JP2003164313A - 肩掛け鞄 - Google Patents

肩掛け鞄

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JP2003164313A
JP2003164313A JP2001369541A JP2001369541A JP2003164313A JP 2003164313 A JP2003164313 A JP 2003164313A JP 2001369541 A JP2001369541 A JP 2001369541A JP 2001369541 A JP2001369541 A JP 2001369541A JP 2003164313 A JP2003164313 A JP 2003164313A
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bag
shoulder
rug
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bag body
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JP2001369541A
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Yutaka Koyama
豊 小山
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Morito Co Ltd
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Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敷物の収納忘れの解消と、可撓性シート部材
製の肩掛け用鞄としての従来の有用性を堅持した上で、
多くの新たな有用性を発揮させることができる肩掛け用
鞄の提供を課題とする 【解決手段】 撥水又は防水処理したクッション性を具
備し敷物用カバー体(B)と、鞄本体(1)に肩掛けバンド
(2)を設けてなる鞄部(A)とからなり、前記鞄本体(1)に
敷物用カバー体(B)を、雄、雌を対とする面ファスナー
手段で脱着自在となるよう巻付け状に装着し、前記肩掛
けバンド(2)には、自転車等のハンドル(H)に装着するた
めの挿通用耳部(2a)を具備させた肩掛け用鞄。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、布地又は合成樹脂
シート等の可撓性シート部材を用いて製作されている肩
掛け用鞄に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の可撓性シート部材製の肩掛け用鞄
は、定形的な革製の鞄やアタッシュケース等の使用目的
が限られた鞄に比べ、収納容積において融通があって多
くの不定形物品の収納が可能であり、コスト的にも安価
で使い勝手が良いことから、例えば、乳幼児を連れて外
出する場合、スポーツ観戦、ピクニック、ドライブ、ス
ポーツ練習、トレーニング等を行う場合等の広い範囲で
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乳幼児を連
れて外出する場合、スポーツ観戦、ピクニック、ドライ
ブ、スポーツ練習、トレーニング等において必要性があ
る敷物については、収納物品の一つとして可撓性シート
部材製の肩掛け用鞄内へ折畳んで収納し携行する必要が
あり、往々に忘れることが多い点に解決すべき課題があ
る。
【0004】本発明は、敷物の収納忘れの解消を主たる
課題とし、加えて可撓性シート部材製の肩掛け用鞄とし
ての、収納融通性、製作コスト面、携行体裁等の従来の
有用性を堅持した上で、多くの新たな有用性を発揮させ
ることができる肩掛け用鞄の提供を課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る肩掛け鞄の
特徴とするところは、可撓性シート部材からなり、鞄本
体(1)の襠形成片(1f)に長さ調節手段を具備する肩掛け
バンド(2)を設けた鞄部(A)と、前記肩掛けバンド(2)の
間に通して鞄本体(1)を巻付け状に覆うところのクッシ
ヨン性を具備した敷物用カバー体(B)とからなり、鞄本
体(1)と敷物用カバー体(B)とを回動抑止を兼ねる脱着手
段で脱着自在に結合したことにある。
【0006】
【発明の効果】上記本発明に係る可撓性シート部材から
なる肩掛け鞄によれば、鞄本体(1)をクッシヨン性を具
備した敷物用カバー体(B)で巻付け状に覆うだけでな
く、鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)とを回動抑止手段で
脱着できるように結合したから、鞄本体(1)に敷物用カ
バー体(B)を装着しない場合には、鞄本体(1)の表面に脱
着手段が露出して体裁の悪いものとなるが、これによっ
て鞄本体(1)に敷物用カバー体(B)を装着していないこと
が一目瞭然となるから必ず携行するようになり、従来に
おいて生じていた敷物の収納忘れを確実に解消し、敷物
として使用する必要性を充足することができる。
【0007】また鞄本体(1)の底部から鞄本体(1)の正面
側を覆う正面覆い部(31)と、肩掛けバンド(2)の間を通
って鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)を覆い前記正面覆い
部(31)に重なる天蓋(3e)を形成した構成としたことによ
って、装着状態においては、肩掛けバンド(2)が障害と
なって敷物用カバー体(B)が鞄本体(1)から不用意に抜け
落ちることがなく、収納物品の出し入れ時には、迅速に
巻付け状の敷物用カバー体(B)の天蓋(3e)部を開き、収
納物品の出し入れができる。
【0008】さらに肩掛け状態を基準として肩掛けバン
ド(2)の両取付け位置より上方のそれぞれの位置に、肩
バンド構成片(2b)をループ状に変形させて挿通用耳部(2
a)を形成するための手段を具備させることによって、自
転車、車椅子等のハンドル(H)のように左右に自由端が
形成された移動車を利用して場所移動をする場合には、
前記挿通用耳部(2a)にハンドル(H)を挿通又は把持させ
た後、鞄本体(1)を移動車が装備する籠に保持させて、
不用意な脱落を招くことなく肩掛け鞄を搬送することが
可能となる。
【0009】なお、特に乳幼児を連れて外出する場合に
おいては、迅速に巻付け状の敷物用カバー体(B)の天蓋
(3e)部を開けば、鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)が露呈
して障害なく収納物品の出し入れ要求に対応することが
できるだけでなく、必要が生じた時には鞄本体(1)から
敷物用カバー体(B)を外して敷物とし、その上に乳児を
寝かしてオムツ交換や授乳が、場所を余り選択すること
なく比較的自由に行うことができる。
【0010】しかも敷物用カバー体(B)は、表面及び裏
面を形成する可撓性部材に撥水性を具備させ又は具備す
るシート部材とすることによって、オムツ交換或いは授
乳時に敷物を汚すことがあっても、出先において流水等
で簡単に汚れを落し衛生的に使用できる。
【0011】また敷物用カバー体(B)はクッション性及
び又は保温性を具備していることから、敷物として要求
される弾性と断熱が確保され、疼痛と冷感を緩和するだ
けでなく鞄本体(1)の表面を保護し、また収納物品に対
する外力の作用を緩和して、収納物の破損等を防止する
ことができる。
【0012】上記、敷物の携行忘れの解消により達成す
る、敷物機能の充足と発揮、収納物品の出し入れの自由
性、敷物としての使用場所の選択の自由性、汚れた場合
の洗い流しと衛生的使用の確保、敷物としての疼痛の緩
和、鞄本体(1)の表面保護、外力の緩和による収納物品
の破損等を防止等の効果は、スポーツ観戦、ピクニッ
ク、ドライブ、スポーツ練習、トレーニング等において
も同様である。
【0013】特に鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との回
動抑止手段となる脱着自在の接着手段を、鞄本体(1)の
表面と敷物用カバー体(B)とのそれぞれに対応させて
雌、雄の面ファスナー手段又はゴム磁石のような可撓性
磁石部材とした場合には、鞄本体(1)に対する敷物用カ
バー体(B)の一部の開閉及び鞄本体(1)と敷物用カバー体
(B)との脱着(分離、装着)を簡単、確実且つスムーズ
に実行することができる。
【0014】さらに敷物用カバー体(B)の正面覆い部(3
1)の端部に連続して、所望長さの折込み又は捲込み重ね
する延長部(3f)を設けること、敷物用カバー体(B)を左
右に展開できる二重構成とすることにより、収容物品の
保護効果が向上することはもちろん、長い或いは広い面
積の敷物とすることができ、多用途に利用できる最適の
構成とすることができる。
【0015】さらにまた、敷物用カバー体(B)の裏面に
頭巾(9)を形成することによって、出先での天候のくず
れによる降雨時等において簡易雨合羽としての使用が可
能なとなり、多目的機能を具備することとなる。
【0016】
【発明の実施例】以下の各実施例に限定されるものでは
ないが、実施例1として乳幼児を連れて外出する場合の
使用に適した肩掛け用鞄(以下、乳児バッグと言う)、
実施例2として収容物は乳児バッグと同様であるが、乳
幼児(自転車に付属させた同乗者席に乗せることができ
る年齢の場合或いは乳児を背負って)と一緒に自転車で
買い物をするような場合の使用に適した肩掛け用鞄(以
下、日常バッグと言う)及び実施例3としてスポーツ観
戦、ピクニック、遊園地へ行く場合等に使用に適した肩
掛け用鞄(以下、遊びバッグと言う)について図面に基
づき説明する。
【0017】(実施例1)図1は乳児バッグの非装着状
態の分解斜視図、図2は装着状態の斜視図、図3は肩掛
けバンド(2)の一部を省略し、鞄部(A)の構成部分である
鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との結合部を明示するよ
うに示した側面図、図4は敷物用カバー体(B)の表面図
と裏面図、図5は鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)とを形
成する可撓性シート部材の部分拡大端面図である。
【0018】図1乃至図5に示した乳児バッグは、図5
に示すように撥水又は防水処理した厚みの異なる二枚の
生地のうち厚手生地(a)を表面とし、その裏面に6mm厚
の発泡ウレタンからなる弾性層(b)を一体的に積層さ
せ、さらに弾性層(b)の裏面に薄手生地(c)を重ねて積層
状とした可撓性シート部材を用いて、オムツ、授乳用
具、その他を収納するための鞄本体(1)と、肩に掛けて
て携行するための肩掛けバンド(2)及びオムツ交換時等
に使用するための敷物用カバー体(B)とを製作し、鞄本
体(1)と敷物用カバー体(B)とを雄、雌を対とする面ファ
スナー手段で脱着自在に結合としたものである。
【0019】図1に示す鞄本体(1)は、縦、横サイズを2
4cm×80cmとした正面形成部(1a)と10cm×80cmの底形成
部(1b)及び24cm×80cmとした背面形成部(1c)とが、厚手
生地(a)と弾性層(b)との一体化を兼ねた止着部分で連続
する本体周囲形成部と、厚み10cmの二枚の襠形成片(1
f)、スライドファスナー(s)を中央部に形成した10cm×8
0cmの開閉口形成部(1a)とで収納部を形成し、正面形成
部(1a)と背面形成部(1c)の幅方向左右には、以下に説明
する敷物用カバー体(B)の雌面ファスナー部(4b)と密着
結合するための雄面ファスナー部(4a)を設け、また襠形
成片(1f)の表面には携帯電話或いは傘等の小物収納用ポ
ケット(1g)を設けた構成となっている。なお、背面形成
部(1c)の雄面ファスナー部(4a)は図1には表れていない
が、正面形成部(1a)の雄面ファスナー部(4a)と対応する
位置であって、図3に概略的に示している。
【0020】そして肩掛けバンド(2)は、二分割した肩
バンド構成片(2b)のそれぞれの一端部を前記鞄本体(1)
の襠形成片(1f)と開閉口形成部(1a)の境界部に取付けら
れており、該肩バンド構成片(2b)の他端部相互を通常採
用されているバンドの織り返し長さを調節できる連結具
(2c)を用いた伸縮調節手段で連結した構成となってい
る。
【0021】また敷物用カバー体(B)は、図1、図4、
図5に示すように、前記鞄本体(1)と同一の撥水性とク
ッション性を具備させた可撓性シート部材を肩バンド構
成片(2b)相互の間隔を幅(W)として、肩掛けバンド(2)を
くぐらせて鞄本体(1)を巻付け状に覆う長さ(L)に裁断し
その周縁を飾りテープ(t)で包み込み状に縁取り(図5
参照)し、鞄本体(1)の底部から鞄本体(1)の正面側を覆
う正面覆い部(31)を、鞄本体(1)の正面形成部(1a)に対
応する正面部(3a)、底形成部(1b)に対応する連結帯部(3
b)で形成し、鞄本体(1)の肩掛けバンド(2)の間を通って
鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)を覆う開閉口覆い部(3d)
と前記正面覆い部(31)の正面部(3a)に重なる天蓋(3e)を
形成した背面覆い部(32)を、鞄本体(1)の背面形成部(1
c)に対応する背面部(3c)及び開閉口形成部(1a)に対応す
る開閉口覆い部(3d)に連続して前記正面部(3a)に重なる
天蓋(3e)とで形成した輪郭形状とし、さらには前記開閉
口覆い部(3d)と天蓋(3e)の表面に、図4に細線で示すよ
うに発泡ウレタンからなる弾性層(b)を止めることも兼
ねる縞状柄(6)を形成して装飾性を具備させている。
【0022】そして図4に示すように、前記敷物用カバ
ー体(B)の裏面であって、鞄本体(1)について説明した雄
面ファスナー部(4a)に対応する位置には、それぞれ雌面
ファスナー部(4b)を設けるとともに、正面部(3a)に重な
る天蓋(3e)の自由端中央から長手方向に巻付け調整可能
な6cm程度の正方形サイズとした覆止用雌ファスナー(5
a)を設け、また敷物用カバー体(B)の表面であって正面
部(3a)の中央部には、前記覆止用雌ファスナー(5a)と重
ねられる覆止用雄ファスナー(5b)を設けた構成とする。
【0023】上記のように構成した鞄部(A)と敷物用カ
バー体(B)とは、図1に示すように、まず敷物用カバー
体(B)を広げて置き、その連結帯部(3b)の面上に鞄本体
(1)の底形成部(1b)を載せた後、図2に示すように、敷
物用カバー体(B)の正面部(3a)を鞄本体(1)の正面形成部
(1a)に、背面部(3c)を背面形成部(1c)に折り重ねて、そ
れぞれの雌面ファスナーを鞄本体(1)の雄面ファスナー
部(4a)と密着させ、次に天蓋(3e)を肩掛けバンド(2)の
間に通して鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)を覆い部でカ
バーするとともに自由端部となる天蓋(3e)を、先に折り
重ねた正面部(3a)に重ねて、該正面部(3a)の表面の天蓋
(3e)の内面側の覆止用雌ファスナー(5a)を正面部(3a)の
表面の覆止用雄ファスナー(5b)に重ね止めすることによ
り結合し、鞄本体(1)に巻付けた敷物用カバー体(B)が、
鞄本体(1)の回りを不用意に回動しないようになってい
る。
【0024】そして敷物用カバー体(B)を外すことなく
収容物の出し入れの必要が生じた場合には、図2に示す
ように敷物用カバー体(B)の正面部(3a)で止めている天
蓋(3e)を正面部(3a)から開放することによって、鞄本体
(1)の開閉口形成部(1a)が露出するから、該開閉口形成
部(1a)のスライドファスナー(s)を操作して開閉するこ
とにより行うことができる。
【0025】また、オムツの交換等のために敷物用カバ
ー体(B)を使用する必要が生じた場合は、前記鞄本体(1)
と敷物用カバー体(B)との結合手順とは逆の順序で雌、
雄の面ファスナー相互の絡みを外せば簡単に鞄本体(1)
から敷物用カバー体(B)を外すことができる。
【0026】鞄本体(1)から取り外した敷物用カバー体
(B)は、鞄本体(1)に面していた裏面側が表面となるよう
に敷いて、その表面に乳児を寝かしてオムツ交換、授乳
等を実施するように使用する。
【0027】この場合、鞄本体(1)に面していた裏面側
には柔らかい雌面ファスナー部(4a)を取付けているの
で、乳児の柔肌への刺激が少なく、またオムツや着衣等
が雌面ファスナー部(4a)絡むことなく迅速に必要な作業
が実施できる。
【0028】なお上記実施例1においては、雌、雄の面
ファスナーを脱着手段として使用したが、雌、雄混在の
面ファスナーやゴム磁石のような可撓性磁石部材を用い
ても同様の作用効果を達成することができる。これは以
下に説明する実施例2、3においても同様である。
【0029】(実施例2)実施例2に係る肩掛け用バッ
グは日常バッグとして多用するものであて、図6は日常
バッグの装着状態の斜視図、図7は図6に示したものと
は異なる別の挿通用耳部(2a)の部分拡大図、図8は一例
として自転車のハンドル(H)に支持させた使用状態の簡
略図、図9は敷物用カバー体(B)の長さを長くした場合
を、略図的に示した側面図である。
【0030】図6乃至図9に示した日常バッグは、前記
実施例1において説明した乳児バッグと同様、撥水又は
防水処理した厚みの異なる二枚の生地のうち厚手生地
(a)を表面とし、その裏面に8mm厚の発泡ウレタンから
なる弾性層(b)を一体的に積層させ、さらに弾性層(b)の
裏面に薄手生地(c)を重ねて積層状とした可撓性シート
部材を用いて、弁当、おやつ、オムツ、授乳用具、その
他を収納するための鞄本体(1)と、自転車等のハンドル
(H)に装着するために、肩掛け状態を基準として肩掛け
バンド(2)の両取付け位置より上方のそれぞれの位置
に、肩バンド構成片(2b)をループ状となるよう変形させ
てホック(7)を用いて止めることにより形成してなる挿
通用耳部(2a)を具備する肩掛けバンド(2)とした構成以
外は、乳児バッグと同様構成であるため、その説明を省
略する。
【0031】前記ホック止め手段には、不用意な外れを
阻止するために強く係合するホック(7)を使用すること
が好ましく、またホック(7)を外せばループ部分が無い
状態の肩掛けバンド(2)に変更することができる。
【0032】なお前記挿通用耳部(2a)の形成は、図7に
示すように、枠中央に一本のバーを一体的に設けてその
左右にベルト通し口を形成した補助環(8)をホック(7)に
代えて使用する構成とする場合には、ループ部分をベル
トの引き締めにより変更してハンドル(H)に確実に保持
させることができるだけでなく、ホック止めに比べ挿通
用耳部(2a)が開放状態となって外れることもなく、また
挿通用耳部(2a)を必要としない場合には、ベルトがバー
に重なるように引っ張ればループ部分が無い状態の肩掛
けバンド(2)に変更することができて、体裁良く使用す
ることができる。
【0033】上記のように構成した日常バッグは、図8
の簡略図に示すように、肩掛けバンド(2)の肩バンド構
成片(2b)をループ状に変形させてホック止めして形成し
た挿通用耳部(2a)に、自転車のハンドル(H)を挿通して
連結具を用いた伸縮調節手段で長さを短縮させ、鞄本体
(1)は籠に納めることにより、ヒッタクリをしようとし
ても、ハンドル(H)から外すことは出来ない安全な状態
で自転車に装着して走行することができる。
【0034】なお敷物用カバー体(B)の全長を長くする
場合には、図9に略図的に示すように、スライドファス
ナー(s)を中央部に形成した鞄本体(1)の開閉口形成部(1
a)が、天蓋(3e)を形成した背面覆い部(32)のみで覆われ
るように、敷物用カバー体(B)の正面覆い部(31)の端部
に連続して所望長さの折込み又は捲込み重ねする延長部
(3f)を形成し、鞄本体(1)の正面形成部(1a)の雄面ファ
スナー部(4a)と密着する雌面ファスナー部(4a)は、鞄本
体(1)の正面形成部(1a)に面接する折込み部に設けて密
着結合するようになっている。
【0035】(実施例3)実施例3に係る遊びバッグ
は、スポーツ観戦、ピクニック、遊園地へ行く場合等の
使用に適した肩掛け用鞄であり、実施例1の乳児バッグ
や実施例2の日常バッグと同等又はサイズ的に大きくし
たものであって、その構成は実施例1又は実施例2と同
様に付き説明を省略する。
【0036】なお、実施例2、実施例3において、敷物
用カバー体(B)の横幅を広くし、屋外で使用する多人数
用敷物とするため、図10に示すように敷物用カバー体
(B)が左右に展開できる二重構成とする場合もあり、ま
た実施例1、2において敷物用カバー体(B)に抗菌加工
又は抗菌性シートを素材として使用する場合には、抵抗
力の少ない乳児の健康維持が確保され衛生的使用を担保
することができる。
【0037】さらに敷物用カバー体(B)の裏面に頭巾(9)
を具備させた場合(図10に仮想線で表示)には、急激
な気候変動等による降雨時に、敷物用カバー体(B)を簡
易型の雨合羽として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は肩掛け用鞄の実施例1に係る乳児バッ
グの分解斜視図。
【図2】 同乳児バッグの装着状態の斜視図。
【図3】 乳児バッグの肩掛けバンドの一部を省略し、
鞄本体と敷物用カバー体との結合部を明示するように示
した側面図。
【図4】 敷物用カバー体の表面図と裏面図。
【図5】 鞄本体と敷物用カバー体とを形成する可撓性
シート部材の部分拡大端面図。
【図6】 実施例2に係る日常バッグの全体斜視図。
【図7】 肩掛けバンドに形成した挿通用耳部の別の例
を示す部分拡大図。
【図8】 一例として自転車のハンドルに支持させた使
用状態の簡略図。
【図9】 敷物用カバー体の長さを長くした場合を、略
図的に示した側面図。
【図10】 広い敷物用カバー体とした場合の展開図。
【符号の説明】
(A) 鞄部 (B) 敷物用カバー体 (1) 鞄本体 (a) 厚手生地 (b) 弾性層 (c) 薄手生地 (t) 飾りテープ (2) 肩掛けバンド (1a) 正面形成部 (1b) 底形成部 (1c) 背面形成部 (1f) 襠形成片 (s) スライドファスナー (2) 肩掛けバンド (2a) 挿通用耳部 (2b) 肩バンド構成片 (2c) 連結具 (31) 正面覆い部 (32) 背面覆い部 (3a) 正面部 (3b) 連結帯部 (3c) 背面部 (3d) 開閉口覆い部 (3e) 天蓋 (4a) 雄面ファスナー部 (4b) 雌面ファスナー部 (5a) 覆止用雌ファスナー (5b) 覆止用雄ファスナー (6) 縞状柄 (7) ホック (8) 補助環 (9) 頭巾 (W) 幅 (L) 長さ (H) ハンドル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シート部材製であって、鞄本体
    (1)の襠形成片(1f)に長さ調節手段を具備した肩掛けバ
    ンド(2)を設けた鞄部(A)と、前記肩掛けバンド(2)の間
    に通して鞄本体(1)を巻付け状に覆うところのクッシヨ
    ン性を具備した敷物用カバー体(B)とからなり、鞄本体
    (1)と敷物用カバー体(B)とは回動抑止を兼ねる脱着手段
    で脱着自在に結合されていることを特徴とする肩掛け
    鞄。
  2. 【請求項2】 鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との回動
    抑止手段は、鞄本体(1)の表面と敷物用カバー体(B)との
    それぞれに、対応させて設けた脱着自在の接着手段であ
    る請求項1記載の肩掛け鞄。
  3. 【請求項3】 鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との脱着
    自在の接着手段は、雌、雄の面ファスナー手段又は雌、
    雄混在の面ファスナー手段若しくは可撓性磁石部材のい
    ずれかである請求項2記載の肩掛け鞄。
  4. 【請求項4】 肩掛け状態を基準として肩掛けバンド
    (2)の両取付け位置より上方のそれぞれの位置に、肩バ
    ンド構成片(2b)をループ状に変形させて挿通用耳部(2a)
    を形成するための手段を具備させた請求項1、2又は3
    記載の肩掛け鞄。
  5. 【請求項5】 敷物用カバー体(B)は、表面及び裏面を
    形成する可撓性部材が、撥水性を具備させ又は具備する
    シート部材である請求項1、2又は3記載の肩掛け鞄。
  6. 【請求項6】 敷物用カバー体(B)は、鞄本体(1)の底部
    から鞄本体(1)の正面側を覆う正面覆い部(31)と、肩掛
    けバンド(2)の間を通って鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)
    を覆い前記正面覆い部(31)に重なる天蓋(3e)とで形成し
    た構成である請求項1、2、3又は5記載の肩掛け鞄。
  7. 【請求項7】 鞄部(A)と敷物用カバー体(B)を形成する
    可撓性シート部材は、抗菌加工したもの又は抗菌性樹脂
    シートで構成した請求項1、2、3、5又は6記載の肩
    掛け鞄。
  8. 【請求項8】 敷物用カバー体(B)の正面覆い部(31)の
    端部に連続して、所望長さの折込み又は捲込み重ねする
    延長部(3f)を設けた請求項1、2、3、5、6又は7記
    載の肩掛け鞄。
  9. 【請求項9】 敷物用カバー体(B)は、左右に展開でき
    る二重構成である請求項1、2、3、5、6、7又は8
    記載の肩掛け鞄。
  10. 【請求項10】 敷物用カバー体(B)の裏面に頭巾(9)を
    形成した請求項1、2、3、5、6、7、8又は9記載
    の肩掛け鞄。
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KR101236488B1 (ko) 2012-11-06 2013-03-04 (주)트래블매니아 케이스 변경이 가능한 가방 및 그 세트
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