JP2003161652A - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

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JP2003161652A
JP2003161652A JP2001360220A JP2001360220A JP2003161652A JP 2003161652 A JP2003161652 A JP 2003161652A JP 2001360220 A JP2001360220 A JP 2001360220A JP 2001360220 A JP2001360220 A JP 2001360220A JP 2003161652 A JP2003161652 A JP 2003161652A
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fluid
bypass passage
flow
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Application number
JP2001360220A
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English (en)
Inventor
Takayuki Saito
孝行 斉藤
Hiroshi Onikawa
鬼川  博
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚損物質や水滴の飛来、また加振環境などの条
件下で、高性能,高信頼性,低コスト化を実現可能な流
量測定装置とする 【解決手段】発熱抵抗体が設置されるバイパス通路の入
口が、ある角度を持って配置され、且つ、流量測定装置
自体も、メイン流路を流れる流体の流れ方向に対して垂
直方向、或いは水平方向ではないある角度を持って配置
する。 【効果】水滴などのバイパス内進入を困難にでき、精度
良く流体流量を計測することができる。更に共振等によ
る故障も防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量を測定する装置
に関する。特には、内燃機関の空燃費制御等に用いる各
種センサを始め、流体流量の計測センサ全般及びその制
御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイパス通路を傾けて取付ける構造は、
独出願番号DE19547915A1により公知であ
り、特性ばらつきのクリティカルポイントを避けて、予
め鈍感な領域にバイパス通路を傾けることで特性ばらつ
きを抑えるという技術が明らかになっている。
【0003】また、発熱抵抗体を流れの影に設置して、
汚損物質や水滴の飛来を慣性分離により避ける構造がD
E19815654A1により明らかにされている。
【0004】しかし双方を組み合わせ、更に発熱抵抗体
や感温抵抗体の設置位置を工夫すると、汚損物質や水滴
の飛来を回避可能になるのは勿論のこと、制御回路基板
の発熱に起因する温度特性の問題や、耐振性の問題、更
には逆流が発生する流路においては流量計測誤差の問題
などが全て対策可能になる。上記公知例にはこれらに関
する記載はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特に周囲環境が厳しい
内燃機関などで使用する流量測定装置にあっては、以下
の課題がある。 (1)汚損物質や水滴の飛来を回避する。 (2)回路の発熱に起因する温度特性問題を解決する。 (3)流量測定装置の小型化による耐振性の問題を解決
する。 (4)逆流発生時の流量計測誤差を抑える。 (5)低コスト化を達成する。
【0006】本発明の主たる目的は、(1)を解決する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、特許請求の
範囲の欄に記載の発明により達成される。例えば、 (1)発熱抵抗体が設置されるバイパス通路部材の開口
部、即ちバイパス入口が、長方形断面を構成するある1
面に対して、垂直,水平ではないある角度を持って配置
され、且つ、長方形断面を構成するある1面について
も、メイン流路を流れる流体の流れ方向に対して垂直方
向、或いは水平方向ではないある角度を持って配置す
る。 (2)他の構成部品より金属ベース部材が最も流体に直
接触れる方向に傾けて取付ける。 (3)構造体を傾けて取付け、金属ベース部材やバイパ
ス部材など、構造体を挿入穴から挿入する際には、挿入
穴と十分なクリアランスを保ち、ネジ止め等による装着
終了時には、クリアランスが4辺不均等になるように装
着する。 (4)発熱抵抗体をバイパス通路内部に設置し、感温抵
抗体、及び吸気温度センサをバイパス通路外部に設置す
る。 (5)発熱抵抗体と感温抵抗体、更に吸気温度センサは
メイン流路の上流側から流れる順流、下流から流れる逆
流の中に置き、発熱抵抗体は順流に良く晒される位置
に、感温抵抗体は逆流に良く晒される位置に、吸気温度
センサは順流,逆流双方の流れに良く晒される位置にそ
れぞれ配置する。 (6)バイパス通路部材側に設置されたバイパス通路出
口を、金属ベース部材側のバイパス通路出口やバイパス
通路入口に対して下流側にオフセットする。 (7)コネクタを長方形断面と同じ角度、即ち、平行に
配置する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明を発熱抵抗式空気流
量測定装置に適用した場合の一実施例を示す正面図とそ
の断面A−A図である。流体の流量を検出する発熱抵抗
体1と、吸入空気の温度を検出し温度補償を行うための
感温抵抗体2、更にはそれ単独で吸気温度を検出するサ
ーミスタ3が、ハウジング部材4に一体成形された金属
ターミナル部材5に固定されている。このハウジング部
材4と回路基板6、更には前記回路基板6を保護するた
めのカバー部材7や、バイパス通路を形成するためのサ
ブ通路部材8を、金属ベース9上に積み重ねて組立て、
前記ハウジング部材4に設けられている金属ターミナル
部材5と回路基板6、更には、前記ハウジング部材4に
設けられている、電気信号の入出力に用いるコネクタタ
ーミナル10と回路基板6を電気的に接続して発熱抵抗
式空気流量測定装置が成り立っている。
【0009】実際には空気が流通する主通路11等に挿
入穴を設けて、この穴より挿入して使用する。ところ
が、自動車などの内燃機関などに用いられる場合、実際
には吸入空気に微粒子のダストが含まれていたり、更に
は水分やオイル成分を含む空気も流れてくる。これらの
汚損物質が発熱抵抗体1に付着すると、瞬時に測定流量
値が大きく変化したり、経年変化を生んでしまう。特に
水滴が飛散してきた場合には瞬時に測定流量値が大きく
変化するため、この水滴飛散時の対策が重要な課題にな
っている。
【0010】そこで図1のようにバイパス通路への空気
取り込み口12を空気の流れ方向13に対して正面とな
るように開口させず、ある角度をもって配置した。また
空気流量測定装置自体を回転させてバイパス通路を空気
の流れ方向13に対して斜めになるように取付けた。こ
の構成によって、水滴のバイパス内進入を困難にでき、
水滴の飛散時でも精度良く空気流量を計測することがで
きる。
【0011】また、この方法は、特に水滴や汚損物質へ
の対策が要求されるケースでの特殊な取付けであり、こ
のような心配が無い場合は、空気取り込み口12を空気
の流れ方向13に対して垂直、即ち正面に向けて開口さ
せるのが望ましい。水滴や汚損物質飛散などに対する特
殊品を製造すると低コスト化を達成できないので、本発
明のようにサブ通路部材8を交換し、傾けて取付けるだ
けで課題を達成できる構造が好ましい。
【0012】斜め取付けは、水滴や汚損物質の飛散を避
けること以外にも大きな効果がある。図1のA−A断面
図に示すように、長方形断面の長辺長さが、短辺長さの
3倍以上となるような板状に近い形状であり、且つ、自
動車などの内燃機関に本発明品を適用すると、機械的強
度不足が懸念され、特に共振等による故障が考えられ
る。そこで、前述したように空気流量測定装置自体を回
転させてバイパス通路を空気の流れ方向13に対して斜
めになるように取付ける。すると長方形断面の長辺長さ
が3aから5a程度であれば共振が発生する領域は比較
的エンジンの高回転域、即ち空気の流速が速い領域にな
り、バイパス通路を空気の流れ方向13に対して斜めに
取付けているために大きな揚力と抗力を発生させること
ができる。つまり最も共振時に振れやすい先端部を抑え
るような力が加わり、共振による故障を防ぐことが可能
になる。
【0013】図2は本発明を発熱抵抗式空気流量測定装
置に適用した場合の一実施例を示す上面図である。製造
上低コスト化を図るため、電気信号の入出力を行うコネ
クタ14が、前述した長方形断面と平行に配置されてい
る。このため、空気流量測定装置自体を回転させてバイ
パス通路を空気の流れ方向13に対して斜めになるよう
に取付けた際、コネクタ14も同一角度に傾いて取付け
られる。
【0014】図3は本発明を発熱抵抗式空気流量測定装
置に適用した場合の一実施例を示す断面図である。バイ
パス通路を空気の流れ方向13に対して斜めになるよう
に取付ける際、金属ベース9を最も空気に晒される方向
に傾けている。金属ベース9には回路基板6が固定され
ており、金属ベース9には回路基板6が発した熱を放熱
させる役目がある。この構成であれば、回路基板6が発
した熱をより効率良く放熱することができる。
【0015】また、発熱抵抗体1をバイパス通路内部
に、感温抵抗体2を発熱抵抗体1の上流側で、且つバイ
パス通路外部に、サーミスタ3を感温抵抗体2の上流側
で、且つバイパス通路外部にそれぞれ配置している。こ
の時、サーミスタ3が主通路11を流れる順流15,逆
流16の双方向から空気流に良く晒される位置、感温抵
抗体2が逆流16に良く晒される位置、発熱抵抗体1が
順流に良く晒される位置となるようにバイパス通路が傾
けられている。この構成により、エンジンの脈動流に起
因する発熱抵抗式空気流量測定装置の誤差を低減するこ
とができる。
【0016】ここで発熱抵抗式空気流量測定装置におけ
る脈動影響誤差について述べる。
【0017】エンジンの吸気管内を流れる空気は吸気バ
ルブの開閉に伴い脈動流になる。この脈動の大きさはス
ロットルバルブが比較的閉じた場合には小さく、スロッ
トルバルブが全開付近となるにつれて大きくなり、更に
脈動振幅が大きくなると吸気管内の流れは逆流を伴うよ
うな流れになる。しかしながら発熱抵抗体はその構造上
流れの方向を検出することは困難であり、順流でも逆流
でも単に流速として検出する。そのため逆流が生じた
際、発熱抵抗体はそれを単に流速として検出し、その結
果プラス誤差を生じる。
【0018】このプラスの出力誤差は、発熱抵抗体1と
感温抵抗体2間の温度を一定温度に制御している動作を
利用して、その一部を除算することができる。具体的に
は感温抵抗体2を若干加熱しておき、逆流発生時のみ感
温抵抗体2に空気が当たるように角度を付けて取付けて
おく。すると逆流発生時のみ若干加熱された感温抵抗体
2が冷却され、その結果、感温抵抗体2との温度差を一
定に保たれている発熱抵抗体1の加熱温度が下げられ
る。つまり逆流時のみ発熱抵抗体1の加熱電流を減ら
す、即ち空気流量が減少したような信号を出すことにな
り、その分プラス誤差がカットできる。この原理によ
り、前述したようにエンジン脈動流に起因する発熱抵抗
式空気流量測定装置の誤差を低減することができ、傾け
て取付けることにより達成できる。
【0019】図4は本発明を発熱抵抗式空気流量測定装
置に適用した場合の一実施例を示す正面図とその断面B
−B図である。発熱抵抗体1が設置されるバイパス通路
構造を一度迂回する迂回式構造とし、その出口が金属ベ
ース9側に1箇所、サブ通路部材8側に1箇所設けられ
ている。発熱抵抗式空気流量測定装置における脈動影響
誤差は、前述したように、エンジンからの逆流によりプ
ラス誤差を生じる。それが今度は逆流発生までには至ら
ないある程度大きな振幅をもった脈動流域になると、発
熱抵抗体1と空気流量との関係が非線形であることと、
発熱抵抗体1自身に応答遅れがあることで真の空気流量
に対しマイナス誤差を生じてしまう。これらプラスマイ
ナスの出力誤差は、バイパス通路内部に及んだ吸気脈動
を減衰させ、更に逆流が生じた際はその逆流をバイパス
通路内部に入りにくい構造とすることで低減することが
できる。これらはバイパス通路内部を流れる空気流の慣
性を大きくすることで達成でき、具体的には、空気の流
れ方向13で見たバイパス通路の出入口間距離に対し、
バイパス通路の全長を長く構成する、即ちこの迂回式構
造とするのが理想的である。
【0020】図5は本発明を発熱抵抗式空気流量測定装
置に適用した場合の一実施例を示す側面図とその断面C
−C図である。バイパス出口17は分流ガイド18を介
して2方向に分流される。バイパス出口17の開口面積
は大きい方がバイパス流速を向上に効果が高いが、1箇
所で大きく開口させると、バイパス通路の全長が短くな
り脈動流の影響を受けやすくなる。このため2方向に分
流しバイパス流速向上と脈動誤差の低減を図っている。
【0021】図6は本発明を発熱抵抗式空気流量測定装
置に適用した場合の一実施例を示す側面図とその断面D
−D図である。金属ベース9側のバイパス出口17に対
して、サブ通路部材8側のバイパス出口17が下流側に
オフセットして配置されている。発熱抵抗式空気流量測
定装置を傾けて取付けた場合、サブ通路部材8側のバイ
パス出口17の位置によって脈動誤差の調整が可能にな
る。脈動影響はエンジンの種類や吸気系の形状などによ
って大きく異なるので機種毎に脈動誤差の個別調整が可
能になる。
【0022】図7は本発明を発熱抵抗式空気流量測定装
置に適用した場合の一実施例を示す正面図とその断面E
−E図である。発熱抵抗式空気流量測定装置を主通路1
1に挿入した際、主通路11と金属ベース9,主通路1
1とハウジング部材4,主通路11とカバー部材7の間
にできるクリアランス量を任意に設定している。特に下
流側クリアランス19をゼロ即ち接触、または小さく設
定することにより、バイパス通路が風圧を受けた際に、
各構成部品が主通路11に押し付けられ、更に共振に対
しての耐力が向上する。また、主通路や各構成部品に接
触用の突起などを設けると、面接触から点または線接触
となり発熱抵抗式空気流量測定装置を主通路11へ挿入
する際の装着性が向上する。
【0023】図8は本発明を発熱抵抗式空気流量測定装
置に適用した場合の一実施例を示す断面図である。発熱
抵抗式空気流量測定装置を斜めに取付けると、若干、吸
気系の圧力損失が大きくなる。このため最上流側形状に
丸みを持たせている。
【0024】最後に図9を使い、発熱抵抗式空気流量測
定装置として電子燃料噴射方式の内燃機関に本発明品を
適用した一実施例を示す。エアクリーナ51から吸入さ
れた吸入空気52は吸入ダクト53,スロットルボディ
54及び燃料が供給されるインジェクタ55を備えた吸
気マニホールド56を経て、エンジンシリンダ57に吸
入される。一方、エンジンシリンダで発生したガス58
は排気マニホールド59を経て排出される。
【0025】発熱抵抗式空気流量測定装置の回路モジュ
ール60から出力される空気流量信号及び圧力信号,吸
気温度センサ61からの吸入空気温度信号,スロットル
角度センサ62から出力されるスロットルバルブ角度信
号,排気マニホールド59に設けられた酸素濃度計63
から出力される酸素濃度信号及び、エンジン回転速度計
64から出力されるエンジン回転速度信号等、これらを
入力するコントロールユニット65はこれらの信号を逐
次演算して最適な燃料噴射量とアイドルエアコントロー
ルバルブ開度を求め、その値を使って前記インジェクタ
55及びアイドルエアコントロールバルブ66を制御す
る。
【0026】次に、他の実施例について簡単に説明する
(図1参照)。気体が流れる主通路中に挿入された副通
路を構成する副通路構成部材(4)と、前記副通路に設
けられた発熱抵抗体(1)と、を備えた熱式の流量測定
装置であって、前記副通路を前記主通路に対して傾けて
設置し、前記主通路の上流側から前記副通路の入口が直
接に見えないようにした流量測定装置。さらに、前記主
通路の上流側から前記発熱抵抗体が直接に見えないよう
にしたことを特徴とする流量測定装置。
【0027】以下に、本実施例の効果を説明する。 (1)バイパス通路への空気取り込み口を空気の流れ方
向に対して正面となるように開口させず、ある角度をも
って配置し、更に空気流量測定装置自体を回転させてバ
イパス通路を空気の流れ方向に対して斜めになるように
取付けることで、水滴のバイパス内進入を困難にでき、
水滴の飛散時でも精度良く空気流量を計測することがで
きる。 (2)サブ通路部材を交換し、傾けて取付けるだけで課
題を達成できる構造のため、特殊品であっても低コスト
化が図れる。 (3)空気流量測定装置自体を回転させてバイパス通路
を空気の流れ方向に対して斜めに取付けると、大きな揚
力と抗力を得ることができ、最も共振時に振れやすい先
端部を抑える力が加わる。この結果、共振による故障を
防ぐことが可能になる。 (4)バイパス通路を空気の流れ方向に対して斜めにな
るように取付ける際、金属ベースを最も空気に晒される
方向に傾けている。この構成により、回路基板が発した
熱をより効率良く放熱することができる。 (5)発熱抵抗体をバイパス通路内部に、感温抵抗体を
発熱抵抗体の上流側で、且つバイパス通路外部に、サー
ミスタを感温抵抗体の上流側で、且つバイパス通路外部
にそれぞれ配置し、サーミスタが主通路を流れる順流,
逆流の双方向から空気流に良く晒される位置,感温抵抗
体が逆流に良く晒される位置,発熱抵抗体が順流に良く
晒される位置となるようにバイパス通路を傾けること
で、エンジンの脈動流に起因する発熱抵抗式空気流量測
定装置の誤差を低減することができる。 (6)発熱抵抗式空気流量測定装置を主通路に挿入した
際、主通路と金属ベース,主通路とハウジング部材,主
通路とカバー部材の間にできるクリアランス量を任意に
設定している。特に下流側のクリアランスをゼロまたは
小さく設定することにより、バイパス通路が風圧を受け
た際に、各構成部品が主通路に押し付けられ、更に共振
に対しての耐力が向上する。また、主通路や各構成部品
に接触用の突起などを設けると、面接触から点または線
接触となり発熱抵抗式空気流量測定装置を主通路へ挿入
する際の装着性が向上する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、汚損物質や水滴により
精度悪化を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図とそのA−A断
面図。
【図2】本発明の一実施例を示す上面図。
【図3】本発明の一実施例を示す断面図。
【図4】本発明の一実施例を示す正面図とそのB−B断
面図。
【図5】本発明の一実施例を示す側面図とそのC−C断
面図。
【図6】本発明の一実施例を示す側面図とそのD−D断
面図。
【図7】本発明の一実施例を示す正面図とそのE−E断
面図。
【図8】本発明の一実施例を示す断面図。
【図9】本発明の一実施例を示す正面図。
【符号の説明】
1…発熱抵抗体、2…感温抵抗体、3…サーミスタ、4
…ハウジング部材、5…金属ターミナル部材、6…回路
基板、7…カバー部材、8…サブ通路部材、9…金属ベ
ース、10…コネクタターミナル、11…主通路、12
…空気取り込み口、13…空気の流れ方向、14…コネ
クタ、15…順流、16…逆流、17…バイパス出口、
18…分流ガイド、19…下流側クリアランス、51…
エアクリーナ、52…吸入空気、53…吸入ダクト、5
4…スロットルボディ、55…インジェクタ、56…吸
気マニホールド、57…エンジンシリンダ、58…ガ
ス、59…排気マニホールド、60…回路モジュール、
61…吸気温度センサ、62…スロットル角度センサ、
63…酸素濃度計、64…回転速度計、65…コントロ
ールユニット、66…アイドルエアコントロールバル
ブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 33/00 318J (72)発明者 鬼川 博 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 Fターム(参考) 2F035 AA02 EA00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体が流れる主通路中に挿入された副通路
    を構成する副通路構成部材と、 前記副通路に設けられた発熱抵抗体と、を備えた熱式の
    流量測定装置であって、 前記副通路を前記主通路に対して傾けて設置し、前記主
    通路の上流側から前記副通路の入口が直接に見えないよ
    うにした流量測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記主通路の上流側から前記発熱抵抗体が直接に見えな
    いようにしたことを特徴とする流量測定装置。
  3. 【請求項3】流体流路中に挿入して使用し、抵抗体に加
    熱電流を流して発熱させ、測定対象流体への放熱量から
    流体流量に応じた信号を出力するもので、特に、発熱抵
    抗体を内装保護し、流体を導くためのバイパス通路部材
    や、制御回路基板など各構成部品を支持、或いは内装保
    護するためのハウジング部材など、前記流体流路に挿入
    される部分の形状が概略長方形断面であり、その寸法が
    短辺に対して長辺が3倍以上の、より板状に近い縦横比
    を有する流量測定装置において、発熱抵抗体が設置され
    るバイパス通路部材の開口部、即ちバイパス入口が、前
    記長方形断面を構成するある1面に対して、垂直、或い
    は水平ではないある角度を持って開口されていることを
    特徴とする流量測定装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、流体がバイパス通路部
    材の開口部、即ちバイパス入口を通過した直後、前記流
    体の流れ方向がメイン流路を流れる流体の流れ方向に対
    して垂直方向、或いは水平方向ではないある角度を持っ
    て流れることを特徴とする流量測定装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、発熱抵抗体部
    分を通過する流体が、メイン流路を流れる流体の流れ方
    向に対して垂直方向、或いは水平方向ではなく、ある角
    度を持って流れることを特徴とする流量測定装置。
  6. 【請求項6】流体流路中に挿入して使用し、抵抗体に加
    熱電流を流して発熱させ、測定対象流体への放熱量から
    流体流量に応じた信号を出力するもので、特に、発熱抵
    抗体を内装保護し、流体を導くためのバイパス通路部材
    や、制御回路基板など各構成部品を支持、或いは内装保
    護するためのハウジング部材など、前記流体流路に挿入
    される部分の形状が概略長方形断面であり、その寸法が
    短辺に対して長辺が3倍以上の、より板状に近い縦横比
    を有する流量測定装置において、発熱抵抗体が設置され
    るバイパス通路部材の開口部、即ちバイパス入口が、前
    記長方形断面を構成するある1面に対して、垂直、或い
    は水平ではないある角度を持って配置され、且つ、前記
    長方形断面を構成するある1面についても、メイン流路
    を流れる流体の流れ方向に対して垂直方向、或いは水平
    方向ではないある角度、即ち傾きを持って配置されてい
    ることを特徴とする流量測定装置。
  7. 【請求項7】請求項3から請求項6の何れか1項におい
    て、電気信号等の入出力を行うコネクタが前記長方形断
    面と同じ角度、即ち、平行関係を持って配置されている
    ことを特徴とする流量測定装置。
  8. 【請求項8】制御回路基板を固定する金属ベース部材
    と、前記制御回路基板を内装保護し、電気信号入出力用
    のコネクタを一体化したハウジング部材と、流体検出用
    の発熱抵抗体、及び温度補償用の感温抵抗体、更にはサ
    ーミスタ式の吸気温度センサ等を内装保護するバイパス
    通路部材と、ハウジング部材を閉空間として前記制御回
    路基板を保護するためのカバー部材から成り、それぞれ
    を重ね合わせることで組立てが可能な積層構造を有し、
    且つ組立て後、前記金属ベースの長手方向に対して垂直
    方向の断面形状が、短辺に対して長辺が3倍以上の概略
    長方形断面を持つ流量測定装置において、他の構成部品
    より前記金属ベース部材が最も流体に直接触れる方向に
    傾けて取付けられていることを特徴とする流量測定装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記発熱抵抗体をバイ
    パス通路内部に設置し、前記感温抵抗体、及び吸気温度
    センサをバイパス通路外部に設置したことを特徴とする
    流量測定装置。
  10. 【請求項10】請求項8から請求項9において、前記発
    熱抵抗体と感温抵抗体、更に前記吸気温度センサはメイ
    ン流路の上流側から流れる順流、下流から流れる逆流の
    中に置かれ、前記発熱抵抗体は順流に良く晒される位置
    に、前記感温抵抗体は逆流に良く晒される位置に、吸気
    温度センサは順流,逆流双方の流れに良く晒される位置
    にそれぞれ配置されていることを特徴とする流量測定装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10において、メイン流路の上流
    側から、吸気温度センサ,感温抵抗体,発熱抵抗体の順
    に配置されていることを特徴とする流量測定装置。
  12. 【請求項12】請求項8から請求項11の何れか1項に
    おいて、バイパス通路構造が迂回する構造を有し、更に
    バイパス通路の出口が、前記金属ベース側に1箇所、前
    記バイパス通路部材側に1箇所設けられていることを特
    徴とする流量測定装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記バイパス通路
    の出口がバイパス通路迂回後のメイン流路の最も上流
    側、即ち、構造体の先端部で2箇所に分流していること
    を特徴とする流量測定装置。
  14. 【請求項14】請求項12から請求項13において、バ
    イパス通路部材側に設置されたバイパス通路出口が、金
    属ベース部材側のバイパス通路出口やバイパス通路入口
    に対して下流側にオフセット配置されていることを特徴
    とする流量測定装置。
  15. 【請求項15】制御回路基板を固定する金属ベース部材
    と、前記制御回路基板を内装保護し、電気信号入出力用
    のコネクタを一体化したハウジング部材と、流体検出用
    の発熱抵抗体、及び温度補償用の感温抵抗体、更にはサ
    ーミスタ式の吸気温度センサ等を内装保護するバイパス
    通路部材と、ハウジング部材を閉空間として前記制御回
    路基板を保護するためのカバー部材から成り、それぞれ
    を重ね合わせることで組立てが可能な積層構造を有し、
    且つ組立て後、前記金属ベースの長手方向に対して垂直
    方向の断面形状が、短辺に対して長辺が3倍以上の概略
    長方形断面を持ち、流体が流通するメイン流路に開けら
    れた概略長方形の挿入穴に前記金属ベース部材が流体に
    十分晒される位置まで挿入して使用する流量測定装置に
    おいて、他の構成部品より前記金属ベース部材が最も流
    体に直接触れる方向に傾けて取付けられ、前記金属ベー
    ス部材やバイパス部材など、構造体を前記挿入穴から挿
    入する際には、挿入穴との必要で且つ十分なクリアラン
    スを保ち、ネジ止め等による装着終了時には、前記クリ
    アランスが4辺不均等になるように装着されることを特
    徴とする流量測定装置。
  16. 【請求項16】請求項15において、金属ベース部材と
    挿入穴とのクリアランスが広く、カバー部材と前記挿入
    穴とのクリアランスがほとんど無い状態でメイン流路に
    装着されていることを特徴とする流量測定装置。
  17. 【請求項17】請求項15において、上流側2辺のクリ
    アランスが広く、下流側2辺のクリアランスがほとんど
    無い状態でメイン流路に装着されていることを特徴とす
    る流量測定装置。
  18. 【請求項18】請求項3から請求項17において、最も
    上流側の構造体形状が、丸みを帯びた流線形形状である
    ことを特徴とする流量測定装置。
  19. 【請求項19】請求項3から請求項18に記載された何
    れかの流量測定装置を用い、内燃機関の制御を行うこと
    を特徴とする内燃機関の制御システム。
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