JP2003165912A - 樹脂組成物、ならびにそれを用いた有機エレクトロルミネッセントディスプレイ、太陽電池、タッチパネルおよびプラズマディスプレイパネル - Google Patents

樹脂組成物、ならびにそれを用いた有機エレクトロルミネッセントディスプレイ、太陽電池、タッチパネルおよびプラズマディスプレイパネル

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JP2003165912A
JP2003165912A JP2001368143A JP2001368143A JP2003165912A JP 2003165912 A JP2003165912 A JP 2003165912A JP 2001368143 A JP2001368143 A JP 2001368143A JP 2001368143 A JP2001368143 A JP 2001368143A JP 2003165912 A JP2003165912 A JP 2003165912A
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flakes
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resin
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JP2001368143A
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Takemi Saijo
武美 西條
Hidetoshi Fukuchi
英俊 福地
Naoki Kinugasa
直己 衣笠
Hiroshi Nishikawa
宏 西川
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な手段により屈折率のバラツキが極めて
小さく、かつ、屈折率の調整が可能な透明フレークを製
造して、これを種々の透明樹脂に配合することにより、
透過率が高く、光の散乱が少なく、寸法安定性が高く、
透湿度が低いという特性を同時に満足し得る樹脂組成物
を得る。さらには、この樹脂組成物を用いることによ
り、有機ELディスプレイの実用化への道を開き、太陽
電池の光電変換効率を高め、タッチパネルもしくはPD
Pの薄型化・軽量化に貢献する。 【解決手段】 透明樹脂の屈折率と透明フレークの屈折
率との差が0.003以下で、かつ、透明フレークの屈
折率のバラツキが0.006以下である樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポリカーボネー
トなどの透明樹脂中に透明なフレーク(鱗片体)を含有
する樹脂組成物に関する。さらには、その樹脂組成物を
用いた有機エレクトロルミネッセント(EL)ディスプ
レイ、太陽電池、タッチパネルおよびプラズマディスプ
レイパネル(PDP)に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートもしくはアクリル樹脂
などの透明樹脂中にガラスフレークもしくはシリカフレ
ークなどの透明フレークを配合して、樹脂組成物の透明
性を維持しつつ、その寸法安定性を改善する技術が知ら
れている。この樹脂組成物は、透明フレークが平滑面を
揃えて重畳的に積層するため、一方向からの透湿度が低
いという特性も備える。
【0003】このような樹脂組成物の特性をさらに改善
する発明として、公開技報96−10324号には、ポ
リカーボネートに下記「表1」に記載のECRガラスか
らなるガラスフレークを配合したものが、また特開平9
−95607号公報には、ポリカーボネートおよび/ま
たはポリエステル樹脂に、これら透明樹脂との屈折率の
差が0.01以下のガラスフィラーを適当量配合したも
のが記載されている。
【0004】
【表1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、公開技報9
6−10324号に記載の樹脂組成物は、ECRガラス
からなるガラスフレークを30重量%含有するため、透
過率がやや低く、かつ、凝視すればガラスフレークの粒
子を確認できるものであって、完全な透明体ではなかっ
た。本発明者らの行った実験では、ポリカーボネートに
ECRガラスからなるガラスフレークを配合した場合、
その含有率が増えるに従って透過率が低下し、含有率3
0重量%では透過率が約15%低下した。公開技報96
−10324号によれば、ポリカーボネートの屈折率は
1.587であり、ECRガラスの屈折率は1.584
であるから、その差は0.003である。しかし、屈折
率の差が0.003では、樹脂組成物の透過率が約15
%も低下した実験結果を説明できない。この点について
鋭意検討の結果、本発明者らは、ECRガラスからなる
ガラスフレークは粒子毎に屈折率がばらついており、こ
れが樹脂組成物の透過率を大きく低下させる要因である
という結論に達した。ポリカーボネートとガラスフレー
クはどちらも透明体であるから、それ自体の可視光吸収
は小さく、樹脂組成物の透過率を大きく低下させる要因
とはならない。しかし、これらの屈折率の差が大きくな
れば、その界面において、反射が生じ易くなり、かつ、
光が多重に屈折して散乱するため、樹脂組成物の透過率
が低下するものと考えられる。実際にECRガラスから
なるガラスフレークの屈折率のバラツキを測定したとこ
ろ、およそ0.01のバラツキがあった。上記表1に示
したように、ECRガラスは、シリカ(SiO2)、アルミナ
(Al2O3)および酸化カルシウム(CaO)を主成分とし、チタ
ニア(TiO2)、酸化マグネシウム(MgO)および酸化亜鉛(Zn
O)などの成分を含有する多成分系ガラスである。そし
て、ガラスフレークの製造方法は、原料(ガラスペレッ
ト)を電気炉で熔融し、炉の下部に設けた吐出口から熔
融ガラスを流出させつつ、そこにエアーを吹き込んでチ
ューブ状に膨らませ、冷却固化させた後、前記吐出口直
下に設けた破砕ローラーでマイクロメートルオーダーの
大きさに粉砕するものである。これらを勘案すると、E
CRガラスからなるガラスフレークの屈折率に比較的大
きなバラツキが生じるのは、多成分系ガラスであるた
め、電気炉内において熔融ガラスの組成が均一になりき
らず、その状態で吐出口から流出してチューブ状に引き
伸ばされることにより、個々の粒子間に組成成分の構成
比率に差が生じ、この組成の差が屈折率の差となって現
れるからであると考えられる。なお、上記特開平9−9
5607号公報には、ガラスフィラーの屈折率のバラツ
キに関する記載はない。
【0006】また、透明樹脂には、上記ポリカーボネー
トやアクリル樹脂の他に、ポリスチレン系樹脂、メタク
リル樹脂、オレフィンポリマー系樹脂、ポリプロピレン
樹脂、透明アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体(ABS樹脂)またはポリエチレンテレフタラー
ト樹脂(PET樹脂)などがあり、これらの透明樹脂の
屈折率はそれぞれに異なる。したがって、これらの透明
樹脂にガラスフレークを配合する場合、樹脂組成物の透
過率を低下させないためには、各透明樹脂の屈折率との
差が小さいガラスフレークを適宜選択する必要がある。
しかし、上述したように、ガラスフレークには比較的大
きな屈折率のバラツキが必然的に生じるため、透明樹脂
との屈折率の差を小さくするにも限界がある。さらに、
ガラスフレークの屈折率を調整するためには、その組成
成分の構成比率を変える必要があり、組成の異なるガラ
スフレークを透明樹脂の種類に応じて個別に製造しなけ
ればならなくなる。そうなればガラスフレークの汎用性
が損なわれ、その製造コストが上昇するなどの新たな問
題が生じる。
【0007】上記透明樹脂はそれぞれに異なる特性を備
えており、その各特性を活用して種々の用途に利用され
ている。たとえば、ABS樹脂は耐衝撃性および耐熱性
に優れることから自動車用部品として、またポリカーボ
ネート樹脂は寸法安定性および透明性が高いことから保
護フィルムまたは液晶ディスプレイの基板などとしてよ
く利用される。また、ディスプレイ用基板には、画像の
精細さを損なわないように、透過率の高さだけではな
く、光の散乱が少ないことも要求される。さらに、近年
では有機ELディスプレイの開発が盛んであり、その実
用化のためには、大気中の湿気が発光層にまで達しない
ように、基板には透湿度の低さが求められる。その他、
透明樹脂は太陽電池用基板としても利用されており、こ
の場合は、光電変換層に多くの光を導くために高い透過
率が、太陽熱による変形が生じないように高い寸法安定
性が、雨露に晒されても透過率および光電変換効率が低
下しないように透湿度の低さが要求される。これら種々
の用途において、樹脂組成物には、透過率の高さ、光の
散乱の少なさ、寸法安定性の高さおよび透湿度の低さが
求められ、その用途毎に前記特性に重要度の差はあると
しても、全ての特性を備える樹脂組成物であれば、どの
用途にも好適に利用できる。上記公開技報96−103
24号に記載のポリカーボネートにECRガラスからな
るガラスフレークを配合した樹脂組成物では、寸法安定
性の高さおよび透湿度の低さについては、樹脂組成物の
一般的用途において不具合を生じることはないと考えら
れるが、ディスプレイ用基板として利用した場合には、
透過率の高さおよび光の散乱の少なさについて必ずしも
十分な特性を備えているとは言い難かった。
【0008】この発明は、以上のような問題点に着目し
て完成されたものである。その目的とするところは、簡
便な手段により屈折率のバラツキが極めて小さく、か
つ、屈折率の調整が可能な透明フレークを製造して、こ
れを種々の透明樹脂に配合することにより、透過率が高
く、光の散乱が少なく、寸法安定性が高く、透湿度が低
いという特性を同時に満足し得る樹脂組成物を得ること
にある。さらには、この樹脂組成物を用いることによ
り、有機ELディスプレイの実用化への道を開き、太陽
電池の光電変換効率を高め、タッチパネルもしくはPD
Pの薄型化・軽量化に貢献することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような問題を解決
するために、請求項1に記載の発明の樹脂組成物は、透
明樹脂の屈折率と透明フレークの屈折率との差が0.0
03以下で、かつ、透明フレークの屈折率のバラツキが
0.006以下のものである。
【0010】請求項2に記載の発明の樹脂組成物は、請
求項1に記載の発明において、透明フレークが平均厚さ
0.1〜10μm、アスペクト比5〜150のものであ
る。
【0011】請求項3に記載の発明の樹脂組成物は、請
求項1または2に記載の発明において、透明フレークの
含有率が1〜30重量%のものである。
【0012】請求項4に記載の発明の樹脂組成物は、請
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、透明
フレークがゾルゲル法で製造されたものである。
【0013】請求項5に記載の発明の樹脂組成物は、請
求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、透湿
度が0.01g/m2・d以下のものである。
【0014】請求項6に記載の発明の有機エレクトロル
ミネッセントディスプレイは、請求項1〜5のいずれか
1項に記載の樹脂組成物を用いたものである。
【0015】請求項7に記載の発明の太陽電池は、請求
項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用いたも
のである。
【0016】請求項8に記載の発明のタッチパネルは、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用い
たものである。
【0017】請求項9に記載の発明のプラズマディスプ
レイパネルは、請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹
脂組成物を用いたものである。
【0018】
【発明の詳細な説明】以下、この発明の好ましい実施の
形態について、詳細に説明する。この発明は、透明樹脂
の屈折率と透明フレークの屈折率との差が0.003以
下で、かつ、透明フレークの屈折率のバラツキが0.0
06以下であることを特徴とする。公開技報96−10
324号には、透明フレークであるECRガラスからな
るガラスフレークの屈折率は1.584と記載されてい
るが(表4下段)、上述したようにこのガラスフレーク
には屈折率のバラツキが0.01もあり、この屈折率
1.584という値は、ガラスフレークの屈折率の平均
値またはモードを表したものと考えられる。なお、ガラ
スフレークの屈折率の分布は、組成のバラツキに起因し
て作為的な操作を行うことなく生じるものであるから、
正規分布に従うと考えられる。この場合、平均値とモー
ドは同一とみなせる。したがって、公開技報96−10
324号に記載の樹脂組成物は、透明樹脂であるポリカ
ーボネートの屈折率と、ECRガラスからなるガラスフ
レークの屈折率との差が、極値では0.013もあった
ことになる。この発明では、透明フレークを後述する方
法で製造することにより、その屈折率のバラツキを0.
006以下に抑え、透明樹脂の屈折率と透明フレークの
屈折率との差を極値でも小さくすることができる。その
結果、樹脂組成物の透過率が向上し、かつ、光の散乱が
抑制されるので、樹脂組成物中の透明フレークをより目
立たなくすることができる。
【0019】ここで、透明フレークの屈折率およびその
バラツキの測定方法を説明する。 (1)測定しようとする透明フレークの屈折率を「n」
と予め予想し、その屈折率が「nA〜nB」の間に入るよ
うに、それぞれ屈折率が「nA」「nB」を有し、かつ、
よく混合しうる2種の透明液体A,Bを準備する。 (2)これら2種の透明液体A,Bを反応させずに、よ
く混合する。 (3)きれいな試験管に透明フレークを少量入れ、透明
液体A,Bのいずれか一方を1mlほど入れる。この
時、溶液中で透明フレークは白っぽく見える。 (4)他方の透明溶液を少しずつ加えて混合していく
と、混合液と透明フレークの屈折率がやがて一致して、
白っぽさが消える。 (5)この時の混合液の屈折率をアッベ屈折計で測定し
て、その測定値を透明フレークの屈折率とする。 (6)また、屈折率の分散値については、専用の表から
求めることができ、これを透明フレークの屈折率のバラ
ツキとする。
【0020】透明フレークは、その外形が鱗片状であれ
ばよく、組成成分およびその構成比率などをとくに限定
されるものではない。また、この発明において「透明」
とは、可視光透過率が80%以上であることをいう。し
たがって、同一の組成成分の構成比率からなるフレーク
(または透明樹脂)であっても、相当の厚さがあるなど
その形状によっては、透明でなくなることもある。上述
したようにECRガラスからなるガラスフレークの屈折
率に比較的大きなバラツキが生じるのは、それが多成分
系ガラスであることに由来すると考えられることから、
この透明フレークは、単成分から3成分系のガラスまた
は結晶であることが好ましい。構成成分が3成分以下の
ガラス(以下、「少成分系ガラス」と称す)であれば、組
成の不均一は生じ難く、また結晶であれば、欠陥が形成
されない限り組成の不均一は生じないからである。な
お、ガラス質の中に結晶構造が部分的に存在する微結晶
性の透明フレークであってもよく、この場合は、非晶質
の体積分率が60%以上であることが好ましい。
【0021】透明フレークの製造方法は、とくに限定さ
れるものではないが、少成分系ガラスの製造に適したゾ
ルゲル法が好ましい。ゾルゲル法は、金属アルコキシド
を酸触媒などを用いて重合させゲル状にし、このゲルを
昇温加熱することにより溶媒を除去して、ガラスを成形
する方法である。ゾルゲル法で成形された透明フレーク
は、溶媒が除去された部分が空洞として残るため、通常
は多孔質である。この多孔質の透明フレークをガラス転
移点以上に加熱することにより、多孔質の孔を小さく、
かつ、少なくすることができ、透明フレークの屈折率を
高めることができる。すなわち、ゾルゲル法により透明
フレークを製造すれば、その組成成分の構成比率を変え
ることなく、成形後の熱処理条件を調整するだけでその
屈折率を調整することができる。その結果、透明フレー
クの汎用性を高めることができ、透明樹脂の種類に応じ
た専用の透明フレークが不要となり、その製造コストを
抑えることができる。この成形後の熱処理により、透明
フレークの屈折率がどの程度変化するのか確認するた
め、つぎの実験を行った。まず、一般的なゾルゲル法を
用いて、シリカ70重量%およびチタニア30重量%か
らなる多孔質の2成分系透明フレークを成形した(日本
板硝子社製 TSG30)。この透明フレークの屈折率
をアッベ屈折計を用いて測定したところ、1.520で
あった。その後、透明フレークを400℃、650℃お
よび1,000℃にまで個別に昇温した。熱処理条件
は、昇温速度が5〜10℃/min、各目的温度で2時間保
持、その後室温まで徐冷するものである。この結果、4
00℃で処理した場合は1.5589、650℃の場合
は1.5836、1,000℃の場合は1.6154で
あった。したがって、成形後の熱処理条件により、透明
フレークの組成成分の構成比率を変えることなく、その
屈折率を0.0954も高めることができたことにな
る。なお、ゾルゲル法以外の製造方法を排除するもので
はなく、透明フレークの屈折率のバラツキを抑制できる
方法であれば、従来のガラスフレークの製造方法を用い
て少成分系ガラスを製造してもよいし、スパッタリング
法または化学気相成長法(CVD法)により結晶成長さ
せて透明フレークを製造してもよい。
【0022】透明フレークの組成成分は、とくに限定さ
れるものではないが、シリカ、アルミナ、ジルコニア(Z
rO2)およびチタニアからなる郡より選ばれた少なくとも
1種が60重量%以上含まれることが好ましい。シリカ
ガラスの屈折率は1.458、α-アルミナは1.76
0〜1.768、ジルコニアは2.15〜2.18、な
らびにチタニアは結晶構造により異なり2.52〜2.
71である。これら屈折率の異なる複数の組成成分を適
宜組み合わせることにより、透明フレークの屈折率を調
整することができる。また、上述のように透明フレーク
をゾルゲル法で製造する場合、その成形後の加熱により
屈折率を高めることができるので、組成成分の構成比率
は、成形後の加熱処理条件なども勘案して決定すること
が好ましい。
【0023】透明フレークの形状は、とくに限定される
ものではないが、平均厚さが0.1〜10μm、とくに
1μm以下、アスペクト比が5〜150であることが好
ましい。平均厚さが0.1μmより薄い場合は、透明フ
レークの強度が不足して、透明樹脂に配合する際に透明
フレークが屈曲し、透明フレークが樹脂組成物内で重畳
的に積層し難くなる。その結果、樹脂組成物の透湿度の
低下が現れなくなる。一方、平均厚さが10μmを越え
ると、透明フレークの柔軟性が低下し、透明樹脂に配合
する際に透明フレークが破砕して、初期の粒径が維持で
きなくなる。また、本発明者らは、多くの実験結果か
ら、透明フレークの「平均粒径」、「平均厚さ」および
「含有率」の間に密接な関係があることに気が付いた。
すなわち、 平均粒径 × 含有率 / 平均厚さ = 定数 ・・・(式1) の関係を充たすように、透明フレークの「平均粒径」、
「平均厚さ」および「含有率」を選択すれば、透明樹脂
への配合の際に透明フレークの破砕などの問題を生じる
ことなく、樹脂組成物の透湿度を確実に低下させること
ができる。したがって、ある透明樹脂に対して好ましい
「平均粒径」、「平均厚さ」および「含有率」を見出し
た場合であって、少し厚い透明フレークに変更するとき
には、上記「式1」を充たすように、透明フレークの平
均粒径と含有率を選択すればよい。この式1に照らし
て、透明フレークの平均粒径、平均厚さおよび含有率の
好ましい範囲を検討したところ、平均厚さ5μmの場合
には平均粒径は60〜750μm、および含有率は10
〜30重量%が調整し易く、かつ、妥当であることが判
明した。アスペクト比は、フレークの場合、その厚さに
対する平滑面の最長径の長さすなわち平均粒径(平均粒
径/厚さ)で定義される。このアスペクト比が5未満の
場合は、フレークというよりむしろ紛体である。一方、
アスペクト比が150を超えると、透明フレークが破砕
し易くなり、取り扱いが困難になる。
【0024】透明フレークには、この発明の目的に反し
ない範囲で、表面処理を施してもよい。たとえば、カッ
プリング剤として、γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキキシシラン、N−
β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキキシ
シラン、γ−グリシドオキシプロピルトリメトキキシシ
ラン、ビニルトリエトキキシシラン、γ−メタクリルオ
キシプロピルトリメトキキシシラン等のシラン系カップ
リング剤、チタン系カップリング剤またはジルコニア系
カップリング剤などのカップリング剤が挙げられる。こ
れらのカップリング剤に、さらに各種の帯電防止剤、潤
滑剤またはフィルム形成物質などを併用することも有効
である。また、界面重合法、液中乾燥法、コアセルベー
ション法または乾式混合法などにより、混練する透明樹
脂で予めマイクロカプセル化してもよい。
【0025】透明樹脂は、その種類をとくに限定される
ものではなく、従来から使用されている可視光透過率8
0%以上のものであれば、全て利用することができる。
たとえば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、メタクリル樹脂、オレフィンポリマー系樹
脂、ポリプロピレン樹脂、透明ABS樹脂またはPET
樹脂が挙げられる。これらの透明樹脂は、屈折率が1.
3〜1.7の範囲に収まるので、透明フレークとの屈折
率との差を0.003以下にすることは容易である。
【0026】樹脂組成物における透明フレークの含有率
は、1〜30重量%が好ましい。透明フレークの含有率
が高いほど、樹脂組成物の透湿度は低下するが、透過率
も低下する。したがって、各用途における透湿度と透過
率との重要性によるが、汎用の樹脂組成物であれば、こ
の範囲が妥当である。また、上記式1より、この範囲で
あれば、透明樹脂への配合の際に透明フレークの破砕が
生じ難いなどの利点もある。
【0027】樹脂組成物の透湿度は、0.01g/m2・d以
下が好ましい。この透湿度は、樹脂組成物を500μm
のフィルム状に成形し、これを常温硬化させた後、80
℃で6時間キュアリングして、JIS Z 0208に従
い測定した値である。透湿度が0.01g/m2・d以下であ
れば、有機ELディスプレイの基板として利用すること
ができる。さらに好ましくは、0.0005g/m2・d以下
である。しかし、この透湿度を満足するためには、透明
フレークの含有率を相当に高めなければならないから、
透明樹脂の屈折率と透明フレークの屈折率との差を0.
0005以下、かつ、透明フレークの屈折率のバラツキ
を0.002以下に抑える必要がある。したがって、透
明フレークの製造には、上記ゾルゲル法とその後の熱処
理を用いて、それらの条件を慎重に検討する必要があ
る。
【0028】樹脂組成物は、透明樹脂が熱可塑性であれ
ば、透明フレークを混練した後、射出成形など公知の方
法により、また透明樹脂が熱硬化性であれば、透明フレ
ークを添加した透明樹脂溶液をスプレー法または型成形
などにより、所望の形状に成形することができる。
【0029】種々の形状に成形した樹脂組成物は、各用
途における従来品の代替品として、その作業工程を変え
ることなく、そのまま利用することができる。そして、
この樹脂組成物は、寸法安定性の高さ、透過率の高さ、
光の散乱の少なさおよび透湿度の低さを活かして、有機
ELディスプレイをはじめ、太陽電池、タッチパネルま
たはPDPなどの電子機器にも利用することができる。
たとえば、太陽電池用基板として利用すれば、透過率の
高さから光電変換層により多くの太陽光を導くことがで
き、太陽電池の光電変換効率を高めることができる。ま
た、寸法安定性の高さおよび透湿度の高さから、長期間
屋外で雨露に濡れ太陽光線を受け続けても、反りや割れ
を生じることがなく、太陽電池の性能劣化を遅らせるこ
とができる。タッチパネル用基板またはPDP用基板と
して利用すれば、透過率の高さおよび光の散乱の低さか
ら、画像の解像度および輝度を落とすことなく、鮮やか
な映像を映し出すことができる。また、寸法安定性の高
さから、従来使用されてきたガラス板よりも薄く、か
つ、軽くすることができ、タッチパネルまたはPDPの
薄型化および軽量化に寄与することができる。さらに、
ガラスと異なり容易に割れることがないので、取り扱い
が容易になるという利点もある。
【0030】また、この樹脂組成物の表面に、シリカな
どの金属酸化物からなる薄膜、金属窒化物からなる薄膜
または金属酸窒化物からなる薄膜を成形してもよい。こ
れらの薄膜は、パッシベーション膜として機能すること
から、樹脂組成物の透湿度をさらに低下させる。その結
果、有機ELディスプレイに利用する場合であっても、
樹脂組成物中の透明フレークの含有率を下げることがで
きる。また、シリカからなる薄膜は、非晶質であるため
その表面が極めて平滑であり、光の散乱をさらに抑える
ことができる。
【0031】
【実施例】以下、この発明を実施例により、さらに具体
的に説明する。
【0032】(実施例1)つぎの手順により、透明フレ
ークを製造した。ゾルゲル法でシリカ70重量%、チタ
ニア30重量%からなる多孔質の透明フレークを製造し
(日本板硝子社製TSG30 平均厚さ5μm アスペ
クト比120 平均粒径600μm)、これを昇温速度
10℃/minで650℃まで加熱し、そのまま2時間保持
して、その後室温まで徐冷した。この透明フレークは、
屈折率が1.5836で、そのバラツキが0.0016
であった。この透明フレークを押出機(田辺プラスチッ
クス社製 VS−50−28V型)を用いて、屈折率
1.585のポリカーボネート(三菱エンジニアプラス
チック社製 ユーピロンS−2000)に配合し、透明
フレークの含有率が30重量%の樹脂組成物(ペレッ
ト)を製造した。このペレットを射出成形機(日本製鋼
社製 N−70BII)を用いて、120×120×3m
mの平板状に成形した。また、透湿度の測定のため、厚
さ500μmのフィルムを成形し、これを常温硬化させ
た後、80℃で6時間キュアリングした。上記成形板を
透過率測定機(日立製作所社製 U2000型ダブルビ
ーム分光光度計)を用いて、波長300〜800nmの
範囲で測定したところ、その透過率は86%であった。
また、肉眼で成形板を凝視したが、透明フレークの存在
を見出すことはできなかった。つぎに、この成形板を常
温、常湿の環境下に24時間放置し、反りを調査したと
ころ、0.11mmの反りが確認された。この反りは熱
可塑性樹脂成形板としてはほとんど問題とされないレベ
ルであり、透明フレークの寸法安定性向上効果が現れた
ものである。一方、上記フィルムを用いて測定した透湿
度は、0.0091g/m2・dであった。さらに、このフィ
ルムを用いて、常温水に24時間浸漬したときの重量増
加率(吸水率)と、80℃の湯で1時間煮沸したときの
重量増加率(煮沸吸水率)とを測定した。その結果、吸
水率は0.03%、煮沸吸水率は0.22%であった。
なお、これら測定結果を、他の実施例および比較例の測
定結果と共に、下記「表2」に示す。
【0033】(実施例2)〜(実施例3) 実施例1において、透明フレークの含有率を10重量%
(実施例2)、20重量%(実施例3)に変更した以外
は同様にして、成形板およびフィルムを製造し、その物
性を測定した。
【0034】(実施例4)〜(実施例6) 実施例1において、透明フレークを平均粒径120μ
m、アスペクト比24のものに変更し、その含有率を1
0重量%(実施例4)、20重量%(実施例5)および
30重量%(実施例6)に変更した以外は同様にして、
成形板およびフィルムを製造し、その物性を測定した。
【0035】(実施例7)〜(実施例9) 実施例1において、透明フレークを平均粒径120μ
m、平均厚さ1μmのものに変更し、10重量%(実施
例7)、20重量%(実施例8)および30重量%(実
施例9)に変更した以外は同様にして、成形板およびフ
ィルムを製造し、その物性を測定した。
【0036】(比較例1)実施例1において、透明フレ
ークを配合せずに透明樹脂だけで成形板およびフィルム
を製造し、それ以外は同様にして、その物性を測定し
た。
【0037】(比較例2)実施例1において、透明フレ
ークの代用としてECRガラスからなるガラスフレーク
(日本板硝子社製 平均厚さ5μm アスペクト比12
0 平均粒径600μm 屈折率1.5840 屈折率
のバラツキ0.0100)を用いた以外は同様にして、
その物性を測定した。
【0038】(比較例3)実施例1において、透明フレ
ークの成形後の熱処理温度(2時間保持する温度)を
1,000℃に変更した以外は同様にして、成形板およ
びフィルムを製造し、その物性を測定した。なお、熱処
理後の透明フレークの屈折率は1.6154で、そのバ
ラツキは0.0034であった。
【0039】(比較例4)実施例1において、透明フレ
ークの成形後の熱処理温度(2時間保持する温度)を4
00℃に変更した以外は同様にして、成形板およびフィ
ルムを製造し、その物性を測定した。なお、熱処理後の
透明フレークの屈折率は1.5589で、そのバラツキ
は0.0016であった。
【0040】
【表2】
【0041】これらの実施例および比較例を対比するこ
とにより、つぎのことが判る。実施例1と比較例1とを
対比することにより、透明樹脂中に透明フレークが存在
すると、成形品の反り、透湿度、吸水率および煮沸吸水
率の全てが改善(低下)することが判る。また、実施例
1〜実施例3の対比から、透明フレークの含有率が高い
ほど、前記改善効果の大きいことが判る。
【0042】実施例1と比較例2とを対比することによ
り、透明フレークのバラツキが大きくなれば、樹脂組成
物の透過率が低下し、透明フレークの粒子が目立ってく
ることが判る。
【0043】実施例1〜3と実施例4〜6とを対比する
ことにより、透明フレークの平均粒径が小さくなると、
成形品の反り、透湿度、吸水率および煮沸吸水率の全て
が悪化(上昇)することが判る。これは、透明フレーク
の粒径が小さくなって、樹脂組成物中での透明フレーク
の積層部分が少なくなったことが原因であると考えられ
る。
【0044】実施例4〜6と実施例7〜9とを対比する
ことにより、透明フレークが薄くなれば、成形品の反
り、透湿度、吸水率および煮沸吸水率の全てが改善(低
下)することが判る。これは、透明フレークの含有率が
同じであれば、薄くなるほど透明フレークの数が多くな
るため、樹脂組成物中での透明フレークの積層部分が増
えることが原因であると考えられる。
【0045】実施例1と比較例3および4とを対比する
ことにより、同一の組成からなる透明フレークを使用し
ても、透明樹脂との屈折率の差を考慮しなければ、樹脂
組成物の透過率を高め、かつ、透明フレークを目立たな
くすることもできないことが判る。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
ることから、つぎのような効果を奏する。この発明の樹
脂組成物は、透過率が高く、光の散乱が少なく、寸法安
定性が高く、透湿度が低いという特性を同時に満足しう
るものである。したがって、この樹脂組成物を利用する
ことにより、有機ELの実用化に道を開き、また太陽電
池の光電変換効率を向上させ、かつ、その製品寿命を長
期化させることができる。さらには、タッチパネルもし
くはPDPの薄型化・軽量化に寄与することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衣笠 直己 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 西川 宏 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BB001 BB111 BC021 BG041 BG051 BN151 CF061 CG001 GQ00 GS00 5B087 AB04 CC14 5C058 AA11 AB05 BA05 BA35 5F051 BA16 GA05 GA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂の屈折率と透明フレークの屈折
    率との差が0.003以下で、かつ、透明フレークの屈
    折率のバラツキが0.006以下である樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 上記透明フレークは、平均厚さが0.1
    〜10μm、アスペクト比が5〜150である請求項1
    に記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 上記透明フレークの含有率が1〜30重
    量%である請求項1または2に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 上記透明フレークは、ゾルゲル法で製造
    されたものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 透湿度が0.01g/m2・d以下である請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹
    脂組成物を用いた有機エレクトロルミネッセントディス
    プレイ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹
    脂組成物を用いた太陽電池。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹
    脂組成物を用いたタッチパネル。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹
    脂組成物を用いたプラズマディスプレイパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077179A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 太陽電池モジュール用変換効率向上部材及び太陽電池モジュール

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