JP2003163747A - 遠隔診断システムおよび遠隔診断方法 - Google Patents

遠隔診断システムおよび遠隔診断方法

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JP2003163747A
JP2003163747A JP2001358423A JP2001358423A JP2003163747A JP 2003163747 A JP2003163747 A JP 2003163747A JP 2001358423 A JP2001358423 A JP 2001358423A JP 2001358423 A JP2001358423 A JP 2001358423A JP 2003163747 A JP2003163747 A JP 2003163747A
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JP2001358423A
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Masaki Yamashina
正樹 山階
Itaru Suzuki
格 鈴木
Yasushi Uejima
泰 上島
Makoto Jinguji
誠 神宮司
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NTT Docomo Inc
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NTT Docomo Inc
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体に備わる主要な機器を修理するサービ
ス要員が現場に滞在する時間を十分に短縮する。 【解決手段】 車両等の移動体上に、車載LAN1を構
成する。車載LAN1には、移動体を構成する装置の状
態を示すデータを取得するセンサが備わっている。そし
て、このセンサが取得したデータを、車載LAN1上に
設置された車載サーバに遠隔ログインすることで取得可
能である。障害対応センタ2の操作端末23および解析
装置23は、移動通信網3を介して、車載LAN1上の
車載サーバにアクセスし、移動体を構成する装置の状態
を示すデータを取得する。車両故障の際に、障害対応セ
ンタ2から車載LAN1に遠隔ログインし、移動体を構
成する装置の状態を示すデータを取得することにより、
移動体に障害が発生した場合の対応の迅速性および正確
性を増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体に発生した
障害を解消するサービス要員を支援する遠隔診断システ
ムおよび遠隔診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の移動体が故障した場
合には、故障を起こした移動体のところまでサービス要
員を派遣して修理に当たっていた。すなわち、現場に派
遣したサービス要員が移動体に備わる機器を点検し、故
障原因を特定し、移動体を修理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、場合によって
は、現場において故障原因を用意に特定できないことが
ある。このような場合、サービス要員は現場に長く滞在
することになり、サービス要員の派遣側および移動体の
使用者の双方にとって好ましくない。
【0004】移動体に備わる主要な機器をネットワーク
接続し、これらの機器の状態を示す測定データを現場に
おいて一括して取得することができれば、サービス要員
が現場に滞在する時間の短縮が見こまれる。しかし、取
得した測定データを解析して故障原因を特定するまでに
は時間を要することから、サービス要員が現場に長い間
滞在するという不都合の解消には不充分である。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑み、サービス要
員が現場に滞在する時間を十分に短縮することのできる
遠隔診断システムおよび遠隔診断方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、少なくとも一つの部品と、ネットワーク
と、前記ネットワークに接続され前記部品の状態を示す
データを収集するデータ収集部と、前記ネットワークを
介したログインを許容し前記データ収集部により収集さ
れたデータをログイン元へ送信するサーバと、接続され
た外部の機器と前記ネットワークとの間でデータ通信を
中継する網内通信部とを備えた移動体と、移動通信網
と、前記移動通信網に収容され前記ネットワークと前記
移動通信網との間でデータ通信を中継する移動機と、前
記移動通信網と外部の通信路との間でデータ通信を中継
する中継機と、前記外部の通信路を介して前記中継機と
通信可能な網外通信部と、前記サーバへのログインを要
求するデータを前記網外通信部を用いて前記中継機へ送
信する操作端末と、前記網外通信部により受信されたデ
ータを記憶する測定部とを備えた診断局とを備えること
を特徴とする遠隔診断システムを提供する。
【0007】好ましい態様において、前記移動通信網は
パケット通信網であり、前記移動機と前記中継機との間
のデータ通信はパケット通信により実現される。
【0008】また、別の好ましい態様において、前記中
継機は、前記診断局との間に第1のIPトンネルを確立
し、前記ネットワークとの間に第2のIPトンネルを確
立し、前記第1のIPトンネルおよび前記第2のIPト
ンネルを接続して論理的に1本のIPトンネルとした上
位IPトンネルを確立し、前記上位IPトンネルを用い
て前記診断局および前記ネットワーク間のデータ通信を
中継する。
【0009】また、別の好ましい態様において、前記中
継機は、中継するデータを一時的に記憶するバッファ領
域を備え、前記バッファ領域の使用状況に応じて中継す
るデータ通信の量を制御する。
【0010】また、別の好ましい態様において、前記診
断局は、前記計測部により記憶されたデータを解析する
解析部をさらに備える。
【0011】また、別の好ましい態様において、前記網
内通信部は、前記外部の機器から送信されてきたデータ
の送信元アドレスが予め設定されたアドレスの場合にの
み、前記外部の機器と前記ネットワークとの間でデータ
通信を中継する。
【0012】また、別の好ましい態様において、前記移
動体とは、車両である。
【0013】また、別の好ましい態様において、前記移
動通信網はパケット通信と回線交換による音声通話とを
可能とした網であり、前記移動機は、パケット通信と音
声通話とを同時に実現可能な移動機である。
【0014】また、別の好ましい態様において、前記外
部の通信路は移動通信網であり、前記網外通信部は当該
移動通信網に収容される移動機である。
【0015】そして、本発明は、移動通信網外部の診断
局に備わる操作端末が、前記診断局に備わり前記移動通
信網外部の通信路を介して前記移動通信網上に設けられ
た中継機と通信可能な網外通信部に、移動体上に構成さ
れたネットワークに備わるサーバへのログインを要求す
るデータを送信するステップと、前記網外通信部が前記
操作端末から前記外部の通信路へのデータ通信を中継す
るステップと、前記中継機が前記外部の通信路から前記
移動通信網へのデータ通信を中継するステップと、前記
移動通信網に収容される移動機が装着され、かつ前記ネ
ットワークに接続される網内通信部が、前記移動通信網
から前記ネットワークへのデータ通信を中継するステッ
プと、前記操作端末が前記サーバにログインするステッ
プと、前記ネットワークに接続されたデータ収集部が前
記ネットワークに接続される少なくとも一つの部品の状
態を示す測定データを収集し、前記診断局に向けて送信
するステップと、前記網内通信部が、前記ネットワーク
から前記移動通信網へのデータ通信を中継するステップ
と、前記中継機が前記移動通信網から前記外部の通信路
へのデータ通信を中継するステップと、前記網外通信部
が前記外部の通信路から測定部へのデータ通信を中継す
るステップと、前記測定部が前記測定データを記憶する
ステップとを備えることを特徴とする遠隔診断方法を提
供する。
【0016】好ましい態様において、前記移動通信網は
パケット通信網であり、前記移動機と前記中継機との間
のデータ通信はパケット通信により実現される。
【0017】また、別の好ましい態様において、前記中
継機は、前記診断局との間に第1のIPトンネルを確立
し、前記ネットワークとの間に第2のIPトンネルを確
立し、前記第1のIPトンネルおよび前記第2のIPト
ンネルを接続して論理的に1本のIPトンネルとした上
位IPトンネルを確立し、前記上位IPトンネルを用い
て前記診断局および前記ネットワーク間のデータ通信を
中継する。
【0018】また、別の好ましい態様において、前記中
継機は、中継するデータを一時的に記憶するバッファ領
域を備え、前記バッファ領域の使用状況に応じて中継す
るデータ通信の量を制御する。
【0019】また、別の好ましい態様において、前記診
断局は、前記計測部により記憶されたデータを解析する
解析部をさらに備える。
【0020】また、別の好ましい態様において、前記網
内通信部は、前記外部の機器から送信されてきたデータ
の送信元アドレスが予め設定されたアドレスの場合にの
み、前記外部の機器と前記ネットワークとの間でデータ
通信を中継する。
【0021】また、別の好ましい態様において、前記移
動体とは、車両である。
【0022】また、別の好ましい態様において、前記移
動通信網はパケット通信と回線交換による音声通話とを
可能とした網であり、前記移動機は、パケット通信と音
声通話とを同時に実現可能な移動機である。
【0023】また、別の好ましい態様において、前記外
部の通信路は移動通信網であり、前記網外通信部は当該
移動通信網に収容される移動機である。
【0024】そして、本発明は、移動局が移動通信網と
前記移動通信網に収容される移動機とを有する通信路を
介して前記移動機を備えた移動体に備わるサーバと通信
することにより前記サーバへログインを要求する要求デ
ータを送信するログイン要求ステップと、予め登録され
た相手のみをログインさせる前記サーバが前記要求デー
タで要求されるログインを許可した場合にのみ、前記診
断局が前記通信路を介して前記サーバと通信することに
より前記移動体の部品の状態を示す測定データを前記サ
ーバから取得し記憶する収集ステップとを備えることを
特徴とする遠隔診断方法を提供する。
【0025】
【発明の実施の形態】<1.実施形態の構成>図1は、
本実施形態に係る遠隔診断システムの全体構成を示す図
である。図1において、移動通信網3は、例えば、IM
T−2000におけるDS−CDMA(Direct Spread-
Code Division Multiple Access)方式により移動機1
1および基地局32間の通信を行う。図1には、車載L
AN(Local Area Network)1に装着され、移動通信網
3に備わる基地局32を介して通信を行う移動機11が
例示されている。
【0026】移動機11は、ハンズフリー通話機能を備
えている。図2は、移動機11の電気的構成例を示すブ
ロック図である。図2に示すように、移動機11は、無
線部110と、制御部111と、音声入出力部112
と、表示部113と、操作部114と、装置インターフ
ェイス115と、を備えている。
【0027】無線部110は、受信部、送信部、周波数
シンセサイザ部、アンテナ共用部およびアンテナ等を備
えており、移動機11と基地局32との間の無線通信処
理を行う。制御部111は、制御回路、ベースバンド信
号処理部、およびバッファ領域等を備えており、移動機
11に備わる各部を中枢的に制御するとともにデータ処
理を行う。音声入出力部112は、マイクロホン及びス
ピーカを備えている。音声入出力部112は、マイクロ
ホンが集音した音声信号を制御部111に供給する。ま
た、音声入出力部112は、制御部111から供給され
る音声信号に基づいてスピーカから放音する。表示部1
13は、液晶パネル及びパネル駆動回路を有しており、
制御部111による制御の下で各種情報を表示する。操
作部114は、テンキーおよび各種制御キーからなるキ
ーパッドやキー検出回路を有しており、利用者のキー操
作に応じた信号を制御部111に供給する。装置インタ
ーフェイス115は、移動機11が通信装置16との間
でデータ授受を行う際のインターフェイスである。
【0028】移動機11は、図示しないアダプタによっ
て車載LAN1と接続される。移動機11をアダプタに
装着することにより、車載LAN1は、移動通信網3を
介した通信が可能となる。なお、図1においては、1つ
の車載LAN1のみが図示されているが、実際には複数
の車載LAN1が存在している。
【0029】図3は、車載LAN1の電気的構成例を示
すブロック図である。図3に示すように、車載LAN1
には、エンジン制御用CPU12と、センサ制御用CP
U13と、表示制御用CPU14と、車載サーバ15
と、通信装置16と、を備えている。車載LAN1にお
いて、通信装置16を除く各部は、バスを介してネット
ワーク接続されている。そして、通信装置16は、車載
サーバ15と接続されている。
【0030】エンジン制御用CPU12は、車載LAN
1が搭載された車両のエンジンに接続されている。この
エンジン制御用CPU12によって、例えば、吸気にお
けるガス混合比を調整するなど、車両のエンジンを制御
することができる。そして、エンジン制御用CPU12
は、エンジン制御状態を示す制御データを出力する。セ
ンサ制御用CPU13は、車載LAN1が搭載された車
両の各部に接続されたセンサに接続されている。このセ
ンサ制御用CPUは、例えば、エンジンオイルの油圧
や、排気状態等を示すデータである計測データを、セン
サの状態に応じて出力する。表示制御用CPU14は、
制御データおよび計測データを識別し、これらのデータ
を所定形式のグラフとして、表示パネルに表示する。
【0031】そして、車載サーバ15は、エンジン制御
用CPU12から出力された制御データおよびセンサ制
御用CPU13から出力された計測データを所定形式の
フォーマットデータとして記憶する。また、車載サーバ
15は、エンジン制御用CPU12を制御することで、
車両のエンジン駆動状態を調節することもできる。そし
て、車載サーバ15には、車載LAN1外部からの遠隔
ログインが可能である。このとき、遠隔ログインを試み
る外部機器は、車載サーバ15には、通信装置16を介
してアクセスしなければならない。
【0032】通信装置16は、移動機11を介して車載
LAN1外部の機器とデータ通信を行う。通信装置16
に備わるこの機能によって、車載LAN1外部の機器
は、車載サーバ15に遠隔ログインが可能となる。この
とき、通信装置16は、車載サーバ15に遠隔ログイン
を試みる機器の認証を行い、認証が成立したときのみ、
当該機器に一時的なIPアドレスを割り当て、PPP
(Point to Point Protocol)に基づくコネクションを
確立する。
【0033】図4は、通信装置16の電気的構成例を示
すブロック図である。通信装置16において、移動機イ
ンターフェイス161は、移動機11とデータ授受を行
う際のインターフェイスである。また、回線インターフ
ェイス162は、例えば、ISDNやフレームリレー等
の回線を用いてデータ授受を行う際のインターフェイス
である。これらの各インターフェイスは、データ処理部
164に接続されている。さらに、USBポート163
は、USB(Universal SerialBus)規格に従って、通
信装置16と接続される外部機器とデータ授受を行う際
のインターフェイスである。
【0034】データ処理部164は、通信装置16に接
続される各種機器との間で授受されるデータを所定プロ
トコルに従って処理する。このデータ処理部164は、
スイッチ165により、USBポート163またはPP
P終端部166のうち何れか一方に選択的に接続され
る。例えば、スイッチ165によってデータ処理部16
4とUSBポート163とが接続された場合には、US
Bポート163に接続された外部機器と通信装置16と
のデータ授受が可能となる。
【0035】一方、スイッチ165によってデータ処理
部164とPPP終端部166とが接続された場合、こ
のPPP終端部166において、外部機器とのPPPコ
ネクションは終端される。このPPP終端部166に
は、認証部160が接続されている。通信装置16と車
載LAN1外部の機器との間のPPP認証は、この認証
部160によって行われる。そしてIPプール168に
は、外部機器に割り当て可能なIPアドレスが複数記憶
されている。上述のように、外部機器の認証が成立した
場合には、当該機器に一時的なIPアドレスを割り当て
ることになる。このとき外部機器に割り当てられるIP
アドレスは、IPプール168に記憶されるアドレスか
ら選択される。
【0036】そして、PPP終端部166には、ルーテ
ィング処理部167が接続されている。車載サーバ15
へのアクセスが認証された外部機器との間で授受される
データは、このルーティング処理部167を通過する。
また、PPP終端部166とルーティング処理部167
間には、TCP(Transmission Control Protocol)終
端部169が介挿されている。TCPに基づく通信は、
このTCP終端部169によって終端することもできる
し、車載サーバ15において終端することもできるよう
になっている。
【0037】さて、本実施形態において、通信装置16
を介して車載サーバ15にアクセスするのは障害対応セ
ンタ2に備わる機器である。図1に示すように、障害対
応センタ2には、操作端末22と、解析装置23と、通
信装置21とが備わっている。障害対応センタ2に備わ
る各装置は、バスを介してネットワーク接続されてい
る。
【0038】操作端末22は、いわゆるパーソナルコン
ピュータである。操作端末22は、通信装置23を介し
て車載サーバ15に遠隔ログインし計測データを取得す
るための一連のプログラム群を記憶し、かつ実行可能で
ある。解析装置23は、操作端末22の取得した計測デ
ータを記憶するとともに、当該計測データを解析し、そ
の結果を出力する。くわえて、解析装置23は、操作端
末22と同様に、通信装置23を介して車載サーバ15
に遠隔ログインし計測データを取得するための一連のプ
ログラム群を記憶し、かつ実行可能である。通信装置2
3は、操作端末22と車載サーバ15との間のデータ通
信において、CCU(Communication Control Unit)と
して機能する。
【0039】この障害対応センタ2は、移動通信網3の
外部に存在する。これに対して、車載LAN1は、移動
通信網3に収容されている移動機11を利用して外部機
器とのデータ通信を行う。そして、移動通信網3の外部
と内部とでは、データ通信に用いられるプロトコル仕様
が異なる。このため、障害対応センタ2および車載LA
N1間でデータ通信を行うためには、プロトコル仕様の
相違を吸収する必要がある。その機能を実現するのが、
パケット交換ゲートウェイ31である。
【0040】図1に示すように、パケット交換ゲートウ
ェイ31は、移動通信網3上に設けられている。このパ
ケット交換ゲートウェイ31には、移動通信網3の内部
および外部の双方とデータ通信可能である。つまり、パ
ケット交換ゲートウェイ31は、移動通信網3の内部に
おけるデータ通信に用いられるプロトコル仕様も、移動
通信網3の外部におけるデータ通信網に用いられるプロ
トコル仕様も、識別することができる。そして、パケッ
ト交換ゲートウェイ31は、移動通信網3の内部から外
部に伝送されるパケットおよび移動通信網3の外部から
内部に伝送されるパケットのヘッダを付けかえることに
より、パケットが正確に宛先に到達するように処理す
る。さらに、パケット交換ゲートウェイ31は、IPト
ンネリング技術によって秘匿性の高いデータ通信を行
う。
【0041】ここで、本実施形態の遠隔診断システムで
用いられる通信プロトコルのレイヤ構成およびパケット
伝送方法について説明する。図5は、各装置によって処
理される通信プロトコルのレイヤ構成を示す概念図であ
り、図6は、各装置間に確立するコネクションを示す概
念図である。
【0042】まず、図5および図6に示すように、障害
対応センタ2の通信装置21は、車載LAN1の通信装
置16との間にPPP(Point to Point Protocol)コ
ネクションを確立し、これを介して、パケットの授受を
行う。このとき、本実施形態では、障害対応センタ2の
通信装置21およびパケット交換ゲートウェイ31の区
間に第1のIPトンネルが確立される。そして、パケッ
ト交換ゲートウェイ31と移動機11との間には、第2
のIPトンネルが確立される。
【0043】通信装置21およびパケット交換ゲートウ
ェイ31間に確立される網外用IPトンネル(第1のI
Pトンネル)を用いて、通信装置21およびパケット交
換ゲートウェイ31間におけるパケット通信が行われ
る。このとき、パケットの処理プロトコルとして用いら
れるのが、網外用IP(Internet Protocol)である。
そして、パケット交換ゲートウェイ31および移動機1
1間に確立される網内用IPトンネル(第2のIPトン
ネル)を用いて、パケット交換ゲートウェイ31および
移動機11間におけるパケット通信が行われる。このと
き、パケットの処理プロトコルとして用いられるのが、
網内用IPである。
【0044】障害対応センタ2から移動機11までパケ
ットを伝送するためには、網外用IPトンネルおよび網
内用IPトンネルの双方を用いる必要がある。このと
き、本実施形態では、図6に示すように、障害対応セン
タ2の通信装置21、パケット交換ゲートウェイ31お
よび移動機11間を結ぶモバイルトンネルなるコネクシ
ョンが確立される。このモバイルトンネルとは、網外用
IPトンネルと網内用IPトンネルとを論理的に結合
し、あたかも1本のIPトンネルであるかのように構成
したものである。以下、モバイルトンネルの確立に主要
な役割を果たすパケット交換ゲートウェイ31の具体的
機能について、さらに詳述する。
【0045】<a.通信回線確立機能>パケット交換ゲ
ートウェイ31は、遠隔診断サービスを受けるに正当な
移動機11との間でのみ通信回線を確立する。また、パ
ケット交換ゲートウェイ31は、移動機11と回線を確
立する資格のない機器の接続要求は拒否する。この機能
を実現するため、パケット交換ゲートウェイ31に設け
られた不揮発性メモリには、図7に示すようなリンクテ
ーブルが記憶されている。このリンクテーブルには、故
障診断サービスを利用可能な各移動機11毎に、当該移
動機11の発番号と、当該移動機11と接続すべき通信
装置21のIPアドレスとが対応付けられて記憶されて
いる。
【0046】移動機11の発番号および通信装置21の
IPアドレスは、故障診断サービスの提供を開始するに
先だって、予めリンクテーブル内に書きこまれている。
このリンクテーブルを用いることによって、故障診断サ
ービスを受けることのできる移動機11および故障診断
サービスを実行することのできる障害対応センタ2を認
証することができる。
【0047】障害対応センタ2の通信装置21が、移動
機11に対する接続要求信号を送信することで、パケッ
ト交換ゲートウェイ31の通信回線確立処理が開始され
る。ここで、通信装置21が送信した接続要求信号に
は、回線を確立すべき移動機11の発番号が含まれてい
る。パケット交換ゲートウェイ31は、接続要求信号を
受信すると、通信装置21のIPアドレスを取得する。
そして、パケット交換ゲートウェイ31は、取得したI
Pアドレスと接続要求信号に含まれる移動機11の発番
号とが、リンクテーブルにおいて対応しているか否かを
判別する。そして、両者が対応していた場合のみ、パケ
ット交換ゲートウェイ31は、接続要求信号に含まれる
発番号に対して発呼するよう移動通信網3の交換機(図
示せず)に要求する。この要求を受けた交換機は、基地
局32を介して、パケット交換ゲートウェイ31と移動
機11との間で通信回線を確立する。
【0048】<b.モバイルトンネル確立機能>パケッ
ト交換ゲートウェイ31は、障害対応センタ2の通信装
置21および移動機11間のデータ通信開始に先だっ
て、通信装置21と移動機11との間にモバイルトンネ
ルを確立する。この機能を実現するため、リンクテーブ
ルには、故障診断サービスを利用可能な各移動機11毎
に、当該移動機11に割り当てられた網内用IPアドレ
スを記憶するためのエリアと、当該移動機11および通
信装置21間で確立されたモバイルトンネルのIDを記
憶するためのエリアとが備わっている。これらの各エリ
アには、通信装置21が移動機11との間でデータ通信
を開始する際に書き込みが行われる。パケットヘッダの
付け替えは、このリンクテーブル内の網内用IPアドレ
スおよびモバイルトンネルIDを参照して行われる。な
お、このヘッダ付け替えについては、説明の重複を避け
るため、次の動作説明の項において詳述する。
【0049】なお、モバイルトンネルは、障害対応セン
タ2の通信装置21と複数の移動機11との間で確立す
ることができる。すなわち、障害対応センタ2は、複数
の車載LAN1との間で同時にコネクションを確立し、
通信を行うことが可能である。
【0050】<c.バッファ空き容量監視機能>パケッ
ト交換ゲートウェイ31は、各移動機11毎に、当該移
動機11宛に送信すべきIPパケットのバッファリング
を行うための送信バッファと、当該移動機11から受信
したIPパケットのバッファリングを行うための受信バ
ッファとを備えている。また、移動機11には、パケッ
ト交換ゲートウェイ31へ送信すべきIPパケットのバ
ッファリングを行うための送信バッファと、パケット交
換ゲートウェイ31から受信したIPパケットのバッフ
ァリングを行う受信バッファとを備えている。パケット
交換ゲートウェイ31および各移動機11は、これらの
バッファによるバッファリングを行いつつ、障害対応セ
ンタ2および移動機11間のパケット転送を行う。
【0051】ここで、パケット交換ゲートウェイ31と
各移動機11との間のパケット転送は、各々1本の通信
回線を介して行われる。したがって、車両の故障状況に
よっては、通信装置21宛の多数のパケットが長時間に
亙ってパケット交換ゲートウェイ31に送信される場合
がある。このような場合には、通信装置21の受信バッ
ファまたはパケット交換ゲートウェイ31の送信バッフ
ァが一杯となり、パケットがオーバーフローする可能性
がある。
【0052】このような事態を未然に防止するため、本
実施形態のパケット交換ゲートウェイ31および通信装
置21では、バッファの空き容量を監視する手段と、こ
の監視結果をパケット送信元に通知する手段とが設けら
れている。また、パケット交換ゲートウェイ31には、
通信装置21の受信バッファの空き容量が少なくなって
きた場合に、通信装置21宛のIPパケットの送出を控
える処理を行う、フロー制御手段が設けられている。
【0053】<2.実施形態の動作>次に、本実施形態
の遠隔診断システムの動作について説明する。 (1)パケット通信を開始するまでの手順 本実施形態では、障害対応センタ2の操作端末22から
車載サーバ15に対する接続要求が出力されることを契
機として、障害対応センタ2および車載LAN1間のパ
ケット通信が開始される。図8は、障害対応センタ2お
よび車載LAN1間のパケット通信を示したシーケンス
チャートである。
【0054】まず、上記ステップS101において、パ
ケット交換ゲートウェイ31が受信した網外用IPパケ
ットのペイロードには、PPPコネクション確立のため
の制御情報を含んだPPPフレームが含まれている。そ
して、網外用IPパケットのヘッダには、通信装置21
に割り当てられた網外用IPアドレスを発アドレスと
し、パケット交換ゲートウェイ31のIPアドレスを着
アドレスとする制御情報に加え、モバイルトンネルID
が含まれている。
【0055】この網外用IPパケットが、通信装置21
からパケット交換ゲートウェイに送信される(ステップ
S101)。すると、パケット交換ゲートウェイ31
は、通信装置21との間に網外用IPトンネルを確立す
るための処理を行う。パケット交換ゲートウェイ31
は、網外用IPパケットのヘッダに基づいて、接続要求
を送信してきた通信装置21の認証処理を行う。具体的
には、通信装置21のIPアドレスと接続要求に含まれ
る移動機11の発番号がリンクテーブル中に対応づけら
れて記憶されているか否かを判定する。
【0056】そして、リンクテーブルにおいて通信装置
21のIPアドレスと移動機11の発番号とが対応付け
られていた場合、パケット交換ゲートウェイ31は、通
信装置21に網外用IPアドレスを割り当てる。その結
果、通信装置21は、網外用IPアドレスを利用して、
網外用IPに基づくパケットヘッダの作成を行うことが
できるようになる。このようにして、通信装置21とパ
ケット交換ゲートウェイ31との間で、網外用IPトン
ネルが確立される。
【0057】次に、パケット交換ゲートウェイ31は、
移動機11との間に網内用IPトンネルを確立するため
の処理を行う。この網内用IPトンネルとは、パケット
交換ゲートウェイ31と移動機11との間に確立される
仮想リンクのことである。パケット交換ゲートウェイ3
1は、網内用IPトンネルを確立すべき移動機11に対
して、網内用IPアドレスを割り当てる。このようにし
て、パケット交換ゲートウェイ31と移動機11との間
で、網内用IPトンネルが確立される。
【0058】上記網内用IPトンネルは仮想リンクであ
るため、パケット交換ゲートウェイ31から網内用IP
パケットが送信された場合には、一般的なパケット通信
におけると同様にルーティングされ、移動機11に到達
する。このような構成とすることで、データの発生が間
欠的な通信であっても、その伝送効率を向上させること
ができる。
【0059】そして、網外用IPトンネルと網内用IP
トンネルとを論理的な一つのIPトンネルとするため、
パケット交換ゲートウェイ31は、モバイルトンネルを
確立するための処理を行う。まず、パケット交換ゲート
ウェイ31は、予め用意された複数のモバイルトンネル
IDの中から現在使用されていないものを選択し、選択
されたモバイルトンネルIDを、通信装置21と移動機
11との間に確立するモバイルトンネルに割り当てる。
そして、パケット交換ゲートウェイ31は、このモバイ
ルトンネルIDを、移動機11に対して割り当てた網内
用IPアドレスと共に、リンクテーブル内に書き込む。
さらに、パケット交換ゲートウェイ31は、モバイルト
ンネルIDを通信装置21および移動機11に通知す
る。この結果、通信装置21および移動機11がモバイ
ルトンネルIDを利用可能となり、モバイルトンネルが
確立される。
【0060】モバイルトンネルが確立されると、パケッ
ト交換ゲートウェイ31は、網外用IPパケットからヘ
ッダを取り除き、PPPフレームを取り出す。そして、
このPPPフレームをペイロードする網内用IPパケッ
トを構成する。このとき、網内用IPパケットのヘッダ
には、パケット交換ゲートウェイ31のIPアドレスを
発アドレスとし、通信装置16のIPアドレスを着アド
レスとする制御情報に加え、モバイルトンネルIDが含
まれている。そして、パケット交換ゲートウェイ31
は、構成した網内用IPヘッダを、通信装置16に送信
する。送信されたパケットは、網内をルーティングさ
れ、移動機11を経由して、通信装置16に到達する
(S102〜S103)。
【0061】通信装置16では、受信した網内用IPパ
ケットからPPPフレームを取り出し、当該PPPフレ
ームに含まれる制御情報に基づいてPPP認証処理を行
う。この結果として、通信装置16側のPPP認証が成
立した場合、通信装置16からは、通信装置21のPP
Pネゴシエーション処理に必要な制御情報を含んだPP
Pフレームをペイロードとする網内用IPパケットが、
通信装置21に向けて送信される。通信装置21の送信
した網内用IPパケットは、移動機11を介して送信さ
れ、まず、パケット交換ゲートウェイ31に受信される
(S104〜S105)。
【0062】網内用IPパケットを通信装置16から受
信すると、パケット交換ゲートウェイ31は、当該パケ
ットからPPPフレームを取り出す。そして、リンクテ
ーブルを参照し、モバイルトンネルIDに対応した網外
用IPアドレス、すなわち、接続要求元である通信装置
21のIPアドレスを読み出す。そして、PPPフレー
ムに付加されていた網内用IPヘッダを取り除き、その
代わりに、パケット交換ゲートウェイ31のIPアドレ
スを発アドレスとし、通信装置21のIPアドレスを着
アドレスとする網外用IPヘッダをパケットに付加し、
当該パケットを通信装置21に送信する(S106)。
通信装置21では、パケット交換ゲートウェイ31から
受信したパケットから網外用IPヘッダを取り除き、通
信装置16から当該通信装置21宛の応答として送信さ
れたPPPフレームを取り出す。
【0063】上記の動作に従って、通信装置21および
移動機11間にモバイルトンネルが形成されると同時
に、通信装置21および通信装置16間にPPPコネク
ションが確立される。そして、PPPコネクションが確
立すると、車載LAN1内の車載サーバ15とパケット
通信を行う際に用いられるべきセンタIPアドレスが、
車載LAN1の通信装置16から、操作端末22に対し
て割り当てられる。
【0064】すると、操作端末22から車載サーバ15
への遠隔ログインが可能となる。操作端末22は、車載
サーバ15に遠隔ログインを試みる(S107)。これ
を車載サーバ15が認証し、当該認証が成立すると、認
証成立を示すデータを含むIPパケットが、通信装置2
1を介して操作端末22に通知される(S108)。操
作端末22は、車載サーバ15に、測定データの転送を
要求する(S109)。この要求を受けた車載サーバ1
5は、センサ制御用CPU13に、車載LAN1が搭載
される車両の測定データを出力するよう要求する(S1
10)。センサ制御用CPU13は、測定データを車載
サーバ15に出力する。車載サーバ15は、センサ制御
用CPU13から得た測定データを、操作端末22に転
送する(S111)。
【0065】そして、測定データを取得すると、操作端
末22は、車載サーバ15からログアウトする。車載サ
ーバ15は、操作端末22がログアウトしたことを検知
すると、PPPコネクションを解放し、処理が終了する
(S113〜S114)。
【0066】その後、障害対応センタ2では、解析装置
23によって解析され、原因の究明が行われる。その結
果を受けて、例えば、エンジン制御用CPU12を介し
て車両のエンジンを制御する必要が生じた場合などに
は、上述の動作に準じて、再度操作端末22から車載サ
ーバ15に遠隔ログインし、処理を行えばよい。この場
合には、障害対応センタ2から車載LAN1に向けて送
信されるIPパケットのペイロードには、エンジン制御
用CPU12を制御する所定のコマンドが含まれる。
【0067】また、上述のように、本実施形態では、通
信装置21と複数の車載LAN1との間でパケット通信
を行うことも可能である。この場合には、上記のデータ
収集動作を、複数の車載サーバ15に対して、一時に行
えばよい。
【0068】(2)IPパケットのフォーマット詳細 次に、本実施形態において、PPPコネクションが確立
した後の通信におけるパケットフォーマットの変化を詳
細に説明する。図9〜図16は、本実施形態の遠隔診断
システムにおいて用いられる各種プロトコルに基づいて
生成されるパケットのフォーマットを例示するものであ
る。
【0069】まず、操作端末22からデータを供給され
ると、通信装置21は、当該データにTCPヘッダを付
加したパケットを構成する(図9参照)。このとき、ペ
イロード部として格納されるデータは、車載サーバ15
に対して計測データの送信を要求するコマンドである。
そして、通信装置21は、構成したパケット全体をペイ
ロード部とし、センタIPアドレスを発アドレス、車載
サーバ15のIPアドレスを着アドレスとして含むヘッ
ダを付加した、IPパケットを生成する(図10参
照)。さらに、通信装置21は、図10に示すIPパケ
ット全体をペイロード部とし、PPPヘッダを付加した
PPPフレームを作成する(図11参照)。
【0070】次に、通信装置21は、図11に示すPP
Pフレーム全体をペイロード部とし、パケット交換ゲー
トウェイ31から通知されたモバイルトンネルIDをヘ
ッダとして付加したパケットを構成する。さらに、通信
装置21は、網外用IPアドレスを発アドレスとし、パ
ケット交換ゲートウェイ31のIPアドレスを着アドレ
スとする網外用IPヘッダを付加して、網外用IPパケ
ットを生成する(図12参照)。このように、パケット
のカプセル化を繰り返していくことにより、網外用IP
パケットが構成される。通信装置21は、構成した網外
用IPパケットを、パケット交換ゲートウェイ31に送
信する。
【0071】パケット交換ゲートウェイ31は、通信装
置21から網外用IPパケットを受信すると、当該パケ
ットから網外用IPヘッダを取り除き、その代わりに、
パケット交換ゲートウェイ31のIPアドレスを発アド
レスとし、車載サーバ15のIPアドレスを着アドレス
とする網内用IPヘッダを取り付ける。その結果、網外
用IPパケットが網内用IPパケットに変化する(図1
3参照)。パケット交換ゲートウェイ31は、構成した
網内用IPパケットを、車載サーバ15に向けて送信す
る。
【0072】パケット交換ゲートウェイ31の送信した
網内用IPパケットは、移動機11を介して、通信装置
16に受信される。通信装置16は、網内用IPパケッ
トから網外用IPヘッダ、モバイルトンネルIDおよび
PPPヘッダを順々に取り外し、センタIPアドレスを
識別可能なヘッダを取得する(図14および図15参
照)。そして、取り出したIPパケットが車載サーバ1
5宛のIPパケットであった場合、通信装置16は、当
該パケットを車載サーバ15に送信する(図16参
照)。この結果、操作端末22の計測データ要求が、車
載サーバ15に受信される。
【0073】一方、車載LAN1から障害対応センタ2
に対してIPパケットを送信するためには、上記と逆の
動作が行われる。このとき、車載サーバ15は、網内用
IPパケットのペイロード部分に測定データを格納す
る。なお、ここではTCPパケットを例にとって説明を
行ったが、通信プロトコルとしてはUDP(User Datag
ram Protocol)を用いても良い。以上が、障害対応セン
タ2と車載サーバ1との間のパケット通信におけるパケ
ットフォーマットの概要である。
【0074】(3)フロー制御 本実施形態の遠隔診断システムでは、データのオーバー
フローによるパケットの欠落を防止するため、フロー制
御を行っている。このフロー制御においては、バッファ
の空き容量を示すデータをペイロード部に格納したIP
パケットが用いられる。通信装置21は、パケット交換
ゲートウェイ31からIPパケットを受信すると、当該
IPパケットを受信バッファに蓄積する。そして、通信
装置21は、受信バッファの空き容量を示す情報をIP
パケットに格納し、パケット交換ゲートウェイ3に送り
返す。パケット交換ゲートウェイ3は、通信装置21の
受信バッファの空き容量が少なくなると、当該通信装置
21宛のIPパケットの送出を抑制するフロー制御を行
う。
【0075】また、パケット交換ゲートウェイ31は、
移動機11から通信装置21宛のIPパケットを受信す
ると、当該通信装置21に対応した送信バッファにIP
パケットを蓄積すると共に、この送信バッファの空き容
量を移動機11宛に送り返す。移動機11は、IPパケ
ットの送り先である通信装置21に対応した送信バッフ
ァの空き容量が少なくなったことを検知すると、パケッ
ト交換ゲートウェイ31に対するIPパケットの送出を
抑制するフロー制御を行う。
【0076】(4)回線切断制御 パケット交換ゲートウェイ31は、移動機11に対応し
た送信バッファにおけるIPパケットの蓄積情報を監視
している。そして、移動機11に対応した送信バッファ
が空である状態が一定時間以上継続すると、移動機11
の通信装置21との間に確立していた通信回線を切断す
る。
【0077】このように、本実施形態では、障害対応セ
ンタ2および車載LAN1間のパケット通信に必要な期
間のみパケット交換ゲートウェイと移動機11および通
信装置16との間に通信回線が維持される。換言する
と、本実施形態の遠隔診断システムによれば、データの
収集が終了した場合には、速やかに移動機11との回線
を接続することができる。
【0078】(5)遠隔診断システムの動作の具体例 以下、本実施形態の遠隔診断システムの動作について、
具体的場面に即して説明する。ここでは、車載LAN1
の搭載された車両を操縦するものを、運転者Aとする。
また、障害対応センタ2において、運転者Aを誘導し、
測定データを収集・解析するものを、操作員Bとする。
【0079】まず、運転者Aが車両を運転中に、突然車
両のエンジンの回転が低下し、そのまま停止してしまっ
たとする。運転者Aには、その対処法が分からないた
め、障害対応センタ2に電話し、故障診断サービスを受
けることにする。
【0080】まず、運転者Aは、障害対応センタ2の所
定の電話番号に電話をかけ、故障が発生した旨を通知す
る。この電話を受けた操作員Bは、運転者Aに、現在音
声通信を行っている移動機11の電話番号および現在地
を通知するよう依頼する。この依頼を受け、運転者A
は、例えば、「電話番号は090-....。現在地は中央高速
道路の...サービスエリアです」とった具合に、操作員
Bに移動機11の電話番号および現在地を通知する。
【0081】この通知を受けると、操作員Bは、車両お
よび運転者Aの現在地に向けて、車両の修理を行うサー
ビス要員出動の手配を行う。ここでは、サービス要員も
移動機11を携帯している。そして、このサービス要員
が現場に到着する以前に、サービス要員に対して、故障
の概要を通知するべく、車載LAN1を利用して、車両
の測定データの取得を開始する。操作員Bは、運転者A
に、音声通信にて、移動機11を、車載LAN1のアダ
プタにセットし、サービス要員の到着まで待機するよう
に要請する。これを受け、運転者Aは、移動機11を車
載LAN1のアダプタにセットする。
【0082】すると、操作員Bは、操作端末22を介し
て、車載LAN1から測定データを取得する。そして、
操作員Bは、取得した測定データを解析装置22に入力
し、故障原因の解析を行う。ここで、操作員Bが、車両
の故障の原因として複数のものが想定できると判断した
とする。そこで、操作員Bは、運転者Aに、故障時に車
両がどのような症状を示したか、証言を得ようと判断す
る。そして、操作員Bは、運転者Aの保持する移動機1
1との間で音声通信の回線を確立する。運転者Aは、車
載LAN1のアダプタにセットされた移動機11をハン
ズフリー通話にセットし、車両の故障時の症状を証言す
る。
【0083】ここで、本実施形態の移動機11にあって
は、パケット通信中と音声通信とを同時に行うことが可
能である。したがって、操作員Bは、車両の測定データ
を取得しつつ、音声通信によって証言を得ることがで
き、車両故障の原因を迅速に特定することができる。こ
こで特定された車両故障の原因は、すぐさまサービス要
員に移動機11を介して通知され、その後の車両修理に
活用されることとなる。また、特定のデータを障害対応
センタ2の解析装置23を用いて解析する必要が生じた
場合には、サービス要員の保持する移動機11を車載L
AN1のアダプタにセットし、障害対応センタ2から測
定データの取得を行えばよい。
【0084】なお、上述の具体例においては、運転者A
が口頭で現在地を通知する態様を採って説明を行った
が、データ通信によって移動体の位置を特定するように
してもよい。すなわち、車両にGPS受信機を搭載し、
この出力を取得して車両の位置を特定するようにすれ
ば、例えば、運転者Aの言い違えや勘違いによって、サ
ービス要員が現場に到達できないという間違いもなくな
る。
【0085】また、移動機11から障害対応センタ2へ
の通話において、発振番号通知ONの着呼要求しか受け
付けないようにすれば、電話番号を運転者Aに訊く必要
はなくなり、確実にサービス要員を現場に派遣できるよ
うになる。
【0086】<3.変形例>なお、本発明の遠隔診断シ
ステムは、上述の実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想の範囲内で種々の変更を加えること
が可能である。
【0087】(1)上述の実施形態においては、障害対
応センタ2は、ある一定の位置からパケット交換ゲート
ウェイ31にアクセスする態様を採って説明をおこなっ
たが、障害対応センタ2を車載LAN1と同様に移動体
上に構成する態様を採っても構わない。この場合には、
通信装置21として通信装置16と同様の装置を用い、
移動機11を介して通信を行うようにすればよい。ま
た、本変形例の態様によれば、網外用IPトンネルは確
立されず、2つの網内用IPトンネルが確立されること
になる。要は、本発明は、移動体上に構成されたネット
ワーク内で取得したデータを、当該ネットワークに遠隔
でアクセスすることによって取得可能な態様であれば、
どのようなものであっても良い。
【0088】(2)上述の実施形態においては、障害対
応センタ2の操作端末22を操作することで車載LAN
1から測定データを取得する態様を採って説明を行った
が、操作端末22ではなく、解析装置23から直接測定
データを取得する態様であっても構わない。要は、本発
明は、移動体上に構成されたネットワーク内で取得した
データを、当該ネットワークに遠隔でアクセスすること
によって取得可能な態様であれば、どのようなものであ
っても良い。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の遠隔診
断システムおよび遠隔診断方法では、車両のような移動
体に備わる機器に障害が発生した場合、サービス要員を
現場に派遣する前に、サービス要員の派遣側が遠隔地に
おいて上記測定データを取得し、取得した測定データあ
るいはその解析結果をサービス要員に通知する。したが
って、サービス要員は現場に到着する前に移動体に発生
した障害の原因を特定することができる。よって、サー
ビス要員が現場に滞在する時間の短縮が見込まれる。
【0090】さらに、取得した測定データの解析は行っ
ても、容易に故障原因を特定できない場合が存在する。
このような場合にも、本発明によれば、サービス要因を
派遣する前に、移動体の使用者の証言等を遠隔地で取得
することが出来る。したがって、移動体の使用者に現場
でインタビューする場合に比較して、サービス要因が現
場に滞在する時間の短縮がさらに見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る遠隔診断システムの全体構
成を示す図である。
【図2】 移動機11の電気的構成例を示すブロック図
である。
【図3】 車載LAN1の電気的構成例を示すブロック
図である。
【図4】 通信装置16の電気的構成例を示すブロック
図である。
【図5】 各装置によって処理される通信プロトコルの
レイヤ構成を示す概念図である。
【図6】 各装置間に確立するコネクションを示す概念
図である。
【図7】 リンクテーブルを示す概念図である。
【図8】障害対応センタ2および車載LAN1間のパケ
ット通信を示したシーケンスチャートである。
【図9】 本実施形態におけるパケットフォーマットを
示す図である。
【図10】 本実施形態におけるパケットフォーマット
を示す図である。
【図11】 本実施形態におけるパケットフォーマット
を示す図である。
【図12】 本実施形態におけるパケットフォーマット
を示す図である。
【図13】 本実施形態におけるパケットフォーマット
を示す図である。
【図14】 本実施形態におけるパケットフォーマット
を示す図である。
【図15】 本実施形態におけるパケットフォーマット
を示す図である。
【図16】 本実施形態におけるパケットフォーマット
を示す図である。
【符号の説明】
1…車載LAN、11…移動機、13…センサ制御用C
PU、15…車載サーバ、16…通信装置、2…障害対
応センタ、21…通信装置、22…操作端末、3…移動
通信網、31…パケット交換ゲートウェイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上島 泰 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 神宮司 誠 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K035 AA07 CC01 CC09 EE04 FF01 HH01 JJ04 5K067 BB04 BB21 EE02 EE10 HH23 LL11 LL14 5K101 KK13 KK14 LL00 LL12 MM07 PP03 SS07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの部品と、ネットワーク
    と、前記ネットワークに接続され前記部品の状態を示す
    データを収集するデータ収集部と、前記ネットワークを
    介したログインを許容し前記データ収集部により収集さ
    れたデータをログイン元へ送信するサーバと、接続され
    た外部の機器と前記ネットワークとの間でデータ通信を
    中継する網内通信部とを備えた移動体と、 移動通信網と、 前記移動通信網に収容され前記ネットワークと前記移動
    通信網との間でデータ通信を中継する移動機と、 前記移動通信網と外部の通信路との間でデータ通信を中
    継する中継機と、 前記外部の通信路を介して前記中継機と通信可能な網外
    通信部と、前記サーバへのログインを要求するデータを
    前記網外通信部を用いて前記中継機へ送信する操作端末
    と、前記網外通信部により受信されたデータを記憶する
    測定部とを備えた診断局とを備えることを特徴とする遠
    隔診断システム。
  2. 【請求項2】 前記移動通信網はパケット通信網であ
    り、前記移動機と前記中継機との間のデータ通信はパケ
    ット通信により実現されることを特徴とする請求項1に
    記載の遠隔診断システム。
  3. 【請求項3】 前記中継機は、前記診断局との間に第1
    のIPトンネルを確立し、前記ネットワークとの間に第
    2のIPトンネルを確立し、前記第1のIPトンネルお
    よび前記第2のIPトンネルを接続して論理的に1本の
    IPトンネルとした上位IPトンネルを確立し、前記上
    位IPトンネルを用いて前記診断局および前記ネットワ
    ーク間のデータ通信を中継することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の遠隔診断システム。
  4. 【請求項4】 前記中継機は、中継するデータを一時的
    に記憶するバッファ領域を備え、前記バッファ領域の使
    用状況に応じて中継するデータ通信の量を制御すること
    を特徴とする請求項3に記載の遠隔診断システム。
  5. 【請求項5】 前記診断局は、前記計測部により記憶さ
    れたデータを解析する解析部をさらに備えることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の遠隔
    診断システム。
  6. 【請求項6】 前記網内通信部は、前記外部の機器から
    送信されてきたデータの送信元アドレスが予め設定され
    たアドレスの場合にのみ、前記外部の機器と前記ネット
    ワークとの間でデータ通信を中継することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の遠隔診断シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記移動体とは、車両であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の遠隔
    診断システム。
  8. 【請求項8】 前記移動通信網はパケット通信と回線交
    換による音声通話とを可能とした網であり、前記移動機
    は、パケット通信と音声通話とを同時に実現可能な移動
    機であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れか一に記載の遠隔診断システム。
  9. 【請求項9】 前記外部の通信路は移動通信網であり、
    前記網外通信部は当該移動通信網に収容される移動機で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    一に記載の遠隔診断システム。
  10. 【請求項10】 移動通信網外部の診断局に備わる操作
    端末が、前記診断局に備わり前記移動通信網外部の通信
    路を介して前記移動通信網上に設けられた中継機と通信
    可能な網外通信部に、移動体上に構成されたネットワー
    クに備わるサーバへのログインを要求するデータを送信
    するステップと、 前記網外通信部が前記操作端末から前記外部の通信路へ
    のデータ通信を中継するステップと、 前記中継機が前記外部の通信路から前記移動通信網への
    データ通信を中継するステップと、 前記移動通信網に収容される移動機が装着され、かつ前
    記ネットワークに接続される網内通信部が、前記移動通
    信網から前記ネットワークへのデータ通信を中継するス
    テップと、 前記操作端末が前記サーバにログインするステップと、 前記ネットワークに接続されたデータ収集部が前記ネッ
    トワークに接続される少なくとも一つの部品の状態を示
    す測定データを収集し、前記診断局に向けて送信するス
    テップと、 前記網内通信部が、前記ネットワークから前記移動通信
    網へのデータ通信を中継するステップと、 前記中継機が前記移動通信網から前記外部の通信路への
    データ通信を中継するステップと、 前記網外通信部が前記外部の通信路から測定部へのデー
    タ通信を中継するステップと、 前記測定部が前記測定データを記憶するステップとを備
    えることを特徴とする遠隔診断方法。
  11. 【請求項11】 前記移動通信網はパケット通信網であ
    り、前記移動機と前記中継機との間のデータ通信はパケ
    ット通信により実現されることを特徴とする請求項10
    に記載の遠隔診断方法。
  12. 【請求項12】 前記中継機は、前記診断局との間に第
    1のIPトンネルを確立し、前記ネットワークとの間に
    第2のIPトンネルを確立し、前記第1のIPトンネル
    および前記第2のIPトンネルを接続して論理的に1本
    のIPトンネルとした上位IPトンネルを確立し、前記
    上位IPトンネルを用いて前記診断局および前記ネット
    ワーク間のデータ通信を中継することを特徴とする請求
    項10または請求項11に記載の遠隔診断方法。
  13. 【請求項13】 前記中継機は、中継するデータを一時
    的に記憶するバッファ領域を備え、前記バッファ領域の
    使用状況に応じて中継するデータ通信の量を制御するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の遠隔診断方法。
  14. 【請求項14】 前記診断局は、前記計測部により記憶
    されたデータを解析する解析部をさらに備えることを特
    徴とする請求項10乃至請求項13のいずれか一に記載
    の遠隔診断方法。
  15. 【請求項15】 前記網内通信部は、前記外部の機器か
    ら送信されてきたデータの送信元アドレスが予め設定さ
    れたアドレスの場合にのみ、前記外部の機器と前記ネッ
    トワークとの間でデータ通信を中継することを特徴とす
    る請求項10乃至請求項14のいずれか一に記載の遠隔
    診断方法。
  16. 【請求項16】 前記移動体とは、車両であることを特
    徴とする請求項10乃至請求項15のいずれか一に記載
    の遠隔診断方法。
  17. 【請求項17】 前記移動通信網はパケット通信と回線
    交換による音声通話とを可能とした網であり、前記移動
    機は、パケット通信と音声通話とを同時に実現可能な移
    動機であることを特徴とする請求項10乃至請求項16
    のいずれか一に記載の遠隔診断方法。
  18. 【請求項18】 前記外部の通信路は移動通信網であ
    り、前記網外通信部は当該移動通信網に収容される移動
    機であることを特徴とする請求項10乃至請求項17の
    いずれか一に記載の遠隔診断方法。
  19. 【請求項19】 診断局が移動通信網と前記移動通信網
    に収容される移動機とを有する通信路を介して前記移動
    機を備えた移動体に備わるサーバと通信することにより
    前記サーバへログインを要求する要求データを送信する
    ログイン要求ステップと、 予め登録された相手のみをログインさせる前記サーバが
    前記要求データで要求されるログインを許可した場合に
    のみ、前記診断局が前記通信路を介して前記サーバと通
    信することにより前記移動体の部品の状態を示す測定デ
    ータを前記サーバから取得し記憶する収集ステップとを
    備えることを特徴とする遠隔診断方法。
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