JP2003180284A - 納豆用紙コップ容器 - Google Patents

納豆用紙コップ容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 納豆の遊離アミノ酸量の均一化・増大化及び
納豆攪拌時の容器把持性を向上させ、しかも容器外表面
に細かい文字等も鮮明に印刷できる印刷特性も確保する
ことができ、デザインの多様化が可能な納豆用紙コップ
容器を得る。 【解決手段】 紙を基材とする胴部2及び底部3を有す
る納豆用紙コップ容器において、胴部2の底部からほぼ
30〜80%の高さ位置まで凹凸5を設け、胴部に凹凸
加工域6と平坦域7を形成する。凹凸5が通気路形成の
役割を果たし、底部への空気流入を促し、底部への酸素
供給が改善され、容器全体で遊離アミノ酸が均一に生成
され、且つアミノ酸総量を増大させる。また、凹凸加工
域6は納豆攪拌時に手で把持する部分となるので、滑り
にくく把持効果をもたらし、平坦域7は鮮明な印刷可能
部分となるので、デザイン的にも変化に富み美的効果を
高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、納豆用容器、特に
紙を主材とする紙コップ状の納豆用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、1食分の使い捨て納豆用容器
として、使用後の処理が環境に優しい、及び容器内で納
豆を攪拌するのに箸が容器を突き刺す恐れがなく使い勝
手がよい等の利点から、紙を主材とする紙コップ容器が
広く使用されてきており、種々の紙コップ容器からなる
納豆用容器が提案されている(例えば、実開昭63−1
41196号公報、実開平2−87717号公報)。前
記提案されている納豆用紙コップ容器のうち、実開昭6
3−141196号公報のものは、紙コップの底板に凹
凸を形成することによって、容器内の通気性を高め、底
板近傍における納豆の醗酵を良好にし得るようにしたも
のであった。また、実開平2−87717号公報のもの
は、胴部の内表面に凹凸を有する高分子フィルムを接合
して設け、内部に充填されている納豆と空気の接触を良
好ならしめるようにしたものであった。そして、それら
の容器の胴部外側面は、印刷特性を確保するために平滑
面とする必要があり、何れも外側面には凹凸は設けられ
ていない。
【0003】前記提案されている前者のものは、底部に
は凹凸があるが胴部には凹凸がないため、底部への空気
流入が十分でない場合があり、また、後者のものは、紙
を基材とする紙コップ本体の内表面にさらに、凹凸を有
する高分子フィルムを接合したものであるので、容器の
製造工程が複雑でコスト高になる欠点があった。
【0004】一方、納豆は掻き混ぜるほど良いとされ、
食事に際して容器を把持して容器内で納豆を掻き混ぜて
いるが、紙コップ容器は、胴部外表面が平坦面であるた
め掻き混ぜ時の容器把持特性(持ち易さ、滑りにくさ、
手触りの良さ)に欠ける。納豆は容器に充填後醗酵によ
り遊離アミノ酸量が増大することが確認されているが、
本発明者の実験によれば、従来の納豆用紙コップ容器で
は、容器の底部、中部、上部位置で納豆の遊離アミノ酸
量に差があり、また官能評価においても、酸欠時に見ら
れる酸っぱい香りが特に底部近傍位置に存する納豆に見
られ、納豆全体を均一に醗酵するための通気が十分でな
いと推測される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を解決する
手段として、胴部に凹凸加工を施すことによって、掻き
混ぜ時の容器把持特性と、納豆への通気性を改善するこ
とが考えられる。しかしながら、紙コップ容器の製造に
おける胴部の凹凸加工は、あらかじめ必要な印刷が施さ
れた胴部ブランクになされるので、印刷後に凹凸加工を
施すと印刷面が不鮮明になり、容器包装リサイクル法で
定められる識別マーク等の法律で定められた表示事項や
バーコード等が凹凸面に印刷されると、その製品に関す
る重要な情報が判読しにくくなるという問題点がある。
さらに、胴部全面に凹凸があるとデザインが画一的とな
りやすく、デザインの多様性を持たせるのが困難である
という問題点があった。
【0006】本発明は、上記実情に鑑み創案されたもの
で、納豆掻き混ぜ時の容器把持性に優れて攪拌効果を増
大させ、しかも胴部に凹凸を有しながら容器外表面に細
かい文字等も鮮明に印刷できる印刷特性を確保すること
ができ、デザインの多様化が可能で、且つ容器に充填さ
れている納豆の遊離アミノ酸量が均一化され、全体の遊
離アミノ酸量を高めることができ、しかも、安価に製造
することができる納豆用紙コップ容器を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明の納豆用紙コップ容器は、紙を基材とする胴部及び
底部を有する納豆用紙コップ容器であって、前記胴部
は、外周面が平坦面となっている平坦域と、凹凸加工が
付されている凹凸加工域とからなり、前記凹凸加工域が
底部から胴部高さの30〜80%までの範囲を含むこと
を特徴とするものである。前記胴部の凹凸は、納豆の攪
拌効果と通気性を高めるためには、納豆の充填位置の高
さを少し超えた位置まで施すことが望ましく、紙コップ
容器への納豆の充填量は、通常底部から胴部高さのほぼ
25〜60%の範囲までであるので、凹凸加工域は底部
から胴部高さの30〜80%までの範囲であれば、上記
目的は達成できるが、より望ましくは35%〜75%で
ある。そして、その上部を平坦な面とすることによっ
て、該平坦な面を印刷域として利用することができ、細
かな文字情報も鮮明に表示することができ、商品価値を
高めることができる。
【0008】前記凹凸の形状は、特に限定されないが、
胴部に形成する凹凸は、底部への空気流入を促す連続通
気路が形成されるように、胴部内壁に沿って上部から下
方に空気が流通し易いような形状及び配置が望ましい。
この要求を満たす凹凸の具体的形状としては、円形、矩
形あるいは角錐台形等の点状、垂直あるいは傾斜した縦
筋状模様、あるいは、垂直あるいは傾斜した波形縦筋状
等が好適に採用できる。上記の凹凸は紙をローラー成型
やプレス成型等の成型によって作製することが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る納豆用紙
コップ容器の一実施形態を納豆が充填包装されている状
態で示している。本実施形態に係る納豆用紙コップ容器
1は、紙を基材とし内面にポリエチレンフィルム等の合
成樹脂フィルムをラミネートしたブランクから形成さ
れ、通常の紙コップと同様に胴部2および底部3とから
構成されている。納豆が充填されて接触する胴部および
又は底部には、容器のヘッドスペース部から底部まで胴
部内周面に沿って連続の空気流通路を形成し、且つ表面
積を増大させて納豆掻き混ぜ時に、納豆のネバネバが容
器壁にくっつき易くし、掻き混ぜ時の糸引きがより早く
促進されるように、凹凸が施されている。該胴部2の凹
凸5は、少なくとも納豆が充填されている高さ位置まで
設ければ良いが、攪拌することによって増量するので、
攪拌効果をより高めるためには充填高さ位置よりも若干
高い位置まで設ける。本実施形態では、胴部2は、底部
3上方から納豆が充填される高さ位置より若干高い位置
(約65%の高さ位置)まで凹凸5を設けて凹凸加工域
6とし、その上方から開口カール部までを平坦域7とし
た。容器への納豆の充填量は、通常底部から胴部高さの
ほぼ25〜60%の高さ位置まで充填されるので、凹凸
はその範囲に施せばよいが、攪拌時の把持のしやすさ、
及び納豆の増量を考慮して30〜80%であればほぼ十
分である。一方、凹凸加工域の上部に十分な印刷域を確
保して表示効果を高めるためには、平坦域7が胴部高さ
の25%程度あるのが望ましいので、前記凹凸加工域6
は35〜75%の高さ位置まで設けるのがより望まし
い。
【0010】このように、容器胴部に凹凸加工域6と平
坦域7を設けることによって、平坦域7を印刷域として
利用することができ、胴部に凹凸が施されている容器で
あっても、細かな文字でも鮮明な印刷ができ、商品価値
を高めることができる。また、胴部が下方の凹凸加工域
6と上方の平坦域7との組み合わせからなることによっ
て、デザイン的にも変化に富み美的効果を高めることが
できると共に、納豆攪拌時に手で把持する部分が凹凸加
工されているので、滑ることがなく、把持特性に優れ、
納豆が攪拌し易くなるという効果もあり、従来の納豆用
容器の欠点を解消することができる。
【0011】そして、胴部および又は底部に形成する凹
凸は、充填状態で底部近傍の納豆にも均一に且つ十分に
酸素を供給して、納豆の均一な醗酵を促進して、遊離ア
ミノ酸量の均一化と納豆全体の遊離アミノ酸量の向上を
図る機能をするものであり、これらの機能を効果的に果
たすように、次のような配置にした。即ち、胴部2の凹
凸5は、本実施形態では、図2に胴部ブランク11で示
すように、半球形状の内側に凸と外側に凸の点状凹凸を
胴の高さ方向には、凹凸が交互で且つ連続するように設
け、胴の周方向にはほぼ定間隔に規則正しく配置され、
底部への通気性を図った。該凹凸の大きさは、直径が
0.3〜20mmの範囲が望ましく、また、凹凸間の間
隔は0〜30mmの範囲が望ましい。また、底部3の凹
凸8は、図3の底部ブランク12で示すように、半径が
0.3〜20mmの半球状となる凹凸を形成した。
【0012】納豆が充填されている位置の胴部および底
部にそれぞれ独立した凹凸を設けることによって、凹凸
間が連続的な空気流通路となり、ヘッドスペースから胴
部内壁に沿って空気の流入を促し、納豆全体に醗酵に必
要な空気を供給することができる。納豆用容器では、充
填状態で納豆菌による納豆の醗酵を妨げないように、通
常蓋24に空気導入用の微***を設け、ヘッドスペース
に空気が流通するようにしてある。そして、ヘッドスペ
ース内の空気は、主に納豆の上部に被せられる被覆フィ
ルム9と胴壁との隙間10から胴壁に沿って進入し納豆
等内に拡散しているが、納豆充填後の納豆の自重および
充填後に被覆フィルム9を納豆上面に被せるに際して、
軽く上方から押圧することにより、納豆が密になり従来
の納豆用容器では底部まで均一に空気が達しない場合が
あり、底部は酸素不足になり易かった。しかしながら、
本実施形態の納豆用紙コップ容器によれば、上記のよう
に胴部及び゛又は底部に凹凸を設けてあるので、凹凸間
の隙間を通って上部からの空気が底部まで達し易く底部
の酸素供給が改善され、遊離アミノ酸が通常よりも均一
に生成され、且つ底部の遊離アミノ酸量が向上し、納豆
全体のアミノ酸量が増大し、高品質の納豆を得ることが
できる。
【0013】しかも、凹凸を設けることによって容器表
面積が増大し、それだけ納豆表面のネバネバも多く胴部
壁および底部壁にくっつき易くなり、納豆を攪拌すると
きの胴部および底部との初期の攪拌抵抗が大きく、攪拌
による糸ひきが急速に増大し、攪拌回数を少なくして美
味しい納豆を得ることができる。また、納豆を特にコッ
プ型の容器内で攪拌するとき、攪拌回数を数えなくて
も、攪拌時の音や手に伝わる振動で納豆の粘りや糸引き
の状態を感知して自分の趣向にあった納豆を得ることが
できるが、胴部壁に凹凸を設けることによって、その効
果が一層増大する。なお、図1において、20、21は
からし、醤油等の納豆の添付調味料包装物である。
【0014】凹凸の形状は、上記実施形態のものに限ら
ず、種々の形態のものが採用できる。図4は、本発明の
他の実施形態に係る納豆用紙コップ容器1の断面を示
し、前記実施形態と同様な個所には同じ符号を付し、相
違点のみについて説明する。本実施形態では、胴部及び
底部に設ける凹凸14、15は、内側に凸の半球状に形
成されている。そして、これらの凹凸14、15は図5
に示す胴部ブランク16及び図6に示す底部ブランク1
7に示すように互いに間隙を有するようにほぼ等間隔に
配置されている。
【0015】図7は、胴部の凹凸形状のさらに他の実施
形態を示している。図7(a)の胴部ブランク18で
は、高さが0.3 〜20mmであり、間隔が0〜30
mmである縦筋状模様の凹凸19を形成した。また、図
7(b)の胴部ブランク20では、高さが0.3〜20
mmであり、間隔が0〜30mmである波形の縦筋状の
凹凸21を形成してある。しかしながら、凹凸の形状は
これらに限らず、例えば台形状・矩形状の凹凸等、その
技術的思想の範囲内で種々のものが採用できる。また、
その大きさも胴部全体に均一の大きさにしなくても、例
えば胴部の凹凸を空気の流通を多く必要とする底部に近
づくにつれて高くなるように形成したり、あるいは胴部
の上方になるにつれて凹凸の密度を小さくする等変化を
持たせることも可能である。また、凹凸を縦筋状にする
ことによって、縦筋状凹凸がより良好に通気溝の役割を
果たし、底部への空気流入の効果が高いものが得られ
る。
【0016】
【実施例】胴部に、底部から2cm(40%)の高さま
で、高さ0.5〜1.0mmの縦筋状で半球状の凹凸を
有する、口径71mm、高さ50mmの納豆用紙コップ
容器を作製し、該容器に蒸煮後納豆菌希釈液を噴霧した
大豆35gを充填し、被膜を掛け、その上に添付品を投
入してトップフィルムでシールを行った。それを醗酵用
コンテナに収納し、室温42℃、湿度90%に設定した
醗酵室で17時間保持して醗酵させ、終了後5℃の冷蔵
庫で24時間保持して熟成させた。このようにして得ら
れた納豆を、官能評価及び遊離アミノ酸分析を行った。
官能評価方法は、納豆評価員5名で、納豆菌膜の張り、
糸の強さ、香り、味、豆の硬さについて評価した。評価
は、表2に示す5段階評価法で行った。その結果を表1
に示す。また、遊離アミノ酸分析は、納豆を攪拌せずに
容器から取り出し、容器底部に接触している粒を採集
し、それを底部分析サンプルとした。また、底部分析サ
ンプルを採集した後の残りの納豆を容器に戻し、軽く均
一に混ぜ、ここから底部分析サンプルと同重量の納豆を
採集して中上部分析サンプルとした。得られたそれぞれ
の分析サンプルから遊離アミノ酸を抽出し、アミノ酸分
析計で分析した。その結果を表3および表4に示す。
【0017】また、比較例として、胴部の特定範囲まで
凹凸加工を施していない以外は、実施例と同様な条件の
納豆用紙コップ容器を作製し、それに実施例と全く同様
な条件で大豆を充填し、且つ醗酵・熟成させて比較例の
納豆を得た。得られた比較例の納豆を実施例の場合と同
様な方法で官能評価と遊離アミノ酸分析を行った。その
結果を前記実施例と対比して表1、表3、表4に示す。
【0018】以上の結果、官能評価では、表1から明ら
かなように、胴部の特定位置まで凹凸を設けた本発明の
納豆用容器を用いた実施例では、糸の強さ、香り、及び
味が比較例よりも優れていることが確認された。そし
て、香りは、比較例の方がやや酸っぱい香りがした。こ
れは、酸素欠乏時に見られる現象であるので、比較例の
場合は底部への空気流入が不足していると判断される。
これに対し、実施例の場合は香りが改善されている。こ
れは、容器胴部に図示のような凹凸を設けることによ
り、凹凸が通気溝の役割を果たし、底部への空気流入を
促したためと考えられる。
【0019】
【表1】
【表2】
【0020】
【表3】
【表4】
【0021】また、遊離アミノ酸分析結果では、表3に
示すように、凹凸のない比較例の場合は、底部は中上部
に対して遊離アミノ酸量が13%以上も少ないのに対
し、胴部の特定位置まで凹凸を設けた本発明の納豆用容
器を用いた実施例では、底部、中上部の遊離アミノ酸量
は殆ど差がなかった。これは、容器胴部に図示のような
凹凸を設けることにより、凹凸が通気溝の役割を果た
し、底部への空気流入を促したためと考えられる。そし
て、納豆全体の遊離アミノ酸量は表4に示すように、実
施例での場合は、比較例に対して約1.3倍に向上して
いる。それは実施例の場合、底部の遊離アミノ酸量が向
上することにより、全体の遊離アミノ酸量が向上したと
考えられる。
【0022】また、上記実施例のものと比較例のものに
ついて、100人に使用させて納豆容器としての容器使
用特性(持ち易さ、手触り感の良さ、心地良さ、掻き混
ぜ易さ)について、その評価を行った。その結果を表5
に示す。表5の結果から明らかなように、本実施例のも
のが、全ての調査項目にわたって比較例のものより優れ
ていると評価された。なお、評価は、5:良い、4:や
や良い、3:どちらでもない、2:やや悪い、1:悪い
の5段階評価とし、その平均値を示している。
【0023】
【表5】 以上の結果より、本発明の納豆用紙コップ容器が納豆用
容器として従来のものより優れ、上記目的を達成するこ
とができるのが確認された。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容器胴
部に凹凸加工域と平坦域を設けることによって、凹凸加
工域が通気路形成の役割を果たして、底部への空気流入
を促し、底部の酸素供給が改善され納豆の遊離アミノ酸
量の増加と均一化を促進し、且つ攪拌時の容器把持性の
向上と、攪拌効果を高め、納豆の美味しさを増大させる
ことができ、また平坦域は印刷域として利用することに
よって細かな文字でも鮮明な印刷ができ、商品価値を高
めることができる。そして、胴部が下方の凹凸加工域と
上方の平坦域との組み合わせからなることによって、デ
ザイン的にも変化に富み美的効果を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る納豆用紙コップ容器の
納豆を充填した状態での正面断面図である。
【図2】図1に示す納豆用紙コップ容器の胴部ブランク
の平面図である。
【図3】図1に示す納豆用紙コップ容器の底部ブランク
の平面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る納豆用紙コップ容
器の納豆を充填した状態での一部破断正面図である。
【図5】図4に示す納豆用紙コップ容器の胴部ブランク
の平面図である。
【図6】図4に示す納豆用紙コップ容器の底部ブランク
の平面図である。
【図7】(a)及び(b)は、それぞれ凹凸形状の他の
実施形態を示す胴部ブランクの平面図である。
【符号の説明】
1 納豆用紙コップ容器 2 胴部 3 底部 5、8、14、15、19、21 凹凸 6 凹凸加工域 7 平坦域 11、16、18、20 胴部ブランク 12、17 底部ブランク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 幸人 岐阜県岐阜市六条東1−12−10−201号ア ーバンコート3 (72)発明者 満田 敏裕 愛知県半田市住吉町2−184 カーサ住吉 101号 (72)発明者 加藤 秀人 愛知県知多市新舞子南屋敷8 Fターム(参考) 3E035 AA14 BA05 BB02 BB10 BD01 CA04 4B020 LB14 LP27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を基材とする胴部及び底部を有する納
    豆用紙コップ容器であって、前記胴部は、外周面が平坦
    面となっている平坦域と、凹凸加工が付されている凹凸
    加工域とからなり、前記凹凸加工域が底部から胴部高さ
    の30〜80%までの範囲を含むことを特徴とする納豆
    用紙コップ容器。
  2. 【請求項2】 前記凹凸が、点状である請求項1記載の
    納豆用紙コップ容器。
  3. 【請求項3】 前記凹凸が、縦筋状である請求項1記載
    の納豆用紙コップ容器。
  4. 【請求項4】 前記凹凸が、波形の縦筋状である請求項
    1記載の納豆用紙コップ容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006042908A1 (en) * 2004-10-22 2006-04-27 Huhtamäki Oyj Paper cup and method for making the same
JP2007020402A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Nitto Shokuhin Kk 納豆の製造方法
JP2018062384A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 五洋紙工株式会社 果物収納容器、果物収納構造及び果物収納システム

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JP2018062384A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 五洋紙工株式会社 果物収納容器、果物収納構造及び果物収納システム

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