JP2003190756A - ゴムあるいはゴム系組成物の混練方法および混練装置 - Google Patents

ゴムあるいはゴム系組成物の混練方法および混練装置

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JP2003190756A JP2001399291A JP2001399291A JP2003190756A JP 2003190756 A JP2003190756 A JP 2003190756A JP 2001399291 A JP2001399291 A JP 2001399291A JP 2001399291 A JP2001399291 A JP 2001399291A JP 2003190756 A JP2003190756 A JP 2003190756A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲に亘る粘度および配合剤分散度の調整
・制御を可能にするとともに、連続混練処理を可能に
し、混練物製造プロセスの大幅な合理化を図る混練方法
および混練装置を提供する。 【解決手段】 (1)ゴムあるいは各種配合剤などを添
加したゴムからなる混練対象物を、所望の混練状態に応
じ、複数の投入口9のうち1つの投入口を選択してチャ
ンバ6内に供給するゴム供給工程と、(2)スクリュー
セット5とチャンバ内壁6aとの間に形成される空間
で、前記混練対象物に剪断力を加えて混練を行うととも
に下流側に押し出す混練工程と、(3)混練用押出機2
の先端部7aから、混練された混練物を排出させるゴム
排出工程と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムの流動性・加
工性を改善するための素練りやゴムと各種配合剤などを
添加した混練対象物を混練するゴムあるいはゴム系組成
物の混練方法および混練装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴムと各種の配合剤からなるゴム系組成
物の混練物を製造する際、所定量の原料を1回ずつ断続
的に混練処理するバッチ式がよく用いられる。この場
合、押出し加工等の成形加工性や配合剤の分散度などが
所望の状態、即ち所望の粘度レベルや分散度レベルとな
るまで、反復してバッチ式の混練処理が繰り返される。
この反復した混練工程は、通常レミル工程と呼ばれてお
り、インターナルミキサーなどのバッチ式混練装置が用
いられる。
【0003】しかし、かかるバッチ式混練装置を用いて
混練処理を行う場合、混練工程の後、搬送装置等を用い
て該混練装置から押出機へと搬送し、所望の形態に成形
する必要があり、塊状の混練物の搬送工程が生じてしま
う。そのため、装置の複雑化・大型化を招きやすく、さ
らに作業者の手による作業に頼らざるを得ず、省力化を
図ることができない。また、バッチ式混練装置による混
練において、混練物温度が劣化が懸念される限界に達し
た時に混練装置から排出しシート化し冷却するが、まだ
所望の粘度に低下していなかった場合、所望の粘度に達
するまでレミル工程を繰り返し行うことになる。5回程
度までレミルが行われる事もある。レミル工程は、複数
回の混練、シート成形、冷却工程を経る為、エネルギー
効率の観点からも、生産性向上の観点からも望ましくな
い。
【0004】一方、かかる生産性向上等の観点から、連
続的に混練処理するゴム系組成物の混練方法も開示され
ている(特開平11−262945号公報)。これは、
プラスチック系組成物の代表的な混練押出機である2軸
スクリュー押出機をゴムの混練に用いるものであって、
該2軸スクリュー押出機にゴム投入口を設け、そこにゴ
ム供給用押出機をさらに接続し、連続的にゴム系組成物
を供給しながら、該2軸混練押出機にて連続混練を行う
ものである。
【0005】しかし、上記公報記載の連続式混練方法で
は、混練状態、即ち粘度レベル及び配合剤の分散度レベ
ルを調整することは、前記2軸混練押出機の回転数を制
御する等の手段によってできる程度の限られた範囲内で
しか可能でなく、バッチ式混練装置を用いて調整されて
いるような広範囲の粘度レベルや分散度レベルに調整す
ることは困難である。スクリュー形状を変えることによ
り、種々の粘性等を有するゴム系組成物に対して広く適
用することは可能であるが、2軸混練押出機のスクリュ
ーは、通常スプライン加工を加えた軸にセグメント化さ
れた混練翼(ロータセグメント、ニーディングディス
ク、スクリューセグメントなど)を組み込んで構成され
ており、大型の設備になるとスクリュー形状あるいは構
成を変更することは相当の手間と時間を要する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みることにより、ゴム系組成物の混練物製造に関し
て、広範囲に亘る粘度および配合剤分散度の調整・制御
を可能にするとともに、連続混練処理を可能にし、混練
物製造プロセスの大幅な合理化、即ち生産性の向上、製
造工程の簡略化、省力化、低コスト化を可能にする混練
方法および混練装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載のゴムあるいはゴム系組成物の混練
方法は、筒状の空洞部であるチャンバを有し、該チャン
バに連通し、かつチャンバの長手方向に離間する複数の
投入口が設けられたバレルと、該バレル内部に形成さ
れ、前記チャンバの周囲に設けられる冷却経路と、前記
チャンバ内で回転する2軸のスクリューセットと、を備
える混練用押出機を用いて行われ、(1)ゴムあるいは
各種配合剤などを添加したゴムからなる混練対象物を、
所望の混練状態に応じ、前記複数の投入口のうち1つの
投入口を選択して前記チャンバ内に供給するゴム供給工
程と、(2)前記スクリューセットと前記チャンバ内壁
との間に形成される空間で、前記混練対象物に剪断力を
加えて混練を行うとともに下流側に押し出す混練工程
と、(3)前記混練用押出機の先端部から、混練された
混練物を排出させるゴム排出工程と、を有することを特
徴とする。
【0008】この構成によると、混練対象物は、選択さ
れた投入口から先端部までの間で混練されることにな
る。すなわち、連続混練処理であっても、投入口を適宜
選択することでチャンバ内を混練対象物が通過する長さ
を変更し、混練対象物に所望の粘度レベルや配合剤分散
度レベルに応じた混練仕事量を付与し、所望の混練状態
に調整することが可能になる。したがって、ゴム系組成
物の混練物製造に関して、広範囲に亘る粘度および配合
剤分散度の調整・制御を可能にするとともに、連続混練
処理を可能にし、混練物製造の大幅な合理化、即ち生産
性の向上、製造工程の簡略化、省力化、低コスト化を可
能にする混練方法を提供することができる。
【0009】請求項2に記載のゴムあるいはゴム系組成
物の混練方法は、請求項1において、前記複数の投入口
のうち、前記混練対象物を供給する投入口の押出し方向
下流側に位置する投入口を選択して前記チャンバ内に所
定の配合剤を供給することで、該配合剤と前記混練対象
物とを混合することを特徴とする。
【0010】この構成によると、連続混練処理であって
も、広範囲に亘る粘度および配合剤分散度調整が可能で
あるとともに、混練途中の所定の状態でゴム系組成物に
配合剤を混合することが望ましい場合にも、容易にそれ
を実現できる。
【0011】請求項3に記載のゴムあるいはゴム系組成
物の混練方法は、請求項1または2において、前記ゴム
供給工程は、65℃以下の温度に調整されている前記混
練対象物を供給するものであることを特徴とする。
【0012】この構成によると、混練対象物に対して効
果的に剪断力を付与できるため、効率よく粘度低下を図
ることができ、高い混練効率を実現することができる。
すなわち、供給時の混練対象物の温度が65℃以下に保
たれていれば、混練効率が低下することなく、安定した
品質の混練物を効率よく製造することができる。
【0013】請求項4に記載のゴムあるいはゴム系組成
物の混練方法は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前
記ゴム供給工程は、リボン状、あるいは短冊リボン状、
または小片状に形成した前記混練対象物を供給するもの
であることを特徴とする。
【0014】この構成によると、投入口から混練対象物
を定量的に供給することが容易になる。したがって、混
練用押出機へのゴムやその他配合剤の供給ばらつきによ
って、混練物の品質や物性に大きなばらつきが生じるこ
とを防止できる。
【0015】請求項5に記載のゴムあるいはゴム系組成
物の混練方法は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前
記ゴム供給工程は、定量供給手段を用いて前記混練対象
物を供給するものであることを特徴とする。
【0016】この構成によると、混練用押出機へのゴム
やその他配合剤の供給ばらつきを小さくし、混練物の品
質や物性のばらつきを抑える事ができる。
【0017】請求項6に記載のゴムあるいはゴム系組成
物の混練装置は、ゴムあるいは各種配合剤などを添加し
たゴムからなる混練対象物を流動させるとともに剪断力
を与えて、ゴムを素練りしあるいは配合剤の分散混合お
よび分配混合を促進し、所望の混練状態の混練物とする
ゴムあるいはゴム系組成物の混練装置であって、(1)
筒状の空洞部であるチャンバを有したバレルと、(2)
前記バレル内部に形成され、前記チャンバの周囲に設け
られる冷却経路と、(3)前記チャンバ内で回転するこ
とで、前記混練対象物に対して、剪断力を加えて混練す
るとともに、下流側に押出す2軸のスクリューセット
と、(4)前記バレルの複数箇所に設けられ、前記チャ
ンバ内に前記混練対象物を受け入れる投入口と、(5)
前記複数の投入口のうち選択された1の投入口から前記
混練対象物を供給するゴム供給装置と、を備えることを
特徴とする。
【0018】この構成によると、混練対象物は、選択さ
れた投入口から先端部までの間で混練されることにな
る。すなわち、連続混練処理であっても、投入口を適宜
選択することでチャンバ内を混練対象物が通過する長さ
を変更し、混練対象物に所望の粘度レベルや配合剤分散
度レベルに応じた混練仕事量を付与し、所望の混練状態
に調整することが可能になる。したがって、ゴム系組成
物の混練物製造に関して、広範囲に亘る粘度および配合
剤分散度の調整・制御を可能にするとともに、連続混練
処理を可能にし、混練物製造の大幅な合理化、即ち生産
性の向上、製造工程の簡略化、省力化、低コスト化を可
能にする混練装置を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて以下に説明する。図1は、本実施形態に係るゴム系
組成物の混練装置1の側面からみた断面模式図を示して
いる。本図に示すように、この混練装置1は、同方向回
転噛合型の2軸混練用押出機2と、この2軸混練用押出
機2にゴムあるいは各種配合剤などを添加したゴムから
なる混練対象物を供給するゴム供給装置3とを備えてい
る。なお、本実施形態に係るゴム系組成物の混練方法
は、この混練装置1を用いてゴム等の混練を行うもので
ある。
【0020】まず、混練装置1について説明する。混練
装置1に備えられる2軸混練用押出機2は、一対のスク
リュ―セット5と、このスクリューセット5が回転する
ための筒状の空洞部であるチャンバ6を有したバレル7
とを備えている。一対のスクリューセット5は、図1の
側面図において重なるように、軸心同士が平行となって
配置されている。この一対のスクリューセット5は、バ
レル7の一端側に設けられ、図示しないモータおよび減
速機を備える駆動部8(図中左側に図示)に連結され、
同方向に回転駆動される。そして、バレル7には、まゆ
型断面の筒状空洞部として形成されるチャンバ6が設け
られており、このチャンバ6内に、一対のスクリューセ
ット5が収納されている(図2のA−A'線矢視断面図
を参照)。
【0021】このバレル7には、チャンバ6内にゴムあ
るいはゴムに充填剤や添加剤等の各種配合剤などを添加
したものからなる混練対象物を受け入れる投入口9(9
a、9b、9c)が、チャンバ6の長手方向に離間する
複数箇所に設けられている。これらの投入口9のいずれ
かから後述するゴム供給装置3によって供給された混練
対象物は、チャンバ6内でスクリューセット5が回転す
ることで、図中右側に向かって軸方向に押出されるとと
もに、連続的に混練が行われる。
【0022】各投入口9(9a、9b、9c)は、混練
対象物の投入口として使用されない場合には、蓋部材1
0(10a、10b)が嵌挿される。投入口9aを使用
し、その他の投入口(9b、9c)を使用しない場合に
は、図1に示すように対応する蓋部材10a、10b
が、投入口9b、9cにそれぞれ嵌挿される。図3に、
蓋部材10aが、投入口9bに嵌挿された状態のB−
B'線矢視断面図を示す。本図に示すように、蓋部材1
0が投入口9に取り付けられている部分では、図2のA
−A'線矢視断面図と同様のまゆ型断面のチャンバ6が
形成されている。
【0023】投入口9bから混練対象物を供給したい場
合には、投入口9aおよび9cに蓋部材10aおよび1
0bをそれぞれ取り付け、同様に、投入口9cから混練
対象物を供給したい場合には、投入口9aおよび9bに
蓋部材10aおよび10bをそれぞれ取り付けることに
なる。なお、最上流側の投入口9a以外の投入口9bお
よび9cから混練対象物を供給する場合には、スクリュ
ーセットの潤滑のため混練対象物と同材料を最上流側の
投入口9aから少量供給するようにしても良い。これに
より、スクリューセット5とバレル7の干渉が低減され
る。
【0024】また、バレル7には、図2(A−A'線矢
視断面図)及び図3(B−B'線矢視断面図)に示され
るように、バレル7内部に形成され、チャンバ6の周囲
を囲むように複数の冷却経路11が設けられている。こ
の冷却経路11は、チャンバ6の長手方向に沿って設け
られる貫通孔として形成されている。この冷却経路11
に冷却水等の冷媒を導通させることにより、バレル7を
低温に保ち、チャンバ6の内壁6aを介し混練対象物か
ら抜熱し、混練対象物が高温となることを抑制する。な
お、図3に示すように、蓋部材10にも、バレル7と対
応して冷却経路11が形成されるように貫通孔が設けら
れている。
【0025】なお、高粘性のゴム系組成物等の混練を行
う場合、混練中の発熱により高温になりやすい。とく
に、ゴム・エストラマー材料の場合、一般的に処理中の
材料温度を、熱劣化を防ぐため160〜180℃(材料
により異なる)までに抑える必要がある。このため、混
練中に冷却経路11による冷却を行うことが必要とな
る。このゴム・エストラマー材料等の場合、放熱しにく
い性質を有していることで、例えば断熱材として利用さ
れるという側面も備えているものであるが、このため、
混練処理中の冷却処理は、更に重要な工程因子となる。
【0026】また、バレル7は、図示しないが、複数の
ユニットが軸方向に組み合わされて構成されており、こ
のユニット配設構成を変更することで、所望の位置に、
または所望の個数の投入口9を配置させることができ
る。そして、バレル7の先端部7aは、大気開放となっ
ており、この先端部7aから混練された塊状の混練物が
排出される。なお、所定の断面形状に成形された混練物
を排出するようにするため、先端部7aにダイス部を接
続してもよい。
【0027】つぎに、スクリューセット5は、図示しな
いが、複数のスクリューセグメントが、スクリューセッ
ト5軸方向(以下、単に「軸方向」という)に組み込ま
れることで構成されている。スクリューセット5の各ス
クリューセグメントは、図2および図3の断面図から理
解されるように、2条の螺旋翼を備えている。そして、
螺旋翼の先端5aとチャンバ内壁6aとが近接して隙間
が小さくなるように設けられることで、混練対象物の噛
み込みを良くするようになっている。このスクリューセ
ット5とチャンバ内壁6aとの間に形成される空間で、
混練対象物に剪断力を加えて混練を行うとともに下流側
へと押出していく。
【0028】また、チャンバ6内への混練対象物の供給
は、ゴム供給装置3により行われるが、このゴム供給装
置3は、周回駆動される無端体である搬送ベルト3aを
備えている。この搬送ベルト3aの周回とともに、この
上に載置される短冊リボン状に形成されたゴム材料であ
る混練対象物Rが、投入口9に向かって定量的に搬送さ
れる。そして、ゴム供給装置3の搬送終端3bから落下
して、チャンバ6内に供給される。このゴム供給装置3
は、搬送ベルト3aの周回駆動速度を調整することで、
投入口9から供給する短冊リボン状の混練対象物Rを定
量供給する供給速度(単位時間当たりの供給量)を調整
できる定量供給手段となっている。
【0029】また、図1においては、ゴム供給装置3の
搬送終端3bが、バレル7の最上流側に位置する投入口
9a上に位置している例(図中の位置(a))を実線で
示している。なお、投入口9bや9cから混練対象物R
を供給したい場合は、図中2点差線で示すように、ゴム
供給装置3を軸方向に移動させ、位置(b)や位置
(c)に配置すればよい。
【0030】以上説明したように、2軸混練用押出機2
は、複数の投入口9(9a、9b、9c)を有してお
り、これらのうち1の投入口9を選択して混練対象物の
供給を行うことができる。したがって、混練対象物は、
選択された1の投入口9から先端部7aまでの間を混練
されることになる。すなわち、連続混練処理であって
も、投入口9を適宜選択することでチャンバ6内を混練
対象物が通過する長さを変更し、混練対象物に所望の粘
度レベルや配合剤分散度レベルに応じた混練仕事量を付
与し、所望の混練状態に調整することが可能になる。こ
れにより、ゴム系組成物の製造に関して、広範囲にわた
る粘度および配合剤分散度の調整・制御が可能になる。
【0031】つぎに、本実施形態に係るゴム系組成物の
混練方法について説明する。本実施形態に係る混練方法
は、混練装置1を用いて行われ、ゴム供給工程、ゴム混
練工程、ゴム排出工程の順に混練対象物を処理して、混
練物の製造を行う。
【0032】まず、ゴム供給工程について説明する。図
1において、混練対象物の種類や、調整したい粘度レベ
ルあるいは調整したい配合剤分散度レベルに応じて、複
数の投入口9のうち1の投入口を選択する。これによ
り、混練対象物が、チャンバ6内を通過する長さが決定
され、混練対象物に付与される混練仕事量が調整可能と
なる。
【0033】そして、上記選択した1の投入口の上に搬
送終端3bが位置するように、混練対象物の定量供給手
段であるゴム供給装置3を配置する。図1では、投入口
9aが選択されている様子を図示している。投入口9a
を選択した場合、混練対象物は、チャンバ6の略全長に
亘って混練されることになる。なお、混練対象物に付与
したい混練仕事量が少なくてよい場合(要求される粘度
低下幅が小さい場合等)は、投入口9aでなく、投入口
9bあるいは投入口9cを選択すればよい。ちなみに、
選択していない他の投入口に対しては、蓋部材10が取
り付けられる。
【0034】ゴム供給装置3を配置した後、ゴム、ある
いはカーボンブラックなどの充填剤や添加剤等の各種配
合剤が添加されたゴムからなる混練対象物を、図示しな
いホッパー等から供給する。図1では、短冊リボン状に
形成された混練対象物Rを2軸押出機2に供給する例を
図示しているが、例えば、小片状に形成した混練対象物
を供給するものであってもよい。また、シート状あるい
はリボン状に形成された混練対象物が、ゴム供給装置3
の上方に備えられる図示しないフィーダーロールやカッ
ターロールなどにより、適宜長さ(あるいは適宜大き
さ)に切り出されながらゴム供給装置3に対して供給さ
れるものであってもよい。
【0035】つぎに、搬送ベルト3a上に載置した混練
対象物Rを、搬送ベルト3aを周回駆動させることで、
投入口9(図1では、9a)に向かって搬送する。そし
て、搬送終端3bから落下させて、混練対象物Rをチャ
ンバ6内に供給する。このとき、供給する混練対象物R
の温度は65℃以下に調整されている。これにより、混
練対象物に対して効果的に剪断力を付与できるため、効
率よく粘度低下を図ることができ、高い混練効率を実現
することができる。なお、本実施形態では、ゴム供給装
置として、搬送ベルト3aを備えるものを例示している
が、押出しスクリュータイプなどのゴム定量供給手段を
用いる場合、65℃以下に調整することがとくに重要と
なる。すなわち、押出しスクリュータイプ等の場合、2
軸混練用押出機2に供給される混練対象物の温度が可塑
化できるある程度の温度に達していないと、定量供給精
度が悪化してしまう。そのため、常温よりも高めの温度
で混練対象物を2軸混練用押出機2に供給する場合もあ
るが、この場合、供給時の混練対象物の温度が65℃以
下に保たれていれば、逆に、温度が高くなりすぎて混練
効率が低下してしまうことを防止できる。したがって、
安定した品質の混練物を効率よく製造することができ
る。
【0036】以上でゴム供給工程が終了し、次いでゴム
混練工程で、混練対象物を所望の混練状態となるまで混
練を行う。混練対象物の混練処理は、2軸のスクリュー
セット5を駆動部8により同方向に回転駆動することで
行われる(図2参照)。すなわち、スクリューセット5
とチャンバ内壁6aとの間に形成される空間で、混練対
象物に剪断力を加えることで混練が行われる。そして、
スクリューセット5に形成された螺旋翼により、混練対
象物に対して剪断による混練仕事を付与するとともに、
下流側(図中右側)へとバレル7の先端部7aに向かっ
て押出していく。この混練工程中、混練対象物には、バ
レル7内で軸方向に形成された冷却経路11内を流動す
る冷却水等の冷媒により、チャンバ内壁6aおよびバレ
ル7を通じて冷却される。これにより、混練対象物が高
温となりすぎて熱劣化を生じることが抑制される。ま
た、高温となることで、粘度が低下し、混練対象物に十
分な機械的剪断力が付与されず、混練効率が低下するこ
とも防止できる。
【0037】上記混練工程が終了すると、混練対象物
は、バレル7の先端部7aから排出され(ゴム排出工
程)、所望の混練状態に調整された混練物が得られる。
【0038】以上が、本実施形態に係るゴム系組成物の
混練方法の説明であるが、粘度および配合剤分散度の調
整は、混練対象物の投入位置を選択することのみよって
行われるものに限らず、付加的にスクリューセット5の
回転速度を変更することによっても、粘度および分散度
の小幅な調整を行うことができる。
【0039】なお、混練装置1を用いて、ゴム系組成物
の混練を行う場合、上述した混練方法に限らず、所定の
配合剤を別途2軸混練用押出機2へと供給することで、
配合剤と混練対象物との混合を行うタイミングを調整す
ることも可能となる。
【0040】図4は、配合剤供給装置12を用いて、所
定の配合剤をチャンバ6内に供給する様子を示したもの
である。この場合、混練対象物Rは、ゴム供給装置3に
より投入口9aへと供給されており、投入口9bには、
蓋部材10が取り付けられている。また、押出しスクリ
ュータイプの配合剤供給装置12の排出口12aが、混
練対象物を供給する投入口9aの押出し下流側に位置す
る投入口9cに対して開放されている。すなわち、配合
剤供給装置12のホッパー部12bから供給される所定
の配合剤は、押出しスクリューにより定量的にチャンバ
6内へと投入口9cから供給される。そして、投入口9
aの位置から投入口9cの位置までチャンバ6内を通過
して混練された混練対象物と混合される。
【0041】この混練方法によると、混練途中の所定の
状態でゴム系組成物に配合剤を混合することが望ましい
場合にも、容易にそれを実現できることになる。例え
ば、配合剤として混合される架橋薬品や架橋促進剤は、
他の薬品・配合剤と混練時の制限温度が異なる。このよ
うな配合剤を混合する場合などに、上記構成は、有効と
なる。
【0042】ここで、本発明の効果について詳述するた
めに、以下、実施例に基づいてより具体的に説明する。
なお、以下に説明する実施例は、あくまで本発明適用の
例示である。 (実施例)本実施例では、前述した実施形態例に係る混
練装置1(図1参照)を用い、混練物の製造実験を行っ
た。なお、2軸混練用押出機2として、スクリュー径5
9mmで、スクリューセット5の長さとスクリュー径と
の比(L/D)が、36のものを使用した。なお、以下
の説明において、バレル7の軸方向の長さをこのL/D
値を用いて示す(例えば、バレル7の上流端からL/D
が18の位置であれば、バレル7の軸方向の真中の位置
を示す)。また、連続混練中は、バレル7に設けられる
冷却液経路11に冷却水を導通することで、バレル温度
が30℃前後に保たれるように温度調整しながら混練を
行い、バレル7の先端部7aから混練物を塊状のまま排
出した。
【0043】また、混練対象物を供給する投入口9の位
置としては、バレル7の上流端に位置する投入口9a
と、上流端からL/Dが25.2の位置にある投入口9
cとを選択し、それぞれの投入口から混練対象物を供給
した場合について、ムーニー粘度低下値を測定した。な
お、スクリュー回転速度は300rpmとし、供給する
混練対象物(ゴム材料)の温度は25℃、供給速度は1
50kg/hrとした。その結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1に示すとおり、混練装置1を用いる
と、投入口を適宜選択して混練対象物の通過するバレル
長さを変更することで、ムーニー粘度低下値で23ポイ
ントの範囲に亘る調整が可能といえる。なお、比較のた
め、スクリュー回転速度やゴム材料供給速度を変更して
ムーニー粘度値の調整を試みたが、設備仕様として最低
限確保しなければならない生産量の制約や、材料温度の
制約などにより、最大で14ポイントの範囲のムーニー
粘度低下値しか調整できない結果となった。したがっ
て、バレル通過長さを変更することで、粘度調整を行う
ことの有効性が確認された。また、他の比較例として、
スクリューセグメントの構成を変更することによるムー
ニー粘度低下値の調整幅についても調査したところ、2
0ポイントのムーニー粘度低下値の調整が可能だった。
しかし、スクリューセグメント交換のための設備停止時
間が相当な長時間に及ぶため、実生産への適用は困難と
考えられた。この観点からも、本発明の有効性が確認さ
れた。
【0046】また、原料ゴム(混練対象物)の供給温度
の違いによる効果を比較するため、供給温度を種々変更
してムーニー粘度低下値の調査を行った。ちなみに、調
査は、混練装置1にて、スクリューセグメントの構成を
一部変更して行った。表2に、25℃、60℃、140
℃における調査結果を示す。なお、その他の実験条件と
しては、表1に結果を示す実験の場合と同様とした。
【0047】
【表2】
【0048】表2に示すとおり、供給温度が25℃と6
0℃の場合は、ゴム材料通過L/D長を変更すること
で、20ポイントに亘るムーニー粘度低下値の調整が可
能であった。また、25℃と60℃とでは、ムーニー粘
度低下値に差は無かった。しかし、140度になると、
ゴム材料通過L/D長が長い28.8の場合に、ムーニ
ー粘度低下値の幅が小さくなり、25℃および60℃の
場合に比較して混練効率が低下していることが確認され
た。またその場合ゴムの変質が懸念される限界温度まで
昇温してしまう結果となった。これは高温になったた
め、混練効率が大幅に低下したと考えられる。以上の実
験結果より、供給温度を60℃以下とすること、生産ラ
インの場合の工程管理上の温度ばらつきを考慮すれば、
供給温度を65℃以下とすることで、高い混練効率を維
持し、且つ安定した品質の混練物を得られることが確認
された。
【0049】以上が、実施例を含む実施形態の説明であ
るが、本発明に係るゴム系組成物の混練方法および混練
装置は、上述した実施形態に限定されるものでなく、例
えば、次にように変更して実施してもよい。 (1)本実施形態においては、スクリューセットが、ス
クリューセグメントのみを組み合わせて構成されている
例を示しているが、この通りでなくてもよく、ロータセ
グメントやニーディングディスクを任意に組み合わせて
あるものでも、本発明を適用し得る。例えば、図5に示
すように、複数のロータセグメント13(13a〜13
j)とスクリューセグメント14とが組み込まれたスク
リューセット5を備えるものであってもよい。この場
合、ロータセグメント13を用いることで、混練対象物
に対して、強い剪断力を作用させ、高い混練効率を実現
できる。なお、図5において、本実施形態における混練
装置1と同様の構成要素については、同一の符号を付し
ている。
【0050】(2)本実施形態においては、投入口とし
て、3箇所設けられている混練装置1を示しているが、
この通りでなくてもよく、スクリューセットの軸方向に
2箇所乃至は4箇所以上設けられているものでもよい。
また、投入口を設ける箇所も、種々選択し得る。
【0051】(3)本実施形態例においては、ゴム供給
装置として、搬送ベルトを備えるものを例示している
が、必ずしもこの通りでなくもよく、フィーダーロール
を備えるものや、押出しスクリュータイプ(1軸押出し
スクリューや2軸テーパスクリューフィーダなど)や、
ギヤポンプなどからなるものであってもよい。これらの
ような定量供給装置を用いることで、ゴムやその他配合
剤の供給ばらつきが生じることがなく、混練物の品質や
物性のばらつきを抑えることができる。即ち、当該ばら
つきを容易に製品品質管理上許容される許容限界以下
(例えば、硬度σn-1=3.0以下)に下げることがで
きる。
【0052】(4)本実施形態例においては、投入口か
ら供給する混練対象物の形態としては、短冊リボン状の
ものを説明しているが、必ずしもこの通りでなくても、
本発明を適用し得る。例えば、リボン状、小片状、粉末
状、シート状であってもよい。これらのような形態の混
練対象物を供給することで、投入口から混練対象物を定
量的に供給することが容易になる。したがって、混練用
押出機へのゴムやその他配合剤の供給ばらつきによっ
て、混練物の品質や物性に大きなばらつきが生じること
を防止できる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によると、混練対象物
は、選択された投入口から先端部までの間で混練される
ことになる。すなわち、連続混練処理であっても、投入
口を適宜選択することでチャンバ内を混練対象物が通過
する長さを変更し、混練対象物に所望の粘度レベルや配
合剤分散度レベルに応じた混練仕事量を付与し、所望の
混練状態に調整することが可能になる。したがって、ゴ
ム系組成物の混練物製造に関して、広範囲に亘る粘度お
よび配合剤分散度の調整・制御を可能にするとともに、
連続混練処理を可能にし、混練物製造の大幅な合理化、
即ち生産性の向上、製造工程の簡略化、省力化、低コス
ト化を可能にする混練方法を提供することができる。
【0054】請求項2の発明によると、連続混練処理で
あっても、広範囲に亘る粘度および配合剤分散度調整が
可能であるとともに、混練途中の所定の状態でゴム系組
成物に配合剤を混合することが望ましい場合にも、容易
にそれを実現できる。
【0055】請求項3の発明によると、混練対象物に対
して効果的に剪断力を付与できるため、効率よく粘度低
下を図ることができ、高い混練効率を実現することがで
きる。すなわち、供給時の混練対象物の温度が65℃以
下に保たれていれば、混練効率が低下することなく、安
定した品質の混練物を効率よく製造することができる。
【0056】請求項4の発明によると、投入口から混練
対象物を定量的に供給することが容易になる。したがっ
て、混練用押出機へのゴムやその他配合剤の供給ばらつ
きによって、混練物の品質や物性に大きなばらつきが生
じることを防止できる。
【0057】請求項5の発明によると、混練用押出機へ
のゴムやその他配合剤の供給ばらつきを小さくし、混練
物の品質や物性のばらつきを抑えることができる。
【0058】請求項6の発明によると、混練対象物は、
選択された投入口から先端部までの間で混練されること
になる。すなわち、連続混練処理であっても、投入口を
適宜選択することでチャンバ内を混練対象物が通過する
長さを変更し、混練対象物に所望の粘度レベルや配合剤
分散度レベルに応じた混練仕事量を付与し、所望の混練
状態に調整することが可能になる。したがって、ゴム系
組成物の混練物製造に関して、広範囲に亘る粘度および
配合剤分散度の調整・制御を可能にするとともに、連続
混練処理を可能にし、混練物製造の大幅な合理化、即ち
生産性の向上、製造工程の簡略化、省力化、低コスト化
を可能にする混練装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるゴム系組成物の混練装置の
側面からみた断面模式図を示している。
【図2】図1のA−A'線矢視断面図である。
【図3】図1のB−B'線矢視断面図である。
【図4】本実施形態にかかるゴム系組成物の混練装置の
側面からみた断面模式図を示している。
【図5】変形例に係るゴム系組成物の混練装置の側面か
らみた断面模式図を示している。
【符号の説明】
1 混練装置 2 2軸混練用押出機 3 ゴム供給装置 3a 搬送ベルト 5 スクリューセット 6 チャンバ 7 バレル 7a 先端部 9、9a、9b、9c 投入口 10 蓋部材 11 冷却経路 12 配合剤供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G037 CA03 EA03 4G078 AA03 AA22 AB07 BA01 BA07 DA09 EA03 EA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の空洞部であるチャンバを有し、該
    チャンバに連通し、かつチャンバの長手方向に離間する
    複数の投入口が設けられたバレルと、該バレル内部に形
    成され、前記チャンバの周囲に設けられる冷却経路と、
    前記チャンバ内で回転する2軸のスクリューセットと、
    を備える混練用押出機を用いて行われ、(1)ゴムある
    いは各種配合剤などを添加したゴムからなる混練対象物
    を、所望の混練状態に応じ、前記複数の投入口のうち1
    つの投入口を選択して前記チャンバ内に供給するゴム供
    給工程と、(2)前記スクリューセットと前記チャンバ
    内壁との間に形成される空間で、前記混練対象物に剪断
    力を加えて混練を行うとともに下流側に押し出す混練工
    程と、(3)前記混練用押出機の先端部から、混練され
    た混練物を排出させるゴム排出工程と、を有することを
    特徴とするゴムあるいはゴム系組成物の混練方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の投入口のうち、前記混練対象
    物を供給する投入口の押出し方向下流側に位置する投入
    口を選択して前記チャンバ内に所定の配合剤を供給する
    ことで、該配合剤と前記混練対象物とを混合することを
    特徴とする請求項1に記載のゴムあるいはゴム系組成物
    の混練方法。
  3. 【請求項3】 前記ゴム供給工程は、65℃以下の温度
    に調整されている前記混練対象物を供給するものである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のゴムあるい
    はゴム系組成物の混練方法。
  4. 【請求項4】 前記ゴム供給工程は、リボン状、あるい
    は短冊リボン状、または小片状に形成した前記混練対象
    物を供給するものであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のゴムあるいはゴム系組成物の混練方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ゴム供給工程は、定量供給手段を用
    いて前記混練対象物を供給するものであることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のゴムあるいはゴム
    系組成物の混練方法。
  6. 【請求項6】 ゴムあるいは各種配合剤などを添加した
    ゴムからなる混練対象物を流動させるとともに剪断力を
    与えて、ゴムを素練りしあるいは配合剤の分散混合およ
    び分配混合を促進し、所望の混練状態の混練物とするゴ
    ムあるいはゴム系組成物の混練装置であって、(1)筒
    状の空洞部であるチャンバを有したバレルと、(2)前
    記バレル内部に形成され、前記チャンバの周囲に設けら
    れる冷却経路と、(3)前記チャンバ内で回転すること
    で、前記混練対象物に対して、剪断力を加えて混練する
    とともに、下流側に押出す2軸のスクリューセットと、
    (4)前記バレルの複数箇所に設けられ、前記チャンバ
    内に前記混練対象物を受け入れる投入口と、(5)前記
    複数の投入口のうち選択された1の投入口から前記混練
    対象物を供給するゴム供給装置と、を備えることを特徴
    とするゴムあるいはゴム系組成物の混練装置。
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