JP2003173014A - 位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスク、および、装置 - Google Patents

位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスク、および、装置

Info

Publication number
JP2003173014A
JP2003173014A JP2001373666A JP2001373666A JP2003173014A JP 2003173014 A JP2003173014 A JP 2003173014A JP 2001373666 A JP2001373666 A JP 2001373666A JP 2001373666 A JP2001373666 A JP 2001373666A JP 2003173014 A JP2003173014 A JP 2003173014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase shift
film
light
shift layer
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001373666A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Maedoko
和行 前床
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001373666A priority Critical patent/JP2003173014A/ja
Priority to US10/209,885 priority patent/US20030108803A1/en
Priority to DE10238783A priority patent/DE10238783A1/de
Priority to KR1020020060058A priority patent/KR20030052956A/ko
Publication of JP2003173014A publication Critical patent/JP2003173014A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/32Attenuating PSM [att-PSM], e.g. halftone PSM or PSM having semi-transparent phase shift portion; Preparation thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセスの早い段階で位相シフト層に生
じた欠陥の発見を可能とする、位相シフトマスクの製造
方法、その位相シフトマスクの製造方法により製造され
た位相シフトマスク、および、その位相シフトマスクに
より製造された装置を提供する。 【解決手段】 透明基板1の上に位相シフト層2が形成
される位相シフト層形成工程の後に、位相シフト層2の
上の所定領域に遮光膜としてのCr膜6Aを形成する遮
光膜形成工程が施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位相シフトマス
クの製造方法に関し、より特定的には、位相シフト層の
欠陥を早期に発見することが可能な、位相シフトマスク
の製造方法、その位相シフトマスクの製造方法により製
造された位相シフトマスク、および、その位相シフトマ
スクにより製造された装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造に用いられるフォトマ
スクにおいて、近年微細寸法の投影像が得られるハーフ
トーン位相シフトマスクが適用される割合が高まってい
る。このハーフトーン位相シフトマスクの位相シフト膜
のウェハリソグラフィで使用される光源波長に対する透
過率は、2%〜40%が最適値とされている。
【0003】しかしながら、ハーフトーン位相シフトマ
スクはウェハリソグラフィ装置であるステッパあるいは
スキャナに装備されているレチクルブラインドの位置精
度不足における隣接するチップへの光漏れによるレジス
ト解像の防止、および、レチクル上チップ内の位相シフ
ト膜を透過した光によるパターン以外でのレジスト解像
防止のため、Cr等その他の金属膜あるいは金属シリサ
イド膜の単層膜、もしくは、それらの積層膜で形成され
る遮光膜を形成する必要がある。特に、位相シフト膜の
透過率を9%以上にする場合には、レチクル上チップ内
への遮光膜の形成は必須の技術である。
【0004】ここで、図16から図25の断面図を参照
して、従来の技術における位相シフトマスクの製造方法
の第1製造工程から第10製造工程の概略について説明
する。
【0005】まず、図16を参照して、透明基板として
の石英基板1の上に、所定厚さの位相シフト層2が形成
され、この位相シフト層2の上に、遮光膜として所定厚
さのCr膜10が形成され、このCr膜10の上に、レ
ジスト膜13が形成される。その後、レジスト膜13の
所定領域が露光される。
【0006】次に、図17を参照して、レジスト膜13
の現像を行ない、所定パターン形状の開口部13hを形
成する。その後、図18を参照して、レジスト膜13を
エッチングマスクにして、Cr膜10のパターニングを
行ない、所定パターン形状の開口部10hを形成する。
【0007】次に、図19を参照して、引続きレジスト
膜13をエッチングマスクにして、位相シフト層2のパ
ターニングを行ない、所定パターン形状の開口部2hを
形成する。その後、図20を参照して、レジスト膜13
を除去する。
【0008】次に、図21を参照して、開口部2hおよ
び開口部10hを埋めるとともに、Cr膜10の表面を
覆うように、レジスト膜15を塗布する。その後、図2
2を参照して、レジスト膜15の所定領域を描画する。
【0009】次に、図23を参照して、レジスト膜15
の現像を行ない、開口部10hの側方に位置するCr膜
10の上に、Cr膜10の表面の一部を露出するレジス
ト膜15Aを残存させる。その後、図24を参照して、
このレジスト膜15Aをマスクにして、Cr膜10の不
要部分のエッチング除去を行なう。その後、図25を参
照して、レジスト膜15Aを除去し、位相シフト層2の
上に、位相シフト層2の表面の一部を露出するCr膜1
0Aを残存させる。
【0010】これにより、石英基板1の表面が露出する
光透過領域100と、この透明基板1上に位相シフト層
2が設けられ、光透過領域100を透過する露光光に対
して、位相差を180°とし、かつ、透過率を2%〜4
0%とするための位相シフタ領域200と、位相シフト
層2上の所定領域に設けられ、位相シフト層2への露光
光の入射を遮る遮光膜10Aが設けられる遮光領域30
0とを備えるハーフトーン位相シフトマスクが完成す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記位相シフ
トマスクの製造方法においては、位相シフト層2はCr
10により覆われた状態で、製造プロセスが実施され、
位相シフト層2に生じる欠陥の発見は、図25に示すC
r膜10Aのパターニング後にしか検出できない。その
ため、位相シフト層2に欠陥が発見された場合には、上
述した製造プロセスがすべて無駄となり、時間的なロス
タイムが大きく、位相シフトマスクの早期納品および製
造コスト削減の妨げとなっていた。
【0012】したがって、この発明は、上記問題点を解
決するためになされたものであり、製造プロセスの早い
段階で位相シフト層に生じた欠陥の発見を可能とする、
位相シフトマスクの製造方法、その位相シフトマスクの
製造方法により製造された位相シフトマスク、および、
その位相シフトマスクにより製造された装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた位相
シフトマスクの製造方法においては、透明基板の表面が
露出する光透過領域と、上記透明基板上に位相シフト層
が設けられる位相シフタ領域と、上記位相シフト層上の
所定領域に設けられ、上記位相シフト層への上記露光光
の入射を遮る遮光膜が設けられる遮光領域とを備える、
位相シフトマスクの製造方法であって、上記透明基板の
上に位相シフト層が形成される位相シフト層形成工程の
後に、上記位相シフト層の上の所定領域に遮光膜を形成
する遮光膜形成工程を施す。
【0014】この位相シフトマスクの製造方法によれ
ば、製造プロセスの早い段階で、位相シフト層形成工程
が完了するため、この時点で、位相シフト層の欠陥の有
無を検査することが可能になる。その結果、位相シフト
層に欠陥が発見された場合の時間的なロスタイムが、従
来のプロセスに比べて削減することが可能になり、位相
シフトマスクの早期納品および製造コスト削減を図るこ
とが可能になる。
【0015】上記発明において、製造プロセスの早い段
階で、位相シフト層形成工程を完了させるために、1つ
の局面においては、以下に示す工程が採用される。上記
位相シフト層形成工程は、上記透明基板の上に、位相シ
フト層を形成する工程と、上記位相シフト層の上に、所
定のパターン形状を有する第1レジスト膜を形成する工
程と、上記第1レジスト膜により、上記位相シフト層の
パターニングを行なう工程とを有し、上記遮光膜形成工
程は、上記透明基板および上記位相シフト層を覆うよう
に、第2レジスト膜を形成する工程と、上記位相シフト
層上の、上記遮光膜を残存させるべき領域に対応する領
域のみ、上記第2レジスト膜を除去する工程と、上記第
2レジスト膜および上記位相シフト層を覆うように、上
記遮光膜を形成する工程と、リフトオフ法により、上記
第2レジスト膜を除去するとともに、上記第2レジスト
膜の上に位置する上記遮光膜を除去し、上記位相シフト
層上の上記遮光領域にのみ、上記遮光膜を残存させる工
程とを有する。
【0016】また、上記発明において、製造プロセスの
早い段階で、位相シフト層形成工程を完了させるため
に、他の局面においては、以下に示す工程が採用され
る。上記位相シフト層形成工程は、上記透明基板の上
に、位相シフト層を形成する工程と、上記位相シフト層
の上に、所定のパターン形状を有する第1レジスト膜を
形成する工程と、上記第1レジスト膜により、上記位相
シフト層のパターニングを行なう工程とを有し、上記遮
光膜形成工程は、上記透明基板および上記位相シフト層
を覆うように、上記遮光膜を形成する工程と、上記位相
シフト層上の、上記遮光膜を残存させるべき領域に対応
する領域にのみ、第2レジスト膜を残存させる工程と、
上記第2レジスト膜をマスクにして、露出する上記遮光
膜のみを除去し、上記位相シフト層上の上記遮光領域に
のみ、上記遮光膜を残存させる工程とを有する。
【0017】また、上記発明において、さらに好ましく
は、上記遮光膜は、金属膜、金属の酸化膜、金属の酸化
窒化膜、および金属の酸化窒化炭化膜の群から選ばれる
少なくとも1層以上の膜である。
【0018】また、上記発明において、さらに好ましく
は、上記遮光膜は、金属シリサイド膜、金属シリサイド
の酸化膜、金属シリサイドの酸化窒化膜、および金属シ
リサイドの酸化窒化炭化膜の群から選ばれる少なくとも
1層以上の膜である。
【0019】この発明に基づいた位相シフトマスクにお
いては、透明基板の表面が露出する光透過領域と、上記
透明基板上に位相シフト層が設けられる位相シフタ領域
と、上記位相シフト層上の所定領域に設けられ、上記位
相シフト層への上記露光光の入射を遮る遮光膜が設けら
れる遮光領域とを備える、位相シフトマスクであって、
上記透明基板の上に位相シフト層が形成された後に、上
記位相シフト層の上の所定領域に遮光膜が設けられる。
また、好ましくは、この発明に基づいた装置において
は、上記発明に基づく位相シフトマスクを用いて製造さ
れる。
【0020】上記製造方法により製造された位相シフト
マスクを用いて半導体装置等の装置を製造した場合、製
造工程における露光不良が減少する結果、装置の製造工
程における歩留まりの向上を図ることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に基づいた各実施
の形態における位相シフトマスクの製造方法について、
図を参照しながら説明する。
【0022】(実施の形態1) (製造方法)まず、図1から図9を参照して、本実施の
形態における位相シフトマスクの製造方法について説明
する。なお、図1から図9は本実施の形態における位相
シフトマスクの製造方法の第1から9製造工程を示す断
面図である。
【0023】まず、図1を参照して、透明基板としての
石英基板1の上に、所定厚さの位相シフト層2が形成さ
れ、この位相シフト層2の上に、第1レジスト膜3が形
成される。その後、第1レジスト膜3の所定領域が露光
される。なお、第1レジスト膜3の露光において、電子
ビーム描画装置を用いる場合には、第1レジスト膜3の
上にあらかじめ導電膜を形成しておく(図示省略)。レ
ーザ描画装置を用いる場合には、第1レジスト膜3の上
に導電膜を形成しておく必要はない。
【0024】次に、図2を参照して、第1レジスト膜3
の現像を行ない、所定パターン形状の開口部3hを形成
する。その後、図3を参照して、第1レジスト膜3をエ
ッチングマスクにして、位相シフト層2のパターニング
を行ない、所定パターン形状の開口部2hを形成する。
その後、図4を参照して、第1レジスト膜3を除去す
る。以上により、位相シフト層形成工程が完了する。
【0025】次に、図5を参照して、開口部2hを埋め
るとともに、位相シフト層2の表面を覆うように、第2
レジスト膜5を塗布する。その後、図6を参照して、第
2レジスト膜5の所定領域を描画する。なお、第2レジ
スト膜5の露光において、電子ビーム描画装置を用いる
場合には、第2レジスト膜5の上にあらかじめ導電膜を
形成しておく(図示省略)。レーザ描画装置を用いる場
合には、第2レジスト膜5の上に導電膜を形成しておく
必要はない。
【0026】その後、図7を参照して、第2レジスト膜
5の現像を行ない、開口部2hの側方に位置する位相シ
フト層2の上に、この位相シフト層2の表面の一部を露
出する領域(A)を形成するように第2レジスト膜5を
残存させる。
【0027】次に、図8を参照して、この第2レジスト
膜5および位相シフト層2を覆うように、遮光膜として
所定厚さのCr膜6を形成する。なお、Cr膜に限られ
ず、遮光性を有するその他の金属膜、金属の酸化膜、金
属の酸化窒化膜、および金属の酸化窒化炭化膜の中から
選ばれる膜や、これらの中から適宜選択される2以上の
膜の積層膜でも構わない。さらに、金属シリサイド膜、
金属シリサイドの酸化膜、金属シリサイドの酸化窒化
膜、および金属シリサイドの酸化窒化炭化膜の中から選
ばれる膜や、これらの中から適宜選択される2以上の膜
の積層膜でも構わない。
【0028】その後、図9を参照して、リフトオフ法に
より、第2レジスト膜5を除去するとともに、第2レジ
スト膜5の上に位置するCr膜6を除去し、位相シフト
層2の所定領域にのみCr膜6Aを残存させる。以上に
より、遮光膜形成工程が完了する。
【0029】(位相シフトマスクの構造)これにより、
石英基板1の表面が露出する光透過領域100と、この
石英基板1上に位相シフト層2が設けられ、光透過領域
100を透過する露光光に対して、位相差を約180°
とし、かつ、透過率を2%〜40%とするための位相シ
フタ領域200と、位相シフト層2上の所定領域に設け
られ、位相シフト層2への露光光の入射を遮る遮光膜6
Aが設けられる遮光領域300とを備えるハーフトーン
位相シフトマスクが完成する。
【0030】(作用効果)以上、本実施の形態における
位相シフトマスクの製造方法によれば、製造プロセスの
早い段階で、位相シフト層形成工程が完了するため、こ
の時点で、位相シフト層の欠陥の有無を検査することが
可能になる。その結果、位相シフト層2に欠陥が発見さ
れた場合の時間的なロスタイムが、従来のプロセスに比
べて削減することが可能になり、位相シフトマスクの早
期納品および製造コスト削減を図ることが可能になる。
【0031】なお、図9に示す工程において、リフトオ
フ法により、位相シフト層2の所定領域にのみCr膜6
Aを残存させる工程を採用したが、他の方法として、図
8に示す工程の後に、CMP法により第2レジスト膜5
の表面が露出するまで、Cr膜6を研磨し、その後、第
2レジスト膜5のみをエッチング等により除去して、位
相シフト層2の所定領域にのみCr膜6Aを残存させる
工程を採用することも可能である。
【0032】(実施の形態2) (製造方法)まず、図10から図15を参照して、本実
施の形態における位相シフトマスクの製造方法について
説明する。なお、位相シフト層形成工程については、上
記実施の形態における図1から図4に示す工程と同じで
あるため、第1工程から第4工程の説明は省略し、第5
工程から説明する。なお、図10から図15は、本実施
の形態における位相シフトマスクの製造方法の第5から
10製造工程を示す断面図である。
【0033】まず、図10を参照して、位相シフト層2
の形成が終了した後、開口部2hを埋めるとともに、位
相シフト層2の表面を覆うように、遮光膜として所定厚
さのCr膜7を形成する。なお、Cr膜に限られず、遮
光性を有するその他の金属膜、金属の酸化膜、金属の酸
化窒化膜、および金属の酸化窒化炭化膜の中から選ばれ
る膜や、これらの中から適宜選択される2以上の膜の積
層膜でも構わない。さらに、金属シリサイド膜、金属シ
リサイドの酸化膜、金属シリサイドの酸化窒化膜、およ
び金属シリサイドの酸化窒化炭化膜の中から選ばれる膜
や、これらの中から適宜選択される2以上の膜の積層膜
でも構わない。その後、図11を参照して、Cr膜7の
上に、第2レジスト膜8を塗布する。
【0034】次に、図12を参照して、第2レジスト膜
8の所定領域を描画する。なお、第2レジスト膜8の描
画において、電子ビーム描画装置を用いる場合には、第
2レジスト膜8の上にあらかじめ導電膜を形成しておく
(図示省略)。レーザ描画装置を用いる場合には、第2
レジスト膜8の上に導電膜を形成しておく必要はない。
その後、図13を参照して、第2レジスト膜8の現像を
行ない、Cr膜7の上の所定位置に、第2レジスト膜8
Aを残存させる。
【0035】次に、図14を参照して、第2レジスト膜
8Aをマスクにして、Cr膜7をエッチングにより除去
し、位相シフト層2の所定領域にのみCr膜7Aを残存
させる。その後、図15を参照して、第2レジスト膜8
Aを除去する。以上により、遮光膜形成工程が完了す
る。
【0036】(位相シフトマスクの構造)これにより、
石英基板1の表面が露出する光透過領域100と、この
石英基板1上に位相シフト層2が設けられ、光透過領域
100を透過する露光光に対して、位相差を約180°
とし、かつ、透過率を2%〜40%とするための位相シ
フタ領域200と、位相シフト層2上の所定領域に設け
られ、位相シフト層2への露光光の入射を遮る遮光膜7
Aが設けられる遮光領域300とを備えるハーフトーン
位相シフトマスクが完成する。
【0037】(作用効果)以上、本実施の形態における
位相シフトマスクの製造方法によっても、上記実施の形
態1と同様に製造プロセスの早い段階で、位相シフト層
形成工程が完了するため、この時点で、位相シフト層の
欠陥の有無を検査することが可能になる。その結果、位
相シフト層2に欠陥が発見された場合の時間的なロスタ
イムが、従来のプロセスに比べて削減することが可能に
なり、位相シフトマスクの早期納品および製造コスト削
減を図ることが可能になる。
【0038】なお、上記製造方法により製造された位相
シフトマスクを用いて半導体装置等の装置を製造した場
合、製造工程における露光不良が減少する結果、装置の
製造工程における歩留まりの向上を図ることが可能にな
る。特に、DRAM、SRAM、ERAM、フラッシュ
メモリ、ASIC、マイコン、GaAsなどの半導体装
置において有利に用いることが可能となる。また、単体
の半導体デバイスや、液晶ディスプレイその他の半導体
装置以外に適用することも可能である。
【0039】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではない。本発明の範
囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によ
って画定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲
内でのすべての変更が含まれる。
【0040】
【発明の効果】この発明に基づいた位相シフトマスクの
製造方法によれば、製造プロセスの早い段階で、位相シ
フト層形成工程が完了するため、この時点で、位相シフ
ト層の欠陥の有無を検査することが可能になる。その結
果、位相シフト層に欠陥が発見された場合の時間的なロ
スタイムが、従来のプロセスに比べて削減することが可
能になり、位相シフトマスクの早期納品および製造コス
ト削減を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第1製造工程を示す断面図
である。
【図2】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第2製造工程を示す断面図
である。
【図3】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第3製造工程を示す断面図
である。
【図4】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第4製造工程を示す断面図
である。
【図5】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第5製造工程を示す断面図
である。
【図6】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第6製造工程を示す断面図
である。
【図7】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第7製造工程を示す断面図
である。
【図8】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第8製造工程を示す断面図
である。
【図9】 この発明に基づいた実施の形態1における位
相シフトマスクの製造方法の第9製造工程を示す断面図
である。
【図10】 この発明に基づいた実施の形態2における
位相シフトマスクの製造方法の第5製造工程を示す断面
図である。
【図11】 この発明に基づいた実施の形態2における
位相シフトマスクの製造方法の第6製造工程を示す断面
図である。
【図12】 この発明に基づいた実施の形態2における
位相シフトマスクの製造方法の第7製造工程を示す断面
図である。
【図13】 この発明に基づいた実施の形態2における
位相シフトマスクの製造方法の第8製造工程を示す断面
図である。
【図14】 この発明に基づいた実施の形態2における
位相シフトマスクの製造方法の第9製造工程を示す断面
図である。
【図15】 この発明に基づいた実施の形態2における
位相シフトマスクの製造方法の第10製造工程を示す断
面図である。
【図16】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第1製造工程を示す断面図である。
【図17】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第2製造工程を示す断面図である。
【図18】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第3製造工程を示す断面図である。
【図19】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第4製造工程を示す断面図である。
【図20】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第5製造工程を示す断面図である。
【図21】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第6製造工程を示す断面図である。
【図22】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第7製造工程を示す断面図である。
【図23】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第8製造工程を示す断面図である。
【図24】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第9製造工程を示す断面図である。
【図25】 従来の技術における位相シフトマスクの製
造方法の第10製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 石英基板、2 位相シフト層、3 第1レジスト
膜、2h,3h 開口部、5,8,8A 第2レジスト
膜、6,6A,7,7A Cr膜、100 光透過領
域、200 位相シフタ領域、300 遮光領域。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の表面が露出する光透過領域
    と、前記透明基板上に位相シフト層が設けられる位相シ
    フタ領域と、前記位相シフト層上の所定領域に設けら
    れ、前記位相シフト層への前記露光光の入射を遮る遮光
    膜が設けられる遮光領域とを備える、位相シフトマスク
    の製造方法であって、 前記透明基板の上に位相シフト層が形成される位相シフ
    ト層形成工程の後に、前記位相シフト層の上の所定領域
    に遮光膜を形成する遮光膜形成工程を施す、位相シフト
    マスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記位相シフト層形成工程は、 前記透明基板の上に、位相シフト層を形成する工程と、 前記位相シフト層の上に、所定のパターン形状を有する
    第1レジスト膜を形成する工程と、 前記第1レジスト膜により、前記位相シフト層のパター
    ニングを行なう工程と、を有し、 前記遮光膜形成工程は、 前記透明基板および前記位相シフト層を覆うように、第
    2レジスト膜を形成する工程と、 前記位相シフト層上の、前記遮光膜を残存させるべき領
    域に対応する領域のみ、前記第2レジスト膜を除去する
    工程と、 前記第2レジスト膜および前記位相シフト層を覆うよう
    に、前記遮光膜を形成する工程と、 リフトオフ法により、前記第2レジスト膜を除去すると
    ともに、前記第2レジスト膜の上に位置する前記遮光膜
    を除去し、前記位相シフト層上の前記遮光領域にのみ、
    前記遮光膜を残存させる工程と、を有する、請求項1に
    記載の位相シフトマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記位相シフト層形成工程は、 前記透明基板の上に、位相シフト層を形成する工程と、 前記位相シフト層の上に、所定のパターン形状を有する
    第1レジスト膜を形成する工程と、 前記第1レジスト膜により、前記位相シフト層のパター
    ニングを行なう工程と、を有し、 前記遮光膜形成工程は、 前記透明基板および前記位相シフト層を覆うように、前
    記遮光膜を形成する工程と、 前記位相シフト層上の、前記遮光膜を残存させるべき領
    域に対応する領域にのみ、第2レジスト膜を残存させる
    工程と、 前記第2レジスト膜をマスクにして、露出する前記遮光
    膜のみを除去し、前記位相シフト層上の前記遮光領域に
    のみ、前記遮光膜を残存させる工程と、を有する、請求
    項1に記載の位相シフトマスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記遮光膜は、金属膜、金属の酸化膜、
    金属の酸化窒化膜、および金属の酸化窒化炭化膜の群か
    ら選ばれる少なくとも1層以上の膜である、請求項1か
    ら3のいずれかに記載の位相シフトマスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記遮光膜は、金属シリサイド膜、金属
    シリサイドの酸化膜、金属シリサイドの酸化窒化膜、お
    よび金属シリサイドの酸化窒化炭化膜の群から選ばれる
    少なくとも1層以上の膜である、請求項1から3のいず
    れかに記載の位相シフトマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 透明基板の表面が露出する光透過領域
    と、前記透明基板上に位相シフト層が設けられる位相シ
    フタ領域と、前記位相シフト層上の所定領域に設けら
    れ、前記位相シフト層への前記露光光の入射を遮る遮光
    膜が設けられる遮光領域とを備える、位相シフトマスク
    であって、 前記透明基板の上に位相シフト層が形成された後に、前
    記位相シフト層の上の所定領域に遮光膜が設けられた、
    位相シフトマスク。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の位相シフトマスクを用
    いて製造された、装置。
JP2001373666A 2001-12-07 2001-12-07 位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスク、および、装置 Withdrawn JP2003173014A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373666A JP2003173014A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスク、および、装置
US10/209,885 US20030108803A1 (en) 2001-12-07 2002-08-02 Method of manufacturing phase shift mask, phase shift mask and apparatus
DE10238783A DE10238783A1 (de) 2001-12-07 2002-08-23 Verfahren zur Herstellung einer Phasenverschiebungsmaske, Phasenverschiebungsmaske und Vorrichtung
KR1020020060058A KR20030052956A (ko) 2001-12-07 2002-10-02 위상 시프트 마스크의 제조 방법, 위상 시프트 마스크 및장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373666A JP2003173014A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスク、および、装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003173014A true JP2003173014A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19182342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001373666A Withdrawn JP2003173014A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスク、および、装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20030108803A1 (ja)
JP (1) JP2003173014A (ja)
KR (1) KR20030052956A (ja)
DE (1) DE10238783A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195126A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Toppan Printing Co Ltd ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法
KR100907887B1 (ko) * 2007-10-22 2009-07-15 주식회사 동부하이텍 하프톤형 위상 시프트 마스크의 제조방법
KR101034540B1 (ko) 2003-12-22 2011-05-12 주식회사 하이닉스반도체 위상 반전 마스크 제조 방법
US7955432B2 (en) 2005-09-22 2011-06-07 Advanced Lcd Technologies Development Center Co., Ltd. Phase modulation device, phase modulation device fabrication method, crystallization apparatus, and crystallization method
JP2017062462A (ja) * 2015-09-26 2017-03-30 Hoya株式会社 フォトマスクの製造方法、フォトマスク、及び表示装置の製造方法
JP7393573B1 (ja) 2023-02-27 2023-12-06 株式会社エスケーエレクトロニクス フォトマスクの製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3754378B2 (ja) * 2002-02-14 2006-03-08 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置の製造方法
KR100733705B1 (ko) * 2005-12-29 2007-06-29 동부일렉트로닉스 주식회사 위상 반전 마스크의 제조 방법
KR20110029701A (ko) * 2009-09-16 2011-03-23 삼성전자주식회사 차단막을 갖는 극자외선 리소그라피 마스크 및 제조방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534897A (ja) * 1991-07-30 1993-02-12 Fujitsu Ltd 光学マスク及びその製造方法
KR0138066B1 (ko) * 1994-04-01 1998-04-28 김주용 위상반전마스크 제작 방법
KR0170686B1 (ko) * 1995-09-13 1999-03-20 김광호 하프톤 위상반전마스크의 제조방법
KR970016794A (ko) * 1995-09-29 1997-04-28 김광호 하프톤 위상 반전 마스크의 제조 방법
KR0166837B1 (ko) * 1996-06-27 1999-01-15 문정환 위상반전 마스크 및 그 제조방법
JPH11295874A (ja) * 1998-04-15 1999-10-29 Oki Electric Ind Co Ltd 位相シフトマスクの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101034540B1 (ko) 2003-12-22 2011-05-12 주식회사 하이닉스반도체 위상 반전 마스크 제조 방법
JP2006195126A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Toppan Printing Co Ltd ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法
US7955432B2 (en) 2005-09-22 2011-06-07 Advanced Lcd Technologies Development Center Co., Ltd. Phase modulation device, phase modulation device fabrication method, crystallization apparatus, and crystallization method
KR100907887B1 (ko) * 2007-10-22 2009-07-15 주식회사 동부하이텍 하프톤형 위상 시프트 마스크의 제조방법
JP2017062462A (ja) * 2015-09-26 2017-03-30 Hoya株式会社 フォトマスクの製造方法、フォトマスク、及び表示装置の製造方法
JP7393573B1 (ja) 2023-02-27 2023-12-06 株式会社エスケーエレクトロニクス フォトマスクの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20030052956A (ko) 2003-06-27
DE10238783A1 (de) 2003-06-26
US20030108803A1 (en) 2003-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7737016B2 (en) Two-print two-etch method for enhancement of CD control using ghost poly
US6207333B1 (en) Mask with attenuating phase-shift and opaque regions
KR100647182B1 (ko) 포토마스크, 포토마스크의 제조 방법, 및 그 포토마스크를이용한 반도체 장치의 제조 방법
US20100009273A1 (en) Mask and method for manufacturing the same
JP2004226717A (ja) マスクの製造方法および半導体集積回路装置の製造方法
JP3912949B2 (ja) フォトマスクの形成方法及び半導体装置の製造方法
TWI286795B (en) Manufacturing method for semiconductor integrated circuit device
US6376130B1 (en) Chromeless alternating reticle for producing semiconductor device features
US5589303A (en) Self-aligned opaque regions for attenuating phase-shifting masks
US6893779B2 (en) Phase shifting mask for manufacturing semiconductor device and method of fabricating the same
US20040029021A1 (en) Method of forming a rim phase shifting mask and using the rim phase shifting mask to form a semiconductor device
JP2003173014A (ja) 位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスク、および、装置
US20090202925A1 (en) Photomask defect correction method, photomask manufacturing method, phase shift mask manufacturing method, photomask, phase shift mask, photomask set, and pattern transfer method
JPH1115127A (ja) ハーフトーン位相シフトマスクおよびそのマスクブランクスならびにハーフトーン位相シフトマスクの製造方法および欠陥修正方法
JP4178291B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び製造用レチクルセット
CN101989039B (zh) 光掩膜的制作方法
US6830702B2 (en) Single trench alternating phase shift mask fabrication
JP3630929B2 (ja) ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法
US5902717A (en) Method of fabricating semiconductor device using half-tone phase shift mask
JP2003121989A (ja) ハーフトーン型位相シフトマスクの修正方法
JPH09325469A (ja) ハーフトーン位相シフトマスクとその製造方法
US6537709B2 (en) Photo mask having film formed from halftone material, method of manufacturing photo mask, and method of manufacturing semiconductor device
JPH10274839A (ja) 修正用マスク及びハーフトーン位相シフトマスクの修正方法
US6296987B1 (en) Method for forming different patterns using one mask
KR100924334B1 (ko) 얼라인 및 라이트 캘리브레이션을 위한 보정 패턴

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301