JP2003162934A - 照光式押ボタンスイッチシステム - Google Patents

照光式押ボタンスイッチシステム

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JP2003162934A
JP2003162934A JP2001362786A JP2001362786A JP2003162934A JP 2003162934 A JP2003162934 A JP 2003162934A JP 2001362786 A JP2001362786 A JP 2001362786A JP 2001362786 A JP2001362786 A JP 2001362786A JP 2003162934 A JP2003162934 A JP 2003162934A
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JP
Japan
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cap
led unit
switch
push switch
hole
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Application number
JP2001362786A
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English (en)
Inventor
Shuichi Horie
修一 堀江
Yuji Kanzaki
裕二 神崎
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Nippon Leiz Corp
Original Assignee
Nippon Leiz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用目的に応じてスイッチの高さ、発光色、
大きさや形状、クリック感、発生音等を自由に変えられ
る。 【解決手段】 スイッチシステム1は、LEDユニット
3、プッシュスイッチ4、キャップ2の自由な組合せで
構成される。LEDユニット3は、中心部に貫通穴3a
を有し、周辺部に複数の発光素子7が載置される。プッ
シュスイッチ4は、LEDユニット3の貫通穴3aと一
致する位置に接点を有して配設される。透明性または半
透明性のキャップ2は、LEDユニット3とプッシュス
イッチ4が開口に収納され、開口の内側中心下部に突起
2aを有し、この突起2aが貫通穴3aを遊貫して配設
される。キャップ2の押運動によりプッシュスイッチ4
を動作させ、LEDユニット3からの光で動作表示し、
プッシュスイッチ4自身の反発力でキャップ2を復帰さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モバイル製品の様
な小型な物や制御盤等の大型な物の基盤やボード等あら
ゆる所に自由に取り付けることができる照光式押ボタン
スイッチシステムに関する。また、本発明の照光式押ボ
タンスイッチシステムは、タクティルプッシュスイッチ
の高さとLEDユニットやLEDユニットのリードの長
さと作動板またはキャップの中心下部の突起の長さとの
調整によって高さを自由にコントロールすることができ
るものである。さらに、キャップや作動板等の大きさや
形状を自由にできるとともにLEDユニット内に設けた
各色の発光素子とセレクタ回路によりスイッチの押すカ
ウント数に対応した信号と発光色を全面や部分的に得る
ことができるものである。加えて、タクティルプッシュ
スイッチの種類によりスイッチを押した時のクリック感
や発生音等を変えられるように目的に合った照光式押ボ
タンスイッチをLEDユニット、タクテイルプッシュス
イッチ、キャップもしくは作動板の選択により得ること
のできるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の照光式押ボタンスイッチは、スイ
ッチの開閉状態を表示する目的のために、押ボタンスイ
ッチ本体に発光素子を組み込んだものや作動する押しボ
タンの押すキートップ部分に発光素子を設けたものが一
般的に知られている。例えばキートップ部を照光するデ
ィスプレイユニットと、押動操作によりスイッチの開閉
を行うためのスイッチ本体との間に電気的導通用コイル
スプリングが3つ設けられた照光式押ボタンスイッチが
知られている。この照光式押ボタンスイッチでは、3つ
のコイルスプリングのうちの2つが押動操作に関係無く
常にマイナス端子に通じ、他の1つがスプリング支持孔
で一端を係止して設け、対向するケース本体底面にプラ
ス端子が設けられている。そして、この照光式押ボタン
スイッチでは、押動操作によりディスプレイユニットに
電源供給してスイッチの開閉状態を表示している。ま
た、スイッチ本体のサイドに設けたスイッチ接点と対向
するケース本体の内側の側面に備えた接触子により電気
スイッチを構成している。
【0003】また、特開平7−73773号公報に開示
される照光式押ボタンスイッチは、スイッチ本体固定部
の内側底面中央に設けた凹部の中心と周囲とにスイッチ
接点を設け、これら接点の周囲の凹部にLEDを配置さ
せている。また、キャップやキャップホルダ等で構成す
るスイッチ本体可動部が光を透過する材料からなる。そ
して、キャップホルダの底面中央部にスイッチ駆動用凸
部でクリックドームを押圧操作し、スイッチ接点の導通
とスイッチ本体固定部の周囲底面のLEDを点灯させて
照光している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の照光式押ボタン
スイッチは、キートップ部を照光するディスプレイユニ
ットに電流を供給するために通電用コイルスプリングを
用いているので、押圧操作時に片寄り等の発生による誤
動作や長期使用による接触子の摩耗、接触不良および押
圧操作瞬時に於ける小面積の接触による電流値の制限等
の課題がある。
【0005】また、特開平7−73773号公報に開示
される照光式押ボタンスイッチは、上述したように、キ
ャップホルダの底面中央部にスイッチ駆動用凸部でクリ
ックドームを押圧操作し、スイッチ接点の導通とスイッ
チ本体固定部の周囲底面のLEDを点灯させて照光する
が、スイッチ部と照光部とが一体化であるため、電流容
量の変更に対処できないという課題があった。しかも、
大きさや照光の輝度等が一定であるため、ユーザの要望
や使用目的に応じて変更することができず、汎用性に課
題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
なされたもので、照光式押ボタンスイッチをLEDユニ
ット、タクティルプッシュスイッチ、突起付キャップも
しくは作動板とキャップの組合せを自由に選択すること
により、照光式押ボタンスイッチの高さ、各種の発光
色、大きさや形状およびクリック感や発生音等を自由に
コントロールすることができ、モバイル製品の様な小型
な物や制御盤等の大型な物の基盤やボード等あらゆる所
に自由に取り付けることができる照光式押ボタンスイッ
チシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に係る照光式押ボタンスイッチシステムは、中
心部に貫通穴を有し、当該貫通穴の周辺部に複数の発光
素子を載置したLEDユニットと、前記LEDユニット
の下方中心に前記中心部と一致する位置に接点を有して
配設されたタクティルプッシュスイッチと、前記LED
ユニットの上方に前記LEDユニットと前記タクティル
プッシュスイッチとを内側に収納できる空間を有し、内
側中心下部に円柱または角柱の突起を有して前記LED
ユニットの貫通穴を遊貫して前記タクティルプッシュス
イッチを押動可能な透明性または半透明性のキャップと
を備え、前記キャップの内側側面と前記LEDユニット
の外周側面とが遊嵌され、前記キャップの押運動により
前記タクティルプッシュスイッチを動作させ、前記LE
Dユニットからの光で動作表示を可能にするとともに前
記タクティルプッシュスイッチ自身の反発力で前記キャ
ップを上方向に戻すことにより、前記キャップの上下運
動を可能にしたことを特徴とする。
【0008】請求項1に係る照光式押ボタンスイッチシ
ステムは、中心部に貫通穴を有し、当該貫通穴の周辺部
に複数の発光素子を載置したLEDユニットと、LED
ユニットの下方中心に中心部と一致する位置に接点を有
して配設されたタクティルプッシュスイッチと、LED
ユニットの上方にLEDユニットとタクティルプッシュ
スイッチとを内側に収納できる空間を有し、内側中心下
部に円柱または角柱の突起を有してLEDユニットの貫
通穴を遊貫してタクティルプッシュスイッチを押動可能
な透明性または半透明性のキャップとを備え、キャップ
の内側側面とLEDユニットの外周側面とが遊嵌され、
キャップの押運動によりタクティルプッシュスイッチを
動作させ、LEDユニットからの光で動作表示を可能に
するとともにタクティルプッシュスイッチ自身の反発力
でキャップを上方向に戻すことにより、キャップの上下
運動を可能にしたので、LEDユニットの中心部に貫通
穴が貫通し、可動するキャップの突起を貫通穴に通して
真下のタクティルプッシュスイッチを押し動作するた
め、キャップの様な可動部に発光素子等を搭載しないで
済むので、発光素子の不点灯や誤動作が無く、キャップ
全体を照光できる。しかも、キャップのみの軽量な可動
であるため、タクティルプッシュスイッチの反発力のみ
で可動でき、さらにキャップ内側の中心位置に設けた突
起により、キャップの何処を押しても引っかからずにス
ムーズに可動し、タクティルプッシュスイッチの大きさ
に左右されず容易に作動することができる。
【0009】また、請求項2に係る照光式押ボタンスイ
ッチシステムは、中心部に貫通穴を有し、当該貫通穴の
周辺部に複数の発光素子を載置したLEDユニットと、
前記LEDユニットの下方中心に前記中心部と一致する
位置に接点を有して配設されたタクティルプッシュスイ
ッチと、前記LEDユニットの上方に前記LEDユニッ
トに略等しい大きさの面を有し、中心下部に円柱または
角柱の突起を有して前記LEDユニットの貫通穴を遊貫
して前記タクティルプッシュスイッチを押動可能な透明
性または半透明性を有する作動板と、前記LEDユニッ
トと前記タクティルプッシュスイッチと前記作動板とを
内側に収納できる空間を有した透明性または半透明性の
キャップとを備え、前記キャップの内側側面と前記作動
板の外周および前記LEDユニットの外周側面とが遊嵌
され、前記キャップの押運動により前記タクティルプッ
シュスイッチを動作させ、前記LEDユニットからの光
で動作表示を可能にするとともに前記タクティルプッシ
ュスイッチ自身の反発力で前記キャップを上方向に戻す
ことにより前記キャップの上下運動を可能にしたことを
特徴とする。
【0010】請求項2に係る照光式押ボタンスイッチシ
ステムは、中心部に貫通穴を有し、当該貫通穴の周辺部
に複数の発光素子を載置したLEDユニットと、LED
ユニットの下方中心に中心部と一致する位置に接点を有
して配設されたタクティルプッシュスイッチと、LED
ユニットの上方にLEDユニットに略等しい大きさの面
を有し、中心下部に円柱または角柱の突起を有してLE
Dユニットの貫通穴を遊貫してタクティルプッシュスイ
ッチを押動可能な透明性または半透明性を有する作動板
と、LEDユニットとタクティルプッシュスイッチと作
動板とを内側に収納できる空間を有した透明性または半
透明性のキャップとを備え、キャップの内側側面と作動
板の外周およびLEDユニットの外周側面とが遊嵌さ
れ、キャップの押運動によりタクティルプッシュスイッ
チを動作させ、LEDユニットからの光で動作表示を可
能にするとともにタクティルプッシュスイッチ自身の反
発力でキャップを上方向に戻すことによりキャップの上
下運動を可能にしたので、LEDユニットの中心部に貫
通穴が貫通し、可動する作動板の突起を貫通穴に通して
真下のタクティルプッシュスイッチを押し動作するた
め、キャップや作動板の様な可動部に発光素子等を搭載
しないで済むので、発光素子の不点灯や誤動作が無く、
キャップ全体を照光できる。しかも、キャップと作動板
のみの軽量な可動であるため、タクティルプッシュスイ
ッチの反発力のみで可動でき、さらにキャップ内側の中
心位置に設けた突起により、キャップの何処を押しても
引っかからずスムーズに可動し、タクティルプッシュス
イッチの大きさに左右されず容易に作動することができ
る。
【0011】さらに、請求項3に係る照光式押ボタンス
イッチシステムは、LEDユニットをキャップの内側よ
りも小さく発光素子の発光色が単色または複数の発光色
を有するとともに外形形状および中心の貫通穴を矩形形
状または円形形状とすることを特徴とする。
【0012】請求項3に係る照光式押ボタンスイッチシ
ステムは、LEDユニットをキャップの内側よりも小さ
く発光素子の発光色が単色または複数の発光色を有する
とともに外形形状および中心の貫通穴を矩形形状または
円形形状とするので、LEDユニットの中心部や外周部
で引っかからずにキャップをスムーズに可動することが
できる。しかも、単色の発光色や複数(RGB)の発光
色によってフルカラ発光を行うことができる。
【0013】また、請求項4に係る照光式押ボタンスイ
ッチシステムは、キャップの外形形状を矩形形状または
円形形状とするとともに無色や着色または波長変換材料
を混合することを特徴とする。
【0014】請求項4に係る照光式押ボタンスイッチシ
ステムは、キャップの外形形状を矩形形状または円形形
状とするとともに無色や着色または波長変換材料を混合
するので、発光素子からの光を透過させて矩形や円形の
形状による発光が得られるとともに、着色によって発光
素子の色と同等の着色では発光素子の発光色を通し、発
光素子の発光色の補色に着色した場合には発光素子の発
光色を通さず、着色した色が発光素子の発光色の中に含
まれている波長のみを通すことができる。さらに、キャ
ップに波長変換材料を混合するので、例えば青色発光の
発光素子と黄色に発光する波長変換材料とによって最終
的に出射される光の色が白色となるように発光素子と異
なる発光色を得ることができる。
【0015】さらに、請求項5に係る照光式押ボタンス
イッチシステムは、作動板部をキャップの内側よりも小
さく外形形状を矩形形状または円形形状とするとともに
無色または着色または波長変換材料を混合することを特
徴とする。
【0016】請求項5に係る照光式押ボタンスイッチシ
ステムは、作動板部をキャップの内側よりも小さく外形
形状を矩形形状または円形形状とするとともに無色また
は着色または波長変換材料を混合するので、作動板部を
覆う様な矩形形状や円形形状のキャップでもスムーズに
可動することができる。しかも、発光素子からの光を透
過できるとともに着色によって発光素子の色と同等の着
色では発光素子の発光色を通し、発光素子の発光色の補
色に着色した場合には発光素子の発光色を通さず、着色
した色が発光素子の発光色の中に含まれている波長のみ
を通すことができる。さらに、作動板に波長変換材料を
混合するので、例えば青色発光の発光素子と黄色に発光
する波長変換材料とによって最終的に出射される光の色
が白色となるように発光素子と異なる発光色を得ること
ができる。
【0017】また、請求項6に係る照光式押ボタンスイ
ッチシステムは、タクティルプッシュスイッチをラバー
スイッチ、皿バネスイッチ、スプリングスイッチの何れ
かから成ることを特徴とする。
【0018】請求項6に係る照光式押ボタンスイッチシ
ステムは、タクティルプッシュスイッチをラバースイッ
チ、皿バネスイッチ、スプリングスイッチの何れかから
成るので、タクティルプッシュスイッチのアクションや
クリック感および大きさや電流容量等を使用する目的に
よって変えることができる。
【0019】さらに、請求項7に係る照光式押ボタンス
イッチシステムは、LEDユニットに発光素子とともに
セレクタ回路を搭載しタクティルプッシュスイッチから
の信号に対応した発光素子に電源を供給することを特徴
とする。
【0020】請求項7に係る照光式押ボタンスイッチシ
ステムは、LEDユニットに発光素子とともにセレクタ
回路を搭載しタクティルプッシュスイッチからの信号に
対応した発光素子に電源を供給するので、タクティルプ
ッシュスイッチをファンクションスイッチのように用い
ても対応した色変化を視覚によって認識できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明する。なお、本発明に係る照光式押ボ
タンスイッチシステムは、中心部に貫通穴を設け、周囲
にLED発光素子を複数載置するとともにセレクタ回路
を搭載したLEDユニット、この貫通穴に貫通できる柱
状の突起を有したキャップまたは作動板と、上記貫通穴
と突起との同一線上に備えたタクティルプッシュスイッ
チならびにこれらを載置する基板とから成り、これらL
EDユニット、突起付のキャップまたは作動板とキャッ
プの組合せ、タクティルプッシュスイッチの選択により
大きさ、高さ、制御量および視覚で確認認識を行う時の
各種(フルカラー)の発光色を得るものである。
【0022】図1は本発明に係る第1実施の形態による
照光式押ボタンスイッチシステムの分解斜視図、図2は
本発明に係る第2実施の形態による照光式押ボタンスイ
ッチシステムの分解斜視図、図3はタクティルプッシュ
スイッチ4部にラバースイッチ4’を用いた場合の照光
式押ボタンスイッチシステムの分解斜視図である。
【0023】図1に示すように、第1実施の形態の照光
式押ボタンスイッチシステム1(1A)は、キャップ
2、LEDユニット3、タクティルプッシュスイッチ4
および取り付け基板5を備えて構成されている。
【0024】キャップ2は、変成ポリアミド、ポリブチ
レンテレフタレート、ナイロン46や芳香族系ポリエス
テル等からなる液晶ポリマなどの絶縁性の有する熱可塑
性樹脂からなる。このキャップ2は、上記の材料を加熱
し、圧力を加えることにより射出成型される。なお、図
1の例におけるキャップ2は矩形形状をしているが、円
形形状であっても良い。
【0025】また、図1に示すように、キャップ2は、
矩形状の一面が開口した凹状の形状を有し、開口内部が
LEDユニット3、タクティルプッシュスイッチ4およ
び作動板5を収納する空間となっている。さらに、キャ
ップ2には、開口内の裏側内部の中央部に角柱の突起2
aが設けられている。
【0026】角柱の突起2aは、LEDユニット3の中
心部を貫通する貫通穴3aを通り、同心に位置するタク
ティルプッシュスイッチ4の接点4aの上方に接触する
ように位置して配置されている。この角柱の突起2a
は、キャップ2を下方向に押動操作した時に、先端面が
タクティルプッシュスイッチ4の接点4aに押圧接触す
るようになっている。なお、図1の例における突起2a
は、角柱の形状としたが、多角柱や円柱等の形状でも良
く、押す面積に対応した強度の柱ならば良い。
【0027】また、角柱の突起2aは、LEDユニット
3の貫通穴3aよりもやや小さい外径となっており、貫
通穴3aに沿ってスムーズな上下運動ができるように形
成されている。
【0028】さらに、キャップ2には、対面する側面部
2bの4箇所にホール2cが形成されている。このホー
ル2cには、タクティルプッシュスイッチ4の変動量に
略等しくなるように、LEDユニット3の対面する側面
3bの4箇所に設けられたボス3cが挿入される。これ
により、キャップ2を操作しない状態でホール2cの下
面とボス3cの下面とが接触し、キャップ2を下方向に
押した時にホール2cの上面とボス3cの上面とが衝突
し、ストッパの役目を果たすとともにキャップ2のガイ
ドおよびブレを防ぐ目的として働く。なお、キャップ2
の側面部2bの内側は、LEDユニット3の側面3bよ
りもやや大きく形成されている。すなわち、キャップ2
の開口内にLEDユニット3が遊挿され、キャップ2が
スムーズに上下運動できるようになっている。
【0029】また、キャップ2は、LEDユニット3か
らの発光色が確認できるように成形されている。具体的
には、透明または半透明な樹脂でキャップ2を成形す
る。その他、透過性を有するようにキャップ2を着色す
る。この場合、LEDユニット3からの発光色と同等の
色でキャップ2を着色すると発光色を通す。また、LE
Dユニット3からの発光色の補色にキャップ2を着色す
ると、発光色を通さずに着色した色が発光色の中に含ま
れている波長のみを通す。そして、上記のような各種キ
ャップ2を予め用意しておき、キャップ2のみを交換す
ることにより、照光式押ボタンスイッチ1Aから出射す
る照光色を変化させ、照光式押ボタンスイッチ1A全体
を交換することなく、簡単に目的に合わせて照光色を変
えることができる。
【0030】さらに、キャップ2は、透明な成形樹脂に
波長変換材料を混合してLEDユニット3からの発光色
を他の発光色に変換することができる。例えばLEDユ
ニット3から青色の発光色とキャップ2に黄色に発光す
る波長変換材料を混合する。これにより、青色発光色と
黄色発光色とによって最終的に照光式押ボタンスイッチ
から出射される光の色が白色となり、LEDユニット3
からの発光色と異なる発光色を得ることができる。
【0031】なお、キャップ2の押動操作時のブレ等を
防ぐため、キャップ2の突起2aとLEDユニット3の
貫通穴3aの形状は対応した形状とするのが好ましい。
例えば図1の例では、キャップ2の突起2aを角柱の形
状とし、LEDユニット3の中心部の貫通穴3aの形状
を矩形としている。また、図3に示すように、タクティ
ルプッシュスイッチ4として、トップ形状(接点)が十
文字のラバースイッチ4’を採用した場合には、キャッ
プ2の突起2aを十文字柱にする他、ラバースイッチ
4’のトップ形状部分を覆う大きさでキャップ2の突起
2aとLEDユニット3の貫通穴3aを円形や多角形の
形状にすることもできる。
【0032】LEDユニット3は、中心部に円形形状や
矩形形状等からなる貫通穴3aが形成されている。LE
Dユニット3の貫通穴3aには、キャップ2の突起2a
が貫通穴3aに挿通されており、キャップ2の突起2a
がスムーズに上下運動ができるようになっている。
【0033】また、LEDユニットの中心部の周辺部3
dには、複数の発光素子7が載置されている。LEDユ
ニットに載置される複数の発光素子7としては、全てを
単色発光としたり、RGB(赤・緑・青)のフルカラの
ものを載置することができる。
【0034】さらに、LEDユニット3には、対面する
側面3bの4箇所にボス3cが設けられている。これら
ボス3cは、キャップ2の対面する側面部2bの4箇所
に設けたホール2cに挿入される。これにより、キャッ
プ2を押し下げた時に、ホール2cの上面とボス3cの
上面とが衝突し、タクティルプッシュスイッチ4の駆動
に必要な動作量(必要上下可動量)のみ変動可能にして
いる。また、タクティルプッシュスイッチ4が必要以上
の変動(上下量)しないように、ストッパの役目を果た
してタクティルプッシュスイッチ4に異常な負荷がかか
るのを防止している。さらに、キャップ2がスムーズに
上下運動するガイドの役目を行い、ブレを防いでいる。
【0035】また、LEDユニット3の中心部の周辺部
3dには、セレクタ回路8が搭載されている。セレクタ
回路8は、キャップ2を押した回数に応じたタクティル
プッシュスイッチ4からの信号をカウントし、カウント
数に応じた出力を出力端子に出力し、この出力端子に各
発光色の発光素子7を結線することにより、カウント数
に対応した発光色を得ることができる。例えばR(赤
色)、G(緑色)、B(青色)に発光する発光素子7を
用い、セレクタ回路8のカウント数1の出力端子にBの
発光素子、カウント数2の出力端子にGの発光素子、カ
ウント数3の出力端子にRの発光素子をそれぞれ結線す
る。この場合には、カウント数1でBの発光素子が発光
し、カウント数2でGの発光素子が発光し、カウント数
3でRの発光素子が発光する。
【0036】さらに、LEDユニット3は、端子3eを
備えており、発光素子7に電源を供給するとともにタク
ティルプッシュスイッチ4からの信号(電気量)をセレ
クタ回路8に伝送している。
【0037】このように、セレクタ回路8によりタクテ
ィルプッシュスイッチ4をファンクションスイッチのよ
うに用いることにより、キャップ2を押した回数に対応
した色変化を視覚によって認識することができる。
【0038】また、LEDユニット3は、端子3eが基
板5に半田等で固定される。この際、端子3eの高さ
(長さ)を調節し、キャップ2を押し下げた時にタクテ
ィルプッシュスイッチ4の駆動に必要な動作量(必要上
下可動量)のみ変動可能にしている。また、タクティル
プッシュスイッチ4が必要以上の変動(上下量)をしな
いように、タクティルプッシュスイッチ4に異常な負荷
がかかるのを防止している。
【0039】なお、図1の例におけるLEDユニット3
は、矩形形状をしているが、キャップ2に対応した形状
であればよく、例えば円形形状でも良い。
【0040】タクティルプッシュスイッチ4は、図3に
示すラバースイッチ4’の他、皿バネスイッチ、スプリ
ングスイッチ等の何れかを用いることができ、スイッチ
としての目的に合わせて選択される。これにより、タク
ティルプッシュスイッチ4のアクションやクリック感お
よび大きさや電流容量等を使用する目的によって変える
ことができる。
【0041】また、タクティルプッシュスイッチ4は、
基板5に対して水平に載置し、図示しないが、電気接続
端子を半田等により基板5の配線パタン等に接続する。
【0042】基板5は、耐熱性および絶縁性を有する材
料からなる。基板5は、表面または/および裏面に配線
パターンを設けたり、LEDユニット3やタクティルプ
ッシュスイッチ4から直接配線しても良い。なお、図1
の例では、基板5として図示したが、照光式押ボタンス
イッチシステム1はシステムが構築される所ならば、基
板5に限らず何処でも実装することができる。
【0043】次に、図2を参照しながら本発明の第2形
態による照光式押ボタンスイッチシステムについて説明
する。なお、第1実施の形態の照光式押ボタンスイッチ
システム1Aと同一の構成要素には同一番号を付してい
る。
【0044】図2に示すように、第2実施の形態の照光
式押ボタンスイッチシステム1(1B)は、キャップ2
1、LEDユニット3、タクティルプッシュスイッチ
4、基板5ならびに作動板6を備えて構成されている。
【0045】キャップ21は、変成ポリアミド、ポリブ
チレンテレフタレート、ナイロン46や芳香族系ポリエ
ステル等からなる液晶ポリマなどの絶縁性の有する熱可
塑性樹脂からなる。このキャップ21は、上記の材料を
加熱し、圧力を加えることにより射出成型される。な
お、図2の例におけるキャップ21は矩形形状をしてい
るが、円形形状であっても良い。
【0046】また、キャップ21は、矩形状の一面が開
口した凹状の形状を有し、開口内部がLEDユニット
3、タクティルプッシュスイッチ4および作動板5を収
納する空間となっている。
【0047】さらに、キャップ21には、対面する側面
部21bの4箇所にホール21cが形成されている。こ
のホール21cには、タクティルプッシュスイッチ4の
変動量に略等しくなるように、LEDユニット3の対面
する側面3bの4箇所に設けられたボス3cが挿入され
る。これにより、キャップ21を操作しない状態でホー
ル21cの下面とボス3cの下面とが接触し、キャップ
21を下方向に押した時にホール21cの上面とボス3
cの上面とが衝突し、ストッパの役目を果たすとともに
キャップ21のガイドおよびブレを防ぐ目的として働
く。なお、キャップ21の側面部21bの内側は、LE
Dユニット3の側面3bよりもやや大きく形成されてい
る。すなわち、キャップ21の開口内にLEDユニット
3が遊挿され、キャップ21がスムーズに上下運動でき
るようになっている。
【0048】また、キャップ21は、LEDユニット3
からの発光色が作動板6を経て透過したり変換された出
射光色が確認できるように透明または半透明な樹脂で成
形されている。さらに、キャップ21は、透過性を有す
るように着色することもできる。具体的に、LEDユニ
ット3や作動板6からの発光色と同等の色にキャップ2
1を着色した場合は発光色を通す。また、LEDユニッ
ト3や作動板6からの発光色の補色にキャップ21を着
色した場合には、発光色を通さずに着色した色が発光色
の中に含まれている波長のみを通す。そして、上記のよ
うな各種キャップ21を予め用意しておき、キャップ2
1のみを交換することにより、照光式押ボタンスイッチ
1Bから出射する照光色を変化させ、照光式押ボタンス
イッチ1B全体を交換することなく、簡単に目的に合わ
せて照光色を変えることができる。
【0049】さらに、キャップ21は、透明な成形樹脂
に波長変換材料を混合してLEDユニット3や作動板6
からの発光色を他の発光色に変換することができる。例
えばLEDユニット3や作動板6から青色の発光色とキ
ャップ21に黄色に発光する波長変換材料を混合する。
これにより、青色発光色と黄色発光色とによって最終的
に照光式押ボタンスイッチ1Bから出射される光の色が
白色となり、LEDユニット3からの発光色と異なる発
光色を得ることができる。
【0050】作動板6は、変成ポリアミド、ポリブチレ
ンテレフタレート、ナイロン46や芳香族系ポリエステ
ル等からなる液晶ポリマなどの絶縁性の有する熱可塑性
樹脂からなる。この作動板6は、上記の材料を加熱し、
圧力を加えることにより射出成型される。
【0051】なお、図2の例における作動板6は矩形形
状をしているが、円形形状でも良い。また、作動板6
は、キャップ21と同形とし、キャップ21の内側より
も小さくし、キャップ21の内側でフリー状態またはキ
ャップ21内に固定しても良い。
【0052】図2に示すように、作動板6は、板状の形
状を有しており、裏側の中央部に角柱の突起6aが設け
られている。なお、図2の例における突起6aは、角柱
形状としたが、多角柱や円柱等の形状でも良い。
【0053】角柱の突起6aは、LEDユニット3の中
心部を貫通する貫通穴3aを通り、同心に位置するタク
ティルプッシュスイッチ4の接点4aの上方に位置して
配置されている。この角柱の突起6aは、キャップ21
が下方向に押動操作された時に、先端面がタクティルプ
ッシュスイッチ4の接点4aに押圧接触するようになっ
ている。なお、図2の例における突起6aは、角柱の形
状にしたが、多角柱や円柱等の形状でも良く、押す面積
に対応した強度の柱ならば良い。また、角柱の突起6a
は、LEDユニット3の貫通穴3aよりもやや小さい外
径となっており、貫通穴3aに沿ってスムーズな上下運
動ができるように形成されている。
【0054】また、作動板6は、LEDユニット3から
の発光色が確認できるように透明または半透明な樹脂で
成形される。これにより、LEDユニット3からの発光
色をそのままキャップ21に透過することができる。ま
た、作動板6は、透過性を有するように着色しても良
い。この場合、LEDユニット3からの発光色と同等の
色に作動板6を着色すると発光色を通す。また、LED
ユニット3からの発光色の補色に作動板6を着色する
と、発光色を通さずに着色した色が発光色の中に含まれ
ている波長のみを通す。そして、上記のような各種作動
板6を予め用意しておき、作動板6のみを交換すること
により、照光式押ボタンスイッチ1Bから出射する照光
色を変化させ、照光式押ボタンスイッチ1B全体を交換
することなく、簡単に目的に合わせて発光色を変えるこ
とができる。
【0055】さらに、作動板6は、透明な成形樹脂に波
長変換材料を混合してLEDユニット3からの発光色を
他の発光色に変換することができる。例えば、LEDユ
ニット3から青色の発光色と作動板6に黄色に発光する
波長変換材料を混合し、青色発光色と黄色発光色とによ
って最終的に照光式押ボタンスイッチから出射させる光
の色は白色となる。このように、LEDユニット3から
の発光色と異なる発光色を得ることができる。
【0056】なお、キャップ21の押動操作時のブレ等
を防ぐため、作動板6の突起6aとLEDユニット3の
貫通穴3aの形状は対応した形状とするのが好ましい。
例えば図2の例では、作動板6の突起6aを角柱の形状
とし、LEDユニット3の中心部の貫通穴3aの形状を
矩形状としている。また、図3に示すように、タクティ
ルプッシュスイッチ4として、トップ形状(接点)が十
文字のラバースイッチ4’を採用した場合には、作動板
6の突起6aを十文字柱にする他、ラバースイッチ4’
のトップ形状部分を覆う大きさで作動板6の突起6aと
LEDユニット3の貫通穴3aを円形や多角形の形状に
することもできる。
【0057】さらに、作動板6は、LEDユニット3の
貫通穴3aの形状が変わった場合、作動板6のみを交換
するだけで、キャップ21をそのまま使用でき、射出成
形が簡単な作動板6により変化の自由度が大きくなり、
選択の幅が広がるという効果がある。
【0058】なお、LEDユニット3およびタクティル
プッシュスイッチ4は、第1実施の形態の照光式押ボタ
ンスイッチシステム1のものと同一であり、説明が重複
するため省略する。
【0059】このように、本発明に係る照光式押ボタン
スイッチシステム1は、突起2a付のキャップ2または
キャップ21と作動板6の組合せ、LEDユニット3、
タクティルプッシュスイッチ4を自由に選択して組み立
てが行えるように構成されている。そして、タクティル
プッシュスイッチ4の高さ、LEDユニット3の高さや
LEDユニット3のリードの長さ、作動板6の突起6a
またはキャップ2の中心下部の突起2aの長さなどの調
整や選択により、照光式押ボタンスイッチ1の高さを自
由にコントロールすることができる。
【0060】また、キャップ2や作動板6等の大きさや
形状を自由に選択することにより、小型なモバイル製品
の様な物から制御盤等の大型な物まであらゆる所に自由
に取り付けることができる。これに加え、LEDユニッ
ト3内に設けた各色の発光素子7とセレクタ回路8によ
り、スイッチ4の押すカウント数に対応した信号により
色々な発光色に変えたり全面や部分的に得ることができ
る。
【0061】さらに、タクティルプッシュスイッチ4の
種類を選択することにより、スイッチ4を押した時のク
リック感や発生音等を使用目的に応じて自由に変えるこ
とができる。
【0062】このように、LEDユニット3、タクティ
ルプッシュスイッチ4、突起2a付のキャップ2もしく
はキャップ21と作動板6の組合せの選択により、使用
目的に合った照光式押ボタンスイッチシステム1を得る
ことができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る照光式押
ボタンスイッチシステムは、中心部に貫通穴を有し、当
該貫通穴の周辺部に複数の発光素子を載置したLEDユ
ニットと、LEDユニットの下方中心に中心部と一致す
る位置に接点を有して配設されたタクティルプッシュス
イッチと、LEDユニットの上方にLEDユニットとタ
クティルプッシュスイッチとを内側に収納できる空間を
有し、内側中心下部に円柱または角柱の突起を有してL
EDユニットの貫通穴を遊貫してタクティルプッシュス
イッチを押動可能な透明性または半透明性のキャップと
を備え、キャップの内側側面とLEDユニットの外周側
面とが遊嵌され、キャップの押運動によりタクティルプ
ッシュスイッチを動作させ、LEDユニットからの光で
動作表示を可能にするとともにタクティルプッシュスイ
ッチ自身の反発力でキャップを上方向に戻すことによ
り、キャップの上下運動を可能にしたので、LEDユニ
ットの中心部に貫通穴が貫通し、その貫通穴に可動する
キャップの突起を通して真下のタクティルプッシュスイ
ッチを押し動作するため、キャップの様な可動部に発光
素子等を搭載しないので、発光素子の不点灯や誤動作が
無く、キャップ全体を照光できる。しかも、キャップの
みの軽量な可動であるため、タクティルプッシュスイッ
チの反発力のみで可動できる。さらに、キャップ内側の
中心位置に設けた突起によりキャップの何処を押しても
引っかからずスムーズに可動し、タクティルプッシュス
イッチの大きさに左右されず容易に作動することができ
る。また、照光式押ボタンスイッチの大きさおよび高
さ、形状を自由に変えられ、タクティルプッシュスイッ
チの高さとLEDユニットやLEDユニットのリードの
長さとキャップの中心下部の突起の長さとの調整によっ
て、照光式押ボタンスイッチの高さを自由にコントロー
ルすることができる。加えて、LEDユニット内に設け
た各色の発光素子によりタクティルプッシュスイッチと
対応させた発光色を得た発光色を全面や部分的に得るこ
とができる。さらに、タクティルプッシュスイッチの種
類により、スイッチを押した時のクリック感や発生音等
を変えられるように、目的に合った照光式押ボタンスイ
ッチをLEDユニット、タクティルプッシュスイッチ、
キャップの選択により得ることができる。これにより、
モバイル製品の様な小型な物や制御盤等の大型な物の基
盤やボード等あらゆる所に自由に取り付けることができ
る照光式押ボタンスイッチシステムを構成することがで
きる。
【0064】また、請求項2に係る照光式押ボタンスイ
ッチシステムは、中心部に貫通穴を有し、当該貫通穴の
周辺部に複数の発光素子を載置したLEDユニットと、
LEDユニットの下方中心に中心部と一致する位置に接
点を有して配設されたタクティルプッシュスイッチと、
LEDユニットの上方にLEDユニットに略等しい大き
さの面を有し、中心下部に円柱または角柱の突起を有し
てLEDユニットの貫通穴を遊貫してタクティルプッシ
ュスイッチを押動可能な透明性または半透明性を有する
作動板と、LEDユニットとタクティルプッシュスイッ
チと作動板とを内側に収納できる空間を有した透明性ま
たは半透明性のキャップとを備え、キャップの内側側面
と作動板の外周およびLEDユニットの外周側面とが遊
嵌され、キャップの押運動によりタクティルプッシュス
イッチを動作させ、LEDユニットからの光で動作表示
を可能にするとともにタクティルプッシュスイッチ自身
の反発力でキャップを上方向に戻すことによりキャップ
の上下運動を可能にしたので、LEDユニットの中心部
に貫通穴が貫通し、その貫通穴に可動する作動板の突起
を通して真下のタクティルプッシュスイッチを押し動作
するため、キャップや作動板の様な可動部に発光素子等
を搭載しないので、発光素子の不点灯や誤動作が無く、
キャップ全体を照光できる。しかも、キャップと作動板
のみの軽量な可動であるため、タクティルプッシュスイ
ッチの反発力のみで可動でき、さらにキャップ内側の中
心位置に設けた突起によりキャップの何処を押しても引
っかからずスムーズに可動し、タクティルプッシュスイ
ッチの大きさに左右されず容易に作動することができ
る。さらに、照光式押ボタンスイッチの大きさおよび高
さ、形状を自由に変えられ、またタクティルプッシュス
イッチの高さとLEDユニットやLEDユニットのリー
ドの長さと作動板またはキャップの中心下部の突起の長
さとの調整によって、照光式押ボタンスイッチの高さを
自由にコントロールすることができる。加えて、LED
ユニット内に設けた各色の発光素子によりタクティルプ
ッシュスイッチと対応させた発光色を得た発光色を全面
や部分的に得ることができる。さらに、タクティルプッ
シュスイッチの種類により、スイッチを押した時のクリ
ック感や発生音等を変えられるように目的に合った照光
式押ボタンスイッチをLEDユニット、タクティルプッ
シュスイッチ、キャップや作動板の選択により得ること
ができる。これにより、モバイル製品の様な小型な物や
制御盤等の大型な物の基盤やボード等あらゆる所に自由
に取り付けることができる照光式押ボタンスイッチシス
テムを構成することができる。
【0065】さらに、請求項3に係る照光式押ボタンス
イッチシステムは、LEDユニットをキャップの内側よ
りも小さく発光素子の発光色が単色または複数の発光色
を有するとともに外形形状および中心の貫通穴を矩形形
状または円形形状とするので、LEDユニットの中心部
や外周部で引っかからずにキャップをスムーズに可動す
ることができる。しかも、単色の発光色や複数(RG
B)の発光色によってフルカラ発光を行うことができ
る。これにより、照光式押ボタンスイッチの目的に合わ
せて照光色を変えることができ、視覚的に確認等を容易
に行うことができる操作性や安全性に富んだ照光式押ボ
タンスイッチシステムを構成することができる。
【0066】また、請求項4に係る照光式押ボタンスイ
ッチシステムは、キャップの外形形状を矩形形状または
円形形状とするとともに無色や着色または波長変換材料
を混合するので、矩形や円形による形状の発光が得られ
るように発光素子からの光を透過できる。しかも、着色
によって発光素子の色と同等の着色では発光素子の発光
色を通し、発光素子の発光色の補色に着色した場合には
発光素子の発光色を通さず、着色した色が発光素子の発
光色の中に含まれている波長のみを通すことができる。
さらに、キャップに波長変換材料を混合することで、例
えば青色発光の発光素子と黄色に発光する波長変換材料
とによって最終の出射される光の色は白色となるように
発光素子と異なる発光色を得ることができる。これによ
り、目的に合わせたり、3原色の発光素子を用いずに白
色光を得ることができ、色々とバラエティに富んだ照光
式押ボタンスイッチシステムを構成することができる。
【0067】さらに、請求項5に係る照光式押ボタンス
イッチシステムは、作動板部をキャップの内側よりも小
さく外形形状を矩形形状または円形形状とするとともに
無色または着色または波長変換材料を混合するので、作
動板部を覆う様な矩形形状や円形形状のキャップでもス
ムーズに可動することができる。しかも、発光素子から
の光を透過できるとともに、着色によって発光素子の色
と同等の着色では発光素子の発光色を通し、発光素子の
発光色の補色に着色した場合には発光素子の発光色を通
さず、着色した色が発光素子の発光色の中に含まれてい
る波長のみを通すことができる。さらに、作動板に波長
変換材料を混合することで、例えば青色発光の発光素子
と黄色に発光する波長変換材料とによって最終の出射さ
れる光の色は白色となるように発光素子と異なる発光色
を得ることができる。これにより、目的に合わせたり、
3原色の発光素子を用いずに白色光を得ることができ、
色々とバラエティに富んだ照光式押ボタンスイッチシス
テムを構成することができる。
【0068】また、請求項6に係る照光式押ボタンスイ
ッチシステムは、タクティルプッシュスイッチをラバー
スイッチ、皿バネスイッチ、スプリングスイッチの何れ
かから成るので、タクティルプッシュスイッチのアクシ
ョンやクリック感および大きさや電流容量等を使用する
目的によって変えることができ、色々な組み合わせによ
り、多種多様の照光式押ボタンスイッチシステムを構成
することができる。
【0069】さらに、請求項7に係る照光式押ボタンス
イッチシステムは、LEDユニットに発光素子とともに
セレクタ回路を搭載しタクティルプッシュスイッチから
の信号に対応した発光素子に電源を供給するので、タク
ティルプッシュスイッチをファンクションスイッチのよ
うに用いても対応した色変化を視覚によって認識できる
ため、誤操作の防止や使用中のセレクトした目的を認識
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照光式押ボタンスイッチシステム
の分解斜視図
【図2】本発明に係る照光式押ボタンスイッチシステム
の分解斜視図
【図3】本発明に係る照光式押ボタンスイッチシステム
の分解斜視図
【符号の説明】
1(1A,1B)…照光式押ボタンスイッチシステム、
2,21…キャップ、3…LEDユニット、4…タクテ
ィルプッシュスイッチ、4’…ラバースイッチ、5…基
板、6…作動板、7…発光素子、8…セレクタ回路、2
a,6a…突起、2b,21b…側面部、2c,21c
…ホール、3a…貫通穴、3b…側面、3c…ボス、3
d…周辺部、3e…端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G006 AA01 AB01 BB01 BB03 CB01 CD02 DD02 FB03 JA01 JB03 JC01 JD01 JE03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に貫通穴を有し、当該貫通穴の周
    辺部に複数の発光素子を載置したLEDユニットと、 前記LEDユニットの下方中心に前記中心部と一致する
    位置に接点を有して配設されたタクティルプッシュスイ
    ッチと、 前記LEDユニットの上方に前記LEDユニットと前記
    タクティルプッシュスイッチとを内側に収納できる空間
    を有し、内側中心下部に円柱または角柱の突起を有して
    前記LEDユニットの貫通穴を遊貫して前記タクティル
    プッシュスイッチを押動可能な透明性または半透明性の
    キャップとを備え、 前記キャップの内側側面と前記LEDユニットの外周側
    面とが遊嵌され、前記キャップの押運動により前記タク
    ティルプッシュスイッチを動作させ、前記LEDユニッ
    トからの光で動作表示を可能にするとともに前記タクテ
    ィルプッシュスイッチ自身の反発力で前記キャップを上
    方向に戻すことにより、前記キャップの上下運動を可能
    にしたことを特徴とする照光式押ボタンスイッチシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 中心部に貫通穴を有し、当該貫通穴の周
    辺部に複数の発光素子を載置したLEDユニットと、 前記LEDユニットの下方中心に前記中心部と一致する
    位置に接点を有して配設されたタクティルプッシュスイ
    ッチと、 前記LEDユニットの上方に前記LEDユニットに略等
    しい大きさの面を有し、中心下部に円柱または角柱の突
    起を有して前記LEDユニットの貫通穴を遊貫して前記
    タクティルプッシュスイッチを押動可能な透明性または
    半透明性を有する作動板と、 前記LEDユニットと前記タクティルプッシュスイッチ
    と前記作動板とを内側に収納できる空間を有した透明性
    または半透明性のキャップとを備え、 前記キャップの内側側面と前記作動板の外周および前記
    LEDユニットの外周側面とが遊嵌され、前記キャップ
    の押運動により前記タクティルプッシュスイッチを動作
    させ、前記LEDユニットからの光で動作表示を可能に
    するとともに前記タクティルプッシュスイッチ自身の反
    発力で前記キャップを上方向に戻すことにより前記キャ
    ップの上下運動を可能にしたことを特徴とする照光式押
    ボタンスイッチシステム。
  3. 【請求項3】 前記LEDユニットは、前記キャップの
    内側よりも小さく前記発光素子の発光色が単色または複
    数の発光色を有するとともに外形形状および中心の貫通
    穴を矩形形状または円形形状とすることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の照光式押ボタンスイッチシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記キャップは、外形形状を矩形形状ま
    たは円形形状とするとともに無色や着色または波長変換
    材料を混合することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の照光式押ボタンスイッチシステム。
  5. 【請求項5】 前記作動板部は、前記キャップの内側よ
    りも小さく外形形状を矩形形状または円形形状とすると
    ともに無色または着色または波長変換材料を混合するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の照光式押
    ボタンスイッチシステム。
  6. 【請求項6】 前記タクティルプッシュスイッチは、ラ
    バースイッチ、皿バネスイッチ、スプリングスイッチの
    何れかから成ることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の照光式押ボタンスイッチシステム。
  7. 【請求項7】 前記LEDユニットは、前記発光素子と
    ともにセレクタ回路を搭載し前記タクティルプッシュス
    イッチからの信号に対応した前記発光素子に電源を供給
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の照
    光式押ボタンスイッチシステム。
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Cited By (6)

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WO2018107356A1 (zh) * 2016-12-12 2018-06-21 深圳市煌兆铭科技有限公司 光电机械开关、机械键盘、及加速执行方法
JP2021002484A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 入力装置及び移動体

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