JP2003168608A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JP2003168608A JP2001365849A JP2001365849A JP2003168608A JP 2003168608 A JP2003168608 A JP 2003168608A JP 2001365849 A JP2001365849 A JP 2001365849A JP 2001365849 A JP2001365849 A JP 2001365849A JP 2003168608 A JP2003168608 A JP 2003168608A
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core
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孝幸 小森
Hitoshi Iwasaki
人志 岩崎
Susumu Nishiguchi
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性および端子の取付信頼性を向上したチ
ョークコイルを提供することを目的としている。 【解決手段】 リングコア4の2つの角部には、テーパ
状に面取りし巻線5を引き出して端子6と接続するため
の溝部7を上面に形成したテーパ部8を設けるととも
に、端子6には、テーパ部8に配置し巻線5と接続した
接続部9と、リングコア4の角部間の外周面に配置した
連接部10を介して接続部9と連接したリングコア4の
下面に配置された実装用の実装部11とを設けた構成で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器等に用
いるチョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のチョークコイルについて図
面を参照しながら説明する。
【0003】図8は従来のチョークコイルの斜視図、図
9は同チョークコイルの分解斜視図である。
【0004】図8、図9において、従来のチョークコイ
ルは、巻軸部21の一端に上端鍔22を有し、この巻軸
部21の他端に上端鍔22の径と略等しい径の下端鍔2
3を有したドラムコア24と、このドラムコア24の巻
軸部21に巻回した巻線25と、ドラムコア24を内包
する円柱状の空間を有するとともに、4つの角部を有し
た角柱形状のリングコア26と、このリングコア26に
取り付けるとともに巻線25と電気的接続をした端子2
7とを備えて構成されている。
【0005】また、ドラムコア24とリングコア26と
の間にはギャップ部を設けてあり、このギャップ部に接
着剤を塗布して、ドラムコア24とリングコア26とを
接着している。
【0006】さらに、端子27は、リングコア26の相
対向する両端面の上面に係合し巻線25と接続する接続
部29と、リングコア26の両端面の下面に係合しこの
リングコア26の外周面に配置した連接部30を介して
接続部29と連接した実装用の実装部28とを設けたコ
の字形状であって、2つの端子27をリングコア26の
外方から相対向する端面に位置するように取り付けてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
端子27は接続部29と連接部30を介して連接した実
装部28とを有したコの字形状としており、実装基板へ
の実装時には、このコの字形状の端子27の実装部28
を実装基板の配線パターンのランドに載置して半田接続
することになる。
【0008】一般に実装基板において配線パターンのラ
ンドが配置される位置は、使用者によって様々な位置に
配置されることが多い。
【0009】このような場合、上記従来の構成では端子
27がコの字形状であるので、使用者においてランドの
位置が互いに異なる場合には、その都度、リングコア2
6に対する端子27の取付位置を変更する必要が生じ
る。このとき、リングコア26の形状が角柱形状の場合
は、実装基板における他の部品の取付位置との関係か
ら、取付方向(縦、横、斜め方向等)が規制されること
があるので、リングコア26の取付方向を変更せずに、
端子27の取付位置のみを変更することによって、ラン
ドの異なった位置に対応する必要がある。
【0010】よって、端子27のリングコア26への取
付位置の変更が必要な場合は、生産性が低下するととも
に、取付位置の変更に起因して取付信頼性が低下すると
いう問題点を有していた。
【0011】本発明は上記問題点を解決し、生産性およ
び端子の取付信頼性を向上したチョークコイルを提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成を有する。
【0013】本発明の請求項1に記載の発明は、特に、
リングコアの少なくとも2つの角部にはテーパ状に面取
りしたテーパ部を設けるとともに、端子には、前記テー
パ部に配置し巻線と接続した接続部と、前記リングコア
の下面に配置し前記リングコアの前記角部間の外周面に
配置した連接部を介して前記接続部と連接した実装用に
実装部とを設け、前記実装部を前記リングコアの下面の
隣接する角部間に配置した構成である。
【0014】上記構成により、端子にはリングコアの角
部間の外周面に配置した連接部を設けているので、接続
部の下方に対向する位置に実装部が位置するのではな
く、リングコアの角部間の外周面に配置した連接部の寸
法分だけ位置ずれしている。つまり、ランドの位置に対
応するようにこの連接部の寸法を予め調整した端子を接
続部の位置を基準にしてリングコアに取り付けるように
すれば、接続部と実装部との互いの位置関係を自由に設
定できるので、リングコアの取付方向を変更せずに、し
かも、端子の取付位置も変更せずに、ランドの異なった
位置に対応することができる。
【0015】特に、接続部をリングコアの角部に設けた
テーパ部に配置するので、この接続部と巻線とは一般的
に半田接続が施されているが、半田の付着量に起因した
寸法増加もチョークコイル全体としての縦横の外形寸法
に影響することを防止できる本発明の請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の発明において、特に、リング
コアの外周面を連接部から露出するように前記接続部の
下側稜線と前記リングコアの下面との間に隙間部を形成
する構成である。
【0016】上記構成により、接続部の下側稜線と前記
リングコアの下面との間に隙間部を形成しているので、
実装部と実装基板のランドとが半田接続された際、この
半田が表面張力等により実装部から接続部へ付着すると
ともに、接続部への付着に起因してリングコアの下面と
外周面との境界近傍に沿って半田が付着し廻り込むこと
を防止できる。
【0017】特に、リングコアの下面と外周面との境界
近傍に沿って半田は付着し易く、この場合リングコアと
ドラムコアとの間に形成されるギャップ部(空間部)に
も半田が浸透して、チョークコイルとして重畳特性を低
下させる恐れがあるが、上記構成によりこの重畳特性の
低下を防止できる。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の発明において、特に、隙間部をテーパ状に面
取りした構成である。上記構成により、端子の実装部近
傍の接続部の下側稜線に露出するリングコアの外周面が
テーパ状に面取りされることになり、実装部に付着した
半田がリングコアの外周面に付着することを抑制し、半
田の接続部への付着に起因してリングコアの下面と外周
面との境界近傍に沿うように半田が付着し廻り込むこと
をより防止できる。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、特に、実装部の長さはリング
コアの外周からドラムコアに向かって前記ドラムコアの
鍔に達する長さとした構成である。上記構成により、実
装部の長さはドラムコアの鍔に達する長さとしているの
で、衝撃等によってドラムコアがリングコアから脱落す
ることを防止できる。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、特に、実装部はリングコアの
下面の隣接する角部間の中央に配置した構成である。上
記方法により、実装部は角部のテーパ部に隣接せずに一
定の間隔をもって配置されることになり、半田の連接部
への付着に起因してリングコアの下面と外周面との境界
近傍に沿うように半田が付着し廻り込むことをより防止
できる。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、特に、テーパ部の上面に溝部
を設け、前記溝部から巻線を引き出して端子の接続部と
接続した構成である。上記構成により、巻線の引き出し
が容易になるとともに、線径の異なる巻線を用いても、
溝部によって容易に引き出すことができる。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、特に、ドラムコアの上端の鍔
と、前記鍔に対向するリングコアとの間に接着剤を塗布
して前記リングコアと前記ドラムコアとを接着した構成
である。上記構成により、ドラムコアの下面に接着剤を
付着させずに、リングコアとドラムコアとを保持でき、
ドラムコアの下面の平坦性が損なわれ、実装性が低下す
ることを防止できる。
【0023】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、特に、端子の厚さを同一にす
るとともに、連接部の最小の幅は実装部の幅以上にした
構成である。上記構成により、非常に小さい外形寸法で
あって、高周波回路に用いる場合、特に、10ミリ角以
下で、巻線の直径が1ミリ以下のような微小インダクタ
ンス値(数nH)で機能させる際は、端子の連接部の長
さに起因して直流抵抗が増大し、発熱等のエネルギー損
失を受け易いが、連接部の最小の幅を実装部の幅以上に
することにより、直流抵抗を増大させずエネルギー損失
を抑制することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を用
いて、本発明の全請求項に記載の発明について図面を参
照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の一実施の形態におけるチョ
ークコイルの下面から見た斜視図、図2は同チョークコ
イルの上面から見た斜視図、図3は同チョークコイルの
図1におけるA−A断面図、図4は同チョークコイルの
正面図、図5は同チョークコイルの上面図、図6は同チ
ョークコイルの下面図、図7は同チョークコイルの製造
工程図である。
【0026】図1〜図6において、本発明の一実施の形
態におけるチョークコイルは、巻軸部1の上下端に鍔2
を有したドラムコア3と、このドラムコア3の巻軸部1
に巻回した巻線5と、このドラムコア3を内包し4つの
角部を有した角柱形状のリングコア4と、このリングコ
ア4に取り付けるとともに巻線5と電気的接続をした端
子6とを備えている。
【0027】また、リングコア4の4つの角部の内の相
対向する2つの角部には、テーパ状に面取りし、巻線5
を引き出して端子6と接続するための溝部7を上面に形
成したテーパ部8を設けるとともに、端子6には、テー
パ部8に配置し巻線5と接続する接続部9と、リングコ
ア4の角部間の外周面に配置した連接部10を介してリ
ングコア4の下面に配置された実装用の実装部11とを
設けている。
【0028】この端子6は、接続部9、連接部10、実
装部11の厚さを同一にするとともに、連接部10の最
小の幅(W1)を実装部11の幅(W2)よりも小さく
し、実装部11はリングコア4の外周からドラムコア3
に向かってドラムコア3の鍔2に達する長さにするとと
もに、リングコア4の下面の隣接する角部間の中央に配
置し、リングコア4と端子6の実装部11との間に接着
剤13を塗布している。
【0029】さらに、リングコア4の外周面を接続部9
から露出させるように接続部9の下側稜線とリングコア
4の下面との間に隙間部12を形成するとともに、隙間
部12をテーパ状に面取りしている。
【0030】そして、ドラムコア3の上端の鍔2と、前
記鍔2に対向するリングコア4との間に接着剤13を塗
布して、リングコア4とドラムコア3とを接着してい
る。
【0031】上記チョークコイルを製造する製造方法は
図7に示す通りである。
【0032】第1に、平板状の金属フレーム14に連接
した同一の厚さのフープ端子15を図7(a)に示すよ
うにリングコア4の外周面から下面に向かってL字形状
に折曲し、図7(b)に示すようにフープ端子15にL
字部16を形成して巻線5と接続するための接続部9
と、リングコア4の下面の隣接する角部間の中央に配置
するとともに、リングコア4の角部間の外周面に配置す
る連接部10と、連接部10を介して接続部9と連接す
る実装用の実装部11とを有した端子6を形成する。
【0033】このとき、同時に図1に示す連接部10の
最小の幅(W1)と実装部11の幅(W2)を所定寸法
にする工程と、実装部11の長さ(T1)をリングコア
4の外周からドラムコア3に向かってドラムコア3の鍔
2に達する長さとする工程とを設けている。
【0034】第2に、角部を有した角柱形状であって外
周面の下面側にテーパ状に面取りし、上面に溝部7を有
するテーパ部8を設けたリングコア4を図7(c)に示
すように端子6の接続部9の下側稜線とリングコア4の
下面との間に、面取りした部分が露出して隙間部12を
形成するように、折曲した端子6上に載置している。
【0035】第3に、図7(d)に示すように巻軸部1
に巻線5を巻回したドラムコア3をリングコア4に内包
して配置している。第4に、ドラムコア3の上端の鍔2
と、この鍔2に対向するリングコア4との間に接着剤1
3を塗布して、リングコア4とドラムコア3とを接着し
ている。第5に、巻線5を溝部7から引き出して端子6
と接続している。
【0036】第6に、フープ端子15を金属フレーム1
4から切断し、図7(e)に示すようにチョークコイル
を個片に分離している。
【0037】最後に、このようにして製造されたチョー
クコイルを実装基板の配線パターンのランドに端子6の
実装部11によって半田接続して実装している。
【0038】上記構成および製造方法によれば、端子6
には、リングコア4の角部間の外周面に配置した連接部
10を設けているので、接続部9の下方に対向する位置
に実装部11が位置するのではなく、リングコア4の角
部間の外周面に配置した連接部10の寸法(T2)だけ
位置ずれする。
【0039】つまり、ランドの位置に対応するようにこ
の連接部10の寸法(T2)を予め調整した端子6をリ
ングコア4に取り付けるようにすれば、接続部9と実装
部11との互いの位置関係を自由に設定できるので、リ
ングコア4の取付方向(チョークコイルの取付方向)を
変更せずに、しかも、端子6の取付位置も変更せずにラ
ンドの異なった位置に対応することができる。
【0040】特に、接続部9をリングコア4の角部に設
けたテーパ部8に配置するので、この接続部9と巻線5
とは一般的に半田接続が施されているが、半田の付着量
に起因して寸法増加しても、チョークコイル全体として
の縦横の外形寸法に影響することを防止できる(半田の
付着量に起因した寸法増加はテーパ部8によって吸収さ
れる)。
【0041】また、接続部9の下側稜線と前記リングコ
ア4の下面との間に隙間部12を形成しているので、実
装部11と実装基板のランドとが半田接続された際、こ
の半田が表面張力等により実装部11から接続部9へ付
着するとともに、接続部9への付着に起因してリングコ
ア4の下面と外周面との境界近傍に沿って半田が付着し
廻り込むことを防止できる。
【0042】特に、リングコア4の下面と外周面との境
界近傍に沿って半田は付着し易く、この場合、チョーク
コイルとして、リングコア4とドラムコア3との間に形
成されるギャップ部(空間部)にも半田が浸透して、重
畳特性を低下させる恐れがあるが、上記構成によりこの
重畳特性の低下を防止できる。
【0043】さらに、端子6の実装部11近傍の接続部
9の下側稜線に露出するリングコア4の外周面がテーパ
状に面取りされることになり、実装部11に付着した半
田がリングコア4の外周面に付着することを抑制し、半
田の接続部9への付着に起因してリングコア4の下面と
外周面との境界近傍に沿うように半田が付着し廻り込む
ことをより防止できる。
【0044】この際、実装部11は角部のテーパ部8に
隣接せずに一定の間隔をもって配置されるので、半田の
接続部9への付着に起因してリングコア4の下面と外周
面との境界近傍に沿うように半田が付着し廻り込むこと
をより一層防止できるとともに、実装部11の長さ(T
1)はドラムコア3の鍔2に達する長さとしているの
で、衝撃等によってドラムコア3がリングコア4から脱
落することを防止できる。
【0045】そして、テーパ部8の上面に溝部7を設
け、この溝部7から巻線5を引き出して端子6の接続部
9と接続しているので、線径の異なる巻線5を用いても
溝部7によって容易に引き出すことができるとともに、
ドラムコア3の上端の鍔2とこの鍔2に対向するリング
コア4との間に接着剤13を塗布して接着しているの
で、ドラムコア3の下面に接着剤13を付着させずにリ
ングコア4とドラムコア3とを保持でき、ドラムコア3
の下面の平坦性が損なわれ実装性が低下することを防止
できる。
【0046】なお、端子6の厚さを同一にするととも
に、連接部10の最小の幅(W1)は実装部11の幅
(W2)以上にしているので、非常に小さい外形寸法で
あって高周波回路に用いる場合、特に、10ミリ角以下
で、巻線5の直径が1ミリ以下のような微小インダクタ
ンス値(数nH)で機能させる際は、端子6の連接部1
0の長さに起因して直流抵抗が増大し、発熱等のエネル
ギー損失を受け易いが、連接部10の最小の幅(W1)
を実装部11の幅(W2)以上にすることにより直流抵
抗を増大させずエネルギー損失を抑制することができ
る。
【0047】このように本発明の一実施の形態によれ
ば、チョークコイル自体の取付方向およびリングコア4
への端子6の取付位置を変更せずに、ランドの異なった
位置に対応することができるとともに、実装性、巻線5
配線の簡易性を低下させることもなく、生産性および端
子6の取付信頼性を向上できる。
【0048】特に、接続部9と巻線5との半田接続に起
因してチョークコイル全体の外形寸法が影響を受けるこ
とがなく小型化もできるとともに、実装部11とランド
との半田接続に起因してリングコア4とドラムコア3と
の間に形成されるギャップ部(空間部)に半田が浸透
し、重畳特性を低下させることもない。
【0049】なお、本発明の一実施の形態によれば、連
接部10の最小の幅(W1)が実装部11の幅(W2)
よりも小さいが、連接部10の最小の幅(W1)を実装
部11の幅(W2)以上にしてもよい。
【0050】一般に、非常に小さい外形寸法であって高
周波回路に用いる場合、特に、10ミリ角以下で巻線5
の直径が1ミリ以下のような微小インダクタンス値(数
nH)で機能させる際は、端子6の連接部10の最小の
幅(W1)に起因して直流抵抗が増大し、発熱等のエネ
ルギー損失を受け易いが、連接部10の最小の幅(W
1)を実装部11の幅(W2)以上にすることにより、
直流抵抗を増大させずエネルギー損失を抑制することが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、端子には
リングコアの角部間の外周面に配置した連接部を設けて
いるので、接続部の下方に対向する位置に実装部が位置
するのではなく、リングコアの角部間の外周面に配置し
た連接部の寸法分だけ位置ずれする、すなわち、ランド
の位置に対応するようにこの連接部の寸法を予め調整し
た端子をリングコアに取り付けるようにすれば、接続部
と実装部との互いの位置関係を自由に設定できる。
【0052】この結果、チョークコイル自体の取付方向
およびリングコアへの端子の取付位置を変更せずに、ラ
ンドの異なった位置に対応することができ、生産性およ
び端子の取付信頼性を向上したチョークコイルを提供で
きる。
【0053】特に、接続部をリングコアの角部に設けた
テーパ部に配置するので、この接続部と巻線とは一般的
に半田接続が施されているが、半田の付着量に起因した
寸法増加もチョークコイル全体としての縦横の外形寸法
に影響することを防止できる(半田の付着量に起因した
寸法増加はテーパ部によって吸収される)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるチョークコイル
の下面から見た斜視図
【図2】同チョークコイルの上面から見た斜視図
【図3】同チョークコイルの図1におけるA−A断面図
【図4】同チョークコイルの正面図
【図5】同チョークコイルの上面図
【図6】同チョークコイルの下面図
【図7】(a)〜(e)同チョークコイルの製造工程図
【図8】従来のチョークコイルの斜視図
【図9】同チョークコイルの分解斜視図
【符号の説明】
1 巻軸部 2 鍔 3 ドラムコア 4 リングコア 5 巻線 6 端子 7 溝部 8 テーパ部 9 接続部 10 連接部 11 実装部 12 隙間部 13 接着剤 14 金属フレーム 15 フープ端子 16 L字部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西口 進 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA01 BA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻軸部の上下端に鍔を有したドラムコア
    と、このドラムコアの巻軸部に巻回した巻線と、前記ド
    ラムコアを内包し角部を有した角柱形状のリングコア
    と、このリングコアに取り付けるとともに前記巻線と電
    気的接続をした端子とを備え、前記リングコアの少なく
    とも2つの角部にはテーパ状に面取りしたテーパ部を設
    けるとともに、前記端子には前記テーパ部に配置し前記
    巻線と接続した接続部と、前記リングコアの下面に配置
    し前記リングコアの前記角部間の外周面に配置した連接
    部を介して前記接続部と連接した実装用に実装部とを設
    け、前記実装部を前記リングコアの下面の隣接する角部
    間に配置したチョークコイル。
  2. 【請求項2】 リングコアの外周面を接続部から露出す
    るように前記接続部の下側稜線と前記リングコアの下面
    との間に隙間部を形成した請求項1に記載のチョークコ
    イル。
  3. 【請求項3】 隙間部をテーパ状に面取りした請求項2
    に記載のチョークコイル。
  4. 【請求項4】 実装部の長さは、リングコアの外周から
    ドラムコアに向かって前記ドラムコアの鍔に達する長さ
    とした請求項1に記載のチョークコイル。
  5. 【請求項5】 実装部はリングコアの下面の隣接する角
    部間の中央に配置した請求項1に記載のチョークコイ
    ル。
  6. 【請求項6】 テーパ部の上面に溝部を設け、この溝部
    から巻線を引き出して端子の接続部と接続した請求項1
    に記載のチョークコイル。
  7. 【請求項7】 ドラムコアの上端の鍔と、前記鍔に対向
    するリングコアとの間に接着剤を塗布して前記リングコ
    アと前記ドラムコアとを接着した請求項1に記載のチョ
    ークコイル。
  8. 【請求項8】 端子の厚さを同一にするとともに、連接
    部の最小の幅は実装部の幅以上にした請求項1に記載の
    チョークコイル。
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