JP2003160182A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2003160182A JP2001357934A JP2001357934A JP2003160182A JP 2003160182 A JP2003160182 A JP 2003160182A JP 2001357934 A JP2001357934 A JP 2001357934A JP 2001357934 A JP2001357934 A JP 2001357934A JP 2003160182 A JP2003160182 A JP 2003160182A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シーリング材等を収容する容器として、内容
物が各種シーリング材等を含む接着剤等、水蒸気バリ
ア、ガスバリアないしは紫外線バリアが要求されるもの
であっても、何ら問題なく用いることのできる容器の提
供をする。 【解決手段】 シーリング材等の液体を密閉状態で収容
するパウチ1の一端部に、押出口2を貼着する構造とす
ることで、使用後の嵩を従来のカートリッジに比して数
十分の一程度に小さくすることを可能とし、更に、パウ
チに使用するラミネートフィルムはアルミ箔33にポリ
アミド樹脂32層やポリエチレンテレフタレート樹脂層
34を隣接してラミネートしているので、使用に際して
パウチに折り曲げ等しても、アルミ箔33はポリアミド
樹脂32層やポリエチレンテレフタレート樹脂層34の
存在によって鋭く折れることが無いので、アルミ箔33
にひび割れが起こらず、内容物が硬化、変質することが
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば各種シーリ
ング材等をはじめとする接着剤等の液体を収容する容器
に関し、更に詳しくは、押出ガン等の公知の押出器を用
いて内容物を所要量ずつ押し出すのに適した容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シリコーンシーラント等のシーリング材
をはじめとする接着剤は、一般に、図11に断面図を示
すような樹脂の射出成形体からなるカートリッジ81内
に収容された状態で流通に共され、施工に際しては図1
2(A)に外観図を、同図(B)には要部断面図を示す
ような、コーキングガン等と称されて市販されている押
出器82を用いて、所要量ずつ押し出しながら使用す
る。
【0003】カートリッジ81は、円筒体811の一端
部に筒状の取出口812を一体に設けるとともに、他端
部には円筒体811の内面に対して揺動可能な可動底8
13を配置した構造を有し、取出口812の内側の開口
部はアルミ箔814によって封止されており、使用前に
破るようになっている。また、取出口812の外周には
雄ねじ812aが形成されており、その雄ねじ812a
にコーン状の筒体であるノズル(図示せず)をねじ込
み、そのノズルを所望の開口径が得られる位置で切断
し、押出器に装填する。
【0004】押出器82は、図12に示す例は密閉タイ
プのものであり、両端が開放したシリンダ821と、そ
の一端側に着脱自在に装着され、かつ、小開口部822
aが形成された蓋体822と、シリンダ821内に揺動
自在に配置されたピストン823と、ピストン823を
移動させるトリガー機構824と、ピストン823のロ
ッドおよびトリガー機構824を支持してシリンダ82
1の他端側を閉塞する支持部材825とを主体として構
成されている。なお、826はピストン823のロッド
に対して相対的に移動可能に嵌合されたガイドである。
使用に際しては、蓋体822を取り外し、カートリッジ
81をその取出口812が蓋体822側を向くようにシ
リンダ821内に挿入した後に蓋体822を装着し、取
出口812を蓋体822の小開口部822aから外部に
臨ませる。その状態でトリガー824の操作によりピス
トン823を蓋体822側に移動させる。これによりピ
ストン823が可動底813を押し圧してカートリッジ
81内のシーリング材等の内容物を取出口812から押
し出すようになっている。
【0005】なお、押出器としては、図12のような円
筒形のシリンダ821を備えた密閉タイプのほかに、上
半部が開放した半円筒形の押出筒を備えた開放タイプの
ものも市販されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来のカートリッジ81によると、内容物の使用後に
も嵩は一定であり、従って容器リサイクル法等に基づく
処理に要する費用が高くなるという問題がある。また、
従来のカートリッジ81は、取出口812が一体成形さ
れた円筒体811の内部に、可動底813を気密に装着
する必要があって、その製造コストも高いという問題が
ある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、従来のカートリッジに比して、空の容器の処
理が容易でそのコストを大幅に削減することができ、か
つ、製造コストも低減することができ、しかも、使用に
際しては従来のカートリッジと同等の作業性のもとにシ
ーリング材等の内容物を押し出すことができ、更に、内
容物が各種シーリング剤を含む接着剤等、水蒸気バリ
ア、ガスバリアないしは紫外線バリアが要求されるもの
であっても,何ら問題なく用いることのできる容器の提
供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の容器は、接着材等の液体を収納し、押出器
により所要量ずつ押し出すための容器であって、フィル
ム状材料を袋状に形成してなるパウチと、そのパウチの
一端部に貼着される押出口とからなり、上記パウチは、
内容物を密封状態で収容し、かつ、貼着された押出口の
内側で穿孔されて用いられるとともに、このパウチを形
成するフィルム状材料は積層フィルムからなり、かつ、
その積層フィルムには、少なくとも片面にクッション層
が配されたアルミ箔層が含まれていることに特徴づけら
れる(請求項1)。
【0009】そして、本発明におけるアルミ箔層のクッ
ション層としては、ポリアミドフィルムやポリエチレン
テレフタレートフィルムを好適に用いることができる
(請求項2)。
【0010】本発明は、リジッドな円筒体内に可動底を
設けた従来のカートリッジに代えて、全体として柔軟性
を有したパウチ内にシーリング材を収容するとともに、
パウチの一端部に押出口を貼着して使用するとともに、
パウチのフィルム状材料として、アルミ箔層とそのクッ
ション層を含む積層フィルムを用いることで、所期の目
的を達成するものである。
【0011】すなわち、フィルム状材料を袋状に形成し
たパウチのような柔軟な容器内にシーリング材等の液体
を収容し、その一端部に従来のカートリッジに用いられ
るものと同等の押出ノズルを含む押出口を貼着し、その
押出口の貼着位置においてパウチに孔を開けることによ
り、従来の密閉タイプの押出器等を用いて、ピストンに
よりパウチを変形させていくことで、従来のカートリッ
ジと同等の作業性のもとに内容物であるシーリング材等
の液体を所要量ずつ押し出すことができる。しかも、そ
の内容物をほぼ余すことがなく押し出せることが実験に
より確認された。そして、本発明における容器の本体部
分は柔軟なパウチであるため、内容物を押し出した後の
嵩は従来のリジッドなカートリッジを用いる場合に比べ
て大幅に小さくなり、処理に要する費用を大幅に削減す
ることができ、しかもその製造コストをも大幅に低減さ
せることができる。
【0012】また、本発明の容器の内容物をシーリング
材等にした場合、それらシーリング材等は、環境中の水
分、酸素、オゾン、紫外線等によって硬化又は劣化する
ことが知られている。また、シーリング材に含まれる水
分や溶剤が揮発して硬化するものもある。そこで本発明
においては、これらの光やガスを遮蔽するために、バリ
ア層としてアルミ箔層を含んだ積層フィルムによってパ
ウチを形成するとともに、容器の使用時等におけるアル
ミ箔層の折り曲げないしは揉み上げによるひび割れの発
生を、クッション層を設けることによって防止してい
る。
【0013】本発明におけるクッション層は、アルミ箔
層に隣接して弾性のあるフィルムを積層することによっ
て、アルミ箔層の折り曲げや揉み上げ時にひび割れが生
じないものであればその材質は任意に選択することがで
きるが、なかでもポリアミド樹脂やポリエチレンテレフ
タレート樹脂からなるフィルムを用いることが、そのク
ッション性およびフィルムの取り扱い性の点で好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について述べる。図1は、本発明の実施の形
態を押出ガンに装填する前の状態を示す斜視図であり、
図2はその押出口ユニット2の近傍の断面図である。ま
た、図3はパウチ1の構造説明図であり、(A)は内容
物を収容しない状態で示す正面図で、(B)はそのB−
B断面図である。
【0015】パウチ1は舟底形のパウチであり、図3に
示すように、2枚の略矩形のフィルム11a,11bの
一端部に変形六角形のフィルム11cを配し、そのフィ
ルム11cの全周をフィルム11aないしは11bに対
して融着するとともに、両側の縁部においてフィルム1
1a,11bどうしを融着したものである。なお、融着
部は図3においてMで示されている。
【0016】以上の構造からなるパウチ1内にシーリン
グ材等の液体を収容して密閉した状態では、フィルム1
1cはほぼ平坦となり、後述する押出口基体21を容易
に貼着することができる。
【0017】パウチを構成するフィルム11a,11
b,11cはいずれも同じ構造をもつ積層フィルムであ
って、その構造を図4に模式的断面図で示す。
【0018】この例では、パウチ1の内側になる方から
直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)フィルム3
1/ポリアミド(PA)フィルム32/アルミ(Al)
箔33/ポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム34を順に積層している。L−LDPEフィルム31
はシール層として、PETフィルム34は基材およびア
ルミ箔33の折れ曲がり防止のための緩衝材として、ア
ルミ箔33は水分と酸素のバリア層として、PAフィル
ム32はアルミ箔33の折れ曲がり防止のための緩衝材
として機能している。また、各フィルム間は、接着剤3
5でラミネートされている。
【0019】シーリング材等の内容物は以上のようなパ
ウチ1内に密封状態で保管される。この実施の形態にお
いては、内容物を密封状態で収容したパウチ1に対し、
図1,2に示される押出口基体21と、押出ノズル22
とからなる押出口ユニット2を付属させた状態で販売さ
れるか、あるいはこの押出口ユニット2は別売される。
【0020】押出口基体21及び押出口ノズル22はそ
れぞれ樹脂の射出成形体であり、押出口基体21は円筒
部21aの一端側にフランジ部21bが形成された状態
を有し、フランジ部21bの表面にはパウチ1に対して
貼着するための接着剤層21cが積層されており、ま
た、円筒部21aの外周には雄ねじ21bが刻設されて
いる。
【0021】押出ノズル22は、従来のこの種の内容物
を収容しているカートリッジに付属しているものと同等
であり、全体として大径の期端部側が開口したコーン状
の筒体であり、その筒体の先端部は未使用状態において
は閉じられており、内容物の所要の押し出し径に応じた
位置で切断することにより開放される。また、この押出
ノズル22の基端部の内周面には、雄ねじ21aに螺合
する雌ねじ22aが刻設されている。
【0022】使用に際しては、パウチ1の一端側のフィ
ルム11cの略中央部に押出口基体21をフランジ部2
1bの接着剤層21cにおいて貼着した後、その押出口
基体21の内側を適当な突き棒等によって破ることによ
って穿孔する。その状態で雄ねじ21dに対して押出ノ
ズル22の雌ねじ22aをねじ込んで固定するととも
に、その押出ノズル22の先端部の適宜位置において切
断して開放する。
【0023】そして、図12に例示した市販の押出器8
2を用意し、その蓋体822を取り外した後、以上の準
備をした本発明の実施の形態をシリンダ821内に挿入
して蓋体822を装着し、押出口2を小開口部822a
から臨ませる。この状態を図7に要部断面図で示す。そ
の状態でトリガー824を操作してピストン823を蓋
体822側に移動させることにより、密閉されたシリン
ダ821内でパウチ1が押圧されるので、その内部のシ
ーリング剤等の液体は押出口の内側に形成された孔を介
して外部に押し出され、押出ノズル22の先端開口部か
ら外部に流出する。パウチ1は柔軟であるため、ピスト
ン823が前進して内容物が押し出されていくことに従
い皺を伴って変形していき、最終的にはほぼ全ての内容
物を押し出すことができる。
【0024】そして、内容物を使い切った後には、パウ
チ1は当初の軸方向に数mm程度の厚みとなり、従来の
カートリッジを用いる場合に比して、開き容器の体積は
数十分の一となり、その処理費用を大幅に低減させるこ
とができる。
【0025】以上の実施の形態において特に注目すべき
点は、アルミ箔33に隣接して、合成樹脂の中でも弾力
性のあるポリアミド樹脂やポリエチレンテレフタレート
樹脂からなるフィルム32,34がラミネートされてい
る点であり、このポリアミドフィルム32とポリエチレ
ンテレフタレートフィルム34が緩衝材の役目を果た
し、アルミ箔33が鋭く折れることを防止することがで
きる。これにより、使用に際してパウチ1を折り曲げた
り、あるいは揉み上げても、アルミ箔33にひび割れが
起こらなくなり、水蒸気バリア層、ガスバリア層および
紫外線バリア層としてのアルミ箔33の機能が損なわれ
ることがなく、内容物が硬化や劣化することがなくな
る。
【0026】ここで、本発明においては、パウチ1を構
成する積層フィルムの材質、構造は、以上の実施の形態
で用いたものに限定されず、以下に例示するものを用い
ることができる。図5、図6にその模式的断面図を示
す。
【0027】図5に示すものは,L−LDPEフィルム
31/PETフィルム34/Al箔33/PAフィルム
32をパウチ1の内側から順に積層したものであり、図
6に示すものは同じくパウチ1の内側からL−LDPE
フィルム31/PAフィルム32a/Al箔33/PA
フィルム32bを積層したものである。これらいずれの
構造においても、アルミ箔33がクッション層としての
ポリアミドフィルム32ないしは32aと32bやPE
Tフィルム34によって鋭く折り曲がることが抑制さ
れ、先の例と同様の作用効果を奏することができる。
【0028】また、以上の実施の形態においては、パウ
チ1として船底形のパウチを用いたが、本発明はこれに
限定されることなく、一端側に押出口を貼着できる柔軟
なパウチであれば任意の形態のパウチを用いることがで
き、例えばスタンディングパウチ、チューブ型、封筒
型、背貼型、GZ型、変形三方型等、公知の形態のパウ
チを採用することができる。
【0029】また、本発明の容器の内容物を押し出す器
具として、上記のような密閉タイプの押出器のほか、図
8に斜視図を示すように、半円筒形の押出筒41とその
内側で移動するピストン42、およびそのピストン42
を移動させるためのトリガー機構43を備えた公知の押
出器に、半円筒形の押出筒41の上半部の開放部分を閉
鎖するための開閉式の蓋体44を設けた構造の押出器を
採用しても、同等の作用効果を奏することができる。ま
た、以上のような各押出器のピストンをねじによって移
動させる方式であってもよい。
【0030】更に、本発明の容器はその本体部分が可撓
性を有するパウチであることから、内容物の押し出しに
際しては、以上のような押出器に代えて、2本のロール
の間に挟むことによって内容物を押し出す器具や、或い
はパウチを手によって押しても内容物の押し出しが可能
であり、押出器具ないしは押し出し方法については何ら
限定されるものではない。特に、このように手で押し出
した場合は、アルミ箔層にひび割れすることが多いが、
本発明ではアルミ箔にポリアミド樹脂フィルムやポリエ
チレンテレフタレート樹脂フィルムをラミネートしてい
るのでひび割れは生じない。
【0031】また、以上の実施の形態における押出口ユ
ニット2に、図9に示すような蓋体23を追加すると有
効である。この蓋体23は、一端が開放したカップ状の
内面に押出口基体21の雄ねじ21dに螺合する雌ねじ
23aが形成されているとともに、内底面から先端が鋭
利な突き刺し棒23bが開放端を越えて突出形成されて
いる。従ってこの蓋体23を、押出口基体21をパウチ
1に貼着した後にその雄ねじ21dにねじ込んで蓋をす
ることにより、突き刺し棒23bがパウチ1を破り、押
出口基体21の内側においてパウチ1に穿孔を施すこと
ができる。そして、この蓋体23は、内容物が残った状
態で保存する場合において、押出ノズル22を取り外し
た後に押出口基体21に装着することにより、内容物の
劣化を防止する蓋としての機能を有する。
【0032】ここで、以上の実施の形態においては、パ
ウチ内の内容物を押し出すための押出口として、パウチ
1に対して貼着される押出口基体21と、その押出口基
体21にねじ止めされる押出ノズル22とを用いたが、
これらを一体化して、図10に断面図を示すように、コ
ーン状のノズル部51の基端側に、パウチ1に対して貼
着するためのフランジ部52を一体形成し、そのフラン
ジ部52の接着剤層53を積層した一体型の押出ノズル
5を用いることもできる。この場合、押出ノズル5をパ
ウチ1に貼着した後、その内側に穿孔を施すに当たって
は,ノズル部51の先端をカット後、ドライバのような
長い器具を用いればよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シー
リング剤等の粘性のある液体を収容する容器の本体部分
を柔軟なフィルムを袋状に形成したパウチによって構成
して密閉状態で収容するとともに、使用に際してはその
パウチの一端部に押出口を貼着してその内側においてパ
ウチに穿孔を施し、パウチの柔軟性を利用して従来の押
出器等の押出器具を用いて押出口に設けられたノズルか
ら内容物を所要量ずつ押し出せるように構成しているか
ら、従来のシーリング材等を収容するリジッドなカート
リッジに比して、その製造コストを大幅に低減すること
が可能となり、その処理コストをも大幅に削減すること
ができる。
【0034】しかも、パウチを構成するフィルム状材料
にラミネートフィルムを用い、このラミネートフィルム
はアルミ箔層にポリアミド樹脂層やポリエチレンテレフ
タレート樹脂層を隣接してラミネートしているので、使
用等に際してパウチに折り曲げたり揉み上げても、アル
ミ箔はクッション層としてのポリアミド樹脂層やポリエ
チレンテレフタレート樹脂層の存在によって鋭く折れ曲
がることがない。ゆえに、水蒸気バリア層、ガスバリア
層並びに紫外線バリア層としてのアルミ箔はその機能が
損なわれることがなく、内容物が硬化したり変質したり
することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態押出器に装填する直前の状
態を示す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態の押出口ユニット2の近傍の
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に用いられているパウチ1
の構造説明図で、(A)は内容物を収容しない状態で示
す正面図で、(B)はそのB−B断面図である。
【図4】本発明の実施の形態のパウチに用いられている
積層フィルムの構成説明図である。
【図5】本発明の実施の形態のパウチに用いられている
積層フィルムの構成説明図である。
【図6】本発明の実施の形態のパウチに用いられている
積層フィルムの構成説明図である。
【図7】本発明の実施の形態を押出器内に装填した状態
を示す要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態を押し出す器具の他の構成
例を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に付属させるのに有効なパ
ウチの穿孔機能付きの蓋体23の構成例を示す断面図で
ある。
【図10】本発明における押出口の他の構成例の説明図
で、パウチへの発着用のフランジ部と押出ノズルを一体
化した押出口の断面図である。
【図11】シーリング材等の接着剤を押し出し自在に収
容する容器であるカートリッジの構成を示す断面図であ
る。
【図12】図11のカートリッジの内容物を押し出すた
めの市販の押出器の構造説明図であり、(A)は外観図
で、(B)は要部断面図である。
【符号の説明】
1 パウチ 11a、11b,11c フィルム 2 押出口ユニット 21 押出口基体 21a 円筒部 21b フランジ部 21c 接着剤層 21d 雄ねじ 22 押出ノズル 22a 雌ねじ 23 蓋体 23a 雌ねじ 23b 突き刺し棒 31 直鎖状低密度ポリエチレンフィルム 32 ポリアミドフィルム 33 アルミ箔 34 ポリエチレンテレフタレートフィルム 35 接着剤 5 押出ノズル 51 ノズル部 52 フランジ部 53 接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 KA05 3E064 AB23 BA17 BA21 BB03 EA12 FA05 HS04 3E086 AA23 AC07 AD01 AD03 BA04 BA13 BA15 BB02 BB05 BB23 BB90 CA29 4F041 AA01 AB02 BA11 BA17 CB43 4F100 AB10A AB33A AK42B AK42C AK46B AK46C AK63 AT00D BA04 BA07 BA10B BA10D CB00 DA01 JD02 JD04 JK11B JK11C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着材等の液体を収納し、押出器により
    所要量ずつ押し出すための容器であって、フィルム状材
    料を袋状に形成してなるパウチと、そのパウチの一端部
    に貼着される押出口とからなり、上記パウチは、内容物
    を密封状態で収容し、かつ、貼着された押出口の内側で
    穿孔されて用いられるとともに、このパウチを形成する
    フィルム状材料は積層フィルムからなり、かつ、その積
    層フィルムには、少なくとも片面にクッション層が配さ
    れたアルミ箔層が含まれていることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 上記クッション層が、ポリアミド樹脂層
    もしくはポリエチレンテレフタレート樹脂層のいずれか
    一方または双方であることを特徴とする請求項1に記載
    の容器。
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