JP3674596B2 - 情報管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定多数の利用者の情報を蓄積・管理する情報管理システムに関し、特に、最新の情報をサーバに蓄積し、これを用いて利用者に情報を配信できる情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
小売店舗などの事業者が特定の顧客(利用者)に対して会員カードを発行し、顧客が利用した金額に応じてポイントを蓄積し、ポイントに応じて景品や割引券などを会員に提供するサービス(=ポイントカードサービス)が行われている。
【0003】
この場合、利用者は店舗において個人情報(住所、氏名、年齢、電話番号等)を申し込み用紙に記入することによって会員カードの発行を申請し、事業者は入会を希望する利用者に対し、例えば、紙やプラスチック製の会員カードを付与することでサービスを実現する環境が整えられる。
【0004】
ポイントカードサービスによって、会員側はポイントの蓄積による様々なサービスを受けることができる。また、事業者側は、会員の購買意欲を促進させることができるとともに、会員がポイントカードの発行を申請する際に記入した個人情報を蓄積し、蓄積した個人情報に基づいて、ダイレクトメールなどによって情報(例えば、バーゲンなどのイベント情報)を配信することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のポイントカードサービスにおいて、事業者が利用できる情報は、ポイントカードの発行を申請する際に会員が記入した個人情報のみであり、ポイントカードを発行した後の利用状況は情報として管理していない。例えば、事業者は、定期的に店舗に訪れる固定客は誰かといった情報や、利用金額が多い上客は誰かといった情報などを用いて顧客管理を行うことはできない。
よって、会員カード発行後の所定の条件(例えば、利用金額が所定額以上、来店回数が所定回数以上など)を満たす会員のみに情報を配信することはできなかった。
【0006】
また、従来は、各事業者が独立してポイントカードサービスを実施し、個別のポイントカードを発行していた。
よって、会員は事業者ごとに別々のカードを所持しなければならないため、ある事業者の店舗でポイントカードを利用する際には、大量のカードの中からその事業者用のポイントカードを探し出さなければならない。
また、事業者側としても、各事業者がそれぞれ個別に個人情報を管理していたため、会員の嗜好を正確に把握して情報を配信することはできなかった。
【0007】
このように、従来のポイントカードサービスにおいては、会員登録後の会員の利用状況を示す情報を一括して管理することや、その情報を用いて会員へ情報を配信することなどはできなかった。
【0008】
本発明かかる問題に鑑みてなされたものであり、会員登録後の各会員の利用状況などを一括して管理すること、及びその情報に基づいて情報の配信を行うことのできる情報管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、移動端末及び事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、移動端末および事業者端末のうち少なくともいずれかに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、サーバは、各事業者端末に割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、各事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、移動端末からの要求に応じて、ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、コード格納手段に格納されている所定の事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段と、事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、ユーザ情報及び利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段とを有し、移動端末は、当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報をサーバに送信する手段と、ネットワーク網を介してサーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、事業者端末は、所定の形式の画像データを読み取る手段と、読み取った所定の形式の画像データに、自端末を特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段と、取引情報を生成してサーバへ送信する手段とを有することを特徴とする情報管理システムを提供するものである。
【0010】
上記本発明の第1の態様の構成において、下記の条件A及びBの少なくともいずれかに適合するようにしてもよい。
条件A:下記条件(a−1)及び(a−2)を満たす。
(a−1)サーバは、ユーザ情報に関連づけた所定の形式の画像データを、当該画像データの送信元である移動端末からの要求に応じ当該移動端末へ送信する手段をさらに有する。
(a−2)移動端末は、サーバに当該移動端末のユーザ情報と関連づけられた所定の形式の画像データの送信を要求する手段と、サーバから取得した所定の形式の画像データを表示する手段とをさらに有する。
条件B:下記条件(b−1)及び(b−2)を満たす。
(b−1)サーバは、ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データを当該画像データが関連づけられた事業者端末へ送信する手段をさらに有する。
(b−2)事業者端末は、サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する格納手段と、読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが格納手段に格納されているか否かを判断する手段とをさらに有する。
【0011】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、移動端末及び事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、移動端末及び事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、サーバは、各事業者端末に割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、移動端末からの要求に応じて、ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、コード格納手段に格納されている所定の事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、ユーザ情報に関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末からの要求に応じ当該移動端末へ送信する手段と、事業者端末からの要求に応じて、当該事業者端末から受信した所定の形式の画像データが、コード格納手段に格納されている当該事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうちユーザ情報格納手段に格納されたいずれかのユーザ情報と関連づけられたものであるか否かを判断する手段と、事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、ユーザ情報及び利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と、事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段とを有し、移動端末は、当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報をサーバに送信する手段と、サーバに、当該移動端末のユーザ情報と関連づけられた所定の形式の画像データの送信を要求する手段と、ネットワーク網を介してサーバから取得した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、事業者端末は、所定の形式の画像データを読み取る手段と、読み取った所定の形式の画像データが、ユーザ情報と関連づけられてコード格納手段に格納されているか否かを判断するようにサーバに要求する手段と、取引情報を生成してサーバへ送信する手段と読み取った所定の形式の画像データに、自端末を特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システムを提供するものである。
【0012】
上記本発明の第2の態様の構成において、下記の条件Dに適合するようにしても良い。
条件D:下記条件(d−1)及び(d−2)を満たす。
(d−1)サーバは、ユーザと関連づけた所定の形式の画像データを当該画像データが関連づけられた事業者端末へ送信する手段をさらに有する。
(d−2)事業者端末は、サーバから取得した所定の画像データを格納する格納手段と、読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが格納手段に格納されているか否かを判断する手段とをさらに有する。
【0013】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、移動端末及び事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、移動端末及び事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、サーバは、各事業者端末に割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、移動端末からの要求に応じて、ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、コード格納手段に格納されている所定の事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末及び当該画像データが割り当てられた事業者端末へ送信する手段と、事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、ユーザ情報及び利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と、事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段とを有し、移動端末は、当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報をサーバに送信する手段と、ネットワーク網を介してサーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、事業者端末は、サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する格納手段と、所定の形式の画像データを読み取る手段と、読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが格納手段に格納されているか否かを判断する手段と、取引情報を生成してサーバへ送信する手段と読み取った所定の形式の画像データに、自端末を特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システムを提供するものである。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、移動端末及び事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、移動端末および事業者端末のうち少なくともいずれかに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、サーバは、少なくとも一つの事業者端末からなる事業者端末グループに割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、各事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、移動端末からの要求に応じて、ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、コード格納手段に格納されている所定の事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段と、事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、ユーザ情報及び利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段とを有し、移動端末は、当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報をサーバに送信する手段と、ネットワーク網を介してサーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、事業者端末は、所定の形式の画像データを読み取る手段と、読み取った所定の形式の画像データに、自端末が属する事業者端末グループを特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段と、取引情報を生成してサーバへ送信する手段とを有することを特徴とする情報管理システムを提供するものである。
【0015】
上記本発明の第4の態様の構成において、下記の条件G及びHの少なくともいずれかに適合するようにしてもよい。
条件G:下記条件(g−1)及び(g−2)を満たす。
(g−1)サーバは、ユーザ情報に関連づけた所定の形式の画像データを、当該画像データの送信元である移動端末からの要求に応じ当該移動端末へ送信する手段をさらに有する。
(g−2)移動端末は、サーバに当該移動端末のユーザ情報と関連づけられた所定の形式の画像データの送信を要求する手段と、サーバから取得した所定の形式の画像データを表示する手段とをさらに有する。
条件H:下記条件(h−1)及び(h−2)を満たす。
(h−1)サーバは、ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末及び当該画像データが割り当てられた事業者端末グループに属する各事業者端末へ送信する手段をさらに有する。
(h−2)事業者端末は、サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する格納手段と、読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが格納手段に格納されているか否かを判断する手段とをさらに有する。
【0016】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第5の態様として、ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、移動端末及び事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、移動端末及び事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、サーバは、少なくとも一つの事業者端末からなる事業者端末グループに割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを各グループごとに格納するコード格納手段と、移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、移動端末からの要求に応じて、ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、コード格納手段に格納されている所定の事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、ユーザ情報に関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末からの要求に応じ当該移動端末へ送信する手段と、事業者端末からの要求に応じて、当該事業者端末から受信した所定の形式の画像データが、コード格納手段に格納されている当該事業者端末が属する事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうちユーザ情報格納手段に格納されたいずれかのユーザ情報と関連づけられたものであるか否かを判断する手段と、事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、ユーザ情報及び利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と、各事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末グループを特定する情報を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元であるユーザ端末へ送信する手段とを有し、移動端末は、当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報をサーバに送信する手段と、サーバに、当該移動端末のユーザ情報と関連づけられた所定の形式の画像データの送信を要求する手段と、ネットワーク網を介してサーバから取得した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、事業者端末は、所定の形式の画像データを読み取る手段と、読み取った所定の形式の画像データが、ユーザ情報と関連づけられてコード格納手段に格納されているか否かを判断するようにサーバに要求する手段と、取引情報を生成してサーバへ送信する手段と読み取った所定の形式の画像データに、自端末が属する事業者端末グループを特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システムを提供するものである。
【0017】
上記本発明の第5の態様の構成において、下記の条件Jに適合するようにしてもよい。
条件J:下記条件(j−1)及び(j−2)を満たす。
(j−1)サーバは、ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末及び当該画像データが割り当てられた事業者端末グループに属する各事業者端末へ送信する手段をさらに有する。
(j−2)事業者端末は、サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する格納手段と、読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが格納手段に格納されているか否かを判断する手段とをさらに有する。
【0018】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第6の態様として、ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、移動端末及び事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、移動端末及び事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、サーバは、少なくとも一つの事業者端末からなる事業者端末グループに割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを各グループごとに格納するコード格納手段と、移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、移動端末からの要求に応じて、ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、コード格納手段に格納されている所定の事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末及び当該画像データが割り当てられた事業者端末グループに属する各事業者端末へ送信する手段と、事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、ユーザ情報及び利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と各事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末グループを特定する情報を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元であるユーザ端末へ送信する手段とを有し、移動端末は、当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報をサーバに送信する手段と、ネットワーク網を介してサーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、事業者端末は、サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する格納手段と、所定の形式の画像データを読み取る手段と、読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが格納手段に格納されているか否かを判断する手段と、取引情報を生成してサーバへ送信する手段と、読み取った所定の形式の画像データに、自端末が属する事業者端末グループを特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システムを提供するものである。
【0019】
上記本発明の第1から第6のいずれかの態様において、事業者端末は、当該事業者端末の位置を特定して位置情報を生成する位置情報生成手段と、会員に対してサービスを提供した時の位置情報を取引情報に含めてサーバに送信する手段とをさらに有することが好ましい。
または、上記本発明の第1から第6のいずれかの態様において、移動端末は、当該移動端末の位置を特定して位置情報を生成する位置情報生成手段と、位置情報を基に所定の形式の画像データを生成する手段と、当該画像データをサーバから取得した画像データとともに表示手段の所定の位置に表示する手段とを有し、事業者端末は、所定の位置に表示された画像データを読み取って取得した位置情報を、取引情報に含めてサーバに送信することが好ましい。
これらの構成において、位置情報生成手段は、GPS信号を受信して位置情報を生成する手段であることが好ましい。
【0020】
本発明のいずれの構成においても、ユーザ情報は、移動端末のユーザが利用可能な金額を示す残高情報を含み、事業者端末は、ユーザに提供するサービスの代金を示す取引金額情報をサーバに送信する手段をさらに有し、サーバは、事業者端末から取得した取引金額情報と、ユーザ情報格納手段に格納された事業者からサービスの提供を受ける移動端末のユーザのユーザ情報とに基づいて電子決済を行う手段と、電子決済の結果を事業者端末及び移動端末の少なくともいずれかに通知する手段と、電子決済の結果に応じて、残高情報を更新する手段とをさらに有することが好ましい。また、所定の形式の画像データは、二次元コードであることことが好ましい。また、サーバは、事業者端末から取得した取引情報に基づいた付加情報を生成して利用情報に付け加える手段と、ユーザ情報格納手段に格納されているユーザ情報を、付加情報に基づいて更新する手段とをさらに有することが好ましい。また、サーバは、ユーザ情報格納手段に格納されているユーザ情報を、少なくとも一つの他のユーザ情報と関連づける手段をさらに有することが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に、本実施形態による情報管理システムを示す。この情報管理システムは、センタサーバ100、店舗端末200(200a〜200n)、携帯電話端末300(300a〜300n)及びコンテンツサーバ400を有する。なお、この情報管理システムは複数の店舗端末200a〜200n及び複数の携帯電話端末300a〜300nを有するが、説明の簡略化のため以下の説明は、店舗端末200a及び携帯電話端末300aを用いて行う。
【0022】
センタサーバ100は、例えば、店舗端末200aのユーザ(以下、事業者という)や携帯電話端末300aのユーザ(以下、入会希望者又は会員という)へ情報を配信するASP(Application Service Provider)業者やコンテンツプロバイダ(CP)などが設置・管理を行うサーバである。(以下、センタサーバ100の設置・管理者はASP業者とする。)
センタサーバ100は、制御部101、通信部102、2Dコード格納部103、個人情報データベース(DB)104及び利用履歴情報DB105を有する。制御部101は、センタサーバ100の各部の動作を制御する。通信部102は、ネットワーク網を介して情報を送受信するためのインタフェース(I/F)である。2Dコード格納部103は、各事業者の店舗端末に割り当てられたユニークな二次元コード群を各事業者ごとに格納している。個人情報DB104は、会員や顧客の個人情報を蓄積するデータベースである。利用履歴情報DB105は、携帯電話端末300a〜300nが店舗端末200a〜200nを利用した履歴の情報を蓄積する。
【0023】
店舗端末200aは、事業者が会員との商取引を行うための端末である。
店舗端末200aは、制御部201、入力部202、通信部203、2Dコード読み取り部204及び表示部205を有する。制御部201は、店舗端末200aの各部の動作を制御する。入力部202は、事業者が情報を入力するためのユーザインタフェース(UI)であり、例えば、キーボード、テンキー、タッチパネル、ポインティングデバイスなどを適用できる。通信部203は、ネットワーク網を介して情報を送受信するためのI/Fである。2Dコード読み取り部204は、二次元コードを読み取って、情報を取得する機能部である。表示部205は、事業者や会員に提示するメッセージを表示する機能部である。
【0024】
携帯電話端末300aは、ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた携帯電話端末であり、制御部301、通信部302、操作部303、表示部304及び2Dコード格納部305を有する。制御部301は、携帯電話端末300aの各部の動作を制御する。通信部302は、無線通信網を介して基地局と通信を行い、情報を送受信する。操作部303は、ユーザが情報を入力したり、携帯電話端末300aを操作したりするためのI/Fであり、例えば、キーボード、テンキー、タッチパネル、ポインティングデバイスなどを適用できる。表示部304は、文字や画像を表示する機能部であり、例えば、液晶パネルなどを適用できる。2Dコード格納部305は、二次元コードのデータを格納する手段であり、例えば、NVRAMなどを適用できる。
コンテンツサーバ400は、携帯電話端末300や店舗端末200に配信する情報(コンテンツ)が格納されたサーバである。
【0025】
図2に、本実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す。
入会希望者は、事業者用の会員登録申し込みフォームが設けられたホームページへアクセスし、操作部303を用いてユーザ情報(氏名、年齢、性別など)を入力する。なお、このホームページのデータは、センタサーバ100内の不図示の格納手段に格納するようにしても良いし、不図示のwwwサーバに格納するようにしても良い。ユーザ情報の入力を終えた後、入会希望者が操作部303を用いて上記ホームページ上で送信を指示すると、制御部301は、センタサーバ100を宛先として、ユーザ情報が添付された電子メールを通信部302を介して送信する(ステップS101)。
【0026】
会員登録申し込みフォームを用いて携帯電話端末300aから送信された電子メールをセンタサーバ100が受信すると、制御部101は、ユーザ情報や会員登録申し込みメールの送信元のメールアドレスなどを個人情報として個人情報DB104へ格納する。この際、制御部101は、後述する関連ユーザ名などの情報をユーザ情報とともに個人情報DB104へ格納する。
さらに制御部101は、2Dコード格納部103に格納されている店舗端末200a用の二次元コードのうち未使用のものを一つ選択し、入会希望者の個人情報と関連づけて会員登録を行う(ステップS102)。なお、個人情報と関連づけられた二次元コードは、以降使用済みとして扱われる。その後、制御部101は、携帯電話端末300aのユーザの個人情報に関連づけた二次元コード(会員コード用二次元コード)を添付した電子メールを、通信部302を介して携帯電話端末300aへ返信する(ステップS103)。
【0027】
携帯電話端末300aがセンタサーバ100からの返信メールを受信すると、制御部301は、受信したメールに添付されてきた二次元コードを2Dコード格納部305へ格納する(ステップS104)。二次元コードを格納する方法としては、メールボックス機能を用いて電子メールごと格納するようにしてもよいし、画面メモ機能やアドレス帳機能などを利用して二次元コードを格納するようにしてもよい。
ステップS101からS104の動作によって、入会希望者の会員登録が完了する。
【0028】
会員は、事業者の店舗において代金を支払う際に、操作部303を用いて2Dコード格納部305に格納されている店舗端末200a用の二次元コードを読み出し、表示部304に表示させる(ステップS105)。事業者は、2Dコード読み取り部204を用いて、表示部304に表示された二次元コードを店舗端末200aに読み取らせる(ステップS106)。店舗端末200aが二次元コードを読み取ると、制御部201は、取得した二次元コードの情報(会員コード)を、通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS107)。
【0029】
センタサーバ100が店舗端末200aから二次元コードを受信すると、制御部101は、2Dコード格納部103に格納されている事業者の使用済み二次元コードの中に、店舗端末200aから受信した情報(会員コード)によって示される二次元コードと一致するものがあるか否かを判断する(ステップS108)。
一致するものがない場合は(ステップS108/No)、情報管理システムは処理を終了する。この時、制御部101が店舗端末200aに対してエラーを通知するようにしてもよい。
一方、一致するものがある場合(ステップS108/Yes)、制御部101は、表示部304に表示された二次元コードが使用済みであることを店舗端末200aへ通知する(ステップS109)。これによって、携帯電話端末300aのユーザが会員として登録されていることがセンタサーバ100から店舗端末200aへ通知される。
【0030】
会員の認証が完了すると、店舗端末200aは、表示部205にメッセージを表示し、事業者(又は、会員)に対して取引条件(金額や商品名など)の入力を促す。制御部201は、入力部202を介して事業者から入力された取引条件情報を通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS110)。
【0031】
センタサーバ100が、店舗端末200aから取引条件情報を受信すると、制御部101は取引条件情報を受信した時間や取引条件情報の送信元を特定する情報、取引金額に応じたポイント情報など生成する。制御部101は、これらの情報及び取引条件情報を個人情報DB104に格納されている会員の個人情報と関連付けて利用情報として利用履歴情報DB105へ格納し、さらに個人情報DB104に格納されている個人情報を更新する(ステップS111)。
このようにして、会員が取引を行うたびに、センタサーバ100は、利用情報を利用履歴情報DB105へ蓄積する。
【0032】
制御部101は、個人情報DB104及び利用履歴情報DB105に格納されている情報を用いて、会員からの要求(ステップS112)や事業者からの要求(ステップS114)に応じたpull型(ステップS113、S115)、あるいは、携帯電話端末300aへpush型で情報を配信できる(ステップS116)。
このように個人情報DB104及び利用履歴情報DB105に格納されている情報を用いて情報を配信する方法については、以下に説明する。
なお、ステップS112〜ステップS116の動作は、利用情報を蓄積するたびに実行する必要はなく、会員、事業者及びASP業者のそれぞれが任意のタイミングで実行できる動作である。
【0033】
図3に、個人情報DB104へ格納される個人情報及び利用履歴情報DB105へ格納される利用情報のデータ構造例を示す。
例えば、個人情報のパラメータとしては、氏名、年齢、性別、住所、電話番号などの会員登録の際に入会希望者が入力した情報や会員登録申し込みメールの送信元アドレスのほか、例えば、登録店舗や関連ユーザ名などがあげられる。登録店舗は、会員登録している事業者名を示す情報であり、会員番号や蓄積ポイントなどを含んでいても良い。関連ユーザ名は、例えば、家族同士、友人同士、同じ会社の社員同士などの特定の関係にある各ユーザに設定されるパラメータである。関連ユーザ名は、個人情報DB104に格納されている情報に基づいて制御部101が自動的に設定(例えば、同一の住所のユーザ同士を関連づけするなど。)しても良いし、会員登録申し込みの際に、ユーザが特定のユーザとの関連付けを申請する情報を入力するようにしてもよい。
また、利用情報のパラメータとしては、例えば、会員名、取引日時、利用店舗、取引金額、発生ポイント、取引商品名などがあげられる。
センタサーバ100の制御部101は、上記のパラメータに設定された検索条件に基づいて、個人情報データベース104に格納されている個人情報及び利用履歴情報DB105に格納されている利用情報を基に生成した情報を携帯電話端末300aや店舗端末200aへ配信できる。
【0034】
例えば、会員(ここではTaroとする)が過去一週間の利用情報の履歴を知りたい場合は、操作部303を用いて携帯電話端末300aを操作し、過去一週間を条件として指定した上で、センタサーバ100に情報の配信を要求する。センタサーバ100がこの要求を受信すると、制御部101は、取引日時のパラメータに対する条件を過去一週間、ユーザ名のパラメータに対する条件をTaroに設定した上でand検索を実行する。制御部101が通信部102を介して携帯電話端末300aへ検索結果を送信することによって、会員が要求した情報が携帯電話端末300aに配信される。
【0035】
また、別の例として、事業者が店舗(ここでは店舗名をAとする)に2回以***れた顧客名を知りたい場合は、店舗端末200aを操作し、入力部202を用いて来店回数2回以上を条件として指定した上で、センタサーバ100に情報の配信を要求する。センタサーバ100がこの要求を受信すると、制御部101は、店舗名のパラメータに対する条件をAとして設定した上で検索を実行し、得られた結果からユーザ名のパラメータが重複する(2回以上ヒットする)ものを抽出することによって店舗端末200aへ配信する情報を得る。制御部101が通信部102を用いて店舗端末200aへ情報を送信することによって、事業者が要求した情報が店舗端末200aへ配信される。
【0036】
さらに、別の例として、事業者が、1万円以上の取引をしたことがある女性の顧客名を知りたい場合、事業者は店舗端末200aを操作し、入力部202を用いて取引金額1万円以上及び女性を条件として指定した上で、センタサーバ100へ情報の配信を要求する。センタサーバ100がこの要求を受信すると、制御部101は、金額が1万円以上という条件で利用履歴情報DB105に蓄積されている利用情報を検索する。制御部101は、ここで得られた検索結果に対して、個人情報DB104に蓄積されている個人情報に含まれる性別パラメータを用いて絞り込み検索を行うことによって店舗端末200aへ配信する情報を得る。制御部101が通信部102を用いて店舗端末200aへ情報を送信することによって、事業者が要求した情報が店舗端末200aへ配信される。
【0037】
また、センタサーバ100が携帯電話端末300aへ情報をプッシュ配信する場合は、ASP業者が個人情報及び利用情報の各パラメータに検索条件を設定し、設定されたに基づいて上記同様に制御部101が情報を生成すればよい。
なお、ここでは、制御部101が個人情報DB104や利用履歴情報DB105に格納されている個人情報や利用情報を基に生成した情報を配信する場合を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、制御部101がコンテンツサーバ400に情報(コンテンツ)の配信を要求し、上記同様にして制御部101が抽出した条件に適合する携帯電話端末300や店舗端末200に対してコンテンツサーバ400が格納している情報を配信させるようにしてもよい。この動作も、携帯電話端末300や店舗端末200からの要求に応じたpull型、あるいは、センタサーバ100からのpush型で実行することができる。
【0038】
本実施形態による情報管理システムによれば、会員登録後の各会員の利用状況などを一括して管理すること、及びその情報に基づいて情報の配信を行うことができるため、ASP業者、事業者及び会員のそれぞれに、以下に示す利点がある。
【0039】
ASP業者の利点は、事業者とユーザとの間で行われた取引に関する情報を、取引完了後即座に利用情報として蓄積できることである。
従来は、取引によって発生した情報を一定期間ごと(例えば、1日ごと、一週間ごと、一ヶ月ごとなど)に、各事業者が集計して利用情報として蓄積していたため、最新の利用情報を用いて情報を配信することはできなかった。
一方、本実施形態によればASP業者は、最新の利用情報を用いて情報を配信できる。換言すれば、利用情報には、取引を行った店舗名を示す情報が含まれるため、取引が行われた時点で携帯電話端末300aの位置は特定される。よって、ASP業者は、特定した携帯電話端末300aの位置と取引終了後の経過時間とに基いて携帯電話端末300aの位置を推定して情報を配信できる。例えば、過去1時間の間に店舗Aで取引を行った会員のみに情報を配信することなどが可能となる。
このように、事業者が会員に発行する二次元コードと、会員の個人情報と、会員の利用履歴とを関連づけて管理し、これらの情報を利用して情報を配信するセンタサーバ100を管理するASP業者は、最新の利用情報を入手できる。
【0040】
事業者の利点は、会員の情報をセンタサーバ100で一括して管理できることである。
これにより、例えば、
○センタサーバ100に蓄積されている情報を用いて売上管理を行える。
○ポイントスタンプの押印作業などを行う必要がないため、ポイント発行作業の労力を軽減できる。
○電子メールを用いたpush型で会員へ情報を配信するようにセンタサーバ100に要求することで、情報の配信を最新の利用情報に基づいてリアルタイムで行うことができる。
などの利点がある。
【0041】
会員の利点は、自分の利用情報をセンタサーバ100で一括して管理できることである。
これにより、事業者ごとに異なる会員カードを所持する必要が無くなるとともに、特定の店舗や特定の期間内の購買履歴などを参照できる。
また、個人情報に関連ユーザのパラメータを設定することによって、例えば、
○家族や職場などのグループ単位でポイントを集計することなどが可能となる。
○会員登録の有効期限が切れる前に登録更新の情報を配信してもらうことで、会員が知らない間に有効期限が切れてしまうことがなくなる。
○所定のポイント数に到達したことをセンタサーバ100から通知してもらうことで、有効期限切れでポイントが失効してしまうことなどを防止できる。
○グループでポイントを蓄積している場合に、所定のポイント数に到達したことをグループの全員または一部にセンタサーバ100から通知してもらうことができる。
○ポイントの端数が切り捨てられてしまうことがなくなる。
などの利点がある。
【0042】
また、本実施形態にかかる情報管理システムによれば、携帯電話端末300a内に二次元コードを保持できるため、会員にとって、例えば、
○会員カードを忘れたり、紛失したりすることがなくなる。
○グループの一人が会員カードを所持していると他のメンバーが会員カードを利用できないということがなくなる。
○自分の二次元コードをメールに添付したうえで家族や友人等に送信して、自分名義のポイントを貯めてもらうことができる。
○店舗ごとに個別の会員カードを携行する必要がなくなる。
などの利点がある。
【0043】
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図4に、本実施形態による顧客情報管理システムの構成を示す。
この顧客情報管理システムは、センタサーバ100、店舗端末200(200a〜200n)、携帯電話端末300(300a〜300n)及びコンテンツサーバ400を有する。なお、この情報管理システムは、複数の店舗端末200a〜200n及び複数の携帯電話端末300a〜300nを有するが、説明の簡略化のため以下の説明は、店舗端末200a及び携帯電話端末300aを用いて行う。
携帯電話端末300aは、第1の実施形態と同様にブラウザ機能を備えた端末であるが、2Dコード格納部を備えていない点が相違する。センタサーバ100及び店舗店舗端末200a及びコンテンツサーバ400は、第1の実施形態と同様である。
【0044】
図5に、本実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す。
入会希望者は、携帯電話端末300aを操作して事業者用の会員登録申し込みフォームが設けられたホームページへアクセスし、操作部303を介してユーザ情報(氏名、年齢、性別など)を入力する。なお、このホームページのデータは、センタサーバ100内の不図示の格納手段に格納しても良いし、不図示のwwwサーバを設け、これに格納するようにしても良い。ユーザ情報の入力を終えた後、入会希望者が操作部303を介してホームページ上で送信を指示すると、制御部301は、センタサーバ100を宛先として、ユーザ情報が添付された電子メールを送信する(ステップS201)。
【0045】
会員登録申し込みフォームを用いて携帯電話端末300aから送信された電子メールをセンタサーバ100が受信すると、制御部101は、ユーザ情報や会員登録申し込みメールの送信元のメールアドレスなどを個人情報として個人情報DB104へ格納する。この際、制御部101は、関連ユーザ名などの情報をユーザ情報とともに個人情報DB104へ格納する。
さらに、制御部101は、2Dコード格納部103に格納されている事業者の二次元コードのうち未使用のものを一つ選択し、入会希望者の個人情報と関連づけて会員登録を行う(ステップS202)。
【0046】
会員は、事業者の店舗において代金を支払う際に、操作部303を操作し通信部302を介してセンタサーバ100へ二次元コードの配信を要求する(ステップS203)。この際、パスワード入力などによる認証を行うことが好ましい。センタサーバ100がこの要求を受信すると、制御部101は、会員へ割り振った二次元コード(会員コード用二次元コード)を電子メールに添付して、通信部102を介して携帯電話端末300aへ返信する(ステップS204)。
【0047】
携帯電話端末300aがセンタサーバ100からの返信メールを受信すると、制御部301は、電子メールに添付されてきた二次元コードを表示部304に表示させる(ステップS205)。事業者は、表示部304に表示された二次元コードを2Dコード読み取り部204を用いて店舗端末200aに読み取らせる(ステップS206)。制御部201は、取得した二次元コードの情報(会員コード)を、通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS207)。
以降、ステップS208〜S217の処理は、第1の実施形態におけるステップS108〜S117の処理と同様である。
【0048】
本実施形態による情報管理システムは、携帯電話端末300a内に二次元コードを保持しないことによって、会員にとって以下に示すような利点がある。
○取引のたびごとにセンタサーバ100から携帯電話端末300aへ二次元コードを配信するため、悪意の第三者によって不正な取引が行われることを防止できる。すなわち、携帯電話端末300aが盗難にあった場合でも不正な取引に使用されることがない。
○携帯電話端末300aの機種を変更したり、メールアドレスを変更した場合であっても、二次元コードをセンタサーバ100から再取得できる。
このように、登録した会員の二次元コードをセンタサーバ100に常時保持することにより、会員は、携帯電話端末300aの機種変更やメールアドレス変更に伴う二次元コードの消失に対応できる。すなわち、必要に応じてセンタサーバ100にアクセスして、自分に割り振られた会員コード用二次元コードをダウンロードすることができる。
【0049】
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。
図6に、本実施形態による情報管理システムを示す。このシステムは、センタサーバ100、店舗端末200(200a〜200n)、携帯電話端末300(300a〜300n)及びコンテンツサーバ400を有する。なお、この情報管理システムは複数の店舗端末200a〜200n及び複数の携帯電話端末300a〜300nを有するが、説明の簡略化のため以下の説明は、店舗端末200a及び携帯電話端末300aを用いて行う。
本実施形態において、事業者の店舗は例えば屋台や出店あるいはタクシーなどの移動可能な店舗である。
【0050】
店舗端末200aは、第1の実施形態の構成に加えて、GPS機能部206を有する、GPS機能部206は、GPS(Global Positioning Systems)衛星からの電波を受信して位置情報を生成する機能部である。
なお、センタサーバ100、携帯電話端末300a及びコンテンツサーバ400は、第1の実施形態と同様である。
【0051】
図7に、本実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す。
まず、入会希望者の会員登録を行う(ステップS301〜S304)。この処理は、第1の実施形態と同様の処理(ステップS101〜S104)である。
会員は、事業者の店舗において代金を支払う際に、操作部303を用いて2Dコード格納部305に格納されている二次元コードを表示部304に表示させて事業者へ提示し、会員登録されていることを認証してもらう(ステップS305〜309)。この処理は、第1の実施形態と同様の処理(ステップS105〜S109)である。
【0052】
認証が完了すると(ステップS309)、GPS機能部206は、GPS衛星から受信した電波を基に位置情報(緯度、経度、高度など)を生成する(ステップS310)。また、店舗端末200aは、表示部205にメッセージを表示し、会員又は事業者に対して取引条件(金額や商品名など)の入力を促す。制御部201は、GPS機能部206が生成した位置情報と入力部202を介して入力された取引条件情報とを通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS311)。
【0053】
センタサーバ100が、店舗端末200aから位置情報及び取引条件情報を受信すると、制御部101は、取引条件情報を受信した時間、取引条件情報の送信元を特定する情報及び取引金額に応じたポイント情報など生成する。制御部101は、これらの情報、取引条件情報及び位置情報を個人情報DB104に格納されている会員の個人情報と関連付けて利用情報として利用履歴情報DB105へ格納し、さらに個人情報DB104に格納されている個人情報を更新する(ステップS312)。
このようにして、会員が取引を行うたびに、センタサーバ100は、利用情報を利用履歴情報DB105へ蓄積する。
【0054】
制御部101は、第1の実施形態と同様に、個人情報DB104及び利用履歴情報DB105に格納されている利用情報を用いて、会員からの要求(ステップS313)や事業者からの要求(ステップS315)に応じたpull型(ステップS314、S316)、あるいは、携帯電話端末300aへpush型で情報を配信できる(ステップS317)。
【0055】
図8に示すように、本実施形態による情報管理システムにおいて、利用履歴情報DB105に蓄積される利用情報のパラメータには、取引時の店舗端末200aの位置情報が含まれる。
よって、屋台などの特定の位置に固定されない店舗における取引であっても、取引時の携帯電話端末300aの位置を特定できるため、上記同様に、特定した携帯電話端末300aの位置と取引終了後の経過時間とに基いて携帯電話端末300aの位置を推定して情報を配信できる。
【0056】
なお、本実施形態においては、屋台や出店あるいはタクシーなどを事業者の店舗の例として挙げたが、実質的な店舗を備えず、カタログなどを所持した販売員が店舗端末200を携行して会員の自宅を訪問し、取引を行うようにしても良い。
【0057】
〔第4の実施形態〕
本発明を好適に実施した第4の実施形態について説明する。図9に、本実施形態による情報管理システムを示す。この情報管理システムは、センタサーバ100、店舗端末200(200a〜200n)、携帯電話端末300(300a〜300n)及びコンテンツサーバ400を有する。なお、センタサーバ100、店舗端末200a及びコンテンツサーバ400は、第1の実施形態と同様である。ただし、第3の実施形態と同様に、事業者の店舗は、例えば、屋台や出店あるいはタクシーなどの移動可能な店舗である。
【0058】
携帯電話端末300aは、GPS機能部306及び2Dコード生成部307を有する他は、第1の実施形態と同様である。GPS機能部306は、GPS衛星から受信した電波を基に位置情報を生成する機能部である。2Dコード生成部307は、GPS機能部306が生成した位置情報を基に二次元コードを生成する機能部である。
【0059】
図10に、本実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す。
まず、入会希望者の会員登録を行う(ステップS401〜S404)。この処理は、第1の実施形態と同様の処理(ステップS101〜S104)である。
会員が、事業者の店舗において代金を支払う際に、操作部303を用いて2Dコード格納部305に格納されている二次元コード(会員コード用二次元コード)を読み出す操作を行うと、GPS機能部306は、GPS衛星から受信した電波に基づいて位置情報を生成する。2Dコード生成部307は、GPS機能部306が生成した情報を基に二次元コード(位置情報二次元コード)を生成する(ステップS405)。制御部301は、2Dコード格納部305に蓄積されている店舗端末200a用の二次元コード(会員コード用二次元コード)と、2Dコード生成部307が生成した二次元コード(位置情報二次元コード)とを、表示部304に表示させる(ステップS406)。
図11に、表示部304に表示される二次元コードの例を示す。表示部304には、会員コード用二次元コードと携帯電話端末300aの位置情報を示す位置情報二次元コードとが隣接して表示される。
【0060】
事業者は、表示部304に表示された二次元コードを2Dコード読み取り部204を用いて店舗端末200aに読み取らせる(ステップS407)。店舗端末200aが二次元コードを読み取ると、制御部201は、二次元コードを読み取って取得した情報(会員コード)を、通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS408)。
【0061】
センタサーバ100が店舗端末200aから二次元コードの情報(会員コード)を取得すると、制御部101は、2Dコード格納部103に格納されている事業者の使用済み二次元コードの中に、店舗端末200aから受信した会員コードによって示される二次元コードと一致するものがあるか否かを判断する(ステップS409)。
一致するものがない場合は(ステップS409/No)、情報管理システムは処理を終了する。この時、制御部101が店舗端末200aに対してエラーを通知するようにしてもよい。
一方、一致するものがある場合(ステップS409/Yes)、制御部101は、店舗端末200aから取得した情報に含まれる位置情報を不図示のメモリ上に一時的に保持するとともに、表示部304に表示された二次元コードが使用済みであることを店舗端末200aへ通知する(ステップS410)。これによって、携帯電話端末300aのユーザが会員として登録されていることがセンタサーバ100から店舗端末200aへ通知される。
【0062】
店舗端末200aは、表示部205にメッセージを表示し、事業者(又は、会員)に対して取引条件(金額や商品名など)の入力を促す。制御部201は、入力部202を介して入力された取引条件情報を通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS411)。
【0063】
センタサーバ100が店舗端末200aから取引条件情報を受信すると、制御部101は、取引条件情報を受信した時間や取引条件情報の送信元を特定する情報、取引金額に応じたポイント情報など生成する。制御部101は、これらの情報と取引条件情報と不図示のメモリ上に保持しておいた位置情報とを個人情報DB104に格納されている会員の個人情報と関連付けて利用情報として利用履歴情報DB105へ格納し、さらに個人情報DB104に格納されている個人情報を更新する(ステップS412)。
【0064】
このようにして、会員が取引を行うたびに、センタサーバ100は、利用情報を利用履歴情報DB105へ蓄積する。
利用履歴情報DB105に蓄積される利用情報は、図8に示した第3の実施形態と同様に位置情報をパラメータとして持つことになるが、本実施形態において位置情報のパラメータは、店舗端末200aの位置ではなく携帯電話端末300aの位置を示す点で相違する。
制御部101は、第1の実施形態と同様に、個人情報DB104及び利用履歴情報DB105に格納されている利用情報を用いて、会員からの要求(ステップS413)や事業者からの要求(ステップS415)に応じたpull型(ステップS414、S416)、あるいは、携帯電話端末300aへpush型で情報を配信できる(ステップS417)。
【0065】
本実施形態による情報管理システムは、携帯電話端末300がGPS機能を備えることにより、屋台などの特定の位置に固定されない店舗における取引であっても、取引時の携帯電話端末300の位置を特定できる。このため、上記同様に、特定した携帯電話端末300の位置と取引終了後の経過時間とに基づいて携帯電話端末300の位置を推定してリアルタイムで情報を配信できる。
【0066】
なお、本実施形態においても、屋台や出店あるいはタクシーなどを事業者の店舗の例として挙げたが、実質的な店舗を備えず、カタログなどを所持した販売員が店舗端末200を携行して会員の自宅を訪問し、取引を行うようにしても良い。
【0067】
〔第5の実施形態〕
本発明を好適に実施した第5の実施形態について説明する。図12に、本実施形態による情報管理システムを示す。この情報管理システムは、センタサーバ100、店舗端末200(200a〜200n)、携帯電話端末300(300a〜300n)及びコンテンツサーバ400を有する。なお、この情報管理システムは複数の店舗端末200a〜200n及び複数の携帯電話端末300a〜300nを有するが、説明の簡略化のため以下の説明は、店舗端末200a及び携帯電話端末300aを用いて行う。
【0068】
店舗端末200aは、2Dコード格納部207をさらに有する点が第1の実施形態と相違する。2Dコード格納部207は、通信部202を介してセンタサーバ100から取得した二次元コードが格納される。
なお、センタサーバ100、携帯電話端末300a及びコンテンツサーバ400は、第1の実施形態と同様である。
【0069】
図13に、本実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す。
まず、入会希望者の会員登録を行う(ステップS501〜S504)。この処理は、第1の実施形態と同様の処理(ステップS101〜S104)である。
会員登録が完了した後、センタサーバ100は、登録した会員に新たに割り振った店舗端末200a用の二次元コード(会員コード用二次元コード)を店舗端末200aへ送信する(ステップS505)。店舗端末200aが二次元コードをセンタサーバ100から受信すると、制御部201はセンタサーバ100から取得した二次元コードを2Dコード格納部207に格納する(ステップS506)。これによって、店舗端末200aには、会員として登録された顧客の二次元コードが蓄積される。
【0070】
会員は、事業者店舗において代金を支払う際に、操作部303を用いて2Dコード格納部305に格納されている二次元コード(会員コード用二次元コード)を読み出し、表示部304に表示させる(ステップS507)。
事業者は、表示部304に表示された二次元コードを2Dコード読み取り部204を用いて店舗端末200aに読み取らせる(ステップS508)。二次元コードを読み取り終えると、制御部201は、会員コード用二次元コードから取得した会員コードによって示される二次元コードが、2Dコード格納部208に格納されているか否かを確認する(ステップS509)。
【0071】
読み取った二次元コードと一致するデータが2Dコード格納部208に格納されていない場合(ステップS509/No)、店舗端末200aは処理を終了する。この時、店舗端末200aがエラー表示をするようにしてもよい。
一方、一致するものがある場合(ステップS509/Yes)、店舗端末200aは、表示部205にメッセージを表示し、事業者(又は、会員)に対して取引条件(金額や商品名など)の入力を促す(ステップS510)。制御部201は、入力部202を介して入力された取引条件情報を通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS511)。以下、ステップS512以降の処理は、第1の実施形態のステップS111以降の処理と同様である。
これにより、第1の実施形態と同様に、個人情報DB104及び利用履歴情報DB105に格納されている利用情報を用いて、会員からの要求(ステップS513)や事業者からの要求(ステップS515)に応じたpull型(ステップS514、S516)、あるいは、携帯電話端末300aへpush型(ステップS517)で情報を配信できる。
【0072】
本実施形態による情報管理システムは、店舗端末200aに会員登録済みの二次元コードを格納することによって、以下に示すような効果が得られる。
会員としては、店舗端末200aがセンタサーバ100と通信を行うことなく二次元コードを認証できるため、代金の支払いの際の待ち時間を短縮できる。また、店舗端末200aに蓄積されるデータは、会員登録の際に発行された二次元コードのみであり、住所・氏名等の個人情報は通信端末200aには蓄積されない。すなわち、個人情報はセンタサーバ100で一元的に管理されるため、会員の個人情報が流出するおそれがない。
一方、事業者としては、会員から提示された二次元コードを認証する際にセンタサーバ100と通信を行う必要がないため通信コストを低減できる。また、ネットワーク網自体のトラフィックを軽減できる。
【0073】
〔第6の実施形態〕
本発明を好適に実施した第6の実施形態について説明する。本実施形態による情報管理システムの構成は第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態においても店舗端末200a及び携帯電話端末300aを用いて説明を行う。
図14に、本実施形態による情報管理システムにおいて、センサーバ100の個人情報DB104に格納される個人情報のデータ構造を示す。
図に示すように、本実施形態では、個人情報のパラメータに利用可能残高情報が含まれる。
利用可能残高情報は、会員が事業者の店舗で利用可能な金額を示す情報であり、会員が商取引を行ったり、例えば携帯電話端末300aを用いて入金操作を行うごとに、最新の情報に更新される。
【0074】
図15に、本実施形態による情報管理システムの動作シーケンスの一例を示す。
まず、入会希望者の会員登録を行う(ステップS601〜S604)。この処理は、第1の実施形態と同様の処理(ステップS101〜S104)である。
【0075】
会員が事業者店舗において代金を支払う際に、事業者又は会員は、入力部202を用いて店舗端末200aに取引条件(金額や商品名など)を入力する(ステップS605)。
会員は、操作部303を用いて2Dコード格納部305に格納されている二次元コード(会員コード用二次元コード)を読み出し、表示部304に表示させる(ステップS606)。事業者は、表示部304に表示された二次元コードを2Dコード読み取り部204を用いて店舗端末200に読み取らせる(ステップS607)。二次元コードを読み取り終えると制御部201は、二次元コードを読み取って取得した情報(会員コード)及び取引条件情報を、通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS608)。
【0076】
センタサーバ100が店舗端末200aから二次元コードの情報(会員コード)を取得すると、制御部101は2Dコード格納部103に格納されている事業者の使用済み二次元コードの中に、店舗端末200から受信した会員コードによって示される二次元コードと一致するものがあるか否かを判断する(ステップS609)。
【0077】
2Dコード格納部103に格納されている二次元コードの中に一致するものがない場合は(ステップS609/No)、情報管理システムは処理を終了する。この時、店舗端末200aに対してエラーを通知するようにしてもよい。
一方、一致するものがある場合(ステップS609/Yes)、制御部101は、この二次元コードと関連づけられている個人情報を個人情報DB104から読み出す。さらに、制御部101は、この個人情報に含まれる残高情報と店舗端末200から取得した取引条件情報に含まれる取引金額とを比較して、支払い可能であるか否かを確認する(ステップS610)。
【0078】
残高不足のため支払い不可能である場合(ステップS610/N)、制御部101は店舗端末200aに残高不足であることを通知して、エラー終了する。
支払いが可能である場合(ステップS610/Y)、制御部101は、取引金額を差し引いて新たな残高情報を生成し、個人情報DB104に格納されている個人情報を更新する(ステップS611)。さらに、制御部101は利用情報を生成し、利用履歴情報DB105に蓄積する(ステップS612)。
そして、取引が成立したことを店舗端末200a及び携帯電話端末300aに通知する(ステップS613、S614)
以降、ステップS615以降の処理は、第1の実施形態におけるステップS112〜S117の処理と同様であり、上記同様に、個人情報DB104及び利用履歴情報DB105に格納されている情報を用いて、会員からの要求(ステップS615)や事業者からの要求(ステップS617)に応じたpull型(ステップS616、S618)、あるいは、携帯電話端末300aへpush型(ステップS619)で情報を配信できる。
【0079】
本実施形態による情報管理システムは、個人情報のパラメータとして残高情報を含むため、二次元コードを利用した電子決済が可能となる。
なお、電子決済は上記手法に限定されることはない。例えば、残高情報の代わりに口座番号情報のパラメータを設け、金融機関の口座から取引の代金を引き落とすようにしてもよい。
【0080】
〔第7の実施形態〕
本発明を好適に実施した第7の実施形態について説明する。
本実施形態による情報管理システムは、図1に示した第1の実施形態による情報管理システムと同様であり、センタサーバ100、店舗端末200(200a〜200n)、携帯電話端末300(300a〜300n)及びコンテンツサーバ400を有する。
本実施形態において、店舗端末200は、特定のグループに属する事業者の店舗(例えば、同一の商店街にある店舗や事業提携している店舗など)に設置されている。
また、センタサーバ100が備える2Dコード格納部103は、ユニークな二次元コード群を事業者のグループごとに格納している。換言すると、2Dコード格納部103は、店舗端末200a〜200nに共通な二次元コードを格納している。
なお、携帯電話端末300a〜300n及びコンテンツサーバ400は、第1の実施形態と同様である。
【0081】
本実施形態による情報管理システムの動作シーケンスは、図2に示した第1の実施形態と同様である。ただし、ステップS102において制御部101は、2Dコード格納部103に格納されている店舗端末200a〜200nに共通な二次元コード群の中から未使用のものを選択して、入会希望者の個人情報と関連づける。よって、ステップS103の動作においてセンタサーバ100から配信され、ステップS104の動作で携帯電話端末300aに蓄積された二次元コード(会員コード用二次元コード)は、会員と事業者との取引(ステップS105〜S108)の際に、店舗端末200a〜200nで共通して利用できる。
また、ステップS111の動作において、制御部101は、事業者のグループごとにポイント情報を生成しても良いし、各事業者ごとにポイント情報を生成しても良い。または、グループごとのポイント情報と事業者ごとのポイント情報とを両方生成してもよい。
本実施形態による情報管理システムも、第1の実施形態と同様に、個人情報DB104に格納されている個人情報及び利用履歴情報DB105に格納されている利用情報を用いて、会員からの要求(ステップS112)や事業者からの要求(ステップS114)に応じたpull型(ステップS113、S115)、あるいは、携帯電話端末300aへpush型で情報を配信できる(ステップS116)。
【0082】
ここでは、各事業者(店舗端末200a〜200n)が一つのグループを形成する場合を例に説明を行ったが、事業者が二つ以上のグループを形成してもよい。例えば、店舗端末200a〜200gを第1のグループとし、店舗端末200h〜200nを第2のグループとし、センタサーバ100が各グループに対する会員登録要求に応じた二次元コード(会員コード用二次元コード)を携帯電話端末300aへ配信するようにしてもよい。
また、事業者が複数のグループを形成する場合は、一つの事業者のみからなるグループが存在しても構わない。例えば、店舗端末200a〜200eを第1のグループとし、店舗端末200fを第2のグループとし、店舗端末200g〜200nを第3のグループとし、センタサーバ100がそれぞれのグループに対する会員登録要求に応じた二次元コード(会員コード用二次元コード)を携帯電話端末300へ配信するようにしてもよい。
【0083】
本実施形態による情報管理システムは、特定のグループに属する事業者に共通する二次元コードを携帯電話端末300aに配信することによって、以下に示すような利点がある。
【0084】
会員の利点は、同じグループに属する事業者の店舗端末において共通して使用できる二次元コードを取得できることである。これにより、携帯電話端末300aに蓄積する二次元コードのデータ量を低減することができる。また、事業者との取引を行う際に、所望する二次元コードを容易に表示部304に表示させることができる。
また、センタサーバ100がグループで共通のポイント情報を生成・管理すれば、会員は、グループに属するいずれの事業者と取引を行ってもポイントを蓄積できるため、ポイントを蓄積しやすい。換言すると、会員は蓄積したポイントに応じたサービスを受けやすくなる。
【0085】
事業者の利点は、会員が取引を行いやすい環境を構築できることである。換言すると、上記したような会員にとっての利点が存在するため、会員の購買意欲を促進することができる。
また、センタサーバ100がグループで共通のポイント情報を生成・管理して、ポイントを蓄積しやすい環境を構築することで、入会希望者増やし、取引の数を増加させることができる。
【0086】
ASP業者の利点は、会員が取引を行いやすい環境を構築できることである。換言すると、上記したような会員にとっての利点が存在するため、より多くの取引条件情報を携帯電話端末300から取得できる。すなわち、利用履歴情報DB105により多くの利用情報を蓄積できる。また、センタサーバ100がグループで共通のポイント情報を生成・管理してポイントを蓄積しやすい環境を構築することで、入会希望者の数を増やし、より多くの個人情報を個人情報DB104に蓄積できる。
個人情報DB104や利用履歴情報DB105に蓄積している個人情報や利用情報が多いほど、制御部101は検索条件に適合する情報を抽出しやすくなる。このため、センタサーバ100は、より的確な検索条件で抽出した情報を用いて店舗端末200や携帯電話端末300に情報を配信することができる。
【0087】
〔第8の実施形態〕
本発明を好適に実施した第8の実施形態について説明する。
本実施形態による情報管理システムは、図1に示した第1の実施形態による情報管理システムと同様である。
また、この情報管理システムの動作シーケンスは、図2に示した第1の実施形態と同様であり、上記同様にして入会希望者の会員登録(ステップS101〜104)や会員の認証(ステップS105〜S110)を行う。
ただし、センタサーバ100は、ステップS111の動作において制御部101が取引金額に応じて生成するポイント情報を、全ての事業者に共通した情報として管理する。
【0088】
図16に、本実施形態において個人情報DB104に格納される個人情報のデータ構造例を示す。本実施形態では、各事業者ごとのポイント情報に加え、全ての事業者の蓄積ポイントを累計した値であるトータルポイント(Total pt)が個人情報のパラメータとして含まれている。
よって、制御部101は、情報管理システムに属する店舗端末200のいずれかにおいて携帯電話端末300aを用いて行われた全ての取引に基づいたトータルポイントを管理できる。
ASP業者は、トータルポイントに応じて情報を配信できる。例えば、トータルポイントが所定の値に達した会員に対して、事業者の店舗において割引券として利用できる二次元コードを配信することなどが可能となる。
【0089】
本実施形態による情報管理システムは、センタサーバ100がトータルポイントを個人情報に含めて管理することで以下に示すような利点がある。
【0090】
会員の利点は、いずれの事業者と取引を行ってもポイントを蓄積でき、ポイントを蓄積しやすいことである。換言すると、会員は蓄積したポイントに応じたサービスを受けやすくなる。
【0091】
事業者の利点は、会員が取引を行いやすい環境を構築できることである。換言すると、上記したような会員にとっての利点が存在するため、会員の購買意欲を促進することができる。
また、センタサーバ100がトータルポイントを個人情報に含めて管理し、ポイントを蓄積しやすい環境を構築することで、入会希望者増やし、取引の数を増加させることができる。
【0092】
ASP業者の利点は、会員が取引を行いやすい環境を構築できることである。 センタサーバ100は、情報管理システムに属する店舗端末200のいずれかにおいて会員の誰かが携帯電話端末300を用いて取引を行えば、利用情報を利用情報DB105に蓄積できる。このため、ASP業者としては、情報管理システムに属する全ての店舗端末200における取引量を増加させ、より多く利用情報を利用履歴情報DB105に蓄積することが好ましい。
本実施形態による情報管理システムにおいては、上記したような会員にとっての利点が存在することで、センタサーバ100がより多くの取引条件情報を携帯電話端末300から取得できるため、利用履歴情報DB105により多くの利用情報を蓄積できる。また、センタサーバ100がトータルポイントを管理し、ポイントを蓄積しやすい環境を構築することで、入会希望者の数を増やし、より多くの個人情報を個人情報DB104に蓄積できる。すなわち、ASP業者がトータルポイントに応じたサービスを会員へ提供することで、入会希望者を増加させることや会員の購買意欲を促進させることができ、より多くの個人情報及び利用情報を個人情報DB104や利用履歴DB105に蓄積することが可能となる。
個人情報DB104や利用履歴情報DB105により多く個人情報や利用情報を蓄積することで、制御部101は検索条件に適合する情報を抽出しやすくなる。このため、センタサーバ100は、より的確な検索条件で抽出した情報を用いて店舗端末200や携帯電話端末300に情報を配信することが可能となる。
【0093】
〔第9の実施形態〕
本発明を好適に実施した第9の実施形態について説明する。
本実施形態による情報管理システムは、図1に示した第1の実施形態による情報管理システムと同様であり、センタサーバ100、店舗端末200(200a〜200n)及び携帯電話端末300(300a〜300n)を有する。
なお、この情報管理システムは、複数の店舗端末200a〜200n及び複数の携帯電話端末300a〜300nを有するが、説明の簡略化のため以下の説明は、店舗端末200a及び携帯電話端末300aを用いて行う。
本実施形態において、2Dコード格納部103には、各事業者端末を特定するための情報(店舗コード)と関連づけられた2次元コードが、各事業者に割り当てられたユニークな二次元コード群とともに格納されている。
また、店舗端末200は、自端末を特定するための情報(店舗コード)を不図示の不揮発性の記憶装置(例えば、NVRAMなど)に保持している。
【0094】
図17に、本実施形態による情報処理システムの動作シーケンスの一例を示す。
入会希望者は、事業者用の会員登録申し込みフォームが設けられたホームページへアクセスし、操作部303を用いてユーザ情報(氏名、年齢、性別など)を入力する。なお、このホームページのデータは、センタサーバ100内の不図示の格納手段に格納するようにしても良いし、不図示のwwwサーバに格納するようにしても良い。ユーザ情報の入力を終えた後、入会希望者が操作部303を用いて上記ホームページ上で送信を指示すると、制御部301は、センタサーバ100を宛先として、ユーザ情報が添付された電子メールを通信部302を介して送信する(ステップS701)。
【0095】
会員登録申し込みフォームを用いて携帯電話端末300aから送信された電子メールをセンタサーバ100が受信すると、制御部101は、ユーザ情報や会員登録申し込みメールの送信元のメールアドレスなどを個人情報として個人情報DB104へ格納する。この際、制御部101は、後述する関連ユーザ名などの情報をユーザ情報とともに個人情報DB104へ格納する。
さらに制御部101は、2Dコード格納部103に格納されている店舗端末200aに割り当てられた二次元コードのうち未使用のものを一つ選択し、入会希望者の個人情報と関連づけて会員登録を行う(ステップS702)。なお、個人情報と関連づけられた二次元コードは、以降使用済みとして扱われる。その後、制御部101は、携帯電話端末300aのユーザの個人情報に関連づけた二次元コードと、店舗端末200aを特定するための情報を示す二次元コードとを添付した電子メールを、通信部302を介して携帯電話端末300aへ返信する(ステップS703)。
【0096】
携帯電話端末300aがセンタサーバ100からの返信メールを受信すると、制御部301は、受信したメールに添付されてきた二次元コードを2Dコード格納部305へ格納する(ステップS704)。二次元コードを格納する方法としては、メールボックス機能を用いて電子メールごと格納するようにしてもよいし、画面メモ機能やアドレス帳機能などを利用して二次元コードを格納するようにしてもよい。
ステップS701からS704の動作によって、入会希望者の会員登録が完了する。
【0097】
会員は、事業者の店舗において代金を支払う際に、操作部303を用いて2Dコード格納部305に格納されている事業者端末200a用の二次元コードを読み出し、表示部304に表示させる(ステップS705)。例えば、図18に示すように、表示部304には、会員の個人情報に関連づけられた二次元コード(会員コード用二次元コード)と店舗端末200aを特定するための情報(店舗コード)を示す二次元コード(店舗コード用二次元コード)とがそれぞれ所定の位置に表示される。
【0098】
事業者は、2Dコード読み取り部204を用いて、表示部304に表示された二次元コードを店舗端末200aに読み取らせる(ステップS706)。制御部201は、読み取った二次元コードのうち店舗コード用二次元コードの部分から取得した店舗コードが、自端末用の店舗コードであるか否かを判断する(ステップS707)。
店舗コード用二次元コードを読み取って取得した店舗コードが自端末の店舗コードでない場合(ステップS707/N)、店舗端末200aは処理を終了する。なお、この場合は、表示部205においてメッセージを表示して会員や事業者にエラーを通知するようにしてもよい。一方、店舗コード用二次元コードを読み取って取得した店舗コードが、自端末の店舗コードである場合(ステップS707/Y)、店舗端末200aは、表示部205にメッセージを表示し、事業者(又は、会員)に対して取引条件(金額や商品名など)の入力を促す(ステップS708)。制御部201は、入力部202を介して事業者から入力された取引条件情報、及び、2Dコード読み取り部204が表示部304に表示された二次元コードを読み取って取得した情報(会員コード・店舗コード)を、通信部203を用いてセンタサーバ100へ送信する(ステップS709)。
【0099】
取引条件情報及び読み取った二次元コードから取得した情報を、センタサーバ100が店舗端末200aから受信すると、制御部101は、店舗端末200aから受信した会員コードと一致するものを、2Dコード格納部に103に格納されている事業者端末200aに割り当てられた二次元コード群の中から選びだす。さらに、この二次元コードと関連づけた個人情報を個人情報DB104から読み出して、会員を特定する(ステップS710)。すなわち、制御部101は、店舗端末200aから受信した会員コードと、2D格納部103に格納されている二次元コードと、個人情報DB104に格納されている個人情報とを用いて会員を特定する。
【0100】
会員を特定したのち、制御部101は、取引条件情報を受信した時間や取引条件情報の送信元を特定する情報、取引金額に応じたポイント情報など生成する。制御部101は、これらの情報及び取引条件情報を個人情報DB104に格納されている会員の個人情報と関連付けて利用情報として利用履歴情報DB105へ格納し、さらに個人情報DB104に格納されている個人情報を更新する(ステップS711)。
このようにして、会員が取引を行うたびに、センタサーバ100は、利用情報を利用履歴情報DB105へ蓄積する。
【0101】
本実施形態による情報管理システムにおいても、上記同様に制御部101は、個人情報DB104及び利用履歴情報DB105に格納されている情報を用いて、会員からの要求(ステップS712)や事業者からの要求(ステップS714)に応じたpull型(ステップS713、S715)、あるいは、携帯電話端末300aへpush型で情報を配信できる(ステップS716)。
【0102】
本実施形態にかかる情報管理システムによれば、センタサーバ100が、店舗端末200aに割り当てた二次元コードと店舗端末200aを特定する情報を示す二次元コードとを携帯電話端末300aに配信することで、以下のような利点がある。
会員としては、店舗端末200aがセンタサーバ100と通信を行うことなく二次元コードを認証できるため、代金の支払いの際の待ち時間を短縮できる。また、携帯電話端末300aに蓄積されるデータは、会員登録の際に発行された二次元コードのみであり、住所・氏名等の個人情報は通信端末300aには蓄積されない。すなわち、個人情報はセンタサーバ100で一元的に管理されるため、会員の個人情報が流出するおそれがない。
一方、事業者としては、会員から提示された二次元コードを認証する際にセンタサーバ100と通信を行う必要がないため通信コストを低減できる。また、ネットワーク網自体のトラフィックを軽減できる。
【0103】
このように、本発明による情報管理システムの上記各実施形態によれば、会員登録後の各会員の利用状況などを一括して管理すること、及び、その情報に基づいて情報の配信を行うことが可能となる。
【0104】
なお、上記各実施形態においては、店舗端末200や携帯電話端末300をa〜nの符号を用いて示したが(図1、図4、図6、図9及び図12)、これらは情報管理システムを構成する店舗端末200や携帯電話機300をn個に限定するものではない。すなわち、店舗端末200や携帯電話端末300は、それぞれ少なくとも一つ備えていればよい。
また、店舗端末200a〜200nや携帯電話端末300a〜300nは、同一の端末で構成されていてもよいし、異なる端末を含んでいても良い。
【0105】
また、上記各実施形態は、本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、個人情報DB104、利用履歴情報DB105及び2Dコード格納部106などをそれぞれ別個に設けているが、これらは一体であっても良いし、センタサーバ100に外付けされていてもよい。
また、情報管理システムは、コンテンツサーバ400を必ずしも備えていなくともよい。
あるいは、携帯電話端末300や店舗端末200へ配信する情報をセンタサーバ100が格納していてもよい。例えば、センタサーバ100に不図示のコンテンツDBを設け(または、外付けし)、これに格納されている情報(コンテンツ)を制御部101が携帯電話端末300や店舗端末200へ配信するようにしてもよい。
【0106】
なお、本発明による情報管理システムは、事業者と顧客との商取引に限定されることはなく、例えば、医療機関における患者の通院記録の管理や、教育機関における出席状況の管理などに適用することも可能である。
また、事業者端末が設置される店舗は、無人の店舗や自動販売機などであってもよいし、事業者が移動端末のユーザに対して提供するサービスは、有償・無償のいずれでも良いし、物品の売買に限定されるものではない。例えば、旅行業者がサーバを設置・管理して、ツアー客の移動端末へ所定の形式のユニークな画像データを配信するようにし、ツアー客が旅行業者から配信された画像データを観光スポットなどに設置された事業者端末に読み取らせると、観光スポットやその周辺の情報が移動端末に配信されるようにしてもよい。また、スタンプラリーを行う際に、主催者が各チェックポイントに事業者端末を配置して、スタンプラリーの参加者の移動端末に所定の形式のユニークな画像データを配信するようにし、各チェックポイントにおいて、スタンプラリーの主催者から配信された画像データを参加者が事業者端末に読み取らせるようにしてもよい。
あるいは、個人情報や利用情報のデータ構造、個人情報及び利用情報を用いた情報の検索方法などは、上記各実施形態において示した例に限定されることはない。
さらに、会員の認証に用いる情報は二次元コードに限定されることはなく、各会員ごとに設定されるユニークな画像であればどのような形式であってもかまわない。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明によれば、会員登録後の各会員の利用状況などを一括して管理すること、及びその情報に基づいて情報の配信を行うことができる情報管理システムを提供できる。
すなわち、サーバで一括して管理される最新の情報を用いて情報を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を好適に実施した第1の実施形態による情報管理システムを示す図である。
【図2】 第1の実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す図である。
【図3】 センタサーバに蓄積される個人情報及び利用情報のデータ構造例を示す図である。
【図4】 本発明を好適に実施した第2の実施形態による情報管理システムを示す図である。
【図5】 第2の実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す図である。
【図6】 本発明を好適に実施した第3の実施形態による情報管理システムを示す図である。
【図7】 第3の実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す図である。
【図8】 センタサーバに蓄積される利用情報のデータ構造例を示す図である。
【図9】 本発明を好適に実施した第4の実施形態による情報管理システムを示す図である。
【図10】 第4の実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す図である。
【図11】 事業者用の二次元コードと位置情報の二次元コードとの表示例を示す図である。
【図12】 本発明を好適に実施した第5の実施形態による情報管理システムを示す図である。
【図13】 第5の実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す図である。
【図14】 センタサーバに蓄積される個人情報のデータ構造の一例を示す図である。
【図15】 本発明を好適に実施した第6の実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す図である。
【図16】 本発明を好適に実施した第8の実施形態による情報管理システムにおいて、センタサーバに蓄積される個人情報のデータ構造例を示す図である。
【図17】 本発明を好適に実施した第9の実施形態による情報管理システムの動作シーケンスを示す図である。
【図18】 店舗コード用二次元コードと会員コード二次元コードとの表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 センタサーバ
101、201、301 制御部
102、203、302 通信部
103、207、305 2Dコード格納部
104 個人情報DB
105 利用履歴情報DB
200 店舗端末
202 入力部
204 2Dコード読み取り部
205、304 表示部
206、306 GPS機能部
300 携帯電話端末
303 操作部
400 コンテンツサーバ
Claims (13)
- ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、
登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、
前記移動端末及び前記事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、前記移動端末および前記事業者端末のうち少なくともいずれかに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、
前記サーバは、
各事業者端末に割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、
各事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、
前記移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、
移動端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、前記コード格納手段に格納されている所定の事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段と、
事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、
前記ユーザ情報及び前記利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段とを有し、
前記移動端末は、
当該移動端末のユーザから入力された前記ユーザ情報を前記サーバに送信する手段と、
前記ネットワーク網を介して前記サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、
格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、
前記事業者端末は、
所定の形式の画像データを読み取る手段と、
読み取った所定の形式の画像データに、自端末を特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段と、
前記取引情報を生成して前記サーバへ送信する手段とを有することを特徴とする情報管理システム。 - ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、
登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、
前記移動端末及び前記事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、前記移動端末及び前記事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、
前記サーバは、
各事業者端末に割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、
前記移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、
移動端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、前記コード格納手段に格納されている所定の事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、
ユーザ情報に関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末からの要求に応じ当該移動端末へ送信する手段と、
事業者端末からの要求に応じて、当該事業者端末から受信した所定の形式の画像データが、前記コード格納手段に格納されている当該事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうち前記ユーザ情報格納手段に格納されたいずれかのユーザ情報と関連づけられたものであるか否かを判断する手段と、
事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、
前記ユーザ情報及び前記利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と、
前記事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段と
を有し、
前記移動端末は、
当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報を前記サーバに送信する手段と、
前記サーバに、当該移動端末のユーザ情報と関連づけられた所定の形式の画像データの送信を要求する手段と、
前記ネットワーク網を介して前記サーバから取得した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、
前記事業者端末は、
所定の形式の画像データを読み取る手段と、
読み取った所定の形式の画像データが、ユーザ情報と関連づけられて前記コード格納手段に格納されているか否かを判断するように前記サーバに要求する手段と、
前記取引情報を生成して前記サーバへ送信する手段と、
読み取った所定の形式の画像データに、自端末を特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システム。 - ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、
登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、
前記移動端末及び前記事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、前記移動端末及び前記事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、
前記サーバは、
各事業者端末に割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、
前記移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、
移動端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、前記コード格納手段に格納されている所定の事業者端末に割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末及び当該画像データが割り当てられた事業者端末へ送信する手段と、
事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、
前記ユーザ情報及び前記利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と、
前記事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段とを有し、
前記移動端末は、
当該移動端末のユーザから入力された前記ユーザ情報を前記サーバに送信する手段と、
前記ネットワーク網を介して前記サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、
格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、
前記事業者端末は、
前記サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する格納手段と、
所定の形式の画像データを読み取る手段と、
読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが前記格納手段に格納されているか否かを判断する手段と、
前記取引情報を生成して前記サーバへ送信する手段と、
読み取った所定の形式の画像データに、自端末を特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システム。 - ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、
登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、
前記移動端末及び前記事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、前記移動端末および前記事業者端末のうち少なくともいずれかに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、
前記サーバは、
少なくとも一つの事業者端末からなる事業者端末グループに割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを格納するコード格納手段と、
各事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、
前記移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、
移動端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、前記コード格納手段に格納されている所定の事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末へ送信する手段と、
事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、
前記ユーザ情報及び前記利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段とを有し、
前記移動端末は、
当該移動端末のユーザから入力された前記ユーザ情報を前記サーバに送信する手段と、
前記ネットワーク網を介して前記サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、
格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、
前記事業者端末は、
所定の形式の画像データを読み取る手段と、
読み取った所定の形式の画像データに、自端末が属する事業者端末グループを特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段と、
前記取引情報を生成して前記サーバへ送信する手段とを有することを特徴とする情報管理システム。 - ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、
登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、
前記移動端末及び前記事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、前記移動端末及び前記事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、
前記サーバは、
少なくとも一つの事業者端末からなる事業者端末グループに割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを各グループごとに格納するコード格納手段と、
前記移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、
移動端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、前記コード格納手段に格納されている所定の事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、
ユーザ情報に関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末からの要求に応じ当該移動端末へ送信する手段と、
事業者端末からの要求に応じて、当該事業者端末から受信した所定の形式の画像データが、前記コード格納手段に格納されている当該事業者端末が属する事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうち前記ユーザ情報格納手段に格納されたいずれかのユーザ情報と関連づけられたものであるか否かを判断する手段と、
事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、
前記ユーザ情報及び前記利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と、
各事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末グループを特定する情報を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元であるユーザ端末へ送信する手段とを有し、
前記移動端末は、
当該移動端末のユーザから入力されたユーザ情報を前記サーバに送信する手段と、
前記サーバに、当該移動端末のユーザ情報と関連づけられた所定の形式の画像データの送信を要求する手段と、
前記ネットワーク網を介して前記サーバから取得した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、
前記事業者端末は、
所定の形式の画像データを読み取る手段と、
読み取った所定の形式の画像データが、ユーザ情報と関連づけられて前記コード格納手段に格納されているか否かを判断するように前記サーバに要求する手段と、
前記取引情報を生成して前記サーバへ送信する手段と、
読み取った所定の形式の画像データに、自端末が属する事業者端末グループを特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システム。 - ブラウザ機能及び電子メールを送受信する機能を備えた少なくとも一つの移動端末と、
登録された会員へ所定のサービスを提供する事業者ごとに設置された、少なくとも一つの事業者端末と、
前記移動端末及び前記事業者端末から取得したデータを蓄積し、蓄積したデータに基づいて、前記移動端末及び前記事業者端末のうちの少なくともいずれか一つに情報を配信するサーバとがネットワーク網を介して接続された情報管理システムであって、
前記サーバは、
少なくとも一つの事業者端末からなる事業者端末グループに割り当てられた所定の形式のユニークな画像データを各グループごとに格納するコード格納手段と、
前記移動端末から取得した当該移動端末のユーザ情報を、当該移動端末の電子メールアドレスと関連づけて、各移動端末ごとに格納するユーザ情報格納手段と、
移動端末からの要求に応じて、前記ユーザ情報格納手段に格納された当該移動端末のユーザ情報を、前記コード格納手段に格納されている所定の事業者端末グループに割り当てられた所定の形式の画像データのうち他のユーザ情報と関連づけられていないものと関連づける手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式の画像データを、当該ユーザ情報の送信元である移動端末及び当該画像データが割り当てられた事業者端末グループに属する各事業者端末へ送信する手段と、
事業者が会員に対して提供したサービスの内容を示す取引情報を事業者端末から取得して利用情報として格納する利用情報格納手段と、
前記ユーザ情報及び前記利用情報を基に、所定の条件に適合するデータを生成する手段と、
各事業者端末グループを特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データを格納する手段と、
ユーザ情報と関連づけた所定の形式のユニークな画像データと、当該画像データが割り当てられた事業者端末グループを特定する情報を特定する情報を示す所定の形式のユニークな画像データとを、当該ユーザ情報の送信元であるユーザ端末へ送信する手段とを有し、
前記移動端末は、
当該移動端末のユーザから入力された前記ユーザ情報を前記サーバに送信する手段と、
前記ネットワーク網を介して前記サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する手段と、
格納した所定の形式の画像データを表示する表示手段とを有し、
前記事業者端末は、
前記サーバから取得した所定の形式の画像データを格納する格納手段と、
所定の形式の画像データを読み取る手段と、
読み取った所定の形式の画像データと同一の画像データが前記格納手段に格納されているか否かを判断する手段と、
前記取引情報を生成して前記サーバへ送信する手段と、
読み取った所定の形式の画像データに、自端末が属する事業者端末グループを特定する情報を示す画像データが含まれるか否かを判断する手段とを有することを特徴とする情報管理システム。 - 前記事業者端末は、当該事業者端末の位置を特定して位置情報を生成する位置情報生成手段と、会員に対してサービスを提供した時の位置情報を前記取引情報に含めて前記サーバに送信する手段とをさらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の情報管理システム。
- 前記移動端末は、当該移動端末の位置を特定して位置情報を生成する位置情報生成手段と、前記位置情報を基に所定の形式の画像データを生成する手段と、当該画像データを前記サーバから取得した画像データとともに前記表示手段の所定の位置に表示する手段とをさらに有し、
前記事業者端末は、前記所定の位置に表示された画像データを読み取って取得した位置情報を、前記取引情報に含めて前記サーバに送信することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の情報管理システム。 - 前記位置情報生成手段は、GPS信号を受信して位置情報を生成する手段であることを特徴とする請求項7又は8記載の情報管理システム。
- 前記ユーザ情報は、移動端末のユーザが利用可能な金額を示す残高情報を含み、
前記事業者端末は、ユーザに提供するサービスの代金を示す取引金額情報を前記サーバに送信する手段をさらに有し、
前記サーバは、前記事業者端末から取得した取引金額情報と、ユーザ情報格納手段に格納された前記事業者からサービスの提供を受ける移動端末のユーザのユーザ情報とに基づいて電子決済を行う手段と、
前記電子決済の結果を事業者端末及び移動端末の少なくともいずれかに通知する手段と、
前記電子決済の結果に応じて、前記残高情報を更新する手段とをさらに有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の情報管理システム。 - 前記所定の形式の画像データは、二次元コードであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の情報管理システム。
- 前記サーバは、事業者端末から取得した取引情報に基づいた付加情報を生成し、利用情報に付け加える手段と、
前記ユーザ情報格納手段に格納されているユーザ情報を、前記付加情報に基づいて更新する手段とをさらに有することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の情報管理システム。 - 前記サーバは、ユーザ情報格納手段に格納されているユーザ情報を、少なくとも一つの他のユーザ情報と関連づける手段をさらに有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の情報管理システム。
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