JP2003189260A - プルダウン信号検出装置、プルダウン信号検出方法、高解像度化画像処理装置および高解像度化画像処理方法 - Google Patents

プルダウン信号検出装置、プルダウン信号検出方法、高解像度化画像処理装置および高解像度化画像処理方法

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JP2003189260A
JP2003189260A JP2001381021A JP2001381021A JP2003189260A JP 2003189260 A JP2003189260 A JP 2003189260A JP 2001381021 A JP2001381021 A JP 2001381021A JP 2001381021 A JP2001381021 A JP 2001381021A JP 2003189260 A JP2003189260 A JP 2003189260A
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signal
field
pull
flag
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JP2001381021A
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Kyoko Fukuda
京子 福田
Masami Tomita
真巳 冨田
Masanari Miyata
勝成 宮田
Masashi Ota
正志 太田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度に、かつ、迅速に3−2プルダウンさ
れて形成されたフィールド画像信号(プルダウン信号)
を検出する。 【解決手段】 フラグプルダウン検出回路3とプルダウ
ン自動検出回路5とにより並行して、入力端子in1を
通じて入力された入力フィールド画像信号が、3−2プ
ルダウンされて形成されたものか否かを検出し、この検
出結果に基づいて、所定のフィールド画像信号に重ね合
わせるフィールド画像信号を、フラグプルダウン検出回
路3からのフラグインターリーブ位相信号FPhを用い
て選択するか、プルダウン自動検出回路5からの自動検
出インターリーブ位相信号FPhを用いて選択するか、
あるいは、インターリーブするフィールド画像信号とし
て、補間フィールドFhを用いるかを決める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、映画の
フィルムなどを3−2プルダウンして形成された画像信
号か否かを自動検出するプルダウン信号検出装置、方
法、このプルダウン信号検出装置、方法を適用した高解
像度化画像処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、劇場などで上映される映画は、
フィルムにとられた連続した写真であるから、これを例
えばテレビジョン放送の番組として放送したり、或い
は、ビデオパッケージにして販売したりする場合には、
テレビジョン放送用の電気信号であるビデオ信号にテレ
シネ変換している。即ち、テレシネ変換は、1秒間に2
4枚の映画の画像を1秒間に30枚のNTSC信号に変
換するものである。
【0003】このテレシネ変換時に用いる手法として
は、3−2プルダウン(または、2−3プルダウン)と
呼ばれる技術が広く用いられている。3−2プルダウン
では、4フレーム分のフィルムを5フレーム分に変換し
ており、図10において、フィールドB1、フィールド
D2が示すように、5フィールドに1回、2フィールド
前と同一のフィールドを繰り返すようにしている。
【0004】なお、映画のフィルムは、その1コマ1コ
マの画像がサンプルされた時刻が同一であるいわゆるプ
ログレッシブピクチャであり、3−2プルダウン時にお
いては、映画の1コマ1コマのそれぞれを2フィールド
に分解し、上述したように、5フィールドに1回、2フ
ィールド前と同一のフィールドを挿入するようにして、
1秒間に30フレームのビデオ信号を形成する。
【0005】そして、高解像度化して再生したり、光デ
ィスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープな
どの記録媒体に記録したり、あるいは、BSデジタル放
送用の信号を形成したりするために、3−2プルダウン
されて形成されたNTSC方式のビデオ信号をプログレ
ッシブ(ノンインターレース)の画像信号にレート変換
する場合がある。
【0006】この場合には、処理の対象となっている画
像信号が、3−2プルダウンされて形成された信号か否
かを検出し、3−2プルダウンされて形成されたビデオ
信号については、図11に示すように、同じフレームを
構成するイーブンフィールド(トップフィールド)と、
オッドフィールド(ボトムフィールド)とを用いて1フ
レームの画像信号を形成するようにレート変換を行なわ
なければならない。
【0007】3−2プルダウンによるフィールド画像信
号の形成時などにおいては、同一時間のフレームを構成
するフィールド画像信号が揃っている場合にはオン
(“1”)となり、そうでない場合には、オフ
(“0”)となるプログレッシブフレームフラグ(Prog
ressive Frame Flag)や、繰り返しフィールド(リピー
トフィールド)を含むフレーム部分においてオン
(“1”)となり、そうでない部分ではオフ(“0”)
となるリピートファーストフィールドフラグ(Repeat F
irst FieldFlag)を画像信号部分の各フィールド画像信
号に付加するようにされている。
【0008】したがって、これらのプログレッシブフレ
ームフラグやリピートファーストフラグに基づいて、3
−2プルダウンされて形成された画像信号区間を特定
し、同じ時間のフレームを構成するフィールド画像信号
同士をインターリーブして、再生したり、記録媒体に記
録したりするようにすることが行なわれている。
【0009】また、上述のようなフラグ情報を用いるこ
となく、処理対象のインターレース画像信号について、
5フィールドに1回は2フィールド前のフィールド画像
信号が繰り返されるという3−2プルダウンの特徴(規
則性)を検出するようにすることにより、3−2プルダ
ウンされて形成された画像信号区間を特定し、同じ時間
のフレームを構成するフィールド画像信号同士をインタ
ーリーブして、再生したり、記録媒体に記録したりする
ことが行なわれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したフ
ラグ情報は常に正しいとは限らない。例えば、実際は3
−2プルダウンされて形成されたのではないフィールド
画像信号にフラグ情報を誤って付加したり、また、実際
は3−2プルダウンされて形成されたフィールド画像信
号なのに特徴を検出することができずに、フラグ情報を
付加しなかったりする場合があると考えられる。
【0011】すなわち、前述のプログレッシブフレーム
フラグやリピートファーストフィールドフラグが誤って
付加されている場合や、この逆に誤って付加されていな
い場合には、同じフレームを構成するフィールド画像信
号をインターリーブ(重ね合わせ)することができない
場合が生じる。このように異なった時間のフレームを構
成するフィールド画像信号をインターリーブしてしまっ
た場合には、再生画像が櫛状に割れてしまういわゆるコ
ーミング現象が発生してしまう。
【0012】また、3−2プルダウンされて形成された
フィールド画像信号であっても、そもそもフラグ情報が
何もついていない場合には、所定のフィールド画像信号
に対してインターリーブするフィールド画像信号を指示
することができず、フィールド内補間等の手法によりイ
ンターリーブするフィールドを人工的につくることにな
り、高画質を実現することができない。
【0013】また、3−2プルダウンの規則性を検出す
ることにより、3−2プルダウンされて形成された画像
信号区間を特定することも可能である。しかし、3−2
プルダウンの規則性の検出を高精度に行なうことができ
なければ、高画質化を実現することができないし、ま
た、基本的に、3−2プルダウンされて形成されたフィ
ールド画像信号に付加されているはずのフラグ情報を有
効に活用することができない。
【0014】以上のことにかんがみ、3−2プルダウン
されて形成されたフィールド画像信号に付加されている
べきフラグ情報に基づくプルダウン信号の検出と、3−
2プルダウンされて形成されたフィールド画像信号の特
徴に基づくプルダウン信号の検出との不都合を除去し、
高精度に、かつ、迅速に3−2プルダウンされて形成さ
れたフィールド画像信号(プルダウン信号)を検出する
ことが可能なプルダウン信号検出装置、プルダウン信号
検出方法、このプルダウン検出装置、プルダウン検出方
法を適用した高解像度化画像処理装置および高解像度化
画像処理方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明のプルダウン信号検出装置
は、3−2プルダウンされて形成されたフィールド画像
信号に付加されているべき少なくとも1種類以上のフラ
グ情報に基づいて、入力フィールド画像信号が3−2プ
ルダウンされたものか否かを検出する第1の検出手段
と、少なくとも1種類以上の前記フラグ情報に基づい
て、フレーム画像信号の形成に用いるフィールド画像信
号の選択制御用の第1の選択信号を形成する第1の選択
信号形成手段と、入力フィールド画像信号について、3
−2プルダウンされて形成された画像信号の特徴を検出
することにより、当該入力画像信号が3−2プルダウン
されて形成されたものか否かを検出する第2の検出手段
と、前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、フレー
ム画像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選択制
御用の第2の選択信号を形成する第2の選択信号形成手
段と、前記第1の検出手段により3−2プルダウンされ
て形成されたと検出された画像信号区間においては、前
記第1の選択信号を出力し、それ以外の画像信号区間に
おいては、前記第2の選択信号を出力する切換手段と、
を備えることを特徴とする。
【0016】この請求項1に記載の発明のプルダウン信
号検出装置によれば、第1の検出手段と第2の検出手段
とにより並行して、入力フィールド画像信号が、3−2
プルダウンされて形成されたものか否かが検出するよう
にされる。そして、第1の検出手段により、入力フィー
ルド画像信号が、3−2プルダウンされて形成されたも
のであることが検出された場合には、第1の選択信号が
出力され、これを用いて、所定のフィールド画像信号に
重ね合わせるフィールド画像信号が選択するようにされ
る。
【0017】また、第1の検出手段によっては、入力フ
ィールド画像信号が3−2プルダウンされたものである
ことは検出されず、第2の検出手段のみにより、入力フ
ィールド画像信号が、3−2プルダウンされて形成され
たものであることが検出された場合には、第2の選択信
号が出力され、これを用いて、所定のフィールド画像信
号に重ね合わせるフィールド画像信号を選択するように
される。
【0018】これにより、3−2プルダウンされて形成
されたフィールド画像信号に付加されているべき少なく
とも1種類以上のフラグ情報が正常に付加されており、
これを用いて入力画像信号がプルダウン信号か否かを正
確に検出でできる場合には、第1の検出手段の検出結果
を採用し、そうでなければ第2の検出手段の検出結果を
採用するというように、柔軟に、精度よくかつ迅速にプ
ルダウン信号か否かの検出を行なうようにすることがで
きる。
【0019】また、処理の対象となっているフィールド
画像信号にフラグ情報が付加されていない場合やフラグ
情報が正確ではない場合には、第2の検出手段による自
動識別による情報に基づいてインターリーブを行なうフ
ィールド画像信号を選択することができるようにされ
る。したがって、このプルダウン信号検出装置を用いる
ことにより、コーミング現象を減少させることが可能な
高解像度化画像処理装置、方法を実現することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明によるプルダウン信号検出装置、プルダウン信号検出
方法、この装置、方法を用いた高解像度化画像処理装置
および高解像度化画像処理方法一実施の形態について説
明する。
【0021】[1.高解像度化画像処理装置の概要]図
1は、この実施の形態の高解像度化画像処理装置(以
下、単に画像処理装置という。)を説明するためのブロ
ック図である。この実施の形態の画像処理装置は、図1
に示すように、入力端子in1、in2、in3、in
4と、ラッチ部1と、セレクタ部2と、フラグプルダウ
ン検出回路3と、セレクタ4と、プルダウン自動検出回
路5と、セレクタ6と、フィールド/フレーム変換回路
7と、出力端子outとを備えたものである。
【0022】図1に示すこの実施の形態の画像処理装置
においては、フィールド/フレーム変換回路7以外の各
部により、この発明によるプルダウン信号検出装置を構
成している。また、このプルダウン信号検出装置部分に
おいて、この発明によるプルダウン信号検出方法が実行
するようにされている。
【0023】したがって、図1に示すこの実施の形態の
画像処理装置は、フィールド/フレーム変換回路7以外
の各部分からなるプルダウン信号検出装置と、フィール
ド/フレーム変換回路7とによって、フィールド画像信
号(インターレース画像信号)の供給を受けて、これを
フレーム画像信号(プログレッシブ画像信号)に変換す
るいわゆるアップコンバータ(レート変換装置)を構成
している。
【0024】そして、図1に示したこの実施の形態の画
像処理装置において、入力端子in1は、3−2プルダ
ウンされて形成されたフィールド画像信号等のNTSC
方式のインターレース画像信号の供給を受け付けるもの
である。また、入力端子in2は、入力端子in1を通
じて供給される3−2プルダウンされて形成された各フ
ィールド画像信号に付加されているべきリピートファー
ストフィールドフラグ(Repeat First Field Flag)R
FFと、プログレッシブフレームフラグ(Progressive
Frame Flag)PFrと、トップファーストフィールドフ
ラグ(Top FirstField)との供給を受けるものである。
【0025】フラグプルダウン検出回路3は、入力端子
in2からの3種類のフラグ情報であるリピートファー
ストフィールドフラグRFF、プログレッシブフレーム
フラグPFr、トップファーストフィールドフラグTF
Fの供給を受け、これらのフラグ情報に基づいて、入力
端子in1を通じて供給されたフィールド画像信号が3
−2プルダウンされて形成されたものか否かを検出し、
この検出結果をフラグプルダウンオン/オフ信号FPD
として出力する。
【0026】また、フラグプルダウン検出回路3は、入
力端子in2からの3種類のフラグ情報であるリピート
ファーストフィールドフラグRFF、プログレッシブフ
レームフラグPFr、トップファーストフィールドフラ
グTFFに基づいて、インターリーブするフィールド画
像信号を選択するための選択信号であるフラグインター
リーブ位相信号FPhを形成して出力する。
【0027】すなわち、この実施の形態の画像処理装置
において、フラグプルダウン検出回路3は、第1の検出
回路、第1の選択信号形成手段としての機能を併せ持つ
ものである。このフラグプルダウン検出回路3の動作、
および、リピートファーストフィールドフラグRFF、
プログレッシブフレームフラグPFr、トップファース
トフィールドフラグTFFについての詳細は後述する。
【0028】一方、入力端子in1を通じて供給された
フィールド画像信号Fnは、後段のラッチ部1と、プル
ダウン自動検出回路5に供給される。ラッチ部1は、4
つのフィールドメモリ11〜14を備え、4フィールド
分(2フレーム分)のフィールド画像信号を各フィール
ド単位にラッチすることができるものである。また、ラ
ッチ部1は、フィールド補間回路15をも備えている。
【0029】フィールド補間回路15は、後述もするよ
うに、例えば、3−2プルダウンにより形成されたフィ
ールド画像信号の規則性が乱れた場合などにおいて、フ
レーム画像信号の形成時に不足するフィールド画像信号
を隣接するフィールド画像信号から生成するものであ
る。
【0030】そして、プルダウン自動検出回路5には、
最新のフィールド画像信号Fnの他、図1に示すよう
に、ラッチ部1のフィールドメモリ11からの出力フィ
ールド画像信号(最新のフィールド画像信号から1フィ
ールド分遅延したフィールド画像信号)F1dと、ラッ
チ部1のフィールドメモリ12からの出力フィールド画
像信号(最新のフィールド画像信号から2フィールド分
(1フレーム分)遅延したフィールド画像信号F2dが
供給される。
【0031】プルダウン自動検出回路5は、最新のフィ
ールド画像信号Fnと1フィールド前のフィールド画像
信号F1dとから1フィールド間隔差分を算出するとと
もに、最新のフィールド画像信号Fnと1フレーム前の
フィールド画像信号F2dとから1フレーム間隔差分と
を算出する。
【0032】そしてプルダウン自動検出回路5は、算出
した差分値を複数フィールド分ラッチして、最新に算出
された1フィールド間隔差分値と、2フィールド間隔差
分値と、ラッチした差分値情報とから、入力端子in1
を通じて供給されたフィールド画像信号が、3−2プル
ダウンされて形成されたフィールド画像信号の特徴(規
則性)を有するか否かを検出し、その検出結果を自動検
出プルダウンオン/オフ信号APDとして出力する。
【0033】また、プルダウン自動検出回路5は、1フ
ィールド間隔差分、1フレーム間隔差分、これらの差分
値のラッチデータに基づいて、インターリーブするフィ
ールド画像信号を選択するための選択信号である自動検
出インターリーブ位相信号APhを形成して出力する。
【0034】すなわち、この実施の形態の画像処理装置
において、プルダウン自動検出回路5は、第2の検出回
路、第2の選択信号形成手段としての機能を併せ持つも
のである。なお、プルダウン自動検出回路5には、入力
端子in3を通じて垂直同期信号Vdが要求されるとと
もに、入力端子in4を通じて、処理に使用する幾つか
の閾値やパラメータの供給を受けることができるように
されている。このプルダウン自動検出回路5の動作の詳
細は後述する。
【0035】さらに、図1に示すように、ラッチ部1の
後段には、セレクタ21、22からなるセレクタ部2が
設けられている。セレクタ21は、図1に示すように、
フィールドメモリ13から出力されてフィールド/フレ
ーム変換回路7に供給されるフィールド画像信号Fdに
対してインターリーブするフィールド画像信号を選択す
るものである。
【0036】具体的には、図1に示すように、セレクタ
21は、フィールドメモリ13からのフィールド画像信
号の1フィールド前のフィールド画像信号(フィールド
メモリ14からの出力フィールド画像信号)Fd−と、
フィールドメモリ13からのフィールド画像信号の1フ
ィールド後のフィールド画像信号(フィールドメモリ1
2からの出力フィールド画像信号)Fd+との供給を受
け、これらのうちのどちらを出力するかを切り換えるも
のである。
【0037】また、セレクタ22は、3−2プルダウン
の規則に準拠したフィールド画像信号からフレーム画像
信号を形成するか、3−2プルダウンの規則が乱れてい
るために、ラッチ部1の変換回路15において補間形成
した補間フィールド画像信号Fhを補ってフレーム画像
信号を形成するかを切り換えるものである。
【0038】そして、セレクタ21の切り換え制御を行
なうのが、セレクタ6からの出力信号Phであり、セレ
クタ22の切り換え制御を行なうのが、セレクタ4から
の出力信号PDである。
【0039】セレクタ4には、図1に示すように、フラ
グプルダウン形成回路3からのフラグプルダウンオン/
オフ信号FPDと、プルダウン自動検出回路5からの自
動検出プルダウンオン/オフ信号APDとが供給するよ
うにされている。また、セレクタ6には、図1に示すよ
うに、フラグプルダウン形成回路3からのフラグインタ
ーリーブ位相信号FPhと、プルダウン自動検出回路5
からの自動検出インターリーブ位相信号APhとが供給
するようにされている。
【0040】これらセレクタ4、セレクタ6の切り換え
制御を行なうのは、図1に示すように、フラグプルダウ
ン形成回路3からのフラグプルダウンオン/オフ信号F
PDである。
【0041】そして、フラグプルダウン検出回路3にお
いて、入力フィールド画像信号が3−2プルダウンされ
たフィールド画像信号であることが検出され、フラグプ
ルダウン検出回路3からのフラグプルダウンオン/オフ
信号FPDがオンである場合には、セレクタ4、セレク
タ6は、入力端a側に切り換えられる。
【0042】この場合、セレクタ4を通じてフラグプル
ダウン検出回路3からのフラグプルダウンオン/オフ信
号FPDが、切り換え制御信号として用いられるプルダ
ウンオン/オフ信号PDとしてセレクタ部2のセレクタ
22に供給される。また、セレクタ6を通じてフラグプ
ルダウン検出回路3からのフラグインターリーブ位相信
号FPhが、切り換え制御信号として用いられるインタ
ーリーブ位相信号Phとしてセレクタ部2のセレクタ2
1に供給される。
【0043】したがって、この場合には、セレクタ22
は、プルダウンオン/オフ信号PDにより入力端a側に
切り換えられて、セレクタ21からの出力信号をフィー
ルド/フレーム変換回路7に供給するようにされる。
【0044】また、セレクタ21は、インターリーブ位
相信号Phによって切り換え制御がなされ、フィールド
メモリ12からのフィールド画像信号とフィールドメモ
リ14からのフィールド画像信号との内の一方を後段の
セレクタ22に供給するようにされる。これが、前述の
ように、入力端a側に切り換えられているセレクタ22
を通じてフィールド/フレーム変換回路7に供給され
る。
【0045】そして、フィールド/フレーム変換回路7
において、ラッチ部1のフィールドメモリ13からの出
力フィールド画像信号と、その1フィールド前、あるい
は、1フィールド後のフィールド画像信号とがインター
リーブされてフレーム画像信号が形成されることにな
る。
【0046】これとは逆に、フラグプルダウン検出回路
3において、入力フィールド画像信号が3−2プルダウ
ンされたフィールド画像信号であることが検出できず、
フラグプルダウン検出回路3からのフラグプルダウンオ
ン/オフ信号FPDがオフである場合には、セレクタ
4、セレクタ6は、入力端b側に切り換えられる。
【0047】この場合、セレクタ4を通じてプルダウン
自動検出回路5からの自動検出プルダウンオン/オフ信
号APDが、切り換え制御信号として用いられるプルダ
ウンオン/オフ信号PDとしてセレクタ部2のセレクタ
22に供給される。また、セレクタ6を通じてプルダウ
ン自動検出回路5からの自動検出インターリーブ位相信
号APhが、切り換え制御信号として用いられるインタ
ーリーブ位相信号Phとしてセレクタ部2のセレクタ2
1に供給される。
【0048】この場合、セレクタ22は、プルダウンオ
ン/オフ信号PDにより切り換え制御がなされる。した
がって、入力端子in1を通じて供給されたフィールド
画像信号が3−2プルダウンされて形成されたものであ
ると判別され、自動検出プルダウンオン/オフ信号AP
Dがオンの場合には、セレクタ22は入力端a側に切り
換えられ、自動検出プルダウンオン/オフ信号APDが
オフの場合には、セレクタ22は入力端b側に切り換え
られる。
【0049】したがって、セレクタ22が入力端b側に
切り換えられたときには、フィールド補間回路15から
の補間フィールド画像信号がフィールド/フレーム変換
回路7に供給され、フィールドメモリ13からのフィー
ルド画像信号と、フィールド補間回路15からの補間フ
ィールド画像信号とがインターリーブされて、フレーム
画像信号が形成するようにされる。
【0050】一方、セレクタ22が入力端a側に切り換
えられたときには、セレクタ21からのフィールド画像
信号がフィールド/フレーム変換回路7に供給される。
この場合、セレクタ21は、インターリーブ位相信号P
hによって切り換え制御がなされ、前述もしたように、
フィールドメモリ12からの出力信号とフィールドメモ
リ14からの出力信号との内の一方を後段のセレクタ2
2に供給するようにされる。これが、入力端a側に切り
換えられているセレクタ22を通じてフィールド/フレ
ーム変換回路7に供給される。
【0051】そして、フィールド/フレーム変換回路7
において、ラッチ部1のフィールドメモリ13からの出
力フィールド画像信号と、その1フィールド前、あるい
は、1フィールド後のフィールド画像信号とがインター
リーブされてフレーム画像信号が形成されることにな
る。
【0052】このように、この実施の形態の画像処理装
置は、フラグプルダウン検出回路3において、入力端子
in1を通じて供給されたフィールド画像信号が3−2
プルダウンされて形成されたフィールド画像信号である
と検出された場合には、フラグプルダウン検出回路3か
らのフラグプルダウンオン/オフ信号FPDにより、セ
レクタ部2のセレクタ22の切り換え制御を行ない、か
つ、フラグプルダウン検出回路3からのフラグインター
リーブ位相信号FPhにより、セレクタ部2のセレクタ
21の切り換え制御を行なう。
【0053】また、フラグプルダウン検出回路3におい
て、入力端子in1を通じて供給されたフィールド画像
信号が3−2プルダウンされて形成されたフィールド画
像信号であると検出できなかった場合には、プルダウン
自動検出回路5からの自動検出プルダウンオン/オフ信
号APDにより、セレクタ部2のセレクタ22の切り換
え制御を行ない、かつ、プルダウン自動検出回路5から
の自動検出インターリーブ位相信号APhにより、セレ
クタ部2のセレクタ21の切り換え制御を行なう。
【0054】これにより、3−2プルダウンされて形成
されたフィールド画像信号に付加されているべきフラグ
情報が適正に付加されている場合には、このフラグ情報
に基づいて形成されるフラグプルダウンオン/オフ信号
FPD、フラグインターリーブ位相信号FPhを用いて
セレクタ部2を制御することができるようにされる。
【0055】また、フラグ情報が適正に付加されていな
い場合にのみ、入力フィールド画像信号についての3−
2プルダウン信号の規則性の検出を行ない、この結果に
基づいて形成される自動検出プルダウンオン/オフ信号
APD、自動検出インターリーブ位相信号APhを用い
てセレクタ部2を制御することができるようにされる。
【0056】これにより、3−2プルダウンされて形成
されたフィールド画像信号からフレーム画像信号を形成
し、これを再生したり、種々の記録媒体に記録したりす
る場合に、コーミング現象などを発生させることが少な
く、高画質の高解像度化画像信号を形成することができ
るようにされる。
【0057】[2.フラグプルダウン検出回路3、プル
ダウン自動検出回路4について]次に、図1に示した画
像処理装置の構成部分のうち、フィールド画像信号に付
加されているフラグ情報に基づいて、入力フィールド画
像信号が3−2プルダウンされたものか否かを検出する
フラグプルダウン検出回路3と、入力フィールド画像信
号が3−2プルダウンされて形成されたフィールド画像
信号の規則性を検出することにより、3−2プルダウン
されたフィールド画像信号か否かを検出するプルダウン
自動検出回路4とについて詳細に説明する。
【0058】[2−1.フラグプルダウン検出回路3に
ついて]まず、フラグプルダウン検出回路3について説
明する。前述もしたように、フラグプルダウン検出回路
3には、入力端子in1を通じて供給されるフィールド
画像信号に付加されており、このフィールド画像信号か
ら抽出されたリピートファーストフィールドフラグRF
F、プログレッシブフレームフラグPFr、トップファ
ーストフィールドフラグTFFが入力端子in2を通じ
て供給される。
【0059】リピートファーストフィールドフラグRF
Fは、3−2プルダウンされて形成された各フィールド
画像信号において、繰り返しフィールド(リピートフィ
ールド)を含むフレームを構成する画像信号部分ではオ
ン(“1”)となり、それ以外の画像信号部分ではオフ
(“0”)となるものである。
【0060】また、プログレッシブフレームフラグPF
rは、同一時間のフレームを構成するフィールド画像信
号が揃っている画像信号部分ではオン(“1”)とな
り、そうでない画像信号部分ではオフ(“0”)となる
ものである。
【0061】また、トップファーストフィールドフラグ
TFFは、1フレームを構成する2つのフィールド画像
信号からなる部分のうち、最初のフィールド画像信号で
あるトップフィールドが先に位置する画像信号部分では
オン(“1”)、ボトムフィールドが先に位置する画像
信号部分ではオフ(“0”)となるものである。
【0062】図2は、3−2プルダウンされて形成され
たフィールド画像信号と、これらのフィールド画像信号
に付加されるフラグ情報、および、フラグ情報に基づい
て生成される位相番号、フラグプルダウンオン/オフ信
号FPD、フラグインターリーブ位相信号FPhについ
て説明するための図である。
【0063】図2(A)に示すように、3−2プルダウ
ンされたフィールド画像信号がある場合に、各フィール
ド画像信号には、リピートファーストフィールドフラグ
RFF、プログレッシブフレームフラグPFr、トップ
ファーストフィールドフラグTFFが付加されている。
【0064】リピートファーストフィールドフラグRF
Fは、3−2プルダウンされて形成されたフィールド画
像信号において、前述もしたように、繰り返しフィール
ドを含む部分とそうでない部分とを区別するものであ
る。図2(A)において、符号F1〜F8で示したフレ
ーム単位の画像を構成する複数フィールド分のフィール
ド画像信号からなる画像信号部分のうち、繰り返しフィ
ールドを含んでいる部分は、部分F2、部分F4、部分
F6、部分F8である。
【0065】したがって、この場合のリピートファース
トフィールドフラグRFFは、図2(B)に示すよう
に、部分F2、部分F4、部分F6、部分F8のそれぞ
れの部分においてオン(“1”)となり、それ以外の部
分ではオフ(“0”)となるようにされる。
【0066】また、プログレッシブフレームフラグPF
rは、前述もしたように、3−2プルダウンされて形成
されたフィールド画像信号において、同一時間のフレー
ムを構成するフィールド画像信号が揃っている部分とそ
うでない部分とを区別するものである。したがって、図
2(A)に示したように、同一時間のフレームを構成す
るフィールド画像信号が揃っている場合には、図2
(C)に示すように、全ての画像信号区間においてハイ
レベルとなるようにされる。
【0067】また、トップファーストフィールドフラグ
TFFは、3−2プルダウンされて形成されたフィール
ド画像信号において、トップフィールドが先に来る部分
と、そうでない部分とを区別するものである。図2
(A)において、符号F1〜F8で示した1フレームの
画像を構成する複数フィールド分のフィールド画像信号
からなる画像信号部分のうち、トップフィールドが先に
来る部分は、部分F1、部分F2、部分F5、部分F6
である。
【0068】したがって、この場合のトップファースト
フィールドフラグTFFは、図2(D)に示すように、
部分F1、部分F2、部分F5、部分F6のそれぞれの
部分においてオン(“1”)となり、それ以外の部分で
はオフ(“0”)となるようにされる。
【0069】そして、図2(A)に示した3−2プルダ
ウンされて形成されたフィールド画像信号に対するリピ
ートファーストフィールドフラグRFF(図2
(B))、プログレッシブフレームフラグPFr(図2
(C))、トップファーストフィールドフラグTFF
(図2(D))を数値化して示すと、図2(E)、図2
(F)、図2(G)に示すようになる。
【0070】図2(E)、図2(F)、図2(G)に示
すように、3−2プルダウンされて形成されたフィール
ド画像信号において、繰り返しフィールドを含むととも
に、トップフィールドが初めに位置するフレーム部分
(図2(A)において部分F2、F6)では、リピート
ファーストフィールドフラグRFF、プログレッシブフ
レームフラグPFr、トップファーストフィールドフラ
グTFFのいずれのフラグもオン(“1”)となる。
【0071】この後に、プログレッシブフレームフラグ
PFrのみがオン(“1”)となり、その他のフラグは
オフ(“0”)となる区間が2フィールド分続いた後、
繰り返しフィールドを含むとともに、ボトムフィールド
が初めに位置するフレーム部分(図2(A)において部
分F4、F8)では、リピートファーストフィールドフ
ラグRFFとプログレッシブフレームフラグPFrとが
オン(“1”)となり、トップファーストフィールドフ
ラグTFFがオフ(“0”)となる。
【0072】この後にリピートファーストフィールドフ
ラグRFFのみがオフ(“0”)となり、その他のフラ
グがオン(“1”)となる区間が2フィールド分続いた
後、繰り返しフィールドを含むとともに、トップフィー
ルドが初めに位置するフレーム部分とあって、3種類の
全てのフラグ情報がオン(“1”)となる区間となる。
【0073】このように、3−2プルダウンされて形成
されたフィールド画像信号の場合には、リピートファ
ーストフィールドフラグRFF、プログレッシブフレー
ムフラグPFr、トップファーストフィールドフラグT
FFのいずれもがオン(“1”)となる3フィールド分
の区間と、プログレッシブフレームフラグPFrのみ
がオン(“1”)となる2フィールド分の区間と、ト
ップファーストフィールドフラグTFFのみがオフ
(“0”)となる3フィールド分の区間と、リピート
ファーストフィールドフラグRFFのみがオフ
(“0”)となる2フィールド分の区間とからなる10
フィールド分の画像信号区間のフィールド構成が繰り返
し生じることになる。
【0074】そこで、図2(I)に示すように、フラグ
プルダウン検出回路3が、リピートファーストフィール
ドフラグRFF、プログレッシブフレームフラグPF
r、トップファーストフィールドフラグTFFのいずれ
もがオン(“1”)となっていることを検出した場合に
オン(“1”)となり、この後、前述した3種類のフラ
グ情報の状態(フラグパターンとその出現順)を満足し
ている画像信号区間においては、オン(“1”)状態を
維持し、前述した3種類のフラグ情報の状態が乱れた場
合にはオフ(“0”)となるフラグプルダウンオン/オ
フ信号FPDを形成してこれを出力する。
【0075】また、図2(H)に示すように、リピート
ファーストフィールドフラグRFF、プログレッシブフ
レームフラグPFr、トップファーストフィールドフラ
グTFFのいずれもがオン(“1”)となっている最初
のフィールド部分を位相番号0番とし、前述した3種類
のフラグ情報の状態を満足している区間のフィールド部
分には、位相番号を1番、2番、…というように順次
(フィールド毎に)9番までカウントアップし、これを
サイクリックに繰り返すことによって、位相番号を付す
ようにする。
【0076】そして、図2(J)に示すように、位相番
号が1、2、4、6、7、9のフィールド画像信号部分
においてはオン(“1”)となり、それ以外の位相番号
のフィールド画像信号部分ではオフ(“0”)となるフ
ラグインターリーブ位相信号FPhを形成し、これを出
力する。
【0077】すなわち、フラグプルダウン検出回路3
は、3−2プルダウンされて形成されたフィールド画像
信号に付加されているべきリピートファーストフィール
ドフラグRFF、プログレッシブフレームフラグPF
r、トップファーストフィールドフラグTFFの状態に
基づいて、図2(I)に示すフラグプルダウンオン/オ
フ信号FPDと、フラグインターリーブ位相信号FPh
とを形成する。
【0078】フラグプルダウン検出回路3において形成
されたフラグプルダウンオン/オフ信号FPDは、図1
に示したように、セレクタ4、セレクタ6の切り換え制
御信号として用いられるとともに、セレクタ4の入力端
aに供給されることになる。また、フラグプルダウン検
出回路3において形成されたフラグインターリーブ位相
信号FPhは、図1に示したように、セレクタ6の入力
端bに供給される。
【0079】なお、フラグプルダウンオン/オフ信号F
PD、フラグインターリーブ位相信号FPhのそれぞれ
は、入力端子in1を通じて入力されるフィールド画像
信号に対してタイミング合わせを行なった後に、セレク
タ4、セレクタ6に供給するようにされる。
【0080】[2−2.プルダウン自動検出回路5につ
いて]次に、プルダウン自動検出回路5の一例について
説明する。図3は、プルダウン自動検出回路5の一例を
説明するためのブロック図である。図3に示すように、
この例のプルダウン自動検出回路5は、大きく分ける
と、差分値処理部510、メモリ群520、530、位
相カウンタ540、プルダウン信号検出部550からな
っている。
【0081】差分処理部510は、演算器511、51
2、アキュムレータ513、514を備え、最新に入力
されたフィールド画像信号Fnと1フィールド前のフィ
ールド画像信号F1dとの差分値(1フィールド間隔差
分値)や、最新に入力されたフィールド画像信号Fnと
2フィールド前(1フレーム前)のフィールド画像信号
F2dとの差分値(1フレーム間隔差分値)を算出する
とともに、これらに基づいて得られる情報を算出して後
段の回路部分に供給するものである。
【0082】演算器511、512においては、各画素
毎に輝度情報、色情報についての差分値が算出するよう
にされる。なお、この実施の形態において差分値は、輝
度情報、色情報について算出して用いるが、どちらか一
方であってもよい。これは、処理の対象となるフィール
ド画像信号の供給元、例えば、アナログ機器からのフィ
ールド画像信号と、デジタル機器からのフィールド画像
信号とで変えるなどのことができる。
【0083】また、アキュムレータ513、514に
は、外部から閾値情報が供給される。そして、アキュム
レータ513においては、隣接するフィールド画像信号
間の対応する画素間の差分値のうち、外部から供給され
る所定の閾値よりも大きな画素の画素数を求め、これを
隣接するフィールド間差分とする。
【0084】また、アキュムレータ514は、1フレー
ム分離れたフィールド画像信号間の差分が閾値よりも小
さい繰り返しフィールドであるか否かを判別し、繰り返
しフィールドである場合にはオン(“1”)、そうでな
い場合には、オフ(“0”)となる繰り返しフィールド
フラグをセットするとともに、1フレーム分離れたフィ
ールド画像信号間の対応する画素間の差分値の内、外部
から供給される所定の閾値よりも大きな画素の画素数を
求め、これをフレーム間差分とする。
【0085】アキュムレータ513において形成された
フィールド間差分は、メモリ群520に供給され、アキ
ュムレータ514において形成された繰り返しフラグと
フレーム間差分とは、メモリ群530に供給される。メ
モリ群520は、図3に示すように、5段のメモリ52
1〜525を備えたものであり、メモリ群530もま
た、図3に示すように、5段のメモリ531〜535を
備えたものである。
【0086】これらメモリ群520、メモリ群530と
により、5フィールド区間に渡るフィールド画像信号の
1フィールド間差分と、繰り返しフィールドフラグ、1
フレーム間差分とをフィールド単位に5フィールド分を
ラッチすることができるようにしている。
【0087】なお、演算器511、512においては、
画素単位に差分値を算出するが、アキュムレータ51
3、514においての処理は、例えば、図4に示すよう
に、1フィールドの画像をM×N個の小領域に分割し、
この小領域を処理単位として行なう。この場合、小領域
は、水平方向にm画素、垂直方向にnラインの領域であ
り、例えば、m=120画素、n=15ラインとされ
る。
【0088】また、アキュムレータ513、514は、
入力端子in3を通じて必要な閾値情報の他、字幕の有
無を示す情報、字幕が有る場合には、字幕が表示される
エリア(場所)を示す情報の供給を受け、字幕が存在す
るエリアの処理を行なわないように、図4に示したM×
N個のエリアから領域選択を行なう。
【0089】また、アキュムレータ514においては、
図4に示すように、m画素×nラインの小領域に対して
十分小さな領域であるL画素×1ライン(例えば、60
画素×1ライン)の極小領域についても、最新のフィー
ルド画像信号(注目フィールド画像信号)が1フレーム
前のフィールドの繰り返しであるかどうかの判定を行な
う。
【0090】このように、図4に示すm画素×nライン
の小領域と、さらに小さな、L画素×1ラインの最小領
域とで、注目フィールド画像信号が1フレーム前のフィ
ールドの繰り返しであるかどうかの判定を行なうのは、
フィールド画像信号にノイズなどが混入している場合を
も考慮しているためである。
【0091】つまり、フィールド画像信号にノイズが混
入している場合には、フィールド画像の全体についてノ
イズが混入していると考えられ、m画素×nラインの小
領域と、L画素×1ラインの最小領域とのいずれにおい
ても、同じように比較的に大きな差分が生じるのに対
し、画像に動きがある場合には、m画素×nラインの小
領域を処理単位とした場合の差分は比較的に小さく、L
画素×1ラインの極小領域においては、大きな差分が生
じる最小領域が多く生じる。
【0092】このことを利用し、1フレーム離れたフィ
ールド画像信号間において、真に動きがあるのか、ノイ
ズ混入の影響により動きかあるように検出されるのかを
正確に判別し、後述もするように、閾値の調整などを行
なうことにより、繰り返しのフィールド画像か否かを正
確に検出することができるようにしているのである。
【0093】なお、ここでは、図4に示したように、処
理の対象とする小領域を、m画素×n画素の小領域をM
×N個設けるものとして説明したが、これに限るもので
はない。例えば、図5に示すように、フィールド画像を
垂直方向にのみN個に分割し、このN個の分割領域のそ
れぞれを小領域とするようにしてもよい。この場合の極
小領域は、L画素×1ラインでもよいし、別の大きさの
最小領域を設定するようにしてもよい。
【0094】すなわち、図4、図5に示した領域分割は
一例であり、他の各種の領域分割方式を用いるようにす
ることができる。そして、小領域、最小領域の大きさ
は、様々なものを用いることができる。
【0095】そして、差分処理部510およびメモリ群
520、530の後段に、プルダウン信号検出部550
を設けている。このプルダウン信号検出部550は、図
1に示した入力端子in1を通じて入力されたフィール
ド画像信号が、3−2プルダウンにより形成されたフィ
ールド画像信号(プルダウン信号)の規則性を適正に有
するものか否かを高精度に検出し、自動検出プルダウン
オン/オフ信号APDと自動検出インターリーブ位相信
号APhとを形成するものである。
【0096】プルダウン信号検出部550は、図3に示
したように、プルダウンリクエスト回路551と、プル
ダウンクリアー回路552と、プルダウンオン/オフ判
定回路553と、フィールド画像信号の挿入位置決定回
路554とを備えたものである。
【0097】プルダウンリクエスト回路551、プルダ
ウンクリアー回路552、プルダウンオン/オフ判定回
路553には、位相カウンタ540からのフィールド位
相情報が供給するようにされている。位相カウンタ54
0は、電源オンリセット時にクリアーされ、垂直同期信
号Vdの供給を受けて、1フィールド毎に0から4まで
の値をサイクリックにカウントし、これをフィールド位
相情報として出力するものである。
【0098】また、プルダウンリクエスト回路551、
プルダウンクリアー回路552にも閾値情報やシーンチ
ェンジ情報などの必要となる情報が入力端子in4を通
じて外部から供給するようにされている。
【0099】そして、プルダウン信号検出部550構成
する各回路のうち、主にプルダウンリクエスト回路55
1が、アキュムレータ514、メモリ群530からの繰
り返しフィールドフラグ、フレーム間差分の供給を受
け、これらに基づいて、図1に示した入力端子in1を
通じて供給されたフィールド画像信号の3−2プルダウ
ンの規則性が保たれている画像信号区間と規則性が保た
れていない区間とを特定する部分である。
【0100】また、主にプルダウンクリアー回路552
が、アキュムレータ514、メモリ群530からの繰り
返しフラグ、フレーム間差分、アキュムレータ513、
メモリ群520からのフィールド間差分の供給を受け、
これらに基づいて、3−2プルダウンの規則性が一応保
たれている画像信号区間であっても、シーンチェンジ部
分や静止画像などが混在しているために、正確に3−2
プルダウンの規則性が保たれているとは言えない画像信
号区間を特定する部分である。
【0101】すなわち、プルダウンクリアー回路552
は、5フィールドに1回、2フィールド前のフィールド
画像が挿入されているという3−2プルダウンの規則性
を満足するものの、シーンチェンジ部分や静止画像が含
まれるなどして、その他の部分においても、同じフィー
ルド画像信号が存在する場合など、正確に3−2プルダ
ウンの規則性を満足しているとは言えない画像信号区間
を検出することができるものである。
【0102】また、この実施の形態において、プルダウ
ン信号検出部550のプルダウンオン/オフ判定回路5
53が、プルダウンリクエスト回路551からの出力
と、プルダウンクリアー回路552からの出力と、フィ
ールド位相情報とに基づいて、3−2プルダウンの規則
性を正確に満足する画像信号区間と、その規則性が乱れ
ている画像信号区間(3−2プルダウンの規則性が不連
続となる画像信号区間)とを特定し、これに基づいて自
動検出プルダウンオン/オフ信号APDを形成する部分
である。
【0103】また、挿入位相決定回路554が、プルダ
ウンオン/オフ判定回路553からの各フィールド画像
信号がプルダウンのどの状態にあるかを示すプルダウン
位相情報の供給を受けて、自動検出インターリーブ位相
信号APhを形成する。ここで、プルダウン位相は、前
述したフラグプルダウン検出回路3において生成した位
相番号と同様のものであり、処理の対象となっているフ
ィールド画像信号が、トップフィールドかボトムフィー
ルドか、あるいは、繰り返しフィールドを含むフレーム
区間にあるか等の状態を一意に示すことができるもので
ある。
【0104】そして、自動検出インターリーブ位相信号
APhは、フレーム画像信号を形成する際に用いるフィ
ールド画像信号をインターリーブの対象としている基準
のフィールド画像信号(図1において、フィールドメモ
リ13からの出力フィールド画像信号)Fdの1フィー
ルド前のフィールド画像信号Fd−にするか、1フィー
ルド後のフィールド画像信号Fd+にするかを決定する
選択信号として用いられるものである。
【0105】そして、この実施の形態の画像処理装置の
プルダウン自動検出回路5は、上述のしたように、フィ
ールド画像信号を複数の小領域に分割し、小量域毎に繰
り返しフィールドか否かの判別を行なうようにしている
ので、この小量域毎に繰り返しフィールドでないことが
確認された場合には、即座に繰り返しフィールドではな
いと判別することができる。
【0106】また、プルダウン自動検出回路5は、字幕
がある場合には、字幕がある画像部分を処理の対象外と
して、適正に繰り返しフィールドの判別をすることがで
きる。また、プルダウン自動検出回路5は、プルダウン
クリアー回路552の機能により、少なくともフィール
ド単位に3−2プルダウンされて形成されたフィールド
画像信号の規則性から外れたか否かを検出することがで
きる。
【0107】このように、プルダウン自動検出回路5
は、高精度かつリアルタイムに、3−2プルダウンの規
則性を有する画像信号部分と、その規則性が崩れた画像
信号部分とを区別することができるものであり、先に出
願した特願2001−377117の特許明細書におい
ても詳細に説明されている。
【0108】なお、プルダウン自動検出回路5は、図3
に示したものに限るものではない。プルダウン信号の規
則性に基づいて、3−2プルダウンされて形成された画
像信号区間とそうでない画像信号区間とを特定し、それ
を自動検出プルダウン信号APDとして出力することが
できるとともに、3−2プルダウンされて形成された画
像信号区間における各フィールド画像信号の位相を特定
することができる自動検出インターリーブ位相信号AP
hを形成して出力することができる種々のプルダウン検
出回路を用いることができる。
【0109】[3.画像処理装置の動作の説明]次に、
図1に示したこの実施の形態の画像処理装置の動作につ
いて説明する。図6は、この実施の形態の画像処理装置
の動作を説明するための図であり、最終的に、セレクタ
21の切り換え制御信号であるインターリーブ位相信号
Phと、セレクタ22の切り換え制御信号であるプルダ
ウンオン/オフ信号PDの生成過程を示す図である。
【0110】図6(A)に示すように、3−2プルダウ
ンされて形成されたフィールド画像信号が順次に図1に
示した入力端子in1を通じて入力され、前述もしたよ
うに、ラッチ部1とプルダウン自動検出回路5とに供給
される。また、入力端子in1を通じて供給される各フ
ィールド画像信号に対応する3つのフラグ情報であるリ
ピートファーストフィールドフラグRFF(図6
(B))と、プログレッシブフレームフラグPFr(図
6(C))と、トップファーストフィールドフラグTF
F(図6(D))とが、入力端子in2を通じて、フラ
グプルダウン検出回路3に供給される。
【0111】そして、フラグプルダウン検出回路3は、
図2を用いて説明したように、リピートファーストフィ
ールドフラグRFFと、プログレッシブフレームフラグ
PFrと、トップファーストフィールドフラグTFFと
のいずれもが、オン(“1”)であることを検出した場
合にオン(“1”)となり、これ以降、図2において点
線で示したフラグの規則性を満足している場合には、オ
ン(“1”)状態を維持し、満足していない場合には、
オフ(“0”)となるフラグプルダウンオン/オフ信号
FPD(図6(F))を形成する。
【0112】同時に、フラグプルダウン検出回路3は、
リピートファーストフィールドフラグRFFと、プログ
レッシブフレームフラグPFrと、トップファーストフ
ィールドフラグTFFとの状態に基づいて、位相番号
(図6(E))をセットする。この実施の形態において
は、図2を用いて前述もしたように、3つのフラグ情報
の状態に応じて、以下のように位相番号がセットされ
る。
【0113】すなわち、最初のRFF=1、PFr=
1、TFF=1を検出した場合には0番、次に、RFF
=1、PFr=1、TFF=1である場合には1番、次
に、RFF=1、PFr=1、TFF=1である場合に
は2番、次に、RFF=0、PFr=1、TFF=0で
ある場合には3番、次に、RFF=0、PFr=1、T
FF=0である場合には4番、次に、RFF=1、PF
r=1、TFF=0である場合には5番、次に、RFF
=1、PFr=1、TFF=0である場合には6番、次
に、RFF=1、PFr=1、TFF=0である場合に
は7番、次に、RFF=0、PFr=1、TFF=1で
ある場合には8番、次に、RFF=0、PFr=1、T
FF=1である場合には9番というように、0番から9
番までの位相番号がセットされ、これが上述の3種類の
フラグ情報のパターンとそのパターンの出現順が乱され
ない限りにおいて、サイクリックにセットされる。
【0114】なお、3つのフラグ情報の状態(パター
ン)が、上述のように定義されたパターンに一致してい
ない場合には、位相番号には、例えば10番がセットさ
れる。そして、0番から9番までの位相番号は、処理対
象の各フィールド画像信号が、プルダウンされて形成さ
れたフィールド画像信号のどの位相(どの位置)のもの
であるかを示し、位相番号10番がセットされたフィー
ルド画像信号は、プルダウンされて形成されたフィール
ド画像信号(プルダウン信号)でないことが示される。
【0115】そして、フラグプルダウン検出回路3は、
図6(E)に示したようにセットされる位相番号に基づ
いて、インターリーブするフィールド画像信号の位相を
指定するために用いられるフラグインターリーブ位相信
号FPh(図6(G))を形成する。
【0116】このフラグインターリーブ位相信号FPh
は、前述もしたように、インターリーブするフィールド
画像信号を指定するものであり、処理の対象となってい
るフィールド画像信号が、トップフィールドである場合
には、直後のボトムフィールドをインターリーブするた
めにオフ(“0”)となり、処理の対象となっているフ
ィールド画像信号が、ボトムフィールドである場合に
は、直前のトップフィールドをインターリーブするため
にオン(“1”)となるものである。
【0117】すなわち、フラグインターリーブ位相信号
FPhが、オン(“1”)であるフィールド画像信号の
場合には、フィールドメモリ13からのフィールド画像
信号Fdに対して、その直前のフィールド画像信号Fd
−をインターリーブし、フラグインターリーブ位相信号
FPhが、オフ(“0”)であるフィールド画像信号の
場合には、フィールドメモリ13からのフィールド画像
信号Fdに対して、その直後のフィールド画像信号Fd
+をインターリーブするように制御される。
【0118】なお、3−2プルダウンされて形成された
フィールド画像信号の場合であって、繰り返しフィール
ドを含むフレームの場合には、繰り返されるフィールド
画像信号は、その直後のフィールド画像信号をインター
リーブすればよいが、少なくとも、繰り返されて形成さ
れた繰り返しフィールド画像信号は、その直前のフィー
ルド画像信号をインターリーブするようにしている。
【0119】そして、この実施の形態において、図6
(G)に示したフラグインターリーブ位相信号FPh
は、繰り返しフィールド画像信号区間と、その直前のフ
ィールド画像信号区間(繰り返されるフィールド画像信
号と繰り返されたフィールド画像信号に挟まれたフィー
ルド画像信号区間)とは、いずれもその直前のフィール
ド画像信号をインターリーブするようにするためにハイ
レベルとなるようにしている。
【0120】これらのことを踏まえ、フラグプルダウン
検出回路3においては、位相番号に応じて、フラグイン
ターリーブ位相信号FPhを形成するようにしている。
すなわち、フラグインターリーブ位相信号FPhは、位
相番号が0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の順
に、オフ(“0”)、オン(“1”)、オン
(“1”)、オフ(“0”)、オン(“1”)、オフ
(“0”)、オン(“1”)、オン(“1”)、オフ
(“0”)、オン(“1”)となるようにされる。
【0121】なお、図6に示した例の場合には、図6
(A)に示したように、フレームF1〜フレーム(F)
8までが3−2プルダウンされて形成されたものである
が、フレームF2区間において、リピートファーストフ
ィールドフラグRFFがオフになっている。このため、
フレームF2において、フラグプルダウンオン/オフ信
号FPDをオンにすることはできず、この例の場合に
は、図6(F)に示すように、フレームF6において初
めて、フラグプルダウンオン/オフ信号FPDがオン
(“1”)になっている。
【0122】このようにして、フラグプルダウン検出回
路3において形成された図6(F)に示すフラグプルダ
ウンオン/オフ信号FPDが、図1に示したように、セ
レクタ4、6に切り換え制御信号として供給されるとと
もに、セレクタ4の入力端子aに供給される。
【0123】一方、プルダウン自動検出回路5において
は、前述もしたように、最新に入力されたフィールド画
像信号Fnと、ラッチ部1からの最新のフィールド画像
信号の1フィールド前のフィールド画像信号F1dと、
最新のフィールド画像信号の2フィールド(1フレー
ム)前のフィールド画像信号F2dとの供給を受けて、
1フィールド間隔差分、1フレーム間隔差分を対応する
画素間で算出する。
【0124】さらに、プルダウン自動検出回路5におい
ては、図4、図5に示したように、所定の小領域を処理
単位とし、繰り返しフィールドか否かを示す繰り返しフ
ラグ、フレーム間差分、フィールド間差分を求め複数フ
ィールド分ラッチする。
【0125】このようにして得られる複数フィールド分
の繰り返しフラグ、フレーム間差分、フィールド間差分
のうちの必要な情報に基づいて、プルダウンリクエスト
回路551においては、プルダウンされて形成されたフ
ィールド画像信号の規則性を有する画像信号区間を特定
する。
【0126】また、複数フィールド分の繰り返しフラ
グ、フレーム間差分、フィールド間差分のうちの必要な
情報に基づいて、プルダウンクリアー回路552におい
ては、プルダウンされて形成されたフィールド画像信号
の規則性から外れた画像信号区間を特定する。
【0127】そして、プルダウンオン/オフ判定回路5
53においては、プルダウンリクエスト回路551から
の情報と、プルダウンクリアー回路552からの情報と
に基づいて、図6(H)に示すように、自動検出プルダ
ウンオン/オフ信号APDを形成し、これを出力すると
ともに、プルダウンされて形成されたと特定された画像
信号区間の各フィールド画像信号がどの状態にあるかを
示すプルダウン位相情報を形成し、これを挿入位相決定
回路554に供給する。
【0128】挿入位相決定回路554は、プルダウンオ
ン/オフ判定回路553からのプルダウン位相情報に基
づいて、図6(I)に示すように、自動検出インターリ
ーブ位相信号APhを形成し、これを出力する。この自
動検出インターリーブ位相信号APhは、前述もしたよ
うに、フラグインターリーブ位相信号FPhと同様に、
目的とするフィールド画像信号に対してインターリーブ
するフィールド画像信号を選択する場合に用いられるも
のである。
【0129】そして、図6に示す例の場合には、プルダ
ウン自動検出回路5は、図6(A)に示したフレームF
2〜フレームF4間、および、フレームF6以降におい
ては、プルダウンされて形成されたフィールド画像信号
の規則性のある区間として検出し、これらの画像信号区
間においてオン(“1”)となる自動検出プルダウンオ
ン/オフ信号APD(図6(H))を形成している。
【0130】また、プルダウン自動検出回路5は、自動
検出プルダウンオン/オフ信号APHがオン(“1”)
である区間において、インターリーブするフィールド画
像信号を選択するための自動検出インターリーブ位相信
号APh(図6(I))を形成している。
【0131】そして、図1に示したように、プルダウン
自動検出回路5において形成された自動検出プルダウン
オン/オフ信号APD(図6(G))が、セレクタ4の
入力端bに供給され、自動検出インターリーブ位相信号
APh(図6(I))が、セレクタ6の入力端bに供給
される。
【0132】そして、フラグプルダウンオン/オフ信号
FPDがオン(“1”)の場合には、セレクタ4、セレ
クタ6は、入力端a側に切り換えられ、また、フラグプ
ルダウンオン/オフ信号FPDがオフ(“0”)の場合
には、セレクタ4、セレクタ6は入力端b側に切り換え
られるようにされる。
【0133】これにより、セレクタ4からは、フラグプ
ルダウンオン/オフ信号FPDがオン(“1”)のとき
には、入力端aにも供給されているフラグプルダウンオ
ン/オフ信号FPDが出力されることになる。また、フ
ラグプルダウンオン/オフ信号FPDがオフ(“0”)
のときには、入力端bに供給されている自動検出プルダ
ウンオン/オフ信号APDが出力されることになる。
【0134】この結果、例えば、図6に示した例の場合
には、フラグプルダウンオン/オフ信号FPD(図6
(F))と、自動検出プルダウンオン/オフ信号APD
(図6(H))との少なくとも一方がオン(“1”)の
ときには、オン(“1”)となり、フラグプルダウンオ
ン/オフ信号FPDと、自動検出プルダウンオン/オフ
信号APDとの両方がオフ(“0”)の場合にオフ
(“0”)となるプルダウンオン/オフ信号PD(図6
(J))が、セレクタ4から出力され、セレクタ22に
切り換え制御信号として供給されることになる。
【0135】そして、セレクタ22は、セレクタ4から
のプルダウンオン/オフ信号PDがオン(“1”)のと
きには、入力端a側に切り換えられ、プルダウンオン/
オフ信号PDがオフ(“0”)のときには、入力端b側
に切り換えられる。したがって、フラグプルダウンオン
/オフ信号FPDと、自動検出プルダウンオン/オフ信
号APDとの両方がオフ(“0”)の場合にのみ、セレ
クタ22は、入力端b側に切り換えられることになる。
【0136】セレクタ22が、入力端b側に切り換えら
れた場合には、フィールド/フレーム変換回路7に供給
されるフィールド画像信号は、フィールドメモリ13か
らのフィールド画像信号と、フィールド補間回路15か
らの補間フィールド画像信号となり、処理の対象になっ
ているフィールド画像信号に対して、補間フィールド画
像信号がインターリーブされてフレーム画像信号FLが
形成される。
【0137】また、セレクタ22が、入力端a側に切り
換えられたときには、セレクタ21からのフィールド画
像信号がフィールド/フレーム変換回路7に供給される
ことになる。
【0138】一方、セレクタ6からは、フラグプルダウ
ンオン/オフ信号FPDがオン(“1”)のときには、
入力端aに供給されているフラグインターリーブ位相信
号FPhが出力されることになる。また、フラグプルダ
ウンオン/オフ信号FPDがオフ(“0”)のときに
は、入力端bに供給されている自動検出インターリーブ
位相信号APhが出力されることになる。
【0139】この結果、例えば、図6に示した例の場
合、セレクタ21は、フラグプルダウンオン/オフ信号
FPD(図6(F))が、オン(“1”)である画像信
号区間においては、フラグインターリーブ位相信号FP
hを出力し、フラグプルダウンオン/オフ信号FPD
(図6(F))が、オフ(“0”)である画像信号区間
においては、自動検出インターリーブ位相信号APhを
出力することにより、図6(K)に示すインターリーブ
位相信号Phがセレクタ6から出力され、セレクタ21
に供給される。
【0140】そして、セレクタ21は、セレクタ6から
のインターリーブ位相信号Phがオフ(“0”)のとき
には、入力端a側に切り換えられ、インターリーブ位相
信号Phがオン(“1”)のときには、入力端b側に切
り換えられる。
【0141】セレクタ21が、入力端a側に切り換えら
れたときには、フィールドメモリ12からの出力フィー
ルド画像信号が、セレクタ21、セレクタ22を通じて
フィールド/フレーム変換回路7に供給されることにな
る。すなわち、フィールドメモリ13からの出力フィー
ルド画像信号Fdに対してインターリーブするフィール
ド画像信号が、その1フィールド後のフィールド画像信
号Fd+となるようにされる。
【0142】また、セレクタ21が、入力端b側に切り
換えられたときには、フィールドメモリ14からの出力
フィールド画像信号が、セレクタ21、セレクタ22を
通じてフィールド/フレーム変換回路7に供給されるこ
とになる。すなわち、フィールドメモリ13からの出力
フィールド画像信号Fdに対してインターリーブするフ
ィールド画像信号が、その1フィールド前のフィールド
画像信号Fd−となるようにされる。
【0143】これにより、入力端子in1を通じて供給
されるフィールド画像信号に適正にリピートファースト
フィールドフラグRFF、プログレッシブフレームフラ
グPFr、トップファーストフィールドフラグTFFが
付加されており、これらが正常に抽出されて入力端子i
n2を通じて供給されたときには、これらのフラグ情報
に基づきフラグプルダウン検出回路3において、3−2
プルダウンされて形成されたと特定された画像信号区間
において、フラグプルダウン検出回路3において形成さ
れたフラグインターリーブ位相信号FPhに基づいて、
インターリーブするフィールド画像信号が選択するよう
にされる。
【0144】また、入力端子in1を通じて供給される
フィールド画像信号に適正にフラグ情報が付加されてお
らず、フラグプルダウン検出回路3において、3−2プ
ルダウンされて形成された画像信号区間が特定できなか
ったときには、プルダウン自動検出回路5において、3
−2プルダウンされて形成されたと特定された画像信号
区間において、プルダウン自動検出回路5において形成
された自動検出インターリーブ位相信号APhに基づい
て、インターリーブするフィールド画像信号が選択する
ようにされる。
【0145】また、フラグプルダウン検出回路3におい
ても、プルダウン自動検出回路5においても、3−2プ
ルダウンされて形成された画像信号区間が特定されなか
った場合には、フィールド補間回路15からの補間フィ
ールド画像信号が、フィールドメモリ13からの出力フ
ィールド画像信号にインターリーブするフィールド画像
信号として選択するようにされる。
【0146】したがって、3−2プルダウンされて形成
されたフィールド画像信号に付加されているべきフラグ
情報を有効に活用し、3−2プルダウンされて形成され
た画像信号区間とそうでない画像信号区間とを特定する
ことができる。
【0147】また、3−2プルダウンされて形成された
フィールド画像信号に付加されているべきフラグ情報が
適正に付加されていない場合であっても、3−2プルダ
ウンされて形成された画像信号区間とそうでない画像信
号区間とを自動検出することができる。
【0148】このように、3−2プルダウンされて形成
された画像信号区間とそうでない画像信号区間との特定
を、フラグ情報に基づく検出と、プルダウン信号の規則
性の自動検出によるものとを使い分けることによって、
インターリーブするフィールド画像信号を適正に選択
し、フレーム画像信号FLを高精度に生成することがで
きる。
【0149】[4.まとめ]次に、フラグプルダウン検
出回路3の動作とプルダウン自動検出回路5の動作とに
ついてまとめ、これら各回路の動作を踏まえて、画像処
理装置全体の動作についてまとめる。なお、フラグプル
ダウン検出回路3の動作については、図7に示すフロー
チャートを用い、画像処理装置全体の動作については、
図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0150】[4−1.フラグプルダウン検出回路3の
動作]図7は、フラグプルダウン検出回路3の動作を説
明するためのフローチャートである。フラグプルダウン
検出回路3においては、電源投入時やチャンネル切り換
え時、入力切り換え時等にフラグプルダウンオン/オフ
信号をオフ(“0”)にし、毎フィールドに1回、図7
のフローに示す処理を行なう。
【0151】まず、フラグプルダウン検出回路3におい
ては、現時点におけるフラグプルダウンオン/オフ信号
FPDがオン(“1”)か否かを判断する(ステップS
101)。ステップS101の判断処理において、既
に、フラグプルダウンオン/オフ信号FPDがオン
(“1”)になっていると判断したときには、図2にも
示し、また、前述もしたように、3種類のフラグ情報、
すなわち、リピートファーストフィールドフラグRF
F、プログレッシブフレームフラグPFr、トップファ
ーストフィールドフラグTFFのパターンとそのパター
ンの出現順が、予め決められた条件を満足しているか否
かを判断する(ステップS102)。
【0152】ステップS102の判断処理において、3
種類のフラグ情報が、予め決められた条件を満足してい
ると判断したときには、フラグプルダウン検出回路3
は、3種類のフラグ情報のパターンとその出現順にした
がって、次の位相番号をセットする(ステップS10
3)。
【0153】そして、フラグプルダウン検出回路3は、
フラグプルダウンオン/オフ信号FPDのオン
(“1”)状態を維持するようにし(ステップS10
4)、ステップS103においてセットした位相番号に
基づいて、フラグインターリーブ位相信号FPhを形成
して(ステップS105)、この図7に示す処理を終了
する。
【0154】また、ステップS102の判断処理におい
て、3種類のフラグ情報が、予め決められた条件を満足
していないと判断したときには、位相番号に規定値10
番をセットする(ステップS106)。
【0155】そして、フラグプルダウン検出回路3は、
フラグプルダウンオン/オフ信号FPDをオフ
(“0”)にし(ステップS107)、フラグインター
リーブ位相信号FPhを例えばオフ(“0”)に戻すな
ど初期化し(ステップS108)、この図7に示す処理
を終了する。
【0156】また、フラグプルダウン検出回路3は、ス
テップS101の判断処理において、フラグプルダウン
オン/オフ信号FPDが、オン(“1”)になっていな
いと判断したときには、3種類のフラグ情報が、位相番
号0番の条件を満足しているか否か、すなわち、3種類
のフラグ情報が全てオン(“1”)であるか否かを判断
する(ステップS109)。
【0157】ステップS109の判断処理において、3
種類のフラグ情報が、位相番号0番の条件を満足してい
ると判断したときには、処理の対象となっているフィー
ルド画像信号が3−2プルダウンされて形成されたもの
であると判断し、位相番号に0番をセットする(ステッ
プS110)。
【0158】そして、フラグプルダウン検出回路3は、
フラグプルダウンオン/オフ信号FPDをオン
(“1”)にし(ステップS111)、フラグインター
リーブ位相信号FPhを位相番号0番に対応するものに
設定して(ステップS112)、この図7に示す処理を
終了する。なお、ステップS112においては、位相番
号0番に対応するフラグインターリーブ位相信号FPh
は、図6(G)に示したように、オフ(“0”)となる
ようにされる。
【0159】また、ステップS109の判断処理におい
て、3種類のフラグ情報が、位相番号0番の条件を満足
していない判断したときには、処理の対象となっている
フィールド画像信号が依然として3−2プルダウンされ
て形成されたものであると判断することはできないの
で、位相番号に規定値10番をセットする(ステップS
113)。
【0160】そして、フラグプルダウン検出回路3は、
フラグプルダウンオン/オフ信号FPDをオフ
(“0”)のままに維持し(ステップS114)、フラ
グインターリーブ位相信号FPhを例えばオフ
(“0”)にするなどの初期化を行ない(ステップS1
15)、この図7に示す処理を終了する。
【0161】このようにして、フラグプルダウン検出回
路3において、フラグプルダウンオン/オフ信号FPD
と、フラグインターリーブ位相信号FPhとが形成され
て、出力するようにされる。
【0162】なお、この実施の形態の画像処理装置のフ
ラグプルダウン検出回路3においては、3種類のフラグ
情報の全てがオン(“1”)でない状態から3種類のフ
ラグ情報の全てがオン(“1”)に変わった時点におい
て、3−2プルダウンされて形成されたフィールド画像
信号であると判断し、フラグプルダウンオン/オフ信号
FPDをオンにするようにしたが、これに限るものでは
ない。
【0163】例えば、位相番号が10番の状態から3種
類のフラグのいずれもがオン(“1”)となった場合に
位相番号を0番にセットし、位相番号を9番までカウン
トアップした後に、再度3種類のフラグ情報が全てオン
(“1”)になった場合に、初めて、フラグプルダウン
オン/オフ信号FPDをオン(“1”)にするようにし
てもよい。
【0164】すなわち、少なくとも1回は、位相番号が
0番から9番まで順次に変化した後において、フラグプ
ルダウンオン/オフ信号FPDをオン(“1”)にする
ようにしてもよい。これを、図2に示した例に適用する
と、フラグプルダウンオン/オフ信号PDF(図2
(I))は、フレームF2の先頭からではなく、位相番
号が1回、0番から9番まで変化した後のフレームF6
の先頭からオン(“1”)になるようにする。
【0165】この場合のフラグプルダウン検出回路3に
おける処理は、例えば、図8のフローチャートに示すよ
うになる。すなわち、図8のフローチャートに示す処理
は、位相番号が0番〜9番まで1回変化した後に、位相
番号が再度0番になった場合にフラグプルダウンオン/
オフ信号FPDをオン(“1”)にするものである。
【0166】図8において、ステップS101からステ
ップS108までの処理は、図7に示した対応するステ
ップと同様の処理である。そして、ステップS101の
判断処理において、フラグプルダウンオン/オフ信号F
PDがオン(“1”)でないと判断した場合の処理が、
この図8に示す処理と、図7に示した処理とでは異なる
ことになる。
【0167】そして、この図8に示す処理において、ス
テップS101の判断処理において、フラグプルダウン
オン/オフ信号FPDがオン(“1”)でないと判断し
た場合、フラグプルダウン検出回路3は、位相番号が1
0番より小さいか否かを判断する(ステップS15
0)。
【0168】ステップS150の判断処理において、位
相番号が10番より小さいと判断したときには、ステッ
プS102の判断処理と同様に、3種類のフラグ情報の
パターンとそのパターンの出現順が、予め決められた条
件を満足しているか否かを判断する(ステップS15
1)。
【0169】ステップS151の判断処理において、3
種類のフラグ情報のパターンとそのパターンの出現順
が、予め決められた条件を満足していると判断したとき
には、フラグプルダウン検出回路3は、3種類のフラグ
情報のパターンとその出現順にしたがって、次の位相番
号をセットする(ステップS153)。
【0170】そして、位相番号は、0番か否かを判断す
る(ステップS154)。ステップS154の判断処理
において、位相番号が0番でないと判断したときには、
まだ、位相番号が0番から9番まで一巡していないの
で、フラグプルダウンオン/オフ信号FPDをオン
(“1”)にすることなく、この図8に示す処理を終了
する。
【0171】ステップS154の判断処理において、位
相番号が0番であると判断したときには、位相番号が0
番から9番まで一巡したと判断することができるので、
フラグプルダウンオン/オフ信号FPDをオン
(“1”)にして(ステップS154)、この図8に示
す処理を終了する。
【0172】また、ステップS151の判断処理におい
て、3種類のフラグ情報のパターンとそのパターンの出
現順が、予め決められた条件を満足していないと判断し
たときには、位相番号に規定値10番をセットし(ステ
ップS155)、この図8に示す処理を終了する。
【0173】また、ステップS150の判断処理におい
て、位相番号が10番であると判断したときには、3種
類のフラグ情報が、位相番号0番の条件を満足している
か否か、すなわち、3種類のフラグ情報が全てオン
(“1”)であるか否かを判断する(ステップS15
6)。
【0174】ステップS156の判断処理において、3
種類のフラグ情報が、位相番号0番の条件を満足してい
ないと判断したときには、位相番号に規定値10番をセ
ットし(ステップS155)、この図8に示す処理を終
了する。逆に、ステップS156の判断処理において、
3種類のフラグ情報が、位相番号0番の条件を満足して
いると判断したときには、位相番号に0番をセットし、
このこの図8に示す処理を終了する。
【0175】フラグプルダウン検出回路3において、こ
の図8に示した処理を実行することにより、位相番号が
0番から9番まで一巡し、3種類のフラグの信頼性を確
認した後において初めて、フラグプルダウンオン/オフ
信号をオン状態に変化させるようにすることができる。
したがって、より確実にプルダウン信号の検出を行なう
ようにすることができる。
【0176】[4−2.プルダウン自動検出回路5の動
作のまとめ]フラグプルダウン検出回路5においては、
電源投入時やチャンネル切り換え時、入力切り換え時等
に自動検出プルダウンオン/オフ信号をオフ(“0”)
にし、毎フィールドに1回、3−2プルダウンされて形
成されたフィールド画像信号が有する規則性を検出する
処理を行なう。
【0177】すなわち、プルダウン自動検出回路5は、
前述もしたように、プルダウンリクエスト回路551に
おいて、最新に入力されたフィールド画像信号Fnとそ
の2フィールド(1フレーム)前のフィールド画像信号
F2dとの差分に基づいて得られる情報である複数フィ
ールド分の繰り返しフラグに基づいて、3−2プルダウ
ンされて形成されたフィールド画像信号の規則性を検出
する。
【0178】同時に、プルダウン自動検出回路5は、プ
ルダウンクリアー回路552において、最新に入力され
たフィールド画像信号Fnとその2フィールド(1フレ
ーム)前のフィールド画像信号F2dとの差分に基づい
て得られる情報である複数フィールド分のフレーム間差
分値と、最新に入力されたフィールド画像信号Fnとそ
の1フィールド前のフィールド画像信号F1dとの差分
に基づいて得られる情報である複数フィールド分のフィ
ールド間差分値とに基づいて、3−2プルダウンされて
形成されたフィールド画像信号の規則性から外れたか否
かを検出する。
【0179】そして、プルダウン自動検出回路5は、プ
ルダウンリクエスト回路551においての検出結果と、
プルダウンクリアー回路552においての検出結果とに
基づいて、自動検出プルダウンオン/オフ信号APDを
形成して出力する。
【0180】また、プルダウン自動検出回路5は、自動
検出プルダウンオン/オフ信号APDがオン(“1”)
である区間において、処理の対象となっているフィール
ド画像信号のプルダウン信号における位置に基づいて、
この処理の対象になっているフィールド画像信号に対し
てインターリーブするフィールド画像信号を選択するた
めの自動検出インターリーブ位相信号APhを形成して
出力する。
【0181】このようにして、プルダウン自動検出回路
5において、自動検出プルダウンオン/オフ信号APD
と、自動検出インターリーブ位相信号APhとが形成さ
れて、出力するようにされる。
【0182】[4−3.画像処理装置の動作のまとめ]
次に、フラグプルダウン検出回路3、プルダウン自動検
出回路5の動作を踏まえ、図1に示したこの実施の形態
の画像処理装置の動作についてまとめる。図9は、この
実施の形態の画像処理装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートであり、フィールド毎(垂直周期)で実行さ
れるようにされることになる。
【0183】図1に示したように、フラグプルダウン検
出回路3からのフラグプルダウンオン/オフ信号FP
D、フラグインターリーブ位相信号FPh、プルダウン
自動検出回路5からの自動検出プルダウンオン/オフ信
号APD、自動検出インターリーブ位相信号APhは、
後段のセレクタ4、セレクタ6に供給される。
【0184】前述もしたように、セレクタ4、セレクタ
6は、フラグプルダウンオン/オフ信号FPDによって
切り換えられる(ステップS201)。フラグプルダウ
ンオン/オフ信号FPDがオン(“1”)である場合に
は、セレクタ4、セレクタ6は、入力端a側に切り換え
られる(ステップS202)。
【0185】これにより、セレクタ4を通じてフラグプ
ルダウンオン/オフ信号FPDが切り換え制御信号PD
としてセレクタ22に供給され、セレクタ6を通じてフ
ラグインターリーブ位相信号FPhが切り換え制御信号
Phとしてセレクタ22に供給される。この場合、セレ
クタ22に供給されるフラグプルダウンオン/オフ信号
FPDはオン(“1”)であるので、セレクタ22は入
力端a側に切り換えられ、セレクタ21からのフィール
ド画像信号がフィールド/フレーム変換回路7に供給す
るようにされる。
【0186】したがって、この場合には、フラグインタ
ーリーブ位相信号FPhによってセレクタ21が切り換
え制御され、フィールド/フレーム変換回路7に供給さ
れるインターリーブするフィールド画像信号が選択され
る。すなわち、目的とするフィールド画像信号にインタ
ーリーブするフィールド画像信号の位相(挿入位相)が
フラグインターリーブ位相信号FPhによって決定する
ようにされる(ステップS203)。
【0187】これにより、フィールド/フレーム変換回
路7において、フィールドメモリ13からのフィールド
画像信号に対して、セレクタ21、セレクタ22を通じ
て供給されたフィールド画像信号がインターリーブされ
て、フレーム画像信号FLが形成され、これが出力端子
outを通じて出力するようにされる。
【0188】一方、ステップS201においてフラグプ
ルダウンオン/オフ信号FPDがオフであると判断され
た場合、すなわち、フラグプルダウンオン/オフ信号F
PDがオフである場合には、セレクタ4、セレクタ6
は、入力端b側に切り換えられる(ステップS20
4)。
【0189】これにより、セレクタ4を通じて自動検出
プルダウンオン/オフ信号APDが切り換え制御信号P
Dとしてセレクタ22に供給され、セレクタ6を通じて
自動検出インターリーブ位相信号APhが切り換え制御
信号Phとしてセレクタ22に供給される。
【0190】したがって、セレクタ22が、自動検出プ
ルダウンオン/オフ信号APDにより切り換えられる
(ステップS205)。セレクタ22に供給された自動
検出プルダウンオン/オフ信号APDがオン(“1”)
である場合には、セレクタ22は、入力端a側に切り換
えられ、セレクタ21からのフィールド画像信号がフィ
ールド/フレーム変換回路7に供給される。
【0191】この場合には、自動検出インターリーブ位
相信号APhによってセレクタ21が切り換えられて、
フィールド/フレーム変換回路7に供給されるインター
リーブするフィールド画像信号が選択される。すなわ
ち、目的とするフィールド画像信号にインターリーブす
るフィールド画像信号の位相(挿入位相)が自動検出イ
ンターリーブ位相信号APhによって決定するようにさ
れる(ステップS206)。
【0192】これにより、フィールド/フレーム変換回
路7において、フィールドメモリ13からのフィールド
画像信号に対して、セレクタ21、セレクタ22を通じ
て供給されたフィールド画像信号がインターリーブされ
て、フレーム画像信号FLが形成され、これが出力端子
outを通じて出力するようにされる。
【0193】また、ステップS205において自動検出
プルダウンオン/オフ信号APDがオフ(“0”)であ
ると判断された場合、すなわち、自動検出プルダウンオ
ン/オフ信号APDがオフ(“0”)である場合には、
セレクタ22は、入力端b側に切り換えられるので、フ
ィールド補間回路15から補間フィールド画像信号がフ
ィールド/フレーム変換回路7に供給されて、補間フィ
ールドが用いられてフレーム画像信号FLが形成され
(ステップS207)、これが出力端子outを通じて
出力するようにされる。
【0194】このように、この実施の形態の画像処理装
置は、3−2プルダウンされて形成されたフィールド画
像信号に付加されているフラグ情報に基づくプルダウン
検出と、3−2プルダウンされて形成されたフィールド
画像信号の規則性を検出することによるプルダウンの自
動検出とを切り換えて用いるようにすることができる。
【0195】そして、高精度かつ正確に3−2プルダウ
ンされて形成された画像信号区間と、そうでない画像信
号区間とを区別し、時間的に同じフレームを構成するフ
ィールド画像信号同士をインターリーブして、フレーム
画像信号を形成することができる。したがって、コーミ
ング現象を低減させ、高画質の画像を形成するフレーム
画像信号を形成することができる。
【0196】なお、図1に示したフィールド補間回路1
5は、線形補間方式を用いて補間フィールドを生成する
ものや、あるいは、動き補償、動き検出を組み合わせた
方式により補間フィールドを生成するものなど、種々の
ものを用いるようにすることができる。
【0197】また、図1に示したこの実施の形態の画像
処理装置は、例えば、デジタルテレビ受像機、DVDプ
レーヤなどのデジタル再生装置の再生系に設けるように
して利用することができるほか、光ディスクや光磁気デ
ィスク、あるいは、磁気ディスクを記録媒体として用い
る記録装置の記録系、あるいは、放送装置の送信系に設
けるようにして利用することができる。
【0198】すなわち、この画像処理装置を、各種の再
生装置、記録装置、記録再生装置、あるいは、放送装置
に適用し、利用することができる。
【0199】[5.プルダウン信号検出回路の単体の構
成と利用]なお、前述の実施の形態においては、プルダ
ウン信号検出回路とフィールド/フレーム変換回路7と
からなる画像処理装置を構成した場合を例にして説明し
たがこれに限るものではない。例えば、フィールドメモ
リ11、12、フラグプルダウン検出回路3、セレクタ
4、プルダウン自動検出回路5、セレクタ6からなるプ
ルダウン信号検出回路部分だけを構成し、これを上述し
た実施の形態の場合と同様に、フィールド/フレーム変
換回路と組み合わせることによって、より精度の高いプ
ルダウン信号検出が可能なアップコンバータを構成する
ことができる。
【0200】また、図1に示した画像処理装置のフィー
ルド/フレーム変換回路7以外の部分からなるプルダウ
ン信号検出回路を構成し、これを上述した実施の形態の
場合と同様に、フィールド/フレーム変換回路と組み合
わせることによって、より精度の高いプルダウン信号検
出が可能なアップコンバータを構成することができる。
【0201】したがって、少なくとも、フィールドメモ
リ11、12、フラグプルダウン検出回路3、セレクタ
4、プルダウン自動検出回路5、セレクタ6からなるプ
ルダウン信号検出回路を構成し、あるいは、図1に示し
た画像処理装置のフィールド/フレーム変換回路7以外
の部分からなるプルダウン信号検出回路を構成し、これ
を単独で流通させることも可能である。
【0202】[6.その他]また、前述した実施の形態
においては、プルダウン信号検出回路、画像処理装置の
それぞれをハードウェアにより構成するものとして説明
したが、これに限るものではない。すなわち、プルダウ
ン信号検出回路、画像処理装置、画像符号化装置のそれ
ぞれを、ソフトウエアによって実現することも可能であ
る。
【0203】また、前述の実施の形態においては、3−
2プルダウンされて形成されたフィールド画像信号に付
加されているべきフラグ情報は、リピートファーストフ
ィールドフラグRFF、プログレッシブフレームフラグ
PFr、トップファーストフィールドフラグTFFの3
種類であるものとして説明したが、これに限るものでは
ない。これらのうちの、1種類、あるいは、2種類を選
択的に用いるようにしてもよい。
【0204】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、3−2プルダウンされているフィールド画像信号に
付加されているべきフラグ情報に基づくプルダウン信号
検出と、3−2プルダウンされて形成されたフィールド
画像信号の規則性を検出することによるプルダウン自動
検出とを使い分け、精度よくプルダウン信号の検出を行
なうことができる。
【0205】また、精度よくプルダウン検出を行なうこ
とができることにより、フィールド画像信号からフレー
ム画像信号へのアップコンバート時においての誤動作を
少なくし、コーミング現象を低減させることができるな
ど、高画質化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるフィールド信号検出装置の一実
施の形態を適用した画像処理装置の一実施の形態を説明
するためのブロック図である。
【図2】図1に示したフラグプルダウン検出回路3にお
いてのフラグプルダウンオン/オフ信号、フラグインタ
ーリーブ位相信号、位相番号の生成を説明するための図
である。
【図3】図1に示したプルダウン自動検出回路5の構成
を説明するためのブロック図である。
【図4】図3に示した画像処理装置のアキュムレータに
おける処理の領域分割の一例を説明するための図であ
る。
【図5】図3に示した画像処理装置のアキュムレータに
おける処理の領域分割の他の例を説明するための図であ
る。
【図6】図1に示したフラグプルダウン検出回路3、プ
ルダウン自動検出回路5の検出出力に応じて形成される
プルダウンオン/オフ信号PD、インターリーブ位相信
号Phの生成過程を説明するための図である。
【図7】図1に示したフラグプルダウン検出回路3の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図8】図1に示したフラグプルダウン検出回路3の動
作の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図1に示した画像処理装置の操作を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】3−2プルダウンされて形成されたフィール
ド画像信号のプルダウンパターンを説明するための図で
ある。
【図11】3−2プルダウンされて形成されたフィール
ド画像信号のフレーム画像信号への変換動作を説明する
ための図である。
【符号の説明】
in1…フィールド画像信号の入力端子、in2…フラ
グ情報の入力端子、in3…閾値やパラメータなどの外
部情報の入力端子、in4…垂直同期信号の入力端子、
1…ラッチ部、11、12、13、14…フィールドメ
モリ、15…フィールド補間回路、2…セレクタ部、2
1、22…セレクタ、3…フラグプルダウン検出回路、
4…セレクタ、5…プルダウン自動検出回路、6…セレ
クタ、7…フィールド/フレーム変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 勝成 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 太田 正志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 BA13 BA17 BA19 5C063 AB03 AC01 BA04 BA10 BA12 CA05 CA07 CA23 CA38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3−2プルダウンされて形成されたフィー
    ルド画像信号に付加されているべき少なくとも1種類以
    上のフラグ情報に基づいて、入力フィールド画像信号が
    3−2プルダウンされたものか否かを検出する第1の検
    出手段と、 少なくとも1種類以上の前記フラグ情報に基づいて、フ
    レーム画像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選
    択制御用の第1の選択信号を形成する第1の選択信号形
    成手段と、 入力フィールド画像信号について、3−2プルダウンさ
    れて形成された画像信号の特徴を検出することにより、
    当該入力画像信号が3−2プルダウンされて形成された
    ものか否かを検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、フレーム画
    像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選択制御用
    の第2の選択信号を形成する第2の選択信号形成手段
    と、 前記第1の検出手段により3−2プルダウンされて形成
    されたと検出された画像信号区間においては、前記第1
    の選択信号を出力し、それ以外の画像信号区間において
    は、前記第2の選択信号を出力する切換手段と、 を備えることを特徴とするプルダウン信号検出装置。
  2. 【請求項2】3−2プルダウンされて形成されたフィー
    ルド画像信号に付加されているべき少なくとも1種類以
    上のフラグ情報に基づいて、入力フィールド画像信号が
    3−2プルダウンされたものか否かを検出し、 少なくとも1種類以上の前記フラグ情報に基づいて、フ
    レーム画像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選
    択制御用の第1の選択信号を形成し、 入力フィールド画像信号について、3−2プルダウンさ
    れて形成された画像信号の特徴を検出することにより、
    当該入力画像信号が3−2プルダウンされて形成された
    ものか否かを検出し、 前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、フレーム画
    像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選択制御用
    の第2の選択信号を形成し、 少なくとも1種類以上の前記フラグ情報に基づいて3−
    2プルダウンされて形成されたと検出された画像信号区
    間においては、前記第1の選択信号を選択し、それ以外
    の画像信号区間においては、前記第2の選択信号を選択
    し、 選択された前記第1の選択信号、あるいは、前記第2の
    選択信号に基づいて、フレーム画像信号の形成に用いる
    フィールド画像信号を選択できるようにすることを特徴
    とするプルダウン信号検出方法。
  3. 【請求項3】3−2プルダウンされて形成されたフィー
    ルド画像信号に付加されているべき少なくとも1種類以
    上のフラグ情報に基づいて、入力フィールド画像信号が
    3−2プルダウンされたものか否かを検出する第1の検
    出手段と、 少なくとも1種類以上の前記フラグ情報に基づいて、フ
    レーム画像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選
    択制御用の第1の選択信号を形成する第1の選択信号形
    成手段と、 入力フィールド画像信号について、3−2プルダウンさ
    れて形成された画像信号の特徴を検出することにより、
    当該入力画像信号が3−2プルダウンされて形成された
    ものか否かを検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、フレーム画
    像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選択制御用
    の第2の選択信号を形成する第2の選択信号形成手段
    と、 前記第1の検出手段により3−2プルダウンされて形成
    されたと検出された画像信号区間においては、前記第1
    の選択信号を出力し、それ以外の画像信号区間において
    は、前記第2の選択信号を出力する切換手段と、 前記切換手段からの前記第1の選択信号、あるいは、前
    記第2の選択信号に基づいて、フレーム画像信号の形成
    に用いるフィールド画像信号を選択する選択手段と、 所定のフィールド画像信号と、前記選択手段により選択
    されたフィールド画像信号とからフレーム画像信号を形
    成するフィールド/フレーム変換手段とを備えることを
    特徴とする高解像度化画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】3−2プルダウンされて形成されたフィー
    ルド画像信号に付加されているべき少なくとも1種類以
    上のフラグ情報に基づいて、入力フィールド画像信号が
    3−2プルダウンされたものか否かを検出し、 少なくとも1種類以上の前記フラグ情報に基づいて、フ
    レーム画像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選
    択制御用の第1の選択信号を形成し、 入力フィールド画像信号について、3−2プルダウンさ
    れて形成された画像信号の特徴を検出することにより、
    当該入力画像信号が3−2プルダウンされて形成された
    ものか否かを検出し、 前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、フレーム画
    像信号の形成に用いるフィールド画像信号の選択制御用
    の第2の選択信号を形成し、 少なくとも1種類以上の前記フラグ情報に基づいて3−
    2プルダウンされて形成されたと検出された画像信号区
    間においては、前記第1の選択信号を選択し、それ以外
    の画像信号区間においては、前記第2の選択信号を選択
    し、 選択された前記第1の選択信号、あるいは、前記第2の
    選択信号に基づいて、フレーム画像信号の形成に用いる
    フィールド画像信号を選択し、 所定のフィールド画像信号と、選択された前記フィール
    ド画像信号とからフレーム画像信号を形成することを特
    徴とする高解像度化画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8212919B2 (en) 2006-11-10 2012-07-03 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, and program

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