JP2003194590A - 表示板、該表示板を備えた表示装置、および表示方法 - Google Patents

表示板、該表示板を備えた表示装置、および表示方法

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JP2003194590A
JP2003194590A JP2001390091A JP2001390091A JP2003194590A JP 2003194590 A JP2003194590 A JP 2003194590A JP 2001390091 A JP2001390091 A JP 2001390091A JP 2001390091 A JP2001390091 A JP 2001390091A JP 2003194590 A JP2003194590 A JP 2003194590A
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light
layer
substrate
smoke layer
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国一 ▲高▼橋
Kuniichi Takahashi
Mitsutoshi Tanaka
光俊 田中
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地色層の色と意匠透光部の透過表示色が近似色
や同系色である場合でも、表示装置の周囲の明るさに関
わらず意匠透光部の高い視認性を確保できる表示板、該
表示板を備えた表示装置、および表示方法を提供する。 【解決手段】 表示板(40)は、光が入射される後面
および当該入射された光の少なくとも一部が放出される
前面を有する基板(45)と、基板(45)の前面側お
よび後面側の一方に設けられたスモーク層(42)と、
基板(45)の前面側および後面側の一方に設けられ、
スモーク層(42)よりも高い光透過性を有する薄濃度
スモーク層(41)と、1つの記号を透過表示する意匠
透光部(30)を画成するように前記基板の前面側に設
けられた地色層(43)と、を備えている。スモーク層
(42)を透過した光と薄濃度スモーク層(41)を透
過した光とにより意匠透光部(30)全体が透過表示さ
れるように、意匠透光部(30)が、スモーク層(4
2)に対応する低輝度部(32)、および薄濃度スモー
ク層(41)に対応し、低輝度部(32)よりも輝度が
高い高輝度部(31)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示板、該表示板
を備えた表示装置、および表示方法に関し、特に、意匠
透光部の視認性を向上させた表示板、該表示板を備えた
表示装置、および意匠透光部の視認性を向上させる表示
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、人、物、等を乗せて運ぶ装置
の多くには、該装置の様々な状態を表示するための表示
装置が搭載されている。そのような人、物、等を乗せて
運ぶ装置の一つである車両では、例えば、ターンシグナ
ル意匠透光部、ギヤポジション意匠透光部、各種ウォー
ニング意匠透光部、速度表示部、燃料残量表示部、等の
意匠透光部を有する表示装置が設けられている。表示装
置の多くは、意匠透光部それぞれを照明するために複数
の光源を有し、特にウォーニング意匠透光部等は光源が
点灯したときに視認されるようになっている。
【0003】例えば特開2000−213966号公報
は、車両用の表示装置を開示している。当該公報に開示
されている従来の表示装置を図15および図16を参照
して説明する。図15は従来の表示装置の部分断面図、
そして図16は図15の表示装置におけるウォーニング
意匠透光部であるエンジンオイル記号の正面図である。
【0004】図15に示されるように、表示装置1は表
示板4を備えており、該表示板4は、ケース10を仕切
壁2によって区画して形成した灯室3の前方に設けられ
ている。更に、表示装置1は光源として発光ダイオード
12を備えており、該発光ダイオード12は、灯室3の
後方に設けられているプリント配線板5上に灯室3に向
けて配置され、且つプリント配線板5に電気的に接続さ
れている。発光ダイオード12は一例として発光色が赤
色のものが用いられる。表示板4上には光透過性のウォ
ーニング意匠透光部としてエンジンオイル記号14が形
成されている。図16に示されるように、このエンジン
オイル記号14は、容器表示箇所21および雫表示箇所
20により構成されている。
【0005】表示板4は、無色透明な基板13と、基板
13の前面上にエンジンオイル記号14が形成されるよ
うにエンジンオイル記号14に相当する部分を除いて黒
色の光不透過性インクで形成した地色層15と、地色層
15上およびエンジンオイル記号(即ち、地色層15が
基板13上に形成されていない部分)14上に形成され
た黒色の半透過層16と、半透過層16の全面に形成さ
れた透明な艶消し無反射層17と、を備えている。
【0006】更に、表示板4は、基板13の後面上に、
黒色の遮光層19と、透過性着色層22と、光拡散層2
3と、を備えている。遮光層19は、発光ダイオード1
2が発光したとき、その赤色光が基板13内を通って隣
接する他の意匠透光部が薄赤く視認されないように、基
板13を挟んでエンジンオイル記号14と対向する箇所
を少なくとも除いて、基板13の後面上に設けられてい
る。透過性着色層22は、発光ダイオード12の赤色光
とほぼ同一の赤色層であり、エンジンオイル記号14の
雫表示箇所20を除く容器表示箇所21に対応して設け
られている。光拡散層23は、発光ダイオード12から
の光を拡散させる目的で、エンジンオイル記号14の雫
表示箇所20に対応して設けられている。
【0007】このように構成された表示装置1では、発
光ダイオード12が発光したときに、エンジンオイル記
号14が赤色光で透過表示される。特に、透過性着色層
22および光拡散層23が設けられているため、エンジ
ンオイル記号14全体の透過輝度がほぼ均一となり、エ
ンジンオイル記号14全体をバランス良く透過表示でき
る。言い換えれば、表示装置1は、発光ダイオード12
が発光したときに、エンジンオイル記号14全体を透過
する光量を均一とするために前述のような透過性着色層
22および光拡散層23を備えている。一方、発光ダイ
オード12が発光していないときは、黒色の半透過層1
6を表示板4に設けているために、エンジンオイル記号
14は視認され難くなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように特開20
00−213966号公報では、表示板4におけるエン
ジンオイル記号14の背景色として黒色の地色層15を
用いている。しかしながら、地色層15の色は、実際の
表示装置の製品仕様に応じて様々な色から選択されるた
め、黒色とは限らない。地色層15が、赤色光で透過表
示されるエンジンオイル記号14の近似色や同系色(例
えば、アンバー色等)である場合は、光源である発光ダ
イオード12が発光しても、エンジンオイル記号14を
視認し難くなる。また、地色層15が黒色であっても、
エンジンオイル記号14が例えば青色光で透過表示され
る場合は、エンジンオイル記号14を視認し難い。これ
らの場合、エンジンオイル記号14のウォーニング意匠
透光部としての目的が果たせなくなる可能性がある。ま
た、光源が発光しているときは、ウォーニング意匠透光
部の高い視認性が昼夜問わず要求される。従って、昼間
など表示装置の周囲が明るいときを考慮して、ウォーニ
ング意匠透光部を高輝度透過表示させて視認性を向上さ
せなければならない。しかしながら、そのように表示装
置の周囲が明るいときを考慮して高輝度に調整されたウ
ォーニング意匠透光部によって、夜間など表示装置の周
囲が暗いときに操縦者、運転者、等が眩惑される可能性
がある。
【0009】本発明は、前述した課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、地色層の色と意匠透光部の透
過表示色が近似色や同系色である場合でも、表示装置の
周囲の明るさに関わらず意匠透光部の高い視認性を確保
できる表示板、該表示板を備えた表示装置、および表示
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の表示板は、請求項1に記載したよう
に、光が入射される後面および当該入射された光の少な
くとも一部が放出される前面を有する基板と、前記基板
の前面側および後面側の一方に設けられたスモーク層
と、前記基板の前面側および後面側の一方に設けられ、
前記スモーク層よりも高い光透過性を有する薄濃度スモ
ーク層と、1つの記号を透過表示する意匠透光部を画成
するように前記基板の前面側に設けられた遮光層と、を
備え、前記スモーク層を透過した光と前記薄濃度スモー
ク層を透過した光とにより前記意匠透光部全体が透過表
示されるように、前記意匠透光部が、前記スモーク層に
対応する低輝度部、および前記薄濃度スモーク層に対応
し、前記低輝度部よりも輝度が高い高輝度部を有してい
ることを特徴としている。
【0011】また、本発明の表示装置は、請求項3に記
載したように、表示板と、この表示板の後方に光源を備
えた表示装置であって、前記表示板が、光源からの光が
入射される後面および当該入射された光の少なくとも一
部が放出される前面を有する基板と、前記基板の前面側
および後面側の一方に設けられたスモーク層と、前記基
板の前面側および後面側の一方に設けられ、前記スモー
ク層よりも高い光透過性を有する薄濃度スモーク層と、
1つの記号を透過表示する意匠透光部を画成するように
前記基板の前面側に設けられた遮光層と、を備え、前記
スモーク層を透過した光と前記薄濃度スモーク層を透過
した光とにより前記意匠透光部全体が透過表示されるよ
うに、前記意匠透光部が、前記スモーク層に対応する低
輝度部、および前記薄濃度スモーク層に対応し、前記低
輝度部よりも輝度が高い高輝度部を有していることを特
徴としている。
【0012】また、本発明の表示方法は、請求項5に記
載したように、光が入射される後面および当該入射され
た光の少なくとも一部が放出される前面を有する基板を
設け、前記基板の前面側および後面側の一方にスモーク
層を形成し、前記基板の前面側および後面側の一方に、
前記スモーク層よりも高い光透過性を有する薄濃度スモ
ーク層を形成し、1つの記号を透過表示する意匠透光部
を画成するように前記基板の前面側に遮光層を形成し、
前記スモーク層を透過した光と前記薄濃度スモーク層を
透過した光とにより前記意匠透光部全体が透過表示され
るように、前記スモーク層に対応する低輝度部、および
前記薄濃度スモーク層に対応し、前記低輝度部よりも輝
度が高い高輝度部を前記意匠透光部に形成したことを特
徴としている。
【0013】請求項1、3および5に記載の発明によれ
ば、スモーク層とは別に光透過性の高い薄濃度スモーク
層を設けたことにより表示板の意匠透光部(即ち、1つ
の記号)の少なくとも一部を他の部分よりも高輝度にで
きるため、遮光層(即ち、意匠透光部の背景)の色と意
匠透光部の透過表示色が近似色や同系色である場合で
も、意匠透光部の高い視認性を確保できる。更に、昼間
など表示装置の周囲が明るいときでも、また夜間など表
示装置の周囲が暗いときでも、表示装置の周囲の明るさ
に関わらず意匠透光部の高い視認性を確保できる。特
に、夜間など表示装置の周囲が暗いときに、操縦者、運
転者、等が意匠透光部を見て眩惑される可能性を一掃で
きる。尚、本発明では、スモーク層だけでなく薄濃度ス
モーク層も設けて意匠透光部内に積極的に輝度差を確立
しているため、単なる意匠透光部の輝度ムラとは異なる
ことに留意されるべきである。
【0014】また、本発明は、請求項2、4および6に
記載したように、少なくともスモーク層と薄濃度スモー
ク層と遮光層を印刷により基板に形成するため、スモー
ク層と薄濃度スモーク層と遮光層と同機能を有する別部
材を基板に取付けた場合と比較して、製造コストを抑え
ることができる。
【0015】以上、本発明について簡潔に説明した。更
に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を
参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確
化されるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る好適な実施形
態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を適
用した表示板における意匠透光部の一実施形態を示す
図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3から図1
2は図2の表示板に係る複数の変形例を示す図、図13
は表示板全体の一例を示す正面図、そして図14は表示
装置の構成の一例を示す分解斜視図である。
【0017】図1に示されるように、表示板40は意匠
透光部30を有している。ランプ表示箇所および光輝線
表示箇所により構成され、車両のハイビーム使用時に点
灯するウォーニング意匠透光部として機能するハイビー
ム記号を意匠透光部30の限定されない一例として用い
て本実施形態を説明する。意匠透光部30は、低輝度部
32と、該低輝度部32よりも輝度が高い高輝度部31
を有している。図1では高輝度部31が(この例では)
ハイビーム記号におけるランプ表示箇所の略中央に設け
られているが、これに限定されない。即ち、本発明の目
的が達成できれば高輝度部31の位置は何処でも構わ
ず、例えば、ハイビーム記号における光輝線表示箇所を
高輝度部31としてもよい。ただし、意匠的な品位およ
び製品仕様も考慮して高輝度部31の位置を決定するこ
とが好ましい。
【0018】図2に示されるように、表示装置100は
表示板40と光源50を備えている。光源50には種々
の適宜な照明装置が適用可能である。表示板40は、光
が入射される後面および当該入射された光の少なくとも
一部が放出される前面を有する基板45を有する。基板
45には、無色透明な合成樹脂シートまたは光拡散性を
有する有色の合成樹脂シートが適宜用いられる。無色透
明な合成樹脂シートとしては、例えばポリカーボネート
シートが挙げられ、光拡散性を有する合成樹脂シートと
しては、例えばアクリル系の樹脂シートが挙げられる。
尚、光源50は表示板40に対して均一な照度分布を形
成するものが好ましい。また光源50の表示板40に対
する均一な照度分布を形成するために、基板45に適宜
光拡散性を有する有色の合成樹脂シートを用いてもよ
い。
【0019】基板45の前面上には、例えば黒色の半透
過層であるスモーク層42が形成されている。更に、基
板45の前面上には、スモーク層42よりも高い光透過
性を有する例えば黒色の半透過層として薄濃度スモーク
層41が形成されている。スモーク層42と薄濃度スモ
ーク層41を設けることにより、光源50非点灯時に意
匠透光部30が視認され難くなる。また、基板45の前
面上には、意匠透光部30を画成する遮光層として、例
えば黒色の地色層43が形成されている。即ち、地色層
43は意匠透光部30の背景色を形成する。この地色層
43は、それ単体で光不透過性を示す層としてもよい
が、他の層(例えば、スモーク層42)と重なり合うこ
とによって最終的に光不透過性を示すような半透過性の
層にしてもよい。一方、基板45の後面上には、例えば
黒色の後面遮光層44が形成されている。後面遮光層4
4は、光源50が発光したとき、その光が基板45内を
通ることによって隣接する他の意匠透光部が視認されな
いように、基板45を挟んで意匠透光部30と対向する
箇所を少なくとも除いて設けられている。この後面遮光
層44は、それ単体で光不透過性を示す層としてもよい
が、他の層と重なり合うことによって最終的に光不透過
性を示すような半透過性の層にしてもよい。
【0020】尚、薄濃度スモーク層41と、スモーク層
42と、地色層43と、後面遮光層44は基板45上に
印刷により形成されており、スモーク層42、薄濃度ス
モーク層41、地色層43についてはこの順番で基板4
5の前面上に印刷されることを図2は示している。印刷
で各層を形成することにより、同機能を有する別部材を
基板45に取付けた場合と比較して、製造コストを抑え
ることができる。
【0021】光源50点灯時には、少なくともスモーク
層42と薄濃度スモーク層41とを透過した光により意
匠透光部30全体が透過表示される。意匠透光部30の
低輝度部32はスモーク層42に対応しており、高輝度
部31は薄濃度スモーク層41に対応している。従っ
て、高輝度部31は低輝度部32よりも高い輝度を有し
ている。
【0022】スモーク層42と薄濃度スモーク層41そ
れぞれの光の透過率に係る濃度の設定については、意匠
透光部30の視認性が向上する濃度を光源50の輝度も
考慮して検討し、最適な濃度を決定する。特に、薄濃度
スモーク層41の濃度は、昼間など表示装置の周囲が明
るいときを考慮して、一方、スモーク層42の濃度は、
夜間など表示装置の周囲が暗いときを考慮して、それぞ
れ必要な輝度が得られるように調整される。尚、本発明
では、スモーク層42だけでなく薄濃度スモーク層41
も設けて意匠透光部30内に積極的に輝度差を確立して
いるため、単なる意匠透光部の輝度ムラとは異なること
に留意されるべきである。
【0023】本発明によれば、例えば、意匠透光部30
の透過表示色が青色で地色層43の色が黒である場合
や、意匠透光部30の透過表示色が白色で地色層43の
色がグレーである場合や、意匠透光部30の透過表示色
が赤色で地色層43の色がアンバーである場合、等、意
匠透光部30の透過表示色と地色層43の色が近似色や
同系色である場合でも、表示装置100の周囲の明るさ
に関わらず意匠透光部30の高い視認性を確保できる。
【0024】尚、意匠透光部30の透過表示色の仕様が
例えば青色である場合、青色の合成樹脂シートを基板4
5として用いれば、光源50の発光色は白色でもよい。
また、光源50の発光色が青色である場合、無色透明な
合成樹脂シートまたは光拡散性を有する白色の合成樹脂
シートを基板45として用いてもよい。しかしながら、
基板45が青色を有する場合は、光源50非点灯時の表
示板40の見映え(即ち、ブラック・アウト)を向上で
きる。また、基板45として光拡散性を有する青色の合
成樹脂シートを用いることも有効である。尚、光拡散性
を有するようにスモーク層42と薄濃度スモーク層41
の材料を調製してもよい。
【0025】次に、上述した本発明による実施形態の変
形例を図3から図12を参照して説明する。
【0026】(第1変形例)図3は図2の表示板40の
第1変形例を示している。表示装置100Aの表示板4
0Aにおいて、薄濃度スモーク層41とスモーク層42
が接触せずに形成されている。
【0027】(第2変形例)図4は図2の表示板40の
第2変形例を示している。表示装置100Bの表示板4
0Bにおいて、図2と同様に薄濃度スモーク層41がス
モーク層42と接しており、そしてスモーク層42が地
色層43を覆っている。
【0028】(第3変形例)図5は図2の表示板40の
第3変形例を示している。表示装置100Cの表示板4
0Cは、図2の表示板40の前面に無色透明な無反射層
46を形成したものである。無反射層46は、外光によ
る表示板40C表面の反射を抑え、表示装置100Cを
見やすいものとする。勿論、第3変形例の、第1および
第2変形例への適用も有効である。
【0029】(第4変形例)図6は図2の表示板40の
第4変形例を示している。表示装置100Dの表示板4
0Dは、図2の表示板40の後面に有色の光拡散層47
を形成したものである。光拡散層47により基板45に
入射する光が均一化され、意匠透光部30の低輝度部3
2の見映えを向上させる。この場合は、基板45に光拡
散性を持たせなくてもよい。光拡散層47の代わりに光
拡散シートを基板45に接着剤等で貼り付けてもよい。
勿論、第4変形例の、第1変形例〜第3変形例への適用
も有効である。
【0030】(第5変形例)図7は図2の表示板40の
第5変形例を示し、特に図6の表示板40Dへの変形例
を示している。表示装置100Eの表示板40Eは、図
6の光拡散層47と基板45との間に有色層48を形成
したものである。有色層48が例えば青色を有する場合
は、光源50非点灯時の表示板40Eの見映え(即ち、
ブラック・アウト)を向上できる。勿論、第5変形例
の、第1変形例〜第4変形例への適用も有効である。
【0031】(第6変形例)図8は図2の表示板40の
第6変形例を示している。表示装置100Fの表示板4
0Fにおいて、薄濃度スモーク層41とスモーク層42
が基板45の後面に形成されている。勿論、第6変形例
の、第1変形例〜第5変形例への適用も有効である。
【0032】(第7変形例)図9は図2の表示板40の
第7変形例を示し、特に図8の表示板40Fへの変形例
を示している。表示装置100Gの表示板40Gにおい
て、図8の表示板40Fの前面に無色透明な無反射層4
6を形成したものである。勿論、第7変形例の、第1変
形例〜第6変形例への適用も有効である。
【0033】(第8変形例)図10は図2の表示板40
の第8変形例を示し、特に図8の表示板40Fへの変形
例を示している。表示装置100Hの表示板40Hは、
薄濃度スモーク層41とスモーク層42の後面に有色の
光拡散層47を形成したものである。光拡散層47によ
り薄濃度スモーク層41またはスモーク層42を介して
基板45に入射する光が各々均一化され、意匠透光部3
0の高輝度部31ならびに低輝度部32の見映えが向上
する。この場合、薄濃度スモーク層41、スモーク層4
2および基板45に光拡散性を持たせなくてもよい。光
拡散層47の代わりに光拡散シートを薄濃度スモーク層
41とスモーク層42に接着剤等で貼り付けてもよい。
勿論、第8変形例の、第1変形例〜第7変形例への適用
も有効である。
【0034】(第9変形例)図11は図2の表示板40
の第9変形例を示し、特に図8の表示板40Fへの変形
例を示している。表示装置100Iの表示板40Iは、
図8の基板45上に有色層48を形成したものである。
有色層48が例えば青色を有する場合、光源50非点灯
時の表示板40Iの見映え(即ち、ブラック・アウト)
を向上できる。勿論、第9変形例の、第1変形例〜第8
変形例への適用も有効である。
【0035】(第10変形例)図12は図2の表示板4
0の第10変形例を示し、特に図11の表示板40Iへ
の変形例を示している。表示装置100Jの表示板40
Jは、薄濃度スモーク層41とスモーク層42の後面に
有色の光拡散層47を形成したものである。光拡散層4
7により薄濃度スモーク層41またはスモーク層42を
介して基板45に入射する光が各々均一化され、意匠透
光部30の高輝度部31ならびに低輝度部32の見映え
が向上する。この場合、薄濃度スモーク層41、スモー
ク層42および基板45に光拡散性を持たせなくてもよ
い。光拡散層47の代わりに光拡散シートを薄濃度スモ
ーク層41とスモーク層42に接着剤等で貼り付けても
よい。勿論、第10変形例の、第1変形例〜第9変形例
への適用も有効である。
【0036】尚、図13に表示板40全体の一例が示さ
れているが、本発明の表示板40はこれに限定されな
い。上述のように発明の説明のため例として用いてきた
ハイビーム意匠透光部のみならず、それ以外にも様々な
意匠透光部が図13には例として示されている。
【0037】そして図14は表示装置100の構成の一
例を示す分解斜視図であるが、本発明の表示装置100
はこれに限定されない。表示板40、ケース60、プリ
ント配線板70、裏カバー80、リテ−ナ90、表ガラ
ス95、等が例として示されている。前述の光源50と
して、例えば発光ダイオードがプリント配線板70上に
配置され、且つプリント配線板70に電気的に接続され
ている。そしてプリント配線板70がケース60にその
後方から取付けられ、ケース60内に設けられた灯室
(不図示)に向けて各光源50が配置される。表示板4
0はケース60にその前方から取付けられ、ケース60
内に設けられた灯室(不図示)に対応して各意匠透光部
30が配置される。
【0038】尚、本発明は、前述した実施形態および各
変形例に限定されるものではなく、適宜、変形,改良,
等が可能である。その他、前述した複数の変形例を含む
実施形態における各構成要素の材質,形状,寸法,形
態,数,配置個所,等は本発明を達成できるものであれ
ば任意であり、限定されない。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、スモーク層とは別に光透過性の高い薄濃度スモーク
層を設けたことにより表示板の意匠透光部の少なくとも
一部を他の部分よりも高輝度にできるため、遮光層(即
ち、意匠透光部の背景)の色と意匠透光部の透過表示色
が近似色や同系色である場合でも、意匠透光部の高い視
認性を確保できる。更に、昼間など表示装置の周囲が明
るいときでも、また夜間など表示装置の周囲が暗いとき
でも、表示装置の周囲の明るさに関わらず意匠透光部の
高い視認性を確保できる。また、本発明によれば、少な
くともスモーク層と薄濃度スモーク層と遮光層を印刷に
より基板に形成するため、スモーク層と薄濃度スモーク
層と遮光層と同機能を有する別部材を基板に取付けた場
合と比較して、製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した表示板における意匠透光部の
一実施形態を示す図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図2の表示板の第1変形例を示す図である。
【図4】図2の表示板の第2変形例を示す図である。
【図5】図2の表示板の第3変形例を示す図である。
【図6】図2の表示板の第4変形例を示す図である。
【図7】図2の表示板の第5変形例を示す図である。
【図8】図2の表示板の第6変形例を示す図である。
【図9】図2の表示板の第7変形例を示す図である。
【図10】図2の表示板の第8変形例を示す図である。
【図11】図2の表示板の第9変形例を示す図である。
【図12】図2の表示板の第10変形例を示す図であ
る。
【図13】表示板全体の一例を示す正面図である。
【図14】表示装置の構成の一例を示す分解斜視図であ
る。
【図15】従来の表示装置の部分断面図である。
【図16】図15の表示装置におけるウォーニング意匠
透光部であるエンジンオイル記号の正面図である。
【符号の説明】
30 意匠透光部 31 高輝度部 32 低輝度部 40 表示板 41 薄濃度スモーク層 42 スモーク層 43 地色層(遮光層) 45 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F074 AA10 BB06 DD03 EE03 GG02 3D044 BA22 BA24 BB01 BD02 5C096 AA05 BA01 BC11 CA02 CA14 CA28 CB01 CC06 CF02 DA03 FA11 FA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光が入射される後面および当該入射され
    た光の少なくとも一部が放出される前面を有する基板
    と、 前記基板の前面側および後面側の一方に設けられたスモ
    ーク層と、 前記基板の前面側および後面側の一方に設けられ、前記
    スモーク層よりも高い光透過性を有する薄濃度スモーク
    層と、 1つの記号を透過表示する意匠透光部を画成するように
    前記基板の前面側に設けられた遮光層と、を備え、 前記スモーク層を透過した光と前記薄濃度スモーク層を
    透過した光とにより前記意匠透光部全体が透過表示され
    るように、前記意匠透光部が、前記スモーク層に対応す
    る低輝度部、および前記薄濃度スモーク層に対応し、前
    記低輝度部よりも輝度が高い高輝度部を有していること
    を特徴とする表示板。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記スモーク層と前記薄濃度
    スモーク層と前記遮光層が前記基板に印刷により形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載した表示板。
  3. 【請求項3】 表示板と、この表示板の後方に光源を備
    えた表示装置であって、前記表示板が、 光源からの光が入射される後面および当該入射された光
    の少なくとも一部が放出される前面を有する基板と、 前記基板の前面側および後面側の一方に設けられたスモ
    ーク層と、 前記基板の前面側および後面側の一方に設けられ、前記
    スモーク層よりも高い光透過性を有する薄濃度スモーク
    層と、 1つの記号を透過表示する意匠透光部を画成するように
    前記基板の前面側に設けられた遮光層と、を備え、 前記スモーク層を透過した光と前記薄濃度スモーク層を
    透過した光とにより前記意匠透光部全体が透過表示され
    るように、前記意匠透光部が、前記スモーク層に対応す
    る低輝度部、および前記薄濃度スモーク層に対応し、前
    記低輝度部よりも輝度が高い高輝度部を有していること
    を特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記スモーク層と前記薄濃度
    スモーク層と前記遮光層が前記基板に印刷により形成さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載した表示装
    置。
  5. 【請求項5】 光が入射される後面および当該入射され
    た光の少なくとも一部が放出される前面を有する基板を
    設け、 前記基板の前面側および後面側の一方にスモーク層を形
    成し、 前記基板の前面側および後面側の一方に、前記スモーク
    層よりも高い光透過性を有する薄濃度スモーク層を形成
    し、 1つの記号を透過表示する意匠透光部を画成するように
    前記基板の前面側に遮光層を形成し、 前記スモーク層を透過した光と前記薄濃度スモーク層を
    透過した光とにより前記意匠透光部全体が透過表示され
    るように、前記スモーク層に対応する低輝度部、および
    前記薄濃度スモーク層に対応し、前記低輝度部よりも輝
    度が高い高輝度部を前記意匠透光部に形成したことを特
    徴とする表示方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記スモーク層と前記薄濃度
    スモーク層と前記遮光層を印刷により前記基板に形成す
    ることを特徴とする請求項5に記載した表示方法。
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