JP2003206229A - ファモチジン多形体aとbとの混合物の製造方法 - Google Patents
ファモチジン多形体aとbとの混合物の製造方法Info
- Publication number
- JP2003206229A JP2003206229A JP2002354297A JP2002354297A JP2003206229A JP 2003206229 A JP2003206229 A JP 2003206229A JP 2002354297 A JP2002354297 A JP 2002354297A JP 2002354297 A JP2002354297 A JP 2002354297A JP 2003206229 A JP2003206229 A JP 2003206229A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- famotidine
- polymorphs
- mixture
- alcohol solvent
- crude
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
方法を提供する。 【解決手段】 有機合成により得られた粗ファモチジン
を原料とし、ファモチジン多形体AおよびBが質量比
3:97〜45:55からなる混合物の製造方法を提供
する。
Description
学名:N−スルファミル−3−(2−グアニジノチアゾ
ール−4−イル−メチルチオ)−プロイオナミジン〕か
らファモチジン多形体AとBとの混合物の製造方法に関
するものである。
競合的阻害剤である。ファモチジンの主な臨床的薬理活
性は胃液分泌の抑制である。ペプシンの分泌を抑制する
のと同時に、ファモチジンは胃酸分泌の酸度および胃液
量の両方を抑制する。
Aと多形体Bとがあり、それらの製造方法はハンガリー
国のリヒター ゲデオンによって報告されている(特許
文献1〜5)。これによりファモチジン多形体Aとファ
モチジン多形体Bとは、I.Rスペクトル、DSC測定
値、X線解析値、および溶解度において相違することが
知られている。
水または水およびアルコール混合物からの結晶化の方法
を用いることによりファモチジン多形体Aまたはファモ
チジン多形体Bを得る様々な製造方法が記載されてい
る。
はより安定で、低い溶解特性を持ち、他方では、多形体
Bは準安定で、より高い溶解特性を持つ。取り扱いおよ
び安定性の見地からは多形体Aの性質は明らかに有利で
あるが、しかし薬品の場合においては溶解速度が極めて
重要で、この後者は多形体Bの場合の方がより高い。ま
た有機合成により製造される粗ファモチジンは不純物を
含むため、薬品にはふさわしくない。
き、ファモチジンの望ましい溶解特性を有する、ファモ
チジン多形体Aとファモチジン多形体Bとの混合物の製
造方法を提供する。またファモチジン多形体AおよびB
が特定の割合(A:B 3:97〜45:55および1
5:85〜40:60)である混合物の製造方法を提供
する。
解度、および熱力学的安定性が異なるファモチジン多形
体‘A’および‘B’を、結晶化方法により望ましい溶
解特性および嵩密度を有する多形体‘A’と‘B’との
混合物とすることを特徴とするファモチジン〔化学名:
N−スルファミル−3−(2−グアニジノチアゾール−
4−イル−メチルチオ)−プロイオナミジン〕多形体A
とBとの混合物の製造方法。
溶解し、減圧下で該溶媒を除去することを特徴とする、
ファモチジン〔化学名:N−スルファミル−3−(2−
グアニジノチアゾール−4−イル−メチルチオ)−プロ
イオナミジン〕多形体AとBとの混合物の製造方法。
溶解し、該溶液を冷却し、種結晶を仕込むことを特徴と
する、ファモチジン〔化学名:N−スルファミル−3−
(2−グアニジノチアゾール−4−イル−メチルチオ)
−プロイオナミジン〕多形体AとBとの混合物の製造方
法。
中、塩酸で処理して、ファモチジン塩酸塩を得て、該塩
酸塩をろ別し、アルコール溶媒に溶解し、該アルコール
溶媒を塩基性に調整した後、減圧下でアルコール溶媒を
除去することを特徴とする、ファモチジン〔化学名:N
−スルファミル−3−(2−グアニジノチアゾール−4
−イル−メチルチオ)−プロイオナミジン〕多形体Aと
Bとの混合物の製造方法。
(v/w)倍のアルコール溶媒に溶解する上記(2)、
(3)、および(4)のいずれかに記載の方法。
物中の多形体AおよびBの割合が質量比5:95〜4
0:60である上記(3)および(5)のいずれかに記
載の方法。
物中の多形体AおよびBの割合が質量比3:97〜4
5:55である上記(2)、(4)、および(5)のい
ずれかに記載の方法。
との質量比が20:80〜50:50である上記
(3)、(5)、および(6)のいずれかに記載の方
法。
(3)、(5)、(6)、および(8)のいずれかに記
載の方法。
ル溶媒を除去することを特徴とする上記(2)、
(4)、(5)、および(7)のいずれかに記載の方法
(11)次のステップからなるファモチジン多形体Aお
よびBの混合物の製造方法; (a)メタノールなどのアルコール溶媒中に粗ファモチ
ジンを加え、加熱および撹拌して溶解し; (b)ステップ(a)の溶液に45℃で30分間、活性
炭を加え; (c)ステップ(a)の溶液をろ過し、無色透明の液体
にし; (d)該溶液を45〜58℃の減圧下で溶媒を濃縮し
て、結晶スラリーを得て; (e)ファモチジン多形体AおよびBの混合物の結晶を
ろ過捕集し; (f)該結晶を乾燥器中において、乾燥する。
製造されたものである、上記(11)に記載の方法。
0(v/w)倍のアルコール溶媒に溶解することを特徴
とする特徴とする上記(11)に記載の方法。
(11)に記載の方法。
5〜55℃の減圧下で溶媒を濃縮し、結晶質のスラリー
を得る、上記(11)に記載の方法。
60℃で行う、上記(11)に記載の方法。
合物中のファモチジン多形体AおよびBの割合が質量比
3:97〜45:55である、上記(11)に記載の方
法。
ン多形体AおよびBの混合物の製造方法; (a)アルコール溶媒中に粗ファモチジンを加え、加熱
および撹拌して溶解し; (b)ステップ(a)の溶液をろ過し、無色透明の溶液
を得て; (c)ステップ(b)の該溶液を撹拌しながら氷と塩の
混合物で冷却し; (d)ステップ(c)の該冷却溶液に、ファモチジン多
形体AとBとの混合物の種結晶を添加し; (e)ファモチジン多形体AおよびBの混合物の結晶を
ろ過捕集し; (f)ファモチジン多形体AおよびBの混合物の結晶を
乾燥器中において、乾燥する。
製造されたものである、上記(18)に記載の方法。
0(v/w)倍のアルコール溶媒に溶解することを特徴
とする上記(18)に記載の方法。
0〜75℃である上記(18)に記載の方法。
液を活性炭で処理する、上記(18)に記載の方法。
ー漏斗で行う、上記(18)に記載の方法。
液を氷と塩の混合物で15〜25℃に冷却する、上記
(18)に記載の方法。
よびBの割合が20:80〜50:50である、上記
(18)に記載の方法。
60℃で行う、上記(18)に記載の方法。
よびBの割合は15:85〜40:60である、上記
(18)に記載の方法。
ン多形体AおよびBの混合物の製造方法; (a)粗ファモチジンをアルコール溶媒中、塩酸で処理
して、ファモチジン塩酸塩にし; (b)該ファモチジン塩酸塩をアルコール溶媒に溶解さ
せ; (c)ステップ(b)の溶液に45℃で30分間、活性
炭を加え; (d)ステップ(c)の溶液をろ過して、透明な溶液を
得て; (e)ステップ(d)の溶液にトリメチルアミンを加
え、塩基性にし; (f)ステップ(e)の溶液を45〜58℃の減圧下で
該溶媒を濃縮し; (g)ファモチジン多形体AおよびBの混合物の結晶を
ろ過捕集し; (h)該結晶を乾燥器中において、乾燥する。
製造されたものである、上記(28)に記載の方法。
0(v/w)倍のアルコール溶媒に溶解することを特徴
とする上記(28)に記載の方法。
フナー漏斗で行う上記(28)に記載の方法。
60℃で行う、上記(28)に記載の方法。
よびBの割合が質量比3:97〜45:55である、上
記(28)記載の方法。
溶解度、および熱力学的安定性が異なるファモチジン多
形体‘A’および‘B’を、結晶化方法により望ましい
溶解特性および嵩密度を有する多形体‘A’と‘B’と
の混合物とすることを特徴とするファモチジン〔化学
名:N−スルファミル−3−(2−グアニジノチアゾー
ル−4−イル−メチルチオ)−プロイオナミジン〕多形
体AとBとの混合物の製造方法である。
ール溶媒に溶解し、減圧下で該溶媒を除去することを特
徴とする、ファモチジン〔化学名:N−スルファミル−
3−(2−グアニジノチアゾール−4−イル−メチルチ
オ)−プロイオナミジン〕多形体AとBとの混合物の製
造方法である。
粗ファモチジンをアルコール溶媒に添加し、加熱および
撹拌する。無色透明の液体にするため、該溶液に吸着剤
を加え、ろ過する。
エタノールなどがあげられ、好ましくはメタノールで、
粗ファモチジン多形体を50〜70(v/w)倍のアル
コール溶媒に溶解する。該溶液は60〜75℃の沸点に
加熱してもよい。得られたファモチジン溶液は活性炭で
処理し、次いでろ過する。ろ過は、ブフナー漏斗で行う
ことが好ましい。なお吸着剤として、好ましくは活性炭
がある。
でアルコール溶媒を除去し、得られた結晶質のスラリー
をろ過し、乾燥することによりファモチジン多形体Aお
よびBの混合物を得る。
囲に濃縮し、該ろ過はブフナー漏斗で行うことが好まし
い。該乾燥は50〜60℃の乾燥器中で行うと、ファモ
チジン多形体Aとファモチジン多形体Bが3:97〜4
5:55、好ましくは5:95〜40:60の割合の混
合物が得られる。
ール溶媒に溶解し、該溶液を冷却し、種結晶を仕込むこ
とを特徴とする、ファモチジン〔化学名:N−スルファ
ミル−3−(2−グアニジノチアゾール−4−イル−メ
チルチオ)−プロイオナミジン〕多形体AとBとの混合
物の製造方法である。
粗ファモチジンをアルコール溶媒に添加し、加熱および
撹拌する。無色透明の液体にするために該溶液に吸着剤
を加え、ろ過する。
エタノールなどがあげられ、好ましくはメタノールであ
る。粗ファモチジン多形体を50〜70(v/w)倍の
アルコール溶媒に溶解し、60〜75℃の沸点に加熱す
る。なお該吸着剤として好ましくは活性炭を添加し、3
0分間混合した後、ろ過する。該ろ過は、ブフナー漏斗
で行うことがより好ましい。
塩の混合物で約1時間、15〜25℃に冷却し、ファモ
チジン多形体AおよびBの混合物の種結晶を仕込む。得
られた結晶をろ過し、50〜60℃の乾燥機中で乾燥す
ることにより、ファモチジン多形体AおよびBの混合物
を得る。
チジン多形体Bの割合が20:80〜50:50を用い
ると、ファモチジン多形体AおよびBの質量比が15:
85〜40:60、好ましくは15:85〜35:65
の割合のファモチジン多形体AおよびBの混合物を得る
ことができる。
ール溶媒中、塩酸で処理して、ファモチジン塩酸塩を得
て、該塩酸塩をろ別し、アルコール溶媒に溶解し、該ア
ルコール溶液を塩基性に調整した後、減圧下でアルコー
ル溶媒を除去することを特徴とする、ファモチジン〔化
学名:N−スルファミル−3−(2−グアニジノチアゾ
ール−4−イル−メチルチオ)−プロイオナミジン〕多
形体AとBとの混合物の製造方法である。
アルコール溶媒中、塩酸によりファモチジン塩酸塩にす
る。該アルコール溶媒としてはメタノール、エタノール
など、より好ましくはメタノールがあげられる。該アル
コール溶液に粗ファモチジンを添加し、さらに該溶液に
塩酸を添加して、ファモチジン塩酸塩を得る。ファモチ
ジン塩酸塩を50〜70(v/w)倍のアルコール溶媒
に溶解して、無色透明の溶液とし、これに活性炭を添加
し、45〜58℃で30分間、保持した後にろ過する。
該ろ過は、ブフナー漏斗で行うのが好ましい。
トリエチルアミンを加え、塩基性にし、45〜58℃の
減圧下でアルコール溶媒を除去する。得られた結晶質の
スラリーをろ過し、乾燥することにより、ファモチジン
多形体AおよびBの混合物を得る。
され、該乾燥は50〜60℃で行う。該混合物はファモ
チジン多形体AおよびBが3:97〜45:55、好ま
しくは5:95〜40:60の割合である。
る。
た3000mlの三ツ口丸底フラスコに、メタノール2
750mlを仕込み、粗ファモチジン50gを加えた。
混合物を沸点75℃に熱し、すべてのファモチジンを溶
解させた。これに活性炭20gを加え、30分間よく混
合し、ブフナー漏斗でろ過し、無色透明の液体にした。
該溶液をすぐに、撹拌器、温度計を取り付けた別の30
00mlの三ツ口丸底フラスコに移した。撹拌および冷
却水で冷却しながら、約2時間かけて温度を25℃まで
下げ、氷+塩の混合物で0℃まで冷却した。このように
して得たファモチジンの結晶を、ろ過し、60℃の乾燥
器中で乾燥した。
粋な多形体Aを示した(図1)。
の三ツ口丸底フラスコを水浴中に置き、メタノール27
50mlを仕込み、粗ファモチジン50gを加えた。混
合物を沸点75℃に熱し、すべてのファモチジンを溶解
させた。これに活性炭20gを加え、30分間よく混合
し、ブフナー漏斗でろ過し、無色透明の液体にした。該
溶液はすぐに、撹拌器、温度計を取り付けた別の300
0mlの三ツ口丸底フラスコに移し、撹拌および氷と塩
の混合物で冷却しながら、約1時間かけて温度を0℃ま
で下げた。このようにして得たファモチジンの結晶をろ
過し、60℃の乾燥器中で乾燥した。
体Bを示した(図2)。
lの三ツ口丸底フラスコを水浴中に置いた。メタノール
2750mlを仕込み、粗ファモチジン50gを加え
た。混合物を沸点75℃に熱し、すべてのファモチジン
を溶解して、溶液とした。これに活性炭20gを加え、
30分間よく混合し、ブフナー漏斗でろ過し、無色透明
の液体にした。該溶液はすぐに、撹拌器、温度計を取り
付けた、別の3000mlの三ツ口丸底フラスコに移
し、ならびに撹拌しながら、氷および塩の混合物で冷却
し、約1時間かけて温度を20℃まで下げた後、ファモ
チジン多形体A:B(20:80)の混合物の種結晶を
添加した。このようにして得られたファモチジンの結晶
をろ過し、55℃の乾燥器で乾燥した。
チジン多形体AおよびBが21:79の混合物を示し
た。
の三ツ口丸底フラスコを、水浴中に置いた。メタノール
2750mlを仕込み、粗ファモチジン50gを加え
た。混合物を沸点75℃に熱し、すべてのファモチジン
を溶解して、溶液とした。これに活性炭20gを加え、
30分間よく混合し、ブフナー漏斗でろ過し、無色透明
の液体を得た。該溶液はすぐに、撹拌器、温度計を取り
付けた、別の3000mlの三ツ口丸底フラスコに移
し、および撹拌下、氷と塩で冷却した。約1時間かけて
温度を25℃まで下げ、ファモチジン多形体A:B(2
0:80)の混合物の種結晶を添加した。このようにし
て得られたファモチジンの結晶をろ過し、55℃の乾燥
器で乾燥した。
チジン多形体AおよびBが39:61の混合物を示し
た。
三ツ口丸底フラスコを、水浴中に置いた。メタノール2
750mlを仕込み、粗ファモチジン50gを加えた。
混合物を撹拌しながら、沸点75℃に熱し、すべてのフ
ァモチジンを溶解させた。これに活性炭20gを加え、
30分間よく混合し、ブフナー漏斗でろ過し、無色透明
の液体を得た。該溶液はすぐに、撹拌器、温度計を取り
付けた、別の3000mlの三ツ口丸底フラスコに移
し、撹拌しながら、冷却水で冷却し、約1時間かけて温
度を25℃まで下げ、ファモチジン多形体A:B(5
0:50)の混合物の種結晶を添加した。このようにし
て得られたファモチジンの結晶をろ過し、55℃の乾燥
器で乾燥した。
チジン多形体AおよびBが16:84の混合物を示し
た。
三ツ口丸底フラスコに、水浴に置き、メタノール275
0mlを仕込み、粗ファモチジン50gを加えた。混合
物を熱し、すべてのファモチジンを溶解させた。これに
活性炭20gを加え、45℃、30分間、よく混合し、
ブフナー漏斗でろ過し、無色透明の液体にした。該溶液
はすぐに、撹拌器、温度計を取り付けた別の3000m
lの三ツ口丸底フラスコに移し、45〜58℃の減圧下
で約33%のアルコール溶媒を留去した後、結晶質のス
ラリーが得られ、これを45℃でろ過した。このように
得られたファモチジンは60℃の乾燥器で乾燥した。
チジン多形体AおよびBが3:97の混合物を示した。
三ツ口丸底フラスコを、水浴中に置き、メタノール27
50mlを仕込み、粗ファモチジン50gをメタノール
に加えた。混合物を熱し、すべてのファモチジンを溶解
させた。これに活性炭20gを加え、45℃、30分間
よく混合した後、ブフナー漏斗でろ過し、無色透明の液
体にした。該溶液はすぐに、撹拌器、温度計を取り付け
た別の3000mlの三ツ口丸底フラスコに移し、45
〜58℃の減圧下で約90%のアルコール溶媒を留去し
た後、結晶質のスラリーが得られ、これを60℃でろ過
した。このように得られたファモチジンは60℃の乾燥
器で乾燥した。
チジン多形体AおよびBが27:73の混合物を示し
た。
三ツ口丸底フラスコを、水浴中に置き、メタノール50
0mlを仕込み、粗ファモチジン50gを加えた。塩酸
を加えて溶解し、ファモチジン塩酸塩を沈殿させるた
め、溶液を40℃に加熱した。沈殿したファモチジン塩
酸塩をブフナー漏斗でろ過し、ろ別したファモチジン塩
酸塩をメタノール2750mlに添加し、ファモチジン
塩酸塩を溶解させるため、加熱した。これに活性炭20
gを加え、45℃、30分間よく混合し、ブフナー漏斗
でろ過し、無色透明の液体を得た。該溶液はすぐに撹拌
器、温度計を取り付けた、別の3000mlの三ツ口丸
底フラスコに移し、トリエチルアミン60mlを用いて
塩基性にし、45〜58℃の減圧下で約70%のアルコ
ール溶媒を留去した後、結晶質のスラリーが得られ、こ
れをブフナー漏斗でろ過した。このようにろ過して得ら
れたファモチジンの結晶を60℃の乾燥器で乾燥した。
チジン多形体AおよびBが42:58の混合物を示し
た。
発明がそれらの実施例によって限定されるのではない。
れた多形体の特性について示した。多形体Aおよび多形
体Bの割合を決定するため、我々の見解では示差走査熱
法(DSC解析)が最もよい方法だとわかり、このデー
タは実施例から用いた。溶解度測定、IRスペクトル、
およびX線回析のような他の方法では各々の多形体の割
合を決定できないことを明白にした。
モチジン多形体AおよびBが質量比3:97〜45:5
5からなる混合物の製造を行うことができる。
9の混合物のDSC分析である。
1の混合物のDSC分析である。
4の混合物のDSC分析である。
の混合物のDSC分析である。
3の混合物のDSC分析である。
8の混合物のDSC分析である。
Claims (10)
- 【請求項1】 融点、嵩密度、溶解度、および熱力学的
安定性が異なるファモチジン多形体‘A’および‘B’
を、結晶化方法により望ましい溶解特性および嵩密度を
有する多形体‘A’と‘B’との混合物とすることを特
徴とするファモチジン〔化学名:N−スルファミル−3
−(2−グアニジノチアゾール−4−イル−メチルチ
オ)−プロイオナミジン〕多形体AとBとの混合物の製
造方法。 - 【請求項2】 粗ファモチジンをアルコール溶媒に溶解
し、減圧下でアルコール溶媒を除去することを特徴とす
る、ファモチジン〔化学名:N−スルファミル−3−
(2−グアニジノチアゾール−4−イル−メチルチオ)
−プロイオナミジン〕多形体AとBとの混合物の製造方
法。 - 【請求項3】 粗ファモチジンをアルコール溶媒に溶解
し、該溶液を冷却し、種結晶を仕込むことを特徴とす
る、ファモチジン〔化学名:N−スルファミル−3−
(2−グアニジノチアゾール−4−イル−メチルチオ)
−プロイオナミジン〕多形体AとBとの混合物の製造方
法。 - 【請求項4】 粗ファモチジンをアルコール溶媒中、塩
酸で処理して、ファモチジン塩酸塩を得て、該塩酸塩を
ろ別し、アルコール溶媒に溶解し、該アルコール溶媒を
塩基性に調整した後、減圧下でアルコール溶媒を除去す
ることを特徴とする、ファモチジン〔化学名:N−スル
ファミル−3−(2−グアニジノチアゾール−4−イル
−メチルチオ)−プロイオナミジン〕多形体AとBとの
混合物の製造方法。 - 【請求項5】 粗ファモチジン多形体を50〜70(v
/w)倍のアルコール溶媒に溶解することを特徴とする
請求項2、3、および4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 得られたファモチジン多形体の混合物中
の多形体AおよびBの割合が質量比15:85〜40:
60である請求項3および5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 得られたファモチジン多形体の混合物中
の多形体AおよびBの割合が質量比3:97〜45:5
5である請求項2、4、および5のいずれかに記載の方
法。 - 【請求項8】 種結晶がファモチジン多形体AとBとの
質量比が20:80〜50:50である請求項3、5、
および6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 15〜25℃で種結晶を仕込む請求項
3、5、6、および8のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 45〜58℃の減圧下でアルコール溶
媒を除去することを特徴とする請求項2、4、5、およ
び7のいずれかに記載の方法
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IN1156/MUM/2001 | 2001-12-06 | ||
IN1156MU2001 IN192140B (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | |
IN395MU2002 | 2002-05-02 | ||
IN394MU2002 | 2002-05-02 | ||
IN395/MUM/2002 | 2002-05-02 | ||
IN394/MUM/2002 | 2002-05-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003206229A true JP2003206229A (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=27670000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002354297A Pending JP2003206229A (ja) | 2001-12-06 | 2002-12-05 | ファモチジン多形体aとbとの混合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003206229A (ja) |
-
2002
- 2002-12-05 JP JP2002354297A patent/JP2003206229A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI322805B (ja) | ||
FR2900655A1 (fr) | Forme alpha du mesylate d'imatinib et procede de production de celui-ci | |
JP2010070561A (ja) | N−メチル−N−(3−{3−[2−チエニルカルボニル]−ピラゾル−[1,5−α]−ピリミジン−7−イル}フェニル)アセトアミドの新規の多形ならびにそれに関連した組成物および方法 | |
WO2007109799A2 (en) | Polymorphs of eszopiclone malate | |
JP2019523273A (ja) | ベリノスタットの多形形態、およびその調製のためのプロセス | |
KR970011297B1 (ko) | 부스피론 다결정체 및 이를 함유하는 약학적 조성물 | |
AU2011284341A1 (en) | N-Methylformamide solvate of dasatinib | |
RU2500676C2 (ru) | Способ получения негидратируемой кристаллической формы | |
JP2702519B2 (ja) | 多形結晶形態の転換法 | |
JP2003206229A (ja) | ファモチジン多形体aとbとの混合物の製造方法 | |
JP4657393B2 (ja) | ドキサゾシン・メシレートの新規な形態iii | |
JPH06192228A (ja) | 結晶性(r)−(−)−2−シクロヘプチル−n−メチルスルフオニル−[4−(2−キノリニルメトキシ)−フエニル]−アセトアミド | |
OA12200A (en) | Polymorphs of N-methyl-N-(3-ä3-Ä2-thienylcarbonylÜ-pyrazol-Ä1-5-aÜ-pyrimidin-7-YLüphenyl)acetamide and compositions and methods related thereto. | |
TWI289561B (en) | Process for the preparation of 6-(4-chlorophenyl)-2,2-dimethyl-7-phenyl-2,3-dihydro-1H-pyrrolizin-5-ylacetic acid | |
TW382011B (en) | Preparation of 4,6-dimethoxy-2-((phenoxycarbonyl)amino)-pyrimidine | |
JP4655930B2 (ja) | キノリンカルボン酸誘導体溶媒和物の結晶 | |
JP5156381B2 (ja) | N−メチル−N−(3−{3−[2−チエニルカルボニル]−ピラゾール−[1,5−α]−ピリミジン−7−イル}フェニル)アセトアミドの水和物ならびにそれに関連するプロセスおよび方法 | |
LU82527A1 (fr) | Nouveaux pyridylaminotriazoles et composition pharmaceutique les contenant | |
JP2002540109A (ja) | 形態aと指定された結晶変態のメシル酸ドキサゾシンの新規な調製方法 | |
EP1950204A1 (en) | Amorphous form of valsartan | |
JP2009173569A (ja) | ビス{2−〔2−(4−ジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕チアゼピン−11−イル−1−ピペラジニル)エトキシ〕エタノール}モノフマレートの製造方法 | |
US4684725A (en) | Non-hygroscopic adinazolam methanesulfonate salt and process therefor | |
US7241891B2 (en) | Method for the purification of Piribedil | |
US20030230530A1 (en) | Process for the preparation of a combination of Famotidine Polymorphs A and B | |
JPS60166685A (ja) | 非吸湿性アジナゾラムメタンスルホン酸塩 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090714 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20091014 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20091019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100126 |