JP2003164085A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2003164085A
JP2003164085A JP2001363885A JP2001363885A JP2003164085A JP 2003164085 A JP2003164085 A JP 2003164085A JP 2001363885 A JP2001363885 A JP 2001363885A JP 2001363885 A JP2001363885 A JP 2001363885A JP 2003164085 A JP2003164085 A JP 2003164085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の小さな永久磁石で磁極を構成し、磁
束分布を改善する。 【解決手段】 回転軸2、ロータコア及び永久磁石を備
えた構造のロータ1を有する回転電機において、複数の
永久磁石用溝4が設けられたロータ積層コア3と、磁極
を構成する複数の直方体永久磁石5と、隣り合う直方体
永久磁石5を弓状に並列配列させるための、直方体永久
磁石5間に配置され直方体永久磁石5の位置決めをする
スペース材6とを備えると共に、並列配列された直方体
永久磁石5は、同一方向に着磁されると共にその両端か
ら中央部に向かうにつれ強く着磁されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機、特に直
方体の小さな永久磁石を複数個用いて磁極を構成し、そ
の着磁の仕方で磁束分布を改善すると共に漏洩磁束を減
少させ、シンプルな構造で多様な特性を発揮する永久磁
石を使用したロータと、簡単な構造で平角導線を良好な
占積率で巻装することが容易にできるステータとの回転
電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、永久磁石を用いた回転電機が種々
提案されてきている。例えば自動車の車輪を駆動する永
久磁石を用いた従来の回転電機は、磁極数に対応した数
の永久磁石を一つずつロータの周面や周面近傍に設けて
いた。
【0003】また従来の磁石埋込み型リタクタンスモー
タのロータ51は、図23に図示されている如く、その
ロータコア52の中程に永久磁石53が埋め込まれた構
造を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁極数に対応した数の
永久磁石を一つずつロータの周面や周面近傍に埋設する
従来のロータでは、配設する一つの弓形の永久磁石はそ
の磁極面が大きなものとなり、渦電流による渦電流損が
大きく、また当該永久磁石のロータの表面の磁束分布
は、図4の点線で示された如く台形となり、モータに発
生するトルクは脈動し、磁気音が発生したりして車両用
として好ましくなかった。
【0005】また、磁石埋込み型リタクタンスモータの
永久磁石53を埋め込む、図23に示す如き従来のロー
タ51の構造では、高速回転すると永久磁石53の端部
に遠心力の荷重が集中し、図23の点線の円で示された
部分が破壊してしまう虞があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、小さな直方体の永久磁石を複数個用いて磁極を構成
すると共にその着磁方向を考慮することにより、渦電流
損を少なくすると共に、磁束分布の改善と漏洩磁束を減
少させ、シンプルな構造で多様な特性を発揮し、遠心力
で破壊することのない構造のロータを備えた回転電機を
提供すると共に、簡単な構造で平角導線を良好な占積率
で巻装することが容易にできるステータを備えた回転電
機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明の回転電機は、回転軸、回転軸に取り付け
られたロータコア及びロータコアに固着された永久磁石
を備えた構造のロータを有する回転電機において、周方
向に所定の間隔を有し、かつ回転軸方向に沿って複数の
永久磁石用溝が設けられたロータ積層コアと、上記永久
磁石用溝に並列配置され磁極を構成する複数の直方体永
久磁石と、上記永久磁石用溝に並列配置される複数の直
方体永久磁石を弓状に並列配列させるための、隣り合う
直方体永久磁石の間に配置され直方体永久磁石の位置決
めをする非導電材のスペース材とを備えると共に、永久
磁石用溝に弓状に並列配列された直方体永久磁石は、同
一方向に着磁されると共にその両端から中央部に向かう
につれ強く着磁されてなり、永久磁石用溝に配置された
複数の直方体永久磁石によって構成される磁極の、ロー
タの表面での磁束分布を正弦波状にならしめたロータを
有することを特徴としている。
【0008】そして永久磁石用溝に弓状に並列配列され
磁極を構成する直方体永久磁石の内、その両端の直方体
永久磁石の着磁方向が、隣り合う同一方向に着磁された
直方体永久磁石の着磁方向と直角方向に着磁されてな
り、永久磁石用溝に配置された複数の直方体永久磁石に
よって構成される磁極からの磁束のd軸漏れを減少なら
しめたロータを有することを特徴としている。
【0009】そして永久磁石用溝に弓状に並列配列され
た全ての直方体永久磁石は、同じ方向に着磁されてな
り、複数の直方体永久磁石によって構成される磁極の隣
り合う永久磁石用溝の間が空いていることにより、リラ
クタンストルクを発生させるロータを有することを特徴
としている。
【0010】また本発明の回転電機は、回転軸、回転軸
に取り付けられたロータコア及びロータコアに固着され
た永久磁石を備えた構造のロータを有する回転電機にお
いて、周表面の全面に複数の直方体永久磁石が並列配置
されたロータ積層コアと、周表面の全面に並列配置され
た直方体永久磁石を固定する直方体永久磁石固定部材
と、ロータ積層コアの周表面に並列配置された直方体永
久磁石を環状に並列配列させるための、隣り合う直方体
永久磁石の間に配置され直方体永久磁石の位置決めをす
る非導電材のスペース材とを備えると共に、ロータ積層
コアの周表面に環状に並列配列された磁極を構成する複
数の直方体永久磁石が、中央部分の直方体永久磁石は同
じ方向に着磁される共に、両端に近づくにつれ中央部分
の直方体永久磁石の着磁方向で次第に小さく着磁され、
磁極と磁極との境の直方体永久磁石はその隣り合う直方
体永久磁石の着磁方向と直角方向に着磁されてなり、上
記複数の直方体永久磁石によって構成される磁極の、ロ
ータの表面での磁束分布を正弦波状にならしめたロータ
を有することを特徴としている。
【0011】そして上記の直方体永久磁石は、回転軸方
向及びその半径方向にそれぞれ積層された複数個の小型
永久磁石で構成されていてもよい。
【0012】また本発明の回転電機は、ステータリン
グ、ステータリングに取り付けられるティースコア及び
当該ティースコアに巻回されるステータコイルとを備え
た構造のステータを有する回転電機において、上記ステ
ータコイルは、ティースコアの先端からその基部方向に
向かうにつれ、積層された各コイルの厚さが薄く形成さ
れると共にそのコイル幅が広く形成されてなり、かつ、
積層された各層のコイルの断面積が一定に形成されてな
ることを特徴としている。
【0013】そして上記ステータリングはその内周面に
等間隔で嵌合溝が複数設けられ、上記ティースコアはそ
の一方にステータティースが形成されると共に、その他
方にステータリングの内周面に設けられた嵌合溝に係合
される嵌合部が形成されてなり、ティースコアの嵌合部
がステータリングの嵌合溝に嵌合されてステータコアが
構成される。
【0014】ロータの磁極を構成する永久磁石を分割し
た構造の複数個の直方体永久磁石とすることにより、渦
電流損を少なくすることができ、また磁極を構成する複
数個の直方体永久磁石の着磁の方向とその大きさを適宜
なものとすることにより、磁束分布の改善と漏洩磁束を
減少させ、シンプルな構造で多様な特性を発揮するロー
タとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の回転電機に用いら
れるロータの一実施例構成図、図2は磁極を構成する直
方体永久磁石の一実施例構成説明図、図3は弓状に直方
体永久磁石を並列配列するスペース材の一実施例配置説
明図をそれぞれ示している。
【0016】図1ないし図3において、ロータ1の回転
軸2にはロータ積層コア3が取り付けられており、ロー
タ積層コア3にはその外周近傍で周方向に所定の間隔を
有し、かつ回転軸2の方向に沿った永久磁石用溝4が複
数個、例えば図1では8個設けられている。
【0017】各永久磁石用溝4は弓状に設けられてお
り、17個の直方体永久磁石5が並列配列(次に説明す
るように弓状形成並列配列)された形態で収納されるよ
うになっている。
【0018】直方体永久磁石5はその断面が長方形をな
し、隣り合う直方体永久磁石5の間には、回転軸2の中
心より外周側に楔形をした非導電材のスペース材6が、
回転軸2方向に沿って、図3図示の如くそれぞれ設けら
れ、17個の直方体永久磁石5を弓状に形成する、つま
り弓状形成並列配列とすると共に、スペース材6は各直
方体永久磁石5の位置決めを行っている。
【0019】そしてこの弓状形成並列配列された17個
の直方体永久磁石5と16個のスペース材6とのハイブ
リッド永久磁石は、ロータ積層コア3に設けられた永久
磁石用溝4に圧入等の固着手段でロータ積層コア3に取
り付けられ、ロータ1の磁極をそれぞれ構成する。
【0020】図5は弓状形成並列配列された直方体永久
磁石の着磁説明図を示している。
【0021】同図において、矢印の向きとその長さが着
磁の方向とその大きさとを表しており、矢印の長さが示
す如く、上記例示の17個の直方体永久磁石5の内の中
央位置近傍に配置された直方体永久磁石5が強く着磁さ
れ、残留磁束密度が高く、その両端に向かうにつれ弱く
着磁され、残留磁束密度が低くなる。そして両端の各直
方体永久磁石5は図5図示の方向にそれぞれ着磁され
る。
【0022】図5図示の矢印の方向及び大きさで弓状形
成並列配列された各直方体永久磁石5が着磁され、図5
図示の場合にはロータ1の磁極Nを構成する。図1に示
された磁極を構成する複数個の直方体永久磁石5を上記
説明の如く着磁することにより、交互にN極、S極の磁
極を構成することができる。
【0023】これら磁極N、磁極Sの各磁極のロータ1
の表面での磁束分布は、図4の点線で示された従来の一
つの永久磁石による台形状の磁束分布に比べ、図4の実
線で示された様に正弦波状に改善される。従ってモータ
に発生するトルクの脈動が小さくなる。また両端の各直
方体永久磁石5の上記着磁方向により、隣りの磁極を構
成する端の直方体永久磁石5との間の磁路が飽和され、
当該磁極の磁束が漏れ難くなり、磁束の漏洩を低減する
ことができる。
【0024】また、渦電流損はn個に分割した時、(I
/n)2 ・R・n=1/n・I2 Rとなり、損失は1/
nとなる。
【0025】なおこの両端の各直方体永久磁石5を省略
した磁極構成であってもよい。
【0026】上記説明では、ロータ積層コア3に設けら
れた永久磁石用溝4に直方体永久磁石5を埋込む構造の
ロータ1を説明したが、図10で後述する如く、ロータ
積層コア3の周表面に設けられた永久磁石用溝4に直方
体永久磁石5を配設し、その上に円筒状部材を被せる構
造のロータ1とすることもできる。
【0027】図6は小型永久磁石による直方体永久磁石
の一実施例構成説明図を示しており、直方体永久磁石5
は、図2に示された直方体永久磁石5を回転軸2の方向
及びその半径方向に分割した形状のいわば立方体形状の
小型永久磁石7を積層した構造となっており、回転軸2
の方向に小型永久磁石7を8個、その半径方向に小型永
久磁石7を4個それぞれ積層した構成例が示されてい
る。そして、この8×4個の形の状態で、例えば図5に
示す如き方向に着磁される。
【0028】回転軸2の方向に8個及びその半径方向に
4個の小型永久磁石7で構成された直方体永久磁石5
は、上記説明の図2図示の直方体永久磁石5と同じ形状
とすることができるので、ロータ積層コア3へのその取
付けの説明は省略する。
【0029】図7は小型永久磁石による直方体永久磁石
の着磁説明図を示している。
【0030】直方体永久磁石5が複数個の小型永久磁石
7で構成される場合においても、その着磁の仕方は図5
での説明と同様であるので、その説明を省略する。
【0031】この場合も図5と同様に、両端の各直方体
永久磁石5を省略した磁極構成であってもよい。
【0032】この様に、多数の安価で、かつシンプルな
形状の直方体永久磁石5や小型永久磁石7で構成された
直方体永久磁石5をロータ積層コア3の周表面又は周表
面近傍の永久磁石用溝4に配列し、個々の直方体永久磁
石5の着磁方向又は磁石材料を変えることにより、ロー
タ1の磁気特性を多種多用に変えることができる。
【0033】また、隣り合う直方体永久磁石5の間に入
れられたスペース材6に非導電材を用いたことにより、
複数個の直方体永久磁石5で構成される磁極のその磁極
表面に発生する渦電流損を低減させることができる。
【0034】図8は本発明の回転電機に用いられるロー
タの他の実施例構成図を示している。
【0035】同図において、ロータ11の機械的構成は
図1図示のロータ1と同じである。すなわち、ロータ1
1の回転軸2にはロータ積層コア3が取り付けられてお
り、ロータ積層コア3にはその外周近傍で周方向に所定
の間隔を有し、かつ回転軸2の方向に沿った永久磁石用
溝4が複数個、例えば8個設けられている。
【0036】各永久磁石用溝4は弓状に設けられてお
り、17個の直方体永久磁石5が並列配列された形態で
収納されるようになっている。
【0037】直方体永久磁石5はその断面が長方形をな
し、隣り合う直方体永久磁石5の間には、回転軸2の中
心より外周側に楔形をした非導電材のスペース材6が、
回転軸2方向に沿って、図3図示の如くそれぞれ設けら
れ、17個の直方体永久磁石5を弓状に形成する、つま
り弓状形成並列配列とすると共に、スペース材6は各直
方体永久磁石5の位置決めを行っている。
【0038】そしてこの弓状形成並列配列された17個
の直方体永久磁石5と16個のスペース材6とのハイブ
リッド永久磁石は、ロータ積層コア3に設けられた永久
磁石用溝4に圧入等の固着手段でロータ積層コア3に取
り付けられ、ロータ11の磁極をそれぞれ構成する。
【0039】弓状形成並列配列された17個の直方体永
久磁石5の着磁の仕方は、永久磁石用溝4に弓状に並列
配列され磁極を構成する直方体永久磁石5の内、その両
端の直方体永久磁石5の着磁方向が隣り合う直方体永久
磁石5の着磁方向と直角方向に着磁されると共に、その
他の直方体永久磁石5は、図8図示の矢印で表されてい
る如く、同じ方向同じ大きさでそれぞれ着磁される。磁
極を構成する直方体永久磁石5の両端が、隣り合う直方
体永久磁石5の着磁方向と直角方向に着磁されている
と、ロータ11の隣の磁極と磁極との間の磁路は磁気飽
和され、磁極の磁束の漏れが少なくなる。
【0040】この様な構成のロータ1は、リタクタンス
モータに用いられ、発生するトータルトルクTt は Tt =k・φ・Iq +(Lq −Ld )Id ・Iq で表される。
【0041】なお、例えば図8に示すロータにおいて、
1つの直方体永久磁石5の群と隣り合う同様の群との間
の、直方体永久磁石5も存在していない部分に、ステー
タの極が対峙している場合をq軸と称している。そし
て、ステータの極が直方体永久磁石5の群の中央(円弧
の中央)に対峙している場合をd軸と称している。上記
のIq はq軸成分の電流(q軸電流)、Id は同じくd
軸成分の電流(d軸電流)、Lq はq軸状態の下でのス
テータの極のコイルに生じるインダクタンス(q軸イン
ダクタンス)、Ld はd軸状態の下でのステータの極の
コイルに生じるインダクタンス(d軸インダクタン
ス)、φはロータにもうけた直方体永久磁石5の群が発
生している磁束、kは比例係数を夫々表している。
【0042】各磁極を構成する両端の直方体永久磁石5
の着磁方向を、隣り合う直方体永久磁石5の着磁方向と
直角方向に着磁することにより、d軸漏れ磁束を少なく
することができ、q軸とd軸とのインダクタンスの差
(Lq −Ld )が大きくなり、第2項のリラクタンスト
ルク(Lq −Ld )Id ・Iq を大きくすることができ
る。
【0043】なお、第1の項のk・φ・Iq は磁石によ
る発生トルクを表している。
【0044】図9は本発明の回転電機に用いられるロー
タの他の実施例構成図を示しており、ロータ12の機械
的構成は図1や図8図示のロータ1と同じである。
【0045】その着磁は図9に示されている様に、磁極
を構成している複数の直方体永久磁石5は、全て同じ方
向で同じ大きさに着磁され、この様な構成のロータ12
もリタクタンスモータに用いられる。
【0046】つまり、(α+β)=360°/M(Mは
偶数で磁極数)の構成で、β>0のとき、当該βの部分
にステータのティースが重なった時点で上記リラクタン
ストルクを発生させることができる。
【0047】図10は本発明の回転電機に用いられるロ
ータの他の実施例構成図を示している。
【0048】図10のロータ構成は、図9のロータ構成
において、α=0とした場合である。
【0049】同図において、ロータ13は、表面磁石型
ロータと呼ばれる構造をしており、ロータ積層コア3の
周表面の全面にわたって22×8個の直方体永久磁石5
が並列配置され、非磁性の円筒形状の固定部材14で、
圧入などの固定手法を用いてロータ積層コア3に取り付
けられている。
【0050】ロータ積層コア3の周表面に並列配置され
る22×8個の直方体永久磁石5を環状、すなわち円筒
状に並列配列させるために、図3で説明した如く、隣り
合う直方体永久磁石5の間に、回転軸2の中心より外周
側に楔形をした非導電材のスペース材(図10では図示
省略)が、回転軸2方向に沿ってそれぞれ設けられ、各
直方体永久磁石5の位置決めを行っている。
【0051】図10に一例として示されたロータ13
は、8極構成の各磁極は22個の直方体永久磁石5で構
成されており、ロータ積層コア3の周表面に環状に並列
配列された22個の直方体永久磁石5で構成された各磁
極の直方体永久磁石5は、中央部分の17個の直方体永
久磁石5は同じ大きさで同じ方向に着磁される共に、両
端に近い各2個の直方体永久磁石5は両端に近づくにつ
れ次第に小さく着磁され、磁極と磁極との境の各直方体
永久磁石5−1は、その隣り合う直方体永久磁石5の着
磁方向と直角方向に着磁される。
【0052】つまり、各磁極を構成する両端の直方体永
久磁石5を逐次に固有保持力が大きく残留磁束密度が低
い磁石構成とし、磁極と磁極との境になる直方体永久磁
石5−1は隣り合う直方体永久磁石5の着磁方向と直角
方向に着磁する。
【0053】このように着磁された直方体永久磁石5を
有するロータ13は、磁極と磁極との境になる直方体永
久磁石5−1に隣り合う直方体永久磁石5を逐次に固有
保持力が大きく残留磁束密度が低い磁石構成としている
ので、その発生磁束は正弦波に近い磁束分布となり、ま
たモータにおいて、電機子反作用による磁気的中心、す
なわち軸がズレた方のロータ13の直方体永久磁石5の
端の反作用による磁束に対して、磁石の部分的な減磁を
防止することができる。
【0054】図10に示されたロータ13はロータ積層
コア3の周表面の全面にわたって直方体永久磁石5が並
列配置されており、磁極と磁極との境に直方体永久磁石
5が配置されていない図8のロータ11とでは、ステー
タに流れる駆動電流の大小によって発生するトルクが異
なる。
【0055】図11は図8のロータ11と図10のロー
タ13とのトルク特性曲線図を示しており、(1)は図
8のロータ11のトルク特性曲線、(2)は図10のロ
ータ13のトルク特性曲線を表している。
【0056】図11から分かる様に、ステータの巻線に
流れる駆動電流が小さいときには、図10に示されたロ
ータ13は発生トルクが図8に示されたロータ11より
大きいが、ステータの巻線に流れる駆動電流が大きくな
ると、上記説明のリラクタンストルク(Lq −Ld )I
d ・Iq は図8のロータ11の方が図10のロータ13
より大きくなり、大電流が流れるときにはトータルトル
クは、図8のロータ11の方が図10に示されたロータ
13より大きなトルクが発生する。
【0057】図12は磁極を構成する直方体永久磁石の
他の並列配列説明図を示しており、永久磁石用溝に並列
に弓状に配置される直方体永久磁石5の内の両端の直方
体永久磁石5の配置角度を同図図示の如く他の直方体永
久磁石5の角度より大きく変化させることにより、発生
するトルクの脈動が小さくなり、その結果、磁気音が抑
制され、車両用モータとして静かなモータとなる効果を
有する。
【0058】図13は磁極を構成する直方体永久磁石の
他の並列配列説明図を示しており、永久磁石用溝に並列
に弓状に配置される直方体永久磁石5の内の両端の直方
体永久磁石5−2を回転軸2の方向に長さを大きく、す
なわち深く長くすることによっても、漏れ磁束が抑えら
れ、発生するトルクの脈動が小さくなり、その結果、磁
気音が抑制され、車両用モータとして静かなモータとな
る効果を有する。
【0059】なお、図8図示のロータ11、図9図示の
ロータ12、図10図示のロータ13についても、図1
図示のロータ1と同様に、図6の小型永久磁石7を積層
して直方体永久磁石5を構成してもよいことは言うまで
もない。
【0060】図14は本発明の一実施例ステータ要部構
造説明図、図15は図14の一部分の分解構造図を示し
ている。
【0061】図14,図15において、ステータ21
は、積層されたステータリング22とステータティース
23を形成する積層された複数個のティースコア24と
当該ティースコア24にそれぞれ巻回される複数個の平
角導線のステータコイル25とを備えて構成される。
【0062】ステータリング22にはティースコア24
に対応した数のくさび溝26が等間隔に設けられてい
る。ティースコア24の一端には当該くさび溝26と嵌
合するくさび27が形成されており、ティースコア24
の他端には上記ステータティース23が形成されてい
る。
【0063】後の図16で説明する個別に巻回成形され
た台形整列縦巻コイルと呼ばれるステータコイル25を
ティースコア24に挿入し、そのティースコア24のく
さび27をステータリング22のくさび溝26に圧入す
ることにより、ステータコイル25を巻装したティース
コア24がステータリング22に取り付けられる。その
後、各ステータコイル25の端子を所定の接続法に従っ
て接続することにより、ステータ21が完成する。
【0064】図16はステータコイルの一実施例巻線正
面図、図17は図16の平面図、図18は図16の右側
面図を表している。
【0065】図16ないし図18において、上記台形整
列縦巻コイルと呼ばれるステータコイル25は、ティー
スコア24に装着されたとき、ティースコア24の先端
からその基部方向、すなわちくさび27に向かうにつ
れ、積層された各コイルの厚さが薄く形成されると共に
そのコイル幅が広く形成され、積層された各層のコイル
の断面積が一定の形状に形成されている。
【0066】今、ステータコイル25のバー材(平角導
線)の積層数を、例えば4層とし、ティースコア24の
先端からその基部方向に順に積層される各層のコイル幅
をW 0 ,W1 ,W2 ,W3 、そしてコイルの厚さを
0 ,T1 ,T2 ,T3 ,T4 としたとき、W0 <W1
<W2 <W3 に形成されると共にT0 >T1 >T2 >T
3に形成され、かつ各層のステータコイル25の断面積
は等しく、W0 ×T0 =W 1 ×T1 =W2 ×T2 =W3
×T3 に形成され、各層のステータコイル25に流れる
電流密度を一定にするステータ巻線としている。
【0067】つまり、当該ステータコイル25がティー
スコア24を介してステータリング22に装着されたと
き、ティースコア24の先端からその基部方向に積層さ
れた台形のステータコイル25は、その台形形状のため
占積率の向上と共に効率が向上し、またステータコイル
25とステータリング22との接触面積が大となり、こ
れにより当該ステータコイル25に発生する熱のステー
タリング22への熱伝導が改善され、放熱性が良好とな
る。
【0068】図19は本発明に用いられるステータコイ
ルの成形前の線材形状説明図、図20ないし図22は本
発明に用いられるステータコイルの線材成形方法を説明
している線材成形説明図をそれぞれ示している。
【0069】図19(A),(B)に図示の如く、ティ
ースコア24に巻回される予め計算された寸法長の厚さ
0 ,幅W0 の一様な平角導線のバー材30を準備し、
ティースコア24の積み厚にプラスXした長さ分Lを厚
さT0 からT1 に線材成形用型41で圧縮する。この長
さ分Lの部分は線材成形用型41で圧縮されるので、幅
0 はW1 に広がる。
【0070】これをティースコア24の幅にプラスYし
た長さ分Sの所定距離あけて同様な処理をすることによ
り、図20(A),(B)に図示の如く、厚さT1 、幅
1のバー材31となる。
【0071】次に上記のように加工されたバー材31に
対し、図20(A)の場合と同様に、厚さT1 に圧縮さ
れた長さ分Lの位置の2個所で、更に厚さT1 からT2
に線材成形用型41で圧縮する。この長さ分Lの部分は
線材成形用型41で圧縮されるので、幅W1 はW2 に広
がる。この工程により図21(A),(B)に図示の如
く、厚さT2 、幅W2 のバー材32となる。
【0072】以下同様にして、この工程を繰り返すこと
により、図22(A),(B)に図示の如く、ステータ
コイル25の線材の厚さT3 、幅W3 のバー材33が造
られる。
【0073】このバー材33を底面が略ティースコア2
4の横断面形状をした台形の巻枠を用いて巻回成形する
ことにより、図16ないし図18に示された台形整列縦
巻コイルと呼ばれる個別のステータコイル25がつくら
れる。
【0074】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、請
求項1ないし請求項5では、直方体の小さな永久磁石を
複数個用いて磁極を構成し、その着磁の仕方で磁束分布
を改善すると共に漏洩磁束を減少させ、シンプルな構造
で多様な特性を発揮するロータができる。
【0075】請求項6と請求項7では、簡単な構造で平
角導線を良好な占積率でステータに巻装することが容易
にでき、そのステータコアもステータリングにティース
コアを嵌合し固着する構造にしたので、個別にステータ
コイルを巻回成形することができ、これらの組み立ても
短時間で組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転電機に用いられるロータの一実施
例構成図である。
【図2】磁極を構成する直方体永久磁石の一実施例構成
説明図である。
【図3】弓状に直方体永久磁石を並列配列するスペース
材の一実施例配置説明図である。
【図4】磁極が一つの永久磁石のときと本発明の複数個
の直方体永久磁石を並列配列時との磁束分布比較図であ
る。
【図5】弓状形成並列配列された直方体永久磁石の着磁
説明図である。
【図6】小型永久磁石による直方体永久磁石の一実施例
構成説明図である。
【図7】小型永久磁石による直方体永久磁石の着磁説明
図である。
【図8】本発明の回転電機に用いられるロータの他の実
施例構成図である。
【図9】本発明の回転電機に用いられるロータの他の実
施例構成図である。
【図10】本発明の回転電機に用いられるロータの他の
実施例構成図である。
【図11】図8のロータ11と図10のロータ13との
トルク特性曲線図である。
【図12】磁極を構成する直方体永久磁石の他の並列配
列説明図である。
【図13】磁極を構成する直方体永久磁石の他の並列配
列説明図である。
【図14】本発明の一実施例ステータ要部構造説明図で
ある。
【図15】図14の一部分の分解構造図である。
【図16】ステータコイルの一実施例巻線正面図であ
る。
【図17】図16の平面図である。
【図18】図16の右側面図である。
【図19】本発明に用いられるステータコイルの成形前
の線材形状説明図である。
【図20】本発明に用いられるステータコイルの線材成
形方法を説明している線材成形説明図である。
【図21】本発明に用いられるステータコイルの線材成
形方法を説明している線材成形説明図である。
【図22】本発明に用いられるステータコイルの線材成
形方法を説明している線材成形説明図である。
【図23】従来の磁石埋込み型リタクタンスモータのロ
ータ構造説明図である。
【符号の説明】 1 ロータ 2 回転軸 3 ロータ積層コア 4 永久磁石用溝 5 直方体永久磁石 6 スペース材 7 小型永久磁石 21 ステータ 22 ステータリング 23 ステータティース 25 ステータコイル 26 くさび溝 27 くさび
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 19/10 H02K 19/10 A 21/14 21/14 M Fターム(参考) 5H002 AA07 AA09 AB01 AC06 5H603 AA01 AA03 AA09 BB01 BB02 BB12 CA01 CA05 CB02 CC03 CC11 CC17 CD01 CD04 CD21 5H619 AA01 AA05 BB01 BB02 BB06 BB15 BB24 PP01 PP02 PP04 PP08 PP14 5H621 GA01 GA04 GA12 GA16 GB10 HH01 JK02 JK05 5H622 AA03 CA02 CA05 CA07 CA10 CA14 CB04 CB05 PP05 PP10 QB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸、回転軸に取り付けられたロータ
    コア及びロータコアに固着された永久磁石を備えた構造
    のロータを有する回転電機において、 周方向に所定の間隔を有し、かつ回転軸方向に沿って複
    数の永久磁石用溝が設けられたロータ積層コアと、 上記永久磁石用溝に並列配置され磁極を構成する複数の
    直方体永久磁石と、 上記永久磁石用溝に並列配置される複数の直方体永久磁
    石を弓状に並列配列させるための、隣り合う直方体永久
    磁石の間に配置され直方体永久磁石の位置決めをする非
    導電材のスペース材とを備えると共に、 永久磁石用溝に弓状に並列配列された直方体永久磁石
    は、同一方向に着磁されると共にその両端から中央部に
    向かうにつれ強く着磁されてなり、 永久磁石用溝に配置された複数の直方体永久磁石によっ
    て構成される磁極の、ロータの表面での磁束分布を正弦
    波状にならしめたロータを有することを特徴とする回転
    電機。
  2. 【請求項2】 回転軸、回転軸に取り付けられたロータ
    コア及びロータコアに固着された永久磁石を備えた構造
    のロータを有する回転電機において、 周方向に所定の間隔を有し、かつ回転軸方向に沿って複
    数の永久磁石用溝が設けられたロータ積層コアと、 上記永久磁石用溝に並列配置され磁極を構成する複数の
    直方体永久磁石と、 上記永久磁石用溝に並列配置される複数の直方体永久磁
    石を弓状に並列配列させるための、隣り合う直方体永久
    磁石の間に配置され直方体永久磁石の位置決めをする非
    導電材のスペース材とを備えると共に、 永久磁石用溝に弓状に並列配列され磁極を構成する直方
    体永久磁石の内、その両端の直方体永久磁石の着磁方向
    が、隣り合う同一方向に着磁された直方体永久磁石の着
    磁方向と直角方向に着磁されてなり、 永久磁石用溝に配置された複数の直方体永久磁石によっ
    て構成される磁極からの磁束のd軸漏れを減少ならしめ
    たロータを有することを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 回転軸、回転軸に取り付けられたロータ
    コア及びロータコアに固着された永久磁石を備えた構造
    のロータを有する回転電機において、 周方向に所定の間隔を有し、かつ回転軸方向に沿って複
    数の永久磁石用溝が設けられたロータ積層コアと、 上記永久磁石用溝に並列配置され磁極を構成する複数の
    直方体永久磁石と、 上記永久磁石用溝に並列配置される複数の直方体永久磁
    石を弓状に並列配列させるための、隣り合う直方体永久
    磁石の間に配置され直方体永久磁石の位置決めをする非
    導電材のスペース材とを備えると共に、 永久磁石用溝に弓状に並列配列された全ての直方体永久
    磁石は、同じ方向に着磁されてなり、 複数の直方体永久磁石によって構成される磁極の隣り合
    う永久磁石用溝の間が空いていることにより、リラクタ
    ンストルクを発生させるロータを有することを特徴とす
    る回転電機。
  4. 【請求項4】 回転軸、回転軸に取り付けられたロータ
    コア及びロータコアに固着された永久磁石を備えた構造
    のロータを有する回転電機において、 周表面の全面に複数の直方体永久磁石が並列配置された
    ロータ積層コアと、 周表面の全面に並列配置された直方体永久磁石を固定す
    る直方体永久磁石固定部材と、 ロータ積層コアの周表面に並列配置された直方体永久磁
    石を環状に並列配列させるための、隣り合う直方体永久
    磁石の間に配置され直方体永久磁石の位置決めをする非
    導電材のスペース材とを備えると共に、 ロータ積層コアの周表面に環状に並列配列された磁極を
    構成する複数の直方体永久磁石が、中央部分の直方体永
    久磁石は同じ方向に着磁されると共に、両端に近づくに
    つれ中央部分の直方体永久磁石の着磁方向で次第に小さ
    く着磁され、磁極と磁極との境となる直方体永久磁石は
    その隣り合う直方体永久磁石の着磁方向と直角方向に着
    磁されてなり、 上記複数の直方体永久磁石によって構成される磁極の、
    ロータの表面での磁束分布を正弦波状にならしめたロー
    タを有することを特徴とする回転電機。
  5. 【請求項5】 上記直方体永久磁石は、回転軸方向及び
    その半径方向にそれぞれ積層された複数個の小型永久磁
    石で構成されていることを特徴とする請求項1ないし4
    のいづれかに記載の回転電機。
  6. 【請求項6】 ステータリング、ステータリングに取り
    付けられるティースコア及び当該ティースコアに巻回さ
    れるステータコイルとを備えた構造のステータを有する
    回転電機において、 上記ステータコイルは、 ティースコアの先端からその基部方向に向かうにつれ、
    積層された各コイルの厚さが薄く形成されると共にその
    コイル幅が広く形成されてなり、 かつ、積層された各層のコイルの断面積が一定に形成さ
    れてなることを特徴とする回転電機。
  7. 【請求項7】 上記ステータリングはその内周面に等間
    隔で嵌合溝が複数設けられ、上記ティースコアはその一
    方にステータティースが形成されると共に、その他方に
    ステータリングの内周面に設けられた嵌合溝に係合され
    る嵌合部が形成されてなり、ティースコアの嵌合部がス
    テータリングの嵌合溝に嵌合されてステータコアが構成
    されることを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
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