JP2003161822A - プラスチックカラーフィルター及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

プラスチックカラーフィルター及びそれを用いた表示装置

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JP2003161822A
JP2003161822A JP2001361098A JP2001361098A JP2003161822A JP 2003161822 A JP2003161822 A JP 2003161822A JP 2001361098 A JP2001361098 A JP 2001361098A JP 2001361098 A JP2001361098 A JP 2001361098A JP 2003161822 A JP2003161822 A JP 2003161822A
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Kan Yoshida
完 吉田
Miki Ueda
美希 植田
Yasushi Oe
靖 大江
Shigeru Okano
滋 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックを基材としても表示装置のセル
ギャップを一定に保つことが出来、それによって高い表
示品質を得ることを可能とするプラスチックカラーフィ
ルター、及びそれを用いた表示装置を提供すること。 【解決手段】 プラスチックフィルム基材上に着色パタ
ーンを形成してなるカラーフィルターであって、着色パ
ターン間に対応する位置に、高さ2〜150μmのスペ
ーサーを設けたことを特徴とする。液晶表示装置、電気
泳動表示装置、回転粒子表示装置等に適用することが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックカラ
ーフィルター及びこのプラスチックカラーフィルターを
用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置等のフラットパネル
ディスプレイのカラー表示のために用いられるカラーフ
ィルターは、ガラス基材上に着色パターンおよび必要に
応じてブラックマトリックスを配列したものが主流であ
る。このようなガラスを基材とするカラーフィルター
は、白色と黒色の互いに電荷の異なる電気泳動粒子を封
入したマイクロカプセルを用いた電気泳動表示装置をカ
ラー化する手段としても使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、表示装置の薄膜
化、軽量化などの観点から、プラスチックフィルムを基
材として用いたカラーフィルダーが注目されている。し
かしながら、基材をガラスからプラスチックフィルムに
置き換えた場合、新たな問題が生じる。即ち、液晶表示
装置の場合、表示むらの発生を防ぐために基板間の距離
(セルギャップ)を一定に保つ必要があるが、ガラス基
材を用いた従来の液晶表示素子においては、真球状のス
ペーサーを対向する2枚の基板間に配置することによ
り、セルギャップを一定に保つことが可能であった。
【0004】これに対し、少なくとも一方の基材がプラ
スチックフィルムである場合には、基材間にスペーサー
を配置しても、フィルムが可撓性を有するために、液晶
注入のためにセル内部を減圧状態にしたときに、スペー
サー近傍とスペーサーから離れた位置との間にセルギャ
ップの差が生じ易く、パネル全体においてセルギャップ
を一定に保つことは困難となる。
【0005】一方、互いに異なる電荷を有する白色およ
び黒色の2種類の粒子を封入したマイクロカプセルを表
示体として用いた電気泳動表示装置において、電界の印
加により各泳動粒子を完全にマイクロカプセル内壁まで
移動させることにより白黒の2値駆動をする場合には、
必ずしもセルギャップを一定に保つ必要はない。この場
合、電気泳動粒子を封入したマイクロカプセルと、R、
G、B3色の着色パターンを有するカラーフィルターと
を併用することにより、表現できる色は8色となる。
【0006】しかし、電気泳動粒子をカプセル内の任意
の位置で停止させて階調表示を行い、より多彩な色を表
現しようとする場合には、セルギャップが一定に保たれ
ていなければ、所定の位置に電気泳動粒子を停止させる
ために必要な印加電圧の強度が、パネルの位置によって
まちまちになってしまい、期待する色の表示を行うこと
が非常に困難となる。
【0007】このような電気泳動表示装置においては、
2枚の基材を貼り合せる前段階で、マイクロカプセルを
一方の基材表面に塗布する工程があるが、塗布膜厚の均
一性には限界があり、塗布により表示体の厚さを均一に
することは困難である。
【0008】本発明は、以上のような事情の下になさ
れ、プラスチックを基材としても表示装置のセルギャッ
プを一定に保つことが出来、それによって高い表示品質
を得ることを可能とするプラスチックカラーフィルタ
ー、及びそれを用いた表示装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、プラスチックフィルム基材上に着色パタ
ーンを形成してなるカラーフィルターであって、着色パ
ターン間に対応する位置に、高さ2〜150μmのスペ
ーサーを設けたことを特徴とするプラスチックカラーフ
ィルターを提供する。
【0010】かかる本発明のプラスチックカラーフィル
ターにおいて、スペーサーの高さは2〜150μmであ
り、スペーサーの高さが2μm未満では、液晶を用いて
も十分な光学シャッターとしての特性が得られなくな
り、150μmを超えると、駆動電圧が大きくなり、好
ましくない。
【0011】スペーサーは、着色パターンの配列に従っ
て配列される。即ち、着色パターンがストライプ状に配
列されると、スペーサーもストライプ状に配列される。
着色パターンがドット状に配列されると、スペーサーも
ドット状に配列される。
【0012】また、スペーサーは、複数の着色パターン
の個々の着色パターン間、例えば赤色パターンと緑色パ
ターンの間、緑色パターンと青色パターンの間、青色パ
ターンと赤色パターンの間に対応する位置に配列するこ
とが出来る。この場合、各着色パターン間にブラックマ
トリクスを配置し、このブラックマトリクスに対応する
位置、即ちその上方にスペーサーを配列することが出来
る。
【0013】或いは、スペーサーは、複数の着色パター
ン群の間、例えば赤色パターン、緑色パターンおよび緑
色パターンからなる着色パターン群と他の同様の着色パ
ターン群の間に対応する位置に配列してもよい。この場
合、各着色パターン群の間に透明樹脂パターンを配置
し、この透明樹脂パターンに対応する位置、即ちその上
方にスペーサーを配列することが出来る。
【0014】スペーサーは、感光性樹脂からなるものと
することが出来る。そうすることにより、着色パターン
と同様、感光性樹脂の成膜、露光、現像により、容易に
かつ精度よく形成することが可能である。
【0015】以上のプラスチックカラーフィルターと対
向基板とを対向させて配置し、その間に液晶を封入する
ことにより、液晶表示装置を構成することが出来る。
【0016】また、以上のプラスチックカラーフィルタ
ーと対向基板とを対向させて配置し、その間に分散媒溶
液と電荷を帯びた電気泳動粒子とを封入してなるマイク
ロカプセルを充填することにより、電気泳動表示装置を
構成することが出来る。
【0017】更に、以上のプラスチックカラーフィルタ
ーと対向基板とを対向させて配置し、その間に分散媒溶
液に分散された電荷を帯びた表面領域を有する回転粒子
を充填することにより、回転粒子表示装置を構成するこ
とが出来る。この回転粒子は、電界の印加により回転
し、電荷を帯びた表面領域の向きを変えるものである。
【0018】これらの場合、対向基板として、プラスチ
ックフィルム、ガラス、または金属板を用いることが出
来る。なお、セルギャップは、液晶表示装置の場合、通
常2〜5μm程度、電気泳動表示装置の場合、通常50
〜100μm、回転粒子表示装置の場合、通常30〜1
50μmである。
【0019】以上のように構成される表示装置による
と、可撓性を有するプラスチックを基材としても、表示
装置のセルギャップを一定に保つことが出来、それによ
って高い表示品質を得ることをが能である。
【0020】即ち、液晶表示装置に適用した場合、セル
ギャップが一定に保たれるため、表示むらが抑制され、
高い表示品質が得られる。また、電気泳動表示装置に適
用した場合、セルギャップが一定に保たれることによ
り、階調表示が容易となり、高い表示品質が得られる。
更に、回転粒子表示装置に適用した場合にも、セルギャ
ップが一定に保たれることにより、階調表示が容易とな
り、高い表示品質が得られる。
【0021】また、本発明に係るプラスチックカラーフ
ィルターは、対向基板の可撓性の有無によらず、セルギ
ャップを一定に保つことが可能であって、プラスチック
フィルム、ガラス、金属板から成る対向基板に対して
も、同様の効果を得ることが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。本発明の第1の実施形態
に係るカラーフィルターの断面の模式図を図1に示す。
図1に示すカラーフィルターは、プラスチック基材1上
に形成されたブラックマトリックス層2および着色パタ
ーン層3の上に、酸化インジウムスズ(ITO)等から
成る透明電極4、透明樹脂からなるスペーサー5を順に
積層することにより構成される。
【0023】プラスチックフィルム基材1は、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ
ート(PEN)等の透明基材から選択することが出来
る。ブラックマトリックス層2およびR、G、B3色に
着色された着色パターン層3は、フォトリソ法、印刷法
またはその他の手段により、プラスチックフィルム基材
1上に形成される。
【0024】着色パターン層3上には、ITO等から成
る透明電極4が形成され、その上に透明な感光性樹脂か
らなる、高さ2〜150μmの支柱状または壁状のスペ
ーサー5が、フォトリソ法により設けられる。ここで、
スペーサー5は、ブラックマトリックス層2と重なる位
置に、ストライプ状またはドット状に形成される。な
お、表示体として液晶を用いる場合には、スペーサー5
を形成する前に、透明電極4上に図示しない配向膜を形
成する必要がある。
【0025】以上のようにして構成されたカラーフィル
ターに、対向基材6を貼り合せることにより得た表示装
置を図2に示す。図2において、カラーフィルターに対
向基材6が貼り合され、スペーサー5によって保持され
たセルギャップ内には、表示体7が配置されている。
【0026】図2に示す表示装置においては、対向基材
6は、図1に示すカラーフィルターのスペーサー5によ
って、1画素毎に細かい間隔で支えられるているので、
セルギャップはパネル全体で一定に保たれている。
【0027】表示体7が液晶である場合には、カラーフ
ィルターと対向する面に、図示しない薄膜トランジス
タ、信号電極、走査電極を併設した画素電極、および配
向膜が形成された対向基材6を、図1に示すカラーフィ
ルターと貼り合せた後、パネルの端面から液晶を注入す
ることにより、表示装置が作製される。液晶注入の工程
の前後において、セルギャップは一定に保たれるので、
表示むらの発生を防ぐことができる。
【0028】表示体7が分散媒溶液と互いに異なる電荷
を帯びた白色および黒色の泳動粒子を封入したマイクロ
カプセルである場合には、マイクロカプセルとバインダ
ー樹脂との混合物を、図1に示すカラーフィルター上に
塗布する。
【0029】その後、カラーフィルターと対向する面
に、図示しない薄膜トランジスタ、信号電極、および走
査電極を併設した、画素電極が形成された対向基材6
を、図1に示すカラーフィルターと貼り合せ、バインダ
ー樹脂を電子線、紫外線、または熱にて硬化させること
により、セルギャップが一定に保たれた表示装置が作製
される。
【0030】なお、上述のマイクロカプセルを用いる電
気泳動表示装置は、対向基材6上にマイクロカプセルと
バインダー樹脂との混合物を塗布した後、その上にカラ
ーフィルターを貼り合せることによっても作製すること
ができる。この場合においても、余分な混合物はスペー
サー5の隙間からパネル外へ排除されるので、セルギャ
ップは一定に保たれる。
【0031】また、表示体7として、分散媒溶液に分散
された電荷を帯びた表面領域を有する回転粒子を用いた
回転粒子表示装置も、電気泳動表示装置と同様の方法で
構成することが出来、同様の効果を得ることが出来る。
【0032】以上説明したように、図1に示すカラーフ
ィルターを用いた、図2に示す表示装置によれば、セル
ギャップが一定に保たれるので、高い表示品質を得るこ
とが可能となる。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態に係るカラ
ーフィルターの断面の模式図を図3に示す。図3に示す
カラーフィルターは、ブラックマトリックスを必要とし
ない場合の形態であり、プラスチック基材8上に形成さ
れた着色パターン層9および透明樹脂層10の上に、I
TO等からなる透明電極11、および透明樹脂からなる
スペーサー12を順に積層することにより構成される。
【0034】プラスチックフィルム基材8は、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ
ート(PEN)等の透明基材から選択することが出来
る。R、G、B3色に着色された着色パターン層9およ
び透明樹脂層10はフォトリソ法、印刷法またはその他
の手段によりプラスチックフィルム基材8上に形成され
る。
【0035】着色パターン層9および透明樹脂層10に
より形成される同一平面上に、着色パターン層9および
透明樹脂層10上に一様に形成された、ITO等から成
る透明電極11が形成され、その上に透明な感光性樹脂
からなる高さ2〜150μmの支柱状または壁状のスペ
ーサー12が、フォトリソ法により設けられる。ここ
で、スペーサー12は、透明樹脂層10と重なる位置に
ストライプ状またはドット状に形成される。
【0036】図4(a)に、着色パターン層9(R、
G、B)およびスペーサー12をストライプ状に配列し
た状態を、図4(b)に、着色パターン層9(R、G、
B)およびスペーサー12をドット状に配列した状態を
それぞれ示す。
【0037】図3に示すカラーフィルターは、着色パタ
ーン9の間に透明樹脂層10が存在するため、図1に示
すカラーフィルターと比較して、スペーサー12の間隔
が広い。そのため、液晶注入工程で基板間の空間が減圧
される液晶表示装置において、セルギャップを一定に保
つ効果は小さいので、セル内部の減圧を必要としない電
気泳動表示装置に用いるのが好ましい。
【0038】図3に示すカラーフィルターに対向基板を
貼り合せることにより得た表示装置を図5に示す。図5
において、表示体14が分散媒溶液と互いに異なる電荷
を帯びた白色および黒色の泳動粒子を封入したマイクロ
カプセルである場合には、マイクロカプセルとバインダ
ー樹脂との混合物を図3に示すカラーフィルター上に塗
布する。
【0039】その後、カラーフィルターと対向する面
に、図示しない薄膜トランジスタ、信号電極、および走
査電極を併設した、画素電極が形成された対向基材13
をカラーフィルターと貼り合せ、バインダー樹脂を電子
線、紫外線、または熱にて硬化させることにより、図5
に示すセルギャップが一定に保たれた表示装置が作製さ
れる。
【0040】なお、上述のマイクロカプセルを用いる電
気泳動表示装置は、対向基材13上にマイクロカプセル
とバインダー樹脂との混合物を塗布した後、その上に図
3に示すカラーフィルターを貼り合せることによっても
作製することができる。この場合において、余分な混合
物はスペーサー12の隙間からパネル外へ排除されるの
で、セルギャップは一定に保たれる。
【0041】以上説明したように、図3に示すカラーフ
ィルターを用いた、図5に示す表示装置によれば、セル
ギャップが一定に保たれるので、高い表示品質を得るこ
とが可能となる。
【0042】以下、本発明について、具体的実施例に基
づき詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
【0043】
【実施例】図6に、本実施例に係る表示装置の断面図を
示す。厚さ100μmのPETフィルム基材15を支持
体であるガラス板(厚さ1.1mm)上に接着剤で固定
した。次いで、PETフィルム基材15上に、赤色顔料
と多官能アクリレートモノマを含む感光性着色組成物を
スピンコートし、膜厚1.1μmの着色膜を形成した。
次に、この着色膜に対し、フォトマスクを介して紫外線
照射を行った。紫外線を照射した後、炭酸ナトリウム水
溶液で現像し、その後、イオン交換水で30秒水洗し、
幅100μmの赤色ストライプ状パターンを形成した。
【0044】続けて、赤色ストライプ状パターンが形成
されたPETフィルム基材15上に緑色顔料と多官能ア
クリレートモノマを含む感光性着色組成物をスピンコー
トし、上記と同様に、露光、現像、水洗処理を行い、幅
100μmの緑色ストライプ状パターンを形成した。
【0045】さらに、赤および緑の着色パターンが形成
されたPETフィルム基材15上に、青色顔料と多官能
アクリレートモノマを含む感光性着色組成物をスピンコ
ートし、上記と同様に、露光、現像、水洗処理を行い、
幅100μmの青色ストライプ状パターンを形成した。
このようにして、赤色ストライプ状パターン、緑色スト
ライプ状パターンおよび青色ストライプ状パターンから
なる着色パターン16を形成した。
【0046】最後に、顔料を含まない無色透明な感光性
樹脂組成物をスピンコートし、上記と同様に、露光、現
像、水洗処理を行うことにより、青色ストライプ状パタ
ーンと赤色ストライプ状パターンの間に接して、幅50
μmの透明樹脂ストライプ状パターンを17を形成し
た。そして、これらストライプ状パターン16,17面
上に、スパッタ法にて、一様に厚さ0.1μmのITO
透明電極18を形成した。
【0047】その後、ITO透明電極18上に、多官能
アクリレートモノマを含む感光性透明樹脂組成物をスピ
ンコートし、フォトマスクを介して紫外線を露光した。
露光した後、現像および水洗を行い、高さ70μmの感
光性透明樹脂からなるスペーサー19を形成した。この
時、スペーサー19は、先に形成した無色ストライプパ
ターン17上に、位置ずれのないようにストライプ状に
形成し、プラスチックカラーフィルターを完成した。
【0048】次いで、分散媒溶液と互いに異なる電荷を
帯びた白色および黒色の泳動粒子を封入した、平均粒子
径50μmのマイクロカプセル20を、無色透明な無溶
剤感光性バインダー樹脂21中に分散した混合物を、プ
ラスチックカラーフィルターのスペーサー19を形成し
た面に塗布した。ここで用いたマイクロカプセル20
は、例えば、特願2001−172480号明細書に記
載した方法で調製することができる。
【0049】次に、ガラスからなる透明基材22上に、
あらかじめ図示しないITOから成る画素電極、薄膜ト
ランジスタ、信号電極および走査電極を形成した面を、
プラスチックカラーフィルターのマイクロカプセル塗布
面に貼り合せた。この時、スペーサー19より高く盛り
あがった余分な混合物は、スペーサー19間の隙間から
外部へ排出されるため、セルギャップは一定に保たれ
る。
【0050】その後、ガラス基材22側から紫外線を照
射することにより、バインダー樹脂を硬化させ、電気泳
動表示装置を完成し、最後に、電気泳動表示装置をガラ
ス支持体から剥離した。
【0051】このようにして得た電気泳動表示装置によ
れば、セルギャップが一定に保たれるので、マイクロカ
プセル中の泳動粒子に印加される電界強度を制御するこ
とが可能となり、容易に階調表示を行うことが可能とな
った。
【0052】以上の実施例では、電気泳動粒子を封入し
たマイクロカプセルを用いた電気泳動表示装置に適用し
た例について説明したが、本発明は、これに限らず、液
晶表示装置または回転粒子表示装置に対しても、同様に
適用することが可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明のプラスチックカラーフィルタ
ー、およびそれを用いた表示装置によれば、可撓性を有
するプラスチックフィルムを基材とするカラーフィルタ
ーを有する表示装置において、容易にセルギャップを一
定に保つことができるので、高い表示品質を得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカラーフィルターを
示す断面図。
【図2】図1に示すカラーフィルターを用いた表示装置
を示す断面図。
【図3】本発明の他の実施形態に係るカラーフィルター
を示す断面図。
【図4】図3に示すカラーフィルターを示す上面図。
【図5】図3に示すカラーフィルターを用いた表示装置
を示す断面図。
【図6】本発明の実施例に係る表示装置を示す断面図。
【符号の説明】
1,8・・・プラスチックフィルム基材 2・・・ブラックマトリックス層 3,9,16・・・着色パターン層 4,11,18・・・透明電極 5,12,19・・・スペーサー 6,13・・・対向基材 7,14・・・表示体 10,17・・・透明樹脂層 15・・・PETフィルム基材 20・・・マイクロカプセル 21・・・無溶剤感光性樹脂 22・・・ガラス基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 320 G09F 9/30 320 349 349B 9/35 9/35 (72)発明者 大江 靖 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 岡野 滋 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BB02 BB08 BB14 BB15 BB41 BB44 2H089 LA09 LA11 LA12 MA04 NA13 NA14 PA05 QA11 QA14 TA01 TA02 TA04 TA12 TA13 2H090 JA16 JB02 JB03 LA01 LA02 LA15 2H091 FA02 FA35 FB02 FB11 FC10 FD24 GA01 GA03 GA06 GA08 LA11 5C094 AA60 BA43 DA06 EB01 EC03 ED03 FA02 HA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルム基材上に着色パター
    ンを形成してなるカラーフィルターであって、着色パタ
    ーン間に対応する位置に、高さ2〜150μmのスペー
    サーを設けたことを特徴とするプラスチックカラーフィ
    ルター。
  2. 【請求項2】前記スペーサーがストライプ状に配列され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック
    カラーフィルター。
  3. 【請求項3】前記スペーサーがドット状に配列されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックカラ
    ーフィルター。
  4. 【請求項4】前記スペーサーは感光性樹脂からなること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のプラ
    スチックカラーフィルター。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの項に記載のプラ
    スチックカラーフィルターと対向基板との間に、液晶を
    封入したことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかの項に記載のプラ
    スチックカラーフィルターと対向基板との間に、分散媒
    溶液と電荷を帯びた電気泳動粒子とを封入してなるマイ
    クロカプセルを充填したことを特徴とする電気泳動表示
    装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれかの項に記載のプラ
    スチックカラーフィルターと対向基板との間に、分散媒
    溶液に分散された電荷を帯びた表面領域を有する回転粒
    子を充填したことを特徴とする回転粒子表示装置。
  8. 【請求項8】前記対向基板がプラスチックフィルム、ガ
    ラス、または金属板からなることを特徴とする請求項5
    〜7のいずれかの項に記載の表示装置。
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JP2006234957A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Sharp Corp 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法
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