JP2003163297A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学フィルタ機能を有する透光性蓋体と基体
との接着強度を向上させるとともに、低コストで作製で
きる透光性蓋体を有する小型化された高信頼性の光半導
体装置を提供すること。 【解決手段】 上面に凹部4aが形成された基体4と、
凹部4aの底面に載置された光半導体素子2と、基体4
の上面の凹部4aの周囲に紫外線硬化型樹脂を介して取
着された板状の透光性蓋体3とを具備して成り、透光性
蓋体3の凹部4a側の主面に所定の波長領域の光を遮断
するための光学薄膜3aが被着されているとともに、光
学薄膜3aのうち基体4の上面の凹部4aの周囲に取着
される領域が機械的加工により除去されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、CCD(Charge C
oupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxi
de Semiconductor)センサ等の受光素子である光半導体
素子またはこれらの受光部を有する光半導体素子を具備
した光半導体装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のCCDやCMOSセンサ等の受光
素子である光半導体素子またはこれらの受光部を有する
光半導体素子を具備した光半導体装置において、入力映
像はレンズを介して集光され、所定の波長領域の光を遮
断するための光学薄膜が被着された透光性部材(以下、
光学フィルタという)を経た後に、透光性蓋体を介し光
半導体素子の受光部に入力される。 【0003】また、近年、光半導体素子用パッケージを
気密封止するための透光性蓋体に光学薄膜を被着させる
ことにより、透光性蓋体に光学フィルタ機能を持たせて
光半導体装置を小型化、低背化する構造が益々要求され
ており、その従来例を図3に示す。図3において、10
1は、基体104、光半導体素子102、および光学薄
膜103aが被着された透光性蓋体103から主に構成
される光半導体装置である。104aは基体104の上
面に形成された凹部である。また、107は基体104
の凹部104aの底面の外周部に設けられた電極パッ
ド、106はボンディングワイヤ、105は基体104
の上面の凹部104aの周囲の略全周に設けられた熱硬
化型樹脂から成る樹脂層、103はガラス等から成ると
ともに光学薄膜103aが被着された透光性蓋体であ
る。 【0004】光半導体素子102は、セラミックス等か
らなる基体104の上面に形成された凹部104aの底
面に接着固定されており、凹部104aの底面で光半導
体素子102の周囲に配置された電極パッド107か
ら、Au,Alから成るボンディングワイヤ106によ
って、外部電気回路等に接続されるメタライズ配線等か
ら成る基体104の電極に電気的に接続される。 【0005】透光性蓋体103は、所定の波長領域の光
を遮断する光学薄膜103aが被着されたガラス等から
なる透光性部材であり、基体104の上面の凹部104
aの周囲の略全周に設けられた樹脂層105により基体
104に取り付けられている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光半導体装置においては、透光性蓋体103は所定
の波長領域の光を遮断する光学フィルタとしての役割を
有するが、その光学フィルタは赤外線領域を遮断すると
ともに紫外線領域も遮断するため、透光性蓋体103の
取り付けには紫外線硬化型樹脂を使用できなかった。こ
のため、熱硬化型樹脂105を用いなければならない。
その結果、光半導体素子102の上面に形成された受光
部上に設けられたカラー光学フィルタおよびマイクロレ
ンズ等が熱硬化型樹脂105の硬化時の熱により機能し
なくなるという問題点があった。 【0007】そこで、紫外線硬化型樹脂を使用できるよ
うにするために、光学薄膜103aをマスク蒸着法やフ
ォトリソグラフィ法等により、透光性蓋体103が接着
される部位に光学薄膜103aを被着しなかったり、透
光性蓋体103が接着される部位の光学薄膜103aを
エッチング法で除去する方法が考えられる。しかし、こ
の場合、一般にガラス等から成る透光性蓋体103の表
面は鏡面状になっており、その算術平均粗さRaは0.
01μm以下であるため、透光性蓋体103の接着部で
ある下面の外周部で、透光性蓋体103にその主面の面
方向に略平行な外力が加わった際等には透光性蓋体10
3が基体104から剥離する場合があった。即ち、透光
性蓋体103の接着強度が不十分であり、外力や機械的
衝撃に弱いという問題点があった。また、上記のような
方法で光学薄膜103aを設けた透光性蓋体103を作
製すると、マスクおよびマスクを取り付けるための治工
具等が必要であり、製造コストが高くなるという問題点
があった。 【0008】従って、本発明は上記従来技術における問
題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、光学
フィルタ機能を有する透光性蓋体と基体との接着強度を
向上させるとともに、低コストで作製できる透光性蓋体
を有する小型化された高信頼性の光半導体装置を提供す
ることにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の光半導体装置
は、上面に凹部が形成された基体と、前記凹部の底面に
載置された光半導体素子と、前記基体の上面の前記凹部
の周囲に紫外線硬化型樹脂を介して取着された板状の透
光性蓋体とを具備して成り、該透光性蓋体の前記凹部側
の主面に所定の波長領域の光を遮断するための光学薄膜
が被着されているとともに、前記光学薄膜のうち前記基
体の上面の前記凹部の周囲に取着される領域が機械的加
工により除去されていることを特徴とする。 【0010】本発明は、上記の構成により、光学薄膜の
うち基体の上面の凹部の周囲に取着される領域が切削法
等の機械的加工により除去されるので、その領域の表面
の算術平均粗さは0.2〜5.0μm程度と粗面になっ
ているため、透光性蓋体の接着強度が大幅に向上する。
また、透光性蓋体の取着される領域の光学薄膜は除去さ
れるため、その領域を紫外線が透過することになり、紫
外線硬化型樹脂を使用して接着することができる。その
結果、光半導体素子の上面の受光部に設けられたカラー
光学フィルタやマイクロレンズが接着時の熱で劣化する
ことがないため、信頼性の高い光半導体装置となる。ま
た、透光性蓋体の取着される領域に光学薄膜を形成しな
いためにマスク蒸着法やフォトリソグラフィ法等を用い
る必要がないため、低コストに製造できる。さらに、透
光性蓋体は光学フィルタの機能を有しており、別個に光
学フィルタを備える必要がないため、光半導体装置の小
型化、低背化が可能となる。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の光半導体装置について以
下に詳細に説明する。図1は本発明の光半導体装置につ
いて実施の形態の一例を示す断面図であり、図1に示す
ように、本発明の光半導体装置は、上面に凹部4aが形
成された基体と、凹部4aの底面に載置された光半導体
素子2と、基体4上面の凹部4aの周囲の略全周に設け
られた紫外線硬化型の樹脂層5と、樹脂層5の上部で接
着されて光半導体素子2を封止する板状の透光性蓋体3
とを具備している。この透光性蓋体3は所定の波長領域
の光を遮断するための光学薄膜3aが凹部4a側の主面
(下側主面)に被着されており、光学薄膜3aのうち基
体4の上面の凹部4aの周囲に取着される領域が機械的
加工により除去され、その領域が切削部3bとなってい
る。なお、図1で1は光半導体素子収納用パッケージで
ある。 【0012】本発明の基体4はセラミックス,樹脂等の
絶縁材料からなり、基体4は底板部と底板部の上面の外
周部に接合された別体の枠状の側壁部とから構成されて
いる。また、基体4は底板部と側壁部とが一体的に形成
された略直方体のものであってもよい。この基体4の凹
部4aの底面の外周部には電極パッド7が設けられてお
り、半導体素子2の上面の電極がその電極パッド7にA
u、Al等からなるボンディングワイヤ6によって電気
的に接続されている。 【0013】本発明の基体4は、セラミックスから成る
場合、アルミナ(Al23)セラミックス、窒化アルミ
ニウム(AlN)セラミックス、炭化珪素(SiC)セ
ラミックス、窒化珪素(Si34)セラミックス、ガラ
スセラミックス等のセラミックスから成る。基体4は、
外部回路基板等に実装される際の熱で膨張し、半導体素
子2にストレスを与える場合があることから、熱膨張係
数が5×10-6〜10×10-6/℃程度と小さいアルミ
ナを主成分としたセラミックスが好ましい。 【0014】また、本発明の透光性蓋体3は、半導体素
子2がCCD等の外光を受光する光半導体素子である場
合、ガラス,石英,サファイヤ(単結晶アルミナ),透
明樹脂等からなる透光性のものがよい。この透光性蓋体
3は、その外形寸法が基体4上面の外形寸法より小さ
く、基体4の凹部4aよりは大きいものが好ましい。 【0015】また、透光性蓋体3の切削部3bの面積は
樹脂層5を介して取着される接着領域の面積の90〜1
00%がよい。90%未満だと、紫外線硬化樹脂から成
る樹脂層5が紫外線(UV)照射されても接着領域の面
積に比べてUVの透過領域の面積が小さくなるため硬化
が不十分となり、透光性蓋体3と基体4の接着強度が弱
くなる。100%より大きくなると、切削部3bは粗面
となっているため切削部3aに樹脂層5に覆われない露
出した部位が存在することになり、その結果この露出し
た部位の影響で散乱光が発生し光半導体素子2の受光特
性に悪影響を与えることがある。 【0016】光学薄膜3aは、チタン(Ti)、シリコ
ン(Si)、ジルコニア(Zr)、アルミナ(Al
23)、フッ化マグネシウム(MgF2)等を、真空蒸
着法、高周波イオンプレーティング法、スパッタリング
法等により、多層積層して形成され、その層数や厚みや
層構成は要求される光学特性により異なるが、光学薄膜
3aの総厚みは0.1〜5.0μmが好ましい。0.1
μm未満だと耐スクラッチ性が不十分なため、所定の波
長領域における光の透過防止効果が不安定になり易く、
5.0μmより大きくなると、膜応力により光学薄膜3
a膜が剥離することがある。 【0017】半導体素子2は、IC,LSI等の半導体
集積回路素子、または半導体レーザ(LD),フォトダ
イオード(PD),ラインセンサ,イメージセンサ,C
CD,CMOSセンサ,EPROM(Erasable and Pro
grammable ROM)等の受光用の光半導体素子、または
これらの受光部を有する光半導体素子である。 【0018】樹脂層5は、アクリル系樹脂、エポキシ系
樹脂、シリコーン系樹脂、ポリエーテルアミド系樹脂等
から成る。また樹脂層5は、余計な外光の入射を遮断す
るために、黒色、茶色、暗緑色、濃青色等の暗色系の染
料、カーボン、酸化鉄等の顔料を混入させても良い。こ
の樹脂層5はディスペンサ装置を用いて基体4の上面に
塗布して形成する。透光性蓋体3を接着する際には、基
体4上面に樹脂層5を塗布し、透光性蓋体3を加圧した
後、UV照射装置を用いて樹脂層5にUV照射を行い硬
化させることにより、基体4と透光性蓋体3とを強固に
接合できる。 【0019】図2に本発明の透光性蓋体3を多数個取り
で作製するための母基板7の平面図および断面図を示
す。図2のように、母基板7において、3bは光学薄膜
3aが機械的加工により除去されて、紫外線硬化型樹脂
を介して基体4に取着される領域である。8は母基板7
を個片に切断するための切断しろである。この透光性蓋
体3は、板状の透光性基板の全面に光学薄膜3aを被着
した後、ダイシングソー等を用いた機械的加工により切
削部3bを容易に形成することができる。切削面の表面
の算術平均粗さは0.2〜5.0μmが好ましく、0.
2μm未満では、アンカー効果が得られないため接着強
度が低下する。5.0μmを超えると、切削部3bに接
する樹脂層5中に微小なボイドが発生し易くなるため、
接着強度が低下する。また、切削する際に透光性蓋体3
の端部に欠けやクラックが発生しやすくなる。 【0020】透光性蓋体3は以下のようにして作製され
る。ガラス等の母基板7の全面に光学薄膜3aを被着
し、機械的加工で光学薄膜3aと母基板7の一部を除去
し、基体4と透光性蓋体3が樹脂層5を介して取着され
る領域となる切削部3bを形成する。次に、機械的加工
によって個片に切断することにより作製される。なお、
切削部3bの表面粗さはダイシングソーの砥粒の大きさ
を変えることにより、容易に制御することができる。 【0021】上記のようにマスク蒸着法やフォトリソグ
ラフィ法等を用いることなく、透光性蓋体3の基体4に
取着される領域の光学薄膜3aを除去して、光学フィル
タ機能を有した透光性蓋体3が得られるため、マスク蒸
着法やフォトリソグラフィ法等に必要となるマスクおよ
びマスクを取り付けるための治工具等が不要となる。そ
の結果、光学フィルタ機能を有した透光性蓋体3が低コ
ストで得られる。 【0022】また、透光性蓋体3は基体4に取着される
領域に光学薄膜3aが形成されないため、紫外線硬化型
の樹脂層5を使用して基体4に接着することができる。
その結果、光半導体素子2の機能が透光性蓋体3接着時
の熱により劣化することがなく、信頼性の高い光半導体
装置が得られる。 【0023】 【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。 【0024】(実施例)まず、外形寸法が縦100mm
×横100mm×厚み0.5mmのガラスから成る母基
板7の一方主面の全面に、蒸着法を用いて、厚さ0.1
μmのSiO2層、2層で厚さ0.1μmのZrO2層と
TiO2層、厚さ0.1μmのZrO2層、厚さ0.1μ
mのSiO2層を順次積層し、総厚み0.4μmの光学
薄膜3aを被着した。これにより、紫外線領域である3
50nm以下の波長領域および赤外線領域である750
nm以上の波長領域を90%以上遮断する光学薄膜3a
が得られた。次に、光学薄膜3aの被着面に、図2のよ
うなパターンで、スライサーを用いて12.6mmの繰
り返し間隔で幅4.0mm、深さ約30μm程度の切削
部3bを形成した。その後、切削部3bの幅の中央部
(切断しろ8部)をダイシングソーを用いて切断し、光
学フィルタ機能を有した透光性蓋体3を作製した。 【0025】また、比較例として、切削部3bを形成し
ないこと以外は上記実施例と同様にして、光学フィルタ
機能を有した透光性蓋体103(図3)を作製した。 【0026】次に、CCDから成る光半導体素子2を収
容したアルミナセラミックスから成る基体4の上面に、
エポキシ樹脂から成る樹脂層5を塗布し、透光性蓋体3
を載置した。次に、24500Paの加重で透光性蓋体
3を上方より加圧し、約6J/cm2のエネルギーで波
長365nmの紫外線を照射することにより樹脂層5を
硬化させて、本発明の光半導体装置Aを5個作製した。 【0027】また、図3に示すように、CCDから成る
光半導体素子102を収容したアルミナセラミックから
成る基体104の上面に、エポキシ樹脂から成る樹脂層
105を塗布し、透光性蓋体103を載置した。次に、
24500Paの加重で透光性蓋体103を上方より加
圧し、約6J/cm2のエネルギーで波長365nmの
紫外線を照射することにより樹脂層105を硬化させ
て、比較例の光半導体装置Bを5個作製した。 【0028】そして、光半導体装置A,Bについて、透
光性蓋体3,103の接着強度を測定するために、光半
導体装置A,Bを固定した状態で透光性蓋体3,103
を上方に引張る引張り強度試験を行った。この評価結果
を下記表1に示す。 【0029】 【表1】 【0030】表1より、本発明の光半導体装置Aは比較
例の光半導体装置Bに比べて引張り強度が平均値で28
%向上したことが判った。 【0031】なお、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の変更を施すことは何ら差し支えない。 【0032】 【発明の効果】本発明は、上面に凹部が形成された基体
と、凹部の底面に載置された光半導体素子と、基体の上
面の凹部の周囲に紫外線硬化型樹脂を介して取着された
板状の透光性蓋体とを具備して成り、透光性蓋体の凹部
側の主面に所定の波長領域の光を遮断するための光学薄
膜が被着されているとともに、光学薄膜のうち基体の上
面の凹部の周囲に取着される領域が機械的加工により除
去されていることにより、光学薄膜のうち基体の上面の
凹部の周囲に取着される領域が切削法等の機械的加工に
より除去されるので、その領域の表面の算術平均粗さは
0.2〜5.0μm程度と粗面になっているため、透光
性蓋体の接着強度が大幅に向上する。 【0033】また、透光性蓋体の取着される領域の光学
薄膜は除去されるため、その領域を紫外線が透過するこ
とになり、紫外線硬化型樹脂を使用して接着することが
できる。その結果、光半導体素子の上面の受光部に設け
られたカラー光学フィルタやマイクロレンズが接着時の
熱で劣化することがないため、信頼性の高い光半導体装
置となる。また、透光性蓋体の取着される領域に光学薄
膜を形成しないためにマスク蒸着法やフォトリソグラフ
ィ法等を用いる必要がなく、低コストに製造できる。さ
らに、透光性蓋体は光学フィルタの機能を有しており、
別個に光学フィルタを備える必要がないため、光半導体
装置の小型化、低背化が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の光半導体装置について実施の形態の一
例を示す断面図である。 【図2】本発明の光半導体装置における透光性蓋体を作
製するための母基板の平面図および断面図である。 【図3】従来の光半導体装置の断面図である。 【符号の説明】 1:光半導体素子収納用パッケージ 2:光半導体素子 3:透光性蓋体 3a:光学薄膜 3b:切削部 4:基体 4a:凹部 5:紫外線硬化型の樹脂層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上面に凹部が形成された基体と、前記凹
    部の底面に載置された光半導体素子と、前記基体の上面
    の前記凹部の周囲に紫外線硬化型樹脂を介して取着され
    た板状の透光性蓋体とを具備して成り、該透光性蓋体の
    前記凹部側の主面に所定の波長領域の光を遮断するため
    の光学薄膜が被着されているとともに、前記光学薄膜の
    うち前記基体の上面の前記凹部の周囲に取着される領域
    が機械的加工により除去されていることを特徴とする光
    半導体装置。
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