JP2003162178A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JP2003162178A JP2002081827A JP2002081827A JP2003162178A JP 2003162178 A JP2003162178 A JP 2003162178A JP 2002081827 A JP2002081827 A JP 2002081827A JP 2002081827 A JP2002081827 A JP 2002081827A JP 2003162178 A JP2003162178 A JP 2003162178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜像担持体の耐久性を向上させることが可能
で、かつ、高解像度記録に適し、信頼性の高い静電潜像
の形成が可能な画像形成方法、及びこれを可能にする潜
像形成手段を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 潜像担持体1の表面への静電潜像の形成
は、潜像担持体1の表面に短波長の光束4を照射し、光
束4の少なくとも一部が当たる位置に潜像担持体1と対
向して配置された帯電電極3と潜像担持体1との間に、
光束4の経路上の空気を光エネルギーで電離することに
より電流経路を生じさせ、帯電電極3と潜像担持体1の
間に電圧を印加して電流を流すことにより、潜像担持体
1上に静電潜像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像担持体に静電
潜像を形成し、帯電したトナーを該静電潜像に応じて潜
像担持体に付着させることにより画像を得る画像形成方
法、及びその方法を実施する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、潜像担持体表面を均一に帯電
し、画像情報に基づき露光を行い、露光部の電荷を消失
させて静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーによっ
て現像するカールソンプロセスによる画像形成方法及び
その装置が一般に広く採用されている。ところがこの構
成によると、潜像担持体として、光導電性材料による層
を表面に有するものが用いられるため、潜像担持体の寿
命が限られている。
【0003】そこで、耐久性の高い材料からなる潜像担
持体を用いることができる静電潜像の形成方法として、
以下のような方法が提案されている。その一つは、特開
昭54−78134号公報、特開昭59−164154
号公報等に開示されているようなイオン流ヘッド方式で
ある。イオン流ヘッドを用いて、潜像担持体上に画像情
報に応じてイオン流を照射することにより、静電潜像を
作成して画像の記録を行うものである。
【0004】また、他の方法として、特開昭62−22
9263号公報、実開平5−26399号公報等に開示
されているマルチスタイラス方式によるものが挙げられ
る。これは、針電極を多数配列してなるマルチスタイラ
スを潜像担持体表面近傍に配し、画像情報に応じた針電
極と潜像担持体との間に電圧を印加し、放電するか、又
は潜像担持体の誘電体層に分極を誘発することにより、
潜像担持体上に静電潜像を直接書き込む方法である。
【0005】上記二つの方法は、いずれも潜像担持体上
に直接静電潜像を形成するものであり、潜像担持体は光
導電層を必要としないため、より耐久性の高い絶縁材料
を用い、潜像担持体の寿命を延ばすことが可能である。
しかしながら、イオン流ヘッド方式による静電潜像の書
き込みにおいては、静電潜像が作る反発電界によって、
潜像が太るため、高解像度記録を行うことは困難であ
る。また、マルチスタイラス方式による静電潜像の書き
込みにおいては、針電極が、汚れ付着や先端部の欠損・
摩耗等を起こし易く、信頼性が乏しいという欠点があ
る。特に、高解像度記録を行うには、針電極の寸法も相
応に小さくするため、信頼性の不足が著しくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、潜像
担持体の耐久性を向上させることが可能で、かつ、高解
像度記録に適し、信頼性の高い静電潜像の形成が可能な
画像形成方法と、画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、潜像担持体に静電潜像を形成し、帯電した
トナーを該静電潜像に応じて潜像担持体に付着させるこ
とにより画像を形成する画像形成方法において、前記潜
像担持体に短波長の光を照射し、該光の経路上の空気を
光エネルギーにより電離することによって、前記光の少
なくとも一部が当たる位置に潜像担持体と対向して配置
された帯電電極と潜像担持体との間に電流経路を生じさ
せ、該帯電電極と潜像担持体の間に電圧を印加して該電
流経路に電流を流すことにより潜像担持体に静電潜像を
形成することを特徴とする画像形成方法を提案する(請
求項1)。
【0008】同じく、本発明は、上記目的を達成するた
め、静電潜像を形成しうる潜像担持体と、画像情報に応
じた静電潜像を潜像担持体に形成する潜像形成手段と、
帯電したトナーを静電潜像に応じて潜像担持体に付着さ
せることにより画像を形成する現像装置とを有する画像
形成装置において、前記潜像形成手段は、短波長の光を
発生する発光手段と、潜像担持体に対向しかつ前記光の
少なくとも一部が当たる位置に配置された帯電電極とを
具備し、前記光の経路上の空気を光エネルギーにより電
離することにより帯電電極と潜像担持体との間に電流経
路を生ぜしめ、該帯電電極と潜像担持体の間に電圧を印
加して該電流経路に電流を流すように構成されているこ
とを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項2)。
【0009】その際、前記短波長の光は、その波長が3
80nm以下であると有利である(請求項3)。
【0010】さらに、上記請求項2又は3に記載の画像
形成装置において、前記短波長の光は、その波長が0.
1nm以上であると有利である(請求項4)。
【0011】また、上記請求項2乃至4のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記帯電電極は、前記光の
透過を許容しない材料より成ると共に、前記発光手段か
ら出射した光の一部が当り、該光の他の部分は帯電電極
の近傍を通過する位置に配置されていると有利である
(請求項5)。
【0012】さらに、上記請求項2乃至4のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記帯電電極は、前記光
の透過を許容する透明な材料より成ると有利である(請
求項6)。
【0013】また、上記請求項2乃至4のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記帯電電極は、その表面
が、前記光を反射させる鏡面により構成されていると有
利である(請求項7)。
【0014】さらに、上記請求項2乃至7のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記発光手段はエキシマ
レーザ装置より成ると有利である(請求項8)。
【0015】また、上記請求項2乃至7のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記発光手段は、半導体レ
ーザ装置と、該半導体レーザ装置から出射した光の波長
を短波長の光に変換するSHG素子との組み合せより成
ると有利である(請求項9)。
【0016】さらに、上記請求項9に記載の画像形成装
置において、前記SHG素子は、潜像担持体の近傍で、
かつ光の走査方向に対してほぼ平行に配置されていると
有利である(請求項10)。
【0017】さらに、上記請求項2乃至10のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記光は光束であり、
ほぼ平行な光束を前記帯電電極と潜像担持体の間の領域
で集光させる集光手段を具備すると有利である(請求項
11)。
【0018】また、上記請求項11に記載の画像形成装
置において、前記集光手段は、前記帯電電極よりも光束
進行方向上流側であって、該帯電電極の近傍に設けられ
たレンズを具備すると有利である(請求項12)。
【0019】さらに、上記請求項11に記載の画像形成
装置において、前記帯電電極によって前記集光手段が構
成されていると有利である(請求項13)。
【0020】また、上記請求項13に記載の画像形成装
置において、前記帯電電極は、前記光束の透過を許容す
る透明材料より成ると共に、凸レンズとして構成されて
いると有利である(請求項14)。
【0021】さらに、上記請求項13に記載の画像形成
装置において、前記帯電電極は、その表面が、前記光束
を反射させる凹面鏡により構成されていると有利である
(請求項15)。
【0022】また、上記請求項2乃至15のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記帯電電極と潜像担持
体の間以外の領域の光が、固体、液体、不活性ガス又は
真空中を通るように構成されていると有利である(請求
項16)。
【0023】さらに、上記請求項2に記載の画像形成装
置において、前記発光手段は、金属板に電子線束を照射
してX線を発生させるX線発生装置より成ると有利であ
る(請求項17)。
【0024】また、上記請求項17に記載の画像形成装
置において、前記帯電電極はX線の透過を許容する材料
より成ると有利である(請求項18)。
【0025】さらに、上記請求項17に記載の画像形成
装置において、前記帯電電極は、X線の透過を許容しな
い材料より成ると共に、前記X線発生装置から出射した
X線の一部が当り、該X線の他の部分は帯電電極の近傍
を通過する位置に配置されていると有利である(請求項
19)。
【0026】さらに、上記請求項17に記載の画像形成
装置において、前記金属板は前記帯電電極を兼ねている
と有利である(請求項20)。
【0027】また、上記請求項17乃至20のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記金属板のX線出射
側の面が、その出射方向と反対側に凹んだ形態に形成さ
れていると有利である(請求項21)。
【0028】さらに、上記請求項2乃至21のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記潜像担持体は、絶
縁体を具備し、該絶縁体を帯電して静電潜像を形成する
と有利である(請求項22)。
【0029】また、上記請求項2乃至21のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記潜像担持体は、導電
性のベースと、該ベースを覆う絶縁体層を具備し、該絶
縁体層を帯電して静電潜像を形成すると有利である(請
求項23)。
【0030】さらに、上記請求項23に記載の画像形成
装置において、前記絶縁体層の厚みが1μm以上で10
0μm以下に設定されていると有利である(請求項2
4)。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0032】本例の画像形成方法及びこれを実施するた
めの画像形成装置は、空気中で紫外線やX線などの短波
長の光束が通過している領域においては、その光束の光
エネルギーによって、光束内の空気は電離するので、画
像情報に基づいて短波長の光束を発生させ、その光束を
通じて帯電電極と潜像担持体との間を電気的に導通させ
るか、あるいは帯電電極と潜像担持体との間でパッシェ
ンの法則で規定される電圧よりも低い電圧で光束に沿っ
た放電を行わせることにより、潜像担持体への静電潜像
の直接描画を可能としたものである。
【0033】図1は画像形成装置の概略構成を示す図で
ある。ここに示した画像形成装置は、矢印A方向に回転
駆動されるドラム状の潜像担持体1を有し、そのまわり
には潜像形成手段20、現像装置31、転写装置32、
除電装置40及びクリーニング装置34が配置されてい
る。複数のローラに巻き掛けられて回転駆動される無端
ベルト状の潜像担持体を用いることもできる。
【0034】本例の潜像担持体1は、導電性のベース
と、そのベースを覆う絶縁体層より成る表層とを具備し
ているが、絶縁体のみから成る潜像担持体を用いること
も可能である。かかる潜像担持体1が矢印A方向に回転
するとき、潜像形成手段20によって当該潜像担持体1
に画像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜
像が現像装置31を通るとき、帯電したトナーが静電潜
像に応じて潜像担持体に付着し、これによって潜像担持
体上にトナー像より成る画像が形成される。
【0035】上記トナー像は、矢印B方向に搬送される
記録紙30に転写装置32の作用によって転写される。
トナー像を担持した記録紙30が定着装置33を通ると
き、そのトナー像が記録紙30上に定着される。トナー
像を転写した後の潜像担持体に残る電荷は除電装置40
によって除去され、しかもその潜像担持体上の転写残ト
ナーはクリーニング装置34によって除去されてその表
面が清掃される。図1に示した除電装置40は、交流電
圧が印加されるコロナ放電器より成る。
【0036】上述のように、図1に示した画像形成装置
は、静電潜像を形成しうる潜像担持体と、画像情報に応
じた静電潜像を潜像担持体に形成する潜像形成手段と、
帯電したトナーを静電潜像に応じて潜像担持体に付着さ
せることにより画像を形成する現像装置とを有してい
る。
【0037】次に、潜像形成手段20について詳細に説
明する。図2及び図3は、潜像形成手段20の構成を示
す図であり、図2は、反射鏡6から潜像担持体1までを
上から見た図であり、図3は、発光手段2から反射鏡6
までを上から見た図である。図2及び図3は、上から見
ると重なってしまう為、2つに分けて図示したものであ
る。
【0038】短波長の光を発生する発光手段2によって
発せられる短波長の光4は、走査の為に回転するポリゴ
ンミラー5で反射し、次いで光4を像担持体上に集光さ
せるための反射鏡6で反射する。可視光線の光学系にお
いては、通常、集光にレンズを用いるが、本例では短波
長の光を発する発光手段2が用いられているため、レン
ズによる集光では光の減衰が大きいので、代わりに反射
鏡6を用いている。
【0039】3は潜像担持体1に対向して設けられた帯
電電極であり、潜像担持体1と帯電電極3の間に電圧を
印加するための直流電源12が設けられている。反射鏡
6で反射した短波長の光4は、少なくとも一部が帯電電
極3に当たったのち、潜像担持体1に照射される。この
ときの光4による走査方向は、レーザプリンタなどで一
般に行われているのと同じく、潜像担持体表面の移動方
向に対して直交する方向である。
【0040】ここで、本例の画像形成方法及びその装置
は、上記のごとく潜像担持体1の表面に短波長の光4を
照射し、その光4の経路上の空気を光エネルギーにより
電離することによって、帯電電極3と潜像担持体1との
間に電流経路を生じさせ、帯電電極3と潜像担持体1の
間に電圧を印加して該電流経路に電流を流すことにより
潜像担持体1に静電潜像を形成するように構成されてい
る。この例では光4が光束となっているので、以下の説
明では当該光を光束と称することもある。
【0041】次に、帯電電極3と潜像担持体1との間の
電流経路の形成について説明する。図16は、光束4の
形態を模式的に示した図である。USP371982
9、USP5675103に開示されているように、適
度のエネルギー密度を持った紫外線レーザ等の短波長の
光束内では、電線を流れる電流のように光束に沿って電
流を流すことが可能である。このときの光束4内では、
以下のような現象が起きていると考えられている。 1.光束発生初期には、光束4内には低濃度のイオン2
1Bしか存在していない。 2.レーザ光が空気分子とイオンを励起し続けることに
より、発光手段に近いところから高イオン濃度の領域2
1Aが光束に沿って伸びていく。 3.高イオン濃度の領域21Aが光束4の端まで達し
て、完全な電流の経路が完成する。
【0042】図16に示すように、発光手段2(図3)
に近いところから高イオン濃度の領域21Aが光束4に
沿って伸びていく様子は、発光手段2から潜像担持体1
に向かって導電性の針が伸びているようなものとして捉
えることができる。従って、帯電電極3と潜像担持体1
との間で、パッシェンの法則で規定される電圧よりも低
い電圧を印加することによって、光束4に沿った放電を
起こさせて電流を流すことが可能である。
【0043】このように形成された帯電電極3と潜像担
持体1との間の電流経路に、直流電源12を用いて電圧
を印加すると、両者の間に電流が流れる。電流が流れた
後の潜像担持体1の表面電位Vsは、走査速度vと、印
加電圧Veと、帯電電極3と潜像担持体1との間の電気
抵抗Rと、潜像担持体1の表面の絶縁体層における単位
面積当たりの静電容量Cと、短波長光束4の巾Wとから
下記の式1のように表される。ここで、αは比例係数で
ある。例えば、走査速度vが十分に遅い場合には、潜像
担持体1の表面電位Vsはほぼ印加電圧Veと等しくな
る。すなわち、潜像担持体1に対して−500Vの電圧
を帯電電極3に印加したときには、潜像担持体1の表面
電位もほぼ−500Vになる。
【0044】
【数1】 上記の作用に基づき、画像情報に応じて短波長の光束4
の潜像担持体1の絶縁層表面への照射と非照射を切り替
えることで、潜像担持体1上に静電潜像が描画される。
【0045】光束発生から充分な時間が経過して潜像担
持体1まで完全な電流経路が形成される前の時点であっ
ても、帯電電極3と潜像担持体1との間に、パッション
の法則で規定される電圧よりも低い電圧のうちの、比較
的高電圧を印加することによって、光束に沿った放電を
起こさせて電流を流すことができる。従って走査速度v
を高速に設定しても、それに追従して潜像担持体1に所
定の静電潜像を形成することができる。
【0046】図16に示したように、静電潜像の形成に
用いられる光束は、光を用いたスタイラス電極とみなす
ことが出来る。すなわち、本例の画像形成方法は、フォ
トスタイラス方式とでも呼ぶべき静電潜像形成方式を用
いた画像形成方法である。このような短波長の光束の利
用により、針電極を用いるマルチスタイラス方式の潜像
形成方法に比べ、特に高解像度記録を行う上で、信頼性
が向上する。また、マルチスタイラス方式よりも加工技
術の精密さを要求されないので、容易でかつ安価に高解
像度化を可能とすることができる。
【0047】本例の画像形成方法及びその装置に用いる
短波長の光は、波長が380nm以下で、0.1nm以
上であることが好ましい。380nm以下とするのは、
同じ出力の光束でも、波長が短いほど電離するイオンの
量が増え、帯電電極3と潜像担持体1との間に有効な電
流経路を形成できるからである。光束内の温湿度などに
よっても変動はあるが、概ね380nm以下の波長でな
ければ、有効な電離は生じない。また、下限は、実用性
を考慮し、X線領域である0.1nmとする。
【0048】次に、帯電電極3の種類、及び短波長の光
束4と帯電電極3の位置関係について説明する。図4乃
至図6は、短波長の光束4と帯電電極3の位置関係を説
明する図である。図中、ポリゴンミラー5及び反射鏡6
は省略してある。
【0049】図4は、発光手段2から出射した短波長の
光束4の一部が帯電電極3に照射され、残りは帯電電極
3の脇を通過して潜像担持体1に照射される位置に導電
性の帯電電極3を配した例を示している。帯電電極3の
脇を通過した光束4は、帯電電極3と潜像担持体1との
間に形成される電流経路に沿って潜像担持体1上に静電
潜像を書き込む。帯電電極3の材料としては、金属の
他、カーボン等の不透明で光反射率の低い材料を用いる
ことが出来る。このように、この例の帯電電極3は、光
の透過を許容しない導電性材料より成ると共に、発光手
段2から出射した光の一部が当り、該光の他の部分は帯
電電極3の近傍を通過する位置に配置されている。
【0050】図5は、帯電電極3が短波長の光束4を透
過させる例を示している。このときの帯電電極3は、透
明の材料でなる基体19にITO(インジウム−錫複合
酸化物)等の透明導電性材料18の皮膜を形成したもの
で構成される。発光手段2から出射した短波長の光束4
は、帯電電極3を透過して、帯電電極3と潜像担持体1
との間に形成される電流経路に沿って潜像担持体1上に
静電潜像を書き込む。このように、この例においては、
帯電電極3が、光の透過を許容する透明な材料より成
る。
【0051】図6は、導電性の帯電電極3の表面が鏡面
になっており、発光手段2から出射した短波長の光束4
を、その鏡面で反射させて向きを変え、潜像担持体1上
に照射するよう帯電電極3を配した例を示している。こ
の場合、図1における帯電電極3の位置は、反射鏡6と
潜像担持体1の間を結んだ直線上ではなく、それよりも
潜像担持体1の上側よりに置かれる。このように、この
例における帯電電極3は、その表面が、光を反射させる
鏡面により構成されている。
【0052】上述した各例から判るように、帯電電極
は、潜像担持体に対向し、かつ光の少なくとも一部が当
る位置に配置されるものである。
【0053】上記の波長領域の光束を得るために、発光
手段2を以下のような構成とすることができる。第一の
発光手段として、エキシマレーザ装置を用いることがで
きる。エキシマレーザ装置により、紫外線レーザの光束
を得ることができるため、発光効率、出力の点で最も適
している。
【0054】また、半導体レーザ装置と、該半導体レー
ザ装置から出射した光の波長を短波長の光に変換するS
HG素子との組み合せより成る第二の発光手段を用いる
こともできる。図7は、第二の発光手段を備えた画像形
成装置の概略構成図である。また、図8は、第二の発光
手段の構成を示す説明図である。可視光レーザ装置10
として半導体レーザ装置が用いられている。可視光レー
ザ装置10を出た可視光の光束8は、通常の電子写真の
場合と同様に、回転するポリゴンミラー5で反射され、
次いでレンズ7で集光される。そして、SHG素子9を
通過する際にその波長を半分にして、短波長の光束4に
変換される。具体的には、青色半導体レーザ装置から発
した波長0.408μmのレーザ光が、SHG素子9を
通過することで波長0.204μmの紫外線レーザ光に
変換される。このような構成により、可視光レーザ装置
10として半導体レーザ装置を用いることで、装置を小
型化でき、また、SHG素子9直前までの構成が従来の
レーザ光学系と同様でよいことから、開発を容易にし、
かつコストを下げることができる。
【0055】SHG素子9で変換された短波長の光束4
は、第一の発光手段の場合と同様に、帯電電極3を通過
したのち、帯電電極3と潜像担持体1との間に形成され
る電流経路に沿って潜像担持体1上に静電潜像を書き込
む。尚、図8は、潜像担持体1と帯電電極3が相対して
配され、短波長の光束4が帯電電極3を透過している図
となっているが、これに限らず、短波長の光束4と帯電
電極3の位置関係は、図4乃至図6のいずれの位置関係
であっても良い。
【0056】また、SHG素子9が、潜像担持体1の近
傍で、かつ光の走査方向に対してほぼ平行に配置されて
いることが好ましい。SHG素子9を潜像担持体1の近
傍で、かつ光束4の走査方向に沿った直線状に配置する
ことで、短波長の光束4の経路を短く出来、オゾンの発
生を低減することができる。
【0057】ところで、図1乃至図3に示した反射鏡6
と、図8に示したレンズ7は、光束4,8を潜像担持体
表面に集光させる用をなし、レーザプリンタにおけるf
・θレンズと同様の機能を果たすものである。かかる反
射鏡6やレンズ7は、光束を集光させるものではある
が、その光の収束程度は小さく、これらの光学素子を出
た光束はほぼ平行光束である。図16を参照して先に説
明した現象は、光束がほぼ平行な光束のときに起きる現
象である。
【0058】これに対し、図17に示すように、光束4
を収束させると、高濃度イオン21Aの領域が、焦点付
近の最もエネルギー密度の高くなったところから始まっ
て、その前後に伸びていく。或いは図18に示すよう
に、光束4が焦点を結んでいなくとも、光束4の中で最
もエネルギー密度の高い領域(図18では右端)から高濃
度イオン21Aの領域が拡がっていく。いずれの場合
も、同じ光源から発したものであれば、平行光束よりも
高濃度イオンの領域の発生と拡がりが速い。従って、ほ
ぼ平行な光束4を帯電電極3と潜像担持体1との間の領
域で集光させる集光手段を設ければ、光の最もエネルギ
ー密度の高い領域、すなわち最も電離しやすい領域を帯
電電極3と潜像担持体1の間に存在させることができ、
短波長の光束がほぼ平行光である場合よりも、光束発生
から極めて短時間で帯電電極3と潜像担持体1との間に
電流経路を生じさせ、速やかに放電を開始させることが
できる。これにより、プリント速度を高速化すべく、光
束の走査速度vを速めても、これに追従して潜像担持体
上に静電潜像を形成することができる。
【0059】図9乃至図11は、上述の集光手段の具体
例を示す図であり、これらの図においても、図4乃至図
6と同様にポリゴンミラー5や反射鏡6或いはレンズ7
(図8)などを省略してある。図9は、図4に示した構成
に、レンズ41を追加したものであり、この例では、集
光手段が、帯電電極3よりも光束進行方向上流側であっ
て、その帯電電極3の近傍に設けられたレンズ41を具
備している。
【0060】また、図10及び図11は、帯電電極3自
体によって集光手段を構成した例を示し、図10は、図
5に示した帯電電極3の透明な基体19の表面を凸レン
ズ形状にした例を示している。帯電電極が、光束4の透
過を許容する透明材料より成ると共に、凸レンズとして
構成されているのである。
【0061】これに対し、図11は、図6に示した帯電
電極3の表面を、光束を反射させる凹面鏡により構成し
た例を示している。
【0062】上述したいずれの集光手段によっても、帯
電電極3と潜像担持体1との間で光束4の太さを細くで
き、その光束のエネルギー密度を高め、電離を促進させ
ることができる。その際、集光手段により光束4を帯電
電極3と潜像担持体1との間の領域で収束させ、収束光
の焦点が帯電電極3と潜像担持体1の間の領域に存在す
るように構成すれば、この領域中にて光束のエネルギー
密度を特に高め、電離の促進効果を高めて、極めて速や
かに放電を開始させることができるが、当該焦点が、潜
像担持体1の表面よりも光束の進行方向下流側に位置す
るように構成しても、電離の促進効果を奏することがで
きる。
【0063】一方、光束を収束させて空気の電離効果を
促進させると、オゾンやNOの発生が著しくなり、ま
た光が吸収されやすくなって、光のロスが発生するの
で、帯電電極3と潜像担持体1との間以外の領域では、
できるだけ光束を集光させないようにすることが好まし
い。そこで、図9に示した例では、レンズ41を帯電電
極3の極く近傍に設け、帯電電極3と潜像担持体1との
間以外の領域では、できるだけ集光しないように構成し
てある。また、図10及び図11に示した例のように、
帯電電極3によって集光手段を構成すれば、帯電電極3
と潜像担持体1との間以外の領域で、その集光手段によ
って集光が行われることがなく、上述した不具合の発生
をより効果的に防止することができる。
【0064】また、図9に示すように、帯電電極3より
も光束進行方向上流側(図9の例ではレンズ41よりも
上流側)に容器42を設け、ここに固体、液体、または
不活性ガスを封入し、或いはその容器42内を真空にし
て、帯電電極3と潜像担持体1の間以外の領域の光が、
上記固体、液体、不活性ガス又は真空中を通るように構
成すると、帯電電極3と潜像担持体1の間以外の領域に
おける空気の電離をより一層確実に防止でき、前述の不
具合の発生をより効果的に阻止することができる。この
構成は、図4乃至図6などに示した前述の各構成にも採
用できるものである。
【0065】先に発光手段の例として、第一及び第二の
発光手段を説明したが、第三の発光手段として、金属板
に電子線束を照射してX線を発生させるX線発生装置を
用いることもできる。図12は、この第三の発光手段を
備えた画像形成装置の概略構成図であり、図13は、第
三の発光手段の構成を模式的に示す説明図である。X線
発生装置は、真空容器17の中に電子銃11と、偏向電
極14、金属板16が格納された構成になっている。な
お、金属板16は、真空容器の壁の一部に兼用すること
も出来る。
【0066】電子銃11を発した電子線束15は、偏向
電極14の間を通過する。このとき偏向電極14には、
時間でのこぎり波状に変化する偏向電圧13が印加され
ており、この電圧に応じて電子線束15が向きを変え金
属板16を走査する。電子線束15が金属板16に衝突
すると、その衝突位置からX線が発生する。発生した短
波長の光束4は、拡散しつつ金属板16及び真空容器1
7の壁と帯電電極3とを通過し、潜像担持体1に照射さ
れる。このとき、発生したX線光束は集束光ではないの
で、X線のエネルギー密度の高い領域は金属板16近傍
に限られる。そのため、金属板16と潜像担持体1の間
隔は出来る限り短くする必要が有る。
【0067】上述のように発光手段としてX線発生装置
を用いた場合、帯電電極3をX線の透過を許容する導電
性材料により構成し、その帯電電極3を図5に示したよ
うに配置し、X線が帯電電極3を透過するように構成す
ればよい。或いは、帯電電極3を、X線の透過を許容し
ない導電性材料により構成し、その帯電電極3を図4に
示したように配置することもできる。すなわち、この帯
電電極3を、X線発生装置から出射したX線の一部が当
り、そのX線の他の部分は帯電電極3の近傍を通過する
位置に配置するのである。
【0068】図14は、第三の発光手段を改良した構成
を示す説明図である。金属板16と潜像担持体1の間隔
を出来る限り短くするため、金属板16は、真空容器1
7(図13)の壁と帯電電極3とを兼ねる構成とする。
具体的には、金属板16と潜像担持体1の間隔を例えば
約0.5mmとする。そして、短波長の光束4において
金属板16の近傍でエネルギー密度が最も高い領域(図
14中、丸で囲んだ領域)をスタイラスとして用い、金
属板6と潜像担持体1の間で、金属板6と潜像担持体の
間隔からパッシェンの法則で規定される電圧よりも低い
電圧で放電させ、潜像担持体1に静電潜像を形成する。
【0069】紫外線の代りにX線の光を用いた場合、現
状では電子線を金属板(ターゲット)に衝突させて発生
させる方法が一般的だが、この方法では、ターゲットで
発生した光は紫外レーザ光のような光束にはならずに略
等方的にひろがる。従って、そのエネルギー密度はター
ゲット近傍が最も高い。この場合、図14に示すよう
に、金属板(ターゲット)を帯電電極と兼ねさせること
により、帯電電極と潜像担持体の間、より厳密には帯電
電極近傍の一点で最もX線のエネルギー密度が高くな
り、この一点から高イオン濃度の領域が広がることによ
り速やかに放電が開始される。
【0070】さらに、帯電電極3と潜像担持体1との間
で多少ともX線より成る光束を集光させるため、図15
に示すように、金属板16のX線出射側の面が、そのX
線の出射方向と反対側に凹んだ形態に形成することもで
きる。
【0071】なお、いずれの形態の発光手段を採用した
ときも、静電潜像形成以降の動作は、図1に関連して先
に説明したところと同じく行わせることができる。
【0072】本例の画像形成方法及びその装置は、潜像
形成手段によって潜像担持体上に直接静電潜像を描画さ
せるものである。従って、マルチスタイラス方式の潜像
形成方式と同様に、潜像担持体1に、従来の感光体に使
用されている光導電性材料を用いなくても潜像形成が可
能である。従って、先にも説明したように、潜像担持体
が、絶縁体を具備し、その絶縁体を帯電して静電潜像を
形成するように構成でき、また潜像担持体が、導電性の
ベースと、そのベースを覆う絶縁体層を具備し、該絶縁
体層を帯電して静電潜像を形成するように構成すること
もできる。このように、光導電性材料が必要でないの
で、潜像担持体を、より耐久性の高い絶縁体を用いて構
成することにより、潜像担持体1の寿命を延ばすことが
可能となる。
【0073】また、現像電界の空間周波数を高め、画像
の解像度を向上させるために、絶縁層の厚みを概ね10
0μm以下とすることが好ましく、かつ、繰り返し放電
の衝撃を受け続けて絶縁体が絶縁破壊を起こすことを防
ぐ為、その絶縁層の厚みを概ね1μm以上とすることが
望ましい。更に好適な絶縁層の厚みは、2μm以上で5
0μm以下である。
【0074】以上説明した構成によれば、短波長の光束
を用い、光束の経路上の空気を光エネルギーで電離させ
て、帯電電極と潜像担持体との間に電流経路を生じさせ
ることで、静電潜像を直接潜像担持体へ書き込むことが
可能となり、また、静電潜像の太り等も生じず、その精
度も高いことから、高解像度記録に適した静電潜像の形
成が可能となる。しかも、マルチスタイラス方式の潜像
形成方法のように針電極を用いる必要がないため、汚れ
付着や欠損等による信頼性の欠如もなく、信頼性の高い
画像形成が可能となる。更には、マルチスタイラス方式
よりも加工技術の精密さを要求されないので、容易でか
つ安価に高解像度化を可能とすることができる。また、
潜像担持体に光導電性材料を使用しなくてすむため、よ
り耐久性の高い絶縁体を使用することができ、潜像担持
体の耐久性を向上させることが可能となる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、高解像度記録に適し、
信頼性の高い静電潜像の形成が可能な画像形成方法及び
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の部分断面概略図である。
【図2】潜像形成手段の概略平面図である。
【図3】潜像形成手段の概略平面図である。
【図4】短波長の光束と帯電電極との位置関係を模式的
に示す説明図である。
【図5】短波長の光束と帯電電極との位置関係の他の例
を模式的に示す説明図である。
【図6】短波長の光束と帯電電極との位置関係のさらに
他の例を模式的に示す説明図である。
【図7】第二の発光手段を備えた画像形成装置の部分断
面概略図である。
【図8】第二の発光手段の構成を示す概略平面図であ
る。
【図9】集光手段の例を模式的に示す説明図である。
【図10】集光手段の他の例を模式的に示す説明図であ
る。
【図11】集光手段のさらに他の例を模式的に示す説明
図である。
【図12】第三の発光手段を備えた画像形成装置の部分
断面概略図である。
【図13】第三の発光手段を模式的に示す説明図であ
る。
【図14】第三の発光手段を改良した構成を模式的に示
す説明図である。
【図15】第三の発光手段をさらに改良した構成を模式
的に示す説明図である。
【図16】高イオン濃度の領域が光束に沿って伸びてい
くことを模式的に示す説明図である。
【図17】高イオン濃度の領域が光束に沿って伸びてい
くことを模式的に示す説明図である。
【図18】高イオン濃度の領域が光束に沿って伸びてい
くことを模式的に示す説明図である。
【符号の説明】 1 潜像担持体 2 発光手段 3 帯電電極 4 光 8 光 9 SHG素子 10 レーザ装置 15 電子線束 16 金属板 20 潜像形成手段 31 現像装置 41 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H076 AB05 AB12 AB61 DA36 DA37 2H078 AA04 AA13 AA21 BB01 CC01 DD03 DD15 DD22 DD23 DD29 DD40 DD53 DD66 DD70 FF01 2H200 FA02 FA16 FA17 GA23 GA34 GA35 GA44 GB03 GB13 GB22 GB38 HA03 HA13 HA16 HA18 HA28 HB01 HB12 HB20 HB22 HB43 HB45 HB46 HB47 JA02 LA12 MA01 MA12 MA14 MA20 MB01 MC06 MC20

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体に静電潜像を形成し、帯電し
    たトナーを該静電潜像に応じて潜像担持体に付着させる
    ことにより画像を形成する画像形成方法において、 前記潜像担持体に短波長の光を照射し、該光の経路上の
    空気を光エネルギーにより電離することによって、前記
    光の少なくとも一部が当たる位置に潜像担持体と対向し
    て配置された帯電電極と潜像担持体との間に電流経路を
    生じさせ、該帯電電極と潜像担持体の間に電圧を印加し
    て該電流経路に電流を流すことにより潜像担持体に静電
    潜像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 静電潜像を形成しうる潜像担持体と、画
    像情報に応じた静電潜像を潜像担持体に形成する潜像形
    成手段と、帯電したトナーを静電潜像に応じて潜像担持
    体に付着させることにより画像を形成する現像装置とを
    有する画像形成装置において、 前記潜像形成手段は、短波長の光を発生する発光手段
    と、潜像担持体に対向しかつ前記光の少なくとも一部が
    当たる位置に配置された帯電電極とを具備し、前記光の
    経路上の空気を光エネルギーにより電離することにより
    帯電電極と潜像担持体との間に電流経路を生ぜしめ、該
    帯電電極と潜像担持体の間に電圧を印加して該電流経路
    に電流を流すように構成されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記短波長の光は、その波長が380n
    m以下である請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記短波長の光は、その波長が0.1n
    m以上である請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電電極は、前記光の透過を許容し
    ない材料より成ると共に、前記発光手段から出射した光
    の一部が当り、該光の他の部分は帯電電極の近傍を通過
    する位置に配置されている請求項2乃至4のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電電極は、前記光の透過を許容す
    る透明な材料より成る請求項2乃至4のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記帯電電極は、その表面が、前記光を
    反射させる鏡面により構成されている請求項2乃至4の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記発光手段はエキシマレーザ装置より
    成る請求項2乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記発光手段は、半導体レーザ装置と、
    該半導体レーザ装置から出射した光の波長を短波長の光
    に変換するSHG素子との組み合せより成る請求項2乃
    至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記SHG素子は、潜像担持体の近傍
    で、かつ光の走査方向に対してほぼ平行に配置されてい
    る請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記光は光束であり、ほぼ平行な光束
    を前記帯電電極と潜像担持体の間の領域で集光させる集
    光手段を具備する請求項2乃至10のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記集光手段は、前記帯電電極よりも
    光束進行方向上流側であって、該帯電電極の近傍に設け
    られたレンズを具備する請求項11に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記帯電電極によって前記集光手段が
    構成されている請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記帯電電極は、前記光束の透過を許
    容する透明材料より成ると共に、凸レンズとして構成さ
    れている請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記帯電電極は、その表面が、前記光
    束を反射させる凹面鏡により構成されている請求項13
    に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記帯電電極と潜像担持体の間以外の
    領域の光が、固体、液体、不活性ガス又は真空中を通る
    ように構成されている請求項2乃至15のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記発光手段は、金属板に電子線束を
    照射してX線を発生させるX線発生装置より成る請求項
    2に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記帯電電極はX線の透過を許容する
    材料より成る請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記帯電電極は、X線の透過を許容し
    ない材料より成ると共に、前記X線発生装置から出射し
    たX線の一部が当り、該X線の他の部分は帯電電極の近
    傍を通過する位置に配置されている請求項17に記載の
    画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記金属板は前記帯電電極を兼ねてい
    る請求項17に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記金属板のX線出射側の面が、その
    出射方向と反対側に凹んだ形態に形成されている請求項
    17乃至20のいずれかに記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記潜像担持体は、絶縁体を具備し、
    該絶縁体を帯電して静電潜像を形成する請求項2乃至2
    1のいずれかに記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記潜像担持体は、導電性のベース
    と、該ベースを覆う絶縁体層を具備し、該絶縁体層を帯
    電して静電潜像を形成する請求項2乃至21のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記絶縁体層の厚みが1μm以上で1
    00μm以下に設定されている請求項23に記載の画像
    形成装置。
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