。
【0134】また、単色画像データと多色画像データと
の混在状態を基にして画像形成モードの切り換え回数を
検出し、画像データの種類が変化する回数が所定の回数
を超えるときに第1の画像形成モードのまま画像形成を
行うことで、切り換えに要する時間を短くして、常に効
率的な画像形成を行うことができる。
【0135】これに対し、単色画像データと多色画像デ
ータとの混在状態を基にし、単色画像データの連続する
回数が所定の回数未満であるときに第1の画像形成モー
ドのまま画像形成を行うことで、画像形成モードの切り
換えに要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るディジタルカラー複写
機を正面から見た断面図である。
【図2】ディジタルカラー複写機における画像処理部の
構成を示すブロック図である。
【図3】カラー画像形成モードを選択した場合の搬送ベ
ルトの接触状態を示す複写機の要部断面図である。
【図4】単色画像形成モードを選択した場合の搬送ベル
トの離間状態を示す複写機の要部断面図である。
【図5】単色画像形成モードへの切り換え時における、
第2ないし第4の画像形成ステーションの感光体ドラム
と転写用放電器との離間状態をさらに詳しく示す複写機
の要部断面図である。
【図6】単色画像形成モードとカラー画像形成モードと
の切り換え途中時における、第2ないし第4の画像形成
ステーションの感光体ドラムと転写用放電器との離間状
態を詳しく示す複写機の要部断面図である。
【図7】カラー画像形成モードへの切り換え時におけ
る、第2ないし第4の画像形成ステーションの感光体ド
ラムと転写用放電器との接触状態をさらに詳しく示す複
写機の要部断面図である。
【図8】(a)はカラー画像3枚、単色画像10枚、カ
ラー画像1枚の画像形成を連続して行う場合における画
像形成モードの切り換えを説明する説明図である。
(b)はカラー画像3枚、単色画像4枚、カラー画像2
枚、単色画像4枚、カラー画像1枚の画像形成を連続し
て行う場合における画像形成モードの切り換えを説明す
る説明図である。(c)は単色画像3枚、カラー画像1
0枚、単色画像1枚の画像形成を連続して行う場合にお
ける画像形成モードの切り換えを説明する説明図であ
る。(d)は単色画像10枚、カラー画像1枚、単色画
像2枚、カラー画像1枚の画像形成を連続して行う場合
における画像形成モードの切り換えを説明する説明図で
ある。
【図9】画像形成モードの切り換え回数を考慮して画像
形成モードを選択する場合における画像形成方法の手順
を示すフローチャート図である。
【図10】画像形成に要する時間を考慮して画像形成モ
ードを選択する場合における画像形成方法の手順を示す
フローチャート図である。
【図11】本実施形態の変形例に係るディジタルカラー
複写機を正面から見た断面図である。
【符号の説明】
222a〜222d 感光体ドラム(像担持体) Sa〜Sd 第1ないし第4の画像形成ステーション 213 転写搬送ベルト機構(搬送手段) 302 搬送ベルト(搬送手段) 1,1´ ディジタルカラー複写機(多色画像形成
装置) MC 画像形成モード切換手段 P シート(転写材)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DA46 DE02 DE07 EC06 EC19 ED02 ED16 EE03 EE04 EE06 EF06 EF09 FA28 FB18 FC02 GB14 ZA07 2H030 AB02 AD06 AD09 AD17 BB02 BB23 BB42 BB44 BB56 2H200 FA02 FA09 FA13 FA20 GA12 GA29 GA34 GA47 GB25 HA12 HB03 HB29 JA02 JB06 JB13 JB17 JB18 JB20 JB26 JB41 JB49 KA03 KA07 LA14 LA19 LA23 LA24 LA27 PA11 PA20 PB39 5C074 AA20 BB26 DD11 DD12 DD24 DD28 EE04 EE08 EE20 FF15 HH02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材の搬送方向に沿って平行に配列さ
    れ、像担持体をそれぞれ備えた複数の画像形成ステーシ
    ョンと、画像形成される転写材を搬送する搬送手段と、
    多色による画像形成時に全ての画像形成ステーションの
    像担持体を搬送手段に対し接触させることによって全て
    の画像形成ステーションによる多色画像形成を行う第1
    の画像形成モードに切り換える一方、単色による画像形
    成時に最上流側に位置する画像形成ステーションの像担
    持体のみを転写材に対し接触させるように残る他の画像
    形成ステーションの像担持体に対し搬送手段を離間させ
    ることによって最上流側の画像形成ステーションによる
    単色画像形成を行う第2の画像形成モードに切り換える
    画像形成モード切換手段とを具備する多色画像形成装置
    において、 上記画像形成モード切換手段は、複数枚にわたる画像形
    成ジョブ中に単色画像データと多色画像データとが混在
    しているときに、その混在状態に応じて、第1の画像形
    成モードによる画像形成、または第1および第2の画像
    形成モードを組み合わせた画像形成が選択されるように
    していることを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の多色画像形成装置
    において、 画像形成モード切換手段は、単色画像データと多色画像
    データとの混在状態を基にして画像形成時間を算出し、
    その算出結果に応じて第1の画像形成モードによる画像
    形成、または第1および第2の画像形成モードを組み合
    せた画像形成が選択されるようにしていることを特徴と
    する多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の多
    色画像形成装置において、 画像形成モード切換手段は、単色画像データと多色画像
    データとの混在状態を基にして画像形成モードの切り換
    え回数を検出し、その検出結果に応じて第1の画像形成
    モードによる画像形成、または第1および第2の画像形
    成モードを組み合せた画像形成が選択されるようにして
    いることを特徴とする多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1ないし請求項3のいずれか
    1つに記載の多色画像形成装置において、 第2の画像形成モードによる画像形成は、第1の画像形
    成モードによる画像形成よりも速い速度で行われるよう
    になっていることを特徴とする多色カラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1つに記載の多色画像形成装置において、 画像形成モード切換手段は、単色画像データと多色画像
    データとの混在状態を基にして画像形成モードの切り換
    え回数を検出し、多色画像データから単色画像データに
    切り換わる回数と単色画像データから多色画像データに
    切り換わる回数との合計回数が所定の回数以下であると
    きには、第1および第2の画像形成モードを組み合わせ
    た画像形成が選択される一方、合計回数が所定の回数を
    超えるときには、第1の画像形成モードによる画像形成
    が選択されるようにしていることを特徴とする多色画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1つに記載の多色画像形成装置において、 画像形成モード切換手段は、単色画像データと多色画像
    データとの混在状態を基にして単色画像データの連続枚
    数を検出し、単色画像データの連続する枚数が所定の枚
    数以上であるときには、単色画像データと多色画像デー
    タとを組み合わせた画像形成が選択される一方、単色画
    像データの連続する枚数が所定の枚数未満であるときに
    は、第1の画像形成モードによる画像形成が選択される
    ようにしていることを特徴とする多色画像形成装置。
  7. 【請求項7】 転写材の搬送方向に沿って平行に配列さ
    れ、像担持体をそれぞれ備えた複数の画像形成ステーシ
    ョンと、画像形成される転写材を搬送する搬送手段とを
    具備し、多色による画像形成時に全ての画像形成ステー
    ションの像担持体を搬送手段に対し接触させることによ
    って、全ての画像形成ステーションによる多色画像形成
    を行う第1の画像形成モードと、単色による画像形成時
    に最上流側に位置する画像形成ステーションの像担持体
    のみを転写材に対し接触させるように残る他の画像形成
    ステーションの像担持体に対し搬送手段を離間させるこ
    とによって、最上流側の画像形成ステーションによる単
    色画像形成を行う第2の画像形成モードとに切り換える
    ようにした多色画像形成方法において、 複数枚にわたる画像形成ジョブ中に単色画像データと多
    色画像データとが混在しているときに、その混在状態に
    応じて、第1の画像形成モードによる画像形成、または
    第1および第2の画像形成モードを組み合わせた画像形
    成を行うようにしていることを特徴とする多色画像形成
    方法。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の多色画像形成方法
    において、 第2の画像形成モードによる画像形成は、第1の画像形
    成モードによる画像形成よりも速い速度で行われるよう
    になっていることを特徴とする多色画像形成方法。
  9. 【請求項9】 上記請求項7または請求項8に記載の多
    色画像形成方法において、 単色画像データと多色画像データとの混在状態を基にし
    て画像形成モードの切り換え回数を検出し、多色画像デ
    ータから単色画像データに切り換わる回数と単色画像デ
    ータから多色画像データに切り換わる回数との合計回数
    が所定の回数以下であるときに、第1および第2の画像
    形成モードを組み合わせた画像形成を行う一方、合計回
    数が所定の回数を超えるときに、第1の画像形成モード
    による画像形成を行うようにしていることを特徴とする
    多色画像形成方法。
  10. 【請求項10】 上記請求項7ないし請求項9のいずれ
    か1つに記載の多色画像形成方法において、 単色画像データと多色画像データとの混在状態を基にし
    て単色画像データの連続枚数を検出し、単色画像データ
    の連続する枚数が所定の枚数以上であるときに、単色画
    像データと多色画像データとを組み合わせた画像形成を
    行う一方、単色画像データの連続する枚数が所定の枚数
    未満であるときに、第1の画像形成モードによる画像形
    成を行うようにしていることを特徴とする多色画像形成
    方法。
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