JP2003178141A - 医療費控除手続支援装置およびプログラム - Google Patents

医療費控除手続支援装置およびプログラム

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JP2003178141A
JP2003178141A JP2001373993A JP2001373993A JP2003178141A JP 2003178141 A JP2003178141 A JP 2003178141A JP 2001373993 A JP2001373993 A JP 2001373993A JP 2001373993 A JP2001373993 A JP 2001373993A JP 2003178141 A JP2003178141 A JP 2003178141A
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Katsuji Takano
勝次 高野
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医療費控除が適用される本人またはその法定家
族である家族患者が支払った医療費を収集管理して、家
族単位毎に控除対象となるかを案内通知する支援サービ
スを提供できるようにする。 【解決手段】支援サービスセンタ2は、支援サービスの
利用申込を行ったユーザの家族患者が支出した支出額を
各医療機関端末9からネットワークを介して取得して患
者ログデータベースに収集管理する。そして、家族単位
毎に読み出した支出額に基づいて家族単位毎の合計支出
額を算出し、この家族単位毎の合計支出額に基づいて医
療費控除対象に適合するかを各ユーザ端末8に案内通知
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療費控除が適
用される家族(本人またはその法定家族である家族患者
など)が支払った医療費を収集管理して、控除申告手続
きを支援する支援サービスを行う医療費控除手続支援装
置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、近年、インターネット技術の高度
化およびコンピュータ端末や通信料の低価格化に伴っ
て、各家庭のコンピュータ端末から業者側のサーバ装置
を呼び出すことにより、インターネットを利用して誰で
も容易に各種の商品を購入したり、各種のサービスを受
けることができるようになってきている。ところで、医
療費控除の申告を行う場合、医療費控除が適用される本
人またはその法定家族(本人と生計を一にする配偶者、
その他の親族)が支払った医療費等の必要事項を控除申
告書に詳細に記載して、税務署に出頭提出するようにし
ているが、控除申告書を作成する際、その作成者は、控
除申告書を取り寄せ、1年間、保管しておいた領収書の
内容を確認しながら、申告書内の「支出月日」、「支出
先」、「支出額」、「交通費」等の項目に手書きによっ
て必要事項を記入するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療関
係に支払った1年間の費用のうち、医療費控除の対象外
はどれか、1年間に支払った費用の合計がどの位であれ
ば、医療費控除の対象となるのか等、控除手続きに関す
る知識がない人は勿論、その知識があっても、1年保管
しておいた領収書の中から控除対象を探し出し、領収書
毎に必要事項を確認しながら記入する作業は、多くの手
間と時間を要する他、記載ミス等の危険性があった。更
に、控除手続きは一定期間内に行うことが義務付けられ
ているが、控除対象となるにも拘らず、その期間が過ぎ
てしまったり、控除の対象となるかの判断は、かなりの
専門知識を必要とする為、誤って控除対象外であると自
己判断してしまい、控除申告をしない人も多かった。ま
た、税理士等の専門家に控除申告の手続きを依頼するこ
とは、費用がかかり、還付金等の関係で専門家に依頼し
ない方が良い場合もある。一方、税務署側において担当
者は、出頭提出された申告書の記述内容を1つずつ確認
しながら、領収書と照らし合わせて控除対象の有無をチ
ェックしたり、卓上電子計算機等を使用してその合計額
を算出したり、所得金額(例えば、源泉徴収書)や保険
金等の補てん額を参照して控除額(例えば、還付金)を
求める等、膨大な作業を行う為、多くの手間と時間を要
し、しかも、一時期に多数の申告者が集中することも多
く、申告者にあっては長時間待たされるという問題もあ
った。
【0004】第1の発明の課題は、医療費控除が適用さ
れる家族が支払った医療費を収集管理して、家族単位毎
に控除対象となるかを案内通知する支援サービスを提供
できるようにすることである。第2の発明の課題は、医
療費控除が適用される家族が支払った医療費を収集管理
して、申告用の明細一覧を家族単位毎に作成し、その所
得金額、保険金等の補てん額と共に、申告用の明細一覧
を仮申告用の情報として、税務署側の端末へ事前送信す
る医療費控除手続の代行サービスを提供できるようにす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(第
1の発明)は、医療費控除が適用される家族が支払った
医療費を収集管理して、控除申告手続きを支援する支援
サービスを行う医療費控除手続支援装置であって、前記
支援サービスの利用申込を行ったユーザに関連付けて、
その家族を識別する家族識別情報を登録管理する家族情
報登録手段と、前記家族が支出した支出額を当該支出先
側の端末からネットワークを介して取得する支出額取得
手段と、前記家族識別情報に関連付けて、前記支出額取
得手段によって取得した各家族の支出額を記憶管理する
支出額記憶手段と、この支出額記憶手段から前記家族識
別情報に対応付けられている各家族の支出額を読み出す
ことによって算出した家族単位分の合計支出額に基づい
て医療費控除対象に適合するかを判別する判別手段と、
この判別手段による判別結果をユーザ端末へ案内送信す
る送信手段とを具備するものである。更に、コンピュー
タに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要
機能を実現させるためのプログラムを提供(請求項14
記載の発明)、するものである。
【0006】したがって、請求項1、14記載の発明
は、支援サービスの利用申込を行ったユーザの家族が支
出した支出額を医療機関(病院、調剤薬局)等の支出先
側の端末からネットワークを介して取得して収集管理す
ると共に、家族単位毎に読み出した支出額に基づいて家
族単位毎の合計支出額を算出し、この家族単位毎の合計
支出額に基づいて医療費控除対象に適合するかを各ユー
ザに案内通知するようにしたから、ユーザにあっては、
支援サービスの利用を申込んでおくだけで、控除対象に
なるかを知ることができ、控除対象となるにも拘らず、
申告期間が過ぎてしまったり、誤って控除対象外である
と自己判断してしまう等の申告漏れを防止することが可
能となる。
【0007】なお、請求項1記載の発明は次のようなも
のであってもよい。家族単位分の合計支出額に基づいて
医療費控除の予測額を算出する算出手段を設け、この算
出手段によって算出された医療費控除の予測額を当該ユ
ーザ端末へ案内送信する(請求項2記載の発明)。した
がって、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の
発明と同様の効果を有する他に、家族単位毎に医療費控
除の予測額を算出して、ユーザへ案内するようにしたか
ら、この控除予測額は申告するか否かを判断する資料と
なり、ユーザにあっては、その予測額が極端に小額であ
れば、手間や時間をかけてまで申告することがなくなる
等、実情に即した対応が可能となる。
【0008】医療費控除額を算出する為に必要とされる
資料情報として、所得金額、保険金等の補てん額をユー
ザ端末側から取得する資料取得手段を設け、前記算出手
段は、前記支出額記憶手段から前記家族識別情報に対応
付けられている各家族患者の支出額を読み出すことによ
って算出した家族単位分の合計支出額と、前記資料取得
手段によって取得した所得金額、保険金等の補てん額と
に基づいて医療費控除の予測額を算出する(請求項3記
載の発明)。したがって、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項2記載の発明と同様の効果を有する他に、所
得金額、保険金等の補てん額を考慮して控除予測額を算
出するようにしたから、より正確な控除額を得ることが
でき、申告するか否かを判断する資料として更に有効な
ものとなる。
【0009】前記支出額記憶手段から前記家族識別情報
に対応付けられている各家族の支払い情報を読み出し
て、医療費控除申告用として適用される申告書式内の各
項目に、少なくとも、家族患者名、支出先名、支出月
日、支出額を配置した申告用の明細一覧を家族単位毎に
作成する作成手段を設け、この作成手段によって作成さ
れたユーザ対応の明細一覧を当該ユーザ端末へ案内送信
する(請求項4記載の発明)。したがって、請求項4記
載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を
有する他に、ユーザにあっては、支援サービスの利用を
申込んでおくだけで、医療費控除手続に必要な明細一覧
を入手することができ、控除手続きに関する知識がない
人でも、入手した明細一覧を元に容易に申告することが
可能となる。その他、請求項4記載の発明は、後述する
請求項9〜10記載の発明であってもよい。更に、請求
項1記載の発明は、後述する請求項13記載の発明であ
ってもよい。
【0010】請求項5記載の発明(第2の発明)は、医
療費控除が適用される家族が支払った医療費を収集管理
して、控除申告手続きを支援する支援サービスを行う医
療費控除手続支援装置であって、前記支援サービスの利
用申込を行ったユーザに関連付けて、その家族を識別す
る家族識別情報を登録管理する家族情報登録手段と、前
記家族が支出した支出額、支出先、支出月日を含む支払
い情報を当該支出先側の端末からネットワークを介して
取得する取得手段と、前記家族識別情報に関連付けて、
前記取得手段によって取得した各家族の支払い情報を記
憶管理する支払い情報記憶手段と、医療費控除額を算出
する為に必要とされる資料情報として、所得金額、保険
金等の補てん額をユーザ端末側から取得する資料取得手
段と、前記支払い情報記憶手段から前記家族識別情報に
対応付けられている各家族の支払い情報を読み出して、
医療費控除申告用として適用される申告書式内の各項目
に、少なくとも、家族名、支出先名、支出月日、支出額
を配置した申告用の明細一覧を家族単位毎に作成する作
成手段と、この作成手段によって作成された家族単位毎
の明細一覧と、前記資料取得手段によって取得した所得
金額、保険金等の補てん額とを仮申告用の情報として、
税務署側の端末へネットワークを介して事前送信する送
信手段とを具備するものである。更に、コンピュータに
対して、上述した請求項5記載の発明に示した主要機能
を実現させるためのプログラムを提供(請求項15記載
の発明)するものである。
【0011】したがって、請求項5、15記載の発明
は、支援サービスの利用申込を行ったユーザの家族が支
出した支出額やその支出先を含む支払い情報を医療機関
(病院、調剤薬局)等の支出先側の端末からネットワー
クを介して取得して収集管理すると共に、家族単位毎に
読み出した支払い情報に基づいて家族単位毎の明細一覧
を作成し、その所得金額、保険金等の補てん額と共に、
家族単位毎に作成した明細一覧を仮申告用の情報とし
て、税務署側の端末へネットワークを介して事前送信す
るようにしたから、税務署側の端末にあっては、事前送
信されて来た仮申告用の情報に基づいて合計額や控除額
等を算出処理しておけば、税務署側の担当者は、後日、
出頭提供された申告書とこの処理内容とを照合するだけ
で良く、申告書の記述内容を1つずつ確認しながら、領
収書と照らし合わせて控除対象の有無をチェックした
り、合計額や控除額等の算出作業が不要となり、合理的
な事務処理が可能となり、また、ユーザにあっては、支
援サービスの利用を申込んでおくだけで、医療費控除手
続の代行サービスを得ることができる。
【0012】なお、請求項5記載の発明は次のようなも
のであってもよい。前記作成手段は、前記申告書式内の
各項目に、少なくとも、家族名、支出先名、支出月日、
支出額を配置した申告用の明細一覧を作成する際、支援
サービスの提供業者が正式発行した明細一覧である旨を
明示する為に、この申告用明細一覧の所定領域にその業
者名と共に電子承認印を付加する(請求項6記載の発
明)。したがって、請求項6記載の発明によれば、請求
項5記載の発明と同様の効果を有する他に、明細一覧の
中には、支援サービスの業者名と共に承認印が付されて
いるので、税務署側にあっては、提供業者によって正式
発行したことを確認することができる。この場合、税務
署側においては、支援サービス業者との信頼関係が確立
されれば、その記載内容の確認作業を省略することもで
き、事務処理の大幅な簡素化が可能となり、更に、その
領収書の添付も不要とすれば、ユーザにあっても、領収
書を保管する必要がなくなり、面倒な作業から解放され
る。
【0013】前記家族情報登録手段は、前記支援サービ
スの利用申込を行ったユーザに関連付けて、その家族を
識別する家族識別情報を登録管理すると共に家族の個々
を示す個人情報を登録管理し、前記作成手段は、医療費
控除が適用される本人の名前、住所およびその家族の名
前を含む個人情報を前記申告書式内の所定領域内に記入
配置する(請求項7記載の発明)。したがって、請求項
7記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効
果を有する他に、申告書式内の所定領域(例えば、表
紙)に医療費控除が適用される本人の名前、住所および
その家族の名前を含む個人情報が記入配置されているの
で、正式な書類と同様な記載内容となる。
【0014】前記取得手段は、医療費控除の対象となる
対象期限経過後に、前記支出先側の端末をアクセスし、
その支出先側に蓄積保管されている1年分の家族毎の支
払い情報を一括取得し、前記作成手段は、ユーザ対応の
明細一覧を家族単位毎に作成する際に、前記支払い情報
内の支出月日をキーとして、明細一覧の内容を支出月日
の順に編集する(請求項8記載の発明)。したがって、
請求項8記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同
様の効果を有する他に、支出先側に蓄積保管されている
1年分の家族毎の支払い情報を一括して取得したとして
も、明細一覧の内容を支出月日の順に編集するようにし
たから、仮申告後にその領収書を出頭提供するような場
合、ユーザにあっては多数の領収書の中から明細一覧の
内容を元に控除対象を容易に探して整理することができ
る。
【0015】各家族患者が医療等の施設に出向く為に利
用した交通機関とその患者およびその施設の住所とに基
づいて当該施設に出向くのに要した交通費を算出する交
通費算出手段を設け、前記作成手段は、明細一覧内に前
記算出した交通費を記入配置する(請求項9記載の発
明)。したがって、請求項9記載の発明によれば、請求
項5記載の発明と同様の効果を有する他に、交通機関と
その患者およびその施設の住所とに基づいて交通費を自
動算出することができると共に、交通費を記入配置した
明細一覧を得ることができる。
【0016】前記問合せページは、前記明細一覧に付さ
れた連番を入力指定する項目と、この連番に対応して、
その利用交通機関の種別を入力指定する項目とを有し、
前記作成手段は、指定された連番において、その患者お
よび医療等の施設の住所に基づいて当該施設に出向くの
に利用した交通機関の種別を推測すると共に、この推測
結果と、ユーザ指定された利用交通機関の種別とを比較
して、ユーザ指定の利用種別が妥当である場合には、前
記交通費算出手段によって算出された交通費を承認した
旨を当該交通費に対応付けて記入配置する(請求項10
記載の発明)。したがって、請求項10記載の発明によ
れば、請求項9記載の発明と同様の効果を有する他に、
税務署側においてはその承認有無を確認するだけで足
り、事務作業の効率化に役立つ。
【0017】前記問合せページは、前記明細一覧に付さ
れた連番を入力指定する項目と、この連番に対応して交
通費を直接入力する項目と、領収書の有無を指定する項
目と有し、前記作成手段は、ユーザ入力された交通費を
対応項目に記入配置すると共に、領収書の有無を記入配
置する(請求項11記載の発明)。したがって、請求項
11記載の発明によれば、請求項9記載の発明と同様の
効果を有する他に、税務署側にあっては、ユーザ入力さ
れた交通費(例えば、タクシー代)に対する領収書の有
無を容易に確認することができ、作業を効率良く行うこ
とが可能となる。
【0018】前記送信手段は、ユーザの住所に基づいて
税務署情報を検索することにより、当該ユーザの管轄税
務署を特定し、この管轄税務署の端末に対して、前記仮
申告用の情報を送信する(請求項12記載の発明)。し
たがって、請求項12記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を有する他に、ユーザの住所に基
づいて管轄税務署を特定するようにしたから、ユーザ別
に異なる税務署端末に明細一覧を自動送信することがで
きる。
【0019】前記支援サービスの利用ユーザに課金した
代金の一部を支援サービスに協力した医療機関等の協力
者に対して還元する(請求項13記載の発明)。したが
って、請求項13記載の発明によれば、請求項5記載の
発明と同様の効果を有する他に、支援サービスに参加す
る医療機関等を増やすことができ、小規模医院等も取り
込んだ全国規模のビジネスモデルが実現可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1〜図
20を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。図
1は、この実施形態における医療費控除手続支援システ
ムの全体構成を示したブロック図である。この医療費控
除手続支援システムは、インターネットを利用した広域
通信システムであり、集中管理センタ1は、都道府県別
あるいは団体・組合別に分散設置されている複数台の支
援サービスセンタ2を集中管理するもので、この集中管
理センタ1には、広域通信網(例えば、専用回線)を介
して各支援サービスセンタ2が接続されている。
【0021】支援サービスセンタ2は、医療費控除が適
用される家族(本人またはその法定家族である家族患者
などであり、以下はその例で説明する)が支払った医療
費を収集管理して、控除申告手続きを支援する支援サー
ビスを行うもので、この支援サービスセンタ2には、ネ
ットワーク網(インターネット)3を介して医療費控除
の対象となる各種の施設/店舗として、全国の各病院端
末4‥‥、調剤薬局端末5‥‥、介護仲介業者端末6‥
‥、療養施設端末7‥‥等が接続されている。また、支
援サービスセンタ2には、ネットワーク網(インターネ
ット)3を介してユーザ端末8が接続されている。
【0022】ここで、ユーザとは、この支援サービスの
利用申込を行った会員ユーザであり、そのユーザ端末8
は、例えば、家庭内に設置されているパーソナルコンピ
ュータ等である。なお、病院端末4、調剤薬局端末5を
含めて、以下、医療機関端末9と総称する。更に、支援
サービスセンタ2には、ネットワーク網(インターネッ
ト)3を介して全国各地の各税務署端末10‥‥が接続
されている。なお、この支援サービスは、誰でも自由に
利用可能な一般公開型のサービスの他、特定の団体・組
合員に限定したサービスであってもよい。
【0023】なお、支援サービスセンタ2には、データ
ベースサーバ機能、Webサーバ機能、メールサーバ機
能等の各種のサーバ機能を有し、ユーザ端末8、税務署
端末10は、Webブラウザ機能を有している。また、
以下の説明においては、病院端末4、調剤薬局端末5の
みに特化して説明し、介護仲介業者端末6、療養施設端
末7に対しては、病院端末4、調剤薬局端末5と略同様
の動作処理を行うものである為、その説明は省略するも
のとする。また、支援サービスの利用ユーザに課金した
代金の一部を支援サービスに協力した医療機関等の協力
者に対して還元するようにしている。
【0024】図2は、支援サービスセンタ2と医療機関
端末9との間で送受信される情報を示したものであり、
(A)は、医療機関端末9に対して送信する送信情報を
示した伝送フォーマット、(B)は、医療機関端末9か
らの受信情報を示した伝送フォーマットである。支援サ
ービスセンタ2は、医療費控除の対象となる対象期限
(12月31日)経過後に、医療機関端末9をアクセス
し、図2(A)で示した伝送フォーマットの送信情報、
つまり、「保険証記号・番号」、「本人氏名」、「家族
名(1)」、「家族名(2)」‥‥を含む情報を送り、
医療機関端末9側のデータベースに蓄積保管されている
1年分の家族患者毎の支払いに関する情報の取得要求を
各医療機関端末9に対して行うようにしている。なお、
この実施形態においては、「保険証記号・番号」をその
本人およびその法定家族を識別する為の家族識別情報と
して使用するようにしている。
【0025】医療機関端末9側では、支援サービスセン
タ2からの取得要求に応答して、請求に関する情報を蓄
積管理しているデータベースをアクセスし、図2(B)
で示した伝送フォーマットの請求に関する情報、つま
り、「保険証記号・番号」、「患者名」、「請求月
日」、「請求元」、「請求額」、「種目」、「詳細」‥
‥を含む情報を支援サービスセンタ2へ送る。「請求
元」は、病院名・病院コードあるいは調剤薬局名・薬局
コードを示し、「請求額」は、その患者に対して請求し
た医療費を示している。「種目」は、病名等を示し、
「詳細」は、通院、入院、手術、薬名等のその他の詳細
な説明を示している。なお、この実施形態においては、
医療機関端末9側では支援サービスセンタ2からの取得
要求に応答して、各患者毎にその請求に関する情報を一
括して読み出し、支援サービスセンタ2へ自動送信する
ようにしているが、医療機関端末9側のオペレータが支
援サービスセンタ2からの取得要求を確認した場合に、
一定の操作手順にしたがって支援サービスセンタ2を呼
び出し、1年分の各患者の請求に関する情報を送信する
ようにしてもよい。
【0026】図3は、支援サービスセンタ2側に設けら
れているユーザデータベース21のレコード内容を示し
た図である。このユーザデータベース21は、会員ユー
ザに関する情報をユーザ別に記憶管理するデータベース
である。このユーザレコードは、会員登録時にユーザか
らの申込内容に基づいて作成されたもので、「ユーザI
D」、「ユーザ端末ID(電話番号、メールアドレ
ス)」、「保険証記号・番号」、「本人氏名・年齢」、
「本人住所」、「電話番号」、「法定家族(1)氏名・
年齢・続柄」、「法定家族(2)氏名・年齢・続柄」、
‥‥各項目を有している。「ユーザID」は、支援サー
ビスセンタ2側が会員登録時に発行した当該ユーザ固有
の識別情報である。なお、本人と生計を一にする配偶
者、その他の親族の「住所」は、本人住所と異なる場合
もあるが、この実施形態においては、家族の個々の住所
が本人住所と同一である場合を例示している。
【0027】図4(A)は、支援サービスセンタ2側に
設けられている患者ログデータベース22、(B)は、
医療機関データベース23の内容を示した図である。患
者ログデータベース22は、医療機関端末9側から支援
サービスセンタ2へ送信されて来た請求に関する情報に
基づいて作成されたもので、図2(B)で示した「患者
名」、「請求元」、「請求月日」、「請求額」、「種
目」、「詳細」に基づいて「ユーザID」、「患者
名」、「支出先」、「支出月日」、「支出額」、「種
目」、「詳細」の各項目からなるログレコードが作成さ
れる。「ユーザID」は、医療機関端末9側からの「保
険証記号・番号」および「患者名」に基づいてユーザデ
ータベース21をアクセスすることによって得られた
「ユーザID」である。なお、「支出先」、「支出月
日」、「支出額」は、医療機関側から見た「請求元」、
「請求月日」、「請求額」を患者側から見た項目名とし
たもので、その内容は「請求元」、「請求月日」、「請
求額」と同様である。
【0028】医療機関データベース23は、この支援サ
ービスに協力する医療機関に関する情報を記憶管理する
データベースであり、その各レコードは、「病院名・病
院コードあるいは調剤薬局名・薬局コード」、「住
所」、「電話番号」、「端末ID(電話番号、メールア
ドレス)」、「収集済みフラグ」の各項目を有してい
る。「収集済みフラグ」は、支援サービスセンタ2が医
療費控除の対象となる対象期限経過後において、医療機
関端末9をアクセスして1年分の各患者に関する情報を
一括取得して患者ログデータベース12に収集した場合
に、その収集完了を示す為に当該医療機関に対応してセ
ットされるフラグである。
【0029】図5は、医療費控除申告用として税務署に
提出可能な申告書式を記憶する申告書式ファイル24の
内容を示した図である。この申告書式は、複数ページか
らなるもので、税務署側に用意されている書式よりも簡
素化した書式であり、この申告書式ファイル24には、
この支援サービスの提供業者が正式発行した申告書であ
る旨を明示する為に、この申告書の所定領域に付加する
情報として、その「業者名および代表者名」および「電
子承認印」が記憶されている。そして、この申告書式
は、その1ページ目の書式を定義する表紙フォーム、見
開きページの左側の書式を定義する領収書貼付欄フォー
ム、見開きページの右側の書式を定義する明細一覧フォ
ームを有する構成となっている。
【0030】図6は、申告書式に応じて作成された「医
療控除ノート」を示した図であり、この医療控除ノート
は複数ページからなり、その1ページ目は、表紙フォー
ムにしたがって作成されたもので、図6に示すように、
年度、提出日等のタイトルの他に、提出者の特定欄とし
て「本人氏名・電話番号」、「本人住所」、「家族
名」、「年齢」、「続柄」の各記入項目を有している。
図7は、医療控除ノート内の明細一覧等を説明する為の
図で、見開きページの左側に領収書貼付欄フォーム、そ
の右側に明細一覧フォーム、合計欄フォームが配置され
た場合を示している。この明細一覧フォームは、固定領
域ではなく、その行数に応じてその行方向(縦方向)の
サイズ(明細行の行数)は、任意に伸縮可能なものであ
り、例えば、その行数が多い場合には、明細一覧は、2
ページ以上となる。
【0031】この明細一覧フォームの列方向(横方向)
には、「連番」、「支出月日」、「患者名」、「続
柄」、「支出先」、「支出額」、「種目」、「詳細」、
「交通費」、「備考」の各項目を有している。そして、
明細領域には、患者ログデータベース22から家族単位
毎に読み出したログレコード項目が配置される。合計欄
フォームは、「医療控除ノート」の最後の部分に配置さ
れるもので、この合計領域には、各「支出額」を合計し
た「支出額合計」と、各「交通費」を合計した「交通
費合計」と、「支出額合計」および「交通費合計
」を加算した「総計額」の各項目を有している。この
合計領域に続いて、「業者名および代表者名」および
「電子承認印」が付加配置される。
【0032】図8(A)は、支援サービスセンタ2側に
設けられているユーザ別作成ノート保管ファイル25の
内容を示した図で、このユーザ別作成ノート保管ファイ
ル25は、ユーザ別に作成された「医療控除ノート」を
「ユーザID」、「送信済みフラグ」に対応付けて記憶
するファイルであり、この「医療控除ノート」は、医療
費控除の対象となる対象期限経過後に、当該ユーザから
の申告依頼を受けてその管轄税務署端末10に自動送信
される。この場合、管轄税務署は、ユーザ住所に基づい
て特定するようにしている。「送信済みフラグ」は、管
轄税務署宛に医療控除ノートを自動送信済みであること
を示すフラグである。
【0033】図9(A)は、交通費算出用として、支援
サービスセンタ2側に設けられている各種のデータベー
スを示し、支援サービスセンタ2は、地図データベース
26、交通機関データベース27、料金データベース2
8を参照して、交通費の算出を行う。地図データベース
26は、地域別住所(市区町村、町域、丁目)の位置情
報(経緯度情報)と、その地域内に存在している医療機
関名やその位置情報(経緯度情報)等を記憶管理するデ
ータベースである。交通機関データベース27は、地域
別住所(市区町村、町域、丁目)において利用可能な交
通機関(電車、バス等)を記憶管理し、料金データベー
ス28は、交通機関別に各ポイント(駅)毎の交通費
(路線別運賃表)を記憶管理するデータベースである。
【0034】図9(B)は、ユーザに利用交通機関を問
い合せる問い合せページの画面内容を示した図で、問い
合せページ画面内には、「連番」、「交通機関の種
別」、「その他」の項目に対応して入力領域を有し、ユ
ーザは、支援サービスセンタ2から送信されて来た医療
控除ノートを参照して、その連番を入力した後、その利
用交通機関の種類を選択指定するようにしている。この
場合、図示の例は、連番「01〜10」、「12〜1
5」は、自宅から同一の医療機関へ出向く為に利用した
交通機関が「バス」、「電車」、「バス」であることを
示している。
【0035】問い合せ画面内の「その他」の項目には、
例えば、タクシー利用の場合であり、その交通費を直接
入力すると共に、領収書を保管している場合には、領収
書の有無のチェック欄にチェックを入れるようにしてい
る。また、この問い合せページ画面内には、次のページ
への切り換えを指示する切り換えボタン「次へ」と、支
援サービスセンタ2への送信を指示する「送信ボタン」
が配置されている。
【0036】このような問い合せ画面内に入力された情
報にしたがって支援サービスセンタ2は、上述したよう
に地図データベース26、交通機関データベース27、
料金データベース28を参照して、交通費の算出を行
い、自動算出された交通費は、当該ユーザ対応の控除ノ
ート内において、対応する明細行の「交通費」の項目に
記入される。ここで、支援サービス業者が認証した交通
費の場合には、その交通費の項目内に認証マーク(認)
が付加され、また、ユーザが領収書を保管している場合
には、領収書有りを示すマーク(領)がその交通費の項
目内に付加される。この場合、「備考」の項目には、利
用した交通機関の種類が列記される。
【0037】図8(B)は、税務署データベース29の
レコード内容を示した図である。税務署データベース2
9は、全国各地の税務署およびその端末10を管理する
もので、各レコードは、「税務署名」、「住所・電話番
号」、「端末ID」、「管轄地域」、「その他」の各項
目を有している。支援サービスセンタ2は、ユーザの住
所と税務署データベース29とを参照して、そのユーザ
の管轄税務署を特定し、ユーザ別に異なる税務署端末1
0に明細一覧を自動送信するようにしている。その際、
支援サービスセンタ2は、医療費控除額を算出する為に
必要とされる資料情報として、予めユーザから取り寄せ
ておいた所得金額、保険金等の補てん額も合わせて税務
署端末10へ送信するようにしている。
【0038】図10は、所得金額、保険金等の補てん額
をユーザに問い合わせる問合せ画面を示したもので、図
示の場合は、給料所得者を対象とした内容で、源泉徴収
票の記載内容を入力する項目として、「源泉徴収税
額」、「給料所得額」、「所得控除額」、「特別控除
額」を有し、また、「保険金等の補てん額」を記入する
複数の項目を有している。ユーザは、この各項目に必要
事項を記入して支援サービスセンタ2へ送信すると、こ
の問合せ結果は、ユーザデータベース21内に資料情報
として登録される。
【0039】図11は、支援サービスセンタ2の基本的
構成要素を示したブロック図である。CPU201は、
記憶装置202内のオペレーティングシステムや各種ア
プリケーションソフトにしたがってこの支援サービスセ
ンタ2の全体動作を制御する中央演算処理装置である。
記憶装置202は、オペレーティングシステムや各種ア
プリケーションソフトの他、上述したユーザデータベー
ス21、患者ログデータベース22、医療機関データベ
ース23、申告書式ファイル24、ユーザ別作成ノート
保管ファイル25、地図データベース26、交通機関デ
ータベース27、料金データベース28、税務署データ
ベース29等が格納され、磁気的、光学的、半導体メモ
リ等やその駆動系によって構成されている。この記録装
置202はハードディスク等の固定的なメモリの他、C
D−ROM、DVD等の着脱自在な記憶媒体を装着可能
な構成であってもよい。この記憶装置2内のプログラム
やデータは、必要に応じてRAM(例えば、スタティッ
クRAM)203にロードされたり、RAM203内の
データが記憶装置202にセーブされる。更に、CPU
201は通信装置204を介して他の電子機器のプログ
ラム/データを直接アクセスして使用したり、他の電子
機器から通信装置204を介してダウンロード受信する
こともできる。一方、CPU201にはその入出力周辺
デバイスである通信装置204、入力装置205、表示
装置206がバスラインを介して接続されており、入出
力プログラムにしたがってCPU201はそれらの動作
を制御する。
【0040】次に、この第1実施形態における支援サー
ビスセンタ2の動作アルゴリズムを図12〜図20に示
すフローチャートを参照して説明する。ここで、これら
のフローチャートに記述されている各機能は、読み取り
可能なプログラムコードの形態で格納されており、この
プログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。ま
た、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラム
コードにしたがった動作を逐次実行することもできる。
このことは後述する他の実施形態においても同様であ
り、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプ
ログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を
実行することもできる。
【0041】図12は、会員登録の要求があつた際に実
行開始されるユーザ登録処理を示したフローチャートで
ある。先ず、支援サービスセンタ2は、会員登録の要求
を受信すると、登録ページを要求元のユーザ端末8へ送
信する(ステップA1)、この登録ページ内には、「ユ
ーザ端末ID(電話番号、メールアドレス)」、「保険
証記号・番号」、「本人氏名・年齢」、「本人住所」、
「電話番号」、「法定家族(1)氏名・年齢・続柄」、
「法定家族(2)氏名・年齢・続柄」、‥‥「所得20
0万以下」の各項目に対応して、その入力領域が設けら
れており、この入力領域内に必要事項が記入されて返信
されて来た場合、支援サービスセンタ2は、これを受信
して(ステップA2)、ユーザレコードを作成し、ユー
ザデータベース21へ追加登録する(ステップA3)。
そして、当該ユーザ固有の「ユーザID」を発行生成し
て、要求元のユーザ端末8へ送信する(ステップA
4)。
【0042】図13は、医療費控除の対象となる対象期
限(12月31日)経過後に、定期的に各医療機関端末
9をアクセスして情報を収集する収集処理を示したフロ
ーチャートである。先ず、支援サービスセンタ2は、現
在のシステム年月日を取得して(ステップB1)、医療
費控除の対象となる対象期限(12月31日)が経過し
たかをチェックし(ステップB2)、その対象期限前で
あれば、このフローの終了となるが、対象期限の経過が
検出された場合には、医療機関データベース23からそ
の「収集済みフラグ」がリセットされている未収集の医
療機関を1つ選択指定し(ステップB3)、この医療機
関に対応付けられている「端末ID」を読み出す(ステ
ップB4)。そして、この「端末ID」で指定される医
療機関端末9をアクセスして収集要求を行い、応答待ち
となる(ステップB5)。
【0043】ここで、指定した医療機関端末9から肯定
(OK)応答を受信した場合には(ステップB6)、ユ
ーザデータベース21から「ユーザID」を1つ選択し
(ステップB7)、それに対応する「保険証記号・番
号」、「本人氏名」、「各法定家族の氏名」を読み出し
て(ステップB8)、図2(A)に示した送信情報
(「保険証記号・番号」、「本人氏名」、「各法定家族
の氏名」を含めた情報)を作成し、その医療機関端末9
へ送信する(ステップB9)。この場合、医療機関端末
9側では、「保険証記号・番号」、「本人氏名」、「各
法定家族の氏名」に該当する請求に関する情報を検索
し、図2(B)に示す「保険証記号・番号」、「患者
名」、「請求月日」、「請求元」、「請求額」、「種
目」、「詳細」‥‥を含む情報を支援サービスセンタ2
へ送る。
【0044】すると、支援サービスセンタ2は、医療機
関端末9からの情報を受信し(ステップB10)、この
受信内容に基づいて「患者名」、「請求元」、「請求月
日」、「請求額」、「種目」、「詳細」に基づいて「ユ
ーザID」、「患者名」、「支出先」、「支出月日」、
「支出額」、「種目」、「詳細」の各項目からなるログ
レコードを作成して、患者ログデータベース22に追加
登録する(ステップB11)。これによって1ユーザ分
の登録が終了すると、全ユーザ分の登録を行う為に、以
下、上述の動作を繰り返す(ステップB7〜B12)。
【0045】いま、全ユーザ分の登録が終了した場合に
は(ステップB12)、その医療機関に対応付けて医療
機関データベース23内に「収集済みフラグ」をセット
する(ステップB13)。そして、医療機関データベー
ス23にセットされている全ての医療機関を選択し終わ
ったかをチェックし(ステップB13)、全ての医療機
関を選択し終わるまでステップB3に戻り、次の未収集
の医療機関を選択し、以下、上述の動作を繰り返す(ス
テップB3〜B14)。なお、このような収集処理を定
期的に繰り返し実行することによって医療機関側の都合
を考慮したとしても、全ての医療機関端末9からの情報
を比較的短期間に収集することができる。
【0046】図14および図15は、医療控除ノートの
作成処理を示したフローチャートである。先ず、支援サ
ービスセンタ2は、医療機関データベース23をアクセ
スし(ステップC1)、全医療機関の「収集済みフラ
グ」がセットされているかをチェックし(ステップC
2)、未収集の医療機関があれば、上述した図10の収
集処理を再起動させる(ステップC3)。これによって
全ての医療機関端末9から情報を収集し終わった場合に
は(ステップC2)、申告書式ファイル24をアクセス
してその1ページ目(表紙フォーム)を読み出し、RA
M203内のワーク域にセットする(ステップC5)。
そして、ユーザデータベース21から「ユーザID」を
1つ選択し(ステップC6)、このユーザID対応の家
族情報、つまり、「本人氏名・年齢」、「本人住所」、
「電話番号」、「法定家族(1)氏名・年齢・続柄」、
「法定家族(2)氏名・年齢・続柄」、‥‥を取得し
(ステップC7)、表紙フォーム内に記入配置する(ス
テップC8)。
【0047】次に、申告書式ファイル24から領収書貼
付欄フォームを読み出してRAM203内のワーク域に
セットする(ステップC9)。更に、明細一覧フォー
ム、合計欄フォームを読み出してRAM203内のワー
ク域にセットする(ステップC10)。そして、選択指
定の「ユーザID」に基づいて患者ログデータベース2
2をアクセスし(ステップC11)、1家族分のログレ
コードを全て取得すると共に(ステップC12)、この
各レコードを「支出月日」をキーとして、支出月日順に
ソートする(ステップC13)。次に、図15のステッ
プに移り、取得した1家族分のレコード数をカウントし
(ステップC14)、1ページ内に全てのレコードを配
置可能かをチェックし(ステップC15)、配置不可能
であれば、必要ページ数分の明細一覧フォームをワーク
域内に展開した後、(ステップC16)、それ以降に続
くワーク域内の合計欄フォームをシフトする(ステップ
C17)。
【0048】次に、取得した1家族分のログレコードの
中からその1つを選択し(ステップC18)、選択レコ
ードの各項目を「連番」と共に、対応する明細行に記入
配置する(ステップC19)。このような配置処理を全
ログレコード分繰り返す(ステップC18〜C20)。
これによって「連番」、「支出月日」、「患者名」、
「続柄」、「支出先」、「支出額」、「種目」、「詳
細」、「交通費」、「備考」の各項目が対応する明細行
に記入配置される。その後、全レコードの「支出額」を
合計した合計額を算出し(ステップC21)、この算出
値を明細一覧フォーム内の「支出額合計欄」に記入配置
する(ステップC22)。更に、申告書式ファイル24
から「業者名および代表者名」および「電子承認印」を
読み出して付加配置した後(ステップC23)、ワーク
域内の全ページを医療控除ノートとして、ユーザ別作成
ノート保管ファイル25に格納する(ステップC2
4)。これによって1ユーザ分のノートを作成保管する
処理が終了すると、全ユーザ分の処理が終了するまで以
下、上述の動作を繰り返す(ステップC4〜C25)。
【0049】図16は、支援サービスセンタ2が各ユー
ザに対して交通機関を問い合わせたり、所得金額、保険
金等の補てん額(資料)を問い合わせる場合の問い合せ
処理を示したフローチャートである。先ず、支援サービ
スセンタ2は、ユーザIDを選択し(ステップD1)、
このユーザIDに基づいてユーザデータベース21を検
索し、該当する「端末ID」を取得する(ステップD
2)。このユーザ端末IDに基づいてユーザ端末8をア
クセスし、医療機関端末9からの情報に基づいて自動生
成した医療控除ノートと共に、交通機関問い合せページ
および資料問い合せページを送信する(ステップD
3)。以下、全ユーザを選択し終わるまで上述の動作を
繰り返す(ステップD1〜D4)。
【0050】ここで、ユーザ端末8側においては、図9
(B)に示した交通期間問い合せ画面内に必要事項を入
力して送信ボタンを操作すると、その画面内の入力情報
は支援サービスセンタ2へ送信される。同様に、図10
に示した資料問い合せ画面内に必要事項を記入して送信
ボタンを操作すると、その画面内の入力情報は支援サー
ビスセンタ2へ送信される。この場合、問合せ時に、所
得金額、保険金等の補てん額が不明の場合には、後日、
その内容を記入して返信すればよい。
【0051】図17および図18は、交通費算出配置処
理を示したフローチャートである。支援サービスセンタ
2は、ユーザ端末8からの問合せ結果の受信待ち状態に
おいて(ステップE1)、何れからのユーザ端末8から
問合せ結果を受信すると、その受信内容に基づいて当該
ユーザを特定すると共に(ステップE2)、問合せ結果
をワーク域に展開する(ステップE3)。このワーク域
内の問合せ結果から「連番」を1つ選択し(ステップE
4)、この連番に対応する受信データ(選択指定された
交通機関の種別あるいは直接入力された交通費)を読み
出し(ステップE5)、受信データが交通費の直接入力
であれば(ステップE6)、ユーザ対応の医療控除ノー
トをアクセスし、このノート内において選択連番に対応
付けられている明細行の交通費の項目に、ユーザ入力の
金額を記入配置する(ステップE7)。そして、領収書
の有無をチェックし(ステップE8)、有れば、この交
通費の項目に領収書有りマークを付加配置する(ステッ
プE9)。
【0052】一方、選択連番対応の受信データが交通機
関の種別を示すものであれば(ステップE6)、その連
番に対応付けられている患者名を医療控除ノートから取
得し、この患者名に基づいてユーザデータベース21を
アクセスしてその住所を取得する(ステップE10)。
また、選択連番に対応付けられている支出先名を医療控
除ノートから取得し、この支出先名に基づいて医療機関
データベース23をアクセスしてその住所を取得する
(ステップE11)。更に、選択連番対応の受信データ
である利用交通機関の種別を取得する(ステップE1
2)。そして、取得した患者住所と医療機関住所と利用
交通機関の種別とに基づいて交通機関データベース2
7、料金データベース28を参照し(ステップE1
3)、患者が自宅から医療機関へ出向く為に要した交通
費を算出する(ステップE14)。
【0053】この場合、支援サービスセンタ2は、患者
住所と医療機関住所とに基づいて地図データベース26
を検索し、患者の自宅から医療機関へ出向く為の方向や
距離を求めた後に、この方向や距離に基づいて交通機関
データベース27を検索し、利用交通機関を特定すると
共に、その利用経路を特定する(ステップE13)。こ
れによって特定した交通機関に基づいて料金データベー
ス28を参照し、患者が自宅から医療機関へ出向く為に
要した交通費、例えば、電車、バスを乗り継いで通院し
た場合には、その合計額を算出し(ステップE14)、
この算出額をユーザ対応の医療控除ノート内において、
その「交通費」の項目に記入配置する(ステップE1
5)。
【0054】次に、図18のステップE16に移り、患
者住所と医療機関住所とに基づいて地図データベース2
6を検索し、患者の自宅から医療機関へ出向く為の方向
や距離を求めた後に、この方向や距離に基づいて交通機
関データベース27を検索し、最適な交通機関を推測す
る。つまり、患者の自宅から医療機関へ出向くのに最短
となる交通機関を推測し、ユーザ指定の交通機関と比較
し(ステップE17)、その結果、略妥当かを判別する
(ステップE18)。例えば、患者が医療機関へ出向く
のに極端に遠回りしたような場合には、ユーザ指定の交
通機関は妥当ではないと判断するが、時間的にも距離的
にも大差が無い場合にはユーザ指定の交通機関が妥当な
ものと判断し、交通費の項目に承認マークを付加配置す
る(ステップE19)。
【0055】これによって連番1つに対する交通費算出
配置が終了すると、全連番に対して同様の算出配置処理
を行う為に、全ての連番を選択し終わったかを判別し
(ステップE20)、全ての連番を選択し終わるまで図
17のステップE4に戻り、以下、上述の動作を繰り返
す。この結果、全ての連番を選択し終わった場合には
(ステップE20)、各明細行の交通費を合計してその
合計額を算出すると共に(ステップE21)、その算出
結果を医療控除ノート内の「交通費合計欄」に記入配置
する(ステップE22)。その後、図17のステップE
1に戻り、問合せ結果の受信待ち状態となる。
【0056】図19は、医療控除ノートおよび資料問い
合せ画面内の記入事項とに基づいて医療控除予測額を算
出送信する処理を示したフローチャートである。支援サ
ービスセンタ2は、何れかのユーザ端末8から資料問い
合せ結果を受信すると(ステップF1)、その受信内容
に基づいて当該ユーザを特定すると共に(ステップF
2)、ユーザデータベース21から特定ユーザ対応の
「端末ID」を取得する(ステップF3)。そして、受
信した問合せ結果をユーザデータベース21に格納した
後(ステップF4)、特定ユーザ対応の医療控除ノート
をアクセスし、「支出額合計」および「交通費合計
」を取得する(ステップF5)。そして、「支出額合
計」および「交通費合計」を加算した「総計額」を
算出して(ステップF6)、合計領域内の対応項目位置
に記入配置する(ステップF7)。
【0057】次に、「総計額」が控除適用額未満かを判
別する(ステップF8)。この場合、所得金額が「20
0万以下」であれば、1年間の医療費合計「総計額」が
10万円未満でも控除対象となるので、そのユーザの所
得金額を参照してその判断を行う。いま、控除適用額未
満であれば、控除適用外である旨のメッセージをそのユ
ーザ端末8へ案内送信するが(ステップF9)、控除適
用額以上であれば、資料問い合わせ結果と、1年間の医
療費合計「総計額」とに基づいて医療控除の予測額を算
出する(ステップ)。この場合、法定の計算方法にした
がって控除予測額を算出し(ステップF10)、この控
除予測額をそのユーザ端末8へ案内送信する(ステップ
F11)。
【0058】図20は、ユーザの申告依頼に応じて医療
控除ノートを税務署端末10へ送信する場合の税務署送
信処理を示したフローチャートである。先ず、支援サー
ビスセンタ2は、ユーザ端末8から申告依頼が有るかの
待機状態において(ステップG1)、何れからのユーザ
端末8から申告依頼を受信した場合には、ユーザ別作成
ノート保管ファイル25をアクセスし、当該ユーザに対
応して「送信済みフラグ」がセットされているかを判別
する(ステップG2)。ここで、送信済みであれば、そ
の旨を当該ユーザ端末8へ案内送信する(ステップG
3)。
【0059】一方、医療控除ノートを税務署端末10へ
送信していない場合には(ステップG2)、ユーザデー
タベース321からそのユーザ対応の「ユーザID」を
取得すると共に(ステップG4)、医療控除ノートを取
得するを取得し(ステップG5)、更に、ユーザデータ
ベース21に格納されている資料問合せ情報を取得する
(ステップG6)。そして、資料問合せ情報を所定の形
式で配置したページを医療控除ノートに添付する(ステ
ップG7)。次に、ユーザ対応の「住所」をユーザデー
タベース21から取得し(ステップG8)、このユーザ
住所と税務署データベース29とに基づいて管轄税務署
を特定し、その端末IDを取得する(ステップG9)。
この端末IDに対応する税務署端末10へ資料付き医療
控除ノートを仮申告用の情報として事前送信する(ステ
ップG10)。そして、当該ユーザ対応の「送信済みフ
ラグ」をセットした後(ステップG11)、申告依頼待
ち状態に戻る(ステップG1)。
【0060】以上のように、この第1の実施形態におい
て支援サービスセンタ2は、支援サービスの利用申込を
行ったユーザの家族患者が支出した支出額を各医療機関
端末9からネットワークを介して取得して患者ログデー
タベース22に収集管理すると共に、家族単位毎に読み
出した支出額に基づいて家族単位毎の合計支出額を算出
し、この家族単位毎の合計支出額に基づいて医療費控除
対象に適合するかを各ユーザに案内通知するようにした
から、ユーザにあっては、支援サービスの利用を申込ん
でおくだけで、控除対象になるかを知ることができ、控
除対象となるにも拘らず、申告期間が過ぎてしまった
り、誤って控除対象外であると自己判断してしまう等の
申告漏れを防止することが可能となる。
【0061】支援サービスセンタ2は、家族単位毎に医
療費控除の予測額を算出して、ユーザへ案内するように
したから、この控除予測額は申告するか否かを判断する
資料となり、ユーザにあっては、その予測額が極端に小
額であれば、手間や時間をかけてまで申告することがな
くなる等、実情に即した対応が可能となる。この場合、
医療費控除額を算出する為に必要とされる資料情報とし
て、所得金額、保険金等の補てん額をユーザ端末8から
取得し、家族単位分の合計支出額と、この所得金額、保
険金等の補てん額とに基づいて医療費控除の予測額を算
出するようにしたから、より正確な控除額を得ることが
でき、申告するか否かを判断する資料として更に有効な
ものとなる。
【0062】支援サービスセンタ2は、この患者ログデ
ータベース22の内容に基づいて医療費控除申告用とし
て適用される申告書式内の各項目に、少なくとも、家族
患者名、支出先名、支出月日、支出額を配置した申告用
の明細一覧を家族単位毎に作成し、そのユーザ端末8へ
送信するようにしたから、ユーザにあっては、支援サー
ビスの利用を申込んでおくだけで、医療費控除手続に必
要な明細一覧を入手することができ、控除手続きに関す
る知識がない人でも、入手した明細一覧を元に容易に申
告することが可能となる。
【0063】一方、支援サービスセンタ2は、支援サー
ビスの利用申込を行ったユーザの家族患者が支出した支
出額やその支出先を含む支払い情報を医療機関端末9か
らネットワークを介して取得して収集管理すると共に、
家族単位毎に読み出した支払い情報に基づいて家族単位
毎の明細一覧を作成し、その所得金額、保険金等の補て
ん額と共に、家族単位毎に作成した明細一覧を仮申告用
の情報として、税務署端末10へネットワークを介して
事前送信するようにしたから、税務署端末10にあって
は、事前送信されて来た仮申告用の情報に基づいて合計
額や控除額等を算出処理しておけば、税務署側の担当者
は、後日、出頭提供された申告書とこの処理内容とを照
合するだけで良く、申告書の記述内容を1つずつ確認し
ながら、領収書と照らし合わせて控除対象の有無をチェ
ックしたり、合計額や控除額等の算出作業が不要とな
り、合理的な事務処理が可能となり、また、ユーザにあ
っては、支援サービスの利用を申込んでおくだけで、医
療費控除手続の代行サービスを得ることができる。
【0064】支援サービスセンタ2は、申告書式内の各
項目に、少なくとも、家族患者名、支出先名、支出月
日、支出額を配置した申告用の明細一覧を作成する際、
支援サービスの提供業者が正式発行した明細一覧である
旨を明示する為に、この申告用明細一覧の所定領域にそ
の業者名と共に電子承認印を付加するようにしたから、
税務署側にあっては、提供業者によって正式発行したこ
とを確認することができる。この場合、税務署側におい
ては、支援サービス業者との信頼関係が確立されれば、
その記載内容の確認作業を省略することもでき、事務処
理の大幅な簡素化が可能となり、更に、その領収書の添
付も不要とすれば、ユーザにあっても、領収書を保管す
る必要がなくなり、面倒な作業から解放される。
【0065】申告書式の表紙には、医療費控除が適用さ
れる本人の名前、住所およびその法定家族の名前を含む
個人情報が記入配置されているので、正式な書類と同様
な記載内容となる。また、医療期間側に蓄積保管されて
いる1年分の家族患者毎の支払い情報を一括して取得し
たとしても、明細一覧の内容を支出月日の順に編集する
ようにしたから、仮申告後にその領収書を出頭提供する
ような場合、ユーザにあっては多数の領収書の中から明
細一覧の内容を元に控除対象を容易に探して整理するこ
とができる。明細一覧内には各家族患者の支出額を合計
した合計支出額が記入配置されているので、税務署側の
担当者にあっては、合計支出額を算出する手間が省ける
と共に、算出ミス等を防止することができる。
【0066】支援サービスセンタ2は、患者が自宅から
医療機関へ出向く為に利用した交通機関とその患者住所
と医療機関住所とに基づいて地図データベース26、交
通機関データベース27、料金データベース28を参照
して、患者が自宅から医療機関へ出向く為に要した交通
費を算出して医療控除ノート内における各明細行の交通
費の項目に記入配置するようにしたから、交通費の自動
算出と記入配置を行うことができ、ユーザの負担を軽減
することが可能となる。この場合、支援サービスセンタ
2は、ユーザ端末8に対して仮の医療控除ノートと共
に、交通機関問い合せページを送信するようにしたか
ら、ユーザにあっては、自宅から医療機関へ出向く為に
利用した交通機関の種別として、例えば、具体的な路線
名を入力しなくても、単に電車、バス等の利用種別をこ
の問合せページ内に入力指定するだけでよく、極めて簡
単な入力で足りる。
【0067】この問合せページは、明細一覧に付された
連番を入力指定する項目と、この連番に対応して、その
利用交通機関の種別を入力指定する項目とを有し、支援
サービスセンタ2は、指定された連番において、その患
者および医療機関の住所に基づいて当該医療機関に出向
くのに利用した交通機関の種別を推測すると共に、この
推測結果と、ユーザ指定された利用交通機関の種別とを
比較して、ユーザ指定の利用種別が妥当である場合に
は、自動算出した交通費を承認したマークを交通費に対
応付けて記入配置するようにしたから、税務署において
はその承認有無を確認するだけで、交通費が妥当なもの
であることを確認することができ、事務作業の効率化に
役立つ。
【0068】また、問合せページは、明細一覧に付され
た連番を入力指定する項目と、この連番に対応して交通
費を直接入力する項目と、領収書の有無を指定する項目
と有し、支援サービスセンタ2は、ユーザ入力された交
通費を対応項目に記入配置すると共に、領収書の有無を
記入配置するようにしたから、税務署にあっては、交通
費(例えば、タクシー代)に対する領収書の有無を容易
に確認することができ、作業を効率良く行うことが可能
となる。
【0069】支援サービスセンタ2は、ユーザの住所に
基づいて税務署データベース29を検索することによ
り、そのユーザの管轄税務署を特定し、この管轄税務署
の端末10に対して、仮申告用の情報を送信するように
したから、ユーザ別に異なる税務署端末10に明細一覧
を自動送信することができる。支援サービスの利用ユー
ザに課金した代金の一部を支援サービスに協力した医療
機関等に対して還元するようにしたから、支援サービス
に参加する医療機関等を増やすことができ、小規模医院
等も取り込んだ全国規模のビジネスモデルが実現可能と
なる。
【0070】なお、上述した第1実施形態においては、
支援サービスセンタ2が医療費控除の対象となる対象期
限(12月31日)経過後を監視するようにしたが、そ
の監視を集中管理センタ1側で行い、各支援サービスセ
ンタ2に対してその期限経過後を通知するようにしても
よい。このことは、他の処理についても同様であり、例
えば、ユーザの会員登録を集中管理センタ1側で一括し
て行ってもよい。つまり、上述した各実施形態で行って
いる支援サービスセンタ2側の各種機能のうち、その一
部を集中管理センタ1側に委ねるようにしてもよい。
【0071】申告書式は、図6および図7に示すものに
限定されず、医療費控除申告用として税務署に提出可能
な書式であれば任意である。また、上述した第1実施形
態においては、自動生成した医療控除ノートを各ユーザ
宛に自動送信するようにしたが、ユーザの要求に応じて
医療控除ノートを要求元のユーザ端末8へ送信するよう
にしてもよい。また、ユーザ記入時に参考となる資料と
して、税務署への申告手続きの仕方を説明した内容の資
料をユーザへ案内送信するようにしてもよい。
【0072】上述した第1実施形態において支援サービ
スセンタ2は、患者が自宅から医療機関へ出向く為に利
用した交通機関とその患者住所と医療機関住所とに基づ
いて地図データベース26、交通機関データベース2
7、料金データベース28を参照して、患者が自宅から
医療機関へ出向く為に要した交通費を算出するようにし
たが、地図データベース26、交通機関データベース2
7、料金データベース28を集中管理センタ1側に設
け、集中管理センタ1側で算出した交通費を支援サービ
スセンタ2側が受取るようにしてもよい。
【0073】一方、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、医療費控除が適用され
る本人またはその法定家族である家族患者が支払った医
療費を収集管理して、控除申告手続きを支援する支援サ
ービスの利用申込を行ったユーザに関連付けて、その家
族を識別する家族識別情報を登録管理する機能と、前記
家族患者が支出した支出額を当該支出先側の端末からネ
ットワークを介して取得する機能と、前記家族識別情報
に関連付けて、前記取得した各家族患者の支出額を記憶
管理する機能と、前記家族識別情報に対応付けられてい
る各家族患者の支出額を読み出すことによって算出した
家族単位分の合計支出額に基づいて医療費控除対象に適
合するかを判別する機能と、この判別結果をユーザ端末
へ案内送信する機能とを実現させるためのプログラムを
記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供
するようにしてもよい。
【0074】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態について図21〜図23を参照して説明する。な
お、上述した第1実施形態においては、医療機関端末9
から取り寄せた情報に基づいて医療控除ノートを作成す
るようにしたが、この第2実施形態においては、他の医
療費(例えば、一般薬局から購入した薬品購入費等)を
このユーザ記入欄内にユーザ自身が直接追加記入した情
報を含めて医療控除ノートを作成して税務署に仮申告用
として事前送信するようにしたものである。この場合、
支援サービスセンタ2は、追加記入の問合せページをユ
ーザ端末8へ送信し、この問合せ結果を含めた医療控除
ノートを作成するようにしている。ここで、両実施形態
において基本的に同一のものは、同一符号を付して示
し、その説明を省略する他、以下、第2実施形態の特徴
部分を中心に説明するものとする。
【0075】図21は、追加記入分の問合せページ画面
を示した図である。この問合せページ画面内には、「連
番」、「支出月日」、「患者名」、「続柄」、「支出
先」、「支出額」、「種目」、「詳細」、「交通費」の
各項目を有し、そのうち図中太線で囲んだ項目、つま
り、「連番」、「続柄」を除く各項目は、ユーザ自身が
入力する為の入力項目を示している。なお、問合せペー
ジ画面内には、1ページ内に記入しきれない場合に次ペ
ージへの切り換えを指示する切り換えボタン「次へ」
と、記入内容を支援サービスセンタ2へ送信すべきこと
を指示する送信ボタンが配置されている。
【0076】図22は、追加記入分の問合せ処理を示し
たフローチャートである。先ず、支援サービスセンタ2
は、ユーザデータベース21から「ユーザID」を1つ
選択して(ステップH1)、このユーザID対応のユー
ザ端末IDをユーザデータベース21から取得し(ステ
ップH2)、このユーザ端末IDに基づいてユーザ端末
8をアクセスし、上述した第1実施形態のように医療機
関端末9からの情報に基づいて自動生成した医療控除ノ
ートを仮ノートとして、この仮ノートと共に追加記入分
の問合せページを送信する(ステップH3)。このよう
な処理を全ユーザ分繰り返し実行する(ステップH1〜
H4)。この場合、ユーザ端末8側では、図21に示し
た問合せページ画面内の各明細行に、例えば、一般薬局
から購入した薬品購入費等を入力する。
【0077】図23は、追加記入分を含めた医療控除ノ
ートを作成する処理を示したフローチャートである。先
ず、支援サービスセンタ2は、追加問合せ結果の受信待
ち状態において(ステップJ1)、何れからのユーザ端
末8から追加問合せ結果を受信すると、その受信内容に
基づいて当該ユーザを特定すると共に(ステップJ
2)、受信した問合せ結果をワーク域に展開する(ステ
ップJ3)。そして、このワーク域内の問合せ結果から
「連番」を1つ選択し(ステップJ4)、この連番に対
応する明細行分(1レコード分)の入力データを読み出
し(ステップJ5)、特定したユーザ対応の医療控除ノ
ートのユーザ記入欄に追加登録する(ステップJ6)。
【0078】そして、全連番に対する処理が終了するま
で上述の動作を繰り返す(ステップJ4〜J7)。これ
によって1ユーザ分の追加作成処理が終了すると(ステ
ップJ7)、追加分の各明細行に基づいて「支出額」、
「交通費」別にその合計額を算出する(ステップJ
8)。そして、合計領域内において、各「支出額」を合
計した「合計」と、各「交通費」を合計した「合計
」と、「合計」および「合計」を加算した「総計
額」を算出して、合計領域内の対応項目位置に記入配置
する(ステップJ9)。
【0079】以上のように、この第2実施形態において
支援サービスセンタ2は、各ユーザ端末8に対して送信
した追加記入分の問合せページに対して、ユーザ端末8
からその問合せ結果が送信されて来た場合には、このユ
ーザ記入内容を含めた医療控除ノートを作成するように
したから、上述した第1実施形態のように医療機関端末
9からの情報に基づいて自動生成した明細一覧の他に、
ユーザが直接記入した情報も含めた明細一覧を得ること
ができる。この場合、合計領域内には、各「支出額」を
合計した「支出額合計」と、各「交通費」を合計した
「交通費合計」と、「合計」および「合計」を加
算した「総計額」が自動算出されて記入配置される為、
「支出額合計」、「交通費合計」、「総計額」は、
正確な値となる。なお、この第2実施形態においても上
述した第1実施形態と同様、作成された医療控除ノート
は、ユーザの申告依頼に応じて当該ユーザの管轄税務署
端末10へ事前送信される。
【0080】なお、上述した第2実施形態においては、
ユーザ追加記入分の問合せ結果を受信した場合に、医療
機関端末9からの情報に基づいて自動生成した明細一覧
の他に、ユーザが直接記入した情報も含めた明細一覧を
得るようにしたが、支援サービスセンタ2側で問合せ結
果に基づいてユーザ追加記入分が控除対象となるか等を
審査するようにしてもよい。この場合、控除対象外であ
ると認識した場合に、その旨をユーザに通知して修正依
頼を行ったり、支援サービスセンタ2側で自動修正した
旨を通知するようにしてもよい。
【0081】その他、ユーザは、レシート等の領収書イ
メージを読取るイメージ読取装置を利用して領収書イメ
ージをユーザ識別情報(例えば、指紋情報等)と共に支
援サービスセンタ2へ送信すると、支援サービスセンタ
2は、このユーザ別に領収書イメージを収集管理すると
共に、各ユーザ対応の医療控除ノートの作成時に、当該
ユーザの領収書イメージを読み出して、医療控除ノート
内の領収書貼り付け欄に自動添付するようにしてもよ
い。このように領収書の貼り付けも自動化することによ
って、ユーザの負担を更に軽減することが可能となる。
【0082】一方、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、医療費控除が適用され
る本人またはその法定家族である家族患者が支払った医
療費を収集管理して、控除申告手続きを支援する支援サ
ービスの利用申込を行ったユーザに関連付けて、その家
族を識別する家族識別情報を登録管理する機能と、前記
家族患者が支出した支出額、支出先、支出月日を含む支
払い情報を当該支出先側の端末からネットワークを介し
て取得する機能と、前記家族識別情報に関連付けて、前
記取得手段によって取得した各家族患者の支払い情報を
記憶管理する機能と、医療費控除額を算出する為に必要
とされる資料として、所得金額、保険金等の補てん額を
ユーザ端末側から取得する機能と、前記支払い情報記憶
手段から前記家族識別情報に対応付けられている各家族
患者の支払い情報を読み出して、医療費控除申告用とし
て適用される申告書式内の各項目に、少なくとも、家族
患者名、支出先名、支出月日、支出額を配置した申告用
の明細一覧を家族単位毎に作成する機能と、作成された
家族単位毎の明細一覧と、前記資料取得手段によって取
得した所得金額、保険金等の補てん額とを仮申告用の情
報として、税務署側の端末へネットワークを介して事前
送信する機能とを実現させるためのプログラムを記録し
たコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するよ
うにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】この発明(請求項1記載の発明)によれ
ば、支援サービスの利用申込を行ったユーザの家族が支
出した支出額を医療機関(病院、調剤薬局)等の支出先
側の端末からネットワークを介して取得して収集管理す
ると共に、家族単位毎に読み出した支出額に基づいて家
族単位毎の合計支出額を算出し、この家族単位毎の合計
支出額に基づいて医療費控除対象に適合するかを各ユー
ザに案内通知するようにしたから、ユーザにあっては、
支援サービスの利用を申込んでおくだけで、控除対象に
なるかを知ることができ、控除対象となるにも拘らず、
申告期間が過ぎてしまったり、誤って控除対象外である
と自己判断してしまう等の申告漏れを防止することが可
能となる。この発明(請求項5記載の発明)によれば、
支援サービスの利用申込を行ったユーザの家族が支出し
た支出額やその支出先を含む支払い情報を医療機関(病
院、調剤薬局)等の支出先側の端末からネットワークを
介して取得して収集管理すると共に、家族単位毎に読み
出した支払い情報に基づいて家族単位毎の明細一覧を作
成し、その所得金額、保険金等の補てん額と共に、家族
単位毎に作成した明細一覧を仮申告用の情報として、税
務署側の端末へネットワークを介して事前送信するよう
にしたから、税務署側の端末にあっては、事前送信され
て来た仮申告用の情報に基づいて合計額や控除額等を算
出処理しておけば、税務署側の担当者は、後日、出頭提
供された申告書とこの処理内容とを照合するだけで良
く、申告書の記述内容を1つずつ確認しながら、領収書
と照らし合わせて控除対象の有無をチェックしたり、合
計額や控除額等の算出作業が不要となり、合理的な事務
処理が可能となり、また、ユーザにあっては、支援サー
ビスの利用を申込んでおくだけで、医療費控除手続の代
行サービスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】医療費控除手続支援システムの全体構成を示し
たブロック図。
【図2】支援サービスセンタ2と医療機関端末9との間
で送受信される情報を示し、(A)は、医療機関端末9
に対して送信する送信情報を示した伝送フォーマット、
(B)は、医療機関端末9からの受信情報を示した伝送
フォーマットを示した図。
【図3】支援サービスセンタ2側に設けられているユー
ザデータベース21のレコード内容を示した図。
【図4】(A)は、支援サービスセンタ2側に設けられ
ている患者ログデータベース22、(B)は、医療機関
データベース23の内容を示した図。
【図5】医療費控除申告用として税務署に提出可能な申
告書式を記憶する申告書式ファイル24の内容を示した
【図6】申告書式に応じて作成された「医療控除ノー
ト」を示した図。
【図7】医療控除ノート内の明細一覧等を説明する為の
図。
【図8】(A)は、支援サービスセンタ2側に設けられ
ているユーザ別作成ノート保管ファイル25の内容を示
した図、(B)は、支援サービスセンタ2側に設けられ
ている税務署データベース29の内容を示した図。
【図9】(A)は、交通費算出用として支援サービスセ
ンタ2側に設けられている各種のデータベースを示した
図、(B)は、ユーザに利用交通機関を問い合せる問い
合せページの画面内容を示した図。
【図10】医療費控除額を算出する為に必要とされる資
料として、所得金額、保険金等の補てん額を問い合わせ
る問合せ画面を示した図。
【図11】支援サービスセンタ2の基本的構成要素を示
したブロック図。
【図12】会員登録の要求があつた際に実行開始される
ユーザ登録処理を示したフローチャート。
【図13】医療費控除の対象となる対象期限経過後に、
定期的に各医療機関端末9をアクセスして情報を収集す
る収集処理を示したフローチャート。
【図14】医療控除ノートの作成処理を示したフローチ
ャート。
【図15】図14に続く、医療控除ノートの作成処理を
示したフローチャート。
【図16】支援サービスセンタ2が各ユーザに対して各
種の問い合わを行う場合の処理を示したフローチャー
ト。
【図17】交通費算出配置処理を示したフローチャー
ト。
【図18】図17に続く、交通費算出配置処理を示した
フローチャート。
【図19】医療費控除の予測額算出送信処理を示したフ
ローチャート。
【図20】税務署送信処理を示したフローチャート。
【図21】第2実施形態において、ユーザ追加記入分の
問合せ画面を示した図。
【図22】第2実施形態において、ユーザ追加記入分の
問合せ処理を示したフローチャート。
【図23】第2実施形態において、追加記入分を含めた
医療控除ノートを作成する処理を示したフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 集中管理センタ 2 支援サービスセンタ 3 ネットワーク網 4 病院端末 5 調剤薬局端末 6 介護仲介業者端末 7 療養施設端末 8 ユーザ端末 9 医療機関端末 10 税務署端末 21 ユーザデータベース 22 患者ログデータベース 23 医療機関データベース 24 申告書式ファイル 25 ユーザ別作成ノート保管ファイル 26 地図データベース 27 交通機関データベース 28 料金データベース 29 税務署データベース 201 CPU 202 記憶装置 204 通信装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療費控除が適用される家族が支払った医
    療費を収集管理して、控除申告手続きを支援する支援サ
    ービスを行う医療費控除手続支援装置であって、 前記支援サービスの利用申込を行ったユーザに関連付け
    て、その家族を識別する家族識別情報を登録管理する家
    族情報登録手段と、 前記家族が支出した支出額を当該支出先側の端末からネ
    ットワークを介して取得する支出額取得手段と、 前記家族識別情報に関連付けて、前記支出額取得手段に
    よって取得した各家族の支出額を記憶管理する支出額記
    憶手段と、 この支出額記憶手段から前記家族識別情報に対応付けら
    れている各家族の支出額を読み出すことによって算出し
    た家族単位分の合計支出額に基づいて医療費控除対象に
    適合するかを判別する判別手段と、 この判別手段による判別結果をユーザ端末へ案内送信す
    る送信手段と、 を具備したことを特徴とする医療費控除手続支援装置。
  2. 【請求項2】家族単位分の合計支出額に基づいて医療費
    控除の予測額を算出する算出手段を設け、 この算出手段によって算出された医療費控除の予測額を
    当該ユーザ端末へ案内送信する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の医療費控除
    手続支援装置。
  3. 【請求項3】医療費控除額を算出する為に必要とされる
    資料情報として、所得金額、保険金等の補てん額をユー
    ザ端末側から取得する資料取得手段を設け、 前記算出手段は、前記支出額記憶手段から前記家族識別
    情報に対応付けられている各家族患者の支出額を読み出
    すことによって算出した家族単位分の合計支出額と、前
    記資料取得手段によって取得した所得金額、保険金等の
    補てん額とに基づいて医療費控除の予測額を算出する、 ようにしたことを特徴とする請求項2記載の医療費控除
    手続支援装置。
  4. 【請求項4】前記支出額記憶手段から前記家族識別情報
    に対応付けられている各家族患者の支払い情報を読み出
    して、医療費控除申告用として適用される申告書式内の
    各項目に、少なくとも、家族患者名、支出先名、支出月
    日、支出額を配置した申告用の明細一覧を家族単位毎に
    作成する作成手段を設け、 この作成手段によって作成されたユーザ対応の明細一覧
    を当該ユーザ端末へ案内送信する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の医療費控除
    手続支援装置。
  5. 【請求項5】医療費控除が適用される家族が支払った医
    療費を収集管理して、控除申告手続きを支援する支援サ
    ービスを行う医療費控除手続支援装置であって、 前記支援サービスの利用申込を行ったユーザに関連付け
    て、その家族を識別する家族識別情報を登録管理する家
    族情報登録手段と、 前記家族が支出した支出額、支出先、支出月日を含む支
    払い情報を当該支出先側の端末からネットワークを介し
    て取得する取得手段と、 前記家族識別情報に関連付けて、前記取得手段によって
    取得した各家族の支払い情報を記憶管理する支払い情報
    記憶手段と、 医療費控除額を算出する為に必要とされる資料情報とし
    て、所得金額、保険金等の補てん額をユーザ端末側から
    取得する資料取得手段と、 前記支払い情報記憶手段から前記家族識別情報に対応付
    けられている各家族の支払い情報を読み出して、医療費
    控除申告用として適用される申告書式内の各項目に、少
    なくとも、家族名、支出先名、支出月日、支出額を配置
    した申告用の明細一覧を家族単位毎に作成する作成手段
    と、 この作成手段によって作成された家族単位毎の明細一覧
    と、前記資料取得手段によって取得した所得金額、保険
    金等の補てん額とを仮申告用の情報として、税務署側の
    端末へネットワークを介して事前送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする医療費控除手続支援装置。
  6. 【請求項6】前記作成手段は、前記申告書式内の各項目
    に、少なくとも、家族名、支出先名、支出月日、支出額
    を配置した申告用の明細一覧を作成する際、支援サービ
    スの提供業者が正式発行した明細一覧である旨を明示す
    る為に、この申告用明細一覧の所定領域にその業者名と
    共に電子承認印を付加する、 ようにしたことを特徴とする請求項5記載の医療費控除
    手続支援装置。
  7. 【請求項7】前記家族情報登録手段は、前記支援サービ
    スの利用申込を行ったユーザに関連付けて、その家族を
    識別する家族識別情報を登録管理すると共に家族の個々
    を示す個人情報を登録管理し、 前記作成手段は、医療費控除が適用される本人の名前、
    住所およびその家族の名前を含む個人情報を前記申告書
    式内の所定領域内に記入配置する、 ようにしたことを特徴とする請求項5記載の医療費控除
    手続支援装置。
  8. 【請求項8】前記取得手段は、医療費控除の対象となる
    対象期限経過後に、前記支出先側の端末をアクセスし、
    その支出先側に蓄積保管されている1年分の家族毎の支
    払い情報を一括取得し、 前記作成手段は、ユーザ対応の明細一覧を家族単位毎に
    作成する際に、前記支払い情報内の支出月日をキーとし
    て、明細一覧の内容を支出月日の順に編集する、 ようにしたことを特徴とする請求項5記載の医療費控除
    手続支援装置。
  9. 【請求項9】各家族が医療等の施設に出向く為に利用し
    た交通機関とその患者およびその施設の住所とに基づい
    て当該施設に出向くのに要した交通費を算出する交通費
    算出手段を設け、 前記作成手段は、明細一覧内に前記算出した交通費を記
    入配置する、 ようにしたことを特徴とする請求項4あるいは5記載の
    医療費控除手続支援装置。
  10. 【請求項10】前記問合せページは、前記明細一覧に付
    された連番を入力指定する項目と、この連番に対応し
    て、その利用交通機関の種別を入力指定する項目とを有
    し、 前記作成手段は、指定された連番において、その患者お
    よび医療等の施設の住所に基づいて当該施設に出向くの
    に利用した交通機関の種別を推測すると共に、この推測
    結果と、ユーザ指定された利用交通機関の種別とを比較
    して、ユーザ指定の利用種別が妥当である場合には、前
    記交通費算出手段によって算出された交通費を承認した
    旨を当該交通費に対応付けて記入配置する、 するようにしたことを特徴とする請求項9記載の医療費
    控除手続支援装置。
  11. 【請求項11】前記問合せページは、前記明細一覧に付
    された連番を入力指定する項目と、この連番に対応して
    交通費を直接入力する項目と、領収書の有無を指定する
    項目と有し、 前記作成手段は、ユーザ入力された交通費を対応項目に
    記入配置すると共に、領収書の有無を記入配置する、 するようにしたことを特徴とする請求項10記載の医療
    費控除手続支援装置。
  12. 【請求項12】前記送信手段は、ユーザの住所に基づい
    て税務署情報を検索することにより、当該ユーザの管轄
    税務署を特定し、この管轄税務署の端末に対して、前記
    仮申告用の情報を送信する、 するようにしたことを特徴とする請求項5記載の医療費
    控除手続支援装置。
  13. 【請求項13】前記支援サービスの利用ユーザに課金し
    た代金の一部を支援サービスに協力した医療機関等の協
    力者に対して還元する、 ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは5記載の
    医療費控除手続支援装置。
  14. 【請求項14】コンピュータに対して、 医療費控除が適用される家族が支払った医療費を収集管
    理して、控除申告手続きを支援する支援サービスの利用
    申込を行ったユーザに関連付けて、その家族を識別する
    家族識別情報を登録管理する機能と、 前記家族が支出した支出額を当該支出先側の端末からネ
    ットワークを介して取得する機能と、 前記家族識別情報に関連付けて、前記取得した各家族の
    支出額を記憶管理する機能と、 前記家族識別情報に対応付けられている各家族の支出額
    を読み出すことによって算出した家族単位分の合計支出
    額に基づいて医療費控除対象に適合するかを判別する機
    能と、 この判別結果をユーザ端末へ案内送信する機能と、 を実現させるためのプログラム。
  15. 【請求項15】コンピュータに対して、 医療費控除が適用される家族が支払った医療費を収集管
    理して、控除申告手続きを支援する支援サービスの利用
    申込を行ったユーザに関連付けて、その家族を識別する
    家族識別情報を登録管理する機能と、 前記家族が支出した支出額、支出先、支出月日を含む支
    払い情報を当該支出先側の端末からネットワークを介し
    て取得する機能と、 前記家族識別情報に関連付けて、前記取得手段によって
    取得した各家族の支払い情報を記憶管理する機能と、 医療費控除額を算出する為に必要とされる資料として、
    所得金額、保険金等の補てん額をユーザ端末側から取得
    する機能と、 前記支払い情報記憶手段から前記家族識別情報に対応付
    けられている各家族の支払い情報を読み出して、医療費
    控除申告用として適用される申告書式内の各項目に、少
    なくとも、家族名、支出先名、支出月日、支出額を配置
    した申告用の明細一覧を家族単位毎に作成する機能と、 作成された家族単位毎の明細一覧と、前記資料取得手段
    によって取得した所得金額、保険金等の補てん額とを仮
    申告用の情報として、税務署側の端末へネットワークを
    介して事前送信する機能と、 を実現させるためのプログラム。
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