JP2003179436A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003179436A
JP2003179436A JP2001375095A JP2001375095A JP2003179436A JP 2003179436 A JP2003179436 A JP 2003179436A JP 2001375095 A JP2001375095 A JP 2001375095A JP 2001375095 A JP2001375095 A JP 2001375095A JP 2003179436 A JP2003179436 A JP 2003179436A
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Motonori Ishii
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
    • H03F1/0205Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
    • H03F1/0277Selecting one or more amplifiers from a plurality of amplifiers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電力出力時の電力付加効率を改善できる半
導体装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数のトランジスタ1,2の入力回路に
それぞれ高周波入力信号SRFを供給し、前記複数のトラ
ンジスタ1,2の出力回路を並列接続して電力増幅され
た高周波出力信号を取り出す半導体装置において、低出
力動作時には、前記複数のトランジスタ1,2のうちの
一部のトランジスタ2の増幅動作をオフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波の電力を増幅
する半導体装置の中でも、前記複数のトランジスタの出
力回路を並列接続して電力増幅された高周波出力信号を
取り出す半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この半導体装置は、主に携帯電話端末な
どの高周波を用いた無線通信機器の送信部分に使用され
ており、高周波信号を携帯電話基地局と通信する規定の
電力まで増幅している。
【0003】携帯電話端末においては、長時間の連続通
話が可能であることが一般に要求されている。長時間連
続通話の実現のためには、バッテリーの電源容量が大き
いこと、携帯電話端末の内部回路の通話中における消費
電力が少ないことが必要となる。
【0004】携帯電話端末の通話中は基地局へ電磁波が
連続的に送信される。その送信電力は、携帯電話の通信
方式や、携帯電話端末の使用状態により異なるが、大き
い場合は約4Wにもなる。このような電力まで信号を増
幅するのが、携帯電話端末内部のパワーアンプと呼ばれ
る部品であり、携帯電話端末内回路の中で最も消費電力
の大きい部品の1つである。従って、パワーアンプの消
費電力を抑制する、すなわちパワーアンプの電力付加効
率を向上させることが、長時間連続通話の実現のために
重要となる。
【0005】以下、従来のパワーアンプの電力付加効率
を向上させる方法について図面を参照しながら説明す
る。パワーアンプは一般に、増幅素子であるFETもし
くはバイポーラトランジスタと、増幅素子に電流を供給
するためのバイアス回路と、整合回路と、それらを搭載
する基板から構成される。ここで増幅素子はMOSトラ
ンジスタ、GaAsを材料とするFET、もしくはGa
Asを材料とするヘテロ接合バイポーラトランジスタが
用いられることが多い。またパワーアンプは、所望の利
得となるように、増幅素子を複数個用いて、多段増幅回
路とするのが一般的である。
【0006】MMIC技術の基礎と応用(リアライズ社
出版、伊藤康之・高木直 著)によれば、パワーアンプ
内の最終段増幅素子の出力側に接続される出力整合回路
について、図6のような構成を用いることによって、電
力付加効率を向上させている。
【0007】図6においては、最終段増幅素子Trの出
力側には、第1の整合回路U1と、共振回路U2と、第
2の整合回路U3とが、アンテナ端子OUTとの間に直
列に介装されている。なお、3は最終段増幅素子Trへ
の電流供給端子、4は最終段増幅素子Trの高周波信号
出力端子である。最終段増幅素子Trのベースには入力
整合回路などが接続されている。
【0008】第1の整合回路U1は、第1のインダクタ
20と第1のキャパシタ21および第1の伝送線路22
とで構成されている。共振回路U2は、第2のインダク
タ23と第2のキャパシタ24とで構成されている。
【0009】第2の整合回路U3は、第2の伝送線路2
5と開放スタブ26および第3のキャパシタ27とで構
成されている。最終段増幅素子Trから高周波信号出力
端子4に入力される高周波の周波数成分は、通信信号が
含まれている周波数成分(これを以下、基本波と呼ぶ)
の他に、基本波の2倍の周波数成分(これを以下、2倍
波と呼ぶ)、基本波の4倍の周波数成分、基本波の6倍
の周波数成分、…が含まれている。
【0010】このように基本波以外の周波数成分が生じ
るのは、最終段増幅素子Trには通常非線形性があり、
増幅素子が信号を増幅する際に歪みが生じるためであ
る。基本波以外の周波数成分は不必要な成分であるた
め、これらの周波数成分を抑制することが出来れば、基
本波以外へ消費する電力が減少することになり、パワー
アンプの電力付加効率が増加することになる。
【0011】基本波以外のすべての周波数成分を抑制す
るのは実際には困難である。しかし基本波以外の周波数
成分のうち、2倍波成分が最も大きく、2倍波のみを考
慮して整合回路を設計しても、電力付加効率の改善には
大きな効果がある。
【0012】図6の出力整合回路は2倍波を考慮した回
路であり、以下の原理で電力付加効率を改善している。
第2の整合回路U3の前段の共振回路U2は、2倍波に
対して共振するよう値を設定されており、第2の整合回
路U3は2倍波に対して影響を与えない。従って2倍波
に対する整合は、第1の整合回路U1によって決定さ
れ、電力付加効率が最大になるようこれらの値が調整さ
れる。また、基本波に対しても電力付加効率が最大にな
る整合条件があり、この条件に合致するように第2の整
合回路U3を調整する。
【0013】このようにして、基本波および2倍波に対
する整合を取ることにより、電力付加効率が基本波のみ
で整合を取った場合よりも改善されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話端末の通信方
式がCDMA方式などの場合、基地局へ到達する各携帯
電話端末からの電磁波の電力を、それぞれ等しくする必
要がある。このため、各携帯電話端末では、基地局に近
い位置にある場合は出力電力を小さく、遠い位置にある
場合は出力電力が大きくなるよう制御されている。
【0015】具体的には、最終段増幅素子Trの増幅度
は高出力動作時と低出力動作時とで同じで、低出力動作
時に最終段増幅素子Trのベースに入力される高周波入
力電力が、高出力動作時に最終段増幅素子Trのベース
に入力される高周波入力電力よりも小さく制御されてい
る。他の通信方式にも、同様のことが要求される場合が
ある。
【0016】図6に示した従来の構成では、出力電力が
小さい場合には図7に示したように電力付加効率が小さ
くなってしまうという問題がある。図7は図6の構成で
電力付加効率を改善した場合のパワーアンプの入力電力
に対する出力電力および電力付加効率を示している。
【0017】この代表的な特性では、出力電力が約33
dBmのときに電力付加効率は最大となり、約66%と
なっている。このように出力電力に対する電力付加効率
の特性はある出力電力で最高値を持ち、この最高値とな
る出力電力の値は、パワーアンプの最終段増幅素子の大
きさ(増幅素子がFETの場合はゲート幅、バイポーラ
トランジスタの場合はエミッタ面積)によりほぼ決定さ
れる。出力電力がそれよりも小さくなるに従って、電力
付加効率も単調に小さくなっている。つまり、出力電力
が小さい場合には電力付加効率が小さくなってしまう問
題がある。
【0018】具体的には、最終段増幅素子Trの増幅度
は高出力動作時と低出力動作時とで同じで、低出力動作
時に最終段増幅素子Trのベースに入力される高周波入
力電力が、高出力動作時に最終段増幅素子Trのベース
に入力される高周波入力電力よりも小さく制御されてい
る。他の通信方式にも、同様のことが要求される場合が
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
複数のトランジスタの入力回路にそれぞれ高周波入力信
号を供給し、前記複数のトランジスタの出力回路を並列
接続して電力増幅された高周波出力信号を取り出す半導
体装置において、高周波出力信号の出力電力が閾値電力
以下の低出力動作時には、前記複数のトランジスタのう
ちの一部のトランジスタの増幅動作をオフすることを特
徴とする。
【0020】トランジスタの増幅動作をオフする回路
は、高周波出力信号の出力電力が低出力動作時には、低
出力動作時に増幅動作をオフするトランジスタの入力バ
イアスをオフする、または高周波出力信号の出力電力が
低出力動作時に増幅動作をオフするトランジスタの入力
に高周波スイッチを介して高周波入力信号を供給し、高
周波出力信号の出力電力が低出力動作時に前記高周波ス
イッチをオフする、または高周波出力信号の出力電力が
低出力動作時に増幅動作をオフするトランジスタの出力
回路に電流を供給する回路に直列に高周波スイッチを介
装し、高周波出力信号の出力電力が低出力動作時に前記
高周波スイッチをオフする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高周波増幅回路を
各実施の形態に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の(実施の形態1)を示
す。
【0022】この携帯電話端末の半導体装置は、第1,
第2の電力増幅用トランジスタ1,2の出力回路を並列
接続して大きな出力電力が得られるように構成されてい
る。第1,第2の電力増幅用トランジスタ1,2には、
電流供給端子3から電流が供給され、高周波信号出力端
子4から高周波電力が取り出されて出力整合回路(図示
せず)を介してアンテナへ出力される。この出力整合回
路としては、図6に示した第1,第2の整合回路U1,
U3と共振回路U2からなる従来の出力整合回路を使用
できる。
【0023】第1,第2の電力増幅用トランジスタ1,
2の入力側は次のように構成されている。第1の電力増
幅用トランジスタ1には第1のベースバイアス回路5か
らベース電流が供給され、第2の電力増幅用トランジス
タ2には第2のベースバイアス回路7からベース電流を
供給する。また、第1の電力増幅用トランジスタ1のベ
ースは入力整合回路の一部である第1の高周波回路6を
介して高周波信号入力端子9に接続され、第2の電力増
幅用トランジスタ2のベースは入力整合回路の一部であ
る第2の高周波回路8を介して高周波信号入力端子9に
接続されている。
【0024】高周波信号入力端子9には、外部制御回路
30から高周波入力信号SRFが供給される。この高周波
信号入力端子9は、高周波入力信号SRFを出力するほか
に、自己の携帯電話端末が基地局に近い位置にあるか遠
い位置にあるかを示す高出力/低出力信号Sc1を識別
して、自己の携帯電話端末が基地局に近い位置にあって
自己の携帯電話端末からの高周波出力信号の出力電力が
閾値電力以下の低出力動作で済む場合は、第1の電力増
幅用トランジスタ1,2のうちの少なくとも一方のトラ
ンジスタ1の増幅動作をオフするようにコントロール信
号Sc2によって指示する。
【0025】具体的には、高周波出力信号の出力電力が
低出力動作時には、低出力動作時に増幅動作をオフする
第2の電力増幅用トランジスタ2の入力バイアスを供給
している第2のベースバイアス回路7の出力をオフす
る。
【0026】ここで、第1の電力増幅用トランジスタ1
のエミッタ面積と、第2の電力増幅用トランジスタ2の
エミッタ面積との合計は、携帯電話の通信規格によって
定められた最高出力電力を得られるような十分に大きい
値に設定する必要がある。かつ、最高出力電力において
通信規格で定められた特性(歪みなどの特性)を満たし
つつ電力付加効率が最大になるよう、前記エミッタ面積
の合計を設定する。
【0027】このように構成したため、携帯電話端末が
基地局から遠い位置にあって高周波出力信号の出力電力
が閾値電力を越える高出力が必要な動作の場合は、第
1,第2の電力増幅用トランジスタ1,2の並列運転に
よって高出力動作し、携帯電話端末が基地局から近い位
置にあって高周波出力信号の出力電力が閾値電力以下の
低出力動作の場合は、第2の電力増幅用トランジスタ2
をオフして第1の電力増幅用トランジスタ1の単独運転
によって低出力動作する。
【0028】したがって、第1の電力増幅用トランジス
タ1のみにより、出力電力を得、第2の電力増幅用トラ
ンジスタ2の電力消費が零になるので、低出力動作時で
の電力付加効率が改善される。ただし、第1の電力増幅
用トランジスタ1のエミッタ面積は、閾値電力が得られ
るように十分に大きく設定しておく。
【0029】なお、上記の例では低出力動作の場合に
は、第2のベースバイアス回路7の動作を停止したが、
コントロール信号Sc2によって低出力動作の場合に第
2のベースバイアス回路7と第2の電力増幅用トランジ
スタ2のベースとの接続を遮断して第2の電力増幅用ト
ランジスタ2の動作を停止させても同様である。
【0030】なお、1998年電子情報通信学会講演論
文集C−10−23・「SrTiO 3キャパシタ搭載
3.5V動作W−CDMA用MMICアンプ」などに
は、電力増幅用トランジスタを並列運転するとともに、
出力電力を低減する場合には、並列運転している全ての
トランジスタの入力バイアスを同時に変更するものが記
載されている。
【0031】なお、電力増幅用トランジスタを並列運転
するとともに、その入力バイアスを同時に変更すること
では、下記理由によって、本発明の上記の実施の形態の
ように低出力動作時での電力付加効率の改善ができな
い。
【0032】上記の場合には、サイズが、並列運転して
いる2つの電力増幅用トランジスタのサイズの和となっ
ている、1つの電力増幅用トランジスタの入力バイアス
を変更することと等価である。上記の文献には、電力増
幅用トランジスタの入力バイアスを変化させた場合の出
力電力に対する電力付加効率の依存性が示されている。
これによれば、低出力時には入力バイアスを変化させて
も、電力付加効率は最大5%程度しか改善されない。し
たがって、この場合、電力付加効率を大きく改善するこ
とができない。
【0033】(実施の形態2)図2は本発明の(実施の
形態2)を示し、第1,第2の電力増幅用トランジスタ
1,2のベースバイアスを共通のベースバイアス回路1
0から印加するとともに、第2の高周波回路8の入力と
高周波信号入力端子9との間に、高周波信号の通過を制
御する高周波スイッチ11が介装されている点だけが
(実施の形態1)と異なっている。
【0034】このように構成したため、高周波信号出力
端子4から出力される電力が閾値電力以上の場合は、高
周波スイッチ11を閉じておく。閾値電力以下の場合
は、第1の高周波スイッチ11を開き、第2の電力増幅
用トランジスタ2に信号を供給しない。このとき、第2
の電力増幅用トランジスタ2で消費される電力は、電流
供給用端子3およびベースバイアス回路10から供給さ
れるバイアス電流のみになるので、閾値電力より小電力
での電力付加効率が改善される。
【0035】(実施例1)図3は高周波スイッチ11を
ダイオード12によって実現した具体例を示し、第1の
バイアス端子13と第2のバイアス端子14に与える電
圧差をダイオード12の導通電圧以上に設定すること
で、高周波スイッチ11が閉じた場合と同じ動作とな
る。またこの電圧差を第1のダイオード12の導通電圧
未満に設定することで、第1の高周波スイッチ11が開
いた場合と同じ動作となる。
【0036】なお、この(実施例1)における第1,第
2の高周波回路6,8のうちの少なくとも第1の高周波
回路6は、直流の通過を遮断する回路構成にして、具体
的には、結合コンデンサを介して高周波入力信号を後段
へ供給するようにして、第1,第2のバイアス端子1
3,14に与える直流電圧が第1の電力増幅用トランジ
スタ1の動作に影響しないように構成する。
【0037】図3の高周波増幅回路は、同一半導体基板
上に第1,第2の電力増幅用トランジスタ1,2の形成
工程と同じ工程で形成することもできる。また、ダイオ
ード12を、トランジスタのベースとコレクタを短絡し
たものに置き換えることも出来る。あるいは、トランジ
スタのベース・コレクタ接合と同じ材料で形成すること
も出来る。
【0038】(実施の形態3)図4は本発明の(実施の
形態3)を示し、電流供給端子3から第2の電力増幅用
トランジスタ2への電流供給路に、高周波スイッチ15
を追加した点だけが図2とは異なっている。
【0039】このように構成したため、高周波信号出力
端子4から出力される電力が閾値電力以上の場合は、高
周波スイッチ11,15を閉じておく。低出力動作時の
場合は、高周波スイッチ11,15を開き、第2の電力
増幅用トランジスタ2に信号を供給しない。このとき、
第2の電力増幅用トランジスタ2で消費される電力は、
電流供給用端子3およびベースバイアス回路10から供
給されるバイアス電流のみになるので、低出力動作時の
電力付加効率が改善される。
【0040】(実施例2)図5は高周波スイッチ11を
ダイオード12によって実現し、高周波スイッチ15を
ダイオード16によって実現した具体例を示す。
【0041】第1のバイアス端子13と第2のバイアス
端子14に与える電圧差をダイオード12の導通電圧以
上に設定することで、高周波スイッチ11が閉じた場合
と同じ動作となる。またこの電圧差をダイオード12の
導通電圧未満に設定することで、高周波スイッチ11が
開いた場合と同じ動作となる。第3のバイアス端子17
と第4のバイアス端子18に与える電圧差をダイオード
16の導通電圧以上に設定することで、高周波スイッチ
15が閉じた場合と同じ動作となる。またこの電圧差を
ダイオード16の導通電圧未満に設定することで、高周
波スイッチ15が開いた場合と同じ動作となる。
【0042】なお、上記の各実施の形態では、第1,第
2の電力増幅用トランジスタ1,2の2つの並列運転で
高出力動作し、低出力動作時には、第2の電力増幅用ト
ランジスタ2の動作をオフしたが、第2の電力増幅用ト
ランジスタ2の入力バイアスを低出力動作時にオフする
のに代わって第2の電力増幅用トランジスタ2のバイア
スを高出力動作時よりも低くするように構成しても、従
来例に比べて低出力動作時の電力付加効率の改善を期待
できる。
【0043】上記の各実施の形態では、第1,第2の電
力増幅用トランジスタ1,2の2つの並列運転で高出力
動作し、低出力動作時には、第2の電力増幅用トランジ
スタ2の動作をオフしたが、高出力動作時に並列運転さ
れる電力増幅用トランジスタの数を3個以上で構成し、
前記複数のトランジスタのうちの一部のトランジスタの
増幅動作をオフする、または前記複数のトランジスタの
うちの一部のトランジスタの入力バイアスを高出力動作
時よりも低くすることによって実現することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体装置は、複
数のトランジスタの入力回路にそれぞれ高周波入力信号
を供給し、前記複数のトランジスタの出力回路を並列接
続して電力増幅された高周波出力信号を取り出す半導体
装置において、高周波出力信号の出力電力が閾値電力以
下の低出力動作時には、前記複数のトランジスタのうち
の一部のトランジスタの増幅動作をオフするか、また
は、低出力動作時には、前記複数のトランジスタのうち
の一部のトランジスタの入力バイアスを高出力動作時よ
りも低くすることを特徴とするか、または、低出力動作
時に増幅動作をオフするトランジスタの入力に高周波ス
イッチを介して高周波入力信号を供給して高周波出力信
号の出力電力が低出力動作時に前記高周波スイッチをオ
フするので、低出力動作時の電力付加効率の向上が期待
でき、携帯電話端末に採用した場合には、パワーアンプ
の消費電力を抑制して長時間連続通話の実現に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)における半導体装置
の構成図
【図2】本発明の(実施の形態2)における半導体装置
の構成図
【図3】同実施の形態における(実施例1)の半導体装
置の構成図
【図4】本発明の(実施の形態3)における半導体装置
の構成図
【図5】同実施の形態における(実施例2)の半導体装
置の構成図
【図6】従来の半導体装置と電力付加効率を改善する出
力整合回路図
【図7】同従来例の出力電力に対する電力付加効率の特
性図
【符号の説明】
1 第1の電力増幅用トランジスタ 2 第2の電力増幅用トランジスタ 3 電流供給用端子 4 高周波信号出力端子 5 第1のベースバイアス回路 6 第1の高周波回路 7 第2のベースバイアス回路 8 第2の高周波回路 9 高周波信号入力端子 10 ベースバイアス回路 11 高周波スイッチ(第1の高周波スイッチ) 12 ダイオード 13 第1のバイアス端子 14 第2のバイアス端子 15 高周波スイッチ(第2の高周波スイッチ) 16 ダイオード 17 第3のバイアス端子 18 第4のバイアス端子
フロントページの続き Fターム(参考) 5J069 AA04 CA36 FA18 HA02 HA19 HA29 HA32 HA33 HA38 KA00 KA12 KA68 MA19 SA14 TA01 TA02 5J092 AA04 CA36 FA18 GR00 HA02 HA19 HA29 HA32 HA33 HA38 KA00 KA12 KA68 MA19 SA14 TA01 TA02 5J500 AA04 AC36 AF18 AH02 AH19 AH29 AH32 AH33 AH38 AK00 AK12 AK68 AM19 AS14 AT01 AT02 RG00 5K060 BB00 CC04 DD04 HH06 HH09 JJ08 JJ23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトランジスタの入力回路にそれぞれ
    高周波入力信号を供給し、前記複数のトランジスタの出
    力回路を並列接続して電力増幅された高周波出力信号を
    取り出す半導体装置において、 高周波出力信号の出力電力が閾値電力以下の低出力動作
    時には、前記複数のトランジスタのうちの一部のトラン
    ジスタの増幅動作をオフすることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】高周波出力信号の出力電力が低出力動作時
    には、低出力動作時に増幅動作をオフするトランジスタ
    の入力バイアスをオフするように構成した請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】複数のトランジスタの入力回路にそれぞれ
    高周波入力信号を供給し、前記複数のトランジスタの出
    力回路を並列接続して電力増幅された高周波出力信号を
    取り出す半導体装置において、 高周波出力信号の出力電力が閾値電力以下の低出力動作
    時には、前記複数のトランジスタのうちの一部のトラン
    ジスタの入力バイアスを高出力動作時よりも低くするこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】高周波出力信号の出力電力が低出力動作時
    に増幅動作をオフするトランジスタの入力に高周波スイ
    ッチを介して高周波入力信号を供給し、高周波出力信号
    の出力電力が低出力動作時に前記高周波スイッチをオフ
    するように構成した請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】高周波出力信号の出力電力が低出力動作時
    に増幅動作をオフするトランジスタの出力回路に電流を
    供給する回路に直列に高周波スイッチを介装し、高周波
    出力信号の出力電力が低出力動作時に前記高周波スイッ
    チをオフするように構成した請求項1記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】高周波出力信号の出力電力が低出力動作時
    に増幅動作をオフするトランジスタの入力に第1の高周
    波スイッチを介して高周波入力信号を供給し、高周波出
    力信号の出力電力が低出力動作時に増幅動作をオフする
    トランジスタの出力回路に電流を供給する回路に直列に
    第2の高周波スイッチを介装し、 高周波出力信号の出力電力が低出力動作時に前記第1,
    第2の高周波スイッチをオフするように構成した請求項
    1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】高周波スイッチとしてダイオードスイッチ
    を使用し、高周波出力信号の出力電力が低出力動作時に
    増幅動作をオフするトランジスタの入力に、前記ダイオ
    ードスイッチを切り換える直流バイアス電圧が印加され
    ないように結合コンデンサを介して高周波入力信号を供
    給するよう構成した請求項4記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】第1,第2の高周波スイッチとしてダイオ
    ードスイッチを使用し、高周波出力信号の出力電力が低
    出力動作時に増幅動作をオフするトランジスタの入力
    に、前記ダイオードスイッチを切り換える直流バイアス
    電圧が印加されないように結合コンデンサを介して高周
    波入力信号を供給するよう構成した請求項4記載の半導
    体装置。
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