JP2003173807A - 燃料電池システムの制御装置 - Google Patents

燃料電池システムの制御装置

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JP2003173807A JP2001371729A JP2001371729A JP2003173807A JP 2003173807 A JP2003173807 A JP 2003173807A JP 2001371729 A JP2001371729 A JP 2001371729A JP 2001371729 A JP2001371729 A JP 2001371729A JP 2003173807 A JP2003173807 A JP 2003173807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池中に滞留した水の排水効率を向上さ
せる。 【解決手段】 コントロールユニットにより燃料電池ス
タックを発電させているときに(ステップS1)、燃料
電池スタックのセル電圧をセル電圧センサにより監視し
(ステップS2)、セル電圧が所定値よりも小さいと判
定した場合に(ステップS3)、燃料ガス圧力を上昇さ
せるように水素ガス供給調圧弁を制御した後に(ステッ
プS4)、パージ用開閉弁を閉状態から開状態にする制
御をする(ステップS5)。これにより、水素ガス圧力
の動圧を発生させてアノード極側の水井は移出をする。
そして、燃料電池スタックのセル電圧が所定値よりも大
きいと判定した場合に(ステップS6)、パージ用開閉
弁6を開状態から閉状態にする制御する(ステップS
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
駆動源として用いられ、燃料ガスとして水素ガス、酸化
剤ガスとして空気が供給されて発電をし、水素循環路に
パージ動作を行うためのパージ弁を有する燃料電池シス
テムを制御する燃料電池システムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料電池システムとしては、例え
ば特開平7−235324号公報に開示されたものが知
られている。この燃料電池システムは、燃料電池スタッ
クを運転することにより燃料電池スタック内に水が滞留
したことを検出すると、燃料電池スタックのカソード側
ガス流量を増加させて、酸素ガスの動圧により滞留水を
吹き飛ばす動作をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の燃料
電池システムでは、燃料ガスタンクから燃料電池スタッ
クに供給する燃料ガス圧力を調整するに際して、燃料ガ
スを燃料電池スタックに供給しながら燃料ガス圧力を調
整しているために、燃費が良好ではない。これに対し、
従来より、燃料電池スタックの燃料ガス出口から排出さ
れる残存燃料ガスを燃料電池スタックの燃料ガス入口に
循環させる燃料ガス循環流路を有する燃料電池システム
が提案されている。
【0004】このような燃料電池システムでは、燃料電
池スタック内の滞留水を排出する技術をアノード極側に
も適用して滞留水の排出効率を向上させることが考えら
れる。しかし、燃料ガス循環流路に循環ポンプを有しな
い場合には、燃料電池スタックの燃料ガス消費量が変化
しないと、燃料ガス圧力を高くしても燃料ガス供給量を
増加させることは不可能である。すなわち、燃料ガス圧
を燃料電池スタックの運転状況に合わせて一定に保った
状態で、燃料ガス供給量を燃料電池スタックで消費した
燃料ガス量以上とすることは不可能であり、アノード極
側の水詰まり発生時には容易に燃料ガス流量を上昇させ
ることはできない。
【0005】これに対し、水詰まりの発生を検出した場
合には、パージ弁を開状態にし、燃料ガス供給流量を燃
料電池スタックで消費した燃料ガス量とパージ弁からの
排出ガス量との合計とする。これにより、燃料電池シス
テムでは、パージ弁からの排出ガス量分を増加させて燃
料ガスを燃料電池スタックに供給することができ、アノ
ード極側での燃料ガス供給流量を増大させていた。しか
し、燃料ガスを外部に放出することによる燃費の低下を
招いてしまう。
【0006】また、燃料電池スタック内の滞留水の除去
手法として、燃料ガス圧力を低下させることにより燃料
電池スタックの電力出力を低下させてセル電圧を回復す
る手法があるが、一時的に意図した電力出力を得られな
い期間が発生するという問題点がある。特に、二次電池
を搭載していない燃料電池システムでは、この問題が重
要となる。
【0007】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
提案されたものであり、燃料電池中に滞留した水の排水
効率を向上させることができる燃料電池システムの制御
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る燃料電池
システムの制御装置は、電解質膜を酸化剤極と燃料極と
により挟んで構成されたセル構造体を複数積層し、上記
酸化剤極側に酸化剤ガスが供給されると共に、上記燃料
極側に燃料ガスが供給されて発電する燃料電池と、上記
燃料電池に酸化剤ガス及び燃料ガスを供給するガス供給
手段と、上記燃料電池の燃料ガス出口と燃料ガス入口と
を挿通する燃料循環路と、この燃料循環路に設けられ、
上記燃料循環路内の気体の一部を外部に放出するパージ
弁とを有する燃料電池システムを制御するものである。
【0009】この燃料電池システムの制御装置は、上記
燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定した場
合に、燃料ガス圧力を上昇させるように上記ガス供給手
段を制御した後に上記パージ弁を閉状態から開状態にす
る制御をし、上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも大
きいと判定した場合に上記パージ弁を開状態から閉状態
にする制御をする。
【0010】請求項2に係る燃料電池システムの制御装
置は、電解質膜を酸化剤極と燃料極とにより挟んで構成
されたセル構造体を複数積層し、上記酸化剤極側に酸化
剤ガスが供給されると共に、上記燃料極側に燃料ガスが
供給されて発電する燃料電池と、上記燃料電池に酸化剤
ガス及び燃料ガスを供給するガス供給手段と、上記燃料
電池の燃料ガス出口と燃料ガス入口とを挿通する燃料循
環路と、この燃料循環路に設けられ、上記燃料循環路内
の気体の一部を外部に放出するパージ弁とを有する燃料
電池システムを制御するものである。
【0011】この燃料電池システムの制御装置は、上記
燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定した場
合に、上記パージ弁を周期的に開閉制御し、上記燃料電
池のセル電圧が所定値よりも大きいと判定した場合に上
記パージ弁を閉状態にする制御をする。
【0012】請求項3に係る燃料電池システムの制御装
置は、電解質膜を酸化剤極と燃料極とにより挟んで構成
されたセル構造体を複数積層し、上記酸化剤極側に酸化
剤ガスが供給されると共に、上記燃料極側に燃料ガスが
供給されて発電する燃料電池と、上記燃料電池に酸化剤
ガス及び燃料ガスを供給するガス供給手段と、上記燃料
電池の燃料ガス出口と燃料ガス入口とを挿通する燃料循
環路と、この燃料循環路に設けられ、上記燃料循環路内
の気体の一部を外部に放出するパージ弁とを有する燃料
電池システムを制御するものである。
【0013】この燃料電池システムの制御装置は、上記
燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定した場
合に、燃料ガス圧力を上昇させるように上記ガス供給手
段を制御した後に上記パージ弁を周期的に開閉制御し、
上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも大きいと判定し
た場合に上記パージ弁を閉状態にする制御をする。
【0014】請求項4に係る燃料電池システムの制御装
置では、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の燃料電
池システムの制御装置であって、上記燃料電池のセル電
圧が所定値よりも小さいと判定した場合に少なくとも一
のパージ弁を開状態にする制御をし、前記一のパージ弁
を開状態にしてから所定期間経過後において上記燃料電
池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定した場合に他
のパージ弁を開状態にする制御をし、上記燃料電池のセ
ル電圧が所定値よりも大きいと判定した場合に開状態と
したパージ弁を閉状態にする制御をすることを特徴とす
る。
【0015】請求項5に係る燃料電池システムの制御装
置では、請求項1又は請求項3に記載の燃料電池システ
ムの制御装置であって、上記燃料電池のセル電圧が所定
値よりも小さいと判定した場合に、燃料ガス圧力を段階
的に上昇させるように上記ガス供給手段を制御すること
を特徴とする。
【0016】請求項6に係る燃料電池システムの制御装
置では、請求項1、請求項3又は請求項5に記載の燃料
電池システムの制御装置であって、上記燃料電池のセル
電圧が所定値よりも小さいと判定した場合に、燃料ガス
圧力を上昇させると共に、上記酸化剤極における酸化剤
ガス流量を保持するように上記ガス供給手段を制御する
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】請求項1に係る燃料電池システムの制御
装置によれば、燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さ
い場合に、燃料ガス圧力を上昇させるようにガス供給手
段を制御した後にパージ弁を閉状態から開状態にする制
御をするので、パージ弁を開状態にした直後の燃料ガス
圧力の動圧を大きくすることができる。したがって、こ
の燃料電池システムの制御装置によれば、パージ弁を開
状態にする期間を短縮することができ、パージ弁を開状
態にすることによる燃料ガス排出量を少なくすることが
でき、排水効率を向上させることができる。
【0018】請求項2に係る燃料電池システムの制御装
置によれば、燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さい
場合に、パージ弁を周期的に開閉制御するので、燃料ガ
ス圧力の変動回数を多くすることができる。したがっ
て、この燃料電池システムの制御装置によれば、燃料ガ
ス圧力の動圧発生回数を多くすることができ、排水効率
をより向上させることができる。
【0019】請求項3に係る燃料電池システムの制御装
置によれば、燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さい
場合に、燃料ガス圧力を上昇させるようにガス供給手段
を制御した後にパージ弁を周期的に開閉制御するので、
燃料ガス圧力を上昇させることによる動圧の増加と、周
期的にパージ弁を開閉制御することによる動圧発生回数
の増加との相乗作用を発揮させることができ、パージ弁
からの総水素ガス排出量が少なくても効率的に排水をす
ることができる。
【0020】請求項4に係る燃料電池システムの制御装
置によれば、燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さい
場合に少なくとも一のパージ弁を開状態にする制御を
し、一のパージ弁を開状態にしてから所定期間経過後に
おいて燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定
した場合に他のパージ弁を開状態にする制御をするの
で、更に燃料循環流路内の総ガス排出流量を増加するこ
とができ、更に動圧を増加させることができる。
【0021】請求項5に係る燃料電池システムの制御装
置によれば、燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さい
場合に燃料ガス圧力を段階的に上昇させるので、更に動
圧を増加させることができ、排水効率をより向上させる
ことができる。
【0022】請求項6に係る燃料電池システムの制御装
置によれば、燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さい
場合に、燃料ガス圧力を上昇させると共に酸化剤極にお
ける酸化剤ガス流量を保持するので、燃料ガス圧力を上
昇させると共に酸化剤ガス圧力を上昇させることにより
酸化剤ガス流量が減少する場合であっても、酸化剤ガス
流速が減って排水効率が低下することを防止することが
でき、排水効率を維持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】本発明は、例えば図1に示すように構成さ
れた第1実施形態に係る燃料電池システム、及び図5に
示すように構成された第2実施形態に係る燃料電池シス
テムに適用される。
【0025】[第1実施形態に係る燃料電池システムの
構成]第1実施形態に係る燃料電池システムに備えられ
る燃料電池スタック1は、固体高分子電解質膜を酸化剤
極(カソード極)と燃料極(アノード極)とにより挟ん
で構成されたセル構造体が、セパレータを介して複数積
層されてなるスタック構造となっている。また、この燃
料電池スタック1では、内部に酸化剤ガスを通過させる
酸化剤ガス流路、燃料ガスを通過させる燃料ガス流路、
冷却水を通過させる冷却水流路が設けられている。そし
て、燃料電池スタック1は、上記酸化剤極側に酸化剤ガ
スとしての空気が供給されると共に、上記燃料極側に燃
料ガスとしての水素ガスが供給される。これにより、燃
料電池スタック1は、水分を媒体として膜中をそれぞれ
のイオンが移動して接触して発電する。
【0026】この燃料電池システムは、水素を貯蔵して
いる水素タンク2、水素ガス供給調圧弁3、水素循環装
置4及び加湿器5が水素ガス供給流路L1で挿通されて
燃料電池スタック1の水素ガス入口1aに接続し、燃料
電池スタック1の水素ガス出口1b、水素ガス入口1
a、パージ用開閉弁6が水素ガス循環流路L2で挿通さ
れてなる水素ガス系を備える。
【0027】水素ガス供給調圧弁3及びパージ用開閉弁
6は、図示しないアクチュエータと接続され、コントロ
ールユニット17からの制御信号に従ってアクチュエー
タが駆動することで開閉動作や開度が制御される。パー
ジ用開閉弁6は、コントロールユニット17からの制御
信号に従って開閉制御され、開状態にされることで、燃
料ガス循環流路L2中及び燃料電池スタック1内の水素
ガスを外部に排出する。
【0028】この燃料電池システムでは、燃料電池スタ
ック1を運転するに際して、コントロールユニット17
により水素タンク2に高圧状態で貯蔵された水素を水素
ガス供給調圧弁3により調圧し、水素ガス供給流路L1
を介して水素循環装置4に供給する。これにより燃料電
池スタック1のアノード極側における水素ガス圧力を調
整する。水素循環装置4は、水素ガス供給調圧弁3から
の水素ガスと水素ガス循環流路L2を介して供給される
水素ガスとを加湿器5に供給する。加湿器5は、内部に
半透膜を有し、半透膜を介して純水と水素ガスとを隣接
させることにより、水分子を半透膜を介して通過させて
水素ガスの加湿をして燃料電池スタック1に供給する。
【0029】また、この燃料電池システムは、コンプレ
ッサ7が空気供給流路L3に挿通され燃料電池スタック
1の空気入口1cに接続し、燃料電池スタック1の空気
出口1d、空気調圧弁8が空気排出流路L4に挿通され
てなる酸化剤ガス系を備える。コンプレッサ7は、コン
トロールユニット17からの制御信号に従ってその回転
数が制御されて駆動し、燃料電池スタック1に空気流量
を調整して供給する。また、空気調圧弁8は、コントロ
ールユニット17からの制御信号に従って動作し、その
開度が調整される。
【0030】この燃料電池システムでは、燃料電池スタ
ック1を運転するに際して、コントロールユニット17
によりコンプレッサ7を駆動して空気を加湿器5に供給
する。加湿器5では、水素ガスと同様に空気を加湿して
燃料電池スタック1に供給する。このとき、燃料電池シ
ステムでは、コントロールユニット17により空気調圧
弁8の開度を調整することで、燃料電池スタック1内、
空気供給流路L3及び空気排出流路L4での空気圧力の
調整をする。
【0031】更に、この燃料電池システムは、水タンク
9、水ポンプ10、ラジエータ11、燃料電池スタック
1、加湿器5が水循環流路L5で挿通されてなる水循環
系を有する。また、この燃料電池システムにおける水循
環系は、ラジエータ11を通過する水を冷却するラジエ
ータファン12を備える。
【0032】このような燃料電池システムでは、水タン
ク9内の水を、水ポンプ10によりラジエータ11に供
給してラジエータファン12の駆動量を制御することで
水温度を制御し、燃料電池スタック1に供給することに
より、燃料電池スタック1を冷却して温度調整をする。
そして、燃料電池スタック1を冷却した水は、加湿器5
に供給され、加湿器5での加湿に一部が使用されて再度
水タンク9に蓄積される。
【0033】更にまた、この燃料電池システムは、加湿
器5と燃料電池スタック1との間の水素ガス供給流路L
1内の水素ガス圧力を検出する水素ガス圧力センサ1
3、加湿器5と燃料電池スタック1との間の空気供給流
路L3の空気圧力を検出する空気圧力センサ14、コン
プレッサ7に取り込まれる空気流量を検出する空気流量
センサ15を備える。これらの水素ガス圧力センサ1
3、空気圧力センサ14、空気流量センサ15は、図1
に示すように配設されることにより、燃料電池スタック
1内の水素ガス圧力、空気圧力、空気流量を検出する。
更にまた、燃料電池システムは、燃料電池スタック1を
構成する各セルのセル電圧を検出するセル電圧センサ1
6を備える。これらのセンサは、その検出値をセンサ信
号としてコントロールユニット17に出力する。
【0034】コントロールユニット17は、上述したよ
うに構成された各部を制御する。コントロールユニット
17は、外部からの燃料電池スタック1を駆動開始する
命令が入力されると、燃料電池スタック1に水素ガスを
供給するように水素ガス供給調圧弁3を制御すると共
に、燃料電池スタック1に空気を供給するようにコンプ
レッサ7及び空気調圧弁8を制御する。更に、コントロ
ールユニット17は、水ポンプ10及びラジエータファ
ン12に制御信号を出力して燃料電池スタック1及び加
湿器5中に水を循環させる。これにより、コントロール
ユニット17は、燃料電池スタック1を発電開始させ
る。
【0035】また、コントロールユニット17は、外部
からアクセル開度などを示す信号に従った燃料電池スタ
ック1の発電電力量を認識し、必要な水素ガス圧力及び
空気圧力等の運転条件を認識する。そして、コントロー
ルユニット17は、運転条件を実現するように、水素ガ
ス圧力の調整をするように水素ガス供給調圧弁3を制御
し、空気圧力の調整をするようにコンプレッサ7及び空
気調圧弁8を制御し、燃料電池スタック1の温度調整を
するように水ポンプ10及びラジエータファン12を制
御する。ここで、コントロールユニット17は、水素ガ
ス圧力センサ13、空気圧力センサ14、空気流量セン
サ15からのセンサ信号を参照することで、水素ガス圧
力と空気圧力とをほぼ同じ圧力値とする。
【0036】更に、コントロールユニット17は、燃料
電池スタック1を運転しているときに、セル電圧センサ
16からのセンサ信号を入力し、燃料電池スタック1の
セル電圧を監視し、燃料電池スタック1のアノード極及
びカソード極の水詰まりによるセル電圧低下を検出す
る。
【0037】具体的には、コントロールユニット17
は、検出したセル電圧と予め設定された許容下限値とを
比較する。コントロールユニット17は、検出したセル
電圧が許容下限値以下であるか否かを判定し、検出した
セル電圧が許容下限値より小さい場合に、燃料電池スタ
ック1内に滞留している水による各セルの発電能力の低
下が発生して水排出が必要と判定し、パージ用開閉弁6
の動作を制御する水排出処理をする。
【0038】ここで、燃料電池スタック1に水素ガスを
供給しているときに、パージ用開閉弁6を閉状態から開
状態、又は開状態から閉状態に動作させることにより、
図2に示すように、水素ガス圧力センサ13にて検出さ
れる水素ガス圧力(燃料電池スタック1内の水素ガス圧
力)が変化する動圧が発生する。この動圧は、パージ用
開閉弁6を開閉動作させることにより、水素ガス供給流
路L1内及び燃料電池スタック1のアノード極で水素ガ
ス流速が変化することにより発生する。
【0039】すなわち、図2(b)に示すように時刻t
1にてパージ用開閉弁6を閉状態から開状態とすると、
水素ガス供給流路L1内での水素ガス流速が一時的に上
昇して、図2(a)に示すように水素ガス圧力が一時的
に低下する。そして、時刻t1〜時刻t2(パージ期
間)の間、パージ用開閉弁6を開状態とすると次第に水
素ガス流速が低下することにより、次第に水素ガス圧力
が元の圧力値に戻る。更に、時刻t2にてパージ用開閉
弁6を開状態から閉状態とすると、水素ガス供給流路L
1内での水素ガス流速が一時的に低下し、水素ガス圧力
が一時的に上昇する。
【0040】コントロールユニット17は、このような
パージ用開閉弁6の動作に応じた水素ガス圧力の動圧を
利用して水排出処理をする。なお、この水排出処理を行
うときのコントロールユニット17の詳細な処理内容に
ついては後述する。
【0041】また、このコントロールユニット17は、
水排出処理を行うときに、パージ用開閉弁6の開閉状態
を制御する前に、水素ガス圧力を燃料電池スタック1の
運転条件やセル電圧低下代等により設定された所定圧力
値まで上昇させるように水素ガス供給調圧弁3を制御す
る。
【0042】[第1実施形態に係る燃料電池システムの
動作]つぎに、上述した第1実施形態に係る燃料電池シ
ステムの動作について図3のフローチャートを参照して
説明する。
【0043】このフローチャートによれば、先ず、コン
トロールユニット17により、燃料電池スタック1を発
電させる発電電力量を示す信号を入力し、目標とする運
転条件にて水素ガス圧力を調整している状態において、
例えば所定期間毎にステップS1以降の水排出処理を行
う。なお、この状態において、パージ用開閉弁6は、閉
状態となっている。
【0044】先ず、ステップS1において、コントロー
ルユニット17により、現在の水素ガス供給圧力を水素
ガス圧力センサ13からのセンサ信号により検出し、水
素ガス圧力を基準水素ガス圧力にしてステップS2に処
理を進める。
【0045】ステップS2において、コントロールユニ
ット17により、ステップS1で基準水素ガス圧力とし
ている状態におけるセル電圧をセル電圧センサ16から
のセンサ信号により検出して、ステップS3に処理を進
める。
【0046】ステップS3において、コントロールユニ
ット17により、ステップS2で検出したセル電圧が許
容下限値よりも小さいか否かを判定する。この許容下限
値は、燃料電池スタック1に水詰まりが発生してセル電
圧が低下したときの電圧値が予め設定されている。ま
た、この許容下限値は、燃料電池スタック1に要求され
る発電電力に応じて可変させても良い。
【0047】コントロールユニット17により、セル電
圧が許容下限値よりも小さいと判定したときには、アノ
ード極にて水詰まりが発生していると判定して処理をス
テップS4に進め、小さくないと判定したときにはアノ
ード極にて水詰まりによるセル電圧低下が発生していな
いと判定してステップS1に処理を戻す。
【0048】ステップS4において、コントロールユニ
ット17により、水素ガス圧力を所定圧力値まで上昇さ
せるように水素ガス供給調圧弁3を制御する。すなわ
ち、コントロールユニット17により、燃料電池スタッ
ク1に供給する水素ガス圧力を、ステップS1での基準
水素ガス圧力と、所定圧力値まで上昇させるために増加
させる圧力分のパージ補正圧力との圧力和とする制御を
する。ここで、所定圧力値は、燃料電池スタック1の運
転条件や、ステップS2で検出したセル電圧に応じたセ
ル電圧低下代等により設定されている。
【0049】ステップS4の動作によって水素ガス圧力
が所定圧力値となったことを水素ガス圧力センサ13か
らのセンサ信号から検出すると、ステップS5に処理を
進め、コントロールユニット17により、パージ用開閉
弁6を閉状態から開状態にするように制御して、ステッ
プS6に処理を進める。
【0050】ステップS6において、コントロールユニ
ット17により、パージ用開閉弁6を開状態とした後の
セル電圧を検出して、セル電圧が許容下限値よりも小さ
いか否かを判定することにより、水詰まりが解消したか
否かを判定する。コントロールユニット17により、セ
ル電圧が許容下限値よりも小さく水詰まりが解消してい
ないと判定したときにはステップS8に処理を進める。
一方、セル電圧が許容下限値よりも大きく水詰まりが解
消したと判定したときはステップS7に処理を進め、パ
ージ用開閉弁6を閉状態にしてステップS1に処理を戻
す。
【0051】ステップS8において、コントロールユニ
ット17により、ステップS5においてパージ用開閉弁
6を開状態にした時刻からの経過時間であるパージ弁開
時間と設定時間とを比較し、パージ弁開時間が設定時間
よりも長いか否かを判定する。この設定時間は、水詰ま
りによる燃料電池スタック1の機能低下を抑制するため
に設定された時間である。
【0052】コントロールユニット17により、パージ
弁開時間が設定時間よりも長いと判定したときには、ス
テップS9に処理を進め、燃料電池スタック1の機能低
下を抑制するために、燃料電池スタック1の発電を停止
させるように水素ガス供給調圧弁3を閉状態にすると共
に、コンプレッサ7の動作を停止させる制御をする。一
方、パージ弁開時間が設定時間よりも長くないと判定し
たときにはステップS6に処理を戻す。
【0053】このような動作を行う燃料電池システムに
よるセル電圧、水素ガス供給流量、水素ガス圧力、パー
ジ用開閉弁6の開閉状態の変化を図4に示す。
【0054】コントロールユニット17は、セル電圧が
低下し、時刻Aにてセル電圧が許容下限値より小さくな
ったことを検出すると(図4(a)、ステップS3)、
所定圧力値とするように水素ガス供給調圧弁3を制御す
る。
【0055】そして、時刻Bにおいて水素ガス圧力を上
昇させて所定圧力値とすると(図4(c)、ステップS
4)、パージ用開閉弁6を開状態にする(図4(d)、
ステップS5)。このとき、ステップS1での基準水素
ガス圧力よりも水素ガス圧力を上昇させているために、
更に時刻Bから時刻Cに亘って水素ガス圧力が低下する
動圧が発生し(図4(c))、これにより、時刻Bから
時刻Cに亘って水素ガス供給流量が増加し(図4
(b))、アノード極内での水素ガス流速が上昇する。
このように動作することにより、アノード極に滞留した
水を吹き飛ばしやすくする。この結果、時刻B以降から
セル電圧を上昇させ、セル電圧が許容下限値よりも大き
くなったことを検出すると、時刻Dにてパージ用開閉弁
6を閉状態にする(図4(d)、ステップS7)。
【0056】なお、図4に示す一例において、時刻B〜
時刻Cの水素ガス圧力低下分は、パージ用開閉弁6を開
状態にした時点にて水素ガスの供給量が不足になるため
に発生する。また、時刻D以降の水素ガス圧力上昇分
は、パージ用開閉弁6を閉状態するのに要する期間に対
する水素ガス供給調圧弁3が所定圧力値から通常の圧力
値に戻すのに要する期間の遅れにより発生する。
【0057】なお、カソード極側の加湿された空気中の
水蒸気の凝縮、及び生成水による水詰まりを解消するた
めには例えば、コンプレッサ7の流量を上昇させること
で空気の動圧を発生させる。
【0058】[第1実施形態に係る燃料電池システムの
効果]以上、詳細に説明したように、第1実施形態に係
る燃料電池システムによれば、加湿器5により加湿した
水素ガス中の水蒸気の凝縮によって燃料電池スタック1
のアノード極において発生する水詰まりを解消する。
【0059】また、この第1実施形態に係る燃料電池シ
ステムでは、パージ用開閉弁6を開状態にした直後の動
圧を大きくするために、水素ガス圧力を所定圧力値まで
上昇させた後にパージ用開閉弁6を開状態にするので、
動圧を増加させて水素ガス流速を上昇させることがで
き、アノード極での排水を効率的に行うことができる。
すなわち、この燃料電池システムによれば、燃料電池ス
タック1に要求される発電電力によって水素ガス圧力の
調整を行って単にパージ用開閉弁6を開状態にする動作
と比較して、パージ用開閉弁6を開状態にした直後の動
圧を大きくすることができる。
【0060】したがって、この燃料電池システムによれ
ば、パージ用開閉弁6を開状態にしている期間を短縮す
ることができるので、パージ用開閉弁6を開状態にする
ことによる水素ガス排出量を少なくすることができ、効
率的にアノード極側の排水を行うことができる。このよ
うに、燃料電池システムによれば、効率的に排水を行う
ことにより、水素ガスの燃費向上を実現できると共に、
排水時間の短縮をするための空気圧力及び水素ガス圧力
の低下、発電出力低下、発電による生成ガス低減を行う
必要なく、発電出力に影響を与えることなく発電出力を
維持したまま排水効率を向上させることができる。
【0061】[第2実施形態に係る燃料電池システムの
構成]つぎに、第2実施形態に係る燃料電池システムに
ついて図5を参照して説明する。なお、上述した第1実
施形態に係る燃料電池システムと同じ部分については同
一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0062】図5に示す第2実施形態に係る燃料電池シ
ステムは、水素ガス循環流路L2に第1パージ用開閉弁
18,第2パージ用開閉弁19を設けた点で、第1実施
形態に係る燃料電池システムとは異なる。
【0063】このような燃料電池システムにおいて、コ
ントロールユニット17は、第1実施形態と同様に、セ
ル電圧センサ16からのセンサ信号により燃料電池スタ
ック1のセル電圧低下を検出し、第1パージ用開閉弁1
8及び/又は第2パージ用開閉弁19を開状態にする水
排出処理を行う。
【0064】[第2実施形態に係る燃料電池システムの
動作]つぎに、上述した第2実施形態に係る燃料電池シ
ステムの動作について図6のフローチャートを参照して
説明する。
【0065】図6によれば、ステップS4の処理の次の
ステップS11において、コントロールユニット17に
より、第1パージ用開閉弁18のみを開状態にする制御
をする。そして、ステップS6において、セル電圧が許
容下限値よりも大きくなったと判定したら、ステップS
12において第1パージ用開閉弁18を閉状態にして処
理を終了する。
【0066】ステップS6においてセル電圧が許容下限
値よりも小さいと判定したときにはステップS8に処理
を進め、コントロールユニット17により、ステップS
11にて第1パージ用開閉弁18を開状態にした時刻か
らの経過時間であるパージ開時間が第1設定時間よりも
大きいか否かを判定して、パージ開時間が第1設定時間
より長くなったと判定したらステップS13に処理を進
める。
【0067】ステップS13において、コントロールユ
ニット17により、第2パージ用開閉弁19を開状態に
するように制御する。これにより、第1パージ用開閉弁
18及び第2パージ用開閉弁19の双方を開状態にし、
第1パージ用開閉弁18及び第2パージ用開閉弁19か
ら水素ガス循環流路L2内のガスを排出する状態とす
る。
【0068】ステップS14において、コントロールユ
ニット17により、第1パージ用開閉弁18及び第2パ
ージ用開閉弁19を開状態にしたことによりセル電圧が
許容下限値よりも小さくなったか否かを判定する。セル
電圧が許容下限値よりも小さくないと判定したときには
ステップS15に処理を進め、コントロールユニット1
7により第2パージ用開閉弁19を閉状態にし、更にス
テップS12にて第1パージ用開閉弁18を閉状態にす
る。
【0069】一方、セル電圧が許容下限値よりも小さい
と判定したときにはステップS16に処理を進め、ステ
ップS13にて第2パージ用開閉弁19を開状態にした
時刻からのパージ開時間が第2設定時間より長くなった
か否かを判定する。パージ開時間が第2設定時間よりも
長くなったときにはステップS9に処理を進め、長くな
いときにはステップS14に処理を戻して第1パージ用
開閉弁18及び第2パージ用開閉弁19の双方を開状態
にしている状態を保持する。
【0070】なお、第1設定時間及び第2設定時間は、
その和が第1実施形態における設定時間となるように設
定しても良く、第1実施形態における設定時間を等分し
た時間としても良い。
【0071】[第2実施形態に係る燃料電池システムの
効果]以上、詳細に説明したように、第2実施形態に係
る燃料電池システムによれば、ステップS11にて第1
パージ用開閉弁18を開状態にしてもセル電圧が許容下
限値よりも大きくならない場合には、ステップS13に
て第2パージ用開閉弁19をも開状態にするので、第1
実施形態と比較して、更に水素ガス循環流路L2内の総
ガス排出流量を増加することができ、更に動圧を増加さ
せることができる。したがって、この燃料電池システム
によれば、セル電圧が許容下限値にまで回復するのにあ
る程度の期間を要する場合に短時間で水排出を行うこと
ができ、効果的に水排出を行うことができる。
【0072】なお、以下に説明する燃料電池システムで
は、2つの第1パージ用開閉弁18,第2パージ用開閉
弁19を設けた場合について説明したが、これに限るも
のではなく、更に多くのパージ用開閉弁を設けても同様
の効果を得ることができるのは勿論である。
【0073】[燃料電池システムの他の動作例]つぎ
に、上述した第1実施形態に係る燃料電池システム、第
2実施形態に係る燃料電池システムにおける他の動作例
として、第1動作例、第2動作例、第3動作例について
説明する。なお、以下に説明する動作例では、第1実施
形態にて使用した符号を付することによりその詳細な説
明を省略するが、第2実施形態に係る燃料電池システム
であっても適用可能である。
【0074】「第1動作例」第1動作例では、パージ用
開閉弁6を開状態にしてもセル電圧が回復しない場合に
おいて、水素ガス圧力を段階的に上昇させる動作を行
う。
【0075】すなわち、図7に示すように、ステップS
5において、パージ用開閉弁6を開状態にしても、セル
電圧が所定下限値よりも小さく(ステップS6)、且つ
パージ用開閉弁6を開状態にした時刻からの経過時間が
設定時間よりも短いときに(ステップS8)、ステップ
S21の処理に移行する。
【0076】ステップS21においては、コントロール
ユニット17により、現在燃料電池スタック1に供給し
ている水素ガス圧力を水素ガス圧力センサ13からのセ
ンサ信号より取得し、現在の水素ガス圧力と予め設定し
た許容上限圧力とを比較する。この許容上限圧力は、例
えば燃料電池スタック1内の空気圧力との関係から、燃
料電池スタック1の機能低下が発生しない程度の圧力値
とするように設定されている。
【0077】現在の水素ガス圧力が許容上限圧力よりも
大きくないと判定したときには、ステップS22に処理
を進め、燃料電池スタック1に供給する水素ガス圧力
を、所定上昇圧力分(α)だけ高くするように水素ガス
供給調圧弁3を制御してステップS6に処理を戻す。こ
れにより、燃料電池スタック1に供給する水素ガス圧力
を、ステップS4における基準水素ガス圧力とパージ補
正圧力と所定上昇圧力(α)との圧力和とする。
【0078】この燃料電池システムでは、パージ用開閉
弁6を開状態にした後に、セル電圧が許容下限値であっ
て、パージ開時間が設定時間よりも短く、更に水素ガス
圧力が許容上限圧力より小さい場合に、ステップS6、
ステップS8、ステップS21、ステップS22の処理
を繰り返して行うことにより、水素ガス圧力を段階的に
上昇させる。一方、ステップS21において、水素ガス
圧力が許容上限圧力よりも大きくなった場合には、コン
トロールユニット17によりステップS9に処理を進め
て燃料電池スタック1の発電を停止させる制御をする。
【0079】このような動作を行う燃料電池システムに
よれば、段階的に水素ガス圧力を上昇させることによ
り、更に動圧を増加させることができ、アノード極での
排水をより効率的に行うことができる。
【0080】「第2動作例」第2動作例では、セル電圧
が許容下限値より小さいと判定してパージ用開閉弁6を
閉状態から開状態にした後に、パージ開時間内において
パージ用開閉弁6を周期的に開閉動作させる。
【0081】すなわち、図8(b)に示すように、時刻
t11から時刻t12までのパージ開時間において、コ
ントロールユニット17により、時刻t11〜時刻t1
3、時刻t14〜時刻t15、時刻t16〜時刻t12
の期間ではパージ用開閉弁6を開状態にし、時刻t13
〜時刻t14、時刻t15〜時刻t16の期間ではパー
ジ用開閉弁6を閉状態にすることにより、周期的にパー
ジ用開閉弁6を開状態、閉状態で切換動作させる。この
ようにパージ用開閉弁6を開閉制御する周期は、運転条
件、セル電圧の回復度合い等により決定されてコントロ
ールユニット17により制御する。
【0082】このような動作をさせることにより、図8
(a)に示すように水素ガス圧力の変動回数を多くする
ことができる。したがって、この燃料電池システムによ
れば、水素ガス圧力の動圧発生回数を多くすることがで
き、アノード極での排水をより効率的に行うことができ
る。
【0083】また、この燃料電池システムによれば、ス
テップS4の処理の後に周期的にパージ用開閉弁6を開
閉制御することにより、動圧を増加させると共に動圧発
生回数を多くする相乗作用を発揮させることができ、パ
ージ開時間におけるパージ用開閉弁6からの総水素ガス
排出量が少なくても効率的に排水をすることができる。
【0084】なお、この第2動作例では、ステップS4
において水素ガス圧力を増加させた後に行う場合につい
て説明したが、水素ガス圧力を増加させずにパージ用開
閉弁6を開閉制御した場合であっても、水素ガス圧力の
動圧発生回数を多くしてアノード極での排水を効率的に
行うことができる。
【0085】「第3動作例」第3動作例では、ステップ
S4において、水素ガス圧力を上昇させると共に、空気
圧力も上昇させる動作をすることによりアノード極とカ
ソード極との差圧を規定値以下とし、更にカソード極の
空気圧力を上昇させる前の空気流量を保持するように空
気流量を上昇させる。
【0086】すなわち、図9に示すように、セル電圧が
低下したことに応じ(図9(a))、ステップS4にお
いて水素ガス圧力及び水素ガス流量を上昇させると共に
(図9(c)、(b))、空気圧力上昇させることによ
り(図9(e))、空気供給流量を増加させる(図9
(f))。その後、パージ用開閉弁6を開状態にして水
素ガス圧力の動圧を発生させる(図9(d))。このと
き、コントロールユニット17により、空気圧力センサ
14からのセンサ信号を参照して空気圧力を上昇させる
ように空気調圧弁8を制御すると共に、空気流量センサ
15からのセンサ信号を参照しながらコンプレッサ7を
制御することにより空気流量を増加させて、目標とする
空気流量とする。
【0087】このような動作をさせることにより、燃料
電池スタック1からの発電出力を変化させずに空気圧力
を上昇させた場合の空気流量を一定とすると、空気圧力
が上昇したことにより空気流量が減少し、カソード極で
の空気流速が減って排水効率が低下することを防止する
ことができる。したがって、この燃料電池システムによ
れば、空気圧力を上昇させた場合であっても、空気流速
を保って排水効率を維持することができる。
【0088】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態に係る燃料電池
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】パージ用開閉弁を閉状態から開状態にし、パー
ジ期間後に閉状態にしたときの水素ガス圧力の変化を説
明するための図であり、(a)は水素ガス圧力の時間変
化を示し、(b)はパージ用開閉弁の開閉状態の時間変
化を示す。
【図3】本発明を適用した第1実施形態に係る燃料電池
システムによる水排出処理の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】水排出処理を行ったときにおけるセル電圧、水
素ガス流量、水素ガス圧力、パージ用開閉弁の開閉状態
の関係を示す図であり、(a)はセル電圧の時間変化を
示し、(b)は水素ガス流量の時間変化を示し、(c)
は水素ガス圧力の変化を示し、(d)パージ用開閉弁の
開閉状態の時間変化を示す。
【図5】本発明を適用した第2実施形態に係る燃料電池
システムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用した第2実施形態に係る燃料電池
システムによる水排出処理の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明を適用した燃料電池システムの第1動作
例における処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明を適用した燃料電池システムの第2動作
例を説明するための図であり、(a)は水素ガス圧力の
時間変化を示し、(b)はパージ用開閉弁の開閉状態の
時間変化を示す。
【図9】本発明を適用した燃料電池システムの第3動作
例を説明するための図であり、(a)はセル電圧の時間
変化を示し、(b)は水素ガス流量の時間変化を示し、
(c)は水素ガス圧力の変化を示し、(d)パージ用開
閉弁の開閉状態の時間変化を示し、(e)は空気圧力の
時間変化を示し、(f)は空気流量の時間変化を示す。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック 2 水素タンク 3 水素ガス供給調圧弁 4 水素循環装置 5 加湿器 6 パージ用開閉弁 7 コンプレッサ 8 空気調圧弁 9 水タンク 10 水ポンプ 11 ラジエータ 12 ラジエータファン 13 水素ガス圧力センサ 14 空気圧力センサ 15 空気流量センサ 16 セル電圧センサ 17 コントロールユニット L1 水素ガス供給流路 L2 水素ガス循環流路 L3 空気供給流路 L4 空気排出流路 L5 水循環流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H026 AA06 HH06 HH09 5H027 AA06 BA13 BA19 DD00 KK05 KK22 KK54 MM08 5H115 PA12 PC06 PG04 PI18 PU01 SE06 TI05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質膜を酸化剤極と燃料極とにより挟
    んで構成されたセル構造体を複数積層し、上記酸化剤極
    側に酸化剤ガスが供給されると共に、上記燃料極側に燃
    料ガスが供給されて発電する燃料電池と、上記燃料電池
    に酸化剤ガス及び燃料ガスを供給するガス供給手段と、
    上記燃料電池の燃料ガス出口と燃料ガス入口とを挿通す
    る燃料循環路と、この燃料循環路に設けられ、上記燃料
    循環路内の気体の一部を外部に放出するパージ弁とを有
    する燃料電池システムを制御する燃料電池システムの制
    御装置において、 上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定し
    た場合に、燃料ガス圧力を上昇させるように上記ガス供
    給手段を制御した後に上記パージ弁を閉状態から開状態
    にする制御をし、上記燃料電池のセル電圧が所定値より
    も大きいと判定した場合に上記パージ弁を開状態から閉
    状態にする制御をすることを特徴とする燃料電池システ
    ムの制御装置。
  2. 【請求項2】 電解質膜を酸化剤極と燃料極とにより挟
    んで構成されたセル構造体を複数積層し、上記酸化剤極
    側に酸化剤ガスが供給されると共に、上記燃料極側に燃
    料ガスが供給されて発電する燃料電池と、上記燃料電池
    に酸化剤ガス及び燃料ガスを供給するガス供給手段と、
    上記燃料電池の燃料ガス出口と燃料ガス入口とを挿通す
    る燃料循環路と、この燃料循環路に設けられ、上記燃料
    循環路内の気体の一部を外部に放出するパージ弁とを有
    する燃料電池システムを制御する燃料電池システムの制
    御装置において、 上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定し
    た場合に、上記パージ弁を周期的に開閉制御し、上記燃
    料電池のセル電圧が所定値よりも大きいと判定した場合
    に上記パージ弁を閉状態にする制御をすることを特徴と
    する燃料電池システムの制御装置。
  3. 【請求項3】 電解質膜を酸化剤極と燃料極とにより挟
    んで構成されたセル構造体を複数積層し、上記酸化剤極
    側に酸化剤ガスが供給されると共に、上記燃料極側に燃
    料ガスが供給されて発電する燃料電池と、上記燃料電池
    に酸化剤ガス及び燃料ガスを供給するガス供給手段と、
    上記燃料電池の燃料ガス出口と燃料ガス入口とを挿通す
    る燃料循環路と、この燃料循環路に設けられ、上記燃料
    循環路内の気体の一部を外部に放出するパージ弁とを有
    する燃料電池システムを制御する燃料電池システムの制
    御装置において、 上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定し
    た場合に、燃料ガス圧力を上昇させるように上記ガス供
    給手段を制御した後に上記パージ弁を周期的に開閉制御
    し、上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも大きいと判
    定した場合に上記パージ弁を閉状態にする制御をするこ
    とを特徴とする燃料電池システムの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記燃料電池システムは、上記燃料循環
    路に複数のパージ弁を有し、 上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さいと判定し
    た場合に少なくとも一のパージ弁を開状態にする制御を
    し、前記一のパージ弁を開状態にしてから所定期間経過
    後において上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも小さ
    いと判定した場合に他のパージ弁を開状態にする制御を
    し、上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも大きいと判
    定した場合に開状態としたパージ弁を閉状態にする制御
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに
    記載の燃料電池システムの制御装置。
  5. 【請求項5】 上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも
    小さいと判定した場合に、燃料ガス圧力を段階的に上昇
    させるように上記ガス供給手段を制御することを特徴と
    する請求項1又は請求項3に記載の燃料電池システムの
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記燃料電池のセル電圧が所定値よりも
    小さいと判定した場合に、燃料ガス圧力を上昇させると
    共に、上記酸化剤極における酸化剤ガス流量を保持する
    ように上記ガス供給手段を制御することを特徴とする請
    求項1、請求項3又は請求項5に記載の燃料電池システ
    ムの制御装置。
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