JP2003163075A - 有機el素子およびその製造方法 - Google Patents

有機el素子およびその製造方法

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JP2003163075A
JP2003163075A JP2001362684A JP2001362684A JP2003163075A JP 2003163075 A JP2003163075 A JP 2003163075A JP 2001362684 A JP2001362684 A JP 2001362684A JP 2001362684 A JP2001362684 A JP 2001362684A JP 2003163075 A JP2003163075 A JP 2003163075A
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organic
interference exposure
diffraction grating
substrate
manufacturing
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Tomohisa Goto
智久 五藤
Atsushi Oda
小田  敦
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/875Arrangements for extracting light from the devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/40Thermal treatment, e.g. annealing in the presence of a solvent vapour
    • H10K71/421Thermal treatment, e.g. annealing in the presence of a solvent vapour using coherent electromagnetic radiation, e.g. laser annealing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精細かつ高輝度の有機EL素子構造および
その製造方法を提供する。 【解決手段】 1層または複数層の有機薄膜層を陽極3
0および陰極50で挟持してなり、かつ回折格子を含む
有機EL素子であって、各発光画素に配置された該回折
格子の面積が発光画素の面積よりも大きいことを特徴と
する。また、1層または複数層の有機薄膜層を陽極30
および陰極50で挟持してなり、かつ回折格子を含む有
機EL素子の製造方法において、基板内の回折格子の位
置や大きさを決めるフォトマスクを感光性材料の表面で
レーザー非干渉露光部分を形成しない位置に設置する工
程と、二光束レーザー干渉露光系により前記感光性材料
を露光する工程と、前記基板または前記基板上に形成さ
れた薄膜をエッチングすることにより回折格子とする工
程と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ等の
表示デバイスに利用され、電流駆動により特定波長領域
の光を発光する光学素子である有機EL素子およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機エレクトロルミネッセンス(EL)
素子は、電界を印加することにより、陽極より注入され
た正孔と陰極より注入された電子の再結合エネルギーに
より蛍光性物質が発光する原理を利用した自発光素子で
ある。C.W.Tangらによる積層型素子による低電
圧駆動有機EL素子の報告(C.W.Tang、S.
A.VanSlyke、アプライドフィジックスレター
ズ(Applied Physics Letter
s)、51巻、913頁、1987年など)がなされて
以来、有機材料を構成材料とする有機EL素子に関する
研究が盛んに行われている。
【0003】Tangらは、トリス(8−キノリノー
ル)アルミニウムを発光層に、トリフェニルジアミン誘
導体を正孔輸送層に用いている。積層構造の利点として
は、発光層への正孔の注入効率を高めること、陰極より
注入された電子をブロックして再結合により生成する励
起子の生成効率を高めること、発光層内で生成した励起
子を閉じこめることなどが挙げられる。この例のように
有機EL素子の素子構造としては、正孔輸送(注入)
層、電子輸送性発光層の2層型、又は正孔輸送(注入)
層、発光層、電子輸送(注入)層の3層型等がよく知ら
れている。こうした積層型構造素子では注入された正孔
と電子の再結合効率を高めるため、素子構造や形成方法
の工夫がなされている。
【0004】しかしながら、有機EL素子においてはキ
ャリア再結合の際にスピン統計の依存性より一重項生成
の確率に制限があり、したがって発光確率に上限が生じ
る。この上限の値は凡そ25%と知られている。更に有
機EL素子のような面発光素子では、発光体屈折率の影
響のため、臨界角以上の出射角の光は全反射を起こし外
部に取り出すことができない。このため発光体の屈折率
が1.6とすると、発光量全体の20%程度しか有効に
利用できないものと見積もられている。このため、エネ
ルギーの変換効率の限界としては一重項生成確率を併せ
全体で5%程度と低効率とならざるをえない(筒井哲夫
「有機エレクトロルミネッセンスの現状と動向」、月刊
ディスプレイ、vol.1、 No.3、p11、19
95年9月)。発光確率に強い制限の生じる有機EL素
子においては、光の取り出し効率は致命的ともいえる効
率の低下を招くことになる。
【0005】この光の取り出し効率を向上させる手法と
しては、従来、無機エレクトロルミネッセンス素子など
の、同等な構造を持つ発光素子において検討されてき
た。例えば、基板に集光性を持たせることにより効率を
向上させる方法(特開昭63−314795)や、素子
の側面等に反射面を形成する方法(特開平1−2203
94)が提案されている。
【0006】しかしながら、これらの方法は、発光面積
の大きな素子に対しては有効であるが、ドットマトリク
スディスプレイ等の画素面積の微小な素子においては、
集光性を持たせるレンズや側面の反射面等の形成加工が
困難である。更に有機EL素子においては発光層の膜厚
が数μm以下となるためテーパー状の加工を施し素子側
面に反射鏡を形成することは現在の微細加工の技術では
困難であり、大幅なコストアップをもたらす。
【0007】また基板ガラスと発光体の間に中間の屈折
率を持つ平坦層を導入し、反射防止膜を形成する方法
(特開昭62−172691)もあるが、この方法は前
方への光の取り出し効率の改善の効果はあるが全反射を
防ぐことはできない。したがって屈折率の大きな無機エ
レクトロルミネッセンスに対しては有効であっても、比
較的低屈折率の発光体である有機EL素子に対しては大
きな改善効果を上げることはできない。
【0008】したがって有機EL素子に有用な光の取り
出し方法は未だ不十分であり、この光の取り出し方法の
開拓が有機EL素子の高効率化に不可欠である。そこ
で、光の取り出し効率を向上させるために回折格子を構
成要素とした有機EL素子が特開平11−283751
号公報に開示されている。この手法により有機EL素子
の光の取り出し効率が向上し、素子の発光効率が向上し
ている。この場合、回折格子は可視光と同程度の非常に
細かいピッチであることが望ましいが、回折格子を形成
するのにフォトリソグラフィー等の方法を用いると技術
的な困難が生じ、またこれらの方法は高価になってしま
うこと。したがってより簡便に細かいピッチの回折格子
を形成する方法が望まれる。二光束レーザー干渉露光
は、コヒーレントな二光束レーザー光を干渉させた時に
生ずる干渉縞を利用するものであり、光波長オーダの超
微細な周期パターンを形成する有効な方法である(西原
浩「光集積回路」オーム社、P224〜228)。
【0009】一方、RGBの各表示画素を有する有機E
L素子では、各画素に異なるピッチ(格子間隔)の回折
格子を配置する必要があるが、この画素パターンを製造
するために、従来、フォトマスクを密着させた基板に二
光束レーザー干渉露光を繰り返し行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォトマスクを
基板に密着させた状態で二光束レーザー干渉露光を行う
方法では、フォトマスクの厚みに起因する非干渉露光部
分が感光性材料に形成されるため、微細パターンを形成
できないという課題あった。特に、その非干渉露光部分
の面積はRGBの各画素サイズが小さくなるに従い増加
し、その結果、回折格子の面積が減少するため、高解像
度の有機EL素子では光取り出し効率は著しく低下し
た。このように、光取り出し効率の向上と画素の高解像
度化を両立させることは困難であった。さらに、従来、
RGBに合わせたピッチの異なる三種類の回折格子を製
造するためには、フォトマスクを変更して二光束干渉露
光を繰り返し行う必要があり、製造効率が低いという課
題があった。
【0011】本発明の目的は、微細な画素パターンを有
する有機EL素子において高い光取り出し効率を得るこ
と、および、二光束レーザー干渉露光において非干渉露
光部分を低減させる製造方法を提供することにある。さ
らに、RGBに合わせたピッチの異なる三種類の回折格
子を同時に製造することにより、回折格子を含む有機E
L素子の製造効率を大幅に向上させるという製造方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討を行
った結果、有機EL素子の各発光画素に配置された回折
格子の面積を画素電極面積よりも大きくすることにより
光取り出し効率が増加し高輝度の有機EL素子を得られ
ること、特に、この効果は画素サイズが小さくなるほど
顕著に現れることを新たに発見した。また、そのような
回折格子の配置は、二光束レーザー干渉露光においてフ
ォトマスクを基板に密着させず、感光性材料の表面でレ
ーザー非干渉露光部分を形成しない位置に配置すること
により効率よく製造できることを見出した。この製造方
法によれば、マスクの厚みとレーザー光の入射角に起因
する非干渉露光部分を無くすことができ、回折格子の面
積の低下を抑制することができる。また、この方法によ
れば、RGBの各画素に合わせたピッチの異なる三種類
の回折格子を同時に製造することができ、回折格子を含
むフルカラーの有機EL素子の製造効率を大幅に向上さ
せることができる。
【0013】すなわち、本発明は、図1に示すように、
1層または複数層の有機薄膜層を陽極および陰極で挟持
してなり、かつ回折格子を含む有機EL素子において、
各発光画素に配置された該回折格子の面積が発光画素の
面積よりも大きいことを特徴とする有機EL素子に関
し、詳しくは、発光画素の面積が2mm2/画素以下で
あることを特徴とする。また、発光画素がRGBの三種
類あり、さらに詳しくは、前記RGBから成る発光画素
に隣接した回折格子の周期がそれぞれ異なることを特徴
とし、また、回折格子の周期が100nm〜600nm
であることを特徴とするものである。
【0014】より具体的には、請求項1に記載の発明
は、1層または複数層の有機薄膜層を陽極および陰極で
挟持してなり、かつ回折格子を含む有機EL素子におい
て、該回折格子の面積が発光画素の面積よりも大きいこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の構成に加え、前記発光画素の面積が2mm2/画
素以下であることを特徴とする。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2記載の構成に加え、前記発光画素がR(赤)、
G(緑)、B(青)の三種類あることを特徴とする。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
記載の構成に加え 前記RGBから成る発光画素に隣接
した回折格子の周期がそれぞれ異なることを特徴とす
る。
【0018】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1から請求項4のいずれかに記載の構成に加え、前記回
折格子の周期が100nm〜600nmであることを特
徴とする。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、1層また
は複数層の有機薄膜層を陽極および陰極で挟持してな
り、かつ回折格子を含む有機EL素子の製造方法におい
て、基板内での回折格子の位置や大きさを決めるフォト
マスクを感光性材料の表面でレーザー非干渉露光部分を
形成しない位置に設置する工程と、 二光束レーザー干
渉露光系により前記感光性材料を露光する工程と、前記
基板または前記基板上に形成された薄膜をエッチングす
ることにより回折格子とする工程と、を備えることを特
徴とする。
【0020】さらに、請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の構成に加え、前記フォトマスクが、レーザー光
分岐前の一光束光路上に少なくとも一枚設置されている
ことを特徴とする。
【0021】また、請求項8に記載の発明は、請求項6
記載の構成に加え、前記フォトマスクが、レーザー光分
岐後の二光束光路上の各光路にそれぞれ少なくとも一枚
設置されていることを特徴とする。
【0022】さらに、請求項9に記載の発明は、請求項
6から請求項8のいずれかに記載の構成に加え、前記フ
ォトマスクを有する二光束レーザー干渉露光系を複数具
備することを特徴とする。
【0023】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9記載の構成に加え、前記複数の二光束レーザー干渉露
光系が互いにインコヒーレントであることを特徴とす
る。
【0024】さらに、請求項11に記載の発明は、請求
項6から請求項10のいずれかに記載の構成に加え、前
記二光束レーザー干渉露光系の交差角が150度以下で
あり、かつ基板の同一平面方向から二光束レーザー干渉
露光を行うことを特徴とする。
【0025】また、請求項12に記載の発明は、請求項
8から請求項11のいずれかに記載の構成に加え、前記
複数の二光束レーザー干渉露光系に使用されるレーザー
の波長あるいは交差角が異なることを特徴とする。
【0026】さらに、請求項13に記載の発明は、請求
項9から請求項12のいずれかに記載の構成に加え、前
記二光束レーザー干渉露光系が三種類あり、各露光を順
次あるいは同時に行うことを特徴とする。
【0027】また、請求項14に記載の発明は、請求項
6から請求項13のいずれかに記載の構成に加え、前記
二光束レーザー干渉露光系により感光性樹脂を露光する
工程において、感光性樹脂を塗布した基板面側から露光
を行い、かつ、もう一方の基板面には光吸収板を具備す
ることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0029】図1には、本発明の回析格子を有する有機
EL素子の断面が示されている。有機EL素子では、回
析格子を含む基板10上に高屈折率層20、陽極30、
有機層40、陰極50の順で素子が設けられている。ま
た、基板10からの矢印が発光60を示している。
【0030】本発明では、基板上に塗布した感光性材料
にレーザーを用いた干渉光を当てることによって該感光
性材料の露光を行うが、基板内での回折格子の位置や大
きさを決めるフォトマスクが感光性材料の表面でレーザ
ー非干渉露光部分を形成しない位置に設置されている。
【0031】図2はその一例であるが、レーザー光源7
0から出射したレーザー光の光路上に画素パターンを有
するフォトマスク90が、ビームエキスパンダ80を経
て、配置されている。フォトマスク90を通過したレー
ザー光束110はビームスプリッタ100により二光束
のレーザー光に分割される。これをミラー120、12
1により適当な角度を設定し基板上で交差させると、干
渉によって定在波が形成される。腹の部分で光強度は最
大になり、節の部分で光強度はゼロとなる。そこで、基
板11上に塗布した感光性材料130に、このような定
在波が形成される条件でレーザー光を入射させると、光
強度に応じて感光性材料が感光するために感光の強い部
分と弱い部分とが薄膜面に並行な方向に周期構造とな
る。
【0032】ここで、レーザー光の条件を適切に設定す
ると感光性材料の光化学反応により感光の強い部分と弱
い部分とで現像液に対する溶解度差が発生するため、現
像液処理により基板11上に、周期構造を有する微細パ
ターンすなわち回折格子が形成される。フォトマスク9
0は、レーザー光路上の感光性材料130の表面でレー
ザー非干渉露光部分を形成しない位置に設置されている
ため、フォトマスク90の厚みとレーザーの入射角に起
因する非干渉露光部は感光性材料表面には存在しない。
なお、図2の構成の場合、定在波の周期、つまりこの方
法を用いて作成した回折格子のピッチdは、レーザーの
波長をλ、基板11上の感光性材料130へ照射する2
光束レーザーの交差角をθ(レーザー交差角140)と
すると、d = λ/2/sin(θ/2)となる。
【0033】θを大きくするほどdは小さくなり、交差
角を180°のときにdは最小値のλ/2となる。例え
ば、アルゴンイオンレーザーでλ=488nmのレーザ
ー光を照射した場合、d>244nmとなる。つまり、
交差角を調整するだけでピッチを244nmより大きい
任意の値に簡単に設定することができる。フォトマスク
90は、レーザー光路上の感光性材料130の表面でレ
ーザー非干渉露光部分を形成しない位置に設置されてい
れば良く、レーザー光分岐前の一光束光路上に設置され
ていても構わないし、レーザー光分岐後の二光束光路上
の各光路にそれぞれ設置されていても構わない。このと
き、フォトマスク90は各光束上に一枚だけである必要
はなく、2枚以上であっても構わない。
【0034】図3は、従来のフォトマスク91を感光性
材料に密着させて、レーザー光束111、112を用
い、干渉露光を行った場合の基板12の断面図である
が、フォトマスク91の厚みとレーザー入射角に起因し
た非干渉露光部150、151が干渉露光部160両端
に生成していることが分かる。RGBの画素間が離れて
いる場合、この非干渉露光に起因する感光体材料131
の感光は問題とならないが、画素間が近い場合、この非
干渉露光部150、151が隣接する画素に重なるため
に、隣接画素の回折格子が破壊される。
【0035】本発明におけるフォトマスクを有する二光
束レーザー干渉露光系は必ずしも一つである必要はな
く、複数の二光束レーザー干渉露光系を使用することが
できる。
【0036】図4では、三種類の二光束レーザー干渉露
光系を用い、RGBに対応した三種類の回折格子を同一
平面に配置してある。基板13上には高屈折率層21、
22、23が設けられており、それぞれ高屈折率層2
1、22、23上には陽極31、32、33、有機層4
1、42、43、陰極51、52、53の順にそれぞれ
の素子が設けられている。同一平面に配置された三種類
の回折格子からは矢印方向へ発光61、62、63され
ることになる。図4のようにRGBに対応した三種類の
回折格子を同一平面に配置するために、図5に示す三種
類の二光束レーザー干渉露光系を設置することも可能で
ある。
【0037】図5では、三種類の二光束レーザー干渉露
光系を配置した場合の概略図が示されている。図5で
は、レーザー光源71、72、73が1つで光路を分岐
している。このように複数の二光束レーザー干渉露光系
を使用して露光を行う場合、順次に露光を行っても構わ
ないし、同時に行うことも可能である。
【0038】3つの二光束レーザー干渉露光系で感光性
材料132に露光を行うために、3つの二光束レーザー
干渉露光系は以下の構成を採っている。3つのレーザー
光源71、72、73は、互いにインコヒーレントであ
る。レーザー光源71、72、73の隣にはビームエキ
スパンダ81、82、83が配置されている。さらに、
ビームエキスパンダ81、82、83の隣には画素を形
成するためのフォトマスク92、93、94が設けられ
ている。そして、3つの二光束レーザー干渉露光系は、
レーザー光をビームスプリッタ101、102、103
で2本に分割してミラー122、123、124、12
5、126、127により適当な角度を設定し基板14
上でそれぞれ所定の交差角θで交差させることになる。
【0039】本発明の有機EL素子の製造方法では、二
光束レーザー干渉露光系の交差角が150度以下であ
り、かつ基板の同一平面方向から二光束レーザー干渉露
光が行われることが望ましい。なお、本発明の回折格子
のピッチとしては、有機EL素子の発光スペクトルによ
り任意に設定できるが、100nm〜600nm程度が
望ましい。また、回折格子のラインとスペースの比は必
ずしも1:1である必要な無い。また、回折格子は必ず
しも1次元には限定されず、2次元化しても構わない。
【0040】本発明で用いるレーザーとしては、必要と
する波長のレーザー光が得られるものであれば、公知の
ものが適宜使用可能である。例えば、固体レーザー、気
体レーザー、半導体レーザー、色素レーザー、等であ
る。有機EL素子に含まれる回折格子の作成に使用する
場合、可視光と同程度の波長のものが好ましい。例え
ば、YAGレーザー、YAGレーザー倍波、YAGレー
ザー3倍波、色素レーザー、He−Neレーザー、Ar
イオンレーザー、Krイオンレーザー、Cu蒸気レーザ
ー、He−Cdレーザー、N2レーザー等が挙げられ
る。
【0041】本発明で用いる感光性材料としては、ポジ
型レジスト材料、ネガ型レジスト材料等から適宜選択す
ることができる。本発明において、感光性材料によって
回折格子を形成し、この回折格子を用いて基板または基
板上に形成された薄膜をエッチングする場合、エッチン
グは公知の方法から適宜選択することができる。例え
ば、ウェットエッチング、反応性ガスエッチング、イオ
ンミリング、等が挙げられる。なお、エッチング後、リ
ムーバにより感光性材料を除去した回折格子を含む基板
上に、そのまま、有機EL層を形成することもできる
し、他の薄膜を形成した後に有機EL層を形成しても構
わない。その薄膜としては、TiO2やSiNXのような
透明でかつ高屈折率材料がある。この高屈折率層の厚み
としては、100Å〜20000Åが望ましい。
【0042】本発明の有機EL素子におけるRGBの各
発光画素サイズやその形状、画素間隔は任意に選択する
ことができるが、回折格子の面積増加により光取り出し
効率を向上させるためには、各発光画素の面積が2mm
2/画素以下であることが望ましい。この時、回折格子
の面積は、少なくとも発光画素の面積の101%以上で
あることが望ましい。また、回折格子の形状は必ずしも
発光画素の形状と相似の関係である必要はないが、基板
法線方向から見て発光画素が回折格子の領域内にあるこ
とが望ましい。なお、RGBの各発光画素は同じ面積や
形状等を有している必要は無い。
【0043】本発明に係る有機EL素子の素子構造は、
電極間に有機層を1層あるいは2層以上積層した構造で
あり、その例として、陽極/発光層/陰極からなる構
造、陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極から
なる構造、陽極/正孔輸送層/発光層/陰極からなる構
造、陽極/発光層/電子輸送層/陰極からなる構造等の
構造が挙げられる。
【0044】本発明に用いられる正孔輸送材料は特に限
定されず、正孔輸送材として通常使用されている化合物
であれば何を使用してもよい。正孔輸送材料の具体例と
しては、例えば、下記のビス(ジ(p−トリル)アミノ
フェニル)−1,1−シクロヘキサン、N,N’―ジフ
ェニルーN,N’―ビス(3−メチルフェニル)−1,
1’―ビフェニル−4,4’―ジアミン、N,N’−ジ
フェニル−N,N’−ビス(1−ナフチル)−1,1’
−ビフェニル−4,4’−ジアミン等のトリフェニルジ
アミン類や、スターバースト型分子等が挙げられる。
【0045】本発明に用いられる電子輸送材料は特に限
定されず、電子輸送材として通常使用されている化合物
であれば何を使用してもよい。電子輸送材料の具体例と
しては、例えば、2−(4−ビフェニリル)−5−(4
−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾー
ル、ビス{2−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,
4−オキサジアゾール}−m−フェニレン等のオキサジ
アゾール誘導体、トリアゾール誘導体、キノリノール系
の金属錯体が挙げられる。
【0046】本発明に用いられる発光材料は特に限定さ
れず、発光材料として通常使用されている化合物であれ
ば何を使用してもよい。例えば、ジスチリルアリーレン
誘導体(特開平2−247278号公報、特開平5−1
7765号公報)、クマリン誘導体、ジシアノメチレン
ピラン誘導体、ペリレン誘導体(特開昭63−2646
92号公報)、また、芳香環系材料(特開平8−298
186、特開平9−268284号公報)やアントラセ
ン系化合物(特開平9−157643号公報、特開平9
−268283号公報、特開平10−72581号公
報)、キナクリドン誘導体(特開平5−70773号公
報)等が挙げられる。
【0047】有機EL素子の陽極は、正孔を正孔輸送層
に注入する役割を担うものであり、4.5eV以上の仕
事関数を有することが効果的である。本発明に用いられ
る陽極材料の具体例としては、酸化インジウム錫合金
(ITO)、酸化錫(NESA)、金、銀、白金、銅等
が挙げられる。また、陰極としては、電子輸送帯又は発
光層に電子を注入する目的で、仕事関数の小さい材料が
好ましい。陰極材料は特に限定されないが、具体的には
インジウム、アルミニウム、マグネシウム、マグネシウ
ム−インジウム合金、マグネシウム−アルミニウム合
金、アルミニウム−リチウム合金、アルミニウム−スカ
ンジウム−リチウム合金、マグネシウム−銀合金等を使
用できる。
【0048】本発明における有機EL素子の各層の形成
方法は特に限定されず、公知の方法から適宜選択でき
る。例えば、真空蒸着法、分子線蒸着法(MBE法)あ
るいは溶媒に溶かした溶液のディッピング法、スピンコ
ーティング法、キャスティング法、バーコート法、ロー
ルコート法等の塗布法等が挙げられる。
【0049】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0050】(実施例1)石英基板上に感光性材料とし
てポジ型レジスト材料AZP−FP650F5(クラリ
アントジャパン社製)を4000Åの厚さに成膜した。
二光束レーザー干渉露光系で感光性材料に露光を行っ
た。レーザー光源は、Arイオンレーザーで波長は48
8nmを使用した。ビームエキスパンダ通過後の一光束
(強度は100mW/cm2)光路上に画素形成用のフ
ォトマスクを設置した。その後、ビームスプリッタでレ
ーザー光を二光束に分岐し、さらにミラーを使用して基
板上で交差角90°となるように露光(露光時間15
秒)を行った。干渉露光部の露光面積は0.30mm2
とした。
【0051】露光後、有機アルカリ現像液AZ300M
IF(クラリアントジャパン社製)で処理すると感光し
た部分が溶解した。SEM観察の結果、約345nmピ
ッチの回折格子が得られた。なお、回折格子周辺の感光
材料の膜厚変化はなく、非干渉光の露光が無いことが確
認された。
【0052】作製したレジストパターン付き石英基板を
反応性ガスエッチングによりエッチングした。エッチン
グは反応性ガスとしてCF4を使用し、進行波100
W、陽極電流120mA、反射波0W、陽極電圧1.4
5KW、電圧−250Vの条件で行った。20分間のエ
ッチングにより約1500Åほど石英基板を掘ることが
できた。エッチング後、リムーバでレジスト材料を除去
し基板を乾燥させた。その基板上にケミカルベイパーデ
ポジション(CVD)法を使用し、1.2μmの厚みの
SiNX膜を作製した。その後、ITOをスパッタリン
グ法によってシート抵抗が20Ω/□になるように成膜
した。
【0053】次に、ITO上に有機層として以下の2層
を形成した。まず正孔輸送層として、N,N’−ジフェ
ニル−N,N’−ビス−(1−ナフチル)−1,1’−ビ
フェニル−4,4’−ジアミン(α−NPD)を真空蒸
着法にて50nm形成し、次に、発光層としてトリス
(8−キノリノール)アルミニウム(Alq)を真空蒸
着法にて70nm形成した。次に、陰極としてマグネシ
ウム−銀合金を蒸着速度比10:1で真空蒸着法にて共
蒸着した膜を150nm形成して有機EL素子を作成し
た。発光部面積は0.25mm2とした。
【0054】この素子に5mA/cm2の直流電圧を印
加したところ、275cd/m2の発光が得られた。比
較例1と比べて、発光効率が向上していることが確認さ
れた。
【0055】(実施例2)石英基板上に感光性材料とし
てG線用ポジ型レジスト材料AZP−FP650F5
(クラリアントジャパン社製)を4000Åの厚さに成
膜した。次に、3つの二光束レーザー干渉露光系で感光
性材料に露光を行った。3つのレーザー光源は、互いに
インコヒーレントである。第一の二光束レーザー干渉露
光系は、波長488nm(Arイオンレーザー)のレー
ザー光(強度100mW/cm2)をビームスプリッタ
で2本に分割してこの基板上で交差角θ=120°で交
差させたものであり、第二の二光束レーザー干渉露光系
は、波長488nm(Arイオンレーザー)のレーザー
光(強度100mW/cm2)をビームスプリッタで2
本に分割してこの基板上で交差角θ=90°で交差させ
たものであり、第三の二光束レーザー干渉露光系は、波
長488nm(Arイオンレーザー)のレーザー光(強
度100mW/cm2)をビームスプリッタで2本に分
割してこの基板上で交差角θ=70°で交差させたもの
である。
【0056】3つの二光束レーザー干渉露光系には、1
光束部すなわちビームスプリッタで光束を2本に分割す
る前の光路上に、2つの画素を形成するためのマスクを
配置した。第一の二光束レーザー干渉露光系上のマクス
と第一の二光束レーザー干渉露光系上のマスクと第三の
二光束レーザー干渉露光系上のマクスにより、感光性材
料に三種類の回折格子を縦300μm、横100μmの
サイズで交互に配置できるようにした。なお、フォトマ
スクの厚みは100μmであった。
【0057】干渉露光は3つの二光束レーザー干渉露光
系で同時に行い。露光時間は15秒とした。露光後、有
機アルカリ現像液AZ300MIF(クラリアントジャ
パン社製)で処理すると感光した部分が溶解した。この
結果、第一の二光束レーザー干渉露光系で露光した部分
には約280nmピッチの回折格子が得られ、第二の二
光束レーザー干渉露光系で露光した部分には約345n
mピッチの回折格子が得られ、第三の二光束レーザー干
渉露光系で露光した部分には約425nmピッチの回折
格子が得られた。三種類の回折格子の境界は20μmで
あったが、非干渉露光が起因する各画素周辺のレジスト
膜厚の減少は観察されなかった。
【0058】作製したレジストパターン付き石英基板を
反応性ガスエッチングによりエッチングした。この時、
反応性ガスとしてCF4を使用し、進行波100W、陽
極電流120mA、反射波0W、陽極電圧1.45K
W、電圧−250Vの条件を使用した。20分間のエッ
チングにより約1500Åほど石英基板を掘ることがで
きた。エッチング後、リムーバでレジスト材料を除去し
基板を乾燥させた。結果として、各回折格子は縦300
μm、横100μmのサイズで、20μmの間隔で配置
することができた。
【0059】(比較例1)実施例1で作製した有機EL
素子において、回折格子の面積0.25mm2と発光画
素電極面積と一致させる以外はすべて同一とした。この
素子に5mA/cm2の直流電圧を印加したところ、2
50cd/m2の発光が得られた。
【0060】(比較例2)厚さ100μmのフォトマス
クを感光性材料に密着させること、フォトマスクの位置
をずらして干渉露光を順次行うこと以外は実施例2と同
一とした。その結果、第一、第二、第三の二光束レーザ
ー干渉露光系で、画素の両辺近傍に、それぞれ、約17
0μm、100μm、46μmの非干渉露光部が観察さ
れた。この部分は現像により、レジスト膜厚は約160
0Åまで減少した。
【0061】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
高輝度かつ高精細の有機EL素子が実現できる。さら
に、本発明の製造方法によれば、基板内に三種類の回折
格子を同時に製造することができ、生産効率が著しく向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回折格子を有する有機EL素子の断面
模式図である。
【図2】本発明の二光束レーザー干渉露光系の概略図で
ある。
【図3】従来の二光束レーザー干渉露光に関わる回折格
子形成の概略図である。
【図4】本発明のRGBの画素を有する有機EL素子の
断面模式図である。
【図5】本発明の複数の二光束レーザー干渉露光系の概
略図である。
【符号の説明】
10、13 回折格子を含む基板 11、12、14 基板 20、21、22、23 高屈折率層 30、31、32、33 陽極(ITO) 40、41、42、43 有機層 50、51、52、53 陰極 60、61、62、63 発光 70、71、72、73 レーザー光源 80、81、82、83 ビームエキスパンダ 90、91、92、93、94 フォトマスク 100、101、102、103 ビームスプリッタ 110、111、112 レーザー光束 120、121、122、123、124、125、1
26、127 ミラー 130、131、132 感光性材料 140 レーザー交差角 150、151 非干渉露光部 160 干渉露光部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1層または複数層の有機薄膜層を陽極お
    よび陰極で挟持してなり、かつ回折格子を含む有機EL
    素子において、各発光画素に配置された該回折格子の面
    積が発光画素の面積よりも大きいことを特徴とする有機
    EL素子。
  2. 【請求項2】 前記発光画素の面積が2mm2/画素以
    下であることを特徴とする請求項1記載の有機EL素
    子。
  3. 【請求項3】 前記発光画素がR(赤)、G(緑)、B
    (青)の三種類あることを特徴とする請求項1又は2記
    載の有機EL素子。
  4. 【請求項4】 前記RGBから成る発光画素に隣接した
    回折格子の周期がそれぞれ異なることを特徴とする請求
    項3記載の有機EL素子。
  5. 【請求項5】 前記回折格子の周期が100nm〜60
    0nmであることを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれかに記載の有機EL素子。
  6. 【請求項6】 1層または複数層の有機薄膜層を陽極お
    よび陰極で挟持してなり、かつ回折格子を含む有機EL
    素子の製造方法において、 基板内での回折格子の位置や大きさを決めるフォトマス
    クを感光性材料の表面でレーザー非干渉露光部分を形成
    しない位置に設置する工程と、 二光束レーザー干渉露光系により前記感光性材料を露光
    する工程と、 前記基板または前記基板上に形成された薄膜をエッチン
    グすることにより回折格子とする工程と、を備えること
    を特徴とする有機EL素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記フォトマスクが、レーザー光分岐前
    の一光束光路上に少なくとも一枚設置されていることを
    特徴とする請求項6記載の有機EL素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記フォトマスクが、レーザー光分岐後
    の二光束光路上の各光路にそれぞれ少なくとも一枚設置
    されていることを特徴とする請求項6記載の有機EL素
    子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記フォトマスクを有する二光束レーザ
    ー干渉露光系を複数具備することを特徴とする請求項6
    から請求項8のいずれかに記載の有機EL素子の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記複数の二光束レーザー干渉露光系
    が互いにインコヒーレントであることを特徴とする請求
    項9記載の有機EL素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記二光束レーザー干渉露光系の交差
    角が150度以下であり、かつ基板の同一平面方向から
    二光束レーザー干渉露光を行うことを特徴とする請求項
    6から請求項10のいずれかに記載の有機EL素子の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の二光束レーザー干渉露光系
    に使用されるレーザーの波長あるいは交差角が異なるこ
    とを特徴とする請求項請求項8から請求項11のいずれ
    かに記載の有機EL素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記二光束レーザー干渉露光系が三種
    類あり、各露光を順次あるいは同時に行うことを特徴と
    する請求項9から請求項12のいずれかに記載の有機E
    L素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記二光束レーザー干渉露光系により
    感光性樹脂を露光する工程において、感光性樹脂を塗布
    した基板面側から露光を行い、かつ、もう一方の基板面
    には光吸収板を具備することを特徴とする請求項6から
    請求項13のいずれかに記載の有機EL素子の製造方
    法。
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