JP2003206855A - アキシャルピストン式流体機械 - Google Patents

アキシャルピストン式流体機械

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JP2003206855A
JP2003206855A JP2002005897A JP2002005897A JP2003206855A JP 2003206855 A JP2003206855 A JP 2003206855A JP 2002005897 A JP2002005897 A JP 2002005897A JP 2002005897 A JP2002005897 A JP 2002005897A JP 2003206855 A JP2003206855 A JP 2003206855A
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Takeo Iida
武郎 飯田
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Komatsu Ltd
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    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンポンプ及びピストンモータにおける
アキシャルピストンにおいて、シューとピストンとの揺
動角を大きくする。 【解決手段】 連結部材とピストン6とが回動自在に連
結している連結部において、連結部材の回動によりピス
トン6と干渉する部位に逃げ部18を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンポンプ及
びピストンモータに係わるアキシャルピストン式流体機
械に関する。
【0002】
【従来技術】アキシャルピストンポンプとして、駆動源
の動力により回転駆動されるドライブシャフトを介して
シリンダブロック装置を回転駆動させ、複数個のボアを
有するシリンダブロック内の各ピストンに対して往復動
を行わせることにより、タンク内の油を吸引し高圧油と
して吐出することで機械エネルギーを流体エネルギーに
変換する機構は広く知られている。また、この油の流れ
とは逆に、外部ポンプから吐出された高圧油を複数個の
シリンダブロック内に導き入れることによって各ピスト
ンを往復動させ、同シリンダブロック、ピストンを内臓
するシリンダブロック装置及び同シリンダブロック装置
と一体回転するドライブシャフトを回転駆動させること
によって、流体エネルギーを逆に機械エネルギーに変換
する機構を備えた、アキシャルピストンモータも知られ
ている。
【0003】アキシャルピストンポンプ又はモータは、
駆動軸とシリンダブロック中心軸とが傾斜している傾斜
式と、それらが同一軸線状に置かれていて同軸線に対し
て傾いて固定された斜板をもつ斜板式とがある。シリン
ダブロック装置の基本構造は傾斜式又は斜板式のアキシ
ャルピストンポンプ及びアキシャルピストンモータとに
おいて変わらないので、本願発明においては、斜板式の
アキシャルピストンポンプを用いて以下の説明を行う。
【0004】本願発明において、斜板式のアキシャルピ
ストンポンプで説明した事項は、傾斜式のアキシャルピ
ストンポンプにおいても、更には傾斜式又は斜板式のア
キシャルピストンモータにおいてもそのまま適用できる
ものであることは注意すべきである。
【0005】図1は典型的な斜板式のアキシャルピスト
ンポンプ(以下、アキシャルピストンポンプを単に油圧
ポンプという。)の要部断面図を示している。斜板式の
油圧ポンプでは、出力一定の制御を行うために図示せぬ
レギュレータ及びサーボピストンにより傾板4の傾斜角
α制御が行われる。図示せぬケースによってシャフト1
は回転軸線L1まわりに軸支される。
【0006】シャフト1に取付けられ、シャフト1と共
に一体に回転するシリンダブロック7は前記ケース内に
収容され、シリンダブロック7の軸線方向一方(図1の
左方)には斜板4がシャフト1に固定配置されている。
シリンダブロック7も前記図示せぬケース内に収容され
る。シリンダブロック7には、軸線L1を中心として周
方向に複数のボア10が形成され、同ボア10は、シリ
ンダブロック7の一方側端面で開口し、シャフト1に対
して平行に形成されると共に、周方向に等間隔に複数個
配置される。各ボア10にはピストン6が軸線方向に挿
脱自在に挿入され、同ピストン6の先端部にはそれぞれ
連結部材が回動自在に収容連結される。連結部材2とし
ては、斜板に連結部材2を設けたもの、斜板とは別体に
シューとして連結部材2を用いるものである。連結部材
とピストンとの関連構成は同様の構成となるのでここで
はシュー5について説明する。
【0007】各シュー5はシューリテーナ21の面に等
間隔に同心円状に形成配置されたシュー挿入孔に挿入さ
れ、同シューリテーナ21はコイルバネ20によって斜
板4側に押圧されている。これにより、前記シュー5は
斜板4に対して押圧摺接されると共にシューリテーナ2
1に支持されながら、斜板4上を回転軸線L1まわりに
回動しながら滑動すると共に、シュー5と連結している
ピストン6がボア10内で往復摺動する。
【0008】連結部材2が斜板に設けられているものに
おいては、同シューリテーナ21が用いられずに連結部
材が斜板に直接設けられているため、連結部材が斜板に
対して滑動することはなく、ピストン6と連結部材との
回動中心を中心としてピストン6が回動すると共に、ボ
ア10内で往復摺動することになる。弁板8は、図示せ
ぬバルブカバーとシリンダブロック7間に設けられてお
り、同弁板8はバルブカバーに対して回転軸線L1まわ
りでの回転が阻止された状態で取付けられ、シリンダブ
ロック7の他方側面と摺接している。
【0009】図2は弁板8およびシリンダブロック7を
示す正面図であり、シャフト1の軸端側からの透視図で
ある。弁板8には軸線L1を通り、回転するピストン6
の上下死点を結ぶ中心線Cに関して一方側(図2の左
方、図1の紙面に関して手前側)の吸引領域S1に吸引
弁孔22が形成されており、中心線Cに関して他方側
(図2の右方、図1の紙面の奥側)の吐出領域S2には
吐出弁孔23が形成されている。吸引弁孔22及び吐出
弁孔23は、それぞれ図示せぬ油タンク又は油圧アクチ
ュエータ等に接続されている。
【0010】吸引弁孔22及び吐出弁孔23は軸線L1
を中心としてそれぞれ半円弧状の溝として形成されてい
る。シリンダブロック7に形成される各ボア10には連
通ポート25が連通し、連通ポート25の他端はシリン
ダブロック7の回転位置に応じて弁板8に形成した吸引
弁孔22又は吐出弁孔23と連通する。
【0011】したがって、図2に示すようにボア10が
8個設けられる場合、弁板8の吸引弁孔22には図の左
側にある4つの連通ポート25が連通し、吐出弁孔23
には同右側にある4つの連通ポート25が連通する。
【0012】図示せぬエンジン等を駆動することによ
り、シャフト1を図1の矢印に示すように左方側から見
て反時計まわりに回転駆動させると、図1の紙面の手前
側に配置されるピストン6はシリンダブロック7から引
出されて吸引弁孔22から作動油を吸引し、ボア10内
には最大に吸引した時の容積Fを得る。また、図1の紙
面の奥側に配置されるピストン6はシリンダブロック7
内に押し込まれてボア10内の作動油を吐出弁孔23側
に吐出し、ボア10内の容積を最大に吸引したときの容
積Fから減少して最大に吐出させた時の容積Eとなる。
【0013】即ち、図1の紙面の手前側に配置されるピ
ストン6においては、シリンダブロック7の回転により
シリンダ室内の容積は拡大していき、その過程で油は吸
引される。他方、図1の紙面の奥側に配置されるピスト
ン6においては、シリンダブロック7の回転によりシリ
ンダ室内の容積は縮小していき、その過程で油は吐出さ
れる。
【0014】油圧ポンプAにおける吐出量及び吸引量
は、斜板4の傾斜角αによって規定される。同傾斜角α
の角度制御は、図示せぬレギュレータおよびサーボピス
トン等を制御することによって斜板4の傾斜角αを変化
させることによって行うことができる。傾斜角αの制御
によって、ボア10内は最大に吸引した時の容積Fと最
大に吐出させた時の容積Eとに変化させることが出来、
容積EとFとの差(F−E)だけ吸込み或いは吐出させ
ることが出来る。傾斜角αが90度のときは、図3に示
すようにシリンダ内の容積が常に一定となる。このと
き、シャフト1及びシリンダーブロック7が回転しても
ピストン6のボア10での往復動が行われず、油圧ポン
プによる吸引も吐出も行われないことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記連結部材とピスト
ン6との回動自在な連結結合した構成について、その拡
大図を図8に示す。この図では、連結部材としてシュー
を用いた例を示しているが連結部材が斜板又は駆動軸の
フランジ部に設けられている場合も連結部とピストンと
の配置関係は、図8で示すピストンとシューとの関係と
同様であるので、ここでも引き続き連結部材としシュー
を用いて説明を行う。
【0016】シュー5の斜板4に摺接するシュー摺動面
30には摩耗防止用のパットが設置され、シュー摺動面
30の裏面側にはシューリテーナ21のシュー挿入孔2
4に挿入される胴径部31、胴径部31からくびれ部3
3を介して球形状部32が一体に構成されている。同球
形状部32はピストン6の一端に形成した球状凹部35
に回動自在に連結されている。前記球形状部32とピス
トン6の一端に形成した球状凹部35とは、同球状凹部
35の先端をカシメ等の手段で変形させることにより回
動自在に連結されている。
【0017】シュー5とピストン6との連結は、ピスト
ン6の先端部に球形状部を形成し、同球形状部がシュー
に形成した球状凹部に受け入れてシュー5とピストン6
とを連結してもよい。連結部材が斜板またはフランジ部
に設けられているものにおいては、同シュー摺動面が用
いられずに連結部材が斜板又はフランジ部に直接設けら
れている。
【0018】油圧ポンプ及びアキシャルピストンモータ
(以下、油圧モータと言う。)においては、シュー5の
回動角を大きくとるために、シュー5の回動中心である
球形状部の球中心からシュー摺動面までの距離h (図4
参照)を大きくしたり、ピストン先端部に球形状部が形
成されているものにおいては、図7に示すようにピスト
ン先端部の球形状部の球中心からピストン本体までの距
離lを大きくしたりすることによって行っていた。
【0019】しかし、前記球中心からシュー摺動面まで
の距離hを大きくしたり、前記ピストン先端部の球形状
部の球中心からピストン本体までの距離lを大きくした
りするとポンプの全長が長くなってしまうという問題が
ある。また、前記シュー5の球中心からシュー摺動面ま
での距離を長くすると、同シュー5が斜板4の傾斜面上
を高速で摺動しながら回転するときにシュー5の球中心
まわりの回転モーメントが大きくなり、シュー5が大き
く振られてしまいシューの取り付け強度上の問題が生じ
たり、シュー5がシューリテーナ部のシュー挿入孔内で
激しく衝突して騒音を発生する等の問題も生じる。前記
ピストン先端部の球形状部の球中心からピストン本体ま
での距離lを大きく取った場合には、同球形状部の取付
け強度が低下するという問題も生じる。
【0020】本願発明では、これらの問題を解決し、連
結部材に形成した球形状部の球中心からシュー摺動面あ
るいは斜板又はフランジ部までの距離短くすること、又
はピストン先端部の球形状部の球中心からピストン本体
までの距離を短くすることによって、斜板4の傾斜角を
大きくすること又は斜軸式の軸傾斜角を大きくすること
を目的として、油圧ピストン、油圧モータの全長を短く
することのできるアキシャルピストン式流体機械を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明においては、前記連結部材とピストンとの
連結構造について様々な角度から検討を重ねた結果、次
の点を見いだした。
【0022】即ち、連結部材がシューの場合を例として
説明すると、シュー5が斜板4の傾斜面上を摺動しなが
ら回動するとシュー5は球形状部32の球中心を中心と
してピストン6に対して揺動することになる。このと
き、シュー5が所定角度以上回動すると、ピストン6と
シュー5との一部が干渉して当接してしまう。別の表現
を用いると、前記の所定角度がシュー5における最大の
回動角として規定されることになる。
【0023】そこで、シュー5の回動角を大きくするた
めには、ピストン6とシュー5とがシューの回動時に干
渉する部位に逃げ部18を施すことによって、シュー5
の球中心からシュー摺動面までの距離を短くすることも
出来、あるいはピストン先端部に球形状部が形成されて
いる場合にあっては、同球形状部の球中心からピストン
本体までの距離を短くすることが出来る。このことは、
シュー5の最大回動角を大きくすることが出来るもので
あって、シューとシュー摺動面までの距離が変わらない
ので回動によってシューの振れが大きくなることもな
く、しかも、球形状部の取り付け強度をそのまま維持す
ることが出来る。さらに、これによって油圧ポンプ、油
圧ピストンの全長についてはその長さを短くすることが
できることを見いだした。
【0024】本願発明の課題は本件請求項1〜6に記載
された各発明により達成される。即ち、本件請求項1に
係る発明は、アキシャルピストン・ポンプ又はモータな
どの流体機械において、ピストン6と相対的に回動可能
に連結された連結部材の回動時における、同連結部材と
ピストン6との干渉部位に逃げ部18が形成されてなる
ことを特徴とするアキシャルピストン式流体機械にあ
る。
【0025】この発明では、ピストンと相対的に回動可
能に連結された連結部材の回動時における、同連結部材
とピストンとの干渉部位に逃げを形成したことにより、
従来のピストンと連結部材とを一直線上に並べるたとき
と同じ寸法構成であるにもかかわらず、連結部材とピス
トンとの間における回動角を大きくすることが出来るの
で、シリンダの吸引容量を増大させることができる。こ
のため、同じ大きさの油圧ポンプであったとしても吐出
容量を大きくすることができる。このことは、本願発明
におけるアキシャルピストン式流体機械としては、従来
の大きさの油圧ポンプと同出力の油圧ポンプに対して小
型の油圧ポンプで対応することが出来るようになる。
【0026】連結部材とピストンとの干渉部位として
は、連結部材側においてピストンの一部が当接する部
位、あるいはピストン側において連結部材の一部が当接
する部位として特定することが出来る。また、逃げ部の
形成としては、上記当接する部位に環状の溝或いは外周
面上を面取り等行うことで形成することが出来る。
【0027】本願発明によって、連結部材に形成した球
形状部の球中心からシュー摺動面あるいは斜板又はフラ
ンジ部までの距離短くすることができ、又はピストン先
端部の球形状部の球中心からピストン本体までの距離を
短くすることができるので、斜板の傾斜角を大きくする
ことができる。
【0028】請求項2に係わる発明は、請求項1の事項
に加えて、連結部材が斜板上を摺動する事項を限定した
ことを特徴とするアキシャルピストンにある。この発明
では、連結部材が斜板上を摺動するに形成されているこ
とを特定したもので、斜板式のアキシャルピストンポン
プ又はモータにおける斜板部の構成として特定すること
ができる。
【0029】請求項3に係わる発明は、請求項1の事項
に加えて、連結部材がシュー5である事項を限定したこ
とを特徴とするアキシャルピストン式流体機械にある。
この発明では、連結部材として斜板とは別体に構成され
たシューを用いることを限定したものである。同シュー
の構成としては、上記従来技術として説明したシューの
構成をそのまま用いることが出来る。
【0030】請求項4に係わる発明は、請求項3の事項
に加えて、ピストン先端部に球状凹部が形成され、前記
シューに球形状部が形成されてなり、前記球形状部が前
記球状凹部に収容され、前記球状凹部の先端部を縮径方
向に変形させることにより、ピストンとシューとが連結
されてなる事項を限定したことを特徴とするアキシャル
ピストン式流体機械にある。
【0031】この発明では、シュー側に球形状部を備
え、ピストンの先端部に同球形状部を受け入れる球状凹
部を備えた構成を限定したものである。シュー及びピス
トンとしては、前記従来技術として説明したシュー及び
ピストンを使用することができる。ただ、本願のものに
おいてはピストンとシュ−との干渉部位に逃げ部が形成
されている点で従来のものと異なっている。
【0032】また、前記シュー側に球形状部が形成され
ている場合においては前記胴径部の球形状部側の面に逃
げ部を形成し、同球形状部と連結するピストンの球状凹
部の先端部との干渉位置をずらすことが出来る。この
時、逃げ部の形成としては、胴径部の中心軸線を中心と
した環状の溝を形成することにより形成することが出来
る。あるいは、ピストン側に形成した球状凹部の先端部
を周方向に亘って面取り等を行うことにより形成するこ
とが出来る。
【0033】更に、ピストン側に球形状部が形成されて
いる場合においては、同球形状部を連結するシュー側の
球状凹部先端部に逃げ部を形成することにより、ピスト
ンとシューとの干渉位置をずらすことができる。この
時、逃げ部の形成としては、前記球状凹部先端部を周方
向に亘って面取り等を行うことにより形成することが出
来る。あるいは、ピストン本体と球形状部との間の連結
部の外周面に環状溝を形成することにより逃げ部を形成
することが出来る。この場合には、前記ピストン本体と
球形状部との間の連結部の強度が保たれるように構成す
る必要がある。
【0034】請求項5に係わる発明は、請求項2乃至4
のいずれかに記載の事項に加えて、逃げ部が連結部材側
に形成されてなる事項を限定したことを特徴とするアキ
シャルピストン式流体機械にある。この発明では、ピス
トンと干渉する連結部材側の干渉部位に逃げ部を形成し
たもので連結部材側に球形状部が形成されている場合に
は、同球形状部の中心線と同心状に環状の溝を形成する
ことにより、逃げ部を形成することができる。また、連
結部材側にピストンに形成した球形状部を収容する球状
凹部を形成している場合には、同球状凹部の先端部外周
面を面取り等を行うことにより、逃げ部を形成すること
が出来る。
【0035】請求項6に係わる発明は、請求項1 の事項
に加えて、逃げ部をピストン側に形成されてなる事項を
限定したことを特徴とするアキシャルピストン式流体機
械にある。この発明では、連結部材側に球形状部がある
場合においては同球形状部を連結するピストン側の球状
凹部先端部に逃げ部を形成することにより、ピストンと
シューとの干渉位置をずらすことができる。また、ピス
トン側に球形状部が形成されているピストンアッセンブ
リーにおいては、ピストン本体から球形状部への連結部
外周面に逃げ部を形成することが出来る。なお、この
時、同連結部外周に逃げ部を形成したことによって、連
結部材とピストンとの結合部においてポンプの作動時に
回動に耐えうる径以上に逃げ部を形成しないようにする
必要がある。尚、この発明での逃げ部に形成は、上記請
求項5で説明したと同様に、環状溝、外周面の面取り等
を行うことにより形成することが出来る。
【0036】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて具体的に説明する。本発明は、例え
ば図示せぬ建設・土木関係の機械、車両等における油圧
モータ、油圧ポンプとして効果的に適用できる。尚、本
実施形態では建設用車両に装備された油圧ポンプを例に
挙げて説明するが、本発明は建設用車両における油圧ポ
ンプに限定されず、例えば油圧ポンプ、液圧モータが用
いられている各種機械、輸送車両等に適用でき、当業者
が容易に適用可能な技術的な範囲をも当然に包含するも
のである。
【0037】図4は本発明の代表的な実施形態であるピ
ストンとシューとが回動自在に連結した構成であるピス
トンアッセンブリーの一例を概略的に示す概略断面図で
あり、図5は、シュー5が揺動した状態を示す概略断面
図である。尚、ピストンアッセンブリーを除く構成部品
は、「従来の技術」と変わらないので、同一部品には同
一符号を付して説明は省略する。
【0038】図4には、本発明に係わるピストンアッセ
ンブリー36の断面図が示され、このピストンアッセン
ブリー36は、従来と同様にシュー5とピストン6とか
ら構成され、シュー5の球形状部32がピストン6の球
状凹部35に回動自在に連結されている。連結は従来技
術と同様の連結手段により連結されている。ピストン
は、一端面側から中に穴が開かれた円柱よりなり、穴の
前記一端面側が閉じられて同穴の中には球状凹部35に
供給する潤滑油が設けられている、球状凹部35に供給
された潤滑油の一部は、シュー5の中心軸部に形成した
穴からシュー摺動面30に供給されて斜板4面との潤滑
に用いられる。
【0039】シュー5の球形状部32を回動自在に連結
する球状凹部35の先端部は、カシメ等の手段によって
その外形を変形され、シュー5の球形状部32を連結
し、球状凹部35とシュー5とが当接する範囲で回動自
在としている。ピストン6の外径周面側はシリンダブロ
ック7に設けたボア10に枢密に挿入され、ピストン6
の端面に作用する高圧油をピストン6の外円周部でシー
ルしている。
【0040】シュー5の胴径部31はシューリテーナ2
1(図1参照)に形成したシュー挿入孔24の内周面内
に多少のゆとりをもって挿入され、シューリテーナ21
とシュー5とはシュー摺動面30を形成する大径部によ
って軸方向への抜け止めがされている。またシューリテ
ーナ21は、コイルバネ20によって斜板側に押圧され
ている。
【0041】前記球状凹部35の先端部と当接するシュ
ー5の胴径部31の当接部位を一部環状に切削等するこ
とにより逃げ部18を設けることが出来る。逃げ部18
としては、前記球状凹部35の先端部により形成される
包絡線が受け入れられる形状でしかも環状の溝として切
削加工等により形成することが出来る。図5に示すよう
に逃げ部18を形成したシュー5の回動角を、逃げ部1
8を形成しなかった従来のシュー(図9参照)に比べて
大きくすることが出来る。この時、胴径部31の外径は
変わらないので、シュー5の強度は従来の逃げ部18を
形成しなかった場合と遜色なく構成することが出来るば
かりか、逆に、シュー5の揺動角は逃げ部18を形成し
なかったときよりも大きくすることができる。
【0042】逃げ部18の形成部位としては、前記シュ
ー5における胴径部31の当接部位に環状の溝として形
成する代わりに図6に示すようにピストン6の先端に設
けた前記球状凹部35の先端外周部周面を切削加工等に
より面取り等を行うことにより形成することが出来る。
図6において、実線で示したものが逃げ部18を形成し
た状態を示し、点線が逃げ部18を形成する前の状態を
示している。球状凹部35の先端部に逃げ部18を形成
してもシューの揺動角を大きくすることが出来る。
【0043】また、図6に示すように球形状部32がピ
ストン6側に形成され、同球形状部32を受け入れる球
状凹部35がシュー5側に設けられたピストンアッセン
ブリーにおいても、シュー5の揺動によって、ピストン
6の球形状部の付け根部と当接干渉する球状凹部35の
先端部の部位に逃げ部18を形成してシュー5の揺動角
を大きくすることが出来る。尚、ピストン6の球形状部
の付け根部に逃げ部18を形成することも出来るが、そ
の場合球形状部を保持する強度が弱まってしまうことが
あるので、球形状部32がピストン6側に形成されてい
る場合には、シュー側の球状凹部の先端に逃げ部18を
形成することが望ましい。
【0044】連結部材が斜板あるいは駆動軸のフランジ
部に設けられている場合には、上述の図4乃至図7を用
いて説明したシュー5の摺動面側が前記斜板として構成
されているものとして捉えることにより、連結部材2と
ピストンとの関係を説明することが出来るので、逃げ部
を形成する説明は上記図4乃至7を用いた説明をもって
代えることとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜板式油圧ポンプの断面概略図
【図2】弁板の透視図
【図3】斜板の中立状態を示す図
【図4】本願実施例のピストンアッセンブリー図
【図5】シューが揺動した状態を示す図
【図6】第2実施例のピストンアッセンブリー図
【図7】第3実施例のピストンアッセンブリー図
【図8】従来のピストンアッセンブリーの図
【図9】従来のシューが揺動した状態を示す図
【符号の説明】
1 シャフト 2 連結部材 4 斜板 5 シュー 6 ピストン 7 シリンダブロック 8 弁板 10 ボア 18 逃げ部 20 コイルバネ 21 シューリテーナ 22 吸引弁孔 23 吐出弁孔 25 連通ポート 30 シュー摺動面 31 胴径部 32 球形状部 33 くびれ部 35 球状凹部 36 ピストンアッセンブリー A 油圧ポンプ L1 シャフトの回転軸線 S1 吸引領域 S2 吐出領域 α 傾斜角

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アキシャルピストン・ポンプ又はモータ
    などの流体機械において、 ピストン6と相対的に回動可能に連結された連結部材2
    の回動時における、同連結部材2とピストン6との干渉
    部位に逃げ部18が形成されてなることを特徴とするア
    キシャルピストン式流体機械。
  2. 【請求項2】 前記連結部材2が斜板4上を摺動するこ
    とを特徴とする請求項1記載のアキシャルピストン式流
    体機械。
  3. 【請求項3】 前記連結部材2がシュー5であることを
    特徴とする請求項1記載のアキシャルピストン式流体機
    械。
  4. 【請求項4】 前記ピストン先端部に球状凹部35が形
    成され、前記シュー5に球形状部32が形成されてな
    り、前記球形状部32が前記球状凹部35に収容され、
    前記球状凹部35の先端部を縮径方向に変形させること
    により、ピストン6とシュー5とが連結されてなること
    を特徴とする請求項3記載のアキシャルピストン式流体
    機械。
  5. 【請求項5】 前記逃げ部18が連結部材側に形成され
    てなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記
    載のアキシャルピストン式流体機械。
  6. 【請求項6】 前記逃げ部18がピストン6側に形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載のアキシャルピ
    ストン式流体機械。
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