JP2003165155A - ポリエチレン製成形体及びその製造方法 - Google Patents
ポリエチレン製成形体及びその製造方法Info
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Abstract
造可能なポリエチレン製成形体の製造方法により、機械
物性のバランスに優れ、各種分野への応用が可能なポリ
エチレン製成形体の提供。 【解決手段】 ポリエチレン重合体粉末から該ポリエチ
レン重合体粉末の融点を超える温度でポリエチレン製フ
ィルムを直接成形した後、得られたポリエチレン製フィ
ルムをその融点以上の温度で延伸成形し、引張り弾性率
(24℃)が25GPa以上のポリエチレン製成形体を
得るポリエチレン製成形体の製造方法である。また、前
記ポリエチレン製成形体の製造方法により得られ、ルー
プ強度(24℃)が0.2GPa以上、引張り弾性率
(24℃)が25GPa以上、かつ破断強度(24℃)
が0.4GPa以上であるポリエチレン製成形体であ
る。
Description
を、安価で、効率的に連続製造可能なポリエチレン製成
形体の製造方法、及び、該製造方法により得られ、機械
物性のバランスに優れ、各種分野への応用が可能なポリ
エチレン製成形体に関する。
レン成形体の製造過程において、ポリエチレンフィルム
は、以下の(i)及び(ii)のような方法により製造
されてきた。 (i)エチレンの重合により得られた重合体粉末を、溶
融混練してペレットに成形し、これを再び混練後、押出
成形して目的のフィルム形状とする方法。 (ii)前記重合体粉末を、ブロック状に圧縮成形し、
これをかつら剥きの要領で削り出して目的のフィルム形
状とする方法。
の高度化・高効率化に伴い、高物性のポリエチレン成形
体を、より製造効率良く、より安価で製造する技術が強
く要請されており、前記ペレットに成形する工程、ブロ
ック状に圧縮成形する工程等の途中工程を如何に効率化
するか、等が重要な問題となっていた。
体粉末を、該粉末の融点未満の温度の下で連続的に圧縮
成形し、次いで、圧延及び延伸して高強度・高弾性率ポ
リエチレン材料を得る方法が提案されている。この提案
では、ポリエチレン重合体粉末の融点以下の130℃で
ロール成形を行っているため、結晶化度の高さ等の重合
体粉末の優れた性質をそのまま成形フイルム中に維持し
ていることに起因して、弾性率が120GPa、直線強
度が2.0GPaと高い値を有している。しかしなが
ら、この提案では成形フィルム内にポリエチレン重合体
粉末界面が残存し、結果としてフィルムのしなやかさを
表すループ強度が低く(0.15GPa)なり、このた
め、使用時にフィルムが折れてしまうという実用上の問
題があった。また、成形加工工程においてフィルムが折
れやすく取り扱い性に劣るという欠点があった。
おける諸要請に応え、諸問題を解決し、以下の目的を達
成することを課題とする。即ち、本発明は、高物性の成
形体を、安価で、効率的に連続製造可能なポリエチレン
製成形体の製造方法、及び、該製造方法により得られ、
機械物性のバランスに優れ、各種分野への応用が可能な
ポリエチレン製成形体を提供することを目的とする。
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ポリエチレン重
合体粉末から該ポリエチレン重合体粉末の融点を超える
温度でポリエチレン製フィルムを直接成形した後、得ら
れたポリエチレン製フィルムをその融点を超える温度で
延伸成形することにより、高分子量ポリエチレンの分子
鎖の絡み合いによって融点以上であっても高い溶融粘度
が得られ、効率的に延伸応力が試料全体に伝播するた
め、溶融状態でロール成形及び溶融延伸が可能となり、
機械物性のバランスに優れ、かつ容易に連続成形が可能
であることを知見し、本発明をなすに至った。
ては、以下の通りである。 <1> ポリエチレン重合体粉末から該ポリエチレン重
合体粉末の融点を超える温度でポリエチレン製フィルム
を直接成形した後、得られたポリエチレン製フィルムを
その融点以上の温度で延伸成形し、引張り弾性率(24
℃)が25GPa以上のポリエチレン製成形体を得るこ
とを特徴とするポリエチレン製成形体の製造方法であ
る。 <2> 前記ポリエチレン製フィルムが、示差走査熱量
計(DSC)測定で得られたDSC曲線における130
〜136℃にピークを1つ有する前記<1>に記載のポ
リエチレン製成形体の製造方法である。 <3> ポリエチレン製成形体のループ強度(24℃)
が、0.2GPa以上である前記<1>又は<2>に記
載のポリエチレン製成形体の製造方法である。 <4> ポリエチレン製成形体の破断強度(24℃)
が、0.4GPa以上である前記<1>から<3>のい
ずれかに記載のポリエチレン製成形体の製造方法であ
る。 <5> ポリエチレン重合体粉末からポリエチレン製フ
ィルムを成形する時の温度が、135〜155℃である
前記<1>から<4>のいずれかに記載のポリエチレン
製成形体の製造方法である。 <6> ポリエチレン重合体粉末の成形が、ロール成形
である前記<1>から<5>のいずれかに記載のポリエ
チレン製成形体の製造方法である。 <7> ロール成形が、一対のロール同士の間隙にポリ
エチレン重合体粉末を通過させることにより行われる前
記<6>に記載のポリエチレン製成形体の製造方法であ
る。 <8> ポリエチレン重合体粉末を、一対のロール同士
の間隙に通過させてロール成形した後、該通過させた方
向と、前記一対のロールのいずれかの中心軸方向とが略
直交する方向に搬送してポリエチレン製フィルムを得る
前記<6>又は<7>に記載のポリエチレン製成形体の
製造方法である。 <9> ロール同士の間隙が、0.005〜10mmで
ある前記<7>又は<8>に記載のポリエチレン製成形
体の製造方法である。 <10> ロールの回転速度が、0.1〜10m/mi
nである前記<6>から<9>のいずれかに記載のポリ
エチレン製成形体の製造方法である。 <11> 延伸成形が、引張り延伸成形である前記<1
>から<10>のいずれかに記載のポリエチレン製成形
体の製造方法である。 <12> 延伸成形が、135〜155℃で行われる前
記<1>から<11>のいずれかに記載のポリエチレン
製成形体の製造方法である。 <13> 延伸成形におけるひずみ速度が、0.1〜1
00/minである前記<1>から<12>のいずれか
に記載のポリエチレン製成形体の製造方法である。 <14> 前記<1>から<13>のいずれかに記載の
ポリエチレン製成形体の製造方法により得られ、ループ
強度(24℃)が0.2GPa以上、引張り弾性率(2
4℃)が25GPa以上、かつ破断強度(24℃)が
0.4GPa以上であることを特徴とするポリエチレン
製成形体である。
形体及びその製造方法について詳細に説明する。 [ポリエチレン製成形体の製造方法]本発明のポリエチ
レン製成形体の製造方法は、ポリエチレン製フィルム
を、ポリエチレン重合体粉末から該粉末の融点を超える
温度で直接成形して得た後、得られたポリエチレン製フ
ィルムを、その融点以上の温度で延伸成形する。なお、
本発明のポリエチレン製成形体の製造方法により得られ
るポリエチレン製成形体は、後述するように、ループ強
度(24℃)が0.2GPa以上、引張り弾性率(24
℃)が25GPa以上、かつ破断強度(24℃)が0.
4GPa以上であり、機械物性のバランスに優れたもの
である。
C)測定で得たDSC曲線において、原料であるポリエ
チレン重合体粉末の融点以下の130〜136℃にピー
クを1つ有する、換言すれば、該ポリエチレン製フィル
ムは、充分に溶融した状態でフィルムに成形されたもの
である。前記溶融が不充分であると、ポリエチレン粒子
間に空隙が残るため、ポリエチレン重合体粉末から直接
成形しても、均一なポリエチレン製フィルムを得ること
ができない。
けるループ強度としては、20MPa以上であるのが好
ましく、50MPa以上であるのがより好ましい。前記
ループ強度が、20MPaに満たないと、ポリエチレン
製成形体を製造する過程で折れてしまう等、取り扱い性
が悪く、製造効率・コストの点で好ましくないことがあ
る。尚、前記ループ強度は、JIS L1013に準拠
して測定し、測定対象であるポリエチレン製フィルム等
から、幅5mmで切り出したテープ状試料のつかみ間の
中央にループを作り、切断時の強さ(N)を引張り試験
機(商品名:RTM1425、オリエンテック社製)を
用いて室温(24℃)にて測定し、これを試料1枚の断
面積で除した値を指す。
く、各種ポリエチレン製成形体の原料として用いられる
公知の原料が総て好適に挙げられる。該ポリエチレン重
合体原料の形状としては、製造効率の点で、顆粒状、粉
末状が好ましく、粉末状がより好ましい。該ポリエチレ
ン重合体原料の粒径としては、体積平均粒径(D50)
で、2000μm以下が好ましく、1〜2000μmが
より好ましく、10〜1000μmが更に好ましい。な
お、前記ポリエチレン重合体原料の粒度分布としては、
得られるポリエチレン製フィルムの均一性に優れる点
で、狭いことが好ましい。
平均分子量(Mv)としては、50万〜1200万が好
ましく、90万〜900万がより好ましく、120万〜
600万が更に好ましい。尚、前記粘度平均分子量は、
デカリン溶媒(135℃)中において測定した値であ
り、極限粘度としては、5〜50dl/gが好ましく、
8〜40dl/gがより好ましく、10〜30dl/g
が更に好ましい。
チレン重合体粉末からポリエチレン製フィルムを直接成
形する。従って、従来、ポリエチレン製成形体を得る製
造過程において、ポリエチレン重合体粉末からポリエチ
レン製フィルムを得る際に必要であった、ペレット成
形、混練・押出成形等の工程が必要ないため、本発明
は、製造効率に非常に優れる。
レン製フィルムを成形する際においては、前記ポリエチ
レン重合体粉末を、該ポリエチレン重合体粉末の融点を
超える温度で成形するのが好ましく、135〜155℃
が好ましく、138〜150℃がより好ましい。前記成
形の温度が、前記ポリエチレン重合体粉末の融点以下で
は、成形時に、原料同士が好適に圧着されず、充分に溶
融しないため、均一なポリエチレン製フィルムが得られ
ないことがある。また、前記ポリエチレン重合体粉末
は、成形の温度が155℃を超えると、成形時にポリエ
チレン重合体粉末が効率的にロール間隙に供給されず、
均一なフィルムが得られないことがある。尚、本発明に
おいて、前記「融点」とは、示差走査熱量計(DSC)
にて測定し得られたDSC曲線のピークにおける温度
(℃)を指す。
は、特に制限はないが、ポリエチレン重合体粉末をロー
ル成形するのが、製造効率等の点で好ましい。該ロール
成形においては、例えば、一対のロール同士の間隙にポ
リエチレン重合体粉末を通過させることによりフィルム
を成形する方法等が好ましい。前記ロール同士の間隙と
しては、得られるポリエチレン製フィルムの均一性・薄
膜性の点で、0.005〜10mmが好ましく、0.0
05〜0.1mmがより好ましく、0.005〜0.0
5mmが更に好ましい。前記ロールの回転速度として
は、0.1〜10m/minが好ましく、ポリエチレン
重合体粉末の密着性、得られるポリエチレン製フィルム
の透明性・均一性、及び、弾性率等の力学物性に優れる
点で、1〜10m/minがより好ましい。
状であれば特に制限はなく、例えば、円筒体、円柱体の
ほか、回転可能な無限ベルト体等も挙げられる。
レン重合体粉末を好適にロール成形し得れば特に制限は
なく、ステンレス鋼等の金属、ポリテトラフルオロエチ
レン等のフッ素樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
これらの中でも、より好適に、ポリエチレン重合体粉末
をロール成形し得る点で、ステンレス鋼等が好ましい。
表す説明図である。図1に示す一対のロール10は、ロ
ール10a及びロール10bを有する。ロール10a及
びロール10bは、それぞれ回転軸10a’及び10
b’を有する回転可能な円筒体であり、回転軸10a’
及び10b’は、互いに同一水平面上に配されている。
一対のロール10において、ロール10a及びロール1
0bを、前記ポリエチレン重合体粉末の成形の際の好ま
しい数値範囲内の温度(例えば140℃)に加熱し、ポ
リエチレン重合体粉末10cを、その上に載せた後、ロ
ール10a及びロール10bを図示の矢印方向に回転さ
せることにより、ポリエチレン製フィルム10dが連続
的に得られる。
体粉末を、一対のロール同士の間隙に通過させてロール
成形した後、該通過させた方向と、前記一対のロールの
いずれかの中心軸方向とが略直交する方向に搬送してポ
リエチレン製フィルムを得るのが特に好ましい。これを
図2を用いて概略的に説明する。図2に示す一対のロー
ル10は、ロール10a及びロール10bを有する。ロ
ール10a及びロール10bは、それぞれ回転軸10
a’及び10b’を有する回転可能な円筒体であり、回
転軸10a’及び10b’は、互いに同一水平面上に配
されている。一対のロール10において、ロール10a
及びロール10bを、前記ポリエチレン重合体粉末の成
形の際の好ましい数値範囲内の温度(例えば、140
℃)に加熱し、ポリエチレン重合体粉末10cをその上
に載せた後、ロール10a及びロール10bを図示の矢
印方向に回転させ、ポリエチレン重合体粉末10cを、
一対のロール10a,10b同士の間隙に通過方向Xで
通過させてロール成形した後、通過方向Xと、ロール1
0bの中心軸10b’方向とが略直交する方向Yに搬送
してポリエチレン製フィルム10eを得る。なお、図示
を省略しているが、ロール10aの中心軸10a’と略
直交する方法に搬送するようにしても構わない。ロール
成形後、このように搬送してポリエチレン製フィルムを
得ることにより、特に収縮等によるよれの発生が無く、
厚みの均一なポリエチレン製フィルムを効率的に得るこ
とができる。この場合、同様の理由により、後述する延
伸成形も前記通過方向と略直交する方向で行うのが特に
好ましい。
を、延伸成形する。前記延伸成形としては、特に制限は
なく、引張り延伸成形、ロール圧延成形、等の公知の延
伸成形が総て好適に挙げられるが、高度な分子配向性を
付与できる点で、引張り延伸成形が好ましい。
ポリエチレン製フィルムの融点以上の温度であることが
必要である。前記温度が、前記ポリエチレン製フィルム
の融点未満であると、延伸時にポリエチレン製フィルム
が好適に溶融せず、高い延伸応力がかかるため、高倍率
にまで延伸するとポリエチレン製フィルムが破断してし
まうことがある。前記延伸成形における温度としては、
135〜155℃が好ましく、145〜155℃がより
好ましい。前記延伸成形における温度が、155℃を超
えると、延伸時に、ポリエチレン製フィルムの溶融粘度
が低下し過ぎ、効率的に延伸できないことがある。
率)としては、0.1〜100/minが好ましく、
0.1〜10/minがより好ましく、1〜5/min
が更に好ましい。
体の製造方法においては、ポリエチレン重合体粉末か
ら、直接、連続的にポリエチレン製フィルムを得ること
ができるため、コスト・効率の面で優れる。また、用い
るポリエチレン重合体粉末の種類等を問わず、公知のも
のを広く好適に用いることができるため、安価な原料
や、入手容易な原料等を好適に用いることができる。更
に、延伸成形においては、延伸効率が良く、製造効率に
優れる。従って、本発明によれば、ポリエチレン製成形
体を、安価で、効率的に製造できる。
チレン製成形体は、前記本発明のポリエチレン製成形体
の製造方法により得られる。前記ポリエチレン製成形体
は、24℃におけるループ強度が0.2GPa以上が必
要であり、0.3GPa以上が好ましく、0.4GPa
以上がより好ましい。前記ループ強度が、0.2GPa
未満であると、ポリエチレン製成形体が、曲げ応力によ
って折れ易く、取り扱い性等が劣るため実用上好ましく
ない。尚、該ループ強度は、前述の測定により得られる
値である。
ける引張り弾性率が25GPa以上であることが必要で
あり、40GPa以上であるのが好ましい。前記引張り
弾性率が、前記数値範囲であれば、実用上充分な力学物
性を有する。尚、前記引張り弾性率は、引張り試験機
(商品名:RTM1425、オリエンテック社製)によ
り、室温(24℃)において引張り試験を行い(ひずみ
速度:0.06/min)、得られた応力−歪曲線の初
期直線部分の勾配を求めて得た値である。前記ポリエチ
レン製成形体の破断強度(24℃)が、0.4GPa以
上であることが必要であり、0.8GPa以上が好まし
く、1.0GPa以上がより好ましい。尚、前記破断強
度は、引張り試験機(商品名:RTM1425、オリエ
ンテック社製)により、室温(24℃)において引張り
試験を行い(ひずみ速度:0.06/min)、得られ
た応力−歪曲線の最大応力から得た値である。
引張り弾性率、曲げ強度(ループ強度)、及び破断強度
が共に良好であり、実用上充分な力学物性を有し、機械
物性のバランスに優れているので、粘着テープ、耐摩耗
テープ、耐傷付テープ等の各種工業用テープ、包装用フ
ィルム、リチウムイオン電池セパレーター、白色反射フ
ィルム、中性子遮断フィルム等の各種の分野に好適に利
用される。
明は、下記実施例に何ら限定されるものではない。
及び評価− ポリエチレン重合体粉末(粘度平均分子量(Mv=4.
0×106),融点140℃)を用い、図1に示すロー
ル成形を行ってポリエチレン製フィルム10dを作製し
た。尚、ロール10a及び10b同士の間隙は0.01
mmであり、ロールの回転速度を、0.5、1、2及び
3m/minの各値に設定し、130、140及び15
0℃の各温度でロール成形を行った。得られたポリエチ
レン製フィルムを光学顕微鏡(400倍)で観察したと
ころ、140℃でロール成形して得たポリエチレン製フ
ィルムは、ロールの回転速度がいずれの値であっても均
一なものであり、ロールの回転速度が3m/minの場
合に最も透明性に優れていた。150℃でロール成形し
たフィルムは、複数の穴が存在しているのが若干確認さ
れた。130℃でロール成形した場合には、ポリエチレ
ン粉末同士が良好に圧着せず、均一なポリエチレン製フ
ィルムを得ることができなかった(130℃でロール成
形し得られたフィルムの示差走査熱量計(DSC)測定
では、140℃にピークを1つ有するDSC曲線が得ら
れた。)。
り弾性率− 140℃でロール成形し得られたポリエチレン製フィル
ムの引張り弾性率を、前述の条件で測定し、前記ロール
の回転速度(0.5、1、2及び3m/minの各値)
との関係で評価したところ、ロールの回転速度が3m/
minの場合に最も弾性率が良好であった(弾性率:
1.0GPa)。
強度(ループ強度)− 前記140℃でロール成形し得られたポリエチレン製フ
ィルム(ロールの回転速度が3m/minの場合)か
ら、幅5mmを切り出したテープ状試料について、前述
のようにループ強度を測定したところ、24℃における
ループ強度が80MPaであった。
ポリエチレン重合体粉末(粘度平均分子量(Mv=4.
0×106),融点140℃)を用い、図1に示す態様
のロール成形を行ってポリエチレン製フィルム10dを
作製した。ここで、ロール10a及び10b同士の間隙
は0.01mm、ロールの回転速度は3m/min、ロ
ール成形の温度は140℃に設定した。ロール成形(1
40℃)の際のポリエチレン重合体粉末の溶融性を確認
するため、ロール成形途中でロール10a及び10bの
間隙を開き、未だ、ポリエチレン重合体粉末がロール間
隙を通過しない位置(図3に示す位置A)からロール間
隙が最も狭くなる位置(図3に示す位置B)までに存在
しているポリエチレン重合体粉末又はフィルムを取り出
し、示差走査熱量計(DSC)測定を行ったところ、ポ
リエチレン粉末及びフィルムのいずれについても、原料
ポリエチレン重合体粉末の融点未満である134℃にピ
ークを一つだけ有するDSC曲線が得られた。これよ
り、140℃でのロール成形の際に、ポリエチレン重合
体粉末は完全溶融していることが確認された。なお、図
3では、ポリエチレン重合体粉末を、一対のロール同士
の間隙に通過させてロール成形した後、該通過させた方
向と略直交する方向にポリエチレン製フィルムを搬送し
ているが、図1に示したようにポリエチレン製フィルム
を水平方向に搬送する態様でも同様である。又、得られ
たポリエチレン製フィルムについて、示差走査熱量計
(DSC)測定を行なったところ、134℃にピークを
1つ有するDSC曲線が得られた。得られたポリエチレ
ン製フィルムを用い、前記引張り試験機により、150
℃において引張り延伸を行い(ひずみ速度(ひずみ
率):1/min)、ポリエチレン製成形体を製造した
後、前述のように引張り弾性率、ループ強度を求めたと
ころ、引張り弾性率(24℃)が50GPa、ループ強
度(24℃)が0.25GPa、破断強度(24℃)が
0.5GPaであった。
伸の温度を、145℃に変えたほかは、実施例1と同様
にしてポリエチレン製成形体を製造した後、前述のよう
に引張り弾性率、曲げ強度を求めたところ、引張り弾性
率(24℃)が40GPa、ループ強度(24℃)が
0.4GPa、破断強度(24℃)が0.4GPaであ
った。
度平均分子量(Mv=4.0×106),融点140
℃)を、図2に示すように、一対のロール10a,10
b同士の間隙に通過させてロール成形した後、通過させ
た方向Xと略直交する方向Yに搬送してポリエチレン製
フィルム10eを作製した。尚、ロール10a及び10
b同士の間隙は0.01mm、ロールの回転速度は3m
/min、ロール成形の温度は145℃に設定した。
又、得られたポリエチレン製フィルムについて、示差走
査熱量計(DSC)測定を行ったところ、134℃にピ
ークを1つ有するDSC曲線が得られた。得られたポリ
エチレン製フィルムを用い、前記引張り試験機により、
150℃において引張り延伸を行い(ひずみ速度(ひず
み率):1/min)、ポリエチレン製成形体を製造し
た後、前述のように引張り弾性率、ループ強度を求めた
ところ、引張り弾性率(24℃)が100GPa、ルー
プ強度(24℃)が0.5GPa、破断強度(24℃)
が1.0GPaであった。
mm、 ・ ロール数:3対、 ・ ロール間隙:一段目;2mm、二段目;1.5m
m、三段目;1.1mm
用い、実施例1及び2で用いたのと同様のポリエチレン
重合体粉末を130℃に加熱し連続的に圧縮成形し、1
m/minの速度でポリエチレン製フィルム(厚み:
1.1mm、巾:10cm)を得た。得られたポリエチ
レン製フィルムを、幅5mmで切り出したテープ状試料
は、ループ強度測定のためにループを作成した段階で折
れてしまい、取り扱い性が悪かった。該ポリエチレン製
フィルムの示差走査熱量計(DSC)測定では、140
℃にピークを1つ有するDSC曲線が得られた。
ールの回転速度7m/minに調整された下記装置のロ
ール間に、水平方向から供給して圧延を行い、圧延倍率
7倍の圧延シートを得た。 <装置仕様> ・ ロール形状:ロール径150mmφ、面長300m
m ・ ロール数:1対 ・ ロール間隙:40μm 得られた圧延シートを、幅5mmで切り出したテープ状
試料は、24℃におけるループ強度が5MPaと低く、
折れ易くて取り扱い性が悪かった。該圧延シートの示差
走査熱量計(DSC)測定では、145℃にピークを1
つ有するDSC曲線が得られた。
延伸を行った。引張延伸は、3段延伸(1段目:予備ロ
ール温度;145℃、熱板温度;150℃、2段目:予
備ロール温度;150℃、熱板温度;155℃、3段
目:予備ロール温度;155℃、熱板温度;155℃)
とした。
m ・ 延伸用熱板:3式 ・ 熱板長さ:1段目;50cm、2段目;100c
m、3段目;300cm ・ 冷却用金属ロール:3本/組×1組 ・ ニップロール:入口側;200mmφシリコーンゴ
ムロールが予熱用金属ロール2本に対してニップ、出口
側;200mmφシリコーンゴムロールが冷却用金属ロ
ール2本に対してニップ。
前述のように引張り弾性率、ループ強度を求めたとこ
ろ、引張り弾性率(24℃)は120GPaと高い値で
あったが、ループ強度(24℃)が0.15GPa、破
断強度(24℃)が2.0GPaであり、曲げ応力に対
する強度が若干低いことがわかった。
価で、効率的に連続製造可能なポリエチレン製成形体の
製造方法により、ループ強度、引張り弾性率、及び破断
強度の機械物性のバランスに優れ、各種分野への応用が
可能なポリエチレン製成形体を提供することができる。
態様を表す説明図である。
ール同士の間隙に通過させてロール成形した後、該通過
させた方向と略軸直交する方向に搬送してポリエチレン
製フィルムを得る態様を説明するための図である。
体粉末の溶融性の確認方法を説明するための図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 ポリエチレン重合体粉末から該ポリエチ
レン重合体粉末の融点を超える温度でポリエチレン製フ
ィルムを直接成形した後、得られたポリエチレン製フィ
ルムをその融点以上の温度で延伸成形し、引張り弾性率
(24℃)が25GPa以上のポリエチレン製成形体を
得ることを特徴とするポリエチレン製成形体の製造方
法。 - 【請求項2】 前記ポリエチレン製フィルムが、示差走
査熱量計(DSC)測定で得られたDSC曲線における
130〜136℃にピークを1つ有する請求項1に記載
のポリエチレン製成形体の製造方法。 - 【請求項3】 ポリエチレン製成形体のループ強度(2
4℃)が、0.2GPa以上である請求項1又は2に記
載のポリエチレン製成形体の製造方法。 - 【請求項4】 ポリエチレン製成形体の破断強度(24
℃)が、0.4GPa以上である請求項1から3のいず
れかに記載のポリエチレン製成形体の製造方法。 - 【請求項5】 ポリエチレン重合体粉末からポリエチレ
ン製フィルムを成形する時の温度が、135〜155℃
である請求項1から4のいずれかに記載のポリエチレン
製成形体の製造方法。 - 【請求項6】 ポリエチレン重合体粉末の成形が、ロー
ル成形である請求項1から5のいずれかに記載のポリエ
チレン製成形体の製造方法。 - 【請求項7】 ロール成形が、一対のロール同士の間隙
にポリエチレン重合体粉末を通過させることにより行わ
れる請求項6に記載のポリエチレン製成形体の製造方
法。 - 【請求項8】 ポリエチレン重合体粉末を、一対のロー
ル同士の間隙に通過させてロール成形した後、該通過さ
せた方向と、前記一対のロールのいずれかの中心軸方向
とが略直交する方向に搬送してポリエチレン製フィルム
を得る請求項6又は7に記載のポリエチレン製成形体の
製造方法。 - 【請求項9】 ロール同士の間隙が、0.005〜10
mmである請求項7又は8に記載のポリエチレン製成形
体の製造方法。 - 【請求項10】 ロールの回転速度が、0.1〜10m
/minである請求項6から9のいずれかに記載のポリ
エチレン製成形体の製造方法。 - 【請求項11】 延伸成形が、引張り延伸成形である請
求項1から10のいずれかに記載のポリエチレン製成形
体の製造方法。 - 【請求項12】 延伸成形が、135〜155℃で行わ
れる請求項1から11のいずれかに記載のポリエチレン
製成形体の製造方法。 - 【請求項13】 延伸成形におけるひずみ速度が、0.
1〜100/minである請求項1から12のいずれか
に記載のポリエチレン製成形体の製造方法。 - 【請求項14】 請求項1から13のいずれかに記載の
ポリエチレン製成形体の製造方法により得られ、ループ
強度(24℃)が0.2GPa以上、引張り弾性率(2
4℃)が25GPa以上、かつ破断強度(24℃)が
0.4GPa以上であることを特徴とするポリエチレン
製成形体。
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