JP2003185024A - シール構造およびそれを用いた流体制御弁 - Google Patents
シール構造およびそれを用いた流体制御弁Info
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Abstract
リープ現象によって、また経時変化によって、塑性変形
が生じて、連結部分のフランジ部に当接する弁体基端部
の当接面に形成したビードのシール性が低下しても、シ
ール性を十分に確保することが可能な流体制御弁におけ
るシール構造を提供する。 【解決手段】ボンネット部材で締結した際に、ロッドガ
イド部材のテーパー面によって、Oリングシール部材
が、ロッドガイド部材と、弁本体の連結部分の内周壁と
に対してそれぞれ圧接されて、これらの間でシール性を
付与するように構成した。
Description
置の純水供給ライン、薬液供給ラインなどにおいて純水
などの流体の流量を調整するために用いられる電動比例
弁などの流体制御弁におけるシール構造に関する。
体制御弁100では、例えば、フッ素樹脂などから構成
される弁本体102の弁室104から、流体が外部に漏
れないようにするために、弁室104の弁駆動部106
との間の連結部分108に形成したフランジ部110に
当接するように、同様にフッ素樹脂などから構成される
弁体基端部112を弁駆動部106のボンネット部材1
14で締め付けて締結することによって、この連結部分
108と弁体基端部112との間をシールするように構
成したシール構造を備えている。
結部分108に形成されたフランジ部110に当接する
弁体基端部112の当接面112aには、断面略三角形
状のビード116が突設されている。そして、ボンネッ
ト部材114で締め付けて締結した際に、このビード1
16が押し潰されて、連結部分108と弁体基端部11
2との間をさらにシールするように構成されている
従来の流体制御弁100では、使用中における高温や、
圧力の影響によるクリープ現象によって、また経時変化
によって、塑性変形が生じて、ビード116のシール性
が低下して、図8の矢印で示したように、流体が外部に
漏洩してしまうおそれがある。このような現象は、流体
制御弁100を組み立てる際にも生じるおそれがある。
弁室の弁駆動部との間の連結部分においてシール性を十
分に確保することが可能なシール構造であって、特に、
使用中における高温や、圧力の影響によるクリープ現象
によって、また経時変化によって、塑性変形が生じて、
連結部分のフランジ部に当接する弁体基端部の当接面に
形成したビードのシール性が低下しても、シール性を十
分に確保することが可能な流体制御弁におけるシール構
造を提供することを目的とする。
弁本体の流入管または流出管の接続部において、このよ
うなシール構造を提供することをも目的とする。さら
に、本発明は、例えば、配管などの継ぎ手部分における
このようなシール構造をも提供することを目的とする。
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明のシール構造は、被シー
ル本体部に形成されたフランジ部に当接するように、被
シール体を締結部材で締め付け締結することによって、
被シール本体部と被シール体との間をシールするように
構成したシール構造であって、前記被シール体と締結部
材との間に配設したシールガイド部材と、前記シールガ
イド部材の外周壁と被シール本体部の内周壁との間に介
装したOリングシール部材とを備え、前記シールガイド
部材の外周壁が内方に傾斜するテーパー面を備えてお
り、前記締結部材で締め付け締結した際に、シールガイ
ド部材のテーパー面によって、Oリングシール部材が、
被シール体と、被シール本体部の内周壁とに対してそれ
ぞれ圧接されて、これらの間でシール性を付与するよう
に構成されていることを特徴とする。
ば、配管などの継ぎ手部分に使用すれば、締結部材で締
め付け締結した際に、シールガイド部材のテーパー面に
よって、Oリングシール部材が、被シール体と、被シー
ル本体部の内周壁とに対してそれぞれ圧接されて、これ
らの間でシール性が付与されるので、二重のシール構造
となり極めて優れたシール性を確保することができる。
ル本体部に形成されたフランジ部に当接する被シール体
の当接面には、断面略三角形状のビードが突設されてお
り、前記締結部材で締め付け締結した際に、ビードが押
し潰されて、被シール本体部と被シール体との間をシー
ルするように構成されていることを特徴とする。このよ
うに構成することによって、このビードによるシール性
が確保されるとともに、使用中における高温や、圧力の
影響によるクリープ現象によって、また経時変化によっ
て、ビードの塑性変形が生じても、上記の二重のシール
構造によってシール性が十分確保されているので、流体
が外部に漏洩することがない。
体の流入管と流出管への各接続部が形成されるととも
に、内部に弁室を備えた弁本体と、前記弁本体の弁室に
配設されるとともに、流入管と流出管の間を連通する弁
座と、前記弁本体の弁室に配設されるとともに、弁座に
対して上方から当接離反することによって、流体の流量
制御を行う弁体と、前記弁本体の上方に取り付けられる
とともに、弁体に連結されるとともに、弁体を上下に駆
動する弁駆動部とを備えた流体制御弁において、前記弁
本体の弁室の弁駆動部との間の連結部分に形成したフラ
ンジ部に当接するように、弁体基端部を弁本体のボンネ
ット部材で締結することによって、前記連結部分と弁体
基端部との間をシールするように構成したシール構造を
備え、前記シール構造が、前記弁体基端部とボンネット
部材との間に配設したロッドガイド部材と、前記ロッド
ガイド部材の外周壁と弁体基端部の内周壁との間に介装
したOリングシール部材とを備えるとともに、前記ロッ
ドガイド部材の外周壁が内方に傾斜するテーパー面を備
えており、前記ボンネット部材で締結した際に、ロッド
ガイド部材のテーパー面によって、Oリングシール部材
が、弁体基端部と、前記弁本体の連結部分の内周壁とに
対してそれぞれ圧接されて、これらの間でシール性を付
与するように構成されていることを特徴とする。
ット部材で締結した際に、ロッドガイド部材のテーパー
面によって、Oリングシール部材が、弁体基端部と、弁
本体の連結部分の内周壁とに対してそれぞれ圧接され
て、これらの間でシール性を付与するので、二重のシー
ル構造となり、連結部分と弁体基端部との間において、
極めて優れたシール性を確保することができる。
分に形成されたフランジ部に当接する弁体基端部の当接
面には、断面略三角形状のビードが突設されており、前
記ボンネット部材で締結した際に、ビードが押し潰され
て、前記連結部分と弁体基端部との間をシールするよう
に構成されていることを特徴とする。このように構成す
ることによって、このビードによるシール性が確保され
るとともに、使用中における高温や、圧力の影響による
クリープ現象によって、また経時変化によって、ビード
の塑性変形が生じても、上記の二重のシール構造によっ
てシール性が十分確保されているので、流体が外部に漏
洩することがない。
の流入管または流出管の接続部に形成したフランジ部に
当接するように、前記流入管または流出管の接続フラン
ジを締結部材で締め付け締結することによって、前記弁
本体の接続部と流入管または流出管の接続フランジとの
間をシールするように構成したシール構造を備え、前記
シール構造が、前記流入管または流出管の接続フランジ
と締結部材との間に配設したシールガイド部材と、前記
シールガイド部材の外周壁と弁本体の接続部の内周壁と
の間に介装したOリングシール部材とを備え、前記シー
ルガイド部材の外周壁が内方に傾斜するテーパー面を備
えており、前記締結部材で締め付け締結した際に、シー
ルガイド部材のテーパー面によって、Oリングシール部
材が、シールガイド部材と、弁本体の接続部の内周壁と
に対してそれぞれ圧接されて、これらの間でシール性を
付与するように構成されていることを特徴とする。
材で締め付け締結した際に、シールガイド部材のテーパ
ー面によって、Oリングシール部材が、シールガイド部
材と、弁本体の接続部の内周壁とに対してそれぞれ圧接
されて、これらの間でシール性を付与するので、二重の
シール構造となり、弁本体の接続部と流入管または流出
管の接続フランジとの間において、極めて優れたシール
性を確保することができる。
の接続部に形成されたフランジ部に当接する流入管また
は流出管の接続フランジの当接面には、断面略三角形状
のビードが突設されており、前記締結部材で締め付け締
結した際に、ビードが押し潰されて、前記弁本体の接続
部と流入管または流出管の接続フランジとの間をシール
するように構成されていることを特徴とする。
ードによるシール性が確保されるとともに、使用中にお
ける高温や、圧力の影響によるクリープ現象によって、
また経時変化によって、ビードの塑性変形が生じても、
上記の二重のシール構造によってシール性が十分確保さ
れているので、流体が外部に漏洩することがない。
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明の流体制御弁の縦断面図、図2は、右側半分は弁閉
状態を左側半分は弁開状態を示している図1の部分拡大
断面図で、図3は、図1の部分拡大断面図、図4は、図
1のA−A線での断面図、図5は、本発明の流体制御弁
の弁閉状態の縦断面図、図6は、本発明の流体制御弁の
弁開状態の縦断面図である。
は、弁本体2と、弁本体2の上部に一体的に固着され弁
駆動部4の一部を構成するステッピングモータMとから
構成されている。そして、弁本体2の内部に、弁座6を
備えた弁室8が設けられている。また、弁本体2の左右
両端側には、流体の流入管10と流出管12をそれぞれ
接続する接続部14、16が設けられている。
の連結部分11の開口部18に形成されたフランジ部2
0には、ベローズ弁22が嵌着されている。このベロー
ズ弁22は、弁体基端部24と、この弁体基端部24の
下方に一体的に連結された伸縮自在に構成された弁室と
外部とを遮断するためのベローズ26と、このベローズ
26の下端に一定的に連結され弁座6に対して離接可能
な弁体28とから構成されている。
24aは、フランジ部20の上面20aに当接するとと
もに、図2および図3に示したように、連結部分11に
形成されたフランジ部20に当接する弁体基端部24の
当接面24bには、断面略三角形状の環状のビード30
が突設されている。このベローズ弁22の弁体基端部2
4の中央の開口部24cには、ロッドガイド部材32の
円筒形状のロッド案内部34が挿通されている。ロッド
ガイド部材32の基端部36には、その外周壁が内方に
傾斜するテーパー面38を備えている。
には、ベローズ26の内部の空気を逃すための逃し孔4
0が、ロッド案内部34の外周に沿って複数個形成され
ている。また、ロッドガイド部材32の中央の開口部3
2aには、上下に摺動可能にステム44が挿通されると
ともに、その下端部44aがベローズ弁22の弁体28
に螺着されて、抜け止め防止用ナット46で固定されて
いる。
パー面38と、弁本体2の上部の弁駆動部4との間の連
結部分11の開口部18の内周壁18bとの間には、O
リングシール部材42が介装されている。そして、弁本
体2の上部の弁駆動部4との間の連結部分11の開口部
18の上端部18aには、弁駆動部4の一部を構成する
ボンネット部材48が固定されるようになっている。こ
のボンネット部材48の下端部48cには、側方フラン
ジ48dが形成されているとともに、開口部18の上端
部18aよりも下方に位置するように押圧部54が形成
されている。
示したように、側方フランジ48dに形成された螺子孔
に螺子ボルトを締め付けて、ボンネット部材48を開口
部18の上端部18aに固定した際に、ボンネット部材
48の下端部48cの押圧部54によって、ロッドガイ
ド部材32が下方に押圧されることになる。これによっ
て、ロッドガイド部材32を介して、ベローズ26の弁
体基端部24の上縁部24aの当接面24bが、連結部
分11の開口部18のフランジ部20の上面20aに押
圧されることになる。そして、弁体基端部24の当接面
24bに突設されたビード30が押し潰されて、図3の
矢印Bで示したように、連結部分11の開口部18のフ
ランジ部20と弁体基端部24との間をシールするよう
に構成されている。
で締結した際に、ロッドガイド部材32の外周壁のテー
パー面38によって、Oリングシール部材42が、ベロ
ーズ26の弁体基端部24と、連結部分11の開口部1
8の内周壁18bとに対してそれぞれ圧接されて、これ
らの間でシール性を付与するように構成されている(図
3の矢印C、D参照)。
ので、二重のシール構造となり、連結部分11と弁体基
端部24との間において、極めて優れたシール性を確保
することができる。また、このビード30によるシール
性が確保されるとともに、使用中における高温や、圧力
の影響によるクリープ現象によって、また経時変化によ
って、ビード30の塑性変形が生じても、上記の二重の
シール構造によってシール性が十分確保されているの
で、流体が外部に漏洩することがないようになってい
る。
αとしては、このようなシール効果を考慮すれば、Oリ
ングシール部材42をシール性及び耐久性の点より均一
につぶす必要があり、そのためほぼ45°に設定するの
が望ましい。また、弁本体2、ベローズ26、ロッドガ
イド部材32、およびボンネット部材48としては、半
導体装置のための純水、薬液などに使用される場合を考
慮すれば、合成樹脂、特に、例えば、ポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)
などのフッ素樹脂や、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などのエ
ンジニアリングプラスチックを使用するのが好ましい
が、特に限定されるものではない。
上方には、ステッピングモータMが配置されており、こ
のステッピングモータMの回転軸50には、雌のセレー
ション51が形成されており、このセレーション51
に、弁駆動部4のスピンドル52の上端の雄のセレーシ
ョン53が嵌合されるようになっている。スピンドル5
2は、止輪部材55によって、ボンネット部材48の上
端の固定部材57の開口部59に装着された軸受け60
に回転可能に挿着固定されている。そして、スピンドル
52の軸受け部52aと止輪部材55によって、スピン
ドル52は上下方向には移動できないように構成されて
いる。
は、雄螺子52bが形成されており、この雄螺子52b
が、スピンドルの外周に挿着されたガイド56の内周に
形成された雌螺子58と螺合するようになっている。図
3および図4に示したように、ガイド56の下端部に
は、ピン連結孔60が形成されており、このピン連結孔
60と、ステム44の上端部のピン連結孔44bとの間
に、連結ピン62を挿通するようになっている。そし
て、図4に示したように、連結ピン62の両端64を、
ボンネット部材48の下方に形成された縦方向の案内溝
66に沿って、上下動可能に摺動するように装着されて
いる。これによって、ガイド56とステム44とが連動
して、案内溝66に沿って上下動可能なようにされてい
る。
60と、ステム44の上端部のピン連結孔44bと、連
結ピン62との間には、クリアランスが設けられてい
る。さらに、ボンネット部材48の壁部48aおよび固
定部材57にはそれぞれ、ロッドガイド部材32の基端
部36に形成された、ベローズ26の内部の空気を逃す
ための逃し孔40と案内溝66を介して連通する、縦方
向に貫通する逃し孔48b、56bが形成されている。
これらの逃し孔40、48b、56bによって、ベロー
ズ弁22が上下動した際に、ベローズ26内の空気が外
部から導入、排出されることによって、ベローズ弁22
の作動がスムーズに行えるように構成されている。
ピングモータMの回転軸50の回転が、回転軸50に形
成された雌のセレーション51とスピンドル52の上端
の雄のセレーション53との間の嵌合によって、直接ス
ピンドル52に伝達される。そして、スピンドル52に
伝達された回転は、スピンドル52は上下方向には移動
できないように構成されているので、スピンドル52の
下方部の外周の雄螺子52bとガイド56の内周に形成
された雌螺子58と螺合によって、ガイド56の上下方
向の移動に変換される。
連結ピン62を介して、ステム44に伝達され、連結ピ
ン62の両端64が、ボンネット部材48の下方に形成
された縦方向の案内溝66に沿って、上下動可能に摺動
することによって、ガイド56とステム44とが連動し
て、案内溝66に沿って上下動可能なようにされてい
る。
た際には、図5に示したように、ステム44の下端部4
4aに固定されたベローズ弁22の弁体28が下方に移
動して、弁室8の弁座6に着座して弁閉状態となるよう
になっている。また、逆に、ステム44が上方に移動し
た際には、図6に示したように、ステム44の下端部4
4aに固定されたベローズ弁22の弁体28が下方に移
動して、弁室8の弁座6に着座して弁閉状態となるよう
になっている。
軸50の回転が、回転軸50に形成された雌のセレーシ
ョン51とスピンドル52の上端の雄のセレーション5
3との間の嵌合によって、直接スピンドル52に伝達さ
れるとともに、スピンドル52は上下方向には移動でき
ないように構成されているので、セレーションの同士の
嵌合長さが変化しない、すなわちセレーションの接触面
積が常に同じであるので、安定した回転伝達力を得るこ
とができる。
動しないので、セレーションの間の磨耗損傷がなく、耐
磨耗性が向上することになる。また、セレーションが上
下に移動しないので、弁のストロークを大きくすること
ができ、流体の流量の制御範囲を拡大することができ
る。さらに、スピンドル52が上下に移動しないので、
スピンドル52の下方部の外周の雄螺子52bとガイド
56の内周に形成された雌螺子58から形成される送り
螺子部にゴミが侵入するおそれがない。
テム44の上端部のピン連結孔44bと、連結ピン62
との間には、クリアランスが設けられているので、作動
時に、スピンドル52、ガイド56、ステム44などの
嵌合により、芯ずれが発生したとしても、ステム44が
X−Y方向に自由に移動できる、すなわち、首振り機構
として機能するので、X−Y方向にガイド56を介して
上下にスムーズに移動することができ、ガイド56、ス
テム44などが磨耗損傷することなく、円滑な弁の作動
を確保することができる。
ないので、これらの材質を別々に選定でき、ガイド5
6、ステム44を異なる材質で選択でき、耐久寿命を向
上することが可能である。また、図1に示したように、
弁室8の流体の流出口8bが、弁室8の上部側方に形成
されている。これによって、図2の矢印Eに示したよう
に、弁閉時から弁開した際に、流入管10から導入され
た流体が、弁室8の弁座6の流入口8aを介して、ベロ
ーズ弁22のベローズ26側を流れて、流出口8bから
流出管12へと流れるようになっている。
周囲の流体に含まれるガスなどを外部に排出することが
できるので、流体の流量調整が不安定となるのを防止す
ることができる。また、本発明の流体制御弁1では、図
7の他の実施例に示したように、流体の流入管10と流
出管12をそれぞれ接続する接続部14、16にも、上
記したような弁本体2の上部の弁駆動部4との間の連結
部分11と同様なシール構造が配置されていても良い。
14では、接続部14に形成したフランジ部14aに当
接するように、流入管10の接続フランジ10aを締結
部材70の螺子72で締め付け締結することによって、
弁本体2の接続部14と流入管10の接続フランジ10
aとの間をシールするように構成したシール構造を備え
ている。
と締結部材70との間にシールガイド部材74が配設さ
れている。このシールガイド部材74と、シールガイド
部材74の外周壁74aと弁本体2の接続部14の内周
壁14bとの間にOリングシール部材76が介装されて
いる。また、シールガイド部材74の外周壁74aが内
方に傾斜するテーパー面78を備えており、締結部材7
0で締め付け締結した際に、シールガイド部材74のテ
ーパー面78によって、Oリングシール部材76が、流
入管10の接続フランジ10aと、弁本体2の接続部1
4の内周壁14bとに対してそれぞれ圧接されて、これ
らの間でシール性を付与するように構成されている。
フランジ部14aに当接する流入管10の接続フランジ
10aの当接面10bには、断面略三角形状のビード8
0が突設されている。これによって、締結部材70で締
め付け締結した際に、ビード80が押し潰されて、弁本
体2の接続部14と流入管10の接続フランジ10aと
の間をシールするように構成されている。
続部16でも、接続部16に形成したフランジ部16a
に当接するように、流出管12の接続フランジ12aを
締結部材70の螺子72で締め付け締結することによっ
て、弁本体2の接続部16と流出管12の接続フランジ
12aとの間をシールするように構成したシール構造を
備えている。
と締結部材70との間にシールガイド部材74が配設さ
れている。このシールガイド部材74と、シールガイド
部材74の外周壁74aと弁本体2の接続部16の内周
壁16bとの間にOリングシール部材76が介装されて
いる。また、シールガイド部材74の外周壁74aが内
方に傾斜するテーパー面78を備えており、締結部材7
0で締め付け締結した際に、シールガイド部材74のテ
ーパー面78によって、Oリングシール部材76が、流
出管12の接続フランジ12aと、弁本体2の接続部1
6の内周壁16bとに対してそれぞれ圧接されて、これ
らの間でシール性を付与するように構成されている。
フランジ部16aに当接する流出管12の接続フランジ
12aの当接面12bには、断面略三角形状のビード8
0が突設されている。これによって、締結部材70で締
め付け締結した際に、ビード80が押し潰されて、弁本
体2の接続部16と流出管12の接続フランジ12aと
の間をシールするように構成されている。
弁本体2の流出経路13の下端には、弁本体2が切削加
工で製作される場合の縦穴加工のための切削孔15が形
成されているが、この切削孔15を閉塞部材17で閉塞
する部分にも、説明を省略するが同様なシール構造が設
けれらている。なお、上記実施例では、流体制御弁につ
いて、本発明のシール構造を適用した場合について説明
したが、本発明のシール構造は、何らこれに限定される
ものではなく、例えば、配管の継ぎ手部分のシール構造
などにも適用できる。
テッピングモータを備えた流体制御弁に適用した場合を
示したが、本発明は、何らこれに限定されるものではな
く、例えば、弁駆動源としてプランジャを吸引する電磁
コイルを備えた流体制御弁などその他の流体制御弁にも
適用できるなど本発明を逸脱しない範囲で種々の変更が
可能である。
造によれば、例えば、配管などの継ぎ手部分に使用すれ
ば、締結部材で締め付け締結した際に、シールガイド部
材のテーパー面によって、Oリングシール部材が、被シ
ール体と、被シール本体部の内周壁とに対してそれぞれ
圧接されて、これらの間でシール性が付与されるので、
二重のシール構造となり極めて優れたシール性を確保す
ることができる。
ネット部材で締結した際に、ロッドガイド部材のテーパ
ー面によって、Oリングシール部材が、弁体基端部と、
弁本体の連結部分の内周壁とに対してそれぞれ圧接され
て、これらの間でシール性を付与するので、二重のシー
ル構造となり、連結部分と弁体基端部との間において、
極めて優れたシール性を確保することができる。
部材で締め付け締結した際に、シールガイド部材のテー
パー面によって、Oリングシール部材が、流入管または
流出管の接続フランジと、弁本体の接続部の内周壁とに
対してそれぞれ圧接されて、これらの間でシール性を付
与するので、二重のシール構造となり、弁本体の接続部
と流入管または流出管の接続フランジとの間において、
極めて優れたシール性を確保することができる。
ール性が確保されるとともに、使用中における高温や、
圧力の影響によるクリープ現象によって、また経時変化
によって、ビードの塑性変形が生じても、上記の二重の
シール構造によってシール性が十分確保されているの
で、流体が外部に漏洩することがないなど幾多の顕著で
特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
る。
状態を示している図1の部分拡大断面図である。
面図である。
面図である。
断面図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 被シール本体部に形成されたフランジ部
に当接するように、被シール体を締結部材で締め付け締
結することによって、被シール本体部と被シール体との
間をシールするように構成したシール構造であって、 前記被シール体と締結部材との間に配設したシールガイ
ド部材と、 前記シールガイド部材の外周壁と被シール本体部の内周
壁との間に介装したOリングシール部材とを備え、 前記シールガイド部材の外周壁が内方に傾斜するテーパ
ー面を備えており、 前記締結部材で締め付け締結した際に、シールガイド部
材のテーパー面によって、Oリングシール部材が、被シ
ール体と、被シール本体部の内周壁とに対してそれぞれ
圧接されて、これらの間でシール性を付与するように構
成されていることを特徴とするシール構造。 - 【請求項2】 前記被シール本体部に形成されたフラン
ジ部に当接する被シール体の当接面には、断面略三角形
状のビードが突設されており、 前記締結部材で締め付け締結した際に、ビードが押し潰
されて、被シール本体部と被シール体との間をシールす
るように構成されていることを特徴とする請求項1に記
載のシール構造。 - 【請求項3】 両端部に流体の流入管と流出管への各接
続部が形成されるとともに、内部に弁室を備えた弁本体
と、 前記弁本体の弁室に配設されるとともに、流入管と流出
管の間を連通する弁座と、 前記弁本体の弁室に配設されるとともに、弁座に対して
上方から当接離反することによって、流体の流量制御を
行う弁体と、 前記弁本体の上方に取り付けられるとともに、弁体に連
結されるとともに、弁体を上下に駆動する弁駆動部とを
備えた流体制御弁において、 前記弁本体の弁室の弁駆動部との間の連結部分に形成し
たフランジ部に当接するように、弁体基端部を弁本体の
ボンネット部材で締結することによって、前記連結部分
と弁体基端部との間をシールするように構成したシール
構造を備え、 前記シール構造が、 前記弁体基端部とボンネット部材との間に配設したロッ
ドガイド部材と、 前記ロッドガイド部材の外周壁と弁体基端部の内周壁と
の間に介装したOリングシール部材とを備えるととも
に、 前記ロッドガイド部材の外周壁が内方に傾斜するテーパ
ー面を備えており、 前記ボンネット部材で締結した際に、ロッドガイド部材
のテーパー面によって、Oリングシール部材が、弁体基
端部と、前記弁本体の連結部分の内周壁とに対してそれ
ぞれ圧接されて、これらの間でシール性を付与するよう
に構成されていることを特徴とする流体制御弁。 - 【請求項4】 前記連結部分に形成されたフランジ部に
当接する弁体基端部の当接面には、断面略三角形状のビ
ードが突設されており、 前記ボンネット部材で締結した際に、ビードが押し潰さ
れて、前記連結部分と弁体基端部との間をシールするよ
うに構成されていることを特徴とする請求項3に記載の
流体制御弁。 - 【請求項5】 前記弁本体の流入管または流出管の接続
部に形成したフランジ部に当接するように、前記流入管
または流出管の接続フランジを締結部材で締め付け締結
することによって、前記弁本体の接続部と流入管または
流出管の接続フランジとの間をシールするように構成し
たシール構造を備え、 前記シール構造が、 前記前記流入管または流出管の接続フランジと締結部材
との間に配設したシールガイド部材と、 前記シールガイド部材の外周壁と弁本体の接続部の内周
壁との間に介装したOリングシール部材とを備え、 前記シールガイド部材の外周壁が内方に傾斜するテーパ
ー面を備えており、 前記締結部材で締め付け締結した際に、シールガイド部
材のテーパー面によって、Oリングシール部材が、流入
管または流出管の接続フランジと、弁本体の接続部の内
周壁とに対してそれぞれ圧接されて、これらの間でシー
ル性を付与するように構成されていることを特徴とする
請求項3から4のいずれかに記載の流体制御弁。 - 【請求項6】 前記弁本体の接続部に形成されたフラン
ジ部に当接する流入管または流出管の接続フランジの当
接面には、断面略三角形状のビードが突設されており、 前記締結部材で締め付け締結した際に、ビードが押し潰
されて、前記弁本体の接続部と流入管または流出管の接
続フランジとの間をシールするように構成されているこ
とを特徴とする請求項5に記載の流体制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001384732A JP4067303B2 (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | シール構造およびそれを用いた流体制御弁 |
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JP2003185024A true JP2003185024A (ja) | 2003-07-03 |
JP4067303B2 JP4067303B2 (ja) | 2008-03-26 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101942903B1 (ko) | 2012-08-03 | 2019-01-28 | 가부시키가이샤 고가네이 | 제어 밸브 |
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-
2001
- 2001-12-18 JP JP2001384732A patent/JP4067303B2/ja not_active Expired - Fee Related
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