JP2003173458A - 列車内ネットワークシステム、業務支援サーバー及び列車内業務支援方法 - Google Patents

列車内ネットワークシステム、業務支援サーバー及び列車内業務支援方法

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JP2003173458A
JP2003173458A JP2001371768A JP2001371768A JP2003173458A JP 2003173458 A JP2003173458 A JP 2003173458A JP 2001371768 A JP2001371768 A JP 2001371768A JP 2001371768 A JP2001371768 A JP 2001371768A JP 2003173458 A JP2003173458 A JP 2003173458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車乗務員の列車内で行う列車内検札の負荷
軽減又は自動化を可能とする列車内ネットワークシステ
ムを提供すること。 【解決手段】 列車内のローカルエリアネットワーク6
と、列車の車両2内で乗客のユーザ携帯端末5と接続す
るための無線基地局3と、無線基地局3を介してユーザ
ー携帯端末5から電子切符のデータを収集し、位置検出
装置9から座席への着席情報を収集し、それらに基づい
て検札処理を行う業務支援サーバー7と、検札処理結果
を通知する業務用端末7を備える。業務支援サーバー7
は、電子指定席券や乗車券や必要な電子特急券等の有効
性を調べる。列車乗務員は、その結果を業務用端末7か
ら業務用携帯端末8へ転送し、これを携帯して、列車内
検札をより効率的に行うことができる。あるいは、列車
内検札を自動で処理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車内ネットワー
クシステム、業務支援サーバー及び列車内業務支援方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】現代社会では、交通手段として、鉄道サ
ービスが発達・浸透し、人間の活動のあらゆる部面で必
要不可欠なものになっている。
【0003】通常、鉄道の利用に際しては、旅客と鉄道
事業者との間の権利義務を表象する証票であり、また旅
客の乗車請求権を表象する有価証券である、乗車券(い
わゆる切符)を使用する形態が取られる。
【0004】すなわち、旅客(乗客)は、典型的には、
起点駅の出札又は自動出札等で(普通)乗車券を購入
し、乗車券を提示して改札又は自動改札を通過し、所定
の列車に乗車して運送サービスを受け、乗車券を引き渡
して目的駅の集札又は自動集札を通過する。鉄道事業者
の側からみると、典型的には、出札、改札、サービス提
供、集札の業務の流れになる。
【0005】なお、乗車券には、普通乗車券の他に、定
期乗車券、周遊券など、種々の種類のものがある。
【0006】また、旅客運送サービスでは、速度、設
備、便宜等に関する種々の特別なサービスが用意されて
いる。それらサービスを受けるにあたっては、乗車券の
他に、特急券、グリーン券、寝台券、指定席券などの乗
車券類が必要とされる(周遊券などでは、急行料金等が
セットになっているものもある)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】乗車券等にかかわる業
務については、上記の出札、改札、集札の他に、列車乗
務員が列車内で乗車券等を検査する検札(列車内検札)
がある。駅間距離が短い路線あるいは混雑時など、必ず
しも検札が実施されない(あるいは実施できない)こと
もあるが、例えば乗車券が高額に及び得る列車、乗車券
以外の乗車券類を必要とする列車又は一部の特定の車両
(例えば、特別急行列車、グリーン車両、指定席車両
等)では、検札の実施は必要不可欠と考えてよい。
【0008】ところで、出札、改札、集札は、相当程度
の自動化がなされているが、列車内検札は、乗務員が実
際に各車両を渡り歩き、乗客に対して個別に乗車券等の
提示を求めて行われる。しかも、列車乗務員は、事前に
検札の役に立つ情報を持っていないため、現場に赴いて
場当たり的に検札を実施せざるを得なかった。
【0009】したがって、列車内検札は、乗務員に多大
な労力の負担を強いることになるという問題があった。
また、乗務員の列車内検札をサポートする仕組みも存在
しないのが現状である。
【0010】一方、乗客にとっては、列車内検札は多か
れ少なかれ面倒なものであり、サービス上の観点から問
題がある。特に、検札対象の旅客が睡眠中であると、検
札をするためにはその乗客を起こす必要があり、サービ
ス上、問題が残る場面である。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、列車乗務員の乗車券等に関する列車内業務の負荷
を軽減可能な列車内ネットワークシステム、業務支援サ
ーバー及び列車内業務支援方法を提供することを目的と
する。
【0012】また、本発明は、列車乗客に対して乗車券
等に関する効果的なサービスを提供可能な列車内ネット
ワークシステム、業務支援サーバー及び列車内業務支援
方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の車両を
連結してなる列車内に設けられる列車内ネットワークシ
ステムであって、前記列車を構成する全部又は一部の車
両の各々に少なくとも1台ずつ設けられ、該列車の乗客
の携帯するユーザー携帯端末と接続するための無線基地
局と、前記無線基地局を介して前記ユーザー携帯端末か
ら所定の情報を収集し、収集した情報を処理するための
業務支援サーバーと、前記無線基地局及び前記業務支援
サーバーを接続するためのネットワークとを備えたこと
を特徴とする。
【0014】好ましくは、前記無線基地局は、前記車両
において、少なくとも乗降扉近傍に設置されるようにし
てもよい。
【0015】好ましくは、前記無線基地局は、前記車両
において、乗客室及びデッキに少なくとも1台ずつ設置
されるようにしてもよい。
【0016】好ましくは、前記ユーザー携帯端末は、前
記無線基地局と接続するための手段と、前記無線基地局
を介して前記業務支援サーバーと通信するための手段
と、前記業務支援サーバーへ提示すべき前記所定の情報
を記憶するための記憶手段とを備えるようにしてもよ
い。
【0017】好ましくは、前記所定の情報は、少なくと
も所定の電子切符のデータを含むようにしてもよい。
【0018】好ましくは、前記列車の前記無線基地局が
設けられた各々の前記車両の乗客室に設けられ、当該車
両の乗客室の座席の着席に関する状況を検出するための
着席検出装置を更に備えるようにしてもよい。
【0019】好ましくは、前記列車のうちの全部又は一
部の前記座席の各々について、該座席の前の座席の背面
部又は該座席の前の壁面部に、当該座席に着席した乗客
が専用に利用可能に設けられた、前記ネットワークに接
続可能な座席端末システムを更に備えるようにしてもよ
い。
【0020】好ましくは、前記列車の運行中に、前記列
車内ネットワークシステム外部に存在する、座席の予約
に関する情報を一元的に管理する予約サーバー及び座席
の予約に関する処理を行う複数の予約端末からなる予約
システムへ、前記業務支援サーバーを接続可能とするよ
うにしてもよい。
【0021】好ましくは、前記業務支援サーバーは、前
記列車の前記列車に乗車した前記ユーザー携帯端末から
通知された電子切符のデータ及び所定の方法で収集した
該列車の車両の座席についての着席に関する情報を示す
情報に基づいて、列車内検札に関する情報を生成するよ
うにしてもよい。
【0022】好ましくは、前記業務支援サーバーに収集
された前記情報及び又は前記業務支援サーバーにより処
理された前記情報を利用するための、前記列車内に設置
された業務用端末及び又は前記列車の乗務員により携帯
される業務用携帯端末を更に備えるようにしてもよい。
【0023】本発明は、複数の車両を連結してなる列車
内に設けられたネットワークに接続して使用され、該列
車の乗客の携帯するユーザー携帯端末に記憶された電子
切符に対する電子検札に関する処理を行う業務支援サー
バーであって、電子検札対象となる前記電子切符のデー
タを前記ネットワークを介して収集するための第1の収
集手段と、電子検札対象となる前記車両の座席について
の着席に関する状況を示す着席情報を前記ネットワーク
を介して収集するための第2の収集手段と、前記電子切
符のデータ及び前記着席情報に基づいて前記電子検札に
関する処理を行うための処理手段とを備えたことを特徴
とする。
【0024】好ましくは、前記第1の収集手段は、車両
毎に、前記電子切符のデータを収集し、前記第2の収集
手段は、車両毎に、新規に着席された座席を一意に特定
する座席識別情報を収集し、前記処理手段は、車両毎
に、前記前記第2の収集手段により収集された前記座席
識別情報に対応する有効な指定席券情報を含む電子切符
のデータが、前記前記第1の収集手段により収集されて
いるか否かを調べるようにしてもよい。
【0025】好ましくは、前記第1の収集手段は、車両
毎に、前記電子切符のデータを収集し、前記第2の収集
手段は、車両毎に、新規に着席された座席を含む所定範
囲を一意に特定する範囲識別情報及びその所定範囲での
新規着席座席数を収集し、前記処理手段は、車両毎に、
前記前記第2の収集手段により収集された前記範囲識別
情報に対応する指定席券情報を含む電子切符のデータ
が、前記前記第1の収集手段により前記新規着席座席数
だけ収集されているか否かを調べるようにしてもよい。
【0026】好ましくは、前記第2の収集手段は、新規
に着席された座席を一意に特定する座席識別情報及びそ
の座席が存在する車両を一意に特定する車両識別情報を
収集し、前記第1の収集手段は、前記座席識別情報及び
前記車両識別情報と対応付けられた前記電子切符のデー
タを収集し、前記処理手段は、前記第1の収集手段によ
り収集された前記電子切符のデータに指定席券情報が含
まれるか否かを調べ、含まれている場合には、更に、該
指定席券情報が、前記前記第2の収集手段により収集さ
れた対応する座席識別情報及び車両識別情報に対応する
有効なものであるか否かを調べるようにしてもよい。
【0027】好ましくは、前記処理手段は、更に、前記
電子切符のデータに、有効な乗車券情報及び必要な他の
有効な券類情報が含まれるか否かを調べるようにしても
よい。
【0028】本発明は、複数の車両を連結してなる列車
内に設けられる列車内ネットワークシステムにおける列
車内業務支援方法であって、前記列車を構成する全部又
は一部の車両の各々に少なくとも1台ずつ設けられた無
線基地局を介して、該列車の乗客の携帯するユーザー携
帯端末から業務サーバーへ所定の情報を収集し、前記業
務サーバーは、前記収集した情報をもとに、列車内業務
に関する所定の処理を行うことを特徴とする。
【0029】本発明は、複数の車両を連結してなる列車
内に設けられたネットワークに接続して使用され、該列
車の乗客の携帯するユーザー携帯端末に記憶された電子
切符に対する電子検札に関する処理を行う業務支援サー
バーの列車内業務支援方法であって、電子検札対象とな
る前記電子切符のデータを前記ネットワークを介して収
集するステップと、電子検札対象となる前記車両の座席
についての着席に関する状況を示す着席情報を前記ネッ
トワークを介して収集するステップと、前記電子切符の
データ及び前記着席情報に基づいて前記電子検札に関す
る処理を行うステップとを有することを特徴とする。
【0030】本発明は、複数の車両を連結してなる列車
内に設けられたネットワークに接続して使用され、該列
車の乗客の携帯するユーザー携帯端末に記憶された電子
切符に対する電子検札に関する処理を行う業務支援サー
バーとしてコンピュータを機能させるためのプログラム
であって、電子検札対象となる前記電子切符のデータを
前記ネットワークを介して収集するための第1の収集機
能と、電子検札対象となる前記車両の座席についての着
席に関する状況を示す着席情報を前記ネットワークを介
して収集するための第2の収集機能と、前記電子切符の
データ及び前記着席情報に基づいて前記電子検札に関す
る処理を行うための処理機能とをコンピュータに実現さ
せるためのプログラムである。
【0031】なお、システムあるいは装置に係る本発明
は方法に係る発明としても成立する。また、方法に係る
本発明はシステムあるいは装置に係る発明としても成立
する。また、システムの構成装置に係る本発明はシステ
ムの構成装置における方法に係る発明としても成立す
る。また、システムあるいは装置または方法に係る本発
明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行さ
せるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当す
る手段として機能させるための、あるいはコンピュータ
に当該発明に相当する機能を実現させるための)プログ
ラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュ
ータ読取り可能な記録媒体としても成立する。
【0032】本発明によれば、乗車券等に関する乗務員
の列車内業務の負荷を軽減することができる。例えば、
乗務員の列車内検札をサポートし、あるいは自動化する
ことができる。
【0033】また、本発明によれば、列車乗客に対して
乗車券等に関する効果的なサービスを提供することがで
きる。例えば、列車内検札の全部又は一部の自動化によ
って列車乗客へ与える煩わしさを軽減又は回避すること
ができる。また、例えば、列車内での指定席券の販売が
可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0035】まず、本実施形態の基本的な構成について
説明する。
【0036】図1に、本発明の一実施形態に係る鉄道列
車及び該鉄道列車内に設けられる鉄道列車内ネットワー
クシステムの構成例を示す。
【0037】これは、複数の鉄道車両を連結してなる鉄
道列車内に無線基地局を備えたネットワークシステムを
設け、当該列車の乗客の所持する携帯端末との間で情報
(例えば、乗車券等を電子化した電子切符のデータ)を
やり取りすることによって、当該列車の乗務員(車掌)
の業務(例えば、列車内検札、乗車券等の列車内販売あ
るいは精算等)のサポートあるいは自動化を行うもので
ある。
【0038】また、乗客に対して、その携帯端末を利用
しての各種サービス、例えば、情報提供サービス、イン
ターネット接続サービス、列車内配達サービス等を提供
することも可能である。
【0039】図1において、1は本システムを搭載した
列車、2は本列車を構成する各車両であり(図1では、
一部の車両のみ示している)、20は隣接車両の連結部
である。また、図1は、車両(座席車)の構造の一例を
示しており、21は乗客が駅で乗降するための乗降扉、
22は乗客用の座席が設けられた乗客室(図1では、座
席や中央通路は省略している)、23は乗客室に隣接し
て設けられたデッキ(通路)であり、24は車掌室であ
り、25はコンピュータ室である。なお、座席車の構造
には、様々なものがあり(例えば、デッキのないも
の)、また、座席車以外にも、寝台車、食堂車、売店と
乗客室を持つ車両、業務用室と乗客室を持つ車両等もあ
る。
【0040】一方、図1の鉄道列車内ネットワークシス
テムにおいて、3は無線基地局、4は乗務員の業務のサ
ポートあるいは自動化を行うための業務支援サーバー、
5は乗客が使用するユーザー携帯端末、6は当該列車内
に設置されるローカルエリアネットワーク、7は乗務員
が使用する車掌室端末である。
【0041】なお、8は乗務員が使用する業務用携帯端
末(例えば、PDAに相当するもの)であるが、業務用
携帯端末8については、これを使用するシステム構成と
使用しないシステム構成とが可能である。
【0042】また、9は例えば乗客が利用中のあるいは
利用を開始した座席の位置などを検出するための位置検
出装置であるが、位置検出装置9は、後に例示するよう
に専用の装置を利用するシステム構成や、上記の無線基
地局3を兼用するシステム構成が可能である。後者の場
合、無線基地局3の全部又は一部のみを利用するシステ
ム構成や、それに加えて専用に設けた他の無線基地局を
も利用するシステム構成が可能である)。
【0043】なお、ユーザー携帯端末5への情報提供サ
ービス等を行う場合には、ローカルエリアネットワーク
に情報提供サーバーを接続してもよい(この場合、業務
支援サーバーが情報提供サーバーを兼ねても良い)。
【0044】ここで、本鉄道列車内ネットワークシステ
ムは、座席予約システムとリンクさせることも可能であ
る。
【0045】図2に、前者の場合の概略構成例を示す。
この場合、座席予約システムは、例えば、座席の予約に
関する情報を一元的に管理する手段を有する予約サーバ
ー101と、広域ネットワーク102を介して該予約サ
ーバー101と接続される複数の(例えば各地に散在し
ている予約受付窓口の)予約端末103とからなる。予
約受付窓口の予約端末103の操作によって、予約や解
約などの処理を即時に行うことができる(もちろん、座
席予約・解約の他に、乗車券等の発行など、座席以外の
処理も行うことができる)。
【0046】本鉄道列車内ネットワークシステムを座席
予約システムにリンクさせる形態としても種々のものが
可能である。例えば、業務支援サーバー4は、随時、
(例えば列車搭載広域無線等を介して)予約サーバー1
01にアクセスし、自列車の座席の予約に関する情報を
取得することができるようにしてもよい。あるいは、始
発駅出発時前後の所定のタイミングで、予約サーバー1
01から自列車の座席の予約に関する情報を取得し、以
降は、予約に関する情報に変化が発生した場合に(例え
ば、自列車の運行中に自列車の座席に対する予約が新た
に発生した場合など)、変化した部分に関する情報のみ
を取得して、更新を行うようにしてもよい。また、更に
は、業務支援サーバー4に上記の予約端末の機能を持た
せて、当該列車の運行中に、当該列車の空き座席の座席
券の販売を、当該列車内で行うことも可能になる。
【0047】なお、本鉄道列車内ネットワークシステム
を座席予約システムとはリンクさせない形態も可能であ
る(この場合には、当該列車内ネットワークシステムで
は、自列車の座席の予約に関する情報は使用しないもの
になる)。
【0048】ここで、電子切符について説明する。
【0049】本実施形態では、乗客は、乗車券又は乗車
券以外の乗車券類を電子化したいわゆる電子切符を利用
できるものとする。電子切符は、例えば駅等に設置され
る電子切符自動出札装置から乗客のユーザー携帯端末5
に転送され、ユーザー携帯端末5内に保持される。乗客
は、ユーザー携帯端末5を所持することによって、電子
切符を所持することができる。改札や集札の通過の際に
は、電子切符の提示は、ユーザー携帯端末5と電子切符
自動集改札装置との間で自動的に行うことができる。ま
た、ユーザー携帯端末5の表示画面に、電子切符の内容
を表示して提示することもできる。なお、電子切符につ
いては、公知の技術を使用して構わない。また、電子切
符には認証情報を付加し、該認証情報に基づいて当該電
子切符の電子認証を行ってその正当性を確認する手続き
を行うのが望ましいが、これについても、公知の技術を
使用して構わない(なお、認証に関する手続きを行う場
合には、例えば、業務支援サーバー4は、ユーザー携帯
端末5から電子切符を受信した際に、認証に関する手続
きを行う)。
【0050】図3に、本実施形態の各種電子切符類(あ
るいは各種電子券類)のフォーマット例を示す。(a)
は、電子乗車券であり、乗車券情報と認証情報を含む。
(b)は、電子特別急行券であり、電子特別急行券情報
と認証情報を含む。(c)は、電子普通急行券であり、
電子普通急行券情報と認証情報を含む。(d)は、電子
特別車両券(電子グリーン券)であり、電子特別車両券
と認証情報を含む。(e)は、電子指定席券であり、電
子指定席券と認証情報を含む。
【0051】なお、1つの運送サービスを受けるにあた
って複数の乗車券等が必要になることがある。例えば、
特急列車の指定席を利用する場合には、乗車券と特別急
行券と指定席が必要になる。このように複数の電子乗車
券等を同時に使用する場合には、図3(a),(b),
(e)の電子切符をそれぞれ使用するようにしてもよい
が、図4のように、乗車券情報と電子特別急行券情報と
電子指定席券と認証情報を含む一体化された電子切符と
して構成し、これを使用するようにしてもよい(もちろ
ん、他の組合せも任意に可能である)。
【0052】図5に、乗車券情報、電子特別急行券情
報、電子普通急行券情報、電子特別車両券のフォーマッ
ト例を示す。この例では、当該電子切符の種別(例え
ば、乗車券情報であるか、電子特別急行券情報である
か、電子普通急行券情報であるか、電子特別車両券であ
るか)を示す券類識別情報(券類ID)、当該電子切符
が有効となる発駅を一意に識別する発駅識別情報(発駅
ID)、当該電子切符が有効となる着駅を一意に識別す
る着駅識別情報(着駅ID)、発駅から着駅への経由方
法を指定する経由情報(例えば、○○駅経由指定、○○
線経由指定、乗り換えなし、経由方法任意など)、当該
電子切符の有効期間を示す有効期間情報(例えば、Y1
年M1月D1日〜Y2年M2月D2日、Y3年M3月D
3日の当日限り、など)を含む。
【0053】図6に、指定席券情報のフォーマット例を
示す。この例では、当該電子切符の種別(すなわち、電
子指定席券)を示す券類識別情報(券類ID)、予約し
た列車の運行の日付けを示す日付情報(例えば、YY年
MM月DD日)、予約した列車を一意に識別する列車識
別情報(列車ID)(例えば、「のぞみ3号」などに対
応するID)、予約した列車の車両を一意に識別する車
両識別情報(車両ID)(例えば、3号車ならば、車両
ID=3でもよい)、予約した列車の該当車両での座席
を一意に識別する座席識別情報(座席ID)(例えば、
12Dの座席ならば、座席ID=12Dでもよいし、1
A、1B、1C、…、2A、…のシーケンスでみたとき
のシーケンス番号でもよい)、座席を予約した区間の起
点となる駅(乗車駅と呼ぶ)を一意に示す乗車駅識別情
報(乗車駅ID)、座席を予約した区間の終点となる駅
(降車駅と呼ぶ)を一意に示す降車駅識別情報(降車駅
ID)を含む。なお、図5に示すように、乗車駅を発車
する時刻を示す乗車駅発車時刻情報及び降車駅に到着す
る時刻を示す降車到着時刻情報を含めるようにしてもよ
い。
【0054】なお、電子切符の内容を表示する場合に
は、電子切符内の各IDの値に対応する実際の名称(例
えば、電子切符の種類名や駅名など)などの内容を示す
データが必要になるが、例えば、図5や図6において、
各IDの値に対応する実際の名称(例えば、電子切符の
種類名や駅名など)などの内容を示すデータをも各券情
報に含めるようにしてもよい。また、ユーザー携帯端末
5などの装置に、各種IDの値とその内容を示すデータ
とを対応付けたテーブル等を保持しておき、該テーブル
等を参照して、電子切符中の各IDの値に対応する内容
を示すデータを求めるようにしてもよい。
【0055】なお、電子切符を発行する際に、各電子切
符に固有の発行IDを割り当て、例えば図3や図4のフ
ォーマットに、更に、当該電子切符の発行IDをも含め
るようにしてもよい。
【0056】本実施形態では、電子切符は、ユーザー携
帯端末5から業務支援サーバー4へは、無線基地局3/
ローカルエリアネットワーク6を介して転送される。ま
た、業務用携帯端末8を使用する場合には、ユーザー携
帯端末5から業務用携帯端末8へ直接転送可能とするこ
とも、無線基地局3/ローカルエリアネットワーク6を
介して転送可能とすることもできる。
【0057】さて、図1において、(少なくともユーザ
ー携帯端末5から業務支援サーバー4へ電子切符のデー
タを転送するために必要な)無線基地局3は、各車両内
の適当な1又は複数の箇所に設置される。無線基地局3
が使用する無線方式は、特に限定されない。例えば、I
EEE802.11の周波数ホッピング方式(FH)も
しくは直接拡散方式(DS)であってもよいし、Blu
etoothであってもよい。
【0058】無線基地局3の設置方法には、種々の方法
が可能である(図1では、1つの車両において、デッキ
に各1台、乗客室に2台を設置した例を示しているが、
これは一例である)。例えば、各車両の乗客室には、1
台ずつ設けることも、複数台ずつ設けることも可能であ
るが、好ましくは、乗客室のどこにいてもユーザー携帯
端末5と通信できるような台数・配置にするのが望まし
い。デッキを有する車両の場合における各デッキについ
ても同様である。また、デッキを有する車両の場合に、
乗客室とデッキの両方に無線基地局3を設置するのが望
ましいが、乗客室のみに無線基地局3を設置する方法
や、デッキのみに無線基地局3を設置する方法も可能で
ある。また、例えば、寝台車では個室毎に無線基地局3
を設置するなど、設備に応じた配置も可能である。
【0059】なお、上記した位置検出装置9が無線基地
局3を利用するシステム構成の場合には、無線リンクの
カバー範囲だけでなく、位置検出のことも考慮した無線
基地局3の台数・配置の決定を行うのが好ましい。
【0060】無線基地局3の設置方法は、1つの列車に
おいて、同一構造の車両については同一にしてもよい
し、車両毎に決めても良い。
【0061】ローカルエリアネットワーク6で使用され
るプロトコルは、特に限定されない。例えば、TCP/
IPに従うネットワークでもよい。また、ローカルエリ
アネットワーク6は、その一部に無線リンク部分を含ん
でいてもよい。
【0062】図1において、無線基地局3、業務支援サ
ーバー4、車掌室端末7、位置検出装置9は、このロー
カルエリアネットワーク6を介して接続される。
【0063】また、ユーザー携帯端末5は、無線基地局
3に接続することによって、ローカルエリアネットワー
ク6を介した通信ができる。
【0064】また、業務用携帯端末8を使用するシステ
ム構成の場合に、業務用携帯端末8は、無線基地局3/
ローカルエリアネットワーク6を介してのみ車掌室端末
7及び又は業務支援サーバー4と通信可能にしてもよい
し、(無線基地局3とは別の)無線リンク又は赤外線リ
ンク又はケーブル接続等で、直接、車掌室端末7及び又
は業務支援サーバー4と接続することによってのみ通信
可能にしてもよいし、それらの全てを可能としてもよ
い。
【0065】また、業務用携帯端末8を使用するシステ
ム構成の場合に、業務用携帯端末8とユーザー携帯端末
5とは、無線基地局3(及びローカルエリアネットワー
ク6)を介して接続可能にしてもよいし、(無線基地局
3と同じ又は別の)無線リンク又は赤外線リンク又はケ
ーブル接続等で直接接続可能にしてもよいし、それらの
全てを可能としてもよい。
【0066】車掌室端末7は、当該列車内に1台のみ存
在してもよいし、複数台存在してもよい。また、図1で
は、サーバー4と車掌室端末7とを別々の装置とした例
で示しているが、それらを一体化した装置として構成し
てもよい(例えば、1つの計算機で、サーバー4の機能
と車掌室端末7の機能を実現してもよい)。また、業務
用携帯端末8を使用する場合に、車掌室端末7と業務用
携帯端末8を併用するシステム構成も可能であるし、車
掌室端末7を省き業務用携帯端末8のみを(車掌室端末
7の機能及び業務用携帯端末8の機能の全部又は一部の
機能として)使用するシステム構成も可能である。
【0067】次に、各端末やサーバーの概略構成につい
て説明する。
【0068】図7に、業務支援サーバー4の概略構成の
例を示す。図7の例では、他の装置との間でデータ等の
送受信を行うための送受信部41、乗務員の業務のサポ
ートあるいは自動化のための処理等を行う処理部42、
外部から取得した情報や自端末での処理により発生した
情報(例えば、電子切符に関する情報や座席に関する情
報)等を記憶するための記憶部43、乗務員等からの指
示を入力したり、乗務員等へ情報を提示したりするため
の入出力部44を含む。
【0069】図8に、ユーザー携帯端末5の概略構成の
例を示す。図8の例では、無線リンクを介してデータ等
の送受信を行うための送受信部51、電子切符に関する
処理等を行う処理部52、電子切符情報や、自端末での
処理により発生した情報等を記憶するための記憶部5
3、ユーザー(乗客)等からの指示を入力したり、ユー
ザー(乗客)等へ情報を提示したりするための入出力部
54、アンテナ54を含む。なお、ユーザー携帯端末5
は、例えば、本システムに専用のものであってもよい
し、携帯電話端末やPHS端末を兼ねるものであっても
よい。
【0070】図9に、業務用端末7の概略構成の例を示
す。図9の例では、データ等の送受信を行うための送受
信部71、乗務員の業務のサポートあるいは自動化のた
めの処理を行う処理部72、業務支援サーバー4から提
供される情報や、自端末での処理により発生した情報等
を記憶するための記憶部73、乗務員等からの指示を入
力したり、乗務員等へ情報を提示したりするための入出
力部74を含む。
【0071】図10に、業務用携帯端末8の概略構成の
例を示す。図10の例では、無線リンクを介してデータ
等の送受信を行うための送受信部81、乗務員の業務の
サポートあるいは自動化のための処理を行う処理部8
2、業務支援サーバー4及び又は業務用端末7から提供
される情報や、自端末での処理により発生した情報等を
記憶するための記憶部83、乗務員等から入力をした
り、乗務員等へ情報を提示したりするための入出力部8
4を含む。業務用端末端末8が無線リンクを利用する場
合には、アンテナを含む。なお、業務用端末端末8は、
例えば、本システムに専用のPDA等であってもよい
し、携帯電話端末やPHS端末を兼ねるものであっても
よい。
【0072】位置検出装置9としては、種々の構成方法
が可能である。
【0073】位置検出装置9として、専用の装置を利用
する場合、例えば、図11に示されるように、各々の座
席221に対して一つずつ人感センサー91を設ける方
法がある(なお、図11では説明のため座席を拡大して
4つのみ示している)。人感センサーとしては、例えば
乗客が座席に座ってる状態と座っていない状態との相違
を検出可能なものなど、具体的には、赤外線センサー、
温度センサー、接触センサー、圧力センサー、振動セン
サーなど、種々のものが使用可能である。
【0074】本実施形態では、各座席の人感センサー9
1を利用した位置検出装置9が、人感センサー91の観
測結果からある駅で乗車した乗客が着席したことを検出
し(例えば、一定時間以上空席であった座席についてあ
る駅を出発した後に乗客の着席が観測された、一定時間
以上乗客の着席が検出された座席あるいは検札が完了し
た座席についてある駅の到着より一定時間前からその駅
の発車より一定時間後までの間のある一定の時間その座
席が空席状態になった後に着席が検出された、あるい
は、ある駅を境にしてある座席に着席している乗客が変
わったことが(例えば体格や体重や座高などの変化によ
って)検出された、など)、その旨を通知する場合を例
にとって説明している。
【0075】なお、例えば、各座席の人感センサー91
が観測した当該座席に乗客が座っているかいないかを示
す情報(及びその車両ID/座席ID)を、所定のタイ
ミングで繰り返し(例えば、常時あるいは定期的に)、
無線基地局3及びローカルエリアネットワーク6を介し
て、業務支援サーバー4に通知し、業務支援サーバー4
において、通知された情報に基づいて、各座席毎の着席
状況を把握する用に構成こともできる(また、ある駅で
乗車した乗客が着席した座席を特定することもできるよ
うになる)。
【0076】また、例えば、図12に示されるように、
位置検出装置9として、車両2内の1又は複数箇所に設
置されたカメラを含む画像処理装置92を用い、カメラ
によって得られた乗客室内の画像を処理することによっ
て、乗客の座席への着席状況を把握することができる。
この場合、使用するカメラの台数や処理の内容等に応じ
て、得られる情報の詳細度(例えば、ある駅で乗車し着
席した乗客の座席がどの座席か特定できる程度、ある駅
で乗車し着席した乗客の座席がどの座席範囲(例えば、
横に並ぶ2つ又は3つの座席列)に属するか特定できる
程度、ある駅で乗車し着席した乗客の座席が乗客室をい
くつかの区画に区分したうちのどの区画に属するか特定
できる程度など)が変わってくる。
【0077】また、例えば、図13に示されるように、
各車両の各座席221に、その座席の車両ID及び座席
ID(例えば、「3」号車の「12D」)からは容易に
類推できない英数字列等の文字列あるいは番号(例え
ば、274395)を記述したパネル2211を備え付
け、ある駅で乗車し着席した乗客が、その番号を、自身
のユーザー携帯端末5に入力し、無線基地局3及びロー
カルエリアネットワーク6を介して、業務支援サーバー
4に通知することによって、ある乗客が、通知された番
号(例えば、274395)に対応する「車両ID」か
つ「座席ID」の座席(例えば、X号車の12D)に着
席したことを認識する方法もある。なお、上記の番号を
業務支援サーバー4に通知する方法には、種々の方法が
考えられる。例えば、乗客が上記の番号を当該座席に備
えられた入力装置に入力し、入力された番号を、ローカ
ルエリアネットワーク6を介して、業務支援サーバー4
に通知する方法もある。
【0078】また、上記のように容易に類推できない番
号を記述したパネルを座席に備え付ける代わりに、電子
指定席券情報に、該容易に類推できない番号を含めてお
き、乗客は、そのユーザー携帯端末4に該容易に類推で
きない番号を表示させ、これを読み取って入力する方法
も可能である。
【0079】なお、上記の容易に類推できない番号が正
しいか否かを座席側の装置で判断し、正しいと判断され
た場合にのみ、容易に類推できない番号又は対応する列
車ID/座席IDを、業務支援サーバー4へ通知するよ
うにする方法も可能である。
【0080】また、図14に示されるように、ある列車
の全部の車両又は一部の車両(例えば、指定席車やグリ
ーン車のみ)の個々の座席221に対して、当該座席の
前の座席の背面部又は座席の前の壁などに、例えば表示
画面やヘッドセット用コネクタや入力装置などを持つ座
席端末システム222を設置するようにしてもよい(該
座席端末システム222により、個々の乗客に対して、
映画や音楽等の鑑賞や、情報提供サービス等が可能にな
る)。
【0081】この場合、ある駅で乗車し着席した乗客
は、座席端末システム222の入力装置を操作して、乗
車し着席した旨を入力し、その旨(及びその車両ID/
座席ID)を座席端末システム222からローカルエリ
アネットワーク6を介して業務支援サーバー4へ通知す
るようにしてもよい。また、自身のユーザー携帯端末5
を、この座席端末システムと、無線リンク又は赤外線リ
ンク又はケーブル接続等で接続し、該ユーザー携帯端末
5から、この座席端末システム/ローカルエリアネット
ワーク6を介して、業務支援サーバー4へ、座席した旨
を通知するようにすることも可能である。なお、この着
席した旨の入力、通知を行わなければ、座席端末システ
ム222を利用したサービスを受けることができないよ
うにしてもよい。
【0082】なお、この場合に、例えば、乗車が座席を
一時的に離れるときや、座席に戻ったときに、その旨を
も座席端末システム222へ入力し、座席端末システム
222から業務支援サーバー4へ、その旨(及びその車
両ID/座席ID)を通知するようにしてもよい。
【0083】ところで、電子切符のデータと座席の情報
とを同時に業務支援サーバー4へ通知する構成も可能で
ある。
【0084】例えば、図14の例で、ある駅で乗車し着
席した乗客は、自身のユーザー携帯端末5を、この座席
端末システムと、無線リンク又は赤外線リンク又はケー
ブル接続等で接続し、該ユーザー携帯端末5から座席端
末システム222へ、電子切符のデータ及び乗車し着席
した旨を入力し(後者は乗客が入力装置を操作して入力
する方法でもよい)、座席端末システム222からロー
カルエリアネットワーク6を介して業務支援サーバー4
へ、電子切符のデータと、座席した旨(及びその車両I
D/座席ID)を通知するようにしてもよい。
【0085】他方、位置検出装置9として、無線基地局
3を利用する場合にも、種々の方法が考えられる。
【0086】例えば、業務支援サーバー4において、各
無線基地局3に固有の基地局識別情報(基地局ID)と
その無線基地局が設置された車両の車両ID(または車
両ID及び当該車両内の位置情報)とを対応付けたテー
ブル等を保持しておき、ユーザー携帯端末5から、無線
基地局3/ローカルエリアネットワーク6を介して、業
務支援サーバー4へ、電子切符のデータを送信するとと
もに、接続した無線基地局3の基地局IDを業務支援サ
ーバー4へ通知するようにしてもよい。この場合、業務
支援サーバー4は、ユーザー携帯端末5と接続した無線
基地局3の基地局IDをもとに、上記テーブル等を参照
することによって、該ユーザー携帯端末5がどの車両
(またはどの車両のどの位置)に存在しているかを特定
することができる。
【0087】また、上記の場合において、例えば、各無
線基地局3の基地局IDとその無線基地局が設置された
車両における座標値とを対応付けたテーブル等と、車両
における座席とその座標値とを対応付けたテーブル等と
を保持しておき、ユーザー携帯端末5からの電波を複数
の無線基地局3で検出し、該複数の無線基地局3の基地
局IDと、各無線基地局3での検出強度と、上記テーブ
ルとに基づいて、該ユーザー携帯端末5の座席(または
座席があると推定される範囲)を特定する方法も可能で
ある。
【0088】なお、位置検出装置9の構成は、1つの列
車において、全車両については同一にしてもよいし、車
両毎に決めても良い。また、電子切符および座席に関す
る情報の通知あるいは検出の方法についてに、1つの列
車において、全車両については同一にしてもよいし、車
両毎に決めても良い。
【0089】さて、以下では、本実施形態の具体例につ
いて、特に業務支援サーバー4によってどのような業務
支援がなされるのかなどを中心に、より詳しく説明す
る。
【0090】ところで、本実施形態の具体例は、各部分
のバリエーションの組合せなどによって、種々のものが
可能である。各部分のバリエーションとしてこれまで説
明したもののうちのいくつかを例示すると、例えば、以
下のようなものがある。 (1)本鉄道列車内ネットワークシステムと座席予約シ
ステムとのリンクの有無(リンク有りの場合における、
列車内での指定席券の販売の有無) (2)電子切符を(ユーザー携帯端末5から業務支援サ
ーバー4へ)提示した乗客の位置を特定する分解能(座
席まで特定、車両内の所定の単位(例えば座席範囲又は
区画など)まで特定、車両のみで特定) (3)列車乗務員が業務用携帯端末8を使用するか否か
(使用する場合に、ユーザー携帯端末5と業務用携帯端
末8とが通信可能か否か) (4)位置検出装置9として、専用の装置を利用する
か、無線基地局3を兼用するか 以下では、上記のバリエーションなどを適宜組み合わせ
た幾つかの具体例について説明する。
【0091】まず、乗車した乗客が着席した座席の情報
(車両ID/座席ID)を特定することができる場合の
具体例について説明する。
【0092】図15に、本具体例のシーケンス例を示
す。
【0093】ここでは、座席予約システムとのリンクが
ないものとする。
【0094】電子切符情報が(記憶部53に)格納され
たユーザー携帯端末5を所持する乗客が列車1に乗車す
る。
【0095】この乗車した乗客のユーザー携帯端末5
は、例えばデッキ23に存在する無線基地局3と接続
し、該無線基地局3/ローカルエリアネットワーク6を
介して、業務支援サーバー4へ、電子切符のデータを転
送する(S1)。ここでは、一例として、電子切符のデ
ータは、乗車券情報、特別急行券情報、指定席券情報を
含むものとする。
【0096】なお、上記の通信を開始する契機を与える
方法としては、例えば、乗客がユーザー携帯端末5を操
作することによって上記の通信を開始する契機を与える
ようにしてもよいし、ユーザー携帯端末5がいずれかの
無線基地局3のエリアのエリアに進入したことを検出し
たことを契機として自動的に通信を開始するようにして
もよいし、無線基地局3から電子切符のデータを通知す
べき旨のメッセージを所定のタイミングで(例えば、常
に定期的に、あるいは一定期間(例えば、ある駅に到着
してからその駅を発車した後に所定の期間が経過するま
での間)に限って定期的に、など)ブロードキャスト
し、これを受けたことを契機としてユーザー携帯端末5
が自動的に通信を開始するようにしてもよいし、その他
にも種々の方法が可能である。
【0097】電子切符のデータを受信した業務支援サー
バー4は、受信した電子切符のデータを(記憶部43
に)記憶する(S2)。その際、当該データ転送で経由
した無線基地局3の基地局IDから、それが存在する車
両IDを求め、受信した電子切符のデータを、該車両I
Dに対応付けて記憶する。
【0098】さらに、業務支援サーバー4は、第1の検
札処理を行う(S2)。
【0099】第1の検札処理の一例を以下に示す。
【0100】すなわち、受信した電子切符のデータに指
定席券情報が含まれているかどうか調べ、含まれている
場合には、該指定席券情報の持つ日付情報、列車ID、
車両ID、乗車駅ID、降車駅ID等と、自列車の持つ
日付情報、列車ID、上記の求められた車両ID、現在
発車した駅の駅ID等を参照、比較して、日付、列車、
車両、駅等について全て有効であるかどうか(すなわ
ち、当該乗客が正しい日付に正しい列車の正しい車両へ
座席を予約した区間に属する駅から乗車したかどうか)
を判断する。
【0101】有効であると判断された場合には、該ユー
ザー携帯端末5に、有効な電子指定席券を持って正しく
乗車した旨を示す情報を送信する(S3)。
【0102】この情報を受信したユーザー携帯端末5
は、無線基地局3との接続を切断する。なお、該情報を
受信した際に、ユーザー携帯端末5は、ユーザー(その
乗客)に対して、音声及び又は画像等(例えば、電子音
の出力、合成音声の出力、画面へのメッセージの表示、
画面の点滅等)により、有効な電子指定席券を持って正
しく乗車した旨を通知するようにしてもよい。
【0103】また、車両IDのみ異なるために有効でな
いと判断された場合には、該ユーザー携帯端末5に、乗
車した車両が間違っている旨を示す情報を送信する(S
3)。この情報を受信したユーザー携帯端末5は、無線
基地局3との接続を切断する。なお、該情報を受信した
際に、ユーザー携帯端末5は、ユーザー(その乗客)に
対して、音声及び又は画像等により、誤った車両に乗っ
たことを警告するようにしてもよい。
【0104】また、それ以外のために有効でないと判断
された場合、または受信した電子切符のデータに指定席
券情報が含まれてない場合には、該ユーザー携帯端末5
に、有効な電子指定席券が存在しない旨を示す情報を送
信する(S3)。この情報を受信したユーザー携帯端末
5は、無線基地局3との接続を切断する。なお、該情報
を受信した際に、ユーザー携帯端末5は、ユーザー(そ
の乗客)に対して、音声及び又は画像等により、有効な
電子指定席券が存在しない旨を警告するようにしてもよ
い。もちろん、この場合に、業務支援サーバー4からユ
ーザー携帯端末5へ、及びユーザー携帯端末5からユー
ザーへ、有効でないと判断された理由を通知するように
してもよい。
【0105】以上のような手続きを乗客の乗車時にデッ
キ23に存在する無線基地局3で行うことにより、乗客
へのより早い通知を可能にする。もちろん、この手続き
は、乗客室22に存在する無線基地局3を用いても可能
である。
【0106】なお、業務支援サーバー4は、受信し(車
両IDに対応付けて)記憶した電子切符のデータのう
ち、有効なもののみを残して、それ以外のものは消去す
るものとする。なお、受信した電子切符のデータのう
ち、有効なもののみを(車両IDに対応付けて)記憶す
るようにしてもよい。この点については、以下の各具体
例についても同様である。
【0107】次いで、上記の乗客が、所定の座席(例え
ば、12D)に着席する。
【0108】乗客が所定の座席に着席すると、対応する
人感センサー(位置検出装置9)が反応し、当該座席に
乗客が着席した旨及び車両ID/座席IDを含む乗客着
席情報を、業務支援サーバー4へ送信する(S4)。
【0109】業務支援サーバー4は、第2の検札処理を
行う(S5)。
【0110】第2の検札処理の一例を以下に示す。
【0111】図16に、処理手順の一例を示す。
【0112】すなわち、業務支援サーバー4は、受信し
た乗客着席情報を(記憶部43に)記憶し、該乗客着席
情報により通知された車両ID/座席IDに対応する有
効な指定席券情報を持つ電子切符が、同一の車両IDに
対応付けられて記憶されているかどうか調べる(S10
1)。有効かどうかは、対象となった乗客着席情報にて
通知された車両ID/座席IDと、記憶されている電子
切符の指定席券情報の持つ車両ID/座席IDとを比較
するこよによって判断できる。
【0113】対応する有効な指定席券情報を持つ電子切
符が記憶されていれば、当該通知された車両ID/座席
IDに着席した乗客については、有効な電子切符が提示
された(確認された)とする(S102)。
【0114】対応する有効な指定席券情報を持つ電子切
符が記憶されていなければ、当該通知された車両ID/
座席IDに着席した乗客については、有効な電子切符が
未だ提示されていない(確認されていない)とする(な
お、この場合に、有効な電子切符を有しているがユーザ
ー携帯端末5の電源が切れていたり、無線リンクに不具
合があったりした可能性や、(電子切符ではなく有体物
としての)正当な切符を所持している可能性などはあ
る)(S103)。
【0115】なお、S1〜S3のステップは、電子切符
の通知数だけ、行われる。また、S4,S5のステップ
は、乗客着席情報の通知数だけ、行われる。
【0116】この結果、業務支援サーバー4は、通知さ
れた車両ID/座席ID毎の判定結果の情報を得ること
ができる。
【0117】通知された車両ID/座席ID毎の判定結
果を、次に例示する。 (1)有効な電子指定席券が確認された。 (2)有効な電子指定席券が未だ確認されていない。
【0118】なお、電子切符のデータ又は乗客着席情報
の一方又は両方が通知されない車両については、その旨
の判定結果を求めてもよい(電子切符のデータのみ通知
された場合には、その有効については判断可能であ
る)。
【0119】業務支援サーバー4は、上記の処理で得た
検札に関する情報を、(記憶部43に)記憶するととも
に、ローカルエリアネットワーク7を介して、業務用端
末7に転送する(S6)。
【0120】業務支援サーバー4から上記のような検札
に関する情報を与えられた業務用端末7は、これを(記
憶部73に)記憶する。
【0121】なお、業務支援サーバー4が収集した情報
を、業務用端末7へ転送し、業務用端末7が該情報を処
理できるようにしてもよい。
【0122】しかして、当該列車の乗務員は、検札に関
する情報を、業務用端末7の表示画面に表形式あるいは
座席レイアウト形式など所定の形態で表示したり、印刷
物としてプリントアウトしたりすることなど、種々の方
法で利用することができる。
【0123】また、乗務員は、上記のプリントアウト
(あるいは、紙に写し取ったもの)を持って、その検札
に関する情報を参照しながら列車内を行ってもよい。
【0124】また、業務用携帯端末8を使用するシステ
ム構成の場合に、例えば、業務用端末7(あるいは、業
務支援サーバー4)から業務用端末7に、上記の検札に
関する情報をダウンロードし、これを該業務用端末7の
表示画面に表示させるなどして利用することも可能であ
る。
【0125】なお、有効な乗車券等を持たない乗客のユ
ーザー携帯端末5と業務用携帯端末8とで直接通信し
て、乗車券等の販売あるいは運賃の精算等の手続きを行
うようにしてもよい。また、この場合に、乗車券等の販
売あるいは運賃の精算等の手続きを行った乗客について
は、検札が完了した旨を、業務用端末7又は業務用携帯
端末8から業務支援サーバー4に通知するようにしても
よい。
【0126】このように、乗務員の列車内検札の負担を
軽減することができる。また、乗客の手間も省くことが
できる。
【0127】次に、乗車した乗客が着席した座席の情報
(車両ID/座席ID)を特定することができる場合の
他の具体例について説明する。
【0128】図17に、本具体例のシーケンス例を示
す。
【0129】ここでは、座席予約システムとのリンクが
ないものとする。
【0130】電子切符情報が(記憶部53に)格納され
たユーザー携帯端末5を所持する乗客が列車1に乗車す
る。
【0131】この乗車した乗客のユーザー携帯端末5
は、例えばデッキ23に存在する無線基地局3と接続
し、該無線基地局3/ローカルエリアネットワーク6を
介して、業務支援サーバー4へ、電子切符のデータを転
送する(S11)。ここでは、一例として、電子切符の
データは、乗車券情報、特別急行券情報、指定席券情報
を含むものとする。
【0132】電子切符のデータを受信した業務支援サー
バー4は、受信した電子切符のデータを(記憶部43
に)記憶する(S12)。その際、当該データ転送で経
由した無線基地局3の基地局IDから、それが存在する
車両IDを求め、受信した電子切符のデータを、該車両
IDに対応付けて記憶する。
【0133】次いで、上記の乗客が、所定の座席(例え
ば、12D)に着席する。
【0134】乗客が所定の座席に着席すると、対応する
人感センサー(位置検出装置9)が反応し、当該座席に
乗客が着席した旨及び車両ID/座席IDを含む乗客着
席情報を、業務支援サーバー4へ送信する(S13)。
【0135】業務支援サーバー4は、受信した乗客着席
情報を(記憶部43に)記憶する(S14)。
【0136】しかして、業務支援サーバー4は、記憶さ
れている、車両IDの対応付けられた電子切符のデータ
(の集合)と、車両ID/座席IDを含む乗客着席情報
(の集合)に対して、所定の検札処理を行う(S1
5)。
【0137】所定の検札処理の一例を以下に示す。
【0138】図18に、処理手順の一例を示す。
【0139】例えば、まず、通知された車両ID/座席
IDに対応する有効な指定席券情報を持つ電子切符が、
同一の車両IDに対応付けられて記憶されているかどう
か調べる(S111)。有効かどうかは、例えば、判断
対象の電子切符の指定席券情報の持つ日付情報、列車I
D、車両ID、座席ID、乗車駅ID、降車駅ID等
と、通知された車両ID、座席ID、自列車の持つ日付
情報、列車ID、現在発車した駅の駅ID等を参照、比
較して判断する。
【0140】対応する有効な指定席券情報を持つ電子切
符が記憶されていなければ、当該通知された車両ID/
座席IDに着席した乗客については、有効な電子切符が
未だ提示されていない(確認されていない)とする(な
お、この場合に、有効な電子切符を有しているがユーザ
ー携帯端末5の電源が切れていたり、無線リンクに不具
合があったりした可能性や、(電子切符ではなく有体物
としての)正当な切符を所持している可能性などはあ
る)(S113)。
【0141】対応する記憶されていれば、有効な電子切
符が提示された(確認された)とし、さらに、その電子
切符のデータの乗車券情報及び必要な他の券類の情報
(例えば、特別急行券情報)を参照し、それらが有効で
あるかどうか確認する(S114,S117)。有効か
どうかは、例えば、判断対象の電子切符の乗車券情報や
特別急行券情報等の持つ発駅ID、着駅ID、有効期間
情報等と、自列車が現在発車した駅の駅ID(あるい
は、現在発車した駅の駅IDおよび次に到着する駅の駅
ID)、今日の日付等を参照、比較して判断する。
【0142】対象になる全ての券類の情報が有効であれ
ば、当該通知された車両ID/座席IDに着席した乗客
については、有効な電子切符が提示された(確認され
た)とする(S115,S118)。
【0143】対象になる全ての券類のうち全部又は一部
の情報が有効でなければ、当該通知された車両ID/座
席IDに着席した乗客については、有効な電子指定席券
が提示された(確認された)とするとともに(S11
2)、対象になる各々券類について、その判断結果に応
じて、有効なものが提示された(確認された)(S11
5,S118)、または有効なものが未だ提示されてい
ない(確認されていない)とする(S116,S11
9)。
【0144】なお、S11,S12のステップは、電子
切符の通知数だけ、行われる。また、S13,S14の
ステップは、乗客着席情報の通知数だけ、行われる。
【0145】この結果、業務支援サーバー4は、通知さ
れた車両ID/座席ID毎の判定結果の情報を得ること
ができる。
【0146】通知された車両ID/座席ID毎の判定結
果を、次に例示する。 (1)有効な電子切符が確認された。 (2)有効な電子切符が未だ確認されていない。 (3)有効な電子指定席券は確認されたが、有効な電子
乗車券及び必要な他の電子券類は確認されていない。確
認されたものは、…であり、確認されていないものは、
…である。
【0147】なお、電子切符のデータ又は乗客着席情報
の一方又は両方が通知されない車両については、その旨
の判定結果を求めてもよい(電子切符のデータのみ通知
された場合には、その有効については判断可能であ
る)。
【0148】業務支援サーバー4は、上記の処理で得た
検札に関する情報を、(記憶部43に)記憶するととも
に、ローカルエリアネットワーク7を介して、業務用端
末7に転送する(S16)。
【0149】業務支援サーバー4から上記のような検札
に関する情報を与えられた業務用端末7は、これを(記
憶部73に)記憶する。
【0150】なお、業務支援サーバー4が収集した情報
を、業務用端末7へ転送し、業務用端末7が該情報を処
理できるようにしてもよい。
【0151】しかして、当該列車の乗務員は、検札に関
する情報を、業務用端末7の表示画面に表示したり、印
刷物としてプリントアウトしたりすることなど、種々の
方法で利用することができる。
【0152】例えば、今回対象となった座席について全
て「有効な電子切符が確認された。」という結果が得ら
れた場合には、列車内検札を省くようにすることもでき
る。
【0153】また、ある車両について、今回対象となっ
た座席について全て「有効な電子切符が確認された。」
という結果が得られた場合には、当該車両については、
列車内検札を省くようにすることもできる。
【0154】また、乗務員は、上記のプリントアウト
(あるいは、紙に写し取ったもの)を持って、その検札
に関する情報を参照しながら列車内を行ってもよい。例
えば、「有効な電子切符が確認された。」という結果が
得られた座席については、列車内検札を実施しないよう
にすることもできる。
【0155】また、業務用携帯端末8を使用するシステ
ム構成の場合に、例えば、業務用端末7(あるいは、業
務支援サーバー4)から業務用端末7に、上記の検札に
関する情報をダウンロードし、これを該業務用端末7の
表示画面に表示させて利用することも可能である。
【0156】なお、有効な乗車券等を持たない乗客のユ
ーザー携帯端末5と業務用携帯端末8とで直接通信し
て、乗車券等の販売あるいは運賃の精算等の手続きを行
うようにしてもよい。また、この場合に、乗車券等の販
売あるいは運賃の精算等の手続きを行った乗客について
は、検札が完了した旨を、業務用端末7又は業務用携帯
端末8から業務支援サーバー4に通知するようにしても
よい。
【0157】なお、前述した図15の例においても、上
記のように電子乗車券等の有効性についても扱うように
してもよい。逆に、上記の図17の例において、電子指
定席券の有効性についても扱うようにしてもよい。
【0158】次に、業務支援サーバー4に通知された電
子切符のデータと乗客着席情報(車両ID/座席ID)
との対応を特定することができる場合の具体例について
説明する。
【0159】図19に、本具体例のシーケンス例を示
す。
【0160】ここでは、座席予約システムとのリンクが
ないものとする。
【0161】また、ここでは、座席端末システム222
を利用する場合を例にとるものとする。
【0162】電子切符情報が(記憶部53に)格納され
たユーザー携帯端末5を所持する乗客が列車1に乗車
し、所定の座席(例えば、12D)に着席する。
【0163】着席した乗客は、自身のユーザー携帯端末
5を、座席端末システム222と、無線リンク又は赤外
線リンク又はケーブル接続等で接続し、(座席端末シス
テム222の入出力装置から直接又はユーザー携帯端末
5を介して座席端末システム222へ)座席の利用を開
始した旨の入力を行うとともに、ユーザー携帯端末5か
ら座席端末システム222へ電子切符のデータを転送す
る(S21)。
【0164】座席端末システム222は、受信した電子
切符のデータ及び乗客着席情報(車両ID/座席ID)
を、ローカルエリアネットワーク6を介して業務支援サ
ーバー4へ通知する(S22)。
【0165】業務支援サーバー4は、所定の検札処理を
行う(S23)。
【0166】所定の検札処理の一例を以下に示す(基本
的には既に説明したものと同様のことを行うが、電子切
符のデータと乗客着席情報との対応を特定することがで
きる点が異なる)。
【0167】すなわち、業務支援サーバー4は、前述し
たような各種ID等の比較を行って、受信した電子切符
の有効性を調べる(S23)。
【0168】図20に、処理手順の一例を示す。
【0169】例えば、電子切符のデータに電子指定席券
が含まれているか否か調べ、含まれていれば、その有効
性を確認する(S121〜S123)。
【0170】また、電子切符のデータに電子乗車券が含
まれているか否か調べ、含まれていれば、その有効性を
確認する(S124〜S126)。
【0171】また、特別急行券が必要であれば、電子切
符のデータに電子特別急行券が含まれているか否か調
べ、含まれていれば、その有効性を確認する(S127
〜S129)。
【0172】その結果(例えば、必要な全ての電子券類
が確認された、電子指定席券が確認されていない、必要
な全ての電子券類が確認された且つ着席した座席が間違
っている、など)を、座席端末システム22へ通知する
(S24)。
【0173】座席端末システム22は、該結果を、ユー
ザー携帯端末5へ通知する(S25)。
【0174】上記の通知を受けた座席端末システム22
及び又はユーザー携帯端末5は、ユーザー(その乗客)
に対して、その結果を、音声及び又は画像等により、そ
のまま又は加工して、通知するようにしてもよい。
【0175】なお、S21〜S25のステップは、電子
切符等の通知数だけ、行われる。
【0176】また、先の例のように、業務支援サーバー
4は、通知された車両ID/座席ID毎の電子切符のデ
ータの有効性の判定結果の情報を得ることができる(S
23)。業務支援サーバー4は、上記の処理で得た検札
に関する情報を、ローカルエリアネットワーク7を介し
て、業務用端末7に転送する(S26)。以降は、前述
と同様である。
【0177】なお、上記では、業務支援サーバー4に通
知された電子切符のデータと乗客着席情報(車両ID/
座席ID)との対応を特定することができる場合とし
て、座席端末システム222を利用する場合を例にとっ
たが、もちろん、その他の方法も可能である。
【0178】例えば、乗客が自身のユーザー携帯端末5
に着席した座席の座席ID(または座席ID及びその車
両の車両ID)を入力し、ユーザー携帯端末5から乗客
室22に存在する無線基地局3/ローカルエリアネット
ワーク6を介して業務支援サーバー4へ、電子切符のデ
ータと乗客着席情報(車両ID/座席ID)を同時に通
知するようにしてもよい。
【0179】また、例えば、上記にいて、乗客が自身の
ユーザー携帯端末5に着席した座席の座席ID(または
座席ID及びその車両の車両ID)を入力する代わり
に、ユーザー携帯端末5と複数の無線基地局3とが協働
して受信電波強度を解析することなどによってユーザー
携帯端末5が位置する座席を自動的に特定するようにし
てもよい。
【0180】また、例えば、乗客のユーザー携帯端末5
から業務支援サーバー4へ電子切符のデータを通知する
のとは別に、乗客が着席した座席の座席ID(または車
両ID/座席ID)をユーザー携帯端末5に入力し、乗
客着席情報(車両ID/座席ID)及び電子切符のデー
タを特定可能とする情報(例えば、電子切符の発行I
D)をユーザー携帯端末5から業務支援サーバー4へ通
知するようにしてもよい。
【0181】その他にも、種々の方法が可能である。
【0182】次に、車両毎に乗車した乗客の着席した座
席の数(着席数)を特定することができる場合の具体例
について説明する。
【0183】図21に、本具体例のシーケンス例を示
す。
【0184】ここでは、座席予約システムとのリンクが
ないものとする。
【0185】電子切符情報が格納されたユーザー携帯端
末5を所持する1又は複数の乗客が列車1に乗車する。
【0186】それら乗客のユーザー携帯端末5は、例え
ばデッキ23に存在する無線基地局3と接続し、該無線
基地局3/ローカルエリアネットワーク6を介して、業
務支援サーバー4へ、電子切符のデータを転送する(S
31…S32)。
【0187】電子切符のデータを受信した業務支援サー
バー4は、受信した電子切符のデータを記憶する(S3
4)。その際、当該データ転送で経由した無線基地局3
の基地局IDから、それが存在する車両IDを求め、受
信した電子切符のデータを、該車両IDに対応付けて記
憶する。
【0188】この結果、業務支援サーバー4には、1又
は複数の電子切符のデータ/車両IDが記憶される。
【0189】次いで、1又は複数の乗客が、所定の座席
(例えば、12D)に着席する。
【0190】乗客が所定の座席に着席すると、例えば画
像処理装置92等の位置検出装置が(例えば、当該駅へ
の到着以前の乗客室画像と当該駅を発車した後の乗客室
画像とを比較し解析することなどによって)、当該車両
において、新規の乗客が座席に着席した着席数を求め、
該着席数(及び車両ID)を業務支援サーバー4へ通知
する(S33)。
【0191】業務支援サーバー4は、通知された着席数
に車両IDを対応付けて記憶する(S14)。
【0192】しかして、業務支援サーバー4は、車両I
Dごとに、電子切符のデータ(の集合)と、着席数とを
もとにして、所定の検札処理を行う(S35)。
【0193】所定の検札処理の一例を以下に示す。
【0194】車両IDごとに、次の処理を行う。
【0195】通知された(当該車両IDに対応する)着
席数をm1とする。
【0196】通知された(当該車両IDに対応する)電
子切符のデータを調べ、有効な電子指定席券の数をm2
とする。
【0197】ここで、m1>0、かつ、m2>、かつ、
m1=m2ならば、当該車両IDの車両については、新
規乗客全員について、有効な電子指定席券が確認された
とする。それ以外の場合には、何らかの問題があるとす
る。
【0198】業務支援サーバー4は、上記の処理で得た
検札に関する情報(例えば、「新規乗客全員について、
有効な電子指定席券が確認された」、「何らかの問題が
ある。着席数(m1)は…である。有効電子指定席券数
(m2)は…である。」など)を、ローカルエリアネッ
トワーク7を介して、業務用端末7に転送する(S2
6)。以降は、前述と同様である。
【0199】なお、上記の例において、画像処理装置9
2等の位置検出装置が、車両内の所定の単位(例えば、
座席範囲又は区画など)ごとに、新規の着席数を検出可
能とする構成も可能である。
【0200】この場合の所定の検札処理の一例を以下に
示す。
【0201】なお、各車両内で上記の所定の単位を一意
に識別する情報を、範囲識別情報(範囲ID)と呼ぶ。
【0202】車両ID/範囲IDごとに、次の処理を行
う。
【0203】通知された(当該車両ID/範囲IDに対
応する)着席数をm1とする。
【0204】通知された(当該車両IDに対応する)電
子切符のデータを調べ、当該範囲IDに属する座席ID
を持つ有効な電子指定席券の数をm2とする。
【0205】ここで、m1>0、かつ、m2>、かつ、
m1=m2ならば、当該車両IDの車両については、新
規乗客全員について、有効な電子指定席券が確認された
とする。それ以外の場合には、何らかの問題があるとす
る。
【0206】また、上記の例において、通知された電子
切符のデータが、どの範囲IDに属する座席から発信さ
れたものであるかを検出可能とし、この情報にも基づい
て検札処理を行う構成も可能である。
【0207】なお、これまでの各具体例において、業務
支援サーバー4は、有効な電子指定席券が確認された座
席については、その電子指定席券に記載されている降車
駅IDに該当する駅に到着するまで、該座席について
は、検札処理を行わないようにしてもよい。また、列車
乗務員が列車内検札を行って(電子切符ではなく有体物
としての)正当な指定席券を乗客が所持していることが
確認された座席については、業務用端末7又は業務用携
帯端末8からその旨を業務支援サーバー4に通知するこ
とによって、業務支援サーバー4は、該座席について
も、その指定席券に記載されている降車駅IDに該当す
る駅に到着するまで、検札処理を行わないようにしても
よい。
【0208】なお、これまで説明してきた各具体例は、
全車両について同一のものに統一して実施することも可
能であるし、車両毎に異なるものを使用するように組み
合わせて実施することも可能である。
【0209】ここで、上記の各具体例においても使用可
能な業務用携帯端末8(あるいは業務用端末7)の業務
支援のための表示画面(GUI画面)の一例を示す。
【0210】図22に、業務用携帯端末8(あるいは業
務用端末7)の表示画面(GUI画面)の一例を示す。
この例は、座席レイアウト形式で表示したものであり、
300が対象となっている車両IDに関する情報を表示
する領域、301が座席レイアウト形式の表示領域、3
02がある座席についての詳細情報を表示する領域、3
03が詳細情報を表示する対象となっている座席IDに
関する情報を表示する領域、304は最後に乗客の乗降
のために停留した駅を表示する領域である。
【0211】この例では、表示領域300では、ハッチ
ングされた座席が、検札をすべき座席を表している。ま
た、表示領域300で、例えばタッチペンやマウスやカ
ーソルなどで所望の座席を選択することによって、その
座席についての詳細情報を領域302に表示させること
ができる。
【0212】図22の例では、第3号車の12Dの座席
について、乗車券と指定席券は確認済みであるが、特急
券が確認されていないことを表している。この場合、列
車乗務員は、特急券についてのみを検札を行うようにす
ることも、必要な全ての乗車券等の券類について検札を
行うようにすることもできる。
【0213】また、例えば、業務用携帯端末8に乗車券
等の販売あるいは精算等の機能を付与してもよい。この
場合、例えば、出札ボタン305を押すと、乗車券等の
販売あるいは精算等の画面に移り、該画面を操作するこ
とによって、業務用携帯端末8と当該乗客のユーザー携
帯端末4との間で乗車券等の販売あるいは精算等の手続
きを行うようにしてもよい。さらに、その手続きの結果
を業務支援サーバー4に通知するようにしてもよい。
【0214】また、現実の金銭またはクレジットカード
等による販売あるいは精算等の手続きを行った場合に、
その手続きの結果を業務支援サーバー4に通知するよう
にしてもよい。例えば、第3号車の12Dの座席につい
て不足していた特急券を販売した場合に、領域302で
特急券を選択し、検札済みを設定し、これに応じて、業
務用携帯端末8から業務支援サーバー4へ通知を行うよ
うにしてもよい。
【0215】また、図23に、業務用携帯端末8(ある
いは業務用端末7)の表示画面(GUI画面)の一例を
示す。この例は、図22と基本的には同様であるが、検
札すべき座席のうち有効な電子切符が確認された座席
(図23の例では、3A,3B,3C,…)のハッチン
グと、検札すべき座席のうちそれ以外の座席(1A,1
E,12D,…)のハッチングとを異ならしめたもので
ある。
【0216】もちろん、図24の306のように、表形
式で表示することも可能である。また、表形式と座席レ
イアウト形式をユーザー(列車乗務員)が適宜選択でき
るようにすることも可能である。
【0217】次に、座席予約システムとのリンクがある
場合について説明する。
【0218】座席予約システム(図2参照)とのリンク
がある場合には、業務支援サーバー4は、例えば、座席
予約システムから、自列車のすべての指定座席(列車I
D/座席ID)について、予約状況に関する情報(どの
駅からどの駅まで予約されている、どの駅からどの駅ま
で空席である、など)を取得することができる。
【0219】したがって、この予約状況に関する情報を
利用することによって、検札処理やその他の種々の処理
が可能になる。
【0220】例えば、予約されていない車両ID/座席
IDを持つ乗客着席情報が通知された場合には、該車両
ID/座席IDの座席に、有効な電子指定席券も(電子
切符ではなく有体物としての)正当な指定席券も持たな
い乗客が着席していることが認識(あるいは推定)でき
る。
【0221】また、各車両ID/座席ID毎に、どの駅
(複数のこともあり得る)から乗客が乗車してくるか、
すなわちどの駅を発車した後に検札を行えばよいかが、
すべて把握できる。したがって、例えば、予約状況に関
する情報から得られる検札すべき座席と、乗客着席情報
が通知された座席との総和を、検札対象とすることも可
能である。また、例えば、予約状況に関する情報から得
られる検札すべき座席と乗客着席情報が通知された座席
との総和から、乗客着席情報が通知されなかった座席を
除外したものを、検札対象とすることも可能である。
【0222】また、各座席(例えば背もたれ上部)ある
いは車両内壁の上部の各座席の表示部分(例えば12D
などと表示がなされている部分)などに個別に発光素子
等を設け、予約状況に関する情報および列車の現在位置
にもとづいて、当該座席が予約されているか否かを判断
し、予約されている座席について、対応する発光素子を
発光させるなどして、当該座席が予約されていることを
表示することもできる。これによって、例えば、当該座
席が予約されているか否か、あるいは予約されていない
座席に乗客が着席していることなどが、一目瞭然とな
る。
【0223】また、各座席(例えば背もたれ上部)ある
いは車両内壁の上部の各座席の表示部分(例えば12D
などと表示がなされている部分)などに個別に発光素子
等を設け、予約状況に関する情報および列車の現在位置
等にもとづいて、当該座席について検札すべきか否か判
断し、検札すべき座席について、対応する発光素子を発
光させるなどして、当該座席が検札すべき座席であるこ
とを表示することもできる。これによって、列車乗務員
が車両に赴いた際に、検札すべき座席が、一目瞭然とな
る。
【0224】また、各座席(例えば背もたれ上部)ある
いは車両内壁の上部の各座席の表示部分(例えば12D
などと表示がなされている部分)などに個別に発光素子
等を設け、検札が完了している座席について、対応する
発光素子を発光させるなどして、当該座席が予約されて
いることを表示することもできる。
【0225】また、座席予約システム(図2参照)とリ
ンクさせ、且つ、業務支援サーバー4に座席予約システ
ムの予約端末の機能を付与する場合には、列車乗務員
が、業務用端末7又は業務用携帯端末8から業務支援サ
ーバー4を操作することによって、列車内で指定席券を
販売することが可能になる。
【0226】上記した座席予約システムにリンクする場
合の各種構成例は、適宜、組み合わせて実施可能であ
る。また、これまで説明してきた各具体例と組み合わせ
て実施することも可能である。
【0227】なお、以上では、指定座席を想定して説明
してきたが、本発明は、自由席等についても適用可能で
ある。
【0228】以上説明してきたように、本実施形態によ
れば、乗車券等に関する乗務員の列車内業務の負荷を軽
減することができる。例えば、乗務員の列車内検札をサ
ポートし、あるいは自動化することができる。
【0229】また、本実施形態によれば、列車乗客に対
して乗車券等に関する効果的なサービスを提供すること
ができる。例えば、列車内検札の全部又は一部の自動化
によって列車乗客へ与える煩わしさを軽減又は回避する
ことができる。また、例えば、列車内での指定席券の販
売が可能になる。
【0230】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
て実現可能である。また、本実施形態は、コンピュータ
に所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュー
タを所定の手段として機能させるための、あるいはコン
ピュータに所定の機能を実現させるための)プログラム
として実施することもでき、該プログラムを記録したコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することも
できる。
【0231】なお、この発明の実施の形態で例示した構
成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のも
のではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換え
たり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に
別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わ
せたりすることなどによって得られる別の構成も可能で
ある。また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、
例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例
示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能
である。また、例示した構成と同一もしくは類似の目的
を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似
の効果を奏する別の構成なども可能である。また、この
発明の実施の形態で例示した各種構成部分についての各
種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが
可能である。また、この発明の実施の形態は、個別装置
としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発
明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部
分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明
等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明
を包含・内在するものである。従って、この発明の実施
の形態に開示した内容からは、例示した構成に限定され
ることなく発明を抽出することができるものである。
【0232】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0233】
【発明の効果】本発明によれば、列車乗務員の乗車券等
に関する列車内業務の負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鉄道列車及び該鉄道
列車内に設けられる鉄道列車内ネットワークシステムの
構成例を示す図
【図2】同実施形態に係る鉄道列車内ネットワークシス
テムと座席予約システムとをリンクさせる場合の概略構
成例を示す図
【図3】同実施形態に係る各種電子切符類のフォーマッ
ト例を示す図
【図4】同実施形態に係る電子切符のフォーマット例を
示す図
【図5】同実施形態に係る乗車券情報、電子特別急行券
情報、電子普通急行券情報、電子特別車両券のフォーマ
ット例を示す図
【図6】同実施形態に係る指定席券情報のフォーマット
例を示す図
【図7】同実施形態に係る業務支援サーバーの概略構成
の例を示す図
【図8】同実施形態に係るユーザー携帯端末の概略構成
の例を示す図
【図9】同実施形態に係る業務用端末の概略構成の例を
示す図
【図10】同実施形態に係る業務用携帯端末の概略構成
の例を示す図
【図11】同実施形態に係る位置検出装置の構成例を示
す図
【図12】同実施形態に係る位置検出装置の他の構成例
を示す図
【図13】同実施形態に係る位置検出装置のさらに他の
構成例を示す図
【図14】同実施形態に係る座席端末システムの構成例
を示す図
【図15】同実施形態に係る処理シーケンスの一例を示
す図
【図16】同実施形態に係る業務サーバーの確認処理手
順の一例を示すフローチャート
【図17】同実施形態に係る処理シーケンスの他の例を
示す図
【図18】同実施形態に係る業務サーバーの確認処理手
順の一例を示すフローチャート
【図19】同実施形態に係る処理シーケンスのさらに他
の例を示す図
【図20】同実施形態に係る業務サーバーの確認処理手
順のさらに他の例を示すフローチャート
【図21】同実施形態に係る処理シーケンスのさらに他
の例を示す図
【図22】同実施形態に係る表示画面の一例を示す図
【図23】同実施形態に係る表示画面の他の例を示す図
【図24】同実施形態に係る表示画面のさらに他の例を
示す図
【符号の説明】
1…列車 2…車両 3…無線基地局 4…業務支援サーバー 5…ユーザー携帯端末 6…ローカルエリアネットワーク 7…車掌室端末 8…業務用携帯端末 9…位置検出装置 20…連結部 21…乗降扉 22…乗客室 23…デッキ 24…車掌室 25…コンピュータ室 41,51,71,81…送受信部 42,52,72,82…処理部 43,53,73,83…記憶部 44,54,74,84…入出力部 54…アンテナ 91…人感センサー 92…画像処理装置 101…予約サーバー 102…広域ネットワーク 103…予約端末 221…座席 222…座席端末システム 2211…パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 健 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 角田 啓治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 3E027 CA06 CA07 CA08 CB08 5K033 BA06 DA19 EA07

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の車両を連結してなる列車内に設けら
    れる列車内ネットワークシステムであって、 前記列車を構成する全部又は一部の車両の各々に少なく
    とも1台ずつ設けられ、該列車の乗客の携帯するユーザ
    ー携帯端末と接続するための無線基地局と、 前記無線基地局を介して前記ユーザー携帯端末から所定
    の情報を収集し、収集した情報を処理するための業務支
    援サーバーと、 前記無線基地局及び前記業務支援サーバーを接続するた
    めのネットワークとを備えたことを特徴とする列車内ネ
    ットワークシステム。
  2. 【請求項2】前記無線基地局は、前記車両において、少
    なくとも乗降扉近傍に設置されることを特徴とする請求
    項1に記載の列車内ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】前記無線基地局は、前記車両において、乗
    客室及びデッキに少なくとも1台ずつ設置されることを
    特徴とする請求項1に記載の列車内ネットワークシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記ユーザー携帯端末は、 前記無線基地局と接続するための手段と、 前記無線基地局を介して前記業務支援サーバーと通信す
    るための手段と、 前記業務支援サーバーへ提示すべき前記所定の情報を記
    憶するための記憶手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の列車内ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】前記ユーザー携帯端末は、前記記憶手段に
    記憶された前記所定の情報の内容を表示画面に表示する
    ための手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の列車内ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】少なくとも前記列車に前記乗客が乗車した
    際に、該乗客の携帯する前記ユーザー携帯端末から、前
    記無線基地局及び前記ネットワークを介して、前記業務
    支援サーバーへ、該ユーザー携帯端末内に記憶されてい
    る前記所定の情報を通知することを特徴とする請求項1
    に記載の列車内ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】少なくとも前記列車の前記車両の前記座席
    に前記乗客が着席した際に、該乗客の携帯する前記ユー
    ザー携帯端末から、前記無線基地局及び前記ネットワー
    クを介して、前記業務支援サーバーへ、該ユーザー携帯
    端末内に記憶されている前記所定の情報を通知すること
    を特徴とする請求項1に記載の列車内ネットワークシス
    テム。
  8. 【請求項8】前記所定の情報は、少なくとも所定の電子
    切符のデータを含むことを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載の列車内ネットワークシステム。
  9. 【請求項9】前記電子切符は、電子乗車券、電子特別急
    行券、電子普通急行券、電子特別車両券、又は電子指定
    席券の少なくとも1つを含むものであることを特徴とす
    る請求項8に記載の列車内ネットワークシステム。
  10. 【請求項10】前記電子切符のデータに含まれる前記電
    子指定席券は、少なくとも、有効な日付、有効な列車を
    示す識別情報、有効な車両を示す識別情報、有効な座席
    を示す識別情報、有効な乗車区間を示す識別情報を含む
    ものであることを特徴とする請求項9に記載の列車内ネ
    ットワークシステム。
  11. 【請求項11】前記電子切符は、それに含まれる電子券
    類の各々ごとに1つずつ又はそれに含まれる全電子券類
    について1つ付随する認証情報をも含むものであること
    を特徴とする請求項9または10に記載の列車内ネット
    ワークシステム。
  12. 【請求項12】前記列車の前記無線基地局が設けられた
    各々の前記車両の乗客室に設けられ、当該車両の乗客室
    の座席の着席に関する状況を検出するための着席検出装
    置を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし11の
    いずれか1項に記載の列車内ネットワークシステム。
  13. 【請求項13】前記着席検出装置は、それが設けられた
    前記車両の乗客室の各座席毎に、若しくは所定の単位の
    複数の座席からなる座席群毎に、又は全座席について、
    前記着席に関する状況を検出することを特徴とする請求
    項12に記載の列車内ネットワークシステム。
  14. 【請求項14】前記着席検出装置は、それが設けられた
    前記車両の乗客室の座席のうち、新規に乗車した乗客が
    着席したと判断される座席の識別情報、若しくは該車両
    の乗客室の前記座席群のうち、新規に乗車した乗客が着
    席したと判断される座席の属する座席群の識別情報及び
    その座席群に含まれる新規に乗車した乗客が着席したと
    判断される座席の数、又は該車両の乗客室の座席のう
    ち、新規に乗客が着席したと判断される座席の数を、前
    記着席に関する状況として検出することを特徴とする請
    求項13に記載の列車内ネットワークシステム。
  15. 【請求項15】前記着席検出装置は、検出した前記着席
    に関する状況を示す情報を、前記ネットワークを介し
    て、前記業務支援サーバーに通知することを特徴とする
    請求項12ないし14のいずれか1項に記載の列車内ネ
    ットワークシステム。
  16. 【請求項16】前記着席検出装置は、所定の人感センサ
    ーによって前記着席に関する状況を検出することを特徴
    とする請求項12に記載の列車内ネットワークシステ
    ム。
  17. 【請求項17】前記着席検出装置は、前記乗客室の画像
    を撮影するためのカメラを含む画像処理装置によって前
    記着席に関する状況を検出することを特徴とする請求項
    12に記載の列車内ネットワークシステム。
  18. 【請求項18】前記着席検出装置は、前記座席に個別に
    対応して設けられた所定のインタフェースからの所定の
    入力によって前記着席に関する状況を検出することを特
    徴とする請求項12に記載の列車内ネットワークシステ
    ム。
  19. 【請求項19】前記所定のインタフェースは、対応する
    前記座席に固有に割り当てられた、該座席に関する識別
    情報からは容易に類推できない文字列の入力を受けるた
    めのものであることを特徴とする請求項18に記載の列
    車内ネットワークシステム。
  20. 【請求項20】前記容易に類推できない文字列は、対応
    する前記座席において乗客が容易に認識し得る箇所に銘
    記されたものであるか、又は該座席に関係する前記電子
    切符のデータ内に付加され、前記ユーザー携帯端末で表
    示可能なものであることを特徴とする請求項19に記載
    の列車内ネットワークシステム。
  21. 【請求項21】前記乗客から該乗客が着席した旨並びに
    着席した座席の識別情報及び該座席の存在する車両の識
    別情報が入力された前記ユーザー携帯端末から、前記無
    線基地局及び前記ネットワークを介して、前記業務支援
    サーバーへ、該着席した旨並びに該座席の識別情報及び
    該車両の識別情報を通知することを特徴とする請求項1
    ないし11のいずれか1項に記載の列車内ネットワーク
    システム。
  22. 【請求項22】前記通知を、前記所定の情報の通知と同
    時に行うことを特徴とする請求項21に記載の列車内ネ
    ットワークシステム。
  23. 【請求項23】前記列車のうちの全部又は一部の前記座
    席の各々について、該座席の前の座席の背面部又は該座
    席の前の壁面部に、当該座席に着席した乗客が専用に利
    用可能に設けられた、前記ネットワークに接続可能な座
    席端末システムを更に備えたことを特徴とする請求項1
    ないし22のいずれか1項に記載の列車内ネットワーク
    システム。
  24. 【請求項24】前記座席端末システムは、表示画面、音
    声出力用端子及び所定の入力装置を備え、前記乗客に対
    して、該表示画面、音声出力用端子及び所定の入力装置
    を利用した所定のサービス機能を提供するものであるこ
    とを特徴とする請求項23に記載の列車内ネットワーク
    システム。
  25. 【請求項25】前記座席端末システムは、前記乗客の前
    記ユーザー携帯端末から前記所定の情報の入力を受けた
    場合に、入力された該所定の情報を、前記ネットワーク
    を介して前記業務支援サーバーに通知することを特徴と
    する請求項23または24に記載の列車内ネットワーク
    システム。
  26. 【請求項26】前記座席端末システムは、前記乗客から
    前記入力手段又は該乗客の前記ユーザー携帯端末を介し
    て、該乗客が着席した旨の入力を受けた場合に、該着席
    した旨並びに該座席の識別情報及び該車両の識別情報
    を、前記ネットワークを介して前記業務支援サーバーに
    通知することを特徴とする請求項23ないし25のいず
    れか1項に記載の列車内ネットワークシステム。
  27. 【請求項27】前記列車の運行中に、前記列車内ネット
    ワークシステム外部に存在する、座席の予約に関する情
    報を一元的に管理する予約サーバー及び座席の予約に関
    する処理を行う複数の予約端末からなる予約システム
    へ、前記業務支援サーバーを接続可能としたことを特徴
    とする請求項1ないし26のいずれか1項に記載の列車
    内ネットワークシステム。
  28. 【請求項28】前記業務支援サーバーは、前記予約端末
    の機能を有することを特徴とする請求項27に記載の列
    車内ネットワークシステム。
  29. 【請求項29】前記業務支援サーバーは、前記列車の前
    記列車に乗車した前記ユーザー携帯端末から通知された
    電子切符のデータ及び所定の方法で収集した該列車の車
    両の座席についての着席に関する情報を示す情報に基づ
    いて、列車内検札に関する情報を生成することを特徴と
    する請求項1ないし28のいずれか1項に記載の列車内
    ネットワークシステム。
  30. 【請求項30】前記業務支援サーバーに収集された前記
    情報及び又は前記業務支援サーバーにより処理された前
    記情報を利用するための、前記列車内に設置された業務
    用端末及び又は前記列車の乗務員により携帯される業務
    用携帯端末を更に備えたことを特徴とする請求項1ない
    し29のいずれか1項に記載の列車内ネットワークシス
    テム。
  31. 【請求項31】複数の車両を連結してなる列車内に設け
    られたネットワークに接続して使用され、該列車の乗客
    の携帯するユーザー携帯端末に記憶された電子切符に対
    する電子検札に関する処理を行う業務支援サーバーであ
    って、電子検札対象となる前記電子切符のデータを前記
    ネットワークを介して収集するための第1の収集手段
    と、電子検札対象となる前記車両の座席についての着席
    に関する状況を示す着席情報を前記ネットワークを介し
    て収集するための第2の収集手段と、前記電子切符のデ
    ータ及び前記着席情報に基づいて前記電子検札に関する
    処理を行うための処理手段とを備えたことを特徴とする
    業務支援サーバー。
  32. 【請求項32】前記第1の収集手段は、車両毎に、前記
    電子切符のデータを収集し、 前記第2の収集手段は、車両毎に、新規に着席された座
    席を一意に特定する座席識別情報を収集し、 前記処理手段は、車両毎に、前記前記第2の収集手段に
    より収集された前記座席識別情報に対応する有効な指定
    席券情報を含む電子切符のデータが、前記前記第1の収
    集手段により収集されているか否かを調べることを特徴
    とする請求項31に記載の業務支援サーバー。
  33. 【請求項33】前記第1の収集手段は、車両毎に、前記
    電子切符のデータを収集し、 前記第2の収集手段は、車両毎に、新規に着席された座
    席を含む所定範囲を一意に特定する範囲識別情報及びそ
    の所定範囲での新規着席座席数を収集し、 前記処理手段は、車両毎に、前記前記第2の収集手段に
    より収集された前記範囲識別情報に対応する指定席券情
    報を含む電子切符のデータが、前記前記第1の収集手段
    により前記新規着席座席数だけ収集されているか否かを
    調べることを特徴とする請求項31に記載の業務支援サ
    ーバー。
  34. 【請求項34】前記第2の収集手段は、新規に着席され
    た座席を一意に特定する座席識別情報及びその座席が存
    在する車両を一意に特定する車両識別情報を収集し、 前記第1の収集手段は、前記座席識別情報及び前記車両
    識別情報と対応付けられた前記電子切符のデータを収集
    し、 前記処理手段は、前記第1の収集手段により収集された
    前記電子切符のデータに指定席券情報が含まれるか否か
    を調べ、含まれている場合には、更に、該指定席券情報
    が、前記前記第2の収集手段により収集された対応する
    座席識別情報及び車両識別情報に対応する有効なもので
    あるか否かを調べることを特徴とする請求項31に記載
    の業務支援サーバー。
  35. 【請求項35】前記処理手段は、更に、前記電子切符の
    データに、有効な乗車券情報及び必要な他の有効な券類
    情報が含まれるか否かを調べることを特徴とする請求項
    32ないし34のいずれか1項に記載の業務支援サーバ
    ー。
  36. 【請求項36】前記処理手段により調べられた、前記電
    子切符の有効性に関する情報を、所定の端末装置へ通知
    することを特徴とする請求項32ないし35のいずれか
    1項に記載の業務支援サーバー。
  37. 【請求項37】前記所定の端末装置は、前記列車内に設
    置された業務用端末及び又は前記列車の乗務員により携
    帯される業務用携帯端末であることを特徴とする請求項
    36に記載の業務支援サーバー。
  38. 【請求項38】前記所定の端末装置は、前記電子切符の
    有効性に関する情報を、前記座席に関連させて、表形式
    又は座席レイアウト形式で、表示するものであることを
    特徴とする請求項36または37に記載の業務支援サー
    バー。
  39. 【請求項39】複数の車両を連結してなる列車内に設け
    られる列車内ネットワークシステムにおける列車内業務
    支援方法であって、 前記列車を構成する全部又は一部の車両の各々に少なく
    とも1台ずつ設けられた無線基地局を介して、該列車の
    乗客の携帯するユーザー携帯端末から業務サーバーへ所
    定の情報を収集し、 前記業務サーバーは、前記収集した情報をもとに、列車
    内業務に関する所定の処理を行うことを特徴とする列車
    内業務支援方法。
  40. 【請求項40】複数の車両を連結してなる列車内に設け
    られたネットワークに接続して使用され、該列車の乗客
    の携帯するユーザー携帯端末に記憶された電子切符に対
    する電子検札に関する処理を行う業務支援サーバーの列
    車内業務支援方法であって、 電子検札対象となる前記電子切符のデータを前記ネット
    ワークを介して収集するステップと、 電子検札対象となる前記車両の座席についての着席に関
    する状況を示す着席情報を前記ネットワークを介して収
    集するステップと、 前記電子切符のデータ及び前記着席情報に基づいて前記
    電子検札に関する処理を行うステップとを有することを
    特徴とする列車内業務支援方法。
  41. 【請求項41】複数の車両を連結してなる列車内に設け
    られたネットワークに接続して使用され、該列車の乗客
    の携帯するユーザー携帯端末に記憶された電子切符に対
    する電子検札に関する処理を行う業務支援サーバーとし
    てコンピュータを機能させるためのプログラムであっ
    て、 電子検札対象となる前記電子切符のデータを前記ネット
    ワークを介して収集するための第1の収集機能と、 電子検札対象となる前記車両の座席についての着席に関
    する状況を示す着席情報を前記ネットワークを介して収
    集するための第2の収集機能と、 前記電子切符のデータ及び前記着席情報に基づいて前記
    電子検札に関する処理を行うための処理機能とをコンピ
    ュータに実現させるためのプログラム。
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