JP2003188962A - 折り畳み型携帯電話機 - Google Patents

折り畳み型携帯電話機

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JP2003188962A
JP2003188962A JP2001381294A JP2001381294A JP2003188962A JP 2003188962 A JP2003188962 A JP 2003188962A JP 2001381294 A JP2001381294 A JP 2001381294A JP 2001381294 A JP2001381294 A JP 2001381294A JP 2003188962 A JP2003188962 A JP 2003188962A
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mobile phone
foldable mobile
external pressure
detection switch
pressure
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Application number
JP2001381294A
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English (en)
Inventor
Mamoru Shimazaki
衛 嶋崎
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外的圧力を予め検出、警告し、圧力による破
壊を棒下折り畳み式携帯電話機を提供すること。 【解決手段】 折り畳み式携帯電話機の開閉を検出する
開閉スイッチと、外圧検出レベルの異なる複数の外圧検
出スイッチと、外圧検出スイッチの検出した外圧検出レ
ベルを認識し危険と判断したレベルに応じた警告を発す
る外圧検知部とを設けて折り畳み式携帯電話機を構成し
た。また、表示部を保護するスクリーンが所定以上の圧
力で操作部を押圧するように構成した。これにより、破
壊の危険が生じたことが感知でき、警告を発し破壊を未
然に防止できる。更に、電源と表示部との間に電源遮断
装置を設け、破壊の危険が生じたときは、表示部への通
電、信号の送信等を遮断し、表示部の損傷による本体へ
の障害の発生を防止することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折り畳み型携帯電話
機に関し、特に外圧による故障や破壊を防止できる折り
畳み型携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】折り畳み型携帯電話機は、大きく第一筐
体と第二筐体と、前記第一筐体と第二筐体を折り畳み可
能とするヒンジ部とで構成されている。第一筐体には、
相手側の音声信号を使用者に伝える受話部、無線信号の
送受信に使用されるアンテナ部、電話機の状態や情報を
表示するための表示部が、また第二筐体には使用者の音
声信号を相手側に伝える送話部、電話機全体に電気を供
給する電源部、電話機の発着信や各種機能の操作を行う
操作部とを備えている。
【0003】最近の傾向として、携帯電話機はメールサ
ービスや各種情報サービスが盛んになり、また携帯電話
機でゲーム等も実現できるようになっており、これら情
報を使用者に見やすく表示させるため従来の携帯電話機
よりも大きな表示部を搭載する携帯電話機が増加してい
る。
【0004】特に折り畳み型携帯電話機は、閉じた時は
コンパクトになり、開いた時には比較的大きな面積が確
保出来るため、より大型の表示部を搭載することが可能
であり、表示部が大型化する傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような折り畳み型
携帯電話機の表示部は液晶パネル等で実現されている
が、一般的に液晶パネルの素材はガラスであり、折り畳
み型携帯電話機の小型軽量化のため非常に薄く作られて
いる。このため折り畳み型携帯電話機を構成する部品の
中においても、比較的外的圧力による故障や破壊の危険
が大きく、また表示部の大型化のためさらに外的圧力を
受けやすいという問題がある。
【0006】使用者の取り扱い不良などにより折り畳み
型携帯電話機に過度の外的圧力が加わってしまった場
合、表示部が故障したり破壊されたり、更には折り畳み
型携帯電話機本体までも故障や破壊してしまう可能性が
ある。
【0007】このような問題を解決するために、例えば
特開2001−54155号公報に開示されているよう
に、2つに折り畳まれる一方にタッチパネル、他方にキ
ースイッチを有する折り畳み式の携帯電話装置におい
て、外圧が加わったときに折り畳んだ携帯電話装置のタ
ッチパネル面とキースイッチ面との間隙を狭める弾性付
き突起及びくぼみを備え、開閉検出スイッチによって携
帯電話装置が折り畳み閉状態であるとの検出と、タッチ
パネルと予知突起との接触を検出したとき、外圧破壊検
出判断部が危険と判断して警告音の鳴動を行わせること
を特徴とした折り畳み式の携帯電話装置の外圧破壊警告
システムが提案されている。
【0008】この先行文献に開示された手法は、タッチ
パネルを搭載している折り畳み式携帯電話装置に関して
は有効な手段であるが、タッチパネルを有していない折
り畳み型携帯電話機の場合ではかかる方法を使用するこ
とができなかった。
【0009】このためタッチパネルを有していない一般
的な折り畳み型携帯電話機においては、外圧検出を行う
ことができず、過度の外圧が加わった場合に故障や破壊
に至ってしまうという欠点が存在する。
【0010】さらには折り畳み型携帯電話機に加わる外
的圧力を検出する条件として、ゴムの固さ、突起の大き
さ、予知突起の大きさで調節するとなっているため、材
質や形状が決定した後は検出できる外的圧力が1段階し
かないという問題もある。
【0011】本発明の主な目的は折り畳み型携帯電話機
において、外的圧力が加わった場合にこれを検出して使
用者に知らせるようにし、さらに外的圧力の度合いによ
り加わっている圧力の状態を使用者に知らせるように構
成した、折り畳み型携帯電話機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、折り畳み式携帯電話機の開閉を検出する
開閉スイッチと、外圧検出レベルの異なる複数の外圧検
出スイッチと、外圧検出スイッチの検出した外圧検出レ
ベルを認識し危険と判断したレベルに応じた警告を発す
る外圧検知部とを設けて折り畳み式携帯電話機を構成し
た。
【0013】また、折り畳み状態で所定以上の圧力が加
えられと表示部を保護するスクリーンが操作部を押圧す
るように構成した。これにより、破壊の危険が生じたこ
とが感知でき、警告を発して破壊を未然に予告し防止で
きる。更に、電源と表示部との間に電源遮断装置を設
け、破壊の危険が生じたときは、表示部への通電、信号
の送信等を遮断し、表示部の損傷による本体への障害の
発生を防止することとした。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に、本発明にかかる折り畳み
型携帯電話機の一実施形態を示す。折り畳み型携帯電話
機2は、第一筐体4と第二筐体6からなり、第一筐体4
と第二筐体6はヒンジ11により図2に示すように屈曲
自在に連結されている。
【0015】第一筐体4には液晶表示装置からなる表示
部8と、突形状で表示部8を保護する為のスクリーン1
0、受話部12と、弾性ゴム13と、開閉検出スイッチ
5の作動部15と、無線信号の送受信に使用されるアン
テナ24と、着信時や通話時及び充電時等の状態を光で
使用者に伝える発光部34等が設けられ、第二筐体6に
は押圧ボタン等の操作部14と、送話部16と、感圧ス
イッチとしての外圧検出スイッチ3と、開閉検出スイッ
チ5と、携帯電話機全体に電気を供給する電源部52
(図2に図示)等が設けられている。外圧検出スイッチ
3と弾性ゴム13、および開閉検出スイッチ5と作動部
15は、折り畳み式携帯電話機2が折り畳まれたとき対
向するように設けられている。
【0016】開閉検出スイッチ5は近接スイッチであ
り、折り畳み型携帯電話機2が折り畳まれ作動部15が
所定距離内に近接すると開閉検出スイッチ5のスイッチ
が入る。制御部32は開閉検出スイッチ5から作動部1
5が近接した信号を受けると、折り畳み型携帯電話機2
が閉じられたことを検出する。尚、開閉検出スイッチ5
と作動部15は、第一筐体4と第二筐体6の設置場所を
入れ替えてもよい。
【0017】外圧検出スイッチ3は所定の圧力以上で押
圧されてスイッチが入るようになっており、折り畳み型
携帯電話機2が単に折り畳まれた状態では外圧検出スイ
ッチ3と弾性ゴム13が接触するのみであり、外圧検出
スイッチ3を押圧しない。したがってこの状態では、外
圧検出スイッチ3のスイッチは入らず、第一筐体4と第
二筐体6の間隔を一定に保持し、スクリーン10と操作
部14との両者を接触させない。また、弾性ゴム13は
外圧検出スイッチ3が第一筐体4に直接接触してキズが
つくのを防止している。
【0018】スクリーン10は透明で、突状に形成され
ており、突状の高さは折り畳み式携帯電話機2を単に閉
じた状態では通常操作部14と接触せず、表示部8が故
障あるいは破壊される外的圧力より少し弱い圧力が加え
られて変形したときに操作部14を押下するように形成
されている。
【0019】次に、上記スイッチについて説明する。単
に折り畳まれた状態では、開閉検出スイッチ5と作動部
15が作動して折り畳まれたことを感知する。そして、
折り畳み式携帯電話機2を閉じる方向に所定以上の外的
圧力が加えられると、図5に示すように第一筐体4と第
二筐体6の間隔が狭められ、弾性ゴム13が外圧検出ス
イッチ3を押圧し、外圧検出スイッチ3のスイッチが入
れられる。一方かかる状態では、第一筐体4にあるスク
リーン10と第二筐体6にある操作部14とはまだ接触
はしない。
【0020】更に強い外的圧力が折り畳み型携帯電話機
2に加わると、図5の状態で既に外圧検出スイッチ3は
押下されているため、ヒンジ11を一方の支点とし、弾
性ゴム13と外圧検出スイッチ3の接触部を他方の支点
として第一筐体4及び第二筐体6が図6に示すように物
理的に歪められる。図6の状態に変形されると、第一筐
体4に搭載されている表示部8に故障や破壊の危険性が
高くなる。このような強い外的圧力が加えられると、表
示部8を保護するスクリーン10が変形し、突形状をし
たスクリーン10の中央部分により操作部14のいずれ
かの押圧ボタンが押下される。尚、図6では特徴を強調
するため、第一筐体4のみが歪んだ状態にて示してあ
る。
【0021】図7に、折り畳み型携帯電話機2の構成を
示す。図7に示すように折り畳み型携帯電話機2は、大
きく無線部22と、制御部32により構成され、無線部
22と制御部32の間ではデータの送受信が行われる。
無線部22には無線信号の送受信に使用されるアンテナ
24が接続されている。
【0022】制御部32には図1で記載した、使用者の
音声信号を相手側に伝える送話部16、相手側の音声信
号を使用者に伝える受話部12、着信時や通話時及び充
電時等の状態を光で使用者に伝える発光部34、各種情
報を表示する表示部8、電話の発着信や各種機能の操作
を行う操作部14、折り畳み型携帯電話機2の開閉状態
を検出するための開閉検出スイッチ5、外的圧力が加わ
った場合に動作する外圧検出スイッチ3に加え、音楽や
警告音を使用者に知らせるスピーカ36、振動によって
使用者に電話機の状態を知らせるバイブレータ26、電
話機の状態やデータ等を記憶する記憶装置42、計時を
行う時計部44等が接続され、制御部32とはそれぞれ
データの送信あるいは受信、または送受信が行われる。
また外圧の検出および検出レベル等の認識を行い動作を
判断する外圧検知部46が制御部32の中に設けられて
いる。
【0023】制御部32は、作動部15が近接して開閉
検出スイッチ5のスイッチが入ると、折り畳み式携帯電
話機2が閉じられたと認識する。また外圧検出スイッチ
3のスイッチが押下されると、折り畳み式携帯電話機2
の所定以上の圧力が加えられたと判断し、スピーカ36
に警報(レベル1)を発するようを作動させる。更に制
御部32は、折り畳み型携帯電話機2が閉じた状態でス
クリーン10により操作部14の押圧ボタンのいずれか
が押下されたことを感知すると故障や破壊の危険がある
と判断し、スピーカ36に破壊危険の警報(レベル2)
を発生させる。更に、警報を発した場合その警報の種類
と発した時刻等を記憶部42に記憶させる。
【0024】電源部52は二次電池等であり、無線部2
2及び制御部32に接続され、折り畳み式携帯電話機2
の各部分に電源を供給する。
【0025】以上折り畳み式携帯電話機2の構成を述べ
たが、図1、図7に示した折り畳み式携帯電話機2にお
ける無線部等の通信に必要な部分の構成については、当
業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関
係しないので、その説明については省略する。
【0026】次に、外的圧力が加えられたときの折り畳
み式携帯電話機2の動作について図8のフローチャート
を用いて説明する。
【0027】図3は、閉じたときの折り畳み型携帯電話
機2の側面図、図4は、閉じたときの折り畳み型携帯電
話機2の正面図で、図5は、外的圧力が加えられた状態
の折り畳み型携帯電話機2を示す図である。
【0028】図3に示すように折り畳み型携帯電話機2
がヒンジ部11を中心に折り畳まれると、第一筐体4と
第二筐体6は向かい合う位置となり、第二筐体6に設け
られた開閉検出スイッチ5が作動部15の近接を感知
し、制御部32は折り畳み型携帯電話機2が閉じられた
ことを検出する(F−1)。このとき外圧検出スイッチ
3は、単に弾性ゴム13と当接しているのみである。次
に、外圧検出スイッチ3が押下されているか否かの確認
を行い(F−2)、押下されていない場合はステップF
−12に移行し、開閉検出スイッチ5が開か否かを確認
する(F−12)。
【0029】開閉検出スイッチ5が開放されていない場
合には再度ステップF−2に戻り、外圧検出スイッチ3
の押下の確認に戻り、開閉検出スイッチ5が開放された
ときには終了する。
【0030】ステップF−2の外圧検出スイッチ3が押
下されたかの確認において、外圧検出スイッチ3が押下
されている場合は、外圧検知部46にその旨を通知する
(F−3)。外圧検知部46は外圧検出スイッチ3が押
下されたことにより外的圧力が危険レベル1であること
を認識し、記憶装置42はこのときの検出したレベルと
時刻を記憶する。時刻情報は時計部44より入手し、記
憶した情報は後に読み出し故障診断等に使用する。同時
にレベル1の警告の処理を行い(F−4)、外圧が加わ
っていることはスピーカ36を利用して使用者に警告す
る。このときの折り畳み型携帯電話機2を、図5に示
す。
【0031】次に、操作部14が押下されているかの確
認を行い(F−5)、操作部14が押下されていない場
合にはステップF−10に移行し、外圧検出スイッチ3
が開放されたか否かの確認を行う(F−10)。外圧検
出スイッチ3が開放されていない場合には再度ステップ
F−4のレベル1の警告に戻る。一方、ステップF−1
0にて開閉検出スイッチ3が開放されているときにはス
テップF−11にてレベル1の警告を停止させ、ステッ
プF−12にて開閉検出スイッチ5が開か否かを検出す
る。ステップF−12の開閉検出スイッチ5の開検出に
移行した後は前述したと同様の処理を行う。
【0032】ステップF−5における操作部14の押下
の確認において、スクリーン10により操作部14が押
下されている場合は、外圧検知部46にその旨を通知す
る(F−6)。外圧検知部46は操作部14が押下され
たことにより外的圧力が危険レベル2であることを認識
し、記憶装置44は検出したレベルと時刻を記憶する。
このときの折り畳み型携帯電話機2を、図6に示す。記
憶装置44は、適宜検出したレベルと時刻を複数記憶す
ることが可能である。その後レベル2の警告の処理を行
い(F−7)、外圧が加わっていることをスピーカ36
及びバイブレータ26を利用して使用者に警告する。
【0033】次にステップF−8で操作部14が開放さ
れているか否かの確認を行い、操作部14が開放されて
いない場合には再度ステップF−7のレベル2の警告に
戻り、レベル2の警告を継続する。一方操作部14が開
放されているときにはレベル2の警告を停止し(F−
9)、外圧検出スイッチ3が開放されているかの確認
(F−10)に移行する。ステップF−10の外圧検出
スイッチ3の開放確認に移行した後は上述と同様の処理
を行う。
【0034】上記例では、ステップのレベル1の警告は
スピーカ36により、レベル2の警告はスピーカ36と
バイブレータ26を利用して使用者に警告を与えるよう
に記載しているが、危険度のレベルが使用者に通知でき
るように発光部34の色や明滅、スピーカ36から出す
音や音量、バイブレータ26の振動や間隔等をそれぞれ
変化させて使用したり、またはこれらを組合せて利用し
てもよい。また第一筐体4にある弾性ゴム13と第二筐
体6にある外圧検出スイッチ3、また作動部15と開閉
検出スイッチ5の位置を置き換えてもよい。
【0035】したがって折り畳み式携帯電話機2は、開
閉検出スイッチ5の開閉検出、外圧検出スイッチ3の圧
力検出、スクリーン10による操作部14の押下を利用
することにより、折り畳み式携帯電話機2に加えられた
外的圧力の状態を段階的に検出することが可能となり、
危険レベルの度合いにより段階に応じて表示部8等が故
障し、あるいは破壊される前に警告することが可能とな
る。また折り畳み式携帯電話機2に加えられた外圧の大
きさと加圧された時刻とを記憶できる機能を有している
ため、後に故障診断等に使用することが可能である。更
に折り畳み型携帯電話機2が閉じている状態にのみ動作
するため、開いているときには通常の動作をさせること
が可能である。
【0036】次に、本発明にかかる折り畳み式携帯電話
機の他の実施形態について説明する。
【0037】図9に、本発明の他の実施形態としての折
り畳み型携帯電話機7を示す。折り畳み式携帯電話機7
は前述した折り畳み式携帯電話機2と比較して、弾性ゴ
ム13が第2外圧検出スイッチ19に置き代えられてい
る点で異なる。第2外圧検出スイッチ19は、外圧検出
スイッチ3よりスイッチの作動圧力が大きく、外圧検出
スイッチ3が作動した後更に外的圧力の強さが増大した
場合に反応する。図9においてその他の部分は図1と同
様のためここでは説明を省略する。
【0038】したがって、折り畳み式携帯電話機7で
は、まず外圧検出スイッチ3が作動して押圧を感知し、
その後更に外的圧力の強さが増大した場合に第2外圧検
出スイッチ19が作動するため、2種類の異なる圧力を
感知し、それぞれに警告を発生させることにより細かい
圧力感知、警告ができる。
【0039】図10は、他の実施形態における折り畳み
型携帯電話機9の構成を示す概略図である。尚、外形
は、図9の折り畳み式携帯電話機7とほぼ同様である。
折り畳み式携帯電話機9と折り畳み型携帯電話機2とを
比較すると、第2外圧検出スイッチ19と信号遮断スイ
ッチ17が追加されている点で異なる。第2外圧検出ス
イッチ19は、外圧検出スイッチ3よりスイッチの作動
圧力が大きく、外圧検出スイッチ3が作動した後更に外
的圧力の強さが増大した場合に反応する。信号遮断スイ
ッチ17は、制御部32と表示部8の間に設けられ、折
り畳み式携帯電話機9が故障、あるいは破壊される直前
の圧力が加えられたときに作動して、制御部32と表示
部8の間の電源、信号線等を遮断する。その他の構成等
については折り畳み式携帯電話機2と同様であるため説
明を省略する。
【0040】次に、折り畳み型携帯電話機9の動作につ
いて、図11のフローチャートを用いて説明する。尚、
上記例と同様の箇所については説明を一部省略する。
【0041】まず折り畳み型携帯電話機9が閉じられる
と、閉じられたことを開閉検出スイッチ5が検出する
(G−1)。次に外圧検出スイッチ3が押下されている
か確認を行い(G−2)、押下されていない場合はステ
ップG−8に移行し、開閉検出スイッチ5の開検出を確
認する。開閉検出スイッチ5が開放されていない場合に
は再度ステップG−2の外圧検出スイッチ3押下の確認
に戻り、開閉検出スイッチ5が開放されたときには本処
理を終了する。
【0042】ここで、折り畳み式携帯電話機9は、第2
外圧検出スイッチ19を備えていることから、外圧検出
スイッチ3によるレベル1の警告に加え、外圧検出スイ
ッチ3の圧力より大きい圧力で第2外圧検出スイッチ1
9が作動し、レベル2の警告を行う。レベル1とレベル
2の警告は、ステップG−4からステップG−13で行
われ、警告、および解除等は上述したと同様の動作であ
る。さらに、折り畳み式携帯電話機9は、信号遮断スイ
ッチ17を備えており、レベル2の警告を発した状態で
外的圧力が更に大きくなったとき作動する。
【0043】次に、信号遮断スイッチ17の作動につい
て説明する。
【0044】ステップG−10にてレベル2の警告を行
った後、折り畳み式携帯電話機9に加えられる圧力が更
に増加し操作部14が押下されたかどうか確認する(G
−11)。操作部14が押下されていなければ、ステッ
プG−12に戻り、第2外圧検出スイッチ19の作動が
開放されたか確認し、レベル2の警告の停止、あるいは
継続を行わせる。
【0045】一方ステップG−11にて操作部14の押
下が確認された場合は、その旨を外圧検知部46に通知
する。外圧検知部46は操作部14が押下された旨の通
知を受けると、表示部8等が破壊される危険があると判
断し、制御部32は信号遮断スイッチ17を作動させて
(G−15)、制御部32と表示部8の間の電源と信号
の接続及び遮断を行う。また、このときの検出したレベ
ルと時刻を記憶装置42に記憶する。
【0046】信号遮断スイッチ17を作動させたなら、
レベル3の警告を行う(G−16)。レベル3の警告
は、外圧が加わっていることをスピーカ36、バイブレ
ータ26及び発光部34を利用して使用者に警告する。
【0047】レベル3に達した場合に信号遮断スイッチ
17を作動させるのは、表示部8の故障や破壊の危険性
が大きく、この後更に強い外的圧力が加わり破壊に至っ
た場合、予想し得ない電気的信号によって折り畳み式携
帯電話機9本体までも破壊してしまうことが考えられ、
それを回避するため、制御部32と表示部8を結ぶ電源
及び信号を基本的に全て電気的に切断するのである。
【0048】レベル3の警告は、操作部14が開放され
たか否か確認を行い(G−17)、操作部14が開放さ
れるまで継続させる。操作部14が開放されたときには
レベル3の警告を停止させ(G−18)、また信号遮断
スイッチ17の作動を停止させる(G−19)。信号遮
断スイッチ17の作動停止により制御部32と表示部8
の間の電気的に切断されていた電源及び信号を再度接続
する。
【0049】その後ステップG−12に戻り、第2外圧
検出スイッチ19の開放の確認に移行する。ステップG
−12で第2外圧検出スイッチ19の開放確認に移行し
た後は前述したと同様の処理を行う。
【0050】以上述べたように折り畳み式携帯電話機9
は、開閉検出スイッチ5、外圧検出スイッチ3、第2外
圧検出スイッチ19、スクリーン10による操作部14
の押下等を利用することにより、折り畳み式携帯電話機
9に加えられた外的圧力を段階的に検出することが可能
となり、表示部8が故障あるいは破壊される前に、その
危険レベルの度合いによりそれぞれの段階に応じた警告
を発することが可能となる。
【0051】更に表示部8が破壊されるより少し弱い外
的圧力を検知したとき、表示部8への信号及び電源を切
断するように構成しているため、更に強い外的圧力が加
わり破壊に至った場合、予想し得ない電気的信号によっ
て折り畳み式携帯電話機9本体までも破壊してしまうこ
とを回避することができる。
【0052】尚、上記例では、レベル1の警告はスピー
カ36、レベル2の警告はスピーカ36とバイブレータ
26、レベル3の警告はスピーカ36とバイブレータ2
6、および発光部34を利用して使用者に警告を与える
ように記載しているが、危険度のレベルが使用者に通知
できるように発光部34の色や明滅、スピーカ36から
出す音や音量、バイブレータ26の振動や間隔等をそれ
ぞれ変化させ使用したり、またはこれらを組合せて利用
することが可能である。また第一筐体4にある外圧検出
スイッチ19と第二筐体6にある外圧検出スイッチ3の
位置を置き換えてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明の折り畳み式携帯電話機によれ
ば、開閉検出スイッチと、外圧検出スイッチと、スクリ
ーンによる操作部の押下とを利用することにより、折り
畳み型携帯電話機が閉じた状態での外的圧力を外圧の大
きさに応じて検知できる。
【0054】表示部を保護するスクリーンを突形状と
し、大きな外的圧力が加わった場合に相対するキースイ
ッチを押下することで筐体が歪んだことを検出でき、表
示部が故障あるいは破壊する前にその危険を検出でき
る。
【0055】段階的に検知した外的圧力を異なる警告方
法で警告でき、折り畳み式携帯電話機に加えられている
圧力レベルが使用者に認識できる。
【0056】外圧検知レベルを記憶でき、更に検出した
レベルと検出した時刻を記憶できるため、故障診断等に
使用可能である。
【0057】折り畳み型携帯電話機が閉じている状態に
のみ動作するため、開いているときには通常の動作をさ
せることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機を示す斜
視図である。
【図2】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機を示す図
である。
【図3】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機を示す図
である。
【図4】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機を示す図
である。
【図5】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機を示す図
である。
【図6】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機を示す図
である。
【図7】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機の構成を
示す図である。
【図8】本発明にかかる折り畳み型携帯電話機の動作を
示すフローチャートである。
【図9】折り畳み式携帯電話機の他の例を示す斜視図で
ある。
【図10】他の例の折り畳み型携帯電話機の構成を示す
図である。
【図11】他の例にかかる折り畳み型携帯電話機の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2、7、9 折り畳み式携帯電話機 3 外圧検出スイッチ 4 第一筐体 5 開閉検出スイッチ 6 第二筐体 8 表示部 10 スクリーン 11 ヒンジ部 12 受話部 13 弾性ゴム 14 操作部 16 送話部 17 信号遮断スイッチ 19 第2外圧検出スイッチ 22 無線部 24 アンテナ 26 バイブレータ 32 制御部 34 発光部 36 スピーカー 42 記憶装置 44 時計部 46 外圧検知部 52 電源部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み型携帯電話機において、前記折
    り畳み型携帯電話機の開閉端部側に該開閉端部に加えら
    れる圧力を感知する感圧スイッチを備えたことを特徴と
    した折り畳み型携帯電話機。
  2. 【請求項2】 折り畳み型携帯電話機は、表示画面を有
    する第一筐体と押圧ボタンを有する第二筐体とを連結部
    で屈曲自在に連結してなり、前記表示画面の保護スクリ
    ーンを突状に形成し、前記感圧スイッチの動作圧力以上
    の圧力で該保護スクリーンが前記押圧ボタンを押すよう
    に構成したことを特徴とした請求項1に記載の折り畳み
    型携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記感圧スイッチは、複数の異なる圧力
    を感知する感圧スイッチであることを特徴とした請求項
    1又は2に記載の折り畳み型携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記感圧スイッチもしくは前記保護スク
    リーンによる前記押圧ボタンの押圧を感知すると、警告
    を発する警告手段を備えたことを特徴とした請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の折り畳み型携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記感圧スイッチもしくは前記保護スク
    リーンによる前記押圧ボタンの押圧を感知すると、該圧
    力を記憶する記憶手段を備えたことを特徴とした請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の折り畳み型携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記感圧スイッチもしくは前記保護スク
    リーンによる前記押圧ボタンの押圧を感知すると、該圧
    力値および該圧力付加時刻を記憶する記憶手段を備えた
    ことを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    折り畳み型携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記保護スクリーンによる前記押圧ボタ
    ンの押圧を感知すると、前記折り畳み型携帯電話機の電
    源を遮断する遮断手段を備えたことを特徴とした請求項
    2〜6のいずれか1項に記載の折り畳み型携帯電話機。
  8. 【請求項8】 前記作動は、折り畳み型携帯電話機が閉
    じられている場合にのみ動作することを特徴とした請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の折り畳み型携帯電話
    機。
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